ssnote

x

新規登録する

作品にスターを付けるにはユーザー登録が必要です! 今ならすぐに登録可能!

この作品は執筆を終了しています。

花火〜私の夏の恋〜

    • Good
    • 3

loupe をクリックすると、その人の書き込みとそれに関連した書き込みだけが表示されます。

▼一番下へ

表示を元に戻す

  1. 1 : : 2016/07/12(火) 07:09:56
    こんにちは!こんばんは!初めての人ははじめまして!刹那と申します!

    今回は久しぶりのエレアニ作品!お嫌いな方はブラウザバックを推奨します!
    実はnoteを始めた時から構想を練っていたこの作品!駄文になるとは思いますが読んでいただけたら幸いです!
    現パロで書かせていただきます!個人的な夏休みの課題として書くので遅くても8月中には終わらせます!

    今手がけてる2作品を終わらせてから書くのでまだ開始に時間がありますが暖かい目で見てやってください!
    それでは本作もよろしくお願いします!
  2. 2 : : 2016/07/12(火) 07:12:00
    超絶期待です
  3. 3 : : 2016/07/12(火) 20:37:25
    期待してます!
  4. 4 : : 2016/07/12(火) 21:15:44
    期待です!
  5. 5 : : 2016/08/04(木) 20:15:22
    応援ありがとうございます!

    終わらせてないけどこのままじゃ夏が終わる!!!
    という事で書きます!よろしくお願いします!

    執筆中はコメント制限させて頂くのでご了承ください!

    期待感想等はこちらにお願いします!
    http://www.ssnote.net/groups/2036
  6. 6 : : 2016/08/04(木) 20:29:02


































  7. 7 : : 2016/08/04(木) 20:37:37
    「ん......」

    窓から射す日差しに私は目を覚ました

    「朝...か......」

    朝特有の気だるさに少しボーッとする

    しばらくして大きく伸びをしてベッドから出た

    階段を降りるとリビングでついていたテレビの音が聞こえる

    「......ですので今年はいつもより暑くなることが予想されます」

    ニュースキャスターが言っているのが聞こえる


    今年はいつもと違うんだ...


    まだ少し覚醒しきってない頭でボンヤリと感じた
  8. 8 : : 2016/08/04(木) 22:22:13
    「はぁ...」

    準備を終え私は学校への道を歩いていた

    一歩一歩進むごとに日差しが熱くなるのを感じる



    今年は本当に暑いな...



    そんな事を考えていると後ろから声がかけられた

    「おはよ!アニ!」

    その声にドクンと胸が高鳴る



    声の主はいつものアイツ



    アニ「おはよ」



    エレン・イェーガー

    私が高校に入って好きになった人...



    エレン「ん?大丈夫か?」

    アニ「何が?」

    エレン「顔が赤い」

    アニ「〜!何でもないよ...」

    そういって私はちょっと俯く

    コイツと話す時はついこうなっちゃう

    エレン「そうか?ならいいけど」

    アニ「そうだよ...ていうかアンタ...いつもの2人は?」

    慌てて話題をそらした

    エレン「あー...今日は早く行くっつって先に行ったよ」

    アニ「そう...」

    そのまま沈黙が流れる

    何か話さなきゃ

    そう思えば思うほど言葉は出てこない

    エレン「にしてももう暑いなー」

    ちょっと先を歩くエレンが軽く振り向いて言う

    それを見た私の胸は再び高鳴る


    少しはにかんだような笑顔

    私がコイツを好きになった...きっかけの一つ...かな?


    アニ「......そうだね」

    他愛もない会話をしながら学校へ向かった
  9. 9 : : 2016/08/06(土) 21:55:09
    エレン「おはよー!」

    アニ「おはよ」

    教室についた私達はクラスメイトに声をかける

    「エレン!おはよう!」

    「おはよ!」

    エレンといつもいる2人...ミカサとアルミンが彼に駆け寄る

    そんな様子を...羨ましいと少し思う自分に気づいてすこし俯いた

    「おはよー!!アニー!!」

    こっちに来る人の影

    私の親友...ミーナだ

    アニ「おはよミーナ」

    ミーナ「ちょっとちょっと愛しの彼と一緒に登校ですか?いいねいいね!」ヒソ

    そして私の恋愛事情を知っている唯一の人間だ

    アニ「蹴られたくないならさっさとどいて」

    ミーナ「もう!つれないなぁ!」

    色々ありがたくはあるが...うるさいのが玉に瑕だと思っている

    ミーナ「ねぇどうするの?」

    席について準備をしていた私にミーナが聞いてきた

    アニ「何を?」

    ミーナ「何をって...エレンの事だよ!もう1年だよ?来年はもう受験なんだから今年のうちになんとかしないと!」



    それはわかっているんだけどね...



    アニ「うん...」

    ミーナ「夏はイベント多いし!今年の夏は本気でぶつかってみなよ!」

    アニ「......」



    それができるなら...苦労はしてないんだけどね...



    ミーナ「あんたこのままだとただの友達のままだよ?それでもいいの?」

    アニ「それは...」



    よくはないさ...

    アイツのほうを見ると大勢に混じって話しているのが見える

    確かに......多くの中の1人に過ぎないかもしれないけど...今年こそは...って気持ち

    アンタは気づいてないんだろうね...



    アニ「私だってわかってるよ...それじゃ...嫌だ...」

    ミーナ「ふふ♪なら大丈夫!相談いつでものるからね!」

    そういって彼女は席に戻った



    アニ「今年こそ...か...」
  10. 10 : : 2016/08/06(土) 22:42:48
    暑い教室に窓から少し涼しい風が吹き込んでくる

    授業が始まってもその内容は頭に入ってこない

    黒板とノートを交互に見ている目はいつの間にかあいつのところへ向かってしまう

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    「このままだとただの友達だよ!」
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    友達...

    それじゃあ満足なんかできないのはわかっている...

    でも...それを超える勇気がない...

    誰しもが言いそうなことだけど...

    私は...

    何でなんだろう...

    あぁもういっそこの気持ちそっくりそのまま

    この夏の風に載せて届けばいいのに...
  11. 11 : : 2016/08/06(土) 22:54:03
    どうするの...か...

    さっきの親友の言葉が蘇る

    どうしたいんだろう...

    付き合いたい?

    好きになってもらいたい?

    わからない...

    どれも...ちょっとずつ違う気がする...

    そんな簡単なことじゃなくて...

    そんな単純なことじゃなくて...

    あぁ...なんて言えばいいんだろう...!

    でも...

    今朝のアイツの笑顔を思い出す

    今年の夏が終わった後に...

    ''違う笑顔''で私に笑いかけてほしい...

    いつもの笑顔じゃなくて.....

    特別な笑顔で.....
  12. 12 : : 2016/08/07(日) 23:03:35
    そう決めてからも私は数週間行動を起こせずにいた

    時折ミーナが心配してくれたけど...具体的に何をどうすればいいのかわからなかった

    そしていつの間にか夏休みは目前に迫っていた


    放課後

    エレン「アニ!帰ろうぜ!」

    夏休み前最後の授業が終わりエレンが声をかけてきた

    アニ「い、いいけど...アルミンとミカサはいいのかい?」

    エレン「ああ何かまだ用事があるみたいで」

    エレンの背後でわざとらしくチラチラ視線を送ってくるミーナ


    わかってるよ...チャンスなんでしょ...?


    アニ「そう...じゃあ早く準備しな」

    私は鞄を持って教室を出た
  13. 13 : : 2016/08/11(木) 08:06:51
    エレン「明日から夏休みかー」

    帰り道...いつものように長い坂道を上りながらエレンが言った

    アニ「そうだね...勉強しないと」

    エレン「ゲッ!そんな事言うなよ〜」

    アニ「......アンタそんな事言ってると夏休み明け死ぬよ?」

    エレン「いやでもさー夏休みっていっぱいイベントあるじゃんかよ!夏祭りとか海行ったりとかあとは........」



    夏祭りか...

    去年はみんなで行ったな...

    あの時にはもう好きだったのに...

    何も出来なかった...

    じゃあ今年は...?



    エレン「アニ?聞いてるか?」

    アニ「あ、ああ...ごめん...」

    エレン「いや大丈夫だけど...どうかしたか?」

    アニ「いや...なにも...」


    今年こそは...


    アニ「あのさ...エレン...夏祭り...一緒に行かない...?」

    エレン「?いいぞ?」

    アニ「!ほんとに?」

    エレン「ああ!みんなで一緒に行こうぜ!ていうか去年もそうだったじゃん!」

    そうやってエレンは笑う

    忘れてた...

    こいつはこういうやつだった...

    アニ「違うよ...」ボソッ

    エレン「え?」

    アニ「私と2人で...一緒に行ってくれないかい?」

    エレン「え?2人で?みんな一緒の方が楽しいだろ?」

    アニ「......私はアンタと一緒の方がいい」

    エレン「そうか?ならいいけど...いつだっけ?来週の土曜かな?じゃあ........」

    とりあえず誘えたことに私は安堵した
  14. 14 : : 2016/08/14(日) 23:15:55
    夏休みに入り特に予定のない私は自分の部屋で宿題を片付けようとしていた

    でも簡単なはずの問題すら解けない

    理由は......わかっている

    開けてる窓からセミのうるさい声が入ってくる

    いつもなら気にしないのに...

    いつもよりうるさく感じるのはやっぱり...

    あと...3日か...

    約束の日...

    そのせいで私は...

    楽しみすぎて...

    ちょっぴり不安で...

    それでも待ち遠しくて...

    なんとも言えない気持ちが胸をくすぐる

    アニ「なんでこんなにも...」

    暑い部屋でひとりごちる

    考えてもわかるはずないのに...

    なんでこんなにアンタを好きになったんだろう...?
  15. 15 : : 2016/08/16(火) 08:13:40
    当日...私は約束よりも早く出掛けた

    少しでもアンタと一緒にいたくて

    そんな早く来るはずがないってわかってても

    歩き出した足は止められない

    待ち合わせの場所につくと...

    エレン「お!アニ!早いな!」

    アイツはもうそこにいた

    アニ「アンタ...早くないかい?」

    エレン「ん?まぁ遅れるよりはいいだろ?それにお互い様だしな!」

    そういってニコッとするエレンに...

    どうしようもなく胸が高鳴る

    エレン「行こうぜ!」

    そういって私達は祭りへ歩き出した
  16. 16 : : 2016/08/19(金) 22:03:01
    まだまだ早かったのだろうか

    まだ屋台も少ししか営業してなくて

    人もまだ少なかった

    エレン「流石に早かったな...」

    アニ「......そうだね」

    でも仕方ないよ...

    私は...アンタに早く会いたかった...

    1週間...ずっと待ってたんだから

    今日のためだけに...

    浴衣...いくつも選んで...

    どれがいいかななんてずっと考えてたんだよ...?

    アンタに...かわいいって...そう言ってもらうだけのために...

    ふと見上げたアンタの顔は...

    少し赤くていつもと違う感じがする...

    やっぱりコイツでも恥ずかしかったりするんだろうか...?

    だとしたら...それも仕方ないよね...

    私も...多分アンタと同じ...

    顔が赤いのが自分でもわかるから...
  17. 17 : : 2016/08/29(月) 22:18:04
    どんどん時間はすぎていって祭りも始まり

    辺りは人で溢れかえる

    はぐれちゃいそうだな...

    背の低い私は少し上を向きながら思う


    手...

    繋いでほしいな...


    突然そんな考えが浮かぶ

    はぐれないように...

    エレン「人多いな...」

    願いが通じたのかスッと手が包まれる

    エレンの方を見ると...

    エレン「はぐれたら大変だからな」

    そういって笑ってる

    そんな表情にもう何回目かわからないけどドキッとしてしまう...

    「間もなく花火の打ち上げを行います」

    会場にアナウンスが響く

    エレン「お!そろそろか...行こうぜ!」

    そういって私を引っ張ってエレンは歩き出した
  18. 18 : : 2016/08/31(水) 21:45:00
    ヒューーードォォォン!ヒューーードォォン!



    私たちが小高い公園のベンチに座った時丁度花火が始まった



    ヒューーードォォン!



    エレン「すげぇな...」

    赤、青、黄...

    いろんな色が空に浮かんでは消えていく



    ヒューーーーードォォォォォォン!パチパチパチ



    アニ「うん...」

    そういう私の目は

    花火じゃなくって隣のエレンを見ていて



    ヒュードォン!ドォォォン!



    花火の光に照らされるエレンの顔に

    いや...

    花火のせいじゃないけど...

    エレンを見て..ドキッとしてしまう

    いつも...いつも...



    ヒュゥゥドーン!



    堪らなく好きなんだ...

    私は...

    アニ「ねぇ...エレン...」



    ヒューードーーン!パチパチパチパチ



    エレン「ん?どうした?」



    ヒュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ


    アニ「私......アンタのこと――































    ドォォォォォォォォォォォォォン!!!































    今夜最後の特大花火は...

    私の声をかき消して...

    大きな花を宙に咲かせた...

  19. 19 : : 2016/08/31(水) 21:55:58











    ミーナ「はぁぁ!?告らなかったぁ!?バッカじゃないの!?」

    アニ「うるさいな...」

    夏休みも終わって登校初日

    教室に入って質問攻めにしてきたミーナに正直に話した

    ミーナ「アンタ何言ってんの!?いい雰囲気だったんでしょ!?」

    アニ「いや...なんか...満足しちゃって...ハズカシカッタシ...」

    ミーナ「はぁぁ...呆れてものも言えないわ...」

    アニ「いや...私だって―

    「どうしたんだ二人とも?」

    突然後ろから声がかけられる

    アニ「エ、エレン!」

    エレン「おはよう!祭り楽しかったぜ!」

    アニ「あ...あぁ私も楽しかった」

    ミーナ「ねぇちょっと聞いてよエレン!アニったら…」

    アニ「やーめーろ!」ガシッ

    エレン「?どうかしたか?」

    ミーナ「なんでもないです」

    アニ「よろしい」

    エレン「そうか?じゃあまた後でな!」

    その後ろ姿を目で追う



    今は...まだこれでもいいかな...?

    心のどこかでそう思ってしまう自分に驚きつつも

    私の夏の恋は終わったのだった
































    fin
  20. 20 : : 2016/08/31(水) 22:03:33
    これにて「花火〜私の夏の恋〜」を終了とします!

    本当はもう少し花火のシーンを長くしたりとか考えていましたがカレンダーを見たらなんと今日で夏が終わってしまうということに気づき急いで書き上げました(笑)
    かなり雑になってしまいましたが楽しんでいただけましたでしょうか?もしそうであったら幸いです!
    一応続編考えてありますが...書くとしても冬になります!もし投稿いたしましたらそちらも読んでいただけたら嬉しいです!

    最後にここまで読んでくださった読者様!本当にありがとうございました!
    また別の作品もよろしくお願いします!
  21. 21 : : 2016/09/04(日) 22:06:58
    お疲れ様でした!
    夏も終わりましたね~
    流石のセンスです!僕もこんな青春送りたかったな~
  22. 22 : : 2016/09/05(月) 00:09:40
    刹那師匠やばたん
  23. 23 : : 2016/09/05(月) 17:45:03
    >>21
    まだ暑いですけどね(笑)
    送りたくても送れないところが人生の面白いところだと自身に暗示をかけて過ごしてます(笑)
    (送りたいな...)

    >>22
    ラヴさんありがとうございます!

▲一番上へ

名前
#

名前は最大20文字までで、記号は([]_+-)が使えます。また、トリップを使用することができます。詳しくはガイドをご確認ください。
トリップを付けておくと、あなたの書き込みのみ表示などのオプションが有効になります。
執筆者の方は、偽防止のためにトリップを付けておくことを強くおすすめします。

本文

2000文字以内で投稿できます。

0

投稿時に確認ウィンドウを表示する

著者情報
stardust

刹那

@stardust

「進撃の巨人」カテゴリの人気記事
「進撃の巨人」カテゴリの最新記事
「進撃の巨人」SSの交流広場
進撃の巨人 交流広場