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短編 エレン「こんな事望んだわけじゃないんだ」

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  1. 1 : : 2016/06/11(土) 17:34:22
    短編です
  2. 2 : : 2016/06/11(土) 17:37:39
    ぐうきたい
  3. 3 : : 2016/06/11(土) 18:13:37
    サァ~サァ~




    エレン「…なぁ、ヒストリア」

    ヒストリア「ん?なに?」

    エレン「…良かったのかな…」

    ヒストリア「?なにが?」

    エレン「……何がって、お前…」

    ヒストリア「…自分だけ、生き残ってって事?」

    エレン「!!あぁ」

    ヒストリア「・・・私ね、思うんだ」

    エレン「?」

    ヒストリア「みんな自分が死ぬ覚悟の上で戦場に向かったんだって事を」

    ポチャン…

    エレン「え・・・お前、そりゃどういう事、だよ」

    ヒストリア「…エレンはさ、自分だけのせいだと思ってるんでしょ?みんなが死んだのは」

    エレン「!!」

    ヒストリア「それは私は違うと思うんだ、みんな覚悟を決めて、自分で決めて戦場に向かった」

    エレン「・・・お前は何が言いたいんだよ」

    ヒストリア「つまり私が言いたいのは」

    スタ、スタ



    ヒストリア「自分も死んでればよかったなんて考えないでよ」

    エレン「!!!!!」

    サァ~~~~ザッパン!!

    ヒストリアはオレの前に立ち笑みを浮かべながら言った、でもその笑みはとても悲しそうな、そんな顔をしている夕焼けに照らされているせいで余計に


    ヒストリア「確かに辛いと思うよ、私は壁内に居たからみんなが死んでいったところなんて見てもない、みんなが戦死した所なんて見てないよ、でもね?これだけは言えるみんなが死んだのは」


            エレン、貴方だけのせいじゃない


    エレン「・・・ッ・・・に」

    ヒストリア「・・・」

    エレン「・・・お前に何がわかるんだよ!!?オレだけが生き残ってみんな…みんな死んだ!!!オレだけが!!巨人で生き残った!!」

    ヒストリア「・・・」

    エレン「オレも傷を負った!!でも巨人だからすぐに再生できた!!でも他のみんなは死んだ!!オレの目の前で!!」

    ヒストリア「・・・」

    エレン「はぁはぁ、お前に・・・お前に同期の、友達がしんd


    ギュゥ


    エレン「!!!」

    ヒストリア「一人じゃないよ」

    エレン「・・・え?」

    ヒストリア「まだ、エレン、貴方の同期は、友達は死んでない」

    エレン「?は、は?な、何言って・・・」

    ヒストリア「…ふふっ、エレン、私の事忘れないでよ?」

    エレン「!!」

    ヒストリアはそう言いながらオレの頭に手を置いてきた、オレより背が小さいくせにその手は、その体はとても大きく見えた

    ヒストリア「さっきも言ったけど私は何も知らない、皆がどんなふうに死んでいったか何も知らない、でもね?まだ皆は消えてないんだよ?私が居るんだよ?」

    エレン「・・・」

    ヒストリア「エレンが死んじゃったら、私が一人になっちゃうんだよ?」

    エレン「!!」

    そう言いながら目に涙を溜めている

    ヒストリア「エレンはそんな辛い事を私にも背負わせたないの?違うでしょ?」

    エレン「っお、オレは…」

    ヒストリア「もう、十分だよみんな居ないけどきっとわかってるよ、それはエレンが私よりわかってることでしょ?違う?」

    エレン「!!」

  4. 4 : : 2016/06/11(土) 18:13:43
    ヒストリア「エレン、今の貴方は貴方に似合わない、ミカサ達だってきっとそう思ってる、そんなウジウジしたヤツはエレンじゃないってね」

    ヒストリアはそう言いながらクスクスと笑っている、結構酷いような事を言われている気がするが何故か落ち着く

    エレン「…お前…」

    ヒストリア「エレン、女王様から命令です!」

    エレン「!!っな、なんだよ…」

    ヒストリア「…私と結婚しなさい!」

    エレン「・・・・・・は?」

    ヒストリア「!わ、私と結婚しなさい!!」

    エレン「・・・・・・っははっ」

    ヒストリア「!!な、なによ!凄い恥ずかしいんだよ!!?」

    そう言いながらプルプルと震えている、顔を赤くしながら

    エレン「・・・いや、なんかすっげえお前の言う事聞いたらなんか・・・バカらしくなってきた・・・」

    ヒストリア「っな・・・!!」

    エレン「・・・結婚はしねぇ」

    ヒストリア「!…ふふっ、エレンならそう言うと思った」

    エレン「…でも」

    ヒストリア「ん?」

    エレン「…今、オレが背負ってる事はとてもじゃないが一人じゃ背負いきれない、だから一緒に背負ってくれねぇか?」

    ヒストリア「!!・・・ふふっ、エレンってかなり酷いね?」

    そんな事を言いながらもヒストリアは微笑んでいる、嘘の笑みでもない本当の心の底からの笑み

    エレン「お前にオレのせいじゃねぇってさっき言われたけど、やっぱ無理だそんな簡単に割り切れねぇよ」

    ヒストリア「・・・うん、知ってるよ、あ~あ、さっきエレンに
    無理やり説得した筈なんだけどなぁ」

    エレン「オレだって人間だ、ったく何がオレに似合わないだバカ」

    ヒストリア「っ痛っ!何すんのよ!この死に急ぎ野郎!!」

    バシャ!!

    エレン「っおい!?服が濡れたじゃねぇか!!」

    ヒストリア「そんな物いつでも乾くでしょ!!」

    バシャバシャ!!

    エレン「っこの、野郎!!!」

    バシャッ!!!!

    ヒストリア「っひゃぁ!?」

    エレン「やられたらやり返す!!倍返しにだ!おらっ!!」

    ヒストリア「っえ!?」

    バッシャ~ン!!

    エレンはヒストリアに向かって抱き付く様に海に飛び込んだ


    ヒストリア「・・・エレン、びしょびしょなんだけdはははは!!!

    ヒストリア「!!」

    エレン「あはははははは!!」

    エレンの笑ったところを初めて見たヒストリアは驚愕した

    ヒストリア「っえ、エレン・・・?」

    エレン「はぁ…なんというか」



             ありがとうな、ヒストリア

    ヒストリア「っ!!エレン・・・!」

    エレン「結婚はしねぇ、恋人同士にもならねぇ!でも!」

    ヒストリア「っで、でも?」

    エレン「・・・オレの」


            家族になってくれ、ヒストリア!


    ヒストリア「!!うん、いいよ」

    エレン「!あぁ、よろしくなヒストリア!」


    この時、オレは心から笑えていただろう、生きてきた中できっと、一番
  5. 5 : : 2016/06/11(土) 18:15:17
    エレンがヒストリアに家族になろうと言った理由、それは互いに独りぼっちだから、兄弟もいなきゃ親も居ない、だからエレンはヒストリアに家族になってくれ、そう言いました!

    (結婚したら家族になるんじゃ…?)←そんな事知は知らん!
  6. 6 : : 2016/06/11(土) 18:15:36
    では、かなり短かったですが終わります!
  7. 7 : : 2016/06/11(土) 18:19:01
    お疲れ様。面白かったよ。
  8. 8 : : 2016/06/11(土) 19:51:30
    (〃^∇^)oお疲れさま~
    良いSSでしたー!
  9. 9 : : 2016/06/11(土) 21:13:50
    これの長編をかいてほしい
  10. 10 : : 2016/06/11(土) 22:48:13
    短編なのにこんなに深く内容のある作品の書ける名無しさん凄い
  11. 11 : : 2016/08/21(日) 17:09:21
    是非とも続編が欲しいです。

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