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七海「ゲームなのは私だけ…みんなはそうじゃないでしょ?」

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  1. 1 : : 2016/04/27(水) 17:41:42


    スーパーダンガンロンパ2のネタバレあり(タイトルの時点でもう遅い)

    妄想自己満足(こんなのだったらよかったなっていう展開)

    キャラ崩壊あり?(あの人は本当だったらこんなこと言わないかもしれない感じな台詞)

    わりとすぐ終わる(投稿できるかは別として)
  2. 2 : : 2016/04/27(水) 18:49:00

    なんだよ…なんなんだよ…


    「絶望を乗り越えたみんななら…本物の希望がつかみとれるはずだ!!」


    この世界はゲームで…


    「ここでの記憶を失ってしまったら…わたくしはみなさんが死んだ理由すら…覚えてあげられなくなるのですよね…?」


    俺は俺じゃない…?


    「死んだ連中の体を奪われてもいいのか!」


    存在が消える…?


    「ア…アホかと思われるかもしれねーけどよ…やっぱ……もう一度ペコに会いてぇんだよ…」


    カムクライズルが江ノ島ウイルスを持ち込んで…


    「オレらが超高校級の絶望に戻ったら…未来機関に殺されるかもしんねーんだろ!?」


    そのせいでコロシアイが始まった…?


    「私たちがそうはさせないわ」


    そのカムクライズルが…俺…?


    「こうなったのは未来機関のせいだろ…オレらをこんな世界に閉じ込めやがってさ!」


    俺がみんなを…死なせた……?


    「お前達を守るためだろう!」


    十神……花村……小泉……辺古山……西園寺……澪田……罪木……弐大……田中……狛枝……七海も……


    「もし江ノ島を外の世界に出してしまったら…また大勢の犠牲が生まれるのよ!」


    俺のせいで……


    「そ…それはわかってますけど…」


    俺の……せいで……


    「互いの希望がぶつかりあうなんて…絶望以外のなにものでもないわね?」


    ……ははっ…!


    「意味わかんねーよ!!」


    なんで俺が……こんな目に合うんだよ……


    「ずっと南国生活にどっぷりと浸ってようよ!」


    ……………………………………………
  3. 3 : : 2016/04/27(水) 20:45:54

    …………………


    「………………あれ…?」


    あぁ…そうか、江ノ島が作ったあの世界を…俺が……


    『君たちは…ゲームなんかじゃないでしょ?』


    たしかにゲームの存在は七海とウサミだけ……それは間違いない、けど……


    「……でも…俺は……日向創は……」


    俺は……俺じゃない……


    「おい、お前なにをしている?」


    「えっ………」


    この声は…まさか……


    「十神か……?」


    「そうだ、まぁ正確には違うがな…」


    「どうして、お前がここに……」


    「それはこちらの台詞だ、何故お前がここにいる?お前はまだ生きているだろう、このゲームの世界で」


    「知ってるのか…この世界のことを……」


    「にわかに信じがたかったがな、だが俺が今ここにいることに説明がつかん…【ゲームだから】と言われたら頷くしかないだろう」

    「意外だよ…お前がそんな言葉を信じるなんてさ」


    「忘れたか?俺は超高校級の詐欺師だぞ?さっきまでお前達と一緒にいたのが本物の十神白夜だ…」


    「…………」


    「日向、お前の身に起こったことは聞いた、絶望するのも仕方ないほどの事実だ…俺たちも超高校級の絶望だったと聞いたときは絶望したが…お前はそれ以上の絶望的な状況にいるんだな」


    「………………」


    「日向、人は変わることが出来るんだ、俺も詐欺師として何人もの他人の姿を演じたが、根本的な中身は変わらなかった」


    「…………何が言いたいんだ…?」


    「だが、この修学旅行の始まりに俺は言ったな?あの時は信用を高めるためにすぎなかったが、お前達と過ごしていくうちに、その言葉を心の底から言えるようになった…『俺が導いてやる』とな…」


    「…………」


    「騙すことしかしなかった詐欺師が、そんな感情を持つようになるまでに変わったんだ、だから…」


    「十神………」


    「その名前で呼ぶのはそれっきりにしてほしいな…こんな僕も変われたんだ、君もきっとできるはずだ、日向くん」


    「……………………」
  4. 4 : : 2016/05/09(月) 21:01:27

    「やぁ日向くん、君がそんな顔してるのはらしくないと思うんだけどな」



    「花村か……」



    「十神くんみたいにぼくも見てたんだよね、ところであの大きい女の人はなんだい?江ノ島さんだっけ、すっごくワガママなボディしてるんだけど!ちょっとベッドの上で調理してみたいね!」



    「ははっ…変わんないな、お前は……」



    「んふふふ、ぼくはぼく、花村輝々だからね!とまぁ、話は変わるけどさ」



    「…………なんだ?」



    「さっきさ、自分があの江ノ島ウイルスを持ち込んだせいでコロシアイが始まったって思ったでしょ?」



    「………ッ!」



    「たしかにそんな状況になったのは誰のせいだって聞かれたら日向くんのせい、ってことになっちゃうだろうけどさ、それってただそんな状況にしちゃっただけだよね?」



    「…………どういうことだ?」



    「例えるなら、料理を作ったのが江ノ島ウイルスで、その料理を持ってきたのはカムクライズルで、それを食べちゃったのがぼくや辺古山さん達ってことだよ」



    「いや…なにが言いたいんだ?」



    「もっと簡単に言うなら、ピストルと弾丸を用意したのが江ノ島ウイルスで、ピストルに弾を込めたのがカムクライズルで、その引き金を引いちゃったのがぼく達ってことだよ、これならわかるでしょ?」



    「……………………」



    「ここで君は悪くないなんて言ってもなんの慰めにもならないからそんなことは言わないけどさ、君だけが悪いってことじゃないんだよ?実際、コロシアイなんてしちゃったのはぼくが母ちゃんに会いたかったからやっちゃったんだし」



    「……………………」



    「狛枝くんもさ、コロシアイが始まる前は普通に好青年だったでしょ?その後あんな風になっちゃったけどさ、あれって今思うと本性を表したって言うよりは、ただ暴走しただけなんじゃって思うんだよね」



    「……………なんで狛枝が出てきたんだよ?」



    「言った方がいい気がしたんだよね、一番日向くんが狛枝くんのこと気にしてそうだから」



    「………………」



    「そのお客さんに合った料理を出す、料理人として当然のことだよ!!」
  5. 5 : : 2017/01/15(日) 20:31:22
    期待!

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カラミティ

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