復讐人 アルミン・アルレルト
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- 1 : : 2016/04/07(木) 00:03:51
 - 現パロです
キャラ崩壊しています(特にミカサ)
あとはエレンとジャンが親友です
それでは始めます 
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- 2 : : 2016/04/07(木) 00:11:49
 -  それはある日の放課後のことだった
エレン「は!? どうゆうことだよミカサ」
ミカサ「だから、さっき言った通り別れてほしい」
エレン「急にどうしたんだよ! 俺、なんか悪いことしたか? もしそうだったら謝るからよ」
ミカサ「違う、別にエレンが悪いわけではない。ただ······」
エレン「ただなんだよ」
ミカサ「もうこれ以上やっていけない気がして」 
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- 3 : : 2016/04/07(木) 00:28:33
 - エレン「なんだよそれ! 意味わかんねえよ!!」
感情が高ぶり、とっさにミカサの肩を握りしめる。だが、すぐさまエレンの腕はふりほどかれてしまった。
エレン「!? 何すんだよ!」
普段はされないからか、ついかっとなって怒鳴るエレン。しかし、ミカサの方は······。
ミカサ「はあ、しつこい男ね」
エレン「え?」
ミカサ「この私が別れるって言ってるんだからさっさと諦めなさいよ」
エレン「ミカサ、なんか変だぞ? まるで別人みたいな」
ミカサ「変も何も、これがもともとの私なの。それと、気安くミカサって呼ばないでもらえる? せめてさん付けにしなさいよ」
エレン「おいおい、冗談はやめろよ。エイプリルフールならとっくに終わってるぞ、ミカサ」
次の瞬間、エレンの腹部にミカサの強烈なキックがはいる。
エレン「うっ!!」 
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- 4 : : 2016/04/07(木) 00:51:10
 - ミカサ「さっき言ったばっかじゃないの。私を呼ぶときはさん付けにしなさいってね」
エレン「くそ······」
学年きっての運動能力をもつミカサのキックは並大抵のものではなく、エレンの体に相当なダメージを与えていた。
ミカサ「あ、そうだ。私があなたと別れたい理由だけどね」
ミカサ「ほら、あなたって顔もかっこよくて運動もできて思いやりがあるじゃない。だから女子たちが寄ってくるのよね。それが私は······」
そこまで言うとミカサはエレンに近づいてくる。そして腹を押さえてうずくまるエレンに凍てつくような視線を浴びせた。
ミカサ「吐き気がしてたまらなかった」
ミカサ「あなたが私以外の女子と話していること、そばにいること、笑顔を見せていること、それから······」
ミカサ「私のものにならないこと」
平然とした顔でミカサが言ったその一言は、エレンを恐怖に陥れるには充分すぎた。
 
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- 5 : : 2016/04/07(木) 01:23:39
 -  エレンの顔が青ざめていく。
だが、ミカサの攻撃はこれだけではなかった。
ミカサ「本当は私のものにしたかったけど、それは無理なことだってことはこの半年間でわかったわ」
ミカサ「だから別れるのよ。手に入れることができないものをいつまでもそばに置いておきたくないでしょ」
ミカサ「だって、また欲しくなっちゃうもの」
そう言うとミカサは家へ向かって歩き出したが、一分も経たないうちに足を止め、まだうずくまったままでいるエレンのもとへ戻った。
ミカサ「一つ言い忘れてたけどね」
ミカサ「もし私の素のことを誰かに話したら······」
膝をつき、エレンの耳元へ顔を近づける。そして、そっと一言。
ミカサ「今度こそあなたを私のものにするから。二度と誰とも話さないように、殺してからね」
その声色はエレンが今まで聞いたことのないような恐ろしいものだった。
ミカサ「じゃあね、エレン」
ミカサはさっと立ち上がり、エレンにたいしてニコッと笑顔を見せると今度こそ家に向かって真っ直ぐ帰って行った。 
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- 6 : : 2016/04/07(木) 01:30:47
 - ミカサ・・・
期待です 
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- 7 : : 2016/04/07(木) 10:41:11
 - >>6
ありがとうございます 
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- 8 : : 2016/04/07(木) 10:54:08
 -  あのあとなんとかエレンは家に帰り、今はバイト先のハンバーガーショップへ来ていた。
ジャン「はあ!? ミカサと別れただと!!」
エレン「声がでけえよ」
ジャン「いや、お前なんでだよ。ミカサって言ったら進撃高校でも一、二を争う美女なんだぞ」
ジャン「お前がミカサとつき合うって聞いたとき、俺は、俺は······」
エレン「ああ、わかってるよ」
ジャン「ところで別れ話はどっちからだったんだ?」
エレン「······俺からだ」
ジャン「そうか······」
そう言うジャンはなぜかエレンの顔ではなく、そのすぐ横を見ていた。 
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- 9 : : 2016/04/07(木) 11:07:44
 -  しばらく二人の間に静寂が訪れる。そして、それはある人物によって破かれることになった。その人物とは······。
ナナバ「どうしたんだ二人とも。いつもはあんなに騒がしいってのに」
このハンバーガーショップの店長であるナナバだった。
エレン「ナナバさん」
ナナバ「なんかあったのか? 私でいいなら相談にのるけど」
ジャン「聞いてくださいよ。こいつミカサと別れたんですよ」
ナナバ「え? よくうちに来る黒髪の子でしょ。あのエレンと仲がいい」
ジャン「はい、そうですよ」
ナナバ「どうすんだよ。もう、絶対この店来ないじゃん。いいカm···客だったのにな」
ジャン「今、カモっていいかけましたよね」
ナナバ「気のせいだよ気のせい」 
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- 10 : : 2016/04/07(木) 11:34:51
 - エレン「ナナバさん、ミカサのことはもう気にしないでください」
ナナバ「そう? まあ、エレンが言うならそうするよ」
ナナバ「じゃあ、私は表で仕事してくるから」
そう言い残してナナバはスタッフルームから出ていった。
ジャン「俺たちもそろそろ行くか」
エレン「ああ」
ナナバに続いて二人もスタッフルームを後にして、そのまま担当場所であるレジについた。
ジャン「さあ、仕事するか」
エレン「そうだな」
チリンとドアの上についたベルが鳴る。
早速、お客さんが来たようだ。
エレン「いらっしゃいま······せ」
客の姿を見て思わず驚愕するエレン。
なんとその客は······。
ジャン「ミカサ!!」 
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- 11 : : 2016/04/07(木) 12:01:27
 - 期待っス‼︎‼︎
 
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- 12 : : 2016/04/07(木) 12:12:29
 - ミカサ「久しぶり、ジャン」
ジャン「お、おう」
いつもと変わらない普通のミカサだ。だが、エレンにはそれがこわくてたまらなかった。
ジャン「なんだよ、ここに来るなんてまだ仲がいいじゃねえか」
エレン「そ、そうだな」
ジャン「どうした? 震えてるぞ」
エレン「いや、なんでもねえ」
ミカサ「あの、早く注文したいのだが」
いつのまにかエレンのいるレジに並んでいた。
エレン「わ、分かりました。ご注文、どうぞ」
ミカサ「えーと、エビカツバーガーのポテトセット、飲み物はアイスコーヒーで」
エレン「い、以上でよろしいでしょうか?」
ミカサ「あ、いけない。大事なものを忘れていた」
ミカサ「約束守ってね。じゃないとどうなるかしらね」
またあの声色だ。エレンはそれが、ミカサ自身がトラウマになっていた。
ミカサ「お会計は?」
エレン「六百円です」
ミカサ「はい、どうぞ」
ミカサはわざわざ手のひらに小銭をのせてわたしてきた。エレンが恐る恐る手を伸ばして小銭をとろうとする。すると、ミカサは急に手を握ってきた。
エレン「お、おい。何のつもりだよ」
ミカサ「いいえ、何でもないわ」
そう言ってパッと手を離す。
エレン「レシートです」
ミカサ「はい」
今度は素直に受け取る。
エレン「こ、こちらの番号札をもって席に着いててください」
ミカサ「わかった。ありがとう」
エレンから番号札を受けとるとミカサは、二階へと上がっていった。 
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- 13 : : 2016/04/07(木) 12:13:23
 - >>11
ありがとうございます 
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- 14 : : 2016/04/07(木) 12:15:34
 - 期待
 
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- 15 : : 2016/04/07(木) 12:58:30
 - 〉〉14
ありがとうございます 
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- 16 : : 2016/04/07(木) 21:14:39
 - ジャン「なんだよ、まだ随分と仲良さげじゃねえか」
エレン「……」
ジャン「おい、エレン。顔色悪いけど大丈夫か?」
エレン「ジャン、今日はちょっと仕事できそうにない」
ジャン「わかった。ナナバさんには俺から言っておくから早く帰れ」
エレン「ありがとうな、ジャン」
ジャン「いいってことよ」 
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- 17 : : 2016/04/07(木) 22:50:59
 - 帰宅後 エレンの部屋
エレン「くそ、ムカつく」
エレン「なんとか仕返しできたらいいんだけどな」
タラララランタララララン タララララッタタララララ-ン
某奇妙な物語のテーマ曲が部屋中に鳴り響いた。
エレン「メール? 誰からだよ」
エレン「復讐人アルミン・アルレルト? なんだそれ」
突然送られてきた怪しいメールに驚きつつも好奇心から中身を見てみる。
エレン「えーと、あなたの復讐心を私が代行します。詳しくはリンク先で······。は?」
エレン「復讐心を代行ってなんだよ。怪しすぎるけど······」
エレンの脳裏には今日起こった出来事が次々と浮かび上がってきた。そして同時に怒りの感情も沸き上がる。
エレン「怪しくたって構わねえ。このさい使わせてもらおうじゃねえか」 
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- 18 : : 2016/04/07(木) 23:19:02
 -  エレンがリンクタグをタップすると、スマホ画面には白を基調としたシンプルなホームページが現れた。
そこには、赤い文字で本日はご利用いただきありがとうございます。手続きのためにいくつかの質問にお答えくださいと書かれてあった。
エレン「質問その1、復讐したい相手の性別は? ······女だ」
エレン「質問その2、その人物の職業は? 職業って言っても高校生だしな。学生でいいか」
エレン「質問その3、その人物の名前は? あんまり思い出したくもねえがミカサだ」
エレン「質問その4、復讐したいきっかけは? きっかけか······。暴力と狂った愛情でいいか」
エレン「質問ラスト、どんな復讐がしたい? そうだな。あいつの素はなんだかプライド高そうだったから、それをずたずたにするようなのがいいな」
エレン「これで手続きは完了ですだってよ。これであいつに復讐できる」
エレン「残念だったなミカサ」
エレン「ハッハハハハハハハハハ!!」
ミカサに復讐できる喜びと期待。エレンはそんな感情を爆発させるかのように笑っていた。 
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- 19 : : 2016/04/07(木) 23:32:05
 -  一方、とあるアパートの一室では。
アルミン「さあ、今回の標的は誰かな?」
アルミンの目の前にあるパソコンには先ほどエレンが書いた質問の答えが映し出されていた。
アルミン「えーなになに、女子高校生のミカサって子か。ちょっと調べてみるか」
カタカタとキーボードで文字を打ち込む。
アルミン「よし、でてきたぞ」
アルミン「ミカサ・アッカーマン。成績優秀、運動能力も人一倍ある。表裏の差が激しく、人前ではクールだが実は独占欲が強くプライドも高い」
アルミン「なるほど。それで、エレン君によればそのプライドをズタボロにしてほしいと······」
アルミン「楽勝だね」 
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- 20 : : 2016/04/08(金) 18:23:02
 - さてさて…一体どんな復讐をするのかな…?
 
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- 21 : : 2016/04/08(金) 22:42:28
 - >>20
さあ、どうなるのでしょうか 
 - 
                  
- 22 : : 2016/04/08(金) 22:43:52
 - ちょっとまだ復讐方法が思い付いてないので、明日続きを書こうと思います。
 
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- 23 : : 2016/04/09(土) 00:03:48
 - おもしろい!プライド、ズタズタにしてやってください!!期待です!
 
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- 24 : : 2016/04/09(土) 19:38:50
 - うんうん…やはりここは精神的苦痛を…←ドS
 
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- 25 : : 2016/04/10(日) 10:45:06
 - アルミン「でも、そのためにはエレン君の力が必要だね」
アルミン「メールでも送っておこうか」
パソコンのすぐ横に置いてあるスマホを手に取り、さっとメールを送る。
アルミン「よし、送信完了」
アルミン「勝負は明日。ながびかせるのはよくないからね、僕にとっても彼女にとっても」
アルミン「あ、そうだ。あの人に連絡しておかないと······」 
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- 27 : : 2016/04/10(日) 10:54:33
 -  翌日 
エレン「昨日のアルミンさんからのメールによれば、今日復讐をするらしい」
エレン「はっきり言って楽しみだ」
ジャン「エレン、どうした? やっぱりまだ具合悪いんじゃねえの?」
エレン「いや、大丈夫なはずだ。それに今日だけは休むわけにはいかねんだよ」
ジャン「そうか······。まあ、お前が良いって言うんなら俺は口ださねえけど」 
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- 28 : : 2016/04/10(日) 21:11:23
 - おぉ…!!ジャンが珍しく優しい…
 
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- 29 : : 2016/04/11(月) 16:50:54
 - >>28
自分がジャン好きなもので 
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- 30 : : 2016/04/11(月) 18:53:10
 - 俺もジャン結構好きなんすよぉ〜
 
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- 31 : : 2016/04/12(火) 18:11:38
 - >>30
そうなんですか!! 
 
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