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毒虫になった狩人

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  1. 1 : : 2016/03/11(金) 16:12:34
    3作目で喰種系です。

    果てしなき冒険は伝説へ(1作目)
    http://www.ssnote.net/series/2823


    四獣を宿した者達(2作目)
    http://www.ssnote.net/archives/43569

    です。
    よろしくお願いします。

  2. 2 : : 2016/03/11(金) 16:21:27


    今から150年前、突然現れた"巨人"によって人類は壁を作り上げ避難した。

    今まで食物連鎖の頂点に立っていた人類は巨人に補食され食われる恐怖を知った。


    50年後、人類の突然変異と思われる種が現れた


    その名は"喰種"


    喰種は巨人を食い殺し巨人は絶滅。


    しかし喰種の唯一の食料であった巨人が絶滅したため喰種は人類を食べ始め、人類と喰種の戦争が始まった。



    ーーーーーーーーー

    ーーーーーーー
  3. 3 : : 2016/03/11(金) 16:58:21




    「………ここか……」





    「しかし、こんな山奥の家にあのSレート"黒狼"がいるんですか?」





    「今回の情報提供者は信頼出来る。間違いない!皆気を引き締めて行け!」





    「「「ハッ!!」」」バッ




    ーーーーーーーーー

    ーーーーーーー



    ー 山奥の家 ー





    「!?」ガタッ





    「どうしたの?お母さん」





    「…………あなた…沢山の人間の匂いがするわ」





    「なっ!?………遂に来たか……」





    「何のはなし?」




    「………ごめんね……お父さんとお母さんで話があるから森へ散歩に行っててくれる?」





    「?はーい」トテトテ


















    「私が時間を稼ぐ……お前達は逃げなさい」





    「………そういうわけにもいかないらしいわね」





    兵士「対喰種兵だ!!」バンッ





    「………何の用です?」





    兵士「とぼけるな!ここにSレート喰種"黒狼"がいることはわかっている!」カチャ





    「…………これは逃げられそうにないわね」





    「私がいこう」ペキペキ→赫眼





    兵士「喰種だ!!構えろ!!」カチャ





    「ふっ!」バキバキ→甲赫





    兵士「なっ!?隊長!アイツSレート"赤熊"です!」





    赤熊「私も家族を持っているんだ……見逃してくれないか?」スッ





    「ふん!喰種の癖に家族だと?人間になったつもりでもいむのか?」スタスタ




    「ナイル師団長!危険です!!」





    ナイル「トラウテ!貴様も来い!!二人なら行ける!」ダッ





    トラウテ「…チッ……」ダッ





    赤熊「……クソが!」ダッ




    ーーーーーーーーー

    ーーーーーーー




    赤熊「ハァ………ハァ………」





    ナイル「ハァ………ハァ……………フッ……」ニヤッ





    赤熊「何がおかしい……」ギロッ





    トラウテ「ハァ………あんたらはもう終わりだよ」スッ







    ザッザッ

    ザッザッ

    ザッザッ

    ザッザッ





    大量の兵士が赤熊と黒狼を囲む






    赤熊「これは………」





    ナイル「撃てぇぇぇ!!」バッ






    ドドドドドドド







    ナイルの合図と共に兵士全員が銃を撃つ










    シーン






    赤熊「ぐ………ゴフッ!……」フラッ





    ナイル「ふん!」ズブッ!




    赤熊





    ナイル「フッ……駆逐完了」ニヤッ





    黒狼「く………あな……た…」





    トラウテ「……じゃあな」パァン





    黒狼







    ナイル「フッ………案外呆気なかったな」





    トラウテ「そのわりには苦戦してましたけど」





    ナイル「黙れ……帰るぞ」スタスタ





    ーーーーーーーーー

    ーーーーーーー



    ー 30分後 ー




    「え…………お父さん?」




    赤熊




    「お母さん?」




    黒狼





    「う…………あ……あぁぁ……」





    「うわぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」






    その日、山奥に"少女"の泣き声が響いていた。




    ーーーーーーーーー

    ーーーーーーー
  4. 4 : : 2016/03/11(金) 17:44:22



    845年、喰種は組織で活動しはじめシガンシナ区を襲撃、総勢2万人もの死者が出た。


    生き残った者達はトロスト区へと避難した。







    「駆逐してやる……」ギリッ





    「エレン?」




    エレン「この世から……一匹残らず!!」ポロポロ





    エレン「駆逐……して…や……」ポロポロ





    「エレ…ガシッ」




    「アルミン……今はそっとしておきなさい」




    アルミン「………」





    エレン「ぐ……うぅ………あぁぁぁぁ!!!!」ポロポロ






    ーーーーーーーーー

    ーーーーーーー




    シガンシナ区襲撃事件・死者一覧


    ・~~~~~~・~~


    ・~~~・~~~~~


    ・~~~~・~~~~


    ・カルラ・イェーガー


    ・~~~~・~~~~~~~


    ・~~・~~~~~~


    ・~~~~・~~~~





    ーーーーーーー

    ーーーーーーーーー









    ーーーーーーーーー

    ーーーーーーー



    ー 847年 ー




    キース「今日から貴様達の教官をつとめるキースだ!」





    「「「よろしくお願いします!!」」」バッ






    キース「貴様は何者だ!」





    アルミン「シガンシナ区出身!アルミン・アルレルトです!!」バッ





    キース「貴様は何しにここへ来た!」





    アルミン「喰種を駆逐し、人類の役に立つためです!」





    キース「そうか!それは素晴らしい!貴様には囮になって貰おう!」





    アルミン「ハッ!!」バッ





    キース「よし!3列目は後ろを向け!」スタスタ





    キース「貴様は何者だ!」











    眼鏡教官「今年もやってるな」スタスタ





    新人教官「えぇ………ですがあれには何の意味が?」





    眼鏡教官「通過儀礼だ。今までの自分を否定し真っさらな状態から兵士に適した者を育てる為に必要な過程だ」









    キース「貴様は何者だ!」





    「トロスト区出身!ジャン・キルシュタインです!」バッ





    キース「貴様は何しにここへ来た!」





    ジャン「………喰種を駆逐し出世して楽する為です!」




    キース「ふん!」ドゴッ





    ジャン「ガッ!」ドサァ





    キース「言っておくが出世した者の方が仕事は多い!貴様のように喰種をなめていると死ぬことになる!全員わかったな!」






    「「「ハッ!!」」」





    ーーーーーーーーー

    ーーーーーーー
  5. 5 : : 2016/03/11(金) 18:10:30




    ワイワイガヤガヤ





    「なぁ!シガンシナ出身って本当か?」





    エレン「あぁ……」





    「喰種ってどんな姿なの?」





    エレン「目が赤くて体から赤い変なのが出てた………他は人間と一緒だ」








    「うるせぇな………何の騒ぎだ?」スタスタ





    アルミン「あ……君は確か………ジャンだっけ?」





    ジャン「あぁ…………それよりこの騒ぎはなんだ」





    「エレンとアルミンはシガンシナ出身らしいから話を聞いてたんだ!」





    ジャン「ケッ!本当に喰種を見たのか微妙だな」





    アルミン「僕は見てないけどエレンは確かに見たらしいよ」





    ジャン「はぁ?本当か?」





    エレン「あぁ……確かに見た」ギュ





    ジャン「じゃあよ………喰種ってどんな風に人を食うんだ?」ニヤッ





    ザザザザ



    ーーーーーーーーー


    ーーーーーーー




    カルラ『エレン!はやく逃げなさい!』





    喰種『ひひひ………』ユラユラ





    カルラ『はやく!』ダッ





    エレン『母さん!』





    喰種『ふん!』ズブッ





    カルラ『が………』ポタポタ





    エレン『ヒッ!』





    『エレン!大丈夫か?』シュタ





    カルラ『ハン……ネ…ス………エレ…ンを………』





    ハンネス『っカルラ!………くそ!』ガシッ





    エレン『なっ!何してんだよ!兵士なら母さんを助けろよ!!』





    喰種『ぎひひ………』スッ





    エレン『いやだ……やめろぉぉぉぉ!!!』





    グチャ


    ゴリゴリ


    クチャクチャ




    ゴクン





    カルラ





    エレン『あ………あぁぁぁぁ!!!!』




    ハンネス『っ!』ダッダッダッ




    ーーーーーーー


    ーーーーーーーーー


    ザザザザ





    エレン「うっぷ………」カラン





    「ジャン!!」





    ジャン「すっすまない!本当に見てるとは思わなくて………」





    エレン「……いいんだ…喰種なんてオレ達が力をつければ簡単だ……」グッ





    ジャン「………これで手打ちでいいか?」スッ




    エレン「あぁ」パチン




    ーーーーーーーーー


    ーーーーーーー



    ~ 夜 ~





    エレン「………ハァ……」





    「あれ?誰かいるの?」





    エレン「ん?誰だ?」





    「えっ!エレン君!?」





    エレン「………誰?なんでオレの名前……」





    「あっ私クリスタ!クリスタ・レンズです!」





    クリスタ「エレン君食堂で目立ってたから知らない人はいないと思うよ?」





    エレン「そうか………」





    クリスタ「…………やっぱり変な事思い出した?」




    エレン「……………別にジャンは悪くねぇよ……全部喰種のせいだ」





    クリスタ「………今日は無理だけど私でよければ相談に乗るからね?」





    エレン「ありがと………」





    クリスタ「フフ………それじゃあおやすみなさい!」タッタッタッ




    エレン「…………」




    ーーーーーーーーー


    ーーーーーーー
  6. 6 : : 2016/03/11(金) 21:31:18



    ー 座学 ー






    教官「今日は喰種について学んでもらう」






    教官「喰種は人間の数倍の身体能力と白目が黒く、黒目が赤くなる赫眼、そして赫子を持っている」






    ジャン「赫子とはどういった物なんですか?」






    教官「強度は鉄以上!攻防どちらにも使えて
    全4種類ある!わかるものは?」






    アルミン「肩回りから羽のようでガス状の羽赫


    ・肩甲骨の下辺りから出る金属製の甲赫


    ・腰回りから触手のような鱗赫


    ・尾てい骨辺りから出るバランスの取れた尾赫


    以上4種類です!」






    教官「うむ、よく勉強しているな」






    アルミン「ありがとうございます!」






    教官「喰種は人の数倍の身体能力を持つ!我々から逃げるときには、屋根から屋根へと跳び移り追い付けん」






    マルコ「ではどうすれば?」






    教官「そのための立体起動だ!これは元々巨人を殺す為の物だったが喰種を追うときにはとても役に立つ!」






    教官「喰種を倒す為、立体起動とクインケは必ず使えるようになれ!」






    コニー「教官!クインケってなんですか?」






    教官「スプリンガー………貴様にその質問を聞かれるのは7回目なんだが……」






    サシャ「教官!私もわかりません!!」






    教官「ハァ……クインケとは喰種の赫子から作り出す武器で、クインケでなければ喰種に傷をつけられん…………わかったな?」






    コニサシャ「「はい!」」






    教官「(返事だけはいいんだ……返事だけは…)今日の授業は終了だ、各自次の訓練に備えるように」スタスタ






    ーーーーーーーーー



    ーーーーーーー





    ー 対喰種戦闘術 ー






    エレン「ふっ!」ブン!





    ライナー「おっと」スッ





    エレン「せい!」ブン!





    ライナー「ほい!」ブン!






    エレン「うおっ!」






    ライナー「オレの勝ちだ」ピタッ






    エレン「くっそ!また負けた…」






    ライナー「はっはは!!オレに勝とうなんて100年はやい!」ドヤァ






    エレン「お前だってアニに勝てない癖に…」






    ライナー「いっいや!アニはもう喰種倒せるだろ!?」






    「か弱い乙女になに言ってんだい」スッ






    ライナー「げっ!アニ!!」






    アニ「ふっ!」スパーン






    エレン「おぉぉぉ…」パチパチ






    アニ「私に何か言うことは?」






    ーナイラ「ごめんなさい」チーン






    アニ「まったく!」スタスタ






    ーナイラ「エレン……兵士には退けない時があるだろう?」






    エレン「げっ!まじかよ………」






    エレン「勝負だアニ!」ザッ






    アニ「あ?」クルッギロッ






    エレン「うっ…………オレは喰種を駆逐するんだ!」ダッ






    スパーン






    ジャン「おい……エレンの野郎またやってるぜ」






    アルミン「懲りないねエレンも……」








    ンレエ「くっそぉ……」






    ーーーーーーーーー



    ーーーーーーー





    ー 立体起動 ー





    エレン「よっ!」パシュゥゥ






    ジャン「おっせぇぞ!エレン!!」パシュゥゥ






    ベルトルト「ごめんね」パシュゥゥ






    エレン「あっ!オイ待てよ!」パシュゥゥ






    ーーーーーーーーー



    ーーーーーーー



    成績



    主席 ライナー・ブラウン



    2位 ベルトルト・フーバー



    3位 アニ・レオンハート



    4位 エレン・イェーガー



    5位 ジャン・キルシュタイン



    6位 マルコ・ボッド



    7位 コニー・スプリンガー



    8位 サシャ・ブラウス



    9位 クリスタ・レンズ



    10位 アルミン・アルレルト


  7. 7 : : 2016/03/11(金) 21:47:38



    ーーーーーーーーー



    ーーーーーーー






    アルミン「エレン4位だね!」





    ジャン「あぁ!?エレンのやつより下とかまじかよ!」






    ライナー「今回のはまだ中間成績だ」






    ベルトルト「そうだよ……まだ決まった訳じゃないから」






    ジャン「ケッ!主席の余裕ってやつか?」






    ライナー「まぁな」ニヤッ






    エレン「クソッ!絶対追い抜いてやる!」スタスタ






    クリスタ「あっ!待ってよエレン!」タッタッタッ






    ーーーーーーーーー



    ーーーーーーー






    クリスタ「エレ~ン!」タッタッタッ






    エレン「あ?どうしたクリスタ?」クルッ






    クリスタ「あのね……私来週当番入っちゃったじゃん?」






    エレン「ん?そうだったか?」






    クリスタ「そうなの!…………それでその日友達と会う約束してて……」






    エレン「オレが当番変わればいいのか?」






    クリスタ「違うの!変わってるのバレたらエレンに罰下っちゃうから……」






    エレン「??」






    クリスタ「私の代わりに友達を案内してあげて欲しいの」ウルウル






    エレン「ちょっそんな顔すんなよ!」オロオロ






    クリスタ「ダメ?」ウルウル






    エレン「ハァ………わかったよ……」






    クリスタ「本当に!」パァァァ






    エレン「本当だって……」






    クリスタ「良かった~その人凄く楽しみにしてたから!」ニコッ






    エレン「おっおう///………で場所は?」






    クリスタ「えぇと…………」






    ーーーーーーーーー



    ーーーーーーー




    ー 一週間後 ー
  8. 8 : : 2016/03/11(金) 22:48:45
    期待!
  9. 9 : : 2016/03/11(金) 23:19:47
    期待です!

    頑張ってください!
  10. 10 : : 2016/03/12(土) 00:08:09
    期待ありがとうございます!



    < 現在公開可能な情報 >



    対喰種訓練兵は利き腕の方(エレンの場合は右側)の太ももにクインケを常備している。



    クインケはホルダーに入っており、形状はビームサーベルのようでボタンを押すと刀身が伸び
    戦闘形態となる。
  11. 11 : : 2016/03/12(土) 00:08:45






    「あの…………あなたがエレンさんですか?」







    エレン「えっ?……あぁあんたがクリスタの言ってた」






    「フリーダです。よろしくお願いしますね」ニコッ






    エレン「こっこちらこそ……」






    フリーダ「どこに行きます?」






    エレン「あーえっと………」グゥゥゥ






    フリーダ「フフ……ご飯食べましょっか?」クスクス






    エレン「そうですね///」





    ーーーーーーーーー



    ーーーーーーー




    ー 喫茶店 ー






    エレン「うん!うまい!」ニコニコ






    フリーダ「フフ……そうですか」クスクス







    エレン「………全然食べてませんけど……どうかしました?」






    フリーダ「あっ!………ダイエット中で///」






    エレン「あ……すみません…」






    フリーダ「………少しトイレいいですか?///」






    エレン「お構い無く………」






    フリーダ「………///」ペコッ スタスタ







    エレン(………いい女の子だ…)ポー






    ーーーーーーーーー



    ーーーーーーー




    ~ 3時間後 ~







    エレン「じゃあそろそろこの辺で……」スタスタ







    フリーダ「っ!あの!」ギュ







    エレン「ファ!?///(女性に始めて手を握られた……)」







    フリーダ「最近この辺物騒じゃないですか……ですからその……」モジモジ






    エレン「………送りましょうか?」







    フリーダ「是非!」パァァァ







    ーーーーーーーーー



    ーーーーーーー






    エレン「それでジャンってヤツが馬に股間を蹴られて」







    フリーダ「プッ………」クスクス











    「お?エレンじゃねえか!」スタスタ







    エレン「げっ!ハンネスさん……」







    ハンネス「んな露骨に嫌な顔すんなよ…………ん?」チラ







    フリーダ「…………」







    ハンネス「へぇ~…………エレンも隅に置けねぇな!」ニヤニヤ







    エレン「んなんじゃねぇよ!///」カァァァ







    フリーダ「………///」カァァァ







    ハンネス「まぁ頑張れよ!」スタスタ







    エレン「だからちげぇよ……///」







    フリーダ「///………あっここ曲がります……」







    エレン「ここ?」







    フリーダ「っ!………は…い…」ウツムキ







    エレン「大丈夫ですか?」スタスタ







    フリーダ「………少しすみません」ダキッ







    エレン「えっ!?えっ!?///」アセアセ







    フリーダ「………ごめんなさい…」ポロポロ







    エレン「あ……なんで泣いてmガブッ……っ!」バッ







    エレン(は!?……今オレ……食われた!?)ポタポタズキズキ







    フリーダ「ごめんなさい……」ポロポロ







    エレン「っ!その目!!」







    フリーダ「ごめんなさい!」ピキピキ→鱗赫







    エレン「くっ!」バッカチッ







    ブゥゥゥン







    フリーダ「クインケ……兵士だったんですね…」







    エレン「くっ!」ズキズキ








    エレン(腕に力が!……考えろ…何かてがあるはず…………)







    フリーダ「ふっ!」ダンッ







    エレン(ハンネスさん!ハンネスさんの所に行けば!)ダッ






  12. 12 : : 2016/03/12(土) 00:36:29





    フリーダ「逃がしません!」バッ







    エレン「っ!……ハァ………ハァ………」ダッダッダッ





    ーーーーーーーーー



    ーーーーーーー







    ハンネスサーン!!







    ハンネス「ん?」クルッ







    兵士「どうしました?」







    ハンネス「今声が……」







    ハンネスサーン!!







    ハンネス「エレンか!?」ダッ







    兵士「ちょっ!ハンネスさん!?」ダッ







    ハンネス「エレン!!何処だ!」キョロキョロ











    エレン「ハンネスさん!」ダッ







    ハンネス「エレン!」







    エレン「……ぐ………喰rズブッ……種……が…?」ポタポタ







    ハンネス「エレン!!??」







    エレン「は?………なに……これ…」ポタポタ







    フリーダ「追い付い……!?喰種兵!」







    ハンネス「(赫眼!?)オイ!」







    兵士「はい!」カチッ







    ペキペキペキ







    兵士「」→クインケ(尾赫)ダッ







    フリーダ「くっ!」ダッ







    兵士「ふん!」ブン!







    フリーダ「っ!」スパッ







    兵士 ポタポタ







    ハンネス「なっ!(一瞬で首を!?)」







    フリーダ「……」ギロッ







    ハンネス「くそ!」カチッ







    ペキペキペキ







    ハンネス「」→クインケ(尾赫)ブン!







    フリーダ「くっ!」キン







    ハンネス「そりゃぁぁ!!」ブン!







    フリーダ「うっ!」フラッ







    ハンネス(チャンス!)ブン!







    フリーダ「」ダッ






    ハンネス「(フェイク!?)しまっ!」







    ドスッ







    フリーダ「が………なんで……まだ……」







    エレン「ハァ………ハァ………」→クインケをフリーダに刺してる







    ハンネス「!今度こそ!」ドスッ







    フリーダ「ぐ………ごめん……なさい…エレン………さ………ん…」ポロポロドサァ







    ハンネス「ハァ………ハァ…………エレン!」







    エレン「ケホッケホッ………ハンネス…さん…?」







    ハンネス「お前……腹に穴が空いてるのに……なんで………」ポロポロ







    エレン「………無事で良かった…」







    ハンネス「っ!バカ野郎!待ってろ!今イェーガー先生を呼んでくっから!」スクッ







    エレン「ハァ………ハァ………ケホッケホッ…」






    ハンネス「絶対寝るなよ!絶対だ!!」ダッ







    エレン(ごめんハンネスさん…………オレもう…眠いんだ……)スッ







    エレン「」







    ーーーーーーーーー



    ーーーーーーー







    あれ?………ここは…







    ????『彼女の臓器をエレンへ!』







    臓器?………何の事だ?







    『しかしっ!』







    ????『全ての責任は私が取る!はやくしろ!』







    父さん?………何やってんだ?







    グリシャ『必ず助けてやる!待ってろエレン!!』







    だから………意味わかん…ねえ……って……







    ーーーーーーーーー



    ーーーーーーー
  13. 13 : : 2016/03/12(土) 08:43:47
    あーこれあれだ...
    エレンがー!!
    てけフリーダ喰種だったんだクリスタ危なかったね笑クリスタ知ってたのかなー?
    期待!頑張って下さい♪
  14. 14 : : 2016/03/12(土) 20:14:19






    エレン「…………ん……」パチ







    「あっ!目が覚めましたね」







    エレン「………ここは?」







    「カラネス病院です」







    エレン「………病院?」







    喰種はオレから沢山の物を奪っていく……







    「はい………あなたは喰種に襲われたんです」







    喰種は許してくれなかった……







    エレン「あぁ…………そうだった……オレは喰種に……」







    家族と平和に暮らしたい……







    エレン「そういえば、カラネス病院って………父さんの病院?」







    そんな些細な夢すらも……







    「はい!今グリシャ先生を呼んで来ますからね」スタスタ







    そして……







    エレン「…………」グゥゥゥゥ







    オレが人間でいることすら……







    エレン「腹………減ったな……」ペキペキ







    喰種は許してくれなかった……












    この世界は残酷だ……







    ーーーーーーーーー



    ーーーーーーー



  15. 15 : : 2016/03/13(日) 11:29:53




    グリシャ「具合はどうだ?」







    エレン「だいぶ良いと思う……」







    グリシャ「傷を見せなさい」







    エレン「」スッ







    グリシャ「……(やはり……傷が完治している……)」







    エレン「どうかした?」







    グリシャ「それならあと2日程度で退院出来る」







    エレン「2日?」







    グリシャ「あぁ………あとは何かあるか?」







    エレン「ん~………腹減ったかな?」







    グリシャ「……そうか…後で持って来よう」







    エレン「ありがと」







    グリシャ「ゆっくり休みなさい」スタスタ







    グリシャ(…………エレンは…どっちだ?…)







    ーーーーーーーーー



    ーーーーーーー



    ー 2日後 ー







    グリシャ「またしばらく会えそうにない………元気でな……」







    エレン「おう!」ニコッ







    グリシャ「また来なさ…「来るかボケ」……じゃあな」







    エレン「………父さんも元気でな」スタスタ







    グリシャ(…………)







    ーーーーーーーーー



    ーーーーーーー




    ー 喰種兵士訓練所 ー







    キース「エレン・イェーガー訓練兵が本日中にこっちに戻るらしい!」







    ザワザワ







    キース「うるさいぞ!」







    シーン







    キース「コホン…………皆の知ってる通りイェーガー訓練兵は喰種に襲われた!」







    キース「成績4位のイェーガーと兵士二人で応戦し1名が亡くなった!それほど喰種とは恐ろしい!!」







    キース「イェーガーのように病院送りにされたくなければ今まで以上に訓練しろ!」







    「「ハッ!!」」バッ







    ーーーーーーーーー



    ーーーーーーー
  16. 16 : : 2016/03/14(月) 21:36:53




    アルミン「」ソワソワ






    ライナー「ははっ!そんなにエレンが待ち遠しいか?」







    アルミン「まぁね……」チラ







    クリスタ「…………」ウツムキ







    アニ「そんなに気にする事ないって……」







    ミーナ「そうだよ!クリスタだって悪気があった訳じゃないんでしょ?」







    クリスタ「………でも私のせいだよ……私がフリーダさんは喰種だって気づいていれば……」









    ライナー「………クリスタも気の毒にな……」







    アルミン「うん……本来はクリスタを狙っていたらしいのにね……」







    ベルトルト「あんなに責任感じて……」














    コニー「おい!エレンが帰って来たぞ!」







    アルミン「」ガタッ







    クリスタ「」ガタッ







    コニー「ほら!」







    エレン「よっ!久しぶりだな!」







    アルミン「エレン!」パァァァ







    エレン「悪い……心配かけたな」







    アルミン「本当だよ!まったく!」







    クリスタ「あ…………あの……エレン……」







    エレン「ん?クリスタ!」







    クリスタ「ごめんなさい!」ポロポロ







    エレン「なっ!」アセアセ







    クリスタ「私のっ!………私のせいでエレンが!」ポロポロ







    エレン「………確かにオレが喰種に襲われたのはクリスタのせいでもあるかもしれない」







    アニ「」ギロッ







    ミーナ「」ギロッ







    エレン「でもクリスタを責める気はないし、無事で良かったと思ってる………だからそんなに落ち込むな」ニコッ







    クリスタ「………ありが……とう」ポロポロ







    サシャ「あの~」







    エレン「ん?なんだサシャ?」







    サシャ「パァンが食べたいのでそこどけて下さい」







    エレン「あぁ………悪かったな…」スッ







    サシャ「そうですよ。食堂の前でおしゃべりしないで下さい!」







    コニー「おう!エレンも飯食べようぜ!」ニカッ







    ベルトルト「病院食って味薄いんでしょ?」







    エレン「そんな事なかったぞ!」







    アルミン「え?何食べてたの?」







    エレン「肉料理だ」ドヤァ







    サシャ「はぁ!?ずるいですよ!!!」







    エレン「へっへへ!羨ましいだろ!」







    サシャ「ぐぬぬ!」







    アルミン「はっはやく食堂に入ろう!」







    エレン「そうだな」







    ーーーーーーーーー



    ーーーーーーー




    ー 食堂 ー







    ジャン「エレン!もう戻って来たのか!」







    エレン「おう!はやく喰種を駆逐したいからな!」







    コニー「なぁ!また色々と聞いていいか?」







    エレン「別にいいぞ」アーン







    ジャン「腹に穴あいたって本当か?」







    エレン「ウップ(なんだこれ!パンはスポンジみたいな味だし、スープは生ゴミの臭いがして食える物じゃない!)」カラン







    マルコ「ジャン!また君はそんな事聞いて!」







    ジャン「わっ悪い!流石にデリカシーがなかったな…」







    エレン「くっ!(他の物は!?)」ガツガツ







    エレン(ダメだ!どれもクソまずい)ウップ







    アルミン「エレン……もう部屋に戻りな…」サスサス







    エレン「……悪い」トボトボ







    ーーーーーーーーー



    ーーーーーーー

  17. 17 : : 2016/03/14(月) 21:44:57
    コーヒーをギリシャに差し入れてもらうのかな?期待!
  18. 18 : : 2016/03/14(月) 21:53:29
    >>17ギリシャじゃなくてグリシャだよ
  19. 19 : : 2016/03/14(月) 22:31:16
    >>17 ギリシャで笑ってしまいました···すいません
  20. 20 : : 2016/03/14(月) 22:34:20
    あっまちがえましたすいませんwww
  21. 21 : : 2016/03/15(火) 16:27:00
    ギリシャのコーヒー……美味しそうですねww
  22. 22 : : 2016/03/15(火) 16:27:07




    エレン「はぁ…………」トボトボ







    キース「ここにいたかイェーガー」スタスタ







    エレン「キッ、キース教官!?」バッ







    キース「直っていいぞ」







    エレン「」スッ







    キース「そう堅くなるな……実はグリシャに頼まれてな…」







    エレン「父さんに?」







    キース「…………お前は手術の影響で味覚が麻痺しているらしい……これはそんなお前の舌にも合うらしい」スッ







    エレン「コーヒー……ですか?」







    キース「この砂糖を入れて飲め」スッ







    エレン「そんなっ!コーヒーが主食なんて訓練について行けません!!」







    キース「安心しろ………週1で肉が出る…病院で肉は食えていたのだろ?」







    エレン「…………わかりました…失礼します」ペコッスタスタ







    キース(……グリシャよ………これはあまりにも酷ではないか?)







    ーーーーーーーーー



    ーーーーーーー




    ー 対喰種戦闘術 ー







    ライナー「ふんっ!!」ブン!







    エレン(下段の凪ぎ払い……)サッ







    ライナー「くっ!」シュッ







    エレン(右膝への突き……)サッ







    ライナー「ぬぅぅん!!」ブン!







    エレン「ここだ!」ドスッ







    ライナー「~~!!」パクパク







    エレン「へへっ!オレの勝ちだな!」ドヤァ







    アニ「エレン!次は私だよ!」スッ







    エレン「よし来いっ!!」










    アルミン「………」







    ーーーーーーーーー



    ーーーーーーー



    ー 立体起動 ー







    エレン「おっさきー!!」ギュゥゥゥン‼







    ジャン「なっ!?」ギュゥゥン







    ベルトルト「!?!?!?!?」スカッ







    ライナー「混乱しすぎだベルトルト!!」ギュゥゥン











    アルミン「………」ギュゥゥン







    ーーーーーーーーー



    ーーーーーーー




    ー 座学 ー







    教官「また喰種は舌の作りが違う為、~~~~で~~~~なんだ!」







    エレン「(-_-)zzz」







    教官「そうだな………ここをイェーガー!解いてみろ!!」







    エレン「Σ(゜Д゜)」キョロキョロ







    教官「どうしたイェーガー?」







    エレン「………すみません寝てました///」







    教官「んなっ!……ハァ………」キョロキョロ







    コニー「(-_-)zzz」







    サシャ「(-_-)zzz」







    教官「そこぉぉ!!!寝るな!!!」







    コニー「(-_-)zzz」







    サシャ「(-_-)zzz」







    教官「………グスン」







    ーーーーーーーーー



    ーーーーーーー
  23. 23 : : 2016/03/15(火) 16:54:05





    ー 食堂 ー







    コニー「今日のエレン凄かったな!!」キラキラ







    エレン「だろっ!なんかさー動きが見切れるっていうか何というか……」







    クリスタ「どうして急に強くなったの?」




















    ライナー「………どう思うアルミン?」







    アルミン「………ライナーは?」







    ライナー「……オレは人があんな急激に強くなるとは思えない…」







    アルミン「うん……僕もそう思うよ」







    ベルトルト「エレンにいったい何が……」







    アルミン「脳のリミッター解除……」ボソッ







    ライナー「え?」







    アルミン「人間は普段、本来の力の何割りかしか発揮していないんだ」







    アルミン「それは100%の力を出すと体が耐えられないから……でもピンチの時にはリミッターは外れるんだ」







    ライナー「火事場の馬鹿力か……」







    アルミン「うん……そしてきっとエレンは喰種に襲われた時からリミッターが外れっぱなしなんだよ!!」







    ライナー「なるほど……」







    ベルトルト「でもそれは抑えなければならない物を抑えてないから危険なんじゃ……」







    アルミン「そう!そこなんだよ!………本当は軽く2・3本は折れてると思うんだけど……」







    ライナー「………折れるって何が?」







    アルミン「勿論骨の事だけど?」







    ライナー「……orz…」







    ベルトルト「その顔は自分もリミッター解除したいとでも思ってたみたいだね」







    アルミン「なっ!これは凄そうかもしれないけどとっても危険な事なんだよ!!」クワァ







    ライナー「すまん」ズーン







    エレン「お前ら何の話ししてんだよ!」







    アルミン「………エレン何処か悪い所はない?」







    エレン「別に何処も悪くないぞ?」







    アルミン「そう……なら良いけど(耳が赤くなかった……嘘じゃない?)」







    アルミン(……味覚障害……身体能力の急激な上昇……喰種………まさかね…)







    ーーーーーーーーー



    ーーーーーーー
  24. 24 : : 2016/03/15(火) 21:11:52
    アルミンが気づくか?
    あ····期待しているっ!
  25. 25 : : 2016/03/17(木) 00:26:07




    ー 男子寮 ー







    アルミン「ねぇエレン……」







    エレン「なんだ?」







    アルミン「僕を見て" 喰べたい "と思った?」







    エレン「…………え……」ヒキッ







    アルミン「どうなんだい…」







    エレン「アルミン……お前さ…疲れてんだよ」ポン







    アルミン「っ!真面目に答えてくれ!」







    エレン「……オレはお前を" 掘(た)べたい "と思った事はねぇ……そういう事はライナーに言ってくれ」スタスタ







    アルミン「ちょっ!エレン!?」







    アルミン(……なんでライナー?)







    ーーーーーーーーー



    ーーーーーーー




    ー 運動所 ー







    エレン「フッ!ハッ!(くそっ!オレはホモじゃねぇってのに!)」







    キース「自主トレーニングかイェーガー?」







    エレン「教官!?」バッ







    キース「!?!?!?………イェーガーよ……少し落ち着いたら左目に眼帯をしろ」







    エレン「眼帯?」







    キース「絶対だ……いいな?」スタスタ







    エレン「ハッ!」バッ







    エレン(なんで眼帯を?)







    ーーーーーーーーー



    ーーーーーーー




    ~ 翌日 ~







    エレン「おはよ~」ファァzzZ







    クリスタ「エレン!?その左目どうしたの?」







    エレン「いや教官が付けろって……」







    アニ「どうせいつもみたいに自分で気づいてないだけでしょ?」







    ミーナ「そうだよ!これ以上教官に迷惑かけたら駄目だからね!」







    エレン「………わかってるよ」







    ーーーーーーーーー



    ーーーーーーー



    だけどそれからエレンの眼帯は外れる事はなかった。



    そしてその後もエレンは皆を圧倒し、卒団式がはじまった。







    キース「主席 エレン・イェーガー」







    エレン「ハッ!」







    キース「2番 ライナー・ブラウン」







    ライナー「ハッ!」







    キース「3番 ベルトルト・フーバー」







    ベルトルト「ハッ!」







    キース「4番 アニ・レオンハート」







    アニ「ハッ!」







    キース「5番 コニー・スプリンガー」







    コニー「ハッ!」







    キース「6番 サシャ・ブラウス」







    サシャ「ハッ!」







    キース「7番 ジャン・キルシュタイン」







    ジャン「……ハッ!」







    キース「8番 マルコ・ボッド」







    マルコ「ハッ!」







    キース「9番 クリスタ・レンズ」







    クリスタ「ハッ!」







    キース「10番 アルミン・アルレルト」







    アルミン「ハッ!」







    キース「以上10名にはクインケが渡される!このクインケは今までに使っていた物とは段違いだ!」







    ライナー「教官!自分達だけ他とは違うのですが!」







    キース「以前ナイルがこっそりと訓練を見に来た事がある」







    アルミン「ナイル師団長が!?」







    キース「その時に主席~4番までに特注を渡すよう言われていた」







    エレン「特注……」







    キース「これにて卒団式は終了だ!皆これからも喰種駆逐にむけ訓練を怠るな!」







    「「「ハッ!」」」バッ







    ーーーーーーーーー



    ーーーーーーー


  26. 26 : : 2016/03/17(木) 11:39:14
    期待
  27. 27 : : 2016/03/17(木) 15:54:23





    ジャン「あ~やっとこれで訓練兵も卒業か」







    アルミン「あはは……少し寂しいな」







    ライナー「しばらくは会えなくなるのか……」







    ベルトルト「一般兵は各自それぞれ班に入るんだよね~誰と一緒になるのかな……」







    アニ「さあね、私は足手纏いと一緒になる位なら一人の方が…」







    ミーナ「もう!またそんな事言って!」







    クリスタ「私も頑張らないと!」







    コニー「へっ!オレは天才だから大丈夫だな!」







    ジャン「お前が天才な訳ないだろ」







    サシャ「ジャンよりは私とコニーの方が優秀ですけどね!」ドヤァ







    ジャン「何だと!?」ガタッ







    マルコ「ちょっとジャン!落ち着きなよ」







    サシャ「そうですよ~7位のジャン!」







    コニー「そうだ!そうだ!落ち着きなよ7位」







    ジャン「オレをバカにするんじゃねぇ!」







    ライナー「おいやめろって…」







    ベルトルト「サシャとコニーもダメだよ」







    サシャ「う~……今回は私も悪かったです……」







    コニー「すまなかったなジャン……」ペコッ







    ライナー「ほら……一応お前も謝っとけ」







    ジャン「………悪かった」ペコッ







    アニ「流石は2大兄貴だね」







    ライナー「よせよ……」







    ミーナ「でもライナーとベルトルトが言えば皆謝るんだよね……」







    ベルトルト「それは皆が素直なだけだよ」







    アルミン「そういえばさっきから妙に静かだねエレン?」







    エレン「だってよ!オレ特注のクインケだぜ!?はやく使いてぇよ!」キラキラ







    アルミン「あぁそうですか……」







    ライナー「っと……明日は皆、班の先輩達に挨拶なんだろ?もう寝ようぜ」







    ジャン「げっ!もう就寝時間過ぎてるぞ!」







    ベルトルト「皆教官が来る前に部屋に戻って寝るんだ!」ダッ







    アルミン「エレン!はやく戻ろう!」グイグイ







    エレン「あとちょっと……」カチャカチャ







    クリスタ「そんな事言ってないではやく!!」グイッ







    エレン「~~わかったよ!!」







    ーーーーーーーーー



    ーーーーーーー


  28. 28 : : 2016/03/17(木) 17:39:33
    期待
  29. 29 : : 2016/03/19(土) 09:23:22





    ~ 翌日 ~






    エレン「懐かしいな……トロスト区」







    トーマス「ん?エレン達はトロスト区に避難してたんだっけ?」







    アルミン「………うん……」







    ミーナ「なに、そんな顔して?」







    アルミン「君達は避難して来た人達全員がこのトロスト区に住めると思う?」







    トーマス「そうじゃないのか?」







    エレン「元々ここも人が住んでいたんだ、避難して来てここに住めるのはほんの一握りの人だけだ」







    アルミン「だから…………だから大人は自ら開拓地へと行ったんだ……僕達を守るために」







    トーマス「そうだったのか……」







    アルミン「そして、僕達はそんな大人の為にも喰種を駆逐するんだ……絶対に!」ギュッ







    トーマス「おう!お互い頑張ろうぜ!」







    ミーナ「よーし!気合い入れて行こー!」







    エレン(………あれから5年経った……ようやく人類は尊厳を取り戻しつつある…)







    エレン(オレ達の……人類の反撃は…………ここからだ!!)











    ドゴォォォォォン!!!











    トーマス「なんだ!?」







    アルミン「わからない!とりあえず音がした方に行こう!」ダッ







    ーーーーーーーーー



    ーーーーーーー







    「うわぁぁ!!」







    「逃げろぉぉ!!」







    アルミン「いったい何が!?」







    「あんた達もはやく逃げな!5年前と同じだ!喰種が責めて来た!!」







    エレン「ギリッ!……あいつら!」ダッ







    アルミン「エレン!今ここで行っても無駄死にだ!」ガシッ







    エレン「でもっ!」







    アルミン「今は先輩兵達と合流するのが先決だ!」







    エレン「っ………」







    アルミン「エレン!」







    エレン「……わかった」







    トーマス「よし!はやくここから離れよう!」







    ーーーーーーーーー



    ーーーーーーー




    ー 喰種兵団支部 ー








    キッツ「皆もう聞いていると思うが……喰種が責めて来た…」







    ザワザワ







    「デマじゃなかったのかよ!」







    「嫌だ……死にたくない……」







    キッツ「これより喰種を駆逐し、トロスト区を奪還する!また敵前逃亡は死罪だ!わかったな!」

























    ジャン「クソッ!よりにもよってどうして今日なんだ!」







    ライナー「あの野郎……皆の恐怖を煽るだけ煽って行きやがって!」







    ベルトルト「ライナー……僕達には特注のクインケがある……最悪皆を守って戦おう」







    ライナー「あぁ…わかってる」







    ーーーーーーーーー



    ーーーーーーー

  30. 30 : : 2016/03/19(土) 22:47:10

    < 現在公開可能な情報 >


    立体起動の鞘はクインケの箱となっており、ガスボンベは背中に装着している。

  31. 31 : : 2016/03/21(月) 00:26:30
    期待
  32. 32 : : 2016/03/22(火) 20:20:44





    兵士「次!34班は準備をしろ!」







    アルミン「ハァ…ハァ…」







    エレン「アルミン……大丈夫だ!オレ達は3年も訓練してきた!絶対負けない!」







    アルミン「………うん!」







    兵士「喰種は屋根と屋根を移動するときにたくさんの破片が飛ぶ、立体起動を高速で移動していれば破片が刺さり危険だ、気を付けろ」







    アルミン「ハッ!」







    エレン「34班!前進!!」パシュ







    ーーーーーーーーー



    ーーーーーーー







    トーマス「これはっ!?」ギュルルル







    エレン「酷いな……けして楽観視してた訳じゃないが…」ギュルルル







    ジュルルル



    ペキペキ







    エレン「喰種だ!!」







    アルミン「え?何処に?」キョロキョロ







    ダンッ







    エレン「上だ!来るぞ!」







    喰種「ハァァァ!」ドゴォォ







    アルミン「み、皆は無事?」キョロキョロ







    トーマス「う、あぁ……」







    ミーナ「トーマス!?」







    喰種「へへ!」ダッ







    エレン「っ待ちやがれ!!」パシュ







    ナック「エレン!単機行動は…」







    エレン「うぉぉぉ!!!!!」ギュルルル ズバズバズバ







    アルミン(破片が刺さっているのに気づいてないのか!?)







    エレン「トーマスを返せぇぇ!!」ギュルルル







    アルミン「エレン!下だ!!」







    喰種「せりゃぁぁ!」ズバ→赫子







    エレン「っ!」ゴロゴロゴロゴロ







    アルミン「エレン!右足が!?」







    ミリウス「まずい!一旦戻るぞ!」







    アルミン「エレンを見捨てるきか!!」ガシッ







    ミリウス「現実をみろ!右足の無いヤツを助けて何になる!」







    アルミン「ミリウスゥゥ!!」クワァ







    ナック「すまないアルミン…」ドゴッ







    アルミン「カハッ!…」ガクッ







    ミリウス「……行くぞ」パシュ







    ミーナ「……」ポロポロパシュ







    ナック「よっと…」ガシッ→アルミン パシュ







    ーーーーーーーーー



    ーーーーーーー




    ~ 数分後 ~







    アルミン「………んん…」パチッ







    コニー「アルミン!目が覚めたか!?」ガシッ







    アルミン「………僕は……っ!?」







    ザザザザ



    ーーーーーーーーー
    ーーーーーーーーー



    ーーーーーーー
    ーーーーーーー







    喰種『せりゃぁぁ!』ズバ→赫子







    エレン『っ!』ゴロゴロゴロゴロ







    ーーーーーーー
    ーーーーーーー



    ーーーーーーーーー
    ーーーーーーーーー



    ザザザザ







    アルミン「あ……あぁぁぁぁ!!!!!!!」







    ライナー「お、落ち着けアルミン!」







    アルミン「エ、エレンが………エレンが」ポロポロ







    アニ「……なるほど………あんた達はエレンを見捨てて逃げてきたと…」







    ミリウス「違う!戦略的撤退だ!」







    サシャ「見捨てたんですか……3年間一緒に訓練してきた仲間を」







    ミリウス「だから違っ…ザッザッザッザッザッ……!?」







    喰種「」ニヤッx30

  33. 33 : : 2016/03/24(木) 15:14:27







    アルミン「喰種!?」








    ライナー「くっ!多いな……」カチャ









    ミリウス「ヒッ!」サッ









    ベルトルト「皆は逃げて!僕達がスキを作る!」カチャ









    ミリウス「うわぁぁ!!」ダッ









    コニー「待てよミリウス!」









    ミリウス「嫌だ!死にたくない!!」ダッ









    喰種「フヒッ」ズバ









    ミリウス ドサッ









    ミーナ「ヒッ!」ビクッ









    アニ「ミーナは下がってな…私が守ってあげる!」カチャ









    ライナー「アニ!ベルトルト!」ダッ









    ベルトルト「うん!」ダッ









    アニ「!」ダッ









    喰種「殺れ!」ダッ









    ライナー「ふんっ!」ズバッ(鱗赫)









    ベルトルト「はぁ!」ズバッ→クインケ(尾赫)









    アニ「っ!」バン!→クインケ(羽赫)









    喰種「ガッ!」ガクッ









    喰種「っ!こいつらクソ強ぇ!」









    喰種「んなもん囲めばいちころだろ!」ザッ









    喰種「」ザッ









    喰種「」ザッ









    ライナー「くっ!」カチャ









    ベルトルト「……ライナー…多分アイツが司令塔だ」ボソッ









    喰種(リーダー)「」ニヤニヤ









    アニ「三人で一気に攻めるよ」ボソッ









    ライナー「おu「きゃぁぁぁぁ!!!!」…!?」









    ミーナ「やめて!離して!」ジタバタ









    アニ「ミーナ!?」ダッ









    喰種「待て!……そこで止まれ」









    アニ「……」ギロッ









    喰種「フフフ……」カチャ









    ミーナ「ヒッ!……ア、アニ…」プルプル









    アニ「ミーナ……今助けに!「待てって言ってんだろ!」……くっ!」









    喰種「この子を解放して欲しければ大人しく死ね」ニヤッ









    ミーナ「アニ……私は大丈夫だから…」プルプル









    アニ「っ!」









    喰種「さぁ…どうする?」









    ライナー「あいつ!」ダッ









    喰種「おっと!……妙な真似はするなよ」カチャ









    ベルトルト「クソッ!……これじゃあ動けない」









    喰種「で?死ぬの?死なないの?………さぁ…さぁ!さぁ!さぁ!」










    アニ「……わかった………殺りなよ」スッ









    喰種「」ニタァ









    ミーナ「アニ!ダメだよ!……そんなの……そんなのダメだよぉ!」ポロポロ









    喰種「うるせぇな……お前には最後に一言言わせてやるよ」ニヤッ









    ライナー「アニッ!」









    ベルトルト「そんな事止めるんだ!アニッ!」









    アニ「ミーナ……あんたはこんな無愛想な私に初めて声を掛けてくれた……」ツゥ









    ミーナ「アニィ!」ポロポロ









    アニ「ミーナが居たから私は皆と仲良くなれた」ポロポロ









    アニ「今までありがとう……i「時間切れだぁ!」ズバッ









    アニ ガクッ









    ミーナ「ア、アニ……?イヤ……イヤイヤイヤイヤ……イヤァァァ!!!!」ポロポロ




  34. 34 : : 2016/03/24(木) 15:38:46







    ライナー「クソォぉぉ!!!」









    ベルトルト「っ!ライナー!!」カチャ









    ライナー「!!」キョロキョロ









    喰種×50









    アルミン「いつの間にこんな!」









    喰種リーダー「あのデカイ二人に十人で掛かれ!」









    喰種「」ザッザッザッザッザッ









    ライナー「これは………」









    ベルトルト「流石に詰んだかな……」









    コニー「ライナー!ベルトルト!今助けに行くz「来るな!」……はぁ!?何言って!」









    ジャン「止めとけコニー……オレ達が居たらあいつらが本気で戦えねぇ…」グッ









    コニー「お前は一人で十人を相手に出来ると思ってんのか!」









    ジャン「わかってる!……でもオレ達が今やるべき事は違うだろ?」









    喰種「」ザッザッザッザッザッ









    コニー「チッ………クソがっ!」









    マルコ「ざっと30……こっちが40」









    アルミン「くっ!……まずい…」チラ









    「もうダメだぁ……おしまいだぁ……」









    アルミン「みんn「ぐぁぁぁぁ!!」…!」クルッ









    ライナー「く………すまん……皆…」ガクッ









    アルミン「ライナー!!」









    ベルトルト「……僕も……もう…」ガクッ









    コニー「ベルトルトォォ!!」









    ジャン「クソッ!………普通に考えればわかるだろ……オレ達が喰種には勝てないって事くらい」









    アルミン(エレン………こんな時君ならどうするの?)









    ザザザザ


    ーーーーーーーーー
    ーーーーーーーーー



    ーーーーーーー
    ーーーーーーー







    ~ 6年前・シガンシナ区 ~







    アルミン「うわぁぁ!!」ドサッ









    いじめっ子「へへへ……やり返せよ異端者」ニヤニヤ









    アルミン「僕はそんな事!」









    いじめっ子「うるせぇよ!」バキッ









    「お前ら何やってる!」タッタッタッ









    いじめっ子「エレンだ!」ニタァ









    いじめっ子「今日は兄貴もいる!タコ殴りだ!」ニタァ









    エレン「おらぁ!」バキッ









    兄貴「そらっ!」バキッ









    エレン「うわっ!」ドサッ









    いじめっ子「へへへ!いつものお返しだ!」バキッ









    エレン「うっ!」









    いじめっ子「おら!………おら!」バキッ……バキッ









    アルミン「っ!もういいエレン!逃げてくれ!」









    エレン「嫌だ!」









    アルミン「なんで……どうして逃げてくれないんだ!」ポロポロ









    エレン「こいつらはアルミンの夢を侮辱した!そんな事オレが許さないし、許可しない!」バキッ









    いじめっ子「ぎゃぁ!」ドサッ









    エレン「アルミン……オレ達は生まれた時から自由だ……それを拒む者がどれだけ強くても関係ない!」









    エレン「どれだけ世界が残酷でも関係ない!」









    アルミン「………」ポロポロ






  35. 35 : : 2016/03/24(木) 16:01:00








    そうだったね………









    ーーーーーーー
    ーーーーーーー



    ーーーーーーーーー
    ーーーーーーーーー









    アルミン「」スクッ









    コニー「アルミン?」









    アルミン「……か…え」ボソッ









    ジャン「何言ってんだよ……」









    エレン『戦え!』









    アルミン「戦え!」カチャ









    コニー「!」









    エレン『戦え!!』









    アルミン「戦え!!」









    ジャン「!!」









    エレン『戦えぇぇぇ!!!!』









    アルミン「戦えぇぇぇ!!!!」ビリビリ



















    ジャン「……オレ達はお前に渇入れられる程落ちぶれちゃいねぇよ!……そうだろ!」









    「……あぁ………オレ達は強いんだ!」









    「39班の…班長は……このオレだぁぁ!!」ムクッ









    「やってやる!………やってやるぞ!!」









    クリスタ「………私だって…まだ戦える!!」カチャ









    アルミン「行くぞぉぉ!!」ダッ









    「「「「「うぉぉぉ!!!!!」」」」」









    喰種「な、なんなんだこいつらは……」









    アルミン(エレン……僕は戦うよ!……君の分も、死んでいった仲間の分も!!)ダッ









    ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュン









    喰種「うわぁぁ!!」ドスッ









    喰種「かぁぁぁぁ!!」ドスッ









    ジャン「な、何だ!?」









    コニー「今何か飛んできて…」チラ









    結晶 キラン









    アルミン「あれは……羽赫の結晶?」









    タンッ









    喰種リーダー「ぐっ!」ズバッ









    アルミン「な!?(喰種が喰種を……襲ってる?)」









    眼帯の喰種「」ニヤッ









    喰種リーダー「!?気を付けろ!こいつ……」









    眼帯の喰種「フヒッ」シュン









    喰種リーダー「半赫者だ!」クワッ









    アルミン「なっ!半赫者だと!?」









    眼帯の喰種「あぁぁ!」ズバッ









    喰種「ぎゃぁぁぁ!!」









    ジャン「!!…今だ!今のうちにここを離れろ!」









    サシャ「今ですか!?」









    ジャン「どういう訳かあいつは喰種にしか興味を持たねぇ!」









    マルコ「言われてみれば…」









    ジャン「こっちに興味持つ前に逃げんだよ!今のオレ達の目的は討伐じゃねぇ!生還だ!!」









    アルミン「………わかった…ここは退こう」パシュ









    ーーーーーーーーー



    ーーーーーーー

  36. 36 : : 2016/03/24(木) 17:07:10
    期待
  37. 37 : : 2016/03/26(土) 22:47:26








    眼帯の喰種「う、うぅぅぅ………」









    喰種「な、何だか知らんがチャンス!」ダッ











    喰種リーダー「待て!」











    眼帯の喰種「オ、オレが………オレがぁ?」ズバッ











    喰種「くぁっ!」バタッ











    喰種「いっ!」ポタポタ











    眼帯の喰種「ま守る?守るるるる?」











    眼帯の喰種「守………ま、ま、ま、まも…す?」











    眼帯の喰種「まもす?………す…す、わす?………」
















    『壊す』














    眼帯の喰種「くはぁぁ!!」ピキピキ→羽赫











    喰種「きゃっ!」ズバッ









    喰種「ごぉぉぉぉ!!!」ズキズキ





























    ジャン「ははは………地獄だな」











    アルミン「あの喰種…半赫者って」











    マルコ「それと喰種しか襲わないのと………何か関係があるのかな?」











    クリスタ「さぁ………わからない」

















    眼帯の喰種「」グゥゥゥ










    喰種リーダー(止まった……次は何をする気なんだ!?)











    眼帯の喰種「……喰べる」クルッ














    コニー「うおっ!こっち見たぞ!」











    ジャン「チッ…こっちに興味が移ったか!?」











    眼帯の喰種「」ニタァ



  38. 38 : : 2016/03/28(月) 14:53:53
    期待
  39. 39 : : 2016/04/10(日) 18:33:39






    喰種リーダー「!今のうちに逃げ……ドスッ」











    喰種「リーダー!」











    喰種リーダー「ぐ………」チラ











    眼帯の喰種「喰う………もっと……沢山」ユラァ











    喰種リーダー「………逃げろっ!」











    喰種「っ!……無理です!」ガシッ









    喰種リーダー「やめろっ!」











    眼帯の喰種「キヒッww」ズブッ











    喰種 ポタポタ











    喰種リーダー「ぐ………クソッ!」ポロポロ











    眼帯の喰種「頂きまぁすwwww」ガブッ











    喰種リーダー「イカレ野郎」ギロッ









    眼帯の喰種「ウマッwwwwウメェwwwww」ガツガツ









    喰種リーダー「地獄で………待って……る…ぜ」ガクッ











    眼帯の喰種「………」ガシッ→喰種リーダー











    眼帯の喰種「wwww」ガブッ











    グチョグチョ………ジュルルル……クチャクチャ…………ゴクン











    眼帯の喰種「もっと………」スッ











    眼帯の喰種「喰う………喰…う?」フラッ











    眼帯の喰種「」バタッ






















    アルミン「倒れた!?」











    ジャン「流石に力尽きたんだろ………へへ……」











    クリスタ「あ………れ………?」











    アルミン「!!!!????」























    眼帯の喰種 スゥゥ→赫子











    エレン スゥゥ





















    サシャ「ふぁ!?どういう事ですか!?」











    コニー「い、今あいつ………か、赫子から出てこなかったか………?」











    ジャン「どうなってんだよ………」











    マルコ「取り敢えず行ってみよう!」パシュ











    アルミン「マルコッ!」











    クリスタ「」パシュ











    アルミン「クリスタまでっ!………あぁもう!」パシュ











    ーーーーーーーーー
    ーーーーーーーーー




    ーーーーーーー
    ーーーーーーー







    ~ 数十分前 ~


  40. 40 : : 2016/04/10(日) 19:03:00










    痛てぇ………











    ミリウス『~~~~~!』











    アルミン『~~~!』











    ミリウス『~~~~~!~~~~~~~!』











    アルミン『~~~~~!』ガシッ











    何やってんだよ………











    喧嘩なんてしてないではやく逃げろよ………











    ナック『~~~』ドスッ











    アルミン ガクッ











    ミリウス パシュ











    ミーナ パシュ











    ナック ガシッパシュ













    そうだ………











    それでいい………











    ???『本当にそれでいいのか?』











    いいに決まってんだろ………











    ???『本当は助けて欲しいんだろ?』











    そんなこと………











    ???『オレにはわかる………あいつらはお前を見捨てて逃げたんだ……』











    仕方ねぇだろ………そうするしかなかったんだ……











    ???『違うだろ?………お前も聴こえたんだろ?………ミリウスがなんて言ったか』











    うるさい………











    ???『まさかあの状況じゃなかったら助けてくれたとでも?』











    あぁ……そうだ……きっと助けてくれた………











    ???『でもよぉ~』











    『現実をみろ!右足の無いヤツを助けて何になる!』











    っ!?………











    ???『ミリウスはお前を助けるつもりなんて無かったんだよ………お荷物のお前なんて……』











    でも他の皆はっ!………











    ???『否定しなかった』











    っ!!!………











    ???『そうだろ?』











    アルミンは助けようとしてくれた!………











    ???『でも………あいつが本気で助けようとすれば……他のやつを振り切って助けられた』











    え?………











    ???『結局アルミンも同じ………』











    『お前を見捨てたんだよ』











    嘘………だ……











    ???『嘘じゃない』











    そんな……アルミンが………











    ???『皆仲間だと思ってたんだろ?』











    ………………











    ???『でもな………皆はお前を仲間だなんて思ってなかったんだよ』











    オレは………オレはどうすればいいんだよ………











    ???『何………簡単さ』











    ???『オレに全てを委ねろ』











    それはっ!………











    ???『オレはお前を裏切らない……見捨てない……』











    ………………











    ???『お前を理解出来るのはオレだけだ』











    !!………











    ???『さぁオレに全てを………』











    わかった………オレはもう…疲れたんだ………
  41. 41 : : 2016/04/10(日) 19:21:54
    期待
  42. 42 : : 2016/04/11(月) 21:20:53
    期待
  43. 43 : : 2016/04/24(日) 12:41:02






    喰種「………こいつか?」スッ











    エレン ドクン ドクン











    喰種(辛うじて息はある………)











    エレン ピク











    喰種「悪いが来てもらうぞ」ガシッ











    エレン シュン











    喰種「!?何処に!」キョロキョロ











    ズブッ











    エレン「………まず一人」ニタァ











    喰種 ドサッ











    エレン?「………」ピキピキ











    エレン?『ようやく………自由だ!』ピキピキ→赫者化













    ーーーーーーーーー




    ーーーーーーー



  44. 44 : : 2016/04/24(日) 13:15:30
    期待
  45. 45 : : 2016/05/22(日) 21:43:07

    (あれ?)



    目が覚めるとそこは何も見えない真っ黒な世界だった。

    何も見えない……というのはかなり不安になるものだな、などと自分でも驚くほど冷静だ。


    そして何故自分がここにいるか考えてみる。

    あぁそうだ……オレは誰かと会話していて………
    それで?それからどうしたんだっけ?


    (ッ!)


    思い出そうとすると頭が痛くなる。


    何も思い出せない。自分が誰なのか、過去にどんな生活を送っていたのか、唯一誰かと会話していた事は覚えている……だが何を話していたかは覚えていなかった。


    とにかくこの状況を変えなければと辺りを見回すと、うっすらと何かが光っている。



    フヨフヨと光に向かい進む。
    足場は無く体は浮いている、まるで昔アルミンが読んでくれた作り話のようにオレは空を飛んでいる。




    光に近づくにつれ音が聞こえてくる。

    グチョグチョと気味の悪い音、まるで何かを潰すような……


    さらに光に近づくと手に柔らかい……けど所々固い"何か"を潰すような感触が広がる。




    あの光に近づくと何が起こる。



    そう確信しさらに近づく。


    すると覚えの無い光景が浮かんでくる。

    それは所々ぼやけてよく見えないが、家が沢山あるところを見ると街なのだろうと思える。

    そして大量の人、見回す限り視界を埋め尽くす
    程だ。



    少しずつ視界が晴れてくる。

    彼らの目は異様だった。本来黒くあるべき部位は赤く、それ以外は黒かったのだ。

    そしてまるで化け物でも見るような目でこちらを見ている。



    ゾォォォォォ



    (!?)




    瞬間、背後からこの世のものとは思えない気配を感じ振り替える。


    泥だ。


    街を覆うようにして禍々しい気配を帯びた大量の泥が押し寄せて来る。それから逃れようと必死に進むがどうやらあちらの方が速いらしく、あっという間に手を伸ばせば届く距離になる。




    (まずいっ!!)





    そう思ったときには時すでに遅し。

    オレは呆気なく泥にのまれたのだ、身体中を圧迫するように大量の憎悪や殺気に包まれる。

    自分の手や足が今何処にあるのかわからない。
    途端心が折れそうに……否、オレの心はポックリと折れたのだ。

    そうしてオレは心が折れると同時に自分の意識を手放した。
  46. 46 : : 2016/05/25(水) 08:45:07

    モット……



    モット…タクサン…



    クッテヤル……オマエラゼンブ!!































    エレン「クッテヤル」ニタァ







    アルミン「エ、エレン……?」







    エレン「!」







    なんだこれ……オレは今なんて言った…?







    兵士A「お、おい!聞いたか!」







    兵士B「ああ!あいつ今!喰うって!!」







    今オレは壁を背にアルミンと共に兵士達に囲まれている。

    しかも全員銃を構えて銃口はこちらに向いていらのだ。

    何故こんな状況になったのかはわからないが、このままじゃまずいってことはわかる。







    キッツ「貴様は何者だ!!!!」






    は?オレが何者かだって?
    人間だろ?……なんでそんなこと聞くんだよ。






    エレン「……質問の意味がわかりません!!!」







    キッツ「貴様はぁ!!人間か!!喰種か!!」







    なっ!!オレが人間か喰種か?
    ふざけてんのか!!







    アルミン「エレン……正直に答えてくれ…僕が君を守るから!」







    なんだよそれ……
    人間か喰種かなんてそんなの…








    エレン「………人間です!!!」








    キッツ「そうか………誰しもが自分は怪物であると認めたくないものだ……」スッ





    ゴォォォという音と共に固定砲が向けられる
    オレを狙ってるんだ……




    アルミン「っ!!」ギュッ






    アルミンがオレを抱き締めて震えてる……
    そりゃそうだ…アルミンはオレの隣にいる。
    オレがアルミンだったら逃げるかも知れない。

    でもアルミンは逃げずにオレを抱き締めてるんだ……守ってやらなきゃ。







    エレン「安心しろ……お前はオレが守ってやるから」スクッ







    アルミン「エレン……?」







    立ち上がり今思ったことをそのまま口に出すと、アルミンは不思議そうに見つめてくる。


    さっきの質問……夢のなかのあの感触……無意識に"クッテヤル"と言ったこと……


    繋がる……最悪だけど、認めたくないけど……オレが喰種だったら全て繋がる。






    エレン「だったら!」ギリッ







    ドォォォン!!!







    轟音と共に固定砲から放たれたそれはオレに狙いを定めとんでくる。







    エレン「だったらぁぁ!!」ピキピキ






    オレが喰種なら……その力を利用してアルミンを守ってやる!!!




    その時、時間が止まったような気がした。

    猛スピードで向かってきた巨大な弾丸も、今は止まって見える。


    これならいける!!




    皮膚を突き破り腰回りから何かが飛び出すと、気づけばそれを使って弾丸を切り裂いていた。



  47. 47 : : 2016/06/07(火) 11:12:29

    「なっ!!」







    「化け物がっ!」カチャ








    沢山の兵達が銃を構え、いつでも撃てる状態でいる。

    当然だ……自分でもわかる……今オレは赫子を出したのだ。








    キッツ「う、撃てぇ!!」






    弾が一斉に向かってくる。
    10…20…30…40………あぁ…数えるのもバカらしい
    あと2秒程でオレを貫くのだろう…



    だけどそれは…







    バババババ‼







    飛来してきた赤黒い結晶に撃ち落とされ、オレの体を貫くことはなかった。







    エレン「!?」







    そして、兵達の後ろに2人…仮面をつけた人がいた。










    「…無事?」






    一人が人とは思えない速度でオレの前まできて声をかける。


    その声は高く、きっと女性なのだろう。
    仮面をつけすねまで隠れる大きなコートに身をつつみ、髪の色すらもフードに隠れて見ることが出来ない。







    エレン「あなたは……」







    ???「説明は後でする……今はあいつらを殲滅すべき」ギロッ







    振り向き兵士を睨み付ける。
    その声は先程とは違い、身の毛もよだつような低く冷たい声だった。


    だがオレはそれ以上に驚いた事があった。
    身長や声を聞く限り、恐らく年はオレと差ほど変わらないのであろう女性の着ているコート。

    その背中に2ヵ所の穴があいていた。
    人とは思えない速度でオレの前に来たことから恐らくは喰種だと思っていたが、彼女は羽赫。



    そして、さっき弾を撃ち落としたのが彼女なのであればこの子は強い。

    あの結晶は銃から放たれた弾よりも速く、そして全ての弾を正確に撃ち落とした。



    その事実からオレは目の前の子に警戒心を向けた。

  48. 48 : : 2016/06/07(火) 13:00:29
    期待
  49. 49 : : 2016/07/30(土) 07:42:00


    兵士「ヒッ!」




    睨まれた兵士達は皆恐怖する。

    当然だ…オレ自身あんな声で話しかけられたら逃げたくなるだろう。





    ??「待て」






    今にも結晶を撃ちだしそうな彼女をもう一人の大男が制する。





    ??「無駄に争うなと言われていたろう……」





    ???「……チッ」





    ??「エレン・イェーガーだな?」





    大男が声をかけてくる。





    エレン「あ…あぁ…」





    ??「そうか……では、一緒に来てもらおう」ガシッ





    エレン「ちょっ!?」ジタバタ




    大男がオレを抱える……痛いです……力強すぎます…





    ??「行くぞ」タンッ





    ???「はい」タンッ









    エレン「あぁぁぁ!!!!????」ビュオォォ






    仮面フード達はオレを抱えて屋根から屋根へと飛び移動しているのだが、そのスピードが速い、立体機動なんて比べ物にならない程に。

    そして確信する、この以上なまでのスピードは羽赫だ。

    この大男はこんなにデカい図体して羽赫だったのだ。

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