この作品は執筆を終了しています。
9年間の片思いが９分で崩れ去った話をしよう。
をクリックすると、その人の書き込みとそれに関連した書き込みだけが表示されます。
-
-
1 :
fengou
:
2016/03/07(月) 20:30:48
- みなさん、お初にお目にかかります。fengouと申します。
今回が初の投稿になります。
内容は、タイトルの通りですが、なにせ数十年前のことなので正確である自信はありません。
嘘８、真実２ぐらいで書いていこうかと思います。
更新ペース、文章力などは皆さんの期待に応えられないかもしれませんがどうか生暖かい目で見ていただけたら幸いです。
-
1 :
-
-
2 :
fengou
:
2016/03/07(月) 20:38:43
- これは確か、俺が中３だった頃の話だ。
俺は、好きな人に告白した。
-
2 :
-
-
3 :
fengou
:
2016/03/07(月) 20:52:25
- 少し話がずれるが、告白する９年前、俺はとても可愛い女の子を見つけた。
「女」って名前の少女だった。
当時はまだ小１だったから好きなんていう感情なんてあるはずがなかった。
だけど、本当に可愛かった。思わず目で追ってしまうぐらいに。
当時、俺は塾に行ってて、塾の教材としていろんな小説を読んでいたんだ。
だから、好きとかいう感情を「知識」として覚えていた。
これが危険だった。中途半端に知識だけつけて、心が成長してないから。
まあ、実際、可愛いと思える女に会ったのもあれが初めてなんだがな。
正直、今だから言える。
中３のころの俺って「あのころから女のこと好きになってたんだな」とか思って馬鹿だな、と。
まあ、それで俺は女のことが好きになった。（仮定）
-
3 :
-
-
4 :
fengou
:
2016/03/07(月) 21:10:18
- 話は一気に中３に飛びます。
小学校から中３まで、俺は、いじめられていた。
小学校のころからいじめてたやつと、中学になってそいつらと仲良くなったやつに。
おそらく彼らには心がないんだろう。
おっと、話がそれた。
まあ、それで、当時の俺は、恋愛なんて関係ないものだと思っていた。
そりゃそうだよな。自分を守ることで精いっぱいだったしな。
一応、俺にも友達と呼べるやつはいたし、自分自身、夢を持っていた。
俺の夢は、エンジニアになることだった。
だから、たくさん勉強した。
だけど、そのぶんいじめられた。成績がよくて、運動ができないからだ。
俺は、そいつらから離れたいという気持ちもあったし、工業高校に行きたいという気持ちもあった。
そして、○○高校に合格した。
合格したとたん。今まで育ってきた地元のことを考えると寂しくなった。
俺は、ここを離れるんだ、と。
俺は、地元に未練を残さないようにすることを決めた。
幸いまだ一か月程度は暇だ。
このとき、俺はあの時の感情を思い出した。
今まではいじめられていたこともあってずっと自分を押し殺していたが。
そう、俺は女のことが好きだと。
勢いで告白しようとしたさ。でも、できなかった。
ヘタレたんだ。俺みたいなキモイやつが告白しても迷惑なだけだよな、と理由をつけて。
まあ、キモイやつについては否定しないが。
それから、一週間ほどが経った。
-
4 :
-
-
5 :
直方正典
:
2016/03/07(月) 21:17:07
- 期待してます
-
5 :
-
-
6 :
fengou
:
2016/03/07(月) 21:17:30
- 俺は、そこら辺の公園に行こうと自転車を走らせた。
そして、俺は、友が見知らぬ女に告白しているのを見かけてしまった。
俺は、ショックだったのか知らないが、その場に立ち尽くしていた。
まあ、当然、友にばれた。
友が見知らぬ女に振られたのか、OKもらえたのかは覚えていない。
多分、振られたんだと思う。
そのあと俺たちは公園で話をした。
-
6 :
-
-
7 :
fengou
:
2016/03/07(月) 21:52:48
- 友「なあ、お前って他県の高校に行くんだろ?」
俺「ああ」
友「寂しくないのか?」
俺「そりゃ、寂しいよ。お前みたいなやつと離れるのはさ。」
俺「でも、やっぱり、自分の夢を叶えたいんだ！」
俺「自分勝手なのかもしれないけどね。」
俺「それに死別するわけじゃないし、いつでも会えるだろ。」
友「おう、そうだな。」
俺「ただ、一つだけ未練があってさ。」
俺「女に告白したいんだ。ダメもとだけど。」
友「そうか、頑張れよ。応援してるよ。」
友「そして砕け散ってこい!!」
俺「砕け散ったらダメだろ!?」
…
俺「あはは、元気でたよ。ありがとう。」
俺は、友に勇気をもらった。
本当は今すぐにでも呼び出して告白したかったが、もう日が傾いていた。
仕方がないからメールで告白することにした。
慣れない手つきでボタンを操作し、本文を打った。
「好きです。恋人になってください。」と。
ー送信しましたー
俺「いわれた通り、砕け散ってやるよ。」ﾎﾞｿｯ
メールだから返事が返ってくるのに多少時間がかかる。
返事が返ってくるまでの時間はかなりきつかった。
心のどこかで、OKしてくれると思っていたから。
メールを送ってから約９分後、返事が返ってきた。
-
7 :
-
-
8 :
fengou
:
2016/03/07(月) 21:59:50
- 返事の内容は、極めて簡単なものだった。
「ごめんなさい。付き合えません」と。
わかってはいたことだった。
心の準備だってしていた。
でも、ものすごく心に刺さった。
好きな人に振られたということが。
わかってる。みんながみんな好きな人と結ばれるわけがないということは。
俺は、翌朝、公園に行った。
自分の思いを伝えられた喜びと、好きな人に振られた切なさを胸に抱えて。
これから上ってくるであろう朝日に、俺は叫んだ。
「９年間の片思いが９分で崩れ去るのは、さすがにきついわーーー！！！」
-
8 :
-
-
9 :
fengou
:
2016/03/07(月) 22:03:39
- はい、終わりです。
正直、勢いで書いたので絞めが雑ですね。
まあ、初めてということで見逃してください。（汗）
友の「砕け散ってこい!!」はリアルに言われたのでその時はまじで笑えました。普段、そういうこと言うようなキャラじゃなかったので。
まあ、私の苦い記憶を吐露できたので、私的には満足です。
最後まで見てくださった方、ありがとうございました。
-
9 :
- 著者情報
-
-
- 「男・女」カテゴリの最新記事
- 「男・女」SSの交流広場
- 男・女 交流広場