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サシャ「エピソードⅦ」 コニー「フォースの覚醒」 ④ 進撃×スター・ウォーズ

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  1. 1 : : 2016/02/18(木) 04:33:49
    進撃×スター・ウォーズ、エピソードⅦ、フォースの覚醒の第4話になります。


    よろしくお願い致します<m(__)m>
  2. 2 : : 2016/02/18(木) 05:03:02











    陽気な音楽が鳴り響くなか、人間やエイリアンたちが酒瓶片手に大盛況のマズの城。













    その中の大きな丸テーブルのひとつに、サシャやコニー、ジャンとマズが囲むように腰かけていた。










    「へぇ、そうかい。」



    ジャンからの話を聞いたマズは、気の強そうな笑みを浮かべてジャンを見つめた。










    「あんた、また嵐の中に戻ろうって気なのかい?」

    「ああ、そうだ。だからよ、お前の船でこのドロイドをレジスタンスの秘密基地まで運んでくれねぇか?」

    「お断りだね! 自分で行きな!」








    にべもなく断られ、ジャンは少し困った顔をした。










    「俺が直接行ったら、ミカサが怒りだすだろ?」

    「ふん、あんたがこの戦いから逃げ出したからじゃないか。」








    痛いところを突かれ、ジャンは渋い顔をして沈黙した。










    まあ、こう詰られても無理はないか・・・・・・・・・・・・











    ミカサとケンカ別れをした後、俺は再び銀河を放浪した。








    俺は自分の世界へと逃げ込んでしまったのだ。
    ダークサイドに落ちてしまった、俺たちの息子に会うのを恐れて・・・・・・・・・・・・


    いや、俺たちの息子がダークサイドへと寝返ったこと自体、今でも俺は受け入れがたいのだ。









    姿を消した死に急ぎのことを、俺がどうのこうの言える立場にはない・・・・・・・・・・・・。









  3. 3 : : 2016/02/18(木) 05:08:55










    「あの・・・・・・。」



    ジャンが暫く沈黙していると、サシャがおずおずとマズに尋ね始めた。










    「戦いって、何のことですか?」

    「決まっているだろう。ダークサイドとの戦いさ。」

    「ダーク・・・・・・サイド?」








    周りが大いに盛り上がるこの酒場において、サシャたちが座るテーブルだけが水をうったよう静かになる。
    少し息をついてから、マズは語り始めた。














    「いつの時代にもダークサイドは存在してきた。シス、帝国、そして今はファースト・オーダー・・・・・・・・・・・・。フォースのダークサイドが再び銀河を覆いつつある。戦わなくちゃならないんだ。皆で力を合わせてね。」
















    「そんなの・・・・・・・・・・・・無理だッ!」



    突然、意外な人物が声を上げた。















    声を上げた人物――――――――コニーは恐怖の面持ちでマズを見つめていた。






    するとマズは、目につけたレンズの淵を回した。
    レンズに映るマズの目が大きくなり、それから、マズはテーブルの上に両手と両ひざをついた。



    テーブルの上に乗っているコップが落ち、下にいたBB-8の頭に直撃する。
    マズはテーブルの上を這って、ゆっくりとコニーに近づいてきた。











    「じゃ、ジャンさん、これは一体!?」

    「かなりヤバイかもな・・・・・・・・・・・・。」








    困惑するコニーに対し、ジャンがあっさりと返答する中、マズはますますコニーに近づき、その瞳を覗き込んだ。










  4. 4 : : 2016/02/18(木) 13:53:45










    「ふむ。」



    何かを得心したように呟くマズ。
    そのまま後ろへと這って行き、元の席に戻ったマズは、レンズを元の倍率に戻した。









    「長い間銀河を放浪していると、同じような瞳を持った人間を見るものさ。あんたの瞳は、誰よりも逃げたがっている瞳だ。」










    コニーは憮然とした表情になって立ちあがった。



    「偉そうにものを言うんじゃねえよ。俺が誰で、何を見てきたのかも知らねぇくせに。」







    驚いたサシャが見つめるコニーの表情は、怒りと恐怖が入り混じり、覇気が感じられなかった。
    一体何を見て来たら、人間、このような表情を取れるのだろうか。










    「俺は誰よりもファースト・オーダーを知ってる。早く逃げねぇと・・・・・・皆殺されちまう。」










    コニーの尋常ならざる様子を見たマズは、窓際のテーブルに座る二人のエイリアンを指さした。



    http://www.starwarsnewsnet.com/wp-content/uploads/2016/01/Maz-Kanata-Castle-e1453886772543.jpg











    「あの二人はこれから銀河の外縁部に行くところさ。逃げたいと思うなら早くお行き、今なら、姿を隠せるよ。」










    不意にマズから提案され、面喰ったコニーはまずサシャを見、すぐに顔を逸らしてジャンを見た。
    まっすぐ前を見つめて顔を合わせようとしないジャンに、コニーは貰ったブラスターライフルをすっと差し出した。










    「・・・・・・・・・・・・貰っていけよ。」



    ブラスターライフルをコニーの胸へと押し返し、受け取りを拒否するジャン。
    そのままコニーはライフルを背中に背負うと、外縁部へと行くエイリアンたちの元へと歩き出した。








  5. 5 : : 2016/02/18(木) 13:54:54










    「・・・・・・・・・・・・ちょっと待ってください! コニーッ!!」



    サシャが立ち上がり、座ってその場から動こうとしないジャンの脇を通って、去っていくコニーを追いかけていった。











    「行かないでくださいッ!」

    「サシャ・・・・・・・・・・・・。」






    サシャに引き留められ、戸惑いを見せるコニー。








    「だって、コニーは言いましたよね!? 自分はレジスタンスだって!?」

    「・・・・・・・・・・・・違うんだ。」

    「!? 違う!?」








    俯きがちに話すコニー。
    女は嘘に気が付く・・・・・・・・・・・・ジャンのこの言葉が頭をよぎる中、ならば自分から話してしまった方がいいだろうと、コニーは本当のことを話し始めた。









    「俺は、レジスタンスじゃないし、ましてや・・・・・・・・・・・・天才でもない。俺は・・・・・・ストーム・トルーパーなんだ。」

    「!!」

    「赤ん坊の時に攫われて、教育されて育ったんだが、最初の作戦で人を殺せなかったんだ。俺は・・・・・・・・・・・・臆病者だ。」

    「そんなこと・・・・・・・・・・・・。」

    「恐ろしくなってファースト・オーダーから逃げ出した時に、お前に出会った。強いお前を見て、俺は・・・・・・・・・・・・自分が恥ずかしかったんだ。だからあんな嘘を。」









    今まで作り上げてきた自分の中の虚像が、音を立てて崩れていく。
    その中にあって、まだ残っているのは自分の本心だけであった。


    サシャを見つめ、コニーは提案した。









    「なぁ、俺と一緒に行かねえか? 逃げるんだよ、ファースト・オーダーから。」



    臆病な自分ではあるが、サシャを助けたい。
    それだけは、コニーの偽ざる本心。









    対して、サシャの決心は固かった。



    「行かないで、コニー・・・・・・・・・・・・。」










    ここから逃げたいコニーと、あくまで踏みとどまりたいサシャ。
    気持ちの違いが、彼らを別った。












    「・・・・・・・・・・・・分かった。元気でな、サシャ。」



    コニーはそう言うと、今にも悲しみで崩れそうな表情をしているサシャから顔を逸らし、二人のエイリアンの元へと歩き始めた。











  6. 6 : : 2016/02/18(木) 14:18:31






















    (・・・・・・・・・・・・いやッ!)

    (・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・いやあぁあぁッ!!)













    急に、サシャの耳の中に、少女の泣き叫ぶような声が聞こえてきた。




    始め、この声は自分の心の声だと思った。
    しかし、暫くして、断続的に聞こえてくるこの声は下から響いて来ていることに気が付いた。











    振り返るとそこには、地下室へと続く石で出来た螺旋階段。
    その奥から、少女の鳴き声は聞こえてくる。


    しかも、周りの人間やエイリアンたちは一行に気が付く様子がない。









  7. 7 : : 2016/02/18(木) 14:19:05









    声に導かれるように、サシャは薄暗い螺旋階段を降りていく。
    一人で行くサシャを心配したBB-8がゆっくりと後をついて行く。









    すると、光のあまり差さない、ひんやり薄暗い地下室の廊下へと階段は続いていた。










    少女の泣く声は廊下の一番奥の部屋から響いてくる。
    サシャはそのドアの閉まった部屋の前に立った。






    プシュウウウウ・・・・・・


    すると、部屋のドアがひとりでに開いた。







    少女の泣く声がやみ、物置のような部屋には小さな小窓があり、外からの光が降り注いでいる。
    その光の中央に、古びた箱が置いてあった。



    サシャは恐る恐る、その箱を、ゆっくりと開けた。










    「これは、何でしょうか・・・・・・。」



    中に入っていたのは、銀色の筒のようなものであった。
    不思議な感覚に囚われたサシャは、ゆっくりと、その銀色の筒を手に取った。










    「!!」



    途端に、サシャの周りの風景が一転した。











    第4話


    幻視(ヴィジョン)










  8. 8 : : 2016/02/18(木) 14:20:19










    暗転していく周りの風景。










    その中央に、緑色のとがった耳を持つ、小柄なエイリアン(ヨーダ)の霊体が現れた。



    <フォースはわしらを取り囲み、わしらを結び付けておる。>











    次に目の前に映った光景は、遥か高い場所にあるアンテナにしがみつく青年と、彼を追い詰める黒いマスクを被った男。












    「俺が、お前の父親だ。」

    「お、お前が・・・・・・・・・・・・父さんを、殺したんだろ!? お前が、お前が・・・・・・・・・・・・。」

    「お前はもう悟っているはずだ、それが真実であるとな。」

    「あぁ、ああぁあぁ、うわあああああああああぁあぁああぁああぁあぁぁぁッ!!」










    __________これは誰かの記憶なのだろうか?







    次の瞬間には、青と銀のR2ユニットの隣に座り込み、機械の右手をそっとR2ユニットの頭に乗せる男の姿が映った。










  9. 9 : : 2016/02/18(木) 14:21:18










    <サシャ・・・・・・サシャ・・・・・・・・・・・・・・・・・・。>



    ふと、誰かに名前を呼ばれ、振り返ると再び風景が暗転した。









    突然大雨が降りだし、目の前を見ると、夜の闇の中、子供たちが次々と赤い光刃によって惨殺されてく姿。
    周りを見渡すと、死体があちこちに転がっている。


    雷が鳴り響き、子供たちを殺した男の姿が浮かび上がった。








    黒いマスクを被り、十字型の赤い光刃を持つライトセイバーを手にした男。
    その周りに、似たようななりをした者たちが数名。









    再び風景が暗転。


    今度はアンカーに手をつながれ、砂漠の惑星から青空へと飛んでいく船に対して泣き叫ぶ少女の姿が映った。













    「いやあぁあぁぁッ!! 行かないでッ!! ママッ! ママああぁあぁぁッ!!」











    __________間違いない。




    これは、五歳の時の、私の記憶・・・・・・・・・・・・。












    再度、風景が暗転する。
    すると、暗転していく風景の中に、白髪の老人(アルミン)黒髪の青年(エレン)の霊体が姿を現した。



    アルミンはゆっくりとサシャに近づき、静かに声をかけた。
















    <サシャ・・・・・・・・・・・・これが君の、初めの一歩だ・・・・・・・・・・・・。>










  10. 10 : : 2016/02/18(木) 18:52:56
    今年のキャパオーバー行きましたか?
    まあそんなことはどうでもいいんだ
    頑張ってください!うんそりゃもう!
    うぇひひひひひひっひひひひいひひひひひひひひひひ(ry


     期待 期待
    期  期  期
     待   待
      期 期
       待      数年前やってた期待ハートですお^q^
  11. 11 : : 2016/02/18(木) 20:15:04
    >>11
    いつもコメントを寄せていただき、ありがとうございます<m(__)m>
    頑張ります(*´ω`)
  12. 12 : : 2016/02/18(木) 20:15:28
    期待してます
  13. 13 : : 2016/02/18(木) 20:16:37
    >>12
    直方さんにもいつも励まされております(*´ω`)
    ファントム・メナスの時から愛読していただき、感謝感謝です<m(__)m>
  14. 14 : : 2016/02/18(木) 20:16:53











    ふと気が付くと、元の地下室の薄暗い廊下にサシャは戻っていた。



    「今のは・・・・・・・・・・・・一体。」











    頭の中で整理が追い付かず、困惑するサシャ。












    「そうかい、あんたは・・・・・・・・・・・・見たんだね?」



    ふとサシャが見ると、螺旋階段のほうからマズ・カナタがこちらへと向かって歩いてくるのが見えた。










    「私・・・・・・触らなきゃよかった。」



    今にも崩れてしまいそうなのを必死にこらえて、サシャは言葉を押し出す。
    マズは目からゴーグルのレンズを上部へと持ち上げると、歌うように語り始めた。









    「このライトセイバーはエレンのものだった。もとをただせば、彼の父親が作り出したライトセイバーだ。そして今、あんたを呼んでいる。」

    「私を?」








    父親(エレン)から息子(エレン)へと、人知れず受け継がれてきた青い光刃を持つライトセイバー。









  15. 15 : : 2016/02/18(木) 20:17:54









    「そんなの、無理です! 私、ジャクーに帰らないといけないんです!」



    マズに対して反論するサシャ。
    マズは、しかし、穏やかな表情でサシャに語り続けた。









    「でも、あんたの瞳は既に真実を悟っている。」

    「!!」

    「ジャクーであんたが待っているものは、もう戻っては来ない。でも・・・・・・戻って来れる人もいる。」

    「・・・・・・・・・・・・エレン。」







    真実を悟るサシャの双眸から、涙が溢れた。
    その雫は、震えるサシャの頬に、静かに流れていった。











    「あなたが求めているものは過去にはない。未来にある。さぁ、目を瞑りなさい。」










    言われるままに涙が流れている両目を静かに瞑るサシャ。
    目を瞑れば、周りにあるのは闇ばかり・・・・・・・・・・・・そう思っていた。


    だが、どうだろう。


    今、目を瞑っている私の周りには、なぜか、目に見えない光が溢れている。そんな感じがした。










    「フォースは全てを包み込む。そして、光は常にそこにあって、あたしたちを等しく照らしかける。」










    サシャが再び目を開けると、マズは私にライトセイバーを差し出してきた。



    「さぁ、ライトセイバーを取りなさい。」








  16. 16 : : 2016/02/18(木) 20:18:56











    震える手で、ライトセイバーを受け取るサシャ。
    ゆっくりと、エレンのライトセイバーを眺めたサシャは、しかし、










    「・・・・・・・・・・・・もう、私に、関わらないでくださいッ!!」



    マズにライトセイバーを押しかけると、地下室から螺旋階段、城の外へと駈け出していった。












    一人地下室に残されたマズは、小さなため息をついた。













    __________嘘だッ!







    あの人は、必ず帰ってくる!
    私はずっと信じてそれを待っていた!


    なのに、帰ってこないなんて・・・・・・・・・・・・あり得ないッ!!










    あまりにも多くのことが起こり、サシャは自分を受け入れきれなかった。







    「はぁ、はぁ、はぁ・・・・・・・・・・・・うっ・・・・・・うう・・・・・・。」



    城の外に広がる森の中を走っていき、サシャは再び、涙を流し始めた。


















    ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇












  17. 17 : : 2016/02/20(土) 07:09:16















    同刻。






    氷の惑星であるスターキラー基地において、シャビィ・イノセンシオ将軍は、大勢のストーム・トルーパーやパイロット、士官たちを、広場の遥か彼方にまで出整列させていた。



    http://silverscreenriot.com/wp-content/uploads/2015/12/star-wars-the-force-awakens.jpg











    遥か高い壇上、
    ファースト・オーダーの巨大な赤い垂れ幕の前に立ち、シャビィは兵士たちに檄を飛ばした。













    「諸君ッ! いよいよ我々の作っていた最終兵器が完成したッ!
    表向きは我々と同盟を結んでおきながら、裏ではあの忌々しいレジスタンスを支援する不誠実な共和国を今こそ駆逐するときだッ!!」











    シャビィは右手の人差指を立て、激烈な演説をぶった。









    「今日、この日は共和国終焉の日として記憶されることとなるだろうッ! そして、ファースト・オーダーの力の前に、残りの星系は全てひれ伏すことになるのだッ!!」













    その瞬間、兵士たちが一斉に右手を上げ、大地を揺るがすような歓声が上がった。
    兵士たちの雄叫びは、さながら怒り狂う猛獣のそれによく似ていた。









  18. 18 : : 2016/02/20(土) 07:10:40











    __________ファースト・オーダーに、思想は無い。











    存在するのは、力による支配。









    巧妙な姦計でもって銀河を手中に収めたパルパティーンとは違い、ファースト・オーダーは力による支配を望んだ。
    その為には、銀河帝国よりも強大な軍事力を持つ必要があるという、至極シンプルな結論に至った。



    それを体現した超兵器こそ、このスターキラー基地であった。










    「発射ッ!!」




    シャビィが高らかに、超兵器の起動を命じた。


















    惑星を深く切り込んで創り上げた巨大な砲台から、目も眩むばかりの赤い咆哮が炸裂した。




    https://judebgallery.files.wordpress.com/2015/12/starkiller1.jpg?w=950&h=523













  19. 19 : : 2016/02/20(土) 07:11:39











    スターキラー基地の地上から、あまりにも巨大な赤い火柱が、全てを揺るがさんばかりに轟音を上げ、天を突かんばかりに昇っていく。




    http://juliekinnear.com/imagesall/2016/01/starkiller.jpg














    リサージェント級スター・デストロイヤー<ファイナライザー>からカイロ・レンは、放たれた赤いレーザーが宇宙空間を切り裂くように進んでいく様を見つめていた。




    http://vignette1.wikia.nocookie.net/es.starwars/images/e/ee/Kylo_Ren_watching_the_shot_of_the_Starkiller_Base.png/revision/latest?cb=20151220073359














    「あ、あの光・・・・・・・・・・・・まさか・・・・・・・・・・・・。」









    惑星タコダナの空を見上げたコニーは、震える声で呟いた。



    彼もかつて、その基地で働いていたことがあったから。
    あの赤い光が、何を意味するか分かっていたから。














    銀河の北の端、未知領域(アンノウンリージョン)から放たれた赤い(いかづち)は、五つの赤い槍に分かれて銀河の中枢、コア・ワールドにまで到達した。










  20. 20 : : 2016/02/20(土) 07:12:38











    新共和国首都惑星、ホズニアン・プライム。











    「あの光は、一体・・・・・・・・・・・・。」




    輝くようなネオンに包まれた、超高層ビルの立ち並ぶ夜の摩天楼。
    それが、突如として不気味な赤い光に照らされて、人々が不安げに天を仰ぐと、赤い閃光が炸裂した。












    五つに分かれた赤いレーザーは、ホズニアン・プライムを含むホズニアン星系にある五つの惑星に命中。




    http://images-cdn.moviepilot.com/images/c_limit,h_290,w_707/t_mp_quality/lfiek7vqlsimlode1thv/the-physics-of-the-death-stars-and-starkiller-base-in-star-wars-destruction-of-the-hosnia-795395.jpg













    砲撃は惑星のコアにまで達し、たちまちのうちに激しい連鎖反応を起こして崩壊。
    膨大なエネルギーが放たれて惑星全体が弾け飛んだ。















    __________ファースト・オーダーの超兵器は、新共和国の首都惑星ホズニアン・プライムを、防衛艦隊もろとも滅ぼした。











  21. 21 : : 2016/02/20(土) 20:27:37










    「一体・・・・・・何が起こったんだ・・・・・・・・・・・・。」



    遥か上空に浮かぶ、五つの巨大な爆発を見つめ、ジャンは呆然として呟いた。
    遥か彼方から響き渡った轟音に気が付いた人間やエイリアンたちが、城の外へと出ては口を押えたり、狼狽えたり、或は大声を上げて指を指すものもいた。









    「ジャンさんッ!」


    すると、同じく爆発を目撃したコニーが、急いでジャンの元へと走ってきた。









    「ファースト・オーダーですッ! 新共和国が・・・・・・新共和国がッ!!」

    「分かってる・・・・・・・・・・・・。」













    その轟音は、森の中を走っていたサシャの耳にも届いた。



    「何なんですか、一体・・・・・・・・・・・・。」









    不吉な胸騒ぎに胸が塞がる。
    すると突然、後ろから音が聞こえてきた。


    驚いて振り返るとそこには・・・・・・・・・・・・

















    心配して後をついてきたBB-8がそこにいた。









  22. 22 : : 2016/02/20(土) 20:34:17










    「ダメですッ! これ以上近寄らないでッ!」



    サシャは、しかし、追いかけてきたBB-8を追い返そうと声を張り上げた。









    「もう・・・・・・・・・・・・これ以上私に関わらないでくださいッ!!」







    サシャは何とか自分を保とうと必死で、
    そうでもしなければ自分が今まで何のために待っていたのか分からなくなってしまいそうで、


    心配してくれるBB-8に、思わずつらく当たってしまった。













    だが、不測の事態は、サシャが嘆いている暇もなく訪れた。








    ゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・・・・・・・・・・・




    さっきとは別の轟音に気が付いたサシャが上空を見上げると、ファースト・オーダーの輸送船とTIEファイターが城の方角へと飛んでいくのが目に飛び込んできた。









    「そんな・・・・・・・・・・・・ジャン! コニー!!」



    思わず声を上げたサシャは一瞬動きが止まり、逡巡した。
    だが、やがて迷いを振り切ったようにBB-8に近寄ると、しゃがみこんでサシャはBB-8に語り掛けた。








    「逃げてくださいッ! その方が安全ですッ!!」



    再び逃げるように言われ、BB-8は抗議した。だが・・・・・・・・・・・・









    「走らんかいッ!!」



    覚悟を決めたサシャの迫力に負け、そして、サシャの覚悟を汲み取ったBB-8は一人、森の中へと走り出した。











    サシャは一人、元来た道を全力疾走で戻っていった。










  23. 23 : : 2016/02/20(土) 20:39:01










    TIEファイターの隊列が、日の暮れかかるマズの城へと近づいていく・・・・・・・・・・・・。










    「こっちだ、付いてきな。」



    そのさなかにあって、城のほうでは、マズ・カナタがジャンとコニーを例の地下室へと案内していた。









    「この日が来るのに備えて、あたしはずっとあるものを大切にとっておいたのさ。」

    「あるものだと?」







    ジャンが首を傾げながら尋ねると、マズは古びた箱から、エレンのライトセイバーを取り出し、コニーへと差し出した。










    「このライトセイバーをあの娘に渡しておやり!」

    「お、俺は・・・・・・。」

    「少なくとも、あんたはあの娘を助けたい・・・・・・・・・・・・違うのかい!?」

    「あ、ああ! 俺はあいつを助けたいッ!!」








    コニーは覚悟を決めると、エレンのライトセイバーを受け取った。









    「おいマズ・・・・・・・・・・・・なぜお前が死に急ぎのライトセイバーを持っている?」

    「良い質問だね、馬面。答えはまた後で・・・・・・・・・・・・だ。」

    「ちっ、食えない婆さんだ。」








    ドゴオォオンッ!!


    ジャンとマズが皮肉を言い合っていると、急に地下室がぐらぐらと揺れ、天井からパラパラと破片が落ちてきた。









    「けだものどもが来た!」

    「はっ、俺たちが駆逐してやるだけさ。行くぞ天才くん!」

    「お、おうッ!!」







    ジャンとコニーも、ファースト・オーダーとの戦いに身を投じる覚悟を決めた。
    もう若くないはずのジャンが部屋を飛び出していき、その後ろをコニーが一生懸命になってついて行った。









  24. 24 : : 2016/02/21(日) 23:22:59










    「!! し、城が・・・・・・・・・・・・。」







    急ぎ足で戻ってきたサシャの目に飛び込んできた風景。
    それは、TIEファイターによって砲撃され、炎上、崩壊していくマズの城であった。



    既に幾人かの客が銃を片手にファースト・オーダーのストーム・トルーパーたちと交戦していたが、兵士として鍛え上げられた彼らに敵うはずもなく、多くは撃ち殺されてしまっていた。










    咄嗟にジャンから貰ったピストルを取り出し、遠くからストーム・トルーパーに狙いを定めるサシャ。









    「!! そうだ! 安全装置を外さなきゃッ!」



    が、安全装置を外し忘れ、もたついている間に敵のストーム・トルーパーに発見されてしまった。








    「!! いたぞ、撃てッ!!」



    ストーム・トルーパーたちがサシャ目がけてレーザーを発射してくる。
    光弾が飛んでくる中、サシャは装置を外し、大きな声で叫んだ。








    「うおおぉおぉおぉぉッ!!」



    叫びながら、サシャは引き金を引き、光弾を発射。
    光弾は真っ直ぐ、ストーム・トルーパーの胸に直撃し、サシャは初めて銃で兵士の命を奪った。









    恐怖と闘争心とがないまぜになって、サシャはレーザーを放ちながら森の中へと駈け出す。
    その後を、ストーム・トルーパーたちもレーザーを放ちながら追っていく。












    丁度その時、上空からユプシロン級コマンド・シャトルが一艘、ゆっくりとそのV字型の翼を折りたたんで着陸した。
    タラップがゆっくりと降り、中から指揮官であるカイロ・レンが降り立つと、近くにいたストーム・トルーパーがすぐに報告をもたらした。









    「閣下、女は森の中へと逃げ込みました。」









  25. 25 : : 2016/02/21(日) 23:46:33










    ガラガラガラ・・・・・・・・・・・・








    ややあって、瓦礫をかき分けたジャンとコニーとマズが、城が崩壊して剥き出しとなった地表へと出てきた。
    事態を察知したチューバッカがすかさず、レーザーを放ちながらジャンのところへと駆け寄ってくる。


    襲いかかってくる敵をピストルで駆逐しながら、ジャンは大声で叫んだ。










    「いいところに来た! お前の銃を貸せ、チューイ!!」



    ジャンはそう言うと、チューバッカの愛銃であるボウガン型のボウキャスターを借り受け、敵を駆逐し始めた。










    ウーキーの使う武器はどれも大型で、成人の証として作られるハンドメイドの代物である。
    よって、通常の武器と比べても、威力、精度共に図抜けた性能を有していた。









    「ふ、癖になりそうだぜ、相棒。」



    すっかりチューバッカの銃を気に入ったジャンは、会心の笑みを浮かべた。









  26. 26 : : 2016/02/21(日) 23:50:17









    「くそ、ファースト・オーダーの奴らめ・・・・・・。」



    破壊されていく城を見つめ、コニーは拳を握った。
    すると、横からマズがコニーに向かって声を張り上げた。








    「何をぼさっとしているんだい! あんたも戦うんだろ!?」

    「!! あぁ、けどよ・・・・・・ブラスターを荷物に積んじまって武器がねえんだ!」

    「あんたバカかい!? 武器ならもう持ってるじゃないか!?」

    「えっ!?」

    「そのライトセイバーは飾りじゃないんだよ! とっとと手に取って戦いな!」










    マズに促され、はっとしたコニーは銀色のライトセイバーを手に取り、スイッチを押した。











    ビュウウンッ!!


    コニーの手の内から、まるで快晴の青空のような、鮮やかな青色の光刃が飛び出した。
    初めて見るジェダイのライトセイバーに少しばかりの興奮を覚えながら、コニーは低く唸るような音を立てる光刃を真っ直ぐに構えた。








    「よし、行くぞッ!!」



    コニーは大声を上げて自らを鼓舞すると、光刃を唸らせながら敵へと突っ込んでいった。










  27. 27 : : 2016/02/23(火) 23:48:06










    「うおおぉおぉぉッ!!」



    突如上がった声に驚いたストーム・トルーパーが振り返ると、その胸に一閃、青い光刃が閃いて兵士の胸をまっすぐに貫く。










    「この・・・・・・裏切り者があぁあぁッ!!」



    すると、この様子を見ていたストーム・トルーパーの一人が大声を上げ、持っていたブラスターとシールドを投げ捨てた。
    腰にぶら下げていた近接武器――――――暴動鎮圧バトンZ6を起動させ、電流が先端に流れ出すと、グルングルンとまわして戦う構えを取った。




    http://o.aolcdn.com/hss/storage/midas/286322a24a2b6d701f828f189635245/203232873/First-Order-Riot-Control-Stormtroopers-1536x864-397036155406.jpeg









    「!! お、お前は!?」

    「ああ、俺だ・・・・・・・・・・・・CNI-2199だ。」







    ストーム・トルーパー――――CNI-2199は、かつてCNI-2187と名乗っていたコニーの同僚であり、キャプテン・ファズマの元で訓練に励んでいた若者であった。










    「改心をするなら今のうちだぞ、CNI-2187ッ!!」

    「俺はもう、ファースト・オーダーに戻るつもりはねぇッ! それに、今の俺は・・・・・・・・・・・・コニーだッ!!」








    かつての同僚と決別し、コニーはライトセイバーをまっすぐに構え、ファースト・オーダーと戦う道を選んだ。



    もう俺は、引き返さない。
    俺は・・・・・・・・・・・・逃げないッ!!









    「うおおぉおぉぉッ!!」
    「ああぁあぁあぁッ!!」






    バチィッ!!


    ライトセイバーとバトンが接触し、激しい火花を散らした。









  28. 28 : : 2016/02/24(水) 00:11:41









    バチィッ!

    バチィッ!!
    バチィバチィッ!!




    しばらくの間、コニーと元同僚は激しい死闘を繰り広げた。









    「強くなったじゃないか! 2187!」

    「何度も言わせんな! 俺はコニーだッ!」

    「たわけめ! お前に名前などないッ! お前はストーム・トルーパーだッ!!」







    元同僚は叫ぶように言うと、グルンと勢いをつけて思い切りバトンをコニーへ向けて打ち込んだ。


    元同僚はバトンの扱いに長けており、立て続けに攻撃を繰り出していく。
    対して、コニーはライトセイバーを思うように扱えていなかった。








    (くそ・・・・・・なんて扱いにくい武器なんだ。)






    ライトセイバーはその光刃から放たれる目に見えないアーク波によって、妙な“くせ”を持つ武器であった。
    その独特のバランスをフォースによる調整なしに扱うのは難しく、コニーはこの恐るべき武器を充分に振るうことが出来ていなかった。








    バキッ!!


    「ごほっ!!」






    ライトセイバーを弾かれ、隙の出来たコニーのみぞおちに、真っ直ぐ、バトンがめり込んだ。
    コニーは後ろに吹き飛ばされ、仰向けに転倒した。









  29. 29 : : 2016/02/24(水) 23:06:42








    「がはぁッ! ゲホッ!」



    苦しそうに悶えるコニーに、少しずつ近づいてくるCNI-2199。








    「目が、覚めたか!? CNI-2187!?」

    「ゲホ・・・・・・お前こそ、目を覚ませよ!」

    「ちっ、このわからず屋がッ!!」






    CNI-2199は叫びながら、コニーに止めの一撃を与えようとバトンを振り上げた。














    __________くそ、こんなところで・・・・・・・・・・・・


    こんなところで、死んでたまるかッ!!










    コニーが身を捩ってバトンを躱そうとした、その時だった。











    バキュウッ!!


    「ぐああッ!!」







    赤い光弾が、真っ直ぐCNI-2199の胸に当たり、彼は仰向けに吹き飛ばされて絶命した。









    「おい、大丈夫か、天才くん?」



    ふと振り返ると、そこにはチューバッカの銃を持ったジャンがこちらに近づいてきていた。
    どうやら俺は、ジャンさんに命を救われたらしい・・・・・・。








    「へ、平気っすよ!」

    「ふん、強がるやつは嫌いじゃねえが、強くなってから言うんだな。」







    そう言うとジャンはチューバッカに銃を返し、それからコニーに手を差し出した。







    「・・・・・・。」



    コニーは無言でジャンの右手をしっかりと握り、ジャンはまるで谷から引っ張り上げるようにコニーを起こした。









  30. 30 : : 2016/02/24(水) 23:30:22









    「よし、もうひと・・・・・・・・・・・・暴れといきたかったんだがな・・・・・・。」



    さて、コニーを助けたジャンはその勢いで敵を駆逐しようと考えていたのだが、当てが外れてしまった。
    いつの間にやら三人は、ストーム・トルーパーたちに囲まれており、銃を突きつけられていた。








    「動くな、レジスタンスのクズどもめ。」



    ストーム・トルーパーの一人がこう罵り、ジャンたちから武器を取り上げていく。
    三人は両手を頭の後ろに組まされ、銃を突きつけられて歩かされ始めた。










    「ど、どうすりゃいいんすか!?」

    「知るか! 今考えてんだよこの坊主頭め!」






    ジャンが悪態をつくなか、三人は輸送船に連行されていく。
    丁度その時だった・・・・・・・・・・・・











    「!! 報告! 湖の彼方に、未確認の機影を確認ッ!!」










  31. 31 : : 2016/02/24(水) 23:31:41










    ストーム・トルーパーたちが俄かに騒ぎ出し、ジャンたちも湖の水面の彼方を眺める。











    遥か遠くの水面に見えるのは、水しぶきを上げながら水面すれすれを飛んでくる十数機の高速戦闘機。
    彼らを率いるレジスタンス一腕の立つパイロット―――――――キュクロは通信機に向かって叫んだ。










    「ヨシ! Sフォイル戦闘ポジションッ!」











    レジスタンスの戦闘機――――――Xウィングは編隊を組み、両翼をX字状に開いて城へと突撃してきた。



    http://nejimax.c.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_20b/nejimax/sw7_8.jpg?c=a2









  32. 32 : : 2016/02/24(水) 23:32:18











    バシュバシュバシュッ!!
    ドゴオォオォンッ!!



    Xウィングが両翼からレーザーを放ち、地上にいるストーム・トルーパーたちを駆逐していく。
    城の上空を飛んでいたTIEファイターとドックファイトになり、空の上で激しい閃光が、まるで花火のように弾け飛ぶ。








    「おらあッ!!」



    どさくさに紛れ、ジャンがストーム・トルーパーの腕を掴んで投げ飛ばし、奪われていた武器を取り返すと、一気にブラスターで他の敵たちを駆逐していく。









    「チューイ! コニー! 武器を取れッ!!」

    「お、おうッ!!」





    ジャンが駆逐したストーム・トルーパーたちの手から、チューバッカは愛銃を、コニーはライトセイバーを取り戻す。
    さらにコニーは敵のブラスターも手に取って、彼らは再び戦い始めた。








  33. 33 : : 2016/02/24(水) 23:42:55









    「はぁッ! はぁッ!」









    森の中を走りながら、時々銃で撃って反撃を繰り返し、サシャは懸命にストーム・トルーパーたちとの戦闘を繰り広げていた。
    木々の間から飛んでくるレーザーを懸命に躱し、隙間を狙ってサシャはレーザーを放っていた。











    「・・・・・・・・・・・・やっと、振り切れましたかね?」



    不意にストーム・トルーパーたちの気配が消えた。









    訝しがったサシャは、あたりを見渡しながら、油断なく銃を構える。
    すると・・・・・・・・・・・・










    バシュウウッ!!


    遠くから、唸るような音が聞こえ、それから断続的に低く弾けるような、燃えるような音が木々の間から聞こえてきた。
    サシャにはこれが何の音なのか理解できなかったが、分かったこともあった。










    (この殺気・・・・・・まずい! まずすぎる!!)



    まるで冷たい矢で射抜かれたかのような殺気を感じ、サシャは恐怖を感じて、その場から後ずさるように移動し始めた。








  34. 34 : : 2016/02/25(木) 14:21:16









    ブゥンッ!
    ブゥンッ!!






    唸り声が徐々に近くなり、姿を見せない敵に対して身をこわばらせるサシャ。
    すると・・・・・・・・・・・・







    「!!」



    突如、木々の間から火花を散らす赤い光刃を持ったカイロ・レンが姿を現した。








    「なっ!?」



    驚いたサシャが後ずさりながらレーザーを放つ。
    だが、レンはそのレーザーを全て光刃で逸らし、光弾は木々に命中して爆発。









    __________何なんですか!?


    どうしてレーザーを剣で跳ね返せるんですか!?








    目の前で起こったことが信じられず、サシャは動揺した。
    その隙を、レンは見逃さなかった。







    突然、レンが右腕を伸ばし、手のひらをサシャに向けた。
    すると急に、サシャの体が、まるで金縛りにあったかのように動かなくなってしまった。











    「な、なんで・・・・・・動・・・・・・け・・・・・・・・・・・・。」

    「お前が噂になっていた、例の女か・・・・・・。」







    レンは冷静に呟き、サシャの背後に回った。
    身動きが取れないなかで背後に立たれ、サシャの額から冷や汗が流れていく。








    ブゥンッ!


    するとレンは後ろから、サシャの首付近に光刃を突きつけた。








    サシャの視界の左下に、燃えるような光刃の切っ先が現れた。
    身動きの取れないサシャは恐怖から、思わず体を震わせた。









  35. 35 : : 2016/02/25(木) 19:16:49









    マズの城の上空では、戦闘機同士によるドックファイトがいよいよ苛烈さを極めていた。









    __________戦況は完全に逆転した。



    追い詰められていたコニーたちは、強力な援軍の到着のおかげもあって、次から次へと敵を駆逐していく。








    「へへ、あのXウィング、凄腕だな・・・・・・どんどん敵を駆逐してやがる。いいぞッ! やっほうッ!!」



    コニーが快哉を叫ぶと同時に、気持ちが通じ合ったのか、パイロットであるキュクロも思い切り叫んだ。










    レジスタンス一腕の立つパイロットは、タコダナの戦場において、思い切りその腕前を発揮していた。

















    __________戦況不利の報告は、サシャをフォースで捕まえていたカイロ・レンの耳にも届いた。








    「閣下、レジスタンスの部隊が到着。わが軍は劣勢に追い込まれています。」

    「・・・・・・・・・・・・そうか。」







    駆け寄ってきたストーム・トルーパーの報告を聞いたレンは、意外なことに、冷静にこれを受け止めた。








    「全軍に伝達。至急撤退せよ。目的は既に達した。」



    レンはそう言うと、サシャの目の前に右手をかざした。
    ふっとスイッチが切れたようにサシャが気を失い、倒れる前にレンはサシャを両腕で抱えた。








    レンはサシャがBBユニットの中に入った地図を見たことを確信していた。
    後はフォースを使って、この女の中から地図の記憶を引き出せばそれでいい・・・・・・・・・・・・。









  36. 36 : : 2016/02/25(木) 19:28:06









    「!? 何ダ!? TIEファイターが逃ゲハジメタぞ!?」







    戦闘機で戦っていたキュクロも、地上で戦っていたジャンたちも、すぐに違和感に気が付いた。
    戦闘機が戦場から引き揚げていき、ストーム・トルーパーたちが輸送船に乗って走っていく。








    と、その時、ジャンとコニーの目に、ある光景が飛び込んできた。










    「!!」

    「!! サシャッ!!」






    それは、気絶したサシャをレンが抱え、ユプシロン級コマンド・シャトルへと乗り込んでいく姿であった。
    思わず声を上げたコニーが走り出すころには、もうとっくにシャトルのタラップは閉まってしまっていた。









    「サシャッ! サシャアァアァァッ!!」



    空中へと浮いたシャトルを走って追いかけるコニー。
    シャトルは反転して上空を向くと、真っ直ぐ宇宙空間へと飛び去って行った。







    「うおおぉおおぉぉおぉぉぉッ!!」



    カイロ・レンによってサシャを攫われたコニーは、叫び倒してその場に膝をついた。










    俺が・・・・・・俺がもっとしっかりしていれば・・・・・・・・・・・・こんなことには、ならなかったのにッ!!



    後悔ばかりがまるで重石のように積もって、コニーは両手をつき、悲鳴のような叫び声を上げ続けた・・・・・・・・・・・・















    ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇











  37. 37 : : 2016/02/25(木) 19:35:52










    やがて、レジスタンスの輸送船が一艘、戦場となって廃墟と化したマズの城へと降下してきた。
    船の側面についたタラップがゆっくりと降り、中から数名の兵士が夕焼けの廃墟へと降りてくる。












    その後に続いて、一人の年配の女性が降りてきた。




    長く真っ直ぐな黒髪は、年齢に似合わず若々しくて艶があり、ある種の妖艶さを漂わせている。
    流石に口元や目元の皺は隠せなかったが、年相応の威厳を纏った一人の女性。












    レジスタンスにおいて将軍を務める女性―――――――ミカサ・アッカーマンはジャンの姿を認めると、お互い静かに見つめ合い、その場に立ち尽くした。










  38. 38 : : 2016/02/25(木) 19:50:11








    「ジャン船長だ!」



    すると、その沈黙を破るかのように、金色の体を持つ人間機械間通訳ドロイド―――――――C-3POが素っ頓狂な声を上げた。









    「船長! 私です! C-3POです! もっとも・・・・・・この左腕では分からないかもしれませんが。」








    何故か左腕が赤くなっているC-3POは、それ以外には変わっていないようだった。
    相変わらず空気が読めない。


    すると、話しかけた後で漸くC-3POはミカサとジャンが見つめ合っていることに気が付いた。










    「し、失礼しました、ミカサひ―――――将軍。行こう、BB-8。」



    足元にいたBB-8を引き連れ、C-3POは二人の元から立ち去っていった。








  39. 39 : : 2016/02/25(木) 19:53:33










    しばらく無言のまま見つめ合うジャンとミカサ。
    ややあって、ジャンが喉に詰まったように、言いにくそうな声で話しかけた。









    「・・・・・・・・・・・・髪型、変えたんだな?」

    「あなたは、同じジャケットを着てる。」

    「馬鹿言え、これだって新品なんだぞ?」








    思いがけない元恋人同士の再会は、なんとも言えずギクシャクとした会話となった。
    ややあって、ミカサの元にジャンの相棒であるチューバッカが近づいてきた。









    「久しぶり、チューイ。」



    懐かしそうに愛称を呼ぶと、ミカサとチューバッカは親しげな抱擁を躱した。









    長い間会えなかった、愛しい人との再会。


    だが、ジャンの次の一言は、ミカサの懐かしそうな表情を一瞬にして変えてしまった。











    「・・・・・・・・・・・・俺たちの息子を見たぞ。」

    「!! あの子を!?」

    「あぁ・・・・・・・・・・・・ここに来ていた。」









    ミカサとジャン―――――――どちらの顔にも悲痛な表情が現れた。




    彼らの息子がダークサイドへと落ちてしまったことは、二人の間に埋めがたい溝と傷を遺した。
    二人は悲しげな顔をしたまま、それきり黙り込んでしまった。

















    __________やがて、ミカサをはじめとするレジスタンスたちは、ジャンたちを伴って惑星タコダナを発った。





    目的地はレジスタンスの秘密基地がある惑星、ディカー。
    ファースト・オーダーとの全面戦争が、いよいよ迫り始めていた。










  40. 40 : : 2016/02/25(木) 19:56:51
    以上で第4話が終了になります。


    惑星タコダナは、日本の地名である高田馬場にちなんでつけられたそうです。
    お気に入りを入れていただいた方やコメントを入れてくださった方、本当に感謝しております。


    いよいよフォースの覚醒も終盤です。
    次回もよろしくお願い致します<m(__)m>
  41. 41 : : 2020/10/28(水) 14:14:17
    http://www.ssnote.net/users/homo
    ↑害悪登録ユーザー・提督のアカウント⚠️

    http://www.ssnote.net/groups/2536/archives/8
    ↑⚠️神威団・恋中騒動⚠️
    ⚠️提督とみかぱん謝罪⚠️

    ⚠️害悪登録ユーザー提督・にゃる・墓場⚠️
    ⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️
    10 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:30:50 このユーザーのレスのみ表示する
    みかぱん氏に代わり私が謝罪させていただきます
    今回は誠にすみませんでした。


    13 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:59:46 このユーザーのレスのみ表示する
    >>12
    みかぱん氏がしくんだことに対しての謝罪でしたので
    現在みかぱん氏は謹慎中であり、代わりに謝罪をさせていただきました

    私自身の謝罪を忘れていました。すいません

    改めまして、今回は多大なるご迷惑をおかけし、誠にすみませんでした。
    今回の事に対し、カムイ団を解散したのも貴方への謝罪を含めてです
    あなたの心に深い傷を負わせてしまった事、本当にすみませんでした
    SS活動、頑張ってください。応援できるという立場ではございませんが、貴方のSSを陰ながら応援しています
    本当に今回はすみませんでした。




    ⚠️提督のサブ垢・墓場⚠️

    http://www.ssnote.net/users/taiyouakiyosi

    ⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️

    56 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:53:40 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ごめんなさい。


    58 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:54:10 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ずっとここ見てました。
    怖くて怖くてたまらないんです。


    61 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:55:00 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    今までにしたことは謝りますし、近々このサイトからも消える予定なんです。
    お願いです、やめてください。


    65 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:56:26 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    元はといえば私の責任なんです。
    お願いです、許してください


    67 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    アカウントは消します。サブ垢もです。
    もう金輪際このサイトには関わりませんし、貴方に対しても何もいたしません。
    どうかお許しください…


    68 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:42 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    これは嘘じゃないです。
    本当にお願いします…



    79 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:01:54 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ホントにやめてください…お願いします…


    85 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:04:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    それに関しては本当に申し訳ありません。
    若気の至りで、謎の万能感がそのころにはあったんです。
    お願いですから今回だけはお慈悲をください


    89 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:05:34 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    もう二度としませんから…
    お願いです、許してください…

    5 : 墓場 : 2018/12/02(日) 10:28:43 このユーザーのレスのみ表示する
    ストレス発散とは言え、他ユーザーを巻き込みストレス発散に利用したこと、それに加えて荒らしをしてしまったこと、皆様にご迷惑をおかけししたことを謝罪します。
    本当に申し訳ございませんでした。
    元はと言えば、私が方々に火種を撒き散らしたのが原因であり、自制の効かない状態であったのは否定できません。
    私としましては、今後このようなことがないようにアカウントを消し、そのままこのnoteを去ろうと思います。
    今までご迷惑をおかけした皆様、改めまして誠に申し訳ございませんでした。

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