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果てしなき冒険は伝説へ (短編集)

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  1. 1 : : 2016/02/17(水) 20:23:31


    http://www.ssnote.net/archives/43199#top

    の続きです
  2. 2 : : 2016/02/17(水) 20:54:07


    1 ・ 地下を照らした者



    「ヒッ………助けて……」ブルブル


    ケニー「ダメだ」ニタァ


    「いやだ!死にたくなズバッ……」


    ケニー「ふぅ……殺ったかなぁ~?」ニヤニヤ


    「いたぞ!切り裂きケニーだ!」


    ケニー「チッ…憲兵共か!?」ダッ


    「逃がすな!追え!」ダッ



    ーーーーーーーーー

    ーーーーーーー


    ー 地下街 ー


    ケニー「………」


    「いたか!?」


    「いえ………」


    「チッ……行くぞ!」ダッ




    ケニー「………ハァ…まいたか?」キョロキョロ


    シーン


    ケニー「いないな………じゃあ!」パシュッ


    パシューーーーー




    ーーーーーーーーー

    ーーーーーーー




    「んでよ?あいつが…ガシャァン…なっ!?ケニーだ!にげろ!」ダッ


    ケニー「立体起動は楽しいな………」ニヤッパシューーー


    「いたぞ」パシューーーーー


    ケニー「おっ!来たかな?」クルッ


    フードを被った兵士「逃がすなよ」パシュッ


    ケニー「っ!?憲兵じゃねぇ!」パシューーーーー


    「ケニィィィィィ!!!!」パシューーーーー


    ケニー「リヴァイ!?………あいつら調査兵団か!?」パシューーーーー


    リヴァイ「逃がさん!」チャキ


    ケニー「殺すきか………だったらこっちも!」チャキ


    リヴァイ「ケニィィィィィ!!!!」


    ケニー「リヴァイぃぃぃぃ!!!!」



    ーーーーーーーーー

    ーーーーーーー
  3. 4 : : 2016/02/17(水) 21:56:17


    ケニー「ハァ………ハァ………くそっ!……リヴァイの野郎!」ヨロヨロ


    「おじさんどうしたの?」


    ケニー「あぁん?……っ!?(こいつの服……上の人間達のと同じ……)


    「なっ!?血が出てる!」


    ケニー「ケッ…………血を見るのは初めてか?」


    「そんな事より治療しないと!」バッ


    ケニー「やめろ!」ドガァ


    「うぐっ」ドサァ


    ケニー「治療してから治療代請求されて奴隷になったやつを何度も見てきた!もうそんな手に乗るかっ!」


    「うるさい!お金なんていらない!治療しないとおじさん死んじゃうよ!」


    ケニー「…………お前……名前は?」


    エレン「エレン!エレン・イェーガー!」


    ケニー「………金を取らねぇなら頼む………」スッ


    エレン「うん!」パァァ


    ーーーーーーーーー

    ーーーーーーー


    ケニー「…………なかなかいいじゃねぇか……」


    エレン「へへ……ありがとうな!」ニコッ


    ケニー「フッ…………エレンはなんで地下街に来た?」


    エレン「オレ聴いたんだ!地下には怪我人がたくさんいるって!」


    ケニー「それを治すために?」


    エレン「うん!」キラキラ


    ケニー「そうか………プッ……ククク………バカだ………本物のバカだ………ククク」


    エレン「なっ!なんでだよ!」プクー


    ケニー「いいか?ここは毎日喧嘩や殺しが起きてる……そんな中で地下全員の怪我を治そうなんて………」


    エレン「出来る!オレなら出来るよ!」ドヤァ


    ケニー「フッ…………まぁ頑張れよ」ニッ


    エレン「うん!」ニコッ





    リヴァイ「ケニー!ここにいたか!」チャキ


    ケニー「チッ…リヴァイ!………エレン!今すぐここから逃げr「お兄さん怪我してる!」タッタッタッ ………ろ………」


    リヴァイ「なんだてめぇ…………邪魔だ!どけ!」


    エレン「ダメ!お兄さんの怪我治す!」バッ


    リヴァイ「あっ!てめぇ!」


    ーーーーーーーーー

    ーーーーーーー


    エレン「はい……もういいよ……」タンコブ


    リヴァイ「いや……さっきは悪かったな……殴ったりして……」ポリポリ


    エレン「そうだぞ!滅茶苦茶痛かったんだかんな!」


    リヴァイ「……」イラッ


    エレン「まったく!どうしてくれんだよ!」


    リヴァイ「うるせぇ!」ゴツン


    エレン「うぅ……」ポロポロ


    リヴァイ「えっ?ちょっ!はぁ!?」アセアセ


    ケニー「あぁぁ……リヴァイが泣かせた……」


    エレン「うぇぇ……」ポロポロ


    リヴァイ「ケニー!てめぇ!」ギロッ


    ケニー「オレしらね!」プイッ


    エレン「うわぁぁぁん!」ポロポロ


    リヴァイ「なっ!待て!オレが悪かった!」オロオロ


    ケニー「泣き止ませとけよ~」スタスタ


    リヴァイ「…………ハァ……」スッ


    ーーーーーーーーー

    ーーーーーーー
  4. 7 : : 2016/02/19(金) 21:26:55


    エレン「………」グスッ


    リヴァイ「ハァ………もういいか?」


    エレン「………お兄さんは何者?」


    リヴァイ「兵士だ」


    エレン「………そのフード取ってよ………顔が見えない………」


    リヴァイ「駄目だな」


    エレン「ケチ」ブー


    リヴァイ「なんとでも言え」


    エレン「…………………チビ」ボソッ


    リヴァイ「オイ今何て言った?クソガキ」メキメキ


    エレン「痛い痛い!」


    リヴァイ「オレが何だって?」メキメキ


    エレン「凄く背が高いです!」


    リヴァイ「オレはそんなに高くねぇ」メキメキ


    エレン「そ…んな………理…不尽……だ……」ブクブク


    リヴァイ「ケッ…………」ポイッ




    エルヴィン「おっ!リヴァ…………イ…………?」


    リヴァイ「ん?………どうしたエルヴィン?」


    エルヴィン「…………お前…子供にそれは………」


    リヴァイ「これは持論だが、躾に一番効くのは痛みだ」チラ



    エレン「」ブクブク



    エルヴィン「やり過ぎだと思うが………」


    リヴァイ「ガキにはこれくらいが一番いい」


    エルヴィン「そうか………ハッそれより撤収だ!」


    リヴァイ「そうか」スタスタ


    エルヴィン(この子は放置か………)スタスタ



    ーーーーーーーーー

    ーーーーーーー


    エレン「んん…………」ムク


    ケニー「おっ!起きたか?」


    エレン「うん…………ここは?」


    ケニー「オレの家だ」


    エレン「…………」キョロキョロ


    ケニー「………なんだよ……」


    エレン「片付けしようか?」ニコッ


    ケニー「…………」


    ーーーーーーーーー

    ーーーーーーー

    ~ 1時間後 ~


    エレン「ふぅ…………だいぶいい感じかな?」


    ケニー「終わった…………」ペタン


    エレン「ケニー!ありがとな!オレ他の人も治療してくる!」ダッ


    ケニー「おう…………ってちょっと待てぃ!」ダッ


    ーーーーーーーーー

    ーーーーーーー



    ケニー「ハァ………ハァ………」キョロキョロ







    エレン「これで大丈夫だ!」ニコッ


    「おう………ありがとなガキ………」ポロポロ


    エレン「えぇ?ちょっと………」オロオロ


    「オラァもう治らねぇと思ってたんだ……」ポロポロ


    「オレも……治療なんて高くて受けれねぇ」ポロポロ


    「オレもだ…それを無料でしてくれるなんて」ポロポロ


    ザワザワ


    エレン「………大丈夫!また怪我してもオレが治してやる!」ドン!


    「ありがとうなエレン!」







    ケニー「………フッ………」クルッスタスタ



    ーーーーーーーーー

    ーーーーーーー



    その後、エレンは怪我をした相手を心配しゴロツキ達はエレンを悲しませまいと暴れるのをやめた。


    地下にそんな平和が訪れていた………だが、それは一人の憲兵によって破壊された。



    ーーーーーーー

    ーーーーーーーーー



    憲兵「エレン・イェーガーだな………」


    エレン「そうだけど?」


    憲兵「最近お前のせいでゴロツキ達が暴れなくなった……」


    ケニー(………お前の"せい"で?)ギロッ


    エレン「うん!皆オレのために乱暴な事やめてくれたんだ!」ニコッ


    憲兵「そうか………ならばお前にはここで………

    " 死んでもらう "」カチャ

  5. 8 : : 2016/02/20(土) 11:39:43


    ケニー「なっ!」


    憲兵「じゃぁな小僧」


    パァン


    「うぐっ……」


    エレン「え……ああ…………」


    「エレンはオレ達の希望だ!こんなとこで死なせねぇ!」バッ


    憲兵「チッ…………クズが」カチャ


    「オレ達がエレンを守る!」ザッ


    ザッ

    ザッ

    ザッ


    憲兵「くどいな……オレにはここでお前達を殺すことが出来るんだぞ?死にたくなかったらどけ」


    「エレンに救われた命だ‼エレンのために死ねるなら!」


    ケニー「エレン!憲兵はオレ達で相手する‼お前は逃げろ!」


    エレン「でも!」


    「へへ………オレ達はここずっと暴れなかったんだ……」


    ケニー「こいつで鬱憤晴らさせてもらうか」ニヤッ


    「行けエレン!」


    エレン「ううぅ……」ダッ







    「さてと…………」


    ケニー「暴れるか!」ダッ



    ーーーーーーーーー

    ーーーーーーー


    ー ウォールシーナ ー


    エレン「ハァ………ハァ………」ダッ


    エレン「うわっ!」ドテーン


    エレン「うぅ………!?」チラ




    レイス家




    エレン「ここなら!」ダッ



    ーーーーーーーーー

    ーーーーーーー



    「困ります‼お通し出来ません‼」


    エレン「ロッドさんに会わせて!じゃないと皆が!」



    「あれ?エレン?」スタスタ




    エレン「フリーダ!!」


    「え?…………え?………」


    フリーダ「大丈夫。この子は私の知り合いよ」


    「そうでしたか………ではこちらへ」スタスタ



    ーーーーーーーーー

    ーーーーーーー


    エレン「てことが…………」


    ロッド「憲兵が君を…………」


    フリーダ「多分それってこれの事じゃ」つ新聞






    <地下沈静化!!憲兵仕事なし!>

    先週から地下での事件が極端に減った。

    これはたった一人の少年のお蔭だと言う、それによって住民からは

    「憲兵よりもその少年の方が仕事が出来る!」

    等と憲兵団に対し大規模なクーデターが起きている。

    普段から憲兵の仕事態度に不満を持っていたがこれが切っ掛けで爆発したのだろう。








    エレン「そんな………こんな事の為に皆が………」ポロポロ


    ロッド「エレン………君は彼らを助けたいか?」


    エレン「そんなの助けたいに決まってる!」


    ロッド「…………では助けよう」スクッ


    エレン「本当に!」ガタッ


    ロッド「あぁ…………エレンはフリーダと遊んでなさい」


    フリーダ「おいでエレン」ニヤッ


    エレン「うっうん…………」スタスタ


    ーーーーーーーーー

    ーーーーーーー
  6. 9 : : 2016/02/20(土) 23:56:34


    ー 地下街 ー


    ケニー「ハァ………ハァ………」


    ロッド「久し振りだね………ケニー」


    ケニー「あんた……たしかウーリの……」


    ロッド「君はエレンを知ってるか?」


    ケニー「………知らねぇな」


    ロッド「そうか……やはりエレンの言うケニーは君か………」ニッ


    ケニー「なんでオレがエレンを知ってると?」


    ロッド「君の事だ。知っても知らなくてもまず何かを要求する」


    ケニー「チッ…………」


    ロッド「まぁ今日はエレンと仲の良い者に話がある」


    ゴロツキ「エレンはぜってぇ売らねぇ!」


    ロッド「わかってるさ………君達には部隊を結成してもらいたい」


    ケニー「なに?」


    ロッド「………時がくればエレンは王のフリッツと戦う事になる」


    ゴロツキ「そんなバカな!」


    ロッド「君達にはその時エレンを守る『対人制圧部隊』を作って欲しい………君達にも仕事が出来る……悪い話じゃないだろ?」


    ケニー「………いいだろう」


    ゴロツキ「ケニー!?」


    ケニー「こいつは信用できる………やってやるよ………対人制圧部隊」


    ロッド「よろしく頼むよ………それと、ケニーには私の護衛についてもらいたい」


    ケニー「………あぁ……」



    ーーーーーーーーー

    ーーーーーーー



    その後、ケニー達は対人制圧部隊として活躍し
    エレンのお蔭で更正できた者達も仕事に就き、
    住人達の地下の者に対する態度は一変した。


    エレンはフリーダにとても可愛がられ、フリーダに対し少し苦手意識を持つようになった。








    1・地下を照らした者 (完)
  7. 10 : : 2016/02/21(日) 08:47:45


    2・ゴリラの近○さん



    ー 旧調査兵団本部 ー



    エレン「お腹すいた……」スタスタ


    ガチャ


    エレン「すみません、御飯できてm「おい!エルドゴラァ!!」…………え?」


    グンタ「てめぇ!ここにあったクッキー食べたろ!」


    エルド「知らねぇよ!」


    グンタ「うそつけ!あれは女の子がバレンタインでオレにくれたんだぞ!」


    エルド「オレだって貰ったし……盗る意味ねぇじゃん……」


    グンタ「黙れゴリラ!」


    エルド「ゴリラ!?どの辺が!?どの辺がゴリラ!?」


    グンタ「うるせぇ!お前の声、変態ストーカーゴリラの局長にそっくりなんだよ!」


    エルド「いや声は確かに似てるかもしれんが
    オレは断じてゴリラではない!」


    グンタ「いや!お前はゴリラだろ!そのちょんまげだってバナナにしたかったのか?」


    エルド「なっ!オレのちょんまげを侮辱したな!この栗頭!」


    グンタ「そうだ!オレは栗頭だ!だがオレはこの栗頭に自信を持っている!」


    エルド「自信?よくその頭で自信が持てたな!つーかお前の方がゴリラっぽいだろ!栗ゴリラ!」


    グンタ「うるせぇ!近○さんの声しやがって!」


    エルド「お前にゴリラと言われる筋合いはない!」


    グンタ「だがお前の声は○藤さんだろ!」


    エルド「やめろ!隠せてない!」












    エレン「…………どうしたんだ?あれ……」


    ライナー「エレン!なんだこれは!飯はどこだ!」キョロキョロ


    ベルトルト「なんであの2人が喧嘩を!?」


    アニ「なんでもグンタさんのクッキーをエルドさんが食べたらしい」


    エレン「クッキーって?」


    ヒストリア「バレンタインのクッキーだよ?エレンにあげたでしょ?」


    ライナー「・・・」


    ベルトルト「あれ?どうしたの?ライナー?」


    ライナー「・・・」


    ベルトルト「ヒストリアがエレンにクッキーあげたのに反応がないなんて…………」


    ライナー(やべぇ……やべぇよ!………オレ机に置いてあるクッキー食べちゃったよ!)


    ベルトルト「…………まさか………クッキー食べたのはライナーじゃないよね……」


    ライナー「なっ!そそそそんな事あるわけないだろ!」


    ベルトルト「そうだよね、いくらライナーでも置いてある物を食べたりしないよね」


    エレン「こんなことしたら本物のゴリラだろ?」


    ライナー(カハッ)グサッ


    ベルトルト「エレン……ライナーはもうゴリラだよ?」


    ライナー「」カチン


    ベルトルト「ね?泥棒ライナー?」


    ライナー「うるせぇ!このV字前髪が!○方さんの真似か?」


    ベルトルト「なっ!そんなわけないだろ!」


    ライナー「だろうな!そもそも○方さんとお前じゃあ存在感が段違いだもんな!」


    ベルトルト「それは僕に等回しに影が薄いと言いたいのか!」








    エレン「○魂ネタはやめろぉぉぉぉぉ!!!」


    シーン


    エレン「ハァ………ハァ………」


    グンタ「そうだな……」


    ベルトルト「じゃあ」



    ーーーーーーーーー

    ーーーーーーー



    ガチャン



    グンタ「これで一見落着だな」スタスタ


    ヒストリア「解決して良かったね」スタスタ


    アニ「まったくだよ」スタスタ





    ライナー「ちょっと待ってぇぇぇ!!頼むから待ってぇぇぇ!!」ガシャン


    エルド「オレは無罪だ!やったのはこいつだ!」ガシャン




    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    Wゴリラに餌を与えないで下さい。

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



    ライナー「せめて牢から出してくれー」ガシャン



    ーーーーーーーーー

    ーーーーーーー

    ~ 翌朝 ~


    リヴァイ「あいつらは?」


    エレン「知りません」


    グンタ「反省してたら助けます」


    リヴァイ「?」










    ライエル「助けてくれぇぇ!!」





    2・ゴリラの近○さん(完)
  8. 11 : : 2016/02/21(日) 16:40:18


    3・お風呂事件


    ー 訓練兵団 ー


    エレン「あぁ~今日の訓練も疲れた~」


    ベルトルト「今日はいつもよりきつかったね」


    マルコ「あれ?」


    エレン「どうしたマルコ?」


    マルコ「部屋に誰もいないんだ……」


    ベルトルト「たぶんお風呂だね」


    マルコ「あっそっか!」


    エレン「オレ達も行こうぜ」スタスタ



    ーーーーーーーーー

    ーーーーーーー


    ー 脱衣場 ー



    ダンダンダンダンダンダン


    エレン「なんの音だ?」


    ベルトルト「トイレの方かな?」


    マルコ「行ってみる?」


    エレン「あぁ」スタスタ


















    アルミン「はやくしろよ!」ダンダンダンダン


    エレン「アルミン!?」


    ジャン「とっととしろ!」ダンダンダンダン


    マルコ「ジャン!?」


    ライナー「もう漏れる!」ケツオサエ


    ベルトルト「………ライナー」ヒキッ


    エレン「どうしたんだよ………」


    アルミン「誰かは知らないけどハゲがトイレに入ってから出てこないんだ!」ダンダン


    ジャン「かれこれ30分だ!………ハゲ野郎!はやくしろ!」ダンダンダンダン


    エレン「ハゲって………失礼だろ……」


    ベルトルト「まぁハゲって……」ボソボソ


    マルコ「恐らくコニーだね………」ボソボソ


    エレン「出てこないなら違うトイレ使えよ……」


    アルミン「それはヤダ」


    ベルトルト「なんで……」


    ライナー「面倒くさい」


    マルコ「漏らすよりましだろ?」


    ジャン「女子にトイレ漏れそうな所を見られたくない!」


    エレン「糞みてぇなプライドだな………糞だけに」


    ベルトルト「もう行こう?」


    エレン「お前らちゃんとその人に謝れよ~」スタスタ















    アルミン「………なんで僕達が謝らなければならないの?」


    ジャン「どう考えても謝るのは」


    ライナー「トイレに引きこもってるハゲだよな?」


    ーーーーーーーーー

    ーーーーーーー


    ー 風呂 ー


    エレン「やっぱ風呂はいいな!」


    マルコ「うん!気持ちいいね」




    「ヒヤッホォォォォォォ!!!」バシャァァァァァン




    ベルトルト「バカ!風呂に飛び込むな!」


    コニー「おう!悪いな」ニカッ


    マルコ「あれ?コニートイレはもういいの?」


    コニー「オレトイレに入ってねぇよ?」


    ベルトルト「え?…………じゃあトイレに入っていたのは?」


    エレン「そうだ………おかしいと思ったんだ……」


    マルコ「どこが?」


    エレン「オレはコニーはハゲじゃなく坊主だと思う………でもあいつらはハゲと言った………」


    ベルトルト「う~ん………でも訓練兵にハゲって居たっけ?」


    エレン「この風呂を使うのはなにも訓練兵だけじゃない………」


    マルコ「じゃあまさか………ジャン達がハゲって言ってたのは………」ブルッ


    ーーーーーーーーー

    ーーーーーーー



    「・・・」ガチャ


    アルミン「やっと出てき………た……」サァァァ


    ジャン「遅ぇよ!ハゲやろ……う………」サァァァ


    ライナー「あっ少し出たかも………」サァァァ











    エレン「あぁ………恐らく………」














    キース「・・・」ギロッ








    エレン「キース教官だろうな………」








    アルミン「」


    ジャン「」


    ライナー「」
  9. 12 : : 2016/02/21(日) 19:54:32


    キース「………」


    アルミン(トトトトイレに入ってたのって……)


    アルジャライ(教官かよぉぉぉ!!!!)ガビーン


    キース「私がハゲたのは何故だと思う?」


    ジャン「え………ええと……」


    キース「毎年貴様達のような………」


    ライナー「あぁ…………」


    キース「私にストレスを与える者が居るからだぁぁぁ!!!!」クワァァ


    アルミン「ひぃ!」ビクッ


    ジャン「」パクパク


    ライナー「」ブクブク


    キース「貴様らは朝まで走ってろ!」クワァァ


    アルミン「いやぁぁぁ!!!!」


    ジャン「いやぁぁぁ!!!!」


    ライナー「ノォォォォォ!!!」




















    イヤァァァ!!!

    イヤァァァ!!!

    ノォォォォォ!!!



    ベルトルト「ん?今なんか聴こえた?」


    マルコ「…………さぁ………」


    エレン「……別に(オレ忠告したし………)」


    ベルトルト「えぇ?でも………」


    マルコ「コニー体洗おうか?」スタスタ


    コニー「?」スタスタ


    ベルトルト「僕はもうあがるよガシッ……何?エレン」


    エレン「今はやめとけ」フルフル


    ベルトルト「うん?」


    ーーーーーーーーー

    ーーーーーーー


    ー グラウンド ー


    アルミン「なんでこうなったんだっけ?」タッタッタッ


    ジャン「オレ達がキース教官をハゲと言ったからだ」タッタッタッ


    ライナー「……お前ら……トイレは?」タッタッタッ


    アルミン「引っ込んだよ………」タッタッタッ


    ジャン「オレも………そう言うお前は?」タッタッタッ


    ライナー「…………察しろ………」タッタッタッ


    アルミン「あっ………」タッタッタッ


    ジャン「………ライナー……こっち来んなよ…」タッタッタッ


    ライナー「くっそぉぉぉ!!!!」ダダダダダ


    ーーーーーーーーー

    ーーーーーーー



    キース「私はそこまでハゲてるのか……」












    3・お風呂事件(完)
  10. 15 : : 2016/02/22(月) 21:30:37


    4・ヒストリアとその後



    ー 調査兵団本部 ー


    エルヴィン「今日みなに集まってもらったのは他でもない………我々のこれからについてだ」


    エレン「これから?」


    ハンジ「巨人がいなくなった今、壁は撤去され調査兵団の存在意義が無くなった……」


    エルヴィン「そこで我々は憲兵と合体して、これから" 警察 "と言う組織として活動する」


    エレン「警察………ですか?」


    エルヴィン「巨人と言う人類共通の敵がいたから人同士の争いはなかった………しかし……」


    リヴァイ「これからは犯罪も増え、死人も出るだろう」


    ヒストリア「そんな!」


    エルヴィン「ヒストリアはこの国の王の娘だ……反乱者はヒストリアを狙う者もいるだろう」


    ハンジ「そこでだ!実力者で人類を救った英雄のエレンにヒストリアの護衛を頼みたい」


    ヒストリア「待って下さい!エレンは医者としてお姉ちゃんの手伝いもあるし………」


    エルヴィン「フリーダさんも当然保護するので心配無用だ」


    ヒストリア「ですが………」


    エレン「やります!」


    ヒストリア「エレン!?」


    エルヴィン「フッ…………」


    リヴァイ「頼んだぞエレン」ニヤッ


    エレン「ハッ!」バッ


    ーーーーーーーーー

    ーーーーーーー


    ー レイス家 ー


    ヒストリア「もう!エレンったら勝手な事言って!」プンプン


    エレン「別にいいだろ?これでヒストリアと居る大義名分も出来たし、ヒストリアを守れるし」


    ヒストリア「でも…………」プクー


    エレン「細かい事は気にすんなって!」ダキッ


    ヒストリア「ひゃっ!///…………もう……」プクー


    ヒストリア「そう言えばエレンはずっと診療所に居たけど体鈍ってない?」


    エレン「大丈夫!見ろ!この筋肉を!」ペラッ


    ヒストリア「うん………丁度いいくらいかな?」


    エレン「…………何だよそれ……」


    ヒストリア「う~ん………それなりにって事かな?」ニコッ


    エレン「なっ!………オレだってちゃんと鍛えてんだよ!」ガバッ


    ヒストリア「ひゃっ!///」









    フリーダ「ヒスト…リ……ア…………?…」ガチャ


    エレン「あっ」→上半身裸でヒストリアを押し倒し


    フリーダ「…………失礼しました~」ガチャ


    ヒストリア「待って!誤解だよお姉ちゃん!///」


    ーーーーーーーーー

    ーーーーーーー
  11. 16 : : 2016/02/22(月) 23:52:48


    フリーダ「ふぅん…………それでエレンがヒストリアを押し倒したと…………」ジトー


    エレン「…………ごめんなさい……」


    ヒストリア「…………///」


    フリーダ「そこっ!"押し倒す"に照れない!」


    ヒストリア「ひゃい!」ビクッ


    エレン「で?フリーダはなんでここに?」


    フリーダ「エレンがヒストリアの護衛に付くって言うから…………様子を見に……」


    ヒストリア「お姉ちゃん………」


    フリーダ「まぁエレンが居れば安心だね!」ニコッ


    エレン「っせぇ………///」プイッ


    フリーダ「ふふふ………じゃあヒストリアをよろしくね」タッタッタッ












    エレン「嵐のようだな………」


    ヒストリア「うん…………あっ!今日服を見に行こうと思ってたんだ!」


    エレン「行くか?」


    ヒストリア「本当に!」パァァァ


    エレン「…………いくら何でも監禁紛いの事はしねぇよ…………」


    ヒストリア「エレンとデート♪エレンとデート♪」


    エレン「あっそっちですか………」


    ーーーーーーーーー

    ーーーーーーー


    ー 服屋 ー


    ヒストリア「う~ん………これかな?」


    エレン「試着すればいいだろ?」


    ヒストリア「そっか!じゃあ試着して来るね」


    ーーーーーーーーー

    ーーーーーーー


    ー 試着室 ー


    店員「いかがでしょうか?」


    ヒストリア「うん!良い感じ!」クルッ


    店員「当店ではサービスとして花のプレゼントを実施しておりますが?」


    ヒストリア「(……花?)………じゃあよろしくお願いします………」


    店員「では貴方の胸に咲かせましょう…………」





















    「…………真っ赤な花を」ドスッ











    ヒストリア「えっ?…………」


    エレン「ヒストリア!」


    ヒストリア「エ……レ…………ン」ズキズキ


    店員「………少し外れましたか………」スッ


    エレン「てめぇ………」ギロッ


    ヒストリア「………ダ……メ……」プルプル


    エレン「ヒストリア…………」




    ザザザザザザ

    ーーーーーーーーー

    ーーーーーーー



    ヒストリア「エレン♪」ニコッ


    ーーーーーーー

    ーーーーーーーーー

    ザザザザザザ





    エレン「ギリッ!…………殺すっ!」ダッ



    ーーーーーーーーー

    ーーーーーーー


    ~ 30分後 ~



    アルミン(………これは……)



    僕らが見たのは………



    店員「」ドクドク



    この店の店員と思わしき死体と…………



    エレン「…………」



    返り血で真っ赤に染まったエレン……そして……



    ヒストリア「………」



    胸に包帯を巻き倒れているヒストリアだった


    ーーーーーーーーー

    ーーーーーーー


    ー 病院 ー



    ユミル「アルミン!ヒストリアは!」ガシッ


    アルミン「エレンがすぐに手当てしてくれたお陰でなんとか………でも……」チラ



    エレン「…………………」


    ユミル「ギリッ!…………てめぇ………どうしてヒストリアを守れなかった!」ガシッ


    エレン「…………ごめん……なさい……」ポロポロヘタッ


    ユミル「っ!………クソッ!」ガンッ


    アルミン「…………」
  12. 17 : : 2016/02/23(火) 17:16:45


    フリーダ「ヒストリア!ヒストリアはどこ!」


    アルミン「フリーダさん……」


    ロッド「落ち着きなさいフリーダ」


    フリーダ「でも!」


    ロッド「…………エレン君……」


    エレン「」ビクッ


    ロッド「君はこの事態をどう思う」


    エレン「…………これはオレの不注意のせいです………オレはもう……ヒストリアには会わないようにします」ポロポロ


    ロッド「…………君は勘違いをしてないか?」


    エレン「……え…………」


    ロッド「確かにこれは君の不注意が招いたことだ」


    エレン「っ!………」


    ロッド「だから君はその償いとしてヒストリアの側に行き支えなさい」


    エレン「…………」ポロポロ


    ロッド「ヒストリアに尽くし、ヒストリアに許してもらいなさい」


    エレン「はい!………」ポロポロ


    フリーダ「ほらっ!泣いてないでヒストリアの所に行く!」


    エレン「……ごめんなさい…………ありがとう」ダッ


    フリーダ「…………まったく…世話が焼けるんだから」




    ーーーーーーーーー

    ーーーーーーー

    ー 病室 ー



    エレン「ヒストリア!」ガラッ!


    ヒストリア「へ……?」→着替え中


    エレン「……あ…………」


    ヒストリア「い…………い…………///」


    エレン「い?」


    ヒストリア「いやぁぁぁぁぁ!!!!!///」


    エレン「ごめんなさい!」ガラッ!


    ーーーーーーーーー

    ーーーーーーー


    エレン「…………もういいか?///」


    イイヨ


    エレン「…………失礼します……」ガラッ!


    ヒストリア「ノックくらいしてよ」ジトー


    エレン「すまん…………」


    ヒストリア「まったくもう」プクー


    エレン「………傷の方は大丈夫か?」


    ヒストリア「うん!もうすっかりいいよ!」


    エレン(そんなに時間たってたっけ?)


    ヒストリア「で?エレンはお見舞い?」


    エレン「あぁ…………実は」



    ~~~~~~~~ 説明中 ~~~~~~~~



    エレン「という訳で…………」


    ヒストリア「私が許すまでエレンは何でも言うこと聞いてくれるの?」ニコッ


    エレン「ハイ………」


    ヒストリア「じゃあ早速体拭いて?」ニコッ


    エレン「なっ!それは!」


    ヒストリア「何でも言うこと聞くんでしょ?」


    エレン「…………ハイ…」


    ーーーーーーーーー

    ーーーーーーー


    エレン「ハァ………ハァ………///」


    ヒストリア「ふふふ」ニコッ


    エレン「終わった…………」


    ヒストリア「じゃあ次は…………」


    エレン「まだあんのか!?」


    ヒストリア「当たり前でしょ?…………えぇと」















    アレトアレトコレ!……アッアトアレモオネガイネ!

    ハイ…………





    アルミン「解決…………ですかね?」


    ユミル「個人的には許せんが…………ヒストリアが幸せならいいか………」


    ロッド「………エレン君は尻に敷かれてるね……」


    ユミル「て言うか!なんでベルトルさんは来ないんだ!」クワァ


    アルミン「何でベルトルトだけ?」ニヤッ


    ユミル「なっ!///」


    フリーダ「詳しく聞かせて貰おうかしら?」ニヤッ


    ユミル「くっ!(ヒストリアと同じ顔で言われると断れない!)」


    フリーダ「ふふふふふ」ニコニコ


    ーーーーーーーーー

    ーーーーーーー


    その後、エレンはヒストリアに1週間使われていた。

    ユミルはフリーダさんにたっぷり質問され、疲れはてた顔で帰って来たらしい。


    byアルミン




    4・ヒストリアとその後 (完)
  13. 18 : : 2016/02/23(火) 19:22:39

    誠に勝手ながら

    作品を見やすくするため

    コメントを非表示にさせていただきます

    なお、コメントは励みになりますのでこれからもよろしくお願いします。



    四獣を宿した者達

    http://www.ssnote.net/archives/43569

    こちらもよろしくお願いします。
  14. 19 : : 2016/02/23(火) 23:47:31


    5・ペトラとの休日




    ー 旧調査兵団本部 ー


    ペトラ「エッレェェェェン!!!!!」バンッ!!


    エレン「!?」ビクッ


    ペトラ「エレン!」ギロッ


    エレン「ハイッ!」ビクッ


    ペトラ「買い物行こ?」ニコッ


    エレン「…………何故?」


    ペトラ「前になんか奢るって言ったじゃん!」


    エレン「………………………………あぁ!そう言えば!」


    ペトラ「ほら行くよ!」ギュ


    エレン「えぇぇ!!今からですか!?」


    ペトラ「私今日しか空いてないの!」ダッ


    エレン「あっ!ちょっと!」


    ーーーーーーーーー

    ーーーーーーー


    ー 街 ー


    ペトラ「さっ!何処に行く?」ニコッ


    エレン「う~ん…………ペトラさんの好きにしていいですよ?」


    ペトラ「え~そう言われても困るんだよな~」


    エレン「じゃあお昼ですし食べましょ!」


    ペトラ「そうだね!最近話題の喫茶店があるんだよ!」


    エレン「いいですね!行きましょ行きましょ!」キラキラ


    ーーーーーーーーー

    ーーーーーーー


    ー 喫茶店 ー



    店員「こちらメニューになります」


    エレン「うわぁ…………」


    ペトラ「…………高いね……」


    エレン「…………オレこれが良いです……」


    ペトラ「………無理して安いのにしなくていいよ………その優しさが痛い……」ズーン


    エレン「ですけど…………」


    ペトラ「よしっ!今日は奮発しちゃうぞ!!」グッ


    エレン「……ペトラさん…」


    ペトラ「すみませーん!」


    店員「はい!」スタスタ


    ペトラ「このDXパフェ2つ!」


    店員「かしこまりました」ペコッスタスタ


    ーーーーーーーーー

    ーーーーーーー



    店員「ごゆっくりどうぞ」


    ペトラ「………すごいね……」


    エレン「えぇ……」


    ペトラ「じゃあ…………」


    エレペト「いただきます!」


    ペトラ「ん~美味しい~!」パァァァ


    エレン「………苦い……」


    ペトラ「ぷっ………エレンそれはグレープフルーツって言って苦いのもあるんだよ」クスクス


    エレン「ペトラさんも食べればわかりますよ」


    ペトラ「ん~~私は大丈夫だよ!」パクッ


    ペトラ「…………苦……」ウェェェ


    エレン「でしょ?」クスクス


    ペトラ「…………エレンのイチゴ貰い!」スパッ


    エレン「あぁぁ!!!………ムッ!…ペトラさんのクッキー貰い!」スパッ


    ペトラ「あっ!エレンひどいよ!女の子から奪うなんて!」ウルウル


    エレン「嘘泣きしてもダメですよ?」


    ペトラ「…………ばれた?」テヘッ


    エレン「まぁ(ペトラさんって表情に出るよな……)」


    ペトラ「えへへ………ごちそうさま!」カラン


    エレン「………ペトラさんコーンフレーク残ってますよ?」


    ペトラ「え~味しないから苦手なんだよね……」ウーン


    エレン「もったいない……貰いますね」パクッ


    ペトラ「ありがとねエレン!」ニコッ


    エレン「………ペトラさんって子供っぽいですね」


    ペトラ「なっ!」ガーン


    エレン「まぁ可愛いと思いますけど」


    ペトラ「本当に!」パァァァ


    エレン「ええ表情がコロコロ変わって見てて飽きないですよ」ニコッ


    ペトラ「誉められてるのか貶されてるのか……」ウーン


    エレン「この場合後者ですね」


    ペトラ「えぇ!」ガーン


    エレン「冗談です」クスクス


    ペトラ「もう!」プクー


    エレン「さっ!行きましょ!」


    ペトラ「む~~しょうがないな~」スタスタ


    ーーーーーーーーー

    ーーーーーーー
  15. 20 : : 2016/02/24(水) 23:25:12


    ー 服屋 ー



    ペトラ「う~ん…………どれがいいかな………」



    エレン「これなんてどうです?」



    ペトラ「おっ!いいね!」



    エレン「これとかも」



    ペトラ「おお!それもなかなか!」



    ペトラ「じゃあこれとこれとこれね!」



    店員「全部で~~~となります」



    ーーーーーーーーー

    ーーーーーーー



    ペトラ「いや~いい買い物が出来た!」ニコッ



    エレン「かなり奮発しましたね………」



    ペトラ「今日は楽しかったよ!ありがとね!」



    エレン「オレも楽しかったです」ニコッ



    ペトラ「……あのとき助けてくれてありがとう…今もこうしていわれるのはエレンのお陰」ニコッ



    エレン「いえそんな!」



    ペトラ「これはあのときのお礼」チュッ



    エレン「なっ!///」カァァァ



    ペトラ「ふふふ………頬っぺただから大丈夫♪」



    エレン「そう言う問題じゃ………」



    ペトラ「あっ時間だ!」



    エレン「時間?……今日休日なんじゃ……」



    ペトラ「私今日リヴァイ班の皆のご飯作んなきゃいけないから………じゃあね!」タッタッタッ









    エレン(ペトラさん………なんか不思議な人だったな………)



    ーーーーーーーーー

    ーーーーーーー



    ー 旧調査兵団本部 ー



    オルオ「おせぇぞペトラ!」



    ペトラ「ごめんごめん!今作るから」



    グンタ「飯ならオレ達で作った」ドャァ



    ペトラ「へ?」



    エルド「いつも世話になってるからな」ニッ



    リヴァイ「はやく食べるぞ…………冷めちまう」



    ペトラ「…………はいっ!」ウルウルニコッ






    5・ペトラとの休日( 完 )
  16. 21 : : 2016/02/26(金) 17:38:48



    6・受け継がれる意思




    ーーーーーーーーー

    ーーーーーーー




    「行ってきま~す!」ガチャ



    ヒストリア「気を付けてね~」フリフリ



    エレン「頑張れよ!」フリフリ



    ヒストリア「…………エレンも仕事に行きなさい!」



    エレン「ヘイヘイ…………行ってくるよ」チュッ



    ヒストリア「行ってらっしゃい///」フリフリ




    ーーーーーーーーー

    ーーーーーーー



    オレ達は結婚し、子供もいる。

    オレはエレン・レイスとなり警察学校で日々訓練する皆を医者として支えている…………



    と言うのは建前で…………



    ー 医務室 ー




    「やっほー!来たよ!お父さん」ニコッ



    エレン「クリスタァァ!!!」ダキッ



    クリスタ「ひゃっ!///…………もう!ここ学校なんだけど!」プンプン



    エレン「何か変なことされなかったか!?いじめられてないか!?」



    クリスタ「ハァ………お父さん心配しすぎ!」







    そう………オレは親バカだ

    自分でも自覚するほどの親バカなんだ


    ぶっちゃけ警察学校に来た理由もクリスタが入学するからで………

    クリスタはヒストリアに似て滅茶苦茶美人だ

    だからどこぞの馬の骨共にクリスタを触らさせたくなかったからなんだ…………





    当然ヒストリアに怒られました……滅茶苦茶怒られました、怖かったです。











    クリスタ「何度も言うけどお父さんちゃんと反省してる?」ジトー



    エレン「反省してるが後悔はしてない!」キリッ!



    クリスタ「ハァ………お父さんって本当に英雄なの?」



    エレン「うん」



    クリスタ「即答だね………」





    ーーーーーーーーー

    ーーーーーーー



    ー レイス家 ー



    クリスタ「ただいま~」ガチャ



    ヒストリア「お帰りなさい!」ニコッ



    クリスタ「お母さん………お父さん今日もバカだったよ………」



    ヒストリア「そう………帰ってきたらお仕置きね!」ニゴッ



    クリスタ「アハハハ………」ブルブル



    ーーーーーーーーー

    ーーーーーーー


    ~ PM・10時 ~



    クリスタ「…………帰って来ないね……」



    ヒストリア「うん…………」



    ーーーーーーーーー

    ーーーーーーー



    ~ AM・2時 ~



    クリスタ「ふぁぁ…………」ムニャムニャ



    クリスタ「トイレトイレっと…………あれ?」







    ヒストリア「…………」ズーン



    クリスタ「お母さんまだ起きてたの…………」



    ヒストリア「クリスタ!?……起こしちゃった?……ごめんね……」ズーン



    クリスタ「大丈夫!帰って来るよ!」ニコッ



    ヒストリア「えぇそうね………もう寝よっか?」



    クリスタ「うん!……ってトイレだった」タッタッタッ










    でもお父さんはその日帰って来なかった……

    その後も……



    ーーーーーーーーー

    ーーーーーーー



    ~ 1週間後 ~
  17. 22 : : 2016/02/26(金) 22:30:56
    期待
  18. 23 : : 2016/02/26(金) 23:45:12
    期待です!!
  19. 24 : : 2016/02/27(土) 14:57:09
    期待!
  20. 25 : : 2016/02/27(土) 18:16:04


    私はきっとこの日を忘れない……




    クリスタ(お父さんどうしたんだろ?…………)



    私は呑気に新聞を読む、するとそこには







    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



    昨夜、新政府によって最後の巨人である



    エレン・レイス



    アニ・アルレルト



    ライナー・ブラウン



    ベルトルト・フーバー




    以上4名が処刑された。



    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



    忌々しい記事が書いてあった




    クリスタ(…………は?………)ガサッ



    見間違いだと信じ、何度も何度も見直す



    クリスタ(…………うそ………嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ!!!!)プルプル





    ヒストリア「どうしたの?クリスタ……」スッ



    クリスタ「お……母さ…ん……」ポロポロ



    ヒストリア「どうしたの!?」オロオロ



    クリスタ「っ!………何でもない……」ゴシゴシ



    お母さんに見せてはいけない


    ただでさえお父さんが帰って来ない事にまいってるのにこんなものを見せたら…………



    クリスタ「」ブルッ



    間違いなく壊れてしまう………最悪自殺しかねない。お母さんに知られてはいけない。



    クリスタ「私今日授業で新聞使うからこれ持っていくね!」ダッ



    ヒストリア「クリスタ!?…………まったくもう…………」



    ーーーーーーーーー

    ーーーーーーー



    ー 警察学校・教室 ー



    ガラッ



    「クリスタちゃん!!」



    クリスタ「皆…………」



    「今朝の新聞よんだか!?」



    クリスタ「…………」コクン



    「今町中の人達が新政府に反乱を起こしてるの!」



    クリスタ「…………え……」



    「当たり前だろ!人類を巨人から救った英雄をやつらは殺したんだ!」



    「オレ達が黙ってるわけねぇだろ!」



    「私達も参加しよう!」



    クリスタ「うん!」



    お父さんを殺した奴らを許さない……

    私が奴らに復讐してやる!…………けどそんな野望もすぐに打ち砕かれる。




    「全員今朝の新聞読んだか?」



    「はい!」



    「…………今朝、新政府から護衛の仕事が来た…」



    クリスタ「なっ!?」



    「わかったな……」スタスタガラッ



    そう言って先生は教室から出ていく



    クリスタ(新政府の護衛!?ふざけないで!
    私は奴らを殺してやりたいほど憎んでいるのに!!)ガタッ



    「クリスタちゃん!?」



    ーーーーーーーーー

    ーーーーーーー



    私は思わず教室を飛び出ししばらく走っていた……



    クリスタ「きゃっ!」ドンッ



    「うわっ!?」ドンッ



    クリスタ「たたた…………すみません……」ペコッ



    「あれ?クリスタちゃん?」



    クリスタ「あ………アルミンさん……」



    アルミン・アルレルト……お父さんの親友でアニさんの夫……



    アルミン「…………これをきみに……」スッ



    クリスタ「これは…………」



    アルミン「…………エレンの遺書だよ……」



    クリスタ「っ!?」



    アルミン「ヒストリアの分も入ってる……それじゃあ僕はここで……」フラフラ



    クリスタ(アルミンさん……)



    ーーーーーーーーー

    ーーーーーーー



    ~ 数十分前 ~


    ー レイス家 ー
  21. 26 : : 2016/02/28(日) 13:12:05
    期待!
  22. 27 : : 2016/02/28(日) 13:58:47


    ヒストリア「……エレンどうしたんだろ…」



    うぉぉぉぉ!!!!!



    ヒストリア「なに!?」ビクッ



    コンコン



    ヒストリア「はーい!」タッタッタッ



    「ヒストリアさん!私達に協力してください!」



    ヒストリア「え?……協力?」



    「そうですよ!知ってるでしょ!」















    「エレンさんが処刑されたって!!!」













    ヒストリア「え…………」



    ヒストリア「そん…………な…………」ツゥ



    「今朝の新聞に書いてあったでしょ!?」



    ヒストリア「今朝の…新聞……」








    クリスタ『お……母さ…ん……』ポロポロ




    クリスタ『私今日授業で新聞使うからこれ持っていくね!』ダッ







    ヒストリア「あ…………ああああああああああああああああ!!!!!!!」



    「え!?」



    ヒストリア「うぁぁぁぁ!!!!」ポロポロ



    「あ………えと……私もう行くね!」ダッ



    ヒストリア「あ………エレン……エレン……」ポロポロ



    ーーーーーーーーー

    ーーーーーーー



    ~ 現在 ~



    クリスタ「………ただいま……」



    ヒストリア「クリスタ……」ポロポロ



    クリスタ「お母さん……お父さんの事……」



    ヒストリア「全部聞いたよ…………」ポロポロ



    クリスタ「これ…………遺書だって……」ポロ



    ヒストリア「っ!?…………わかった……」スッ



    ヒストリア「…………」ジー



    ヒストリア「………」ポロポロ



    クリスタ「大丈夫?」



    ヒストリア「ごめんね………ちょっと一人にさせて………」スタスタ



    クリスタ「…………お父さん……どうして私達を置いて逝ったの……」ポロポロ



    ーーーーーーーーー

    ーーーーーーー
  23. 28 : : 2016/02/28(日) 14:34:09


    クリスタへ


    お前達に何も言わずに行ってすまなかったな。


    何しろ急に言われて最後の挨拶も出来なかった………でもなんとなくこうなる気はしてたんだ




    オレは英雄である前に巨人だから…


    こんな怪物が父親でごめん…………でもクリスタの事は愛してるよ。



    多分オレが死ねばヒストリアが壊れるかもしれない、そうなる前にお前が支えてやってくれ。



    これは無視してくれても構わないが、

    お前にはオレの意思を継いで欲しい。皆を守って欲しい。

    勿論無理にとは言わないし、クリスタに危険を犯して欲しくない。



    ただ幸せに生きてくれ



    非常に不本意だが、愛する人と結婚して幸せに生きて欲しい……



    クリスタの晴れ姿が見られないのが唯一の心残りかな



    皆には例えオレが死んでも前を向いて生きて欲しい……これが最後の頼みだ。





    クリスタ、オレはお前の父親でいられて幸せだったよ。


    お前の笑顔を見ると幸せな気持ちになる


    今まで支えてくれてありがとな



    これからオレを支えてくれた分ヒストリアを支えてくれ。





    オレは前に不思議な経験をしてな……死んだはずの皆に会って話をしたんだ

    だからきっとまた逢えるよ。




    オレはお前達を見守っているから…



    さようなら、ありがとう。




    ーーーーーーーーー

    ーーーーーーー










    クリスタ「…………ばか…」ポロポロ




    ーーーーーーーーー

    ーーーーーーー



    ~ 数年後 ~




    クリスタ「……お父さん…私お父さんの意思を継いで頑張ってるよ」ニコッ



    クリスタ「お母さんも元気にしてる……」ツゥ



    クリスタ「…………やっぱりダメだな……泣くのを我慢出来ないや……」ポロポロ






    「クリスタさーん!!!もう行きますよ!」






    クリスタ「あっ…………もう行かなきゃね…………
    じゃあねお父さん……また来るよ」スタスタ





    ビュォォォ





    クリスタ「……………?」クルッ



    私が立ち去ろうとすると後ろからとても暖かい風が吹いてくる

    不意に後ろを振り向くと…………





    エレン『』ニコッ


    カルラ『』フリフリ


    グリシャ『』フリフリ





    クリスタ「!?」ゴシゴシ



    クリスタ「お父さん!?」バッ




    シーン




    一度目を擦り、もう一度見るとそこには何もない…………でも私は確かにお父さんとその後ろで私に手を振る人達が見えた。





    クリスタ(……本当にまた逢えたね)ニコッ ポロポロ







    そして私を見送るようにまた暖かい風が吹く












    6・受け継がれる意思 ( 完 )

  24. 29 : : 2016/02/28(日) 14:37:56


    これにてシリーズ『果てしなき冒険は伝説へ』
    完結です!!



    また他の作品も書こうと思っているのでそちらも読んで頂けたらと思います


    今まで本当にありがとうございましたm(__)m
  25. 30 : : 2016/03/01(火) 12:30:32
    感動のフィナーレです。こんな素晴らしい作品に出会えたことに感謝してます。
  26. 31 : : 2016/03/01(火) 16:13:15

    >>30そう言って頂けると幸いです。
  27. 32 : : 2016/03/01(火) 22:06:29
    他作品も期待だよ!!
  28. 33 : : 2016/03/04(金) 10:42:46
    >>32 ありがとうございます‼
  29. 34 : : 2016/03/08(火) 16:25:58
    感動した素晴らしい
  30. 35 : : 2016/03/12(土) 15:29:11
    別に殺さなくても良かったじゃん
  31. 36 : : 2016/03/12(土) 19:11:54
    >>35

    クリスタは反抗期でエレンをあまり良く思ってません。

    なのでエレンが死ぬことによってエレンの大切さを知ります。


    クリスタは『もう失いたくない』と感じ今まで以上に頑張ります。





    わかりやすく言えばカルラが死んだのと同じです
  32. 37 : : 2017/02/01(水) 23:53:12
    ッチ、新政府め!腐ってやがる!!
    俺が直々にぶっ潰して殺ろう!
    エレンの敵は、俺が取る!!!
  33. 38 : : 2017/08/29(火) 09:49:45
    ウワーーーーーーーーーーン
    エレーン ヒストリアー
    なんという感動作
    (¡[]¡)
  34. 39 : : 2017/11/01(水) 21:19:57
    グスこれは、グス感動作だーーーー!ウワーーーーン!
  35. 40 : : 2017/11/01(水) 21:22:23
    エレンの仇は俺達が受け継ぐ!新政府をぶっ潰せエエエエエエエエエエエエエ!
  36. 41 : : 2017/11/06(月) 18:03:00
    上に同感ダゼーーーーー
  37. 42 : : 2018/03/14(水) 02:53:25
    感動した‼️
  38. 43 : : 2018/06/21(木) 00:17:41
    そんな理由でエレンを処刑するなら政府をぶっ壊してやる
  39. 44 : : 2018/07/27(金) 11:35:15
    リヴァイがいたら政府殺してただろうな
  40. 45 : : 2018/08/27(月) 22:10:24
    反政府ゲリラ通称BOWを出動させろぉぉぉぉぉ!
  41. 46 : : 2019/02/11(月) 02:09:08
    これってフリッツ殺した後エレンて国王になってんだろレイスて事はこれって国内問題やん新政府やべーよワンチャン全兵団から家族もろとも暗殺されんぞ
    それとお疲れ様でした

  42. 47 : : 2019/09/10(火) 21:09:40
    いやこれフリッツが壁の中乗っ取ってたのにエレン殺すとか。



    頭逝っちゃってるんジャン↑
  43. 48 : : 2020/01/13(月) 09:28:21
    >>37に激しく同意
  44. 49 : : 2020/05/16(土) 10:51:52
    いい話(超号泣)

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seimaru02

タルテ

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