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アニ「告白の練習の練習」【ベルアニ】

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  1. 1 : : 2016/02/01(月) 00:08:08


    アニ「す…」


    アニ「好き……だよ」


    ベルトルト「……………」







    アニ(告白の練習相手は…)


    アニ(いや、告白の練習の"練習"相手は…)





    ベルトルト「…どこが?どういうところが?」


    アニ「え、え、」  


    ベルトルト「できれば外見と中身を詳しく…」


    アニ「し、しつこい!!//」ゲシ


    ベルトルト「いたっ」









    アニ(私の…好きな人でした)




    ※ベルアニです




    アニ(それで、なんでこんな事態になったかというと…数日前に遡る)


  2. 2 : : 2016/02/01(月) 00:26:39

    〜数日前 対人格闘練習〜



    アルミン「エレンが体調悪いらしくて…今日は僕が相手をしてもいいかな?」


    アニ「別にかまわないけど…私と相手して大丈夫なの?」


    アルミン「エレンに他のやつにアニの技術を奪われるくらいなら、僕が相手をしてくれって頼まれてさ…」


    アニ「ふーん…」


    アニ(技術…ねえ)


    アルミン「アニには物足りない思いをさせるかもしれないけど…僕も強くなりたい気持ちはある!遠慮なくきてほしい!」


    アニ「……いい心意気だね、わかったよ」







    アニ(そして言われるがまま本気でやったら…)








    アルミン「わっ……」








    アニ(加減をミスった)








    アニ「……!」


    アニ(まずい…このままだったら確実にアルミンの骨が折れる!!)


    アニ(ここはちょっと体勢を崩して、力を私の方へ流そう!!)









    アニ(しかし…どうやら私はアルミンの体重を見誤ったようで)


    アニ(予想以上の負荷が自分の身体にかかっていた)







    アニ(やばい……このまま倒れ……)







    アニ「ない…?」


    アニ(なんか…身体の下にクッションのようなものがある)


    アニ(誰か…私が転んでも痛くないように置いてくれたのかな?)


    アニ(ありがとう…ありがとう)ムギュ






    「ぐっ……」





    アニ「え…?」


    アニ「え……!?」


    アニ(私の下にあったのは…いや居たのは)


    ベルトルト「ああ…無事、だった?」


    アニ(クッションではなく、同郷人でした)




  3. 3 : : 2016/02/01(月) 00:39:50




    アニ「な、なんで…」


    ベルトルト「ごめんその…あのまま地面に叩きつけられたら確実に捻挫すると思ってさ」


    アニ「あ……そう」


    アニ(わざわざ…そのために駆けつけたっていうの?)


    ベルトルト「怪我はない?」


    アニ(捻挫するほどの負荷…それを受け止めたってことはあんたも結構やばいんじゃないの?)


    アニ「別に…あんたは?」


    ベルトルト「これくらいならすぐに治るよ」


    アニ(てゆうか…私もすぐに治るし)







    ライナー「おーいベルトルト、アニ、アルミン、大丈夫か?」


    アルミン「ごめんね…!僕のせいでこんな…」


    アニ「いや大丈夫…私の判断ミスが招いた結果だから」


    アルミン「僕にできることはあまり無いけど…この仮は必ず返すね」


    アニ「うん、ありがたく貰っとく」









    アニ(はあ…とんだ災難だったね)


    ライナー「アニ……」ボソ


    アニ「なに?」


    ライナー「ベルトルトな…お前が倒れそうになった瞬間、血相を変えて助けにいったんだ」


    アニ「……!」


    ライナー「しかもあの距離からな…」


    アニ(割と遠い……)


    ライナー「あとでちゃんと礼、いっとけよ?」


    アニ「………わかったよ」








    アニ(単純…?流されやすい…?)


    アニ(この日から私はベルトルトのことが…)


    アニ(好きになった)






  4. 4 : : 2016/02/01(月) 00:48:32


    〜3日後 食堂〜



    アニ「…………」ボー


    アルミン「アニ…前失礼するね」


    アニ「ああ、うん……別に」


    アルミン「……大丈夫?ぼーっとしてるけど」


    アニ「そう…?」


    アルミン「前…対人格闘で倒れた時からずっとだよね?」


    アニ「そうかな……」


    アルミン「……ごめんね」


    アニ「そーゆーのじゃないよ、別に」


    アルミン「……あの時ベルトルトが来てくれて本当によかった」


    アニ「!!!」ビクッ


    アルミン「え、なに!!?」ビクッ


    アニ「いや……別に」


    アルミン「…………」


    アルミン(これは……もしかして……)







    アルミン「あ!ベルトルトがユミルと楽しそうに喋ってる!!」


    アニ「!!!!」ガタッ


    アニ「あ……」


    アルミン「…………」


    アニ「あのさ……ちょっと裏まできてくんない?」


    アルミン「うん…」




  5. 5 : : 2016/02/01(月) 00:57:32


    〜裏庭〜



    アルミン「つまり…あれ以来、脳裏にベルトルトがやきついて離れないと」


    アニ「そうなんだよ…」


    アルミン「なるほどね…それでいろんなことに集中できなくて困っていると」


    アニ「うん」


    アルミン「……消したいの?」


    アニ「え、いや、そういう訳じゃ…」


    アルミン「へえ…」


    アニ「その、こういう気持ちでいて心地よい時もあるし、てか、集中できないのは辛い時もあるけど、その…」


    アルミン「これはもう……」








    アルミン「告白するしかないね!!」







    アニ「こ、告白!?」


    アルミン「うん、もうそれは好きなんだよ…そのモヤモヤは恋人にでもならない以上解消されない!」


    アニ「こ、恋人!?」


    アルミン「そうだよ!それは片思いの症状なんだ!恋人になれば、まあ脳裏には常にいると思うけど…モヤモヤは無くなると思う!」


    アニ「な、なるほど……」


    アニ(でも…)


    アニ「告白っていっても……なんて言えばいいかわからない」


    アルミン「思ったことを言えばいいんだよ?」


    アニ「うう…」


    アニ(だめだ…出来る気がしない!!)


    アニ(そうだ……!)








    アニ「アルミン…あんた私に貸しがひとつあったよね?」


    アルミン「え…うん」


    アニ「告白の練習につきあって!」


    アルミン「わか……え!?」


    アニ「いいでしょ?できないの?」


    アルミン「え、えと…」


    アニ「……できないの?」


    アルミン「…やります」







    アニ(ここから…"告白の練習"は始まった)




  6. 6 : : 2016/02/01(月) 01:10:33




    アルミン「じゃあまず…好きっていう気持ちを伝えて」


    アニ「わ、わかった……」


    アニ(好き…とりあえず好きって言えばいいんだよね?)


    アニ「あのさあ、その……好きなんだけど?」


    アルミン「………」


    アニ「………」


    アルミン「……なんで喧嘩腰なのさ」


    アニ「え?」


    アルミン「なんで疑問形なのさ!?」


    アニ「ええ!?」


    アルミン「確かにアニらしさは出ている…正解とも言えるかもしれない」


    アルミン「しかぁぁあし!!告白というのは相手に伝えるということが1番大事!!そんなんじゃ不安さが伝わってくるよ!!」


    アニ「あ、うん…」


    アニ(なんでこんなに熱いんだろ…)


    アルミン「とりあえずまずは自信をもって好きという練習から!はい!」


    アニ「す…好き」


    アルミン「声が小さい!!」


    アニ「す、すす、好き!」


    アルミン「どもらない!!」


    アニ「くっ……好き!」


    アルミン「もっと笑顔で!」


    アニ「好き!」ニヤ


    アルミン「怖い!」


    アニ「あんまりだ!」








    アルミン「はあ…はあ…」


    アニ「はあ…はあ…」


    アルミン「アニ……」


    アニ「………なに?」


    アルミン「キミは…下手くそだ!!」


    アニ「ぐっ……」


    アルミン「数日間…練習に付き合ってもらうよ」


    アニ「ああ…分かったよ」


    アルミン「じゃあ僕は宿舎にもどるね」


    アニ「うん、おやすみ」








    アニ(はあ…自分がここまで下手くそだとは思わなかった)


    アニ(さて…私も宿舎に帰ろうか)


    ベルトルト「アニ……」


    アニ「!!!?!?!?」


    アニ(な、なんで…)


    アニ「な、なんで…いるの?」


    アニ(聞かれて…ないよね?)


    ベルトルト「いや、その…ちょっとこの先に用事があったから」


    アニ「ああ、そう…じゃあ私は寝るね、おやすみ」







    ベルトルト「……アニ!!」


    アニ「な、なに?」


    ベルトルト「アルミンのことが…好きなの?」


    アニ「!!!!?」



  7. 7 : : 2016/02/01(月) 01:15:51






    ベルトルト(みなさん知っているだろうが…僕はアニのことが好きだ)


    ベルトルト(ある日の対人格闘…アニとアルミンが組んでるのをみて、珍しい組み合わせだなと思った)


    ベルトルト(なんであの2人…?と思いつつ2人をみてたら…)







    ベルトルト「━━━危ない!!」






    ベルトルト(あの日依頼…アニの様子がおかしい)


    ベルトルト(あ…アルミンがアニの元へいった)


    ベルトルト(2人はそのまま食堂を出ていく)


    ベルトルト(気になる…気になる)


    ベルトルト(こっそり後をつけよう…)








    アニ「好き!」







    ベルトルト(それは…衝撃だった)


    ベルトルト(アニが…あんな大きな声で告白しているなんて!!)


    ベルトルト(それ以外の言葉は小さすぎてよく聞こえない…)


    ベルトルト(居てもたってもいられなかった僕は…)


    ベルトルト(アルミンが帰った後、アニの前に姿を表した)





  8. 8 : : 2016/02/01(月) 01:25:25





    アニ(あ、アルミンのことが…好き?)


    アニ(ああ、なるほど…「好き」って言葉だけが聞こえて勘違いした訳ね)


    アニ(どーやらこの様子だと私があんたを好きってことには気づいてないようだ)


    アニ(なら…)






    アニ「違うよ」


    ベルトルト「そうなの…?」


    アニ「アルミンには…告白の練習をしていただけ」


    ベルトルト「告白の…練習……?」


    アニ「そう」


    アニ(ほら…これなら別にいいでしょ?特に勘違いもされない)








    ベルトルト「アニ……好きな人いるの?」


    アニ「えっ」


    アニ(なに?そこ食いつかれる…?)


    アニ「う、うん…」


    ベルトルト「そっか…そうなのか…」


    アニ(なにこの空気)


    アニ(お願いだから誰とか聞かないでね)


    ベルトルト「…誰?」


    アニ(くっ……なんで今日に限ってこんなに積極的にぐいぐいくるの!?)


    アニ「別に…言う義理はないよ」


    ベルトルト「そう……だよね」







    アニ(ああ、もう……空気重すぎ)


    アニ「でもさ、私へたくそなんだよね……アルミンにボロクソ言われたよ」


    アニ(ほら、これでどうよ…私の失敗談でも聞いて空気を和ませて)


    ベルトルト「そうなんだ…へたくそ、かあ」


    アニ(だからさっきからホントになんなのよ…)


    ベルトルト「じゃあ…」








    ベルトルト「アルミンに怒られないためにも…僕が告白の練習の練習相手をするよ」


    アニ「は…?」









    アニ(こうして…なぜか好きな人に"告白の練習の練習"をすることになってしまった)






  9. 9 : : 2016/02/01(月) 01:34:57







    ベルトルト(アニが…アルミンに告白した訳ではないことがわかった)


    ベルトルト(しかし…)







    ベルトルト「好きな人がいることが判明してしまったんだぁぁあああ!!!!」






    ライナー「どうした、ベルトルト!?」


    ベルトルト「ああ、いや…ごめん」


    ライナー「大丈夫ならいいんだが…」


    ベルトルト「うん、平気」







    ベルトルト(とにかく…誰なのかをどうしても知りたい)


    ベルトルト(アニが告白してしまってからじゃ…遅いんだ!!)


    ベルトルト(そこで僕が思いついた案……告白の練習の練習をすることで、その人の特徴を割り出す…!)


    ベルトルト(セコいことは分かっている……でも、僕にはもうこうするしかない!!)








    ライナー「………」


    ジャン「どうしたんだ、ベルトルトのやつ?なんか燃えてんな」


    ライナー「ああ…俺にも分からない」


    ジャン「ああ!ミカサが平均台の上でスクワットをしている!!」


    ミカサ「………157……フッ………158………クッ」


    ジャン「汗にぬれた黒髪も美しいぜ……!!」


    ライナー「ジャン……」


    ジャン「あ?」


    ライナー「お前は素直だな」


    ジャン「なんだ?馬鹿にしてんのかよ」


    ライナー「いや、見習ってほしいと思っただけだ」


    ジャン「は、誰に?」


    ライナー「双方…かな」


    ジャン「??」




  10. 10 : : 2016/02/01(月) 15:57:17



    アニ(こうして告白の練習の練習が始まる…)


    ベルトルト「じゃあまず、その…好きって言って」


    ベルトルト(これ自分で言っててなんか恥ずかしいな…)


    アニ「わ、わかったよ…」


    アニ(こんなの練習じゃなくて本番じゃん!)







    アニ「す…」


    アニ「好き……だよ」


    ベルトルト「……………」







    ベルトルト「…どこが?どういうところが?」


    アニ「え、え、」  


    ベルトルト「できれば外見と中身を詳しく…」


    アニ「し、しつこい!!//」ゲシ


    ベルトルト「いたっ」







    アニ(なに!?グイグイきすぎじゃない!?)


    ベルトルト(しまった…グイグイ行き過ぎた!)


    アニ「ご、ごめん…」


    ベルトルト「いや、僕も飛ばしすぎた…でもさ、自分のどこが好きなのかを言ってもらえると告白された方も嬉しいんじゃないかな?」


    アニ「そうなの…?」


    ベルトルト「うん……まあ、僕ならの話だけどね」


    アニ「ふ〜ん…」


    ベルトルト(これでどうだ…!)


    アニ「じゃあ…いう」


    ベルトルト(よし…!)



  11. 11 : : 2016/02/01(月) 16:14:18



    アニ「好きなところは…」


    ベルトルト「あ、ちょっとまって…折角だからさ、本当の告白みたいに好きって伝えた後に言ってこう」


    アニ「わかった」


    アニ(アルミンは確か…笑顔で言えばいいって言ってたっけ…?)







    アニ「好き!」ニヤ


    ベルトルト「!!?」


    アニ「その、どこが好きなのかっていうと…」


    ベルトルト「ちょっとまって、まって!」


    アニ「なに?」


    ベルトルト「今の……ネタ?」


    アニ「な、ほ、本気だよ!!」


    ベルトルト(これは……ひどい)


    ベルトルト(アニの告白の手伝いをしているようで嫌だけど……このままではアニがあまりにも不憫だ!!)


    アニ「ちゃんと相手に気持ちが伝わるようにはっきりと…笑って……」


    ベルトルト「…アニの笑顔は作り笑い感が強すぎて引きつって見えるんだ」


    アニ「そうなの?」


    ベルトルト「アニは…素の笑顔が1番いいんだから」


    アニ「は!?//」


    アニ(な、なにいってんの!?)


    ベルトルト(なにいってんるんだ僕!?)





    ベルトルト「えっとその…だからさ、無理に笑うんじゃなくて照れてる顔をこっちに向けながら言うだけでも十分魅力的で…」


    アニ「〜〜〜〜//」


    アニ「わ、わかった……やってみる!」


    ベルトルト「そ、その意気だ!」


    ベルトルト(はあ…これじゃあ僕が告白したみたいじゃないか)




  12. 12 : : 2016/02/01(月) 22:38:15


    アニ(無理に笑わなくてもいい…そして、相手の方をちゃんと見ればいいんだね)ジッ


    ベルトルト「!!!」


    ベルトルト(これは…上目遣い!身長的な要因もあると思うけど…決して睨んでるわけではない!)


    アニ「好き……なんだ」


    ベルトルト「!!!//」


    アニ(えーっと……どこがってのをいわないと)


    アニ「その…優しい所に特に惚れた」


    ベルトルト(くっ……かわいい!)


    ベルトルト(じゃなくて……なるほど、アニの好きな人は優しい人か)


    アニ(やばい…ここから何を言えばいいんだ)


    アニ「それで……どう?」


    ベルトルト(まだ情報が不十分だ…!)


    ベルトルト「ごめんそれだけじゃ…どうして君が僕みたいな人を好きになったのかがわからないんだ」


    アニ(まだ言わないとだめなの!?)


    アニ「えっと…なんだかんだ行動力あるところとか」


    ベルトルト(行動力……誰だ?でもこれ以上は怪しまれるかな)


    ベルトルト「それで…キミは僕にどうしてほしいの?」


    アニ「どう……?」


    アニ(確か…このモヤモヤをはらすには)









    アニ「恋人に……なって」


    ベルトルト「ぐっはあ!!!」


    アニ「ちょ、なに!?鼻血やば!大丈夫!?」


    ベルトルト「ああ、ごめん……どうやら僕には刺激が強すぎたみたいで」


    アニ「は?何言ってんの?」


    ベルトルト「なんでもない!とりあえず今日はお開きで!」


    アニ「そ、そうだね…」














    アニ(なんだったんだろ?)


  13. 13 : : 2016/02/01(月) 22:38:37
    期待!!
  14. 14 : : 2016/02/01(月) 22:47:58


    〜座学〜



    ベルトルト「ふぁあ…」


    ライナー「なんだ、眠そうだな?」


    ベルトルト「いや、その……よく眠れなかったんだ」


    ライナー「いつも通りのダイナミックな寝相で中々起きなかったはずだが…」


    ベルトルト「そうだっけ…?」







    ベルトルト(とにかく…昨日分かったこと、アニの好きな人は"優しくて行動力のある人")


    ベルトルト(一体誰だろう……ここはモブではないと仮定して進めていこう)


    ベルトルト(まず優しいといって思い浮かぶとしたら…アルミン、マルコ、ぎりライナーってところかな)


    ベルトルト(正直その3人とも行動力という面は問題ないだろう)


    ベルトルト(ただ"なんだかんだ"行動力があると言っていたのが気になる……ということは普段はそういう風に見えない人)


    ベルトルト(ライナーは削られるな…となると、アルミンかマルコか)


    ベルトルト「…………」







    ベルトルト(もしかして…アルミン?)


    ベルトルト(最近よく一緒にいるのを見る…でも、告白の練習相手だとも言っていた)


    ベルトルト(いや、それすらがフェイクだとしたら…?僕と同じように相手の好みを探っているとしたら…)


    ベルトルト(はあ…これはもっと詳しく知る必要があるね)





  15. 15 : : 2016/02/01(月) 22:59:05


    〜夜 裏庭〜



    アルミン「はい、それじゃあまた僕に告白してみて」


    アニ「わかった…」


    アニ(とりあえず…昨日のベルトルトに褒められたやつで試してみよう)


    アルミン「よし、じゃあまず状況から……アニが僕を呼び出したっていう程ね」









    アルミン「突然呼び出して…どうしたの?」


    アニ「えっと、その……」


    アニ(無理に笑わなくてもいい……相手の方をちゃんと見て)


    アニ「好き、なんだ……!」ジッ


    アルミン「!!」


    アニ「あんたの優しいところとか、なんだかんだ行動力がある所とか……」


    アニ(だから、どうしたいか…)


    アニ「だから……だから、」







    アニ「恋人になって……ください//」






    アルミン「完璧だ!!!」


    アニ「本当に!?」


    アルミン「僕はなんて浅はかだったんだろう…無理やり大声をあげても、笑っても…それはアニのいい所を全然活かしきれてなかった!」


    アルミン「ジト目…間髪入れずに相手のいい所をいう…突然の敬語…」


    アルミン「キミはもう、告白マスターだ!!」


    アニ「よ、よし!」


    アルミン「一体どこでそのスキルを身につけてきたの…?」


    アニ「別に…これが私の実力だよ」


    アルミン「そっか…ミカサもそれができれば……」ボソッ


    アニ「ん?なんかいった?」


    アルミン「いや、なんでもない!……とにかくキミはもう告白していいと思うよ」


    アニ「え!?」


    アルミン「もうそれで彼は落とせるよ!」


    アニ(これそのままやったら…ほぼベルトルトからのやつだし…)


    アルミン「それじゃあ…健闘を祈ってる!」


    アニ「ちょ……」


    アニ(行ってしまった…)


    アニ(告白なんて、まだできない)


    アニ(だって……)









    ベルトルト「あ、アニ!どうだった?」


    アニ(今から告白の練習の練習をするから!!)




  16. 16 : : 2016/02/01(月) 23:07:08


    アニ「えっと…告白マスターって言われたよ」


    ベルトルト「え…」


    アニ「ありがとう、あんたのおかげだよ」


    ベルトルト(そんな…ということは、もう告白してしまうということ…?)


    ベルトルト(まだ…誰かも分かっていないのに!)


    ベルトルト「もう…告白するの?」


    アニ「いや、その……悩んでる」


    ベルトルト「じゃ、じゃあ…!もう少しだけ練習しようか!」


    アニ(これ以上またあんたに学べと!?)


    ベルトルト「ほら…本人だと思って練習した方が良いだろ?僕がその人になりきるからさ」


    アニ(いやご本人!!)


    ベルトルト「だから、その…特定はしないくらいの特徴をおしえてほしいんだ」


    アニ(しかたない…リハーサルだと思ってやってみよう)






    アニ「えっと特徴は……一人称は僕」


    ベルトルト(僕か…一人称が僕なのは……)


    アニ「口調は…特に口汚くはないね」 


    ベルトルト(あれ、これ……)


    アニ「物腰は…どちらかと言えば引いてる感じかな」


    ベルトルト(アルミン!?)



  17. 17 : : 2016/02/01(月) 23:17:06


    ベルトルト「まあ、その……大体わかった」


    アニ(え、誰かわかったって訳じゃないよね!?)


    ベルトルト「僕を…彼だと思って告白してみて」


    アニ(どっちだろ…)







    ベルトルト「こんなところに呼び出して…どうしたんだい?」


    アニ(うーん…誰を真似てるのかさっぱり分からない)


    アニ「その…あんたに伝えたいことがあってさ」


    ベルトルト「伝えたいこと?」


    アニ「その…」







    アニ「好き…なんだ…!」






    アニ「優しいところとか…なんだかんだ行動力があるところとか」


    アニ「全部合わせて…好き、なんだ」


    ベルトルト「…………」


    アニ「だから……」


    アニ「恋人になって、ください」










    ベルトルト「うん」



    アニ「え…?」



    アニ(もしかして、気付いて……)








    ベルトルト「って……返ってくるといいね」ニコ


    アニ「あ…」


    ベルトルト「それじゃあ僕はいくね、告白、頑張って」


    アニ「ちょ、ま……、」







    アニ(アレ以上の告白って……どうすればいいの!?)





  18. 18 : : 2016/02/01(月) 23:31:34

    〜次の日 食堂〜



    アニ(結局…どうすれば良いのかよく分からなくなった)


    アニ(このまま告白をしても……練習の練習だと思われるんじゃないか?)


    アニ(そう考えてやまなかった)








    ベルトルト(アニは…告白するのだろうか?)


    ベルトルト(好きな人を知ってしまった所で、僕にはどうすることもできなかったんだ)


    ベルトルト(結局ただ…アニの告白の手助けをしただけだったな)








    アルミン「やあやあアニ!いや、お二方!」ニコニコ


    アニ「え、何そのテンション」


    ベルトルト(お二方…?)


    アルミン「いや〜こんなテンションにもなっちゃうよ!」


    アニ「??」


    アルミン「だから…告白、成功したんでしょ?」


    ベルトルト(え…?)


    アニ「は?まだしてないけど…」


    アルミン「隠さなくてもいいって…昨日ちゃんとベルトルトに告白したじゃないか!」


    アニ「!!!」


    ベルトルト「え…?」


    アニ(もしかして…あの後のやつを見られて……)


    アルミン「ベルトルトが頷いているのも見たし……やっぱり2人は両思いだったんだね!」


    アニ「…………」


    ベルトルト「…………」


    アルミン「あれ…なにこの間」









    ベルトルト「えっと……アニ?」


    アニ「…………」ダッ


    ベルトルト「あ……」








    ライナー「ベルトルト…」


    ベルトルト「ライナー…これは一体、どういう」


    ライナー「恐らく…お前が想像していることで正解だろう」


    ベルトルト「………」


    ライナー「……追えよ」


    ベルトルト「……うん」ダッ








    アルミン(えーっともしかして僕…地雷踏んだ?)





  19. 19 : : 2016/02/03(水) 22:01:48






    アニ(うそ…)


    アニ(うそ、うそ、うそ!!!)


    アニ(こんな…こんなバレ方するなんて…)


    アニ「うぅ…」


    アニ(別にアルミンが悪いという訳じゃない…泣いてる場合じゃない……)


    アニ(でも…頭が真っ白だ)







    ベルトルト「アニ!!」


    アニ「!!」


    ベルトルト「ちょ、まって!」


    アニ「来ないで!!」


    ベルトルト「す…、」


    ベルトルト「好きだ!!!」







    アニ「え…?」






  20. 20 : : 2016/02/03(水) 22:08:10



    アニ「いま、なんて…」


    ベルトルト「無愛想だけど…根は優しくて、人のことをよく見ていて…」


    ベルトルト「時々見せる本当の笑顔とか…全部含めて…」


    ベルトルト「キミが…好きなんだ」


    アニ「!!!」


    ベルトルト「だから…」









    ベルトルト「恋人になって…くれませんか?」









    アニ(な、なにこれ…)


    アニ(えっと確か私はベルトルトに告白するために練習してて…でも、告白する前にベルトルトに好意がバレちゃって…)


    アニ(そして…ベルトルトが私に告白?!)









    ベルトルト「……………」


    アニ「………っ//」


    アニ(そんな…そんな真剣な目でみつめられたら)








    アニ「はい…」


    アニ「恋人に…なります」






    アニ(……としか、いえないじゃないか)




  21. 21 : : 2016/02/03(水) 22:15:12




    ベルトルト「……………」


    アニ「……………」


    ベルトルト・アニ「!!!!/////」






    ベルトルト「や、やばいよ…恥ずかしい」


    アニ「そ、そんなん私だってそうだよ!」


    ベルトルト「でも…うれしい」


    アニ「!!!」


    アニ「えっと、その……いつから、好きに?」


    ベルトルト「ずっと…ずっと前から」


    アニ「そ、そうなんだ…」


    ベルトルト「…本当は僕から告白するべきだった」


    アニ「え?」


    ベルトルト「ずっと…ずっとアニのことが好きだったくせに、告白の練習の練習でアニの好きな人のことを探るという卑怯なやり方でしかキミと接することができなかった」


    アニ「…………」


    ベルトルト「本当に…僕でいいの?」


    アニ「うん」








    アニ(やっと…胸のモヤモヤがなくなった)


    アニ(あ、そうだ…私もちゃんと伝えないと)


    アニ(今度は告白の練習の練習としてではなくて、恋人として)








    アニ「ベルトルト!」


    ベルトルト「なに?」


    アニ「好きだよ!」ニコ


    ベルトルト「ぐっはあ!!!」


    アニ「ちょ、鼻血!!!」






  22. 22 : : 2016/02/03(水) 22:23:29






    アニ「アルミン!」


    アルミン「あ…アニ!その……ごめんね」


    アニ「いいんだよ…あんたのお陰で、その…無事にモヤモヤがなくなった」


    アルミン「え…それって」


    アニ「恋人に…なったんだ//」


    アルミン「え!!」


    アニ「なんだかんだいってあんたのおかげ…ありがとう」


    アルミン「それは……よかった!!」


    アニ「そんなに喜んでくれると、こっちも照れるよ」


    アルミン「そっか…なるほど……アニならもしかして…」


    アニ「どうしたんだい?」


    アルミン「あのさ…ミカサの告白の練習の練習に付き合ってくれない?」


    アニ「え!?」


    アルミン「その…ミカサの練習相手になってるんだけど、中々うまく行かなくてさ」


    アニ(なるほど…だからアルミンはあんなに熱かったのか)


    アニ(告白の練習の練習……中々この呪縛からは開放されないようだ)


    アニ(なら…)






    アニ「全力で付き合ってあげるよ…告白の練習の練習にね」





    おしまい
  23. 23 : : 2016/05/14(土) 20:51:57
    面白かったです!
  24. 24 : : 2018/11/08(木) 11:37:33
    面白かったです!
    アニらしいし、ベルトルトらしくて、
    もっと、ベルアニが増えてくれたないいなとおもっています。
  25. 25 : : 2020/10/27(火) 14:06:49
    http://www.ssnote.net/users/homo
    ↑害悪登録ユーザー・提督のアカウント⚠️

    http://www.ssnote.net/groups/2536/archives/8
    ↑⚠️神威団・恋中騒動⚠️
    ⚠️提督とみかぱん謝罪⚠️

    ⚠️害悪登録ユーザー提督・にゃる・墓場⚠️
    ⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️
    10 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:30:50 このユーザーのレスのみ表示する
    みかぱん氏に代わり私が謝罪させていただきます
    今回は誠にすみませんでした。


    13 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:59:46 このユーザーのレスのみ表示する
    >>12
    みかぱん氏がしくんだことに対しての謝罪でしたので
    現在みかぱん氏は謹慎中であり、代わりに謝罪をさせていただきました

    私自身の謝罪を忘れていました。すいません

    改めまして、今回は多大なるご迷惑をおかけし、誠にすみませんでした。
    今回の事に対し、カムイ団を解散したのも貴方への謝罪を含めてです
    あなたの心に深い傷を負わせてしまった事、本当にすみませんでした
    SS活動、頑張ってください。応援できるという立場ではございませんが、貴方のSSを陰ながら応援しています
    本当に今回はすみませんでした。




    ⚠️提督のサブ垢・墓場⚠️

    http://www.ssnote.net/users/taiyouakiyosi

    ⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️

    56 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:53:40 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ごめんなさい。


    58 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:54:10 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ずっとここ見てました。
    怖くて怖くてたまらないんです。


    61 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:55:00 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    今までにしたことは謝りますし、近々このサイトからも消える予定なんです。
    お願いです、やめてください。


    65 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:56:26 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    元はといえば私の責任なんです。
    お願いです、許してください


    67 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    アカウントは消します。サブ垢もです。
    もう金輪際このサイトには関わりませんし、貴方に対しても何もいたしません。
    どうかお許しください…


    68 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:42 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    これは嘘じゃないです。
    本当にお願いします…



    79 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:01:54 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ホントにやめてください…お願いします…


    85 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:04:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    それに関しては本当に申し訳ありません。
    若気の至りで、謎の万能感がそのころにはあったんです。
    お願いですから今回だけはお慈悲をください


    89 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:05:34 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    もう二度としませんから…
    お願いです、許してください…

    5 : 墓場 : 2018/12/02(日) 10:28:43 このユーザーのレスのみ表示する
    ストレス発散とは言え、他ユーザーを巻き込みストレス発散に利用したこと、それに加えて荒らしをしてしまったこと、皆様にご迷惑をおかけししたことを謝罪します。
    本当に申し訳ございませんでした。
    元はと言えば、私が方々に火種を撒き散らしたのが原因であり、自制の効かない状態であったのは否定できません。
    私としましては、今後このようなことがないようにアカウントを消し、そのままこのnoteを去ろうと思います。
    今までご迷惑をおかけした皆様、改めまして誠に申し訳ございませんでした。
  26. 26 : : 2020/10/28(水) 13:16:22
    http://www.ssnote.net/users/homo
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    ⚠️提督とみかぱん謝罪⚠️

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    ⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️
    10 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:30:50 このユーザーのレスのみ表示する
    みかぱん氏に代わり私が謝罪させていただきます
    今回は誠にすみませんでした。


    13 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:59:46 このユーザーのレスのみ表示する
    >>12
    みかぱん氏がしくんだことに対しての謝罪でしたので
    現在みかぱん氏は謹慎中であり、代わりに謝罪をさせていただきました

    私自身の謝罪を忘れていました。すいません

    改めまして、今回は多大なるご迷惑をおかけし、誠にすみませんでした。
    今回の事に対し、カムイ団を解散したのも貴方への謝罪を含めてです
    あなたの心に深い傷を負わせてしまった事、本当にすみませんでした
    SS活動、頑張ってください。応援できるという立場ではございませんが、貴方のSSを陰ながら応援しています
    本当に今回はすみませんでした。




    ⚠️提督のサブ垢・墓場⚠️

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    56 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:53:40 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ごめんなさい。


    58 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:54:10 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ずっとここ見てました。
    怖くて怖くてたまらないんです。


    61 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:55:00 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    今までにしたことは謝りますし、近々このサイトからも消える予定なんです。
    お願いです、やめてください。


    65 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:56:26 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    元はといえば私の責任なんです。
    お願いです、許してください


    67 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    アカウントは消します。サブ垢もです。
    もう金輪際このサイトには関わりませんし、貴方に対しても何もいたしません。
    どうかお許しください…


    68 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:42 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    これは嘘じゃないです。
    本当にお願いします…



    79 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:01:54 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ホントにやめてください…お願いします…


    85 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:04:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    それに関しては本当に申し訳ありません。
    若気の至りで、謎の万能感がそのころにはあったんです。
    お願いですから今回だけはお慈悲をください


    89 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:05:34 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    もう二度としませんから…
    お願いです、許してください…

    5 : 墓場 : 2018/12/02(日) 10:28:43 このユーザーのレスのみ表示する
    ストレス発散とは言え、他ユーザーを巻き込みストレス発散に利用したこと、それに加えて荒らしをしてしまったこと、皆様にご迷惑をおかけししたことを謝罪します。
    本当に申し訳ございませんでした。
    元はと言えば、私が方々に火種を撒き散らしたのが原因であり、自制の効かない状態であったのは否定できません。
    私としましては、今後このようなことがないようにアカウントを消し、そのままこのnoteを去ろうと思います。
    今までご迷惑をおかけした皆様、改めまして誠に申し訳ございませんでした。

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larcy6v6

くまお

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