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アルミン「え?僕が白雪姫だって!?」

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  1. 1 : : 2015/12/16(水) 16:22:32
    初ss初投稿ですよろしくお願いします

    巨人中(アニメ)の文化祭ネタです

    うさミンじゃなくて白雪ミン


    アルミン「うちのクラスは劇、メイド喫茶、チーズハンバーガーの模擬店をする事になったけど………」

    エレン「俺はチーハン売りまくるぜー!!ほかのは知らん!」

    ミカサ「エレン、チーハンではなくチーズハンバーガー。それに他のと掛け持ちしなければならない。」

    エレン「なんだよめんどくさいなぁ……俺はチーハンだけ売れればいいのに。」

    アルミン「だったら他の出し物での負担を軽くしてもらえばいいんじゃない?」

    エレン「なるほど!!」
  2. 2 : : 2015/12/16(水) 16:27:18
    ジャン「よう。」

    アルミン「あ、ジャン。劇は何にするか決まったの?」

    ジャン「まぁな。…………………白雪姫だ。」

    アルミン「へぇー白雪姫かぁ…。」

    ジャン(白雪姫は雪のように白い肌に綺麗な黒髪。白雪姫役はミカサしかいねぇ!!!そして俺が王子役に………グヘヘ)

    アルミン(なんか気持ち悪いな……。)

    ジャン「俺は王子に立候補しようと思っている。というか、王子役は俺しかいないな。」

    アルミン(あ、自分で言っちゃうんだ……。)

    エレン「へー。頑張れよ。」

    ジャン「反応薄っ!!」

    エレン「王子役なんてどうでもいいし、チーハンで忙しいし。」

    ミカサ「私もエレンを手伝うので忙しい。」

    エレン「お前はまた俺の事かよっ!たまにはよ…」

    ミカサ「これは私が決めた事。」

    エレン「でも結局俺ばっかりじゃないか!ミカサは白雪姫でもやってろよ。なんかそれっぽいし。」

    ミカアルジャン『!?』

    アルミン(まさかエレンがそんなこと言うなんて……意外すぎるよ!!)

    ミカサ「で、でも私は女らしさとはほど遠い……ので、チーハンの販売を頑張る。」

    エレン「それもそうだな。」

    ミカサ「えっ。」

    アルミン(だめだやっぱりエレンはエレンだった。)

    エレン「でも覚悟しとけよ?チーハンに関しては俺は誰にも負けないぜ。もちろん、ミカサにもな!!」

    ミカサ「…楽しみにしている!」

    ジャン「なんか青春しやがって!うらやましいっ!!!」ガッ

    エレン「うわっ、なんだよ急に!!」

    ミカサ「エレン、ジャンに構ってないで早く文化祭の作戦を練ろう。」

    ジャン「 」

    ジャン「ま、まだだ!ミカサが白雪姫をやってくれるかもしれない!!可能性はゼロじゃないぞ!」

    アルミン(ゼロではないけど0.00000000000000001%くらいの確率だよ……)
  3. 3 : : 2015/12/16(水) 16:31:30
    次の日

    マルコ「じゃあ今日は白雪姫の劇の配役を決めよう。まずは、立候補はある?」

    ジャン「はい!俺は王子役に立候補するぜ!」

    マルコ「ジャンの希望は王子ね。まだ決定ではないけど。他に誰か立候補はいるかな?」

    クラス『……………』

    マルコ「みんな消極的だなぁ………。じゃあ、推薦はある?」

    ライナー「あるぜ!」

    マルコ「おっ、誰を何役で?」

    ライナー「クリスタを………白雪姫役だ!!!」

    クラス『おぉー!!』

    マルコ「なるほど……僕もいいと思うけど、クリスタ本人はどうかな?」

    クリスタ「えっと私は……………ごめんなさい。」

    クラス『えぇ!?』

    クリスタ「実はメイド喫茶のメイドさんを頑張りたくて……だから白雪姫役は無理かな。」

    ライナー(つまりクリスタのメイド姿が見れるってことか!!)

    クリスタ「ごめんねライナー。せっかく推薦してもらったのに。」

    ライナー「いや!むしろメイド姿が楽しみだ!!!」

    ユミル「楽しみにすんな。お前は当日来るなよ?」

    ライナー「なんでだ!?」


    マルコ「うーん、でもどうしようか……。他に推薦はあるかな?」

    ジャン(ミカサ!って言いたいけどさすがにな………。)

    コニー「はいはいはい!!!」

    マルコ「コニーは誰を推薦するのかな?」

    コニー「………ベルトルトを推薦するぜ!!!」

    クラス『!!??』

    ベルトルト「えっ、なんで!?」

    ジャン「なんで白雪姫役が男なんだよ!!ありえねーよっ!」

    コニー「いいじゃねぇか。そっちの方が面白いし。」

    ユミル「やれよベルトルさんwwwww」

    クリスタ「…ユ、ユミル!笑っちゃダメだよ!」プルプル

    ユミル「そういうクリスタもな。」

    ジャン「王子よりデカい姫とか普通ないだろ!!」

    ベルトルト「だよね……僕より小さいエレンとかどう?」

    ジャン「なんでだよ根本的解決になってねぇぞ!?」

    エレン「いや、俺はチーハンで精一杯だから別の奴にしてくれ。」

    ミカサ「私も。やるとしても馬の足B。」

    ジャン「 」

    ジャン(お、落ち着け……ミカサはダメだ………それよりも白雪姫役が男になる事だけは避けよう!全力で!!)

    マルコ「と、とりあえずさ、他の役を先に決めない?」


    30分後

    マルコ「とりあえずこうなったけど……」


    白雪姫…

    王子…ジャン

    女王…フランツ

    鏡…マルコ

    狩人…サシャ

    小人…コニー(とコニーハリボテ)

    馬…エレン、ミカサ、その他数人



    マルコ「うまい具合に白雪姫だけ埋まらないなぁ……。」
  4. 4 : : 2015/12/16(水) 16:35:05
    ジャン「おいナチュラルに進めんなよ。なんで女王がフランツなんだよ。」

    エレン「いいじゃねぇか面白そうだし。」

    ジャン「はぁ!?」

    マルコ「こういうのはノリで切り抜けるしかないよ、ジャン。」

    ジャン「マルコもかよ!?」

    フランツ「単なるネタだよね。」

    ジャン「フランツまで……。」

    ジャン(いいか、絶対に白雪姫が男になる事だけは阻止するんだ!!)



    アルミン「ごめんなさい!!委員会の仕事が長引いちゃって………。」

    マルコ「あ、アルミン。お疲れ様。」

    ユミル「なあなあアルミンさんよ……演劇で役が一部残ってんだけど入ってやれよ。適任だろうから。」

    アルミン「僕が?別に構わないけど……。」

    ジャン「おい馬鹿やめろ!!今すぐ断れ!!」

    アルミン「え…?」

    ユミル「おい、アルミンがやってくれるってよー!」

    マルコ「ほんとに!?ありがとうアルミン!!!」

    アルミン「うん、僕で良ければ。」

    ジャン「まじかよ……」

    アルミン「ところでなんの役なの?馬の足Bとか?」

    マルコ「いやいやそんなのじゃないよ。主役主役!!」

    アルミン「主役かぁ………。え?主役!?」

    ジャン「だから止めたのによ……。」

    マルコ「白雪姫だよ!!」

    アルミン「え、………………え?」
  5. 5 : : 2015/12/16(水) 16:50:37
    文化祭当日

    アルミン「あぁ…なんであの時引き受けちゃったんだろう…。」

    ジャン「俺止めたよな。」

    アルミン「そうだった?」

    ジャン「止めたよ。」

    アルミン「それはそうとジャン、王子の服全然似合ってないね。」

    ジャン「うるせぇよ。そういうお前はよく似合ってるぜ。」

    アルミン「似合ってたら困るんだけどな………。」


    マルコ「2人とも!!大変だよ!」

    アルミン「どうしたの?」

    マルコ「フランツがいないんだよ!!もうすぐ開演するのに。」

    ジャン「あのリア充め……逃げたか。」

    アルミン「きっとハンナに夢中なんだね。」

    マルコ「でね、女王役をジャンにやって欲しいんだ。」

    ジャン「は!?なんで俺!?」

    マルコ「王子と女王は一度も出るタイミングが被らないんだ。セリフもそんなには多くないし……。負担にならないように途中一回だけ休憩を入れるよ。」

    アルミン「ジャン頑張って!!!」

    ジャン「やってやるよ!!!クソがっ。」


    開演

    ジャン「鏡よ鏡、この世界で一番美しいのは誰なのかしら?」

    マルコ「それはアルミ……白雪姫です。」

    ジャン「キィ〜ッ!なんですって!!!」

    アルミン(うわぁ…………)

    ジャン「狩人をここへ!!」

    サシャ「お呼びでしょうか!」

    ジャン「白雪姫を捕まえて心臓を持ってきな!」

    サシャ「心臓ですか?わかりました!!」



    サシャ「連れてきましたよ!」

    アルミン「………」

    ジャン「いやなんで連れてきてんだ!!違ぇよ!!」

    サシャ「え?でもさっき……………。」

    アルミン(なんでこんな事ななってるの!?まあいいや、ここは取り敢えず………。)

    アルミン「きゃ、きゃー!!(棒)」ダッシュ

    サシャ「あ、まってくださーい!!」

    ジャン「おい、お前はもういいよ!!………こうなったら私自ら手を下すしかないようね!」

    アルミン(よし、流れが元に戻った!さすがジャン。女王役気持ち悪過ぎるけどね!…………ん?)

    客「……」ジー

    アルミン(なんかこっち見てる………?って次僕の番だ!)
  6. 6 : : 2015/12/16(水) 16:53:08
    アルミン「あぁこわかった………あ!あんなところに家があるわ!少し休ませてもらいましょう。」

    アルミン「おやすみなさーい。」スヤスヤ





    コニー「お!誰か寝てるぞ!」

    コニー(ハリボテA)「女の子だ!」

    コニー(ハリボテB)「俺のベッドで勝手に寝てる!」

    コニー(ハリボテC)「誰かわかるか?」

    コニー(全部)「いいや。」

    コニー(ハリボテD)「とりあえず起こそうぜ!」

    コニー「おーいアルミン起きろー!」ユサユサ

    アルミン(なんで名前呼んでるんだよ……)

    アルミン「う、うーん……。」

    コニー(ハリボテE)「起きたぞ!」

    コニー(ハリボテF)「アルミン!お前の名前はなんていうんだ?」

    アルミン(いろいろと滅茶苦茶だよコニー……。)

    アルミン「私は白雪姫です。訳あって逃げてきました。どうか匿ってくれませんか?」

    コニー「いいぜ!!」



    ジャン「これをこうしてああして………よし、これで変装は完璧だぜ!」

    アルミン(口調が元に戻ってるよジャン。)

    ジャン「そしてこの毒りんごで………ククク」


    サシャ「すごい悪人面ですね………。」

    コニー「だな。」

    サシャ「そういえばマルコはどこへ行ったんですか?」

    コニー「チーハンの方の手伝いだとさ。」

    サシャ「チーハン!!私も行きます!上手くいけばチーハンの5個や6個は貰えるかもしれません!さようならコニー!!」

    コニー「お前どんだけ食う気だよ……。ってもう見えないし。」
  7. 7 : : 2015/12/16(水) 16:56:52
    ジャン「そこのお嬢さん。りんごはいらんかね。(裏声)」

    アルミン「りんご?(なんで急に裏声にしたんだ…)」

    ジャン「りんご美味しいよりんご。食べないと損だよ。キヒヒ(裏声)」

    アルミン「確かに美味しそう………(に見えないよ。ジャンの悪人面のせいで。)」

    ジャン「ほれ。(裏声)」

    アルミン「ありがとう…モグモグ…………うっ!」バタッ

    ジャン「ふはははは!これで世界で一番美しいのはこの俺だー!」

    アルミン(俺って言ってるし………)


    ーこれより10分間の休憩に入りますー

    ジャン「あー疲れた。」

    アルミン「お疲れ様。まだ終わってないけどね。」

    ジャン「やっと王子役が出来るぜ………。」

    アルミン「………なんか僕が白雪姫でごめん……。」

    ジャン「気にすんなよ。まぁホントはミカサがよかったけどよ。」

    アルミン「あはは…次頑張りなよ。(無理だろうけど)
    …ん…あれ、サシャは?」

    コニー「チーハンの方に行ったぜ。」

    アルミン「サシャ………。」

    ジャン「そういえばミカサが来る頃だな。」

    アルミン「他の人もね。…………ん?」


    客「…」ジー

    アルミン(まただ…。)

    ジャン「どうした?」

    アルミン「いや、なんでもない。ほら、もうすぐ始まるよ!」
  8. 8 : : 2015/12/16(水) 17:07:57
    今更ですが読みにくいので台詞の場合は『』にします。

    ジャン『どうやら森に迷い込んでしまったようだぜ。ん?あれは…………』

    コニー『アルミーン!死ぬなよ!!』

    コニー(ハリボテ)『そうだぜ!まだその時じゃない!!』

    ジャン『どうかしたのか?(なんで普通にアルミン呼びなんだよ……。)』

    コニー『アルミンが死んじまう!!』

    ジャン『なんだって、白雪姫が!?』

    アルミン(無理矢理白雪姫に変えてきた……。)

    ジャン『一体どうすれば………。』

    コニー『こういう時は誓いのキスだぜ!』

    アルミン(目覚めのキスだと思うんだけどなぁ…。)

    ジャン『なるほど!任せろ!(フリだけどな。)』

    アルミン(なんかやだな…フリだけど。)

    ジャン『それじゃあ……』







    ???「待てー!!!!」



    アルジャンコニ「!?」
  9. 9 : : 2015/12/16(水) 17:59:15
    客「その娘を目覚めさせるのは俺だ!」

    ジャン「はぁ!?」

    アルミン(え、何?なんかこわいんだけど…。)

    客「どけー!!」

    ジャン「うわあのオッサン舞台に上がってきやがった!!」

    客「さあ俺と一緒においで!」

    アルミン「うわああああー!!!」

    ジャン「アルミーン!」

    コニー「アルミンがお姫様抱っこで連れてかれちゃったぞ!?」

    ジャン「追いかけるぞコニー!!」

    コニー「おう!」






    アルミン「離してください!!」

    客「こわがらなくてもいいよアルミンちゃん。」

    アルミン(キモっ!)

    アルミン「なにか勘違いしているようですが僕は男です!!!」

    客「なんだって!?」

    アルミン「だから離してください!」
  10. 10 : : 2015/12/16(水) 18:47:50
    客「だが構わない!!」

    アルミン「嘘ぉ!?」

    客「むしろ良い!!」

    アルミン「ひぃいいいい!!」

    客「君のせいで俺は……俺は普通だったのに……君のせいで今大変なんだから、なんとかしてくれよ。」

    アルミン「嫌ああああああ!!!!」











    ジャン「クソ!なんて速さだあのオッサン……。アルミンを抱えてるっていうのに俺たちよりはるかに速いぞ。」

    コニー「アルミン軽いしな。」

    ジャン「そういう問題じゃねぇ。」

    イヤアアアアアア

    コニー「!今のアルミンの声だぞ!」

    ジャン「急げ!!」
  11. 11 : : 2015/12/16(水) 19:03:20
    一方その頃……

    エレン「うおおおおおおお!!!!」

    ミカリン「私はなんでも出来る……ので、全てのチーハンを売りさばく事が出来る!例えば、エレンよりも!!」

    マルコ「すごいよミカサが!!君がなんだか良く分からないけど衣装を身に着けた途端にこの繁盛っぷりだ!!さすがミカサ!!」

    ミカリン「マルコ、今の私はミカリン。ミカサではない。」

    マルコ「違いがよくわからないよ…。」

    エレン「俺だって負けてないぜ!!!」

    サシャ「確かにエレンが作ったチーハンも美味しいです!!」

    エレン「あ!サシャ何食ってやがる!!!」

    サシャ「いいじゃないですか10個や20個くらい。」

    マルコ「食べ過ぎだよ!?」

    ミカリン「サシャ、真面目にやらないと私が秘密裏に用意しておいたバニーの衣装を着てもらうことになる。」

    エレン「なんでそんなもん用意してんだお前!?」

    ミカリン「アルミンに着てもらう予定だった。」

    サシャ「う…真面目にやります!!」

    マルコ「アルミンかわいそうに…………」


    イヤアアアアアア


    サシャ「アルミンの声です!!」


    アルミン「誰かあぁぁ!助けてぇー!!!」

    エレミカマルサシャ『アルミン!?』


    客「そんなに怯えなくても大丈夫!怖い事はしないよ!」

    アルミン「絶対嘘だあぁぁぁぁ!!!」
  12. 12 : : 2015/12/16(水) 19:25:45
    ミカリン「アルミン………!助ける!!!」

    エレン「大丈夫かー!アルミーン!?」


    アルミン「みんなぁー!助けてーっ!」


    ミカリン「………の前に写真を」パシャリ

    エレン「なにやってんだよ!?」

    ミカリン「白雪姫なアルミン…滅多に見れないレアルミン。」

    エレン「そんな事言ってないで早く助けにいくぞ!!」




    アルミン「うぅ……しっかりホールドされてて身動きが取れない……。」

    客「アルミンくん。……ぐふふふへへへ。」

    アルミン(心底気持悪いっ!!!)





    ジャン「あそこにいるのは!!」

    コニー「エレン!ミカサー!」

    エレン「お前ら!」

    ミカリン「ミカサではなくミカリン。」

    エレン「そんなことはどうでもいいんだよ!」

    マルコ「あれはいったいどういう状況なんだい!?劇をしてたんだろう?」

    ジャン「それが……」

    カクカクシカジカ

    サシャ「うへぇ…とんだ変態ですね…。」

    ミカリン「アルミンがかわいそう。早く助けてあげなければ。」

    エレン「その割には写真撮ってたじゃないか。」

    ミカリン「あれは不可抗力。」

    コニー「しかし全然追いつけないぞ!?」

    ジャン「マズイな…結構離されちまった………!」

    マルコ「いったいどこまで連れていくつもりなんだ…!」
  13. 13 : : 2015/12/16(水) 19:35:14
    アルミン(まずいぞ……ミカサ達が全然追いつけてない。僕が足止めしないと!)





    サシャ「あ!動きが止まりました!」



    アルミン「痛たたたた!!!お腹が痛い!!!」

    客「なんだどうしたんだ!?」

    アルミン(やっぱり止まった!!今のうちだミカサ!!)

    客「わかったぞ!女の子の…」

    アルミン「わーわーわー!!!」

    客「ん?もう治ったの?」

    アルミン(しまった!ちょっとしか時間稼ぎ出来なかった。ごめんみんな!!)




    ミカリン「いいえ、これで充分。」

    アルミン「ミカサ!」

    ミカリン「今の私はミカリン。ミカサではない。」

    アルミン「そこは重要なんだね。」

    ジャン「やっと追いついたぜこの変態野郎!!」

    サシャ「もう逃げ道はありません!!」

    客「く、くそ!!」
  14. 14 : : 2015/12/16(水) 20:04:09
    エレン「大丈夫かアルミン!!!」

    アルミン「エレン!うん、もう大丈夫!よし!さっそく仕返ししてくる!!」

    エレン「あ!おい!」







    客「はあはあはあはあはあ。」

    アルミン「 」

    ジャン「無理すんなよ…後は俺たちがどうにかしとくから。」



    ぎぃやぁぁぁぁあぁあ……………
  15. 15 : : 2015/12/16(水) 20:14:00
    その後変態は駆逐され、元の平和な学校生活が戻ってきた。

    あの変態のせいで僕はろくに文化祭を楽しむことが出来なかった。マジで許さん。

    もう嫌だ。絶対女装なんかするもんか!!死んでもやらないぞ!!




    学校

    ミカサ「アルミン。」

    アルミン「ミカサ……じゃなくてミカリン………じゃなくてミカサ。」

    ミカサ「そう、私はミカサ。」

    アルミン「急にどうしたの?」

    ミカサ「実は……アルミンに頼みたい事がある。」

    アルミン「いいよ。(なんだろ…エレンの事かな?)」

    ミカサ「実は……………。」
  16. 16 : : 2015/12/17(木) 08:21:43
    ミカサ「これを着てもらいたい。」つバニー

    アルミン「 」


    アルミン「な、なんで僕が………。」

    ミカサ「買ったはいいけど私にはとても着れない。でもそのまま捨てるのは勿体無い。」

    アルミン「じゃあなんで買ったの…。」

    ミカサ「アルミンに着てもらうためだけどそれは秘密。」

    アルミン「秘密が秘密じゃなくなってるよミカサ。」

    ミカサ「お願い着てほしい。」

    アルミン「着てどうするの………。」

    ミカサ「見れば満足。駄目?」

    アルミン「僕は着せ替え人形じゃないんだよ。ミカサ。」

    ミカサ「わかってる。…ので、今から着せ替え人形になって。」

    アルミン「わかってないよね!?」


    クリスタ「アルミーン!」

    アルミン「あ、クリスタ!」

    ミカサ「クリスタからもどうかバニーを着るようお願いしてほしい。」

    アルミン「お願いしないで!?」

    クリスタ「もう!ダメだよミカサ!」

    アルミン「だよね!そうだよね!!」

    クリスタ「アルミンは私の服を着るんだから!」

    アルミン「 」
  17. 17 : : 2015/12/17(木) 08:42:56
    ミカサ「クリスタの?」

    クリスタ「そう!それでカツラも被ってもらうの!」

    アルミン「 」

    ミカサ「それは本格的。」

    クリスタ「でしょ?」

    アルミン「ま、待ってよ2人とも!僕はバニーも着ないしクリスタの格好もしないよ!?」

    ミカサ「もうダメ。これは決まったこと。」

    クリスタ「そうそう!!」

    アルミン(女神が全然女神じゃない!!)

    アルミン「嫌だ!絶対着ないぞ!!」

    クリスタ「じゃあ一回だけ着てくれたら諦めるよ!」

    ミカサ「それで手を打とう。」

    アルミン「(根本的解決になってないけど2回も女装するよりマシか。)わかった。どっちを着ればいいの?」

    クリスタ「バニー1回と私の格好1回!」

    ミカサ「そう、1回ずつ。」

    アルミン「 」

    アルミン(騙された!!)

    ミカサ「言っておくけど騙してはいない。アルミンが勘違いしただけ。」

    アルミン「えー……。」

    クリスタ「さっきわかったって言ったんだからアルミンに拒否権は無いよ♪」

    アルミン「えー……。」
  18. 18 : : 2015/12/17(木) 12:08:48
    バニー

    クリスタ「わぁー!似合うね、アルミン!」

    アルミン「似合いたくないんだけど……」

    ミカサ「やはり黄色にしておいて正解だった。」カシャシャシャシャシャシャシャシャシャ

    アルミン「……連写しないでくれる?」

    クリスタ「撮った写真はどうするの?」

    ミカサ「私が長年作成してきたアルミンファイルに仲間入りする。」カシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャ

    アルミン「何それ!?」

    ミカサ「エレンのもある。」カシャシャシャシャシャシャシャシャシャ

    アルミン「ねぇもう脱いでいい?」

    ミカサ「構わない。」カシャシャシャシャシャシャシャシャシャ

    アルミン「…2人がいたら着替えられないんだけど。」
  19. 19 : : 2015/12/17(木) 12:12:48
    クリスタの格好

    アルミン「うぅ…既に脱ぎたい。」

    クリスタ「うわぁ!すっごい似合ってるよアルミン!」

    アルミン「だから似合いたくないんだけど……。」

    ミカサ「どこから見てもクリスタ。」

    クリスタ「うんうん!」

    アルミン「えぇー…。そうかなぁ……。」

    クリスタ「あのね、その格好で行って欲しいところがあるの。」

    アルミン「この格好で!?嫌だよ!」

    ミカサ「大丈夫。誰もアルミンだと気が付かない。」

    アルミン「気付いてほしい…。気付かれたら気付かれたで嫌だけど。」

    クリスタ「ついて来てアルミン。」
  20. 20 : : 2015/12/17(木) 12:26:04
    体育館裏

    ライナー「遅いな………そうか!恥ずかしいのか!」




    アルミン「ライナーが居るんだけどまさか………。」

    クリスタ「お願い私の代わりにライナーとお話ししてして!」

    アルミン「嫌だよ!!」

    アルミン(ていうかこれ絶対クリスタに告白する気じゃないか。なんで僕が告白されなくちゃいけないんだ!)

    クリスタ「だよね、絶対告白だよね。」

    アルミン「ナチュラルに僕の脳内を読まないでよ……。」

    クリスタ「前々からわかってはいたんだけど……友達なら良いんだけど彼氏にはちょっと……。」

    アルミン「あはは………。(ライナーどんまい)」

    クリスタ「だから私の代わりに!お願いアルミン!」

    アルミン「えー………。多分気づかれちゃうよ。」

    クリスタ「大丈夫だよ。そもそもアルミンが来るなんて思ってないはずだから。」

    アルミン「気が進まないなぁ………。」

    クリスタ「今度アルミンの為にクッキー焼いてくるね!」

    アルミン「行ってきます!」
  21. 21 : : 2015/12/17(木) 12:36:04
    アルミン「……(喋ったら流石にバレるからね。)」

    ライナー「クリスタ!」

    アルミン「……」

    ライナー「遅かったじゃないか。いや、急に呼び出したりして悪かったな。」

    アルミン「……(とりあえず首横に振っとこ)」ブンブン

    ライナー「なんだどうした?……………ん?なんか今日のクリスタ……………」

    アルミン(まずいバレた!?)

    ライナー「いつもより可愛いな!」

    アルミン(うわぁ………。)

    ライナー「それでなんで呼び出したかっていうとな…………。」

    ライナー「俺と付き合ってほしい!!」

    アルミン「だが断る。」

    ライナー「……………え、え?」

    アルミン「じゃあねライナー。」
  22. 22 : : 2015/12/17(木) 12:39:25
    次の日

    アルミン(もうやだ………ほんとに女装なんて懲り懲りだ。)

    クリスタ「アルミン!」

    アルミン「あ、クリスタ。」

    クリスタ「はいクッキー。昨日は本当にありがとう。」

    アルミン「いや、いいんだ。もうしないけどね。」

    クリスタ「えー……。」

    アルミン「そんな目で見てもダメだよ?」

    クリスタ「減るものじゃないのに…」

    アルミン「僕の中の何かが減ってる気がするんだよ。」
  23. 23 : : 2015/12/17(木) 12:41:57
    ライナー「アルミン。」

    アルミン「あ、ライナー………。」

    ライナー「その………なんだ。」

    アルミン「えっと、昨日はその………。」

    ライナー「放課後体育館裏で待っているぞ////」

    アルミン「え……………え?」


  24. 24 : : 2015/12/17(木) 13:10:56
    途中から白雪ミン関係なくなってしまいましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。

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sorasoraarumin

そらみん(灰音)

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