ssnote

x

新規登録する

作品にスターを付けるにはユーザー登録が必要です! 今ならすぐに登録可能!

コール オブ 紅魔館〜守るべきもの〜

    • Good
    • 0

loupe をクリックすると、その人の書き込みとそれに関連した書き込みだけが表示されます。

▼一番下へ

表示を元に戻す

  1. 1 : : 2015/07/28(火) 19:42:48
    許可書
    ****年?月¥日

    最近、お嬢様や妹様その他に危害を与えてくる者共が出てきているため、此処紅魔館の防衛組織門番その他(絶賛居眠り中)に加え新しく精鋭メイド部隊による武装組織を作る事になりましたゆえ、許可の方をよろしくお願いします。

    十六夜 咲夜
    レミリア「さ、咲夜...?これは一体...?」
    突如メイド長から渡された許可書そしてどこからもなく出してきた自分の印鑑と朱肉に戸惑いを隠せずにいた。何故いきなりこのようなものを出してきたのか、全くもって理解できなかったからである。
    咲夜「そのままの事です。最近、お嬢様方に迷惑をかけてくるものに対抗するするための部隊編成に許可を欲しいのです。」
    レミリア「....貴方がいるのに?」
    咲夜「私が居なかった場合どうするのですか?まさかお嬢様直々にでられるのですか?」
    レミリア「そりゃそうでしょ「それではいけません」....?」
    咲夜「それではメイドの意味が無くなってしまうではないですか。時にメイドは主人の盾になるようにしなければいけません。」
    レミリア「....別にいいけど....もう少し時を考えてよね......」
    そう。今この話をしている場所は化粧室。いわばトイレである。レミリアが戸惑いを隠せ無い理由はこれに尽きた。何故トイレにした。いみがわからない。様々な理由が頭の中を駆け巡っていたが、そのうち考えるのを止めた。そして彼女は印鑑を押した。
    咲夜「ありがとうございます。それでは期待してお待ちください」
    レミリア「(無理、だってメイドって妖精達でしょ...)」
    心の中で返事をした。
  2. 2 : : 2015/07/28(火) 20:31:49
    コール オブ 紅魔館〜守るべきもの〜

    最近、この紅魔館にくる人たちというのは余りにも礼儀がなっていないものが多かった。例えばいきなりきて門を破壊(門番もボロボロ)にし図書館に侵入していくものもいれば勝手に写真を撮って新聞に乗せるという迷惑極まりない行為をしていくものなどである。しかもこの私、十六夜咲夜が居ない時を狙ってである。舐められたものである。だから決意した。「半殺しにしてでも止める」という事に。
    そして思いついたのがKBTB(紅魔館防衛特殊部隊)である。勿論中身は普段普通のメイドから抜粋したツワモノ揃い。ある程度時間稼ぎにはなるだろう。
    咲夜は肩の凝った筋肉をほぐしながらそのような事を考えていた。そしてその選抜した妖精メイドのプロファイルを見ながら言った
    咲夜「また明日から大変ね....。でも、この子達を鍛えれば少しはマシにはなるわよね....?」

    ***2年?月¥日
    紅魔館弾幕調整場
    ユイ三等紅曹

    ユイ「全く、貴方はもう少し集中したらどう?」
    ソウカ「貴方はふざけ過ぎだけどね。」
    ユイ「いいじゃない。ちゃんと当ててるんだし」
    ソウカ「だからって射撃検定で的にニコちゃんマーク作るやついる?」
    ユイの同僚であるソウカ三等紅曹はユイの言動に呆れながら的の方に向いた。向いたそのユイの的を見ると、綺麗にニコちゃんマークが。的の距離は500m。まさに才能の無駄である。
  3. 3 : : 2015/07/29(水) 21:52:03
    咲夜「無駄口を叩かない!」
    そこにすかさず「真後ろ」にいた咲夜の怒声が響く。
    咲夜「全く、いくら上手いからって遊んでいいとは行ってないわよ?何度言わせればいいのよ。」
    ユイ「スンマセーン」
    ソウカ「すいません」
    咲夜「まぁいいわ。貴方たち、そろそろ昼の時間だし、休んでいいわよ。」
    咲夜は少し疲れた顔をしながら戻って行った。
    ユイ「なんか隊長疲れてない?」
    ソウカ「それはそうよ。また門を破壊されて経費に困ってるんだもの。」
    そう、隊が結成されて1年がたった今でも紅魔館の被害を減らす事が出来ずにいたのだ。特に酷いのは図書館、門、そして人員である。人員の被害は特にひどく、この前の襲撃で隊の人間の約1/3の人数が重症を負ってしまっていた。
  4. 4 : : 2015/08/01(土) 23:02:06
    勿論その襲撃者は魔理沙。彼女の得意技である「マスタースパーク」は遠距離からでも打てるらしく、しかも精度もいいという。おかげで近距離戦闘を得意としているメイリンは敵うはずもなく終わってしまっているのだった。
    ユイ「まぁ、そんな悩みもすぐに治るわね。」
    ソウカ「そうね。『アレ』が開発されたものね。」
    そう。今彼女達が持っているもの。それはこちらの世界でいう「銃」出会った。形は日本の64式小銃と同じ。ただ、普通の銃とは違って火薬ではなく、弾幕と同じ魔力を使って打ち出している。それ以外は全く同じ出会った。作ったのは勿論お馴染みの河童、ニトリである。
    ユイ「そういや、昨日あいつきてないからそろそろきそうね」

    放送「敵襲来!敵襲来!!危険度Sクラス目標....M!!直ちに配置につけ!」

    ユイ「.....余計な事言うんじゃなかった。」
    ソウカ「....行こうか....」
    ため息をつくしかなかった。

    駆けつけた時にはもう悲惨な状態であった。
    メイリン「第1班はそのまま応戦!2、3班は負傷者の搬送を優先!」

    ユイ「特殊部隊到着しました!」
    メイリン「やっと来たわね!すぐに応戦をお願い!」
    ソウカ「了解!」
    ユイ「小隊!これよりこの隊は目標の撃破する!直ちに配置につけ!」
    真正面からくる光の線。そして倒れていく仲間。その倒れた仲間はみんな手足が飛び、断末魔をあげていた。
    耳元では飛んでくる弾幕でパシュゥ!ピシュゥ!と音がなっている。
    ただ、ユイは考えていた。何かがおかしい。理由が分からないが何かがおかしい。
  5. 5 : : 2015/08/02(日) 05:39:56
    そこに一人の仲間の声が、
    「何で...何でこんなに弾幕が多いの!?きゃぁぁあ!!」
    ユイはそれを聞いた瞬間はっとした。そうだ、なぜこんなに弾幕が飛んできているんだ。魔理沙だけならこんなに打てないし、何より、もう突破しようと突っ込んできているはずだ。
    ユイ「ウグゥ!?」
    ソウカ「大丈夫!?」
    考えながら撃っていたせいか、体を隠すのがおろそかになり、肩を撃ち抜かれてしまった。ソウカが気を掛けるが、ユイは何とか手を挙げて答えた。
    ユイ「く...、まさか....魔理沙じゃ....な...い...?」
    ユイは肩からとめどなく流れていく血を抑えながら呟いた。
    こうしている間にも、一人、二人と人数が減っていく。皆血を流しながら、泣きながら後退して行っていた最早先は見えていた。
    ユイ「隊長は!隊長はどうした!?」
    ソウカ「今呼びに行かせているけど、いつ来るかはわからないわ!」
    ユイ「クソ!」
    何処にいるかわからない敵に内心ユイは怯えていた。何しろ今までの戦闘とは違い、此処に入ろうとしないのだ。
    と、その時だった。
    メイリン「貴方たち!大丈夫!?」
    ユイ「副隊長!敵は一体、なんなのでツゥ!?」
    メイリン「身を隠せ!でないと死ぬぞ!.....的についてだが、どうやら人間のようよ」
    ユイ「にんげん!?なぜ!?」
    ユイは積み上げた土嚢にもたれながら包帯を巻いて叫んだ。
    メイリン「分からない!だが今は此処を守るんだ!」

▲一番上へ

名前
#

名前は最大20文字までで、記号は([]_+-)が使えます。また、トリップを使用することができます。詳しくはガイドをご確認ください。
トリップを付けておくと、あなたの書き込みのみ表示などのオプションが有効になります。
執筆者の方は、偽防止のためにトリップを付けておくことを強くおすすめします。

本文

2000文字以内で投稿できます。

0

投稿時に確認ウィンドウを表示する

著者情報
old_snake

ドレビン

@old_snake

「東方Project」カテゴリの最新記事
「東方Project」SSの交流広場
東方Project 交流広場