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エレン「記憶を求めし白銀の少女」

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  1. 1 : : 2013/11/24(日) 16:57:04
    初投稿です。
    オリキャラが出てきますので、ご了承ください。
    ちょっと紹介しときます。

    名前 ユウ・アルギュロス

    名前の由来 ユウはなんとなく、アルギュロスは「白銀」「清純」「光輝」の意

    特徴 白銀の長い髪でポニーテール、顔立ちはサシャに似ている、まあ、サシャの髪の色と長さ(長さはユウの方が長い)を違くした感じだと思っていただければ……w
  2. 2 : : 2013/11/24(日) 17:05:48
    ちなみにアルギュロスは古代ギリシャ語です。
    もう少しで投下します。
  3. 3 : : 2013/11/24(日) 17:12:31
    がんばって下さい
  4. 4 : : 2013/11/24(日) 17:42:40
    期待
  5. 5 : : 2013/11/24(日) 17:46:01
    期待
  6. 6 : : 2013/11/24(日) 17:47:46
    期待!
  7. 7 : : 2013/11/24(日) 18:48:07
    ーーーエレン、6歳 841年ーーー

    エレン「父さん、今日はどこ行くの?」

    グリシャ「ああ、今日はトロスト区で患者の診察があるんだ」

    エレン「俺も行く!」

    グリシャ「わかった、ただおとなしくな?」

    エレン「わかった」

    グリシャ「ではカルラ、いってくるよ、夕方までには帰る」

    カルラ「いってらっしゃい」

    バタン!


    しかしエレンはこの直後、一つの出会いがあることなと微塵にも思っていなかった……
  8. 8 : : 2013/11/24(日) 20:55:03
    エレン「トロスト区で病気が流行ってるの?」

    グリシャ「はやり病というほどではないんだがな……」

    エレン「そうなんだー……ん?」

    エレンは川縁に目をやった。
    そこには、白銀の髪をなびかせる少女……
    その少女の表情はどこか寂しそうだった。

    エレン「ねえ、君」

    「……ん……?」

    少女は反応した。しかし寂しそうな表情なのは依然変わらない。

    エレン「俺、エレン・イェーガーって言うんだ、君は?」

    ユウ「私は……ユウ・アルギュロス」

    エレン「ユウ、だな!ところで、なんでこんなに朝早くから川縁になんていたんだ?」

    エレンは二つ気になっていたことがあった。
    一つはさっきの通り、もう一つは、

    エレン「ユウはここの出身じゃないだろ?親は?」

    エレンは率直に質問した。一つ目の質問の理由は、今の時刻は午前7時、当のエレンも父のグリシャの仕事についていかない限りは外に出ることなどあり得ない時間帯だったからであり、
    二つ目の質問は、シガンシナ区では黒髪や金髪の人しかいなく、白銀の髪などこの辺りではいなかったからである。

    するとユウは重い口を開いた。

    ユウ「……私は……」














    ユウ「何も、覚えていないの……」
  9. 9 : : 2013/11/25(月) 18:24:51
    エレン「何も?住んでるところも?親も?」

    ユウ「何もわからないんです……一週間前からここにいたんですけど、ずっとここで野宿してたんです。それ以前の記憶が全く……」

    グリシャ「記憶喪失だな……」

    エレン「なんとかならないの?」

    グリシャ「これは私でもどうすることも……原因がわからないからな……」

    エレン「……」

    エレン「ずっとここにいたってことは、ご飯も食べてないのか?」

    ユウ「……」コクッ

    ユウは静かに頷いた。よくみると結構痩せてしまっていた。

    グリシャ(かなり衰弱している……まずいな)

    ユウ「……」

    グリシャ「エレン」

    エレン「なに?父さん」

    グリシャ「この子を家まで連れて先に帰っていなさい」
  10. 10 : : 2013/11/25(月) 19:35:53
    エレン「わかった!」

    ユウ「え、でも……」

    エレン「行くぞ!」

    エレンはユウの手を握り、颯爽(さっそう)と駆け出す。

    グリシャ「……後であの子の家を調べておくか」
  11. 11 : : 2013/11/25(月) 19:40:08
    エレン「もう少しで家に着くからな」

    ユウ「ねえ……」

    エレン「ん?」

    ユウ「私がいて、迷惑にならないの?」

    エレン「なに言ってるんだよ、なるわけないだろ!」

    ユウ「……ありがと」

    ユウはそう言った。しかし、笑うことはなかった。

    こんな記憶をなくした女の子がいきなり他人の家に押し掛けるなんて迷惑だろうとユウは思っていたからだ。
  12. 12 : : 2013/11/25(月) 21:28:44
    エレン「ただいま、母さん!」

    カルラ「あれ?お父さんと一緒じゃなかったの?……って」

    ユウ「あの……お邪魔します」

    カルラ「……エレン、なにこの可愛い子は、彼女?早すぎるわよ」

    エレン「なっ、違うよ!さっき会ったばかりだ!」

    ユウ「……///」

    エレン「母さん、ユウはね……」

    エレンはこれまでにユウに起こっている出来事にはなした話した。記憶喪失であること、いつの間にかここ、シガンシナ区にいたこと、一週間、一人で過ごしていたことなど……
  13. 13 : : 2013/11/26(火) 17:14:59
    カルラはそう、とだけ言いユウの方へ向き、

    カルラ「さあさあ、中に入って、今から朝御飯だから!」

    エレン「腹減った~」

    ユウ「私も、お腹空いたな」




    20分後……

    カルラ「はい、エレン、ユウちゃん」

    目の前に出されたのは、肉は入っていないが、温かいシチューだった。

    エレン「美味しそうだな!いただきまーす!」

    エレン「美味い!」モグモグ

    ユウ「……」ジィーッ

    ユウはエレンの食べてる様子をじっと見ていた。それを見たカルラが、

    カルラ「ほら、ユウちゃんも早く食べて食べて」

    ユウ「いただきます」

    パクッ!

    ユウ「……おい、しい……温かい……」

    エレン「?そりゃあシチューだからな」

    ユウ「……」ポロポロ

    エレン「!?どうして、泣いてるんだよ?」オロオロ

    ユウ「シチューも温かいけど、この環境も温かい……一人で過ごしていたときとは違う……」ポロポロ

    カルラ「……ねえ、ユウちゃん」

    ユウ「……はい?」グスッ

    カルラ「親がいなくて、行く宛もないなら……家にいても、いいのよ?」

    ユウ「ほんとに……?」

    カルラ「ええ、本当よ」

    ユウ「……ありがとうございます!」ニコッ

    エレン「お、はじめて笑ったな!」

    ユウ「これからよろしくね、エレン!」

    エレン「ああ!よろしくな、ユウ!」

    こうしてイェーガー一家とユウの生活が始まった……
  14. 14 : : 2013/11/26(火) 19:35:32
    ーーー3年後、844年 エレン、ユウ9歳ーーー

    ピンポーン

    エレン「はーい、ってアルミンか、入ってくれよ!」

    アルミン「お邪魔します」

    エレン「ユウ、アルミンだぞー」

    ユウ「アルミン?エレンが言ってた……はじめまして」ニコッ

    アルミン「うん、はじめまして」

    エレン「アルミンは頭よくて、なんでも知ってるんだぜ!今日は外の世界の本も持ってきてくれたんだ!」

    ユウ「ほんとに?楽しみだなあ」ワクワク

    アルミン「それじゃあ一緒に読もうよ!」

    ユウ「うん!」
  15. 15 : : 2013/11/27(水) 12:56:14
    アルミン「……こんなものだけど、どうだった?」

    ユウ「すごい!外の世界には色々なものがあるんだね」

    エレン「だよな!俺とアルミンはいつか外の世界に行きたいと思ってるんだ」

    ユウ「私も、外の世界に行きたいなあ」

    エレン「いつか、行こうぜ!みんなで!」

    ユウ「うん!

    アルミン「じゃあ、僕はそろそろ帰るね」

    エレン「またな、アルミン」

    アルミン「うん、じゃあね」
  16. 16 : : 2013/11/27(水) 23:58:34
    ミカサてっ出るのかな?
  17. 17 : : 2013/11/28(木) 16:56:04
    >>16
    これから出ます!
    でも、テスト期間なので、更新はもうしばらく待ってください……
  18. 18 : : 2013/12/02(月) 19:00:59
    期待
  19. 19 : : 2013/12/10(火) 16:16:47
    もう、書かないの?
  20. 20 : : 2013/12/17(火) 19:52:57
    今日からまた書いていきます!
  21. 21 : : 2013/12/17(火) 19:53:10
    トリップ変えました!
  22. 22 : : 2013/12/17(火) 19:57:44
    >>1 待ってたよ( ´ ▽ ` )ノ
  23. 23 : : 2013/12/17(火) 20:04:23
    >>22
    ありがとうございます!
    では投下!
  24. 24 : : 2013/12/17(火) 20:09:59
    グリシャ「エレン、ユウ、出かけるぞ」

    エレン「どこに?」

    グリシャ「アッカーマンさんの家にだ、確かお前たちと同じ歳の女の子がいたと思う」

    エレン「そーなのかー、会ってみたいな!」

    ユウ「うん!」

    グリシャ「では行こう、カルラ、行ってくるよ」

    カルラ「行ってらっしゃい」



    バタン!
  25. 25 : : 2013/12/17(火) 20:19:01
    同時刻

    アッカーマン家……

    ミカサ「痛っ……!」

    ミカサ母「よく我慢したわね、ミカサ。これは東洋に伝わる刻印なのよ、ミカサも子供ができたらこれを伝えていくのよ」

    ミカサ「お母さん」

    ミカサ母「?」

    ミカサ「子供はどうやったらできるの?」

    ミカサ母「そ、それは……」アタフタ

    ミカサ父「イ、イェーガー先生に聞いてみなさい」アタフタ

    ミカサ「?うん、わかった」

    ピーンポーン

    ミカサ母「あれ?イェーガー先生かしら?予定よりも早いわね」

    ミカサ父「俺が出るよ」





    ここからはミカサを助け出すところまで中略します。
  26. 26 : : 2013/12/17(火) 20:24:45
    グリシャ「エレン!お前は自分が何をしたか!わかっているのか!?」

    エレン「だって!」

    エレン「早く……助けてやりたかった……」

    グリシャ「……!」

    ユウ「……」

    ミカサ「イェーガー先生……」

    ミカサ「私はこれから……どこにいけばいいの?」

    ミカサ「私にはもう……帰る場所がない……」

    エレン「……」

    エレンは自分が巻いていたマフラーをミカサに巻いた。

    エレン「温かいだろ?」

    ミカサ「……うん……温かい……」


    エレン「帰ろうぜ、俺たちの家に」


    ミカサ「うん……帰る……!」ポロポロ

    こうしてイェーガー家の家族がまた増えた……
  27. 27 : : 2013/12/17(火) 20:29:46
    (○-∀・)bいいね!
  28. 28 : : 2013/12/17(火) 20:48:36
    面白い!!
    ぜひ続きを!!
  29. 29 : : 2013/12/18(水) 21:44:49
    845年、エレン10歳

    ミカサ「……きて、起きて、エレン」

    エレン「ん……?」

    エレン「俺……なんか長い夢を見てた気が……」

    ミカサ「……エレン?」




    ミカサ「どうして、泣いているの?」

    エレン「……え?」ポロポロ
  30. 30 : : 2013/12/18(水) 21:48:43
    エレン「……誰にも言うなよ」グスッ

    エレン「俺が……泣いてたなんて」

    ミカサ「分かった、言わない」

    ミカサ「でも、理由もなく涙が出るなんて……一度グリシャおじさんに診てもらったら?」

    エレン「ばかいえ!父さんに言えるかよ、こんなこと!」

    ミカサ「……あ、ユウ」

    エレン「……!あいつらは」
  31. 31 : : 2013/12/18(水) 22:00:46
    いじめっ子1「よお、異端者!」

    ユウ「なに?」

    いじめっ子2「外の世界に行きたいとか言ってる奴がアルミン以外にもいたとはな」

    いじめっ子3「わざわざ外の世界に行くなんて、馬鹿のすることだぜ!」

    エレン「あいつらっ……!」

    ミカサ「待って」ガシッ

    エレン「うえっ……首もと持つな……くるし……」

    ミカサ「ユウなら大丈夫」

    エレン「俺が……大丈夫じゃない……」




    ユウ「……あなたたちには関係ないね」

    ユウ「それを三人がかりでわざわざ言いに来たの?ご苦労様」

    ユウ「それとも、団体行動しなければ発言もできないような意気地無しなのかな?」ニコッ
  32. 32 : : 2013/12/18(水) 22:12:03
    いじめっ子1「こいつっ……!」

    いじめっ子2「やっちまおうぜ!」

    いじめっ子3「うおお!」

    エレン「殴りかかりやがった!」

    ミカサ「……大丈夫」

    ミカサ「ユウの喧嘩の仕方は……優しいから」

    エレン「喧嘩の仕方が優しい?」
  33. 33 : : 2013/12/18(水) 22:25:22
    ユウ「……」スッ

    ガッ!

    いじめっ子3「うがっ!」

    いじめっ子2「この!」

    ユウ「当たらないよ」ガシッ!

    いじめっ子2「掴まれた!?」

    ユウ「ふっ!」

    ズドン!

    いじめっ子2「あぐっ!」

    エレン「背負って投げた!すげえ!」

    いじめっ子1「女だからって、調子乗るなよ!」

    エレン「殴りかかりやがった!」

    ミカサ「……」

    ユウ「……」スッ

    いじめっ子1「くそ、全然あたんねえ……!」

    ユウ「あなたが勝つなんて一生かかっても無理だよ、だから、さ」

    ユウ「……とっとと失せろよ」ギロッ

    いじめっ子1、2、3「ひっ……!」ダッ!
  34. 34 : : 2013/12/18(水) 22:37:45
    エレン「おーい、ユウ」

    ユウ「あ、エレン、それにミカサ」

    エレン「すごかったな!特に背負って投げたやつ!」

    ユウ「なんかできたんだよね、なんとなく体が覚えてたというか」

    エレン「そうかー、というかやっぱ思ったけど……三人であいつらやったほうが早くなかったか?」

    ミカサ「…………ユウの実力を見てみたかった」

    エレン「絶対嘘だろ!?わかってなかっただろ!?」

    エレン「ユウの喧嘩の仕方わかってたってことは実力知ってるだろうしな」

    ユウ「あはは、でもよかったよ、あれで」

    ユウ「三人でやったら、確かに早かったかもしれないけど、それじゃあ私を弱い女って判断されて一人になったときにまたあいつらが来るかもしれなかったからね」

    ユウ「一回力を見せておけば、もう来ないしね」

    エレン「でもリベンジだぁ!とかいって来たら?」

    ユウ「……そこまで執念強くないでしょう」
  35. 35 : : 2013/12/21(土) 00:10:10
    キターーーーーー(°∀°)ーーーーーー
  36. 36 : : 2013/12/22(日) 16:06:06
    エレンがユウに恋してほしい!
  37. 37 : : 2013/12/24(火) 17:29:46
    エレユウ&エレクリになってほしい

    期待
    支援
    応援する
    頑張れ
  38. 38 : : 2014/01/02(木) 16:31:02
    ゴーン、ゴーン

    ユウ「これは……」

    エレン「英雄の凱旋だ!行こうぜユウ、ミカサ!」

    しかし、そこでみたのは……
    血まみれでいる人、絶望的な光景を見たからか目の光を失った人……

    しばらくして、エレンの家への帰路……

    ユウ「ねえ、エレン」

    エレン「……ん?」

    ユウ「エレンは将来、調査兵団に入りたいんだっけ?」

    エレン「……ああ」

    ユウ「……そっか」

    ミカサ「じゃああれを見て……」

    ブンッ!

    ガラガラ!ドゴーン!

    エレン「痛うっ……(投げ飛ばされたのか……)」

    ミカサ「調査兵団に入りたい気持ちは……変わった?」

    エレン「…………」

    エレン「手伝えよ……薪拾うの……」
  39. 39 : : 2014/01/02(木) 16:33:02
    ちなみに、名前変えました
  40. 40 : : 2014/01/02(木) 16:47:29
    エレン「ただいまー」

    ユウ「ただいまー」

    カルラ「おかえりなさい、さ、ご飯できてるわよ」

    エレン「やった!」

    エレン「いただきます!」モグモグ

    ミカサ「カルラおばさん」

    カルラ「?どうしたの?」

    ミカサ「エレンが……調査兵団に入りたいって」

    エレン「……!」

  41. 41 : : 2014/01/02(木) 17:57:51
    エレン「ミカサ!それは言うなって……」

    カルラ「エレン!?なにを考えてるの!?」

    エレン「俺は外の世界を探検する!アルミンと約束したんだ!」

    カルラ「だからって……!」

    ユウ「私も……外の世界を探検したい」

    カルラ「ユウまで……」

    グリシャ「……では私はそろそろ出掛けるよ」

    カルラ「あなた!エレンとユウを説得してください!」

    グリシャ「カルラ、人の探求心は誰かに言われて抑えられるものではないよ」

    グリシャ「エレン、ユウ」

    グリシャ「私が帰ってきたら……地下室を見せてあげよう」

    エレン「ほんと!?」

    グリシャ「……」ニコ

    グリシャ「では行ってくるよ」

    ガチャ、バタン

    グリシャ(ユウの名字であるアルギュロス家はマリア、ローゼ、シーナ、どこを探しても見つかることはなかった。しかし……)

    グリシャ「“あれ”が関係しているとしたら……」
  42. 42 : : 2014/01/02(木) 18:08:19
    エレン「じゃあ俺もちょっと外に行ってくるよ」

    ガチャ、バタン

    ユウ「じゃあ私も……」

    ミカサ「ユウ」

    ユウ「ん?」

    ミカサ「外に出たら話がある」

    ユウ「……わかった」




    ガチャ、バタン

    ミカサ「ユウ、あなたは本当に調査兵団に入るの?」

    ユウ「……そうだよ、私は調査兵団に入る、エレンとアルミンとの約束の為に」

    ユウ「それに、私の中の本能が“そうするべき”だって……ね」

    ミカサ「たとえ私が力ずくで止めたとしても?」

    ユウ「……ええ、意志は、曲げない」

    ミカサ「……ふふっ」

    ミカサ「わかった、私もみんなについていくことを誓おう」

    ミカサ「エレンはお節介に思うかもしれないけれど」

    ユウ「うん、そうだね」アハハ
  43. 43 : : 2014/01/02(木) 18:21:12
    ユウ(エレンは強いから多分大丈夫……だけど)

    ユウ「あの子は……どうだろうか」




    シガンシナ区、川沿い……

    エレン「はぁ……全く」

    アルミン「エレン」

    エレン「アルミンか……」

    アルミン「元気ないね、どうしたの?」

    エレン「ああ、実はな……」



    アルミン「まあ、ミカサなら止めるだろうね」

    エレン「誰に何と言われようが俺は自分の意志は曲げない!」

    アルミン「……あははっ」

    エレン「何で笑うんだよ、俺は真剣だぞ!」

    アルミン「いや、ごめんごめん……なんかさ」

    アルミン「ユウと、似てるよね」

    エレン「ん?そうか?」

    アルミン「その意志の強さがね」

    アルミン「僕には、その強さがないよ……」

    エレン「……なあ、アルミン、アルミンは……」





    ドゴォォォン!

  44. 44 : : 2014/01/02(木) 18:25:35
    エレン「うわっ!?」

    アルミン「あ、ああ……」

    アルミン「奴だ……」

    アルミンが指を指した方向には……ウォールマリアから顔を出している巨人がいた。



    アルミン「巨人だ……!」
  45. 45 : : 2014/01/02(木) 18:36:04
    ミカサ「エレン!」

    エレン「ミカサか!」

    ミカサ「何が起こっているの?」

    エレン「壁を……見てみろ……」

    アルミン「しかもあの壁は50mだよ!?」

    ユウ「……!あ、あれは……!」

    ズキィッ!

    ユウ「あああっ!」

    ミカサ「!?ユウ、しっかりして!」

    ユウ「あ、あた、ま……が……」

    ユウ「……あ!……」フラッ

    エレン「おい、しっかりしろ!」

    ミカサ「ユウは私が背負う……だから早く家に……」




    ここから船に乗るところまで中略します。
  46. 46 : : 2014/01/02(木) 18:48:01
    エレン「……(母さんが………)」

    エレン「……ちくしてやる……」

    アルミン「……エレン?」

    エレン「駆逐してやる……この世から……一匹、残らず!」ポロポロ

    アルミン「……エレン……」

    ミカサ「……」

    ユウ「……う…………」

    ミカサ「!ユウ、起きたの?」

    ユウ「うん……なんとか……って!」

    ユウ「シガンシナは!?どうなったの!?」

    ミカサ「……」フルフル

    ユウ「そんな……」ポロポロ

    ミカサ「ユウ……」

    ユウ「ミカサ、貴女にだけでも伝えなきゃいけないことが、ある、今はエレンとアルミンには話しかけることが、できないから」グスッ

    ミカサ「……?」

    ユウ「気を失う直後に、一つだけ、思い出した」

    ユウ「私は……」


















    ユウ「壁内の人間じゃないよ」


    To be continued……
  47. 47 : : 2014/01/02(木) 18:49:11
    終わりました!
    次回作も書いていきたいです!
  48. 48 : : 2014/01/02(木) 18:51:55
    Next

    http://www.ssnote.net/archives/6604

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