アニ「調査兵団を志願します」
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                  - 1 : : 2015/04/03(金) 19:07:27
- こんにちは。
 アニ神といいます、アニレオンハートが好きです。
 
 久しぶりにSSノートに来ました。
 進撃の最近のこともよくわからない上に、SSを長い期間書いていなかったので、完成度は低いと思われます。
 (構想とか練らずに書くスタイルなので……)
 
 が、もしよければ見ていってくださいヽ(´▽`)/
 
 
 
 
 
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                  - 2 : : 2015/04/03(金) 19:32:36
 『こんにちは』
 アニ「……」
 不思議な声が聞こえた。
 自分の心の中からだろうか?
 アニ「……あんた誰」
 『……それには答えることはできない』
 アニ「……じゃあ不審者って呼ぶけどいい?」
 『……それは嫌だ』
 アニ「じゃあなんて呼べばいいのさ」
 『……時を司る者 でお願いしたい』
 アニ「分かったよ」(……クッサ)
 アニ「で?私になんの用?今水晶生活で忙しいんだけど」
 『……お前は、もし過去に戻れるとしたら、戻りたいか?』
 アニ「……過去?」
 『時間を戻せるとしたら』
 アニ「……あんた頭イカれてるよ、大丈夫?」
 『大丈夫だ、話が進まないから早くしてくれ、過去に戻れるとしたら、戻りたいか』
 時間を戻す。
 自分が訓練兵だった頃に戻せるとしたら。
 どうなるのだろう。
 もし自分が戻って、本来と違うことをしたら歴史は変わるのか。
 アニ「……でもそんなことしたら」
 『歴史に変化が起きてしまう……と?』
 アニ「そういうこと だから戻らない もう帰って」
 『今、水晶生活応援キャンペーンしてるからお得だぞ?』
 アニ「……いくら安くなるの」
 『金貨10枚が初回無料でタダになります』
 アニ「……やるよ」
 戻ってみたい。
 普通に考えれば、そんなこと不可能だ。
 きっと過去に戻るなんて無理、そう思っての軽い返事だった。
 『承知した。 では時を戻そう、お前が訓練兵だった時代に』
 ーーーー
 ーーー
 ーー
 ー
 
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                  - 5 : : 2015/04/03(金) 19:45:55
- ぱぴょぴょぴょおん
 アニ「……ん、周りが明るい」
 照りつける太陽
 見覚えのある砂利の地面
 ここは確か……いつもの訓練場だ
 エレン「いくぞ! アニ!」
 アニ「は!? あ……」
 振り返ったときには手遅れだった
 流石にあそこまで不意を打たれてはどうしようもない
 エレン「やった!! アニに勝ったぞおぉぉ!!」
 アニ(いくらなんでも時の戻し方が雑すぎるでしょ)
 ニヤニヤとするエレン
 なんだこの気色悪い顔は。
 蹴り飛ばされたいのか
 と思っていると
 エレン「アニ……約束は守ってもらうぞ?」
 アニ「……!?」
 約束?
 なんのことだろうか。
 約束なんかした覚え少しもないのだけれど……
 一生懸命に自分の記憶を巡らせた。
 すると、ある日のことを思い出した。
 ~~~
 エレン「なぁ、アニ 俺がもし対人訓練でお前に勝てたらなんか俺の要求に応えてくれよ」
 アニ「いいよどうせ一生涯負けることないから」
 ~~~
 あんな約束するんじゃなかった。
 最悪だ。
 エレン「……じゃあ何してもらおうかなぁ」
 アニ「……」
 エレン「よし決めた、明日まで語尾に にゃー を付けてくれ!」
 バキイイイイイッ
 
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                  - 7 : : 2015/04/03(金) 20:01:36
- 夕食時
 エレン「アニの裏切り者!」
 ミカサ「エレン、どうしたの またあの女が何かしたの?」
 アルミン(どうせしょうもないことなんだろうなぁ……)
 エレン「実はだな……」ゴニョゴニョ
 アルミン「エレン、命があっただけマシだと思うよ僕は」
 そんな会話を横にしながらの食事。
 前の席にはミーナが座っている。
 ミーナがいる。
 ……まだ生きている。
 ミーナ「どうしたの? アニ、ボーっとしちゃって」
 アニ「ううん、なんでもないよ」
 私はサッと食事を終わらせて寝ることにした。
 本当に戻ってきた。
 過去に。
 ーーー
 ーー
 ー
 チュンチュン
 朝だ。
 鳥の鳴き声が聞こえる。
 水晶の中じゃない。
 改めてこれは夢でも何でもない、本当のことだと実感する。
 ミーナ「おはようアニ!」
 クリスタ「おはよう♪」
 アニ「……おはよ」
 ユミル「どうしたんだ、なんかいつもにまして顔が変だぞ」
 クリスタ「こらっ! ユミル!!」
 アニ「……別に何でもないよ」
 訓練兵時代。
 思い返すと一日一日何があったのかなんて覚えていないし、どんな会話をしたかもイマイチ記憶にない。
 クリスタ「そういえば今日は立体機動の練習よね?」
 ミーナ「そうだったね……確か集合時間が早かったような」
 ユミル「あと五分だぞ、集合まで」
 「ええっ」
 慌ただしい一日の始まりだ。
 
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                  - 34 : : 2015/05/06(水) 10:16:23
- そうして毎日過ごしていくうち、ひとつ気になることがあった。
 憲兵団に私は入った。
 その過去に反したら、どうなるのだろうか。
 もしかしたら私が巨人であるという事がバレなくなるのかな……
 ミーナ「ねぇ、何ボーッとしてるの?」
 ミーナが肩を叩く。
 アニ「……なんでもないよ」
 ミーナ「そう?食べないとスープ冷めるよ」
 アニ「……そうだね」
 私がそれだけ言うとミーナはモヤっとした表情を浮かべて去って行った。
 アニ(そういえばベルトルトが壁を破壊する予定の日がもうすぐ来る……)
 私はその場にいなかったが、超大型巨人が壁を破壊した日
 あの日
 ミーナは死んだのだった
 
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                  - 35 : : 2015/05/09(土) 10:20:52
- アニ(もしかしたら、救えるかもしれない……ミーナの命を救えるなら救いたい)
 どうすればいいのだろうか。
 何をすればいいのだろうか。
 あの日、私は何をしていた……?
 その日はだんだんと近づいていた。
 そうだ。
 ミーナと一緒に行動したらいいかもしれない
 もし班が同じだったら……
 私が巨人を殺すことが出来れば、ミーナは助かるかもしれない。
 ただ、班の振り分けは自分の力では変更することができないものだ
 どうしたらいいのだろうか
 
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                  - 36 : : 2015/07/04(土) 09:49:45
- そうしてその日はやってきた
 ベルトルトが壁を破壊する予定の日
 壁が崩れさる音と、喚く民衆の声が混ざって騒がしくなった街。
 
 私は真っ先にミーナの所に向かうつもりだった。
 だが、分隊長に止められた。
 無理やりに行くこともできたけど、下手なことをするのはまずいと思った。
 ミーナはやはり死んだ。
 私は何もできなかった。
 いや、しなかった。
 
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