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孤独な惑星(ほし)

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  1. 1 : : 2015/04/01(水) 16:26:46
    天下一執筆会の参加作品です。タイトルは変わるかもしれませんが、よろしくお願いします。
  2. 2 : : 2015/04/09(木) 22:52:06
    『今回、君たち、優秀な宇宙飛行士にやってもらいたいことは、ある惑星の調査だ。』


    『任務の内容は、惑星に着陸し、サンプルを採取する。出来るだけ大きいものを必要とするため、作業も何かと大変だと思うが頑張って欲しい。』


    『まぁ、そこまで難易度は高くないはずだ。しかし、この調査してもらいたい惑星は近々消える。』


    「近々とは?」


    『我々の予想では半年後ということだ。他に質問はあるか?』


    「惑星までの距離とは?」


    『新開発のロケットを使う。着くのに3ヶ月はかかる。』


    「私たちのの安全は確保できるのですか?」


    『その点に関しては、惑星までに3ヶ月、調査・採取に1ヶ月~2ヶ月。安全圏へ脱出には1ヶ月もかからないと計算している。』


    「その惑星とは?」


    『その、惑星の名は.............[SOLITUDE]。』
  3. 3 : : 2015/04/11(土) 14:36:18
    『他に質問は....無いようだな。ロケットの発射は一週間後を予定している。希望者は紙に名前を書いて提出すること。今日は解散だ!!』





    ――突然だが、宇宙は好きだろうか?


    僕は宇宙が大好きだ。子供の頃から宇宙が大好きだった。


    神秘的で謎が多く、星の輝く四季折々の綺麗な景色を見せてくれる。


    一度だけ、小さい頃に両親にプラネタリウムに連れていってもらったときに、星や宇宙は僕の幼心に強烈に残った。


    そこから、僕は星や宇宙にはまった。星や宇宙に関することを調べまくり、自分で新しい星を探そうとしていた。


    友達も出来ず、いじめられていた僕は、時間をもて余していたのでどんなことでも出来た。


    一人で孤独だった僕は、暗く、何もないような宇宙に自分を重ね合わせていたのかもしれない。


    とにかく、僕の今までの人生は宇宙づけだった。
  4. 4 : : 2015/04/11(土) 16:33:42
    大きくなり、僕は宇宙飛行士を目指し、訓練学校に入った。勉強、訓練の毎日で大変だった。訓練学校でも僕は、ハブられていた。


    幸いなことに成績が優秀だったので、今回のこの惑星調査のプロジェクトに誘ってもらえた。


    危険な任務だが、参加を決意し、明日出発になる。必ず成功させて帰ってきたい。そう思っている。


    ――翌日


    アナウンサー『ついに、この日がやってまいりました。最近見つかったという、惑星への調査という任務をうけ、』


    アナウンサー『今、ロケット発射へのカウントダウンが、はじまりました!!発射まで300秒とな――』


    ――ロケット内


    艦長「もうすぐ、だな。シートベルトは閉めたな。総員離陸に備えておけ。」
  5. 5 : : 2015/04/12(日) 10:59:42
    ――4、3、2、1、発射


    ―1時間後


    艦長「大気圏を抜けたな。各自で待機していてくれ。」


    話し相手もいない僕は、自室へ向かうことにする。


    このロケットはかなり広く、乗員約30人全員に6畳ほどの自室がある。


    規模は、ロケットのイメージというより、大きな船と言った感じだ。


    とにかく、すごく大きい。しかも迷いやすく困る。
  6. 6 : : 2015/04/12(日) 11:13:19
    ――1週間後


    艦長「出発から早くも1週間がたった。これから―――――――――――――(略)。解散だ。」


    結局、1週間なにも起きず、話し相手も出来なかった、ため静かに自室で過ごしていたが、さすがに暇になってきた。


    まぁ、友達も作れないし、仕方ない。自室に戻るか....とうつ向きながら、廊下を歩いていると、何かが落ちている。


    拾ってみると、ボールペンだった。名前が書いてある。


    [SATYA]


    ―サティア。聞き覚えのある名前だった。
  7. 7 : : 2015/04/12(日) 14:01:15
    ―――――――――――――――


    『君、いつも一人だね?私はサティア。君は?』


    「祐吾だよ。」


    『よろしくね!ユウゴ!」


    まだ、訓練校生だった頃のある日の訓練中、誰も僕に話しかけない中、彼女は唐突に僕に話し掛けてきた。


    その日はそれ以上の会話はなかったがそれ以降も挨拶程度の短い会話はするようになった。
  8. 8 : : 2015/04/12(日) 14:21:49
    訓練校を卒業してからは、別々の場所へ配属されたため、関わりは無かったが、


    唯一の話しかけてくれた人だったので、よく、覚えていたのだった。


    ―――――――――


    サティア「あ!!そのボールペン、私のなんです!!」


    サティア「って、あれ?もしかして、君は...ユウゴ?」


    「あぁ、サティア。そうだよ。」


    サティア「だよね!!久しぶりだね、ユウゴ!」


    「ボールペン。」


    サティア「ありがとう!....やっぱり、ユウゴは一人だね。」


    余計なお世話だ。と、言いたいが、他の奴等と違って、彼女は悪気がなく言ってるのでそういうのは少し申し訳ない。


    B「おーい、サティア!早く来いよ!!」


    サティア「じゃあ、行くね!じゃあまたね!」
  9. 9 : : 2015/04/12(日) 16:48:59
    サティア「ごめんね、待たせちゃって。」


    B「それは、いいけど。サティア、あいつと関わるなよ。」


    サティア「何で?」


    B「そらぁ、まぁさ?...まぁ、いいよ。行こう」


    聞こえている。まぁ、ボッチの僕が艦のマドンナ、なんて言われるサティアとは釣り合わないもんな。



    ――2ヶ月後


    サティア「あ、ユウゴ。やぁ!」


    「あぁ、やぁサティア。僕とは、あんまり、関わらない方が良いかもよ。」


    サティア「何で?」


    「え、だって周りの目が...それに、前だってBが言ってただろう。」


    サティア「そんなのどうでもいいよ。そんなことよりさ。」


    「え、何?」


    サティア「友達をユウゴは作ったら?私もなってあげるからさ。」


    「え、.うん..」


    サティア「じゃあ、行くね。」
  10. 10 : : 2015/04/12(日) 17:15:40
    初めてだった。『友だちになろう』なんて言われたのは。言ったことも言われたことも無かった。


    いじめられ、ハブられつづけた、僕は、一人で居ることが、正解だと考えていた。


    友達を作る努力もせず、人と関わろうとして来なかった、僕に、友だちになる資格はあるのだろうか。


    一人で居るよりも、友だちを作り居る方が良いのかもしれない。


    でも、もしかしたら、こうやって揺れている僕を笑ってるのかもしれない。


    いや、サティアの性格と、あのときの顔を見れば、それはないだろう。


    ―よし、今度会ったら話しかけてみよう。


  11. 11 : : 2015/04/12(日) 17:27:29
    ――1ヶ月後


    艦長「これより、着陸体制に入る。シートベルトをしめておけ。」


    ―1時間後


    艦長「着陸完了だ。全員宇宙服を着用して外にでろ。」
  12. 12 : : 2015/04/12(日) 22:23:16
    艦長「よし、調査、サンプルの採取を開始してくれ。」


    「「「はっ!」」」


    ―艦長室


    艦長「何でしょうか?」


    『あぁ、惑星の消滅までの期間が短くなった。予定ではあと2ヶ月半だが、1ヶ月短くなった。』


    艦長「そんな、作業が終わりません...。」


    『うむ。それに関しては、一人を残して退却しその一人に作業させろ。死にたくないならな。』


    艦長「....分かりました。」
  13. 13 : : 2015/04/12(日) 23:47:59
    僕たちは、それぞれの調査や採取に取り組み、2週間が過ぎた。


    ――2週間後


    艦長「言わなければならないことがある。実は、惑星消滅までの期間が短くなった。残り1ヶ月しかない。」


    「そんな」「作業が終わらない...」


    艦長「そこでだ、不本意だが一人をこの惑星に残して退却する。」


    艦長「残る一人を決めなければならないのだが...」


    しばしの沈黙――


    「そういえば、いつも一人の日本人が居たよな。そいつは?」


    誰かが呟く。紛れもなく僕のことだ。


    「Mr.ユウゴでいいんじゃねえか。」「そいつにしよう。」


    皆が、その意見に賛成していく。


    サティア「そんなのダメだよ!ユウゴを残すなら私が残る。」


    そんな中、僕をかばう声が聞こえた。サティアだ。しかし、そんなことは、無理だろう。


    B「いや、サティアは残らなくていいんだよ。Mr.ユウゴが残るべきだ。」


    艦長「Mr.ユウゴやってくれるか?」


    「はい。」


    サティア「ダメだよ。ユウゴ!」


    「じゃあな、サティア。」


    サティア「行かないでよ。友達に――」
  14. 14 : : 2015/04/12(日) 23:57:34
    ロケットはその後すぐ発射した。


    その後、1ヶ月間僕は、作業を進め。あとは惑星の消滅を待つだけだ。


    もう、未練は無い。数ヵ月前までならこう言えた。でも今は。


    もう少し生きたかった。友達を作りたかった。サティアとも友だちになりたかった。


    もし、生まれ変われるなら今度は、友達をたくさん作れたらいいな―――――――


                                              END
  15. 15 : : 2023/07/10(月) 15:39:17
    http://www.ssnote.net/archives/90995
    ●トロのフリーアカウント(^ω^)●
    http://www.ssnote.net/archives/90991
    http://www.ssnote.net/groups/633/archives/3655
    http://www.ssnote.net/users/mikasaanti
    2 : 2021年11月6日 : 2021/10/31(日) 16:43:56 このユーザーのレスのみ表示する
    sex_shitai
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    16 : 2021年11月6日 : 2021/10/31(日) 19:01:59 このユーザーのレスのみ表示する
    ちょっと時間あったから3つだけ作った

    unko_chinchin
    shoheikingdom

    mikasatosex
    unko

    pantie_ero_sex
    unko

    http://www.ssnote.net/archives/90992
    アカウントの譲渡について
    http://www.ssnote.net/groups/633/archives/3654

    36 : 2021年11月6日 : 2021/10/13(水) 19:43:59 このユーザーのレスのみ表示する
    理想は登録ユーザーが20人ぐらい増えて、noteをカオスにしてくれて、管理人の手に負えなくなって最悪閉鎖に追い込まれたら嬉しいな

    22 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:37:51 このユーザーのレスのみ表示する
    以前未登録に垢あげた時は複数の他のユーザーに乗っ取られたりで面倒だったからね。

    46 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:45:59 このユーザーのレスのみ表示する
    ぶっちゃけグループ二個ぐらい潰した事あるからね

    52 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:48:34 このユーザーのレスのみ表示する
    一応、自分で名前つけてる未登録で、かつ「あ、コイツならもしかしたらnoteぶっ壊せるかも」て思った奴笑

    89 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 21:17:27 このユーザーのレスのみ表示する
    noteがよりカオスにって運営側の手に負えなくなって閉鎖されたら万々歳だからな、俺のning依存症を終わらせてくれ

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