このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
この作品は執筆を終了しています。
〜残された人は〜
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                  - 1 : : 2015/03/30(月) 15:34:50
- 生き物には必ずやって来るものがある…
 
 
 それは『死』…絶対に通らなければ行けない道だ…
 
 
 私の友達にも、もう『死』と言う道を通った人がいる。
 
- 
                  - 2 : : 2015/03/30(月) 15:53:19
- 私の友達は癌だったしかも何ヶ所にも転移を
 している事が分かった。医者からの宣告は持っても2ヶ月だろう。
 たったそれだけだった。
 友達はもう絶望しか無いね…と言っ
 ていた。私はその光景が痛々しくてそんな事は
 ないよとしか言えなかった。
 それからは地獄の闘病生活だった…薬の副作用
 のせいで全く寝られない日もあったらしいその
 他にももう目の前にあると言っても過言ではな
 い『死』に対して日に日に恐怖心が増していっ
 たそのせいで友達の精神状態は非常に不安定に
 なって行った。
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 余命宣告から一ヶ月たった日にクラスのみんな
 でお見舞いに行った、友達はビックリしてあり
 がとう……ありがとう……と言いながら涙を流
 した。
 
- 
                  - 3 : : 2015/03/30(月) 16:06:28
- クラスのみんなでお見舞いに行った日から一週
 間後、いよいよ友達の体調が悪くなって行った
 友達は食べ物を噛む事も出来なくなっていた…
 そしていつもか細い声で迷惑掛けてごめんねと
 言っていたそれを言われると私は決まって怒っ
 たそんな事は無い!絶対無いよ!と そう言うた
 び友達はそうかな?と言ってくる。
 それからは友達はICUへと移った。
 ICUへは家族など限られた人しか入れないから
 私は入れなかった。
 私達はもうお見舞いに行けないのでクラスのみ
 んなで友達にメッセージを書いて送ることにし
 た。 メッセージを送った一週間後友達はICU
 から一般病棟に移ったそれと同時にみんなでお
 見舞いに行ったそしたらメッセージを貰ってそ
 れが力になったと言ってくれたその言葉がとて
 も嬉しかった 。
 
- 
                  - 4 : : 2015/03/31(火) 15:37:22
- しかし、そんな喜びも直ぐに砕け散った…
 友達は風邪を引いてしまい直ぐにICUに戻った
 そしてそれから一週間後に友達は帰らぬ人とな
 った。
 友達の訃報を聞いて心にポッカリ穴が開いた気
 がした。
 それから友達の葬儀が行われ友達の両親に呼び
 出された私は何ですかと聞いたら両親が一通の
 手紙を差し出したそして両親はこう言った
 これは○○(友達)が最期に私に渡してくれと
 言われたものですどうか受けとって下さいと
 言われた。私はありがとうございますと言い手
 紙を受け取った。そして手紙を読んだ。
 
 〜○○へ〜
 ○○がこの手紙を読んでるって事はうちはもう
 居ないんだね…何だか複雑な気持ちなんだよ(^^)
 まぁ何時もうちの馬鹿騒ぎに付き合ってくれて
 本当にありがとう!!嬉しかった!!
 またいつか会ったらみんなで馬鹿しようねw!
 今まで本当にありがとう!
 私の分も悔いの無いように行きてください!
 ○○より
 私は手紙を読み終えて泣いた。 凄く泣いた。
 これは反則だろ!と思いながら泣いた。
 
 
- 
                  - 5 : : 2015/03/31(火) 15:39:04
- ねぇ○○私は決めたよ!
 残された人は最後までちゃんと生きるからね!
 それまで待ってて下さい!
 〜fin〜
 
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