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[学校編]『思いを手紙に込めて』エレアニ[16歳]

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  1. 1 : : 2015/03/12(木) 13:26:34
    『思いを手紙に込めて』

    ・エレアニです
    ・悲しい系SSだと…思います。
    ・エレンたちは高校生[16歳]という設定です
    ・学校編?
    ・長編です。長い……本当に長い。
    ・グダグダしてるかもしれません。
    ・少しキャラの性格が違ってるかも……。
    http://www.ssnote.net/groups/1300/archives/1

    感想や意見などは↑のところでなるべくお願いします。
    ・時々コメ欄あけてますのでコメしてもオッケーです。
    あとで読ませていただいた後非表示に設定させていただきます。

    寛大によろしくお願いします。
    悲しいエレアニは見たくない人はUターンを。
  2. 2 : : 2015/03/12(木) 13:30:49
    【side ミカサ】


    先生「本当に、この学校で良いんですか?」

    ミカサ「はい。ここしかないです」

    先生「いやぁ〜君の成績ならもっと上のところ狙えるんだけどねぇ〜」

    ミカサ「ここがいいんです」

    先生「……お母さんはどう思いますか?」

    母 「娘が……ミカサがここがいいって言うのなら仕方ないですね。」

    先生「…わかりました!じゃー、頑張るんだよ。」

    ミカサ「はい。」

    中学3年の秋のこと。
    進学先の高校を決めるこの時期。


    私はエレンと同じ高校に行くの。
    私はそう前から決めてたの。
    なにがあっても、

    誰に何と言われようと、

    ここに、
    決めたの。

    なのに……
  3. 3 : : 2015/03/12(木) 13:36:24
    母「ねぇ、ミカサ、無理してエレンと同じところにしなくていいのよ」

    ミカサ「別に…無理はしていない」

    母「…先生もおっしゃってたけど、ミカサ、出来るんだから、ね?もっと」

    ミカサ「ここでいい。エレンは私がいないとダメだから」

    母「そう……エレンはなんていうかしら…」

    エレン…彼と出会ったのは

    私が9歳の時。


    エレン「お前が、これから俺の家族になるっていうミカサ・アッカーマンっていうのか?」

    と笑顔で私に言ってくれたのを今でも覚えている。

    ミカサ「……うん。私がミカサ…ミカサ・アッカーマン」

    エレン「そうか!じゃー。こういう時なんて言うんだっけ?母さん」

    母「バカッ!お前とか言わないの。」

    エレン「痛って〜」

    母「ごめんね。この子、ちょっと口が悪くって、でも、優しい子だから」

    ミカサ「…いえ。」

    綺麗…綺麗なお母さん…

    母「ふふっ。この子。あなたと同い年なの。仲良くしてね。エレン!ホラッ挨拶!!」

    エレン「…ん!よ、よろしくな。えーと、えーと」

    ミカサ「…ミカサ。ミカサでいい」

    エレン「あっ!ミカサ。よろしくな」

    ちょっと照れながら、笑顔で私にそういった彼は私の新しい家族…エレン。

    母「さっ!2人ともお腹空いてるでしょ?今日はエレンの好きなハンバーグ作ってあげるからね」

    と明るくて、綺麗なエレンのお母さんも私の新しい家族…カルラさん。

    エレン「マジっ!やったぁ!!ミカサっ!お前も食えよ。うめーぞ。母さんのハンバーグは」

    と言い、エレンは走っていった。

    ミカサ「エレン……」

    それから私はエレンと
    エレンのお母さんと
    3人で暮らし始めた。
  4. 4 : : 2015/03/12(木) 13:45:37
    高校1年ー春

    【side エレン】


    母「エレーーン!!起きなさい!遅刻するわよ!」

    ん〜〜まだ時間じゃねー。なんだって。

    エレン「………」

    母「ミカサと一緒に行くんでしょ!学校にっ!!」

    と言われ布団を剥ぎ取られた。

    エレン「!?…ミカサ?あっ、俺と同じとこにしたんだよな」

    母「ミカサはもう、制服着て待ってるんだからっ!早くしなさい!!初日から遅れてどうするの。」

    朝からガミガミと……なんだって。

    エレン「分かってる!」

    と俺は言いながら起き上がり朝ごはんを食べにリビングへと向かった。

    母「まったく……」

    と母さんは半ばあきれ顏でまだ何か言っている。

    エレン「…………チェ」

    朝からかなり不快な気持ちだが……
    母さんの言った通りミカサは靴まで履いて玄関に座っていた。

    エレン「お前!?もう、支度したのかよ?」

    ミカサ「エレンを待たすことは出来ない。エレンと必ず行くの」

    エレン「ちょっと待ってろ!すぐ支度すっから」

    と俺はそんなミカサを見て慌てて支度を始めた。

    母「気をつけて行くのよ!」

    エレン「ん〜行ってくるわ!」

    ミカサ「行ってきます。エレン行こう」

    母「あっ!エレン。」

    エレン「ん?なんだよ。」

    母「なんだよっじゃないでしょ〜。
    帰りに薬局屋さんに行って風邪薬買ってきて。お母さん、頭痛くって。」

    エレン「えー。わかった。買ってくるよ」

    母「ふふっ。偉い子ね。ありがとう」

    エレン「………」

    ミカサ「エレン……照れてる」

    エレン「て、照れてねーよ。ミカサ行こうぜ」

    母「ふふっ。気をつけてね」

    なんか不思議な気持ちだ…
    中学の時は、部活とかでミカサと一緒に登校……なんてなかったから。
  5. 6 : : 2015/03/12(木) 14:00:47
    でも。

    なんで、ミカサは俺と同じとこにしたんだ?

    母さんに聞いてもなんとも言わなかったし。

    直接聞くか。

    エレン「なぁ、ミカサ。」

    ミカサ「なに?エレン」

    エレン「どうして俺と同じとこにしたんだ?お前、俺よりできるだろ」

    ミカサ「……エレンと同じとこにしたのは…エレンが心配だから……」

    エレン「!?俺が心配なのか」

    ミカサ「そう……心配」

    エレン「…!いや、その、大丈夫だ!そんな気ー使わなくてよ……まっ、俺もお前と同じとこでうれしーけど」

    ミカサ「!嬉しいの?エレン」

    エレン「ん〜俺もお前が心配だしな(家族的な意味で)」

    ミカサ「そう……エレン。私も嬉しい」

    ミカサは俺のことが心配だったのか……
    なんか俺……そんな心配に見えるか?

    まぁいいか。

    ミカサが嬉しそうだし。

    ミカサ「エレンは……どこの部活に入るの?」

    エレン「そりゃ!サッカー部に決まってんだろ!FWエレン様だぜ」

    ミカサ「そう……私…マネージャーとかやろうかな」

    エレン「マネージャーって?あったっけか俺たちの学校に」

    と言いかけたところで、よく知る声が遠くから聞こえた。
  6. 7 : : 2015/03/12(木) 14:06:21
    ??「おーい!エレン、ミカサぁーー」

    ミカサ「アルミンだ……」

    エレン「えっ?マジ!」

    と振り返ると俺たちと同じ制服を着て
    こちらに走ってくる幼なじみを発見した。

    彼の名前はアルミン・アルレルト。


    エレン「おーい!アルミン!!お前も俺たちと同じ学校なのか?」

    アルミン「ハァハァ……そ、そうなんだ……よ。」

    と息を切らしながらも俺たちに追いついたアルミンは肩で息をしながらそう答えた。


    ミカサ「奇遇ね」

    アルミン「ミカサも!?」

    エレン「お前、違うとこ受けたんじゃなかったっけ?」

    アルミン「ううん。おじいちゃんがね。この学校を勧めたんだ。おじいちゃんの母校なんだよ。だからここにしたんだ」

    エレン「へー。本当奇遇だな。俺たち3人が同じ高校なんてよ」

    ミカサ「うん」

    アルミン「ミカサも同じなんてびっくりした。後ろ姿でそうかなー、って思ってたけど」

    エレン「じゃー、行こうぜ!俺たち3人同じ学校だ♪」


    幼なじみのアルミンと俺とミカサ。

    俺たちは3人とも同じ高校へ入学した。


  7. 8 : : 2015/03/12(木) 14:13:04
    [学校・校庭]


    すっげー。校庭が人でいっぱいだな。
    あの張り紙は……?なんだ?

    ミカサ「エレン、あそこにクラス分けの張り紙が貼ってある」

    エレン「ん!そうなのか。あれ、クラス分けの張り紙なのか!」

    アルミン「エレン……ちゃんとプリント見た?」

    エレン「プリント……?」

    ミカサ「エレン、私見てくる」

    エレン「あ、あぁ、ありがとな。」

    アルミン「知らないの?重要連絡事項って入学式の時に配られたじゃない」

    エレン「し、知らねー」

    ヤバいかな?見てないけど……。

    アルミン「そこに…クラス分けの紙がはってるって……じゃ!もしかして…エレンさ……!!」

    ミカサ「アルミン、エレン、見てきた。」

    エレン「あっ!サンキューなミカサ。で!俺はどこの組だ?」

    ミカサ「アルミンは1組、私は2組、
    エレンは非常に残念なことに……3組だった。」


    エレン「そ、そうか。3人ともバラバラにな。」

    ミカサ「…………」

    エレン「まぁ!会えねーってわけじゃねーし。じゃ、いってくるわ!!」

    アルミン「あ、エレン!!まだ言ってないことが……って行っちゃった」

    ミカサ「じゃ。アルミン私は先に行く」

    アルミン「う、うん。(エレンは大丈夫なのかな……)」




    3人とも同じ組なんてさすがにそれは無理だったな。

    き、緊張すんな……。

    新しい…クラス…。


    ーーー
    ーー
  8. 11 : : 2015/03/12(木) 14:27:52
    [教室・前]


    こ、この組か…。

    いくぜ!エレン!!

    エレン・イェーガー!

    俺は意気込んでドアに手をかけたその時

    ??「おい、そこにいつまでもつったんてんなよ。邪魔だ」

    と後ろから言われた。

    エレン「はっ?」

    ??「入るなら入れよな。お前」

    エレン「あっ?そんな物の言い方ねーだろ。」

    ??「邪魔だって言っただけだ、どけよ」

    エレン「てめぇー。初めて会うに…」

    ??「さっき……」

    エレン「あっ?」

    ??「黒髪の……女の子といただろ」

    エレン「黒髪……?あぁミカサのことか!」

    ??「なっ!ミカサ!?お前ら付き合ってんのか」

    エレン「はっ?あいつとは……家族だ」

    ??「家族だ?」

    エレン「だから、家族」

    ??「……付き合ってるわけじゃねーのな?」

    エレン「ちげーていってんだろが!」

    ??「だ、だが!お前はなんかなんかいけすかねぇ」

    エレン「知らねーよ。なんかみんな見てるからよ。俺は先に入るぜ」

    ??「くそっ!」

    エレン「おわっ!!服破けちゃうだろが!」

    ??「なんか、なんだ!?」

    エレン「お前が、なんだ!!?」

    わけわかんねぇ。
    こんな奴と同じクラスなんて……

    ついてなさすぎだろ俺。
  9. 12 : : 2015/03/12(木) 14:44:24
    ??『そこ、どいて……』

    エレン ?? 「「あっ。わりぃ」」

    き、金髪!?なんか機嫌がすごい悪そうだ……。女の子か……。

    エレン「……」

    ?? 「………」

    エレン「……じゃー、俺先に席座るから」

    ??「………フン」


    ーーー
    ーー



    俺の席は……窓際か。

    なんだ?

    みんな、参考書とか開いて勉強してるぞ。

    初日から勉強熱心なんだな。

    俺は…勉強道具は持ってきてない……

    自分の席で頬杖をつき、携帯を片手でいじっていた。

    充電が切れそうだな……。


    そういや、朝俺に喧嘩ふっかけたきたやつは……廊下側の席に座ってる。

    何してんだ?寝てるのか。

    俺もやることないし。寝るか……。

    zZZ……。

    ーーー
    ーー


    ふぁぁ……。よく寝たな…。

    あと10分で…HRか。
  10. 13 : : 2015/03/12(木) 14:48:51
    ん?さっきの金髪の女の子!
    俺の席の隣にいる!!
    トイレにでもいってたのか……?

    席ついた時いなかったのに。

    声かけようかな。
    さっきはごめんって……。

    エレン「なぁ……」

    と俺が言うと、金髪の女の子はイヤホンを耳に入れ、単語の勉強をし始めた。

    エレン「………」

    すごい話しかけんなオーラが出てる。

    気まずい。

    非常に気まずい。

    なんか、俺このクラスでやってけるのかな……。



    キーーンコーーンカーーンコーーン♪



    ガラッと扉が開き先生が入ってきた。


    先生「えー。これからこのクラス担任のリヴァイだ。
    これから、早速だがテストを行う。
    入学式の連絡事項にも書いてあったはずだ……
    机の上のものはしまえ。
    カンニングはするな。
    英語のテストから始める。以上だ。質問する奴はいないな」


    ……。

    テストだ?なんだよ、ソレ。

    プリント読んでなかったから知らねぇ!

    い、言えばなんとかしてくれるか…

    いや……あの先生はなんか…怖いな。

    知りませんでしたぁ〜なんて言える感じじゃない。

    クラスもピリピリしてるし……

    だから……みんな勉強してたのか。

    どうしよう……。ヤバいぞ……。
  11. 14 : : 2015/03/12(木) 15:01:36
    く10ありがとうございます
    でも新学期で一時期更新が遅れるんですよ。
  12. 15 : : 2015/03/12(木) 15:03:23
    リヴァイ先生
    「テストが終わってもまだやることはある……が、まずはテストに全力をつくせ……」


    ヤベェ。全然勉強してない。

    ど、どうすれば……。



    ??「ねぇ、君」

    エレン「……」

    ??「…聞いてる?君さ」

    エレン「!?」

    ??「……大丈夫?これ前から回ってきたプリント。筆箱とか出さなくていいの?テスト始まるよ」

    エレン「あぁぁ。悪りぃ」

    リヴァイ先生
    「おい!そこ遅いぞ。早くプリント回せ」

    せ、先生が……。

    なんかもう、やるしかねーな!

    もしかしたら満点取れちまうかも!!
    いける気がしてきた!!

    ポジティブ♪ポジティブ……エレン♪

    ーーー
    ーー



    リヴァイ先生「50分間だ。始め」



    やるぞ!!

    ………。

    あれ?シャーペンはッと。


    〜〜〜あぁぁぁぁぁ!!
    シャーペン出すの忘れたぁ!!

    っていうか今日筆箱自体持ってきてねー!!!


    や、ヤベェ。何やってんだ……俺。

    周りの人たちが鉛筆を動かす音が……

    カリ……
    カリ……
    カリ……


    …………。

    シャーペンがないと答案が書けないな

    あったとしても解けないけど……。

    なんかボーッとしてたらやばいよな。


    とにかく、机に向かってるフリを。

    プリントを凝視するしか。


    ーーー
    ーー



  13. 16 : : 2015/03/12(木) 15:11:19

    ??『…………』


    ん?
    今肩を叩かれたような……。
    見てみるとさっき見た金髪の女の子が

    左手に消しゴムとシャーペンを
    載せ俺に……。

    ……!?

    金髪の女の子は
    こちらを見ずに右手で
    シャーペンを持ち問題を解いていた。

    い、いーのか?

    俺が困ってること……

    分かってくれたのか……?


    ……リヴァイ先生は見てない……

    よし……
    俺はその女の子の左手に載せられたシャーペンと消しゴムをとった。

    ………ありがとう。


    でも……問題は


    やっぱり……解けねー。


    ーーーー
    ーーー
    ーー

  14. 17 : : 2015/03/12(木) 15:30:05
    [テスト・終了]



    エレン「お、終わった……」

    全然わかんなかった……。

    ??「大丈夫?顔色悪いけど」
    と前のやつが心配そうに聞いてきた。

    エレン「…あっ!なんつーかな、テスト忘れててよ」

    ??「えっ??す、凄いね(忘れるなんて)……これ成績に含まれるよ…」

    エレン「マジか!ヤベェ〜お前は……あっ名前は?」

    ??「僕はベルトルト、ベルトルト・フーバーって言うんだ。君は?」

    エレン「俺はエレン、エレン・イェーガーだ!よろしくな、べ、ベルト?」

    ベルトルト「ベルトルト。よろしくねエレン」

    エレン「あぁ。よろしく。あっ!それと……さっきはありがとな……コレ」

    と言って隣の金髪の女の子に借りたシャーペンと消しゴムを渡した。

    ベルトルト「えっ?エレン、借りたの?アニから?」

    エレン「ん?アニ?お前、アニっていうのか!アニ、サンキューな」

    アニ「…………」

    エレン「ん?」

    ベルトルト「アニはちょっと人見知りなんだ……でも凄く良い子だから…」


    アニ「……そんなことない。ベルトルト余計なこと言わないで」

    ベルトルト「…いや、実際そうだよ」

    エレン「そ、そうなのか…ベルトルトとアニは……?」

    ベルトルト「うーんと。中学の時に一緒に生徒会2人でやってたんだ」

    エレン「へーー。すごいのなお前ら」

    ベルトルト「ま、まーね」

    アニ「………」

    やっぱりこの子……アニって頭良いんだな。なんかそんな感じするもんな。

    エレン「この後……自己紹介か?」

    ベルトルト「うん、多分。」

    エレン「……なんかよあの、リヴァイ先生ってこわそうだよな(小声」

    ベルトルト「…女の子に人気があるらしいよ。さっき違う女の子たちが話してた……(小声」

    エレン「へーー。女って分かんねーな」

    アニ「…そう?女って分かりやすいものだと思うけど」

    エレン「へっ?」

    ベルトルト「あ、アニ」

    アニ「……」
  15. 18 : : 2015/03/12(木) 15:58:21
    リヴァイ先生
    「あー。テストは終わった。これから自己紹介を順にしてもらう……
    まずは俺が言う。俺はリヴァイ。
    社会科担当だ。なんか困ったことあったら言うように。
    じゃハジから1人ずつ。ちなみにこの席は出席番号順じゃないからな」


    !?な、なんか、適当だな。。

    だから俺の前がベルトルト・フーバーなのか。

    よし、でも!自己紹介か!!
    ここは張り切っていくぜ!

    ーー


    ソロソロ俺の番だな……。
    ガタッ

    ベルトルト「出席番号 24番 ベルトルト・フーバーです。。よ、よろしくお願いします。」

    うわっ、ベルトルトって背が高いな。
    あと。自己紹介それだけっ?



    お、おれだ。

    ガタッ


    エレン「出席番号順5番のエレン・イェーガーです!!
    特技はリフティング!
    サッカー部に中学の時ははいってました!!勉強は苦手だけど……
    スポーツは好きです!!
    高校ではサッカー部に入って、全国大会で優勝します!
    よろしくお願いします!!!」

    ど、どうだ。

    リヴァイ先生「……エレン・イェーガーっていったか。随分元気なのはいいが、初日から筆箱を忘れるようじゃ、しょうがないな。笑」

    き、気づかれていた!?

    クラス中が笑いに包まれる……

    アニも……笑ってる。


    リヴァイ先生「もういい……座れ」

    ガタッ

    エレン「……」

    クッ……。恥をかいちまった。


    ーー

  16. 20 : : 2015/03/12(木) 16:03:44
    あ、アニの番だ……


    ガタッ

    アニ「出席番号30番アニ・レオンハート……。よろしくお願いします」

    お、おぉ。普通だな……静かに……。


    ーー



    あ、あいつ!俺に喧嘩ふっかけてきたやつ。

    ジャン「出席番号18番ジャン・キルシュタインです。プラモデルとか作るのが好きです。宜しくお願いします。」

    ぷっ、プラモデル?
    なんか、あいつおもしれーのな。

    ジャン・キルシュタインね……。




    ガタッ!!

    ん?

    ??「あっと。すみません。」

    随分ガタイのいいやつだな〜。

    ライナー「出席番号26番のライナー・ブラウンです。中学の時はサッカー部、ゴールキーパーをやってました。よろしくお願いします」

    !!?
    おぉ!ゴールキーパーか!納得だ。
    あいつもサッカー部に入るな!


    ーー


    えっ?あの子も金髪だ!

    クリスタ「コホッ。出席番号10番のクリスタ・レンズです。コホッコホッ……。すみません。風邪ひいてて。
    よろしくお願いします……」


    なんか……すごいかわいい系な感じの子だな。

  17. 22 : : 2015/03/12(木) 16:12:48
    リヴァイ「…終わりか。じゃー、お前ら、1年間このクラスのメンバーでやっていくからな。この後委員決めをして帰りHRだ。まず手っ取り早く、クラス委員長決めるぞ。やりたい奴は挙手をしろ」



    シーーーン


    イッチバンやりたくねぇーやつだ。

    めんどくせーし。


    リヴァイ「チッ、まず男の委員長を俺が指名する。エレン・イェーガー!立て。」


    はっ!おれ?なんで!?


    ジャン「…フッ」


    く、くそぉー。

    ガタッ

    エレン「はい……。」

    リヴァイ先生「どうだ……イェーガー。やってみないか。責任感もあるが、やりがいのある仕事だ……。別に強制はしない…。初日から筆箱忘れる…度胸のあるお前なら出来ると思うが…」

    もし、ここで……断ったら。

    クソッ!

    エレン!男としてひけない状況がある!
    今が……!

    エレン「やりたいです。俺にやらせてください。」


    オォーー!!!とクラスから歓声が上がる。

    ふっ、どうだ!リヴァイ先生。

    俺がやらないと思っただろ!

    やる男だぜ!


    リヴァイ先生「ん……じゃ、その意気込みをかって、男子の方の委員長はエレン・イェーガーにする。賛同する奴は拍手を」

    パチパチと、拍手がクラス中からおこる。俺は良かったのか……?

    初めてなんだが……。
  18. 23 : : 2015/03/12(木) 16:22:19
    ガタッ

    エレン「ふぅーー。」

    ベルトルト「凄いね。エレン。クラス委員長なんて」

    エレン「ばっ!ひくにひけなくてよ。ベルトルトの方が適任じゃないか?」

    アニ「…………」

    ん?なんかアニがこっち見てる?

    ベルトルト「そんなことないよ。高校の方は大変だから……僕ちょっと迷ったんだ。」

    エレン「……そうか……大変なのな」


    リヴァイ先生「次は女子の方の委員長を決める。やりたい奴はいるか?」

    シーーーン


    やっぱみんなやりたくねーよな。

    こんなめんどくせーの。

    リヴァイ先生「なにも1年間じゃない。任期は夏休みまでだ……いないか?やりたい奴は」


    スッと隣のやつの手が上がった。

    えっ??

    アニ「……」

    ベルトルト「アニ…!」

    リヴァイ「…ん?アニ・レオンハートやるのか?」

    アニ「…夏休みまででしょ」

    ベルトルト「…………」

    エレン「???」

    リヴァイ先生「…あぁ。だが…いいだろう。アニ・レオンハートを女子のクラス委員長にする。賛同する奴は拍手を」

    パチパチと俺と同様拍手がクラス中からおこる。

    俺は驚いた……
    なんかさっきまでやりたくないオーラが出てたような気がしたんだけどな。

    エレン「なぁ……ベル…」

    と言いかけて、、俺は戸惑った。
    ベルトルトが凄い険しい顔でアニを見ていた。
  19. 25 : : 2015/03/12(木) 16:30:40
    >24
    コメオッケですd(^_^o)
    一応最後はこうなるっ!て思ってるのですが……。ちまちま投稿してきます。
    そうですね……矢印関係はそんな感じ?
    かな?
  20. 26 : : 2015/03/12(木) 16:34:26
    俺はアニを見ると、アニもこちらを見て

    アニ「よろしく」

    と言った。

    エレン「あ、あぁ。よろしく…」


    リヴァイ先生「委員長にすすめてもらうぞ。イェーガー、レオンハート、前に出て決めてくれ」

    ガタッ

    エレン「あっ、分かりました。」

    ガタッ
    アニ「……はい」

    ベルトルト「………アニ」

    ーーー
    ーー


    [帰りのHR]


    リヴァイ先生「明日は祝日で休みだ。学校に間違ってこないように」


    リヴァイ先生はそう伝えると俺たちに
    「イェーガー、レオンハート、放課後職員室に来い、配るもんがある」

    うわ〜早速きた。。だからクラス委員長ってよ。。

    エレン「分かりました」

    アニ「……電話してから言ってもいいですか?」

    リヴァイ先生「あぁ、一向に構わない」

    ベルトルト「………」

    なんだ?ベルトルトの奴。怖い顔して。

    エレン「ベルトルトっ!」
    と俺はベルトルトの背中を叩いた。

    ベルトルト「わっ!エレン。」

    エレン「なんかぼーとしてんぞ?大丈夫か?」

    ベルトルト「うん。大丈夫。少し疲れただけ」

    エレン「そうか、俺はこの後職員室行かねーと。」

    ベルトルト「そう…頑張ってね。エレン」

    エレン「おぅ、頑張るわ。応援サンキューなベルトルト」

    と言い俺は放課後、職員室に向かった。


    ーーー
    ーー

  21. 27 : : 2015/03/12(木) 16:41:58
    [放課後・教室]


    ん〜結構時間かかりそうだな。

    これをまとめて、こっちに……

    わけわかんなくなりそうだ……。

    教室には誰もいないな。
    アニもこないし。。。


    アニ「…ごめん。遅れたね」

    エレン「うわっ!びっくりした〜いきなり後ろに立ってんだもんな」

    アニ「なんだい……幽霊みたいっていいたいのかい」

    エレン「やっ。そうじゃなくてだな……アニは用事すんだのか?」

    アニ「…まぁね。あんたこそ、進んだ?作業」

    エレン「それがよ〜こんがらっちゃて」

    アニ「…バカ。こっちとこっち逆」

    エレン「あ、そうなのか……」

    アニ「こっちは……こうして、、
    ここは…止める。聞いてる?」

    ヘェ……手際いいな……
    俺がグチャグチャにした
    プリントを丁寧になおしてくれてる。

    肌が白いな…

    髪もサラサラしてんな……


    アニ「……それで、ここはこっち」
    と言いアニはプリントをそろえながら少し首が揺れる。

    アニ「……それで」

    とアニは言いながら左手で耳に髪をかけ…

    アニ「ねぇ。あんた聞いてるの?」

    と顔を上げてアニが言った時、

    ようやく俺は気付いた。

    エレン「!!?わ、ごめん。なんか、ぼーとしちまって」

    アニ「……大丈夫?2人でやったほうが早いんだからね」

    エレン「なんで……やったんだ?クラス委員長なんて」

    アニ「……別に。暇だから…あのままだったら誰も手を挙げないでしょ」

    エレン「……ベルトルトの言った通り……アニって優しいのな」

    アニ「……そんなことない」

    エレン「…優しいと思うけどな。俺は」

    アニ「……手を動かして」

    エレン「あぁ、ごめん……」

    と言いかけたところで、ガラッと教室の扉が開く音がした。

    エレン アニ 「「!?」」
  22. 28 : : 2015/03/12(木) 16:54:14
    リヴァイ先生「イェーガー!!ここにいたか!ちょっとこっちこい」

    と先生にしては珍しく慌てていた。

    エレン「あっ、はい。アニ、ごめん」

    リヴァイ先生「いや、レオンハートも帰っていい。それはまた別の日にやってくれ」

    エレン「はっ?」

    アニ「……分かりました」

    リヴァイ先生「エレン、こっちこい」

    と先生の気迫に押され俺は慌てて廊下に出て行った。

    [教室前・廊下]


    リヴァイ先生「今、ミカサ・アッカーマンって奴から電話が来た。」

    エレン「ミカサ?ミカサがどうしたんですか!?」

    リヴァイ先生「……お前の母親が倒れたらしい。」

    エレン「は?母さんが倒れた!?母さんは、母さんは!!無事なんですか」

    全く理解できない。どういうことだよ?

    リヴァイ先生「おちつけ、命に別状はないようだ」

    エレン「よ、良かった……で、どこの病院に?」

    リヴァイ先生「◯×病院らしい」

    エレン「わ、分かりました!すぐ行きます!!」

    と俺は言い、バックを持ち、走って靴箱の方へ向かった。


    [教室内]

    アニ「………優しいか…」


    ーーー
    ーー


  23. 29 : : 2015/03/12(木) 17:06:40
    [靴箱]

    ガタッ

    ん?なんか入ってる。
    ーーーーーーーーーーーーーーーーー
    エレンへ

    探したけどいなかったので先に帰ります。ごめんね。エレン。

    ミカサ
    ーーーーーーーーーーーーーーーーー


    そうか!俺が職員室に行ってたりしたからか……じゃぁ……ミカサが先に家に帰って……

    いや!今は早く病院に行こう!!

    バタンッ!


    ーーー
    ーー





    ハァハァ……ハァハァ……。

    クソッ。

    スマホは充電切れちまってるし。

    ◯×病院なんていったことねーからわかんねーし。

    あ〜先生に地図とかもらっとけば。

    ーー


    必死になって病院を探していると、
  24. 30 : : 2015/03/12(木) 17:08:56
    ??「お前……」

    と声をかけられ、俺は振り返った。

    エレン「あっ!同クラの……え〜と」

    ライナー「ライナー・ブラウンだ、何してんだ、こんなとこで」

    とライナーは自転車に跨り俺に言った。

    エレン「いや!◯×病院に行く途中でよ。いったことねーからわかんなくて」

    ライナー「その病院なら知ってる。いそいでるのか?」

    エレン「あぁ、」

    ライナー「……後ろに乗れ。10分で着く」

    エレン「いいのか?ライナー」

    ライナー「あぁ急いでるんだろ?早く乗れ」

    エレン「サンキュー!助かるぜ」

    と俺はライナーの自転車の後ろに乗り
    ◯×病院へと向かった。

    ーーー
    ーー



    キィィィ



    ライナー「ここだ。」

    エレン「サンキュー。」

    慌てて荷物を取り母さんのところへ……

    ライナー「……お前は、エレンだっけか?」

    と聞かれ振り向きながら、

    エレン「そうだ!エレン・イェーガーだ!本当サンキューな、ライナー」

    と俺は答えた。

    ーーーー
    ーーー
    ーー
  25. 31 : : 2015/03/12(木) 17:26:53
    [病院]


    210号室……210号室……は、と。。


    ここか!

    ガララッ


    ーーー
    ーー


    [病院・210号室]


    エレン「母さん!!」

    ミカサ「エレン!!」

    母「あら、エレン〜」

    エレン「た、倒れたって聞いて」

    母「大袈裟なのよ……ここの先生ったら、1週間は入院だって」

    エレン「そ、それでなんともないのか」

    母「寝不足、疲労……で体が悲鳴あげちゃったみたい。どっかの誰かさんが世話を焼かせるからっ」

    エレン「……はっ?なんだ……そんなことか……」

    びっくりした……。なんか重い病気かと思った……。

    ミカサ「私が家に帰った時、倒れてたの。」

    母「それでミカサが救急車なんかよんじゃうんだもん」

    ミカサ「びっくりして……」

    エレン「そ、そうか。アルミンは?」

    ミカサ「アルミンとは途中まで帰った。」

    エレン「そうか……いや、ごめん!ミカサ。職員室にいてよ」

    母「なぁに〜また呼び出されたの」

    エレン「ちげーよ。俺はクラス委員になったんだ!」

    と誇らしげにいった。

    ミカサ 母 「「!!!?」」

    エレン「な、何驚いてんだよ」

    母「ウソ〜びっくりだわ。あのエレンが」

    ミカサ「エレンが……」

    エレン「なっ!俺をなんだと思ってたんだよ!!」

    母 「アハハハっ!!」

    エレン「フフフッ……」

    ーーー
    ーー


    母「そういうことで、検査したらもう家に帰れるから。1週間空いちゃうけどごめんね」

    ミカサ「大丈夫……。エレンとやっていく」

    エレン「あぁ…大丈夫だ。ゆっくり休めよ。母さん」

    母「ふふっありがとね。エレン……ミカサ。さ、もう帰りなさい」

    ーーー
    ーー

  26. 37 : : 2015/03/12(木) 17:55:36
    [帰り道]


    ミカサ「でも、どうしてこの病院の場所分かったの?」

    エレン「ん?ライナーっていう友達に教えてもらったんだよ」

    ミカサ「…………そうなの」

    エレン「今日の夕飯♪……ん?」

    頭にポツリと雨つぶが落ちできた。

    エレン「ん?雨が……降ってきたな」

    ミカサ「本当……雨が降ってきた」

    ザァァーー………………………


    …………ザァァーーー




    [病院・210号室]


    母「雨が降ってるわね………」

    医師「カルラさん。少しお話が…」

    母「あっ、ハイ……」








    ーーーー
    ーーー
    ーー


    [家]


    エレン「ん〜〜明日は休みだな」

    ミカサ「…お父さん帰ってくるかな」

    エレン「!?帰ってくるわけねーだろ。どこほっつきあるいてんだか」

    ミカサ「……」

    エレン「そんなことより、晩御飯にしようぜ」

    ミカサ「うん……エレン学校の方はどうだった?」

    エレン「えっ?お前と俺同じ……」

    ミカサ「そうじゃなくて、クラスの雰囲気」

    エレン「え〜〜?なんか変な奴が多いかな……先生とか、、ジャンとかってやつ」

    ミカサ「そうなの……エレンと同じクラスになれなくてざんねん……」



    ーーーー
    ーーー
    ーー

  27. 38 : : 2015/03/12(木) 17:57:56
    [エレン部屋・布団の中]


    今日は散々だったな……
    母さんは入院……

    学校には変な奴に喧嘩ふっかけられるし…
    クラス委員とかになるし……

    でも……あのアニって奴。

    仕事が出来て淡々としてる……

    アニ、アニ・レオンハートか…。

    ベルトルトとは仲がいいのかな?

    付き合ってんのかな?

    なんでこんな気になってんだ俺。笑


    俺はアニみたいなタイプ初めてだから……

    俺はアニに少し

    憧れてんのかもな。

    尊敬か……

    尊敬できる女の子なんて

    今までいなかったな…






    ーーーー
    ーーー
    ーー

  28. 39 : : 2015/03/12(木) 18:37:19
    [家・祝日]

    エレン「ん〜〜!?」

    起きると12時を少し過ぎていた。

    エレン「はっ?そっかー。いつも母さんに起こされてんだった」

    と今日は母さんがいないことを……
    母さんが入院してることを実感する。

    ミカサはもう起きたのだろうか?
    と思いリビングへと向かった。

    エレン「ミカサ!」

    ミカサ「エレン、おはよう。」

    エレン「いや、おはようって。起こしてくれても良かったのによ」

    ミカサ「起こしたけど……起きなかったから」

    エレン「そうか…もう、昼食べたのか?」

    ミカサ「まだ……」

    エレン「じゃー。たまには外で食べに行かねーか?」


    ミカサ「……!いく」

    エレン「よしっ!支度して行こうぜ」





    ーーーー
    ーーー
    ーー

  29. 40 : : 2015/03/12(木) 18:41:25
    [レストラン]


    エレン「ウメェ〜〜このステーキandハンバーグ」

    ミカサ「エレン……ハンバーグ好きだね」

    エレン「あったりまえだ……」

    とハンバーグを口にしようとした時、扉からよく知ってる3人が店に入ってきた。

    エレン「………あっ」

    ミカサ「エレン?どうしたの」

    とミカサは俺の目線の先を見た。

    ??「!!?」

    ??「!!?」

    ??「!!?」

    3人もこちらに気付いたようだ。

    その中の1人が

    ??「あっ!昨日無事についたか…?」と言いながら近づいてきた。
    2人もついてくる。

    ミカサ「エレン。誰?この人たち」

    エレン「あぁ、昨日な病院まで行ってくれた、ライナー」

    ライナー「よっ!奇遇だなエレン!」

    エレン「と、俺の席の前のベルトルト」

    ベルトルト「どうも…こんにちは」

    エレン「そんで!クラス委員の俺の相手でもあるアニ」

    アニ「………彼女?」

    エレン「…へっ?あーちげーよ。ミカサは」

    ミカサ「そうともいう」

    エレン「おい!家族だ。俺と同じ学校だけど組が俺たちと違うんだ」

    ライナー「そうなのか。てっきりな?ベルトルト」

    ベルトルト「……うん」

    アニ「そう……」

    エレン「いや!まてまて!そもそもお前ら3人そんな仲が良かったのか?」

    ライナー「あれ?ベルトルトいってなかったのか?」

    ベルトルト「うん、タイミングが」

    ライナー「俺たちは幼稚園の時からの〜幼なじみって奴だ。」

    ミカサ「だから3人で食事に?」

    ライナー「っていうかな。アニの…」

    ベルトルト「ライナー!」

    ライナー「!?あ、ごめん」

    エレン ミカサ「「??」」

    ベルトルト「ごめんね。食事の邪魔しちゃって……僕たちもう行くから」

    ライナー「あ、あぁ」

    アニ「………」

    というと3人は二階席の方へ階段を上っていった。

    ミカサ「あの、アニって人、エレンと同じクラス委員やってるの?」

    エレン「まぁ、そうだけど……」

    とミカサの質問に答えながら
    さっきのあれはなんだったんだろう?と不思議に思った。


    ーーー
    ーー

  30. 43 : : 2015/03/12(木) 18:51:06
    [帰り道]


    エレン「フゥ〜食った食った!!」

    ミカサ「…エレンのクラス委員の相手はアニ。エレンのクラス委員の相手はアニ」

    エレン「ん?何言ってんだミカサ」

    ミカサ「いや、別に……」

    あ、夜ご飯……
    母さんいないんだったな。

    買って帰んねーと。

    あと6日か……

    長いな……。

    ミカサ「………今日は私がカレーを作ってあげる」

    エレン「本当か?ミカサ!楽しみにしてるな」

    ミカサ「うん、エレンのために頑張る」

    エレン「カレー♪カレー♪」



    ーーー
    ーー

  31. 46 : : 2015/03/12(木) 18:55:20
    [家・夜]


    エレン「カレーうまかったぞ!ミカサ」

    ミカサ「嬉しい……エレンにそういってもらえて。」

    エレン「マジうまかったんだって。
    俺、先に風呂入って寝るな」

    ミカサ「うん」

    ーーーー
    ーーー
    ーー


    [エレン部屋・布団の中]


    ミカサのやつ……やけに気前がいいな!

    カレー上手かったし!!

    母さんのと味が似てる。



    でも……あの3人が幼なじみなんてなー意外だぜ。

    じゃーやっぱりベルトルトとアニは付き合ってんのかな?

    ライナーとアニが付き合ってんのか?

    フッ……どっちでもいいか。

    なんで俺こんなこと考えてんだか。





    ーーー
    ーー
  32. 48 : : 2015/03/12(木) 19:00:46
    [家・朝]


    ミカサ「エレン!起きて!早く!!学校遅刻する……」

    エレン「うん……!?あっ、悪りぃ起きる、起きる!!」

    そうか……びっくりした。

    ミカサに起こされるなんて……

    母さん入院だった。

    つい忘れちまう。

    あと5日か……。


    ーーー
    ーー



    [玄関前]

    エレン「ミカサっ!行こうぜ!」

    ミカサ「まって!エレン。家の鍵かけないと」

    エレン「あっ、そうか……」

    ミカサ「行って……いないんだった」

    エレン「いつもいうからな……よし行くか!今日は部活見学っ♪」

    ミカサ「エレンはサッカー部……」

    エレン「もちろん!行くぞ、ミカサ!アルミンと待ち合わせしてるからよ」

    ミカサ「うん」



    ーーー
    ーー



    [待ち合わせ場所]


    アルミン「おはようー!」

    ミカサ「おはよう。アルミン」

    エレン「おはようっ!」


    3人で毎日学校に登校する……

    おしゃべりしながら……今日は…

    アルミンのとこの先生はハンジさんと言って面白い先生だ。とか

    ミカサのとこの先生はペトラ先生っていって男子にすごい人気があるとか。

    そんなことについて話をしながら俺たちは歩いて学校に向かった。

    ーーー
    ーー

  33. 50 : : 2015/03/12(木) 19:13:01

    [学校・靴箱]


    エレン「じゃーな!」
    とミカサとアルミンに別れを告げ、教室にいった。



    [学校・高校1ー3]

    ガララッ


    ーーー
    ーー

    おっ!アニがいる!!

    また音楽聞いてんな……。

    ーー



    ヨイショと荷物を自分の席において

    エレン「アニ!おはよう」

    と聞こえてるか分からないけれど言ってみた。

    するとアニはチラッと俺の方を見て

    アニ「…おはよう」とボソッと言った。

    アニはそのまま単語の勉強をするのかと思いきやイヤホンを耳から外して俺にこういった。

    アニ「…なんで昨日嘘ついたの?」

    エレン「……嘘ってなんだよ?」

    アニ「…エレンと一緒にいた人、家族って言ってたけど……顔とか似てないから」

    エレン「はっ?そりゃあそうだ。ミカサは9歳の時に俺の家に来たんだ養子に。」

    アニ「……!そうだったの」

    エレン「ん?まぁな。今はいないけど……ベルトルトとアニって付き合ってんのか?」

    アニ「えっ?……付き合ってないよ」

    エレン「…じゃーライナーとか?」

    アニ「それも違う……あの2人とはただの幼なじみだから」

    エレン「……」

    アニ「気になる?」

    エレン「いや……特には。あ!あのさ。前、帰ってごめんな。母さんが倒れて」

    アニ「そうだったの!?」

    エレン「…いや、でも1週間したら退院って笑 疲れとか……だとよ」

    アニ「そう……」

    エレン「だからよ。残した仕事一緒にやらねーか?」

    アニ「………私1人でやったから」

    エレン「ま、まじか!?わ、悪りぃ。アニにほとんど任せちまったな」

    アニ「…大丈夫。これから迷惑かけそうだから……」

    エレン「?」

    ベルトルト「2人ともおはよう」

    エレン「おぉ!ベルトルトおはよう!昨日さ……」


    アニ「…………」







    ーーーー
    ーーー
    ーー

  34. 51 : : 2015/03/12(木) 19:24:48
    数日後


    [エレンの母の退院日]



    [学校・放課後]


    エレン「パスっ!パーース」

    俺がサッカー部に入って3日経つ。

    みんなやっぱり上手い。

    中学とは違う。

    特に同クラのライナー。

    うまい。

    無敵のゴールキーパーと言ってもいいくらいだ。



    本当に毎日が楽しい。

    唯一気になるのは

    ベルトルトとアニが俺たちの試合を見てること。

    なんで2人で見てんだ?

    付き合ってはないんだよな?

    だが俺はライナーの試合だからか……。と思うことにした。

    仲いいんだな。3人とも。


    アルミンは、歴史研究部?とかに入ったし、ミカサはマネージャー?とかいって無理やりサッカー部のマネージャーに。

    でもなにはともあれ!

    楽しい。

    初めは不安だったけど…俺のクラスは

    ノリが良くて…仲が良いし。


    しかも今日は母さんが退院するし!



    最高の日だ!


    ーーー
    ーー
  35. 52 : : 2015/03/12(木) 19:40:28
    [部活終了後]


    エレン「お疲れ様でしたー!」

    お疲れ〜とみんなが声を掛け合い
    今日の部活は終わった。

    ミカサ「エレン、私先にお母さんのとこに行ってくるね」

    エレン「おう!俺もすぐ行く!」


    ふと、見られてる気がした。
    チラッとその方向を見ると
    アニとベルトルトがまだそこにいた。

    うーーん?
    本当よく試合観にくんな〜。

    アレだな。アニはベルトルトと並ぶと身長差がすごいな。

    なんて思いながら俺は片付けをはじめた。


    ーーーー
    ーーー
    ーー




    よしっ!行くか!母さんとミカサのとこへ!!

    4月は終わりに近づいている。

    風が強く吹く。

    俺は風に負けないよう
    母さんのとこへ早くいこうと
    自転車に跨り病院へ向かった。


    母さんの好きなお店のケーキも買って。



    ーーーー
    ーーー
    ーー

  36. 53 : : 2015/03/12(木) 20:01:11
    [病院]



    210号室…210号室……。

    右手にケーキの袋を持ちながら、
    部屋を探す。


    [病院・210号室前]



    あった!!

    左手でドアを開けようとドアノブに手をかけると……中から声が聞こえた。

    泣いてる……?

    ミカサ??

    怖くなって……

    ドアの前に立ったまま部屋の中での会話を聞く。

    母「ミカサ、泣かないの。少し入院するのが長くなっただけだから」

    ミカサ「でもっ……見てれば分かる」

    母「ミカサにはお見通しね……エレンには言っちゃダメよ。」

    エレンという言葉に激しく俺は動揺した。

    ミカサ「……うん」

    母「…もしね……エレンが塞ぎ込んだり……ホラっ。あの子、子供っぽいとこあるでしょ〜」

    ミカサ「……うん。」

    母「カレーどうだった?」

    ミカサ「お、美味しいって」

    母「泣かないの〜こっちまで悲しくなっちゃう……カレーね。私の言う通りだったでしょ。エレンはイチゴジャム入れると美味しいって必ず言うのよ」

    ミカサ「……う。」

    母「……は、あれ?なんか涙が……
    もし私が.........カレー作ってあげてね。ミカサ?」

    ミカサ「う。。」

    母「……あっ。ハンバーグ!ハンバーグの作り方もねぇ……ご、ごめんね」


    なに泣いてんだよ。

    母さん。

    ミカサ。

    何言ってんだよ。

    聞こえてんだよ。。


    母「わ、、私ね。もしかしたら…もうダメかもしれないの……まだ望みはあるってお医者さんいってるけど…」


    ミカサ「……おかあっ……お母さん……」


    母「…泣かないの……大丈夫だから……治るかもしれないのよ?ね」





    もう、ダメかもしれないの……

    はっ?

    何が?

    ダメなんだよ。

    あと少しで死にそうみたいな言い方してんだよ。

    この扉を開けて2人に言ってやりたかった。


    けど……

    この扉を開けたらそれが……

    現実味を増しそうで、怖くて、

    俺は

    その場から

    逃げだした。


    ガタッン!ダッダ……

  37. 54 : : 2015/03/12(木) 20:32:42
    [病院・210号室]


    ガタッン!ダッダ……




    ミカサ「?」

    母「何かドアの向こうで……」

    ミカサ「エレン!!」

    母「エレン?エレン、来てるの?」

    ミカサ「うん。私行ってくる!」



    母「エレン…に宜しくね。涙拭いて……」

    ミカサ「ゔ、ゔん……」




    [病院・廊下]





    ミカサ(エレン!?エレン?どこにいるの?

    さっきの話聞いてたの?

    エレン……!)




    [病院・外]


    ハァハァ……

    逃げ出して……なにやってんだ俺。

    母さんが……ヤベェ。涙が……。


    ーーーー
    ーー


    ー回想


    母「帰りに薬局によって痛み止め買ってきて。母さん、朝から頭痛くって」




    ーー
    ーーー



    ハッハ……あの時に気付いてれば……倒れなかったかな。母さん。

    なんで気づかなかったんだろう。

    バカだ……俺


    ーーー
    ーー





    ??「エレン!!」

    エレン「!?」

    ??「エレン!エレン」

    エレン「み、ミカサっ!?、」

    ミカサは俺の名前をなんども呼び、

    ギュッと抱きしめてきた

    エレン「!?お、おい。」


    ミカサ「エレンまで……やめて…いなくならないで」

    エレン「……なぁ聞いちまった……んだ。」

    ミカサ「……」

    エレン「母さん……もう……」

    ミカサ「………」

    エレン「泣い……てるのか」

    ミカサ「………」

    エレン「ミカサ……離せって…もういかないから」

    ポツンと頭に雫が落ちたのを感じた。

    ポツ……

    ポツ……


    エレン「…雨……降ってきたな。あの時と同じだ……」





    [病院・210号室]


    母「......雨が降ってきたわね……ごめんね……2人とも……ごめんね」







    ーーーーー
    ーーーー

    ーーー

    ーー

  38. 55 : : 2015/03/12(木) 20:54:22
    [家・朝]



    ミカサ「エレン、起きて。学校に遅れる」

    エレン「……」

    ミカサ「エレン」

    エレン「頭がイテェ……今日は休む」

    ミカサ「エレン……もし。お母さんの……」

    エレン「ちげーよ!そんなんじゃねぇ!頭痛いんだよ!」

    ミカサ「分かった……。そういうことにしておく……」


    バタンっ。


    俺、何八つ当たりしてんだ?
    ミカサに。

    本当は頭なんて痛くないのによ。


    母さんが……母さんが……。

    もう、ダメかもしれないの。

    どういう意味なんだよ……

    どういう……



    ーーーー
    ーーー
    ーー








  39. 56 : : 2015/03/12(木) 20:56:23
    ミカサ「……エレン」


    んっ?なんかミカサが言っている。

    夢……?

    ミカサ「エレン…起きて。」

    エレン「…!?なんでミカサまだいんだよ」

    ミカサ「学校もう終わって帰ってきたところ……。まだエレンが寝てるから……。エレン?どうして泣いてるの?」

    エレン「…?あ、あれ。なんか。」

    ミカサ「……思いつめないで…
    私がいるから。私はエレンのそばにいるから」


    エレン「………嬉しいけどよ。でも。なんか学校とかに行く気にはなれねーんだ」

    ミカサ「……お見舞い行く?」

    エレン「行かねー!本当は本当は退院できるはずだったんだ…」

    ミカサ「…………今日はご飯カレーにするね」

    エレン「…………」



    最悪だな。俺。

    ミカサにこんな心配させて。

    なにやってんだ。

    本当に。






    ーーーーー
    ーーー
    ーー

  40. 57 : : 2015/03/12(木) 21:44:14
    数日後


    ミカサ「そろそろ行かないと学校……もう一週間も……」

    エレン「あー……」

    ミカサ「私に出来ることはもうない……?カレーしか作れない…」

    エレン「………」



    ミカサ「買い忘れたものがあったから買ってくるね…」


    エレン「あぁ……」

    部活も楽しかった。

    クラスの奴らも仲が良い。

    新しい高校生活。

    変な奴もいたけど……
    話してみると面白い奴だし。

    変な先生もいたけど……
    生徒のことを思う優しい先生だった



    母さんが……母さんが……
    こんなことに

    ならなければ……

    このまま楽しい高校生活だったんだ。


    ……キンコーン

    エレン「ん?」

    ……キンコーン


    エレン「ミカサか?なにチャイム鳴らしてんだ」

    俺は片手に持ったスマホを机の上に置き、玄関の方へ向かった。


    ガチャ


    ーーー
    ーー

  41. 58 : : 2015/03/12(木) 22:14:07
    [玄関前]


    エレン「おい!ミカサ!!なにチャイム……」

    と言いかけた時、そこに立っていたのは

    金色の髪の毛をした女の子……
    アニだった……

    アニ「!?」

    エレン「わっ!ごめん!なんかよ。ミカサかと思って。っていうかアニ何してんだ?」

    アニ「……あんたが1週間も休んだせいでプリント届けにこないといけなくなった」


    エレン「…ごめん。は、入れよ。」

    アニ「……ここでいい」

    エレン「そうか……ごめんな。なんかきーつかわせちまって。」

    アニ「…別にクラス委員の仕事だから。あんたが来なくなって仕事が2倍」

    エレン「…ごめん。アニ」

    アニ「……体調不良でもないみたいだけど。何かあったの?」

    エレン「…………。」

    アニ「別に、聞きたくもないけど。言いたくなかったら言わなくていいよ」

    エレン「………あぁ。」

    アニ「でも……」

    エレン「……?」

    アニ「みんな心配してる……ことは確か」


    エレン「………!?」

    アニ「あんたと喧嘩ばかりしてる奴……『あいつがこないと張り合いがない』とか言ってたし……」

    エレン「…ジャンが?」

    アニ「………ライナーだって『チームをまとめるお前がいないと全体の士気があがらん』とか言ってたし……」

    エレン「……ライナー」

    アニ「………ベルトルトも…クリスタって女の子なんか、あんたの休みの分のノートも取ってくれてる……」

    エレン「ま、まじか!」

    アニ「それでも……来たくないなら来なくていい。」

    エレン「…………アニ」

    アニ「………あんたの隣の席の子だって……隣を見たらいつもいないのは寂しいとも言っていた」

    隣の席の子?

    誰だ?席替えしたのか?

    エレン「……そ、そうか。」

    アニ「…………とにかく心配してるってことだけ伝えにきた。コレ、プリントね。じゃ…」
  42. 59 : : 2015/03/12(木) 22:52:01
    エレン「まっ、まってくれ!アニ!」

    アニ「……?」

    エレン「……母さんが…母さんが……長くないかもって……言われたんだ……助かるかも知んねーけど……けど…けど…どうすればいい!?俺は……俺は」

    なんでアニなんかに話してんだろ。
    なんで……アニなんかに。

    アニ「………あんたの母親が…」

    エレン「あぁ……」

    アニ「それが……休んでた理由?」

    エレン「あぁ……なんかわけわかんなくなっちまって」

    アニ「………あんたさ、待ってる側……母親の気持ち考えたことあるの?」

    エレン「母さんの……気持ち?」

    アニ「…そう……もう長くないかもしれない…病気かなにかだろうと思うけど……病室で待ってる気持ち……考えたことある?」

    エレン「……いや」

    アニ「………見舞いには」

    エレン「いってねぇ。いったらなんか。」

    アニ「………それは現実を見ようとしてないから」

    エレン「!?」

    アニ「………会いたくない……そんなの……あんたの勝手じゃないか」

    エレン「…………」

    アニ「………母親はあんたに会いたい…はずだよ…そう思ってるって思わないの?学校にもこない息子なんて見たくないって思うかもしれないけどね」


    ……そうか……

    俺は逃げてたんだ。

    現実から……

    母さんがもしかしたら……

    ていうことから……

    アニ「………他にも家族はいるんでしょ。」

    エレン「……あぁミカサが……」

    アニ「……あんたが落ち込んでこんな姿してたら…そいつも悲しむと思うけど……あんたの母親の方が…もっと悲しんでる…病気で苦しんでるんだったら……きっと…そう思う……私は」

    エレン「…アニ……」

    アニ「なんか、説教じみたこと言ったね……じゃ…」

    エレン「…あっ!この家の住所よく分かったな」

    アニは玄関の扉を開けながら

    アニ「担任の先生が教えてくれたんだよ…」

    エレン「……そ、そうか。ありがとう……ありがとな…アニ」

    そう俺は言うとアニは少しだけ頷き
    玄関の扉を閉めた。


    バタン……

    ーーー
    ーー

  43. 60 : : 2015/03/12(木) 23:09:59
    [家の前]


    アニ「!?」


    ミカサ「…………こんばんは」


    アニ「こんばんは……あんたは」

    ミカサ「…この家の……家族のミカサ」

    アニ「……」

    ミカサ「何しにきたの?」

    アニ「プリントを届けに……」

    ミカサ「そう……エレンなんか言ってた?」

    アニ「……ありがとうって。それだけ」

    ミカサ「……ねぇ。アニ?」

    アニ「よく、名前覚えてるね……」

    ミカサ「……。あなた*****************でしょ?」

    アニ「………よく見てるね。あいつは知らなかったのにさ……」

    ミカサ「やっぱり……そうだったの」

    アニ「…そう……私は…あんたの言うように…よく見てたよ。」

    ミカサ「好きなの……?エレンのこと」

    アニ「…………憧れかな。……嫌いじゃないってだけ」

    ミカサ「そう……」

    アニ「じゃね。暗いから…帰る」




    ーーーー
    ーーー
    ーー

  44. 61 : : 2015/03/12(木) 23:13:13
    今日はここまでにしたいと思います。
    ミカサのセリフで******ってなってるところは……ちょっと重要?なところなので、伏せときました。あとで分かります……。
    感想などは>>1のところによろしくお願いします。
    また、明日更新します〜
  45. 62 : : 2015/03/12(木) 23:13:49
    まだ、コメ欄は開けておくのでコメなどあったらよろしくです。
  46. 63 : : 2015/03/13(金) 06:38:08
    またちまちま投稿していきます。
    長編ですがよろしくです。

  47. 64 : : 2015/03/13(金) 06:38:26
    [家]


    ミカサ「ただいま……」

    エレン「遅かったじゃんかよ!腹減ったぜ!」

    ミカサ「エレン!」

    エレン「ん?」

    ミカサ「エレンが戻った……元に」

    エレン「おぃ。何泣いてんだよ……ごめんな」

    ミカサは俺の体を力強く抱きしめた。

    ミカサ「良かった……」

    エレン「……ごめん。明日からは学校行くから。あと、母さんの見舞いもな。」

    ミカサ「ゥゥゥ……」

    エレン「なくなって!!カレー作ってくれよ。作ってくれんだろ……母さんのカレー……」

    ミカサ「うん……」

    エレン「……ごめん」

    ミカサ「作る……お母さんのカレー」


    ーーー
    ーー



    [家・朝]



    エレン「いってきまーーす!!ミカサ戸締りしたか?」

    ミカサ「うん、大丈夫」

    エレン「よし!あ〜1週間ぶりだなぁ……緊張するぜ……それと!母さんの見舞い学校帰りに行こうぜ!」

    ミカサ「うん!!」

    俺はまだ……

    完全に立ち直れてはいないけど……

    アニが昨日言ったこと……

    みんなが待ってる……

    ミカサも心配する……

    かあさんはもっと悲しい……

    そうだ。

    俺はなにウジウジしてんだよ。

    母さんの方が辛いのに……。


    アルミン「おぉい!!エレーーん!」


    いつもの場所。

    アルミンがもう待って俺たちに手を振っている。

    エレン「おーー!アルミン!久しぶりだなぁーー。」


    始まったばかりの高校生活。

    沢山できた友達。

    そして……俺に学校へ来いと

    言ってくれた女の子…

    優しいな……何て言えばあいつは

    そんなことないよ……って言うんだろうな笑

    アニは優しい……

    優しい女の子だ



    ーーーー
    ーーー
    ーー

  48. 65 : : 2015/03/13(金) 08:49:09
    [学校]


    靴箱で俺たちは別れ、俺は3組へと向かった。緊張するぜ……なんせ1週間ぶり……。


    ガララッ


    [学校・高校1ー3組]

    エレン「おはよう」

    おし、なんとか挨拶はできた。

    ジャン「あっ!てメェ。エレン!何1週間も休んでんだ!!体育、どっちが早いか競争っていってたのによ!」

    とジャンがはじめに俺に話しかけてきた。

    エレン「おぉ。体育終わっちまったか……悪りぃ。」

    ライナー「おい。前、自転車乗せたときコレ忘れてったぞ」

    エレン「おぉ。すまねぇ。このキーホルダー無くしちまったな〜って思ってたんだよ」

    なんか……みんな……心配してくれてたんだ……。悪いことしたな……アニの言うとおりだ……

    エレン「あれ?」

    ジャン「あっ?」

    エレン「席替えしてねーのか」

    ジャン「席替え?まだに決まってんだろ。何言ってんだ。お前」

    エレン「いや、だって……昨日…」

    アニがいってなかったけか?

    隣の席の子がいつもいないと寂しいとかなんとか。。

    隣の席ってアニじゃねーか。

    なんだったんだ?あれは。

    まあ、いいか。席につこう。
    俺はドサッと荷物を机の上に置き

    席に座った。

    アニは相変わらず音楽を聴いている。

    ベルトルトはいつもギリにくんだよな。


    ボーッと座ってると

    ??「あのっ!」

    と肩をトントンと叩かれた。

    エレン「へっ?」

    ??「コレっ。エレンが休んでた時のノート……写しといたから」

    エレン「あっ!ありがとう!!なんかごめんな……えーと」

    昨日そういえばアニが言ってたな。
    ノートも取ってくれてる……

    エレン「あーー!クリスタ!クリスタサンキューな。」

    クリスタ「名前覚えてたんだ!」

    エレン「あ〜〜アニがな。言ってたし」

    クリスタ「そうなの!?なんだぁ〜〜じゃぁー、アニが渡せばよかったのに。ねっ。アニ」

    アニ「………!」

    エレン「…なんで?クリスタ書いたんだろノート。」

    クリスタ「ううん。私は渡す係。アニがずっとエレンのノート書いてたんだから」

    エレン「そ、そうなのか!?アニ!」

    アニ「……声大きい……別にあまり授業なかったしね」

    そう言うとアニはイヤホンを耳から外した。

    クリスタ「ふふっ。」

    なんか、クリスタってお嬢様って感じだな。笑い方とか。

    エレン「じゃー。なんでお前が俺に直で渡さねーんだよ?」

    アニ「………別になんとなく」

    エレン「???」

    なんだ。よくわかんねーな。

    だから女ってよくわかんねー。
  49. 66 : : 2015/03/13(金) 09:03:27
    エレン「アニとクリスタって仲良いのな」

    クリスタ「えっ?アニからきいてないの?同じ小学校だったの。中学は違うけど。だからベルトルトとか、ライナーとかも私知ってた♪」

    エレン「そうだったのか!いやー。全然知らなかったわ〜〜はなしてくんねーんだもん。アニ」

    ア二「あんたに話す必要ないでしょ」

    クリスタ「まぁまぁ……。じゃぁー、これも知らないかな♪実はアニ……」

    アニ「クリスタっ!」

    エレン「へっ??」

    なんか珍しいな、アニが大きな声出すの。

    クリスタ「ごめん!ちょっと言い過ぎたよね……アニ。エレンもごめんね!なんか話途中になって……」

    アニ「…………」

    エレン「あっ。いやいや、大丈夫だ。なんかもう予鈴なったから……」

    クリスタ「うん。じゃーね。エレン、アニ」

    いやぁ。アニとは全く違うタイプだな。ハキハキしてて。

    コレ、 ノート、アニがとってくれたのか。

    なんで、俺に直接渡さねーんだ?

    ますます謎だ……。


    ーーーー
    ーーー
    ーー


    [放課後]


    ライナー「エレン!今日、部活行くよな?」


    エレン「あぁ!」

    ライナー「今日は試合だからな!」

    エレン「マジかよ〜体鈍ってっかも。
    。。そういえばさ、ライナー」

    ライナー「うん?」

    エレン「アニとベルトルトってほんとに付き合ってないのか?」

    ライナー「……なんでだ?」

    エレン「えっ?いやぁ〜いつも試合の時見に来てんじゃん」

    ライナー「……2人ともサッカー好きだからな」

    エレン「あっ!だからか!なるほどな〜」

    ライナー「(今ので納得するのか……)」


    サッカーが好きなら仕方ないな!

    なるほど……

    だから試合見に来てんのか〜〜

    アニがサッカー好きとは知らなかった。





    ーーー
    ーー

  50. 67 : : 2015/03/13(金) 09:17:31
    [部活終了後]

    エレン「お疲れ様でした!!」

    部活が終わり、今日はお見舞いに行く。かあさんの……。


    んっ?今日も見に来てんな。
    アニとベルトルト。

    声かけようかな?


    まぁいっか。。。



    ミカサ「エレン、部活終わったら一緒に」

    エレン「おう!行こうぜーー!」


    ーーー
    ーー


    [病院・外]


    エレン「母さん、元気そうだったな」

    ミカサ「うん。また来てね……って言ってたね。」

    エレン「あぁ……」

    ーーー
    ーー


    ーー回想

    アニ「あんたはさ、考えたことあるの。待ってる人の気持ち……」


    ーー
    ーーー
    ーーーー

    エレン「……悪いことしたな。本当に。母さんにも、ミカサにも。」

    ミカサ「そんな……!そんなことない。」

    エレン「……また、カレー作ってくれよ」

    ミカサ「……ハンバーグ作って上げる」

    エレン「!?」

    ミカサ「……お母さんから教えてもらった」

    エレン「そうか……母さんから」

    ミカサ「………うん」

    エレン「…………ありがとう」

    ミカサ「………うん」

    エレン「……!?」

    ミカサ「どうしたの?エレン」

    エレン「い、いや。見間違い……うん、そうだ」

    ミカサ「???」

    いや、なんか病院の方へ歩いて行く人の中に
    アニと似たような人がいたような………
    いや!まさかな。
    なんでアニが病院にいんだか。

    うん。多分俺は疲れてるんだな。
    そうだ……きっと……。





    ーーー
    ーー

  51. 68 : : 2015/03/13(金) 10:03:04
    数日後



    [病院]

    母「梅雨入りかしら〜雨が降る日が多いわ〜」

    なんて明るく言ってるけど……
    俺は怖くて聞けない……
    あとどれくらいなの?なんて……

    母「ね、エレン、ミカサ?」

    エレン「あ、あぁ」

    ミカサ「うん」

    母「そんなに毎日毎日来なくていいのよ〜大丈夫だから母さん」

    ミカサ「……あと」

    母「ん?」

    エレン「!!?」

    ミカサ「あと、どれくらいなの……」

    エレン「み、ミカサ!!」

    母「……そうね…なんかね。ガンとかっていう悪い〜のが体にいてなかなか退治できないそうなの……でも」

    エレン「そ、そうか……でも?」

    ミカサ「……」

    母「でもね!朗報よ〜ある外国に行ってる偉大な先生が、薬の開発に成功してこっちに戻ってくるの!もしかしたらその薬が効いたら。治るかも」

    エレン「ほ、本当か!母さん!!」

    母「うん!そうよ〜だからあなた達は学業に専念!エレン?学校ではしっかりやってる?」

    エレン「…だ、だから俺はクラス委員で……みんなの」

    ミカサ「エレンは初めのテストが散々だった……呼び出された。先生に」

    エレン「お、おい!ミカサ」

    母「えっ?コラっ!勉強はしなさいっていってたでしょ!何してるの!クラス委員の仕事は?」

    エレン「…ちぇ。してるよ!アニがしっかりやってくれるし。勉強の方も大丈夫だ!」

    母「アニ……?」

    ミカサ「エレンのクラス委員の相手。友達。そしていつも背の高い男の人と試合を見に来ている」

    母「ふぅーーん。何?何?そのこのこと好きなの〜?彼氏持ちなら仕方ないわね」

    エレン「バッ!ちげーよ。ただの友達だし、その背の高いやつはアニの彼氏じゃないってアニが言ってたから!」

    母「友達?うそー!耳が赤い。耳が赤いエレンはすぐ嘘ついてるってわかるんだから……」

    エレン「と、友達っていうか。なんか、俺の憧れだな。うんうん。」

    ミカサ「憧れ……?」

    エレン「あぁ、仕事は早いし、勉強も出来る。自分の意見はきちんという」

    母「……なるほどね。エレンにないとこもってるわね。」

    エレン「…ちょっ!母さん!!」

    ミカサ「……憧れ。ふふっ。エレンが」


    母「ふふふっ」

    エレン「おい、何笑ってんだよ!」


    病室は笑いに包まれる。

    こんな毎日は楽しい。

    笑顔の母さんが見れて嬉しい。


    母さん……薬が効くといいな。


    エレン「じゃー、俺先帰ってるわミカサは?」

    ミカサ「わたしはあと少ししたら帰る」

    エレン「そうか……。じゃーな。母さんも」

    俺は椅子から立ち上がり病室から出て行った。


    バタン





    母「……ミカサ。」

    ミカサ「なに?お母さん」

    母「偉大な先生って言ったでしょ?
    あれね実は私の旦那なの」

    ミカサ「そ、そうなの!?」

    母「2人にいってなかったけどね。私の夫は医療関係に勤めていて……
    外国にいるのよ。で。母さんのために帰ってきてくれるの。エレンにはダメよ。言っちゃ。エレンはお父さんが、母さんのことほったらかしにしてるって思ってるから。」

    母「いい人なの……不器用だけど」

    ミカサ「うん、わかった。その薬お母さんに効くといいね。。」

    母「そうねぇ。効いてくれると嬉しいわ……そうすれば2人とまた過ごせるもんね」

    ミカサ「……うん!」




    ーーー
    ーー

  52. 69 : : 2015/03/13(金) 10:05:58
    エレアニなかなか絡むところが少ないですが……。
    このSSは今日には書き終えようかと思います……。コメ欄はまだ開けとくのでよろしかったらコメよろしくです。
  53. 72 : : 2015/03/13(金) 11:47:34
    >>70
    期待ありがとうございます!
  54. 73 : : 2015/03/13(金) 11:48:23
    >>71
    期待ありがとうっです!!
    頑張って書きますー!
  55. 74 : : 2015/03/13(金) 12:01:03
    [6月]


    [学校]

    [高1ー3組]


    梅雨入りもあってか空気はジメジメしている。

    朝は少し蒸し暑くてだるい。

    [朝・HR]


    エレン「ん〜〜今日の授業は……体育ね〜最悪だな」

    ベルトルト「本当エレンは体育好きだね」

    エレン「あぁ体動かすの楽しいからな!そういえばさこのクラスって席替えとかしねーのな」

    ベルトルト「確かに。」

    エレン「ま、アニとか隣にいるとわかりやすいし!」

    アニ「……!?」

    ベルトルト「……わかりやすい?」

    エレン「ん〜〜授業。ノートとか見せてくれるから。優しいよなアニって」

    アニ「だれでも見せるよ」

    ベルトルト「……アニは優しいんだよ。」

    おぉ。目が怖いな。そんな睨まなくても。。アニ。。

    ベルトルト「そういえば、エレンってどこで昼食べてるの?」

    エレン「ん?あぁ……アルミンとミカサ……アルミンは幼なじみな……で一緒に学食で飯食ってる」

    ベルトルト「そうなんだ……」

    エレン「ん?どうかしたのか」

    ベルトルト「いや……なんでもないよ」

    アニ「………」

    エレン「お前らはどこで食ってんの?」

    ベルトルト「…僕たち?いつも……屋上で食べてる……」

    エレン「はっ?屋上で!?開いてんのかよ!?」

    ベルトルト「いや、本当はいけないんだけど……。涼しいし。昼は大抵そこにいる……先生には言わないで」

    エレン「あ、あぁ意外だな……お前そんな青春ちっくなことを……アニもライナーもか?」


    ベルトルト「ま、まーね。」

    エレン「3人仲良いのな。マジで。俺は〜さっさと飯食ってサッカーやってるぜその時間」

    キーンコーンカーン♪


    エレン「あっ!授業が始まるな!」

    ベルトルト「………」

    アニ「…………」



    ーーーー
    ーーー
    ーー

  56. 75 : : 2015/03/13(金) 12:26:11
    [昼休み]


    やった!!ご飯♪ご飯♪

    ……ん?アニ……やっぱり屋上に行くのか。

    ベルトルトとライナーはいないな…先に行ってんのかな……?

    ーー



    エレン「よし!ミカサとアルミン誘って行くか!!」



    リヴァイ先生
    「おぃ、イェーガー。」

    エレン「せ、先生?」

    リヴァイ先生
    「これ、お前だけ補習だ……それとこれな。クラス委員2人のプリントだ。レオンハートにも渡しとけ。」

    エレン「ま、まじか……分かりました。」

    ーー



    ミカサ「エレン!ご飯食べに行こう。」

    エレン「あっ!このプリント……ちょっと先アルミンと食っててくれ!俺は後で行く」

    ミカサ「?……わかった」

    ーーー
    ーー



    少し屋上にいる3人が気になる事もあるが……

    屋上に行きたい気持ちもあるが……

    プリントをな!アニに……。


    えーと。屋上は……ここか!

    開いてる!


    本当にいるのか……。


    キィィィ

    ーー

  57. 76 : : 2015/03/13(金) 12:38:41
    [屋上]

    うっ。すげっー。風つえーな。


    あっ!!フェンスのとこに……

    多分……アニだ!


    でも、他の2人がいねーな……


    エレン「アニ!!」

    アニ「!!?」

    エレン「よっ!これプリントな」

    アニ「何しに来たの?」

    エレン「何しにって……プリントを。あと気になって。屋上とか……なんかアニが」

    アニ「!」

    エレン「ん〜と他の二人は……?」

    アニ「今日はたまたまいない……ライナーは部活の人に呼ばれて、ベルトルトは、気分が悪くなって保健室」

    エレン「そ、そうか。じゃー、お前1人なのか。」

    アニ「そうだけど……」

    エレン「……なんかフェンスの外に誰かいるのか?」

    アニ「なんで?」

    エレン「えっ?だってよ。ずっと見てるから」

    アニ「別にそういうわけではないけど」

    エレン「そ、そうか」


    きまずい。

    非常にきまずいな。


    きたのまずかったかな。

    帰るか。。。


    グゥゥーーーー

    やっべ。お腹なっちまった。

    アニ「ご飯……食べてないの?」

    エレン「あ、あぁ、プリント渡してから飯にしようって……ミカサと」

    アニ「……食べる?」

    エレン「ん?何を」

    アニ「私のお弁当」

    エレン「えっ!いやいや、いらねーよ。お前の分なくなるじゃねーか!
    あと、俺、2人待たせてるし…」

    アニ「…そう」

    なんか、寂しそうな顔をしてんなアニ。

    もしかして……!

    1人で食うからか?

    エレン「……今日は1人で食うのか?」

    アニ「……そうなるね。2人はいないから」

    エレン「………食うよ。お前の弁当。」

    アニ「……!?」

    エレン「……だって1人なんだろ。食べるぜ。お前とここで」

    アニ「別に1人でも大丈夫だけど……」

    エレン「……いや、ほら、さっきは……どう?って言ってたし…」

    アニ「……お腹が痛いから、食べれないってだけ…食べるの?」

    エレン「へっ?い、いやぁ。残すんだったら弁当勿体ねぇし。食うよ…くれるなら……」

    アニ「……はい」

    エレン「…お、おぅ」

    ピンクの袋に入ってる2段弁当……。

    なんか。女の子って感じだ。

    エレン「今。食っていいんだよな」

    アニ「どうぞ」

    エレン「おぉぉ!!じゃーいただきまーす!」
  58. 77 : : 2015/03/13(金) 13:47:06
    袋を開け弁当箱の中を見ると……

    ……卵焼きにウィンナー!

    ブロッコリーに……唐揚げ!!

    スッゲ〜〜ご飯もピンク色だし。

    エレン「かわいいな!」

    アニ「えっ!?」

    エレン「お前の弁当!!」

    アニ「そ、そう。ありがと」

    エレン「これから食うぞ!!唐揚げ〜♪」

    エレン「〜〜〜〜♪」

    アニ「……そういえば、あんたの母親はどう?大丈夫なの?」

    エレン「ん?うめ〜……大丈夫!なんふぁよ!特効薬がある…んだって!なおるかもひんねー。」

    アニ「そう。よかったね」

    エレン「優しいな。心配してくれるし。弁当とかくれるし」

    アニ「…そ、そんなことないよ。わたしはただ……恩をあんたに返してるだけさ」

    エレン「恩……?」

    アニ「あんまり深く気にしなくていいよ……美味しいかい?お弁当」

    エレン「うめー!!特にこの卵焼き!ふわふわしててさいこうにウメェ!
    あれだな!俺が好きなのはカレー、ハンバーグがぶっちぎりだけどよ。この卵焼きもはいるな〜〜」

    アニ「そう……エレンはカレーとハンバーグが好きなんだ」

    エレン「おう!」

    エレン「…ちなみに嫌いなのはニンジンな……」

    アニ「ふふっ。そうなの…」

    エレン「あぁ、あれはマズイこの世とは思えない……」

    笑ってる。

    アニが笑ってる。

    なんか、笑うとこ見たことないけど。

    可愛いのな……アニって。

    こんな顔で笑うんだな。


    エレン「…そーいや。アニに似た人を病院の帰り道見た……」

    アニ「!?!?」

    エレン「あっ、あれはお前だったのか?」

    アニ「…違う。わたしはそんなとこにはいかない」

    エレン「だよな〜なんか似ててよ。」

    アニ「………」


    エレン「美味かった!!」

    アニ「そう……よかった」

    エレン「やっぱり……卵焼き」

    キーンコーンカーンーー♪


    エレン「………!だぁ!!本鈴だ!
    アニ!急いで行くぞ!」

    アニ「あ、あぁ」


    俺はお弁当箱を袋にしまい

    アニの手を引いて走った。

    ーーー
    ーー

  59. 78 : : 2015/03/13(金) 13:54:04
    アニ「………ハァハァ」

    エレン「ん?ご、ごめん。早く走りすぎたな……。ゆっくり……」

    アニはフラフラしてる。

    や、やべー、大丈夫かアニ?

    アニ「大丈夫……私……貧血気味で……少しフラッとしただけ」

    エレン「そ、そうか。ごめんな。先生が遅く来てっといいな。」


    アニ「……うん」


    エレン「あ、と。弁当サンキューな、また食いたいわ」

    アニ「…………そう」



    ーーーー
    ーーー
    ーー



    はぁー。やっぱり怒られたな。

    よりによって社会科のリヴァイ先生だったから……。


    ーーーー
    ーーー
    ーー

  60. 79 : : 2015/03/13(金) 15:56:23
    [放課後]

    エレン「ちぇ。『お前ら、クラス委員……2人して…何遅れてんだ?罰として放課後までにこのプリントまとめておけ』だとよ!」

    アニ「……仕方ないね」

    エレン「けどなぁ〜遅れた俺らが悪いけど」

    アニ「………手を動かして」

    エレン「あ、ごめん」

    パチン……パチン

    本当に仕事早いな。アニは。

    エレン「なぁ!お前の母さんが作ったのか?あの弁当」

    アニ「はっ?そんなわけないでしょ。私が作ったの」

    エレン「え!すっげぇ〜〜。アニって料理上手なんだな。」

    アニ「私の家は……母は交通事故で死んだの……父しかいないけど、料理は私がやってる」

    エレン「そ、そうだったのか。ごめん。なんか」

    アニ「別に……いいよ。気にしなくて」


    パチン……パチン

    エレン「……早いな。仕事」

    アニ「…あんたみたいに喋ってないからね」

    エレン「そ、そうか……」

    パチン……パチン

    エレン「なぁ、アニってさ。サッカー好きなの?」


    パチンっ!!

    アニ「!!?」

    エレン「あ、いや、サッカー好きなのかな〜ってな。いつも見に来てるからさ。ベルトルトと。」

    アニ「……気づいてたの」

    エレン「そりゃ!気づくだろ。」

    パチン…

    アニ「まぁね。少しサッカー好きかな」

    エレン「そうなのかぁ〜〜サッカー面白いもんな!な、誰か好きな選手とかいるか?」

    アニ「……」

    エレン「い、いないか?」

    アニ「…………エ」

    エレン「ん?エ……?なんだ!?エィドィル選手か!!いや〜すげーよな。俺も好きだぜ!ポジションFW!テクニックがあっ……」

    アニ「……フッ」

    エレン「ん……?」

    アニ「いや……本当にサッカー馬鹿なんだね。あんたは」

    エレン「へっ?サッカー好きだけど……バカってほどじゃねーよ!」

    アニ「ふふふ。」

    エレン「へっ。へへへ。」

    なんか知らないけど
    アニが笑ってる。

    今日で2回目だな。

    アニの笑顔見れるの。

    なんか嬉しいな。

    なんだろな……仕事ができて。

    料理もできて。

    笑うと可愛くて。

    ちょっと無口だけど

    口にすることは本当のことで。

    気になる女の子……

    憧れ?なのかな。

    この気持ちは多分……


    アニへ憧れてんだ……。

    きっとそうだ。



    ーーーー

    ーー

    ー[家]


    エレン「ただいまーー!」

    ミカサ「エレンっ!!」

    エレン「おわっ!なんだ?びっくりするぞ!ミカサ!」

    ミカサ「お母さんが……治るって!薬が効いたのっ!!」

    エレン「まじかよ!!」

    薬が効いた……!


    母さんの病気が治るっ!!

    ミカサ「手術なんだけど……」

    エレン「おうっ!」

    ミカサ「手術してから……退院まで結構かかるって。夏休みごろまでって言ってた」

    エレン「そ、そうか……でも!治るんだな!よかったぁぁ。本当によかった……」

    ミカサは俺に抱きつき

    ミカサ「エレン……本当によかった」

    エレン「……あぁ。よかった……」

    ーーー
    ーー


    [夜]

    エレン「んっ?今日は卵焼きとカレー?なんか面白い組み合わせだな」

    ミカサ「卵焼きは家にあったの。賞味期限切れそうだったから……」

    エレン「そうか……」

    エレン「いただきまーす。」

    卵焼き……ね。

    うまい……うまいけど……

    アニの方がうまかったな……

    うん…やっぱりアニの方がうまいな


    ミカサ「エレン?美味しい?」

    エレン「あぁ。カレーはめっちゃうまいのな!!ミカサすげーな」

    ミカサ「ふふっ。ありがとう」

    エレン「卵焼きはうまいと思うか?」

    ミカサ「?美味しいと思う。とても」

    エレン「そうか」

    ミカサ「?」



    ーーー
    ーー


    [エレンー寝室]


    アニの母さん……交通事故で……

    アニは偉いなぁ……

    料理もできて……

    仕事も早いし……

    卵焼きがうまい……し

    笑った顔がかわいい……し

    本当すげーよな。尊敬する……

    尊敬…………なのか……

    いや……なんか違うような…


    なんかアニのこと考えてばっかだな俺

    寝よう寝よう……


    ーーー
    ーー


    考えすぎて寝れねぇーー!




    ーーー
    ーー

  61. 81 : : 2015/03/13(金) 16:11:06
    >>80
    コメありがとうございます!
    頑張ります!長いですが…(/ _ ; )
  62. 82 : : 2015/03/13(金) 16:32:59
    [学校]

    [高1ー3組]


    ?「イェーガー君!!」

    ん……?なんか声が……


    ?「エレン・イェーガーくん!!」

    ん〜?

    ?「おきて!」


    エレン「……!?はい!」

    ガタッ


    ペトラ先生「私の国語の時間に爆睡なんて、いい度胸ね。エレン・イェーガーくん。」

    エレン「あっ。いやぁ。その……」

    やべ。爆睡しちまった……。

    クラスのみんなは爆笑してる……。
    恥ずいな……。

    アニ……アニも笑ってんな。

    ペトラ「なに、にやけてるの?いい?ここは大切なところなんだからっ!きちんと聞いて!!……罰としてここにこの話の感想を放課後までに書きなさい!!!」


    エレン「…へっ!?放課後までに……」


    え〜〜無理だぜ……。ちくしょー。

    この頃罰多すぎんだろ……リヴァイ先生といい……ペトラ先生といい…

    ペトラ「そう。放課後ま・で・に」

    エレン「……わ、分かりました。」

    クソォ……またはじかいちまった。

    昨日眠れなかったんだよなぁ〜〜。

    放課後までか……。

    俺国語苦手なんだよな……最悪……。


    [昼休み]


    ベルトルト「災難だったね。エレン」

    エレン「ん〜〜あ〜〜……国語のだろ?本当に……苦手なんだよな」

    ベルトルト「手伝ってあげたいけど、
    僕部活があって……」


    エレン「イヤイヤ大丈夫だ!俺はなんとかやってみせる!そんなことより……また、屋上か?」

    ベルトルト「えっ?ま、まーね。この前は行けなくて、体調が悪くてね」


    そういやアニが言ってたな。

    エレン「あ、あぁ……!ミカサたちが来たから俺は行くな!アニもじゃーな」

    ベルトルト「あぁ、またね。エレン」

    アニ「エ……!」

    ベルトルト「どうしたの?アニ」

    アニ「なんでもない」


    ーーー
    ーー

  63. 83 : : 2015/03/13(金) 17:14:29
    [放課後]


    こんな紙に書くのかよ!?
    長い……ペトラ先生怖いな……

    ………………………

    ーーー
    ーー


    んーーー!わかんねぇーー!

    まったくもってわからん。
    授業聞いてなかったからか!

    アニがいてくれれば……。

    ?あれ。なんで今アニが浮かんだんだ?

    …………とにかく書こう……。


    ーーーー
    ーーー
    ーー

    チッチッ……

    時刻4時30分

    おわっ!もうこんな時間かよ?


    ガララッ

    ーーー
    ーー

    エレン「あ、アニ!」

    アニ「なんだい…まだいたの?」

    エレン「お前こそ。なんでこんな遅くまで」

    アニ「私、華道部に入ってるから。週に1度」

    エレン「あ、あぁそうなのか。なるほど」

    アニ「……」

    エレン「……」

    アニ「まだ、書いてるの?」

    エレン「書いてるっていうか……書いてないっていうか……」

    と言うとアニは俺の隣の席まで来て荷物を机に置き俺の紙をとった。

    エレン「あっ!」

    アニ「……何も書いてないじゃないか」

    エレン「………思いつかなくて」

    アニ「本当に……サッカーバカ」

    エレン「へっ?」

    アニ「かりるよ……」

    エレン「えっ?」

    アニ「ここみて……」

    と言うとアニは自分のノートを取り出し俺に見せてくれた。

    エレン「あ、いいのか?」

    アニ「いいのか?ってあんた……さ。
    書かないといけないんだろう」

    エレン「まぁそうだけどよ……」

    アニ「全部は手伝えないから……ポイントだけ言うよ。」

    アニは左手で髪の毛を耳にかけ俺の机の上にノートを出し説明し始めた。

    エレン「手伝ってくれるのか!?」

    アニ「…嫌ならいいけど」

    エレン「い、嫌なわけないだろ!助かるアニ!」



    アニ「……まず……ここね。重要」

    「ここは……ペトラ先生も言ってたけど〜」

    「この赤い丸は入れる単語で〜」

    「……ねぇ」

    「……聞いてるの?」


    「聞いてる?」


    エレン「おわっ!!なんかすげーなと思ってよ。俺なんかに.なんかありがとうっつーか」

    アニ「………聞いててね。これ放課後までに出すんでしょ?」

    エレン「……あぁ。」

  64. 85 : : 2015/03/13(金) 18:28:54
    >>84
    期待ありがとうございます!
  65. 86 : : 2015/03/13(金) 18:35:22
    なんだ?

    アニがこんな近くで教えてると……

    胸が痛いっていうか……

    ドキドキするっていうか……

    ドキドキ?

    俺なんでドキドキしてんの??


    アニ「……ちょっと貸して。やるから」

    エレン「…えっ!」

    アニ「遅い」

    と言うとアニはスラスラと書いていく。真っ白な紙がアニの書く字で埋まっていく。

    真っ白な……白いアニの肌……

    耳に髪をかける癖

    真剣な表情……

    無口だけど……優しい……


    アニ「ハイ」

    エレン「えっ?早いな!!本当にサンキュー!!アニ」

    アニ「私……帰るから……じゃね」

    とアニは俺に言い帰ろうとした時
    俺はアニの持ってる袋に気付いた

    エレン「ん?なんでお前、弁当箱2つ持ってんだよ?」

    アニの手提げ袋を見ると弁当箱が2つ。昨日食べたピンクの袋ともう一つは黄色の袋。

    アニ「!!」

    エレン「?」

    アニ「……お父さんの分間違えて持って来ちゃったの…」


    エレン「まじかよ!父さん可哀想だろ。」

    俺はアニがそんなドジ踏むなんて……と思いながら大笑いした。

    アニ「……そんなに笑わなくていいでしょ」


    と言いながらアニは顔を赤らめている。

    エレン「いや……はっは……。じゃぁ!お前、その弁当食ってねーの?」

    アニ「当たり前でしょ。2つも食べられるわけない。」

    エレン「じゃ、じゃぁ!俺!食ってもいいか!!」

    アニ「あんたが食べるの?」

    エレン「あっ。家で食うか……ごめん」

    アニ「別に……食べてもいいけど」

    エレン「!!じゃー食う」

    そう俺が言うとアニは袋から黄色い弁当箱を取り出した。

    アニ「はい……」

    エレン「ん!」

    開けてみると……
  66. 87 : : 2015/03/13(金) 19:41:24
    >>79
    少し付け足しました……読んでいくところで支障はないと思いますが。よかったら見てください。
  67. 88 : : 2015/03/13(金) 20:25:43
    おぉ!
    ハンバーグに卵焼き!!

    ブロッコリー!!

    なんだ?俺の好物が入りまくりじゃん!

    エレン「ウメェ〜俺の好物のハンバーグに卵焼き!父さんも好きなのな」

    アニ「ま、まーね。」

    エレン「ハンバーグがうまい!卵焼きはやっぱりアニの方がうまい!!」

    アニ「よく……食べるね。美味しいかい?」

    エレン「あぁ。やっぱりアニの卵焼きは……うまいなぁ」

    アニ「ハンバーグは?」

    エレン「うまいに決まってんだろ。でも俺は卵焼きが一番好きだ!アニの卵焼きが」

    アニ「そう……ありがとう」

    エレン「〜〜〜♪」

    アニ「ほんと。美味しそうに食べるね……サッカーバカは」

    エレン「ん?今はサァカーバァカ関係ないだろ」

    アニ「ふふっ」

    エレン「ん?……へへっ。美味いよアニのお弁当」

    アニ「ありがと……」



    エレン「うまかった……あっ!」

    アニ「?」

    エレン「アニに伝えたいことがあるんだ」

    アニ「な、なに」

    エレン「俺の母さんの病気が治りそうなんだ!」

    アニ「……そう。よかったね。」

    エレン「ん!アニのおかげだな。」

    アニ「どうして?」
  68. 89 : : 2015/03/13(金) 20:26:59
    自分が思ってるより長い……。
    今日で書けるかと思いましたが…
    いけるかな……?
    コメ欄あけときますのでもしよかったらコメよろしくです。
  69. 91 : : 2015/03/13(金) 20:47:25
    >>90
    期待コメありがとうございます!
  70. 93 : : 2015/03/13(金) 21:12:55
    >>92
    期待コメありがとうございます!
    なかなか書くの難しくて(⌒-⌒; )
    頑張ります!
  71. 94 : : 2015/03/13(金) 21:27:37
    エレン「だって……なんかアニが説得して俺を学校行かせてくれただろ?そんで……」


    アニ「説得なんてしてないよ。ただ…私の思うことを言っただけ」

    エレン「いや!それがすげーと俺は思う。アニは仕事ができるし、無口だけど……優しいし。」

    アニ「優しくないよ」

    エレン「だって……俺の宿題手伝ってくれただろ?」

    アニ「あんたは……私を買いかぶりすぎだよ。私はそんな立派な人じゃない。隠し事とかする悲しい人間なのさ」

    エレン「?隠し事」

    アニ「……なんでもないよ。私は先に帰るから」

    エレン「えっ?一緒にかえろーぜ。」

    アニ「?!」

    エレン「ん?ベルトルトはまだ部活だろ?ライナーも……。帰ろう。な?」

    アニ「……」

    エレン「……い、いやか?」

    アニ「ミカサと……あの男の子とは帰んないの?」

    エレン「俺、居残りだからな。先に帰っとけって2人にはいってるから。」

    アニ「そう……」

    エレン「…なんか用事あるか?」

    アニ「特にないけど」

    エレン「じゃ、帰ろう」

    アニ「……わかった。さっさとプリント出してきて」

    エレン「…あ、あぁ!行ってくる!」


    ーーー
    ーー


  72. 95 : : 2015/03/13(金) 23:00:43
    アニ「遅いよ」

    エレン「いやぁ。誤魔化すの大変でよ〜字とか危うかったぁ〜〜」

    アニ「そう……ごめんね」

    エレン「なんでおまえがあやまんだよ?手伝ってもらえて本当に助かったんだぜ?それと…コレっ!」

    と俺は学校の自販機で買った飲み物を渡した。

    アニ「……?なにこれ」

    エレン「えっ?知らねーの?カルピスって言うもんだけど」

    アニ「それは……知ってるけど。これをくれるの?」

    エレン「あぁ!俺の好きな飲み物第1位!カルピス!!お弁当のお礼と今日手伝ってくれたお礼だ!」

    アニ「それにしちゃ安いんだね」

    エレン「……確かに」

    アニ「嘘だよ。ありがとう。もらっとく」

    エレン「…!うまいから。飲んでみてな!」

    アニ「今?」

    エレン「……いや、いつでもいいけど」


    アニ「……開けて」

    エレン「ん?あぁ……」

    俺は嬉しいのか嬉しくないのかアニの言動や行動に戸惑ったけどカルピスのカンの蓋を開けてアニに渡した。

    エレン「……どうだ?うまいだろって飲んだことあるか……」

    アニ「飲んだことない。」

    エレン「まじか!!う、うまい?」

    アニ「……甘い……甘くて美味しい」

    と言いながらアニが笑ってる。

    か、かわいい……な…

    エレン「だろ?カルピスは俺の好物☆」

    アニ「………美味しい。カルピスが好きなんだね」

    エレン「あぁ!カルピスは最高に美味い!」

    アニ「カレーが好き。ハンバーグも好き。卵焼きも好き。カルピスも好き……」

    とアニは指を一つ一つ折りながら俺の好きなものを挙げていく。

    エレン「……!あぁ!よく覚えてんな!後はサッカーも好き☆ハッハッハ」

    アニ「本当に……サッカーバカ。他に好きなのは……ないの?」

    エレン「えっ?特に……ないな」

    アニ「そう……」


    アニは俺がそう答えると少し寂しそうな顔をしながら手に持ってるカルピスを飲んだ。


    ーーーー
    ーー



  73. 96 : : 2015/03/13(金) 23:01:37
    今日はここまでに……。
    また明日書きます、!
    もし、よかったらコメ欄開けておくのでコメよろしくお願いします。
  74. 99 : : 2015/03/14(土) 06:50:15
    >>97
    早い笑
    今日は少し更新が遅いです。
    午後から投稿します〜〜。
  75. 102 : : 2015/03/14(土) 16:43:20
    >>100
    期待ありがとうございます!
    >>101
    コメありがとうです♪( ´▽`)
  76. 103 : : 2015/03/14(土) 16:47:47
    [家]

    エレン「ただいまぁーー!」

    ミカサ「おかえり!エレン」

    エレン「んー。疲れたぁー。」

    ミカサ「ご飯作るね」

    エレン「…あ、あぁ。少なめでいー。ちょっと腹いっばい……」

    ミカサ「えっ?」

    ーー




    俺はそのままソファで寝てしまった……。


    ーーー
    ーー



    夜中2時ーー

    ん?あー。ソファで寝たのか俺。
    布団がかかってる。ミカサか。


    アニ…大丈夫かな?

    帰り道……少しふらついて……

    なんか貧血?本当に貧血なのか?

    顔色悪かったしな……。

    まぁ、あいつは……病気とかにかかるタイプじゃなさそうだもんな。

    カルピス美味そうに飲んでたし。


    うん。

    きっと俺の思い過ごし。



    ーーー
    ーー


    [朝]

    ミカサ「……エレン」

    エレン「わっ!びっくりした!!」

    ミカサ「また、遅刻する……早く行かないと学校に」

    エレン「あ、あぁ!」


    またいつもの朝

    歯磨いて

    ご飯食って

    制服着て



    ーーーー

    ーーー
    ーー

  77. 104 : : 2015/03/14(土) 17:34:18
    [学校]


    [高1ー3組]


    エレン「あれ?アニは休みなのか」

    ベルトルト「う、うん。体調すぐれなくて」

    エレン「そ、そうか……大丈夫かなアニ」

    ベルトルト「アニのこと……心配?」

    エレン「そりゃそうだろ。なんか昨日もフラついてたし」

    ベルトルト「………多分。よくなるよ。」

    エレン「そうだな……?」


    ーーー
    ーー


    数日後

    [放課後ー部活]

    俺はサッカー部に入ってるわけだが……7月に大切な試合がある。

    それになんと俺はFWとして出れることになった!


    ライナー「うぉぉーー!俺も入ってた!」

    エレン「ライナーやったなっ!!」

    ミカサ「エレン……私は嬉しい。」


    エレン「……あぁ!!この試合に……でれる!おれがっ!やるぞぉ!!」


    まさに絶好調な俺!

    母さんは退院できそうだと……

    7月頃に。しかも!!

    今回のテスト赤点回避!!

    アニのノートのおかげだな…!


    アニの……

    アニは……6月ごろから学校を休むようになった。

    クラス委員の仕事が2倍になって大変だけど……

    そんなことよりアニが心配だった。

    ベルトルトやライナーに聞いても

    もともと体が弱いとのこと。

    本当にそうなのか……。

    アニ……。
  78. 105 : : 2015/03/14(土) 18:36:04
    放課後教室に戻ると金髪の女の子がアニの席に座っていた。

    エレン「……!アニ!!」

    クリスタ「!!」

    エレン「あ!クリスタか!似ててよ……後ろ姿が」

    クリスタ「アニの分のノート写してるの……。」

    エレン「アニなぁ……なんでこんなに休んでんだろ?」

    クリスタ「ベルトルトや、ライナーから聞いてない……の?」

    エレン「ん?何を?」

    クリスタ「…………あまり、、言っちゃダメなんだけど……私からは」

    エレン「……そんなに秘密のことか?なら俺は聞かなくて……」

    クリスタ「ううん。エレンだから聞いてほしい。アニね……昔から少し持病を持ってて……体が弱いの……だから多分入院……してる」

    エレン「はっ!!?体が……そんなに弱いのか!」

    クリスタ「うん。。アニは言わないでって言ってたけど……エレン……毎日心配してるから……」

    エレン「そ、そうか……どこの病院だ?」

    クリスタ「えっ?た、多分……◯×病院……」

    エレン「!?」

    母さんと同じとこだ!
    だから近くでアニを見かけたのか!


    なんで……かくしてんだ?アニは。


    クリスタ「行くの?」

    エレン「あぁ。だってよ。あいつの言葉借りるなら、、お前が学校休んでる分のプリントが溜まってるからな……ってところかな……。クリスタが言ったと
    はいわねぇー。俺、行ってくるわ」

    クリスタ「…!き、気をつけて!」


    ーーーー
    ーーー
    ーー

  79. 106 : : 2015/03/14(土) 18:37:23
    またちまちまと投稿していきます〜
    コメ欄開けておくのでもしよかったらコメよろしくお願いします。
  80. 107 : : 2015/03/14(土) 19:09:31
    [病院]


    待合室ー

    エレン「す、すみません。アニ。アニ・レオンハートさんってどこに入院してますか?」

    看護師「お友達ですか?」

    エレン「はい。」

    看護師「えー。アニ……アニ……レオンハートさんは……322号室ですね」

    エレン「わ、分かりました。ありがとうございます」

    本当に本当に入院してたのか!!

    なんで!なんも言わないんだよ!!

    一言言ってくれたっていいじゃねぇーか!

    ベルトルトもライナーも!

    先生だって!!少し体調が悪いだけだ……って言ってたのにっ!なんで……入院してんだよ……!?


    322……322……

    あった!!


    ガララッ

    ーーーー
    ーーー
  81. 108 : : 2015/03/14(土) 20:08:02
    [病院・322号室]


    エレン「アニ!」

    アニ「え、エレン!!!!」


    エレン「お前、入院してたんだってな。びっくりしたぞ!」

    アニ「な、なんで知ってるの?」

    エレン「あぁ。俺の母さんはここで入院してたから。それでまぁ。色々とな……」

    アニ「クリスタ……?」

    エレン「はっ?いや!く、クリスタはしらねぇ」

    アニ「……そう」

    エレン「ベルトルトもライナーも話してくんねーから」

    アニ「わたしが……言わないでって言ったから」

    エレン「そうなの……か?ってなんで?」

    アニ「…心配かけたくなかったから」

    エレン「……」

    アニ「とか?」

    エレン「とか?って!おまえ!貧血って大変なのな……」

    アニ「……ごめんね。仕事大変でしょ。」

    エレン「……いや。それは大丈夫……。あ、あのさ。あとどれくらいで退院できんだ?」

    アニ「………夏休みごろ?」

    エレン「!?そ、そんなに!本当に貧血なのか!?アニ!!」

    アニ「うん……貧血」

    エレン「なんか……母さんと同じ感じがする……本当は……もっと」

    アニ「それは考えすぎだよ」

    エレン「!そ、そうか〜だよなぁ〜」

    アニ「で、何しに来たの?」

    エレン「あぁ。と。休んでる分の…お前のプリントな!コレ。と。コレッ!」

    アニ「……カルピス?」

    エレン「…あ、もう嫌か……なんか持ってこようと思ったんだけどよ。慌てちまって。」

    アニ「慌てたの?」

    エレン「もちろん!慌てんだろ!入院なんて。」

    アニ「……そう。ありがと。飲むね」

    エレン「ん!」


    ガララッ

    ーーー
    ーー
  82. 109 : : 2015/03/14(土) 22:24:29
    ベルトルト「え、エレン?!」

    ライナー「お、おまえなんでここに?」


    エレン「ライナーとベルトルト!イヤァ…母さんここで入院しててよ、それで気付いたんだよ。」

    ライナー「そ、そうか」

    ベルトルト「……そ、そう」

    エレン「じゃー、俺帰るな。アニ。またくるからな!」

    アニ「……そ」

    ベルトルト「………エレン」

    とベルトルトは言うと俺が廊下に出たと同時に、ベルトルトもまた廊下に出た。


    [病院・廊下]



    ベルトルト「エレンは……アニの……どこまで知ってるの?」

    エレン「……どこまでって。貧血で入院だろ?」

    ベルトルト「……そう。アニに言われたんだね」

    エレン「あぁ。」

    ベルトルト「エレンは……アニのことが好きなの?」

    エレン「…い、いやぁー!好きっていうか……憧れてるっつーか……」

    ベルトルト「憧れ……か。ごめんね…エレン引き止めて。じゃ」

    というと病室にまた入ってしまった。


    なんだ?

    好き?……

    そういう気持ちじゃない……

    憧れ……多分そうだ……

    アニに久しぶりに会えて

    胸がドキドキするこの気持ちも……

    多分

    きっとそうだ……

    ーーーー
    ーー

  83. 110 : : 2015/03/14(土) 22:49:24






    それからというもの俺は
    毎日毎日アニのところへ行った。
    母さんのお見舞いとアニのお見舞いと……。

    ベルトルトやライナーもよく見かけた

    アニは本当に貧血なのだろうか?

    本当に貧血なのか?

    ミカサにも母さんにもこのことは話してない。

    ベルトルトやライナーは知ってるのか?本当のことを。

    でも。聞き出せなかった。アニにも。
    ベルトルトやライナーにも。

    怖い……まただ。怖くて聞き出せなくて現実から逃げようとしてる俺は……
    かっこ悪りぃ。


    7月ー

    サッカーの大会が近くなりレギュラーメンバーに選ばれた俺はかなりハードな練習を毎日していた。

    だからなかなか見舞いに行けなくなってしまった。

    ーーー

    ーー

  84. 112 : : 2015/03/14(土) 23:40:12
    1週間後

    部活がない日…俺はアニのお見舞いに行くことにした。

    アニの見舞いに行くのは…そんな日にちはたってないけど。

    なんせ、1週間ぶり……。

    緊張する……。


    母さんの方は7月の頭ごろに退院できるそうだ。

    アニの方は……まだわからないらしい……。


    ーーー
    ーー

    [病院]


    322号室……322号室……


    ガララッ

    ーーー
    ーー

    [病院・322号室]


    エレン「アニ!久しぶりだな」

    アニ「久しぶりってあんた……1週間ぶりでしょ。」

    エレン「へへっ!」

    アニ「試合近いんじゃないの?」

    エレン「いやぁー。それはすごく練習してる」

    アニ「負けたら……ダメだからね」

    エレン「あ、当たり前だろぉー」

    前に比べてアニは明るくなった気がした。無口なのは変わりないけど……なんか楽しそうだ!

    エレン「ん?隣の人は?」

    アニ「……昨日亡くなった」

    エレン「そ、そうか……あんなに元気そうだったのに…」

    アニ「人はね……死ぬ前の方が明るくて……楽しく……周りを心配させないようにすることもあるんだよ」

    エレン「あ。アニは!違うよな!」

    アニ「……私は貧血だって言ってるでしょ……。」

    だよなぁ〜びっくりするようなこと言うからよ。
    って言おうと思ったけど…

    言えなかった。

    なんか……言えなかった

    アニ「あんた、いつも見舞いに来てミカサさんとかになんか言われないの?」

    ミカサ「えっ?いや、部活とかって言ってから。母さんのお見舞いもあるしな」

    アニ「そう……」

    エレン「また、アニの卵焼き食いたいな〜♪」

    アニ「なに?突然」

    エレン「なんか!食べたくなってきた」

    アニ「……退院したら作ってあげる」


    エレン「本当か!約束だぞ!アニ」


    アニ「……ふふっ。そんなに卵焼きが好きな人あんたぐらいだね」


    エレン「……えっ?いや、マジうまいから。」

    というとアニは俺のおでこに
    ピンっとデコピンして

    アニ「褒めすぎ……バカ」

    と言った。

    エレン「……はははっ」

    アニが笑ってる……また笑ってる。

    楽しそうだ。。。

    また卵焼きが食えるんだよな。

    食えるんだよな。アニ。


    なんか。アニにデコピンされたことが恥ずかしい……。なんだろう……。

    胸が…キュンとなる……。

    これは……


    ーーー
    ーー

  85. 113 : : 2015/03/14(土) 23:41:00
    今日はここまでにしたいと思います。
    ちまちま投稿すみません!
    また明日投稿します〜コメよかったらお願い致します!
  86. 114 : : 2015/03/14(土) 23:41:53
    お気に入り登録させていただきました。


    完結しましたら、また感想を書かせていただきます。


    期待です!
  87. 115 : : 2015/03/14(土) 23:46:55
    >>114
    コメありがとうございます!!
    そしてお気に入り登録ありがとうです!!完結後の感想よろしくお願いします。
  88. 116 : : 2015/03/15(日) 08:31:57
    [病院の外]



    エレン「くーー!帰るかっ!」


    ベルトルト「エレン!」

    エレン「!?ベルトルト来てたのか」

    ベルトルト「また……お見舞いに来てたの?」

    エレン「あぁ。心配だからな!」

    ベルトルト「エレンはさ……憧れとか言ってたけど……アニのことが好きなんだよ」

    エレン「えっ!?」

    ベルトルト「……君はアニのことが好きなんだよ。多分ね」

    そうか……


    俺はアニのことが好き……

    アニのことが《好き》


    気になりだしたあの時から、

    俺はずっと好きだったんだな。

    アニのことが。憧れじゃなくて。

    好きだったんだな……。

    エレン「…………あぁ。俺もそう思う。おれはアニのことが好きなんだ。
    憧れとかじゃなくて好きなんだな。アニのことが。」

    ベルトルト「うん……そうだよ。エレン、アニを支えてあげてね。」

    エレン「!?」

    ベルトルト「僕とライナーは……
    辛いことがあっても……エレン……頑張って。アニをよろしくね」

    エレン「…あ、あぁ」


    ベルトルトはそう言うと病院の中に入ってった。


    俺が……アニを支える……

    どういう事だ……?


    そう考えてる俺の頭上に雨粒がポツリと落ちた。

    エレン「…あ、雨だ……傘持ってきてねーよ。」


    ……ザァァ…………

    …………ザァァ…………



    ベルトルト……お前はまだ何か隠してんのか?




    ーーーー
    ーー

  89. 117 : : 2015/03/15(日) 09:51:34
    [夏休み]


    リヴァイ先生
    「夏休みだが…気を緩めないように。
    勉強するときは勉強し。
    遊ぶときは遊べ。
    でもな。ハメは外すなよ。」

    と先生らしい挨拶をして
    最後の授業が終わった。


    サッカーの試合は1週間後。


    なんとしても勝ちたい俺たちは時間の許す限り練習した。


    ミカサもいつもマネージャーとして頑張ってくれている。


    ーーー
    ーー



    [部活終了後]


    エレン「ベルトルト!」

    ベルトルト「!?」

    エレン「お前も部活終わりか」

    ベルトルト「まぁ…そんなとこ。これから行くの?アニのところへ」

    エレン「まぁな!お前も……ライナーはまだ練習してっけど……ベルトルト行かないか?」

    ベルトルト「一緒に行くの?」

    エレン「あぁ。嫌だったらいいけど」

    ベルトルト「……これだけきいてくれる?」

    エレン「ん?」

    ベルトルト「エレンは気づいてないかも……だけど。僕もアニのことが好きなんだよ」

    エレン「へっ!?ええええ!!」

    ベルトルト「それでも、一緒に行くの?」

    エレン「あ、アニもお前のことが好きなのか?」

    ベルトルト「そうだったら、僕たち付き合ってるでしょ……。僕は前に告白して……」

    エレン「そ、そうだったのか……」

    ベルトルト「だから……エレン一人でいきな…今日は僕は帰るから」

    エレン「わ、わかった。。」


    ベルトルトってアニのことが好きだったのか!!

    し、知らなかった……。

    でもよ。アニは……ベルトルトと一緒にいつもいただろ……

    アニは……ベルトルトのことが好きだと俺は……。


    そんなことを考えながら俺は
    アニの入院してる病室に向かった


    ーーー
    ーー

  90. 118 : : 2015/03/15(日) 12:43:36
    ガララッ

    [病院・322号室]


    エレン「よ、よう!アニ」

    アニ「また来たの?」

    エレン「……まぁな。」

    アニ「……テンション低いね。試合に負けたの?」

    エレン「そ、そういうわけじゃ……
    アニってさ。ベルトルトに告白された?」

    アニ「!!!?」

    エレン「…い、いや、なんかな…」

    アニ「昔……されたけど」

    エレン「ど、どうした?」

    アニ「……断った」

    エレン「そ、そうか。」

    よ、よかった……

    よかった?

    なんで?

    俺はほっとしてんだ?

    ベルトルトのことをアニがふったって話を聞いて

    ホッとしてるなんて……

    やっぱり俺はアニのことが……

    好きなのか……

    エレン「…………」

    アニ「気になるの?」

    エレン「な、なにが?」

    アニ「私が……告白断った理由」

    エレン「い、いやぁ。他に好きな奴がいたとしか。」

    アニ「好きな人……気になる?」

    エレン「気にならないと言ったら嘘になるけど……」

    アニ「…………」


    エレン「…………」


    アニ「あんた、あんただよ。私の好きな人」

    エレン「へーー。へぇ!!?!?」

    エレン「ま、まじかよ!?えっ、」

    アニ「………フッ。驚きすぎ……」

    エレン「いやだってよ……。俺?いつから俺のこと……!」

    アニ「……中学の時から」

    エレン「俺は……アニのこと高校で初めて知ったんだけど……」

    アニ「サッカーバカだから……あんたは…だか……コホッ……ゴホッ」

    エレン「あ、アニ!?」

    アニが苦しそうに前かがみになって咳をしている。

    えっ?

    えっ?

    アニは……?

    俺は慌てて看護師さんを呼ぶと、


    外に出てるよう言われた。


    なんだ?訳ワカンねぇ。

    アニは貧血じゃなかったのかよ?

    なんであんな苦しそうに咳してんだよ?

    アニに告白されて嬉しいはずなのに……

    なんか不安の方が大きい。。

    アニ……


    アニ……

    ーーーー
    ーーー
    ーー

  91. 119 : : 2015/03/15(日) 13:12:10
    [病院・廊下]

    医師「あなたは、アニ・レオンハートさんのご友人ですか?」

    エレン「は、はい。そうですが」

    医師「少し……お話をよろしいですか?」

    エレン「………」

    ーー


    医師「実は……」

    エレン「ま、待ってください!アニの親族とかじゃ俺はないんで!難しい話されても!」

    医師「アニ・レオンハートさんはお父様の方は外国に行かれており、消息不明なんですよ……」

    エレン「はっ?こんな入院してるのに」

    医師「……あなたは毎日きてましたね?お見舞いに……。だからあなたにこの話をしようと思ったんですよ。」

    エレン「……な、なんですか話って」

    なんか聞いちゃいけないような……

    医師「アニ・レオンハートさんは持病のためあまり学校に行かれず……通院してました……。…少し重い病気でして…もう、残りすくない命かと……」

    エレン「…はっ??」

    医師「ですから……もって…手術をして…1週間もつかもたないか……」

    エレン「な、何言ってんですか?貧血でしょ?」

    医師「貧血ですか。本人はそう言ってたんですね……ですが」

    エレン「っ!わけわかんねぇよ!そんなわけあるか!なんか!特効薬とかあんだろ?治るだろ?アニは!」

    医師「事実は今申し上げた……」

    エレン「……手術は……いつ…いつですか?」

    医師「明日……難しい手術ですが……レオンハートさんが受けるかどうかは」

    エレン「…はぁ……はぁ……」

    なんだ?よくわからネェ。

    アニ?

    貧血じゃないのか?

    貧血って言ってたじゃねーか。

    なんだよ。

    嘘……嘘付きやがって。

    アニ……

    俺はまだお前の……


    ーーーー
    ーー


    ガララッ
  92. 120 : : 2015/03/15(日) 13:33:09
    多分今日で執筆は終わると思います…多分……。
    コメ欄あけておくのでコメもしよかったらよろしくです。
  93. 121 : : 2015/03/15(日) 14:21:21
    ガララッ

    [病室・322号室]



    ピッピッ

    点滴をしているアニ。
    アニの口元にはなんかマスクみたいなのが付いている。

    貧血じゃねーな。これ。

    俺は……俺はどうすればいい。。

    母さんの時みたいに特効薬とかあって治んねーのかよ。

    アニは……死んじまうのかよ……。

    なんでだ……なんでこうなる……。


    アニ「………エ」

    ん?今アニがなんか言ったよな!?

    エレン「なんだ!アニ!俺は俺はここにいるぞ!」
    とアニの手を強く握った。

    アニ「…エレ……ン」

    エレン「アニっ!!」

    というとアニはマスクを手で取り

    アニ「何…手を……握ってんのさ」

    エレン「あっ、ご、ごめん」

    アニ「なんか……ごめん…貧血…」

    エレン「さっき…全部聞いた……」

    アニ「!?」


    エレン「おまえは……」

    アニ「…………そう。コホッ。聞いたんだ……聞いちゃったんだ。」

    ピッピッ

    ピッピッ

    エレン「……俺も!お前のことが……好きだ!!」

    アニ「……エレン」

    エレン「……………好きだ……好きだアニ……」

    アニ「………ありがとう。」

    とアニは言うと両目からポロポロと涙をこぼしていた。

    エレン「何…泣いてんだよ……。なんか……特効薬とか出るかもだろ?なっ?」

    と言う俺も両目からアニと同じように涙が溢れ出た。

    アニ「…バカ」

    エレン「うん……俺はバカだ……気づけない……女の子の気持ちが気づけなかった…大バカだ」

    アニ「………」

    エレン「卵焼き……作るって言ってくれたろ?作ってくれよな。試合が終わったら待ってるから……」

    アニ「………卵焼き…好きすぎ……」

    エレン「お前の作る卵焼きはうまいんだもん」

    アニ「………ありがとう、エレン」

    エレン「……な、なんだよ〜一生のお別れみたいに……明日だろ?手術受けるよな?頑張れよ!俺も1週間後ある…試合がよ。みにこいよな!俺の……かっ」

    アニの手は冷たくて……
    俺はもうそれ以上何も言えなかった

    両目から溢れる涙も止めることは出来なかった………

    アニ「…明日の手術……」

    エレン「頑張れよ!!んで!1週間後絶対俺の試合みにこいよな!」

    アニ「うん…手術受けるね…エレンありがとう」

    エレン「…………どうして…俺はお前が好きだってことに気づかなかったんだ……どうして……もっと早く…」

    アニ「……サッカー……バカだから」

    とアニは寂しげに微笑みながら言った。涙を拭きながら俺に向かって。

    エレン「ほんと……に……サッカー…バカだな……俺は」

    ーーーーー
    ーーー
    ーー

  94. 122 : : 2015/03/15(日) 15:18:30
    [家]


    エレン「た、だいまぁ」

    ミカサ「エレン?」

    エレン「…ん?」

    ミカサ「目が腫れている……大丈夫?」

    エレン「……大丈夫だ。ちょっとゴミが入ってな」

    ミカサ「そう……」

    エレン「ごめん、今日母さんのお見舞いに行けなかった……」

    ミカサ「大丈夫……明日は、お母さんの退院日だよ!」

    エレン「おっ!まじか!よかったぁ」


    明日は……母さんの退院日……


    アニの手術の日………


    エレン「ミカサ、眠いからもう寝るわ」

    ミカサ「わかった……エレン顔色が悪い……早く寝たほうがいい」

    エレン「ん、サンキューなミカサ」


    ーーー
    ーー



    [エレンの部屋]

    アニは……明日の手術で……

    決まるのか?

    なんで……唐突すぎんだろ……

    ベルトルトやライナーは

    知ってたのか……

    アニは…俺には言わなかった……

    どうして……アニが……

    アニが……遠くへいってしまう……


    ーーー

    ーー

  95. 123 : : 2015/03/15(日) 16:20:21
    [家]

    朝ーー


    エレン「ミカサっ!俺は行くな!じゃあ!」


    ミカサ「エレンが起きるの早い……?
    わ、わかった。私も後から病院に行く」



    ーー





    [病院]

    322号室……




    アニ……


    ガララッ

    ーーー
    ーー



    [病院・322号室]

    ピッピッ

    ピッピッピッ

    嫌な音だな。なんか……

    エレン「アニ……」

    アニ「エレン……何しに来たの」

    エレン「何って。お見舞いだよ……」

    アニ「部活は?」

    エレン「まだ……練習にはまだだから」

    アニ「私が……こんなんでも…あんたは部活とか休んだら……ダメ」

    エレン「アニが……アニが……そんなんだから!ここにいるんだろ!無理だ……俺には…もう……試合とか……なんか……昨日言ってたけどっ!」

    アニ「……エレン」

    エレン「ん?」

    と言うとアニは俺の手を取り
    自分の胸に俺の手を当てた


    アニ「……心臓の音聞こえる?」

    ドクン…ドクン……

    確かに、アニの心臓の音が聞こえる

    エレン「……き、聞こえる」

    アニ「まだ……私はここにいる。まだ生きてる…だから……あんたがそんな……全てを投げ出すようなことしないで……」

    エレン「あ、アニ……」

    確かにアニはまだここにいる。

    生きている。

    だけど……手術を……

    アニ「……手術は成功する……来週エレンの試合を見に行く……卵焼きを作ってあげる……それでいい…?」

    エレン「…………うん。そ、それで」

    と俺は言いながら涙が出てきた。

    アニは泣いてないのに……


    アニ「…………ありがとう」

    エレン「な、なにが?」

    アニ「私のために泣いてくれて……ありがとう」


    俺は言葉が見つからずただただその場で泣いていた。


    エレン「……じゃぁ、手術がんばれよ。アニ」

    アニ「部活……きちんといってね」

    エレン「ん。じゃーな……アニ」

    アニ「じゃーね。……エレン」



    ーーーーー
    ーーー
    ーー

    [手術室・前]

    ガララッ

    アニ「…先生」

    医師「……うん?」

    アニ「……あるサッカー大好きな男の子が…私の作った卵焼きを食べたいって…手術が終わったら」

    医師「……必ず成功して…!」

    アニ「食べさせてあげたいな…私の卵焼き……」

    医師「その子に……必ず。食べさせようね。手術…成功して……」

    アニ「……サッカーの試合も見たい……私、頑張ります」

    医師「うん。私たちは全力を尽くすよ。頑張ろう。じゃ……そろそろ」

    アニ「……はい。お願いします。」

    ーーーーー
    ーーー
    ーー

  96. 124 : : 2015/03/15(日) 17:24:37
    まだ…手術中か……。

    部活へアニのお見舞いの後行き、
    ベルトルトとライナーに事情を話し
    3人で病院に向かった。


    母さんの退院日……ごめん母さん。

    まだ行けない……。

    アニの手術の日なんだ……。


    ベルトルトはソファに座ったままピクリとも動かない。

    ライナーは腕を組んだまま壁に寄りかかって目をつむっている。

    俺は……ずっと手を組んで祈ってる。

    アニの手術が……成功するように

    アニの手術が……








    ーーーー


    [病院・210号室]

    母「エレン来ないわねぇ〜」

    ミカサ「病院に来たはずなんだけど」

    母「んー。あのアニって子と何かあったのかしら」

    ミカサ「えっ?どうして」

    母「母のかんよ。男の子が母より気になる人って好きな人のことだもの」

    ミカサ「そうなの……?」

    母「そうよ。ミカサ、覚えておいて。ふふっ」

    ーーー
    ーー

  97. 125 : : 2015/03/15(日) 18:36:21
    [病院]



    ーーー
    手術中
    ーーー

    5時ーー


    チッチッチッ


    長い……。時間がたつのが遅く感じる。


    難しい手術……。


    と思ってると手術中のランプが消え

    ガラガラとアニを乗せた台が出てきた


    エレン「あ、アニ!!」


    ベルトルト ライナー「!!」


    医師「…………申し訳ありません。私たちの力が及ばず……アニ・レオンハートさんは……」


    エレン「はっ!?」

    ベルトルト「…………アニ。」

    ライナー「…………」


    エレン「た、助かるかも……って」

    医師「難しい手術でした……」

    エレン「んなことは!」

    ベルトルト「エレン……もう」

    ライナー「……エレン来い……」

    と言うとライナーは俺をその場から引きずるようにして力強く引っ張った。

    ーー


    [病院・廊下]

    エレン「…なんとも!なんとも!思わねーのかよ!?」

    ベルトルト「…アニはリスクがあることを承知でやっていた……」

    ライナー「………手術をしなくても、もう……」

    ベルトルト「……ほんとは手術をしなかったら明日か明後日には……って言われてた……でも…1週間先延ばしに……手術してできるなら……したいって僕たちに言ったんだ」

    ライナー「エレン…お前がアニに会ってから……だ。なんか1週間後……に。。試合か……?」

    エレン「お、俺のサッカーの試合……みにこいよって…言った…必ずこいよって……アニ……アニ……」

    ベルトルト「……僕たちからはそれしか言えない……。」

    ライナー「………コレ。アニからだ。」

    といって手紙を渡された。

    エレン「アニ……?」

    ライナー「中身は見てない。もし万が一自分に何かあったら、渡してくれってな」

    エレン「……あ、ありがとう」

    ベルトルト「……多分だけど、もしこのまま君が部活とか……学校とか行かなくなったら……アニは…アニは悲しむと思う。僕はそう思う。僕もアニのことが好きだったから。分かるんだ」

    エレン「ベルトルト……。」

    ライナー「おれも。そう思うな。アニはそういう性格だ」

    ライナー「俺たちは行くな……じゃーなエレン。試合頑張ろうぜ」

    エレン「………」

    ベルトルト「じゃーね……エレン試合頑張って」

    エレン「…………」



    2人はそう言うと帰っていった。

    泣いてはなかったけど……

    言葉の一つ一つが悲しい感じに聞こえた……

    あいつらは全てを知ってたんだな。

    こうなることも………。

    俺は……


    ーーー
    ーー


  98. 126 : : 2015/03/15(日) 18:45:23
    [家]


    エレン「ただいま」

    母「おかえり!エレン!……!?顔洗ってきなさい…ご飯は食べる?」

    エレン「いや、いらねー。」

    母「そう、二階にいくのね。」

    エレン「うん」

    ミカサ「エレン!」

    母「少し体調が悪いって私たちだけで食べましょご飯」

    ミカサ「えっ?でも、」

    母「ね?さあさあお手伝いしてもらうわよ〜」


    ーーー
    ーー


    [エレンの部屋]


    アニの手紙……


    俺への手紙…………

    開くと……


    サッカーバカへ


    ふはっ!サッカーバカってなんだよ。
    アニらしいな……
  99. 127 : : 2015/03/15(日) 19:19:02
    ーーーーーーーーーーーーーーーーー
    サッカーバカへ


    この手紙を読んでるってことは多分私……。

    なかなか言葉にするのが下手な私だから手紙に書きました。

    手術を受ける前の晩、エレンが帰ったすぐ後に。

    ライナーとベルトルトに手紙を渡すように…言って。


    いっぱい書きたいことがあるんだけど


    まず、エレンが私を好きって言ってくれて本当に嬉しかった。

    エレンありがとう。

    エレン「……だからありがとうは……」


    初日、教室に入るとき私……エレンの姿を見て本当にびっくりしました。

    クラス分けの表の時エレンって名前があったけど……まさかって思ってたから。

    席も隣同士……。

    同じクラス。同じ高校。


    本当にビックリ。そしてとても嬉しかった。

    だって、憧れの人だったから。

    エレン「憧れ?」

    エレンは知らないかもしれないけど、
    中学の時サッカーをしてるエレンを見て私は勇気をもらいました。

    その時私の母が交通事故で
    亡くなって、自分も死のうとかそんなことばかり考えてた。
    私なんて病気もってるし、、とか
    本当にそういうことばかり考えてた。

    でもある学校の前を通った時、サッカーをしてる子たちがいた。
    その中にエレンがいた。

    すっごく攻撃に参加してて誰よりも早く動くし、誰よりも熱い人だなって思ってた笑
    サッカーよく知らないけど、凄く惹きつけられた。
    中学の時毎日観に行ってた。エレンの試合。

    皆がエレン、エレンって言ってたから名前まで覚えちゃったし。

    私はそんなエレンの姿を見て
    なんか勇気をもらったの。

    すごい……胸に響くものがあった。
    言葉じゃ説明しにくいけど。

    その時から私はエレンのことが憧れとかではなくて好きになってたんだと思う。

    でも、いつもエレンのそばには
    黒髪の綺麗な人がいて……

    エレン「ミカサのことか?」

    彼女かな?って思いながらずっと見ていた。その彼女、ミカサさん。エレンの家族だったんだね。
    試合を見に来てる私のことに気づいてた。

    エレン「……アニ」

    エレンとは少ししかいれなかったけど、いっぱいエレンのことを知った。

    嘘をつくのが苦手……

    エレン「えっ!」

    まっすぐで、サッカーが好きで、

    でも、勉強は苦手、プリントとかぐっちゃぐちゃ笑

    あと、エレンは優しい…。

    私に優しいよ、って言ってくれるエレンは優しい。

    私が渡し損ねたお弁当も
    食べてくれたり。

    エレン「えっ?あれ、父さんのじゃないのか!?」

    エレンの好物をたくさん入れたけど。


    エレンが大好きなのは
    ハンバーグとカレー、
    そして私が作った卵焼き笑

    でも、ニンジンは嫌い……。

    美味しいって食べてくれて本当に嬉しかったよ。

    屋上でずっとエレンのサッカーしてるの見てたんだけど。気づいてた?

    気づいてないよね。サッカーバカだから……笑

    部活の時もエレンの試合見てた。
    ベルトルトと一緒に……。私一人だけだったらおかしいかな……ってね。


    エレン「だから、屋上にいたのか……あれは俺の試合を見てたのか……」


    一緒に委員会もやれてうれしかったよ。
    エレンがクラス委員になるなんてビックリしたけど。
    夏休みまでだったら……私にもできるから。

    でも、迷惑かけちゃったね。最後の方では…。

    エレン「迷惑じゃねー……って。」

    カルピス。ジュースは苦手だったけど
    エレンがくれたカルピスは甘くて美味しかったよ。

    カルピスが好き

    カレーが好き

    ハンバーグが好き

    私の作った卵焼きが好き


    最後に私のことが好きって言ってくれた時……本当に本当に嬉しかった。

    少しの間しか過ごせなかったけど、

    私と一緒に、いてくれてありがとう

    毎日お見舞いに来てくれてありがとう

    私の作った卵焼き好きって言ってくれてありがとう。

    エレン「…ア…アニ……そんなの……」


    私はまっすぐで……サッカーバカのエレンが大好きです。

    『私の思いを手紙に込めて』

    追伸


    必ず、試合は勝つんだよ。

    おまじないみたいなの入れときました。役に立つと嬉しいな……。

    あと。約束してた卵焼き作れなくてごめんね……。

    エレン「……ア……アニ……。」

    それと、私が好きなサッカー選手は……選手じゃないけど笑

    エレン、エレン・イェーガーだから。

    エド?エィウィル??…とかじゃないよ笑


    アニ・レオンハートより


    ーーーーーーーーーーーーーーーーー
  100. 128 : : 2015/03/15(日) 19:40:55
    アニ……


    アニ……

    おれも好きだ……




    おれもお前のことが大好きだよ。






    ーーーーー

    ーーーー
    ーーー
    ーー




    試合当日


    ライナー「ん?エレンそのミサンガはなんだ?」

    エレン「……勝つ秘訣。」

    ライナー「?へーー。」


    エレン「おしっ!絶対勝つぞ!」

    おおおお!!と円陣を組んで俺たちは試合に望む

    快晴だ

    雲ひとつない空


    ピーーー


    ホイッスルが鳴る

    試合が……はじまった



    ーーーーーーーーーーーーーーーー
    アニへ


    俺こそお前から勇気をもらった。

    ありがとうは……俺もだ。

    母さんの時も……アニが助けてくれた……。



    ミサンガ……サンキューな、アニ。

    これをして試合に出て勝てってことだよな。

    いつまでもウジウジするなってことだよな。


    見てるか?アニ。

    俺は今、お前の作ったミサンガをつけてサッカーの試合に勝つぞ!

    勝つからな!!

    絶対勝ってやるぞ!!


    追伸

    俺も、無口だけど…本当は優しい

    アニ、アニ・レオンハートが大好きだ。


    『俺の思いを手紙に込めて』


    エレン・イェーガーより

    ーーーーーーーーーーーーーーーー
  101. 129 : : 2015/03/15(日) 19:43:30
    執筆終わりました!
    タイトル
    『思いを手紙にこめて』エレアニ

    でした!!悲しい系SSは初めてでしたが…長編でここまで読んでくださりありがとうございます!
    感想など>>1でよろしくお願いします。

    できなかったらまだ、コメ欄あけとくのでここにしてもいいです!
    なるべく>>1にお願いします!!
    宜しくお願い致します。
  102. 130 : : 2015/03/17(火) 10:11:21
    あとがき…といってはなんですが…。

    エレンは鈍感ということで、なかなかアニのことが好きという気持ちに気づかないんですね。。サッカーバカと、、いった感じで…(⌒-⌒; )
    放課後少し気になる子と委員の仕事をやったりとか…そういう雰囲気をなるべく書くようにしました。
    ライナーとかベルトルトは知っていたんです、アニが病気持ちでそこまで長くない…ことを。
    エレンが母の病院のお見舞いに行く時も
    ライナーと会っていけるのですが、、、ライナーとかベルトルトはよくアニが入院してる時その病院に行ったことがあったから場所を知っていた…ということで。。
    タイトルの思いを手紙に込めてはそのままで、アニがエレンを思う気持ちとエレンがアニを思う気持ちを手紙に込めた…。といったかんじです。

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Remon_remon

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