ssnote

x

新規登録する

作品にスターを付けるにはユーザー登録が必要です! 今ならすぐに登録可能!

この作品は執筆を終了しています。

アニ「告白予行練習」ボカロ×進撃の巨人

    • Good
    • 9

loupe をクリックすると、その人の書き込みとそれに関連した書き込みだけが表示されます。

▼一番下へ

表示を元に戻す

  1. 1 : : 2015/02/15(日) 13:44:09
    初SSです(*´ω`*)よろしくお願いします♪
    !注意事項!
    ・口調がおかしいところや誤字あるかも…
    ・ベルアニです。
    ・過去に似たような作品があったからすいません
    ・とにかく暖かく見守ってもらえたら幸いです(^^)
  2. 2 : : 2015/02/16(月) 22:06:40











    アニ「いきなりでごめんね。ずっと前から好きでした。」












    とある日の放課後、私は首を40°くらい傾けてその相手─────ベルトルトを見ていた。
    ベルトルトはたれがちな目を大きく見開いている。こころなしかその頬は赤く染まっている。


    アニ「…………」


    ベルトルト「……………//////」


    アニ「……………」


    言ってしまった…ついに…


    二十秒くらい沈黙が続いた。ベルトルトは頭が真っ白になっているらしくただ私を見つめていた。まあ普通こんなこと言われたらこうなるだろう。
    しかしコレは…


    ベルトルト「…………//////」ジーーー


    アニ「…………………」ジーーーーーーーー


    アニ(……さすがに……気まずい……)


    ベルトルトが何も言わないんじゃ私はどうすることもできない。

    私は気まずさに耐えきれず口からでまかせを言ってしまった…。

    この時こんなことを言わなければ…
    こんな回りくどいことにはならなかったのに…

  3. 8 : : 2015/02/19(木) 19:13:50




    アニ「なーんてね」




    ベルトルト「……………えっ?」


    ベルトルトはまたもやぽかんとしてる。

    今日この顔を何回見たことか。


    アニ「今の告白は嘘。今のは…」


    ベルトルト「今のは…?」






    アニ「告白予行練習だよ。」






    ベルトルト「…コクハクヨコウレンシュウ?」


    …今日の私は本当に何言ってんだろ…

    相変わらずベルトルトはぽかんとしてる。

    そりゃ当然だよね。こんな訳わかんないこと言われたら、普通ぽかんとするだろう。


    それでも私の口はどんどんしゃべる。


    ベルトルト「えーと…ゴメン、つまり…どういうこと??」




    アニ「…私好きな人ができたんだ」




    少しだけ…少しだけど一瞬ベルトルトの顔から表情が消えた。

    でもまたすぐにいつもの優しい顔に戻った。


    ベルトルト「…そっか。おめでとう?でいいのかな?こういう時。」ニコッ


    アニ「あっ…うん…ありがと…」



    見慣れたはずのベルトルトの笑顔が今日だけは違って見えたのは私の自意識過剰なのかな。


    しかし私はなんてことを言ってしまったんだろ。

    ベルトルトにどう説明しよう…

    こうなったら予定変更だ。

    なんとかして言い訳をしなければ。

    こうみえても国語は得意なのでなんとかなるだろう。


    アニ「…それでベルトルトに頼みたいんだけど…私って告白したこともされたこともないじゃん?だからベルトルトに告白を見てもらって、アドバイスとかをもらいたいな…と思って。」


    ベルトルト「…じゃあ僕は告白の練習見ればいいの?」


    アニ「うん…やっぱダメかな…?」


    ベルトルト「ううん。全然!僕で良かったら」ニコ


    ベルトルトはためらいなく微笑みながら私を見ている。

    いつもなら可愛いなぁ~と思うとこだけど、今日はなんだか複雑な感情が混ざる。

    アニ「…そんな顔で見ないでよ…」ボソッ


    ベルトルト「…えっ?」


    アニ「…なんでもないよ。」


    しまった。つい本心を口に出してしまった。

    自分の中にベルトルトが少しは嫉妬してくれるんじゃないか、という期待があった。

    でも今ベルトルトは何のためらいもなく、私の頼みを引き受けてくれた…

    なんだか傷つく。


    アニ「…それで、どうだった?」


    ベルトルト「何が?」


    アニ「さっき一番最初に私が言った告白。」


    ベルトルト「あっ、うん。すごく可愛いかったし、ドキドキしたよ!」


    アニ「………あっそ//////」



    ベルトルト「…あんなに可愛いかったら、本気になっちゃうよ。」ボソッ



    アニ「…えっ?」


    何…今の。

    今度は私がぽかんとさせられる番だった。


    ベルトルト「……アニ?あの大丈夫??」


    アニ「…あっ、ゴメン。…ていうか今の…冗談でしょ…?!」


    ベルトルト「へへへ…うん。さっきの仕返し。」


    アニ「……そうだと思ったよ…」ハア


    やっぱりか。ただの私の自意識過剰か。

    私ってつくづく単純な女だな…


    アニ「…じゃ、今日はラーメンでも食べて帰る?」


    ベルトルト「うん!そういえば僕こないだ新しくできたお店のサービス券もらったよ。」


    アニ「じゃあそこで決定ね。たまには私が奢るよ。」


    アニ(いっつも奢ってもらってるし…)


    ベルトルト「えっ?!いいの?…じゃあお言葉に甘えるね。」


    アニ「うん。」


    こうして私とベルトルトの告白予行練習は始まった。


  4. 19 : : 2015/02/21(土) 17:27:25

    ベルトルト「はぁ…おいしかったね~」ニコニコ


    アニ「…にしてもあんたどんだけ食べんの…?奢る側にもなってほしいよ…」


    ベルトルト「あっ…ゴメンね、アニ>_<」


    ……………可愛い。
    そんな顔で謝られたら許すに決まってるよね。


    アニ「冗談だよ。練習に付き合ってもらうお礼だから。」


    当然練習というのは告白予行練習のこと。


    ベルトルト「あの…それなんだけど…ずっと気になってたんだけど…」


    アニ「何?」


    ベルトルト「あの、アニの好きな人って誰なんだろって…。」



    ……しまった。そのことすっかり忘れてた。

    誰を好きってことにしよう…?


    ベルトルト「……やっぱりエレンとかアルミン…なの?」


    アニ「……何でそうなるの…?」イラッ


    ベルトルト「あっ…ゴメン。いや、アニあんまり男子としゃべらないのに…なんだかんだ言ってエレンとアルミンとはなかいいから…」


    …そんな風にみられてたのか…

    そんなつもりなかったんだけどな…

    それに私の好きな人は目の前にいる。


    アニ「あいつらはそんなんじゃないよ。」


    ベルトルト「…じゃあ…誰…?」


    アニ「………」


    アニ「…まぁ明日か明後日には伝えるよ。」


    ベルトルト「…うん。ゴメンね、急にこんなこと聞いて。」


    アニ「別に。それよりベルトルト」


    ベルトルト「何~?」


    アニ「……応援してね…。私の恋」


    突然何言ってんだ、私は。

    なんかひと昔前のセリフっぽいし。


    ベルトルト「……もちろんだよ。」ニコッ


    …出来るなら応援してほしくない。

    でもこうなったら何が何でもベルトルトを振り向かせてやる。


    アニ「…約束、だからね?!」


    ベルトルト「………うん…。」


    アニ「…じゃ、また明日」


    ベルトルト「うん。じゃ~ね~ヾ(≧∇≦)」


    アニ「じゃね」
  5. 39 : : 2015/02/28(土) 19:26:19


    アニin自分の部屋


    アニ「……はぁ」



    今日はほんとにいろいろあって、疲れた…



    『告白予行練習だよ。』


    …何であんなこと言ってしまったんだろう。

    今でも疑問だ。


    そもそも私は普通に告白しようとしたのに、いつもの照れ隠しであんなこと言ってしまったんだ。


    …本当に私って可愛くない。

    もっと素直になりたいのに…


    アニ「…はぁ」


    今日何十回か目のため息をついた。


    そういえば…



    『本気になっちゃうよ。』



    なんであいつはあんなこと言ったんだろう。

    ほんとにただの冗談だったのかな?


    もし冗談じゃなかったなら………



    アニ「…ったく本気になってよ///」



    思わずつぶやいた。

    そこで時刻が12時近くだということに気づいた。


    アニ「やべっ。寝よ」


    いろいろ考えてたって始まらない。

    とりあえず寝よう。寝るが勝ちだ。

    それに…

    明日も告白予行練習はある…



    5分後ぐらいに私の意識はなくなった
  6. 40 : : 2015/03/01(日) 20:41:38

    それから週に数回告白予行練習が行われた。


    主に二人の予定がない日の放課後にだ。

    ベルトルトは飽きずにつきあってくれる。

    予行練習のあとは必ず二人でラーメン屋に行く決まりになっていた。

    そんな感じでゆるく日々はすぎてった。
  7. 41 : : 2015/03/02(月) 16:56:31

    二週間くらい過ぎた頃、私はそろそろヤバいなぁ…と思ってきた。


    そろそろほんとの告白をしなければ…!


    いつもそう思うけども、なかなか実行できない

    ベルトルトを前にするとうまく口が回らない…


    さて…どうするものか…
  8. 44 : : 2015/03/05(木) 15:24:51

    そんなある日の朝、私はいつものようにニュース番組を見ていた。

    私のお気に入りの『おは朝』というニュース番組。


    この占いがめっちゃめっちゃよく当たる。


    今日も逃さずしっかりみている。

    テレビの中では2位から11位の発表終わった。

    あきらかに怪しい眼鏡の占い師『黄緑間』がテレビの中で喋る。


    黄緑間『それでは発表するのだよ。今日の運勢第一位は……………』



    黄緑間『牡牛座なのだよ!!』



    …おっすごい私じゃん!

    結構久しぶりの一位に少し興奮する。


    さらに『黄緑間』が続ける。


    黄緑間『ちなみに牡牛座は今日恋愛運が最高なのだよ。今日を逃すとあと、こんなにいい恋愛運は8年はめぐってこないのだよ。告白するなら今日ないのだよ!!!!』


    八年て…


    今日は牡牛座のカップルが沢山誕生しそうだ。


    しかし……


    『告白するなら今日』……か。


    あれからずっとベルトルトに告白できてない。

    さすがのベルトルトもそろそろ疑い始めるかもしれない。


    ………………………


    ……今日しかない!


    我ながら占いひとつで決めるなんて…と思ったけど、それくらいおは朝は当たる。

    私は今日ベルトルトに告白することにした。
  9. 45 : : 2015/03/05(木) 16:13:44
    『黄緑間』は黒バス知ってる人しか分かんないと思います。
    知らない人すいません(_ _)
  10. 50 : : 2015/03/08(日) 17:38:53
    決まったからには準備が必要だ。

    告白するからには、やっぱ化粧とかしたほうがいいのだろうか……?


    アニ(………今日くらいは女の子らしくしていいよね…?)


    でも……

    私は生まれてから一度も化粧とかしたことない。

    あるとしても七五三くらいだ。


    アニ(…………こうなったらプロに頼むしかない…!!!!)


    私は携帯を取り出した。

    現在時刻は7時。学校が始まるまであと二時間くらい。

    それまでにいろいろ準備をせねば!

    携帯で電話をかける。コールが五回なってようやく相手が出た。


    ???『……もしもし?』


    アニ「もしもし、ミーナ?おはよ」


    ミーナ『おはよー。ってこんな朝早くどうしたの?』


    アニ「10分後に学校来て。そこで説明するから」


    ミーナ『えっ?ええっ??』


    アニ「じゃっ」


    ミーナ『えっ??ちょっ、ちょっとアニ?!』


    プツッ

    無理やり電話を切った。

    かなり強引でミーナに申し訳なかったけど、まぁ仕方ない。


    私は十秒で制服に着替え、家をあとにした。

  11. 56 : : 2015/03/10(火) 16:21:17


    ー学校ー


    アニ「おはよ」

    時刻は7時8分。ちょっと早く着いたかと思ってたくらいなのに、ミーナはもう来ていた。


    ミーナ「アニ~おっはよー♪それで?どうして急に呼び出したの?」


    アニ「……うん。実はミーナに化粧教えて欲しいんだよね。メイクとか。」


    ミーナは随分驚いたみたいで急に立ち上がった。


    ミーナ「えっ!!!!アニ……それって…?!」


    アニ「…うん。今日告白することにした。」


    ミーナは私がベルトルトのことが好きだと知ってるただ1人の人物だ。

    何度も相談にのってもらってるし、のったりもしている。


    ミーナ「そっかぁ~!ついに!!ちなみになんで今日告白しようと思ったの?」


    アニ「もちろん、おは朝の占いが一位だったから。」


    ミーナ「えっ…!?それだけで?!」


    ミーナはびっくりした顔でこっちを見ている。

    私なんか変なこと言った?


    アニ「ミーナ!!おは朝をなめちゃいけないよ!黄緑間パワーは半端ないから。」


    ミーナ「……あっうん。そっか。」


    信用してないな、ミーナのやつ…。

    なんか呆れてるし。


    まあいい。今はとにかく告白のことだ。


    アニ「それで…化粧とかお願いしてもいい?」


    ミーナ「もっちろん!…いや~アニも女の子になったねぇ~」


    なんだそれ。

    それに私はもともと女だ。


    ミーナ「それじゃあ髪からいくね!アニをスッゴく可愛くしちゃうよ~!まあアニはもともと可愛いけどね♪」


    アニ「……………」


    アニ「…私は……可愛くないよ。」



    アニ「いつもふてくされて、素直じゃなくて……可愛いからほど遠い女だよ。」


    ミーナ「………」


    アニ「ベルトルトだってこんな女に付き合わされてほんとは迷惑かもしれない…。もしつき合えたとしても私なんてベルトルトにつりあわないし…」


    そうだ。私が好きな人がいると言った時もベルトルトは少しも嫉妬とか動揺してなかった。


    そう言うとミーナは少し怒ったような顔をした。


    ミーナ「アニっ!」バンッ



    アニ「?!」ビクッ


    ミーナは急に机を叩いた。

    びっくりした……。


    ミーナ「そんなことないよ!アニはすごく可愛いよ!」


    ミーナ「いつも一生懸命で、冷たいフリしてるけど実はすごく優しいし!」


    ミーナ「自分のことそんな風に言っちゃダメだよ!」


    少し、いやかなり驚いた。

    ミーナがこんな風に話すところを初めて見た。


    アニ「………でも…」


    ミーナ「でもじゃないっ!だって………」


    ミーナ「アニがベルトルトのことが好きな気持ちは誰にも負けないでしょ?」


    ………そうだった、


    予行練習とかいろいろあって一番大切なことを忘れてた。

    釣り合う釣り合わないの問題じゃない。

    本当に大切なのは私がベルトルトのことが好きだってこと。

    ただそれを伝えるだけだ。


    アニ「………ありがとミーナ。自信ついたし、やる気出た。」


    ミーナ「…へへっ。どういたしまして!」


    待ってろベルトルト!

    絶対振り向かせてやるから。


    ミーナ「それにね、恋する乙女はみんな可愛いんだよ♡」


    アニ「…はいはい////ミーナもマルコに早く言うんだよ。」


    ミーナ「えっ///まぁそれはまた今度!!じゃあ時間もないしそろそろ始めるよ!」


    アニ「うん。よろしく。」


    時刻は午前7時半。

    告白本番まであと、8時間。
  12. 58 : : 2015/03/15(日) 14:41:40
    ログインしました!
    よろしくお願いします!!
  13. 60 : : 2015/03/19(木) 18:35:10

    アニ「……ふあ…」


    おもわずあくびが出た。

    今は授業の真っ最中だというのに。


    今教卓の上ではハンジ先生が、大昔に存在した『巨人』?とやらについて熱弁している。

    ハンジ先生の表情をみる限り、どうやら自分の世界に入ってるみたいだ。


    アニ(眠い…)


    暖かい春風が私を眠りへと誘う。

    そういや昨日も寝たの12時過ぎだったっけ…


    ちなみに今私の頭はミーナ作の編み込み?とやらで盛られている。


    私から言わせれば編み込みも三つ編みも同じように見えるんだけど…


    私はハンジ先生の熱弁を聞き流しながら、隣の席をちら見した。


    隣ではベルトルトがハンジ先生の話を一生懸命理解しようとしている。

    ハンジ先生の話についてける人なんてこの世にいるのか…?


    そんなベルトルトに私はノートの切れ端で作った手紙を投げた。
  14. 61 : : 2015/04/14(火) 16:29:30


    『今日で告白予行練習は最後だから、今日も練習付き合って。
    時間と場所はいつもどおりで。』


    相変わらずそっけなくて、女子っぽくない。


    でも、直すつもりはない。

    ミーナの励ましのおかげで、なんだか自信と安心感が出てきた。


    今日こそ、本当の気持ちを本当の言葉で言うんだ…

    勝負は今日の放課後。
  15. 62 : : 2015/04/14(火) 18:05:01

    今学期の授業がほとんど終わった。


    もうすぐ夏休みで、それを感じさせるように蝉が鳴いている。

    アニ(夏休みか…今日の告白の結果によって天国と地獄にかわるな…)


    そんなことを考えて、憂鬱になってると、突然声をかけられた。


    ベルトルト「アニ、」


    アニ「?!」ビクッ


    ベルトルト「ごっ、ごめんね?驚かせちゃって…」アセアセ


    アニ「………別に驚いてないよ…」


    ベルトルト「そっか…あのっ…でもごめんね?」


    アニ「別に…いいよ。」


    そんな可愛い顔で謝られたら許すに決まってる。

    って前もこんなこと思った気がする…。


    ってそれよりも…


    アニ「悪いね。練習付き合わせちゃって…」


    今は午後3時。

    約束の時間よりもベルトルトは30分もはやく来た。


    アニ「それにしても早いね…」


    ベルトルト「へへへ…はやくアニに会いたくて」


    …そんなことを天然で言うベルトルトはズルい


    アニ「えっと///…とりあえずはじるよ」コホン



    それからしばらくいつもどおり練習した。

    本当にいつもどおり。

    いつもどおり過ぎてなんだか言い出しにくくなった。
  16. 63 : : 2015/04/16(木) 19:06:21
    アニ「…とりあえず練習は終わり。」


    ベルトルト「うん!…それで…今日が最後ってことは…」


    アニ「…うん。本当の告白をする。」


    ベルトルト「………」


    ベルトルト「……そっか」



    そのとき、一瞬だけベルトルトの顔が前見たときのように少し悲しげに見えた。



    アニ「今まで練習付き合ってくれてありがとね。」


    ベルトルト「ううん!意外と楽しかったよ。」


    アニ「……そ。」


    私はだいぶ恥ずかしかったけど。



    ベルトルト「…それじゃあ僕は帰るね。」


    アニ「うん。ありがと」


    ベルトルト「……………」


    ベルトルト「アニ、本当の告白応援してるからね!……頑張れ。」



    アニ「……っ」


    アニ「…うん。ありがと」



    ベルトルト「じゃあ、また明日ね」



    そういってベルトルトは教室から出ようとしている。


    …待って………


    今言わないと……!



    今……─────



















    アニ「ベルトルト!待って!」
















  17. 72 : : 2015/04/17(金) 18:45:23


    ベルトルト「………えっ?」



    私が突然大声を出したせいか、ベルトルトは呆気にとられている。


    それに、私が大声で叫ぶことなんてめったにない。



    ベルトルト「アニ?どうしたの?」



    アニ「……………嘘」


    ベルトルト「……えっ?」



    アニ「…今までの……告白予行練習全部嘘。」


    ベルトルト「………!」


    アニ「こんな回りくどいことして…私が本当に言いたかったことはね…」



    アニ「嘘つきでゴメンね…」

















  18. 73 : : 2015/04/17(金) 18:46:07
           










































    アニ「ずっと前から好きでした。」
  19. 76 : : 2015/04/19(日) 15:37:19









































  20. 77 : : 2015/04/19(日) 15:46:55



    ついに言った。


    声震えてて、すごい早口だったけど、あの時言えなかった一番言いたかったことは言えた。



    大好きを伝えられた。



    そんな私を見て、ベルトルトは…───









  21. 78 : : 2015/04/20(月) 08:02:01































    ベルトルト「こちらこそ」ニコッ




    アニ(………………………)



    しばらく、それが現実か認識できなかった。


    こんな言い方するとすごく大袈裟みたいだけど、本当にそんな気持ち。





    アニ(……もう…ほんと、これ以上好きにさせないでよ…////)


    そんな私の顔はどうしようもないほどの笑顔だった。
  22. 79 : : 2015/04/20(月) 08:03:44








































  23. 87 : : 2015/04/22(水) 19:22:56




    ベルトルト「アニ、」


    アニ「…えっ?!あっ…///なに?」




    ここは、私が初めて告白予行練習をしたところ。



    ベルトルト「…ふははっ」


    アニ「…なに…笑ってんの?」


    ベルトルト「なんかアニの動きがカッチカチだったから…ははっ」


    アニ「っ///」



    そのとおりだった。

    なんだか改めてベルトルトを見ると緊張してしまう。


    ベルトルト「…そんなに身構えなくていいよ」ニコッ



    ベルトルト「…それに……」


    アニ「?」



    ベルトルト「アニが好きな人できたって最初の予行練習で言ってたでしょ?」


    アニ「うん…。でもあれは嘘で…」


    ベルトルト「うん。でもそのとき僕すごいショックでね、無理やり応援してるって言ったけど、内心すごく嫉妬?してたんだ。」



    …そうだったんだ……

    私が必死で悩んでるときベルトルトも同じ様なことで悩んでたんだ…


    そう思うと笑えてきた。


    アニ「…ふははっ」


    アニ「そう思うと随分私達回りくどいことしてたんだね…」フフッ


    ベルトルト「うん!」



    アニ「……でもやっと気持ち伝えられた。」



    アニ「今私はすごく幸せ。」




    ……なにこれ。

    すごく恥ずかしいし、私っぽくない。




    アニ「…今のは忘れて……///」


    こんなの恥ずかし過ぎる。

    いつもの私じゃない。


    ベルトルト「ううん。忘れない。」




    ベルトルト「…僕もアニ大好きだから////」




    ベルトルト「………やっぱりものすごくこれ恥ずかしいね…////」



    ………////

    もう死んでも悔いはない。


    …でも、もう恋人なんだ……



    アニ「……ベルトルト」


    ベルトルト「どうしたの?」


    アニ「…手、かして。」


    ベルトルト「いいよ?」スッ


    アニ「………手、つないでいい?」


    ベルトルト「////!うん!」


    アニ「……///」






    その日は私にとって絶対忘れられない1日となった。



    このドキドキと高鳴っている胸の音をベルトルト─────


    君に聞こえてほしくて。
  24. 88 : : 2015/04/22(水) 19:24:20
    ライナー「………………」


    ライナー「リア充め……」グスッ


    ミーナ「ドンマイ」







  25. 89 : : 2015/04/22(水) 19:30:39



    これにて告白予行練習×進撃の巨人は完結です。


    最後まで見てくださった方、本当にありがとうございました!

    また、コメントやスターをくださった方本当に本当に感謝です!


    ちなみに>>88はネタ?ですw


    なお、コメントは見やすいように非表示にさせていただきます。

    コメント本当にありがとうございました!
  26. 90 : : 2015/04/22(水) 20:33:24
    凄くドキドキしました!惚夏先輩文章上手すぎて凄いですっ!執筆お疲れ様です!>>88がおもわずニヤけてしまったw
    こんなに素晴らしい作品をありがとうございますっ!
  27. 91 : : 2015/04/22(水) 20:37:48
    >>90
    ありがとうございます!!!!!
    そんなこと言っていただけるなんて……
    もう感激過ぎて涙が……。+゚(*ノ∀`)
    本当にこんな駄作を最後まで見ていただき、ありがとうございました!
  28. 92 : : 2015/04/22(水) 20:57:08
    惚夏先輩!全然駄作じゃないですよ~!むしろ神作品ですっ!
  29. 93 : : 2015/04/22(水) 20:59:03
    >>92
    ありがとう!
    もう本当にそんなこと言われると嬉しくて泣いちゃうから…。+゚(*ノ∀`)
  30. 94 : : 2015/04/24(金) 07:25:48
    すっっごい良かったです!!いきなりでごめんね。のとこから言うのか!?いつ言うんだ!と思ってドキドキしてましたぁ~すごい上手ですね♪
    執筆お疲れ様でした。
  31. 95 : : 2015/04/24(金) 08:10:49
    >>94
    最後まで見てくれてありがとうございます♪
    告白するタイミングがうまくつかめず大変でした…
    本当に最後まで読んでいただき、ありがとうございます♪
  32. 96 : : 2015/12/12(土) 13:57:27
    ん?ボカロ?あ、お疲れ様!
  33. 97 : : 2015/12/12(土) 13:59:53
    >>96
    ありがとうございます!
    最後まで読んでくださってありがとうございました(^ ^)
  34. 98 : : 2015/12/22(火) 21:02:07
    乙です
    いい話だね
    良かった。
  35. 99 : : 2016/01/11(月) 18:05:33
    >>98
    最後まで読んでいただいた上に、褒め言葉までいただいて…ありがとうございます(^ ^)
  36. 100 : : 2020/10/06(火) 13:19:33
    高身長イケメン偏差値70代の生まれた時からnote民とは格が違って、黒帯で力も強くて身体能力も高いが、noteに個人情報を公開して引退まで追い込まれたラーメンマンの冒険
    http://www.ssnote.net/archives/80410

    恋中騒動 提督 みかぱん 絶賛恋仲 神威団
    http://www.ssnote.net/archives/86931

    害悪ユーザーカグラ
    http://www.ssnote.net/archives/78041

    害悪ユーザースルメ わたあめ
    http://www.ssnote.net/archives/78042

    害悪ユーザーエルドカエサル (カエサル)
    http://www.ssnote.net/archives/80906

    害悪ユーザー提督、にゃる、墓場
    http://www.ssnote.net/archives/81672

    害悪ユーザー墓場、提督の別アカ
    http://www.ssnote.net/archives/81774

    害悪ユーザー筋力
    http://www.ssnote.net/archives/84057

    害悪ユーザースルメ、カグラ、提督謝罪
    http://www.ssnote.net/archives/85091

    害悪ユーザー空山
    http://www.ssnote.net/archives/81038

    【キャロル様教団】
    http://www.ssnote.net/archives/86972

    何故、登録ユーザーは自演をするのだろうか??
    コソコソ隠れて見てるのも知ってるぞ?
    http://www.ssnote.net/archives/86986
  37. 101 : : 2020/10/23(金) 17:31:27
    ⚠️謝罪・反省・引退宣言⚠️

    ⚠️害悪ユーザーアンチを煽る登録ユーザー⚠️

    ⚠️prototype(@prototype)⚠️
    http://www.ssnote.net/users/prototype

    ⚠️発端のグループ⚠️

    http://www.ssnote.net/groups/2432

    71 : prototype : 2020/10/23(金) 16:30:36 このユーザーのレスのみ表示する
    気をつける
    なんかだいぶ他のとこにも流れてるっぽいから手遅れだと思うが申し訳ない
    取り敢えず此処には来ない様にするわ
    迷惑かけた

    75 : prototype : 2020/10/23(金) 16:32:53 このユーザーのレスのみ表示する
    いや,このスレは消さずに置いとく
    雑談とかにでも使ってーな
    ssnoteには来ない,またこういう事したら元も子もないしな


    76 : prototype : 2020/10/23(金) 16:33:28 このユーザーのレスのみ表示する
    単純に気になったけど垢消ししたらグループも消えるっけ?


    82 : prototype : 2020/10/23(金) 16:35:49 このユーザーのレスのみ表示する
    おっけ,じゃあ垢だけ消すけど…
    バグで復活するってマジ?こわ
    あーその辺は大丈夫,俺この数年間此処の存在完全に忘れてたし



    83 : prototype : 2020/10/23(金) 16:37:25 このユーザーのレスのみ表示する
    害悪ユーザー時々戻ってくるのやだなw
    まぁまぁ今回の件噛み締めて成長に繋げるわ,有難うな



    84 : prototype : 2020/10/23(金) 16:39:38 このユーザーのレスのみ表示する
    ホント今回お騒がせしました!

▲一番上へ

名前
#

名前は最大20文字までで、記号は([]_+-)が使えます。また、トリップを使用することができます。詳しくはガイドをご確認ください。
トリップを付けておくと、あなたの書き込みのみ表示などのオプションが有効になります。
執筆者の方は、偽防止のためにトリップを付けておくことを強くおすすめします。

本文

2000文字以内で投稿できます。

0

投稿時に確認ウィンドウを表示する

著者情報
bertoltandkise

사치코

@bertoltandkise

「進撃の巨人」カテゴリの人気記事
「進撃の巨人」カテゴリの最新記事
「進撃の巨人」SSの交流広場
進撃の巨人 交流広場