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エレン「さあ、今日から中学生だ」

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  1. 1 : : 2015/01/21(水) 21:26:28
    エレン「あぁ.......」

    起きた瞬間に悟った。

    エレン「遅刻じゃねえか!」

    桜の舞う4月。俺の華々しい中学校生活は、予定よりも30分遅れて幕を開けるのであった。
  2. 2 : : 2015/01/21(水) 21:32:22
    初のシリーズものです。精一杯頑張りますので宜しくお願いいたします。

     尚、まことに勝手ながら読みやすくなるように、コメント非表示にさせていただいております。ご了承いただけますよう、宜しくお願い申し上げます。

    http://www.ssnote.net/groups/1182/archives/1

    お手数ですが、感想はこちらにお願いいたします。
  3. 3 : : 2015/01/21(水) 22:19:56
    よう、俺はエレン。今日から私立進撃学園中学校に入学する、まあ、一応ピッカピカの一年生だ。

    だが、そんな大事な始業式の日に、俺はなんと30分もの大遅刻をかましてしまったのだ。

    もともと新しい学校が楽しみで始業のチャイムが鳴る30分前にはつくように起きる予定にしていたのだが、それにしてもギリギリだ。

    エレン「あぁ!!頼む!間に合ってくれーーーーーー!!」

    何が悲しくて始業式に焼いただけのトーストをかじりながら全力疾走しなければならないのか。

    ああ、やっと学校が見えてきた。この分だとなんとか間に合いそうだ。と思ったその瞬間、目の前にいきなり金色の髪をした少女が現れる。

       ドッッシーーーーーーーーン!!!!!


    ..............などと絵に描いたような少女マンガ的展開があるわけもなく、エレンはヒョイとその少女をよける。

    時間も押しているので、エレンはそのまま走り去ろうとしたが、少女の姿を見たとき、同じ制服であることに気づく。さらに、リボンの色も一年生のしるしである赤色であることに気がついた。

    もちろんエレンのネクタイも同じ赤色である。

    気になって声をかけてみた。

    エレン「よう!お前も進撃学園に入学すんのか?」

    少女は声をかけられたことに驚いたのか軽く目を見開いたが、すぐにキッと鋭い目つきで睨んでくる。

    エレン「な、なんだよ。...あ、そっか!自己紹介がまだだったな。俺はエレン。エレン・イェーガーだ。...お前は?」

    少女はあきれた顔でエレンのことを見つめていたが、やがて短く

    「アニ・レオンハート」

    とだけ答えた。

    エレン「おう、アニか!よろしくな!」キラキラ

    アニ「(なに?こいつ。普通初対面の女子にこんなにも砕けて話す?普通。しかも満面の笑みだし...)」ハァ

    エレン「無口なんだな...。ってか、おい!急がねーと遅刻すんぞ!なんで優雅に歩いて登校してんだよ!」

    アニ「私の勝手でしょ?あんたにはかんけーないね。」

    おぉ..なんだかあたりのきついお嬢様だな..........ん?

    エレン「あっそ」ヒョイ

    アニ「あ、ちょっと!なにすんのさ?!かばん返せ!」

    エレン「いやいや、見栄は張らないほうが身のためだぞ?...足、あきらか怪我してんじゃねーか」

    アニ「っ!....................わかったよ。好きにすれば」

    エレン「おう。そうさせてもらうわ」

    アニ「...............ありがと」ボソ

    エレン「ん?なんか言ったか?」

    アニ「なんでもないっ!!!」

    エレン「お、おぅ...。」

    この後、10分ほど遅れながらそろって教室に入っていった二人がクラスの連中から散々いじられたのは言うまでもない
  4. 4 : : 2015/01/21(水) 23:18:33
    幸いにもまだ担任は教室に来ていなかった。

    エレン「ラッキーだったな!」

    アニ「どこがラッキーなのさ?!散々恥かいたじゃないか!」

    エレン「まあまあ」

    アルミン「エレン!遅かったじゃないか!約束の時間ぐらい守ってよ!大方ねぼうだろ?」

    エレン「ア、アハハ」

    アルミン「もうっ!...それで?この人は誰?」

    エレン「アニってんだ。めちゃくちゃ無口だぞ。」

    アニ「勝手に人のプロフィールを改ざんしないでくれる?
       私はアニ・レオンハート。あんたは?」

    アルミン「僕はアルミン・アルレルトです。よろしくね?」

    アニ「あぁ。」

    ミカサ「エレン、遅刻はダメ。」ゴゴゴゴ

    エレン「わ、悪い。ミカサ!」アセアセ

    アニ「あれ?ミカサ?あのミカサ・アッカーマンよね?同じ幼稚園だった。」

    ミカサ「うん。私もクラス表を見たときに驚いた。元気にしてた?本当に久しぶり!うれしい!」ムギュー

    アニ「ちょ、抱きつかないでよ、はずかしいじゃない。」

    ミカサ「ふふふ、顔真っ赤。やっぱりアニはかわいい。」

    ソ、ソンナコトナイシ!エーー?アルヨー キャッキャッ

    エレン「あの、ミカサ?知り合い、なのか?」

    ミカサ「ええ、保育園のときの。私が今の家に引っ越す前に住んでた家とアニの家がとても近かった、のでよく遊んでいた。」

    エレン「そうだったのか」

    ミカサも親友との6年ぶりの再会を果たし、うれしそうだった。
  5. 5 : : 2015/01/21(水) 23:48:02
    しばらくすると担任が来て、全校集会に連れて行かれた。なんでもその担任の名前はキースというらしく、野球部の顧問をしているらしい。

    第一印象ははっきり言って「怖そうなハゲのおっさん」だった

    全校集会では、校長先生が長々とクソつまらん話をたっぷり30分は聞かされた。

    ダリス「えー、それでは新学期の話はこのくらいにして、次は新入生歓迎球技大会について説明しようと思う。」

    簡単に説明すると、新入生歓迎球技大会は明日から2日に渡って行われ、1日目は野球(男子)、バスケ(男女)、バレー(女子)で2日目はサッカー(男子)、テニス(女子代表者)、ドッジボール(全員参加)となっている

    教室に帰ると、まず代議員を決め、そのあとに代議員を中心として球技大会の参加種目を決めていった。

    ライナー「えー、このたび代議員をやらしてもらうことになったライナー・ブラウンだ。困ったことがあった時には俺に相談してくれ。」

    まさに兄貴といったようなやつだ。

    結果としては俺は野球に出ることになった。まあ、もともと野球部に入るつもりだったのでよしとする。

    エレン「アルミン、お前ってさ、バスケに出んの?」ヒヤアセ

    アルミン「あぁ、もちろんだよ!」

    エレン「......手加減してやれよ?」

    アルミン「わかってるって」

    そう、このアルミンという男、俺の親友で、普段はとてもやさしくて仲間思いのいいやつなのだが、、、バスケをすると人が変わる。...とても怖いのだ。
  6. 6 : : 2015/01/22(木) 00:00:59
    ライナー「よう、えっと、、エレンだっけか。お前も野球なんだな。俺もなんだ。よろしく頼むよ。野球は小学校からやっていて、ポジションはキャッチャーだ!」

    エレン「おれも小学校からやっていて、一応エースだったんだ。」

    ライナー「そうなのか?!よかった!投手だけが見つかってなかったんだよ。ちなみになんていうチームなんだ?」

    エレン「紅蓮ファイターズだ」

    ライナー「え?あの強豪のか?!すげーな!!」

    エレン「知ってるのか。地区がちがうのに。トロスト区だろ?」

    ライナー「ああ、そうだ。何で知ってんだ?」

    エレン「そりゃあ、進撃ジャイアンツのライナー・ブラウンは名物キャプテンだし。」

    ライナー「そ、そうなのか?!」

    エレン「ああ」

    ライナー「なんか恥ずかしいな...まぁ、とにかく優勝目指して頑張ろうぜ!」

    エレン「おう!」
  7. 7 : : 2015/01/22(木) 00:34:45
    1日目

    エレンたちは2年生相手になんと最終回の時点で3-2と勝っていた。しかしながらノーアウト、ランナー一塁で、4番の野球部の人の打順だった。

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    -

    応援席にて

    アニ「へぇ、以外にやるんじゃん。」

    ミカサ「エレンは野球が上手。運動神経ももちろんいいけれど、ずっと努力してきた。」

    アニ「そうなんだ。.........なんだか以外だよ」

    ミカサ「なにが?」

    アニ「初めて会ったときは変なやつとしかおもわなかったけど」

    ミカサ「でもやさしかったでしょう?」

    アニ「まあ、ね。おかげで今日のバレーも出れそうだし。」

    ミカサ「ふふふ」

    アニ「...変な目でみないでよ。」

    ミカサ「ごめんごめん。あっ!!打たれた!」

    アニ「ノーアウトランナー一塁か。最終回で一点差だからね、大丈夫かな?」

    ミカサ「大丈夫、みていて」

    アニ「?わかった」

    アニは野球を見ているとなぜかエレンに自分の視線が向くことに気がついた

    アニ「(ピ、ピッチャーだもんね。仕方が...ない、はず)」

    ミカサ「ほら、アニみて、エレン」

    アニ「?!」

    不意にエレンのまとっているオーラが変わったように思えた。
    するとどうだろう。エレンの球のスピードは5キロは速くなり、変化球も切れだしたではないか。

    アニ「ミカサ!あれはなんなの?!」

    ミカサ「エレンが極度の集中状態を続けるとああなる。」

    なにそれ、と小さくつぶやく。聞いたこともない。そんな話。
    でも目の前には実際にほぼ覚醒状態のエレンが瞳孔をぎらつかせてたっていた。

    アニ「(あんな顔をするんだ)」

    不意に早くなる鼓動に無視を決め込んでアニは応援を続けることにした。

  8. 8 : : 2015/01/22(木) 21:27:38
      はぁ、はぁ...

    エレン「(やっぱりきついな...)」

    さすがは2年生、といったところか。

    ノーアウトランナー一塁での四番。野球部でもレギュラーの人らしい。

    エレン「負けたくないな」

    所詮は学校のイベントである。しかし、自分でも驚くほどに勝ちに執着していたのだ

    そう

    エレンはただ「勝利」の二文字が欲しかった
  9. 9 : : 2015/01/22(木) 22:06:14
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    -

    ライナー「おう!エレン!なんとか勝てたな!!」

    エレン「おう!」

    ライナー「それにしてもよ、エレン。お前の最終回の投球...あれは鳥肌がたったぞ」

    エレン「そんなたいしたことはねーよ」

    ライナー「いやいや、125キロは出てたぞ。まだ手が痛てえ」

    エレン「はは...(正直あんまり覚えてねーんだよな。疲れてたし、今もなんだかねみぃし...)」

    ライナー「おっ!アニとミカサだ!おーーい!!こっちだ!!」

    アニ「いちいち大きな声で呼ばなくたって気がついてるよ。ゴリラは目立つからね」

    ライナー「うおっと?!...おい、アニ?一応聞いておくが..」

    アニ「もちろんあんただよ」ビシッ

    ライナー「」シクシク

    ミカサ「アニ、いくら幼馴染だからって、そこまで言ってはかわいそう。人間は自分が気にしていることを指摘されると傷つく。たとえ本当だとしても言ってはだめ。」

    ライナー「いや、悩んでねえし?!何勝手に他人の脳内を改ざんしてんだよ!!しかも、、ねぇ?!本当って何?!俺ってそこまでゴリラ?!」

    ライナー「はぁ、はぁ、」

    エレン「見事なノリツッコミだな」

    ライナー「おめぇまでいいんだよ!!っつか、お前ら観てたんだな。気がつかなかったぞ」

    エレン「ほんとだなー」ハハ

    アニ「はぁ?せっかく応援してやっていたのに、気づいてなかったのかい?...ったく!こんな美少女二人が応援してやっていたってのに」

    ミカサ「心外」

    エレン「す、すまねぇ...」

    ライナー「面目ない」

    アニ「わかったならよし。...ほら、バスケが始まっちゃうよ。」

    ミカサ「えぇ、クラスのみんなはもう行った。私達も急ぐべき」

    エレン「おぉ、そうだな!アルミンの活躍を見なければ!おい!ライナー、体育館まで競争だ!!」

    ライナー「おい、エレン!待てよ!フライングだ!!」

    ミカサ「ふふ...アニ、私達も行こう」

    アニ「ああ...(エレン、普通だったな。さっきのは考えすぎかな?)」

    ミカサ「アニ、どうかした?」

    アニ「いや、なんでもないよ」

    ミカサ「そう、なら行こう。始まってしまう」

    アニ「あぁ、そうだね」
  10. 10 : : 2015/01/22(木) 22:30:07
    ピピーー!!

    試合開始を告げるホイッスルが体育館に鳴り響く。まぁ、ベルトルトなら間違いなくジャンプボールは取るだろう。

    アルミン「1本!落ち着いていこう」

    そう、意外かもしれないが、僕はバスケがそれなりにできる。小学校のときには地域のチームでPG(ポイントガード)でスタメンを張っていた。え?ポイントガード?まぁ、司令塔みたいなものと思ってくれればいい。

    そんなことはまぁ、いい。試合が始まった。相手は3年生.......................................はぁぁ?!

    ちょっと待ておかしいだろう!相手の方々明らか体格が僕らと違うよ?!

    ....少しふざけすぎたね。まあ、でも、手加減をしなくていいからいっか
  11. 11 : : 2015/01/22(木) 23:11:29
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    -

    エレン「あーー!始まっちまってる!!おい、急げよライナー!」

    ライナー「ちょっと待てよ!お前なんでそんなに体力残ってんだよ!!」

    やっとのおもいでエレンに追いついた俺はな?信じられない光景を目にしたんだよ。

    ライナー「ウソだろ...一年生が三年生にボロ勝ちだと?」

    エレン「いやー、やっぱりアルミンはすごいなー」

    ミカサ「ええ、さすがね」

    ライナー「うおっ!びっくりしたー。いつの間に?」

    アニ「あんたらが私達をほっていったんだろうが」

    ミカサ「ひどい、エレン」ゴゴゴゴ

    エレン「す、すみませんでした」

    アニ「ところでうちのクラスはどうなってるの?」

    ライナー「それがな、アニ。信じられんことに3年生相手に第二クォーターの時点で45-27と圧勝しているんだ。

    アニ「へぇ、すごいじゃん。アルミンだっけ?」

    ミカサ「そう、アルミンは頭がいい、ので司令塔に向いている。もちろんバスケ自体もすごく上手」

    エレン「おっ!第二クォーターが終わったか、試合は第二クォーターで終わりだよな。」

    ライナー「ああ、時間短縮だ」

    試合後の挨拶を済ませたあと、こちらに気づき近寄ってこようとしたアルミンを3年生が捕まえ、なにかを熱心に語りかけている。それに対しアルミンがなにかをしゃべると3年生は喜んだ様子で戻っていった。

    エレン「大方勧誘だろうな。さすがアルミン!」

    ライナー「見た目とのギャップが...」

    アルミン「おーい!エレン!」

    エレン「お疲れ!すごい活躍だったな!」

    アルミン「えへへ、なんとかなってよかったよ。ところでエレン、君の後ろに立っているその大きな男の人は誰だい?」

    ???「...」

    エレン「うおっ?!あの、どちらさまですか?」

    謎の男の人はしばらくエレンのにおいをかいでいたが、その後、ミケというのだと短く語った

    ミケ「単刀直入に言う。野球部に入ってくれ。イェーガーとブラウン」

    ...おどろいた。まさか自分にも勧誘がくるとは。ライナーと俺が入部するつもりだと伝えると、うなずいてどこかへ行ってしまった。

    ライナー「無口な人だな」

    エレン「あぁ...それにでかいしな。でかいといえば、ライナーの横に立ってるそいつは誰だ?」

    ライナー「うおっ!?ベルトルト!でかすぎて気がつかなかったぞ(笑)」

    ベルトルト「うそつけよ!!なんだよ(笑)って!」

    アルミン「ベルトルトだよ。同じクラスだよ?」

    エレン「そうなのか。よろしくな、ベルトルト!」

    ベルトルト「ああ、よろしく」

    ミカサ「さあ、もうお昼だから教室に戻ってお弁当にしよう」

    エレン「あぁ、そうだな」

    ミカサの一言でエレンたちは教室へと戻っていくのだった
  12. 12 : : 2015/01/24(土) 01:22:51
    ~教室~

    ライナー「あ~、腹減ったなー」

    エレン「おう!めちゃくちゃ食うぜ!アルミンもしっかりと食えよ!」

    アルミン「わ、わかってるから無理やりおにぎりを口に押し込まないでよ!!」

    ???「あ、見つけた!」

    アニ「ん?」

    ???「ミカサ、、さん?ですよね?」

    ミカサ「そうだけど、あなたは?」

    ???「あっ!ご、ごめんね、自己紹介がまだだったね」アセアセ

    クリスタ「あの、私、同じクラスのクリスタ・レンズです。クリスタって呼んでね!」

    ミカサ「クリスタ、宜しく。こっちがアニ」

    アニ「どうも」

    ベルトルト「ベルトルトです。宜しく」

    エレン「俺はエレンだ」

    クリスタ「あっ!さっきピッチャーやってた人だね!」

    エレン「おう!観てくれてたのか!サンキューな」

    クリスタ「うん!それで、この人はキャッチャーやってた人だよね?あと代議員!...えっと、ライナー君...だっけ?」

    ライナー「お、おふ(なんだこの天使は)」

    クリスタ「ふふふ、お、おふって。おもしろい人だね!よろしくね!」

    ライナー「あ、あぁ。よろしくな!」

    ミカサ「それで?クリスタ。なにか用があったのでは?」

    クリスタ「あっ!!そうだった!忘れるところだった!...ミカサ、明日のテニスのダブルス、私と組んでくれませんか?」

    ミカサ「えぇ、いいわよ。」

    クリスタ「よかった!ありがとう!!」

    アニ「クリスタ。お弁当まだ食べてないんなら、私達とどう?」

    クリスタ「いいの?あ、友達連れてきてもいい?」

    アニ「ああ。かまわないよ」

    クリスタ「ありがとう!ちょっと待っててね」タタタ

    しばらくすると、クリスタは黒髪の女の子を連れてきた。どうやら小学校のときからの友達らしく、とても仲がよさそうだった。
    名前はユミルというらしく、少々おっさんっぽかった

    ユミル「まあ、その、なんだ。よろしく頼むよ」

    友達が増えたお昼休みだった
  13. 13 : : 2015/01/24(土) 01:34:14
    アニ「さぁ、私は次のバレーだからもう行くよ」

    ミカサ「ええ。アニ、頑張って」

    アニ「ふふ、任せなって」

    エレン「アニ、怪我は大丈夫なのか?」

    アニ「ああ、おかげさまでね。まあ、もともと軽く捻っただけだし、もう腫れも引いたから大丈夫だよ」

    エレン「おお!ならよかったぜ!試合がんばれよ」

    あに「ああ。...じゃ、いってくるよ」

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    ---------------------

    --------------

    --------

    --

    さて、どうしたもんか。足の痛みは今は少しひいてはいるが、まだ完全ではない。他のみんなにも迷惑がかかるし、みんなにも見栄をはって出てきてしまった。

    アニ「まぁ、1セットだけだし、大丈夫だよね!」

    自分に喝をいれ、体育館へとむかう
  14. 14 : : 2015/01/24(土) 01:46:26
    ピピーーーー!

    さあ、始まったな!...お?アニだ。..............ワーオ
    恐ろしいスパイクだな。あんなの取れっこねえよ

    エレン「なんていうか、、さすが!って感じだな」

    ライナー「ああ、あいつは運動神経がいいからな。」

    アルミン「それにしてもあれはすごいね」

    ベルトルト「さすがはアニだね」

    アルミン「そうか、そういえばベルトルトとライナーも同じ小学校だったんだね」

    ライナー「ああ、そうだぞ。...お!またアニか!すごいな」

    エレン「(ん?...なんか右足かばってねーか?あいつ、無理してんだな。)」

    エレン「わりっ!ちょっと便所行ってくるわ」

    アルミン「え?もう終わるのに...行っちゃった」

    エレンは急ぎ足で選手控え室に向かった



  15. 15 : : 2015/01/24(土) 02:08:49
    エレン「アニ!」

    アニ「エ、エレン!!なんでここに?」

    エレン「なんでじゃねえよ!......まだ痛いんだろ?」

    アニ「............」

    エレン「............」

    アニ「......ふぅ、あんたにはバレバレだね」

    エレン「そりゃあな!!だって俺よくアニのこと見てるもん」

    アニ「へっ?!」

    エレン「気がついたら見てるんだよなー。なんでかな?」

    アニ「し、知らないし」カアア

    エレン「あれ?アニ、顔真っ赤だぞ?熱あるんじゃねーのか?」

    アニ「な、ないから!」

    エレン「まあ、とにかく。ほら、医務室行くぞ!ついていってやるから」

    アニ「べ、別に一人でもだいじょ..」ズキッ

    アニ「くっ!!」

    エレン「ほら~、無理するから。...ほら、肩かせ」

    アニ「そ、そこまでしなくても大丈夫だよ!!って、人の話をきけよ!」

    エレン「はいはい。よし行くぞ」

    アニ「全然聞いてないじゃないか!!」

    ぶつぶついいながらもアニはエレンに支えてもらいながら医務室へと歩いていく

    クリスタ「なんか、いい感じのとこに遭遇しちゃったね。」

    ミカサ「エレン、、あれは鈍感にもほどがある」

    ユミル「まったくだ。あれは無自覚なんて生易しいモンじゃねーぞ」

    クリスタ「それにあのアニの顔!!真っ赤でかわいかったね!」

    ミカサ「あれは完全に恋をしている乙女の顔」

    ユミル「これからが楽しみだな」

    このときのアニは後で自分が拷問のような質問攻めにあうとはもちろん、知る由もなかった...
  16. 16 : : 2015/01/25(日) 21:42:42
    エレン「はぁー。今日は疲れたな」

    アニ「ほんとにだよ、まったく...」ゲッソリ

    エレン「ん?なんでそんなにゲッソリしてんだ?」

    アニ「な、なんでだっていいだろ!」

    エレン「?」

    クリスタ「まさかみんなにエレンのことを好きなんじゃないの?って質問攻めにされたなんて言えないよね」ボソッ

    アニ「!!!!???」カァァ

    ミカサ「ふふ、顔が真っ赤。」

    ユミル「こいつら...ドSだな...」

    アルミン「春だねえ」

    ベルトルト「ほんとだね」ハハハ

    ライナー「まあ、もっともエレンは超がつくほどの天然だからな、厳しい戦いになるだろうな」

    アルミン「はは...」

    エレン「(こいつらなに言ってんだ?)」

  17. 17 : : 2015/01/25(日) 22:10:52
    ~エレン宅~

    エレン「ただいまー。母さん、晩飯なに?」

    カルラ「おかえり、エレン。今日はチーズハンバーグよ」

    エレン「いやったー!チーハンだ!!」

    カルラ「ふふ、あ、先に手を洗って来なさい」

    エレン「わかってるよ。...父さんは?」

    カルラ「ううん、今日も夜勤よ。」

    エレン「そっか...」

    カルラ「まあ、仕方ないわよ!病院には患者さんがいるんだもの」

    エレン「ああ、わかってるよ。手、洗ってくる」

    カルラ「ええ」

    ------------------------

    -----------------

    -----------

    -----

    -

    エレン「うめーー!やっぱりチーハンは最高だな!」

    カルラ「ふふ。......あ、そうだ、エレン」

    エレン「ん?」

    カルラ「中学校でも野球をつづけるの?」

    エレン「ああ。当たり前だ!」

    カルラ「そう、なら、はい」つ

    エレン「なに?この袋」

    カルラ「あけてみて」フフ

    エレン「?わかった」ガサゴソ

    エレン「?!これは、、新しいグローブ!!ありがとう、母さん!」

    カルラ「お礼を言うなら、パパによ。真剣に悩んでたのよ」フフフ

    エレン「うん!!言っておくよ!!」
  18. 18 : : 2015/01/26(月) 21:42:09
    ベッド

    エレン「はぁ~、疲れたな...もう寝るか!」

    ブーブーブーブー

    エレン「ん?あぁ、グループでみんな話してんのか。」

    エレン「...寝よ」

    少々面倒くさがりなエレンであった
  19. 19 : : 2015/01/26(月) 21:55:23
    ~アニ宅~

    アニ「ただいま」

    アニ母「お帰りなさい。ご飯できてるわよ」

    アニ「わかった。お父さんは?」

    アニ母「なんか今日は飲み会だって。」

    アニ「ふーん」

    アニ母「さ、ご飯ご飯!」

    アニ「いただきまーす」

    アニ母「早っ!!」

    ~ベッド~

    アニ「はあ~。。ほんとにもう疲れたよ...」

    などと言いつつついついグループチャットで盛り上がってしまうアニなのであった

    アニ「うーん、エレンの分の既読がつかないな、寝ちゃったのかな」

    アニ「......わたしも寝よ」

    アニ「(はぁ、わたしって本当にエレンのこと好きなのかな)」


    私は生まれてこのかた、誰かを好きになったという経験は一度もない。きっとそれはこれからもそうなんだろう。...と思っていた矢先に私の前にあいつが現れたんだ

    アニ「よくわかんないな.......ま、考えてもわからないだろうね」

    アニ「おやすみなさい」

    あまり深く考えるのが苦手なアニなのであった
  20. 20 : : 2015/01/28(水) 21:51:17
    ~翌朝~

    エレン「おー、お前らおはよう」

    ライナー「おっ!エレン、おはよう」

    アルミン「おはよう、みんな」

    ミカサ「おはよう」

    アニ「3人は一緒に来たのかい?」

    エレン「おう、家ちけーし」

    アニ「そうかい」

    ???「おい!エレン!!」

    エレン「ん?」

    ジャン「俺だよ、ジャン・キルシュタインだよ!」

    エレン「ん?あのジャンか?!」

    ジャン「おう、気づくのおせーよ」

    エレン「あれ?お前って転校しなかったっけ?」

    ジャン「まぁ...色々あってな、戻ってきたんだ」

    アルミン「ジャン!!久しぶりだね!何で昨日休んでいたんだい?」

    ジャン「ああ、ちょっと風邪気味でな。」

    アルミン「そうだったんだ!ほら、ミカサも!!」

    ミカサ「ジャン!!本当に久しぶり。元気そうでよかった。背も伸びた。」

    ジャン「ああ!ミカサこそ元気そうで何よりだ!(やっぱり綺麗な黒髪だな)」

    ミカサ「ふふふ。...あ、そうだ、ジャンはやっぱりサッカー?」

    ジャン「あぁ、今から行かなくちゃなんねーんだ。」

    ミカサ「そう...頑張って!!」

    ジャン「ああ!もちろんだ!(その笑顔だけで頑張れるよ)」

    ジャン「じゃあ、俺はもう行くな!」

    エレン「あぁ、がんばれよ」
  21. 21 : : 2015/01/28(水) 22:12:52
    クリスタ「あ、みんなおはよう!」

    エレン「おう、クリスタ、おはよう」

    ライナー「おはよう(女神)」

    アニ「おはよう」

    ユミル「おせーーぞ、クリスタ」

    クリスタ「ごめんね、朝寝坊しちゃった」

    クリスタ「あ、これからみんな何の応援?」

    ライナー「サッカーでな、エレンたちの友達のジャンってやつが出るんだ」

    クリスタ「そうなんだ!じゃあ行こっか」

    一同はグラウンドへと向かっていた

    エレン「ミカサ」

    ミカサ「なに?」

    エレン「ジャン、かっこよくなってたな、背も高くなってるし」ニシシシ

    ミカサ「エレン!おちょくらないで!!」///

    エレン「顔真っ赤」

    ミカサ「うっ...」///

    エレン「まぁ、色々がんばれよ」

    ミカサ「うん...」

    エレン「それはさておきさ、ジャンってあんまりサッカー上手くなかったよな?」

    ミカサ「でも、一生懸命やっていた」

    エレン「わかってるよ」
  22. 22 : : 2015/01/28(水) 22:26:11
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    ---

    あぁ、エレンもでかくなってやがったな。アルミンはあんまり印象かわんねーけど...やっぱりミカサはかわいいな。朝一からテンションマックスだ

    はっきり言おう

    俺はサッカーが苦手だった。

    走るのが特に苦手だった。

    小4で転校してからは、地域の強豪クラブでみっちり鍛えた。
    しんどかった、やめたかった。

    でもな

    ミカサのことを思い出すたびにがんばれたんだよ

    ジャン「見ててくれよ」

    さあ、キックオフだ
  23. 23 : : 2015/02/09(月) 22:20:21
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    ---------

    ---

    エレン「お、おい...うそだろ?」

    ミカサ「」ボーゼン

    はっきり言おう。

    .......やっぱり下手だった

    エレン「さっきのは上手くなってるフラグじゃなかったのかよ」

    アルミン「あ、あはは...」

    ライナー「ま、まあ、それほど悪くもない...んじゃないか?」

    ベルトルト「」

    クリスタ「あんまり言っちゃダメだよ!!」

    ユミル「そーだぞー、お前らの目は節穴か!な?ミカサ」

    ミカサ「うん。今気づいたが」

    エレン「?」

    よくみてみるとジャンは足を引きずっていた。呼吸も乱れていた。

    エレン「あのやろう!!!」

    ミカサ「おそらくまだ体調が完全ではないのに出た」ダッ

    エレン「あっ!!待てよ、ミカサ!!」

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keikei0910

クロスケ

@keikei0910

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私立進撃学園中学校 シリーズ

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