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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

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ショパン君と、リスト君~偉大なる音楽家達へ、愛を込めて~

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  1. 1 : : 2014/11/28(金) 21:27:37
    私が好きなクラシックの作曲家さん達をわいわいがやがやさせてみました

    誰もが知っている名曲を作った、偉大なる作曲家の知られざる?性格を、ほんの少しご紹介!!

    時代背景無視、同時期に介するはずがない方々が集まり、恋愛や日常のどたばたを繰り広げます♪

    実際の逸話を参考に書いていきますが、事実と相違がある可能性もあります

    それでもよいという方、是非誰もが知っている彼らの生態に、興味を持って頂けたら幸いです♪
  2. 2 : : 2014/11/28(金) 21:41:16
    やあこんにちは

    僕はフレデリック・ショパン

    ポーランド生まれの音楽家

    小さな頃からピアノが大好きで、作曲も大好き

    少々神経質で、それが災いしてか…あんまり女性と付き合っても長続きしないのが、強いて言えば悩みかな

    でも、大好きなピアノと共に歩む人生は、とても素晴らしいと感じているんだ

  3. 3 : : 2014/11/28(金) 21:44:45
    僕のような、いや、僕以上に素晴らしい音楽家達が集うこの場所で、僕は更に音楽を磨こうと思っているんだ

    ここは音楽家だけが集う、音楽の城

    どんな天才達が待っているんだろう

    僕は胸をときめかせながら、彼らとの対面を待つ
  4. 5 : : 2014/11/28(金) 21:54:23
    「よう!!ショパン君じゃないか。元気か?」

    そう声を掛けてきたのは…

    ショパン「あっ、リスト君。うん、元気だよ。今日は早かったね。まだ先生は来られてないよ」

    彼はフランツ・リスト

    まさに天才としか言いようがないピアニストだ

    彼の曲は技術的にも難度が高くて、生半可な技術では演奏出来ないものが多いんだ

    勿論、僕も彼に技術的には及ばないと自覚しているんだ

    リスト「ああ、今日は夫人が少し早く帰してくれてな。とにかく体がもたん」

    ショパン「相変わらず、女好きだよね…君は」

    リスト「来るもの拒まず、去る者追わずがモットーだからな。お前ももっと遊べよ、ショパン君」

    リスト君はピアノの天才なだけじゃない

    顔もよくてスタイルもよくて、おしゃれで…

    女性に大人気

    その上彼は無類の女好き

    毎日女と寝たり起きたりを繰り返しているんだ

    …羨ましくなんか、無いんだからね!!

    いやでも少し…羨ましいかも、しれないな

  5. 7 : : 2014/11/28(金) 23:53:53
    リスト「今日は三発やってきた」

    ショパン「そんな話聞きたくないっていつも言ってるだろ、リスト君」

    リスト「実は興味があるくせに、な、むっつりスケベ」

    ショパン「だ、誰がむっつりスケベなんだよ!!」

    「ショパンは~♪むっつりじゃなくて~♪がっつりがっつりスケベだぜ~♪」

    すっとんきょうな歌声と共に現れた、一人の紅顔の美少年

    顔は上品で美しいのだが、彼は…

    ショパン「わー、モーツァルト君だ!!まさに天才音楽家!!オールマイティーで、交響曲も素晴らしいんだよね、僕ファンなんだ!!」

    リスト「あいつはいろいろヤバイやつだぜ。さっきの変な歌聞いただろうが…」

    ショパン「綺麗な歌声だったよ、内容は僕らのスケベ具合についてだけどさ…」

    リスト「とにかく、あいつは音楽は素晴らしいが、アレだから近寄るな関わるな。わかったな?」

    ショパン「リスト君がそこまでいうなら、わかったよ…って…」

    モーツァルト「やあやあ、リスト君にショパン君!今日のお尻の具合は如何かな!!」

    モーツァルトはいつの間にか僕らに歩み寄っていた

    ショパン「お尻の具合ってなんだい?モーツァルト君」

    リスト「おいこら、相手すんな…って遅かった…」

    モーツァルト「決まってるじゃないか!!尻はう○こをするところだよ!!はっはっは♪」

    ショパン「は、はい…確かに…」

    リスト「ショパン君、頷くな、調子に乗るぞ、やつは…変態なんだからな」

    リスト君は僕に、神妙な顔つきでそう言った
  6. 8 : : 2014/11/29(土) 00:34:41
    モーツァルト「なあなあ君達、私は今日素敵な曲を作ってきたんだよ。ほら、楽譜」

    リスト「6声用カノンか…歌だなっておいモーツァルト君!」

    ショパン「な、何だよこれ!!」

    モーツァルト君が手渡した楽譜を見て、僕らは思わず叫んだ

    叫ばずにはいられなかった…だって…

    モーツァルト「ん?何か気に入らないかな?ささっと作ったが、なかなかいい出来だと思うけどね。私は弾き歌いするから、君達も輪唱してくれよ」

    リスト「嫌だ!!断固拒絶だ!!」

    ショパン「こんなの歌いたくないよ…グスン」

    モーツァルト「何だよ、折角作ってやったのに、何が気に食わないんだ君達は」

    ショパン「だって、題名が《俺の尻をなめろ》だよ!?冗談きついよ、モーツァルト君」

    リスト「また、歌詞が酷いぜ…。ざっくりとだが…《おれの尻 尻なめろ 尻なめろ》ってなんなんだ!」

    モーツァルト「崇高な曲に仕上がったよ…」

    ショパン「何処か遠くを見つめながらかっこつけるなぁぁ!!」

    モーツァルト「う○ことお尻のコラボレーション…ぷぷぷっ」

    リスト「やっぱりモーツァルト君は変態だった」

    上品な身なりと顔立ちに削ぐわぬ性癖?をモーツァルトは持っていたのであった
  7. 9 : : 2014/11/29(土) 07:22:49
    モーツァルト「ははぁん、君達はピアノは得意らしいが、歌は下手なんだろ?だから歌いたくないんだね…ぷぷぷっ音痴音痴!!」

    リスト「モーツァルト君、失礼だぞ君は!!」

    ショパン「う、歌だって得意さ。僕は歌うようにピアノを弾いているしね!!」

    モーツァルト「じゃあ歌おうよ。ね?」

    ショパン「う、モーツァルト君の笑顔に思わず頷きそうに…」

    リスト「こらっショパン君!気をしっかり持つんだ!!モーツァルト君の神々しさに惑わされるんじゃない!」

    ショパン「う、うん。危ない所だったよ、リスト君…」

    モーツァルト「歌おう…?」

    ショパン「ぎゃー!!涙目になってる!!モーツァルト君が涙目に!!なんかすっごく罪悪感が!!」

    リスト「落ち着けショパン君…お前はいちいち動揺しすぎだ。なあ、モーツァルト君。君のこの曲は6声用…今ここには三人しかいない。だから歌うのは無理だ」

    モーツァルト「ああ、確かに6声用のカノン形式だからね。6人で歌うべき曲さ」

    ショパン「そ、そういえばそうだ!!残念だなあ~ははっ」

    モーツァルト「ふむ…よし、暫し待たれよ」

    モーツァルト君はそう言うと、部屋を飛び出していった
  8. 10 : : 2014/11/29(土) 07:42:20
    モーツァルト「ただいまぁ~!はい、これ!」

    しばらくたった後、モーツァルト君はまた戻ってきて…僕たちに笑顔で楽譜を渡したんだ

    ショパン「わ、今度はなんの楽譜…ってわー!!」

    リスト「モーツァルト君これは!!」

    モーツァルト「ははっ、3声用のカノン書いてきたよ。ま、さらっとだけどね。友人と協力して作ってきたんだ」

    ショパン「何なんだよ!!この題名…!」

    リスト「《おれの尻をなめろ、きれいにきれいにね》っておい!!」

    ショパン「しかも無駄にレベル高いし…」

    モーツァルト「はは、私を舐めたらいけないよ。ああ、尻はなめても…」

    ショパン「舐めません!!」

    リスト「いい加減尻から離れろよ!!モーツァルト君!」

    僕らの悲鳴が、部屋に響き渡った

  9. 13 : : 2014/11/29(土) 17:14:35
    ショパン「うわぁん…結局お尻の歌、輪唱させられたよ~」

    リスト「い、一生の汚点だ…」

    モーツァルト「ははっ!!確かに汚点かもしれないね♪汚点というより汚物かな?」

    ショパン「モーツァルト君の変態~!」

    モーツァルト「ああ、そうさ。私はど変態さ!!ははははは!!」

    リスト「開き直っているな…」

    ショパン「触らぬモーツァルト君に祟りなし…」

    リスト「ショパン君、だから最初に言っただろう…近寄るなと…」

    ショパン「う、うん…ごめんねリスト君…。僕はこれからピアノを弾く度に尻やらう○こやらが頭に浮かびそうで怖いよ…」

    リスト「トラウマってやつか…わからんでもないな…。俺は三人くらい女を抱けば忘れられるけどな」

    ショパン「うわっ、また然り気無くリア充自慢された…」

    僕は、モーツァルト君の変態ぶりと、リスト君のリア充ぶりに…肩を落とした

  10. 14 : : 2014/11/29(土) 18:18:23
    リスト「ショパン君はハンサムだしお洒落なのに、何故女と長続きしないんだろうな。ファンも多いじゃないか」

    ショパン「わ、わからないよ…僕が知りたいさ」

    モーツァルト「その理由を知りたいかい!?それはね~ショパン君はお尻が…」

    ショパン「お尻はもういいから!!」

    リスト「またケツの話かよ…」

    モーツァルト「ケツだなんて下品だな、リスト君。ちゃんとお尻と…」

    リスト「お下劣王のモーツァルト君に下品などと言われたくないわ!!」

    モーツァルト「おお!!お下劣の王さまか!!嬉しいな!!ついに変態の頂点に登り詰めたんだ!!」

    ショパン「だ、だめだこりゃ。お下劣王って言われて目をキラキラさせて喜んでるよ、この人…」

    リスト「音楽と、変態の天才ぶりをいかんなく発揮しているな…」

    僕らはモーツァルト君の音楽は理解し尊敬しているが、変態ぶりはどうしても理解できなかった

    まあ、理解してしまって同じ様になったら…

    ピアノの詩人と呼ばれた僕が、ピアノの変態詩人と後世に語り継がれるんだろうな

    くわばわくわばら…
  11. 15 : : 2014/11/29(土) 20:28:51
    「ショパン君が何故女と長続きしないのか、俺は知っているっ!!」

    突如部屋の扉が開き、一人の青年が叫びながら入ってきた

    僕らはその人物をよく知っていた

    ショパン「あっ、ベートーベン君!!」

    リスト「おお、音楽界の松○修造、室内の温度を5度上げる男、ルードヴィヒ・ヴァン・ベートーベンじゃないか。相変わらず声がでかいな」

    ベートーベン「松○修造って何だ!!そんな奴俺は知らん!!」

    ショパン「まあまあ、さらっと流しておこうよ、ベートーベン君。熱い男っていう意味なんだよ」

    モーツァルト「(ニコニコ)」

    リスト「修造は置いといて、ショパン君が何故女と長続きしないのか、知っていると言ったな、ベートーベン君」

    ショパン「あっ、そうだったよ!!なんで僕はすぐに振られちゃうのかな…ピアノがへ、下手だから…かな…」

    ベートーベン「あほぬかせ!!ショパン君がピアノ下手なら、世の中のピアニスト達はほぼ全員ど下手くそで、首つってるわ!!」

    モーツァルト「くそ…?はっ!(ニコニコ)」

    ショパン「な、何か怒られてるみたいだけど、実は誉められてるのかな、僕」

    リスト「まあお前はピアノの天才さ、ショパン君。それは間違いない。ま、俺に技術は遠く及ばないがな」

    ショパン「うん、僕はリスト君を尊敬しているからね!!」

    ベートーベン「ばか野郎!!ショパン君は技術で負けていても、表現力と歌うような美しい旋律ではリスト君より上だっっ!!」

    リスト「ま、まあ確かに…」

    ショパン「ベートーベン君は誉めてるのか怒ってるのか、よくわかんないや…でも嬉しいよ!」

    モーツァルト「下手くそ…くそ…糞…お尻…はっ、いかんいかん(ニコニコ)」

    ベートーベン「はっ!!さっきから神々しいオーラを感じると思っていたらぁぁ!!こんな所にモーツァルト様がっ!!俺が尊敬する、モーツァルト様がっ!!」

    モーツァルト「(ニコニコ)」

    ショパン「モーツァルト君を尊敬してるんだ…はは」

    リスト「さっきからモーツァルト君、ニコニコニコニコして、なりを潜めているな。変態の」

    ベートーベン「あほぬかせ!!モーツァルト様が!!変態なわけ、ないだろうがぁぁ!!」

    ショパン「いやいや、ベートーベン君、モーツァルト君はお尻とかう○ことかが大好きな変態だよ…」

    リスト「さっきもお尻をなめろ的な曲作って歌わせたしな」

    ベートーベン「う、うそだ!こんな天使の様な笑顔で輝いているモーツァルト様が!!その見た目とまさに一致した美しく、時に悩ましく、時に力強い曲を作り奏でるモーツァルト様が!!尻など言うはずないだろうがぁぁ!!」

    モーツァルト「(ニコニコニコニコニコニコ)」

    ベートーベン君は、笑顔のモーツァルト君の手をとりながら、暑苦しく叫んだ
  12. 16 : : 2014/11/29(土) 20:51:03
    ショパン「だ、だめだ…モーツァルト君は猫を被って脱ごうとしないよ…」

    リスト「ま、遠からずバレるさ。強烈な変態キャラがな」

    モーツァルト「(ニコニコ)」

    ベートーベン「モーツァルト様、俺を弟子に、弟子にしてください!!」

    モーツァルト「君は前にも私に弟子入りを願い出ていたね。いい心がけだとおもうよ」

    ベートーベン「モーツァルト様、有りがたきお言葉!!」

    モーツァルト「だが残念だな。私はまだ自らを磨きたいんだ。だから何度言われても君の願いに答えられない。心苦しいけどね…」

    ベートーベン「うわぁ!!そんなっ!!そんな辛そうな顔をなさらないで下さい!俺が、俺が無理を言ったから!!俺のバカ俺のバカ!!」

    リスト「かっこつけて断ってるが、大方暑苦しいからとかそんな理由だぜ…」

    ショパン「うん、僕もそうだと思う。でも、弟子にならなくて正解だって…」

    リスト「ああ、そうだな、そうにちがいない」

    ベートーベン「さっきからぼそぼそぼそぼそ!!内緒話すんなぁぁぁ!!」

    モーツァルト「(ニコニコ)」

  13. 17 : : 2014/11/29(土) 21:06:04
    リスト「そ、そうだ、忘れかけていたが、ショパン君が女と長続きしない理由を聞かなきゃな」

    ショパン「あっ、教えて、ベートーベン君! 」

    ベートーベン「ショパン君、お前はちょっとした事でへそを曲げるだろ!! 繊細も行きすぎればただのうざい奴だ!! 」

    ショパン「そ、そんなにへそを曲げたりは…」

    リスト「ふむ、確かに繊細ではあるな」

    ベートーベン「例えば、だ。この間のサロンコンサートで女を泣かせたろ!!ばかが!!」

    ショパン「えっ!!ああ、あれば僕が泣きたくなったくらいだよ?」

    ベートーベン「お前はファンの女に、自分の音楽は綺麗かと聞いただろ」

    ショパン「うん、聞いたよ」

    ベートーベン「女は『はい、あなたの音楽はとっても綺麗です』と答えた。ほほを染めてな」

    ショパン「うん…」

    ベートーベン「女はお前の質問に頷いたわけだ。だがお前は何故か…『どうせ僕の音楽は綺麗なだけで内容が無いよ!!』と言って泣きながらその場を後にしたんだ…バカかお前!!ややこしいしうざい!!」

    ショパン「だって、いつも皆綺麗なとか、美しいとかしか言ってくれないもん!!ベートーベン君みたいに熱いとか、リスト君みたいに技巧的にとか!!全く言われないもん!!」

    ベートーベン「だったら質問の仕方を変えろ!! 僕の音楽はどうですか、とかいろいろあるだろうが!! お前は思い込みが激しすぎるし、すぐ泣くし拗ねるから、女と長続きしないんだ!」

    リスト「…その通りだな」

    ショパン「ぐうの音も出ないよ…」

    僕は僕の性格が災いしている事を、再確認したのだった…
  14. 18 : : 2014/11/30(日) 19:24:54
    モーツァルト「まあショパン君にだってきっとその内春が訪れるさ♪」

    ベートーベン「さすがはモーツァルト様、お優しいお言葉…」

    リスト「モーツァルト君に言われても、なあ…」

    ショパン「うん、何かもう、モーツァルト君見てたら、お尻なめろしか浮かんでこないし…」

    ベートーベン「失敬な奴らめ!!下劣な言葉を神の子の様なモーツァルト様のお耳に入れるんじゃない!!バカがっ!!」

    モーツァルト「(ニコニコ)」

    リスト「確かに神の子だな。ただし音楽と、変態のな」

    ショパン「音楽は凄いのに…なんであんなに変態なのかな、勿体ない…」

    リスト「お前も音楽は凄いのに、何故思い込み激しい神経質なんだろうな、ショパン君」

    ショパン「ちょ、ちょっと待ってくれよ…僕をモーツァルト君と一緒に括らないで欲しいよ…」

    リスト「俺から見たらどっちも似た様なくせ者だがな」

    ショパン「イヤだぁ!!似てないよう!!」

    モーツァルト「ショパン君、似た者同士仲良くしようね♪(ニコニコ)」

    ショパン「うわぁん!!似てないってば!!」

    ベートーベン「ショパンお前!モーツァルト様に仲良くしようと言われて何嫌がってやがるんだ!!バカがっ!!」

    僕の悲痛な叫びは、誰にも届かなかった…



  15. 19 : : 2014/11/30(日) 19:50:30
    その時、部屋の扉がゆっくり開いた

    入室して来たのは、ゴージャスな銀の巻き毛のおじさんだった

    ショパン「あっ!!音楽の父、バッハ先生がいらした!!」

    リスト「バッハ先生、こんにちは!!」

    ベートーベン「あの方がかの有名な、ヨハン・セバスチャン・バッハ先生か!」

    モーツァルト「音楽の父、ちち、乳…おっぱいいっぱい腹一杯!!ププッ…」

    ショパン「ほらっ、いま聞いたろ?ベートーベン君。モーツァルト君は変態なんだよ!!」

    ベートーベン「すまん、俺は最近耳が遠くてな。聞こえなかった、うむ何も聞こえなかった」

    リスト「絶対に聞こえているはずだ…。多分脳内が理解したがらないんだろうな」

    バッハ「諸君、こんにちは。今日は諸君の様な大音楽家が一同に介して、私はとても嬉しく思う」

    モーツァルト「バッハの頭はズラっズラ♪」

    ショパン「こらっモーツァルト君!!」

    リスト「お前もズラだろうが!!」

    ベートーベン「何も見えない聞こえない…」

    ショパン「現実を受け入れよう、ベートーベン君…」

    僕はベートーベン君の肩をぽんと叩いて、慰めた…
  16. 20 : : 2014/12/01(月) 00:12:45
    バッハ「モーツァルト、騒がしいぞ。静粛にしたまえ。さて、今日は特別ゲストを呼んだ。君たちと並ぶ大音楽家と、オーケストラだ」

    ショパン「大音楽家って誰だろうな!!僕はバッハ先生と並び立つ、ハイドン先生がいいな!!」

    リスト「俺は、バイオリニストのパガニーニがいい。彼のバイオリンに久々に熱いものを感じたからな」

    ショパン「僕もパガニーニ好き~!」

    ベートーベン「俺はモーツァルト様がいればそれで十分だぁぁ!!」

    モーツァルト「私は6声カノンのアレを歌いたいな♪」

    ベートーベン「モーツァルト様のアレ、歌いましょう!!是非!きっとすばらしい曲なのでしょうね!!」

    リスト「まあ、ある意味飛び抜けているな」

    ショパン「ま、アレを歌わせればベートーベン君の目も覚めそうだけどね…」

    バッハ「無駄口を叩くでない。ではお呼びするぞ…幕開け!!」

    バッハ先生の叫びと同時に、部屋の片側に掛かっていた緞帳(どんちょう)が開いた
  17. 21 : : 2014/12/01(月) 09:15:58
    バッハ「ロシアが生んだ大作曲家、ピョートル・チャイコフスキー氏だ!」

    ショパン「おおっ!!あの可愛らしいバレエ音楽、《クルミ割り人形》を作ったチャイコフスキー君だ!」

    リスト「パガニーニじゃなかったか…だが、彼のピアノ協奏曲は迫力があって好きだな」

    モーツァルト「ルンタッタ♪ルンタッタ♪」

    ベートーベン「モーツァルト様が《花のワルツ》を口ずさみながらステップを踏んでいるっ!!なんて可愛らしく、なんて神々しいお姿なんだっ!!」

    リスト「ケツ振ってるだけだろ。脚色するな、ベートーベン君」

    ベートーベン「聞こえない聞こえない…」

    ベートーベン君は耳を塞ぎながら、モーツァルト君のお尻振りダンスを恍惚の表情で眺めていた…

  18. 22 : : 2014/12/01(月) 09:22:41
    チャイコフスキー「お、お、お前た…ち…俺の出る前に…に、ハ…ハードルを…あ…ゲヤガッテ…」

    ショパン「あれっ、チャイコフスキー君声が段々小さくなってるよ?」

    リスト「震えているな」

    ベートーベン「首が不自然に傾いているな。片手で頭を支えているみたいに見える…」

    モーツァルト「やーいチャイコフスキー君の緊張しいー!!」

    チャイコフスキー「き、緊張…なん…か、してな…ブルブル」

    バッハ「彼をあまりいじってやるな。極度の緊張しいなんだ。モーツァルトの言う通りな…」

    バッハ先生は肩を竦めた
  19. 23 : : 2014/12/01(月) 16:21:26
    バッハ「さて、今日チャイコフスキーとオケ(オーケストラ)をここに呼んだのは、皆で彼の有名なピアノ協奏曲を演奏しようと思ったからだ」

    ショパン「わっ!ピアノ協奏曲?!僕弾きたい!!」

    リスト「ショパンより俺の方が、ソリストに相応しい。俺がピアノを弾く。初見(楽譜を見てすぐに演奏)も俺は得意だしな」

    ベートーベン「お、俺の熱い魂の演奏の方が素晴らしいはずだっ!!ピアノは俺が弾くっ!!」

    チャイコフスキー「う…(ぷるぷる)」

    モーツァルト「チャイコ君の緊張度がまた上がったね♪そりゃあ自分の曲を有名音楽家がこぞって弾きたがるんだから仕方がないか!」

    チャイコフスキー「こ、光栄すぎる…」

    チャイコフスキー君はぷるぷる震えていた
  20. 24 : : 2014/12/01(月) 16:32:13
    ショパン「僕が絶対ピアノ弾くんだからね!!」

    リスト「ショパン君譲れよ!!俺が弾くから聞いておけ!!」

    ベートーベン「俺は女たらし野郎より力強く弾く!!」

    モーツァルト「…ふぅん、君達本当にピアノしか弾けないんだね…ププッ。やっぱり天才は私だけかあ♪」

    リスト「な、何っ!?」

    ベートーベン「はいっ、天才はあなた様だけです!!モーツァルト様!」

    モーツァルト「私はバイオリンを弾くよ。いいですよね、音楽の乳…ププッバッハ先生」

    バッハ「ああ、かまわん。何故含み笑いをしたのかよくわからんが…」

    モーツァルト「ははっ!!音楽の乳ですからね♪ちち、ちち、おっぱいふかふか~」

    バッハ「モーツァルト!!ふざけすぎだ!!」

    モーツァルト「うわっ何か投げつけられ…かつらだかつら!」

    バッハ「しまった、ついいつもの癖で投げつけてしまった」

    モーツァルト「バッハ先生の頭はズラッズラ~からつるっつる~♪」

    バッハ「こらぁ!!わしのカツラを振り回すなぁぁ!!一張羅なんだぞ!?」

    ベートーベン「モーツァルト様…カツラを振り回す姿すら神々しい…」

    リスト「お前一回眼科行け」

    モーツァルト君はバッハ先生に、なかなかカツラを返さなかったんだ…
  21. 25 : : 2014/12/01(月) 16:47:37
    バッハ「はぁはぁぜぇぜぇ…カツラがやっと頭に帰ってきたところで、チャイコフスキー、君は指揮を頼む。ピアノは三人で順番に弾けばいい」

    チャイコフスキー「ふぇっ!!お、俺がし、指揮を…オケの指揮だけでも震えるのに…ピアノの大御所がソリストで、しかも、神童モーツァルト君がバイオリン…心臓が、痛い…」

    モーツァルト「大丈夫さ、私がリードしてあげるから。安心してどっしり指揮を頼むよ」

    チャイコフスキー「…ポッ」

    ショパン「ポッ?何かチャイコフスキー君の顔が真っ赤になったね」

    リスト「モーツァルト君を見つめて、震えているな」

    ベートーベン「汗も大量にかきはじめた…」

    モーツァルト「大丈夫?チャイコフスキー君…ってわわっ!!ちょっと?!」

    チャイコフスキー「君にほ、惚れた…優しい微笑み、白い肌、つぶらできらきらした瞳…存分にリードしてくれ…」

    モーツァルト「うぎゃぁぁ!!だ、抱きつかないでくれよ!!私は男は趣味じゃない!!」

    リスト「なるほど、チャイコフスキー君はホ○セクシャルなんだな。そんな噂聞いたことがあった」

    ショパン「モーツァルト君はもともと変態だし、一度味わってみたらそっちもいけるかもね」

    モーツァルト「き、君達助けろよぉぉ!!」

    ショパン「二人でお尻の歌でも歌うといいよ」

    リスト「ああそうだな。チャイコフスキー君なら喜んで歌ってくれるはずだ」

    モーツァルト「いやだぁぁ!!」

    ベートーベン「モ、モーツァルト様にお手を触れるなぁぁぁ!!」

    チャイコフスキー「ベートーベン君も、仲間に入るか?」

    ベートーベン「遠慮しますぅぅ!!そんな目で俺を見るなぁぁおぞまし~!」

    モーツァルト「いやぁぁぁ!!離せぇ!!」

    モーツァルト君の悲鳴は、しばらく鳴り響いていたよ…
  22. 26 : : 2014/12/01(月) 21:03:42
    モーツァルト「はぁ…はぁ…やっと逃れられたよ…お尻の危機から脱出した…」

    チャイコフスキー「モーツァルト君、つれないな…だがきっといつか…」

    モーツァルト「そのいつかは一生こない!!断じて来ない!!」

    チャイコフスキー「そ、そんな…酷い…」

    ショパン「モーツァルト君、チャイコフスキー君が可哀想じゃないか。そんなに頭ごなしに断ったりして」

    リスト「瞳を潤ませているぞ、モーツァルト君。よく見れば可愛らしいかもしれんぞ」

    チャイコフスキー「ぐすん」

    モーツァルト「ちっともかわいくないんだよ!!むしろ痛々しい!私みたいな見た目ならやれば可愛らしいが、彼はおっさんじゃないか!!しかもホ○!」

    ショパン「よく見れば可愛らしいかもしれんと言うのなら、君が相手をしてあげなよ、リスト君」

    モーツァルト「そうだ、それがいい!!」

    ベートーベン「モーツァルト様のために人身御供になれ!男を見せろ!!リスト君!!」

    チャイコフスキー「ちらっ」

    リスト「うわあああ!!俺は女しか抱かぁぁん!!可愛らしいわけないだろう!そんな目で俺を見るなぁぁ!!」

    どうやらチャイコフスキー君は、リスト君の事も気に入ったらしい

    モーツァルト君が気配を消すように、オーケストラの中に混じっていった
  23. 27 : : 2014/12/01(月) 21:15:24
    バッハ「…そろそろ演奏を始めてもよいかな…?」

    ショパン「ひぃっ!!バッハ先生が腰に差した剣を抜いて威嚇してる…怖いよ!!」

    リスト「バッハ先生は、演奏の仕方が気に入らないオケのメンバーと、剣で決闘したらしいからな…あながち冗談じゃないぞ」

    モーツァルト「カツラを投げつけたりもするしね。結構熱いおっさんかもしれない」

    チャイコフスキー「俺の心は暑く燃えている。モーツァルト君とリスト君のせいだ。体が火照る。責任とってくれよ?」

    リスト「うわあああ!!寄るな触るな近寄るな!!」

    モーツァルト「気配を消す気配を消す気配を…」

    バッハ「よし、じゃあチャイコフスキー、始めてくれ」

    先生のその声に、僕らの緊張感は一気に高まったんだ
  24. 28 : : 2014/12/01(月) 21:48:00
    チャイコフスキー君が指揮台に立つ

    否が応にも高まる緊張感と、期待感

    歴史が誇る大音楽家達の演奏が、今幕を開ける

    《ピアノ協奏曲第1番変ロ短調作品23》

    壮大かつ迫力あるピアノとオーケストラが織り成すコンチェルト

    ピアノに向かう僕のテンションは、いつになく高い

    当たり前だ…バッハ先生に見守られ、バイオリンのコンサートマスターは、変態だけど紛れもなく天才のモーツァルト君

    チャイコフスキー君は緊張のあまり震えているけど、モーツァルト君がちゃんと纏めてくれる…

    心地よい、オーケストレーションに僕は…

    完全に身を任せる…はずだった

  25. 29 : : 2014/12/01(月) 22:02:29
    リスト「ショパン君、代われ!!」

    ものの数秒で、交代させられた…

    ショパン「リスト君早すぎだよ!!」

    リスト「うるさい黙って俺様のピアノを聴いていろ!!」

    ベートーベン「リスト君、交代だぁぁ!!」

    今度はベートーベン君がリスト君を弾き飛ばした

    リスト「いってぇぇ!!」

    ショパン「ベートーベン君、交代交代!」

    ベートーベン「うるさい!!ばかが!俺が最後まで!」

    リスト「俺だ!!俺が弾く!!」

    ショパン「僕だ!!」

    バッハ「私だ!…何て言うと思うか!?お前たち喧嘩ばかりするな!みろ、チャイコフスキーを」

    チャイコフスキー「ピアノが雑で下手すぎて、コンチェルトが成立しない…俺の、せいだ…」

    モーツァルト「チャイコフスキー君、指揮を放棄して泣いてるよ…君達のせいで」

    リスト「お前が慰めてやれよ、自慢のケツで」

    チャイコフスキー「ちらっ」

    モーツァルト「だ、だめだ僕のお尻は予約済みだ!!君こそお尻を貸してやればいい、リスト君!!君の自慢の桃尻を!!」

    チャイコフスキー「桃尻?ちらっ」

    リスト「うわぁぁ!!こっち見るなぁぁ!!桃尻どころかきったねーケツだから無理無理!!」

    ショパン「へー、リスト君て桃尻だけどきったねーケツなんだね。ちゃんと拭きなよ…」

    リスト「違うわぁぁ!!言葉のあやだあほ者!!」

    バッハ「お前たちが尻好きなのはわかった。とにかく喧嘩するなら三人でパートを分けて弾くがいい。即興でな」

    ショパン「はい、バッハ先生!!」

    リスト「一人で弾きたいのにな…」

    ベートーベン「即興勝負だ!!」

    結局チャイコフスキー君のピアノ協奏曲は、ピアノのパートが更にゴージャスになった



  26. 30 : : 2014/12/01(月) 22:09:29
    ショパン「いやあ、いい汗かいたなあ!!」

    ピアノ協奏曲の演奏を終えて、僕らはまた席についた

    リスト「そうだな。たまにはこういった趣向も楽しいものだな」

    ベートーベン「リスト君の即興はやはり凄いな。ずば抜けている、技術が」

    チャイコフスキー「か、かっこよかったな、リスト君…」

    リスト「い、いやっ全然しょぼいしょぼい…ってじりじり近寄ってくるなぁぁ!!」

    ショパン「リスト君もてもてー」

    ベートーベン「羨ましいな」

    リスト「ならかわってやるよ!!ほらほら!!」

    ショパン「結構です」

    ベートーベン「一昨日来やがれ」

    リスト「う、わ、俺は今日はデー…」

    モーツァルト「リア充はあっちいってろ♪」

    リスト「押すな押すな…ぎゃぁぁ!!」

    チャイコフスキー「捕まえた♪」

    リスト君はチャイコフスキー君に連れ拐われたんだ…
  27. 31 : : 2014/12/01(月) 22:13:05
    バッハ「さて、そろそろ時間だ。授業を終わるぞ」

    ショパン「はいっ!!バッハ先生ありがとうございました!!」

    モーツァルト「おっぱい…いや、バッハ先生お疲れ様でした!」

    ベートーベン「今度は先生の曲をやりたいなあ」

    ショパン「いいね、そうしよう!!」

    こうして僕らの楽しい時間は、あっという間に過ぎていったのだった
  28. 32 : : 2014/12/01(月) 22:17:43
    リスト「って勝手に終わらすなぁぁ!!俺が拐かされたままになるだろうが!!」

    ショパン「まあたまには違う趣向にチャレンジしたら?」

    リスト「じゃあお前がやれよ、ショパン君」

    チャイコフスキー「ちらっちらっ」

    ショパン「ぎゃぁぁ、こっち見るなぁぁ!!」

    モーツァルト「ははっ、皆尻仲間だねっ♪」

    チャイコフスキー「やはりモーツァルト君が一番好みだ」

    モーツァルト「ひいい、もういやだぁぁ!!」

    チャイコフスキー君が動く度に、僕らは後ずさりしたのだった
  29. 33 : : 2014/12/02(火) 07:32:18
    ショパン「いろいろと衝撃を受けたけど、僕らは音楽で繋がっているね!!」

    リスト「性格や性癖に問題があろうとも、音楽性で帳消しになるからな。特にそこのお尻野郎」

    モーツァルト「リア充放蕩男よりましだ!」

    ベートーベン「モーツァルト様のアレな歌、最後に歌いたいんだが…」

    チャイコフスキー「アレな歌…俺もモーツァルト君のためならう、歌うぞ」

    バッハ「アレな歌…ってなんだ。とにかく歌ってみるか?楽譜をくれたまえ」

    モーツァルト「はいっ♪」

    ショパン「うあぁぁ!!バッハ先生にアレを見られるぅ!!モーツァルト君だめだよっ!!」

    リスト「やばい、音楽界の良心、真面目を絵に書いたようなバッハ先生にアレを見られるのは!!避難だ!!」

    ベートーベン「モーツァルト様の歌を爆弾の様に扱うな!!」

    モーツァルト「バッハ先生どうぞ♪」

    ショパン「わぁぁぁ!!バッハ先生にアレな歌の楽譜が渡ったぁ!!」

    リスト「気配を消す気配を消す…」

    チャイコフスキー「何ビビっているんだ、お前たち。ただの歌だろう、なあモーツァルト君…♡」

    モーツァルト「ひいい、気配を消す気配を消す…」

    そんな最中、バッハ先生の顔色がみるみるうちに赤くていくのを、僕は確かに見ていたんだ…
  30. 34 : : 2014/12/02(火) 07:48:40
    バッハ「…ま、まあ…音楽的には…悪くは無い…」

    モーツァルト「先生分かってくれますか!!リスト君もショパン君も、全然この歌の良さを理解しようとしなかったんですよ!!」

    リスト「音楽はともかく、歌詞が!!」

    ショパン「題名が!!」

    ベートーベン「バッハ先生が震えている…」

    モーツァルト「素晴らしすぎて感動しているんだよ、先生は!!」

    バッハ「…なわけないだろうがぁぁ!!音楽を愚弄するなぁ!!何だこの歌詞は!!馬鹿者がぁ!!」

    モーツァルト「うわっ、またカツラだ~♪被っちゃお♪」

    バッハ「しまった!!またうっかり…返せええ!!」

    モーツァルト「バッハ先生、こっちこっち~!ここまでおーいで♪」

    チャイコフスキー「俺が行く!!」

    ベートーベン「モーツァルト様!俺を弟子にしてください!!」

    バッハ「待てぇぇ!!モーツァルトぉぉ!!そこになおれぇ!!」

    四人は様々な思惑を抱きながら、部屋を飛び出して行ったんだ
  31. 35 : : 2014/12/02(火) 08:39:04
    ショパン「さて…二人きりになったね」

    リスト「お前と二人きりなんて嬉しくも何ともないがな。時間もあるし、デートでもしてくるかな」

    ショパン「また女?!それよりさ…」

    リスト「何モジモジしてるんだよ、ショパン君。気持ち悪いぞ」

    ショパン「いや、あのさ…折角だから二人でピアノ弾き合わないかい?僕は久しぶりに君のピアノが聴きたいな」

    リスト「ふん、高くつくぞ」

    ショパン「友人から金をとらないでよ!?」

    リスト「女に聴かせる以外は商売だ」

    ショパン「そんなっ!!」

    リスト「…冗談だ。さっさとやるぞ」

    そう言ってリスト君がピアノを弾き始める

    彼が弾いたのは、僕が作った《英雄ポロネーズ》だった

    彼の高い技術が僕の曲を…僕とは違った雰囲気で奏でていく

    ショパン「リスト君はやっぱり優しいな」

    リスト「演奏の邪魔すんな!!」

    リスト君はそう言いながら、また音の世界に舞い戻る

    心なしか顔が赤いのは、きっと気のせいではないだろう
  32. 36 : : 2014/12/02(火) 08:47:24
    例え性格に多少難があろうとも

    どんなに放蕩な生活をしていようとも

    誰知らぬ間に息を引き取り、どこに埋葬されたかすらわからなくても

    耳が聞こえなくなって絶望しても

    性癖が少し変わっていても

    彼らの音楽は、私たちの心に刻み込まれる

    音は人種、階級、生まれた場所、それらの全てを繋ぐ、架け橋

    その音を多彩に表現した彼ら偉大な音楽家達を、私たちはずっと忘れることはない

    この世界に音が有る限り、永遠に

    ―完―


  33. 37 : : 2014/12/02(火) 21:58:09
    お疲れ様ですロメ姉。


    モーツァルトのギャグセンスが笑えましたw


    これからも頑張ってくださいね♪


    ロメ姉の作品は永遠に期待です....!
  34. 38 : : 2014/12/02(火) 22:07:27
    >ぷっかりんごさん☆
    読んでいただきありがとうございます♪
    モーツァルトは本当にこんな感じの人だったようですw
    またぼちぼち頑張りますので、遊びに来て下さい♪
    ありがとうございました!!
  35. 39 : : 2014/12/02(火) 22:14:25
    小中学校の時に音楽の授業が大嫌いだった僕でも楽しめる作品でした!
    今度クラシック音楽を聴いてみようと思います♪〜d( ^ω^ )b〜♪
    本当に執筆お疲れ様でした( ´ ▽ ` )ノ
  36. 40 : : 2014/12/02(火) 22:18:26
    >カンツォーネさん☆
    わあ、嫌いだった方に楽しんで頂けて嬉しいです♪
    彼らは少し変わった人達ですが(特にモーツァルト)、とても素晴らしい曲ばかり作っているので、こんな曲作るのにあんな性格か…なんて考えながら聞くと、また違う楽しみ方ができます♪

    コメントありがとうございました!!
  37. 41 : : 2014/12/02(火) 23:01:20
    ハニー、執筆お疲れ様です!
    モーツァルトさんの天才(色々な意味でw)っぷりに頬を緩ませながら読ませて頂きました♪
    音楽の授業での知識しかない私なので、個性的なメンツを教科書と当てはめてニヤニヤしてしまいました(笑)

    バッハ先生のカツラ攻撃におなかが痛いです( ´艸`)ベートーヴェンさんとチャイコフスキーさんのモーツァルト愛が可愛くて悶えてしまったり、フランツの兄貴要素に惚れ惚れ…。

    何よりショパン君が可愛い!
    もう天使でした!

    お疲れ様です!
  38. 42 : : 2014/12/03(水) 00:08:59
    >だぁりん☆
    読んでくれてありがとう♪
    モーツァルトいいでしょw
    私は彼の音楽も人となりも大好きw

    バッハ先生はかつらで、つるつるにそってたみたい!!
    ベートーベンはモーツァルトにレッスンつけてもらいたかったけど、叶わなかったんだよ~

    リストは普通にイケメンw
    ショパン君もイケメンなんだけどね!!

    コメントありがとう♪
  39. 43 : : 2014/12/03(水) 11:50:34
    師匠!執筆お疲れ様です!
    モーツァルトがw特にお尻の歌ってw
    リストが一生の汚点だ…って台詞が自分の中で笑ってしまいました(笑)
    フランツが見せてくれる兄貴要素に私もメロメロにされました!!
    音楽の作品で、さらに未分類作品は難しいと思うのに師匠が書くと本当に面白くて素敵な作品だなって!思います!!
    誰知らぬ間に亡くなってしまったり、耳が聞こえなくなっても彼等の作った音楽はしっかりと今の世代に伝わってるな~と、改めて思える作品でした!!素敵な作品をありがとうございます!!次も期待しています!!
  40. 44 : : 2014/12/05(金) 16:44:33
    >EreAni師匠☆
    読んでくれてありがとうございます♪
    おしりの歌。本当にあるのよww
    面白いでしょw彼はそういうネタが好きだったみたいw

    フランツはイケメンすぎて辛いです、あの顔でピアノ上手いなんて、私も失神しますw(彼は女性を失神させました、ピアノをひいて)

    モーツァルトは、死に際は一人ではなかったんですが、実はお金がなくて、共同墓地にいっしょくたに埋葬されてしまい…
    どこで眠っているのかわからないんですよ

    でも、彼の音楽は永遠ですから!!

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fransowa

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