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ジャンサシャで『恋人を射ち落した日』

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  1. 1 : : 2014/10/19(日) 09:51:56
    元ネタはもちろん『恋人を射ち落した日』とゆー歌です。

    聴いたことがあるでしょうか?聴いてから閲覧された方が分かりやすいかもです。

    テ勉やりながらですのでまったりです。できれば短編に…。

    本編↓
  2. 2 : : 2014/10/19(日) 10:31:12
    サシャ「キャ――」

    私は森に住む。森が好きな少女…。でも今は…

    サシャ「なんでまだ追ってくるんですかぁ―!」

    魔物から逃げる山菜泥棒。でもヤツは追いかけてくる。

    サシャ「ヒッ」ドテッ

    転んでしまった。

    魔物「グワ――」

    もうダメだッ!ああ、こんなことなら無理して森に入るんじゃなかった……。
  3. 3 : : 2014/10/19(日) 11:35:15
    その時だった。

    ?「おいっ!こんなところで何やってんだよ」

    男の人の声だった。

    ?「ォラアアア」

    『ドッカーン』

    轟音。木がいっぱい倒れる音と、動物たちの鳴き声が聞こえた。

    そして静寂。

    ?「もう目、開けていいぞ」

    目を開ける。

    サシャ「えっ!」

    魔物は死んでいた。

    ?「こんな森に何の用出来たんだ。痛ッ」

    サシャ「ああ、血が出てます」

    ?「こんなん平気だよ。舐めときゃ治る。」

    サシャ「そうですk…」









































































    私の一目ぼれだった。

    ?「何見てんだ?」

    サシャ「いっいえ…」アタフタ

    サシャ「そっそれよりもその傷、悪化すると膿んじゃいますし私の家に来ませんか?」

    ?「いやこんぐらい大丈夫だっt「大丈夫じゃありません!」

    サシャ「大丈夫じゃありません……」

    ?「……」

    強引…過ぎたかなぁ…。

    ?「そこまで言うんなら…」

    サシャ「そうですか!」

    よかった~。じゃあついでに…

    サシャ「あの…。名前、なんですか?」

    ジャン「ジャンだ。そっちは?」

    サシャ「サシャです。」

    私と、ジャン(さん?)の出会い。
  4. 4 : : 2014/10/19(日) 13:08:15
    期待です!
  5. 5 : : 2014/10/19(日) 13:32:14
    >>4有り難うございます!

    続き↓

    ~サシャ宅~

    サシャ「部屋が汚いのは気にしないでくださいね」

    ジャン(いや気にするだろ)

    サシャ「ジャン…さんは強いんですねえ」カチャカチャ

    ジャン「呼び捨てでかまわないぞ。なあサシャ」

    サシャ(いきなり呼び捨てッ!)「はい」

    ジャン「やっぱり掃除しないのか?」

    サシャ「まあ…どうせ一人暮らしですし」

    ジャン「なあ…」

    サシャ「はい?」

    ジャン「しばらくここ…住んでいいか?」

    サシャ「はい?」

    ジャン「いや、迷惑ならいい」

    サシャ「ベっ別に迷惑じゃありませんけど?」

    ジャン(なぜ疑問で返す?…やっぱり強引過ぎたか?)

    サシャ「ジャン。腕、見せてください」

    ジャン「ああ」

    腕を見せる。

    サシャ「さっきより悪化してる…。それにこの傷…ブツブツ」

    ジャン「どうかしたか?」

    サシャ「いっいえ。多分私の勘違いなんで大丈夫です‼」

    ジャン「早く終わらせてくれないか。この体勢…けっこう疲れる」ピクピク

    サシャ「ああ!ごめんなさい」

    それでなんとなく始まった同居生活。
  6. 6 : : 2014/10/19(日) 14:01:10
    私たちはだんだん…惹かれあっていった。

    ジャン「なあサシャ」

    サシャ「はい?」

    ジャン「このまま…ここに住んでいいか?」

    サシャ「しょうがないですねぇ…もちろんですよ」

    ジャン「おお…ってなんで泣いてんだ?」

    サシャ「なんででしょう…。うれしいのに…こんなにうれしいこと…ないのに…」ポロポロ

    ジャン「そうか」ナデナデ

    そう言ってあなたと夜空を見ていたあの日。
  7. 7 : : 2014/10/19(日) 14:05:23
    私たちは…ともに幸せだった。




    しかしあなたは隠していた。…傷が…あの時私を助けてくれた時の傷が…呪われていることを。













    ~ジャンside~

    ジャン「クッ…消えろ消えろ!」

    ジャン「があああ」ジュウウウウ

    俺の傷口はだんだん人でないモノに変化し始めた。この傷は呪われていた。俺は近々人じゃなくなる。アイツを…サシャを傷つけ、殺してしまう存在になる。

    ジャン「ああ!」

    だったら答えは一つしかない。
  8. 8 : : 2014/10/19(日) 14:10:23
    ある日俺はサシャに打ち明けた。傷は呪いだと。俺はもう人じゃなくなるだろう、と。

    サシャは泣いた。たくさん泣いて、さんざん俺のことを罵倒した。

    サシャ「なんで…なんで先に言ってくれないんですかッ!」

    そして俺は懇願した。















    時が来たらその手で終わらせてくれ、と。

    サシャはさらに泣いた。…こんなことなら、最初から恋に落ちるんじゃなかったのか?
  9. 9 : : 2014/10/19(日) 14:19:00
    ~サシャside~

    「俺の傷は呪われている。」

    あの人からそう告げられた。さらに、時が来たらその手で終わらせてほしい、とも言われた。

    それからジャンはたびたび魔物のように唸ることが多くなった。私はそのたびに怯えるしかなかった。

    しかし私も覚悟が出来た。

    私は夜な夜な近くの洞窟にこもるようになった。

    サシャ「おえっ…ゲホゲホ」ハァハァ

    私は弓矢を作っていた。対魔物用。前に父親に教えてもらった。私は自分の命を削って…弓矢を作っている。愛する人のために、いつか私は彼を殺す為の道具を、自分の命を削ってつくる。
  10. 10 : : 2014/10/19(日) 16:48:49
    ~ジャンside~

    サシャは最近青ざめてきた。俺はだんだん魔物のようなクセがついた。




    ~サシャside~

    ついにあなたは魔物になった。

    だから私はこの手ですべてを終わらせる。






    最初の一本を射る。あなたは倒れない。私はさらに射る。あなたが息絶えるまで。

    そして最後の一本。あなたはもう虫の息。苦しめてごめんね、ジャン。

    サシャ「さようなら」

    別れを言い私は最後の一本を空へ射る。その矢はあなたを貫き、空から落ちる。

    最後の矢はジャン。あなただけを射るわけじゃない。最後の一本。凛と白く輝く矢は私を射ち落す。
  11. 11 : : 2014/10/19(日) 16:51:15
    ~end~

    ~あとがきっぽいもの~

    分かりにくかったらごめんなさい。(今度こうゆう感じのss書くときはもうちょっとわかりやすいようにかけたらいいな~)

    閲覧してくれた方、コメントをくれた方、有り難うございました。
  12. 12 : : 2014/10/20(月) 21:17:45
    おもしろかったです!
  13. 13 : : 2015/03/01(日) 21:23:31

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