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奇人と鬼人~彼女が見た一輪の花~

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  1. 1 : : 2014/09/26(金) 18:30:38



    初めて見る風景は彼女の心を動かせた





    その鮮やかな風景に彼女はときめいた





    男性と手をつないで歩いている





    この人はお父さんだろうか





    笑い合っている





    音のない風景はとても広く感じる





    手を離して駆け出す





    光り輝く世界へ飛び込んだーーー
  2. 2 : : 2014/09/26(金) 19:12:47

    期待です!!
    綺麗な文章に引き込まれました・・・
  3. 3 : : 2014/09/27(土) 06:22:55
    わぁ(´V`)♪

    綺麗な文章ですね! 憧れます!

    期待ですー!
  4. 4 : : 2014/09/27(土) 08:58:34
    期待です!
  5. 5 : : 2014/09/27(土) 20:56:09


    >>2 >>3 >>4


    ありがとうございます!

    えー、この話はハンジさんの話です

    是非、最後までお付き合いくださいm(_ _)m
  6. 6 : : 2014/09/27(土) 22:36:01


    822年、シガンシナ区の山奥


    母のシャルエと父のアルヤから私は産まれた


    私の名はお母さんがつけてくれた


    お父さんは農業を営んでいた


    お父さんもお母さんも優しくて毎日が幸せだった







  7. 7 : : 2014/09/28(日) 19:10:39


    「ハンジ」


    優しく温かい声が私を包む


    「ハンジ、おいで」


    振り向くとお母さんが立っていた


    茶色でフワフワしている髪の毛


    その髪の毛が風でなびいていた


    「お父さんが帰って来たのよ。一緒にお昼ご飯食べましょ」


    お父さんがつくった野菜を使ったサラダはみずみずしくて甘みがあってとても美味しい


    「うん待ってて〜!」


    私はニコッと微笑むと立ち上がった


  8. 8 : : 2014/09/28(日) 19:16:57


    「お父さん、おかえり!!」


    「ああ、ただいま」


    私はお父さんに駆け寄っていった


    お父さんは私よりも何倍も大きい


    お父さんに飛びつくと私は体の中にスッポリと入った


    お父さんの匂い


    とてもいい匂いだ


    自然に囲まれて仕事をしている人はいい匂いだ



  9. 9 : : 2014/09/28(日) 19:30:13



    昼食は、パンとサラダとシチューだった


    口に運びながらお父さんは私に質問をしてくる


    「綺麗な花は見つかったか?」


    「うん!今日はピンクの花を見つけたよ!!それでね、花冠を作ろうと思う!」


    「お母さんにも作ってほしいなぁ〜」


    「もちろん作るよ!」


    家の近くにあるお花畑に、私は毎日行っていた


    毎日毎日花を摘んでブレスレットや花冠を作った


    家には花から作った飾りが多くある


    でも花は枯れてしまうから飾りをずっと家に置いておけないから捨ててしまう


    たくさん作っても増えないのだ





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