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戦極凌馬「やはり私の青春ラブコメはまちがっている……」

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  1. 1 : : 2014/09/20(土) 00:11:15
    仮面ライダー鎧武のひねくれマッドサイエンティスト戦極凌馬が奉仕部に入部して様々な問題を引き起こしていく話です!
  2. 2 : : 2014/09/20(土) 00:11:35
    戦極凌馬(本作品での設定)
    二年F組に在籍する総武高校の二年生。
    一見人当たりのいい人物であるが、周囲のことを気にも留めない自己中心的な性格。
    人をなめ腐ったような態度を取る。
    戦闘能力が高く、頭脳は右に並ぶ者がいない。
    その能力の高さから、大企業ユグドラシルコーポレーションの開発主任を務める。
    戦極ドライバー、ロックシードなどのライダーアイテムは彼の発明品である。
    比企谷八幡の代わりに奉仕部で活動する。

  3. 3 : : 2014/09/20(土) 00:11:55
    「高校生活を振り返って」   二年F組 戦極凌馬
    青春とは、嘘であり欺瞞である。
    青春を謳歌せし者たちは、常に自己と周囲を欺く。
    致命的なミスをしても、彼らはそれすら青春の証に変えてしまう。
    万引きや暴走行為を「若気の至り」というのがいい例だろう。
    試験で赤点を取れば、学校は勉強するだけの場ではないと言い出す。
    彼らは青春という言葉の前でなら、いかなる解釈も規則も捻じ曲げてみせる。
    しかし彼らはどういうわけか、自らの失敗に特別性を見出す。
    他人の失敗はただの失敗であるが、自分達の失敗は青春の証、と。
    はたから見てこれほど愚かなこともあるまい。
    彼らの言が正しいとするならば、青春とは欺瞞の塊であると言わざるを得ない。
    結論を言おう、青春を謳歌せ示し愚か者どもよ、砕け散れ。
  4. 4 : : 2014/09/20(土) 00:12:09
    国語教師の平塚静が、私の作文を大声で読み上げた。
    そんな大きな声を上げなくても聞こえているのだが……。
    「なぁ戦極、私が出した課題は何だったか覚えているか?」
    「ははは、バカにしてもらっては困るな。『高校生活を振り返って』だったと記憶しているが」
    「なぁ戦極、どうしてお前は教師である私に対して敬語を使わないのだ?」
    「愚問と言わざるを得ないね、敬語というのは字のごとく、自らの敬うべき相手に使う物だ。そしてあなたはそれに値しない、それだけの話だ」
    「衝撃の、ファーストブリッドッ!」
    言うと平塚女史は、いきなり殴りかかってきた。
    後ろに跳んでそれを回避し、打ち出された右腕に蹴りを噛ます。
    「教育問題が叫ばれている今のご時世にいきなり殴りかかってくるとは……なかなか面白いな」
    「お前は女に手を上げることに何の抵抗もないのか……」
    「はっはっは、確かに運動能力は男の方が高い。それを承知の上で攻撃してくる女を殴るのに何をためらう必要があるというんだ?」
    「はぁ……全くお前は……そもそもこういうときは自分の生活を省みる物だろう」
    「だったらそう前置きしてもらわないと。自分のミスを人のせいにするとは……恥ずかしくないのかい?」
    「屁理屈を言うな小僧」
    「小僧、か……はっはっは!確かに君の年齢からして見れば私は小僧だ!」
    「撃滅の、セカンドブリッドォっ!」
    再び殴りかかってくる平塚女史の攻撃を回避し、その腹に思い切り拳を叩きこむ。
    「ぐぅっ……」
    「懲りないねぇ君も。さっきので実力差はわかったと思ったが……」
    「戦極、お前に言っておくことが二つある。一つ、女に年齢の話をするな、それと……女の腹を殴るのは、外道すぎる……」
    「ならば私からも矛盾点を二つ。年齢の話をされたくないのなら、小僧などという言葉は使わないことだ。二つ、私の腹部に攻撃を仕掛けてきた物の言う言葉では無いな」
    「お前な……」
    「ああ、もしかして二つ目の理由は子供ができるからですか?ならなおのこと大丈夫ですよ、先生にそんな相手はできないでしょう」
    「おおっと、手が滑ったぁっ!」
    三度、殴りかかってくる平塚。
    「おっと、私も足が滑った」
    攻撃軌道上から抜けだし、相手に足掛けを繰り出す。
    勢い余って平塚は転倒した。
    とっさに受け身を取ったのは評価できる。
    「よし、わかった。もうわかった。本来ならその作文は書きなおしてもらうところだが、かわりにお前には奉仕活動をしてもらう」
    「奉仕活動……日常で使う言葉では無いな……」
    まぁ、少しだけ興味がないこともない。
    「いいだろう、じゃぁやってあげるとするか」
    「勘違いするなよ戦極、これはお願いでは無く命令だ」
    「はは、手厳しいね」
    平塚静と戦極凌馬の力の差を考えれば、彼を無理やり従わせるなど不可能ではあるが、そこをいちいち訂正しなければ気が済まないほど戦極は幼くもなかった。

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kusutti

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