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真戸「もう疲れたよ亜門君」 亜門「え!?」

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  1. 1 : : 2014/08/30(土) 23:03:23
    今進撃カテゴリで平然と書いてる事に気付きました

    本当にすいません、建て直しです



    >>1はこの2人組が好きです


    カネキ?トーカ?そんなものは出ません


    アニメ派なので矛盾があるかも知れません


    その時はレスして下されば直します




    その他の東京喰種ss


    真戸「亜門君…亜門君…」 亜門「!?」


    http://www.ssnote.net/archives/22786
  2. 2 : : 2014/08/30(土) 23:05:32
    真戸「もう…疲れたんだ」


    亜門「どうしたんですか急に」


    真戸「喰種を狩り続けたところで本当に絶滅させることは出来るのか?」


    亜門「地道に狩っていけばいつかは…」
  3. 4 : : 2014/08/30(土) 23:08:31
    真戸「だが…私が生きてる間にその瞬間を見る事はできまい」


    亜門「それは…」


    真戸「近々退職届を出そうと思っているよ」


    亜門「…」グッ


    亜門「真戸さん」




    真戸「…何かね亜門君?」
  4. 5 : : 2014/08/30(土) 23:12:14
    亜門「…私はあなたの元で部下として働いてきました」


    真戸「ああ知っているとも」


    亜門「あなたは…こんな所で諦める人では無かったはずです!」


    亜門「僕の知る真戸さんは…喰種駆逐に命を賭ける…そんな人です」


    真戸「…」
  5. 6 : : 2014/08/30(土) 23:14:02
    真戸「なぁに、別段辞めるのに深い理由なんてない」


    真戸「かつては喰種絶滅に命を賭け…今は疲れてしまった」


    真戸「それだけだよ」


    亜門「…嘘はやめてください」


    真戸「…嘘?」


    亜門「とぼけないでください!」
  6. 7 : : 2014/08/30(土) 23:15:05

    亜門「あなたは…その情熱すらも押し込めて…何故喰種から遠ざかろうとするんですか!」


    真戸「…」


    亜門「答えて下さい!」


    真戸「…亜門君、悪いが私には君の言っていることが理解できないよ」


    亜門「…っ!」
  7. 8 : : 2014/08/30(土) 23:18:43

    亜門「…見損ないましたよ」


    真戸「…」


    亜門「お先に失礼します」


    真戸「…」


    亜門「…」スタスタ







    真戸「すまないね…亜門君…」
  8. 9 : : 2014/08/31(日) 13:29:22



    ーーーーーーーーーー
    いつもの定食屋



    亜門「…」ガツガツ


    「お? 今日はいつもに増してよく食うねぇ」


    「何かあったのかい?」


    亜門「…」ゴクゴクゴク


    亜門「…」プハッ


    亜門「いえ…何でもありません」



    「そうかい、ならいいんだけどよ…」
  9. 10 : : 2014/08/31(日) 13:53:18

    亜門「…」ガツガツガツ


    亜門「うっ…!」


    「急いで食い過ぎなんだよ…ホラ、水だ」


    亜門「…」ゴクッゴクッ


    亜門「…」フゥー


    亜門「…ありがとうございます」


    「次からは気ぃ付けろよ」


    亜門「…はい」
  10. 11 : : 2014/08/31(日) 14:06:37
    「何か悩んでるみたいだが…いつでも相談してくれていいんだよ?」


    亜門「いえ、コレは俺だけの力で解決しないといけないんです」


    「…そうかい、頑張れよ」


    亜門「…ありがとうございます!」























    ーーーーーーーーーー

    亜門「…」スタスタ


    亜門(真戸さん…一体どうしたって言うんだ…?)
  11. 12 : : 2014/08/31(日) 14:20:47


    亜門「…」


    亜門(真戸さん自身は特に理由は無いと言っていたが…そんなことはあり得ない)


    亜門(必ず辞めなければならない理由がある筈だ…)


    亜門(真戸さんが辞めてしまう前にその原因を見つけなければ…!)
  12. 13 : : 2014/08/31(日) 14:25:44



















    「お前…ハトだな?」





    亜門「!」


    亜門「何者だ!」



    「お前らに仲間を殺された喰種…とでも言っておこうか」




    亜門「くっ…!」スッ


    亜門「貴様ら喰種に仲間を語る権利は無い!」ゴオッ!!
  13. 14 : : 2014/08/31(日) 14:33:01

    ドガン!!!


    「でかいな…当たったら痛そうだ…」



    亜門「すぐに仲間の元へ送ってやる!」グルンッ!



    「んなもん当たるかよ!」サッ


    「はっ!」バキィッ!!



    亜門「くっ…!」ズザァァァァァッ!
  14. 15 : : 2014/08/31(日) 14:50:09

    「何だ? 案外弱ぇなぁ」



    亜門「クズ共が…!」



    「あ?」



    亜門「お前らにどれだけの人が殺されたと思ってるんだ…!」



    「…知らねぇな、生きる為に食う…それの何が悪い」



    亜門「黙れぇぇぇぇぇぇ!!」ブンッ!!



    「そろそろ死ねや…」ギュオッ!!



    亜門(マズい…避けられな…)









    ドスッ!!
  15. 16 : : 2014/08/31(日) 14:52:41




























    「な…に…?」ドサッ











    真戸「まだまだひよっ子だねぇ亜門君」






    亜門「真戸さん…! どうしてここに!?」




    真戸「偶々通りかかっただけさ…それよりも」






    「クソ…が」





    真戸「君からどんなクインケが作れるか…楽しみだねぇ…」









    亜門(そうだ…あの目だ…)


    亜門(やっぱり真戸さんは喰種を狩る事に疲れてなんかいない…!)
  16. 17 : : 2014/08/31(日) 17:29:58

    亜門「真戸さん…やっぱり喰種を狩る事に疲れてなんかいないじゃないですか!」











    真戸「…確かにね」フッ





    亜門「だったら何故辞めるなんて…!」




    真戸「それは言えないよ…亜門君」






    亜門「…」




    真戸「君に嘘をついていたことは謝ろう…だが、私はもう決心したのだよ」
  17. 18 : : 2014/08/31(日) 17:32:41

    亜門「…決心、ですか」



    真戸「そうだよ亜門君」


    真戸「心残りはある…だが私には…」


    真戸「イヤ…何でもない」




    亜門「…」


    亜門「真戸さんの話を聞いて…何か深い理由があるというのは分かりました」


    亜門「…ですが、私には納得がいきません!」


    亜門「その理由は…そこまで重要な事なんですか?」




    真戸「あぁ…そうだ」
  18. 19 : : 2014/09/01(月) 17:04:30

    亜門「今までの日々は…私にとってかけがえのないものでした」


    真戸「…」




    亜門「あなたには戦闘のノウハウから始まり…実に色々な事を教えてもらいました…」


    亜門「…もっともまだまだ俺はひよっ子ですが」




    真戸「…」


    亜門「…もう俺には真戸さん以外とペアを組める自信が無いんです」
  19. 20 : : 2014/09/01(月) 17:07:17

    亜門「あなたみたいな喰種捜査官になる…それが俺の目標です」



    真戸「…それは嬉しいねぇ」



    亜門「だから…せめてあなたと肩を並べるまでは…」








    真戸「亜門君」






    亜門「…何でしょうか」





    真戸「君はもう十分に強い」




    亜門「ですがさっきはひよっ子と…」




    真戸「違う違う…そういう意味じゃない」
  20. 21 : : 2014/09/01(月) 17:09:31
    真戸「戦闘面ではまだまだひよっ子だが…君は十分強いと言っているんだ」



    亜門「それはどういう…」




    真戸「後は自分で考えなさい」


    真戸「…私だって喰種捜査官を辞めたくはない」


    真戸「だがこれが最善の選択なんだよ、亜門君」





    亜門「…」
  21. 22 : : 2014/09/02(火) 20:39:13


    ーーーーーーーーーー





    亜門「…」


    亜門(真戸さんの決意を踏みにじるつもりはない)


    亜門(だが…俺はどうしても理由が分からないと納得いかない…っ!)
  22. 23 : : 2014/09/02(火) 20:52:39

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    ーーーーーーーーーーーーーーー
    ーーーーーーーーーー
    翌日…





    真戸「亜門君」



    亜門「…はい」





    真戸「君にだけは先に言っておこうと思ってね…」


    真戸「ついさっきだが…退職届を受理してもらったよ」






    亜門「!?」


    真戸「何…驚く程の事ではないだろう、君には昨日も言ったじゃないか」
  23. 24 : : 2014/09/02(火) 21:12:16

    亜門「ですがそんな急に…!?」


    真戸「…事情が変わったんだ」


    亜門「…」


    真戸「では失礼するよ、急で済まないが…今までありがとう、亜門君」




    亜門「…今までありがとうございました!」





    真戸「そんなかしこまらなくてもいい…私は湿っぽいのが苦手でね…」
  24. 25 : : 2014/09/02(火) 21:39:56


    真戸「今までありがとう亜門君」


    亜門「いえそんな…礼を言うのは自分の方です」


    真戸「…じゃあ、私は行くよ」スタスタ




    亜門「…」
  25. 26 : : 2014/09/02(火) 21:44:23


    上司「アレ…? 真戸さんはどうした?」




    亜門「…?」


    亜門「ついさっき退職届を受理されたといってここを出て行ったんですが…」









    上司「退職届? そんなもん出されて無いぞ」





    亜門「!?」


    亜門「すみません…すぐに戻ります!」ダッ





    上司「おい亜門!!」
  26. 27 : : 2014/09/03(水) 20:01:09



    ーーーーー


    亜門「ハァ…ハァ…」


    亜門(何も言わずに出ていった…どういう事なんだ…?)


    亜門「クソ…見当たらない…!」




    ギャアアアアアア!!

    ヤメロォォォォォ!!




    亜門「!!」


    亜門(喰種か…!?)


    亜門(行くしかない…っ!!)
  27. 28 : : 2014/09/04(木) 18:21:36















    ーーーーー


    亜門「コレは…」




    喰種「ぐあああっ!!」ドサッ




















    真戸「おや…亜門君じゃないか」






    亜門「真戸さん…何してるんです!?」




    真戸「何と言われたら…掃除かな? 屑共のね」












    喰種2「死ねっ!」ブンッ!!




    真戸「雑魚が…」ガキン!!


    真戸「…」グサッ!







    喰種2「…」ドサッ
  28. 29 : : 2014/09/04(木) 18:29:49



    亜門「…先程先輩から聞きました」


    亜門「退職届は出していないようですね」





    真戸「…」


    亜門「しかも喰種の群の中に飛び込んでいくなんて…自殺行為です!!」


    真戸「まぁまぁ…落ち着きたまえ」


    亜門「落ち着いてなんかいられません!!」
  29. 30 : : 2014/09/04(木) 18:37:17

    亜門「一体何故こんな事を…」





    真戸「…」






    真戸「喰種を狩り続けて死ぬのが本望だから…かも知れない」







    亜門「…?」







    真戸「君には話したく無かったんだが…ね」
  30. 31 : : 2014/09/04(木) 20:29:59



    真戸「ゴフ…ッ」ボタボタ…





    亜門「真戸さん…!?」






    真戸「…すまないね」


    真戸「…先日、医者から不治の病との宣告を受けてねぇ…そこからはこのザマさ」
  31. 32 : : 2014/09/04(木) 20:37:38

    真戸「私の夢である喰種駆逐を諦める訳にもいかないからずっと薬に頼っていたんだが…どうやら限界のようだ」


    真戸「家族にも君にも迷惑をかけた…」





    亜門「そんな…迷惑だなんて…思ってませんよ…っ!!」ポロポロ





    真戸「君は私の為に泣いてくれると言うのか…嬉しいねぇ」


    真戸「つくづく…君が部下で良かったと思ったよ」




    亜門「ぐ…うぅ…」

















    真戸「おっと…客人のようだね」



    亜門「…?」














    喰種3「…」





    真戸「私が相手をしよう、亜門君…君は下がっていなさい」
  32. 33 : : 2014/09/04(木) 20:54:30


    喰種3「はぁぁっ!!」ゴォォォ…












    真戸「羽嚇の喰種…」











    喰種3「…」ダッ!!


    喰種3「…」バキバキバキバキィッ!



    ビュンッ!!




    真戸「甘いねぇ…」ガキン!


    喰種3「…」ゴオッ!





    真戸「そんな攻撃で…」ズキィッ!!


    真戸(くっ…こんな時に…!)





    亜門「真戸さんっ!!」








    ドスッ!!




    真戸「く…!?」ビシャァッ!!





    喰種3「とどめだ」バキバキバキ…


















    真戸「…」ニヤ




    喰種3「!?」




    ドスッ!!












    喰種3「な…」ドサァッ











    真戸「後ろの注意を怠るとは…やはり喰…種」ガクッ




    亜門「真戸さん!!!」
  33. 34 : : 2014/09/04(木) 21:03:25


    亜門「しっかりしてください真戸さん!!」



    真戸「喰種を…狩って…死ぬのなら…本望と言った筈だが…?」



    亜門「だとしても…こんな…こんな!!」




    真戸「死というものは…実に理不尽だ…」


    真戸「喰種に…死は与えられず…我々にのみ死が与えられる…それどころか…あまりに無情すぎる…」




    亜門「もう喋らないで下さい! すぐに助けを…」
  34. 35 : : 2014/09/04(木) 21:23:16






    真戸「…君は強い…必ず喰種を駆逐できると信じている…」



    亜門「真戸さん! お願いですから喋らないでください!!」





    真戸「…」ガクッ





    亜門「…真戸さん?」







    真戸「」










    亜門「真戸さん!? 真戸さん!!!!」
  35. 36 : : 2014/09/04(木) 21:28:17



    真戸「」




















    亜門「…う」



    亜門「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!」































  36. 37 : : 2014/09/04(木) 21:46:07































    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    ーーーーーーーーーーーーーーー
    ーーーーーーーーーー
    ーーーーー




    亜門「…オラァッ!!」ブンッ!



    ドォォン!!



    喰種「カ…ハ…」ドシャッ





    「スゲェ…」




    亜門「…別に凄くはないさ」


    亜門「…俺の尊敬する人に言われたんだ」








    「尊敬する人…?」






    亜門「お前は戦闘面ではひよっ子だが強い…とな」






    「…? どういう事ですか?」






    亜門「いつか分かるさ…お前にもな」







    「…その意味が分かるように頑張ります!!」








    亜門「…頑張れよ」







    「はいっ!!」






















    亜門(真戸さん…俺はいつか必ずあなたを超える…!)











    end
  37. 38 : : 2014/09/04(木) 21:48:45
    色々書いてたら長引いちゃいました


    内容はそこまで詳しく考えてないですが、アニメみたいに殺されるんじゃなく亜門に全てを託して死んだらどうなるのかなーと思って書いた次第です


    拙い部分もあったとは思いますが無事終了できたので良かった…


    読んで下さった方々、本当にありがとうございました
  38. 41 : : 2014/09/23(火) 23:13:18
    真戸さんの話は掘り下げれば掘り下げるほどいい味を出してる。そういえば彼のクインケコレクションとやらも気になるな

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nobueangelic

モノクマダンス

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