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  1. 1 : : 2014/08/10(日) 20:07:58
    亀更新となります。

    内容がわかりにくくなるところがあると思います。

    それをお許ししてもらいながら読んでもらえれば光栄です。
  2. 2 : : 2014/08/10(日) 20:11:17
    違う。

    おかしい。

    違う。

    でも、何が違うのかはわからない。

    モヤモヤする。

    気持ち悪い。

    とても、気持ち悪い。

    私は…

    知りたい。















  3. 3 : : 2014/08/10(日) 20:19:32



    「なにを?」



    聴き憶えの無い声が暗黒の世界に響く。

    暗く、冷たく、そしてどこかさみしい声だ。



    「あなたは…だれ?」

    「……。」





    返答がない。

    私はもう1度問う。



    「…あなたは…誰?」


    「……」

    「…。」




    また返答がない。

    なんなんだ、こいつは。

    私は、少し腹がたってきた…。
  4. 4 : : 2014/08/10(日) 20:32:16
    「…あなた。」


    ……

    喋った?




    「…私は…」

    「あなた。」


    ……。

    さっぱり

    意味がわからない。


    「まあ、後からわかると思うわ。」

    「取り敢えず、ここがどこだか、わかる?」


    わからない。



    「ここは…」

    「あなたの夢世界。」

  5. 5 : : 2014/08/10(日) 20:57:59
    夢世界?どういうこと?



    「今、あなたは夢を見てるの。」

    「現実のあなたは…」

    「…あ…。」


    な、なに?

    「…な…なんでもない。」


    なんだ…。

    なんでもないのか。





  6. 6 : : 2014/08/10(日) 21:20:18
    しかし、ここが夢世界ということは

    現実の私はきっと眠っているのだろう。

    しかし、さっきアイツが何か言いかけた。

    本当になんでもないのだろうか?

    ……

    わからない。

    思えば私は今、わからないことだらけだ。

    こんなに気持ちがモヤモヤしたのは…

    あの時以来…





    「はっきりと、聞こう。」

    「…」

    「最初の話題に戻るけど…」

    「あなたは何を悩んでいるの?」

    ……

    答えられない。

    「なぜ?」

    ……

    わからない…から。

    「……」

    「そう…」
  7. 7 : : 2014/08/10(日) 21:25:25































  8. 8 : : 2014/08/10(日) 21:34:39
    ーーーパチッ






    ん?ここは?

    ……

    いつもの…寄宿舎だ…。

    なに?今日の夢は…

    少し、変だった…。

    夢で、こんなにモヤモヤしたのは始めて。

    少し、気持ち悪い……。


    エレン「あ、ミカサ」

    エレン「おはよう。」

    ミカサ「……」

    エレン「…?」

    エレン「ミカサ?」

    ミカサ「……」

    エレン「ミカサ…ミカサ!」

    ミカサ「……あ」

    ミカサ「エレン、おはよう。」

    エレン「…おはよう。」


  9. 9 : : 2014/08/10(日) 22:04:26



    エレン「水、持って来たぞ。」

    ミカサ「…ありがとう。」

    エレン「気分はどうだ?」

    ミカサ「…少し…気持ち悪い…。」

    エレン「そっか…。夜中、大分魘されてたぞ。」

    ミカサ「……そう…。」

    エレン「まあ、朝食にしよう。」

    エレン「今日は俺が作ったからな!」

    ミカサ「うん。ありがとう。」





















































    -食事中-

    カチャカチャ

    エレン「お前、本当に大丈夫か?」

    ミカサ「なにが?」

    エレン「いや、朝起きた時変だったから。」

    エレン「で、今もおかしいぞ。」

    ミカサ「…そう。」

    ミカサ「少し悩んでいるだけだから。」

    ミカサ「大丈夫。なんでもない。」

    エレン「ならいいけどな。」

    エレン「ちゃんと食べろよ。」

    エレン「腹へると体力無くなるからな。」

    ミカサ「わかってる。心配しないで。」




    もぐもぐ…

    あ、

    このハム、美味しい…。

    ………

    ゴクン…。





    ミカサ「!」グラッ

    エレン「お、うまいな。このハム。」





























    ガチャン!!!

    ミカサ「ウッ!!グゥ!!」

    エレン「えっ?ミカサ?」

    エレン「ミカサ!!どうした!?」

    ミカサ「グッ!!」






















    めまいが……

    意識が、遠のいていく…。






    ……エレン………。




  10. 10 : : 2014/08/10(日) 22:09:30


































    ーーー
    ーーーーー
    ーーーーーーー

  11. 11 : : 2014/08/10(日) 22:16:13












    う、ウゥ

    「お、来たかぁー」ニヤ

    き、来てしまった…。

    「待ってたぜぇ」

    ……

    あれ?

    前回と、違う人…。

    "私"じゃない…。


    「ごめんねぇー。"私"じゃなくて。」

    「でも、あいつよりは優秀だから。なんでも言え。」

    じゃあ

    なんで私はここにいるの?

    「お?いきなりじゃねぇか!」

    教えて。なぜ?

    「まあまあ。怖い顔すんな!」

    「待ってろ。」

    「すぐ、教えてやるよ。」
  12. 12 : : 2014/08/10(日) 22:37:32



















    「まず、教えるのは"夢世界"がなぜあるのかってところからだ。」

    「そこ、ちょっと気になるだろ?」



    ちょ、ちょっとどころでは無いが…。



    「まあそうだよな。」

    「じゃ、授業の始まりだ。」

    「この、夢世界ってのはな」

    「要するに解けない悩みを持っている人間が集まってくるわけだ。」

    「その悩みを解く手助けをするのが俺たちの役目ってわけさ。」

    「大変だろ?」

    「人間がくる周期は…」

    「だいたい100年に1人くらいだな。」

    ひゃ、100年に1人!?

    「そんなにおどろくことはねぇ。」

    「現実世界と夢世界の時間は同じ速さじゃねぇ。」










































    ーーー
    ーーーーー
    ーーーーーーー
    ーーーーーーーーー
  13. 13 : : 2014/08/11(月) 09:24:16




































    「で、ミカサ、お前は今、何に悩んでいるんだ?」

    「聞かせろ。」

    …………

    またそれか…
    ……

    わからない。

    「わからないじゃ終わらねぇんだ。早くいえ。」

    ………

    わからないんだってば。

    「……。」

    「はあ…。」

    ……

    「どうしてわからないんだ?」

    「自分のことなのに。」

    ……

    それも、わからない。

    「……話になんねぇな。」

    ……

    「仕方ねぇなぁ。」

    「別角度から見ていくとするか。」

    「ちょっと、頭ん中見せてもらうぜ。」





    "私ではないなにか"はそういうと、私の頭を掴んだ。


    その瞬間…


    頭が破裂しそうなほどの痛みに


    襲われた。




    ミカサ「グッ!!!!」






























  14. 14 : : 2014/08/11(月) 09:42:11









































    ーーーー
    ーーーーーー
    ーーーーーーーー
    ーーーーーーーーーー

    あれ?ここは…

    私とエレンの始まりの場所である…

    木の家…?














    ガタガタ!




    おや?中に誰か、いるのだろうか?




    窓越しで家の中をみる。








    そして私は

    驚愕した。






    なぜなら

    そこには…

    あの時の私たちがいたからだ。





    「闘え!」

    「闘わなければ、、勝てない!」

    「ミカサ!」



    その言葉を聞いた瞬間、ミカサは

    あの時の気持ちを

    思い出した。




    そうだ。この、気持ちだ…

    そんなこと言われたって…

    私には…無理…。

    戦いたくない…。

    相手は私よりも強いんだ。

    嫌だ。




    嫌だ。嫌だ。嫌だ。嫌だ。嫌だ。嫌だ。

    嫌だ。嫌だ。嫌だ。嫌だ。嫌だ。嫌だ。

    嫌だ。嫌だ。嫌だ。嫌だ。嫌だ。嫌だ。

    嫌だ。嫌だ。嫌だ。嫌だ。嫌だ。嫌だ。

    嫌だ。嫌だ。嫌だ。嫌だ。嫌だ。嫌だ。

    嫌だ。嫌だ。嫌だ。嫌だ。

    嫌だ。

















    怖い。


























    はずだったのに、あのとき、私は選んだ。

    選んでしまった。


    この手を血で染めることを。



    エレンを

    守ることを。




    この世界で

    生き延びることを。



    本当は嫌だった。

    天敵に怯えながらでもいいから慎ましく生きていたかった。

    父が殺され……

    母も殺され……。

    本当は私も死ねばよかった。

    あの時、エレンが来てくれなかったら……

    わからない。

    なんで、私は生きているのか。

    全然……

    わからない……。




































  15. 15 : : 2014/08/11(月) 09:44:29































    私は……

    私は………




    グゥ!!















  16. 16 : : 2014/08/11(月) 09:47:03



























































  17. 17 : : 2014/08/11(月) 09:55:45





    「あーあ。こりゃ重症だな。」

    え?

    重症…?

    「そうだ、重症だ。」

    「お前は悩んでいることを思い出そうとすればするほど…」

    「頭が痛むんだ。」

    「その痛みをいつの間にか体験していて、無意識に避けてたんだろうな。」

    「だから思い出せない。」

    ……

    そういう…ことか…。

    だから…。

    「つまり…」

    「今まで、お前は…」

    「自分の悩みを本気で考えてなかった、ということだ。」

    「痛みを避けて。」

    「痛みから逃げて。」

    「本気で自分の問題を解決しようとしなかった。」

    「って、ことだ。」

























  18. 18 : : 2014/08/11(月) 11:21:58

































    ーーーーーパチッ










  19. 19 : : 2014/08/11(月) 11:29:09






    エレン「……ミカサ…」

    エレン「大丈夫か?」

    ミカサ「え、ええ。大丈夫。」

    エレン「!」

    エレン「ミカサ?」

    ミカサ「?」

    エレン「なぜ、泣いているんだ?」

    ミカサ「え、う、うそ…。」

    ………

    今まで、泣いたことなんて無かったのに…。

    エレン「……。」

    エレン「はぁ…。」

    エレン「なにか、悩んでいるんだったら、言えよ。」ガチャ





    ーーバタン







    ミカサ「エレン…」

    ミカサ「どこか、悪いのだろうか?」

    ミカサ「そして、私はなぜ…」

    泣いている?
  20. 21 : : 2014/08/11(月) 13:05:11














































    泣きたい、そんな感情があるわけでもないのに…


    勝手に流れる涙。























  21. 22 : : 2014/08/11(月) 13:10:35


    ミカサ「エレン。」

    エレン「ん?どうした?」

    ミカサ「私は…」

    ミカサ「私は、今日の朝になるまで…何時間眠っていた?」

    エレン「………!」

    エレン「……」

    ミカサ「どうしたの?」

    エレン「いいのか?」

    エレン「言っても…?」

    ミカサ「え、ええ…。」

    エレン「…。」

    エレン「…24日間……だ…。」

    ミカサ「!!」

    ミカサ「なぜ私は…そんなに…?」

    エレン「……。」

    エレン「やっぱり…」

    エレン「覚えて…ない…か…。」































  22. 23 : : 2014/08/11(月) 13:21:55
    ーーーーーーーー
    ーーーーーーーー
    ーーーーーーーー
    ーーーー


    ーー24日前


    エレン「ミカサ!!」ドタバタ

    ミカサ「エレン?どうしたの?」

    エレン「……ウォール……」

    エレン「ウォールローゼが突破された…。」

    ミカサ「……え…?」

    ミカサ「ほ、本当に!?」

    エレン「不意を突かれたんだ…。」

    エレン「ついさっき…急に超大型巨人が現れて…壁を破られた。」

    ミカサ「そ、そんな……。」

    エレン「調査兵団は至急…集合だとよ…。」



























  23. 24 : : 2014/08/11(月) 13:31:05








    ハンジ「…みんな、集まったな。」

    ハンジ「……始めるぞ…。」

    ハンジ「○○月○○日○○時○○分、全調査兵団の兵士に告ぐ。」

    ハンジ「みんなも知っている通り、ウォールローゼが突破された。」

    ハンジ「これより先に進めれば、人類は絶滅の道を進むことになる。」

    ハンジ「作戦はトロスト区奪還作戦と同様、エレンが巨人化し、大岩を運んで穴を塞ぐ。」

    ハンジ「憲兵団、駐屯兵団は既に現場に待機している。」

    ハンジ「みんなは全力でエレンを支援してくれ。」

    ハンジ「よろしく、たのむ。」

    ハンジ「では解散だ。それぞれ指定の部隊について現場へ迎え。」

    ハンジ「急いで…な。」














  24. 25 : : 2014/08/11(月) 13:33:23















































  25. 26 : : 2014/08/11(月) 13:33:38


















































  26. 27 : : 2014/08/11(月) 13:37:36









    そして作戦は順調に進み、残るは200m先の穴を大岩で防ぐのみとなった。


    全員は前回同様、巨人を引きつけ、エレンから巨人を遠ざけていた。


    "慣れ"


    それは時に味方をし、時に敵になる。


    今回の作戦ではその"慣れ"が


    敵となった。




  27. 28 : : 2014/08/11(月) 13:42:24




















    アルミン「ねえ、ミカサ?」

    ミカサ「どうしたの?アルミン?」

    アルミン「なんか、巨人、多くなってないかな?」

    ミカサ「そう?」

    ミカサ「そんなことはないと思うけど…」

    アルミン「そうかな…」




































    ………あ………………。



















  28. 29 : : 2014/08/11(月) 14:12:46






























    エレン「そして、お前の目が覚めたのが、それから24日後だ。」

    ミカサ「さ、作戦は…?」

    エレン「……。」

    エレン「ごめんな…。」

    エレン「失敗…した…。」

    ミカサ「う、うそ…。」

    エレン「そうだ。失敗した。

    エレン「全て、俺のせいだ。」

    エレン「俺のせいで、人類の活動領域はウォールシーナまで…」

    エレン「後退した…。」

    ミカサ「……。」

    でも、なんで?

    エレンはあのまま進んでれば作戦は成功したはず。

    なんで、失敗したんだ?




    「それはお前を助けたからだろ?」




    ミカサ「え?」

    エレン「どうした?」

    ミカサ「今、なんか言った?」

    エレン「は?」

    エレン「何も言ってねーよ。」





    「わかってるんだろ?」






    聞こえた。

    "私ではないなにか"の声だ。

    はっきりと、聞こえた。



    ここは、夢世界では…ないよね?















  29. 30 : : 2014/08/11(月) 14:16:20
























































  30. 31 : : 2014/08/11(月) 14:23:31
    ミカサ「…スー……」

    エレン「寝ちゃったか…」

    エレン「無理、ないよな…」




    ーーーギィ

    ハンジ「……エレン。」

    エレン「…ハンジさん……。」

    ハンジ「本当にすまない。いつも任せっぱなしで…。」

    エレン「いいんですよ。」

    エレン「あの作戦は」

    エレン「僕の実力が足りなかった、だけですから。」

    ハンジ「そっか。」

    エレン「次、巨人が攻めてきたら、頑張りますよ!」

    ハンジ「……はは」

    ハンジ「そうだね…次、頑張ろうか…。」

    エレン「それでは…」

    ハンジ「うん、じゃあね。」
























  31. 32 : : 2014/08/11(月) 14:24:32





















































  32. 33 : : 2014/08/11(月) 14:38:22
    その夜、ミカサは夢を見なかった。

    しかし

    なぜだか、怖かった。


















    ーーー1ヶ月後










  33. 34 : : 2014/08/11(月) 14:50:41
    その日、ついにウォールシーナが突破された。


    誰もが自分の生存を祈らず、死を待っていた。


    各兵団の努力も水の泡であった。


    人類は巨人に


    敗北した。








    しかし、人類側に、最後の最後まで運命に抗った者が2人いた。


    エレンとミカサである。


    巨人と激しい戦闘を繰り広げた。


    この日、2人の討伐総数は合計100体以上にもなった。


    -なぜ生きているのか-


    これが長年、ミカサが感じていた悩みであった。


    その悩みの答えは


    今だ見出せずにいた。










  34. 35 : : 2014/08/11(月) 14:55:51







    しかし、死の間際、ミカサは気づいていた。


    多分、この悩みの答えは

    エレンにあるのだろうと。

  35. 36 : : 2014/08/11(月) 18:48:09
    面白かったです!いい作品ありがとうございました!

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abcdefg

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