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ジャン「幸せにしてやる」

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  1. 1 : : 2013/09/25(水) 22:54:12
    二作目です。ジャンクリです。ちょっと長めになるかもしれません。



    俺が初めてアイツを意識したのはいつだったんだろう。多分、訓練兵になった初日、小柄で可愛らしい子がいると思った。すぐに、麗しい黒髪の別の女子に心を奪われたんだが。
    次の日に、周りの奴が天使だ女神だと騒いでいたのも納得できた。ただその時は、ミカサを想うライバルが減ってラッキーだ、くらいにしか思っていなかった。


    教官「この場合、巨人までの最短距離を…うんたらかんたら」
    クリスタ(全然わかんない…ノートだけはしっかりとらないと…)

    クリスタは何故か俺の隣で授業を受ける。大体、班に別れる時は一緒になる。皆が俺の好きな奴を知ってるからいいものの、やはり嫉妬される時もある。

    教官「この立体起動装置は、頭で仕組みをしっかり理解する事も重要で…」
    クリスタ(理解できない)

    こいつはかなり頑張り屋で、優しくて、気が利いて、いい奴だと思う。そして可愛い。

    ジャン(まぁミカサが1番だけどな…)

    教官「では今日はここまで。この後立体起動の訓練を行う」

    クリスタ(…どうしよう)
  2. 2 : : 2013/09/25(水) 23:04:26
    サシャ「クリスタ、どうしたんですか?顔色が悪いですよ?」
    クリスタ「ちょっと…立体起動の訓練が不安で…」
    ユミル「なぁんだそんな事かよ。じゃあ早めに行って練習するか」ガタッ
    クリスタ「ありがとうユミル!」ニコッ
    ユミル「…!やっぱお前は可愛いなぁー!」

    立体起動が苦手、か…。でもこうやって健気に頑張ったりするんだな。ユミルも立体起動が上手いし、サシャも手伝うだろうし。クリスタもすぐにうまくなるだろ。

    サシャ「あっ、じゃあ私もお手伝いします!」
    クリスタ「サシャもありがとう」
    ユミル「…!あー…ジャン、お前も来いよ。」
    ジャン「は…?何でだよ」
    ユミル「お前立体起動上手いだろ。女神様が困ってんだよ、手伝え」
    クリスタ「ちょっとユミル!ごめんねジャン、大丈夫だから」

    周りの奴らが俺たちを見ているのがわかる。羨ましいんだろうな、多分。俺だってミカサが誰かに頼ったりしてる所を見ちまったら羨ましいし。

    ユミル「…」チラッ
    ジャン「?」
    ジャン(ミカサも見てる!)

    ジャン「わかったよ。ほら、さっさと行こうぜクリスタ」
    クリスタ「え?」
    ジャン「時間なくなっちまうだろ」
    クリスタ「…あ、ありがとう…///」

    キュン
  3. 3 : : 2013/09/25(水) 23:12:27
    キュンって何だキュンって…確かにクリスタは可愛い、けど、俺は優しいから手伝ってやるだけだし、ミカサが見てるから格好つけたかっただけだ!ミカサが…

    ジャン(ミカサいねえし…)

    サシャ「ユミル、私達も行きましょう!」
    ユミル「いや、私らはゆっくり行こうぜ」
    サシャ「え?」
    ユミル「練習だろ?ジャンが教えてくれるんだし、別に私らまで無駄な体力使わなくても。お前もすぐ腹減りたくねえだろ」
    サシャ「もう減ってます」
    ユミル「それにもう二人とも行っちまってるしよ」
    サシャ「…あ、本当ですね」


    ユミルもサシャも来ねえじゃねえか…。クリスタは何故かガチガチだし…緊張する程苦手なのか?

    ジャン「クリスタ、立体起動のどの辺が苦手なんだ?」
    クリスタ「えっと…笑わない?」
    ジャン「笑わねえから早く言えよ」
    クリスタ「…全部」
    ジャン「は?」
    クリスタ「だから、全部…教官の言葉もあんまり理解できてないし、だから早く飛べないし、ぐらぐらするし…」
  4. 4 : : 2013/09/25(水) 23:38:16
    本当に全部じゃねえか…いや、逆に俺が天才なんだ。俺ができるだけで、他の奴らはこうやって悩んでるんだ…

    ジャン「真似すりゃできるようになるって。まあ見てろ、こうやるんだ」バシュッ
    クリスタ「凄い…!」
    ジャン「このぐらい普通だって。こっちから見ててやるから、真似して飛んでみろよ」
    クリスタ「….うん!(こうかな…?)」パヒュッ

    ジャン(全然駄目だ…)

    クリスタ「…っ!どうかな?」
    ジャン「(泣かせたらユミルが煩そうだし…)あぁ…まあいいんじゃないか?ただもうちょっと腕をこう…」
    クリスタ「///」
    ジャン「ほっそ!!お前細過ぎるだろ!ちゃんと食ってんのか?」
    クリスタ「え?うん…」
    ジャン「嘘つけ!お前どうせサシャに餌付けしてんだろ」
    クリスタ「えっ!?そんな」
    ジャン「ああー、まぁいいや。お前軽そうだし。」ヒョイ
    クリスタ「えっ///」
    ジャン「こっちのがわかりやすいだろ」

    やっぱり軽すぎた。いや、俺が女子を抱えるのが初めてだからそう思うだけで、皆こんなもんなのか?いや軽すぎだろ、絶対。髪の毛はサラサラだし、いい匂いするし。

    ジャン(何か…今になって恥ずかしくなってきた)
    クリスタ「ジャン、重いでしょ、おろして…」
    ジャン「ったくうるせえなぁ。いいか、体の向きはこうだ!で、手は…」
    クリスタ「///」
    ジャン(くそっ…可愛い…!)バシュッ

    腕なんか凄く華奢で…何もできなくて、でも頑張り屋で。男ってのは、こういう子を守りたくなるんだろうな。こんないつ死ぬかわかんねえ世界で、こいつが死んだら、一体どれくらいの奴が泣くだろうか…

    クリスタ「…!!やっぱりジャンって凄いね!」
    ジャン「そんな事ねえよ。」
    クリスタ「ジャンもミカサも…立体起動上手いし…お似合いだね!もしどっちかに何かあっても、すぐ飛んで助けに行けるし…」
    ジャン「…」モヤッ
    クリスタ「あっ…二人はまずミスとかしないもんね!」
    ジャン「いや…何があるかはわかんねぇけど…お前の方こそ、助けなんていくらでも来るんじゃねえの?」
    クリスタ「え?」
    ジャン「何でもねえよ」

    何故モヤッとした?何でだ?確かに俺の技術があればミカサも助けに行ける。ミカサとお似合いなんて、泣いて喜ぶ言葉じゃねぇか。ただ…ただ、ミカサとクリスタは何もかも違いすぎて、女子にここまで近付いたのも初めてだし…ただ、それだけだ。
  5. 5 : : 2013/09/26(木) 00:00:37
    ジャン「ほら、さっさと行くぞ。もう皆集まりはじめてる」
    クリスタ「あ、本当だ!ジャン、ありがとう」ニコッ
    ジャン「…っ!///どういたしまして(可愛い…)」
    クリスタ「…また、教えてくれる?」
    ジャン「しゃあねえな…」

    使った分のガスを補給に行く。途中、ライナーとアルミンから鋭い視線を感じた。ミカサはいつも通りエレンの横で。いつも通りなのに、いつもなのに、やっぱり慣れなんてなくて胸は締め付けられる。

    マルコ「どうだった?」
    ジャン「何が?」
    マルコ「クリスタとの練習」
    ジャン「別に…」

    遠くでユミルとサシャとはしゃぐ声が聞こえる。なんつーか、クリスタには、こんな場所似合わねえと思う。誰かに守られて、誰かに愛されて、生きていくべきだ。

    ジャン「あいつ、全然できねぇの。何で兵士なんか目指してんのかわかんねぇぐらい」
    マルコ「でも、君が教えたからマシになったんじゃない?」

    教官に言われて、飛ぶクリスタ。前を見つめる姿勢、目線、その目がいつも真剣な事を、俺は知ってる。周りの奴らの、クリスタを見る目も…

    ジャン「でも、あいつ頭でも理解してねぇからなぁ」
    マルコ「じゃあ僕が教えようか?」
    ジャン「は?」
    マルコ「そんな怖い顔しないでくれよ。君も、復習だと思ってさ。どうせ夜は暇だろ?」
    ジャン「だからって…」

    だからって、クリスタにそこまでする必要なんてねぇよ。でも確かに、俺が教えるよりマルコやアルミンの方が…いやいやアルミンは駄目だ。あいつはそういう目でクリスタを見てるし

    マルコ「ジャン、もうすぐ順番だよ」

    ミカサが教官に呼ばれて飛ぶ。綺麗だ、やっぱり。周りからも凄い凄いと、褒める事ばかり聞こえてくる。ミカサは、着地の後必ずエレンを見る

    マルコ「ジャン…?」

    なんでクリスタの後にミカサなんだ?クリスタがこれだけ頑張ったのに、マシになったのに、皆の目にはミカサが凄い事だけうつるじゃねえか。

    マルコ「…ジャン、僕そろそろ行くね。」
    ジャン「あっ、俺も行く」
    マルコ「今日の夜誘ってみるよ」
    ジャン「…」

    別に、アルミンがどんな目でアイツを見てようが関係ねぇじゃねえか。教官が決めた順番にケチつける必要もねえ。ミカサは凄い、ただそれだけだ。
  6. 6 : : 2013/09/26(木) 00:05:24
    見てくれてる人いるのかな?続きはまた明日書きます。おやすみなさい
  7. 7 : : 2013/09/26(木) 10:21:02
    おはようございます。投下

    サシャ「やっとご飯の時間です!はやく食べましょう」
    クリスタ「ちょっとサシャ落ち着いて…」

    クリスタは、俺の斜め前。ただ、別のテーブルだから少し距離がある。

    ジャン(手ぇ伸ばしたら届きそうだな…)

    マルコ「ジャン?食べないのかい?」
    ジャン「え?いや、ちょっと考え事してただけだって」
    マルコ「考え事?」
    ジャン「あ、あぁ。今日もミカサは綺麗だなぁって…」

    ガタッ

    ユミル「クリスタ…?」
    クリスタ「あっ…ちょっとパンを落としちゃって」
    サシャ「もったいないです!いただきます!」
    クリスタ「駄目だよサシャ、病気になっちゃう!」
    サシャ「私は病気にはなりません!捨ててしまってはパンが可哀想です!作って下さった方にも悪いですし!」
    ライナー「まぁまぁサシャ、少しの欠片だし、ここは俺が預かっとくさ。」
    クリスタ「ライナー」
    ライナー「…///俺はもう食べ終わったし、膳を下げる時に処理しておく」
    クリスタ「ありがとうライナー。ちゃんとごめんなさいしておくね」

    ライアルジャンユミ(可愛い…)

    クリスタ「…ごめんねサシャ。欲しいなら、私のパンあげる」
    サシャ「神ぃ!!」
    ユミル「クリスタ!」
  8. 8 : : 2013/09/26(木) 10:58:57
    ジャン「お前バカじゃねぇの」
    ユミル「おい…クリスタはサシャが病気になるのを心配して言ったんだぞ」
    マルコ「ジャン…」
    ジャン「だからって、落としただけで処理するか?普通。今は食糧難なんだぞ!」
    アルミン「でも、床は確かに汚いよ。訓練後に皆が入るし、泥だらけだ。」
    ジャン「…汚いかもしれねーけど」
    エレン「ジャン、お前もうそのくらいに…」
    ジャン「大体、落とす方が悪いんだっての」
    クリスタ「…!ごめん…なさい」
    ジャン「お前、小せぇんだからもっとちゃんと食えよな。ほらよ」
    クリスタ「え?」
    ジャン「じゃあな、俺は先に戻るぜ」ポン
    クリスタ「…///」
  9. 9 : : 2013/09/26(木) 11:07:28
    サシャ「クリスタ!羨ましいです!ジャンからパンをいただけるなんて」
    クリスタ「!っこのパンは、あげないよ」
    ユミル「ちゃんと食って大きくなれよー」
    クリスタ「もぅーユミルー」

    普通に触っちまったけど、クリスタの髪はサラサラだった。腹減ったなぁ、なんて思いながら部屋へ戻る。

    ジャン「なぁ、ライナー」
    ライナー「おっジャン、はやかったな。」
    ジャン「お前それ、処理するって言ってなかったか?」
    ライナー「あ、あぁ。でも、もったいないだろう?」
    ジャン「そんな箱に入れてどうするんだよ」
    ライナー「こ…これは、腹が減った時に食うためにだな」
    ジャン「へぇ…」

    あいつ、なんでライナーに渡したんだよ。大体、ライナーが自分をどんな目で見てるかわかってんのか?あの箱には、クリスタに関係するもんが色々詰め込まれてるんだろうな。気持ち悪い。
    別に俺は…ミカサの物を集めたいとは思わねぇな…
  10. 10 : : 2013/09/26(木) 12:29:15
    かぽーん

    ジャン(クリスタと勉強するために早風呂なんて…俺らしくねぇな)
    マルコ「一番風呂、いい湯だね」
    ジャン「あぁ…」
    マルコ「…今日の勉強、楽しみにしてたりする?」
    ジャン「はぁ!?な、なんで」
    マルコ「残念、ユミルも一緒だよ」
    ジャン「あっ…当たり前だろ。あいつ保護者じゃねぇか。夜に男子ん中クリスタを放り込む訳ねぇだろ」
    マルコ「ふふっ…そうだね(やっぱり残念そう)」
    ジャン「…」
  11. 11 : : 2013/09/26(木) 14:39:24
    ああージャンクリ好きな人っていないのかな…
  12. 12 : : 2013/09/26(木) 14:46:20
    エレン「お前ら、もうあがったのか?」
    マルコ「うん、今日もいい湯だったよ」

    風呂からあがった所でエレンとミカサに出会った。こいつらいつも一緒だよな…くそ羨ましい。

    マルコ「こんな時間まで自主練?」
    エレン「あぁ、ジャンが今日立体起動の練習してたって聞いてよ。負けてられねーしな。」
    ミカサ「私はエレンの付き添い」

    じっくり見なけりゃわかんねぇけど、少し息のあがった所とか、ほんの少し蒸気した顔とか、色気があると思う…こんな時間まで頑張ってたんだな

    エレン「ジャン、お前いい奴なんだな」
    ジャン「は?」
    エレン「これからも、優しくしてやれよ。俺もそろそろ風呂行くかな」
    ジャン「は?え?ちょっと待てよ」
    ミカサ「おやすみなさい」
    エレン「おぅ、またなー」
    ジャン「…」

    エレンは何の事を言ってるんだ…?

    マルコ「ジャン、そろそろ行こう。約束の時間に遅れてしまう」
    ジャン「あ、あぁ」

    後姿も、颯爽としたその歩き方も綺麗だ。やっぱり俺はミカサが好きなんだな…
  13. 13 : : 2013/09/26(木) 14:58:13
    ユミル「おい、マルコ、こっちだ」
    マルコ「待たせてごめん、二人共はやいね」
    クリスタ「…」

    風呂あがりのクリスタの破壊力は想像以上だった 。可愛らしい可愛らしいとばかり思ってたが、すげぇ色気があって…でもすぐに抱きしめてしまいたくなる程可愛くて、その頬とか、唇に触れたくなって

    クリスタ「あ、あの、ジャン…ごめんなさい」
    ユミル「おいおい、来て早々睨むなよ」
    マルコ「…ジャン、とりあえず座ろうか」
    ジャン「えっ!?あ、あぁ」

    別に睨んでた訳じゃないんだが…自分の目つきの悪さには嫌になる。

    マルコ「じゃあ始めようか、ええとこのページから…」
    ユミル「おいマルコ先生、私はここがわからないんだが…」
    マルコ「え!?先生?」
    ユミル「だって教えてくれんだから先生だろ?なぁ先生」
    マルコ「う、うん…」
    クリスタ「…」

  14. 14 : : 2013/09/26(木) 15:06:26
    ジャン(マルコはユミルにつきっきりだ…)
    ジャン「…おいクリスタ、お前どこがわかんねぇんだ?」
    クリスタ「…えぇと…ここから…///」
    ジャン「は…?」

    クリスタがわからないのは始めの方からだった。当然一日で勉強会が終わる訳もなく、それから風呂あがりに図書室に向かうのが習慣になった。
  15. 15 : : 2013/09/26(木) 15:46:21
    エレン「お前、なんか優しくなったよな」
    ジャン「は?」
    エレン「いや何かさ、全体的に…」
    ジャン「俺は最初っから優しいっつーの」
    エレン「そんな事なかっただろ」
    アルミン「まぁまぁエレン、そこで素直にならなくても」
    ジャン「おいエレン、お前俺が優しいのが気にくわねーのかよ」
    マルコ「ジャンも、ありがとうだけで済む話でしょ」
    エレン「…今日も図書室か?」
    ジャン「あぁ、まぁな」
    アルミン「最近毎日だよね?僕も行こうか?」
    ジャン「おう。」
    エレン「え!?あ、アルミンはやめとけよ」
    マルコ「そうそう!」
    アルミン「何で?」
    マルコ「ジャンには僕が教えてるし、」
    エレン「アルミンは部屋で、俺に教えてくれよ、な!?」
    アルミン「…?うん」

    クリスタ達と勉強を始めてから一ヶ月がたった。全てをマスターしたとまでは言えないが、クリスタも、まぁ…そこそこ、そこそこは理解した…と信じたい

    クリスタ「うーん…」
    ジャン(こいつ、座学得意そうなのに。本当に全然できねぇんだな)
    クリスタ「これであってる?」
    ジャン「(全然違う…)こっちの方がいいんじゃないか?」
    クリスタ「え?あ、本当だ!ありがとうジャン」ニコッ
    ジャン「おう」
    ユミル「ジャン、お前結構教えるの上手なんだな。」
    マルコ「最近優しくなったよね」
    ジャン「お前までエレンと一緒の事言うなよ」
    クリスタ「ジャンは最初から優しいよ」
    ジャン「…」
  16. 16 : : 2013/09/26(木) 15:52:08
    なんか…いちいち調子狂うな…
    クリスタにこんな事言われたら、他の男子なら…特にライナーやアルミンはすげえ喜ぶんだろうな。まぁ、優しいとか教え方が上手いって言われて、俺も嫌な気はしねぇけど…。確かにクリスタの立体起動の成績はかなり伸びた。それは俺のおかげだろう。ただ…

    ジャン「クリスタ、毎日俺が教えてるけど、本当に俺でいいのか?」
    クリスタ「え?」
    ジャン「ほら、マルコやアルミンのが得意だろ、そういうの」
    クリスタ「…」

    ズキン

    ジャン(あれ…?)

    俺は今、クリスタに何て言って欲しいんだ…?

    クリスタ「ジャンは、本当に優しいし、教え方も上手だよ。だから、私はジャンがいいの」
    ジャン「…そうか」

    なんだ…?俺はほっとしてるのか…?
  17. 17 : : 2013/09/26(木) 17:04:39
    エレン「遅かったな」
    ジャン「まぁな…」
    ライナー「そんな時間までマルコと…お前、まさか」
    ジャン「はぁ?マルコ以外にも…」
    マルコ「まぁまあ、結構集中できたよ!」
    エレン「そ、そっか!それは良かったな!」
    ライナー「?まぁホモじゃねえお前らも参加するだろ?」
    ジャン「は?」
    ライナー「これだよこれ」
    ジャン「エロ本じゃねぇか…」
    コニー「ジャン、お前のお宝も見せてくれよ!やっぱ黒髪ばっかなのか?」
    ジャン「これは…」
    アルミン「ライナーと僕のだよ。好みがかなり似ててさ…」
    ジャン「金髪碧眼ロリ…だと…」

    あいつの事が、頭の端にちらつく。やっぱり、こいつらは、あいつを…。いやいや俺だってミカサで抜いたじゃねぇか。…あれ?ミカサで最後に抜いたのっていつだ…?そういえば、俺は最近ミカサの事を考えてもなかった…

    ライナー「今日のオカズはこれと、クリスタグッズで決まりだな」
    アルミン「いいねライナー。良かったらそのグッズ、僕にも見せてよ」
    ライナー「よし、お前の妄想交換日記と交換でどうだ?あれも結構いける…」

    気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い。
    何でこんなに、もやもやしてるんだ…

    マルコ「ジャン?」
    ジャン「ちょっと外に出てくる」
    コニー「は?お前のお宝貸せよ!」
    ジャン「そこん中だ。ちなみに黒髪のは無い」
  18. 18 : : 2013/09/26(木) 17:12:42
    結構趣味って出るもんなんだな…。ベルトルトのSM系にはびっくりした。あいつどっちなんだ…。俺のは、量は多いが普通…だと思う

    ミカサ「…で、…だから、これは…」
    クリスタ「でも…」

    近くに、いるみたいだ…
    でも今は何故か会いたくねぇな。

    ミカサ「クリスタは、とてもエレンの事をわかっている」
    クリスタ「そうかな?でも本当にエレンは優しいよね」
    ミカサ「私もそう思う」


    …は?
    何でエレンの話を、クリスタが楽しそうにしてるんだ…?確かに、あいつはいい奴だ。ていうか、何でミカサが認めてるんだ?もしかして、俺が知らなかっただけで、二人は…
    そう言えば、俺がクリスタと近くに座ってると思ってただけで、確かにクリスタはエレン達のそばに座っていた…

    俺は、俺は…
  19. 19 : : 2013/09/26(木) 17:20:06
    ガサッ

    クリスタ「ジャン?」
    ジャン「よ、よう…」
    ミカサ「そんな所で、何をしているの…?」
    ジャン「いや、ちょっと風にあたりに」
    ミカサ「まさか、盗み聞き…」
    ジャン「いやいやいや、俺は何も聞いてねえし!」
    ミカサ「ならいい。大事なガールズトーク。誰にも聞かれないために、外に出てきた。ので、あなたが聞いていたのなら…」
    クリスタ「ミカサ、ジャンも聞いてないって言ってるし」
    ジャン「お、俺、もう戻るわ…」
    クリスタ「ジャン」
    ジャン「?」
    クリスタ「おやすみなさい」ニコッ
    ジャン「…っ!!」

    ジャン(ずるい、だろ…)

    ミカサ「ジャンは私の友達を無視した。これは由々しき事態」
    クリスタ「そんな、何か事情があったんだよ」
    ミカサ「やはりクリスタは優しい」
    クリスタ「それより、エレンは少し鈍感だから…今度私のこれを貸してあげるから…」
    ミカサ「それはいい考え。きっとエレンも私に惚れ直す」
    クリスタ「はやく付き合えるといいね」
    ミカサ「ええ、あなたたちも。応援している」
  20. 20 : : 2013/09/26(木) 17:21:00
    頑張って(^^)b
  21. 21 : : 2013/09/26(木) 17:59:23
    >>20さんありがとうございます!!嬉しい!頑張ります!


    マルコ「ジャン、はやかったね…」
    ジャン「…」
    マルコ(何かあったのかな…)

    ぎゃあぎゃあ騒ぐ音が、声が煩い。何で俺はもやもやしたんだろう。何で俺はこんなに機嫌が悪いんだ?
    きっと、きっとミカサがあいつの話をしてたからだ。そうに決まってる。

    アルミン「この写真、クリスタに似てる」
    ライナー「お、それは俺のお気に入りのページだな」

    ジャン(あいつの名前…今は聞きたくない…)

    夢をみた

    クリスタ「ジャン…ジャン」
    ジャン「クリスタ…?」
    クリスタ「」ニコッ
    ジャン「お前、何で俺のそばにいるんだよ」
    クリスタ「ジャンが、いい人だから」
    ジャン「は?俺なんかの、どこが…」
    クリスタ「全部」
    ジャン「俺、口悪いし」
    クリスタ「ジャンは優しいよ。素直なだけ」
    ジャン「顔だって…目つきも…」
  22. 22 : : 2013/09/26(木) 18:20:22
    クリスタ「ジャンはかっこいいよ」
    ジャン「お前…ほんと可愛いのな」
    クリスタ「///…ジャンは生きようとしてる」
    ジャン「普通だろ」
    クリスタ「それが…その姿勢が、私には眩しい」
    ジャン「は?」
    クリスタ「私は必要とされてない。だから生きていたくないの」
    ジャン「え、おいクリスタ」
    クリスタ「さよなら、ジャン」
    ジャン「待てって!」ガシッ
    ジャン「俺は、俺にはお前が必要だ!」
    クリスタ「!!」
    ジャン「言いたくはないが、他の奴らも必要としてる…」
    クリスタ「ジャン…苦しいよ…」
    ジャン「悪い、俺、女子なんて抱きしめた事ねーから、」
    クリスタ「違うの、ジャン…

    嬉しくて、苦しいんだよ…」
  23. 23 : : 2013/09/26(木) 19:12:51
    ジャン「あー…頭痛え…」
    マルコ「おはよう、ジャン…大丈夫かい?」
    ジャン「あぁ…うん」

    あの後、夢の中でクリスタはあんな事やこんな事を…///
    これじゃ他人の事とやかく言えねぇな…

    ジャン(今日は何か…クリスタのそばに行き辛い…)

    ジャン「ミカサ、と、隣、いいか?」
    ミカサ「? 構わない」
    ジャン「ラッキー!」
    クリスタ「!!」
    マルコ「ジャン…」
    エレン「ジャン、お前いい加減にしろよ!」
    ジャン「はあ?」
    エレン「お前っ…鈍感過ぎるんだよ!」
    ミカサ「エレン、それ以上は」
    ジャン「は?お前が何言ってんのか全然わかんねえよ」
    エレン「!!っこの野郎…!」
    クリスタ「やめて!!」
    アルミン「クリスタ…?」
    クリスタ「ごめん、もう行くね…」
    ジャン「は?お前、もっとちゃんと食えって」
    クリスタ「…いらないの!」
    ジャン「…」

    意味わかんねぇ…けど、泣いてた…
    泣きながら睨むとか…俺が何をしたって言うんだよ

    ミカサ「エレン…これをどう思う?///」
    エレン「お、ヘアピン新しい奴だな。似合ってるぞ」
    ミカサ「これは…」
    ジャン「ミカサ、それクリスタのじゃないか?」
    ミカサ「…何故知っているの?」
    ジャン「なんでって…」
    エレン「ジャン、お前…
    いい加減気づかないと、後で傷付くぞ」
  24. 24 : : 2013/09/26(木) 19:20:28
    ミカサ「パンを持ってきた」
    クリスタ「いいの…食欲が無くて。サシャにあげてくれる?」
    ミカサ「…ジャンは…勘違いをしているだけ。さっきも、あなたが帰った後はそわそわしていた」
    クリスタ「それは、私が泣いてしまったから…」
    ミカサ「それだけでは無いはず」
    クリスタ「…ミカサはどうだった?ちゃんと誘えた?」
    ミカサ「ええ、あなたの言った方法で」
    クリスタ「良かった。エレンならミカサがつけてればきっと褒めてくれると思っていたから」
    ミカサ「とても幸せな時間だった」

    ミカサ「"ジャンが言った通り…これは、クリスタに借りている。これはとても使い易い…ので、似た感じの物を次の休みに買いに行きたい、ので、ついてきてほしい"」

    ミカサ「エレンはわかったと言ってくれた」
    クリスタ「良かったねミカサ!」
    ミカサ「…これは…ジャンのパン。あなたの分は、もうサシャが食べてしまった」
    クリスタ「…」
    ミカサ「本当にいらない?」
    クリスタ「…ミカサ、私もう疲れちゃった…」
    ミカサ「…もうひと頑張り、だと思う」
    クリスタ「ミカサ…!!」
  25. 25 : : 2013/09/26(木) 19:26:54


    ユミル「なぁ、ジャン。お前本当にわかってねぇのか?」
    ジャン「は?何の事だよ」
    ユミル「…あのなぁ、」
    エレン「待ってくれ、ユミル。俺がジャンと話したい」
    ジャン「喧嘩の間違いじゃねぇのか?」
    エレン「!!」
    ユミル「まぁ落ち着けって。エレン、この場は譲る。もうすぐ授業だ、遅刻すんなよ」
    エレン「あぁ、わかった」
    エレン「ジャン、お前、好きな奴いるだろ」
    ジャン「は?」
    エレン「いるんだろ?言ってみろよ」
    ジャン「は?い、いたとしても、お前になんか言うわけねーだろ!」
    エレン「はぁ…じゃあいいよ言わなくて」
    ジャン(あれ…?俺の好きな奴ってミカサだよな…?)
    エレン「あんまり、人の恋愛に首をつっこむのはよくないと思ってる。」
    ジャン(なんであいつの顔が浮かぶんだよ…)
    エレン「けどさぁ…泣かせる事だけは、すんなよ」
  26. 26 : : 2013/09/26(木) 21:03:17
    ジャン「お前だって…人の事言えねぇだろ」
    エレン「….かもな」
    ジャン「行くか…」
    エレン「あぁ」

    ジャン「…お前、はかっただろ」
    エレン「は?ここしか席が余ってなかっただけだろ」
    ジャン「普通クリスタの隣があまるわけねーだろ」
    クリスタ「ごめんね…私誰かと席変わってもらうから…」
    ジャン「あぁもう!別にいいって」

    教官「この場合〜うんたらかんたら」
    クリスタ(あれ?わかる…)
    ジャン(クリスタ。わかってるっぽい…良かった)
    クリスタ「あのね、ジャン」ヒソヒソ
    ジャン「ん?」
    クリスタ「いつも、色々教えてくれてありがとう」
    ジャン「あぁー…別にいいって」
    クリスタ「お礼にね、明日の休みに、ご馳走させてほしいの」
    ジャン「…は?」
    クリスタ「…だめ?」
    ジャン「や、だめとかじゃなくて、俺と二人で?」
    クリスタ「うん」
    ジャン「お前意味わかって言ってる?」
    クリスタ「うん…///」
    ジャン「…わかった」
  27. 27 : : 2013/09/26(木) 21:35:15
    ジャン「おい、この後空いてるか?」
    エレン「自主練しようかと思ってたんだが」
    ジャン「ちょっと近場の本屋まで付き合ってくれよ。明日までに必要な本がある」
    エレン「まぁいいけど、なんで俺なんだ?」
    ジャン「後で話す。急ぐぞ」

    今日の訓練が終わり、外出許可をもらいに行く。就寝時間までに帰らねぇといけねえから、かなり時間は限られる。そういえば、こいつと出かけるなんて、初めての事だ

    エレン「いいのか、マルコじゃなくて」
    ジャン「今日の勉強会は行かねぇって行ってきた。それに、あいつじゃダメなんだよ」
    エレン「なんでだ?」
    ジャン「あいつ、優しいだろ。あんまり俺に、意見しねぇんだよ。したとしてもさ、俺の事を思って、って感じで」
    エレン「ああーわかる」
    ジャン「その点お前は、かなり素直だろ」
    エレン「確かにな、で、本屋で何を買いたいんだ?」
    ジャン「…デート本だ」
  28. 28 : : 2013/09/26(木) 21:42:26
    エレン「…デート本?」
    ジャン「…明日、クリスタと出かける事になったんだ。か、勘違いすんなよ!?ただクリスタに、日頃の礼に飯に誘われただけでっ」
    エレン「へーそれでデート本。まぁデートだもんなぁ!頑張れよ!」
    ジャン「だから違うって!そういう事は、デート本のが良くのってるだろ」
    エレン「あ、確かに。」
    ジャン「それに俺、女子と外出とか初めてだから、どこ行きゃ女子が喜ぶとかわかんねぇし」
    エレン「女子が喜ぶじゃなくて、クリスタを喜ばせたいんだろ。そういや俺もミカサ以外の女子と出かけた事ないな…」
    ジャン「お前はそれでいいんだよ。おっ…ついた」
    エレン「なぁ、どのコーナーにあるんだ?」
    ジャン「おっ…俺が知るかよ。」
    エレン「じゃあ俺はこっちから探す」
    ジャン「あぁ、すまねえな」

  29. 29 : : 2013/09/26(木) 21:55:40
    明日、昼前待ち合わせだけど、飯の前にどっか行くんだろうか。それとも、店まで結構かかるとか。飯の支払いって俺か?だいたいいつもどんな店で飯食ってるんだ?金は…足りるかな。あああ難かしすぎる…!ただクリスタと飯食いに行くだけじゃねえか!!

    エレン「おーい!ジャン!」
    ジャン「見つかったか?」
    エレン「ああ、多分この辺じゃないか?」
    ジャン「結構種類あるんだな」

    じっくり悩む程の時間はなかったが、それでも時間ギリギリまで粘って決めた。他の奴も、こんなに苦労してるんだろうか

    ジャン「お前….なんで俺に協力してくれたんだ?」
    エレン「何でだろうな….多分俺は、仲間に幸せになってほしいんだと思う。」
    ジャン「…」
    エレン「俺たちはいつ死ぬかわからないし、何が起こるかもわからない。だから、この一瞬一瞬を、仲間に幸せに過ごしてもらいてえんだ」
    ジャン「ああ、そうだな」
    エレン「俺は昔後悔した。死んでしまったら伝えられない事もある。こうしときゃ良かった、これも言えば良かったって…」
    ジャン「お袋さんか…」
    エレン「あぁ、だから…お前には、同じ気持ちになって欲しくねぇんだよ。勿論皆死なないって信じてる。でも…」
    ジャン「わかったよ」
    エレン「それに、お前変わったよ」
    ジャン「は!?」
    エレン「前はすげぇ嫌な奴って思ってたけど」
    ジャン「待て待てこれ今いい話だったよな」
    エレン「あぁでも今でもキレやすいか」
    ジャン「ちょっと待て」
    エレン「でもさ、お前、優しくなったよ」
  30. 30 : : 2013/09/26(木) 21:59:53
    明日の服の相談もしたが、そういう事はマルコに聞けと言われてしまった。マルコは俺の質問に何でも答えてくれて、聞いた時は必死だったが、今から思えばそういう経験があったんじゃないかと思う

    ジャン(寝れねぇ…)

    エレンを選んだのは正解だったのかわからない。マルコと一緒だったら、もしかしたらもっといい本を選べてたかもしれない。でも俺は、今日あいつと話せて良かったと思う
  31. 31 : : 2013/09/26(木) 22:21:43
    ジャン(頭…痛い…)

    結局少ししか寝れずに朝を迎えてしまった。俺今絶対酷い顔してる。
    そういえば、クリスタがミカサにヘアピンを貸して、ミカサがエレンを誘ったって事は…別にクリスタはエレンの事、なんとも思ってないんじゃないか?

    ジャン(本当に、俺の脳内は快適かもな…)

    エレン「おはよう」
    マルコ「おはよう、今日はデートだっけ?」
    エレン「ちげーよ。ただの外出だ」

    お前こそ、鈍感じゃねえか、と思う

    エレン「ジャン、頑張れよ」
    ジャン「お前も、さっさと鈍感なの直せよ。なんならあの本、貸してやるからさ」
    コニー「お前ら元気だな、朝っぱらからエロ本の話かよ…」
    マルコ「コニー、今日の予定は?」
    コニー「特にないけど、町をぶらぶらするかな」
    マルコ「じゃあユミルとサシャと、勉強会でもしないかい?」
    コニー「えー….まぁいいけどよ…」
    マルコ「ライナー達は、今日は自主練するって」ヒソヒソ
    ジャン「ん?ああ」
    エレン「アルミンは今日は図書館から出てこないんじゃないか?」
    ジャン「???」
    エレン「お前、わかってなかったのか?まぁ、アルミンには俺から言っとく」
    マルコ「ジャン、そろそろ着替えた方がいいんじゃない?」
    ジャン「あぁ、そうだな」
    マルコ「エレンが言いたいのはね、クリスタはモテるって事だと思うよ」
    ジャン「そんな事誰でも知ってるだろ」
    エレン「…」
  32. 32 : : 2013/09/27(金) 07:15:23
    もしかしたらあいつはエレンの事が好きかもしれないし、仮に好きじゃなかったとしても俺を好きとは限らない。

    マルコ「似合ってるよ」
    ジャン「当たり前だ!一番いい服だぞ」

    マルコと出かけるだけだったら、こんなに悩まない。

    ジャン(多分これで、足りるはず…)

    本にのってたみたいに、花とか持って行った方がいいのか?何か違うよな。約束の何分前に行けばいいんだ?

    マルコ「ふふ、もう行ってきなよ。(そわそわしてる)」
    ジャン「あ、あぁ、そうだな!待たせると悪いし」


    待ち合わせ場所には、一時間前についた
  33. 33 : : 2013/09/27(金) 07:16:49
    同じの二回書き込んでしまいました、すみません
  34. 34 : : 2013/09/27(金) 12:42:31
    「ねぇねぇ、誰かと待ち合わせしてんの?彼氏?」
    クリスタ「え?ち、違います…」
    「そうなんだ、じゃあ俺たちとどっか行かない?」
    「あっちにいい店あるよ」
    クリスタ「え?あ、あの」

    うわ…一時間前だってのにもうクリスタいるし。てか何でハッキリ断らねーんだよ

    ジャン「待たせて悪いな」
    クリスタ「ジャン!」
    「なんだ彼氏じゃねぇか」
    「行こうぜ」
    ジャン「…一時間前だけど、お前結構待ったのか?」
    クリスタ「ううん、今来た所!」
    ジャン(嘘臭ぇ…)

    俺が来なかったらどうなってたんだろうか。大体こんな…可愛い格好で待ってたら普通声かけられるだろ。毎回こんな感じなのか?ユミルも大変だな…

    クリスタ「ねぇ…さっきの…」
    ジャン「ん?」
    クリスタ「や、やっぱり…付き合ってるみたいに見えるのかな…?///」
    ジャン「…は?」
    クリスタ「だっ…だって、さっきの人たち、そう言ってたし///」
    ジャン(頭ん中花畑だな…)
    ジャン「お前…バッカじゃねーの。ほら、行くぞ。どっちだ?」
    クリスタ「え、えと、こっち…ジャン、あの…」
    ジャン「ん?」
    クリスタ「手…///」
    ジャン「あっ、あぁ、悪い!」

    頑張って繋いだのに、ここで突っ込まれるなんて!いや、タイミングが悪かったのか?自然じゃなかったとか!?手汗やばかったとか!?うわっ…俺、だっせぇ…

    クリスタ「い、いいの。このまま、手、繋いで行こう」
    ジャン「お、おう…」
    ジャン(良かったーーーーー!!!!!)

  35. 35 : : 2013/09/27(金) 14:57:17
    クリスタ「今から行くお店はね、サシャが見つけたお店で、この前ユミルとサシャと三人で行ったんだよ」
    ジャン「へえ…」

    手が細いのはわかってたけど、足まで華奢なんだな。つーか、歩くの遅ぇ!歩幅が違い過ぎる…!でもスカートって歩きにくいだろうし…今更だが、今日の格好も可愛いな。

    (ジャン、見て。ジャンのためにおしゃれしたんだよ…///)
    なんて…///うわ俺変態じゃねぇか
  36. 36 : : 2013/09/27(金) 16:14:44
    ジャン「クリスタ…お前ちゃんと寝てないんじゃないのか?」
    クリスタ「えっ!?」
    クリスタ(どうしよう…楽しみ過ぎて寝れなかった事がばれてる?そんなに酷い顔してるかな…)
    ジャン「そんなにめかしこんで…髪型だってかなり凝ってるみたいだし。それに、俺より先に来てたって事は、かなりはやく寮出たっつー事だろ」
    クリスタ「…へ、変かな…」
    ジャン「いやっ…むしろ、めちゃくちゃ可愛い…です///」
    クリスタ「あ、ありがとう…///」

    うわあああ何だこれめっちゃ恥ずかしい!可愛いですって何だ可愛いですって!いや、これはあれだ!クリスタが可愛いのが悪いんだって!あの本にも見た目を褒めろって書いてあったし、俺は間違ってねぇ!

    クリスタ「ジャンも…その服凄く似合ってる。かっこいいよ///」
    ジャン(もしかしたら…こいつも、今日楽しみにしてたのか…?)
  37. 37 : : 2013/09/27(金) 16:31:33
    クリスタ「…///」
    ジャン「…///」
    ジャン(…///き…気まずい…。こういう時、何を喋ったらいいんだ…?)
    ジャン「あ、あのさ、クリスタ…」
    クリスタ「あ、ジャン、このお店だよ」
    ジャン(俺タイミング悪ううううう!!!)
    クリスタ「さ、はやく入ろう」ニコッ
    ジャン(…///)

    カランカラン
    「いらっしゃいませー」

    ジャン(うわぁ、めっちゃ乙女チック)

    クリスタ「ね、何食べる?」
    ジャン(メニュー表までピンクか…)
    クリスタ「あのね、サシャのオススメはこれなんだって。あ、でもね、前食べたこれも美味しかったよ?」
    ジャン「…ふーん(何かオシャレっぽい名前並んでるぞ、何だこれ…)」
    クリスタ「私はこれにしようかなあ。あ、後で半分こする?」
    ジャン「はぁ?何でだよ」
    クリスタ「えっ…だって、そしたら二つの料理が楽しめるし」
    ジャン「おーそうだな」
    クリスタ「皆やってるよ?」
    ジャン「サシャなんかとやったら二つとも食われそうだな」
    クリスタ「ふふっサシャはそんな子じゃないよぉ」

    注文を済ませる。無難にサシャのオススメとやらにした。つーか、半分こって…本当に皆やってんのか?だって…料理によっちゃあ、か、間接キス…みたいな事になるだろ

    うわ…俺何考えてんだ…いやいや、別の事考えよう。クリスタは、本当にこの店にサシャとユミルと来たのか…?なんかあんまり想像できねぇな…いやでもあいつらもあんなだけど女だし…女って皆こういうのが好きなのか

    クリスタ(ジャンつまんなさそうだな…)

  38. 38 : : 2013/09/27(金) 20:39:31
    ジャン「…うまいな」
    クリスタ「うん、おいしいね」
    クリスタ(何だか全然盛り上がらない…ユミルやサシャと来た時は、あんなに楽しかったのに…)

    ジャン(クリスタ、全然楽しそうじゃねぇ…!)

    しまった。考え事しすぎたせいで…俺、全然ダメだなぁ。あんなに勉強したってのに…結構長い時間放置しちまってたよな…はやく、なんとかしないと…

    ジャン「クリスタ、あの、さ…」
    クリスタ「ん?」
    ジャン(話題がねぇえええ!!!)
  39. 39 : : 2013/09/27(金) 23:41:27
    クリスタ「…あ、交換する?」
    ジャン「お、おぅ。そうだな…」
    クリスタ「はい、どうぞ」
    ジャン(めっちゃ自然!!)

    いや、普通にフォーク渡されたけど、使っていいのかこれ!?明日ライナーかアルミン辺りに殺されそうだ…でも俺のはスプーンだし、余りの物も無いから、仕方ないよな!?てか、これ俺も渡すのか?俺のスプーンをクリスタが使うのか!?

    クリスタ「?ジャン、どうしたの?」
    ジャン「いや、な、なな何でもない…ほらよ」
    クリスタ「ありがとう。…うん、こっちも美味しい」ニコッ
    ジャン(めっちゃ普通使うじゃん!!)
    クリスタ「ジャン?食べないの?」
    ジャン「あ、食べるって…本当だ、うまいな」
    ジャン(どうしよう味全然わかんねえ…クリスタのフォーク…!!!あぁもうさっさと食べちまおう!)
    クリスタ(もしかして…はやく帰りたいのかな?)
  40. 40 : : 2013/09/27(金) 23:52:30
    クリスタ(何か食欲なくなっちゃった…)
    ジャン「ん…?クリスタ、もう腹いっぱいなのか?」
    クリスタ「…うん。ジャン、食べてくれる?」
    ジャン「ったく、しょうがねぇ奴だな。ほら貸せよ」
    クリスタ「ごめんね….」
    ジャン「はぁ?いいって。無理矢理食うのも体に良くねぇだろ」
    クリスタ「大きくなれって、言わないの…?」
    ジャン「あ?お前まだ気にしてたのか?悪かったよ無理させちまって。ただ…」
    クリスタ「?」
    ジャン「お前、今のままでいいって。その…可愛いから…///」
    クリスタ「!!///」

    …っ!!すげぇ恥ずかしい…
    その後の事は、正直あまり覚えてない。クリスタが、俺が食べ終わるまで、邪魔にならない程度に話題をふってくれたおかげで助かった。そういえばクリスタと面と向かって座って飯食ったのは初めてだったな。こいつは、食べ方まで上品で可愛らしくて、そんな小さな口にちびちび入れて、本当に腹膨れんのかよ、と思った。

    クリスタ「じゃあ出よっか」
    ジャン「おお、ってちょい待ち」
    クリスタ「え?」
    ジャン「何普通に出そうとしてんだよ」
    クリスタ「え?だってこれはいつものお礼だし…」
    ジャン「俺はお前に出させたくないんだって」
    クリスタ「え、で、でも…」
    ジャン「あー…じゃあ、俺自分の分だけ出すわ」
    クリスタ「私が払いたいの」
    ジャン「俺もだって。だからこれであいこ、な?」
    クリスタ「う…うん。ありがとう…」
    ジャン(手頃な値段で助かった…!)
  41. 41 : : 2013/09/28(土) 00:10:40
    問題はこの後だ…!クリスタは飯に誘った、そしてもうその目的は達成してしまった。ここは俺が何か提案するべきか…いやでもクリスタにはこの後用事があるかもしれねぇし…一応この辺の女子の好きそうな店はあの本のおかげで頭に入ってるが…

    ジャン「なぁ、お前どっか行きたいとこあるか?」
    クリスタ「え?ジャンは…?」
    ジャン(質問返し!?)

    聞いてくれるって事は、この後予定ないんだよな…?じゃあ手頃な店に誘って…

    ジャン「あ、じゃあさ、」
    クリスタ「あ、ミカサだ」
    ジャン「」
    クリスタ「エレンとデート中みたいだね。ふふ、上手く行って良かった」
    ジャン「そういえば、この前のミカサのヘアピン、お前のだよな?」
    クリスタ「うん。今日二人で新しいヘアピン選んで買ったんじゃないかな?」
    ジャン「あー、そっか。お前が協力してたんだな」
    クリスタ「っ…!!ダメだった…?」
    ジャン「は?何で?」
    クリスタ「だって、ジャンは、ミカサが…」
    ジャン「別にそんなんじゃねぇよ。行くぞ」
    クリスタ(手、繋いでくれてる…///)

    クリスタ「わぁ…可愛い!!」
    ジャン(ひとまず気に入ってくれたみたいで良かった…)
    クリスタ「ねぇジャン、どうしてこんなお店知ってるの?」
    ジャン「え!?」
    クリスタ「だって女の子向けだよ。誰かと前に来たの…?」

    考えろ、考えるんだ俺!俺がクリスタの手を引いて入ったのはかなり可愛いアクセサリー屋で、男向けといえばペア物ぐらいしかない。こんな所男と来る訳ねぇし、でもデート本で勉強しました!とは言いたくねぇし…

    ジャン「クリスタってさ、意外と嫉妬深いのか?…なぁんて…」
    クリスタ「///」
    ジャン「え?///」
    ジャン(何この反応…///)
    ジャン「エレンは、多分ミカサに買ってやったんだろうなあ」
    クリスタ「ミカサ喜んでるだろうね」
    ジャン「そうだろうな。これなんか似合うんじゃないか?」
    クリスタ「え?」
    ジャン「あー、お前何でも似合うんだな」
    クリスタ「ち、ちょっと待って」
    ジャン「こういうの、嫌いか?」
    クリスタ「ううん、とっても可愛い、けど」
    ジャン「決まりだな、すみませーん、これ下さい」

    「まいどありー」

    クリスタ「ジャン?どうして…」
    ジャン「別に?俺がお前に買いたかっただけだ」
  42. 42 : : 2013/09/28(土) 00:20:53
    クリスタ「わ、私も!私も何かジャンに…」
    ジャン「いいって」
    クリスタ「で、でも…これじゃお礼にならないよ…」
    ジャン「マジでいいから。クリスタ、俺にこういうのつけろっつーのか?絶対似合わんだろ」
    クリスタ「あ….」

    さて、次はどうするか…ここで帰るのも有りか?まだ早すぎるか…?こういう時っていつぐらいに帰るんだ?クリスタ、飽きてきてるんじゃないか…?

    クリスタ「あ。あそこにアイス屋さんがあるよ」
    ジャン「おう、行きたいか?」
    クリスタ「うんっ!」
    ジャン「お前、腹いっぱいって言ってなかったか?」
    クリスタ「安心したら、お腹すいちゃった」
    ジャン「は?」
    クリスタ「アイスは別腹なんですー」
    ジャン「へいへい」

    「いらっしゃい」

    クリスタ「ジャンは何にする?私はストロベリー」
    ジャン「じゃあ…チョコで」
    クリスタ「ここは私に払わせてね!」
    ジャン「は?嫌だって」
    クリスタ「」ムー
    ジャン「はは、お前に睨まれても怖くねぇって」
    クリスタ「おじさん、はいお金!」
    ジャン「あ、ちょっと待てよ」
    クリスタ「待てませーん!」
  43. 43 : : 2013/09/28(土) 00:22:06
    長すぎた…おやすみなさい。多分明日で終わります
  44. 44 : : 2013/09/28(土) 09:05:00
    おはようございます

    アイスを食べている時は特に会話はなかった。クリスタは溶けない内に食べる事に必死で、すげぇ可愛かった。あと何故かエロく感じて…///

    ジャン(俺、もろにこいつの事女として見てるよな…)

    ジャン「今日はありがとうな。」
    クリスタ「こちらこそありがとう!とっても楽しかった。」
    ジャン「ああ、俺もだ」ポン
    ジャン(ボディタッチは、今日でかなり自然にできるようになった気がする)
    クリスタ「ふふ///」
    ジャン「はやく寝るんだぞ」
    クリスタ「はーい」
  45. 45 : : 2013/09/28(土) 09:21:52
    ユミル「クリスタお帰り!どうだった!?変な事されなかったか!?」
    クリスタ「何もないよー。サシャとユミルと行った店に行ってきたんだ。美味しかったー」
    サシャ「あ、あのお店ですかぁ。美味しかったですよね…お腹すきました」グゥー
    ユミル「お前、触られたりしてねぇだろうな!?手握ったりとか、」
    クリスタ「!!///」
    ユミル「…!!あの馬面…削ぐ!」
    クリスタ「ちょっと待ってよユミル!」
    ミカサ「ユミル…クリスタの幸せを応援するべき…」
    クリスタ「ミカサ!ミカサはどうだったの!?」
    ミカサ「それはとても幸せな時間だった。聞きたい?」
    クリスタ「聞きたい!」
    ミカサ「今日はエレンがエレンでエレンのエレンにエレンエレンエレンエレンエレン…」
    クリスタ「良かったねーミカサ!私は今日ジャンがジャンでジャンジャンジャンジャンジャン…」
    ユミル「…っだあああ!お前らさっさと風呂入ってこい!!」
    クリスタ「あ、そうだね。ミカサ、そのヘアピン似合ってる。」
    ミカサ「…ありがとう///」
    ユミル「…お前だって、ヘアゴム変わってんじゃねえか」
    クリスタ「」///
    サシャ「あ、本当ですね。シンプルなデザインだから気付きませんでした。でも使いやすそうですね!」
    ミカサ「クリスタも幸せな時間を過ごした。きっとこれは、彼からのプレゼント」
    サシャ「か、彼!?付き合ってるんですか!?」
    ユミル「ちょ、クリスタ、嘘だろ!?まだはやいよな!?いや認めねーぞ!」
    クリスタ「付き合ってないよ」
    ユミル「…良かった」
    ミカサ「…付き合って…ない?あなた達は今日一日、一体何をしていたの?」
    クリスタ「え、ええと、楽しかったよ?」
    ミカサ「そうではない。攻める、それだけ…」
    クリスタ「攻める…。て事は、ミカサは付き合ってるの!?」
    ミカサ「いや、私たちはまだ…しかし、時間の問題。私は攻め続けている。エレンが恥ずかしがっているだけ…」
    アニ「何の話?私も聞きたいんだけど」
    ユミル「お前まで入ってくんな!」
    サシャ「アニは意外と恋話好きですもんね」
    アニ「悪い?」
    クリスタ「先輩の話も聞きたいー!」
    ユミル「先輩っつってもアニがベルトルさんと付き合いだしたの最近じゃねぇか」
    ミカサ「私も…今後の参考までに聞いておきたい…」
    サシャ「ふふ、楽しいですねえ」
  46. 46 : : 2013/09/28(土) 11:28:03
    マルコ「お帰り、ジャン。楽しかった?」
    ジャン「あー…まぁまぁ」///
    マルコ「そっか。良かったね。(顔が赤い。上手く行ったのかな)」
    コニー「あ、お前今日どこ行ってたんだ?」
    エレン「クリスタとデートだよ」
    ジャン「デートじゃねぇって!」
    コニー「お、やっとかよ」
    ジャン「…は?」
    コニー「お前らずっと前から両想いじゃねぇか。バカな俺でもわかるぜ」
    エレン「だよな。クリスタなんかすげぇわかりやすいし」
    マルコ「ふふ、ジャンはいつもクリスタの事見てたしね」
    ジャン「…///」
    コニー「いつ引っ付くかって、やきもきしてたんだぜ?」
    エレン「しっかしここにアルミンとライナーがいなくて良かったぜ」
    マルコ「失神するだろうね」
    エレン「ああー…俺まだアルミンに言えてねえや」
    コニー「二人とももう風呂だっけ?」
    マルコ「じゃあ僕たちも行こうか」
    ジャン「なぁ、アルミンに何を言うんだ?」
    エレン「は?お前とクリスタが付き合うって話だよ」
    ジャン(付き合う…俺と、あいつが…?)
    エレン「ちゃんと幸せにしてやれよ」
    ジャン「…」
    マルコ「大丈夫だよ、ジャンなら。クリスタを幸せにできる」
  47. 47 : : 2013/09/28(土) 11:41:42
    例えば、男と女が両想いで、そこに障害がなけりゃ、付き合うのが普通だろう。付き合って、デートして。キスしたりあんな事やこんな事…に興味が無いわけじゃない。ただ…

    ジャン(何か引っかかるんだよな…)


    またクリスタの夢をみた

    ミカサ「クリスタ、あなたは幸せになるべき」
    クリスタ「今もじゅうぶん幸せだよ?」
    ミカサ「そういう事じゃない」
    ユミル「クリスタ…私はさ、少し寂しいけど、嬉しいんだ。お前が、生きたいと思ってくれて。」
    クリスタ「ユミル…」
    ユミル「クリスタ、お前はもっと、周りに頼っていいんだ。もっと求めていいんだぞ」
    クリスタ「私ね、我儘だから…もっと皆と一緒にいたい…生きたいよ…」
    ユミル「大丈夫だクリスタ、お前は私が守る。」
    ミカサ「私も、そしてジャンも」


    気が付くと、エレンやマルコ達が後ろに立っていた。皆が俺を見つめる

    エレン「ほら、行ってこいよジャン。」
    マルコ「幸せになってね」
    ジャン(俺は、俺は…)

    ジャン「!!!」
    マルコ「?ジャン、どうしたのいきなり…?」
    ジャン「いや、何か変な夢を見て…」
    マルコ「まだ夜中だよ?もう一度寝なよ」
    ジャン「あ、あぁ。悪いな、起こしちまって…」


    俺は行けなかった。最後まで、動く事ができなかったんだ…
  48. 48 : : 2013/09/28(土) 11:54:03
    その日の訓練は悲惨だった。集中できなくて、周りからかなり心配された。コニーやサシャからは幸せ呆けだと冷やかされたが、エレンやマルコは、そうは思っていないみたいだった。視界のはしにうつるクリスタは、そわそわしている様に見えた。

    ジャン「やっと終わった…。今日の訓練、長く感じたぜ…」
    マルコ「ジャンが集中できないなんて珍しいね」
    ジャン「…誰だってそういう時くらいあるだろ」
    クリスタ「…ジャン、あのね。この後いいかな?」
    ジャン「…あー…今日は飯の後すぐ寝たいんだ。悪いな」
    クリスタ「…っ、あ、あんまり、時間とらせないから….」
    マルコ「ジャン、行っておいでよ。食器は片付けておくからさ」
    ジャン「…わかった」
    クリスタ「ごめんね」

    何となく、何が起こるかわかる気がした。でも、聞きたくなかった

    ミカサ「ジャン…幸せにしてあげて、ほしい」
    ジャン「…」

    一体何人が知ってるんだろうか
  49. 49 : : 2013/09/28(土) 12:16:37
    いかにも。って感じの場所だった。遠くから聞こえる皆の楽しそうな声も。あんまり気にならない

    ユミル「…ジャンは気付いてなさそうだな」ヒソヒソ
    マルコ「ユミル…覗きなんて、恥を知れよ…」
    ユミル「お前もだろ。やっぱ心配だろうが」

    いつも以上に赤い顔のクリスタ、あぁ、だめだ、やっぱり…

    クリスタ「あのね、ジャン。私、あなたのことが…」
    ジャン「待て、クリスタ」
    クリスタ「え?」
    ジャン「言うなって。言っても何もいい事ねぇぞ」
    クリスタ「っ…!!でも、伝えたいの!わ、私は、ジャンが好きだから!」
    ジャン「…///そ、それだけか?なら、もう行くな」
    クリスタ「待って、だから…私と、」
    ジャン「それ以上言うな!お前を苦しめたくねぇんだよ!俺はお前とは付き合えねぇ!」
    クリスタ「…!!」
    マルユミ(!!!)
    クリスタ「でも、私…諦めないから…」
    ジャン「諦めろ。無理なんだって」
    クリスタ「でも…」
    ジャン「俺には、お前を幸せになんかできねぇんだよ!」
    クリスタ「私は、ジャンと一緒にいるだけで幸せだよ!」
    ジャン「…!!!」
    クリスタ「あ、待って…!」

    マルコ「いいの?慰めに行かなくて。泣いてるよ?」
    ユミル「…いいんだ。多分…今は一人になりたいだろうし…それに、」
    ユミル「買いかぶりかもしれねえけど、あいつが戻ってくるような気がしてさ」
    マルコ「…僕もだ」
    ユミル「お前は追いかけなくていいのか?」
    マルコ「…残念だけど…今の僕じゃ、ジャンの頭を冷やせない様な気がするんだ」
    ユミル「他力本願だな」
    マルコ「そうなるね、でも…皆とても優しいから」
  50. 50 : : 2013/09/28(土) 12:41:38
    俺はきっと、クリスタが好きなんだと思う。仲間としても…異性としても。でも、俺じゃダメなんだ、俺じゃあいつを幸せになんかできない…

    ジャン(泣かせちまった…)

    ミカサ「はやく、あの二人がくっついてくれると嬉しい」
    エレン「そうだな」
    ジャン(ミカサとエレン…)

    俺の夢に出てきたミカサ。気がつけば目で追っていた。ユミルや、他の男ならこんな事はしないだろうな。あいつは、きっと、他の一途な奴と付き合う方が幸せになれる

    ミカサ「ジャン?どうしてここに?」
    エレン「お前、クリスタはどうしたんだ?」

    俺は、話だって上手くない。目つきだって、口だって悪い。最初から釣り合わなかったんだ。デートも上手くいかず、退屈にさせちまうし、あいつの望む事は何ひとつしてやれねえ

    ジャン「…ふった」
    エレン「はぁ!?」
    ミカサ「エレン、そこをどいて。理由次第では、削がなくてはならない」

    あいつ、諦めないって言ってたけど、諦めて次に行ってほしいんだ。ライナーならあいつを守ってやれるし、アルミンならあいつを退屈にさせないだろう。どうやったら、諦めてくれるんだ…

    ミカサ「…どうして泣いているの?」
  51. 51 : : 2013/09/28(土) 12:56:27
    ジャン「ミカサ…俺をふってくれよ」
    エレン「お前、何言って」
    ジャン「そしたら、俺が泣きながら皆の前でふられたって言うからさあ!すげぇダサくなるからさぁ!」
    ミカサ「…」
    ジャン「そしたら、そしたらあいつ、俺の事諦めるだろ!?次に…もっと幸せにしてくれる奴の所に行けるだろ!?」
    エレン「ちょっと落ち着けよ」
    ジャン「俺は、もうあいつの泣いてる所を見たくねぇんだよ!」

    正直、何を言ってるのか自分でもわからなかった。クリスタが誰か他の男の所に行くのは嫌だ。俺は凄く我儘だ。俺なんかじゃクリスタを幸せにできないのに

    ミカサ「…ジャン、あなたは私が好きなの?」
    ジャン「え?」
    エレン「ミカサ!」
    ミカサ「あなたは私が好き…ので、告白しにきた。違う?」
    ジャン「俺、わかんねぇんだ…」
    エレン「…」
    ジャン「俺は多分、クリスタが好きだ。でも、お前の夢を見たり、お前を綺麗だと、思う…」
    ミカサ「…ではあなたは、私とキスがしたい、と思う?」
    エレン「ミカサ、やめろ!」
    ミカサ「エレンは止めなくていい!私はジャンに聞いている」
    ジャン「…正直、思わねぇよ…」
    ミカサ「ではあなたが、今、巨人に襲われたとして…守りたいのは誰?」
    ジャン「それは、ミカサだったら…」
    ミカサ「私なら、何?強いから守る必要はないと。では、質問を変えよう」
    ミカサ「あなたが、最後に会いたい人は誰?」
    エレン「…!!」
    ジャン「…」
    ミカサ「いつ何が起こるかわからないこの時代で、最後に会いたいのは、もしかしたらお母さんかもしれない」
    ジャン「ババァにも、会いたいが…でも…」
    ミカサ「今思い浮かべたのは、私ではないはず」
    エレン「ジャン、お前憧れと恋愛がごちゃまぜになってるんだって」
    ジャン「憧れ…?」
    エレン「他の女子をそういう…綺麗だと思うのは、普通っつーか」
    ミカサ「私は許せない」
    エレン「だからって、ミカサとは別にキスしたくねぇんだろ?じゃあじゅうぶん一途じゃねえか」
    ミカサ「私も、そう思う」
    エレン「ほら、さっさと行ってこいよ」グイッ
    ジャン「あぁ…二人とも、ありがとうな」
  52. 52 : : 2013/09/28(土) 13:00:21
    ミカサ「構わない…私もジャンを利用させてもらった」
    エレン「は?」
    ミカサ「エレン、何故無理矢理ジャンと私を離したの?」
    エレン「それは…はやくクリスタの所に向かわせた方がいいと思って」
    ミカサ「私がジャンとキスの話をした時、エレンの顔が険しかった…あれは、嫉妬」
    エレン「そ、そんなわけないだろ!///」
    ミカサ「エレン、顔が赤い。」
    エレン「ば、バカ!近すぎるんだよ!」
    ミカサ「…次は、うまくいくだろうか」
    エレン「うまくいかなかったら、殴ってやる」
    ミカサ「その必要はない。私が削ごう」
  53. 53 : : 2013/09/28(土) 13:20:23
    ジャン「く、クリスタ…!!」ズルッ

    ドッテーン!!!

    クリスタ「ジャン…?大丈夫?泣いてるの…?」

    ジャン(うわぁ…俺ダサすぎる…)

    マルコ「ユミル、笑ったらだめだよ」ヒソヒソ
    ユミル「お、お前だってぷるぷるしてるじゃねぇか」ヒソヒソ

    ジャン「あ、あのさクリスタ…俺、ダサいだろ?」
    クリスタ「え?」
    ジャン「俺は、口も悪いし、顔だっていい事ないし、優しくもねぇし気がきかねぇ」
    クリスタ「そんな事ない!」
    ジャン「そんな事、あるんだって…今だってお前の事泣かせてたし、俺だって涙で顔がぐちゃぐちゃだ」
    クリスタ「…っ」グスッ
    クリスタ「…鼻かんでいい?」グスグス
    ジャン「おう、俺にもティッシュくれよ」
    クリスタ「うん…」

    マルユミ「…」

    ジャン「お前、本当趣味悪いよ。俺なんかのどこがいいんだ?」
    クリスタ「…全部だよ」
    ジャン「…例えば?」
    クリスタ「優しい所でしょ、あと、その目が好き。素直な所と…」
    ジャン「やっぱもういい、恥ずかしいし///」
    クリスタ「///」
    ジャン「クリスタ、俺も、お前が好きだ!だから、付き合ってくれ」
    クリスタ「…はい…」
    ジャン「だっせぇ告白で悪かったな」
    クリスタ「ジャン…ぅ…ぅぇえええええん!!!!!」
    ジャン「わっ、そんな泣くなって!」

    マルコ「ジャン!!」
    ユミル「クリスタ!!」ガサッ

    ジャン「うわっ!お前ら、いつからいたんだよ!?」
    ユミル「最初からだ」
    マルコ「ジャン…僕は君の友達として…君の事を誇りに思うよ」
    ジャン「あぁ、ありがとな」
    ユミル「ぐりずだぁー良かったなぁお前…本当よがっだ…」
    クリスタ「ぅえええんユミルー!!!」

    ユミルはすげぇ泣いていて、マルコも目に涙が浮かんでいた。俺もクリスタもぐちゃぐちゃな顔で、お世辞にも綺麗な告白とは言えないが…
    ユミルに抱きしめられて、幸せな顔で泣くクリスタ。俺は本当にいい奴らと仲間で良かったと思う。きっと、俺の知らない所で、色んな奴らが協力してくれてたんだろう。

    クリスタ「ジャン、私、幸せだよ…」

    だから、これからは、俺がこいつを

    ジャン「ずっと幸せにしてやる」


    おしまい
  54. 54 : : 2013/09/28(土) 14:06:07
    乙。
    終わったんなら執筆中から終了に変更したほうがいいぞ
  55. 55 : : 2013/09/28(土) 15:47:22
    >>54
    すみません今変更しました。
    読んでくださってありがとうございました!
  56. 56 : : 2013/09/28(土) 19:39:57
    良かった
  57. 57 : : 2013/09/28(土) 19:59:16
    >>56
    ありがとうございます!嬉しいです!
  58. 58 : : 2013/09/28(土) 23:01:52
    >>11
    私はジャンクリ好きなのでテンションfooooooになりました。乙
  59. 59 : : 2013/09/28(土) 23:22:52
    >>58
    同志よ…!!
    読んでくださってありがとうございました
  60. 60 : : 2013/09/29(日) 01:55:46
    めっちゃ良かったです!!!!!!!!!!!!(≧ω≦)b
    ジャンクリ最高!
    ぜひまた書いて下さい(>_<)ゞ
  61. 61 : : 2013/09/29(日) 11:06:26
    またジャンクリ書いてーー!(((o(*゚▽゚*)o)))
  62. 62 : : 2013/09/29(日) 13:17:39
    >>60,>>61
    ありがとうございます!今ライクリ書いているので、終わり次第書こうと思います
  63. 63 : : 2013/10/02(水) 00:35:48
    ジャンクリ最高
    まじ最高
  64. 64 : : 2013/10/07(月) 15:37:34
    あなたのSSがもっと読みたい
    ジャンクリも大好きだし
    エレクリも見てみたい‼︎
  65. 65 : : 2013/10/07(月) 16:04:26
  66. 66 : : 2013/10/07(月) 16:16:43
    ジャンクリいいですね
    次はエレクリ見たいです!!
  67. 67 : : 2013/10/08(火) 03:56:41
    すごくイイね

    ジャンの心情とかすごく細かく書かれててすごいと思った

    これからも(。・∀・)9 ガンバッテ!

    餅さんへ…

    中3男子より
  68. 68 : : 2013/10/08(火) 04:01:37
    おつ
  69. 69 : : 2013/10/10(木) 10:51:04
    >>63,>>64,>>65,>>66,>>67,>>68さん

    嬉しいコメントありがとうございます。そして最後まで読んでくださってありがとうございました!ジャンクリ仲間さんがこんなにいて嬉しいです!そしてクリスタは女神!
    宣伝になってしまいますが、
    ライナー「告白できない」
    コニー「俺の知ってる事」
    も書きましたのでよろしくお願いします。
    皆さんの優しい言葉、泣くほど嬉しかったです。ありがとうございました。
  70. 70 : : 2013/12/21(土) 03:36:59
    キュンキュンしました。
    ジャンクリいいですね!大好きです。

    また書いてください><
  71. 71 : : 2013/12/30(月) 08:35:15
    良かった
  72. 72 : : 2014/06/18(水) 00:50:01
    ジャンクリがよかったです!!
  73. 73 : : 2014/07/29(火) 18:01:56

    とても良かった!
  74. 74 : : 2014/10/17(金) 01:00:16
    この作品を見てジャンクリがもっと好きになりました
  75. 75 : : 2015/08/04(火) 15:53:10
    最高!

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