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サシャ「あの人と過ごしたい文化祭」

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  1. 1 : : 2014/07/31(木) 20:41:06
    楽しんでもらえたらなりよりです
  2. 3 : : 2014/07/31(木) 21:03:32

    ー教室ー


    キース「期末考査の結果を返す」


    キース「名前の呼ばれたやつは取りにこい」




    エレン「(おっ!今回は少し頑張ったからな、真ん中より少し上だ)」ヨッシャ


    ライナー「エレンお前どうだった?」


    エレン「おう、けっこうよかったぞ!」ホレ


    ライナー「おお!すごいな!400位以内に入ったか!」


    ベルトルト「へー、エレン今回頑張ったんだね。僕なんて600下回ったよ…」シュン


    エレン「うちの学校無駄にデカイからな、中々真ん中より上とるの難しいよな」


    ベルトルト「ライナーはどうだったの?」


    ライナー「フフン、157位だ!」ドヤァ


    エレン「ちぇ、やっぱ頭いいな」


    ライナー「今回も死ぬ気で頑張ったからな。それでも二桁には入れん…」ハァ


    ジャン「別に…そんだけとれればいーだろ」


    エレン「おう、ジャン。」


    ベルトルト「ジャンはどのくらいだった?」


    ジャン「てめーらに教える気はねぇよ」フン


    ライナー「なんだ、悪かったのか?」


    ベルトルト「どうせ僕よりは上だろー、言いなよー」


    ジャン「うるせーな(ビリから二番目なんて死んでもいえない…)」


    エレン「なんだ?お前まさかビリか?」クスクス


    ジャン「…ビリでは…ねーよ…ビリではな…」ズーン


    エレン「(あっこれけっこう悪かったやつだ)」


    アニ「あー、また負けた」


    エレン「おっ!アニも悪かったのか?」


    アニ「いや、悪くは無いんだけど…」


    エレン「ふーん、誰に負けたんだよ?」


    アニ「わかんない、けど多分中間でもこいつに負けたんだよね」


    エレン「はぁ?わかんないってなんだよ、変なやつだなー」


    エレン「ちなみに俺は400位以内だぜ!」ヘヘーン


    アニ「私2位だけど」


    エレン「」
  3. 4 : : 2014/08/01(金) 08:21:52


    ミーナ「わー!アニすごーい!」


    アニ「フフッ、たいしたことないよ」


    エレン「…(勉強しよ)」


    ミカサ「ジャンはあまり良くなかったの?」


    ジャン「!あ、ああ!ちょっと調子悪かったな~(ミカサに知られたら…俺終わりだ)」アセアセ


    ミカサ「……」


    ジャン「(やばい!怪しまれてる!?)」


    ミカサ「…その///…えっと///」


    ジャン「ん?」


    ミカサ「私も勉強しないとなーって思ったので…///」


    ミカサ「でも一人でするよりその…///二人でした方が色々と効率というものが///」


    ジャン「それって…」


    ミカサ「一緒に勉強しよう///」


    ミカサ「で、でも!それはあくまで成績を上げるという目的であって!その…///」


    アニ「(素直じゃないなぁ、)」フフッ


    ミーナ「(かわいい…)」


    ジャン「おう///じゃあ今日の放課後から二人で勉強しようぜ!///」


    ミカサ「(二人…///)うん///」カァァ


    エレン「おっ!お前ら勉強すんのか?だったら俺も…」


    アニ「はいはい、あんたは私と二人でしようね」グイッ


    ミーナ「ちゃっかり"二人で"なんだ♪」ボソ


    アニ「なっ!別にいいだろ//」カァ


    エレン「それは助かる!ありがとな!」ニカッ


    アニ「べっ、別に///」フイッ


    クリスタ「(私も入りたいな…エレンと放課後お勉強できたら…)」


    クリスタ「////」ボンッ


    ライナー「クリスタ!俺たちも一緒に勉強…ユミル「させるかぁぁぁ!!!」キッーク


    ライナー「ぐはぁっ!」


    ベルトルト「(お前クラス違うだろ…)」


    ユミル「(私の嫁が危機に陥っていると私のレーダーが反応した)」キリッ


    ベルトルト「(こいつ直接脳内にっ!)」
  4. 8 : : 2014/08/01(金) 17:33:09


    ー教室ー

    キース「いいか、もうすぐ文化祭だ」


    キース「出し物をせんといかんから各自考えておくように、以上!」


    ライナー「起立、礼」



    「「さようならー」」


    ライナー「文化祭の出し物か…これはあいつと話をしないとな…」


    アルミン「ライナー、少しいいかな?」ヒョコッ


    ライナー「ああ!俺もお前に話があったところだ」


    アルミン「それは…文化祭のことかな?」ニヤリ


    ライナー「もちろんだ兄弟」ニヤッ


    アルミン「それじゃあ人の少ない所へ…」コソコソ


    ライナー「おう、そうだな」コソコソ


    ベルトルト「バカ達がまたなんかよからぬ事を…」ハァ



    ジャン「ミカサ図書室いこうぜ///」


    ミカサ「うん///」カァァ


    ミーナ「くっ…かわいいミカサが見れるけど、あの笑顔を馬面に見せてるかと思うと…」ブルブル


    ミーナ「がぁぁぁあああ!!!」


    アニ「」ビクッ


    クリスタ「ミーナ荒れてるね」フフッ


    アニ「少し怖いよ…」ヒキッ


    エレン「アニっ!早く勉強教えてくれよ」


    アニ「はいはい、」


    アニ「じゃあね、クリスタ」ニコッ


    クリスタ「あっ…うん…バイバイ!」ニコッ


    エレン「ココがわかんないんだけど…」


    アニ「あー、ここね。ここはこーして…」


    エレン「うんうん…あー!なるほどな!」


    アニ「(うんうんとか、口に出しちゃうとこかわいい)」クス


    エレン「やっぱアニすげぇな!」ニカッ


    アニ「そんなこと…///」



    クリスタ「……帰ろ」


    ユミル「…」
  5. 9 : : 2014/08/02(土) 00:13:27


    クリスタ「はぁ…」トボトボ


    ユミル「おーい!私の嫁っ!」ダキッ


    クリスタ「わっ!ユミル!」


    ユミル「一緒に帰ろうぜ」


    クリスタ「うん、帰ろ」ニコ


    ユミル「なんだクリスタ?元気ねーなー」


    クリスタ「そうかな?」アハハ


    ユミル「(クリスタが野郎に取られるのは嫌なんだが…)」


    クリスタ「……」シュン


    ユミル「私は女神の笑顔がないと生きていけない」キリッ


    クリスタ「…?なに言ってるのユミル?」


    ユミル「なぁ、お前好きな奴いるだろ」


    クリスタ「えっ!いっ…いないよ///」カァァ


    ユミル「(わかりやす過ぎだろこいつ)」


    ユミル「(かわいいからどーでもいいけど)」


    ユミル「どーせ同じクラスなんだろ?(エレンなんだろ?私じゃなくてエレンなんだろ?)」


    クリスタ「えっ!なんでそのこと…はっ!」


    ユミル「…まぁ見てれば普通にわかるけどな(それでもやっぱ心にくるものが…)」ズーン


    クリスタ「みっ、皆には内緒だよっ///」


    ユミル「へいへい(皆知ってるけどな)」


    クリスタ「本当だよっ!」


    ユミル「全く…そいつのどこがいんだよ」


    クリスタ「どこって…///かっこいいし///、頼りになるし///」カァ


    ユミル「ぐふ、」


    クリスタ「人見知りだった私に始めてできた友達で///」カァァ


    ユミル「はっ…はじっ…め…てぐはぁっ!!」


    クリスタ「苦しんでる私を助けてくれた大切な人…」


    ユミル「ぐ…っっはぁっ!グフッ…はぁはぁ…(耐えた…耐えたぞ!この程度で私のクリスタへの愛が壊れるはずが…)」


    クリスタ「私にとっての王子様かな///…きゃっ///」マッカ
    ※不意打ち


    ユミル「」





    ※今からユミルの頭で~千の風になって~が流れます






    無邪気にわらう少女


    しかしその笑顔は私に向けられているのではない


    私より大切な王子様にむけられているのだ


    そこにもう私の女神はいなかった


    私のなかで何かが音を立て崩れ落ちていくのがわかる


    ああ…世界は残酷だ…


    生まれて数える程しか経っていない私にとっては


    あまりに、堪え難いものだった


    死にたくなるほどの絶望


    我慢出来ない感情


    押さえきれない胸の痛み


    それらをいくら吐き出しても私がこの苦しみから逃れることは出来ない


    なのに…この世界は逃げることを許さない


    いや、私が逃げられないのだ


    なぜなら


    この世界は…



    クリスタ「…?」ニコッ






    ユミル「美しかったから」


    クリスタ「ユミルがおかしくなっちゃった」

  6. 12 : : 2014/08/04(月) 18:54:23
    コメントありがとうございます!

    中々書き溜めできない…
    時間欲しいです( T_T)





    ユミル「で、そいつとは何か進展はあったのか?」
    ※元に戻りました


    クリスタ「ううん…隣にいつもあの子がいるから…」


    ユミル「ったく、お前はアニに気を使いすぎだ」


    クリスタ「えっ!よくアニってわかったね」キョトン


    ユミル「お前がそんなウジウジしてんなら私が先にエレン食っちまうかな」ニヤッ


    クリスタ「だっ、だめ!それだけは絶対に…あれ?」


    ユミル「~♪」


    クリスタ「ユミル…いまエレンて…」


    クリスタ「もしかしてユミル…」


    ユミル「うん、知って…


    クリスタ「ユミルってエレンが好きなの?」


    ユミル「ぶっ!ちげーよ!」


    クリスタ「…ほんと?」


    ユミル「ああ、逆にお前の好きな奴がエレンってことは本当か?」


    クリスタ「へ?」


    クリスタ「…////」ボンッ


    ユミル「(あっ、抱きしめたい)」


    クリスタ「じゃ、じゃあ…」


    ユミル「うん。さっきお前が大切な人ーとか、私の王子様ーとか言ってる相手がエレンって知ってた」


    クリスタ「や///、やめてよぉ///」カァァ


    ユミル「もう抱きしめる」ギュゥゥ


    クリスタ「ゆ、ユミル!苦しいよ//」


    クリスタ「あと、これも皆には内緒だよっ!」


    ユミル「はいはい」


    クリスタ「とっぷしーくれっと、ってやつだからねっ!」


    ユミル「ああ、わかったよ」


    ユミル「(てか知らないのアニぐらいじゃないか?)」


    ユミル「(……コニーがいた)」


    クリスタ「いい加減離してよユミル…」


    ユミル「あ、つい忘れてた」パッ


    クリスタ「もう!……」


    ユミル「どうかしたか?」


    クリスタ「別にっ」フイッ


    ユミル「私の嫁が怒った!急に抱きついて悪かったよ~、クリスタぁ~」


    クリスタ「知らないっ」フイッ


    ユミル「どうしたんだよクリスタぁ…」シュン


    クリスタ「ユミルの…おっきかった…」ボソ


    ユミル「へ?」


    クリスタ「なんでもないっ!」


    ユミル「…まさか」


    クリスタ「(私のは…)」ペタッ


    クリスタ「全然ないのに…」ハァ


    ユミル「(なにこれ、可愛すぎんだろ)」鼻血ダラー
  7. 13 : : 2014/08/04(月) 23:08:44
    ユミルが鼻血を垂らし

    エレンとアニが教室で勉強し

    ジャンとミカサが図書室デート(勉強)している頃…


    不穏な2つの影が…


    アルミン「やはり僕の理解者は君だけだよ…ライナー」


    ライナー「ああ…現代ではもはや失われたあれを…二人で復活させよう!」


    アルミン「もちろんだ!でも…」


    ライナー「大きな壁が…あるよな」


    アルミン「それでも!僕たちは!」


    ライナー「文化祭で失われたあの伝説の…」


    「「メイド喫茶を開いて!女神(クリスタ)にご主人様と言われたい!」」


    アルミン「それだけじゃない!」


    ライナー「一緒に写真をとったり、影から写真をとったり!」グヘッ


    アルミン「女神(言わなくても了承)がケチャップで書いた"あるミン様♡"のオムライスを食べたり!」ゲヘヘッ


    ライナー「メイド喫茶!」


    アルミン「そう!それは…」


    「「男のロマンだぁぁぁ!!!」」


    ライナー「フゥ…必ずしも成功させなければ…」


    アルミン「僕たちに大きな壁(学校の許可証+女子共)なんて関係ない!」


    ライナー「しかしどうやって…アニやミカサ、女神も心良く理解してくれるとは思えない」


    ライナー「それにやっぱり1番の強敵ユミルをどうにかせんと…」


    アルミン「ライナー、逆に考えるんだ」ニヤッ


    ライナー「なに?」


    アルミン「ユミルを強敵から心強い味方に…ね」ゲス顔


    アルミン「クックック…」ゲス顔





    壁\ベルトルト「……」


    ベルトルト「ほっとこ」
  8. 15 : : 2014/08/06(水) 09:00:37

    キース「お前ら、勉強は良いがもう学校を閉めるから帰りなさい」


    アニ「はい」


    エレン「もうこんな時間か」ノビー


    アニ「それじゃ帰ろっ…
    グリシャ「私の天使達!迎えにきたよ♪」


    エレン「でたぁ…」


    アニ「うわぁ…」


    グリシャ「一応君たちの父親なんだが…」シュン


    アニ「フフッ、なに本気で落ち込んでんのおじさん」ニコ


    グリシャ「おお!かわいい笑顔だアニちゃん、さぁ一緒に帰ろう!」キラキラ


    エレン「そのテンションやめてくれたら一緒帰る」


    グリシャ「……わかった」シュン


    エレン「全く…恥ずかしい」


    グリシャ「あのなエレン。真面目な話をするが、この歳でこのテンションは自分自身中々キツイぞ」キリッ


    エレン「真面目な話そのテンションやめろよ」ハァ…


    アニ「クス…エレンも将来おじさんみたいになるかも」


    エレン「ならねぇよ!絶対!」


    アニ「だといいけどね」クスッ


    グリシャ「もしなったらキモいな」オエッ


    エレン「うるせぇ!お前にだけは…
    グリシャ「さぁ、帰ろうかアニちゃん」


    アニ「そだね」


    エレン「うがぁぁああ!!」


  9. 17 : : 2014/08/06(水) 09:20:18
    どもです(^^)


    ー図書室ー


    キース「まだいたのか、お前たちも帰りなさい」


    ジャン「…って事はこうなるのか…」


    ミカサ「そう、ジャンは理解が早い」ニコッ


    ジャン「ミカサのお陰だよ///」


    ミカサ「そんなこと///…ない//」


    ミカサ「(ジャンに頼られている…もっと教えたい///)」


    キース「聞こえなかったのか?お前らも帰りなさい」


    ジャン「そんなことあるって!俺みたいな頭悪い奴にこんな優しく教えてくれんだ」


    ジャン「俺は幸せ者だな」ハハハッ


    ミカサ「そんな///大袈裟な///」カァァ


    ジャン「(まず図書室で二人きりってのが幸せだけどな)」


    ジャン「(つかミカサの顔を合法的に真近で見れるとか…ビリから二番目で良かった)」


    キース「ジャン-キルシュタイン、貴様は耳がついているのか?今なにを考えている」ゴゴゴ…


    ジャン「ビリから二番目で良かったなーって心底そう思うぜ」


    ジャン「え?」クルッ


    キース「ほう…」ブチッ


    ジャン「」
  10. 19 : : 2014/08/06(水) 09:47:42



    ジャン「心臓が止まるかと思った…」


    ミカサ「フフッ、全然気づかなかったもんね」


    ジャン「ああ…ほんと驚いた」


    ミカサ「あの時のジャンの顔っていったら」クスクス


    ジャン「っ!///やめてくれ///」


    ジャン「(恥ずかしくて死ぬっ///)」


    ミカサ「照れてるの?かわいい」ニコッ


    グリシャ「君の笑顔の方がかわいいよ」


    ミカサ「えっ///」カァァ


    ミカサ「ジャン…///そんな…///」


    ジャン「え?」


    ミカサ「え?」


    グリシャ「え?」


    エレン「よう、お前らも今帰るとこか?」


    ジャン「そんなことより、なにしてんすか、おじさん」


    グリシャ「そんな事より、君こそなにしてるのかねジャン君」


    グリシャ「こんな可愛い子を連れ回して…これはそういう事かい?」ニヤニヤ


    アニ「まぁ、そういう事ですね」ニタニタ


    ジャン「なっ!///ちがっ!///」カァ


    エレン「違うのか?」ニヤニヤ


    ジャン「ばっ!そういう事じゃなくて、ミカサに迷惑が…」


    ミカサ「可愛い///…そういう関係///…」プシュゥ


    アニ「満更でもないみたい」クスッ


    グリシャ「ジャン君!男ならいましかないっ!」キリッ


    ジャン「なにがっすかっ!」


    グリシャ「全く…君は奥手だな」ハァ


    エレン「確かにチキンだなw」


    グリシャ「私の息子が今から手本を見せるから良く見ときなさい」


    エレン「そうだぞ……は?」


    ジャン「へぇ…そうですか」ニタァ


    アニ「えっ、エレン///…そうなの///…」カァァ


    エレン「なに乙女の顔になってんだよっ!」


    アニ「エレン…私、聞きたいよ?///」


    エレン「なっ///ばっ///」カァァ


    アニ「…聞きたい///」上目遣い


    エレン「////…突然どうしたんだよ///」


    エレン「お前が///…そんなんだと俺まで調子狂うっつーか///」


    エレン「だいたいな///…こういうのはもっとちゃんとしたとこで///……
    アニ「帰ろっか」


    ジャン「そうだな」


    ミカサ「おじさんもう帰っちゃった」


    エレン「うがぁぁあああ!!!」
  11. 20 : : 2014/08/08(金) 12:11:12

    ライナー「おい兄弟、ネズミを捕まえたぞ」ガシッ


    ベルトルト「」


    アルミン「どうやら僕たちの話を聞かれたようだね」


    ライナー「どうする…このままだと我々の計画が…」


    ベルトルト「(うわぁ、めんどくさい事になったなぁ…)」


    アルミン「ふむ……ベルトルト、聞かれたのは仕方が無いから…」


    ベルトルト「(えぇー…これって僕も手伝えみたいな流れじゃ…)」


    アルミン「君にも協力してほしいんだ」


    ベルトルト「ほら、やっぱり」


    ライナー「なるほど、どうだ?ベルトルト。悪い話じゃないと思うが」


    ライナー「女神のあんなとこや、こんなとこが…ムフッ」ニタァ


    ベルトルト「うわぁ…気持ち悪い…」ヒキッ 


    ライナー「お前ももちろん協力…
    ベルトルト「やだ」


    ベルトルト「だいたいさぁ、そういうのって人としてどうかとおも…
    アルミン「五千円」
    ベルトルト「プラス二千円」キリッ


    アルミン「いいよ」ニコッ


    ベルトルト「アルミンとは良い友達になれそうだね」ニコッ


    ライナー「俺お前らに今三回は突っ込めたぞ」


    アルミン「ライナーは五千円払ってね」ニコッ


    ライナー「プラスone突っ込み」

  12. 21 : : 2014/08/08(金) 12:36:51
    ー翌日ー

    アニ「ほんっっとゴメンね!昨日はちょっとした冗談って言うか、流れがあったっていうか…」


    エレン「…」ツーン


    アニ「いい加減許してよ、ね?お願い」ニコッ


    エレン「……やだ」ツーン



    クリスタ「エレンとアニどうしたの?」


    ミーナ「んー…私も良くはわからないんだよね、ミカサなにか知ってる?」


    ミカサ「……しっ、知らない」フイッ


    ジャン「(まぁ、アニが甘えてエレンが告白しそうな流れだったなんて言えないよな)」ハハッ



    アニ「……どうしたら許してくれる?」


    エレン「……って」


    アニ「え?」


    エレン「文化祭でなんかおごってくれるなら……許す」ボソッ


    アニ「(なにこれ可愛い)」


    アニ「おごるおごるっ!エレンの好きなのなんでも!」


    エレン「ほんとか!」パァ


    アニ「(ハグしたい)」


    クリスタ「(あっ、抱きしめてほしい)」


    エレン「約束だからな!文化祭の日は離さないから覚悟しろよ!」


    アニ「離さないとか///」カァァ


    エレン「一日中だからな!」


    アニ「もう///好きにして///」カァァ


    ミーナ「仲直りとデートの約束を両方一変にやりおったわ」


    ミカサ「やるなあの小娘」


    クリスタ「…ずるい」


    ジャン「デートか……///」

  13. 23 : : 2014/08/08(金) 13:12:50


    ユミル「なんだよ話って」


    ライナー「単刀直入に言おう」


    アルミン「クリスタにメイド服を着させたい」キリッ


    ベルトルト「(うわぁ)」


    ユミル「ほぅ…よく私に堂々とその事が言えたな」ゴゴゴ


    ライナー「まっ、まて!ユミル!」


    アルミン「はっ話を!話を最後まで聞いて!」


    ベルトルト「(その前に君たちが最期になりそう…)」


    ユミル「なんだ、話によっては…」ゴゴゴ


    アルミン「君は女神のメイド服を見た事があるのかっ!!」


    ユミル「!!」


    ユミル「そ、そんなもの見なくても私は…」


    ライナー「想像してみろっ!頬を赤らめ両手でスカートを握り締める…」


    ライナー「初々しい女神のメイド服姿をおぉぉぉ!!!」


    ユミル「くっ…」ギリッ


    アルミン「だけどねユミル。それは僕たちだけの力じゃ見れない」


    アルミン「ユミル。君のチカラが必要なんだ」



    ベルトルト「(なにこれ)」



    ユミル「騙されないぞ…そうやって私を誑かし私の女神に手を出すつもりだろ!」


    ライナー「ユミル…俺は、いや俺たちは」


    アルミン「女神に触るどころか眩しすぎて半径二メートル以内に入れない」


    ライナー「この世界はまだ15歳の俺たちにとっては残光すぎるよな…」


    アルミン「本当はユミルもわかってるんでしょ」


    僕たちの女神はもうエレンに…


    ユミル「やっ、やめろ!やめろやめろやめろっっっ!?!!」


    アルミン「でも僕らは逃げないよ…」


    だって…この世界は…


    クリスタ「ライナー!えへへ///呼んだだけ///」ニコッ
    ※もちろん妄想です


    クリスタ「アルミン…///手…つなご?///」ニコッ
    ※当たり前ですが妄想です


    クリスタ「ユーミルっ!フフッ、ギューってして?///」ニコッ
    ※誰か!この中にお医者様はっ!


    「「美しいかったから」」ツゥ…


    ユミル「おまえら…」ツゥ…



    はじめからわかっていた


    三人はいがみ合っていたが


    本当は同じく女神の元に生まれた同士なのだと


    今、バラバラだった三人の想いが一つになったのだ



    アルミン「ユミル…いや姉さん!」


    ライナー「つまらないものですが、納めください」


    ユミル「こっこれは!水族館の時の写真!」


    ユミル「どれも素晴らしい女神っぷりだ…」


    ユミル「これが…お前たちの想いか…」


    ライナー「…」コクン


    アルミン「…」コクン


    ユミル「お前たちの想いは充分伝わった…」


    ライナー「ってことは…」


    ユミル「ああ、私も是非協力させてくれっ!」


    ライナー「姉さんっ!」


    アルミン「作りましょう!僕たちの理想郷を!」


    ユミル「つくろう!私達三人の力で!」


    「「「うおぉぉおおお!!!」」」



    ベルトルト「(あ、これダメだ)」

  14. 24 : : 2014/08/08(金) 20:39:06

    ユミル「…それにしてもベルトルさんもクリスタ派だったとは」


    ベルトルト「いや、僕は…」



    ーーー
    ーー



    アルミン「ベルトルト、君にはユミルを文化祭当日クリスタから遠ざけてほしいんだ」


    ベルトルト「どうやって?」


    ライナー「そこはデートで」


    ベルトルト「」



    ーー
    ーーー



    ベルトルト「(って話だったけど、これ僕はなにもしなくて良くない?)」チラッ


    アルミン「(なにしてんだよ、早くデートに誘えよ)」ジーッ


    ベルトルト「(良くなかった)」ハァ


    ユミル「僕は…なんだよ」


    ベルトルト「あぁ、実は2人とは違う要件なんだ」


    ユミル「…そうか」ホッ


    ユミル「(ベルトルさんはクリスタが好きってわけじゃないんだな……ってなにホッとしてんだ私)」


    ベルトルト「一緒に文化祭楽しみたいなぁ…なんて」


    ユミル「へ?」


    ベルトルト「良ければなにかおごるよ(七千円入ったしね)」


    ユミル「ちょっと待ってくれ、それは…デート……ってやつなのか?」キョトン


    ベルトルト「まぁそうなるかな」アハハ


    ユミル「……考えとく///」



    アルミン「(あれ?なんかユミルが可愛いんだけど)」


    ライナー「(おかしいな、ユミルが天使に…)」ゴシゴシ



    ベルトルト「そんなこと言わずにさ、僕は君と一緒が良いんだから……ね?」ニコ


    ユミル「なっ///わ、私と…///」カァ


    ベルトルト「うん、ユミルと」ニコッ


    ユミル「ばっ///こっち見んなぁぁ///」カァァ



    アルミン「(やりおるわこいつ)」



    ベルトルト「ダメ…かな?」


    ユミル「////………いいよ///」ボソッ



    アルミン「(なにこの七千円払って損した感じ)」


    ライナー「(美味し過ぎんだろこいつ)」



    ベルトルト「ユミルってさ、いつも冷めてる感じだけど…」


    ユミル「ムッ…」


    ベルトルト「でも、さっきみたいに熱くなったり、かと思えばデレたり…」


    ユミル「でっ///デレてないし///バカだろあんた///」カァァ


    ベルトルト「アハハッ、表情豊かで可愛いなって思って」ニコッ


    ユミル「……////」ボンッ


    アルミン「(あ、堕ちた)」


    ライナー「(堕ちたな)」

  15. 25 : : 2014/08/09(土) 00:42:58


    アルミン「授業始まるからそろそろ戻ろうか」


    ユミル「約束やぶんなよ///」


    ベルトルト「うん」ニコッ


    ライナー「……ユミルもありだな」ボソッ


    ベルトルト「なんか言った?」


    ライナー「べつに」



    キーンコーン カーンコーン



    キース「貴様らぁ!この時間は文化祭の準備にあてーる!!」



    モブ「よっしゃぁぁ」

    モブ「サボれるぞwww」

    モブ「ちょっとー、男子真面目にやって!」



    キース「おーっと!そのまえに私が文化祭について説明してやるぞぉ!」


    キース「よぉぉく聞けっ!野郎どもぉおお!」


    ジャン「うぉおおお!!!」


    モブ「やっほいぃぃ!」


    エレン「おっ!待ってました!」


    グリシャ「ハゲー!」


    ライナー「よっ!世界一!」



    キース「はーっ、はぁ!なんか聞こえたが今回は許してやろう!なんたって…」


    「「「文化祭だから!」」」


    ギャーギャー   ギャーギャー



    クリスタ「先生行事になると人が変わっちゃうよね」フフッ


    ミカサ「すごいテンションになるほどにね」クス


    ミーナ「男子たちもついていってるし」


    アニ「いや、その前になんかいたでしょ!!」オイッ
  16. 26 : : 2014/08/09(土) 11:50:55

    キース「文化祭は二日間で行われる!」


    一日目は出店


    各クラス出し物を一つ出す

    ※エレンたちは、C組
    ユミルたちは、A組


    この日は一日中、自由行動可



    二日目は体育館で希望のクラスによる劇や、オーディションを通過したバンドなどなど…


    二日目の最後にはキャンプファイヤー!



    エレン「なんでキャンプファイヤー?」


    キース「気にしたら負けだイェーガー!」


    キース「ちなみに毎年キャンプファイヤーを囲んで踊る男女の中からカップルができるらしいぞ」


    ライナー「」ピクッ


    ジャン「」ピクッ


    クリスタ「」ピクッ


  17. 34 : : 2014/08/15(金) 19:15:11



    キース「ではブラウン、あとは頼むぞ」


    ライナー「はっ!」



    ライナー「皆も先生の話を聞いたと思うが出し物をしなければならない」


    ライナー「俺はやるんだったら他のクラスに負けないくらい、素晴らしいものをしたい」


    エレン「おぉー」


    ミーナ「言うね~」


    ライナー「そしてこのクラスにしかできないことをしたい」


    アニ「私たちのクラスにしかできないこと?」


    ライナー「あぁ!そうだ!」


    ジャン「なんだよそれ」


    ライナー「わからないか?俺たちのクラスは女子が多いい、それこそ……メイド喫茶だ!」


    エレン「」
    アニ「」
    クリスタ「」
    ジャン「」
    ミカサ「」
    ミーナ「いいね~」
    ベルトルト「いいねー(棒読み)」



    エレン「ライナー……お前疲れてんだよ」


    アニ「メイド喫茶は…ねぇ」


    クリスタ「うん…ちょっとね」あはは…


    ミカサ「さすがに恥ずかしい…」



    ライナー「(大丈夫だ…ここまでは予想通り。それにミーナは嬉しい誤算だ)」


    ジャン「ベルトルトとミーナは賛成かよ」


    ミーナ「なんで?いいじゃん」


    アニ「えー!なんでさ?」


    ミーナ「だってミカサとアニのメイド姿みたいし」


    アニ「なっ!///」


    ミカサ「…///」


    ライナー「なんでクリスタはry
    ベルトルト「エレンとジャンは見たくないの?」


    エレン「そりゃー見たくないって言ったら嘘になるけど…なぁジャン」


    アニ「」ピクッ


    クリスタ「」ピクッ


    ジャン「あぁ、女子がやりたくないだろ」


    ミカサ「(見たいんだ……///)」ボンッ


    ライナー「(あれ…意外とこれは…)」


    アニ「わ、私は別にどっちでもいいかな///」フィッ


    クリスタ「き、きっしゃ……///喫茶店ってのはいいよね////」カァァ


    ミーナ「……単純」


    アニ「ナンノコトカナ」


    クリスタ「アハハ、マッタクダヨ」



    ミカサ「ジャンは…見たい?」


    ジャン「へ?」


    ミカサ「だから…///その…ね///」


    ジャン「な、なにが?//」


    ミカサ「もう!///わかってるくせに…///」


    ジャン「……見たい///」ボソ


    ミカサ「……私やる///」




    ミーナ「ミカサが積極的に…あわわ」


    クリスタ「サシャというライバルのせいかな?」


    アニ「もう結婚しろ」


    ミーナ「わしのミカサは嫁に出さん」


    ミカサ「だまれ変態親父」


    エレン「怖っ(落ち着つけってミカサ)」


    ベルトルト「(逆逆)」





    ライナー「…先生」


    キース「うむ、よかろう。許可証は私がなんとかする」











    キース「…………むふ、」ニタァ

  18. 44 : : 2014/08/29(金) 00:30:32




    ライナー「ところで二日目の劇なんだが、俺らは劇するか?」


    アニ「やってみたい!」


    ミーナ「やろうよ、せっかくだし」


    ライナー「という意見が出ているが、皆いいか?」


    エレン「いいんじゃねーか?」


    ベルトルト「そうだね」


    ライナー「よし、それじゃあ俺たちも劇をしよう!…で、なにする?」


    アニ「それはやっぱりロミオとジュリエットでしょ!」


    ミーナ「いいね!」


    ジャン「定番すぎねぇか?」


    ミーナ「気にしない‼」


    エレン「俺話わかんねぇや」


    ベルトルト「僕も」


    ミーナ「うそ!?有名だよ!」


    エレン「って言われてもなぁ」


    ライナー「皆が知ってるのじゃないとな、文化祭まで日にちも無い」


    アニ「むぅ…残念…」


    ベルトルト「他になんかあるかな?」


    ミカサ「…シンデレラは?」


    クリスタ「あっ!私シンデレラ大好き!」


    ライナー「俺はクリスタが好
    ベルトルト「君は静かにしようね」


    エレン「それならわかるぞ」


    ジャン「逆にわからない方が珍しいけどな」


    アニ「やる!シンデレラやろう!」


    ベルトルト「僕もいいと思うよ」


    ライナー「んじゃ、シンデレラやるか!」


    クリスタ「ところで誰がシンデレラ役する?」


    ジャン「クリスタでいんじゃねぇか?」


    クリスタ「えっ!?」


    ライナー「クリスタだな」キリッ


    アニ「ぴったりだね」フフッ


    ミーナ「いかにも王子様と結ばれるって感じだよね!」


    クリスタ「本当に私でいいの?」


    ミカサ「全然かまわない」ニコッ


    クリスタ「でも…」


    エレン「皆お前が良いって言ってんだから、気にすることないだろ」


    クリスタ「…そうかな?」


    エレン「そうさ」ニカッ


    クリスタ「じゃあ!私、頑張るよ!」


    ライナー「ところで王子様役だがそこは俺が
    ベルトルト「エレンでいいと思うよ」


    クリスタ「っ!」


    エレン「俺?」


    ミーナ「いいね~」


    エレン「俺よりベルトルトの方が王子っぽくないか?」


    ライナー「嫌ならぜひお
    ベルトルト「僕は人前で演技出来ないからね」


    エレン「俺が王子か…」


    ライナー「いや、エレンお前は向いてないぞ?やっぱりここは
    アニ「やりなよ、きっと似合うと思うよ」


    エレン「そうか?」


    ライナー「落ち着けエレン!まだお前には荷が重
    クリスタ「一緒に頑張ろうエレン!///」


    ライナー「」


    エレン「そうだな、よろしくなクリスタ」ニカッ


    クリスタ「う、うん!///」カァァ


    クリスタ「(本当にエレンが私の王子様に…///)」プシュゥゥ




    ミカサ「良かったのアニ?」コソ


    アニ「ん?なにが?」


    ミカサ「なにって…エレンが…」


    アニ「??」


    ミカサ「(この子もしかしてまだ自分の気持ちに気づいてないのかしら)」


    ミカサ「ねぇ、エレンのこと好き?」


    アニ「…?好きだけど」


    ミカサ「(あっ、気づいてないわ)」


    アニ「あっ、でもなんか普通の感じじゃなくて…なんかたまに2人でいると顔が熱くなったりしちゃうんだよね」


    アニ「風邪かな?」



    ミカサ「(……暖かく見守ろう)」


    ミカサ「(きっとそれがアニの為…)」


    アニ「なんかミカサの視線がいやらしい」


    ミカサ「」

  19. 45 : : 2014/08/29(金) 06:50:37



    ライナー「じゃあ、役決まったから確認していくぞー」


    ライナー「王子様はエレン」


    エレン「頑張るぜ!」


    ライナー「メインのシンデレラはクリスタ」


    クリスタ「一生懸命やるね!」


    ライナー「ミカサは魔法使いの妖精」


    ミカサ「恥ずかしい///」


    ジャン「(ミカサはもとから妖精だけどな)」


    ライナー「馬車の馬役はジャンが絶対やらないってことでベルトルト」


    ベルトルト「おい」


    ライナー「最後にシンデレラの姉役はアニとミーナ」


    アニ「♪」 


    ミーナ「クリスタをいじめる……ぐへっ」


    クリスタ「あはは…」


    ライナー「そして俺だな」


    ライナー「皆間違いはないか?………よし、ないな」


    ライナー「なにか意見のある奴も……いないな、と」



    ライナー「よし、じゃあ俺から一言…」






    ライナー「おかしいだろぉぉがぁあ!!?」


    アニ「うるさい」


    エレン「どうしたんだよライナー」


    ライナー「どうしただと!?思いっきり間違いあるだろ!なんで俺が女装すんだ!」


    ジャン「おもしろいジャン」


    ライナー「うるせぇ!女装もお前のネタもつまんねぇよ!」


    ジャン「そんな…」


    ライナー「自覚なかったのかよ!」


    ベルトルト「いい加減にしなよ僕だってジャンの役やりたくないよ」


    ジャン「おれはシンデレラには出てこないけどな」


    ライナー「どうして…どうして俺ばっかり…」


    ミカサ「ライナー、元気出して」


    ライナー「ミカサ…」


    ミカサ「私が役変わっ
    ライナー「よし、役も決まったし準備にとりかかるか」


    ミカサ「む…」


    ミカサ「(妖精なんて恥ずかしいのに…)」


    ジャン「(妖精ミカサ早く見たい)」


  20. 46 : : 2014/08/30(土) 07:15:13



    ジャン「おい、あとテーブルいくつ作ればいいんだ?」


    エレン「だーかーら!テーブルはもういいって言ってんだろ!」


    ジャン「いや…テーブルねぇと喫茶店開けねぇジャン」


    エレン「テーブルは作り終わったんだよ!」


    ジャン「いや、余分に作っても大丈夫だろ」


    エレン「なんでお前はそんなテーブルが作りたいんだよ!」


    ジャン「だってテーブルねぇと飯置けないだろ?」


    エレン「イスがねぇと座れないだろぉがぁああああ!!!!」



    エレン「なんだお前!あれか?客に立って食べてくださいとでも言うのか!?」


    ジャン「おい見ろよ。女子が作ってる衣装、完成度高いぞ?」


    エレン「………」ピキ




    アニ「エレーン!」


    エレン「あぁ!?………へ?」ポカン


    アニ「どう?メイド服似合ってる?」


    エレン「あ…あぁ//…良いと思うぞ//」


    アニ「ちょっと!ちゃんと目を見て言ってよ!」


    エレン「(直視できるか!……くそ///)」


    エレン「…てか、髪ほどいたんだな」


    アニ「うん!どうかな?」


    エレン「………うん」


    アニ「えっ?もしかして似合わない?」


    エレン「いや、すっげー似合ってるけど…」


    アニ「けどってなにさ、けどって!」


    エレン「アニが髪ほどくの家だけだから、俺だけが見れる特権だったのになぁって」


    アニ「………結びます///」カァァ


    エレン「そっか!なんか嬉しいな!」ニカッ


    アニ「/////」ボンッ


    エレン「じゃあ俺は作業に戻るわ、アニも頑張れよ!」


    アニ「/////」プシュゥ




    エレン「あっ!てめっ!テーブルはもういらねぇって言ってんだろ!」


    ジャン「良いジャン、良いジャン」




    アニ「/////」


    ミカサ「……」


    アニ「/////」


    ミカサ「……なにをにやけてるの?」


    アニ「ふぇっ!?/////」

  21. 47 : : 2014/08/31(日) 00:41:08



    アニ「それじゃ、シンデレラ」


    ミーナ「私たちは舞踏会へ行ってくるわ」


    ライナー「ちゃ、ちゃんと部屋の掃除をしとくんだ……しとくのよっ!///」


    ミーナ「ちょっと!恥ずかしがってたら駄目よ!」


    アニ「そうだよ、あんたが真面目にその体格で女になればウケは間違いない」



    エレン「(絶対誰かが体調不良を訴えるな)」



    ライナー「そう言われてもやはり、抵抗が…」


    クリスタ「わかるよライナー!でも一緒に頑張ろ!」ニコッ


    ライナー「…なぜこんな優しいシンデレラをいじめなければならんのだ…」



    ライナー「そうだ!シナリオを変えてシンデレラと姉の愛を育…
    ベルトルト「はい、じゃあアニの台詞からやり直そうかー」




    エレン「…お前も劇に出れば良かったのに」


    ジャン「芝居なんて、俺には向いてねぇよ」


    エレン「でもミカサがシンデレラ役だったら劇に参加したろ?」


    ジャン「もちろん王子役でな」


    エレン「ははっ、だろうな」


    ジャン「俺は…もう帰るか」


    エレン「なんでだよ」


    ジャン「今見たら本番で見るときつまんねぇだろ」


    エレン「いや、お前は裏方しろよ」


    ジャン「なんと言おうが俺は最前列でミカサを応援する義務がある」


    エレン「知るかw」


    ジャン「じゃあな、練習頑張れよ」


    エレン「ほんとに帰るのか?」


    ジャン「なんだよ、テーブル作ってた方がいいか?」


    エレン「あほ、もういいわ。またな」


    ジャン「あぁ」
  22. 56 : : 2014/10/15(水) 22:35:49





    ジャン「(本屋でも寄ってくかな……ん?あいつは…)」



    「見てあれ……」

    「全く…迷惑ねぇ…」

    「親はどういう教育をしてるのかしら…」





    モブA「( ´Д`)y━・~~ 」


    モブA「ごほっ、げほッ…オエェッ!」


    モブB「ぎゃはははっ!」


    マルコ「ちょwおまっ、咽せてんじゃねぇよww……ん?」


    ジャン「マルコじゃねぇか」


    マルコ「おぉ、ジャン!久しぶりだな!」



    モブB「おい、だれだよこいつ」


    マルコ「ジャンだよ、ジャン-キルシュタイン」 


    モブA「おい…そいつってこの辺じゃ有名な不良じゃねぇか…」


    ジャン「(そういえば俺ってそんな設定だったな…)」


    ジャン「(ただ、中学でバカやってただけなんだが…)」


    モブB「んー……」


    ジャン「…なんだよ」


    モブB「なんか思ってたより弱そうだなw」


    モブA「おいおいwやめろってw」


    ジャン「………」イラッ


    マルコ「はははっ!まぁ落ち着けよジャン」


    ジャン「……変わったなマルコ」


    マルコ「はぁ?なにがだよ」


    ジャン「お前はもう少しまともだと思ってたんだがな」


    モブA「なんだとコラッ!」


    モブB「てめぇ!馬鹿にしてんのか!?」


    マルコ「やめろお前ら」


    マルコ「……なぁ、どうしたんだよジャン。中学の時はこんなの日常茶飯事だったじゃねぇか」


    ジャン「道端でタバコ吸って酒飲みまくるような馬鹿はした覚えは、俺にはないんだが?」


    モブB「てめぇ!好い加減に…」


    マルコ「………」スッ…


    モブB「…ッ!……チッ」


    マルコ「変わったのはお前だよジャン」


    マルコ「どうした?前は一緒にケンカばっかりだったじゃねぇか」


    ジャン「あれはエレンたちが他校の奴らに絡まれたからだろ」


    マルコ「フン、俺の知ってるジャンはそんな腑抜けじゃねぇぞ?」


    ジャン「それに俺はもうケンカはしねぇよ」


    マルコ「……気にいらねぇな…」


    ジャン「そうか、それは悪かったな」


    モブA「もう我慢できねぇ!俺が…」



    ザッ、



    ユミル「なにしてんだ?」


    サシャ「け、ケンカですか!?」




    モブA「チッ…人か」


    ジャン「ユミル、サシャ」


    マルコ「なんだ?知り合いか?」


    ジャン「同じ学校なだけだ」


    マルコ「学校…ねぇ…」


    マルコ「まぁ、ずいぶん楽しそうじゃねぇか」


    ジャン「お前も他人に迷惑かけて楽しそうだな」


    マルコ「……ふっ、やめだやめだ。行こうぜお前ら」


    モブB「はぁ!?このまま逃げんのかよ!」


    モブA「そうだぜ!ここらで一発…」


    マルコ「てめぇら……殴られてぇのか?」ザワッ


    モブ×2「ーーッ!!」ビクッ


    モブA「わ、わかったよ」


    モブB「おい!お前!覚えとけよ!」


    ジャン「……それは負けフラグだろ…」


    ユミル「誰なんだあいつらは?」


    ジャン「…中学で同じだった奴だよ」


    ジャン「中学の時は一緒にバカやってたけど…あいつは人を思いやる奴だった…」


    ユミル「ふぅん。ま、人は変わっちまうもんさ」


    ジャン「……残念だな」


    ーーー
    ーー




    モブB「なぁ。なんであいつ殴らなかったんだよマルコ」


    マルコ「うるせぇな、いいこと思いついたんだよ」


    モブA「いいこと?」


    マルコ「あぁ…とっても楽しいことさ」ニヤッ

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