ssnote

x

新規登録する

このスレッドの編集には編集パスワードが必要です。

表示するレスにはチェックしを、表示しないレスはチェックを外してください。

▼一番下へ

  1. 1 : : 2014/07/02(水) 21:15:15
    苗木「さあ、キミ達はどんな絶望をみせてくれるのかなぁ?」
  2. 2 : : 2014/07/02(水) 21:19:02
    ボクはずっと独りだった

    孤独だった

    両親に嫌われていた

    え?なんで嫌われてたかって?

    それは感情を表すのが昔から下手だったから

    普通みんなは笑いたい時に笑って泣きたいときに泣く

    ボクはそれが昔からできなかった。

    ずっと何があっても無表情だった。
  3. 3 : : 2014/07/02(水) 21:23:15
    両親はボクを毛嫌いして暴力を振るった

    ずっと家に閉じ込められていた。

    事実上ボクは死んだことになっていて

    しまいには妹もボクを嫌う始末だ

    怖くて、とっても痛かった

    泣きたかった

    でも、泣けなかった。

    ボクは虐待の恐怖でますます感情を無くしていった

    家族が死ねばいいと思った

    独りぼっちは嫌だった。

    でも、ある日笑える出来事が起きたんだ。
  4. 4 : : 2014/07/02(水) 21:28:07
    それはボクが中学生だった頃

    ___________________________________________________________

    苗木「おかーさん……おとーさん……おはよう……」また殴られるのか……血が出るから嫌なんだよな

    ボクはまともな感情を無くしていた。

    殴られたり蹴られたりするのはただ単に血が出て貧血になるから嫌

    火傷させられるのは色々と面倒臭い事になるから嫌

    そんなことしか思えない。
  5. 5 : : 2014/07/02(水) 21:32:34
    苗木「ねぇ、いない………の……?」

    両親の部屋に行った

    すると、目に飛び込んできたのは

    真っ赤な赤だった

    どこを見渡しても赤

    赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤

    赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤

    赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤

    部屋一面がが赤かった。

    よく見ると、赤の中に肌色も見えた

    それは父と母……いや……

    父と母だったもの………

    今ではただの肉塊だ。
  6. 6 : : 2014/07/02(水) 21:37:48
    妹は……いない。

    そして、ポツリと立っている人物が一人

    誰だろう……?

    白髪のボクより少し年上くらいの緑色のロングパーカーを着た少年が立っていた。

    苗木「キミは………だれ?」

    ボクは恐怖を感じなかった。

    寧ろ、優しそうな人だなとさえ思った。

    ボクはおかしいのかもしれない……

    あ、最初からおかしいや……

    ???「君は僕を見て怖くないのかい?」

    少年はゆっくりと僕の方を向いて聞いた

    苗木「怖い……?……なに……それ?……」

    ボクは怖いと言う言葉を知らなかった
  7. 7 : : 2014/07/02(水) 21:49:03
    ???「なにそれって……言葉を知らないのかい?」

    少年は不思議そうにボクを見つめた

    苗木「しらない……ボク……分からない……」

    ???「へえ、君さ、名前は?」

    苗木「名前……?……それ……何?」

    ボクは言葉を知らなかった

    名前も知らなかった……

    名前なんてつけられてない……

    と、思う

    ???「名前っていうのは、いつも自分が呼ばれてる言葉。分かる?ボクは狛枝凪斗」

    苗木「こまえだ……なぎと……?」

    狛枝「そう、僕の名前だよ。君は?」

    苗木「えっと……最低な奴……最悪な奴……ゴミ……クズ……カス……いらない子……忌み子……」

    ボクは手当たり次第に言われる言葉を言って見た

    すると狛枝クンは悲しそうな顔をした

    狛枝「名前……ないんだね……それは名前じゃないよ。君を苦しめる言葉だよね?」

    苗木「………うん………」

    狛枝クンはボクに手を差し出してきた

    苗木「ッひ……」

    ボクは両親にされるように殴られるのかと思い目を瞑った

    すると、頭に来たのは優しい衝撃

    苗木「……っ……!……?……」

    狛枝クンはボクの頭を撫でていた
  8. 8 : : 2014/07/02(水) 22:19:54
    苗木「なに……してるの?」

    狛枝「撫でてるんだよ。」

    狛枝クンは優しく微笑んでいた

    狛枝「ねえ、君に名前あげようか?」

    苗木「え?名前……?……うん……」

    ボクは何と無く頷いた。

    狛枝「よし、じゃあ、君の名前は今から誠。苗木誠。」

    苗木「なえぎ……まこと………」

    狛枝「そうだよ。じゃあ、ボクの名前を並び替えてご覧。」

    苗木「え?なんで……?」

    狛枝「やればわかるよ。」

    苗木「うん……こまえだなぎと……なえだぎとこま……なえだぎ……まこと……?……!……なえぎまことだ

    ……苗木誠だ。………?」

    狛枝「そう。僕の名前の一部をあげるよ。気に入った?」

    苗木「ありがとう……うん……すごくうれしい……」

    ボクはその日始めて笑ったかもしれない

    狛枝「あ、苗木君の両親……殺しちゃったんだよね……」

    苗木「殺した……?」

    狛枝「そう。もう動かない……ただの肉塊」

    苗木「何で殺したの?」

    狛枝「殺人衝動があるんだ……ごめんね。」

    苗木「ううん。謝らなくていいよ……だってさ……嬉しいもん……もう、楽になれるかもしれない……」

    狛枝「そんなに嫌いなの?」

    苗木「うん……嫌い……大嫌い」
  9. 9 : : 2014/07/02(水) 22:25:58
    狛枝「どうして?」

    苗木「ボクを事実上では殺したし、あと、この傷」

    ボクは長袖Tシャツをめくった

    すると、新しい生傷やら古傷やらが見えた

    狛枝「そっか……辛かったんだね。」

    狛枝クンはまたボクの頭を優しく撫でた

    苗木「あ、狛枝クンの家族は?」

    狛枝「僕の家族は死んだよ」

    苗木「そっか……優しかったの?」

    狛枝「うん。優しかったよ。でも、僕が殺したようなものだよ。幸運だからね。不幸になっちゃったんだよ。」

    苗木「なんで?……ボクは大丈夫だよ……?」

    狛枝「そうだね……すごい……もしかしたら苗木君も幸運なのかな……なんてね。」
  10. 10 : : 2014/07/02(水) 22:33:21
    狛枝クンは笑って言った

    ボク達は一緒に暮らした。

    家族になったんだ

    狛枝クンはボクに沢山のことを教えてくれた

    言葉も

    勿論、感情も

    ボクの全てに狛枝クンは影響した

    ___________________________________________________________

    そして、月日はながれた。

    ある日、ある高校から一通の通知が届いた。

    ___________________________________________________________

    『狛枝凪斗様』

    あなたを超高校級の幸運として、

    私立希望ケ峰学園に迎え入れたいと思います。

    ___________________________________________________________

    苗木「希望ケ峰学園といえば凄い有名な高校だよね?狛枝クン凄いね」

    狛枝「そんなことはないよ。僕みたいなクズ。」

    苗木「まったくもう!狛枝クンはクズじゃないよ!ボクの恩人で、家族で、希望で、ヒーローだよ!」

    狛枝「そんなこと言われると嬉しいなぁ……」

    苗木「でさ、狛枝クンはどうするの?行くの?」
  11. 11 : : 2014/07/02(水) 22:39:56
    狛枝「苗木君がいるから断るよ」

    苗木「駄目だよ。行ってきなよ。」

    狛枝「そしたら暫く帰って来られないよ?」

    苗木「ボクのことは大丈夫だからさ!行ってきて!」

    狛枝「うん……ありがとう苗木君……じゃあ、行ってくるね。」

    そして、狛枝クンは私立希望ケ峰学園に入学した。

    ___________________________________________________________

    それから数年

    ある日、ボクのところにも通知が来た

    正直、驚いた。

    まさかボクが狛枝クンと同じ超高校級の幸運で入学するなんて。

    ___________________________________________________________

    『苗木誠様』

    あなたを超高校級の幸運として、

    私立希望ケ峰学園に迎え入れたいと思います。

    ___________________________________________________________

    ボクはうれしかった。

    勿論希望ケ峰学園に入学することにした。
  12. 12 : : 2014/07/02(水) 22:49:30
    そして、入学当日

    簡単な自己紹介をしてからすぐ狛枝クンのいる教室に向かった

    ___________________________________________________________

    苗木「狛枝クン!」

    狛枝「苗木クン!」
  13. 13 : : 2014/07/03(木) 18:00:51
    狛枝「苗木君も超高校級の幸運に選ばれたんだね!僕もう嬉しくて死にそうだよ!」

    苗木「お、大袈裟だよ。それに、ボクは狛枝クンほど幸運じゃないし……」

    狛枝「学園に選ばれたんでしょ?充分に苗木君は幸運だよ!」

    苗木「そっか……」

    狛枝「僕も幸運だなぁ……まさか苗木君と同じ超高校級の幸運で学園に一緒に通えるんだからね!

    これから毎日話せるじゃないか!」

    苗木「そうだね!嬉しいよ!」

    キーンコーン カーンコーン

    狛枝「あ、もう直ぐ入学式が始まるよ。行こうか。」

    苗木「え?狛枝クンも行くの?」

    狛枝「勿論だよ!だって苗木君の家族だからね!」

    苗木「狛枝クン……ありがとう!」

    狛枝「苗木君、最近普通に笑えるようになったね。」

    苗木「うん。狛枝クンが一緒にいてくれたからだよ。」

    狛枝「ありがとう苗木君。あぁ、こんなにいい弟がいるなんてボクはなんて幸せなんだろう。」

    苗木「そ、それより!狛枝クン!遅れちゃうよ!」

    狛枝「っと、そうだったね!」

    ___________________________________________________________

    そしてボクは入学式を迎えた
  14. 14 : : 2014/07/03(木) 18:06:25
    それから、ボクの

    平和と希望に満ち溢れた

    普通で最低の学園生活だった

    すっごく楽しかったし

    充実していた


















    最初の一年間だけは…………………………
  15. 15 : : 2014/07/03(木) 18:12:38
    でも、それも

    長くは続かなかった

    何故ならボクたちが入学した一年後に

    人類を絶望に叩き込む事件が起きた

    それがーーーー




















    【人類史上最大最悪の絶望的事件】

    そして平和な日々は

    あっけなく終わりを告げた

    一年間で仲間や友達がたくさんできた

    狛枝クンとも沢山話をした

    でも、狛枝クンはその事件が起きた直後

    何処かにいなくなってしまった

    ボクは悲しくて泣いた

    仲間や友達はボクを励ましてくれた………

    けど、ボクの傷は癒されなかった
  16. 16 : : 2014/07/03(木) 18:27:07
    狛枝クンがいなくなって

    仲間が沢山死んで

    みんな酷い殺され方をしていた

    心にぽっかりと大きな穴が空いて

    それがずっと塞がらない

    苦しくて悲しくて仕方がなかった

    ボクは……

    絶望……したんだ……

    そしてしばらくして希望ケ峰学園はシェルター化された

    みんなで協力して絶望が入って来られないようにした

    でも、最初から絶望は入っていた。

    江ノ島盾子と戦場むくろ

    でも、戦場さんは特に何もしていない。

    江ノ島さんがほとんどやった。

    だからボクは江ノ島を殺したいと強く願った。

    殺せたらいいのに………

    すぐには殺さない……

    楽に殺してあげない

    顔のパーツを一つずつ抉って

    死なないように体のパーツを切り刻んで

    真っ赤に赤に染める

    殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す

    江ノ島サンハ死ニタインデショ?

    殺シテアゲルヨ?

    絶望でも耐えられない位の

    ドス黒くて赤い絶望に陥レテアゲルヨ?
  17. 17 : : 2014/07/04(金) 15:20:11
    苗木.....やっと幸せになれたと思ったのに、

    期待です!
  18. 18 : : 2014/07/04(金) 16:19:41
    >>17
    ありがとうございます。頑張ります。

    そして、暫くして江ノ島はみんなの記憶を消し始めた

    ボクは記憶は消えなかった

    だって記憶を消えないようにできる方法なんていくらでもあったから

    残念ダネ。江ノ島サン。

    コレカラジックリト時間ヲカケテボクノ持ツ絶望二陥レテアゲルカラネ?

    ボクガモツ希望トモ絶望トモ取レル

    マックラナ闇、闇二溺レロ……

    そして、すぐにコロシアイ学園生活が始まったんだ。

    苗木「さぁ、絶望のはじまりだ。」

    ___________________________________________________________

  19. 19 : : 2014/07/04(金) 16:26:13
    記憶を持っていることを相手に悟られてはいけない。

    学園長は死んだ

    全て……覚えている

    絶対に忘れない

    死んだみんなのことを

    ボクはずっと……一生……

    例え……みんなが忘れたとしても……

    引きずって行くよ

    絶対に………
  20. 20 : : 2014/07/04(金) 16:52:05
    【コロシアイ学園生活】

    ボクは江ノ島と戦場がボクの記憶を消したと思い込ませてから机に移動して眠らされた

    そして次に目覚めるとみんなは赤の他人なんだなと思った

    ああ、江ノ島を殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい

    ボクはいかにも記憶が消えているような演技をしながら顔を上げる。

    苗木「……………………………………。  …………………………。  ………………………………。

     ……………………ん?」

    苗木「あ………れ………?こ、ここは…………?」

    上手いでしょう?子供の頃から演技だけは上手かったんだ……

    苗木「どう………なってるんだ………?」

    机の上に一枚のパンフレットがあった

    苗木「なんだこれ………?パンフレット………しかも手書きだし………」

    学園案内を読んでいかにも記憶を失っている反応を見せる

    苗木「なんだ、これ…………誰かの悪ふざけか?」

    嘘だけは上手いから………

    苗木「ボクが玄関ホールに入ったのが7時10分くらいだったから………あれから1時間近く経っているのか…」

    はじめて見たらボルトで固定してある鉄板を見て驚くんだろうな……

    苗木「な……なんだよ……これ……」

    一通りボクは鉄板やボルトを調べるフリをした

    苗木「とりあえず……もう1度玄関ホールに戻ってみようかな……集合時間を過ぎてるし、他の新入生が

    集まっているかもしれない……」

    ボクは………

    嘘が好きかもしれない……

    【玄関ホール】

    クラスの残ったみんながいた

    あぁ、みんなに助けを求めたい………

    泣きたい……

    苦しい……

    葉隠「オメーも……ここの新入生か……?」

    苗木「じゃあ……キミ達も……!?」

    そんなに簡単に忘れるなんて……

    苗木「うん。今日、希望ヶ峰学園に入学する予定の………新入生だよ」

    忘れないで……助けて、助けてよ……

    安広(セレス)「これで15人ですか……キリがいいし、これで揃いましたかね……」

    独りは嫌なんだ……

    独りは嫌い……怖いよ……

    ボクは臆病だから……怖くて、恐くて仕方がないんだ……

    また、前みたいに名前を読んで……

    ボクと話そうよ……笑かけてよ……

    狛枝クンも……一緒がいい……なぁ……

    ボクはそんな気持ちを全て押さえつけると言葉を発した

    苗木「えっと、あの……はじめまして……苗木誠って言います……色々あって、いつの間にか寝ちゃってて……

    それで遅れちゃって……」

    みんなはますますざわついて口々に何かを言った

    そして、ボクは次の言葉を発する

    苗木「あ、あの………どういう事?よく状況を把握出来ていないんだけど………」

    またみんなはざわつく、その中に江ノ島がいた……

    いいや、あれは江ノ島なんかじゃない。

    戦場だ。姉妹だからって全く似てもいない。

    そして、ボク達は自己紹介をした。

    自己紹介を終えたところでおかしな声……いや、

    モノクマの声がしたのでみんなで体育館ホールに集まることになった。

    ボクは君たちの計画を全て知っている。

    江ノ島は計画に飽きっぽいから戦場を殺すだろうな……

    まぁ、いいや……仲間……だけど……

    今は……みんなを裏切った敵……だから……
  21. 21 : : 2014/07/04(金) 17:04:52
    ボク達は体育館ホールに集まった。

    そして、一通り入学式を終えた。

    みんなは混乱してたけど、ボクはずっと演技をしていた。

    本当は混乱なんかしていない。

    そして、捜査ををすることになったから捜査をした

    途中で大和田クンに殴られて本当に気絶したけど……

    そして、最後に成果を出し合って夜時間になったので寝た

    次の日もその次の日も同じようなことをしていた。

    まぁ、それ以外のこともあったけど……

    四日目は夜に舞園さんが訪ねてきて部屋を交換した

    そして、とうとう五日目………

    事件は起きた。

    ―5日目 MORNING―

    【舞園の部屋】

    「キーン、コーン……… カーン、コーン………」

    まだ寝ぼけた目をこすりながら、ボクはゆっくりとベッドから体を起こした。

    そうだ、舞園さんと部屋を交換したんだっけ………

    苗木「そう言えば……朝食はみんなで一緒って約束だったな……行かないと………」

    ボクは体をベッドから起こすと

    身支度をして……

    と、言っても身支度することは殆どないが顔を洗ったりして

    部屋を出た。
  22. 22 : : 2014/07/04(金) 17:25:02
    【食堂】

    食堂に行くとまず十神クンと舞園さんが来ていなかった

    十神クンはともかく、舞園さんはおかしい……

    胸騒ぎがどんどん大きく膨らんで行った

    苗木「ボ、ボク……ちょっと………様子を見て来る………!」

    そう、いい終わらないうちにボクは廊下に飛び出していた

    【自室】

    自室へと行くとボクの部屋は…………

    一晩のうちに………すっかり様変わりしていた………

    苗木「なんだよ、これ……………!?」

    すると、シャワールームから

    ボクのよく知っている嫌な匂いがした

    仲間が殺された時の匂い……

    血の……匂い……?

    ボクはシャワールームの中を覗きこんだ

    あ、的中した…………

    苗木「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあーーーーーーーーーーーーーーーーーっつ!!!!!!!!!!」

    自分が叫び声を上げていると気付くまでに、しばらくの時間が必要だった。

    目の前の光景は、ボクのまぶたにしっかりと焼きつき……

    そして………そして……………………………………………………………………………………………………暗転。

    【体育館】

    目を覚ますと、広い天井があった。

    見覚えのある広い天井……

    体を起こすと、今度は顔が見えた。

    見覚えのある顔………

    苗木「…………………………………………」

    朝日奈「あ、やっと目覚ました!大丈夫?」

    苗木「あ………れ………?」

    葉隠「………苗木っち、気ぃ失ってたんだべ。そいつを、俺らが運んで来たんだ。」

    大神「………あんな事があったんだ。無理もないがな。」

    苗木「あんな………事………?」

    ボクは思い出した。

    苗木「うう………うううっ………………………!!」

    朝日奈「苗木………ちょっと大丈夫…………?」

    苗木「………夢じゃない?あ、あれは………夢じゃ………………ない…………?」

    十神「現実だ。」

    苗木「現………実………?現実って……なんだよ……なんなんだよぉ!」

    十神「言葉の意味を……言ってやらなければ理解できないか?」

    苗木「…………………………………」

    ボクはただただ……

    その言葉を聞いて無言でいることしかできなかった
  23. 23 : : 2014/07/04(金) 17:29:57
    【コロシアイ学園生活中。学園外、狛枝凪斗パート】

    狛枝「苗木君………」

    僕はただただ外でテレビから苗木君の姿を見ていることしかできなかった

    苗木君は本当に記憶を失ってしまったのだろうか?

    そんなの、耐えられない……

    苗木君………僕は決めたよ。

    僕は僕のやり方で、

    この絶望に溢れた世界を希望に見た溢れた世界に変える。

    絶対に変えて見せるよ。

    だから、僕のことを忘れないでいてくれ。

    まだ、僕の家族で……弟でいてくれ。
  24. 24 : : 2014/07/05(土) 13:33:53
    狛枝!頑張れ!
  25. 25 : : 2014/07/06(日) 11:00:59
    面白いSSですね。超期待です。
    頑張って下さい。応援しています!
    正直、二人の超高級の幸運に勝てる気がしない。
    チート能力!
  26. 26 : : 2014/07/06(日) 12:35:27
    >>24
    はい!狛枝は頑張りますよ。俺が終わりまで頑張っていい感じに終わらせられるといいな……と思ってます

    >>25
    ありがとうございます。頑張ります。

    【コロシアイ学園生活中。学園内、苗木誠パート。シニキル非日常編】

    苗木「っう……あ、……うぅ……」

    ボクがなんとも言えない吐き気に襲われたその時

    アイツは現れた。

    モノクマ「うぷぷ……とうとう殺人が起こりましたね!おや、苗木君大丈夫?吐くの?自分で掃除してよ?」

    苗木「っ、ふざ、け……」

    モノクマ「んー?なになにー?聞こえなーい」

    苗木「ふざけ、るな……」

    ボクは大きく息を吸い込むと一言こう言った

    苗木「【ふざけるなよッツ!!!!!!】」

    キーンと自分の出した声で耳鳴りがする

    モノクマ「ギャァァア!?なに!?苗木君、大きな声出さないでよ!クマは耳がいいんだよ!五月蝿いよ!」

    そんなはずはない、そう思っていてもそう決めつけたい

    そんな感情から次々と考えずに言葉が出てきた

    苗木「舞園さんを、殺したのもお前なんだろ!?お前に、決まってる!」

    モノクマ「校則違反をされない限りは、ボクは自ら手を下したりしません。この学園生活の趣旨に反する

    ような事は決してしませんッ!ボクって、クマ1倍ルールにはうるさいって

    サファリパークでも有名だったんだから!!」

    不二咲「だったら………誰が舞園さんを………………」

    モノクマ「わかってるクセにっ!」

    嫌だ、やめろ……ヤメロ……

    モノクマ「ボクが殺してないってことは舞園さやかを殺したのは……」

    聞きたくない聞キタクナイき、キタクナイキキタクナイキキタクナイキキタクナイキキタクナイキキタクナイキキタクナイキキタクナイキキタクナイキキタクナイキキタクナイキキタクナイキキタクナイキキタクナイキキタクナイキキタクナイキキタクナイキキタクナイキキタクナイキキタクナイキキタクナイキキタクナイキキタ……

    モノクマ「お前らの中の誰かじゃん!」

    苗木「っつ!!」

    聞きたく、なかった……

    つい最近まで仲間だったこの中の誰かが殺したなんて……

    江ノ島……………

    殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す…………

    ボクの中にどうしようもない殺意が込み上がってきた

    モノクマ「あり?どうしたの?ハトがガドリングガン食らったような顔してるよ?イヤだなぁ、

    最初に言ったでしょー!?オマエラノ中の誰かがここから出るために殺したんだよ!」

    そんなやり取りを繰り返しているうちに戦場とモノクマが言い合いになった。

    多分演技だな……打ち合わせでもしてるんだろう……

    多分ここで殺されると思うけど……

    モノクマ「ボクを倒してからにしろー!」

    モノクマはテトテトと戦場に向かって突進していく

    戦場はモノクマを足で踏みつけた

    モノクマ「ぎゅむ……!」

    あーぁ、さよなら……戦場さん……

    江ノ島「はい、これで満足?」

    裏切られちゃうのにね……

    モノクマ「そっちこそ。」

    江ノ島「は?」

    モノクマ「学園長ことモノクマへの暴力を禁ずる。校則違反だね……召喚魔法を発動する!助けて!

    グングニルの槍ッ!!」

    モノクマが叫んだと同時に床から無数の槍が飛び出した

    あ、終わった。

    そう思ったのと同時に

    床から飛び出した無数の槍は

    戦場の体に突き刺さる

    そして、体が紅く染まっていく……

    体もザクザクという音とともに槍が突き刺さり風穴が空いて行く

    江ノ島「………………………は…………?あれ………?お………おかしくない………?なんで………………

    あたしが………………………?」

    戦場さんは最後にカッと目を見開くと……

    倒れて、そのまま………

    二度と動かなくなった
  27. 27 : : 2014/07/06(日) 12:44:19
    みんなに衝撃が走る

    朝日奈「な、なに………」

    不二咲「これ……………」

    桑田「ウ、ウ、ウソだ…」

    山田「ウソだぁあああああああああああああああッ!!」

    モノクマ「関係ないところでは、出来るだけ、死人は出さないようにと思っていたんだけど………

    やっぱり見せしめは必要だったんだね!おぉ!なんと偉大なお約束ッ!!でもさ、

    これでオマエラもわかってくれたよね?」

    あーあ、お姉さん、殺しちゃった。

    絶望、してるんだろうなぁ……

    嬉しくて仕方がないんだろうな………

    モノクマ「………ボクは本気だよ。逆らう生徒は………ハチの巣になったり爆発させられたり、

    生き埋めにされたり溶かされたり……………エトセトラ。そんな風になりたくなかったら……………

    オマエラは、学園の校則にしっかりと従う事ッ!!」

    何本もの槍で貫かれた………江ノ島さんの体……

    その体からは、大量の血が広がっていた………

    それは………記憶を失ってからみんなが初めて見た”人の死ぬ瞬間”だった。

    ボクは記憶は失ってないから初めてじゃない。

    みんなが記憶を失っているのは

    目に明らかだった。

    さっきまで仲間だった戦場さんは………………死んだ。殺された。絶命した。

    こんなにも、あっさりと………

    そう、これが…………人間の死……………

    モノクマ「驚く事ないんだよ。死んだだけ……ただ、死んだだけだよ。いつか人類が滅びるくらいに、

    メチャ当たり前の事で………いつか世界が終わるくらいにムチャ自然な事なんだよ。

    少年マンガじゃないんだし、死んでも死なないなんて事はないんだ。」

    モノクマと霧切さんがはなしていた。

    暫らくして、モノクマファイルが渡された。
  28. 28 : : 2014/07/06(日) 16:05:08
    まあ、取り敢えず何も知らないみんなは分からないんだし何か聞いとくか……

    まあ、ボクは知ってるけどさ………

    苗木「……なんだよ……これ」

    モノクマ「ザ・モノクマファイル!」

    苗木「………??」

    ボクはいかにも知らないと言った表情をする

    モノクマ「まぁ、結局のところオマエラは素人さんな訳だし、死体を調べるって言っても限度が

    あるでしょうから………代わりに、ボクが死亡状況は死因っぽいのをまとめておいてやったの!」

    苗木「……?死因とかが書いてある……どうやって調べたんだよ?……」

    モノクマ「えっ?そういうお前は、どうやって死因なんかを調べたんだって?監視カメラで一部始終を

    見てたから一目瞭然なのだ!」

    そういえば、監視カメラあったんだっけ

    ボクも監視カメラまでとはいかなくても、盗聴器仕掛けてあるんだよね。

    みんなの記憶がなくなるずっと前から。

    それに、絶対に気づかないし絶対に気づかれない

    これは全て、江ノ島を殺すためなんだよ?

    ボクは次の言葉を発した

    苗木「じゃあ、お前は知ってるんだな?舞園さんを殺した犯人を………」

    モノクマ「モチロンですともっ!!じゃなきゃ、学級裁判のジャッジを公平に下せないでしょ?」

    苗木「ふぅん。ジャッジは公平なんだね?安心したよ」

    あ、こいつ……そのうち絶対ジャッジを公平にしなくなるな。

    だってそうゆう奴だし

    モノクマ「では、捜査を頑張ってくださいね!だって、頑張るしかないんだからっ!!

    やるしかないんだから!では後ほど、学級裁判で会いましょう!」

    モノクマはそう言うと何処かに消えた

    しばらくの間………ボクらは、口を開こうともしなかった。

    舞園さんや戦場の死が、とてつもなくショックなのは当然だけど………

    でも、それだけじゃなかった………

    この中にいる誰かが……【人を殺した”という事実】………

    しかも、その人物を突き止めなければ、【他の全員】が処刑されてしまう……

    互いが互いに、疑いの目を向け合っている状況……

    最悪の状況だった……

    ただ、そんな常軌を逸した最悪の状況で……ボクは口を開いた

    苗木「みんなさ、落ち込んでる場合じゃないよね?」
  29. 29 : : 2014/07/06(日) 16:19:27
    苗木「それに、このまま互いを丸っきり信じないのは……どうかと思うよ。

    それって、互いを丸っきり信じるのと同じくらい、悲惨な結果を生むはずだよ……」

    桑田「………は?」

    苗木「協力は必要だよ。誰を信用して、誰を信用しないかは、自分次第だけどさぁ……」

    セレス「確かに、いつまでも死人の事を引きずっていても、仕方がありませんわね……

    わたくしは、何度も忠告してきたはずですよ。適応力のない者が死ぬのだと……適応できなかったり、

    逆らったりするから……人が死ぬのです。自業自得ですわ………」

    苗木「今は、誰が犯人なのかを突き止めるのが先だよ……そうでないと……

    全員まとめて処刑されるだけだよ……」

    十神「………その通りだ。さっさと犯人捜しを始めるぞ。」

    やるしかない……

    誰もが口々に、そう呟いていた……

    自らを奮い立たせるかのように……

    そうだ……やるしかない

    やりたくなくても、やるしかない……

    ボク達は捜査を始めた

    霧切「舞園さん殺しの捜査を始める前に現場の保全はどうする?」

    話し合った結果、大和田クンと大神さん現場の見張り役になった

    セレス「あら………?うふふ……気付いてしまいましたわ………」

    桑田「気付いたって……何にだよ……?」

    セレス「先ほど配られたモノクマファイルに目を通していたのですが………とても簡単で、とても

    妙な事に気付いたのです。」

    あぁ、やっぱり気付いたか……

    苗木「それってさ、舞園さんの死亡現場がボクの個室になってることでしょ?」

    ボク以外の数人の顔が驚いた顔に変わる

    そして、一斉にボクに疑いの目が向けられる

    セレス「そうですわ。」

    苗木「あれ?みんなボクのこと疑ってるんだね?でもさ、ちょっと待ってよ。違うんだよ。

    ボクは一晩だけ……舞園さんと部屋を交換してただけなんだ………それって言うのも、

    舞園さんが怯えてたから………」

    腐川「ウソ臭い………わね…………し、真実だけ言いなさいよ…………!」

    あーぁ、駄目だな。完全に犯人扱い。

    まあ、記憶を失ってるから初対面でこんな殺人が起きたら疑われるのは仕方ないよね。
  30. 30 : : 2014/07/06(日) 16:34:58
    霧切「話し合いは、もういいわね?そろそろ捜査を始めましょう。ここからは別行動よ……

    誰が舞園さんを殺したのか、その答えに辿り着く為に………根拠となる手がかりを集め、

    そこから推理を組み立て、正しい判断を下さなければならないわ。もし、間違った答えを出してしまえば……

    その先は言わなくても、いいわね?」

    そっか、ボクも盗聴器や数台監視カメラがあるからいつでも犯人が分かるとはいえ、

    知らないように振舞わなければいけないんだよな。

    だから、証拠が一つも無いのと同じこと………

    霧切「健闘を祈るわ………」

    十神「俺も行くぞ…………」

    みんなはぞろぞろと体育館を後にしてしまった。

    疑いの目を、ボクに向けたままで………

    さて、どうやって疑いを解くか。

    取り敢えず、演技でもしておこう。

    苗木「どうしてボクが、舞園さんを殺さなきゃならないんだよっ!!」

    ボクはそんな嘘の言葉を発すると捜査に向かった。

    捜査をしながらじゃないと怪しまれる為

    捜査をしながら歯の中に埋め込んであるスイッチを操作する。

    すると耳の中にある機械から音が流れる

    言い争う二人の声。

    そして聞こえる鉄と鉄がぶつかり合うような音

    聞こえるのは桑田クンと舞園さんの声。

    あぁ、桑田クンが犯人か………

    ボクは映像も見ようと歯の中にあるもう一つのスイッチを押す

    すると、脳に映像が送られる。

    あーぁ、あの頃と……ボクは変わっちゃったな……

    あれからみんなには知られないように体を少し改造したからな………

    もう、人間とは少し違うから………

    これでも、狛枝クンはこれでも家族でいてくれるかなぁ……

    そんなことを思いながらボクは捜査を続けた
  31. 31 : : 2014/07/06(日) 16:42:44
    【自室】

    ボクは捜査をした。

    一通り終わったところで霧切さんを見つけた。

    苗木「何………やってんの?」

    取り敢えず、捜査だろうが、他から見れば不思議だと思う行為に対して言った

    霧切「……見ればわかるでしょう?」

    苗木「いや、わかんないけど………」

    霧切「捜査よ。」

    苗木「捜査って………?………コンタクトでも落とした?」

    ボクはまるで見当違いな答えを返してみる

    霧切「…………………。あなた………潔癖症?」

    苗木「え?いや………違うけど………」

    霧切「なるほどね………やっぱり、この部屋って【ちょっと妙】だわ。」

    苗木「妙って………どこが?」

    あ、綺麗すぎるってことか……確かに床に一本も髪の毛もないしね

    霧切「床をすみずみまで調べてみたんだけど……この部屋には、髪の毛が1本たりとも落ちていなかったわ」

    苗木「い、1本も……?」

    明らかに驚いたような言葉を返す

    霧切「被害者となった舞園さんのものはもちろん、部屋の持ち主である、あなたの物もね………」

    苗木「そう言えば、ボクもさっき調べた時に、気づいたんだけどさ…ボクの部屋の粘着テープクリーナーが、

    いつの間にか使われてたみたいなんだ。もしかして、誰かがあれを使って………」

    霧切「なるほどね………髪の毛1本落ちていない部屋……いつの間にか使用されてたテープクリーナー……

    つまりあなた以外の誰かが、この部屋を掃除したって事になるわね。」

    苗木「それって……舞園さんが?それとも犯人が?」

    まぁ、知ってるけどさ………

    霧切「さぁ、どうでしょうね?」
  32. 32 : : 2014/07/06(日) 16:57:24
    先が気になりますね
    期待です
  33. 33 : : 2014/07/06(日) 17:00:15
    そして、一通り霧切さんと会話をしてシャワールームを除く。

    やっぱり舞園さんが変わり果てた姿でいた

    舞園さんの捜査も一通りしたが手掛かりが対して見つからない

    これじゃ疑いを晴らすのは無理だな

    帰ろうとした時、舞園さんの背後に文字を見つけた

    ………あれ?舞園さんのダイイングメッセージ?

    11037か……

    不自然だな……

    疑問を抱きながらその文字を……180度回転させて見た

    LEON……やっぱりだ……

    ボクは部屋を後にした

    ___________________________________________________________

    【舞園の部屋】

    ボクはすぐにゴミ箱を調べDVDを探した

    あった。これだ

    ボクはそのDVDを見る。

    ああ、これが原因が

    そうと決まれば凶器だ

    ___________________________________________________________

    【厨房】

    やっぱり包丁がない

    じゃあ、服は……

    トラッシュルームかな?

    ___________________________________________________________

    【トラッシュルーム】

    そこで、山田クンとあった。

    どうやら、山田クンが掃除当番だったようだ。

    ボクはトラッシュルームの鍵を開けてもらった

    やっぱり火がつけっぱなしだった。

    と、いうことは………

    硝子玉の破片、ワイシャツの燃えかす……

    よし、これで証拠は揃った。

    __________________________________

    暫くするとモノクマのアナウンスが流れた。

    学級裁判が始まるようだ。
    __________________________________

    【学級裁判場】

    モノクマ「にょほほ!やっと来たね!どう、これって、いかにも裁判場って感じじゃない?

    じゃあオマエラは、自分の名前が書かれた席に着いてくださいな。」

    遂に、幕は開く………

    命懸けの裁判…………

    命懸けの騙し合い……

    命懸けの裏切り………

    命懸けの謎解き………

    命懸けの言い訳………

    命懸けの信頼…………

    命懸けの学級裁判……
  34. 34 : : 2014/07/06(日) 17:05:48
    >>32
    ありがとうございます。頑張って書こうと思います。
  35. 35 : : 2014/07/06(日) 17:18:30
    【学級裁判・開廷!!】

    セレス「わたくし達は15人なのに………なぜ、席が16個もあるのですか?」

    モノクマ「…深い意味はないよ。最大16人収容可能な裁判場っていうだけ。」

    【ノンストップ議論】

    石丸「断言しよう!殺されたのは舞園さやかだ!」

    葉隠「………そんなん、わかってんべ。」

    十神「殺人が起きたのは苗木の部屋だったな。」

    朝日奈「そのシャワールームだったよね………」

    不二咲「きっと、舞園さんは……シャワールームにいる所をいきなり襲われて………

    【抵抗する間も無く殺されちゃったんだね】」

    違う、争った形跡がある!

    苗木「それは違うよ!」

    不二咲「え?……」

    苗木「ちょっと待って、不二咲さん。ボクの部屋の状況を思い出してみてよ……あの部屋の状況からすると

    争いは間違いなくあったはずだよ。」

    不二咲「争いって……誰と誰の?」

    苗木「………もちろん、舞園さんと犯人のだよ。」

    不二咲「じゃあ、舞園さんはシャワールームにいた所をいきなり襲われたんじゃなくて……」

    セレス「おそらく、最初に部屋で襲われ、その後、シャワールームに逃げ込んだところで……

    追って来た犯人に、殺されてしまったのでしょう。」

    十神「現場を見れば、すぐに分かる事だ。わざわざ説明するまでもない………」

    【ノンストップ議論】

    大神「舞園さやかを殺した凶器とはなんだったのだ?」

    石丸「舞園くんの腹部に刺さっていた刃物……間違いない!あれが凶器だ!」

    大和田「犯人がナイフをぶっ刺しやがったんだな!」

    ナイフ……?違う、厨房の包丁セットだよ

    苗木「いや、あの刃物はナイフなんかじゃなくて、厨房の包丁だったはずだよ。」

    大和田「あ?包丁だぁ……?」

    苗木「厨房にあった包丁が、事件後に1本だけなくなってたんだ。」

    大神「その包丁が、凶器になったという事か。」

    大和田「あぁ、確かにそうかもしんねーな。あの女の腹に刺さってた刃物……よく見ると包丁だなこりゃ……」

    桑田「凶器が包丁っつーのはわかったけどさぁ………だから、どーしたっての?つーかさ、結局のところ

    苗木が犯人なんだろ?」

    ボクが人を殺す?

    しかも、舞園さんを?

    違う!ボクは殺してない!

    腐川「そ、そうよ……現場は苗木の部屋だったのよ………これ以上の根拠は……ないじゃない……!」

    苗木「ちょ、ちょっと待ってよ!ボクは………!」

    霧切「その結論は、議論を進めた後で出しましょう。でないと、学級裁判の意味がないわ」
  36. 36 : : 2014/07/06(日) 17:26:36
    桑田「これ以上話し合ったって、何も変わんねーだろ?」

    【ノンストップ議論】

    桑田「確かに凶器は包丁みてーだけどさ、それがどーしたっての?」

    腐川「な、苗木が……厨房から持ち出したんでしょ………誰もいない時にこっそりと」

    違うよ、朝日奈さんの証言がある!

    苗木「待って、厨房から包丁を持ち出したのは、ボクじゃないんだ。」

    腐川「お、お次は……犯人はボクじゃない……かしら?言うだけなら……いくらでも出来るわよ……!」

    苗木「じゃあ、証人がいるとしたら?ねぇ、朝日奈さん?」

    朝日奈「……えっ?」

    苗木「だって、朝日奈さんは言ってたよね……包丁は、朝日奈さんが食堂にいる間に、なくなったんだよね?」

    朝日奈「うん……そうだよ………」

    苗木「その間、ボクは食堂に来た?」

    朝日奈「えっと………来なかったと思う………」

    十神「………思う?」

    朝日奈「ううん、苗木は来なかったよ。絶対に!」

    よかった。これで少しは疑いが晴れた

    苗木「包丁は朝日奈さんが食堂にいる間になくなった。だけど、その間、ボクは食堂に行ってない……

    つまり、ボクに包丁を持ち出せたはずがないんだ!」

    腐川「だ、だったら……こういう可能性はどう?そこの水泳バカと苗木誠は共犯関係にあって………

    ウソの証言をしている………とか………」

    朝日奈「水泳バカ……?……ていうか、なんで私が共犯者なの!?」

    苗木「それはないよ。だってモノクマは言ってたよね?共犯者を味方につけることは可能だが、

    卒業できるのは実行犯であるクロ1名のみだって」

    モノクマ「面倒くさいな!共犯者はいないよ!」

    苗木「とにかく、ボクは食堂に行ってないし、包丁なんて持ち出してないんだよ。だから、ボクは犯人なんかじゃないんだ!」

    そして、議論はどんどん進んでいった……
  37. 37 : : 2014/07/06(日) 17:41:17
    そして、裁判も終盤頃……

    【ノンストップ議論】

    桑田「犯人決めろって言われてももう新しい手がかりねーだろ?」

    苗木「ダイイングメッセージがまだ残っているよ!」

    セレス「その前に聞いておきたいのですが。そもそも、その血文字は本当に舞園さんが書いた物なのですか?」

    苗木「舞園さんの左手の人差し指が血で汚れてた理由…それはきっとダイイングメッセージを書いたからだよ」

    山田「あの11がアルファベットに見えませんか?」

    霧切「時計回りに……ひっくり返すのよ……」

    ボクはいかにも今気がついたような表情を浮かべる。

    苗木「そうだ……ここに書かれてあるのは……犯人の名前だったんだよ……」

    苗木「このダイイングメッセージを時計回りに180度回転させてみると………アルファベット文字で

    LEONってなるよね?LEON……桑田クンの名前だよね?」

    桑田「なっ……!?な、何言ってんだよ……たまたまだって……たまたま、そう見えただけだって!

    偶然の産物だっつーの!!」

    霧切「いいえ、偶然なんかじゃないわ。彼女は壁にもたれかかった体勢で、背後の壁にメッセージを書いた…

    おそらく、手だけを背中の後ろに回した、”後ろ手の状態”でメッセージを書いたんでしょうね。

    そんな体勢で書いてしまったせいで……正面から見ると、180度ひっくり返った形になってしまったのよ…」

    霧切「実際に、自分で試してみるといいわ。その状態で書くと、字が反転してしまうはずだから。」

    桑田「……んなモン………ただのこじつけじゃねーか………テキトーなこと言うなよ!」

    苗木「キミがが犯人じゃないなら、どうして、キミは証拠を処分しようとしたのかな?」

    不二咲「それって………焼却炉の前に落ちてた、ワイシャツの燃えカスの事だよねぇ?」

    苗木「おそらく、犯人は舞園さんを刺し殺した際に、返り血を浴びた……その返り血を浴びたワイシャツを

    処分する為に、それを焼却炉に放り込んだ。」

    セレス「その際に、燃えカスを残してしまったのですね」

    苗木「きっと、犯人も気付いていなかったはずだよ。気づいていたら、もっと慌てているはずだしね……

    そうだよね?桑田君?」

    桑田「な……な、……な、……な……」

    大神「だが、そのワイシャツだけで、桑田怜恩を犯人だと断定出来るのか?」

    不二咲「袖口が白いワイシャツを着てる人は、桑田君以外にもたくさんいるもんね」

    苗木「いや……証拠品自体から割り出せなくても、他の点から割り出すことが出来るかもしれない……

    ワイシャツの処分の仕方だよ!」
  38. 38 : : 2014/07/06(日) 17:51:55
    【ノンストップ議論】

    桑田「トラッシュルームの鍵は……掃除当番が持ってんだったよなぁ!?」

    腐川「つまり、焼却炉に近づけたのは……掃除当番だけ……?」

    桑田「焼却炉に近づかなきゃ、証拠隠滅なんてできやしねー」

    苗木「ちょっと待って!掃除当番じゃなくても、証拠を処分する方法はあったはずだよ!」

    大神「だが、鉄格子を開けなければ、焼却炉の火を付ける事は出来んのだぞ?」

    苗木「いや、それが可能だったんだよ。これを使えばね……」

    大和田「硝子玉か……」

    不二咲 「これを使うって・・・どうやって使うのぉ?」
    ⇒投げる

    苗木「犯人は鉄格子の隙間から、このガラス玉を投げたんだ。焼却炉のスイッチ目掛けてね………そうやって

    焼却炉のスイッチを押す事で、焼却炉に火を付けたんだ!そこに、丸めたワイシャツを投げ込んだんだよ!」

    桑田「お、おい……………何言ってんだよ…………」

    苗木「犯人が鉄格子の中に入っていない事は、証拠隠滅後の状況が物語っている……割れた硝子玉……

    付けっ放しの焼却炉の火……燃えカスが残ってしまったという雑な処分方法……掃除当番が犯人なら、

    もっと丁寧に、証拠を隠滅しているはずだよ………」

    桑田「い、いや………ちょっと待てって………!」

    不二咲「でもさぁ、鉄格子から十メートル以上離れてたんだよ?」

    不二咲「そんな距離から、ガラズ玉を投げて、ピンポイントでスイッチに当てるなんて……そんな事………

    本当に出来るのかなぁ………?」

    桑田「そ、そうだ……!そんなの不可能に決まってんじゃん!」

    苗木「難しいかもしれないけど……でも、不可能じゃないはずだよ………超高校級の野球選手ならどうかな?」

    桑田「ば、バカいってんじゃねーよ!テメーらの推理全部間違ってるっつーの!このボケカスウンコタレ!」

    ………駄目だ……最後まで突き止めたら……桑田クンは死んじゃうんだよ!?

    それでいいの!?

    殺したくないよね?

    仲間なのに!

    ボクはそんな思いを消し去って次の言葉を言おうとする

    嫌だ……やめろ!ヤメロよ!

    仲間だろ!見殺しにするのかよ!

    もう、やめてよ……

    嫌だ、嫌だ……体が、心が悲鳴を上げる

    でも……終わらせなきゃ……駄目なんだ……
  39. 39 : : 2014/07/06(日) 18:02:44
    【クライマックス推理】

    苗木「じゃあ、最初から事件を振り返ってみるよ……昨日の夜、犯人は舞園さんがいる部屋……つまり、

    交換したボクの部屋に行ったんだ。おそらく、舞園さんはその人物を殺すつもりで、部屋に呼んだんだよ。

    そして、彼女はあらかじめ用意していた厨房の包丁で、その人物に襲いかかったんだ……でも、そこで

    予期せぬ事態が起きた。その人物が、ボクの部屋に置いてあった模擬刀で、反撃してきたんだ。

    その攻防の末……模擬刀の攻撃によって、舞園さんは右手首を骨折してしまって……そこで、

    包丁を奪われてしまったんだ。追い詰められた舞園さんは、慌てて、シャワールームに逃げ込んだ。犯人は、

    すぐに後を追ったけど、なぜかシャワールームのドアが開かなかった。ボクの部屋のシャワールームは

    ドアの建付けが悪くて、コツを知らないと、開けることが出来なかったんだ。舞園さんは、ボクが教えたから

    知ってたけど、もちろん犯人は、それを知らなかった……それでも、犯人はなんとかドアをこじ開け、

    そして奪った包丁で舞園さんを……刺したんだ……だけど、舞園さんは残った力で、

    その場にダイイングメッセージを残した……犯人に気付かれないように、自分の”背中側の壁”にね。だけど、

    そこで……彼女は力尽きてしまったんだ………舞園さんを殺した後、犯人は慌てて証拠隠滅に取り掛かった。

    まず、返り血の付いたシャツを脱ぎ……そして、ボクの部屋にあったクリーナーで、部屋中を徹底的に

    掃除した。自分が部屋に訪れたという痕跡を消す為にね………その後、犯人は脱いだワイシャツを処分する

    為に、トラッシュルームへと向かった。そこにある焼却炉で、返り血の付いたワイシャツを

    燃やそうとしたんだよ。だけど、トラッシュルームは鉄格子で封鎖されてて、焼却炉に近づく事が

    出来なかった………そこで犯人が使ったのは、葉隠クンがランドリーに置き忘れていたガラス玉だったんだ。

    犯人は、鉄格子の隙間からガラス玉を投げる事で、焼却炉のスイッチを入れたんだ。普通の人なら不可能に

    近い発想だけど、でも犯人には、それを可能にする自信があった。犯人は、【超高校級の野球選手】

    だったからなんだ。性格なコントロールで投げられたガラス玉は、焼却炉のスイッチに当たり………

    そして、焼却炉は稼働を始めた。こうして証拠を隠滅した犯人は安心し、すぐに、トラッシュルームを

    後にした……だけど、そこには誤算があったんだ。投げ込んだワイシャツの一部が、焼却炉から焼け落ちて

    しまったんだよ。そして、それが決定的な証拠となってしまう事に、犯人は気付く事が出来なかった………

    そうだよね………?【桑田怜恩クン!】」

    苗木「あのガラス玉は、葉隠クンがランドリーに忘れた物らしいけど……桑田クンはシャツの血を洗い流そう

    と向かったランドリーで、それを見つけたんじゃないの?そして、その時、今の方法を思いついた……」

    霧切「どうなの桑田君?何か反論はある?」

    桑田「反論が……あるかって……?あるよ、あるあるっ!!あるに決まってんだろぉぉがぁぁッ!!」

    霧切「苗木君、だったら教えてあげるといいわ。彼が犯人だという証拠をね……あなたは……

    その証拠を持っているはずよ………」

    分かってるよ……分かってるけどッ……!

    桑田クンが……仲間が死ぬのは嫌だ!
  40. 40 : : 2014/07/06(日) 18:11:13
    【マシンガントークバトル】

    霧切「犯人は、シャワールームのドアノブを壊す際、その部屋にあった物を使わなかった。だとすると、

    犯人は何を使ったのかしら?」

    桑田「ぜってーに認めねぇぞ!このアホアホアホアホアホアホアホアホーーーー!!!!」

    苗木「現場のシャワールームのドアノブは、ネジが外されてたけどさ……犯人は、そのネジを外す際、

    どんな道具を使ったんだろうね?」

    大和田「ネジを外すっつったら………ドライバーだろ………?」

    葉隠「だったら、配られた工具セットの中にあったべ?」

    苗木「だけど、ボクの部屋にあった工具セットには、使われた形跡なんてなかったんだ………だから、

    きっと、犯人は自分に配られた工具セットを使ったはずだよ!桑田クン、キミの工具セットを見せてもらえ

    ないかな?ボクの考えがあっているなら……キミの工具セットには使用された形跡が残っているはずなんだ!」

    桑田「アホアホ……………あぁ?」

    十神「もし、別の用途で使ったと言うなら、どこで、どんな使い方をしたのか説明してもらおう………」

    霧切「先に言っておくけど………なくした、なんて言い訳はなしよ。」

    桑田「ア………ホ……………アァ…………………………アポ?」

    十神「どうやら、反論は出来ないようだな………」

    セレス「これで終わり…………のようですわね。」

    モノクマ「では、オマエラお手元のスイッチを押してください!投票ターーーーーーーーーーーイム!!!」

    あーあ、見殺しに……するしかないのか……

    苗木「桑田クン………本当に、桑田クンが………舞園さんを………殺したんだね………?」

    大和田「テメェ、どうしてそんな事しやがったッ!!」

    桑田「し、仕方ねーだろ、オレだって……殺されそうになった……だから……殺すしかなかったっつーか……」
  41. 41 : : 2014/07/06(日) 18:32:33
    桑田「お前らだって!一歩間違えれば俺と同じことになってたんだ!」

    モノクマ「ってな訳で!学級裁判の結果、オマエラは見事にクロを突き止めましたので……今回は、

    クロである桑田怜恩クンのおしおきを行いまーす!」

    __________________________________

    【千本ノック ~Million Fungoes~】

    桑田クンは長い廊下を引きずられて行き縛り付けられた

    モノクマはバットを構えた

    すると、機械からは無数の玉が発射された

    桑田クンの体に全てが命中した。

    そして、それが終わる頃には桑田クンは死んでしまっていた

    __________________________________

    ボクが……殺したのと同じだ……

    見殺しにした……

    モノクマ「それにしてもさぁ!やっぱ、芸能界って怖いんだね~!あんなキレイで性格も良さそうなのに

    裏の顔は狂気に満ちていたんだね!」

    苗木「やめろ……やめろよッ!お前には、人間を貶す権利なんてない!だって、お前は……お前は……」

    モノクマ「んー?なになにー?」

    苗木「お前は!決定的に最低で!最悪で!愚かで!劣悪で!ゴミクズだ!」

    モノクマ「んー?キミにそんなこと言う権利があるのかなー?本当の愛を知らないクセにー?」

    苗木「っつ……ボクもそうだよ……お前は……ボクと同類だ……お前の言っていることを否定する気も、

    否定する権利もボクにはない……だって、ボクは決定的に最低で最悪で愚かで劣悪で、何をやってもダメな

    人間なんだから……」

    ボクはただ反論もできずに頷いた
  42. 42 : : 2014/07/06(日) 19:01:15
    【学級裁判・閉廷】

    そして、学級裁判は閉廷した……

    ボクは何も考えられないまま自室に戻った

    __________________________________

    【自室】

    自室に戻ると綺麗に部屋が争った形跡もなく片付けられていた

    シャワールームにももうなにもなかった

    ボクはベッドに無心のまま横になると

    何をするわけでもなくボーッとただ部屋の天井を眺めていた

    すると、部屋のチャイムが鳴った

    「ピンポーン」

    苗木「誰だろう……」

    ボクは起き上がり部屋の出入り口まで行って扉を開けた

    すると霧切さんがだっていた

    霧切「苗木君。ちょっといい?」

    苗木「なに……?」

    霧切「戻る前に……あなたに……話しておきたい事があるの」

    苗木「………………舞園さんの事…………でしょ?」

    霧切「…………よく、わかったわね………学級裁判の前、私はあなたに言ったわよね?この事件の謎は、

    あなたが突き止めるべきだって………」

    苗木「舞園さんの裏切りを………ボク自身に気付かせようとしたんだよね?騙されてるとも知らずに、

    まんまと信じて、容疑者になったバカなボク自身に………」

    ボクは自嘲気味に微笑んだ

    心が苦しくて痛くて仕方がなかった

    霧切「確かに、舞園さんはあなたを陥れようとしていた。それは曲げようのない事実………

    でも、彼女は迷っていたはずよ。だからこそ………死ぬ間際にあなたのことを考えていた」

    苗木「は?………死ぬ間際に………ボクの事を………?そんな適当な事………言わないでよ………そんな……

    確かめようがない事………もう………舞園さんに聞く訳にもいかないんだしさ………」

    霧切「彼女に聞けなくても、推理する事は出来るはずよ?彼女が最後に考えたのは………あなたをどうやって

    助けるか………だったはず。」

    苗木「………えっ?」

    霧切「最後に力を振り絞ってダイイングメッセージを残したのがその証拠よ」

    霧切「あなたがどうなっても構わないなら、あんなメッセージを残したりしないはず………」

    苗木「そんなの………自分を殺した桑田クンに仕返しをしたかっただけかもしれないじゃないか………」

    霧切「確かに、その可能性もあるわ。だけど、私の考えは違う………彼女は迷っていたのよ。

    あなたを騙す事……そして、人を殺す事……だからこそ、彼女の計画は失敗してしまった。彼女の迷いが……

    失敗を引き寄せてしまったのよ。皮肉な話だけどね………」

    苗木「…………………………どうして………ボクにそんな話をするの?」

    霧切「あなたは………乗り越えられる人間だから。舞園さんや桑田くん………仲間達の死を乗り越えて、

    先に進める人間だから………」

    苗木「仲間の…………死を乗り越える?そんなの………そんなの………ボクには無理だよ。」

    霧切「……………………………」

    苗木「だから………ボクはずっと引きずっていくよ………乗り越えなんかしない………舞園さんの死も………

    桑田クンの死も………ずっとずっと引きずっていく。みんなの想いを引きずったまま、前に進むんだ!!」

    霧切「…………………………乗り越えるのより、ずっと大変な道を選ぶのね。期待してるわ……」

    霧切さんは小さく笑った

    霧切「………ねぇ、苗木君。ついでに聞いておきたいんだけど………さっき、私が舞園さんの話をするって

    どうして、わかったの?」

    苗木「あぁ、それは……………………………………………エスパーだから。」

    ボクは舞園さんが言っていた言葉を言った

    霧切「え?」

    苗木「冗談………ただの勘だって………」

    霧切「そう。苗木君……もう一ついいかしら?」

    苗木「え?なに?」

    霧切「さっきモノクマがキミにそんなこと言う権利があるのかな?本当の愛を知らないクセにっていって

    たわよね?それって……どうゆう意味?」

    苗木「……………………」

    霧切「あ、言いたくなかったら言わなくていいのよ。」

    苗木「じゃあ、気が向いたら教えるかもしれないな………」

    ボクは微笑んだ

    __________________________________

    生き残りメンバー

    【12人】
  43. 43 : : 2014/07/06(日) 19:07:11
    【コロシアイ学園生活中。学園外、狛枝凪斗パート】

    苗木君……ボクのこと……覚えてくれてるみたいだね……

    よかった……本当に……よかった……

    死なないでくれ……苗木君……

    ボクの答えを見るまでは……

    ゼツボウ=キボウ

    キボウ=ゼツボウ

    ボクの……この答えにどう思うのかな?……

    家族……じゃあなくなっちゃうかな?
  44. 44 : : 2014/07/06(日) 19:22:11
    【コロシアイ学園生活中。学園内、苗木誠パート。週間少年ゼツボウマガジン/(非)日常編】

    ―6日目 DAY TIME―

    翌朝、朝のモノクマアナウンスと共に、ボクらは体育館へと呼び出された。

    苗木「今度は………何させようってんだよ…………………」

    そんな風に、戦々恐々とするボクらを巻き込む形で……

    極めて唐突にそれは始まった………

    【体育館】

    モノクマ「ハイッ!腕を上下に伸ばしてぇ~!イチ・ニ・サン・シ………」

    苗木「はぁ?」

    石丸「イッチ、ニッ、サーン、シッ!」

    なんだよこれ……

    ラジオ体操?

    苗木「なんだよ?これだけのために呼んだんじゃないだろ?」

    あぁ、二階に行けるようになったんだな

    そう思うと案の定そうだった

    【二階】

    二階にはまず水練場があった

    朝日奈さんが喜んでたな……
  45. 45 : : 2014/07/07(月) 19:52:36
    あと、図書館。

    まぁ、それ位。

    それと、校則が追加された。

    今日はそれ位。

    何の成果もない。

    はぁ、そろそろ……

    ボク独自の手段で動きだそうかなぁ……

    ―7日目 DAY TIME―

    【食堂】

    食堂へ行くと不二咲クンがいた

    なんか凹んでる……

    大和田クンに言われたことを気にしてるのかな?

    不二咲「ホントにダメだよね………弱っちくてさぁ………………」

    大和田「女なんだから!弱くて当たり前だろ!」

    不二咲クンは女じゃないよ。

    これも……モノクマがなんか利用しそうだな……

    大和田クンは泣き出した不二咲クンにこう言った

    大和田「わーったよ。男の約束をしようじゃねぇか!」

    不二咲「男の……約束………?」

    大和田「オレは………ガキん頃から、ずっと兄貴に言われてきた言葉があるんだよ……男の約束だけは絶対に

    守れ……それが兄貴がオレにのこした言葉だ。」

    あぁ、そっか……大和田クンは自分のお兄さんを殺したって思っちゃってるんだよね……

    不二咲「こんなんじゃダメだよね………もっと強くならなきゃね……すぐ泣いちゃうような弱いままじゃ……

    ダメだもんね………」

    苗木「別にさ、無理して強くならなくたっていいんだよ。キミには、キミなりの強さがあるから。あとさ、

    不二咲クン……ちょっと後で話があるんだけど……大丈夫かな?」

    不二咲「ううん……もっと強くなりたいんだ……え?話……?いいよ」

    __________________________________

    ボクは不二咲クンを監視カメラのないところに呼んだ

    苗木「あのさ……」

    不二咲「な、なに……」

    苗木「言いにくいんだけど……不二咲さん……いや、不二咲クン……キミは……男子だよね?」

    不二咲「え……?…な、何で分かるのぉ……」

    苗木「キミの反応を見てればわかるよ……例えば、水練場の時の反応。」

    違うよ……ごめんね……ボクは記憶を失ってないから……

    不二咲「うん……そうだよぉ……私……ううん……ボク……強くなりたいんだ……」

    苗木「そっか……でもね、不二咲クン……ボクはキミは凄く強いと思うよ……だって、弱かったりしたら

    もう殺人があった時点で壊れてるだろうしね……それに、その強くなりたいんだって思える心も強いと

    思うよ……強さっていうのはね……肉体だけの強さじゃないんだよ。強さって一言で言っても色々な

    強さがあるんだよ。だから、不二咲クンは強いよ。」

    不二咲「で、でも……」

    苗木「大丈夫だよ……大丈夫。不二咲クンは弱くなんてないから。」

    不二咲「…でもボク、」

    苗木「っつ!」

    モノクマが……来る……

    苗木「静かにして……モノクマが来るから……ごめんね。話はもう出来ないみたいだ……」

    不二咲「う、うん……」

    モノクマ「ねぇ、二人で何の話してたの?」

    ボクは演技をする

    苗木「あ、モノクマ!?」

    不二咲「………………」

    モノクマ「まさか、2人でいかがわしいことをしてたんじゃ……」

    苗木「してないよ。コンピューターのことを教わってただけ」

    モノクマ「なら普通に話せばいいじゃん!」

    苗木「だ、だって……知られたくないじゃん……ボク……全くネット使えないこと……」

    この嘘は……バレない……

    モノクマ「ふぅん。ド田舎っ子の苗木クンなんだね。ダサーイ」

    苗木「こ、この!ド田舎っ子じゃない!もういいよ!不二咲さん、行こう!」

    不二咲「うん……」

    __________________________________

    あ……お腹空いたな……

    食堂行こう。

    【食堂】

    あ、石丸クンと大和田クンが睨み合ってる……超悪いタイミングだったんじゃ……

    大和田「おう、苗木ィ……テメー立会人やれや」

    苗木「立会人……?」

    大和田「そういえば、サウナがあったな……」

    石丸「どちらが長く入っていられるか勝負だ!」

    大和田「上等だコラァ!」

    __________________________________

    で、ボクは結局立会人をすることになった……

    はぁ、おかしなことに巻き込まれた……
  46. 46 : : 2014/07/07(月) 22:27:08
    とても期待してます! 頑張って下さい!
  47. 47 : : 2014/07/08(火) 19:10:52
    >>46
    ありがとうございます。終わるまで俺がネタ切れしないよう頑張ります。

    __________________________________

    はぁ……まだ終わらないのかな……いいや、帰ろう

    ボクは部屋に戻りベッドに寝転がるとそのまま意識が遠のいて行った

    あ……まだ……やること……ある……の………に………

    __________________________________

    ―9日目―

    ボクは目を覚ました。

    昨日は寝てしまったようだ……

    食堂に行かないと……

    __________________________________

    【食堂】

    食堂に行ってみると信じられない光景があった

    昨日まで犬猿の仲だった大和田クンと石丸クンが肩を組んでいるのだ

    え?これって……どうゆう状況ですか?

    なんか……気持ち悪い程仲良くなってる……正直言うとキモチワルイ

    まぁ、……そっとしておこう……うん……

    __________________________________

    そして、捜査をまたした。どこもあいてないよな……鍵……盗んでくるかな……

    いや……駄目だ……ボクがしたら怪しまれるな……

    霧切さんがどうにかするだろうな……

    そして、夜時間。

    ボクたちはモノクマに呼び出された

    __________________________________

    【体育館】

    モノクマ「はぁ〜〜〜。」

    あぁ、次のクロが現れないから飽きたんだな。

    モノクマ「次のクロが現れないからつまんない!ってことで、動機を用意しました!」

    みんなに封筒が配られる

    モノクマ「えー、今回のテーマは……恥ずかしい思い出や知られたくない過去です!」

    あぁ、それは動機になりそうだな。

    ボクは一応中3くらいまで死んだことになってたし、いくら調べても絶対に大変なこととかは出てこないだろうな

    ボクは封筒の中身を見た。

    あぁ、やっぱりだ。

    こんなことか……

    知られたら嫌だけど……まぁ、別に動機になんてならない

    『苗木クンには家族がいない。天涯孤独。』

    あぁ……そういえば天涯孤独じゃなかった……

    妹は……どうしてるんだろう?あの時……死んでなかった……

    まぁ、どうでもいいけどね。大嫌いだし……
  48. 48 : : 2014/07/08(火) 22:33:57
    オモシロイから頑張ってください!
  49. 49 : : 2014/07/09(水) 18:00:56
    狛枝クンって今何処に居るんですか?
  50. 50 : : 2014/07/09(水) 23:38:46
    >>48
    ありがとうございます。頑張ります。

    >>49
    狛枝は今、学園外にいます。そして、テレビ放送で苗木達のことを常に見ています。家族なのでやっぱり苗木のことは気になるので。他に外でやっていることは自分の考えた絶望=希望、希望=絶望で絶望を自分が作り出すことでその絶望を乗り越えた人々が強い希望になるという考えで人々を片っ端から絶望におとしています。どうなるかは次の2バージョンを作る予定なのでそれで明らかになります。
  51. 51 : : 2014/07/10(木) 00:17:14
    まぁ、このことはバラされたら嫌だけどまぁ、人がそれで死なないならいい

    他のみんなは……

    青ざめていた。どうやら、知られたくない秘密などはそれぞれ重さが違うらしい。

    でも、大体みんなの秘密などは予想はつく。

    特に大神さんは敵との内通者だな。

    はぁ、みんな騙されてるだけなのに……

    絶対江ノ島を殺そう。

    酷い殺し方をしてあげよう。ボク達の仲間が殺されたみたいに………

    そんなことがあって、みんなはとりあえず自室に戻った

    そして、一日を終えた

    __________________________________

    ―10日目―

    【自室】

    あれ……?寝ちゃったのか?マズイ……な……

    横には白と黒の奇妙な物体。

    ?……白と黒の……物体?

    …………??………っつ!!!

    ボクは飛び起きた

    何でモノクマが!?

    苗木「な、なんだよ!何しに来たッ!!」

    モノクマ「いいのかなぁ~?そんなに、のんびりしちゃって!」

    苗木「……!?……は?……」

    あ、まさか……まさか……

    ボクは気づかない演技をしたままこっそりと映像と音声のスイッチを入れた

    途端に頭に流れる映像と音声。

    モノクマには聞こえない。

    うそ……?だろ……?

    そんな……大和田クンが不二咲クンを殺した?

    そして、十神クンがそれをわざと隠蔽するような真似をした……

    モノクマ「仲良しクラスメイトの誰かに何かあったみたいだよ?」

    苗木「っつ!!??」

    ボクは演技を続けて慌てて自室から何も知らないまま飛び出すような演技をした

    __________________________________

    【食堂】

    食堂には大神さん、朝日奈さん、十神クン、葉隠クンがいた

    ボクはみんなの言葉を聞きプール前ホールに行った

    【プール前ホール】

    十神「殺人が起こったのは間違いないようだな」

    苗木「そうだね……」

    十神クンはシラをきるつもりなのか?

    死体遺棄現場を作り変えたことを

    ボクはそう思いながら女子更衣室の扉を開けた

    あぁ、やっぱり……ねぇ?
  52. 52 : : 2014/07/10(木) 00:32:19
    【女子更衣室】

    周りの……時が止まった。

    ボクは演技を続けた

    苗木「え……………………………?」

    そして、初めて見たかのように悲鳴を上げる

    苗木「うわぁああああああああああああああああっ!!」

    ここは……悲しむ時間さえ与えてくれないから………

    十神クンは冷静だった……いや、他人事、というべきかな?

    十神「見ろ、不二咲千尋の死体はハリツケにされている。それに……あの壁面に書かれた血文字………

    チミドロフィーバーだと?なんとも惨い殺し方……いや、惨すぎる殺し方だ。そうは思わんか?」

    あぁ、ボクはすぐにその言葉を聞いて分かった。

    十神クンはみんなを試している。

    昔の十神クンにとっては勝つためのゲームでしかないから

    昔に戻ってくれないのかな?

    記憶を返して欲しいな。そう思いながら取り敢えず、ボクは言葉を返す

    苗木「ひ、人が死んでるんだよ………酷くないわけが………」

    十神「………そういう事を言ってるんじゃない。この殺人は、素人がやったにしては、猟奇的すぎるんだよ。

    まるで快楽殺人のようだ。そう思わないか?」

    苗木「え………?」

    あぁ、そうか……十神クンは腐川さんのもう一人の人格ジェノサイダー翔のせいにしようとしてる

    おそらく腐川さんが多重人格のジェノサイダーだってことは知ってるんだな

    そのとき、アナウンスが流れた

    あぁ、死体発見アナウンスか

    でも、そのときボクは確か気絶したフリをしてたから知らないはずだな

    だったら知らないフリをしなくちゃ

    苗木「い、今のって………?」

    十神「そうか………舞園の時は、お前は気を失っていたから知らんのか………あれは、死体発見

    アナウンス………3人以上の人間が死体を発見すると、あのアナウンスを流して、全員に知らせるらしい。」

    それからみんなは食堂に集まり話し合いをした後、捜査をはじめた

    そして、途中でみんなに腐川さんの多重人格が発覚した。
    __________________________________
  53. 53 : : 2014/07/10(木) 00:49:39
    捜査はずっと捜査をしているフリをしていた。

    そして、証拠をたまたま気づいたかのように言った

    やがて、捜査が終わり学級裁判になった

    __________________________________

    【コロシアイ学園生活中。学園外、狛枝凪斗パート】

    苗木クン。君は全て記憶を覚えているようだね。

    家族だから気付いた。

    ボクは今人々を絶望に落としている。

    なぜなら人は大きな絶望を乗り越えて絶対的な希望になると思うからだ。

    こんなことを知ったら苗木クンはどう思うかな?

    苗木クン。早くその学園から出てこの僕を止めに来るといい

    それまで、死んだら駄目だ。許さない。

    でも、苗木君は最近おかしいよ。

    目に……絶望の色が少し混じってる。

    絶望しないで苗木君。

    絶望達をその希望で撃ち抜いてくれ。

    だから、辛いだろうけど耐えてくれ。
    __________________________________

    【コロシアイ学園生活中。学園内、苗木誠パート。週間少年ゼツボウマガジン/非日常編。学級裁判・開廷!!】

    今回も命掛けの学級裁判が始まった

    殺し合いなんてしたくないのに。

    でも、ここから出たい。

    ここから出て江ノ島を殺して、まだ生き残ってる仲間を探して、狛枝クンを探して……

    また平和に、友達に、仲間に、家族に戻りたい。

    だからボクは絶望する訳にはいかないんだ。

    【ノンストップ議論】

    大神「不二咲の致命傷は……頭部の傷らしいな。」

    石丸「モノクマファイルに書いてあったが……鈍器のような物とはなんだ!?」

    葉隠「きっと鉄パイプだべ!」

    違う。更衣室のダンベルに血が付いていた。

    苗木「不二咲クンを殺したのって更衣室のダンベルじゃないかな?傷口も一致してたよ。」

    十神「では、ここからは犯人の話に移るぞ。と言っても……その犯人もすでに判明しているがな……」

    十神クンも犯人が分かってるのか?

    いや、そんなはずない……現場を荒らして普通に終わらせるわけがない

    十神「不二咲千尋を殺した犯人はジェノサイダー翔だ!」

    やっぱり……嘘の犯人当て……死ぬつもりなのか?

    違うよね?
  54. 54 : : 2014/07/10(木) 01:01:56
    【ノンストップ議論】

    十神「犯人はジェノサイダー翔だ。これは決定事項だ。」

    朝日奈「そんなの、ありえないって!」

    十神「なぜ、ありえない?」

    朝日奈「だって……いくらなんでも……そんな………ていうか、根拠がないじゃん!」

    いや、十神クンは嘘の根拠を用意しているはずだ。

    仲間を危険に晒すのはだめだ

    でも、大丈夫……あんまり分かってると江ノ島に先に殺されて殺せなくなる

    苗木「根拠なら……あるかもしれない……図書室の書庫で見つけたファイルに書いてあったんだ……

    ジェノサイダー翔の事件をまとめた、警察の極秘資料らしいんだけどジェノサイダー翔事件ファイルっていう」

    十神「この資料には、ジェノサイダー翔事件の特徴が克明に記されていた。それによるとジェノサイダー翔

    事件には2つの特徴があるようだ。1つ目は、現場に必ず血文字を残す事………」

    十神「犯人はなぜ知っていたんだろうな?犯人と警察上層部しか知らない、ハリツケの特徴を………………

    その理由は1つしか考えられない。犯人が……本物のジェノサイダー翔だからだ。」

    セレス「では、ジェノサイダー翔はわたくし達の中にいるのですか?」

    十神「腐川冬子だ。」

    周りが騒然とする。

    そして、腐川さんは途中でジェノサイダー翔に変わり議論に参加した。誤解は解けたようだ。

    しかし、十神クンが現場を荒らしたことにより疑われた。

    どうなるかと思ったが十神クンの誤解も解けた。

    不二咲クンが男だということも分かった。

    大和田クンの生徒手帳は桑田クンのとすり替えられていた。

    もう、犯人は決まってしまったも同然だ。

    でも……それはやっぱり……仲間を見殺しにして自分達が生き残らなければいけないということだ……

    そんなの……耐えられない……

    仲間を殺すなんてできないよ……

    こんなことならみんなで死んじゃった方が楽だ……

    そしたら江ノ島を殺せなくなるし、仲間とも狛枝クンとも会えなくなるけど……

    やっぱり……殺したくないよ……大切なボクの仲間だから……
  55. 55 : : 2014/07/10(木) 01:20:22
    ボクは前と同じようにこの言葉を言う

    苗木「だったらもう一度、事件を振り返ってみようか。」

    嫌だ……嫌だよ……

    心も体も悲鳴を上げながら叫ぶ仲間を殺したくない、仲間を殺すのは

    嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ………………

    あぁ、涙が出そうだ……苦しい……死にたい……殺したい


    【クライマックス推理】

    苗木「じゃあ、まずは事件から振り返ってみようか………昨日の夜、セレスさんは倉庫にいる不二咲さんを

    見かけたんだよね?その時、不二咲さんは手にしたスポーツバッグにある物を入れていたんだ……

    そう、青いジャージだよ。セレスさんは、それを見たんだよね?そのバッグを持った不二咲さんは夜時間にも

    関わらず、ある場所へ向かったんだ。それは更衣室だよ。しかも男子更衣室だったんだ。

    でも、女性だったはずの被害者がどうして男子更衣室に入れたのか……?なぜなら彼女………いや彼は、

    男だったからなんだ。だから、自分の電子生徒手帳を使って、男子更衣室に入る事が出来たんだ。

    男子更衣室で、不二咲さんは誰かと待ち合わせていた。その誰かこそが、今回の事件の犯人なんだ!おそらく

    犯人は、不二咲さんが油断している隙に、凶器となるダンベルを使い………襲いかかったんだ。その時、男子

    更衣室のポスターやカーペットに、血痕が飛び散ってしまったんだよ。おそらく衝動的な殺人だったんだ…」

    やめろよ……もう死ねばいいじゃん。

    逃げればいいじゃん……

    仲間をまた殺したいの?

    また見殺しにするの?

    頭の中でまるで悪魔が囁いているようだった……いや……天使……なのかな?

    嘘だよ……どちらでもない……希望と絶望の声だ。

    苗木「準備してたとしたら、計画性がなさ過ぎるからね。だから、犯人は慌てて偽装工作に取り掛かったんだ。まず、血痕の付いたカーペット……同時にポスターも回収した………そして、犯人は、死体を女子更衣室に

    運んだんだ。女子更衣室に入るには、もちろん、女子の電子生徒手帳が必要だけど………だからと言って、

    犯人が女子に限られる訳じゃない。玄関ホールには、舞園さんや江ノ島さんの手帳が置いてあったからね……

    それを使えば、男子でも女子更衣室に入れたはずなんだ。そして、そうやって女子更衣室に入った犯人は……

    さっき回収したポスターとカーペットを使い、”ある事”を行ったんだ。男子更衣室と女子更衣室の交換………

    つまり、現場の交換だよ!でも、今回の事件はそれだけじゃ終わらなかった……死体の第一発見者となった

    十神クンの介入によって、事件はさらに複雑化してしまったんだ………現場に入った十神クンは………

    図書室にあった延長コードを使って、ある事をしたんだ………そうなんだ、十神クンは延長コードを使って

    不二咲さんの死体をハリツケにしたんだよ。さらに、十神クンは被害者の血で、現場に血文字を残したんだ。

    あたかも、ジェノサイダー翔の犯行だと、ボクらに錯覚させる為にね!そして、その頃………十神クンが

    偽装工作を行っている一方で………不二咲さんのスポーツバッグなんかを処分した犯人は、サウナルームへと

    やって来たんだ。最後の証拠品である………不二咲さんの電子生徒手帳を処分する為にね。そして、犯人の

    思惑通り、その電子生徒手帳は、サウナルームの熱気によって壊れてしまった。犯人は知っていたんだよ。」

    ヤメロ……ヤメロ…ヤメロ……

    何で?何で殺さないといけないんだよ?

    仲間の命が大事なんだろ?

    苗木「電子生徒手帳が、サウナの熱気で壊れてしまう事をね。なぜなら、犯人はその前に、自分の電子生徒

    手帳をサウナで壊していたからなんだ。……これが事件の全貌のはずだよ?そうだよね?」

    やめろよ!

    何で?江ノ島の所為だ……江ノ島の所為で……あれから、ボクは狂ってしまったんだ!

    あいつのせいで……

    あいつの所為でボクは……ボクの人生は!

    ボクは臆病で弱いから人のせいにしかできないんだな……

    苦しい……悲しいよ……

    ボクはそんな感情がぐちゃぐちゃに混ざり合った気持ちのままいった

    苗木「大和田紋土クン!!」
  56. 56 : : 2014/07/10(木) 01:53:29
    石丸「まて……そんなはずはないんだ……そうだよな?兄弟!」

    ボクだってそう思いたいよ……でも……真実なんだよ……

    【マシンガントークバトル】

    苗木「大和田クンの生徒手帳は壊れたんだよ。だから交換している。大和田クンの生徒手帳は壊れた。

    だから……ここで、みんなの手帳を確認し合わない……?そうすれば………」

    大和田「その必要はねぇ」

    苗木「え……?」

    なんで……?

    何で諦めちゃうの?

    死んじゃうんだよ?

    いい……の……?

    ねぇ、怖くないの?

    なんで……?

    何でだよ!

    大和田「オレが殺したんだよ……」

    大和田「もう………ここまできたら諦めるしかねーだろ………おい、モノクマ………始めてくれよ………

    投票タイムってヤツをよ………!」

    モノクマ「ラジャー!」

    石丸「ま、待て………待ってくれ………!」

    待って……待ってよ……

    そんな言葉をモノクマ……いや、江ノ島が聞くはずもなく……

    投票タイムになった

    【大和田】

    大和田「すまねぇ……」

    モノクマが代わりに不二咲クンを大和田クンがなぜ殺したか説明をした

    くそ!くそっ!くそっ!

    なんで……なんで仲間を護れないんだよ!

    なんで……なんで……

    残酷な江ノ島は告げる

    モノクマ「では張り切って行きましょう!オシオキターーーイムッ!!!」

    __________________________________

    【猛多亜最苦婁弟酢経華慈 ~Motorcycle Death Cage~】

    大和田クンとモノクマはバイクに乗せられた。

    そして、丸いの網に一直線に進んだモノクマは途中で飛び出した。

    大和田クンは回る

    網の中でぐるぐるぐるぐると目が回るなんてものじゃすまない位早く早く

    遠心力で大和田クンの身体がぐちゃぐちゃになる。

    そして、大和田クンは消えた。

    残るは機械の音とバイクが倒れる音

    カラリ 、 カラリ 、

    ピーッ 、 ピーッ 、 ピーーッ!

    チン。そんな音とともに機械の扉が開く。

    【大和田バター】

    そんな文字の書かれた包装されたもの

    大和田クンの体が入ったもの……

    そして、それをモノクマは

    食べた。
    __________________________________

    苗木「うッ……あ……ぁ……」

    気持ち悪くなりボクは口元を抑えてしゃがみ込む

    モノクマ「死よ優しく笑え。そしてあなたの魂に安らぎをあれ」

    江ノ島……死ねよ……なんで……

    石丸「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!!」

    石丸クンの悲痛な叫びを聞きながらボクは江ノ島への憎しみをさらに増した

    __________________________________

    【ここは、ある部屋】

    ボクは江ノ島の行動を監視しているからね。

    やっぱり内通者は大神さんか………

    モノクマ「いやはや、それにしてもだね………いいペースだよ。うん、これってすごくいいペースだ!

    やっぱりさ……膠着状態になる前に、最初の殺人に及んだ彼女の功績が大きいよね?いったん加速し始めたら

    後はジェットコースターと一緒。もう止まらない。恐怖と絶望は、すべてを凌駕するスピードで突き進む……

    でも、残念なのは……せっかく、連中の中に送り込んだキミの活躍の場がなくなってしまう事だよね……

    本来なら、口火を切るのはキミの役目だったんだけど……まいっか……しょうがないから、キミはそのまま

    学園生活を盛り上げてちょうだい。みーんな……それを望んでるんだからね……」

    ふざけるなよ……江ノ島……

    大神「…………………………………1つ…………聞きたい事が………………………」

    モノクマ「スリーサイズ以外の質問なら、受け付けるよ。」

    大神「誰の………事なのだ………?16人目の高校生………とは………………」

    あぁ、戦場のことか……もうとっくに、死んだよ。

    いや、正確には入れ替わってたから江ノ島が16人目の高校生になるのかな?

    モノクマ「ぶほぉう!!いやはや、びっくらこいちまった!受け付けはしたけど……超却下だよ、

    鬼却下だよっ!だってさ、それはボクの奥の手だもん!奥の手をあっさり他人に見せるバカはいないでしょ?

    いくら仲間同士と言えどもさ………うぷぷ………うぷぷぷぷ…………………」

    大神「……………………………………………………」
    __________________________________
  57. 57 : : 2014/07/10(木) 22:23:22
    あぁ、江ノ島の奴……

    絶対に殺してやる………

    仲間を利用するなんて……

    __________________________________

    生き残りメンバー

    【10人】
    __________________________________

    ―10日目―

    不二咲クンは確か、アルターエゴを作ってロッカーに置いてたな。

    誰か、早く見つければいいんだけど……

    あ……朝日奈さんが見つけたみたいだ。

    __________________________________

    ―11日目―

    【食堂】

    ボクが食堂に行くと新たに【保健室】、【希望ヶ峰学園3階への階段】、【娯楽室】などが解放されていた。

    美術室では山田クンが喜んでいた。

    【美術倉庫】

    あれ……?なんか写真が落ちてる?

    ………!これは……希望ケ峰がまだ平和だった時の……写真………

    苦しい……なんで……こんなもの………

    あの頃に……戻りたい……

    これじゃ昔と同じじゃないか……また……

    独りぼっちじゃないかよ………

    あぁ、演技を続けなきゃ……

    苦しい……悲しい……嘘の演技を………続けなきゃ……

    苗木「なんだよ………この写真………?」

    苗木「鉄板がない………!?じゃあ、この写真が撮られた場所って………希望ヶ峰学園じゃ………ない?」

    ボクはこの写真のことを聞くフリをした

    するとモノクマはやはり答えなかった

    __________________________________

    物理室では山田クンのカメラを見つけた。

    そして、ボクは見回りをしてから食堂に戻った

    朝日奈さんがアルターエゴを幽霊と見間違えたが、取り敢えずみんなにアルターエゴは発見された

    でもこれ、いつかは利用されそうだな………
    __________________________________

  58. 58 : : 2014/07/10(木) 22:38:21
    暫くしてボク達は体育館に呼び出された

    __________________________________

    【体育館】

    モノクマの声が響く

    モノクマ「そんなこんなで、今回ボクが用意したのは………これでーーーすっ!!ひゃっくおっくえーん!!」

    周りが少しざわめく。

    でも、お金のために人を殺そうとするのはいないだろうと思う

    モノクマ「もし、卒業生が出た場合のプレゼントにします!どう?100億円だよ!ひゃっくおっくえーん!

    もう、ウッハウハでしょ?」

    十神「……………少なすぎるな。」

    くだらないな……

    苗木「……………………………………………………。」

    そして、今日は夜時間になった

    __________________________________

    ―12日目ー

    【食堂】

    今日は……石丸クンがいない?

    大和田クンが死んじゃったからか……

    ボクは江ノ島の事を考え憎しみが増大するのでやめた。不快だ。

    あんな奴、声も聞きたくない。言葉も。

    ボクは自室に戻った

    __________________________________

    【自室】

    ピンポーン

    部屋のチャイムが鳴る

    苗木「石丸……クン?」

    石丸「本当か?不二咲クンと会えるって……」

    苗木「え?アルターエゴの………事?」

    石丸「生きて………いたんだな………?」

    苗木「いや………そうじゃなくって………」

    石丸「合わせてくれ……話しが……したいんだ………」

    現実逃避……それと精神がおかしくなり始めている

    どんどんどんどん……

    ボクの大切な物が

    壊れて……

    崩れて……

    砂なって零れ落ち……

    最後には跡形もなく消えてなくなる………
  59. 59 : : 2014/07/10(木) 22:47:06
    その度に心が……

    胸がいたんで……

    ミシミシ……ピキピキと音を立てて壊れてゆく

    ボクの心は深い深い悲しみと絶望に侵されていく……

    どんどん……どんどん……黒く染まる……真っ黒に染まる……

    __________________________________

    【脱衣所】

    石丸「『兄弟を……恨んでいるか………?兄弟を止められなかった僕を………恨んでいるか………?』」

    アルターエゴ「責任を感じてるの?でも、きっとご主人タマなら、こう言うと思うんだぁ………

    僕の分まで生きてください……僕は無理だったけど……みんなは必ずここから生きて帰ってね……って……

    今の質問したのって………石丸君でしょ?データから分析する限り、そうとしか考えられないよぉ。

    石丸君って、大和田君と仲良しだってご主人タマから聞いてるよぉ。だから……責任を感じてるんでしょ?」

    そうだよ……ボクも責任を感じてるよ………

    大和田アルターエゴ「で、その責任の重さに潰れちまったんじゃねーだろうなぁ?男の重さってのはよぉ

    その男が背負ってるモンの重さなんだぜ……わかるだろ?……兄弟……?おめーなら、わかるはずだぞ……」

    大和田クンアルターエゴはそのまま石丸クンに言葉を残した。

    あぁ、嫌だな……辛いこと……引きずって行くのに……

    そして、石丸クンは豹変して去って行った
  60. 60 : : 2014/07/11(金) 19:34:39
    石丸と苗木がぁ~
    うう、いいはなし?ですね
    頑張ってください
  61. 61 : : 2014/07/12(土) 18:45:13
    >>60
    ありがとうございます。頑張ります。

    __________________________________

    ―13日目―

    【食堂】

    次の日の朝食堂に行くとほとんどの人がいなかった

    脱衣所にいるらしい

    【脱衣所】

    脱衣所に行くと霧切さんが山田クンを怒っていた

    聞いてみると、山田クンはアルターエゴを好きになってしまったらしい

    石丸クンは兄弟扱いしている

    アルターエゴ……みんなには悪いけど、壊した方がいいな………

    絶対にアルターエゴ絡みで殺人が起こりそうだ………

    早く壊さないと……でも、鍵がない……こじ開けるわけにもいかないし……

    霧切さんにバレそうだ………どうするか………

    取り敢えず今日はそのことだけ考えていたら一日が終わってしまった

    __________________________________

    ―14日目―

    【自室】

    次の日の朝起きると紙切が落ちていた

    なんだこれ………

    『食堂に集合せよ』

    何か起こったのか!?

    ボクは取り乱しかけた

    しかし、冷静になるとアルターエゴがなくなる確率の方が高い


    【食堂】

    食堂に行くと脱衣所に行くように言われた

    【脱衣所】

    脱衣所に行くと霧切さんは言った

    霧切「アルターエゴがないの」

    あぁ、やっぱりアルターエゴが盗まれたか

    ボクは監視カメラの映像を再生した。

    あ、やっぱり盗んだのは安広……いいや……セレスさん

    セレスさんは演技がうまかったなぁ……

    取り返せるかな?

    そんなことを考えて今日も一日が終わった
    __________________________________

    ―15日目―

    食堂にいるとセレスさんの叫び声がした

    あ、演技だな……

    もう、殺す計画立ててるんだ………
  62. 62 : : 2014/07/12(土) 19:00:28
    殺す人物は山田クンと石丸クンかな?

    石丸クンは山田クンに殺させて山田クンは自ら殺すんだろうな。

    止めないと………いや………もう……遅いか………

    取り敢えず説得でもしてみるか?いや、無理かもしれない………

    【娯楽室】

    セレス「う……ぅ……」

    はぁ、演技だね……ボクも演技で返すよ……

    苗木「どうしたの、セレスさん………!?」

    あぁ、これが犯人が落とした設定のハンマーだね………

    セレス「間一髪のところで避けたのですが、その際に転んでしまって………」

    こんなことしてるとボクが護ってきたものは何だったのかって思うよ………

    なんで……殺人なんか………

    【図書室】

    山田「ぅう………痛いよ………」

    あぁ、この様子だと石丸クンはもう……死んでる……

    苗木「どうしたの!?山田クン!」

    ボクは焦ってるふりをした

    山田クンは怪我なんかしてない

    __________________________________

    取り敢えずみんなと捜査をしているフリをした

    すると山田クンの叫び声、保健室に行くと

    山田クンは血まみれになって倒れていた。

    これも、偽物の血だけど

    ボクは山田クンの鼻と口をさりげなく抑えてみた

    みんなは気づかなかったけど

    山田クンは苦しいのか少し動いた

    ボクはみんなにバレないように他のみんなが出て行った後で

    山田クンの耳元で囁いた

    苗木「山田クン……生きてるんでしょう?」

    すると山田クンは冷や汗をかき始めた

    演技が下手だなぁ……アハハ……

    アハハハハハハハハハハハハハハ

    苗木「起きてよ。ねぇ?生きてるんだから起きれるよね?それとも、まだ死体のフリをするのかな?」
  63. 63 : : 2014/07/12(土) 19:31:01
    あぁ、まだ起きない……死体のフリを続ける気だ

    だったら……少しやるしかないかな?

    苗木「山田クン……起きないと……」

    ポケットからカッターをとりだし、山田クンの首に突きつけると無機質な感情のこもっていない声で囁いた

    苗木「コロシチャウヨ?」

    山田「ひ、ひぃぃ………」

    苗木「あ、やっぱり生きてたね……ねぇ、山田クン……セレスさんに言われて石丸クンを殺したでしょ?」

    山田「命だけは……命だけはぁ……」

    苗木「フフッ……大丈夫……殺さないよ……だってキミはこの後セレスさんに殺されるはずだからね?」

    山田「そ、そんなはずない!」

    苗木「ふぅん……殺されたくなかったらみんなに打ち明けて欲しかったけど……でも、それならそれでいいや」

    山田「………?」

    苗木「必ず君は後悔することになるからね?」

    ボクはその場を立ち去った

    __________________________________

    【物理準備室】

    あぁ、やっぱり石丸クンが死んでたな……

    みんなをボクは集めて話し合った

    __________________________________

    そして、廊下に出るとセレスさんがいた

    セレス「山田クンの死体がきえてしまったのです!」

    あー、嘘つきだね……もう、山田クンは殺しちゃったかな?

    __________________________________

    【美術室】

    あれ?朝日奈さんが涙を流すと山田クンはまだ生きていたのか話し始めた

    山田「うぅ…………………………………」

    山田「ここ………どこ………?さむ………さむい………よ………雪国…………?」

    朝日奈「や、山田!しっかりしてっ!!」

    山田「………え?あぁ………そうか…………思い出した……希望ヶ峰学園………………」

    え?思い出した?

    朝日奈「しっかりして!頑張ってよ!!」

    山田「思い………出したよ………………僕は……みんなと出会う前から…………みんなとで出会ってたんだね」

    嘘……そんな……思い出したの……?

    なんで……嫌だ……やめて……こんなこと……

    頼むから……そんなこと……思い出してから死んだって……

    悲しくなるだけだから………やめて……やめてよ!

    十神「記憶が混在しているようだな………もう駄目だろう………」

    山田「あぁ……光だ……光が………広がってゆく……まるで………彗星のよう……に……………」

    朝日奈「………ねぇ、山田。誰にやられたの!?誰があんたを襲ったの?犯人は………誰なの?」

    やめて……もう……いいから……言わなくていいから……

    山田「は………んに…………ん……………?犯人の名前………僕は………知ってる………思い……

    出したんだ………や………やす………ひ………ろ…………………………………………」

    ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
    やめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろ

    もう………嫌だよ……なんで………なんでだよ………

    なんで?護るものとか仲間とかできて………

    やっと……やっとボクも………幸せになれたと思ったのに

    なんで手に入れたそばから崩れて消えてくの?

    なんで?なんで?

    ボクの幸せはなんで崩れたの?

    なんで?壊したの?

    頭の中に絶望が囁く

    『誰ニコワサレタノ?』

    『誰ガコワシタノ?』

    『憎イノハダレ?殺シタイノハダレ?』

    『江ノ島ダロ……?殺シタイダロ?』

    やめて……違うよ……違う……

    『チガウンダ………キミモ立派ナ嘘ツキ……大嘘ツキダネ?』

    やめて……もう……違うから……それは……違うから……
  64. 64 : : 2014/07/12(土) 23:23:56
    ボクは絶望的な絶望を感じながらさ捜査にはいった

    苦しい………苦しいよ……

    そして……いつも通り学級裁判……
    __________________________________

    【学級裁判・開廷!!】

    ボクたちは議論を続けた。

    そして、セレスティア・ルーデンベルク……安広多恵子さんが疑われている

    あぁ、またか……ボクの存在している意味ってなんなんだろう?

    無力で無意味なんだろうなぁ………

    誰も護れないボクこそが処刑されるべきだよ……なのに……なんでボクは処刑されないんだよ?

    苗木「教えてよ……セレスさんの本名は?」

    あーぁ、知ってるのに……なんて滑稽なんだろう

    セレス「私の本名はセレスティア・ルーデンベルク!何度も同じことを言わせないで頂けますかぁ!」

    【ノンストップ議論】

    苗木「山田君が示そうとしたのは………苗字がやすひろの人物だったはずだよ。」

    朝日奈「この中にやすひろって苗字の人がいるとしたら………」

    大神「本名を明かしていないセレスだろうな。」

    セレス「何度も言ってますようにわたくしの名前はぁ……セレスティア・ルーデンベルクなんだよぉっ!!」

    まだ言い張るんだね……あぁ、もう死んじゃうのに………

    殺したくない……もう嫌だ………

    こんな犯人当てゲームやめようよ。

    もう犯人なんて決めなくていいじゃん

    十神「いつまで言い張ってるつもりだ……」

    セレス「言い張るも何も………それが真実ですわ………それを確かめる方法がない以上………」

    駄目だ……言うな……言ったら死んじゃうのに……

    また見殺しか?

    最低で最悪で愚かな奴だな。

    苗木「生徒手帳で確かめられるはずだよ?持ち主の本名が見れるはずだからさ」

    セレス「プ、プライバシーの侵害ですわ!絶対にみせませんわよ!」
  65. 65 : : 2014/07/13(日) 00:12:09
    【クライマックス推理】

    苗木「じゃあ、事件をもう一度振り返ってみよう。犯人は、今回の犯行に及ぶ際、まず、ある人物と手を

    組んだんだ。その人物は………山田クンだよ。犯人は山田クンを共犯者にする事で、一連の事件を可能に

    したんだ。彼らは、まず昨夜の深夜1時に、ある人物を娯楽室に呼び出したんだ。呼び出されたのは、

    葉隠クンだよ。犯人達は、葉隠クンを容疑者にでっち上げる為に、彼を呼び出し、そして薬で眠らせたんだ…

    そして、眠らせた葉隠クンにジャスティスロボの衣装を着させた後………山田クンはジャスティスロボに

    捕まっているような演技をして……犯人は、それをデジカメで撮影撮影したんだ。葉隠クンを不審者………

    つまり容疑者に仕立て上げる、証拠作りの為にね………その後、犯人達は、眠ったままの葉隠クンをプールの

    ロッカーの中に閉じ込めた。そして、午前6時………遂に、犯人達は殺人を実行に移したんだ。彼らは、

    物理準備室に石丸クンを呼び出した。そこで、石丸クンは山田クンに殺されてしまった。これが最初の

    殺人だよ………その時、使われた凶器が、物理準備室に落ちてたジャスティスハンマー4号だよ。最初の

    殺人なのに、4号のハンマーが使われたのは、犯行が起きた順序を誤認させる為だったんだ。その次に、

    犯人と山田クンが行ったのは、2件の襲撃事件をでっち上げる事だった。彼らはそこで、被害者に

    なりすましたんだ。容疑をジャスティスロボに向ける為にね。1件目の偽装は……娯楽室での襲撃事件だった。

    そこで犯人は、ジャスティスハンマー1号と例のジャスティスロボの画像を、ボクらに見せる事で………

    その襲撃事件を、ボクらに、信じ込ませようとしたんだ。そして2件目の偽装………図書室での襲撃事件の

    時は……傷ついた山田クンと、ジャスティスハンマー2号を見せ付ける事で、事件を捏造したんだ。こうして

    2件の襲撃事件をでっち上げる事で、犯人達はボクらに、ある先入観を植え付けたんだ。謎の不審者が、

    ハンマーを大きくしながら、次々と人を襲ってるってね。それを信じ込んでしまったボクらは、すぐに、

    その不審者の捜索を始めたんだけど………その時、山田クンだけを保健室に残してしまったんだ。それは

    山田クンの狙い通りだった。そうやって、まんまと1人になった山田クンは………冷蔵庫にあった輸血パック

    とジャスティスハンマー3号を使って………自ら、死体を演じたんだ。自分が殺されたと見せかけたんだよ。

    そして、山田クンの悲鳴を聞いて戻って来たボクらは、それを発見したんだ。しかも、その時、物理準備室

    では石丸クンの死体が発見されてたんだ。そして、そこで流れた死体発見アナウンスのせいで、ボクらは

    山田クンが死んだと勘違いしてしまったんだ。こうして、ボクらを騙した山田クンは、保健室が無人となった

    一瞬の隙を突いて………保健室から抜け出したんだ。その後、山田クンの死体が消えたと知ったボクらは、

    慌てて保健室に集まってしまった。その隙を突き、今度は物理準備室に忍び込んだ山田クンは………石丸クン

    の死体をビニールシートで包み、台車を使って、美術倉庫まで運搬したんだ。これが死体消失事件の真相だ。」

    やめろ……もういいでしょ?仲間が死ぬのは嫌だ……

    護るって決めたのに……

    そのために人体改造までしたのに……

    苗木「山田クンは知らなかったんだ。すべてを操る真犯人の犯行計画の結末を………本当の結末………それは

    共犯者である山田クンを殺す事だったんだ。現場である美術倉庫にあったハンマーでね。これが今回の事件の

    すべてだよ。そして、この計画を実行していた主犯の人物は………」

    言うな……言ったらだめだ………仲間なのに……死んじゃうのに……

    また殺すの?……

    もう嫌だ………

    苗木「セレスさん!キミの負けだっ!!」

    セレス「負け……………!?負け………だなんて………!そんな言葉を聞いたのは……いつ以来でしょう……

    重い………言葉ですわね…………………」

    苗木「認めるんだね?キミが犯人だって事を………」

    セレス「うふ……ふ………嫌ですわ……………キミだなんて…………そんな教授みたいな口ぶり……………

    セレスティア・ルーデンベルクかもしくは安広多恵子でいいですわ………」

    苗木「安広多恵子………?」

    あぁ、知ってる……知ってるよ……ごめんね……ごめん……

    本当にごめんなさい………

    十神「ようやく認めたか………」

    セレス「負けを宣告されてあがくほど、往生際は悪くありませんの。」

    十神「そうか………」
  66. 66 : : 2014/07/13(日) 00:13:12
    セレス「モノクマさん、それでは始めてくださる?いえ…………終わらせてくださる………ですわね?」

    【投票タイム】

    安広多恵子

    セレス「負けてしまいましたわね……非常に残念です。……他人なんかと組んだ事が、そもそもの間違い

    だったようですわね。山田クンのおっちょこちょいぶりは、わたくしの計算を、はるかに超えていました」

    苗木「やっぱり、安広さんの方から山田君に計画を持ちかけたんだね?でも、どうやって山田クンを計画に

    乗せたの?山田クンが人を殺す計画に、簡単に賛同したとは思えないよ……………あれを使ったの?」

    セレス「さすがですわね、苗木クン……あなたの思っている通りです。山田クンを共犯者として利用する為に

    生き残ったみなさんの為に、あえて、ここでの名言は避けますが……石丸クンと山田クンがずいぶん入れ込ん

    でいた例の物の事ですわ………」

    苗木「じゃあ、安広さんだったんだね?あれを盗んだのも……そして、安広さんはそれを使う事で、山田クン

    を計画に引きずり込んだ………」

    セレス「その通りですわ。昨晩、例の物がなくなった話し合いをした直後、わたくしは山田クンの部屋を

    訪れていたのです………」

    大神「だが、一連の計画を山田に説明する際、死んだフリの事をなんと説明していたのだ?」

    十神「本来ならば、死んだフリをした後、山田はどうするつもりだったのか………という事か?」

    セレス「山田君には、こう言っておきました。死んだフリをした後、姿を現す際には……瀕死の重傷だが

    命からがら逃げてきた………そう説明すればいい、とね。もちろん、それだけではありませんわ。わたくしが

    山田君に話した計画では……彼が事情聴取されている間に、わたくしが、別の誰かを殺す予定だったのです。

    そうなればアリバイのある山田君は疑われない………そう言って、彼を信じ込ませたのです。」

    十神「だとしても、陳腐なウソだな………」

    セレス「彼のレベルに合わせたまでですわ。現に、山田君はまんまと信じていましたわよ。自分が殺される

    瞬間まで………彼はそのウソを信じ込んでいましたわよ。」

    朝日奈「人の命を………何だと思ってるの………?」

    セレス「なんとも思ってませんわ」

    苗木「あのモノクマの百億円が安広さんにそこまでさせたの?」

    セレス「確かにそれは大きいですわねですが、それが全てという訳ではありません。

    わたくしは、この学園生活が始まった当初から、ここから抜け出す事しか考えていませんでしたから………」

    葉隠「で、でも……オメーはずっと言ってたべ?ここでの生活を受け入れるべきって」

    セレス「嘘に決まってんだろーが!わたくしはなぁ!ずーっと、ガマンならなかったんだよ!この中の

    誰よりも誰よりも誰よりもっ!!ここから出たくてたまらなかったんだよぉ!なんでか教えてやろうかぁ!?

    あぁっ!?全ては夢のためなのです……私が裏世界のギャンブルで荒稼ぎしてきたのも全てその夢のため

    夢は西洋のお城に住む事ですわ。そして、執事兼護衛団として集めた、世界中のイケメンに、ヴァンパイアの

    扮装をさせ、身の回りにはべらす………こうして完成させた、耽美で退廃的な世界………そこで一生を過ごす

    事こそが、わたくしの夢であり、目標であり………人生のノルマなのです。残念です……夢は儚く

    散ってしまいました。最後に、苗木くんにこれを渡しておきましょう。あれははたして希望なのでしょうか?

    私にはそうは思えませんわ。だからこそ……いえ………蛇足………ですわね……。それでは、ごきげんよう。」

    ボクも……そう思うよ………

    セレス「また来世でお会いしましょう」

    ごめんなさい……安広多恵子さん……苦しかったでしょ?もう……楽になれるから……ごめんなさい……
  67. 67 : : 2014/07/13(日) 00:13:24
    __________________________________

    【ベルサイユ産 火炙り 魔女狩り仕立て ~Versailles style Witch Hunt Stake~】

    モノクマが安広さんの足元に火を付ける……

    その日はどんどん燃え上がって行きあっという間に安広さんを包み込む

    しかし、ここで消防車が乱入

    安広さんはそのまま突っ込んできた消防車にはねられ死んでしまった。

    そして、消し止められた火から出てきたものはたえこと書かれた一つの人形

    __________________________________

    モノクマ「やれやれ、オマエラが次世代を担う希望になるのはいつなんだろうねぇ?苗木くん、セレスさん

    から鍵みたいのを受け取ってなかった?ねぇねぇ、それってなんの鍵?」

    苗木「………………………………………」

    モノクマ「あり?どったの?」

    苗木「質問に答える前に…………ボクのの質問に答えてよ。お前は…………何をしたんだ…………?

    ボクたちの体に何をしたんだ?」

    モノクマ「………えっ!?」

    苗木「答えろよ………お前はボクたちの体に何をしたんだ?」

    モノクマ「あわわ……ドキドキ……ボ、ボクは知らんよぉ………なーんも………知らんよぉ…………」

    モノクマは逃げて行った

    苗木「霧切さん……これ、霧切さんに渡すよ」

    霧切「でもこれは彼女が苗木くんに……」

    苗木「いいんだよ……霧切さんの方が向いてるでしょ?」
  68. 68 : : 2014/07/13(日) 00:24:54
    そして、ボクたちは無事アルターエゴを取り戻すこともできた。

    もう、アルターエゴ関連の殺人は起きたからアルターエゴを処分する必要もなくなった

    ボクは霧切さんに言われてアルターエゴを今ネットワーク環境に連れて行っている

    ここか。

    ボクは回転扉を開けた。

    前にも来たことがある……隠し部屋だ。

    ここにある本などは埃をかぶっていない……やっぱり……江ノ島が使っているのか……

    本の間に挟まっている紙を見つけた。

    『ここから出てはいけない』

    学園長の言葉だ……そうだね……でも、もうここから出ないといけない環境になっていてもここからでられない

    ふと、後ろに気配を感じた。

    江ノ島!

    ボクは江ノ島の攻撃を間一髪でかわした

    殺さないと……江ノ島を……今すぐ殺さないと!

    ボクはナイフを取り出した。

    刃物を常に持っていてよかったと思う……

    でも、こいつにかなうかどうかだ……
  69. 69 : : 2014/07/13(日) 00:53:39
    ボクは江ノ島を殺すためだけに覚えたパルクールや暗殺術を使って相手の攻撃をかわしたり攻撃を繰り出す。

    ボクのナイフは江ノ島の腹部に突き刺さった

    しかし、忘れていた……江ノ島は銃を持っている可能性があることを

    江ノ島は拳銃を取り出し……

    ボクを打った。一発目は当たらなかった……二発目も外れ……そして、三発目が腕を掠った

    そして、それに気を取られて鳩尾に蹴りをくらい息ができなくなったところで四発目は脇腹に掠った

    五発目は腹を貫通してボクは倒れた。

    血がどくどくと溢れていく……あぁ、温かい………こんなボクでも紅くて綺麗な血が流れてるんだね

    こんなこと……考えてる場合じゃないのにな………

    あ……江ノ島が逃げた……ボクのナイフが刺さったからかな?

    あ……意識が………なく……なって……や……ば……

    そして暗転……

    __________________________________

    【保健室】

    気がつくとボクは保健室のベッドの上にいた。

    あ、あれから気絶して……

    江ノ島に逃げられて………

    くそ……殺せなかった………ボクの所為だ……

    目をゆっくりと開けると霧切さんがいた

    苗木「霧切さん……?」

    霧切「話さないで……安静にしてあなた、大変だったのよ」

    苗木「そっか……ボク……誰かに襲われて……」

    正体を知っていると分かったら江ノ島に殺されると思い

    敢えて誰かにした。

    ボクはすぐ監視カメラのスイッチを入れる。

    あ……バレてないみたいだ。

    でも……みんなは?見てこないと………

    ボクはこっそりと保健室を抜け出して様子を見に行った

    すると、体育館でモノクマと大神さんが戦っていた

    大神さんが裏切ったのか……

    __________________________________

    【新世紀銀河伝説再び!装甲勇者よ】大地に立て!

    生き残りメンバー

    【07人】
  70. 70 : : 2014/07/13(日) 12:35:31
    【コロシアイ学園生活中。学園外、狛枝凪斗パート】

    ボクはずっと苗木クンたちを学園外で見ていた……

    でも、気づいたことがある

    苗木クンが絶望しているということ

    こんなの続けていたらきっと苗木クンは壊れてしまう。

    昔みたいに壊れてしまう。

    苗木クンがもしも学園から出られたらまた治してあげないと……

    苗木クン……キミは一人じゃないんだよ………

    ボクは苗木クンの味方だ……家族だから絶対に味方だ

    だから、早くその学園生活を終えて仲間と一緒に外に出ておいで

    そしたらまた昔みたいに仲良く過ごそう

    この大きな絶望が終わったら………

    それまで絶対に死んだら駄目だよ。

    死んだら許さない。

    絶対……絶対に……

    仲間を護りたいんだよね?

    だったら死なないで………

    キミの力で仲間を護り通すんだ。
  71. 71 : : 2014/07/13(日) 12:59:04
    保健室へ戻ると霧切さんに怒られた

    霧切「あれだけ安静にしててって言ったでしょう!なのなんで動くの!」

    あ、こんなに焦ってる霧切さん初めて見たな

    苗木「ごめん霧切さん……」

    __________________________________

    【コロシアイ学園生活中。学園内、苗木誠パート。オール・オール・アポロジーズ】

    ―16日目―

    また新しく幾つかの場所が解放された

    化学室などには毒薬やプロテインなどがあった

    アルターエゴは新しい情報を手に入れた。

    でも、それ以外の情報はなく、一日は終わった

    __________________________________

    ―17日目―

    今日はモノクマに体育館に呼び出されて大神さんが内通者だということをバラした

    途端にみんなは大神さんのことを疑い始めた

    ああ、この空気嫌いだ……ボクの大嫌いな感じだ

    今まで仲良くしてたくせに内通者だと分かるとすぐに疑い出す

    こんなの嫌いだ

    朝日奈さんは大神さんのことを信じている

    ボクももちろん信じている

    だから、事件が起きなければいいのにな………

    __________________________________

    次の日は何事もなく一日が過ぎた。

    __________________________________

    ―19日目―

    朝日奈さんがジェノサイダーに切りつけられた。

    そして、保健室に大神さんが駆け付けた。

    大神さんは怒りを露わにした

    親友が切りつけられたんだから当たり前だろう
    __________________________________

    ボクはアルターエゴをネットワーク環境に再び連れて行った

    江ノ島は今度は襲ってこなかった

    あぁ、でも殺しておけばよかったな……

    あいつは確実に殺したかった

    ボクがそんな事を思っているとアルターエゴがどうしたの?と聞いてきた

    あぁ、表情に少し出ていたみたいだ

    ボクはニッコリ微笑むと何でもないよと言った

    アルターエゴってやっぱり感情は持ってるのかな?

    人工知能だけどもう仲間だし処分したいと思っていた自分が嫌になる

    あぁ、本当に嫌だ……

    だからボクは自分が大嫌いなんだ………
  72. 72 : : 2014/07/13(日) 13:06:43
    戻ってしばらくすると朝日奈さんが急いでみんなの元に来た

    朝日奈「どうしよう!どうしよう!さくらちゃんが!さくらちゃんが!」

    何かあったらしい……ボクは監視カメラのスイッチを入れた

    大神さんが死んでしまったらしい……自殺だ……

    でも朝日奈さんが殺人に見せかけた

    原因はモノクマがすり替えた遺書だろう

    __________________________________

    あぁ、また犠牲者が出た………

    ボクの……存在してる意味って……あるのかな………

    そしてまたボクたちは捜査をはじめた………

    人が死ぬと同じことを繰り返す……

    仲間のしを嘆く暇さえも与えないで……

    また命懸けの学級裁判が始まる
  73. 73 : : 2014/07/13(日) 13:40:25
    【コロシアイ学園生活中。学園内、苗木誠パート。オール・オール・アポロジーズ、学級裁判・開廷!!】

    また学級裁判が始まった……

    今度は外に出たいがための殺人じゃない。

    罪悪感ゆえの自殺だ……

    ボクたちは議論をはじめた

    __________________________________

    議論を進めて行くうちに朝日奈さんは自分が殺したと言い始めた

    違う……間違った犯人を選んでしまう……

    でも、朝日奈さんはそこで重大なミスを犯した

    そして疑われるのは大神さんになった

    朝日奈「さくらちゃんを殺したのはこの私だよ!」

    苗木「もう終わらせなくちゃ駄目なんだ!だからもう一度事件を一から振り返ってみよう」

    【クライマックス推理】

    苗木「今回の事件は、大神さんがある人物達を娯楽室に呼び出したところから始まったんだ。

    呼び出されたのは、葉隠クン、腐川さん、十神クンの3人……呼び出された3人の内、最初に娯楽室に向かった

    のは、腐川さんだった。腐川さんは、一足先に娯楽室に行き、ある場所に身を潜めたんだ。娯楽室の

    ロッカー………腐川さんはその中に隠れたんだよ。そして、大神さんが娯楽室に入るところをロッカーの

    中から見てたんだ。次に、娯楽室にやって来たのは葉隠クンだった。そこで、大神さんに殺されると勘違い

    した葉隠クンは、取り乱してしまい………思わず、娯楽室にあったモノクマボトルで、大神さんを殴りつけて

    しまったんだ。大神さんを殺してしまったと思い込んだ葉隠クンは、慌てて、偽装工作に取り掛かった。

    テーブルの上にあった雑誌に、大神さんのダイイングメッセージとして………ある人物の名前を書いたんだ。

    フカワ………つまり腐川さんの名前を書く事で、彼女に罪をなすりつけようとしたんだよ。だけど、当の

    腐川さんは、その様子を見てたんだよ。隠れてたロッカーの中からね………腐川さんは、すぐにロッカーから

    飛び出し、捏造された雑誌を棚に隠した。だけど、彼女はそこでミスを犯してしまったんだ。そのミスって

    言うのは………彼女は雑誌を棚に戻す際、上下逆さまの状態で、戻してしまったんだよ。その直後、目を

    覚ました大神さんを目の当たりにした腐川さんは………大神さんの出血を見たせいで、気絶してしまった。

    それによって、彼女はジェノサイダー翔へと人格交代したんだけど………そこで目を覚ました彼女も、

    血まみれの大神さんを見て………やっぱり取り乱してしまった………そして、葉隠クンと同じように、

    手にしたモノクマボトルで、大神さんを殴打したんだ。これが、大神さんの頭部に、2つの傷があった理由

    なんだよ………大神さんを殺したと思い込んだ彼女は、すぐに証拠隠滅に取り掛かった。自分が割ってしまっ

    たモノクマボトルの破片と、クイーンのモノクマフィギュアを処分する事でね………こうして、大神さんは

    同じ凶器で2回も殴打される事になった訳だけど……でも、その2回の殴打の後でも、彼女は

    まだ生きていたんだ。じゃあ、大神さんの本当の死因はなんだったのか?それは……」

    やっぱりみんなは自分が生き残りたいんだな……

    仲間なのに……なんでだろう……

    苗木「大神さん自身が化学室から持って来た、毒薬だったんだ。彼女は娯楽室を密室にし、誰も入れない

    状態にした上で、毒薬を飲み………息絶えたんだ………そして、その死体をボクらが発見した………死体を

    発見したボクらは、ドアの窓ガラスを割る事で密室を破ったんだ。でも、その時すでに、大神さんが自殺した

    事を知っていた人物がいたんだよ………その人物は、娯楽室に落ちていた毒薬のビンをこっそり持ち出し……

    そして、ボクらが見ていない隙に、プロテインの容器を代わりに置いたんだ。そうすることで、ボクらの疑い

    を自分自身に向けさせようとしたんだよ。今回の学級裁判を、間違った結論に導く為にね……そして……

    そんな偽装工作を行った人物こそ」

    このままみんなで死んだ方が楽だったんじゃないかな?

    その方がみんな苦しい思いなんてしなくて済んだかもしれないのに……

    苗木「……朝日奈さん……キミなんだ……」

    朝日奈「っつ………」

    苗木「大神さんは………自ら命を絶ったんだ……朝日奈さんは、その事実を隠す為に……自分が犯人だなんて

    言ってたんだよね………?」

    朝日奈「……………………………………。」
  74. 74 : : 2014/07/13(日) 13:40:32
    十神「それが………真実だと………?だが苗木………どうしてお前が………どうしてお前如きが………

    そこに、たどり着けたんだ……俺がたどり着けなかった………真実に……!」

    苗木「え?いや……それは……」

    監視カメラで見てたなんて言えないしな……

    ボクは咄嗟に嘘をついた

    苗木「……まだ、わからないのかな?人間は計算や損得だけで動く訳じゃないよ……だからこそ

    人間は難しいんだ……十神クンはそれを理科していなかった。だから、真実にたどり着けなかった………」

    十神「くっ………!!」

    苗木「言ったでしょ?人の感情というものを軽んじていると、いつか足元すくわれるって………」

    十神「………………………………………。」

    苗木「人は……すごく難しい生き物なんだよ……」

    【投票タイム】

    大神さくら
    __________________________________

    大神さんが犯人だった……

    今回は処刑はないはずだ……

    いや……ある……

    そうだ!多分アレを処刑する気だ!

    ボクは監視カメラのスイッチを入れた。

    やっぱり……アルターエゴがない!

    ボクは焦った。みんなは朝日奈さんに隠蔽した動機を聞いているがそんなの耳に入ってこなかった

    モノクマは大神さんの本当の遺書を途中まで読み上げると

    案の定、お仕置きタイムを実行するらしい

    やっぱり……アルターエゴを処刑する気だ!

    みんなは途端に青ざめた
    __________________________________

    【ショベルの達人 ~A Dozer Master~】

    アルターエゴは台の上に乗せられた

    そして、ショベルカーのショベルがアルターエゴを壊して行く

    ガシャン!、ガシャン!ガガガ!ガガガガガ!

    機械が壊れて行く音

    そして、終わった頃には丸いモノクマのマークがついた球になっていた

    __________________________________

    また……仲間が死んだ……

    もう耐えられない……

    ボクは自室に戻り

    疲れて眠ってしまった
  75. 75 : : 2014/07/13(日) 13:47:56
    【自室】

    ボクは深い眠りに落ちた

    しかし、霧切さんが起こしに来た

    ボクは呼び出されて情報処理室に行った

    __________________________________

    【情報処理室の扉の前】

    待っていると霧切さんが来た

    しかし、モノクマに帰れと言われて帰ることになった

    別れ際霧切さんはこう言った

    霧切「いくさばむくろ………」

    苗木「え……?」

    なんで霧切さんが戦場のことを知っているんだ?

    霧切「戦刃むくろ………この学園に潜む16人目の高校生………超高校級の絶望と呼ばれる女子高校生……

    戦刃むくろに気を付けて……」

    あぁ、捜査したのか……

    でももう戦場はいない……死んでしまったから……

    __________________________________

    生き残りメンバー

    【07人】
  76. 76 : : 2014/07/13(日) 14:12:29
    【コロシアイ学園生活中。学園外、狛枝凪斗パート】

    苗木クンはまた事件を解いた。

    ここまで来ればもう江ノ島はイカサマを使って誰かを殺そうとするだろう

    苗木クンか霧切響子のどちらかだろうね。

    __________________________________

    【コロシアイ学園生活中。学園内、苗木誠パート。疾走する青春の絶望ジャンクフード】


    それから少し経って霧切さんの正体は何なのかをみんなは突き止めようとしていた

    そして、数日が経過した。
    __________________________________

    ―22日目―

    今日はなんだか怠い……

    苗木「うぅ………本格的に寒気が………」

    それに………なんだかボーっと……

    やることが……あるのに……でも……駄目だ……

    苗木「………………………………………………駄目だ………………………寝よう……………………」

    まだ………夜時間までは時間があるけど………

    ボクの体力の方が限界だ………

    ボクは倒れこむように、ベッドに横になった………

    するとすぐに意識が途切れた………

    だけど、完全に途切れた訳じゃない。

    もうろうとした意識………

    睡眠と覚醒の繰り返し………

    江ノ島に受けた傷もズキズキと激しい激痛を与え

    ………うなされていた

    苗木「う………………うぅ……………う…………………うぅぅ…………………」

    そして………ボクは奇妙な夢へと落ちていった………………

    頭の中で……………誰かの声が響いている……………

    ???「なんで……なんでこんな子が生まれてきたのかしら!」

    この声………

    聞き覚えがある………

    そうだ………この声って……

    ???「本当にいらないわこんな子!死んでほしい!生まれてこなければよかったのよ!」

    思い出したくない声……

    母親の声だ………

    それから、記憶はどんどん流れていく

    急にボクが現れた

    苗木「希望………すべては………希望の為…………みんなの為………だから……残らなくちゃいけない……

    護らなくちゃいけない………自分の犠牲を払ってでも……どんなに自分が苦しい思いをしても……

    ここに……残らなくちゃいけない……だからこそ……ボクは変わらなくてはいけない……自分の身体で

    人体実験をして……自分の身体をいじくり回して……色々なことを植え込んで……色々なことをやって……

    そして、得たんだろ?みんなを護れるかもしれない体を………だから、弱音を吐いたらいけない……

    誰にもすがることは許されないんだ……」

    そう……護らなくちゃいけない……

    ボクの意識は朦朧としてはいるが覚醒し始めた

    苗木「な………んだ………………………今の………夢……………へ、変な……………え?」

    江ノ島が……いた……目の前にマスクをかぶって

    殺す気だ……多分ボクが邪魔だから……それと、霧切さんに罪をなすりつけて処刑するため

    しかし、霧切さんが来たのか江ノ島は何処かに行ってしまった
  77. 77 : : 2014/07/13(日) 14:22:29
    霧切さんが来た……

    霧切さんは何かを言ったけど……その時にはもう意識は闇の中だった………

    __________________________________

    ―23日目―

    朝起きると体のだるさは消えていた

    ボクは朝日奈さんに呼ばれて体育館に行った

    するとみんなはモノクマを解体して調べていた

    暫くすると腐川さんが死体があると言ってきた

    あ、それは多分死んだ戦場の死体だな。

    _________________________________

    死体のことを捜査しているとモノクマを操作する部屋が空いていた

    そして、みんなはこれがテレビで放送されていることを知った。

    みんなはこの事件を解くべく捜査を始めた

    __________________________________
  78. 78 : : 2014/07/13(日) 14:38:13
    そして、また学級裁判が幕を開けた

    また同じことの繰り返しか………

    __________________________________

    【コロシアイ学園生活中。学園内、苗木誠パート。疾走する青春の絶望ジャンクフード、学級裁判・開廷!!】

    ボクたちはまた議論をはじめた。

    しかし、ボクが疑われている……?

    嘘だろ……なんで………なんで……

    おかしい……おかしいだろ……戦場を殺したのは江ノ島なのに!

    モノクマはボクを犯人にすることに決めたのかこんな言葉を言った

    モノクマ「時間切れ!学級裁判は終わり!だから、それ以上は喋んないでいいよ!」

    苗木「ちょっとまてよ!?おかしいだろ!なんで……なんでこんな……」

    モノクマ「霧切さんが遅刻したせいだよ!そのせいで、時間が押してんのっ!!………という訳で、そろそろ

    投票タイムといきましょうか!オマエラ、お手元のスイッチで投票してくださーい!」

    苗木「投票………タイム………?」

    モノクマ「さて、投票の結果クロとなるのは誰なのかっ!その答えは正解なのか不正解なのかっ!?」

    【投票タイム】

    苗木誠

    __________________________________

    苗木「え…………………?ボクが……………………犯人……………?」

    みんなは誤解したままボクを犯人に選んだ

    苗木「ち、違うんだよ、みんな………違うんだ!ボクは犯人なんかじゃ………!」

    モノクマ「はい、大正解」

    苗木「せ、正解………?」

    モノクマ「うん。正解だよ。」

    そんな……そんなのって……

    もうルールなんて守られてないじゃないか……

    こんなのおかしい!

    モノクマ「お仕置きターーイムッ!!!」

    __________________________________

    【補習 ~Detention~】

    ガチャン、ドスン!ガチャン、ドスン!ガチャン、ドスン!

    ボクは動けない……

    あ、死ぬのか……ボク……

    痛いのかな……まぁ、どうでもいいや……

    みんなを護れなかったボクに存在してる価値なんかない………

    これはボクに対する罰なんだ……

    だからもう………死んでもいいや……

    そう覚悟した時だった。

    画面にアルターエゴが映し出された

    そして、パカリとしたの床が開き

    落下。

    __________________________________

  79. 79 : : 2014/07/13(日) 14:45:01
    【コロシアイ学園生活中。学園外、狛枝凪斗パート】

    狛枝「苗木クンッ!!!」

    ボクは思わず画面に向かって叫んでいた

    苗木クンが処刑された。

    苗木クンは無実なのに!

    そんな……苗木クン……嘘だ……

    狛枝「しんだら許さないって言ったのに……絶望的だ……」

    本当に……

    狛枝「絶望的だね……」

    僕は汚染された騒がしい外の世界で独り呟いた
  80. 80 : : 2014/07/13(日) 14:56:34
    【コロシアイ学園生活中。学園内、苗木誠パート。疾走する青春の絶望ジャンクフード】

    苗木「う………………………!」

    ようやく………

    ようやく意識と肉体がシンクロを始めた………

    そして………目が覚めた…………

    それとも………これも夢なのか………?

    絶望的な………悪夢の中……………

    苗木「いや………夢なんかじゃない………」

    それは、あたりに漂う、この不快な悪臭が物語っていた………

    苗木「酷い………匂いだな…………………」

    光の差し込まない薄暗い空間………

    地面に敷き詰められたゴミの山………

    苗木「つまり………地下のゴミ捨て場って事か………」

    それが、ボクの置かれている状況だった。

    でも、問題はこれからの事だ……

    ここで………のたれ死ぬのを待つのか………?

    苗木「そんな訳には………いかないよな…………………だって………仲間が助けてくれた命だもんな………」

    ボクはハッキリと覚えている………

    あの時、起きた事を………

    アルターエゴが助けてくれたんだ………

    最後の小さな力を振り絞って、ボクを助けてくれたんだ………

    苗木「だから………諦める訳にはいかない………ボクを助けてくれた仲間の為にもだ………っ!!」

    ボクは扉を見つけたが鍵がかかっていてダメだった

    本当はどこの鍵でも開けられる鍵を持っているけどそんなことしたらまた処刑されるに違いない

    どうするか考えているとドスン!という音と共にゴミが落ちてきた……

    いや?違う………?人……?霧切さん……?

    苗木「霧切さん……?だよね……?」

    霧切「えぇ。苗木クン、話は後よとりあえずこれを食べて」

    苗木「あ、ありがとうっ!!」

    ボクは空腹だったためかパンを受け取るとそれをものの数秒で胃の中に押し込んだ。

    苗木「ふぅ、生き返ったよ………………これで………また頑張れる………!」

    霧切「やっぱり諦めていなかったのね。」
  81. 81 : : 2014/07/13(日) 15:03:12
    苗木「でもさ………霧切さん………どうしてボクを助けに来てくれたの?」

    霧切「借りを返す為………いえ、罪滅ぼしかしら………」

    苗木「罪滅ぼし………?」

    霧切「学級裁判の時、私の主張の矛盾を知りつつ、あえて黙っててくれたでしょう?」

    苗木「やっぱり……気付いてたんだね……」

    霧切「だけど、それにも関わらず……私はあなたを助けなかった……私はあなたを見捨ててしまった……」

    苗木「そ、そんな……見捨てたなんて………!」

    霧切「いいえ、大げさでもなんでもないわ。私は自分の命惜しさに、あなたを見捨てたのよ……あなたは私を

    救おうとしたのに……私はあなたを見捨てた………だけどね、言い訳する訳じゃないけど……私には、

    どうしても生き延びなくてはいけない理由があったの……」

    苗木「うん。知ってるよ。」

    霧切「え?」

    苗木「ここに来た目的も生き延びなくてはいけない理由も全部知ってるよ。」

    霧切「なんで……本当……なの?」

    苗木「本当だよ。理由は今は教えられないけど他のみんなのことも……全部知ってるよ。」

    霧切「嘘じゃなさそうね……じゃあ、苗木クン……外に出ましょう」

    __________________________________

    生き残りメンバー

    【06人】
  82. 82 : : 2014/07/13(日) 15:09:21
    【コロシアイ学園生活中。学園内、苗木誠パート。超高校級の不運が超高校級の絶望を引き寄せた理由】

    ボクたちはモノクマ模様の鍵でゴミ捨て場から脱出した。

    ボクたちが鉄のハシゴを登っている時に霧切さんはボクが知らないことも少し話してくれた。

    そして、やっと出られた。出た先はやっぱりトラッシュルームだった。

    出た後すぐに霧切さんは言った

    霧切「モノクマに話をつけに行きましょう」
  83. 83 : : 2014/07/13(日) 15:10:52
    【コロシアイ学園生活中。学園内、苗木誠パート。超高校級の不運が超高校級の殺人と超高校級の処刑と
    超高校級の絶望を引き寄せた理由】

    ボクたちはモノクマ模様の鍵でゴミ捨て場から脱出した。

    ボクたちが鉄のハシゴを登っている時に霧切さんはボクが知らないことも少し話してくれた。

    そして、やっと出られた。出た先はやっぱりトラッシュルームだった。

    出た後すぐに霧切さんは言った

    霧切「モノクマに話をつけに行きましょう」
  84. 84 : : 2014/07/13(日) 15:28:30
    【体育館】

    モノクマはボクの姿を見つけると急に騒ぎ始めた

    モノクマ「おやおやおやおやぁっ!!霧切さんはいいとしても……だ。なんで処刑されたはずの苗木クンが

    いるんだよ!もしかして霧切さんが助けちゃったの!?せっかく、おしおきしたのにっ!?」

    霧切「………だったら、どうするの?」

    モノクマ「学級裁判で正しいクロを指摘した場合は、クロだけがおしおき………哀しいけど………これって

    校則なのよね。だから、もう1度おしおきだよ!今度こそ間違いなく、おしおきだよ!!」

    苗木「……好きにしたらいいんじゃない。」

    霧切「えっ!?」

    苗木「その前に、1つだけ言っておくね……もしも、ボクを処刑したらキミの負けになるけどいいよね?」

    モノクマ「は?ボクの………負けって………おいっ!どういう意味だよ!?」

    苗木「そもそもあれはお前が仕組んだ学級裁判だったんだろう?ジャマな霧切さんをあぶり出して殺す為にね

    つまり、本来であれば、あの学級裁判で処刑されるのは霧切さんだったはず………」

    モノクマ「ちょ、ちょっと………何言ってんだよ……………」

    苗木「だけど、その思惑は見事に外れた。ボクがが霧切さんの矛盾を見逃したからね。その結末は、お前に

    とって予想外だった………あの場面で他人をかばう人がいるなんて、お前には想像も付かなかった

    だろうから……そして、その予想外の展開を受け、お前が出した答えは………ボクをクロとして処刑する事。」

    霧切「苦し紛れの選択………いえ、それだけじゃない………あなたは苗木君を驚異に感じていたはずよ。

    思惑通りに動かない苗木君をね………だから苗木君を処刑した。だけど、そこでも予想外の展開が、あなたを

    待ち受けていた……苗木君の処刑をジャマしようとする存在……アルターエゴ………」

    苗木「そして、お前が戦場むくろをころしたんだ」

    モノクマ「根拠は!」

    苗木「今はないけど必ず見つかるはずだよ。」

    霧切「もし、苗木君が犯人だったら、わざわざ、あなたの前に現れたりしないわ……人を殺した罪に怯え……

    処刑される罰に怯え………もっと悲惨に逃げ回っているはずよ……あなたの好きな絶望に蝕まれながらね……」

    苗木「それにこれを見ている人たちも納得しないと思うよ」

    霧切「このまま苗木君を処刑したところで、これを見てる人達から、こう思われるだけよ………私達の言葉が

    図星だったからこそ、あなたは彼の処刑を強行したんだって………」

    苗木「絶望では希望を殺せないんだって……ねぇ?そうでしょう?ただの言いがかりと言うなら、それを

    証明して見せればいいだろ?いや、証明して見せるしかないはずだよ……無実を証明しないままボクを

    殺せば、お前は、自分の負けを認めた事になるんだから……」

    霧切「あなたが”正々堂々と”私達を絶望させたいなら、私の提案を受けるべきなのよ。そうするべきなのよ」

    モノクマ「…………………………それで、なんなのさ………その提案って………?」

    霧切「もう1度、戦刃むくろ殺しの学級裁判を、やり直すのよ。今度こそ、校則に基づいた公平な裁判をね」

    そして、ボクたちは最後の学級裁判をすることになった
  85. 85 : : 2014/07/13(日) 15:35:04
    そして、ついに最後の学級裁判の捜査が始まった。

    全ての部屋が解放された。

    ボクたちは必死で捜査した………

    最後の学級裁判………江ノ島を本当に絶望させるに相応しい
    __________________________________

    【コロシアイ学園生活中。学園外、狛枝凪斗パート】

    狛枝「苗木クン……生きてたのか……よかった……本当によかった……」

    ボクは安心した。絶望的な感情から救われた。

    死ななくてよかった。

    苗木クン。その学級裁判に勝って早くボクを止めに来てよ
  86. 86 : : 2014/07/13(日) 15:43:29
    【コロシアイ学園生活中。学園内、苗木誠パート。超高校級の不運が超高校級の殺人と超高校級の処刑と
    超高校級の絶望を引き寄せた理由、最後の学級裁判・開廷!!】

    最後の学級裁判にはモノクマも参加するらしい。

    もう、いいんだよね?

    もう、嘘なんかつかなくてもいいんだよね?

    もう、本当のことを言ってもいいんだよね!

    江ノ島を絶望に落とせる時が来たんだよね!

    それって………すっごくすっごく………

    最高だよ!

    アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハッ!!

    ボクたちはいつものように議論を繰り返した。

    あと少し、あと少し……あと少しで江ノ島を絶望に落とせるッ!
  87. 87 : : 2014/07/13(日) 15:46:45
    議論を繰り返すうちにだんだんと真相が明らかになって行く

    そして、全ての真実が明らかになり江ノ島が現れた。
  88. 88 : : 2014/07/13(日) 15:54:36
    超高校級の絶望

    エノシマジュンコ

    江ノ島「待っていたわ!私様は待っていたのよ!あなた達のような人間が現れることをね!私様の配下になる

    なら、世界の半分をあなた達に差し上げましょう。すでに、不動産権利書も用意してるわよ!地位と名誉と

    私様の手料理も付けてあげるわ!どうする?私様の配下になる?」

    苗木「なるわけないだろう?フフッ……フフフフツ………アハハハハハハハハハハハッ!!!!」

    江ノ島「おや、どうしたんだい?」

    みんなは一斉にボクのことを見た

    それでもボクは構わずに次の言葉を紡ぐ

    苗木「ボクも……待ってたんだよ!この時が!この瞬間が来ることをね!」

    江ノ島「わけが分からないよ。」

    苗木「訳がわからない?そうだよねぇ……あはっ♡……だってボクずっとバレ内容に隠してきたんだもん!」

    十神「苗木……どうゆうことだ?」

    苗木「ボクはね……希望ヶ峰学園で過ごした記憶……全ての記憶があるんだよ!」

    全員「っつ!!??」

    みんなが驚いた顔をしている。

    あの江ノ島でさえも!

    あぁ、最高だ………
  89. 89 : : 2014/07/13(日) 16:02:40
    江ノ島「記憶があっただと!?私様はどこでミスをっ!?」

    苗木「あー、江ノ島。お前はミスなんてしてないよ。完璧だった。でも、ボクは記憶が消せないようにした

    だけだよ。自分の体をちょっといじくってね。まぁ、そんなことは置いといて……ちゃっちゃと

    終わらせちゃおうか。最後の学級裁判をね?」

    霧切「そうね………」

    ボクたちは議論を再開した。

    腐川「そ、そんな事より……あんたの顔って………」

    江ノ島「アタシの顔がどうかした?チワワ100頭分とも称される、この愛くるしい顔がどうかしたのかい?」

    朝日奈「なんか………見覚えがあるよ………?初めて見る顔じゃないかも……」

    苗木「みんなが消されたはずの記憶でボクは、江ノ島の顔を何回も見てるよ。入学前で行ったら雑誌。」
  90. 90 : : 2014/07/13(日) 16:20:20
    江ノ島「へぇ……なかなか優秀なじゃん。ここまで生き残っただけあるみたいだね……アタシはアタシ、

    むくろはむくろ………いくら盛ったところで、彼女が超高校級のギャルになるのは不可能なんだ。肉体と

    意識の壁が存在する限り、人と人とは、決して1つにはなれないんだよ………たとえ、双子だとしてもね。」

    腐川「ふ、双子!?」

    苗木「そう。江ノ島と戦場は双子なんだよ。」

    江ノ島「よくある設定なんだよ。だから、今更言うのも恥ずかしいんだけどさ…つまり、アタシとむくろは双子

    の関係にあるんだ。体力自慢の姉という設定が、戦刃むくろ可愛くて天才でしかも妹という設定が、アタシ

    江ノ島盾子ちゃーん!!オレら姉妹揃って超高校級の絶望の絶望シスターズでした!」

    葉隠「なんか……急にキャラ変わってねーか?」

    江ノ島「言っただろ!?絶望的に飽きっぽいんだ!だから、自分のキャラにすら飽きちまうんだよ!!」

    腐川「で、でも、双子の姉妹なのに……なんで………苗字が違うの………?」

    江ノ島「まーた、その質問かよ………よく聞かれるんだよなぁ……そっちは初めてでも、こっちは絶望的に

    飽きてんだよ!何度も何度も、同じ質問に答えさせられてよぉ!!つーか、よくある話だから勝手に想像しろ

    それが正解でいいぜ!」

    朝日奈「でも………双子の姉妹って事は………あんたは………お姉さんを殺したの………?」

    江ノ島「それには、海より深い事情があるんだ!ウソだよ!ねーよ!仕方がないので私から説明しましょう

    今回の計画において、コロシアイ学園生活を裏でコントロールする役目は必須でした。モノクマの操作や、

    あなた方の見張り……いわゆる黒幕の役目ですね………ですが、私の計算上、戦刃むくろでは、その責務を

    果たすのは不可能でした。なぜなら、彼女は残念なお姉ちゃんだからです。1人で傭兵団に入ったりする

    ような、残念過ぎるお姉ちゃんだからです。なので、私がコントロール役に回り、彼女は表の学園生活に

    残ってもらう事にしました。2人共が裏に回るという選択肢もありましたが、彼女がいたところで、私の

    助けにはなりませんし………それに15人の参加者だと、キリもいいですからね。だけど、そこで問題と

    なったのは、戦刃むくろの超高校級の軍人という肩書き……いわゆる3Zですね。絶望的に臭い、

    絶望的に汚い、絶望的に気持ち悪い………社会のニーズから大きく外れている事は、わざわざ計算しなくても

    わかります。一方、私の超高校級のギャルには華もあり、捨てるにはもったいない……」

    苗木「だから入れ替わったんだよね」

    江ノ島「ですが、計算以上に、私に似ていませんでしたね。それはもう……絶望的なほどに……あれでは、

    ただの雑魚キャラ……もしくはエキストラA…その残念なヴィジュアルも相まって、彼女がすぐに殺されると

    予想した人も多いはずです。だから殺しました。」

    苗木「それだけの理由じゃないよね?飽きたからだよね?」

    江ノ島「はい、その通りです。計画しただけで先が見えちゃって、それで、飽きちゃうって言うかぁ……

    だから予定変更して、むくろちゃんには見せしめ役になってもらう事にしたのっ!」

    苗木「戦刃むくろの死は、お前が一方的に仕組んだ裏切り行為……やっぱりね。戦刃が殺された時……

    明らかに予想外っていう感じが出てたからね。」

    江ノ島「てへ、やっぱバレちゃった?そうだよねぇ。むくろちゃんに、あんな迫真の演技が出来る訳ない

    もんねぇ。でもさぁ、そのお陰で、いい感じの、見せしめっぷりになったよ思わない?」

    苗木「絶望的で嬉しいだろ?戦場を犠牲にして嬉しかっただろ?」

    江ノ島「うん!勿論!わたし達は超高校級の絶望なんだよぉ?だから、生きる事に希望なんて感じてないって

    言うか……むしろ、生まれた瞬間に世界に絶望してるの。間違った……生まれて来なきゃよかった……って。

    わたしが生まれた時に流した涙も、そんな絶望の涙だったんだよ。だからね。わたし達にとっては、死ぬとか

    殺すとか大した問題じゃないの。わたし達はそういう人間なの。だからこそ、なんでも出来るんだよ。」

    朝日奈「なんとも思ってないって事……?自分のお姉さんを……殺しておいて……」
  91. 91 : : 2014/07/13(日) 16:31:12
    江ノ島「そんなわけないじゃないですか……双子の姉妹なんですよ………悲しくない訳ないじゃないですか…

    だからこそソソるんですけどね………」

    朝日奈「………は?」

    江ノ島「大好きなお姉ちゃんを自分の手で殺すなんて………絶望的ですよね………超を付けたくなるほどの

    超絶望的ですよね……超超超超絶望的……まだ……もっとですね……超超超超超超超超超超超超超超超絶望的

    過ぎて……カイカン………です………」

    葉隠「オ、オメー………何言ってんだ………?」

    江ノ島「むくろ姉さんも………死ぬ瞬間は絶望してたと思うんです………だって、実の妹に殺されて………

    しかも、ただの見せしめとしてですよ……?きっと絶望しながら………死んだんだと思います………………

    だから……………うらやましいんです…………超うらやましいんです…………」

    十神「ただ者ではないと思っていたが………やはり変態だったか………」

    霧切「自分自身の絶望すら取り込む究極の絶望フェチ………最低に厄介な変態ね………」

    葉隠「ジェノサイダーもイカれてっけど………それとは違ったイカれ方だべ………」

    江ノ島「あのぉ………弱者を殺すしか能がない殺人鬼さんと………一緒にして欲しくないって言いますか……

    私って………絶望的に容姿端麗で…………絶望的に頭脳明晰で………絶望的に身体能力抜群な………

    絶望的に、完璧超人設定なんですよ………?」

    苗木「ふぅん。でも身体能力とか頭脳明晰はないと思うなぁ……だって、誤算ありすぎでしょ?ボクにナイフ

    で刺されたもんね?身体能力はボクの方が上じゃないかなぁ?まだ傷治ってないだろうしね?」

    江ノ島「それは認めます………」

    十神「その程度で完璧とは笑わせるな」

    腐川「高貴なのよ!」

    江ノ島「でも……それって……以前は高貴な血統ですよね……?」

    十神「なんだと……どういう意味だ?」

    江ノ島「そのくせ、キャンキャン騒いじゃってさ!まだ解けてない謎もあるって言うのにね!」

    霧切「それって……私達の記憶の事………?」

    江ノ島「謎は全て解けた。犯人はボクだ。だから、どうしたって言うの?勝ち誇るのは、オマエラの記憶の

    秘密を解いてからにしてもらえる?」

    苗木「ボクはすべて覚えてるからさ。ボクたちの力も合わせれば勝てるよ。」
  92. 92 : : 2014/07/13(日) 16:42:59
    苗木「お前に勝ってお前を殺すんだよ。耐え切れないくらいの絶望に突き落としてね。」

    江ノ島「うぷぷ……楽しみだね……」

    葉隠「よし!じゃあ単刀直入に聞くべ!俺達のどんな記憶を奪ったんだ!?」

    苗木「希望ヶ峰学園に入学してからの二年間の記憶を丸ごとだよ。」

    江ノ島、苗木以外「っつ!?」

    霧切「二年間の記憶を丸ごと!?」

    苗木「そうだよ。動機を作るために」

    十神「逆に、記憶があったなら、ここから出たいと思わなかったという事か?」

    葉隠「な、なんだそりゃ………!どうして記憶があると出たくなくなるんだって………!」

    江ノ島「うぷぷ……困ってる、困ってる……だけど、まだまだ足りないんだ。もっと困って、もっと絶望して

    もらわないと……せっかく希望を糧にして、ここまで大きく育った絶望なんだしさ………という訳で、自腹を

    切り刻むような大出血サービス!ヒントを教えてあげましょうー!じゃあ、百聞は一見にしかずって言うし…

    オマエラには外の世界をご覧頂こうかな。」

    苗木「この学園の外の事だよね?もう、知ってるよ。外は大変なことになってる」

    霧切「やっぱり、外で何か起きたのね?」

    江ノ島「気になるよね?やっぱり見たいよね?うぷぷ……ボクも見たいんだよね……オマエラの絶望に沈んだ

    顔がさ………アーッハッハッハッハ!では、ご開帳でーーーっす!!これが外の世界だよ!この学園の外の

    世界だよ!オマエラが出たい出たいと騒いでいた、外の世界の全貌だよ!!」

    外の世界の映像が映し出され周りがシンとなる

    葉隠「どういう訳だべ!?さっぱりわからんぞ!」

    十神「こ、これは………なんだ……!?」

    腐川「な、なんかの映画とか……よね?」

    江ノ島「今の映像が意味するもの……あなた達は………それを知っているはずです……あなた達の奪われた

    記憶の中にあるはずです……思い出せないなら……思い出してください……頑張って思い出してください……」

    苗木「人類史上最大最悪の絶望的事件が起きたのは、今から1年前の事。あれは……人災と言うよりは……

    もはや、天災と言っていいレベルの事件。まさしく、人類史上最大最悪の絶望的事件……その結果、世界は

    あっという間に……あんな風になった。そして……」

    ボクはそのことを全て説明した。
  93. 93 : : 2014/07/13(日) 16:59:44
    葉隠「お、終わる訳ねーべ!!世界だぞ!?」

    江ノ島「大丈夫だよ、そんなに慌てなくたって……どうせ100年も経てばみんな死ぬんだし、世界の終わり

    なんて、大した事じゃないよ。」

    十神「くだらん……バカげてる……!」

    江ノ島「じゃあさ、バカげたついでに、もう1つバカげた話を教えてあげるよ。十神クンの心の支えでも

    ある、十神財閥についての話だよ………」

    十神「なん……だと!?」

    江ノ島「思った通り、食いついてくれましたね。どう思う?十神家はどーなっちゃったんだと思う!?」

    苗木「十神家は滅びたんだよ」

    江ノ島「やるわね、人間!大正解よ!」

    十神「ふ、ふざけた冗談は……やめろ………!」

    苗木「これが真実なんだよ。そして、世界はもう一年も前に終わっていた」

    葉隠「ちょ、ちょっと待つべ!!お前の言ってる事はおかしいべ!」

    江ノ島「え?わたしっておかしいの?」

    十神「1年も前に……そんな事が起きてるはずない……!俺たちががこの学園に来たのは、せいぜい数週間前

    の事……もし、1年も前に……世界が終わるような事件が起きていたなら……それまで、俺たちが暮らして

    いた世界は、なんだったんだ!?」

    江ノ島「うぷぷ………オマエラが勘違いしているだけじゃない?」

    霧切「………勘違い?」

    江ノ島「だって、さっきから聞いてれば………1年前の事件が起きたのは、オマエラの入学よりも前みたいな

    口ぶりでさ!」

    それから次々にいろいろなことが明らかになった。

    みんなは困惑しているようだ。

    そして、最後の投票が始まった。
  94. 94 : : 2014/07/13(日) 17:12:50
    江ノ島「これ以上、お喋りしている時間はないんだ。そろそろ終わらせないといけないからさ……」

    苗木「そうだね……最後の学級裁判を終わらせないとね」

    江ノ島 「ちなみにね、今回は最後の投票なので、投票のルール自体も変更する事にしたんだー!」

    苗木「変更……?」

    江ノ島「希望であるオマエラ、絶望であるボク……そのどちらが”おしおき”されるべきかを投票で選んで

    もらいます。そこで、1票でも、希望のおしおきを望む投票があれば………ボクの勝ちとみなして、希望側の

    おしおきを行いまーす!あぁ、安心して。もちろん、ボクは投票には参加しないから。」

    葉隠「そ、それにしたって、オメーに有利過ぎだろ!」

    苗木「大丈夫だよ………自分達の処刑を選ぶなんて………誰も………そんな事するはずないんだ……」

    江ノ島「あ、ついでに言っておくね。ボクが勝った場合ぼオマエラのおしおきだけど……っこの学園内で、

    穏やかに緩やかに老衰してもらうというおしおきに決定しましたー!」

    葉隠「そ、それって………つまり………」

    朝日奈「このまま………ここで暮らせって事………?」

    ジェノ「生き延びられるって事じゃん!!」

    江ノ島「それが気に入らないなら……私をおしおきして………外に出て行けばいいんです……滅びた世界……

    絶望だけが存在する外の世界にね。おそらく、すぐに死ねると思いますよ。」

    苗木「だから………どうしたって言うんだ……!何を言われても………ボク達は………!」

    江ノ島「ちょっと待てよ!閃いちまったぞ!やっぱ、老衰だけじゃツマんねーよな?それじゃ、視聴者も

    納得しねーよな?オメーらの中で一人だけはド派手なお仕置きを受けてもらうぜ!」

    朝日奈「えっ!?そ、それって………!」

    十神「誰か1人だけを処刑する………という事か?」

    江ノ島「そいつが誰か……こっちで勝手に決めてやったぞ!!苗木オメーだ!」

    苗木「ボク……?」

    江ノ島「わたし、苗木クンってきらーい!だって、反抗的なんだもーん!つまり、みなさんに与えられた

    選択肢は2つ……誰か1人でも、希望の”おしおき”を望む人がいれば……苗木クンだけが過酷なおしおきを

    受け、他のみんなは、この学園で仲良く暮らせる。たった1人の絶望が命取りなんて、苗木にとっては、

    最悪に絶望的な状況だなぁ!?ねぇねぇ、誰が絶望すると思う?誰の絶望が苗木クンを殺すと思う?」

    苗木「……………誰も………絶望なんかしない………!誰もお前なんかに負けないんだ!」
  95. 95 : : 2014/07/13(日) 17:22:38
    【ノンストップ議論】

    希望は……負けるはずがない!

    ボクはみんなに希望をぶつけた

    葉隠「お、俺の占いだと、やっぱ………ここから出ない方が………………………うぉおおおおおっ!!

    でも、生きる事って、前に進む事だよな?辛くても………怖くても………前に進む事だよな………?俺はまだ

    生きたいべ!次の扉を開きたいべ!新しい何かが待ってるはずだって!だから……だから……やっぱここから

    出たいべ!もう、占いなんてどうでもいい!俺は俺の直感を信じる事にしたんだ!!」

    朝日奈「…………………………ちょっと………考えてみたんだ………こんな時………さくらちゃんなら、

    なんて言うのかなって………強さは困難に立ち向かう事でしか掴めん!ならば、我はあえて茨の道を進もう!

    ………とか言いそうじゃない?て言うか…………絶対に言うと思うんだよね……だから………………

    私は………………………………うんっ、決めたよ!!」

    ジェノ「…………………………………ゲラゲラゲラゲラッ!!アタシ的にどっちでもよし!単純に、

    楽しそうな方を選びまーす!実は、こう見えてさ、昔から学校が嫌いなんだよね!いやいや………どう見えて

    だっつーの!!ゲラゲラゲラゲラッ!!あ、だけど………白夜様が来るのは最低条件だから!」

    十神「…………………………………どうした…………?まさか、お前如きが俺を励まそうなどと、考えている

    んじゃないだろうな………フン………バカバカしい………俺は最初から……絶望なんぞに屈するつもりはない

    だが、勘違いするなよ。お前がどうなろうと知った事ではない。俺は、ただ自分の言葉を守るだけだ。黒幕を

    殺すという言葉をな………それに…………我が十神家は滅んでなどいない………まだ、この俺が残っている。

    ならば、俺の力で十神家を再建させるまでだ。今まで以上の存在としてな………!」

    霧切「私は父のことを何も知らない……だから父の思いも私にはわからない……でも、きっと………私の父親

    なら………少なくとも血の繋がった父親なら………苗木君を見捨てて、ここに残れなんて………そんな事言う

    はずがない………どうしてかはわからないけど………それだけは確信出来るわ………何も知らないからって…

    何も分からない訳じゃないって事なのかしら………これって、ひょっとして…………………いえ、なんでも

    ないわ。それにね、苗木君………あなたは幸運や不運なんかで、この学園に来たんじゃないと思うの。

    あなたが、この学園に来たのには、もっと別の理由があったのよ。超高校級の絶望を打ち破ろうとする

    あなたは………最後まで諦めずに絶望に立ち向かおうとするあなたは………超高校級の希望。そう呼べるん

    じゃないかしら?」
  96. 96 : : 2014/07/13(日) 17:37:41
    江ノ島「なん……なの……あんたって……なんなのよぉぉぉぉぉッ!?寒い……寒いって……オマエラの

    顔付きも………オマエラの言葉も………オマエラのやり取りも………寒い寒い!そんなん流行ってないん

    だって!!ウザイ!ウザイ!ウザイ!ウザイ!ウザイ!ダサイ!ダサイ!ダサイ!ダサイ!ダサイ!」

    苗木「ボクはエリートでもないし、希望なんて呼ばれる大それた存在じゃないけど……でも……でも……

    ボクはッ!!」

    【マシンガントークバトル】

    江ノ島「私様に逆らうというの!?」

    苗木「ボクは諦めたりしない。飽きたりしない捨てたりしない。絶望なんかしない!!だって前向きなのが

    ボクの唯一の取り柄なんだ!」

    江ノ島「なん……なのよ……!」

    ボクは希望を……忘れていた……

    でもみんなが思い出させてくれたんだ!

    江ノ島「なんなのよぉぉぉぉぉぉぉッ!!」

    【投票タイム】

    江ノ島盾子
    __________________________________

    江ノ島「え……なにこれ……」

    霧切「江ノ島盾子……あなたの負けよ。」

    江ノ島「負け……………?負けた……?アタシが………?そ、そんな……………そんなのってぇええっ!!」

    葉隠「み、認めねーつもりか………?」

    十神「さすがの超高校級の絶望も、自分を疑う絶望には弱いか………」

    朝日奈「でも、どんな抵抗をしたって無意味だよ!」

    苗木「いや……違う……」

    江ノ島「最高じゃない!これが………これが絶望なのね………!2年も前から………この学園に乗り込んで…

    綿密な計画を練り上げて………そして、計画の為に、実の姉まで殺したって言うのに………これ以上無い程の

    絶望だわ!アタシは、絶望的に絶望的だったの!生まれた瞬間にすべてに飽きてたの!だから、ずっと楽しみ

    にしてたのよ………人生で1度きりの………このイベント………最初で最後の最大の絶望!死の瞬間!!

    それを、計画の失敗という最高級の絶望の中で味わえるなんて………あぁ!絶望的に幸せだわ!!」

    朝日奈「なんか………喜んでない………?」

    霧切「とにかく………負けを認めるって事でいいのね?」

    江ノ島「アハ………アハハハハッ!!負けとか………そんなの別にどっちでもいいし!だって、オマエラが

    勝とうが負けようが、結局は一緒なんだもん……外も絶望、中も絶望!あんたらには絶望しかないんだから!」

    苗木「違う………そんな事…………」

    十神「そんなことはない!」

    苗木「え………?」
  97. 97 : : 2014/07/13(日) 17:46:24
    みんなは口々にそなことはないという

    苗木「みんな……!」

    江ノ島「あー、イヤだイヤだ!私の大嫌いな顔がいっぱいじゃない!これ以上、そんな顔を見てるのは、

    苦痛以外の何物でもないけど、でも、最後に1つだけ。オマエラが、あくまで”希望”にこだわるなら、

    それはそれで構わないけどさ……でも、覚悟しておきなよ……これから先お前らの前には次々と絶望が

    立ちはだかることになるよ。どこへ進もうと、どこへ逃げようともね……表と裏……だけど紙一重……

    希望があるところには必ず絶望もあるんだよ。それでも希望を持ってられるかな?」

    苗木「あ、当たり前だ。だって、ボク達は……」

    江ノ島「いいんだって!今のは単なる独り言!だから、答える必要なんてないの!でも、その独り言も、

    もうお終い……だってそろそろお仕置きの時間でしょ?」
  98. 98 : : 2014/07/13(日) 17:52:01
    江ノ島「うぷぷ………うぷぷぷ………!あぁ、素敵だわ………これが死の絶望なのね………!この絶望の

    10分の1でも………100分の1でも………!世界中のみんなに、もっと味わって欲しかった……!

    世界中を、この素晴らしい絶望に染め上げたかった!じゃあ!始めるよ!最後にふさわしいスペシャルな

    おしおき!!では張り切っていきましょう!おしおきターイム!アーッハッハッハッハッハッハッハ!!」

    __________________________________

    【超高校級の絶望的おしおき ~Super Duper Nasty Torture~】

    次々とみんながされたお仕置きを江ノ島が受けて行く

    だんだんボロボロになっていく体。

    そして、最後江ノ島の浮かべた笑顔はとても嬉しそうに凄く歪んだ笑みだった。

    そしてそれを、大きな鉄の塊がぐちゃり、と押しつぶした。

    最後に残ったのは脱出するためのスイッチだけだった

    __________________________________
  99. 99 : : 2014/07/13(日) 17:56:04
    あぁ、この感じ……懐かしい……

    みんなが仲良く話している……

    昔の希望ヶ峰学園みたいだ。

    希望は………広がる………

    ボクが諦めない限り………

    希望があるから前に進む。

    希望があるから勇気がわく。

    希望があるから………

    ………ボクは動く。

    ………世界は動く。

    扉は開く………

    ボクの手で……

    ボク達の手で………

    それは、希望と絶望が混じり合う………

    未来の扉…………

    ボクはスイッチを押した。

    扉が開いていく。
  100. 100 : : 2014/07/13(日) 17:57:20
    そこにあったのはやっぱり希望ではなく絶望に溢れたものだった。

    でも、いいんだ。

    これからは、ボクたちの手でボクたちの力で未来を切り開いて行くから……
  101. 101 : : 2014/07/13(日) 17:59:41
    ……………………………

    ……………………………

    クックック………

    面白いよ…………

    面白くなってきたクマ………

    うぷぷ………

    うぷぷぷぷぷぷぷぅ~!!

    そう………ヌイグルミじゃないんだよ………

    ボクはモノクマなんだよ………

    オマエラの………この学園の……………

    学園長なのだっ!
  102. 102 : : 2014/07/13(日) 18:23:29
    【これは外に出た後の苗木のお話】

    ボクはみんながいなくなっても江ノ島の死体のそばを離れなかった。

    悲しかったわけじゃない……だけど……何と無く……

    暫くそこにいると江ノ島の信者が現れた。

    見つからないようにボクは隠れた。

    暫くして数人がいなくなると狛枝クンが来た。

    そして、ボクには気づく様子もなく自分の腕を切り離すと江ノ島の腕を移植した。

    そんな……嘘だろ……ボクの心拍数はどんどん上昇して行った。

    その時ボクは何かにぶつかって音を立ててしまった。

    マズイ、見つかる!

    ボクは一目散にその場を離れようとした。

    しかし、狛枝クンの発した言葉によってボクは止まった。止まってしまった。

    狛枝「苗木クン。待って。」

    ボクは振り向いた。

    苗木「狛枝クン……なんで?なんで江ノ島の腕を移植したの!?」

    狛枝「苗木クン……泣かないで……」

    苗木「は……?……」

    ボクは気づかないうちに泣いていたようだ……

    気づいてしまったらもう涙は止まらない。

    ボロボロと涙は次々に溢れてくる。

    今までずっと心の奥底に溜め込んで蓋をしていたものが溢れ出したみたいだ。

    苗木「ねぇ、なんで?なんでなの!?狛枝クン!」

    狛枝「ボクは希望と絶望が一緒になることで絶対的な希望が生まれると思っているんだ。」

    苗木「違う……違うよ……それは違うんだよ……」

    狛枝「とにかくこれが僕の答えだ。だから苗木君。僕を止めにおいで」

    そう言って狛枝クンは何処かに行ってしまった……

    なんでボクは何も護れないんだろう……

    【もう少し後、苗木はあるプロジェクトを進める。それが希望育成プログラム。そして、またコロシアイ生活

    に巻き込まれることになるがそれはまた次の話】
  103. 103 : : 2014/07/13(日) 18:28:56
    終わりました。次は続章とその後を書けば本当に終わりです。俺もよくここまでかけたなと思います。

    続きは苗木「さぁ、絶望のはじまりだ。」【2】http://www.ssnote.net/archives/19804です。
  104. 104 : : 2014/07/13(日) 18:29:48
    次回作で全てが解決する予定です。
  105. 105 : : 2014/07/13(日) 22:44:44
    ※2のネタバレ避けるために色々すっ飛ばします。

    ボクたちは江ノ島を倒して現実世界に戻ってきた

    もう本当に終わったはずだ。

    __________________________________

    日向「ん……苗木……?」

    俺が目を覚ますと目の前に苗木が立っていた

    苗木「カムクラクン……いや、日向クンだね。現実で会うのは始めましてかな。」

    日向「苗木……」

    苗木「ん?なぁに日向クン?」

    日向「狛枝のこと……残念だったな……」

    苗木「狛枝クン……そうだね……でもね、日向クン。まだ完全にみんなは死んだわけじゃないからだから

    生き返らせられるかもしれない。だから日向クン。協力してもらってもいいかな?」

    日向「おう、任せろ。」

    ボクは日向クンに協力してもらった

    内容は死んだ人の三日前の記憶から全て消すだけ。

    勿論成功するかは分からない。

    でも、試してみるしかない。

    ボクたちは死んだみんなの記憶を三日前から死ぬまで全て消した。

    しかし、彼らはなかなか目覚めなかった。

    そして、一週間が経過した。
    __________________________________

    苗木「駄目だったのかな?」

    ボクは呟いた。

    すると日向クンが慌てて駆け込んできた

    日向「な、苗木!苗木苗木苗木苗木苗木苗木苗木!!!た、た、た、大変だ!」

    日向クンはすごく焦っていた

    苗木「どうしたの?」

    日向「み、みんなが!目を覚ました!」

    苗木「え!?ほ、本当ッ!?本当なのッ!?」

    ボクは急いでみんなの部屋に向かった

    すると、目を覚ましたみんながいた。

    狛枝クンも目を覚ましていた

    苗木「狛枝クン!」

    狛枝「苗木クン……!」

    苗木「よかった……みんな生き返ったんだね!」

    日向「苗木……お前すごいな。」

    苗木「え?何が?」

    日向「どんな絶望にでも立ち向かって行く……だから超高校級の希望なんだな」

    苗木「そんなことないよ……ボクはみんながいたから頑張れたんだ。だから全員合わせて超高校級の

    希望なんだよ。ね?狛枝クン」

    狛枝「苗木クン!ありがとう。」

    苗木「お礼なんて言われるほどのことをしてないよ……日向クンにお礼を言ってよ」

    未来は自分達のみんなの力で切り開ける。

    ボクはそれを信じる……これからも……ずっと……

    END
  106. 106 : : 2014/07/13(日) 22:46:53
    やっと終わった。続編は力尽きて書けなかった。2はネタバレしないように書くのが難しくて……ここまで見てくださった皆様ありがとうございました。次回作も頑張ります。
  107. 107 : : 2014/07/14(月) 00:10:30
    乙!
    フォロワ―にはなれないけど
    応援してるよ!
  108. 108 : : 2014/07/14(月) 16:10:34
    >>107
    ありがとうございます!次は何を書こうか迷います。
  109. 109 : : 2014/07/15(火) 20:21:48
    質問です。あなたは、これまでに他のssを書いたことは
    ありますか?もしあるんだったら、教えてください。
  110. 110 : : 2014/07/15(火) 20:59:15
    続編めっちゃみたいです!
    また書いてください!!
    お疲れ様でした‼︎
  111. 111 : : 2014/07/15(火) 21:41:25
    >>109
    他のSSは書いたことあります。もしも、俺の下手なSSでよければ教えます。
    絶望と希望という名前で
    絶望は希望を取り込み黒く染める/プロローグhttp://www.ssnote.net/archives/17369
    絶望は希望を取り込み黒く染める/絶望学園シニキルhttp://www.ssnote.net/archives/17376
    絶望は希望を取り込み黒く染める/ラスト学級裁判開廷!!http://www.ssnote.net/archives/18344
    こっちは今と同じ名前
    苗木「絶望の見た夢」http://www.ssnote.net/archives/13972

    で書いていました。

    >>110
    続編は思いついたら書きます。その時はもしよかったら見てやって下さい。ありがとうございました。
  112. 112 : : 2014/07/16(水) 17:01:21
    どうしてユーザー研削で引っかからないの?
    おしえて
  113. 113 : : 2014/07/16(水) 18:00:52
    >>112
    多分ユーザー登録してないからだと思います。作品検索にすれば全て引っかかりますよ。あと>>111の題名の後に載せてあるURLが載せてあります。
  114. 114 : : 2014/07/16(水) 18:01:47
    >>113
    修正>>112多分ユーザー登録してないからだと思います。作品検索にすれば全て引っかかりますよ。あと>>111の題名の後にURLが載せてあります。
  115. 115 : : 2014/07/16(水) 19:24:35
    ありがとうございます
    引っかかりました
  116. 116 : : 2014/07/16(水) 22:17:33
    >>115
    いえいえ、よかったです。
  117. 117 : : 2014/07/21(月) 19:04:54
    続編は出来ましたか?
    出来たら教えてくれませんか?
  118. 118 : : 2017/02/15(水) 22:31:26
    ヤバイすげえ良かった!
  119. 119 : : 2017/05/24(水) 22:33:45
    え、ほぼぼ丸パクリの展開じゃん

▲一番上へ

編集パスワード

スレッド投稿時に設定した編集パスワードを入力してください。