ssnote

x

新規登録する

作品にスターを付けるにはユーザー登録が必要です! 今ならすぐに登録可能!

この作品は執筆を終了しています。

進撃の巨人 『最強の2人組』 第一話 ~壁~ シガンシナ陥落 

    • Good
    • 0

loupe をクリックすると、その人の書き込みとそれに関連した書き込みだけが表示されます。

▼一番下へ

表示を元に戻す

  1. 1 : : 2014/06/27(金) 21:47:07
    ____________________

    _____________

    _______

    ___

     
     トントン!トントン!

     
     ...うるさいなぁ?だれだ?

     ガチャ!

     「エレン!誕生日、おめでとう!」

     あ、アルミンか。

     アルミンは3年前、俺の始めて出来た友達だ。

     俺が外の世界に憧れるきっかけとなったやつでいつも本を読んでいる。

     だから、すごく頭がいい。

     ・・・って、誕生日?

    エレン「よう、アルミン。今日って俺の誕生日なのか?」

    アルミン「寝ぼけてんの?エレン。今日は3月30日だよ」

     3月30日は確かに俺の誕生日だ。

    エレン「そうなのか?暇すぎてわからねぇ」

    アルミン「まぁいいよ。とりあえずこれ!」

     アルミンの手には花束が握られていた。

     告白かよ・・・って言おうとしたが言わなかった。

     親友からのプレゼントだ。嬉しいに決まってる。

    エレン「おう!ありがとうな!!」

     受け取ると、ふとこう思った


     そういえば父さんと母さんはどこいったんだ・・・?

  2. 2 : : 2014/06/27(金) 22:17:03

    ____________________________

     第一話 ~壁~
  3. 3 : : 2014/06/28(土) 09:12:30
    アルミン「エレン!遊びに行こうよ!」

    エレン「おう!いくか!」

     親がどこに行ったかなんて考えるの面倒だ。

      
     街を歩いているとやはり何人かの人たちに「おめでとう」と言われた。

     街の皆も何で俺の誕生日知っているんだ。

    エレン「なあ、何で皆誕生日知っているんだ?」

     アルミンに聞いてみた。

    アルミン「よくは知らないけどグリシャさんが町中の人に言ったんじゃない?」

     あの親父・・・そんなこと言いふらさなくてもいいのに・・・

     
  4. 4 : : 2014/06/28(土) 09:39:34
     
     「あっ!エレン!アルミン!」

     後ろから声が聞こえた。
     
     振り向くと調査兵団の服を着た女性がいた。

    エレン「ぺトラ分隊長!」

    ぺトラ「エレン今日、誕生日なんでしょ?おめでとう!」

     この人まで知っているのか・・・

    アルミン「今日は訓練じゃないのですか?」

    ぺトラ「今日の訓練は午後から、あと団長と兵長もこの町にいるらしいよ。」

     へぇ、後で探してみよう。

    エレン「じゃあ、訓練がんばってくださいね」

    ぺトラ「うん。じゃあね」
     
     俺たちはその場を去った。
  5. 5 : : 2014/06/28(土) 11:04:48
     
    エレン「よし!兵長探そうぜ!」

     リヴァイ兵長は、調査兵団の兵長で1個旅団並みの戦力と言われている。

     兵長は俺とアルミンとよく遊んでくれた。
     
     だから、俺もアルミンも兵長が好きだ。

     
     
     兵長は探すとすぐ見つかった。
     
     エルヴィン団長と一緒に紅茶の店で買い物していた。

    エレン「リヴァイ兵長!エルヴィン団長!」
     
     俺が声をかける。2人が振り向いた。

     「よう、エレン・アルミン」

     リヴァイ兵長が返事してくれた。

     「久しぶりだな、エレン。あと、誕生日おめでとう」

     エルヴィン団長も誕生日知ってるのか・・・
  6. 6 : : 2014/06/28(土) 11:51:29
     
      ~現在公開可能な情報~
     
      エレン・イェーガー(10歳)

     外の世界に憧れる。強靭な精神力と高い戦闘能力を持つ。
     その戦闘力は3個旅団並みと言われている。


      アルミン・アルレルト(10歳)

     外の世界に人1倍憧れる。天才的な頭を持つ。
     その頭脳は1個旅団並みと言われている。

  7. 7 : : 2014/06/28(土) 11:54:24
      
       ~現在公開可能な情報~

       エルヴィン・スミス

      調査兵団第13代団長。アルミンが現れるまで頭の良さは壁内1位だった。


       リヴァイ

      調査兵団の兵長。エレンが調査兵団に憧れを持つきっかけとなった。

  8. 8 : : 2014/06/28(土) 12:11:29
     
    リヴァイ「そうか、今日はお前の誕生日か・・・」

     リヴァイさんは知らなかったのかな?

    リヴァイ「じゃあ、これやるよ」

     リヴァイさんは紙袋をくれた。

    エレン「何ですか?これ?」

    リヴァイ「紅茶だ。結構高級だから大事にしろよ」

     紅茶か・・・俺飲んだこと無いんだよな・・・

    エルヴィン「グリシャさんは元気か?」

     エルヴィン団長が聞いてきた。そういえば父さんと知り合いなんだっけ?

     そういえば結局親はどこ行ったんだ?
     
    エレン「まぁ、元気ですよ」

     適当に返事をした。
     
    エルヴィン「そうか。おっ、もう時間だ。行くぞリヴァイ」
     
    リヴァイ「ああ。エレン、アルミン。じゃあな、大切に飲めよ」

    エレン「はい。ありがとうございました」
     
     団長と兵長は歩いて行った。
  9. 9 : : 2014/06/28(土) 16:05:38

    アルミン「すごいじゃないか!これすごくいい紅茶なんだよ!」

    エレン「そうなのか?じゃあ帰ったらお前の分も入れてやるよ」

     俺がそう言うとアルミンがすごく喜んでいた。

     
     家に着くとまた思い出した。

     親居なかったんだっけ。

     まぁ、いいや。

     ガチャ!

    エレン「ただいまー」

     パァン!

     うわっ!

     「エレン!誕生日おめでとう!」
     
     いきなり銃声が鳴ったと思ったら母さんが飛び出してきた。

    エレン「え?」

    カルラ「今日はあんたの誕生日でしょ!さあ、入って!」

     家に入ると色鮮やかに装飾された部屋があった。

    エレン「え?いつ準備したんだよ?」

    カルラ「さっきアルミン君と出掛けている時に父さんと一緒に」

     ・・・って事は

    アルミン「僕も仕掛け人でしたー!」
     
     アルミンがニヤニヤしながら部屋に入ってきた。

    エレン「お前もかー!!」

    アルミン「ごめんごめん。カルラさんとグリシャさんに頼まれてさ」

     「まぁ、誕生日おめでとう。エレン」

     父さんに言われた。

    エレン「ああ。ありがとうな、母さん、父さん、アルミン!」

     
  10. 10 : : 2014/06/28(土) 16:34:25
     
    カルラ「この飾り、ほとんどアルミン君の自作だよ」

    エレン「えっ!じゃああの銃声が鳴るのも?」

    アルミン「あれはクラッカーって言うんだ」

     やっぱりアルミンはすごいな・・・

    エレン「ありがとなアルミン。あっ!紅茶入れてやるよ」

    グリシャ「紅茶?」

    エレン「今日、リヴァイさんにもらったんだ」

    カルラ「へぇー。リヴァイさん優しいね」

     その後夕方までこのパーティは続いた・・・

  11. 11 : : 2014/06/28(土) 16:52:10

    グリシャ「よし、じゃあ最後にプレゼントだ」

     父さんは棚から大きい本を出した。

    グリシャ「この本は我がイェーガー家に伝わる外の世界の本だ」

    エレン「そんな物、俺がもらってもいいのか?」

    グリシャ「ああ。もうお前に託す」

    エレン「ありがとう、父さん」

    グリシャ「そうだ。今日は隣町に診療だ。そろそろ行くよ」

    カルラ「行ってらっしゃい」

     父さんは家を出て行った。

    アルミン「エレン!その本いつか見せてよ」

    エレン「おう!明日見ようぜ」

    アルミン「じゃあ、そろそろ僕は帰るね!」

    エレン「送ってくぜ!」

     俺とアルミンは外に出た。その時・・・・

     
     ドゴオォォォォォン!!!


     大きな爆発音がした。

     この時から、全ての日常が崩れ去った・・・



  12. 12 : : 2014/06/28(土) 17:05:17

     街の皆が家から出てくる。その目は壁を向いていた。

    エレン「あ、あれは・・・」

    アルミン「巨人・・・?」

     壁の上に巨大な手があった。

     そして、顔も出てきた。

     「巨人だ!!」

     誰かが叫んだ。そして・・・

     
     壁を・・・


     
     蹴り破った・・・







  13. 13 : : 2014/06/28(土) 17:15:30
     
     ズドゴオオオォォォォォォォォン!!!!!

     さっきの爆発音よりも倍大きい音と風と揺れで立っていられなかった。

     そして隕石のように壁の破片が飛んできた。

    エレン「伏せろ!!アルミン」

     ドオォォォォン!

     俺とアルミンは伏せ、命を取り留めた。






     だが・・・





     俺の家に・・・





     直撃した・・・

     
  14. 14 : : 2014/06/28(土) 17:30:16

    エレン「母さん!」

     母さんは柱の下敷きになっていた。

     どうやら意識を失っている・・・

     俺は、柱を退かそうとした。

     が、
     
     ピクリとも動かない。

    エレン「畜生!重すぎるだろ!この柱!」

    アルミン「エレン!これを使うんだ!!」

     アルミンは手に長い棒を持っていた。

    エレン「それをどう使うんだ!?」

    アルミン「これをここに刺して・・・」

     アルミンは柱の下に棒を刺した。

    アルミン「よし!これで・・・」

     グイ!

     アルミンが棒を下げると見事に柱が上がった。

    エレン「すげぇ!」

    アルミン「エレン、カルラさんを出してあげて!」

    エレン「わかった!」

  15. 15 : : 2014/06/28(土) 17:41:41
     
     プシュー!

     ん?立体機動の音だ!

    リヴァイ「エレン!無事か?」

    エレン・アルミン「リヴァイさん!」

    リヴァイ「アルミンもお母さんも無事か・・・」

    エレン「壁が破られたんですか?」

    リヴァイ「ああ。巨人も数体入ってきている。俺も1体殺った」

    リヴァイ「今は護衛中だ。お前らも早くいけ!」

    エレン「俺も助けられる人は助けます!」

    リヴァイ「そうか、危険だと感じたらすぐ逃げろよ?」

    エレン「はい!アルミン、母さんを頼んだ!」

    アルミン「うん!」

  16. 16 : : 2014/06/28(土) 21:38:48


     「うぅ~・・・」

    エレン「おばちゃん、大丈夫ですか?」

     「ありがとうねぇ、エレン君」

    エレン「もう少しで船着場ですよ、頑張ってください!」

     ズシンズシン・・・

    エレン「もうこんな所まで巨人が・・・」

     プシュー!ザシュ!

    リヴァイ「大丈夫か?エレン!」

    エレン「はい。もうほとんど住民は避難したでしょう」
     
    アルミン「エレン!兵長!もう船出るよ!」

    エレン「よし。わかった。兵長、行きましょう!」

    リヴァイ「俺はウォールマリア前門に行って巨人と戦う」
     
    エレン「わかりました。死なないでくださいよ?」

    リヴァイ「俺が死ぬかよ」

     本当に死なないでくださいよ?リヴァイ兵長・・・

    アルミン「行こう!エレン!」

  17. 17 : : 2014/06/28(土) 21:55:04
     
     「船出すぞー!」

     グイーーンゴゴゴゴゴゴ!

    エレン「ん?この船かなり速くなっていないか?」

    アルミン「ああ、さっきこの船の動力に行って少し改造したんだ。」

    エレン「すげぇな、そういえば柱退かした時どうやったんだ?」

    アルミン「前、本で読んだんだ。『てこの原理』って言うらしい。」

     やっぱりこいつは天才だな。

    カルラ「うぅ・・ん~ん・・ハッ!」

     あ!母さんが起きた!

    エレン「母さん大丈夫か?」

    カルラ「ええ。あなたが助けてくれたの?」

    エレン「俺じゃない、アルミンだよ」

    カルラ「そう・・・アルミン君ありがとう」

     アルミンには世話掛けっぱなしだな。

     俺も、母さんも・・・





  18. 18 : : 2014/06/28(土) 22:06:21
                 to be continued...
    ____________________________
  19. 19 : : 2014/06/28(土) 22:14:21

      ~予告~

     シガンシナ区の住民の損害は皆無だった。しかし、
     前門に現れた鎧の巨人によってウォールマリアを破られてしまう。

     
      次回

     第2話 ~マリア南区~ ウォールマリア陥落






     
  20. 25 : : 2014/06/29(日) 17:55:24

      第二話

     http://www.ssnote.net/archives/19029


      第0話

     http://www.ssnote.net/archives/18896




▲一番上へ

名前
#

名前は最大20文字までで、記号は([]_+-)が使えます。また、トリップを使用することができます。詳しくはガイドをご確認ください。
トリップを付けておくと、あなたの書き込みのみ表示などのオプションが有効になります。
執筆者の方は、偽防止のためにトリップを付けておくことを強くおすすめします。

本文

2000文字以内で投稿できます。

0

投稿時に確認ウィンドウを表示する

著者情報
hangeki

自由への咆哮

@hangeki

この作品はシリーズ作品です

進撃の巨人 『最強の2人組』  シリーズ

「進撃の巨人」カテゴリの人気記事
「進撃の巨人」カテゴリの最新記事
「進撃の巨人」SSの交流広場
進撃の巨人 交流広場