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ジャン「俺は父になっていて、エレンという子供を授かった。」〜時給は30ポンド〜超短編

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  1. 1 : : 2014/06/21(土) 20:43:45
    父の時給という本で感動したので、超短編で書きます(・ω・)ノ
  2. 2 : : 2014/06/21(土) 20:46:39
    俺はジャン。

    妻にはミカサがいる。

    昔は調査兵団で壁の外へ行っていたが、今は時給30ポンドの仕事についている。

    しかも、疲れるし、大変だというのに家に帰る時間はいつも真夜中だ…

    息子のエレンとは、もう半年も喋ってはいないと思う。

  3. 3 : : 2014/06/21(土) 20:51:30
    ジャン「今日もおそくなった…」

    ジャン「つかれたな…」

    クタクタの身体で家の扉を開けると、なんと、息子のエレンがいた。

    ジャン「?」

    エレン「ふふっ」ニコニコ

    今はもう丑三つ時のはずなのに…
    俺の息子はどうしたんだ?

    エレン「おかえり‼︎お父さん‼︎」

    ジャン「あぁ、ただいま。エレン。」

    半年ぶりの息子とあえて、喋らなくてはという考えが出て来るが、はっきりいって、早く寝たい。

    ジャン「はやく寝ないと明日起きれないぞ?」

    エレン「?」

    ジャン「早く寝なさい。」

    エレン「…」

    なにか考えるような仕草をすると、息子は突如として、俺をみた。

    ジャン「どうしたんだ?」

    エレン「あのね…」
  4. 4 : : 2014/06/21(土) 20:56:30
    エレン「お父さんの時給っていくら?」

    ジャン「…」

    本当にどうしたんだろう…
    俺の息子は…

    エレン「ねぇ?きいてる?」

    ジャン「あ、あぁお父さんの時給は80ポンドだぞ?」

    エレン「そ…っか…」ガックリ

    ジャン「?」

    エレン「じゃあ、寝るよ。」

    ジャン「おやすみ」

    エレン「おやすみなさい」トボトボ



    どうせ、友達とお父さんの仕事の給料を競い合ってでもいたんだろう。

    確かに少ないが、学校にもいかしてあげている。

    こんど、お金を稼ぐたいへんさを教えてあげねば…


    そんな事を思いながら、ジャンは眠りについた。
  5. 5 : : 2014/06/21(土) 20:59:24
    タイトルに惹かれてほいほいとお邪魔しました♪期待です(屮°□°)屮
  6. 6 : : 2014/06/21(土) 21:03:57
    >>5卿@嫁(女神)は88さん♪

    ありがとうございます‼︎
    本当に超短編ですよw
  7. 7 : : 2014/06/21(土) 21:16:35
    ジャン「ふぅ…」

    次の日も疲れた身体を無理矢理動かしながら、家に着いた。

    ガチャ

    ジャン「…?」

    家に入ると、妻のミカサがいた。

    ジャン「どうしたんだ?こんな真夜中に…」

    ミカサ「あのね…エレンの事なんだけども…」

    ジャン「?」

    ミカサの話を聞くと、なんと最近エレンが村の近くで、村人を手伝って、少ないおこずかいをもらっているそうだ。

    しかも、今日は妻のミカサに10ポンド貸してと何度も何度もいい、必ず返すという約束で貸したそうだ。

    ジャン「それは、問題だな。」

    欲しいものがあれば、お金を出して買ってやるというのに、仕事のマネ事でもしているというのか。

    これは、仕事の大変さを伝えねばならない。

    ジャン「エレンを呼んできてくれ。」

    ミカサ「わかりました。」パタパタ

    しばらく経つと、寝惚け眼をくすりながらエレンがやってきた。

  8. 8 : : 2014/06/21(土) 21:31:03
    エレン「どうしたの?お父さん」キラキラ

    ジャン「…」

    エレンは、久しぶりに揃った家族をみて喜んでいるようだが、今はそんなこと気にしてられない。

    ジャン「エレン。大切な事を言うぞ。」

    エレン「…」

    場の雰囲気をさっして、真剣な顔つきになったエレンは「うん。」と頷いた。

    ジャン「最近、村の人達にお手伝いをして、少ないがおこずかいをもらっているそうじゃないか。」

    それから、ジャンはエレンにミカサから聞いたことを話した。

    ジャン「なぜ、こんなことをしたんだ?エレン。」

    エレン「…」ポロポロ

    ジャン「…」

    怒りで強く怒鳴りすぎたようだ。

    ジャン「まぁ、次からは欲しいものがあったらお父さんに言いなさい。」

    エレン「うん‼︎」キラキラ

    優しい口調で言うと、エレンはもう立ち直ったようだ。

    ミカサ「ふふっ」ニコニコ

    それをみて、ミカサも微笑んでいた。
  9. 9 : : 2014/06/21(土) 22:16:21
    ということで、気になっていたことをジャンは告げた。

    ジャン「ところでエレン。」

    エレン「?」

    ジャン「何を買いたくてお金を貰ったり、借りたりしたんだ?」

    ジャンは、一番気になっていたことをエレンに尋ねた。

    エレン「…」

    エレン「あのね」

    ジャン「ん?どうしたんだ?」

    エレン「…」

    エレン「ちょっとまっていて‼︎」バタバタ

    ジャン「あっ…?」

    エレンは二階に駆け上がっていって、しばらくたつと…

    バタバタバタバタバタバタ…

    エレン「ふふっ」ニコニコ

    すぐに駆け下りてきて、なんと自分貯金箱を持ってきた。

    ジャン「どうしたんだ?それは?」

    ジャンが尋ねると、エレンはニコニコしながら

    エレン「お父さんはいつも仕事で大変でしょ」

    エレン「だからね…」
  10. 10 : : 2014/06/21(土) 22:17:58
    馬馬馬馬馬馬馬馬馬馬馬馬馬馬馬馬馬馬馬馬馬馬馬馬馬
  11. 11 : : 2014/06/21(土) 22:20:05

    エレン「今日、やっと貯まったこの30ポンドで、」











    エレン「《お父さんの一時間》を買わせて‼︎」キラキラ

    ジャン「…」

    ジャン「あ…あぁ…」ポロポロ

    ミカサ「…まぁ…」ポロポロ

    エレンがお金を集めていた理由。
    それは、《お父さんの一時間》を、
    買うためだったのだ。









    end…



  12. 12 : : 2014/06/21(土) 22:23:45
    本当に超短編でしたねw

    長編(?)を書いていて疲れたので、これを書かせていただきました‼︎

    これまで見ていてくれた人‼︎
    ありがとうございましたッ‼︎( ̄^ ̄)ゞ
  13. 13 : : 2014/07/08(火) 18:19:29
    何か感動しました!

    良かったです!
  14. 14 : : 2014/07/08(火) 18:31:20
    >>13
    そう言って頂けると幸いですw
    ありがとうございます‼︎

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