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だんがん☆RPG 安価

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  1. 1 : : 2014/06/15(日) 20:04:34
    苗木「…」

    苗木「…ねえアルターエゴ」

    アルターエゴ「何?」

    苗木「…なにこれ」

    アルターエゴ「え?『だんがん☆RPG』だよ」

    霧切「これが…希望更生プログラム…?」

    アルターエゴ「希望に更生する為には、楽しい事が必要=ゲーム=RPGっていうみたい」

    苗木「何その無茶苦茶な式」

    霧切「そもそもこれを企画したのは誰?」

    アルターエゴ「ボクだよ。ゲームやアニメやフィギュア作り・鑑賞することがこの世で1番幸せだって山田君が言ってたんだよ!」

    苗木(山田クン…)

    霧切「それで…ゲーム=RPGをつくったわけね…」

    アルターエゴ「うん!未来機関の施設の人達が頑張って作ってくれたよ!」

    苗木(あぁ…楽しんでるなあ…)

    霧切(もうこの世界に娯楽なんて少ないものね…)

    十神「…苗木」

    苗木「…」

    十神「…お前はこれをデバッグプレイしなければならないわけだが」

    苗木「…分かってるよ」

    霧切「まあ難しくないはずよ。難しかったらとてもスムーズに楽しめないしね」

    苗木「う…うん」

    アルターエゴ「グラフィックはボクの中のデータを主に使ってるから、知ってる顔や場所がいくつか出て来ると思うよ」

    アルターエゴ「まあ、多少は新しく作ったんだけどね」

    アルターエゴ「だから、苗木君にとってはつらかったり、とてもシュールな絵に見えたりすると思うけど、我慢してね」

    アルターエゴ「じゃあ起動するよ!」

    苗木「じゃあ…行ってきます…」



    だんがん☆RPG
       〜希望の勇者と絶望の魔王〜

    NEW GAME
  2. 2 : : 2014/06/15(日) 21:08:11
    苗木「…う…ん…」

    苗木(…プロローグとかないんだ…)

    苗木(ここは…)

    苗木(この赤い床…広い部屋…鎧…)

    苗木(城…みたいだな)

    苗木(じゃあ王様とかもいるはずだけど…)

    前を見ると…

    苗木(…明らかに王様っぽい)

    >>3が居た。
  3. 3 : : 2014/06/15(日) 21:09:14
    江ノ島
  4. 4 : : 2014/06/15(日) 21:09:23
    江ノ島

    期待です!
  5. 5 : : 2014/06/15(日) 22:19:11
    >>雑草魂さん ありがとうございます!
    まさかのダブル江ノ島。


    赤いマントに冠…高そうな椅子…

    苗木(明らかに王様だけど…)

    江ノ島「よく来たわねナエギよ!私はこの国の王、エノシマなのじゃ!」

    苗木(江ノ島さんっ!?なんで!?いや分からなくもないけどさ!アルターエゴが言ってたのはこういうことか!)

    江ノ島「さて、おぬしはこれから魔王を倒しに行くワケじゃが…さすがに1人ではきつかろう!」

    江ノ島「1人で行って、挙げ句死んだとなっては、最悪じゃからのう!」

    苗木(随分偉そうな王様だなあ…いや王様の姿としては正しいかもしれないけど)

    江ノ島「そこで、おぬしに我が城の使いの者を1人、それと50000Gを渡そう!私様に感謝しなさい!」

    苗木(へえ。偉そうだけど中々太っ腹。普通は500G渡して放り出されるところだと思ったけど)

    江ノ島「さて、おぬしに1人仲間を渡すが、職業はなにがいいかのう?」

    戦士
    魔法使い
    僧侶
    占い師

    >>6
  6. 6 : : 2014/06/15(日) 22:20:44
    魔法使いで、占い師はやっぱ?ww
  7. 7 : : 2014/06/15(日) 22:48:05
    苗木「じゃあ、魔法使いで」

    江ノ島「魔法使いなら…こいつになるわ!」

    【名前;マイゾノ】
    【職業;魔法使い】
    【炎属性の魔法使い。補助魔法も多少使える】

    OK?

    苗木「はい」

    【マイゾノが仲間になった】

    舞園「よろしくお願いします!苗木君!」

    苗木「う、うん」

    苗木(これが人工知能…?江ノ島さんの時も思ったけど…全くそう感じないな…)

    苗木(戦士は大和田クン…僧侶は不二咲さん…占い師はやっぱり葉隠クンとかそのあたりだったのかな?)

    江ノ島「では行くのじゃナエギよ!冒険の始まりよ!」


    【城下町】


    苗木「わあっ…!」

    思わず声が出た。

    別にゲーマーじゃないけど、1人1人が独立して動いていて、賑やかで、広くて、ゲームの中である事を忘れそうになる。

    舞園「じゃあ、まず装備屋を目指しましょうか」

    舞園「場所が分からなかったら、地図を見て下さい」

    苗木(へえ。案内役になるんだ)


    【装備屋】


    店員「いらっしゃいませ」

    苗木(うわあ…典型的すぎて逆に珍しい顔…)

    舞園「では、ひとまず武器を買いましょうか。後の事も考えて、高すぎるものは控えて下さいね」

    苗木「うん」

    苗木(っていうか今ボク丸腰だったんだ…)

    【武器】

    ・木の棒 100G なんでこんなの売ってるんだ。攻撃2
    ・短剣  3000G 扱いやすい剣。攻撃10
    ・鉄の剣 6000G 少し重い剣。攻撃20 素早さ−5
    ・光の剣 30000G 闇を切り裂く光の剣。攻撃60
    ・希棒  1000000000G 小さき苗より育ちし木。誠に大きな星にならん。攻撃11037

    苗木(どれを買おうかな…)
    >>8
  8. 8 : : 2014/06/15(日) 22:51:40
    とりあえず短剣かな、他の3人はもう仲間にならないんですか?
  9. 9 : : 2014/06/15(日) 23:20:11
    >>8 すみません考えてません。


    苗木「じゃあまあ短剣で」

    店員「ありがとうございました。すぐに装備しますか?」

    苗木「はい」

    【ナエギは短剣を装備した】

    舞園「じゃあ、この調子で防具やアイテムも買いましょうか」


    【名前;ナエギ】
    【職業;勇者】
    【剣などの斬撃を使う。素早い】
    【装備;短剣 勇者マント 弾丸バッジ】
    【アイテム;薬草・魔法薬・復活草】

    苗木「まだ町から出てないのに、充実してるなあ」

    舞園「そうですね。これならこの辺の魔物はきっと余裕ですね」

    舞園「じゃあ外に出ましょう」


    【平原】


    苗木「わあー…。平原だ…」

    広くて、のどかで、まさに平原だった。

    魔物はいるが。

    舞園「魔物に触れたら、戦闘になりますよ」

    舞園「とりあえず一回戦ってみましょうか」

    苗木(へえ。親切設計だなあ)


    【ウニ頭が現れた】

    苗木(突っ込まない突っ込まない…)

    →攻撃   →攻撃 →ウニ頭
     防御    技
     アイテム
     逃げる

    【ナエギの攻撃!】

    【ウニ頭に15ダメージ!】

    【ウニ頭を倒した!】

    【経験値10手に入れた!】


    敵を倒している内にレベルが上がり…(2人ともLV3)

    次の町に着いた。


    【ツギの町】


    苗木(そのまんま…)

    老人「おや。旅人ですかな」

    急に、近くの老人に話しかけられた。

    苗木「は、はい」

    老人「腕に自信がおありですかな?」

    苗木「うーん…まあ…はい」

    老人「では、あそこのバトルハウスに行ってみてはどうでしょう。あそこには強者がいる上、倒せば仲間になるという噂がありますぞ」

    苗木(なんだその詳しい噂は…)

    舞園「どうします?」

    苗木「…まあ行ってみるよ」


    【バトルハウス】


    苗木「…あの人が強者?」

    舞園「明らかにそうっぽいですね」

    >>10がいた。
  10. 10 : : 2014/06/15(日) 23:28:25
    不二咲
  11. 11 : : 2014/06/15(日) 23:53:03
    苗木「…不二咲さんだけど?」

    舞園「きっとステータスが高いんですよ」

    苗木「うーん…」

    不二咲「あれ…?」

    不二咲「あ…挑戦者かな?」

    苗木「あ、うん…」

    不二咲「えっと…じゃあよろしくお願いします」


    【フジサキが現れた】

    舞園「恐らく魔法タイプですね」

    苗木「うん。何となく分かる」

    舞園「多分…回復や、ちょっとした攻撃魔法を使ってくると思います。気を付けて下さい」

    苗木「うん」

    不二咲「じゃあ…いくよぉ…」

    【ナエギの攻撃!】

    【フジサキに25ダメージ!】

    【フジサキのマジックアップ!】

    【フジサキの魔法力が上がった】

    舞園「マジックアップの魔法を覚えてるんですね」

    舞園「魔法の威力がアップします。回復量もアップするので、気を付けて下さい!」

    苗木「うんっ!」

    【マイゾノのファイア!】

    【フジサキに50ダメージ!】

    苗木(強い…)

    【ナエギの攻撃!】

    【フジサキに27ダメージ!】

    【フジサキのオーバーロード!】

    【ナエギに75ダメージ!】

    苗木「っ!」

    舞園「大丈夫ですか!?」

    不二咲「わっ。これを耐えたのは、君が初めてだよぉ」

    【マイゾノのヒール!】

    【ナエギの体力が全快した】

    苗木(へえ。全回復したときは全快ってなるんだ)

    【ナエギの攻撃!フジサキに26ダメージ!】

    【フジサキを倒した!】

    苗木「やった!」

    【経験値200手に入れた!】

    【ナエギはLV4に上がった!】
    【マイゾノはLV4に上がった!】

    【500G手に入れた!】


    不二咲「ま…負けちゃった…」

    不二咲「君達強いんだねぇ…。よかったら、ボクを仲間に加えてくれないかな?」

    苗木「うん!もちろん!」

    不二咲「ありがとう…!えへへ…!」

    【フジサキが仲間になった!】

    不二咲「ボクは回復と、マジックアップ、それと回復のかけすぎで爆発するオーバーロードっていう魔法が使えるんだ」

    苗木「ああ…あれ痛かったなあ…ダメージ的にも体感的にも…」
  12. 12 : : 2014/06/16(月) 00:03:50
    【名前;フジサキ】
    【職業;僧侶】
    【回復・攻撃・補助が使える。使い勝手が良い】

    不二咲「君達はこれからどうするの…?」

    舞園「私達は、魔王を倒そうとしてるんですよ。そのために、次の町に行くつもりです」

    不二咲「えっ…?魔王って…あの魔王…!?だ…大丈夫なのぉ…?」

    苗木「うん。やるしかないから」

    不二咲「そう…。じゃあ、ここから北に向かって、山を越えたところに小さな町があるんだけど…そこに占い師がいるみたいだよ…?」

    舞園「なら丁度良いですね!占ってもらいましょうか!」

    苗木「うん。そうだね。じゃあ北に行こう!」


    【北の山 ふもと】


    【ウニ頭の群れが現れた!】

    苗木「うわあ気持ち悪い!」

    舞園「ファイア!ファイアー!!」


    【北の山 中腹】


    【石頭が現れた!】

    苗木「なんで頭ばっかなの!?」


    【北の山 山頂】


    苗木「ふう…うん?」

    舞園「あれは…小屋でしょうか?」

    不二咲「え…?こんな所に住んでる人がいるのぉ…?」

    苗木「とりあえず入ってみようか」


    【小屋】


    苗木「…あ。>>13だ」
  13. 13 : : 2014/06/16(月) 00:06:59
    大和田
  14. 14 : : 2014/06/16(月) 00:19:27
    面白いです!さすがフレンさん!期待です!
  15. 15 : : 2014/06/16(月) 01:04:35
    >>バクラχさん ありがとうございます!光栄です!


    苗木「…なんでこんなところに大和田クンが?」

    舞園「え?苗木君…あの人の事知ってるんですか?」

    苗木「え?」

    苗木(あっ…そうか。この舞園さんが知ってたらおかしいし…)

    苗木「まあ噂で聞いた事あって。…ってあれ?そういえば、舞園さんと不二咲さんは、前から知ってたの?」

    舞園「ああ、私達、昔から友達だったんですよ」

    苗木「へぇー」

    不二咲「えっと…舞園さんが魔法使いを目指してて…ボクは僧侶を目指してたんだぁ」

    不二咲「2つとも魔法が主体の職業だから、昔から舞園さんに助けてもらってたんだよ」

    苗木(確かに…2つの職業って似てるしなあ…)

    苗木「っと。大和田クンに話しかけないと」

    大和田「あ?何だテメーは。どうやってここまで来た?」

    苗木「ボ、ボクは苗木。魔王を倒す旅をしてるんだけど…」

    大和田「魔王…?なんだそりゃ」

    苗木「気づいて無かった!?」

    舞園「テレビでよくやってるじゃないですか…って…ここテレビないんですね…」

    不二咲「それでも…周りに魔物がたくさんいるんだけどね…」

    大和田「まあいい。こんなとこに何の用だ」

    苗木「いや、ここ立ち寄っただけなんだ。この先の町の占い師に会うところだよ」

    大和田「ああ?占い師だあ?なるほどな。丁度良いじゃねえか。そいつんとこまで、俺も用があるんだ。その町まで、一緒に行こうや」

    【大和田が一時的に仲間に加わった!】

    大和田「俺ぁこの山でずっと修行してっからよ、邪魔にはなんねーよ」

    苗木「わあ頼もしい!」

    【名前;オオワダ】
          【LV10】


    【北の山 中腹】


    苗木「ここからは下るから楽だね」

    舞園「大和田君の家で休んで、全快しましたしね!」

    不二咲「大和田君もいるもんねぇ!」

    何もしなくても、勝手に大和田が魔物を倒してくれた。


    【トナリ町】


    苗木「…隣町…ね」

    大和田「占いの館はこっちだ」

    苗木「あ、うん」


    【占いの館】


    大和田「コイツが占い師だ」

    >>16だった。
  16. 16 : : 2014/06/16(月) 01:30:21
    あえてたえちゃんで
  17. 17 : : 2014/06/16(月) 01:49:06
    苗木(まあどうせ…

    セレス「いらっしゃいませ」

    苗木「葉隠クゥゥゥウウウン!!!??」

    セレス「…はい?」

    舞園「え…えっと…この人は、葉隠君というのですか?」

    不二咲「よろしくね、葉隠君!」

    セレス「い…いや…ちょっと待っ…」

    大和田「…いやコイツの名前は葉隠なんて変な名前じゃねえよ。コイツはセレスだ。セレスティア・ルーデンベルク」

    不二咲「え…?えっと…なに?」

    大和田「セレスティア・ルーデンベルク」

    不二咲「せ…せれすてぃあ…るーでんべるく…?」

    舞園「もしかして…名前ですか?」

    大和田「そうだが?」

    セレス「誰かと思えば、大和田君ではありませんか」

    大和田「ようセレス。あいよ」

    大和田は、セレスに水晶玉を渡した。

    セレス「まあ…!ありがとうございます。やはり、あなたに頼んだのは正解でしたわね」

    大和田「その水晶は、あの山でしかとれねえからな。必要になったらまたいつでも言ってくれ」

    セレス「そうさせていただきますわ」

    大和田「んじゃあな。苗木。俺はもう用事済んだし、変えるわ」

    苗木「あ、うん。じゃあね。ありがとう」

    【オオワダが仲間から外れた】

    セレス「さて、あなた方は大和田君の知り合いでしょうか?」

    苗木「うん」

    セレス「でしたら、特別サービスで、半額の10Gで占って差し上げますわ。どうでしょう?」

    苗木「うん。じゃあよろしく」

    セレス「では…」

    セレスは、新しい水晶玉を見つめた。

    セレス「…見えます…見えますわ…」

    セレス「なるほど…あなた方は、魔王を倒す為に立ち上がった…と?」

    苗木「うん」

    セレス「そして、魔王の場所が知りたいのですわね?」

    苗木「うん」

    セレス「分かりましたわ。魔王は、ここより遥か遠くに城を構えております」

    セレス「ここより西に、港町がありますわ。そこで船を借り、新大陸へ行くがよいでしょう…」

    セレス「わたくしが今見える未来はここまでですわ」

    苗木「うん。ありがとう」

    セレス「ところで…あなた方は魔王を倒す為の旅をしていると…」

    苗木「え?うん」

    セレス「もし良ければ…わたくしを仲間に加えてみませんか…?」

    苗木「うーん…」

    どうしますか?
     はい
     いいえ
    >>18
  18. 18 : : 2014/06/16(月) 01:51:51
    答えはNOだ
  19. 19 : : 2014/06/16(月) 02:10:48
    苗木(…占い師だもんなあ…悪いけど…)

    苗木「いや…危険な旅だから…」

    セレス「そうですか…まあ無理にとは言いませんわ。また困ったときは、いつでもここに来てくださいな」

    苗木「うん。ありがとう」


    【トナリ町】


    苗木「あ、そうだ。新しい装備買おうか」

    舞園「そうですねっ!そろそろ強い武器や防具が必要になる頃のはずですっ!」

    不二咲「わあい!装備新しくなるんだあ!」


    ナエギ
    長剣 勇者マント 勇者の腕輪

    マイゾノ
    マジックロッド 魔法使いのローブ 賢者の指輪

    フジサキ
    マジックロッド 神官のローブ 賢者の指輪

    29650G

    薬草・回復薬・魔法薬・復活草・爆弾


    苗木「さ、次いこうか」

    舞園「…あっ。待って下さい」

    苗木「え?」

    舞園「あの人…困っているみたいですけど…」

    舞園の視線の先には、困ってるマークを出している子供がいた。

    苗木(…追加クエストかなにかかな…?)

    行ってみる
    それよりも次の町だ
    占い
    >>20
  20. 20 : : 2014/06/16(月) 08:20:19
    行ってみよー!
  21. 21 : : 2014/06/16(月) 18:47:03
    苗木「どうしたの?」

    子供「…ボクのお人形が…盗まれちゃったの…」

    舞園「人形を盗むなんて…」

    苗木「何でそんな事を…」

    舞園「酷いですね…」

    不二咲「えっと…誰に盗まれたの?」

    子供「…北の山の山賊」

    苗木「北の山の山賊…?」

    子供「北の山のふもとに、山賊のアジトがあるんだよ…」

    苗木(…子供に知られてるほど有名なアジト…?)

    子供「おじいちゃんからもらった…大事なお人形なのに…」

    このクエストを受けますか?

    →はい
     いいえ


    【北の山 ふもと】


    苗木「うーん…受けたのはいいけど…」

    舞園「アジトってどこでしょうかね…」

    不二咲「…やっぱり山賊がたくさんいるのかな…?」

    苗木「…いるだろうね…」


    【石頭の群れが現れた!】





    舞園「…あっ!あれじゃないですか!?」

    舞園が指した先には、山に穴があいていた。大人1人分くらいは入りそうだ。

    苗木「…多分これだね」


    【山賊のアジト】


    山賊「ああ!?んだてめえ!ここは立ち入り禁止だぞ!」

    苗木「トナリ町の子供の人形を返して貰うよ」

    山賊「ああ!?人形だあ!?んなの知るか!」

    苗木「なら、ここの長に会わせてよ」

    山賊「ああ!?会わせるわけねえだろ!とっとと帰りやがれ!!」


    【山賊が現れた!】


    山賊「ああ!?俺様の華麗な60連斬を喰らえ!」

    苗木「60連斬!?」

    【山賊の60連斬!】

    ザシュ!

    【ナエギに10ダメージ】

    苗木「っ!」

    舞園「苗木君!!」

    ザシュ!

    【ナエギに10ダメージ】

    ザシュ!

    【ナエギに10ダメージ】

    【3回当たった】

    苗木「…あれ?」

    舞園「3…連斬?」

    山賊「ああ!?運が良かったな!この攻撃は、最大60回当たるが、何回当たるかは完全ランダムだ!」

    不二咲「ろ…60回…」

    山賊「ああ!?最大の60回攻撃なんて、そんなの今まで出たことないけどな!」

    苗木「…あれが60回も来たら…さすがにやばいかな…」

    【ナエギの攻撃!山賊に74ダメージ!】

    【フジサキのヒール!ナエギの体力が全快した!】

    【マイゾノのファイア!山賊に80ダメージ!】

    【山賊の60連斬!】

    >>22のコンマ以下の数当たった!】
  22. 22 : : 2014/06/16(月) 18:50:00
    はいどん!!
  23. 23 : : 2014/06/16(月) 18:50:29
    >>22
    き、奇跡だ・・(自画自賛乙)
  24. 24 : : 2014/06/16(月) 18:52:15
    山賊wwwww
  25. 25 : : 2014/06/16(月) 19:10:29
    スカッ

    苗木「あれ?」

    【0回当たった!】

    【ナエギの反撃!】

    【クリティカルヒット!山賊に120ダメージ!】

    【山賊を倒した!】

    山賊「ああああああ!?」


    山賊「う…ぐぅ…!!」

    苗木「やった…!」

    山賊「くそ!覚えて…ろおっ!?」

    苗木「えっ…!?」

    山賊は腹を殴られ、気絶してしまった。

    苗木「お…大和田クン!?」

    大和田「おう。お前、こんなとこでなにしてんだ?」

    苗木「い…いや…それはこっち台詞なんだけど…」

    大和田「ああ、俺は、水晶玉を作るための水晶を採集に来たんだ。っつーか、ここは昨日まであんな奴等いなかったはずだが…」

    苗木「…今日…ここに山賊が棲み着いたの?」

    大和田「そういうことだな」

    苗木(…あれ?じゃあ…なんであの子供は、ここにアジトが有ることをしってたんだろう…?)

    舞園「…あれ?じゃあ…なんであの子供は、ここにアジトが有ることをしってたんでしょうか…?」

    苗木(同じ事を!?)

    大和田「ああ?何の話だ?」





    大和田「…なるほどな」

    大和田「これは恐らく…罠だ」

    苗木「わ…罠!?」

    大和田「テメーらを、ここに誘き寄せる為のな。1日でアジトが見つかるなんて、よほどの馬鹿山賊じゃなきゃあり得ねえ」

    苗木「そ…そんな…」

    大和田「だが、山賊は山賊だ。何かいいモン隠し持ってるかもしれねえぜ」

    苗木「あっ…そうか」

    不二咲「…先に進むの?」

    苗木「…うん!」

    【オオワダが一時的に仲間になった】


    苗木「あれっ。分かれ道だ」

    大和田「右と左…どっちに行くんだ?」

    苗木「うーん…じゃあ…>>26
  26. 26 : : 2014/06/16(月) 20:33:12
    右に進んで正規ルートっぽかったら戻って左に行くとかいうRPG脳


    ダメなら普通に右で。
  27. 27 : : 2014/06/16(月) 20:37:46
    苗木「右行って、正解っぽかったら左に行ってアイテムとか取ろう」

    大和田「そんなのありかよ」

    右に進んだ。

    ズドン

    苗木「…」

    大和田「…」

    通った瞬間、戻り道が岩で塞がれた。

    苗木「…えーっと…」

    大和田「不正解みたいだな」


    【石頭の群れが現れた!】





    ズドオオン!!

    大和田が岩を吹き飛ばして引き返した。

    苗木「じゃあ左に行こうか」


    苗木「ん?」

    広い場所に出た。

    大和田「いくつか扉があるな…」

    舞園「全部で4つ…」

    苗木「今の人数とピッタリ合うね」

    大和田「手分けした方がよさそうだな…」

    不二咲「えっ…!?でも…危険じゃないかなぁ…」

    苗木「うーん…」

    苗木(どうしよう?)>>28
  28. 28 : : 2014/06/16(月) 20:49:36
    ばらばらは死亡フラグ、という訳で一緒で
  29. 29 : : 2014/06/16(月) 21:30:22
    苗木「…やっぱりバラバラになるのは危険だよ。みんな一緒に行こう」

    不二咲「う…うん…!そうだよね…!」

    大和田「…まあしゃーねーか」

    というわけで、みんなで一番右の道から順に行く事にしました。


    苗木「あれっ?」

    大和田「あれは…宝か?」

    遠くの方で、金色に光っていた。

    舞園「山賊の宝…でしょうか?」

    大和田「ラッキーじゃねえか!頂いていこうぜ!」

    不二咲「あ…あからさまに怪しいと思うんだけど…」

    苗木「…だよね」

    取る
    取らない
    >>30
  30. 30 : : 2014/06/16(月) 21:49:09
    まずは手近な石か何かを宝や宝の周囲に向かって投げる。
    それでトラップが発動しないようなら今度は鳴子みたいなものが周囲に仕掛けられていないかのチェック。
    それも無いようなら、そのお宝そのものがモンスターによる擬態じゃないかと散々疑いながらゆっくり近づき、戦闘態勢を崩さずに取る
  31. 31 : : 2014/06/16(月) 21:52:42
    取る
    ラスボスって多分最初の絶望王様さんですよね? (王道)
  32. 32 : : 2014/06/16(月) 22:12:40
    >>31どうでしょうねw


    苗木「…大和田クン。ちょっとその辺の石を投げてみてくれる?」

    大和田「お?おう」

    ブン!

    石は、宝を目がけて一直線に飛んだ。

    【しかし何も起こらなかった!】

    苗木「…よし…」

    周りや天井や地面をよく見て警戒しながら、徐々に近づいて行く…

    不二咲「わあ…」

    宝の近くまで来た時、不二咲が歓声をあげた。

    不二咲「これ…本当にお宝なんだねぇ…」

    苗木(…確かに…不二咲さんの言葉も納得できるな…)

    今まで宝なんかとは縁の無かった生活を送ってきて、突如明らかに「宝!」って感じのものを見せられたら、苗木もそういう歓声を出してしまいそうになった。

    大和田「んじゃ、遠慮無くもらっていくか!どうせ山賊のもんだしよ!」

    苗木「き…気を付けて!もし宝そのものが魔物だったら…!」

    …しかし大和田はそんな苗木の心配をよそに、宝をひとつかみした。

    【しかし何も起こらなかった!】

    大和田「ったく、心配しすぎだっての!」

    苗木「うっ…」

    ゴゴゴゴゴ…!

    苗木「…?」

    苗木(何の音だ…?)

    戻れなくなった
    隠し扉が開いた
    大岩が迫ってきた
    部屋が回転した
    いびき

    >>33
  33. 33 : : 2014/06/16(月) 22:18:54
    隠し扉で
  34. 34 : : 2014/06/16(月) 22:46:36
    苗木「…あっ!大和田クン!」

    大和田「ん?うお!?」

    宝が積まれていた場所の横の壁に、隠し扉が開いた。

    舞園「こ…これって…!?」

    苗木「よく分からないけど…宝を取ったり…動かしたりしたら、開く仕組みなのかな…」

    苗木(まあこんな怪しい宝、取る人いないよな…)


    【隠し部屋】


    苗木「わあ…」

    この部屋には、大量の宝箱と日記が置かれていた。

    【元気草を手に入れた】
    【星の剣を手に入れた】
    【古の杖を手に入れた】
    【勾玉を手に入れた】
    【珍し草を手に入れた】
    【虹玉を手に入れた】
    【50000G手に入れた】

    苗木「…『バリの日記』」

    『今日から山賊をやることにした。そして、やっとの思いで仲間を見つけた。』

    『我らは、我らのアジトを発見することができた。ここには水晶もあるようで、中々良いアジトになるだろう』

    『今日はいい天気だった。だが夕方から少し雨が降った』

    苗木「…」

    舞園「…終わり…ですか」

    苗木「なんかもう最後らへん、夏休みの日記モードに突入しちゃってるよ…」

    ボゴンッ

    苗木「っ?!」

    いきなり、壁が崩れるような音がした。

    大和田「あ、ワリィ。壁をちょっと押したら、なんか崩れちまった」

    苗木「…あれ?この先って…」

    崩れた壁の向こうにも、空間が広がっていた。

    苗木「…」


    【最深部】


    苗木「…ここは…?」

    「よく来たな!」

    苗木「!」

    「まさか、俺の作った隠し部屋から現れるとは思わなかったべ!」

    苗木「…べ?」

    大和田「この偉そうな感じ…!てめえが山賊長か!」

    「その通り!俺がここの山賊長…」

    葉隠「葉隠だべ!!」

    苗木(ええええええええ!!??ここで葉隠クン!!??)

    舞園「…葉隠…聞いた事ありますね…?」

    不二咲「確か苗木君が…セレスさんと間違えた…?」

    苗木「…」

    葉隠「さあかかってくるがいいべ!」
  35. 35 : : 2014/06/16(月) 22:50:35
    【ハガクレが現れた!】

    【ナエギの攻撃!ハガクレに75ダメージ!】

    【ハガクレを倒した!】


    苗木「弱ッ!!!」

    舞園「あ…あれが…山賊長…?」

    大和田「…よほどの馬鹿の方だったか」

    ザッ…

    大和田「ん?」

    葉隠の奥から、誰かが歩いてくる…

    苗木「…っ!」

    そして…それは姿を表した。

    >>36だった。
  36. 36 : : 2014/06/16(月) 22:54:33
    いかにも山賊の親分といった風の安っぽい服装に身を包んだ十神
  37. 37 : : 2014/06/16(月) 23:04:45
    イメージ的に勇者ヨシヒコの山賊かな?
  38. 38 : : 2014/06/17(火) 00:19:31
    十神「ったくこの馬鹿は…。1寸の役にもたたないな」

    大和田「テメーが山賊長か!」

    苗木(十神クン!?)

    十神「ああ。俺の名は十神だ」

    苗木(知ってるっ!!)

    苗木(っていうかなんだあの格好!?いかにも山賊の親分っぽいけど…ものすごく安っぽいよ!これでいいの!?)

    十神「さあ…4人まとめて相手してやる。かかってこいプランクトン共」

    大和田「舐めやがって!!」


    【トガミが現れた!】


    十神「クックック。己の無力さを知るがいい…」

    【ナエギの攻撃!】

    十神「無駄だ」

    【トガミの防御!トガミに0ダメージ!】

    苗木「っ!?」

    【オオワダの大打撃!】

    【トガミの防御!トガミの防御は破れた!トガミに130ダメージ!】

    十神「っ!愚民が…!!」

    【フジサキのマジックアップ!マイゾノの魔力が上がった!】

    【マイゾノのメガファイア!トガミに103ダメージ!】

    【ナエギのV字斬り!トガミに121ダメージ!】

    【トガミのナイフ乱投!全員に平均83ダメージ!】

    【オオワダの大打撃!トガミに264ダメージ!】

    【フジサキのマジックアップ!マイゾノの魔力がすごく上がった!】

    【マイゾノのメガファイア!トガミに175ダメージ!】

    【ナエギのW字斬り!トガミに197ダメージ!】

    【トガミは倒れた!】


    十神「クッ…!!」

    苗木「やった…!」

    十神「…ックックック…!はぁーっはっはっは!!」

    苗木「…!?」

    大和田「気味がワリィ野郎だな!言いたい事があんならはっきり言いやがれってんだ!!」

    十神「貴様らは既に勝った気でいるようだが…」

    十神「それは大きな誤算だな…!」

    十神「俺にはまだ、切り札があるんだぞ…?」

    苗木「っ!き…切り札…!?」

    十神「貴様ら如きに使う事になるとはな…!」

    苗木「!」

    十神は、大量のナイフが縛ってある塊を取りだした。

    十神「これをお前達に向かって投げる。避けることは出来ないぞ…?」

    十神「更に、ナイフ1本1本に全て強力な毒が塗ってある…!これから貴様らに、毒の雨が降り注ぐわけだ…!」

    苗木「っ!」

    苗木(地道に1本1本塗ったのかな…)

    苗木は、一生懸命1本1本丁寧に毒を塗ってる十神を想像してしまった。

    十神「いくぞ…!ここが貴様らの墓場だ!」

    十神はナイフの縄を解くと同時に投げた!

    苗木「っ!」

    そして大量のナイフは天井に跳ね返り…!

    全て十神に命中した!

    苗木「…」

    十神「…フン。実践練習するべきだったな」

    ドサ…

    十神は倒れた。

    苗木「…」
  39. 39 : : 2014/06/17(火) 16:15:07
    さすがかませだ!!俺たちに出来ないことを平然とやってのける!!(皮肉)
  40. 40 : : 2014/06/17(火) 16:36:01
    そこに痺れる?憧れるぅ?
  41. 41 : : 2014/06/17(火) 18:52:14
    不二咲「…ここの天井低いからねぇ…」

    苗木「あっ」

    苗木は、十神のポケットに何か大きな物が入ってるのを見つけた。

    【お人形を手に入れた!】

    苗木「これが盗まれたっていう人形かな?」

    大和田「ったく。なんだってこんなもんを?」

    苗木「知らないよ。十神クンが人形好きだったんじゃないの?」


    【トナリ町】


    苗木「はい」

    子供「あっ!ありがとう!」

    【クエスト達成!】

    【苗木達は50000の経験値を手に入れた!】


    苗木「ふう〜。色々あったけど、これでやっと西に行けるよ!」

    大和田「西?ああ、ミナト町に行くのか?」

    苗木「ミナト町?」

    大和田「こっから西にある町で、そこの船を使えば新大陸に行けるんだ。丁度良いじゃねえか。これ持って行けよ」

    【船のチケットを手に入れた!】

    大和田「まあ船を貸してくれるっちゃ貸してくれんだが、金はかかるし遅いしでめんどくせーからな。その船に乗って新大陸に行けばいいだろ」

    苗木「いいの?」

    大和田「おう。俺はこの山から離れる気はねえし、それだって偶然手に入れたもんだからな」

    苗木「じゃあ、ありがとう!遠慮無くもらうよ!」

    大和田「おう!じゃ、頑張れよ!」

    【オオワダが仲間から外れた】

    苗木「じゃ、行こっか」

    舞園「はいっ!」

    不二咲「うんっ!」


    【大頭が現れた!】

    苗木「また頭かよ!!!」


    【超ウニ頭が現れた!】

    苗木「またお前かよ!!!」

    【なんと白髪が1本生えている!】

    苗木「知るかあああ!!!!」
  42. 42 : : 2014/06/17(火) 19:06:31
    【ミナト町】


    苗木「はぁ…はぁ…」

    苗木(なんか…戦闘以外で…どっと疲れた…)

    舞園「…あら?」

    不二咲「…静か…だね…」

    異様すぎるほど静かだった…

    苗木「…誰もいないのかな…?」

    舞園「…おかしいですね…」

    苗木「…」

    苗木(人が誰も居ない…ってことは…)

    魔物だ!
    引きこもりだ!
    旅行だ!
    トイレだ!
    廃墟だ!

    >>42
  43. 43 : : 2014/06/17(火) 21:08:24
    魔物だ!!
  44. 44 : : 2014/06/17(火) 23:00:45
    苗木「魔物だ!」

    舞園「…!」

    不二咲「じゃあ…魔物が来たせいで…この町は…」

    苗木「多分…そうだと思う…」

    苗木「…!」

    舞園「えっ…!?」
    不二咲「わぁ!?」

    苗木は2人を引っ張り、近くの家の中に逃げ込んだ。

    苗木「…」

    舞園「な…何ですか…!?」

    苗木「…外に魔物がいた…」

    舞園「…っ!」

    不二咲「…この町に…人がいなくなるほどの強い魔物…ってことなの…?」

    苗木「…さあ…どうなんだろう…」

    外には、意外に初めて見る人型の魔物がいた。

    手に棍棒やら槍やら持っていて、頭に骨を被った獣人だ。

    苗木(…何か会話してるみたいだけど…)

    獣人A「○□○×○□◇▽○△×□○?」

    獣人B「□◇▽○○×□△○△×□○×△○△◇▽」

    獣人A「○×□○×△○△×□○×○□△△○◇▽○△□○」

    獣人「□○×△○△◇△○□×□△○◇▽○△○□×□△」

    苗木(…なんて言ってるんだ…??)

    舞園「…ちょっとなに言ってるのか分からないですね…」

    不二咲「…うん…」

    しばらくすると、獣人は何処かに行ってしまった。

    苗木「追おう!」

    舞園「はい!」

    不二咲「うん!」


    しばらく追っていくと、少し大きな家に入っていった。

    苗木「あそこか!」

    バチィ!

    苗木「っ!?」

    入ろうとしたところで、何かに弾かれた。

    舞園「結界…!?」

    苗木「…みたいだね」

    舞園「…メガファイアッ!」

    ゴオオオオ!!

    大きな炎が直撃したが、効果がなかった。

    不二咲「…」

    苗木「…不二咲さん?」

    不二咲が、なにかブツブツ言っていた。

    舞園「…あっ…!」

    バチッ!

    バリバリ!ピシッパキッ!

    電流を流しながら、結界に少しずつヒビが入ってきた。

    やがて…

    ガシャアアアン!!

    結界がガラスのように砕けた!

    苗木「えっ…!?」

    舞園「そっか…!魔封じの祈りですね!」

    不二咲「う…うん」

    舞園「魔封じの祈りは集中が必要なので戦闘中は使えませんけど、ほぼ全ての魔法を無効化できるんですよ!」

    苗木「へえ…!すごいね!不二咲さん!」

    不二咲「えへへ…!」

    舞園「さあ、先に進みましょうっ」

    苗木「うん」

    苗木「…ん?」

    奥の方から、誰かがやって来た…

    舞園「…誰でしょうか…?」

    不二咲「獣人…じゃあなさそうだね…」

    苗木「…」

    >>45だった。
  45. 45 : : 2014/06/18(水) 00:13:43
    ここらで霧切さん!
  46. 46 : : 2014/06/18(水) 01:36:36
    苗木「…霧切さん…?」

    霧切「あら。私の噂でも聞いたのかしら」

    舞園「苗木君って色んな人を知ってるんですね」

    苗木「…まあ…ね」

    霧切「…で?何の用?」

    苗木「…ミナト町の住人はどうしたの?」

    霧切「ああ、あの人達なら、全員地下に監禁しているわ」

    苗木「…!?なっ…!?」

    舞園「なんでそんな…!」

    霧切「邪魔だったからよ。ミナト町は、これから私の拠点となるのだから」

    苗木(現実の霧切さんとは、全然違う…!)

    霧切「邪魔する気なら…容赦しないわよ」


    【キリギリが現れた!】


    苗木「…絶対に…許さない…!!」

    舞園「っ!」

    【ナエギに力がみなぎる…】

    【ナエギは必殺を覚えた!】
  47. 47 : : 2014/06/18(水) 16:48:12
    【キリギリのギガアイス!全員に平均145ダメージ!】

    【ナエギの必殺!苗斬!】
          (ナエギリ)

    苗木「えっ!?ださっ!?」

    剣を両手で構えて…

    思いっきり横に真っ二つに斬る!

    ズシャアアア!!

    霧切「くっ…!!」

    【キリギリに365ダメージ!】

    【マイゾノのメガファイア!】

    【クリティカルヒット!キリギリに213ダメージ!】

    【キリギリを倒した!】


    霧切「な…なんて強さなの…!?あなたたちは…!!」

    舞園「私達は魔王を倒すんですよ。もっともっと…強くならないと」

    霧切「…!?魔王様を…!?」

    霧切「なるほどね…。あなたたちが最近噂されている、勇者ね…!」

    不二咲「…耳が早いんだね…」

    舞園「…私達旅立ったばかりですよね?」

    苗木「ああ…そうだっけ?」

    苗木(なんかもう…長い事旅してる気分だ…)

    霧切「…じゃあ…私はこれで失礼させてもらうわよ…」

    苗木「あっ…!」

    呼び止める暇もなく、霧切は既に消えてしまった。

    舞園「ワープ…!かなり高度な魔法じゃないですか…!」

    不二咲「…さっきの…霧切さん?かなり強いみたいだねぇ…」

    苗木「…うん」

    苗木(さっき…必殺がなかったら負けてたかも…)

    苗木(ギガアイスで、不二咲さんなんか瀕死だし…)

    【苗木は必殺「苗斬」を習得した】

    苗木「…やっぱりださいよなぁ…」

    【必殺技名を変更しますか?】

    苗木「あ、変更できるんだ。変更しとこう」

    舞園「何にするんですか?」

    苗木「うーん…」

    不二咲「あまり深く考えなくてもいいと思うよ?」

    【必殺「ヒャッホウ」】

    舞園「それは却下!!」
    不二咲「それは却下!」

    苗木「じ…冗談だよ…」

    【必殺「コトノハ斬」】

    【必殺「ダンガンスラッシュ」】

    【必殺「弾丸斬」】

    【必殺「ザシュ」】

    【必殺「ケチャップ」】

    【必殺「レトルトカレー粉」】

    【必殺「コーヒー豆抜きのコーヒー」】

    苗木(こういうの…決まらないとなんか変なのうっちゃうんだよな…)

    苗木「う〜ん…」

    苗木(どうしよう…?)
    >>48

    この中から選んでも、自分で考えても、全力でふざけても、真剣に考えても結構です!
  48. 48 : : 2014/06/18(水) 17:24:53
    マインドスラッシュ
  49. 49 : : 2014/06/18(水) 18:46:12
    【必殺「マインドスラッシュ」】

    舞園「中々良いですねっ!」

    【自分のSP20%,HP10%削って、敵を強く斬りつける。与えたダメージの20%分、敵のMPにもダメージを与える。】

    苗木「へえ。中々強い…けど…」

    苗木(道理でなんとなく力が抜けてきたんだな…。HP10%消費した…)

    不二咲「ヒーラー!」

    【全員のHPが、平均87回復した!】


    【地下牢】


    【獣人が現れた!】

    苗木「またか…!」

    【獣人の攻撃!ナエギに65ダメージ!】

    【ナエギの攻撃!獣人に84ダメージ!】

    【マイゾノのファイア!獣人に92ダメージ!】

    【獣人を倒した!】

    【地下牢の鍵を手に入れた!】

    苗木「あっ。やった」

    【地下牢の人々を解放した!】


    【ミナト町】


    苗木「わあっ」

    町はすっかり賑やかになっていた。

    舞園「ついさっきまで地下牢に囚われてた人達とは思えないですね」

    不二咲「あっ!苗木君、あの船じゃないかな?チケットに写ってた船って」

    苗木「えーっと…?うん、そうだね。じゃああれに乗ろう」

    港に、大きな客船があった。


    【客船】


    苗木達が乗り込むと、船が動き出した。

    苗木「次の大陸には、明日着くみたいだね」

    舞園「じゃあ明日までゆっくり休みましょうか」

    苗木「思えば、ずっと歩きっぱなしだったもんね…」


    自由行動開始


    苗木「さて、ボクはどうしようかな?」

    舞園のところに行く
    不二咲のところに行く
    船内を見回る
    休む
    その他

    >>50
    その他の場合は内容も。
  50. 50 : : 2014/06/18(水) 21:49:15
    じゃあ、RPGで船といえば沈没イベントという事で、敵が来た時に戦いやすそうな広い場所や救命具の場所なんかを探しておく
  51. 51 : : 2014/06/18(水) 23:10:16
    苗木(…今敵に襲われたら困るよな…)

    苗木(それにこの船大きいから…狙われやすいだろうし…)

    苗木(今の内に、広い場所や救命具を探しておこう)


    【甲板】


    苗木「わあ広い…」

    苗木(けど…人が多いし…そのせいで色々なものが置いてある…)


    【大広間】


    苗木「ここは…?」

    船員「あれ、見学者?」

    苗木「あ、はい」

    船員「この大広間は、必要なときにテーブルとか照明器具とかを出して使う、多目的広場なんだよ」

    苗木「へぇ。そのせいで、今は何も無いんだ」

    船員「まあイベントがない限り、ここには人なんてこないからね」

    苗木「はは…」

    苗木(ここにいるんだけど…)


    【船腹】


    苗木「うわ…ごちゃごちゃしてるなあ…ん?」

    宝箱が置いてある…

    苗木(…あれは…とっていい宝箱なのかな…)

    苗木(いや…まあ…実際には全部盗んでるわけだし、とっていい宝箱なんてないと思うんだけどさ…)

    苗木(…)

    苗木「…あっ」

    宝箱に気を取られていたが、この奥に救命具が置いてあるのが見えた。

    苗木(っていうか…あんなところに置いてあったら、いざというとき使えないんじゃあ…)

    苗木(いや…他の所にもあるかもしれないか…)


    【動力室】


    苗木「うわっ…暑…」

    船員「ん?なんだ?見学者か?」

    苗木「は…はい…」

    船員「まあ見ての通り、ここは動力室だ。ここで船を動かす動力を作ってるんだ」

    この部屋の中央に、大きな機械が見えた。

    船員「あれが動力炉だ。ここが暑いのは、大半があれのせいだ」

    船員「この動力炉が壊れちまったら、この船はただの張りぼてだ」

    苗木「…」

    船員「ッハハ!まあ心配すんなって!この動力炉は壊れにくく作られてるし、結界が張られてるから、破壊されるなんてことはない。それに、俺達が丁寧にメンテナンスを続けてるから、不調になることもない!」

    苗木「う…うん…」

    苗木(なんていうか…フラグ?)


    【船長室】


    不二咲「あっ…!苗木君!」

    苗木「あ、不二咲さん?」

    船長「この娘が急に船長室に入り込んできたからな、この船について教えていたところじゃ」

    苗木「あ…ありがとうございます」

    苗木(…男だけどね…)

    苗木(あれ?そういう設定って、ここでも同じだよな…?)

    苗木「ねえ不二咲さん」

    不二咲「え?なに?」

    苗木「不二咲さんって男?」

    不二咲「えっ…?」

    ドガシャアン!!

    苗木「…」

    船長が派手に倒れた。

    船長はでかい図体の老人なので、大きな音と振動がした。

    船長「お…男…じゃと…?」

    不二咲「えっ…えっと…」

    船長「…」

    船長は不二咲をガン見した。

    不二咲「…な…苗木君…」

    【不二咲は苗木に助けを求めた!】

    苗木「え…えっと…不二咲さん、もうここは十分見学したよね、じゃあいこうか!ではさよなら!」

    苗木と不二咲は、早足で出て行った。


    不二咲「あ…ありがとう…」

    苗木「う…うん。ごめん、いきなり変な質問しちゃって…」

    不二咲「う…ううん…」

    不二咲「…あ、そうだ。船長室には、色々なお宝とか、救命具とかあるんだって」

    苗木「へえー」

    苗木(じゃあ…困ったら船腹…やむを得なかったら船長室に行けばいいか…)


    【苗木部屋】


    苗木「ふぅ…」

    苗木(今日はもう遅いし…寝よう…)

    ゴトンッ…

    苗木「…?」

    苗木(船が揺れた…)

    苗木「それに…何か変な音が聞こえたような…」

    苗木「…」

    苗木(ちょっと調べてみよう…)

    どこを調べる?

    甲板
    船長室
    動力室
    船腹
    自分の部屋
    舞園の部屋
    不二咲の部屋

    >>52
  52. 52 : : 2014/06/18(水) 23:22:51
    不二咲君の部屋!
  53. 53 : : 2014/06/18(水) 23:31:16
    【不二咲部屋】


    苗木「不二咲さん!」

    不二咲「…zz…」

    苗木「…」

    苗木(…うん…まあ…安心した。何も異常無しみたいだ)

    苗木(次どこを調べる?)

    甲板
    船長室
    動力室
    船腹
    自分の部屋
    舞園の部屋
    不二咲の部屋

    >>54
    もう一度不二咲を選んだ場合、何をするのかもお願いします。
    (イタズラとか探索とか)
  54. 54 : : 2014/06/18(水) 23:40:45
    動力室でお願いします!
  55. 55 : : 2014/06/19(木) 00:35:58
    【動力室】


    苗木(確か…ここをやられたら終わりなんだよなあ…)

    苗木「…あっ!」

    【ウニ頭DXが現れた!】

    【ウニ頭DXのミサイル針!ナエギに65ダメージ!】

    【ナエギのV字斬り!ウニ頭DXに124ダメージ!】

    【ウニ頭DXの攻撃!ナエギに73ダメージ!】

    【ナエギの攻撃!ウニ頭DXに85ダメージ!】

    【ウニ頭DXを倒した!】

    苗木「ふう…」

    苗木(ウニ部分がでかすぎて、顔が見えなかったな…)

    苗木「ってそんなことより…ここに魔物がいたってことは…!」

    苗木は奥に進んだ。

    苗木「っ!」

    魔物達が、必死に動力炉を壊そうとしていた。

    だが結界が張ってあって、中々壊せてなかった。

    苗木「おいっ!お前達!」

    苗木が言い放った瞬間、魔物軍団が全員苗木の方を向いた。

    苗木「勝負だ!」


    【魔物軍団が現れた!】

    【ナエギのW字斬り!魔物軍団に242ダメージ!】

    【魔物軍団の攻撃!ナエギに45ダメージ!】

    【魔物軍団の攻撃!ナエギに46ダメージ!】

    【魔物軍団の攻撃!ナエギに45ダメージ!】

    苗木「くっ…!」

    【ナエギのW字斬り!魔物軍団に253ダメージ!】

    【魔物軍団の突進!ナエギに56ダメージ!反動で魔物軍団に11ダメージ!】

    【魔物軍団の攻撃!ナエギに45ダメージ!】

    【魔物軍団の防御!受けるダメージが減った!】

    苗木(やばい…。次の3連攻撃に耐えられるか…?)

    苗木(…)

    苗木(いちかばちか…!)

    【ナエギの必殺!マインドスラッシュ!】

    【クリティカルヒット!魔物軍団に476ダメージ!】

    【魔物軍団を倒した!】


    苗木(あ…危なかった…。あれで倒せなかったら負けてた…)

    【ナエギ】
      【HP;52】

    苗木(でも…これでここの魔物は一掃できたかな…)

    船員「んーっ!んーっ!」

    苗木「…ん?」

    苗木(戦いに集中してて気付かなかったけど…声が…)

    苗木「…」

    …上を見上げると、船員が縛られて吊されていた。

    なんとか下ろし、船員を解放した

    船員「あ…ありがとう…。君は…さっき見学に来た子か…」

    苗木「あの…魔物達は…」

    船員「…突然やって来たんだ。俺は油断して、あっという間に吊されてしまった…」

    船員「夜中は俺しかいないからな。俺がやられたら、後は動力炉の強度に頼るしかなかった…」

    船員「…魔物退治は、君達に任せてしまっていいか?」

    苗木「…うん!」

    船員「助かる。じゃあ、君は戦いやすいと思うところにいてくれ。そこに魔物を誘導する」

    苗木「分かった」
  56. 56 : : 2014/06/19(木) 00:46:23
    【大広間】


    あの後、苗木は全快してもらい、2人を呼び集めた。

    苗木「…来るよ」

    舞園「…はい」

    不二咲「…うん」

    そして…

    窓が割れ、そこから大量の魔物が流れ込んできた!


    【魔物軍団が現れた!】

    【ナエギのW字斬り!魔物軍団に279ダメージ!】

    【フジサキのマジックアップ!マイゾノの魔力が上がった!】

    【マイゾノのメガファイア!魔物軍団に245ダメージ!】

    【魔物軍団のミサイル針連射!全員に平均52ダメージ!】

    【魔物軍団の押し潰し!ナエギに123ダメージ!】

    【魔物軍団の防御!受けるダメージが減った!】

    【ナエギのW字斬り!魔物軍団に283ダメージ!】

    舞園「…この船の人達に…危害は加えさせない…!!」

    【マイゾノの魔力が高まる…】

    【マイゾノは必殺を覚えた!】
  57. 57 : : 2014/06/19(木) 18:32:23
    【マイゾノのノンレム・スリープ!】

    舞園「〜♪」

    【相手は全員深い眠り状態になった!】

    不二咲「わぁっ…!」

    【フジサキのマジックアップ!マイゾノの魔力がすごく上がった!】

    【魔物軍団は深い眠りについている…】

    【魔物軍団は深い眠りについている…】

    【魔物軍団は深い眠りについている…】

    【ナエギのマインドスラッシュ!】

    【クリティカルヒット!魔物軍団に482ダメージ!】

    【マイゾノのメガファイア!】

    【クリティカルヒット!魔物軍団に317ダメージ!】

    【フジサキのオーバーロード!】

    【クリティカルヒット!魔物軍団に122ダメージ!】

    【魔物軍団を倒した!】


    苗木「…ふう…」

    舞園「…なんとかなりましたね…」

    【マイゾノは必殺「ノンレム・スリープ」を習得した!】
             【自分のMP・HPを15%削り、敵全体を必ず深い眠り状態にする】

    【必殺技名を変更しますか?】

    苗木「せっかくだし、しておいたら?」

    舞園「そうですね」

    舞園「でも…どうしましょうか…?」

    【必殺「子守歌」】

    【必殺「覚めない夢」】

    【必殺「舞園さやかinファイナルステージ」】

    【必殺「舞う羊たち」】

    【必殺「逆目覚まし時計」】

    【必殺「ラー油」】

    【必殺「ああああ」】

    舞園「う〜ん…」

    >>58
  58. 58 : : 2014/06/19(木) 19:09:19
    じゃあ「舞う羊たち」で
  59. 59 : : 2014/06/19(木) 19:27:51
    【必殺「舞う羊たち」】

    苗木「中々強い必殺が手に入ったね」

    舞園「はいっ」

    不二咲「いいなぁ…」


    その後、魔物軍団を海に落とし、船長に素早く報告して自室に戻って寝た。


    【翌日】

    【甲板】


    ざああぁぁー…

    苗木「…」

    苗木は1人で、船の先の方に居た。

    苗木(…あっ!見えてきた…!)

    うっすらと、次の大陸が見えてきた。

    苗木(…本当に…本物みたいだよなぁ…)

    苗木(潮の香りもするし…景色は綺麗だし…静かに海や海猫の声が聞こえるし…)

    舞園「…苗木君?」

    苗木「…あっ。舞園さん。不二咲さん」

    不二咲「ちょっと…目が覚めちゃって…」

    苗木「はは。ボクも」

    それから少しずつ船員がやって来て、少しずつ賑やかになってきた。


    数十分後

    苗木達は船を降りた。


    【新大陸】


    舞園「…で…これからどうします?」

    苗木「う…うーん…」

    ここから先のことは何も聞いてない。

    不二咲「うーん…」

    苗木「うーん…って…不二咲さん?…それ何?」

    不二咲「え?新大陸の大まかな地図。さっき船員さんにもらったんだよ」

    苗木「ちょ…ちょっと見せて!」

    この先には町があり、その先には森と山がそれぞれ左右にあった。

    苗木「目指すなら、この西の森か東の山かな?」

    舞園「そうですね」

    どっちを目指す?

    >>60
  60. 60 : : 2014/06/19(木) 20:06:59
    西野カ……西の森で
  61. 61 : : 2014/06/19(木) 21:48:37
    苗木「じゃ、ちょっと装備揃えてから西の森に行ってみようか」

    とはいっても、既に拾い物によって装備が強く、あまり買うものが無くなってきた。


    【平原】


    町を出ると、すぐ平原に出た。

    舞園「ここから西に向かって行くんですね」

    苗木「うん」


    【清鷹が現れた!】

    不二咲「やった!久しぶりに頭以外のが現れたよ!」

    【清鷹の攻撃!ナエギに77ダメージ!】

    【ナエギの攻撃!しかし外れてしまった!】

    【フジサキのマジックアップ!マイゾノの魔力が上がった!】

    【マイゾノのメガファイア!清鷹に85ダメージ!】

    【清鷹の攻撃!ナエギに73ダメージ!】

    【ナエギの攻撃!清鷹に98ダメージ!】

    【フジサキのマジックアップ!マイゾノの魔力がすごく上がった!】

    【マイゾノのファイア!清鷹に83ダメージ!】

    【清鷹を倒した!】


    【西の森】


    中は薄暗く、霧があり、魔物の声もするので、薄気味悪かった。

    不二咲「うぅ…こういうところ苦手だよぉ…」

    苗木「早めに何か見つけて、早めに出よう…」








    苗木「はぁ…」

    舞園「…ここ…さっきも通りませんでした?」

    苗木「…うん」

    苗木(おかしい…まっすぐ進んでるはずなのに…)

    苗木(ぐるぐる同じ所を回ってる…?まっすぐ進んでるのに?)

    不二咲「はぁ…はぁ…。もうMPも切れかかってるよぉ…」

    3人は、既に消耗し切っていた。

    苗木(まずい…このままじゃあ全滅だ…)

    舞園「あっ…!」

    苗木「ど…どうしたの…?」

    舞園「苗木君!これ見て下さい!」

    苗木「えっ…?」

    草や木に隠れて見えづらかったが、そこには看板があった。

    苗木「…『4の方位へ』…?」

    舞園「…どういうことでしょうか…?」

    苗木「…これは多分…」

    北に行く
    東に行く
    西に行く
    南に行く

    >>62
  62. 62 : : 2014/06/19(木) 22:47:45
    たぶん北かな?4って地図の方位のマークだろ?
  63. 63 : : 2014/06/19(木) 23:09:05
    苗木「…北に行くんだよ」

    舞園「北…ですか?」

    不二咲「地図で使う方位のマークだね。北の方向に4があるんだよ」

    3人は北へ進んだ。


    舞園「…あら?」

    不二咲「…来た事ないところみたいだね…」

    苗木「じゃあやっぱり当たってたんだ。それに、看板通りに進めば、きっとどこかに行けるはずだよ」

    苗木「…あっ、また看板見つけた。えっと…?」

    苗木「『平らな四角の方向へ』」

    舞園「平らな四角…?」

    苗木「…えっと…これは多分…」



    西


    >>64
  64. 64 : : 2014/06/20(金) 00:09:49
    よくわからんけど東
  65. 65 : : 2014/06/20(金) 00:35:50
    苗木「…東…かな」

    舞園「なんでですか?」

    苗木「…なんとなく」

    舞園「…」

    苗木は東に進もうとした時…

    不二咲「…あっ…!」

    苗木「…どうしたの?」

    不二咲「平らな四角って…」

    不二咲「平らってことは、平仮名。で、四角…つまり4画ってことなんじゃぁ…」

    苗木「つまり…きた…ひがし…にし…みなみ…」

    苗木「4画なのは、にし!西だね!」

    3人は西に進んだ。


    舞園「また来た事ない道のようですね」

    苗木「じゃあやっぱり西だったんだ…。不二咲さんがいて助かったよ!」

    不二咲「えへへ…!」

    苗木「…あっ。看板」

    苗木「えーっと…?『ナサのした』」

    舞園「ナサって…NASA…ですか?」

    不二咲「…」

    苗木「うーん…?」


    北に行く
    東に行く
    西に行く
    南に行く

    >>66
  66. 66 : : 2014/06/20(金) 00:49:13
    なるほど、つまりNASAの地下にはアメリカの国家機密的な活動・研究を行う施設が存在するという事だな……。


    あ、安価は
    ナの下がニ
    サの下がシ

    って事で西
  67. 67 : : 2014/06/20(金) 01:14:38
    苗木「…そうか分かったぞ!」

    苗木「西だよ!」

    不二咲「50音順で、ナ・サの下はニ・シ。っていうわけだね」

    舞園「あぁー。なるほど」


    西に進んでいくと…

    苗木「あれっ?」

    森が唐突に終わった。

    そして、先には何か遺跡のようなものが見えてきた。

    舞園「森を抜け出せたんですね!」

    不二咲「わあ…すごいね…」

    今まで薄暗かったからか、この場所がすごく明るく見えた。

    そして、遺跡を中央に、周りの森が円形に切り取ったように途切れている。

    森の中にはいなかった、小鳥などの普通の生き物もいた。

    まるで森の中とは別世界だ。

    苗木達はそこで少し休んだ後、遺跡の中に入った。


    【遺跡】


    中は以外に明るかった。

    何故か電気が通っていて、キレイで、とても遺跡には見えなかった。

    苗木「…っていうか…ここ遺跡なのかな…?」

    舞園「外から見たら、完全に遺跡でしたけどね…」

    段々疑わしくなってきた。
  68. 68 : : 2014/06/20(金) 02:26:37
    本当にフレンさんの作品は面白いうえに読みやすいです!
    続き楽しみに待ってます!
  69. 69 : : 2014/06/20(金) 16:46:38
    >>ベータさん ありがとうございます!すごく励みになります!


    苗木「…ん?」

    少し進むと、誰かが倒れていた。

    舞園「…あら?遭難者でしょうか?」

    不二咲「まさか…死んじゃったとか…」

    苗木「…腐川さん…?」

    舞園「あ、この方のことも知ってるんですね」

    苗木「う…うん…」

    苗木(これは…寝てるというよりも…気絶してないか…?)

    苗木(まさかこんなところで寝る人はいないだろう…)

    腐川「う…ん…」

    苗木「っ!」

    舞園「あっ!無事のようですね!」

    不二咲「よかったあ…!」

    苗木(まさか…ジェノサイダー…?!)

    腐川「あ…あれ…?ここ…どこ?」

    苗木(…あれ?)

    舞園「ここで寝たら、風邪ひいちゃいますよ?」

    腐川「だ…誰が好きこのんでこんなところで寝るのよ!!…っていうか…あんたら何しに来たの?」

    苗木「あ、ボクらは魔王を倒す旅をしてるんだけど…」

    腐川「はぁ?魔王?そんなのいるわけないじゃない…。頭おかしいんじゃないの?」

    苗木(えっ…?)

    不二咲「ところで…なんでこんなところで寝てたの…?」

    腐川「知らないわよ…気付いたらここで寝てたの…」

    苗木(あ、まさか…ジェノサイダーの状態でここで気絶したのか?)

    苗木(っていうかそれよりも…腐川さん…魔王なんているわけないって…?)

    苗木「まさか…ここに住んでたりするの?」

    腐川「そんなわけないでしょ…」

    腐川「全くあの霧切め…。なんで私をこんなところに…ブツブツ…」

    舞園「もしかしたら…無意識ワープ…?」

    苗木「無意識ワープ…そのまんまだね…」

    不二咲「感情の高ぶりや、危険察知で無意識に発動する、無意識にワープを使う事だよ」

    不二咲「自分から意識的に使うワープは、有意識ワープともいうんだよ。ミナト町にいた人も、有意識ワープだね」

    苗木「じゃあ…君は魔法使いなの?」

    腐川「…一応ね。魔法戦士よ」

    苗木「魔法戦士?」

    不二咲「たまに生まれる、魔法と戦士の素質を兼ね備えた人だね」

    舞園「レアな職業じゃないですか!」

    腐川「…名前だけよ。私は魔法しかあまり使えないし…」

    苗木「ああ…(察し)」

    腐川「なによ…何か文句でもあるの…?あるなら言えばいいじゃない…!どうせコイツ役立たずだなとか思ってるんでしょ…!」

    苗木「い…いや…そんなことないって!本当に!むしろすごく頼りになるよ!」

    腐川「ふ…ふん…。下手な同情なんて要らないわよ…」

    苗木「だって魔法戦士って、遠距離でも近距離でも戦えるんでしょ!それってかなりすごいじゃないか!」

    腐川「だ…だから…私は魔法が…」

    舞園「まあいいじゃないですか。私なんて、近距離戦は全くできませんから」

    腐川「…ふん」

    苗木「…ところでさ、この遺跡の先って、何があるの?」

    腐川「知らないわよ…。っていうか…こんなキレイなところが遺跡なわけ?」

    苗木「う…うん…一応…多分…」

    実際、自信があまりない。

    腐川「で…この遺跡の外は、どうなってるわけ?早く出たいんだけど…」

    舞園「森です。迷いやすい上にモンスターも出ますから気を付けて下さいね」

    腐川「…」

    腐川「…あんたらはどうするの?」

    苗木「とりあえずこの遺跡を探索してみるよ」

    腐川「…」

    腐川「…分かったわよ…あんたらが遺跡の探索が終わるまでついていくわよ…」

    苗木「えっ?」

    腐川「何!?悪いの!?私なんかがついて来て欲しくないって!?」

    苗木「い…いや…だからそういうわけじゃないって…!」

    腐川「じゃあ別にいいじゃない…」

    苗木「う…うん」

    【フカワが一時的に仲間になった!】

    【ナエギ】 【Lv22】
    【マイゾノ】【Lv22】
    【フジサキ】【Lv21】
    【フカワ】 【Lv21】
  70. 70 : : 2014/06/20(金) 16:46:49
    遺跡の中に電気w
    今後の展開、超期待!
  71. 71 : : 2014/06/20(金) 18:38:19
    >>70 ありがとうございますっ!


    4人は先に進む。

    苗木「それにしても…本当に遺跡には見えないよなあ…」

    不二咲「そうだね…。随分地下なのか、結構上も横も広いね…」

    舞園「もう少し飾り等を頑張れば、お城みたいにも見えるかもしれないですね」

    腐川「…全然埃もないみたいね…。定期的に誰かが訪れてるか、最近掃除でもしたのかしら…」

    苗木「でも、この遺跡の周りは、モンスターがいる迷いの森だよ?」

    腐川「…そうだったわね…」

    不二咲「あの森は、偶然抜けるのは難しいよねぇ…」

    舞園「…もし偶然抜けてしまったとしたら、ずっとここに住んでしまいますかね?」

    苗木「うーん…周りは森で危険だしね…」

    不二咲「この奥に食料でもあったら、ここに住む人もいそうだよね…」

    苗木「そうだね…」


    苗木「…」

    天井からロープが垂れ下がっていた。

    腐川「…引っ張れって事かしら…」

    不二咲「また明らかに怪しいものだね…」

    苗木「…うーん…」

    引っ張る
    放置する
    むしろ押し戻す

    >>72
  72. 72 : : 2014/06/20(金) 21:55:25
    むしろ押し戻してみよう
  73. 73 : : 2014/06/20(金) 22:50:23
    苗木「むしろ押し戻してみよう」

    ロープを握って…

    天井に押し戻した。

    固いロープだったので、簡単に押し戻せた。

    ガタンッバシャッガラガラッ

    苗木「…」

    上で何か倒れたような音と、水が流れた音と、何か変な音がした。

    苗木「…水を入れたバケツにでもつけてたのかな…このロープ…」

    バケツにロープを繋いで、引っ張ったら水が降ってくる、という仕組みだろう。

    だがロープを押し戻したせいで、反対側にバケツが倒れたんだろう。

    舞園「引っ張ってみたらどうですか?」

    苗木「う…うん」

    引っ張ってみた。

    すると、ロープが垂れ下がってる穴から水が滴り落ちてきた。

    苗木「ああ…引っ張ったら水でびしょ濡れになるっていう罠か…」

    腐川「…っていうか…何あの水。色おかしいじゃない」

    腐川の言うとおり、水は紫色だった。

    苗木「って、えええ!?紫色の水!?なにそれどんな液体!?」

    不二咲「毒…は緑色だし…」

    苗木「なんか毒よりやばそうなんだけど…」

    舞園「最初に引っ張らないでよかったですね」

    苗木「最初に引っ張らないでよかったよ」

    ついでにもっと本気で引っ張ってみた。

    カンッ

    なにか落ちて来た。

    腐川「…石…のようね…。しかも随分大きいわね…」

    苗木「…さっきのガラガラッて音はこれかあ…」

    舞園「最初に引っ張ってたら、大量の謎の液体と石を被ることになってたんですかね…」

    苗木「すごく命拾いしたよ…」

    すごく足止めを喰らった気がしないでもないが、4人は先に進む…

    苗木「あれ?」

    左右の分かれ道。

    舞園「どっちに行きましょうか?」

    苗木「うーん…」

    >>74
  74. 74 : : 2014/06/20(金) 23:48:22
    何となく右で!
  75. 75 : : 2014/06/21(土) 01:30:58
    苗木「まあ迷っててもしかたないし、直感で右に行こうか」

    別に反対する必要もないので、4人は素直に右に進んだ。

    パカッ

    床が開いた。

    落ちた。

    「うわああああ!!」

    苗木「ああ…あ?」

    いつの間にか、開いた床の手前に立っていた。

    苗木(あれ…?今…ボクは落ちたはず…?)

    舞園「あ、ダメージを受ける穴だったんですね。入るとダメージを受けて、落ちる手前まで戻されます」

    苗木「へえ…」

    苗木「とにかく、こっちははずれってことか…」

    4人は戻って左に進んだ。


    苗木「…」

    舞園「苗木君?さっきからずっと黙って、どうしたんですか?」

    苗木「…いや…この遺跡…何か変だよ…」

    腐川「…そ…そんなの今更じゃない…」

    苗木「だってさ…遺跡に入ってから随分進んだハズなのに…さっきから仕掛けばっかりで…」

    苗木「魔物が1体もいないんだよ」

    「…っ!」

    他3人も気付いたようだった。

    不二咲「そういえば…遺跡の外も、遺跡の周りだけは魔物もいなくて、普通の生き物がいたよね…!」

    舞園「森の薄暗さもあったのかもしれませんけど、遺跡が異常に明るく見えましたね…!」

    腐川「今思えば…あんなところで無防備に寝てたはずなのに…無傷だった…!」

    苗木「ここは…この近くは、魔物が全くいないんだ…。多分、結界でも張られているんだ…」

    舞園「結界の発動中は、光るものもありますしね!」

    不二咲「それで遺跡が明るくて…魔物もいなくて…」

    苗木「この遺跡は謎のままだけど、少なくとも魔物はいない。…はずだよ」

    不二咲「じゃあ安心なんだね!」

    舞園「でも…それじゃあこの奥に何が…?」


    右と左に宝箱2つ。その間に看板1つ。その奥に鍵付き扉1つ。

    苗木「『苗の箱を開けよ。中には鍵が入ってるからねん♪』…だって」

    舞園「この箱のどちらかに、鍵が入ってるんですね…」

    不二咲「でも…もし間違った方だったら…?」

    腐川「…まあ良くはないでしょうね…」

    どっちを開ける?

    >>76
  76. 76 : : 2014/06/21(土) 02:15:06
    カタカナのナとエで構成されてる左が正解と見た。
  77. 77 : : 2014/06/21(土) 02:37:13
    右じゃなかった…orz
  78. 78 : : 2014/06/21(土) 15:01:51
    苗木「苗の箱…か…」

    舞園「苗…なえ…ナエ…ギ…」

    苗木「ちょっと待って舞園さん最後唐突に別の字が出てきたんだけど」

    腐川「…左っていう漢字はナとエで構成されている…つまり左ってことよ…」

    苗木「えっ…?」

    腐川「…なによ…聞いてなかったの?それとも、あたしの言葉なんて聞く気もないってわけ…?」

    苗木「い…いや…じゃあ左開けるね…」

    苗木は左の箱を開けた。

    苗木「あっ…!」

    【鍵を手に入れた!】

    舞園「やりましたね!」

    苗木「うん!ありがとう腐川さん!」

    腐川「…」

    苗木は鍵を開けた。


    奥の部屋は、生活感が溢れていた。

    テーブル・椅子・ベッドなどが沢山、それも散らかっているように置かれていた。

    苗木「なんでこんな…たくさんのベッドとかテーブルがバラバラに置いてあるんだ?」

    腐川「こんな重い物…散らかしようがないから…もともとこういう風に設置したのね…」

    不二咲「…ここ…遺跡だよね…?」

    苗木「…その割には新しい気が…」

    すくなくとも、まだまだ使えそうだ。

    舞園「ところで、右の箱には何が入っていたんでしょうか?」

    腐川「どうせ…毒ガスとか魔物とか…ろくでもないものでしょ…」

    苗木「右だった場合は…奈路の箱?」

    不二咲「苗の箱の方がいいね…」

    苗木「…あれっ?」

    舞園「どうしたんですか?」

    苗木「いや…今何か素早く動いたような…」

    不二咲「ま…魔物はいないはずだよねぇ…?」

    腐川「どうせ…埃とか虫とかでしょ…」

    苗木「いや…この辺埃とかないんだけど…。風も吹いてないし…」

    腐川「じゃあきっと虫よ」

    舞園「…虫が来るくらいなら魔物が来て欲しいです」

    苗木「う…うーん…」

    4人はとりあえずこの部屋は保留にして、別の部屋へ移動した。
  79. 79 : : 2014/06/22(日) 18:06:49
    苗木「っ!?」

    舞園「どうしたんです…かっ!?」

    次の部屋には、魔物が大量発生していた。

    苗木「…?」

    …が、襲ってくる気配はなかった。

    不二咲「ま…魔物だらけだねぇ…」

    腐川「…床がほとんど埋め尽くされてるわよ…」

    歩く隙間もなかった。

    …が、歩いてみるとちゃんと道を開けてくれていた。

    舞園「…どういうことなんでしょうか…?」

    腐川「…魔物にも色々種類があるのかもね…」

    腐川「人を見つけるなり攻撃してくる魔物もいれば…こんな風に無害な魔物もいるということね…」

    苗木「まあ…助かったね…」

    苗木(前に出てきた魔物軍団より多いし…流石に相手しきれないよなあ…)

    次の部屋に向かった。

    苗木「…やっぱりここも魔物だらけだなあ…」

    「…誰…?」

    苗木「えっ…?」

    不二咲「人がいるの…?!」

    舞園「ですが…聞き覚えのある声…」

    霧切「…奇遇ね。私も聞き覚えがあるわ」

    苗木「…!霧切さん!?」

    大量の魔物の中にいたのは、何か丸い物を持っている霧切だった。

    霧切「ミナト町にいた勇者…ここにまで来るとはね…」

    腐川「…霧切?あんたこんなとこでなにしてんのよ?」

    苗木(えっ…!?)

    霧切「…あなた誰?」

    腐川「腐川冬子よ…!!」

    霧切「…まあ別にいいけど。あなたたちはこんな所に何しに来たの?」

    舞園「あなたこそ…こんなところで何してるんですか!」

    不二咲「その丸い物は…?…卵…?」

    霧切「中々の洞察力じゃない」

    苗木「ええ!?あの…黒い球体が卵!?」

    完全な球体で、真っ黒で、バスケットボールくらいの大きさの物だった。

    霧切「とても卵には見えないでしょ?」

    舞園「でもあれは…一体なんの…?」

    苗木「…色からしてやばそうだね…」

    霧切「もうすぐこの卵が孵るわ。そうすれば、知りたくなくても知ることになるわよ」

    苗木「でも…なんでこんなところに…卵?」

    霧切「この卵は、魔物の好物なのよ。ここ以外に置いておいたら、魔物にあっという間に食べられてしまうの」

    不二咲「じゃあ…ここにいる魔物達は…?」

    霧切「この子達はよく躾けられている。卵を食べるなんて事しないわ。それに、万が一の護衛にもなるしね」

    霧切「あなたたちは既に私達の手の中よ。これだけの魔物軍団と私の相手をできるの…?」

    苗木「…っ!!」

    苗木(しまった…!!)

    霧切「これで終わりね…勇者…!」


    【キリギリと魔物軍団の群れが現れた!】

    苗木「多い…!」

    舞園「ど…どうしますか!?」

    苗木「…ボクが霧切さんをやる。みんなは、魔物軍団達を相手にしてて!」

    不二咲「う…うん!」

    腐川「…」


    【キリギリが現れた!】


    霧切「あなた1人で、私に勝てると思ってるの?」

    苗木「…分からないけど…やるしかないんだ!」
  80. 80 : : 2014/06/22(日) 21:24:04
    【キリギリのテラアイス!ナエギに257ダメージ!】

    【ナエギのW斬り!キリギリに289ダメージ!】

    【キリギリの冷徹な目!ナエギの攻撃力と防御力が下がった!キリギリの命中率が上がった!】

    【ナエギの回避!】

    【キリギリのアイスレーザー!ナエギは回避した!】

    【ナエギのW斬り!キリギリ293ダメージ!】

    【キリギリのアイスレーザー!ナエギに387ダメージ!ナエギは氷漬けになった!】

    【ナエギは凍って動けない】

    【キリギリの必殺!エクスプロードバレット!】

    【ナエギに525ダメージ!】

    【ナエギは倒れた!】


    苗木「ぐうっ…!!」

    霧切「…この程度?」

    苗木「ま…だ…!!」

    霧切「そう」

    霧切は再び、苗木に杖を向けた…

    苗木「…っ!」

    霧切「私の必殺は、そうそう当たらない技なの。でも…こんな風に、外しようがない状況なら…」

    ピシッ…

    苗木「…?」

    何かが割れた音がした。

    霧切「…運がいいわね。今は見逃しておいてあげるわ」

    霧切は苗木に背を向け、卵の方に歩いて行った。

    ピシ…パリ…

    苗木「…」

    卵はどんどん割れていく…

    霧切「さあ…出てきなさい…!」

    霧切「暗黒龍!」

    ピシィ!バリイイン!!

    一気に卵が割れた!

    『グォオオ!!』

    苗木「…!?」

    中から、小さくて黒いドラゴンが現れた。

    霧切「これが暗黒龍よ。魔王様が何もしなくても、これだけで世界滅亡くらいはできるわ」

    苗木「世界…滅亡…!?」

    霧切「まずは暗黒龍を育てないとね。ということで、失礼するわ」

    苗木「まっ…!」

    と呼び止める前に、また霧切は消えてしまった。

    苗木「…くそっ!」

    苗木(暗黒龍…?世界滅亡…?いきなりなんて話になってるんだよ…!)

    苗木「って…考えるより先に、魔物軍団を倒さないと…!」
  81. 81 : : 2014/06/22(日) 21:41:16



    魔物軍団を一掃した。

    不二咲「暗黒龍!?」

    舞園「世界滅亡!?」

    苗木達は、急いで遺跡から脱出していた。

    遺跡から出るまでの間、苗木はこれまでの経緯を説明していた。

    不二咲「暗黒龍なんて…伝説の生物かと思ってたんだけど…」

    舞園「何か知ってるんですか?」

    不二咲「暗黒龍は、地上最強の生物。でも…卵は魔物の大好物で食べられやすい上、産まれたばかりの時はすごく弱いから、中々誕生することはないんだけど…一度成長してしまったが最後、寿命である100年先まで、その力で世界を破壊し尽くすんだよ…」

    苗木「うわあ…絵に描いたようなすごく危険な生物だなあ…」

    舞園「でも、今は産まれたばかりなんですよね?力を持つまでにどのくらいかかるんですか?」

    不二咲「時間じゃないんだ。エサをあげると、どんどん強くなっていくんだ」

    不二咲「最初は木の実や草を食べるんだけど、成長すると、虫…動物…魔物…最後には、地形や大気や光なんかも、なんでも食べちゃうんだ」

    舞園「…恐ろしいんですね…」

    不二咲「…恐ろしいんだよ…」

    苗木「あっ!出口!」


    遺跡 外


    苗木「はぁ…はぁ…」

    舞園「…随分深くまで潜ってたんですね…」

    不二咲「…あ!あれ!」

    苗木「え…?…ぇぇえええ!?」

    東の山の頂上に、黒い雲が出来始めていた。

    舞園「なんですか…あれ…」

    不二咲「暗黒龍は、ある程度成長すると、かなり強力な闇の魔力を放つんだ…。多分、魔力が集まったものだよ…」

    苗木「じゃあ…あそこに龍が…!?」

    不二咲「…そのはずだよ」

    苗木「…よし!行こう!」

    舞園「はい!」

    不二咲「うん!」

    腐川「…」

    腐川「…どうなってんの…?」


    4人は森を抜け、東の山を目指した。
  82. 82 : : 2014/06/23(月) 16:24:24
    【ダークウニ頭が現れた!】

    苗木「うわっ!?キモっ!?」

    不二咲「出てきた魔物を見るなり第一声がキモって…酷いよね…確かにキモいけど…」

    舞園「…これはどういうことですか?」

    不二咲「多分、暗黒龍の魔力に侵されたんだと思う…。あれほど強い魔力、弱い魔物ならすぐに侵されるだろうし…」

    【ダークウニ頭のダークストーム!】

    【全員に平均52ダメージ!】

    苗木「最初に出てきた弱い敵キャラって、結構最後の方まで強くなって出て来るよね!」

    【ナエギの攻撃!ダークウニ頭に138ダメージ!】

    【フジサキのオーバーロード!ダークウニ頭に96ダメージ!】

    【マイゾノのファイア!ダークウニ頭に78ダメージ!】

    【ダークウニ頭を倒した!】


    【渓谷】


    東の山が近くなってくると、周りの山々や渓谷が増えてくる。

    苗木「…で…この橋を渡らないといけないわけだけど…」

    橋が既に壊れそうだった。

    そして谷の下は、かなり下の方で川が流れている。

    川はそれほど荒れてないが、高すぎることや川の深さや幅がよく分からない状況で落ちるのは危険だ。

    不二咲「えっと…もう少し遠回りしたら、ちょっと前に新しく出来た橋があるみたいだねぇ…」

    不二咲が、地図を見ながら言った。

    苗木「うーん…急ぎたいんだけど…」

    苗木「…流石に3人も乗ったら、この橋ももたないか…」

    苗木「…あれ?3人?」

    【見てみると、いつの間にか腐川が仲間から外れていた!】

    舞園「…どこ行ったんでしょうか…?」

    苗木「…まあ近くに町があるし…大丈夫じゃない?」

    苗木(ジェノサイダーモードもあるし…)

    苗木「それよりも…これ…どうしようかな…」


    橋を渡る
    回り道する

    >>83
  83. 83 : : 2014/06/23(月) 18:31:32
    急がば回れって言うから回り道?
  84. 84 : : 2014/06/23(月) 20:40:41
    苗木「…うん。急がば回れって言うし、回り道しよう」

    不二咲「うん」

    舞園「あんなところで襲われたら、ひとたまりもないですからね」

    3人は回り道をした。


    【進撃する巨人が現れた!】

    苗木「うわあどっかで聞いた事ある!」

    舞園「この辺は強い魔物が多いですね…!」

    不二咲「うん…そのせいか、強力な魔力にも侵されないみたいだね」

    【ナエギの必殺!マインドスラッシュ!】

    【進撃する巨人に573ダメージ!】

    【マイゾノの必殺!舞う羊たち!】

    【進撃する巨人は深い眠りに落ちた!】

    【フジサキのメガヒール!ナエギは148回復した!】

    【進撃する巨人は眠っている】

    【ナエギの飛翔脳天殺!】

    【クリティカルヒット!進撃する巨人に432ダメージ!】

    【進撃する巨人は混乱状態になった!】

    【進撃する巨人は眼を覚ました!】

    【マイゾノのギガファイア!進撃する巨人に323ダメージ!】

    【進撃する巨人を倒した!】

    苗木「余裕だねっ!」


    【新しい橋】


    苗木「…っ!?」

    橋の上では、2人が強力な技を使って戦っていた。

    片方が>>85

    もう片方は闇技らしきものを使っている、>>86だった。
  85. 85 : : 2014/06/23(月) 22:03:40
    残姉!
  86. 86 : : 2014/06/23(月) 22:11:38
    葉隠
  87. 87 : : 2014/06/23(月) 23:45:27
    苗木「…葉隠クンと…あれは…確か…戦刃むくろ…だっけ?」

    最後の学級裁判で、名簿と写真で見たっきりだ。

    舞園「えっと…あの髪の毛すごい方が、葉隠君ですか?」

    苗木「うん。あっちの黒髪が、戦刃さん」


    【ハガクレのダークスラッシュ!】

    【イクサバのカウンター!ハガクレに78ダメージ!】

    【イクサバの返し斬り!ハガクレに103ダメージ!】

    【ハガクレの未来予知!】

    【イクサバの攻撃!ハガクレは回避した!】

    【ハガクレの超ダークストーム!】

    【クリティカルヒット!イクサバに262ダメージ!】

    【イクサバのかかと落とし!ハガクレに124ダメージ!】

    【ハガクレは混乱状態になった!】

    【ハガクレは混乱している】

    【ハガクレは自分に攻撃した!ハガクレに24ダメージ!】

    【イクサバの正拳突き!】

    【クリティカルヒット!ハガクレに124ダメージ!】

    【ハガクレは気絶した!】

    【ハガクレは混乱が治った!】

    【ハガクレは気絶している】

    【イクサバの必殺!エクスプロードバレット!】

    【クリティカルヒット!ハガクレに538ダメージ!】

    【ハガクレは倒れた!】


    苗木「つ…強い…」

    舞園「あの人…何者なんですか…?」

    戦刃「…」

    苗木「い…戦刃さん…?」

    戦刃「…?」

    戦刃「…どうして…私の名前を知ってるの?」

    苗木「えっと…噂に聞いたから。すごい強い人がいるって」

    戦刃「…」

    苗木「…」

    苗木「えーっと…ここで何してるの?」

    戦刃「…魔王と…暗黒龍を倒す為に来たの…」

    苗木「…!」
    舞園「…!」
    不二咲「…!」

    苗木(戦刃さんが仲間になってくれれば、かなりの戦力になる…けど…)

    舞園(…そう簡単になってくれるでしょうか…?見るからに一匹狼って感じですけど…)

    不二咲(…むしろ…逆に警戒されるかもしれないよ…)

    苗木(…)


    戦刃を勧誘する
    勧誘しない

    >>88
  88. 88 : : 2014/06/24(火) 00:23:24
    勧誘する
  89. 89 : : 2014/06/24(火) 01:02:37
    苗木「…戦刃さん」

    戦刃「…?」

    苗木「えーっとさ…ボクらも、魔王とか暗黒龍とか…倒そうとしてるんだけどさ…」

    苗木「もしよかったら…戦刃さんも、ボク達の仲間になって、一緒に戦ってくれないかな?」

    戦刃「…」

    苗木「…あ…えっと…」


    【イクサバが現れた!】

    苗木「わあ!」

    舞園「やっぱり駄目でしたか…!」

    【イクサバの攻撃!ナエギに89ダメージ!】

    【イクサバの返し斬り!ナエギに103ダメージ!】

    苗木「っ!」

    【ナエギの飛翔脳天殺!しかし攻撃が外れた!】

    苗木(速い…!)

    【マイゾノのギガファイア!イクサバに213ダメージ!】

    【フジサキのシールド!ナエギの防御力が上がった!】

    【イクサバの手榴弾!全員に平均156ダメージ!】

    【ナエギの必殺!マインドスラッシュ!】

    【イクサバに473ダメージ!】

    【マイゾノのヒール!ナエギは104回復した!】

    【フジサキのヒーラー!全員は平均125回復した!】

    【イクサバの機関銃!全員に平均183ダメージ!】

    不二咲「回復が…間に合わない…!」

    【ナエギの飛翔脳天殺!イクサバに286ダメージ!】

    【マイゾノのギガファイア!しかし攻撃が外れた!】

    【フジサキのヒーラー!全員は平均143回復した!】

    【イクサバのナイフ乱投!全員に平均158ダメージ!】

    【ナエギの飛翔脳天殺!イクサバに279ダメージ!】

    【マイゾノのギガファイア!イクサバに222ダメージ!】

    【フジサキのヒーラー!全員は平均138回復した!】

    【イクサバの必殺!エクスプロードバレット!】

    【しかし攻撃がはずれた!】

    苗木(助かった…!そういえば、あれは当たりにくい技なんだっけ…!チャンス!)

    【ナエギの必殺!マインドスラッシュ!】

    【クリティカルヒット!イクサバに536ダメージ!】

    【イクサバを倒した!】


    苗木「はあ…はあ…」

    舞園「な…なんとか…やりましたね…」

    不二咲「つ…強い…」

    戦刃「…」

    戦刃「…負けた…」

    苗木「…うん…勝った…」

    戦刃「…」

    戦刃「…分かった…仲間になる…」

    苗木「えっ…?う…うん。ありがとう…」

    【イクサバが仲間になった!】

    戦刃「…よろしく」

    苗木「うん…よろしく…」

    苗木(無口…)

    苗木(戦刃さんの情報量が少ないからかな…?)

    苗木(それとも…最初から戦刃さんは、こんな人だったのか…?)
  90. 90 : : 2014/06/24(火) 20:19:23
    とっても見やすくて面白いです!世界観にガンガン引き込まれる感覚がたまりません!ここ最近見たssで一番面白いです!
  91. 91 : : 2014/06/24(火) 21:37:09
    >>風邪は不治の病さん ありがとうございます!とても嬉しいです!


    4人は先に進む。


    【ハガクレが現れた!】

    苗木「え!?何!?復活したの!?」

    【ハガクレを倒した!】


    【ハガクレの群れが現れた!】

    苗木「まさかの雑魚敵だった!!??」

    【ハガクレの群れを倒した!】


    なんだかんだで、どんどん先に進む4人。

    戦刃「…それで苗木君は旅してるんだ…」

    舞園「勇者って、響きが格好いいですよね」

    苗木「そうかな?」

    戦刃「剣が自由に使えるっていいなあ…。私って、全ての武器が1回の戦闘で1回しか使えないんだ…」

    苗木「へえ。そうだったんだ」

    舞園「…あっ。そろそろ近づいて来ましたよ…」


    【絶望山 ふもと】


    不二咲「東の山は、絶望山って名前みたいだね。暗黒龍が住むにはピッタリだよ…」

    苗木「…なんで絶望山?」

    不二咲「昔、魔王はこの山に現れて、この山を拠点に世界征服をしようとしたんだ」

    苗木「へ…へえー…」

    苗木(なんてベタな…)

    不二咲「でも、その時代の勇者に倒されて、封印されちゃったんだって。で、その時の魔王の魔力が今だに残ってる、邪悪な山とされてるんだよ」

    舞園「ひょっとして、強い魔物が多いのも、そのせいなんでしょうか」

    不二咲「そうだね…。魔力が強いところだと、強い魔物も産まれやすいみたいだし…」

    苗木「ふーん…」

    バチ!

    苗木「っ!?」

    山を登り始めようとしたとき、何かに弾かれた。

    苗木「…また結界かぁ…」

    不二咲「…完全に闇の結界だね…。これはちょっとやそっとじゃ壊れないよ…」

    舞園「…どうしましょう?」

    苗木「うーん…」

    ズダダダダダダダ!

    苗木「!?」

    戦刃が、機関銃で撃ちまくった!

    【しかし全く完全に完膚無きまでに本当に意味が無かった!】

    苗木「うーん…どうしよう…」

    『勇者ナエギよ…』

    苗木「っ!?なんかすごく聞き覚えのある声…だけど…!?」

    『わたくしは占い師セレス…。今、わたくしの力で貴方に語りかけています…』

    苗木「君にそんな設定あったっけ!?」

    『闇の結界は、普通の攻撃では破れません…。貴方は、闇を打ち砕く剣…光の剣を手に入れなければなりません…』

    苗木「あれえ!?それって最初の城下町で売ってなかったっけ!?」

    『ぐちぐちうっせーんだよこのビチグソがあ!!いいから黙って話聞けっつーんだよ!!』

    苗木「あ…うん…なんかごめん…」

    『右に光る山が見えんだろ!そこに行け!んでもって剣を取ってこい!以上!』

    苗木「アバウトッ!!」

    …それ以上つっこんでも、もう返事は来なかった。

    苗木「…はあ…」

    舞園「…あの…苗木君…?急にどうしたんですか…?」

    苗木「えっ…?」

    苗木以外には、セレスの声が聞こえてなかった。

    端から見れば苗木は、急に叫びだした変人にしか見えなかった。

    苗木「…はあ…」

    苗木「この結界を破るには、あっちの光る山にある、光の剣を取ってこないとだめなんだって」

    不二咲「光る山…?ああ、希望山だね!絶望山と対になるっていう山なんだよ!」

    戦刃「…あそこにいけばいいの?」

    苗木「うん。そういうことらしいよ」

    ここでは何も出来ないので、4人は希望山へと向かった。
  92. 92 : : 2014/06/24(火) 21:42:47
    ゲームの中とはいえ、苗木も過去に死んだ人達に会えて嬉しいだろうな……



    期待です。


    ラスボスが予想できない!
  93. 93 : : 2014/06/25(水) 15:32:34
    >>さっとん@超大学級の絶望的ぼっちさん 期待ありがとうございます!
     そういえば、苗木のそういう心情を書くのを忘れてたなぁ…うん。
     あ、あと、ラスボス考え中です。(遅い)


    【希望山 ふもと】


    苗木「これが希望山かあ…」

    不二咲「来るの速かったねぇ」

    舞園「SSですからね」


    とりあえず登り始めた。

    苗木「ここで何すればいいんだろう…」

    舞園「何か言われてないんですか?」

    苗木「うん…。剣を取ってこいとしか…」

    苗木「まあこういう時は大抵、登れば何かあるものだし、とりあえず頂上まで行こうと思うけど…」

    戦刃「…この辺明るい」

    不二咲「山自体が光ってるし、外の闇の魔力の影響もほぼないからね」

    舞園「ところで、なんでこの山は光ってるんですか?」

    不二咲「うーん…諸説あるんだけど、この山全体が光の魔力を帯びているとか、大量の金とかが埋まっているからとか…」

    舞園「なら光の魔力説ですね!というかそっちであって欲しいです!」


    【ゴールドウーマンが現れた!】

    苗木「うわっ眩しっ」

    舞園「体が金なんですね」

    不二咲「希望山で偶に出る、レアモンスターだよ!倒すと沢山のお金が手に入るよ!」

    苗木「もう既にたくさん持ってるけど…まあいいや!」

    【ゴールドウーマンを倒した!】


    苗木「そういえば、この辺にはウニ頭とか石頭とかいないね」

    不二咲「魔物は基本、弱い闇魔力が命の源だからね。弱い魔物なら、この辺に近づくだけで死んじゃうはずだよ」


    【自由の神が現れた!】

    苗木「うわっ!きもちわるっ!」

    自由の神は、自由の女神とはかけ離れて、10の頭を持った神の像だった。

    舞園「きっとこれ、自由と10をかけてるんですね」

    【自由の神を倒した!】
  94. 94 : : 2014/06/25(水) 15:57:06
    【希望山 頂上】


    苗木「…見事に何も無いね…」

    完璧に何も無かった。

    不二咲「見晴らしはいいよ!」

    苗木「…うん」

    苗木は色々と疲れ果て、うつ伏せに倒れ込んだ。

    …すると。

    カッ!!

    苗木「っ!?」

    急に苗木の下が光った!

    戦刃「…っ!?」

    不二咲「な…何!?」

    舞園「苗木君…!?」


    苗木「…」

    苗木「…あれ?」

    いつの間にか、そこは洞窟の中のようだった。

    苗木「舞園さん…?不二咲さん?戦刃さん?」

    苗木「…」

    出口は全く見当たらない。が、何故か明るかった。

    苗木「…あっ」

    苗木(まさかここは…希望山の中…?)

    苗木(洞窟の中なのに明るいってことは…ここ自体が光ってるから?)

    苗木「…」

    先に道が続いているので、苗木はそのまま中に入っていった。


    【希望山 内部】


    静かな洞窟の中で、苗木の足音だけが響く。

    苗木「…あれ?」

    先に、剣が刺さっている台が見えた。

    苗木「あれが…光の剣…?」

    全体が少し光ってて、金色の剣だった。

    苗木「…」

    苗木は剣を引き抜いた…!

    …が…

    苗木「ぬ…抜けない…!!なにこれ…!!」

    どれだけ力を入れても、剣は絶対に抜けなかった。

    苗木「はぁ…はぁ…。ど…どうなってるんだ…これ…」

    苗木(剣があっても、使えなきゃ意味無いじゃないか…)

    『勇者ナエギよ…』

    苗木「あっセレスさん!」

    『そろそろ希望山に到着した頃でしょう。光の剣は、希望山の中にあります』

    『あなたが希望山に手を付けると、勇者と認識され、すぐに中へとワープされることでしょう』

    苗木「…って情報古いよ!もう中だよ!っていうか登る必要無かったの?!」

    苗木「あ、そうだ。セレスさん。剣が抜けないんだけど…」

    『あら、もうそこでしたか。光の剣は、真の勇者にしか使えない剣。他の者には決して使えません』

    苗木「いやだから、ボクが使えないんだけど…えっ?まさか…」

    『光の剣は、真の勇者以外には、決して使う事のできない剣です』

    苗木「…」

    苗木「じゃあ…ボクは…?」

    『…』

    『頑張って下さい』

    苗木「えっ!?ちょっ!?待ってよ!!」

    そんな声も虚しく、セレスからの返事はそれ以降なかった。

    苗木「…」

    苗木「…はあ…」

    苗木「真の勇者か…」

    苗木「どうしたらいいんだよ…」
  95. 95 : : 2014/06/25(水) 16:40:00
    面白いですww!(バトル、ギャグ全部込みで!)

    つい一気読みしちゃいました!
    続き頑張ってください!
  96. 96 : : 2014/06/25(水) 18:12:29
    >>燃え尽くす雑草魂さん ありがとうございます!頑張ります!


    苗木は、力を入れたり、仕掛けを探したり、あいことば的なものを言ってみたり、蹴ったり、勇者公言したりしてみたが、特に何も起きなかった。

    苗木「…はぁ…」

    『勇者ナエギよ…』

    苗木「…この台詞聞き飽きたんだけど」

    『最初に流す決まりなんですから、仕方ありませんの。無視してくださる?』

    苗木「決まりって何…。まあいいや。何か分かった?」

    『分かったというよりも、少し確かめたい事がありますの』

    『貴方は、本当に魔王を倒す気があるのですか?』

    苗木「…えっ?」

    『何らかの理由があるのか…性格からか…分かりませんが、恐らくは勇者としての自覚が足りない事が、光の剣が抜けない原因と思われますわ』

    苗木「…」

    『光の力があれば、闇の力には負けませんわ。そしてそれは、他人に与えられるものではなく、自分自身で掴み取るものなのです。貴方がしたいこと・成すべき事を、よく考えてごらんなさい』

    そして、セレスの声は聞こえなくなった。

    苗木「…」

    苗木(光が希望で闇が絶望…なるほど…希望は絶望には負けないという思考が生まれる訳か…)

    苗木(でも…ボクは…)

    苗木(…)

    苗木(…ああ…そっか…)

    苗木(魔王を倒せばゲームクリア…そしてゲームは終わる…)

    苗木(そしたら…舞園さんや不二咲さん…それと戦刃さんともお別れで…)

    苗木(みんなが死んでしまって…久しぶりに会えたのに…自分から終わらせるなんて…)

    苗木(…)

    苗木(…なんだ…)

    苗木(ボクは…意外とこのゲームを楽しんでるんだなぁ…)
  97. 97 : : 2014/06/26(木) 00:32:26
    確かに、実際にこういうゲームがあったらやってみたいなぁ
  98. 98 : : 2014/06/26(木) 07:37:54
    魔王と和解してここで暮らしたいとか言うなよ苗木くん……
  99. 99 : : 2014/06/26(木) 16:29:11
    『グオオオオ!!』

    苗木「っ!?」

    急に、何かの呻き声のようなものが聞こえた。

    その声に混じり、叫ぶ人達や、炎が燃える音も聞こえてくる。

    苗木(なんだ…これ…!?)

    『うふふふ。驚きましたか?』

    苗木「!セレスさん!?」

    『未来を占ってみたら、こんな結果が出まして。貴方にこれを送信しましたわ』

    苗木「な…なんなのこれ…!?」

    『貴方がそれを取らなかった場合の未来です』

    『そうなると、暗黒龍や魔王が本格的に侵略を開始し、あっという間に世界が崩壊してしまうでしょう』

    苗木「…っ!」

    『そうなってしまうと、全てが終わり…この世界は、破滅と魔物だけが存在する世界になってしまいます』

    『貴方がそれを望むのならば、そこにずっと留まりなさい』

    『貴方がこれを覆したいのならば、覚悟を決めてその剣を取りなさい』

    『貴方には、その資格や力があるはずです』

    苗木「…」

    苗木(剣を取らないと…世界が…そうなると…)

    苗木(舞園さん…不二咲さん…それに…大和田クンすらも…!)

    苗木(それだけは…!!)

    苗木「させないっ!!」

    苗木は剣を握りしめ…

    一気に引き抜いたッ!!

    苗木「…!」

    苗木「抜けた…!!」

    【苗木は光の剣を手に入れた!】

    苗木「これで…!」

    苗木「ボクは魔王を倒す!」

    カッ!

    光の剣は、急に強い光を放った。

    苗木「っ!?」

    そして、剣はただの光になり、苗木の体の中に吸収された。

    苗木「な…!?」

    『おめでとうございます。貴方は、光の剣に主として認められましたわ。多分』

    苗木「本当!?」

    『光の剣が貴方に宿ったことで、貴方は闇の魔力と対になる、光の魔力を手に入れましたわ』

    苗木「光の魔力…?」

    『はい。そして、貴方が出そうと思えば、いつでも光の剣が出現し、使い終われば再び体内に吸収されます』

    苗木「つまり、持ち運びが便利なんだね!」

    『そういう事ですわ。では勇者ナエギ。絶望山に向かいなさい』

    苗木「うん!」

    苗木「…あ。そうだ。セレスさん、なんでそんなに詳しいの?」

    『ウチに資料があったので。それをお伝えしただけですわ』

    苗木「あ、そうなんだ。まあとにかくありがとう!」

    【ナエギは光魔法を習得した!】
  100. 100 : : 2014/06/26(木) 16:50:56


    舞園「苗木君!」

    苗木「う…ん…?あれ…舞園さん…?」

    不二咲「大丈夫…?」

    いつの間にか苗木は外にいた。

    苗木「あれ…?どうなったの…?」

    戦刃「…急に苗木君が消えて…急に現れたの…」

    苗木「あっ…!」

    苗木(そういえば…なんだか力が沸く…)

    苗木(そっか…。ボクは…光の魔力を手に入れて…ここまで…なんかワープしてきたんだ…)

    苗木「…みんな!」

    苗木「絶望山へ行こう!」

    舞園「あれ?光の剣はどうしたんですか?」

    苗木「え?ああ…」

    苗木「光の剣!」

    苗木がそう叫び、手を出すと、手の上に剣が現れた。

    舞園「わあ…!」

    不二咲「すごい!これって、光の魔力が込められてるんだ!」

    苗木「うん!」

    苗木「これがあれば…!」


    【絶望山】


    苗木「…今更だけどさ、不二咲さん、魔封じの祈りは使えないの?」

    不二咲「試してないから分からないけど、多分効かないと思うよ」

    苗木「そう…。まあいいか。じゃ、割るよ…!」

    苗木は光の剣を構えた。

    苗木「はあっ!」

    苗木は勢いよく光の剣を振った!

    ガッ!

    光の剣は、結界に刺さった。

    苗木「…あれ?」

    ピシッ

    その瞬間、一気に空間が大きくひび割れ…

    バリイイイン!!

    大きな音をたてて、砕かれた。

    不二咲「やった!」

    苗木「ふう…うわっ!?」

    割った途端、強い闇の魔力が流れてきた。

    不二咲「…!結界の中に溜まってた魔力が、吹き出したんだ…!」

    舞園「すごく強い魔力ですね…」

    戦刃「…その分、かなり強い敵が増えると思う…」

    苗木「…用心しないとね…」

    苗木は剣をしまい、先に進んだ。


    【ダークムーンが現れた!】

    【ナエギのライトスラッシュ!】

    【ダークムーンは524ダメージを受けた!】

    【ダークムーンのテラファイア!】

    【全員は平均297ダメージを受けた!】

    【フジサキのヒーライト!全員は平均240回復した!】

    【マイゾノのギガファイア!】

    【ダークムーンは231ダメージ受けた!】

    【イクサバのかかと落とし!】

    【ダークムーンは94ダメージ受けた!】

    【ダークムーンは混乱した!】

    【ナエギのライトV字斬り!】

    【クリティカルヒット!ダークムーンは896ダメージ受けた!】

    【ダークムーンを倒した!】


    【ダークハガクレが現れた!】

    【ナエギのライト飛翔脳天殺!】

    【ダークハガクレは1063ダメージを受けた!】

    【ダークハガクレは倒れた!】
  101. 101 : : 2014/06/26(木) 22:49:05
    ダークハガクレ 一撃www
  102. 102 : : 2014/06/28(土) 19:31:30
    【絶望山 中腹】


    舞園「ライト攻撃って強いですね!」

    苗木「対ダーク用だから、ダーク相手に特別に威力が上がるだけなんだけどね」

    とかいいながら、苗木はライト攻撃で次々と敵をなぎ倒していく。


    【絶望山 山頂】


    苗木「っ!」

    霧切「あら。意外と早かったわね」

    霧切の近くには、最初見たときの数倍の大きさになっている暗黒龍がいた。

    戦刃「…すごい勢いで成長してる…!」

    霧切「丁度良いわ。私にはまだやることがあるし…この子に任せましょうか」

    霧切「暗黒龍。奴等を全員倒して、全部食べてしまいなさい」

    そう言って、また霧切は消えた。

    舞園「今は、暗黒龍が優先ですね…」

    苗木「うん」


    【暗黒龍が現れた!】

    【ナエギのライト飛翔脳天殺!】

    【暗黒龍は1003ダメージを受けた!】

    【暗黒龍のダークファイア!】

    【全員は平均121ダメージを受けた!】

    【イクサバの手榴弾!】

    【暗黒龍は328ダメージを受けた!】

    【フジサキのヒーラー!】

    【全員は平均89回復した!】

    【マイゾノのフレイム!】

    【暗黒龍は362ダメージを受けた!】

    【ナエギのライト飛翔脳天殺!】

    【暗黒龍は989ダメージを受けた!】

    【暗黒龍を倒した!】


    舞園「…!」

    暗黒龍は、ダメージを負って一時的に活動が収まった。

    戦刃「…まだ成長しきれてない…!」

    不二咲「今がチャンスだよ!」

    苗木「う…うん!」

    苗木は光の剣を構えた。

    苗木「ライト飛翔脳天さ…

    ザシュ!

    苗木「つっ!?」

    舞園「っ!」
    不二咲「っ!」
    戦刃「っ!」

    急に苗木の後ろから、何かが飛んできて、苗木の肩を斬った。

    苗木「な…何…!?」

    後ろを見ると、ダーク魔物達が居た。

    舞園「…っ!」

    戦刃「援軍…!」

    苗木「す…すごい量…」

    不二咲「ここはボク達で食い止めるから!苗木君は暗黒龍をやって!」

    苗木「えっ…!?」

    苗木(あとトドメだけなんだけど…)


    まず魔物達を倒す
    暗黒龍にトドメを刺す

    >>103
  103. 103 : : 2014/06/28(土) 19:34:45
    魔物から。


    数の暴力ほど恐ろしいことはない
  104. 104 : : 2014/06/28(土) 21:39:44
    苗木「…ライトV字斬り!!」

    不二咲「えっ…?」

    苗木は、魔物に向かって攻撃した。

    苗木「まずは魔物達を倒すよ!」

    戦刃「…数の暴力ほど恐ろしいものはない…」

    舞園「…そうですね!」


    【ダークハガクレが現れた!】

    苗木「ライトW斬り!」

    【ダークハガクレを倒した!】


    【ダークムーンが現れた!】

    苗木「ライトV字斬り!」

    舞園「フレイム!」

    【ダークムーンを倒した!】


    【ダーク清鷹が現れた!】

    不二咲「オーバーロード!」

    戦刃「手榴弾!」

    【ダーク清鷹を倒した!】


    【ダークゴブリンが現れた!】

    苗木「ライト飛翔脳天殺!」

    【ダークゴブリンを倒した!】

    【ダークシャインが現れた!】

    戦刃「機関銃発射!」

    不二咲「オーバーロード!」

    【ダーク超ウニ頭ウルトラスーパーDXが現れた!】

    舞園「フレイム!!」

    【ダークキャノン砲が現れた!】

    戦刃「グレネード!」

    【ダーク進撃する巨人が現れた!】

    苗木「ライトマインドスラッシュ!!」

    【ダークハーピーが現れた!】

    【ダークサターンが現れた!】

    【ダークジュピターが現れた!】

    舞園「〜♪」(舞う羊たち)

    苗木「ライト飛翔脳天殺!3連発!!」

    【ダークレイルが現れた!】

    戦刃「正拳!裏拳!…からの返し斬り!」

    【ダークガンセキが現れた!】

    戦刃「エクスプロード…バレット!!」

    苗木「はあ…はあ…」

    苗木(さっきよりは減ったみたいだけど…まだまだいる…)

    不二咲「みんな…」

    不二咲「負けないで…!!」

    【フジサキの魔力が高まる…】

    【フジサキは必殺を覚えた!】
  105. 105 : : 2014/06/28(土) 23:23:03
    【フジサキの必殺!咲き誇れ!】

    【ダークエミルは437ダメージを受けた!】

    【全員はHP・SP・MPが437回復した!全員の防御力と攻撃力が上がった!】

    苗木「わあ…!」

    舞園「体力がほとんど元に戻った…!」

    戦刃「…これでまだ戦える…!」

    苗木「負けてられないね!」

    【ダークレッドルドンが現れた!】

    【ダークブルームーンが現れた!】

    【ダークライエローマが現れた!】

    【ダークナピンクローが現れた!】

    【ダークタブラックルが現れた!】

    苗木「ライト一閃!」

    一撃で一掃した。

    舞園「…テラ…ファイア!!」

    不二咲「咲き誇れ!!」

    戦刃「ナイフ乱投!!」



    苗木「…ふう…」

    不二咲「残りは逃げちゃったね」

    舞園「なんとかしのげましたね…」

    戦刃「…まだ問題は残ってる」

    苗木「…そうだね。暗黒龍…まだいる」

    【不二咲は必殺を習得した!】

    苗木「あ」

    【名前を変更しますか?】

    不二咲「うーん…」

    舞園「とりあえずしてみましょうよ」

    不二咲「う…うん…」

    【必殺;吸収】

    【必殺;ドレイン】

    【必殺;吸い取る】

    【必殺;咲】

    【必殺;必殺】

    【必殺;(*ノ ̄▽ ̄)ノ】

    【必殺;  ∧__∧
        (。・ω・。)】

    苗木「…上手いね…」

    不二咲「うーん…」


    >>106
    勿論、自分で考えてもOK
  106. 106 : : 2014/06/29(日) 02:58:32


    【必殺;(*ノ ̄▽ ̄)ノ】でお願いします!
  107. 107 : : 2014/06/29(日) 14:28:54
    【必殺;(*ノ ̄▽ ̄)ノ】

    【雑魚敵専用。自分のMPを半分使う。敵を倒し、与えたダメージ分全員のHP・MP・SPが回復する】

    苗木「強い…けど雑魚敵専用なんだ」

    戦刃「…この必殺技名、なんて読むの?」

    不二咲「(*ノ ̄▽ ̄)ノ」


    苗木「あれ?暗黒龍…」

    戦刃「…明らかに弱ってるね」

    若干さっきより小さく見えて、さっきよりも元気が無いように見える。

    不二咲「そうか…!エサがないから!」

    不二咲「暗黒龍は、食べれば食べるほど成長するわけだけど、逆に何も食べないと、急激に衰弱するんだよ!」

    苗木「魔物を先に倒したから、食べるものがないんだね!」

    戦刃「…魔物以外は?」

    不二咲「植物じゃ栄養が足りないし、大気や地面はまだ食べることは出来ない!チャンスだよ!」

    苗木「…よし!トドメだ!」


    【暗黒龍が現れた!】

    【ナエギのライト飛翔脳天殺!】

    【クリティカルヒット!暗黒龍は1362ダメージを受けた!】

    【暗黒龍を倒した!】


    『グォォォオオオオ!!!』

    暗黒龍は呻き声を上げ、消滅した。

    苗木「…ふう…」

    苗木「…ん?」

    舞園「どうしたんですか?」

    苗木「なんだろう…あれ…」

    不二咲「え…?」

    さっきまで暗黒龍が居た場所に、何か魔法陣のようなものが描かれていた。

    戦刃「…これは…」

    苗木「何か知ってるの?」

    戦刃「…生成の魔法陣…!」

    不二咲「えっ…?生成の魔法陣…?そんなの聞いた事ないよ…?」

    戦刃「…これは闇の魔法陣だから…」

    苗木「とりあえず、闇の魔法陣なら壊しといた方がいいかな…」

    苗木は光の剣を出し、魔法陣に突き刺した。

    バチィ!

    魔法陣は、小さな電流を流して消えた。

    苗木「…でも、これで何を生成…うわっ!?」

    急に地面が揺れた。

    戦刃「っ!」

    ピシ!

    地面が割れた。

    戦刃「山が崩れる…!!」

    舞園「じゃあ…さっきの魔法陣は…!」

    戦刃「…この山自体を生成してたんだ…!早く下りよう!」

    4人は、崩れていく山を急いで下山した。
  108. 108 : : 2014/06/29(日) 19:23:13
    苗木「はぁ…はぁ…」

    全速力で下りてきた。

    不二咲「…絶望山って自然物じゃなかったんだ…」

    舞園「昔魔王が現れた山というより、昔魔王が造った山だったんですね…」

    戦刃「…」

    苗木「戦刃さん?どうしたの?」

    戦刃は、ずっと後ろ…さっきまで山があった場所を見ていた。

    戦刃「…」

    苗木「?」

    苗木も後ろを振り向くと…

    苗木「…」

    さっきまで山があった場所に、城が建っていた。

    苗木「…なに…これ」

    戦刃「…魔王の城だよ…」

    苗木「…ああ…そういえばそんなのもあったね…」

    苗木(暗黒龍騒動ですっかり忘れてた…)

    苗木「あれ?じゃあ…自分の城を隠す為に、絶望山を造ったってこと?」

    戦刃は頷いた。

    苗木「…壮大な魔王だなあ…。自分の城を見えなくすることくらい出来なかったのかな…」


    【魔王城 門】


    舞園「絶望山に溢れる闇の魔力は、この城から流れていたんですね…」

    不二咲「そうみたいだね…」

    苗木「じゃあ、門を壊すよ…!」

    苗木「ライトW斬り!」

    シャシャ!ドゴオオォォ!


    【魔王城 1F】


    苗木「あ…!」

    霧切「来たわね」

    苗木「霧切さん!…と…?」

    魔王城に入るとすぐ、霧切と他3人が居た。

    霧切「まさか、成長前とはいえ暗黒龍を倒すなんてね」

    霧切「もう容赦しないわ。私達は、あなたたちを全力で倒す」

    霧切「魔王様を守護する、私達闇の四天王がね!」

    舞園「闇の…!?」

    不二咲「四天王…!?」

    戦刃「…っ!」

    そこにいたのは…

    霧切・>>109>>110>>111だった。
  109. 109 : : 2014/06/29(日) 19:28:25
    五月雨……無理なら山田
  110. 110 : : 2014/06/29(日) 19:35:28
    十神とか……
  111. 111 : : 2014/06/29(日) 19:36:01

    斑井
  112. 112 : : 2014/06/29(日) 21:18:21
    >>109 山田でいかせてもらいます。


    苗木「山田クン…十神クン…それと…?」

    舞園「あら?十神君って…」

    不二咲「前に倒したよね…?」

    十神「クックック…おめでたい奴等だな…。まさかこの俺が死んだと、本気で思っていたのか…?」

    苗木「うん」
    舞園「うん」
    不二咲「うん」

    十神「驚くがいい…つまり貴様らは…俺の必殺…「死んだフリ」にまんまと騙されたんだよ!」

    苗木「わーすごーい(棒)」
    舞園「わーすごーい(棒)」
    不二咲「わーすごーい(棒)」

    山田「十神白夜殿。1人の自己紹介にそんな時間をかけるものではありませんぞ」

    十神「フン…。いいか貴様ら。俺の名は十神…“世界の覇者”だ。覚えておくがいい」

    山田「相変わらず驚くほど上から目線ですな」

    山田「では改めまして…ボクの名は、山田。“全ての始まりにして終わりなる者”」

    斑井「俺は斑井。“ザ●フジミ”と呼ばれている」

    苗木(…あれ伏せ字のつもり?全く意味無いんだけど…)

    苗木(っていうか斑井…?聞いた事ない名前だけど…)

    苗木(…未来機関のファイルにでも載ってたのかな…)

    霧切「勇者…魔王様を除いた最強である、私達4人を倒す事ができるかしら?」

    舞園「あれ?霧切さんには二つ名はないんですか?」

    霧切「…」

    霧切「…私は霧切。二つ名はまだない」

    霧切「二つ名なんてなくても、生きていけるのよ!いいから勝負よ!」

    苗木「いいよ…!4人まとめて倒してやる!」

    霧切「あら。誰が4人同時にいくと言った?」

    霧切「あなたたち如き、私達4人全員でいくわけないでしょう?」

    苗木「なっ…!!」

    山田「まあボク達、連携が全く出来ませんからな」

    霧切「余計な事は言わなくていいのよ!」

    霧切「さあ勇者よ。まず誰と戦うか決めなさい。それくらいのハンデはあげるわ」

    十神「一番最初にいく奴は、大抵一番弱い。こっちでは決めづらいからな」

    霧切「あなたも余計な事は言わなくていいわよ!」

    苗木「えーっと…じゃあ…>>113で…」
  113. 113 : : 2014/06/29(日) 23:08:46
    じゃあまだ理解してない斑井で
  114. 114 : : 2014/06/29(日) 23:26:32
    苗木「じゃあ…斑井…だっけ?」

    霧切「じゃあ斑井。いきなさい。私達は上で待っているわ」

    3人は消えた。

    斑井「やれやれ。俺が1番手かよ…」

    苗木「…」

    戦刃「…気持ち悪い…」

    斑井「まあいい。かかってきな」


    【マダライが現れた!】

    【マダライの攻撃!】

    【ナエギは98ダメージを受けた!】

    【ナエギのライト飛翔脳天殺!】

    【マダライは537ダメージを受けた!】

    【フジサキのマジックアップ!】

    【マイゾノの魔力が上がった!】

    【マイゾノのフレイム!】

    【マダライは381ダメージを受けた!】

    【イクサバの攻撃!】

    【マダライは87ダメージを受けた!】

    【イクサバの返し斬り!】

    【マダライは94ダメージを受けた!】

    【マダライは倒れた!】


    苗木「あれ…?」

    舞園「意外とあっさり倒しましたね…」

    不二咲「…次行こう」

    斑井を通り超し、次のフロアに行こうとしたとき…

    ドガ!

    苗木「っ!?」

    苗木は後ろから殴られた。

    舞園「苗木君!?」

    不二咲「あっ…!?」

    斑井「俺を無視してるんじゃねーよ」

    【クリティカルヒット!ナエギは115ダメージを受けた!】

    苗木「な…!?倒したはず…!?」

    戦刃「…傷も全くない…」

    斑井「俺は不死身なんだよ」

    苗木「不死身…!?」

    不二咲「そ…そんなのあり…!?」

    斑井「俺を倒すのは無理だ。何度でも甦るぞ」

    苗木「なら…何度でも倒すまでだ…!」


    【マダライが現れた!】
  115. 115 : : 2014/06/30(月) 00:25:22
    8回倒したら終わりだと思うな
    もしくは8人同時に倒すとか
  116. 116 : : 2014/06/30(月) 15:59:15
    >>115 それにしても8人の斑井なんて気持ちの良いものじゃないですね〜


    【マダライの攻撃!】

    【ナエギは100ダメージを受けた!】

    【ナエギの飛翔脳天殺!】

    【マダライは512ダメージを受けた!】

    【フジサキのマジックボール!】

    【マダライは217ダメージを受けた!】

    【マイゾノのフレイム!】

    【マダライは259ダメージを受けた!】

    【マダライを倒した!】

    【マダライが現れた!】

    苗木「ああもう!」

    斑井「もう諦めろよ」

    苗木「諦めてたまるもんか!」

    【ナエギの飛翔脳天殺!】

    【マダライは511ダメージを受けた!】

    【マダライの薙ぎ払い!】

    【全員は平均92ダメージを受けた!】

    【フジサキのマジックボール!】

    【マダライは215ダメージを受けた!】

    【マイゾノのフレイム!】

    【マダライは255ダメージを受けた!】

    【マダライは倒れた!】

    苗木「はあ…はあ…」

    【マダライが現れた!】

    苗木「しつこいなあ!」

    戦刃「…違う…」

    苗木「…え?」

    戦刃「…さっきからおかしいと思ってたんだけど…この斑井は…さっきの斑井と違う…」

    斑井「…っ」

    苗木「違うって…どういうこと?」

    戦刃「…さっきの斑井とは別人…ってこと…」

    苗木「じゃあ…斑井は2人いるの!?」

    戦刃「…2人とは限らない…」

    戦刃「もしかしたら…100人かもしれない…」

    苗木「ひ…100人……」

    斑井「…もうこれ以上隠しても無駄なようだ」

    斑井「そうみたいだな」

    斑井「もう限界だな」

    苗木「…え?」

    色々な方向から声が聞こえる…

    斑井「そう」
    斑井「俺達は」
    斑井「8つ子なんだよ」
    斑井「既に3人やられたけどな」
    斑井「つまり残ってるのは5人だ」

    苗木「5人…」

    右から…左から…前から…

    様々な方向から、ピッタリ繋がって声が聞こえる。

    斑井「それともう一つ言っておくことがある…」
    斑井「今生きているのは5人だが」
    斑井「もし俺達全員が」
    斑井「復活魔法を覚えていたら」
    斑井「どうなると思う?」

    苗木「っ!」

    舞園「なんだか…すっごく嫌な予感がします…」

    苗木「奇遇だね…ボクも嫌な予感しかしないよ…」
  117. 117 : : 2014/06/30(月) 22:37:33
    苗木「っ!」

    ドガア!

    【マダライの攻撃!】

    【クリティカルヒット!ナエギは117ダメージを受けた!】

    苗木「っつ…!」

    舞園「苗木君!大丈夫ですか!?」

    苗木「う…うん…」

    苗木(6人目…!?)

    斑井が言った事が全て真実だったとすれば、1人多いことになる。

    ドガ!

    【マイゾノは108ダメージを受けた!】

    舞園「うっ…!」

    ガッ!

    【フジサキは103ダメージを受けた!】

    不二咲「痛っ…!」

    戦刃「…っ!」

    【イクサバは攻撃を回避した!】

    【イクサバのカウンター!】

    【マダライは83ダメージを受けた!】

    斑井「チッ…!」

    戦刃を襲った奴以外、さっきまでいなかった奴だった。

    苗木「…8人…」

    斑井「これが俺達の」
    斑井「完全な不死身だ」
    斑井「何度でも甦るさ」
    斑井「その名の通り」
    斑井「死なない身だ」
    斑井「お前達には俺を」
    斑井「倒すことなどできない」
    斑井「それでも来るか?」

    苗木「…1人でさえ気持ち悪いのに、8人なんてたまったもんじゃないなぁ…」

    苗木「要は…みんなまとめて倒せばいいんだ!」

    苗木「ボク達は負けない!」


    【マダライの群れが現れた!】

    【ナエギの一閃!】

    【マダライ達は平均462のダメージを受けた!】

    【マダライAの攻撃!ナエギは97ダメージを受けた!】

    【マダライBの攻撃!ナエギは99ダメージを受けた!】

    【マダライCの攻撃!ナエギは101ダメージを受けた!】

    【マダライDの攻撃!ナエギは103ダメージを受けた!】

    【マダライEの攻撃!ナエギは105ダメージを受けた!】

    【マダライFの攻撃!ヒーライト!全員のHPが全快した!】

    【マダライGの魔封じ!マイゾノの魔法を封じた!】

    【マダライHの魔封じ!フジサキの魔法を封じた!】

    苗木「ぐっ…!」

    【フジサキのギガヒール!】

    【しかし魔法は封じられている!】

    【マイゾノのテラファイア!】

    【しかし魔法は封じられている!】

    【イクサバの機関銃!】

    【マダライ達は平均230のダメージを受けた!】

    【ナエギの一閃!】

    【マダライ達は平均457のダメージを受けた!】

    【マダライ達の必殺!コウオペレイト!】

    【ナエギは213ダメージを受けた!ナエギは145ダメージを受けた!ナエギは34ダメージを受けた!ナエギは243ダメージを受けた!ナエギは274ダメージを受けた!ナエギは174ダメージを受けた!ナエギは164ダメージを受けた!ナエギは328ダメージを受けた!】

    苗木「うぁぁぁああああ!!」

    【ナエギは倒れた!】
  118. 118 : : 2014/07/01(火) 16:27:35
    舞園「苗木君!!」

    斑井「ふん」
    斑井「勇者も所詮」
    斑井「この程度か」

    苗木「くっ…!」

    苗木「まだ…!」

    苗木「負けてない…!!」

    「さすがだ!その不屈の心こそ、真の勇者だっ!」

    苗木「えっ…?」

    突然、城の入り口の方から声がした。

    苗木「あっ…!」

    斑井「…ん?」
    斑井「あいつは…」
    斑井「…来やがったか」
    斑井「光の…」
    斑井「四天王…!」

    舞園「光の…四天王…?」

    石丸「その通り!ボクは光の四天王、“光へ導く者”石丸!」

    桑田「“赤い弾丸”桑田!」

    朝日奈「“青い雷”朝日奈っ!」

    大神「“鉄拳の女神”大神」

    斑井「来たか…」
    斑井「光の四天王…」
    斑井「昨日ぶりだな…」
    斑井「昨日の恨み…」
    斑井「晴らさせてもらう!」

    桑田「ったく。相変わらず気持ちわりー姿しやがって。とっととやるぞ」

    石丸「まあまて桑田君。まずは…」

    【イシマルのバインダー!】

    【マダライ達の動きが封じられた!】

    斑井「くっ…!!」

    石丸「さあ勇者一行。先に進みたまえ。コイツらはボク達が責任持って倒そう」

    苗木「あ…ありがとう…」

    大神「うむ」

    【オオガミのヒーライト!】

    苗木「…!」

    【全員の体力が全快した!】

    大神「行くがいい」

    朝日奈「気を付けてね!」

    苗木「うん、ありがとう!」

    苗木達は去って行った。

    石丸「よし」

    【マダライ達のバインドが解かれた】

    斑井「チィ…!」
    斑井「よくも…!」

    石丸「さてと。“ザ●フジミ”斑井クン。残りの92人を呼んだらどうかね?」

    斑井「…!」
    斑井「知ってやがったか…!」

    石丸「当然だとも。いくら復活魔法を覚えていたとはいえ、全員やられてしまっては意味がなかろう」

    桑田「たった100人程度、俺達の相手じゃねえし!」

    大神「数より質だ…」

    斑井「…フン」
    斑井「いいだろう…」
    斑井「今日こそは」
    斑井「本気で相手をしてやろう…」

    斑井「出て来い…!!」
    斑井「992人の兄弟達よ!」

    石丸「…ん?」

    朝日奈「今…なんて…?」

    斑井「俺達は」
    斑井「1000人兄弟なんだよ」
    斑井「知らなかったか」

    桑田「…アホか…」

    大神「…計り知れんな…」

    ザッ…

    石丸「…っ!」

    後ろから足音が聞こえた…
  119. 119 : : 2014/07/01(火) 16:46:32
    【2階】


    【キョーアクデビルが現れた!】

    【ナエギの防御!】

    【キョーアクデビルの破壊光線!】

    【ナエギは301ダメージを受けた!】

    【ナエギは防御している】

    【フジサキの必殺!(*ノ ̄▽ ̄)ノ!】

    【キョーアクデビルを倒した!】

    【全員は全快した!】


    苗木「…」

    十神「来たか」

    苗木「十神クン…」

    苗木「前と全く服が変わってないね…」

    十神「ほっとけ」

    十神「クックック…今までの俺とは違うぞ…?」

    十神「俺は…その辺にいた怪しげなオヤジから…世界最強の武器を手に入れたんだ…!」

    苗木「…そうですか…」

    十神「勇者でも…魔王でも…一撃で倒す事ができる最強の武器を…俺は1000000000Gで買ったんだ…!」

    十神「本来は100000000Gだったところを、オヤジは1000000000Gに負けてくれたんだ…!なんていうお人好しなオヤジだったんだろうか!ッハハハ!!」

    苗木「馬鹿!?君馬鹿なの!?いや馬鹿なんだね!うん!」

    舞園「逆に清々しいですねー…」

    十神「やかましい」

    十神「俺はこれで…貴様らにリベンジしてやる!」

    十神「さあ…かかってこい!」


    【トガミが現れた!】

    苗木「何を買ったのか知らないけど…多分それ偽物だよ!」

    十神「なん…だと…!?」

    【トガミは1000のダメージを受けた!】

    十神「いや…だが…貴様も威力を見れば分かる!この剣の強さがな!」

    【トガミの攻撃!】

    【ナエギは12ダメージを受けた!】

    【トガミは2000ダメージを受けた!】

    十神「なん…だと…!?」

    十神「俺は…あの伝説の商売人から買ったんだぞ…!」

    苗木「それは違うよ!」

    【ナエギのロンパ!】

    【苗木「そいつは詐欺師だ!!」】

    【トガミは5000ダメージを受けた!】

    十神「な…ん………だ…と………」

    【トガミは倒れた!】


    苗木「…」

    苗木「…え?…終わり?…え?…本当に?…え?…え?」
  120. 120 : : 2014/07/01(火) 18:54:45
    【トガミの攻撃!】

    苗木「っ!?」

    【ナエギは102ダメージを受けた!】

    十神「フッ…まさか二度も騙されるとはな」

    苗木「…!?」

    十神「御明察。俺の必殺、死んだフリだ!」

    苗木「まだ察してないし!なんて情けない必殺技!」

    十神「だが、この技の本当の恐ろしさは、こんなもんじゃない…」

    十神「この技は、どんな強力な技を使われても、必ず生き残る必殺技だ…」

    十神「つまり貴様らがいくら足掻こうが無駄!最後には俺にやられぶべらっ!!」

    苗木「あ…!」

    十神の台詞は、強制中断された。

    大和田「よう。久しぶりだなぁ苗木!」

    苗木「大和田クン!」

    大和田が、隙を突いて十神に攻撃していた。

    十神「貴様ぁ…!」

    大和田「苗木。こんな奴の相手をしてる場合じゃないだろ?コイツは俺に任せて、先に行け」

    苗木「…うん!ありがとう!」

    十神「させるか!」

    大和田「させるか!」

    【トガミのダークスラッシュ!】

    【オオワダの大打撃!】

    バチィ!!

    ダークスラッシュを止めた!

    その隙に苗木達は、次のフロアへ走った。

    十神「…チッ。まずは貴様からやらなければならないようだな」

    大和田「おう。かかってこいよ」

    十神「…フン」

    十神は、前回失敗した、大量の毒ナイフを取りだした。

    十神「ここなら天井は高い。今度こそ失敗はない」

    十神「喰らうがいい!」

    ナイフを上に投げる…!

    石丸「忘れろ!忘れろ!忘れろビーム!!」

    【イシマルの忘れろビーム!】

    【トガミの技と魔法を封じた!】

    十神「何っ!?」

    中途半端に投げ損ねたナイフは、そのまま十神に降り注いだ。

    十神は倒れた。

    大和田「よう兄弟。下は大丈夫なのか?」

    石丸「ああ。兄弟、君が事前に990人の斑井を始末してくれたお陰でな!」

    大和田「うし。いっちょやるか!」

    石丸「おう!」

    十神「貴様ら…地獄に送ってやる!!」

    【トガミの必殺。死んだフリ】
  121. 121 : : 2014/07/02(水) 15:59:21
    【トガミの攻撃!】

    【オオワダの相殺攻撃!】

    【オオワダが打ち勝った!】

    【トガミは120ダメージを受けた!】

    【イシマルのライトストーム!】

    【トガミは175ダメージを受けた!】

    石丸「ところで兄弟」

    大和田「ん?」

    石丸「あれほど頑なに山を離れようとしなかった兄弟が、何故…?」

    大和田「…ああ…。あの勇者共…中々いい目をしていてな。賭けてみたくなったんだよ」

    大和田「まあ冗談だけどな。実際のところ、セレスの奴に占ってもらったら、ここに来いっていう結果が出てきたんだ。で、丁度990人の変な奴等がいたから、軽く殺っといたってだけだ」

    石丸「っははは!相変わらずのようだなっ!」

    大和田「おめえも変わらねえなぁ!」

    【トガミの攻撃!】

    【オオワダは92ダメージを受けた!】

    大和田「んじゃ、やるぞ!」

    石丸「ああ!」

    【オオワダとイシマルの必殺!】

    大和田は十神を掴み、どこからか取りだしたバス停に叩きつけた!

    そして石丸はそれにバインドをかけ、その状態のまま動けなくした!

    大和田「おらああ!!」
    石丸「おらあああ!!」

    ドゴオオオオ!

    大和田は左から、石丸は右から、挟むように同時に十神を殴った!

    同時にバインドが外れ、十神が解放されると…

    ズドオオオオン!!

    2人完璧に同時にかかと落とし!

    【トガミは1793ダメージを受けた!】

    【トガミは倒れた!】

    【トガミの必殺!死んだフリ!】

    【しかし技は封じられている】

    大和田「…ま、こんなもんだろ」

    石丸「悪は成敗っ!」


    3F


    苗木「ライト一閃!!」

    ズシャアアアア!!

    魔物を一掃した。

    苗木「はあ…はあ…」

    山田「おや?もうスタミナ切れですかな?」

    苗木「っ!」

    山田「ここに来たということは、既に2人の四天王が倒されたという事ですな…」

    苗木「いや…2人とも飛ばしてきた」

    山田「なんと」

    山田「まあいいでしょう。この“全ての始まりにして終わりなる者”が相手になりましょうぞ」

    苗木「うん。勝負だ!」

    山田「ですがな…なんというか…」

    苗木「…何?」

    山田「いやあ…1人に対して4人で来ますか?普通」

    苗木「え…いや…うん…まあ…いいじゃない?」

    山田「ボクとしては…1対1がやりやすいんですけどねえ…」

    苗木「ええ…?うーん…どうする…?」

    舞園「いや敵のお願いなんて聞く必要ないじゃないですか」

    苗木「えっ?ああ、うん。そうだね。ごめん」

    山田「じゃあこれならどうでしょうか。ここに、ボクと戦う人を1人置いていってください。そうすれば、残りの3人は次のフロアーに進む事が出来ます」

    苗木「うーん…」

    不二咲「…急いでるんだし…これは受けた方が…」

    苗木「…」

    不二咲「…ボクが残るよ」

    苗木「…えっ?でも…不二咲さんは…」

    不二咲「…攻撃タイプじゃない。分かってるよ」

    不二咲「でも、ヒールなら舞園さんも使える。それに、むしろ攻撃タイプを減らすわけにはいかないんだ」

    苗木「…」

    不二咲「大丈夫。ボクは絶対に死んだりしないから」

    苗木「…」


    不二咲を残す
    別の人を残す
    みんなで戦う

    >>122
  122. 122 : : 2014/07/02(水) 17:48:43
    やっぱりみんなで山田をリンチ
  123. 123 : : 2014/07/02(水) 20:31:18
    苗木「…やっぱり無理だよ…」

    不二咲「苗木君…」

    苗木「飛翔脳天殺!」

    山田「ふんっ!」

    バチイ!!

    苗木「っ!?」

    飛翔脳天殺が受け止められた…!

    山田「残念ですが、交渉決裂のようですなぁ」

    山田「グッフッフ…。ならば全員まとめてかかってきなさい!」

    苗木「もちろんそのつもりだ!」

    大和田「おっ。やっと追いついたぜ」

    石丸「大丈夫か!君達!」

    苗木「あっ!大和田クン!石丸クン!」

    大和田「よう。十神は始末しといたからな。こっちに加勢するぜ」

    苗木「ありがとう…!」

    山田「…6対1ときましたか…。少々きついですなぁ…」

    山田「だがしかーし!この山田!決して背中は見せんぞ!」

    朝日奈「あっ!追いついた!」

    山田「…へ?」

    大神「下の斑井は我らが倒しておいた」

    桑田「うん。もうあれは復活魔法でも復活しねえわ」

    苗木「朝日奈さん!大神さん!桑田クン!」

    山田「…」

    山田「えーっと…?ひぃ…ふぅ…みぃ…」

    石丸「おお!これで9人だ!しかも四天王が揃ったぞ!」

    山田「…きゅーにん…?」

    山田「ああなるほど。1対9ときましたか。なるほどなるほど」

    山田「ってこんなの勝てるかああああああ!!!」

    苗木「うわっ…!?」

    大和田「素直に俺らを通してくれんなら、見逃してやってもいいが?」

    山田「…」

    山田「グッフッフ…」

    山田「さっき言いました通り…拙者は敵に背中を見せる事などありませぬぞ…!!」

    山田「さあ!いざ尋常に!勝ーー負!」

    苗木「…大丈夫かなあ…」


    【ヤマダが現れた!】
  124. 124 : : 2014/07/03(木) 00:25:37
    苗木「飛翔脳天殺!」
    舞園「フレイム!」
    不二咲「マジックボール!」
    戦刃「機関銃!」
    大和田「気合弾!」
    石丸「ライトストーム!」
    朝日奈「ライトサンダー!」
    大神「ライトショックウェーブ」
    桑田「ライトミサイル!!」

    山田「ちょおおおおおおおおお!!!!???」

    ズドゴガズシャチバズドン!!!


    苗木「…しまった…やりすぎた…」

    山田が、ウェルダンも何もかも通り過ぎて真っ黒焦げの傷だらけになった。

    桑田「ま、やりすぎなくらいが丁度良いだろ」

    大神「闇魔法相手に常識は通じぬ。命を永続させるほどの魔法も存在すると聞く…」

    苗木「…うん」

    苗木(…でも…いくらなんでもな…これじゃあ…)

    山田「…ぐふっ…」

    苗木「まだ生きてた!!?」

    桑田「チッ。しぶとい奴だぜ!」

    山田「ぐふふふフフフフフ!!」

    苗木「!?」

    不二咲「こ…怖い…」

    大神「っ!」

    ドン!

    苗木「えっ…」

    大神に急に押された!

    苗木「って!」

    力が強すぎたのか、結構飛ばされた。

    …その瞬間

    バシュン!

    苗木「!?」

    さっきまでいた場所に、壁が出来た。

    …いや、正確には、さっきまで苗木がいた…仲間達が集まっているところに、檻が現れた。

    苗木「みんな!!」

    苗木は大神に押されてギリギリ回避できたものの、他のみんなはみんな檻に閉じ込められたようだ。

    桑田「な…なんだこれ!?」

    朝日奈「檻!?」

    大和田「大打撃!!」

    ガキイイン!!

    大和田「なっ…!?無傷!?」

    石丸「兄弟の一撃にびくともしないとは…」

    山田『グハハハ!』

    苗木「っ!山田クン!!」

    山田『この檻は、人の命…つまりボクの命を使って作られているのだ!そう簡単には破れませぬぞ!』

    大和田「っくそ!」

    山田『勇者一行を閉じ込められなかったのは失敗でしたが…まあいいでしょう』

    苗木「…あっ!」

    戦刃「…」

    気付かなかったが、戦刃も檻の外にいた。

    戦刃「…私だけじゃない…苗木君から見えない…死角にまだ…」

    苗木「えっ…?」

    檻の反対側にまわると…

    苗木「舞園さん!不二咲さん!」

    舞園「あっ…苗木君…」

    不二咲「無事だったんだね…!」

    山田『舞園殿と不二咲殿は範囲外…戦刃殿は気配を察して…苗木殿は大神殿に助けられ…』

    山田『まさか勇者一行4人を逃がしてしまうとは…』

    山田『それにボクの意識も、そろそろ消えていく…』

    大神「…自身の全てを捧げたか…。なんたることを…」

    山田『まあボクはこれでよいのですよ!あとは、ただひたすらに堅い檻が残り、ボクは消える』

    山田『勇者達よ。もうすぐ消えるボクからの、最期の言葉を聞くがいい』

    山田『魔王様は、今魔力を練っておられる。そして魔力が最大になったとき、魔王様には誰も敵わなくなる』

    山田『ボクの相手をしてる暇があるなら、少しでも早く魔王様のところに行くべきでしたね!』

    苗木「…!」

    苗木「みんな…!行こう!」

    桑田「頑張れよ!」

    大和田「ふざけた魔王とかいう奴を、ぶっとばしてこいよ!」

    苗木「…うん!」

    苗木は3人を連れ、急いで上に上がった。
  125. 125 : : 2014/07/03(木) 18:55:10
    4F


    苗木「あれ?」

    誰もいなかった。

    最後の四天王であるはずの霧切も、雑魚敵すらもいなかった。

    不二咲「逃げちゃった…のかな…?」

    苗木「あの霧切さんが…?」

    苗木(…考えにくいな…)

    ここにいてもしょうがないので、次のフロアを目指す…

    霧切「ここにいるわよ」

    苗木「っ!?」

    急に後ろから声がした。

    苗木達の後ろには、霧切と腐川がいた。

    腐川「…」

    苗木「…っ!?」

    舞園「腐川さん!?」

    腐川「…うるさいわよ…。耳に響くじゃない…」

    霧切「この子は、魔王様の秘書。あなたたちの力量を調べてくるのが仕事だったの」

    苗木「…っ!」

    霧切「おかげであなたたちのデータがよく採れたわ。ふふふ…」

    舞園「スパイだったんですか…!!」

    腐川「そうよ…」

    不二咲「そんな…」

    霧切「さてと。宣言通り、貴方たちを全力で倒すわ」

    霧切「その前に…」

    パチン!

    霧切は指を鳴らした。

    その瞬間、苗木は目の前が真っ暗になった。
  126. 126 : : 2014/07/03(木) 21:57:35
    苗木「…っ!」

    見知らぬところで目を覚ました。

    苗木「ここは…?」

    腐川「…私が作った亜空間よ」

    苗木「腐川さん…!?」

    この場には、腐川と苗木しかいなかった。

    腐川「…私が力尽きるまで…この空間から出ることは出来ないわ…」

    苗木「…」

    腐川「さあ…勝負よ…!」


    【フカワが現れた!】

    苗木「腐川さん…君は本当に…?」

    腐川「なに?まだ私が敵だってことに納得してないわけ?」

    腐川「いくら聞いても無駄よ…私は私…。魔王様の秘書よ…」

    苗木「そんな…」

    腐川「…来ないならこっちからいくわよ…!」

    【フカワのダークスラッシュストーム!】

    苗木「うわあ!」

    【ナエギは113ダメージを受けた!】

    【ナエギのロンパ!】

    【苗木「君は敵なんかじゃない!」】

    腐川「…しつこい!!」

    【しかし効果がなかった!】

    【フカワのダークブレイド!】

    【ナエギは121ダメージを受けた!】

    【ナエギは防御をした!】

    腐川「何してるの…?戦う気はないの!?」

    苗木「…」

    【フカワのダークインサイド!】

    【ナエギは63ダメージを受けた!】

    腐川「さっさと戦いなさい!勇者…!!」

    苗木「…っ」


    戦う
    防御
    ロンパ

    >>127
  127. 127 : : 2014/07/04(金) 09:19:39
    ロンパ
  128. 128 : : 2014/07/04(金) 16:08:34
    【ナエギのロンパ!】

    【苗木「ボクは戦わない!」】

    腐川「あ…ああ甘い事…言ってん…じゃ…ないわよ…!!」

    腐川「いいから…さっさと…きなさい!!!」

    【しかし効果がなかった!】

    【フカワの必殺!ポイズンリバー!】

    【ナエギは猛毒になった!】

    【ナエギは5の毒のダメージを受けた!】

    【ナエギはどうする?】


    戦う
    防御
    ロンパ
    アイテム

    >>129
  129. 129 : : 2014/07/04(金) 20:18:26
    もう一回ロンパ!
  130. 130 : : 2014/07/04(金) 20:47:00
    【ナエギのロンパ!】

    【苗木「きっと君は騙されてるんだ!」】

    腐川「だ…だ黙りなさいよ!!!」

    苗木「遺跡の時、ボクを助けてくれたじゃないか!」

    腐川「だ…だだだ黙れ…!!」

    苗木「君が敵なら、ボクを助ける必要はないはずだよ!」

    腐川「黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れえ!!!!」

    【苗木「君はボクの敵じゃない!!」】

    腐川「…っ!!」

    【BREAK!!!】

    腐川「ち…ちがっ…」

    腐川「…っ!?」

    腐川「ああああああああああああああああ!!!!」

    苗木「!?」

    腐川が叫ぶと、腐川から黒い気体が溢れだしてきた。

    黒い気体は、腐川から離れたくないように、腐川の近くを漂っている。

    苗木(あれは…闇の魔力…!?)

    【ナエギは10の毒のダメージを受けた!】

    【ダークが現れた!】

    【ナエギはどうする?】


    攻撃
    防御
    ロンパ

    >>131
  131. 131 : : 2014/07/04(金) 21:26:49
    ロンパw
  132. 132 : : 2014/07/04(金) 22:49:46
    【ナエギのロンパ!】

    【苗木「腐川さん!目を覚ますんだ!」】

    腐川「…!」

    腐川「あっ…!?こ…こここれ…って…ててて…!!!??」

    腐川はダークを見た瞬間、すごく動揺した。

    苗木「腐川さん…!?なにか知ってるの!?」

    腐川「知ってるもなにも…ずっと昔に私に取り憑いた奴じゃない!」

    苗木「ずっと昔に…取り憑いた…?」

    腐川「おかげでずっと敵の仲間になってたのよ…!しかも意識がすごくはっきりしてるくせに体の自由がきかない状態だったから、ものすごく不愉快だったわ…!!」

    苗木「じゃあ…腐川さんは、最初っから操られてて…?」

    腐川「そうよ…!あんたが言った通りよ…!」

    苗木「…」

    苗木「…腐川さん、戦える?」

    腐川「戦えるわよ…。これでもレベル30の魔法戦士よ…!」

    腐川「っていうかアイツと戦わせなさい!そうしないと気が済まないわ…!!」

    苗木「う…うん」

    【フカワが仲間になった!】

    【ダークのダークサンダー!】

    【全員は125ダメージを受けた!】

    【ナエギのライト飛翔脳天殺!】

    【ダークは1012ダメージを受けた!】

    【ナエギは23の毒のダメージを受けた!】

    【フカワのウルトラヒール!】

    【ナエギは全快した!ナエギの毒が消えた!】

    【ダークのダークストライク!】

    【フカワは264ダメージを受けた!】

    【ナエギのライト飛翔脳天殺!】

    【ダークは989ダメージを受けた!】

    【フカワのマジックバースト!】

    【ダークは201ダメージを受けた!】

    【ダークの必殺!ダークフルバーストT!】

    【フカワは753ダメージを受けた!】

    【フカワは倒れた!】

    苗木「えっ…!?」
  133. 133 : : 2014/07/05(土) 01:24:19
    苗木「ふ…腐川…さん…?」

    苗木が腐川を呼んだ瞬間、腐川は垂直に高く飛び上がり、空中で一回転して着地した。

    ジェノサイダー「呼ばれて飛び出て〜!!ジェノサイダー〜!!ゲラゲラゲラ!!」

    苗木「ジ…ジェノサイダー…」

    ジェノサイダー「あ?んだここ?っつーかテメー誰だ?」

    苗木「あ…えっと…苗木…です。一応勇者で…」

    ジェノサイダー「まあどうでもいいですけどねっ!」

    ジェノサイダー「ん〜この慣れた空気の感じ…」

    ジェノサイダー「どうやらここは、根暗が作りだした亜空間のようですね」

    ジェノサイダー「なんちゃって!アタシってそんな冷静に分析するタイプじゃねーし!ゲラゲラゲラ!!」

    ジェノサイダー「…ん?あの黒いのは…」

    ジェノサイダー「ずっとアタシに憑いてたヤツじゃねーか!アタシってばいつの間にか自由!?」

    ジェノサイダー「つーかおいダークテメー!よくも今まで好き放題やってくれたな!しかも遺跡で勝手に出てきて挙げ句アタシを気絶させるたあどういうことだああ!?なんとか言わんかいゴラルァ!!」

    ジェノサイダー「きいい!なんかイライラする!おいそこの勇者!ダーク殺るぞ!」

    苗木「あ…うん」

    【ナエギのライトW斬り!】

    苗木(もうSPが…!)

    【ダークは782ダメージを受けた!】

    【ジェノサイダーの必殺!フィーバーモード!】

    【ジェノサイダーの攻撃力が上がった!素早さが上がった!超ハイテンションになった!】

    【ダークの必殺!ダークフルバーストF!】

    【全員は平均523ダメージを受けた!】

    【ナエギのライトV字斬り!】

    【ダークは534ダメージを受けた!】

    ジェノサイダー「どんどんダメージ下がってるじゃねーか!殺る気あんのかゴラァ!」

    苗木「も…もうSPがないんだって…!」

    【ジェノサイダーの千本桜!】

    【ダークは374ダメージを受けた!】

    【ジェノサイダーのテンションが普通に戻った!】

    【ダークの自己再生!】

    【ダークは2000回復した!】

    【ナエギのライトV字斬り!】

    【ダークは562ダメージを受けた!】

    【ジェノサイダーの残像スラッシュ!】

    【ダークは217ダメージを受けた!】

    【ダークのダーク砲!】

    【全員は平均281ダメージを受けた!】

    【ナエギのライトスラッシュ!】

    【ダークは472ダメージを受けた!】

    【ジェノサイダーの叫び!】

    【ジェノサイダーはハイテンションになった!】

    【ダークのダークストーム!】

    【全員は平均165ダメージを受けた!】

    【ナエギの光の剣!】

    【ナエギは光の剣を召喚した!】

    【ジェノサイダーの叫び!】

    【ジェノサイダーは超ハイテンションになった!】

    【ダークのダークストーム!】

    【全員は平均182ダメージを受けた!】

    【ナエギのアイテム!癒しの粉!】

    【全員は1000回復した!】

    【ジェノサイダーの叫び!】

    【ジェノサイダーは極ハイテンションになった!】

    【ダークのダークストライク!】

    【ジェノサイダーは273ダメージを受けた!】

    【ジェノサイダーの叫び!】

    【ジェノサイダーはウルトラテンションになった!!】

    【ナエギのかばう!】

    【ナエギはジェノサイダーをかばっている】

    【ダークのダークストライク!】

    【ナエギはジェノサイダーをかばった!】

    【ナエギは456ダメージを受けた!】

    【ジェノサイダーの必殺!チミドロフィーバータイム!】
  134. 134 : : 2014/07/05(土) 16:45:39
    ジェノサイダー「ゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラ!!!」

    ジェノサイダーは目に見えぬ速さで敵を磔にし、滅多刺しにした。

    【ダークは2737ダメージを受けた!】

    苗木「…!?」

    【ダークは倒れた!】


    苗木「…つ…強い…」

    ジェノサイダー「ゲラゲラゲラ!!思い知ったかテメー!ゲラゲラゲラ!!」

    苗木「じゃあ、早くこの亜空間から出よう!」

    ジェノサイダー「んあ?」

    ジェノサイダー「あ、それ無理!アタシって、魔法の才能ないんだよね!そういうのは根暗担当だし!ゲラゲラゲラ!」

    苗木「…」

    苗木「…どうしよう…」

    苗木「えーっと…あ、そうだ!」

    【ナエギは回復の粉塵を使った!】

    ジェノサイダー「ゲラゲラゲ…いっきし!」

    ジェノサイダーは大きくくしゃみをした。

    腐川「あ…あれ…?」

    苗木「よかった…戻った…」

    腐川「こ…ここどこ?ダークは?」

    苗木「…もう倒したよ。早くここから出よう」

    腐川「た…倒したって…!あんた、何してくれちゃってんのよ!私が倒したかったのに…!」

    苗木(いやまあ結果的には腐川さんが倒したんだけど)

    腐川「…まあいいわ。とっとと出るわよ…」

    その瞬間、視界が真っ暗になった。


    苗木「…う…ん…」

    目が覚めると、そこは霧切と会ったフロアだった。

    苗木「…っ!?」

    …そこには、黒いオーラのようなものを纏った霧切と、その周りで倒れている仲間達がいた…

    …いや、戦刃だけはまだ体力が残っていて、瀕死の状態で霧切と1人で戦っていた。

    霧切「あら」

    戦刃「…!」

    2人がこっちに気付いた。

    だが苗木達は、倒れている舞園と不二咲に目が釘付けになっていた。

    苗木「こ…これって…!?」

    腐川「さ…さすが霧切ね…」

    霧切「もしかして、正気に戻った?」

    腐川「そうよ…。今までよくも私を操っていたわね…!!」

    霧切「残念ね。あなたはよく使える人材だったのだけれど」

    霧切「まあ戻ったのなら仕方ないわ。みんなまとめて始末するまでよ」

    霧切の黒いオーラが、一層強くなった。

    霧切「覚悟しなさい。勇者。あなたに魔王様のところへは行かせはしない…!」


    【ダークキリギリが現れた!】
  135. 135 : : 2014/07/05(土) 21:18:24
    【ダークキリギリのダークアイス!】

    【全員は平均321ダメージを受けた!】

    苗木「…っ!」

    【ナエギの攻撃!】

    【ダークキリギリは85ダメージを受けた!】

    【イクサバの攻撃!】

    【ダークキリギリは76ダメージを受けた!】

    【イクサバの返し斬り!】

    【ダークキリギリは106ダメージを受けた!】

    【フカワの必殺!ポイズンリバー!】

    【ダークキリギリは猛毒になった!】

    【ダークキリギリのダークストライク!】

    【ナエギは573ダメージを受けた!】

    苗木「うっ…ぐ…!!」

    霧切「光の魔力を持つ者に、闇魔法はよく効くわね」

    苗木(こっちはもうSPが枯渇してるっていうのに…!)

    【ダークキリギリは5の毒のダメージを受けた!】

    【ナエギの攻撃!】

    【ダークキリギリは94ダメージを受けた!】

    【イクサバは気合薬を使った!】

    【ナエギのSPが半分回復した!】

    【フカワのマジックシールド!】

    【ナエギの魔法防御が上がった!】

    【ダークキリギリのダークブレイド!】

    【ナエギは638ダメージを受けた!】

    【ダークキリギリは9の毒のダメージを受けた!】

    【ナエギのライトW斬り!】

    【ダークキリギリは672ダメージを受けた!】

    【イクサバの光学迷彩!】

    【ナエギの回避力がすごく上がった!】

    【フカワのマジックバースト!】

    【ダークキリギリは238ダメージを受けた!】

    【ダークキリギリのダークアイズ!】

    【ナエギの防御力が下がった!ナエギは麻痺状態になった!】

    苗木(やばい…!まさか…!!)

    【ダークキリギリは23の毒のダメージを受けた!】

    【イクサバの正拳突き!】

    【ダークキリギリは143ダメージを受けた!】

    【フカワのマキシマムヒール!】

    【ナエギのHPが全快した!】

    【ダークキリギリの必殺!ダークエクスプロードバレット!】

    苗木「…やっぱり…!!」

    【ナエギは1192ダメージを受けた!】

    苗木「う…ぐ…!!」

    霧切「これを耐えるなんて、中々やるじゃない」

    苗木「もう随分やばいけどね…」

    霧切「そうね。これで終わりよ」

    苗木「えっ…?」

    【ダークキリギリのダークリターンバレット!】

    苗木「…っ!!」

    【ナエギは216ダメージを受けた!】

    苗木「うああああ!!」

    【ナエギは倒れた!】

    戦刃「…!」
    腐川「…!」
  136. 136 : : 2014/07/06(日) 12:47:55
    霧切「この程度なの…?あっけな…

    霧切「…!?」

    霧切はすごい殺気を感じた。

    戦刃「…」
    腐川「…」

    霧切「…」

    【イクサバの必殺!背水の陣!】

    【イクサバの攻撃力がめちゃくちゃ上がった!】

    【フカワの必殺!魔力暴走!】

    【フカワの魔力がめちゃくちゃ上がった!】

    霧切「えっ…ちょっと…?」

    【ダークキリギリは53の毒のダメージを受けた】

    【フカワの必殺!バインドウォール!】

    【ダークキリギリは強いバインド状態になった!】

    【イクサバの必殺!ツインエクスプロードバレット!】

    霧切「…っ!?」

    【ダークキリギリは2697ダメージを受けた!】

    霧切「なんなの…これ…!?威力がおかしいじゃない…!」

    【ダークキリギリは動けない】

    【ダークキリギリは96の毒のダメージを受けた!】

    【イクサバの必殺!超エクスプロードバレット!】

    【ダークキリギリは3365ダメージを受けた!】

    【フカワの必殺!超マジックフルブーストT!】

    【ダークキリギリは2687ダメージを受けた!】

    【ダークキリギリは倒れた!】


    霧切「そ…んな…!?」

    霧切は倒れた。

    戦刃「はあ…はあ…」

    腐川「…疲れたわ…」

    もう2人とも、HPSPMPが枯渇している。

    腐川「…さすがに必殺は多く消費するわね…。少しやりすぎたかしら…」

    戦刃「…」

    【イクサバは復活草を使った!】

    苗木「…うっ…」

    【ナエギは復活した!】

    苗木「…ん…?あれ…?霧切さんは…?」

    腐川「あんたが死んでる間に倒したわよ…」

    苗木「そ…そうなんだ…強いね…」

    戦刃「…」

    苗木「…っ!」

    『勇者よ…よくここまで来たな…』

    苗木(何…!?頭に直接響いてくる…!!)

    『さあ…上まで上がって来い…直接決闘をしようぞ…!!』

    苗木「…魔王…!!」

    『フハハハハハ!』

    苗木「…」

    戦刃「…魔王の声が聞こえた…」

    苗木「…うん」

    腐川「…上にいるみたいね…」

    苗木「…うん」

    苗木「…その前に…」

    苗木「…町に戻って回復しよう…」


    この雰囲気の中苗木は引き返し、町に戻って一泊した後再び戻って来た。
  137. 137 : : 2014/07/06(日) 15:50:42
    5F


    雑魚敵戦を繰り返し、前に進む。

    すると、玉座がある部屋に来た。

    苗木「…あれ?行き止まり?」

    腐川「…そのようね…」

    戦刃「諦めるのはまだ早いよ…」

    戦刃「…きっと、どこかに仕掛けがあるはずだよ」

    今までは一方通行だった。仕掛けがあるとしたら、多分この部屋だ。

    苗木(玉座…カーテン…シャンデリア…赤い廊下…)

    苗木(目立つものは特にない…)

    苗木(ここに何も無かったら、引き返して調べるしかないんだけど…)

    苗木(…まずどこを調べようか…)

    >>138
  138. 138 : : 2014/07/06(日) 17:27:32
    玉座


    (ドラクエ脳)
  139. 139 : : 2014/07/06(日) 21:03:47
    苗木(…やっぱり玉座がお約束だよなぁ…)

    苗木は玉座を調べ始めた。

    苗木「…あっ」

    玉座の下を調べると、階段を見つけた。

    苗木(…上に行くのに下への階段…?)

    とりあえず玉座を動かし、下に下りる…


    苗木「せ…狭い…」

    上と下の間隔が狭かった。

    苗木(4階と5階の間に作られてるんだから、当然といえば当然か…)

    腐川「…移動しにくいわね…」

    戦刃「…そうかな?」

    腐川「…みんなあなたみたいに狭い所を行き慣れてるわけじゃないのよ…!」

    狭い通路を這って進む。


    苗木「…ふう。ここは…?」

    行き着いた先は、狭い部屋だった。

    ハシゴがあるだけの、それだけの為の部屋。

    腐川「さっさと行きなさいよ…」


    屋上


    ハシゴを登ると、城の屋上に着いた。

    苗木「…わあ…」

    なんか良い眺めだった。

    戦刃「…ここに…」

    腐川「…魔王がいるのね…」

    苗木(…あれ?景色に感動してるのボクだけ?)

    バチッ

    腐川「っ!!」

    突然飛んできた電気に、腐川が直撃した!

    苗木「腐川さん!?」

    ズドオオオオン!!

    腐川が喰らった電撃は爆発し、腐川は屋上から落とされた!

    苗木「腐川さあん!!!」

    戦刃「…!」

    戦刃「…居た…!」

    苗木「…!」

    苗木(強い…闇の魔力…!)

    苗木「…魔王…!!」
  140. 140 : : 2014/07/06(日) 23:08:19
    「…待っていたよ…。アタシは…ずっと待ってたんだよ…」

    江ノ島「絶対的な希望が現れる事を」

    苗木「えっ…!?」

    苗木「江ノ島…さん!?」

    戦刃「…」

    江ノ島「あんたをアタシと対等に渡り合える程に成長させる事は、中々骨が折れたけどねぇ」

    苗木「…まさか…」

    江ノ島「そう。あんたはずっと、アタシの手の平の上だったんだよ…」

    江ノ島「こんな…簡単に何でも出来る世界…。破壊も略奪も…全てに飽きた世界で…アタシは考えた…」

    江ノ島「自分と戦う事ができる程の力をつけた勇者を作り上げることを」

    江ノ島「そして…その勇者は…魔王を倒す唯一の希望…」

    江ノ島「その勇者が倒れた時こそ、世界が絶望に叩き込まれる事になるんだよ」

    苗木「…っ!」

    苗木「ボクは…絶対に…!」

    苗木「負けない!!」


    【魔王・エノシマが現れた!】

    【エノシマのダークスパーク!】

    【ナエギは335ダメージを受けた!】

    【ナエギのライト飛翔脳天殺!】

    【エノシマは314ダメージを受けた!】

    苗木「…あれ…?効かない…?」

    苗木(…闇の魔力が消えてる…?)

    江ノ島「アタシはね、任意に闇の魔力の濃度を変えられるんだよ…」

    苗木「なっ…!?」

    江ノ島「絶望的だよね…。ここに来て、光の魔力が役に立たないどころか、仇となるなんて…」

    苗木「くっ…!」

    苗木(闇の魔力に光の魔力はよく効く…!それはその逆も…!)

    【イクサバの光学迷彩!ナエギの回避力がすごく上がった!】

    【エノシマのダークストライク!】

    【しかし攻撃は外れた!】

    苗木「くっ…そ…!!」

    【ナエギの必殺!ライトマインドスラッシュ!】

    【エノシマは567ダメージを受けた!】

    江ノ島「止めときなよ。光魔法は、随分消費するんだろ?」

    苗木「ぐっ…!」

    江ノ島「あんたにアタシを倒す事なんて無理。無理無理無理無理無理ィ!」

    苗木「そんなの…」

    苗木「分からないだろ!!」

    【ナエギの力がみなぎる…】

    【ナエギは必殺を覚えた!】
  141. 141 : : 2014/07/07(月) 19:46:31
    【イクサバの光学迷彩!】

    【イクサバの回避力がすごく上がった!】

    【エノシマのダークストライク!】

    【しかし攻撃は外れた!】

    【ナエギの必殺!ダンガン一閃!】

    江ノ島「…っ!?」

    気付いた時には、既に江ノ島は斬られていた。

    【エノシマは1242ダメージを受けた!】

    江ノ島「なっ…!?」

    苗木「いくら闇の濃度が変えられても、持っている闇の量は変わらない」

    苗木「濃度が薄くなった分、体の奥底に多く保管してあるはずだよ!」

    江ノ島「そこに直接光の魔力を当てた…と」

    江ノ島「…中々面白いじゃないか」

    江ノ島「やっぱ、勇者となれば、そうこなくてはね…」

    苗木(さっきの攻撃で、闇を押し出した…!今なら…!)

    【イクサバの正拳突き!】

    【エノシマは72ダメージを受けた!】

    【エノシマはひるんだ!】

    【ナエギのライト飛翔脳天殺!】

    【エノシマは1063ダメージを受けた!】

    【イクサバの攻撃!】

    【エノシマは73ダメージを受けた!】

    【イクサバの返し斬り!】

    【エノシマは98ダメージを受けた!】

    【エノシマのダークブラスト!】

    【イクサバには当たらなかった!】

    【ナエギは771ダメージを受けた!】

    【ナエギのライトW斬り!】

    【エノシマは737ダメージを受けた!】

    【イクサバはウルトラ薬を使った!】

    【ナエギのHPが1000回復した!MPが1500回復した!】

    【エノシマのダークフルバーストT!】

    【ナエギは1017ダメージを受けた!】

    【ナエギの必殺!ライトマインドスラッシュ!】

    【エノシマは1538ダメージを受けた!】

    【エノシマは倒れた!】
  142. 142 : : 2014/07/07(月) 21:57:39
    苗木「やった…!」

    江ノ島「…まさか、これで終わったとか思ってたりしないだろ?」

    苗木「…」

    江ノ島「…お姉ちゃん。出番だよ」

    苗木「えっ…?」

    ドガ!

    苗木「…っ!」

    【ナエギは73ダメージを受けた!】

    苗木「戦刃さん…!」

    戦刃「…」

    戦刃「…ごめん」

    江ノ島「驚いた?戦刃は、アタシのお姉ちゃんなんだよ…」

    苗木(知ってる)

    江ノ島「…さあ…やるよ…!」

    戦刃「…うん」


    【エノシマとイクサバが現れた!】

    苗木(ちょっとは予想してたけど…やっぱり…!)

    【イクサバの正拳突き!】

    【ナエギは63のダメージを受けた!】

    【ナエギはひるんだ!】

    【エノシマのダークフルバーストT!】

    【ナエギは1012ダメージを受けた!】

    【ナエギはひるんで動けない!】

    【イクサバの攻撃!】

    【ナエギは72ダメージを受けた!】

    【イクサバの返し斬り!】

    【ナエギは96ダメージを受けた!】

    【エノシマのダークホール!】

    【ナエギは216ダメージを受けた!】

    【ナエギはひるんだ!】

    【ナエギはひるんで動けない!】

    【イクサバの手榴弾!】

    【ナエギは186ダメージを受けた!】

    【エノシマのダークブレイド!】

    【ナエギは362ダメージを受けた!】

    苗木(やっとまわってきた…!)

    苗木(とにかく…2対1はつらい…!)

    苗木(絶対に…ここでやられるわけには…!!)

    【ナエギの集中力が高まる…】

    【ナエギは必殺を覚えた!】
  143. 143 : : 2014/07/07(月) 22:55:38
    【ナエギの必殺!精神集中!】

    【ナエギの体力が120回復した!】

    【イクサバの裏拳!】

    【ナエギは攻撃をかわした!】

    戦刃「…っ!」

    【ナエギの反撃!】

    苗木「飛翔脳天殺!」

    【イクサバは382ダメージを受けた!】

    江ノ島「…チッ」

    【エノシマの必殺!ああああ!】

    【ああああ】
      【無数のレーザーを撃ち出す。必中技。】

    【ナエギは攻撃をかわした!】

    江ノ島「!?」

    【ナエギの反撃!】

    江ノ島「しまっ…!」

    苗木「ダンガン一閃!」

    【エノシマは1236ダメージを受けた!】

    【ナエギの必殺!ライトマインドスラッシュ!】

    【エノシマは1674ダメージを受けた!】

    江ノ島「くっ…!」

    戦刃「…」

    【イクサバは】

    【アルティメット薬を使った】

    【ナエギのHPとSPが全快した!】

    苗木「えっ…?」

    江ノ島「…」

    戦刃「…ごめん…江ノ島ちゃん…」

    戦刃「やっぱり私は…苗木君を裏切れない…」

    苗木「戦刃さん…」

    江ノ島「…」

    江ノ島「あーあ。まあそんなことだろうと思ったよ。あんたって、勇者を連れて来いって言ったら、四天王とか仕掛けとか全部潰してまで連れて来ちゃうような残念な子だからね。勇者の手助けをしちゃうくらい、残念な子だからね。そのくせ闇種族の者しか覚えない技を、大っぴらに使っちゃう子だからね」

    戦刃「…」

    江ノ島「でも、分かってるよね?そのまま完全に勇者側についたら、アタシはあんたを完全に敵扱いする」

    戦刃「…うん」

    江ノ島「…そう」

    江ノ島「じゃあ死んで」

    【エノシマの必殺!ダークエクスプ!】

    苗木「っ!」

    【ナエギの必殺!ライトマインドスラッシュ!】

    バチィ!!

    ドゴオオオン!!

    戦刃「…!」

    苗木は、戦刃に向けて撃たれた攻撃を相殺した。

    江ノ島「…チッ」

    苗木「…ありがとう。戦刃さん」

    戦刃「…お礼を言うのは…私だよ…」

    苗木「…」

    苗木「…江ノ島さん…」

    江ノ島「…」

    苗木「…言いたい事は山ほどあるんだけどさ…」

    苗木「とりあえず必殺技名だけは飽きずにちゃんと付けようよ!!」
  144. 144 : : 2014/07/08(火) 18:54:58
    【イクサバの必殺!エクスプロードバレット!】

    【しかし攻撃が外れた!】

    【エノシマのダークブラスト!】

    【ナエギには当たらなかった!】

    【イクサバは251ダメージを受けた!】

    【ナエギの必殺!ライトマインドスラッシュ!】

    【エノシマは1682ダメージを受けた!】

    【イクサバの追い打ち!】

    【エノシマは1682ダメージを受けた!】

    江ノ島「くっ…」

    【エノシマの超分析!】

    【ナエギとイクサバの回避力が元に戻った!命中率が下がった!】

    【ナエギのライトW斬り!】

    【クリティカルヒット!】

    【エノシマは1321ダメージを受けた!】

    【イクサバの手榴弾!】

    【しかし攻撃が外れた!】

    【エノシマのダークフルバーストF!】

    【ナエギは569ダメージを受けた!】

    【イクサバは374ダメージを受けた!】

    【イクサバの力の丸薬!】

    【ナエギの攻撃力がすごく上がった!】

    【ナエギのライトV字斬り!】

    【エノシマは1063ダメージを受けた!】

    【ナエギの攻撃力がめちゃくちゃ下がった!防御力が下がった!】

    江ノ島「くっ…」

    江ノ島「っそおおおおおお!!」

    苗木「!?」

    【エノシマの魔力が高まる】

    戦刃「…っ!?」

    【ダークエノシマに成った!】

    【ダークエノシマのHPとMPが全快した!】

    苗木「…なっ…!?」

    江ノ島『絶望しろ…絶望に絶望しろ…希望に絶望しろ…全てに絶望しろ…』

    【イクサバの攻撃!】

    【ダークエノシマは0のダメージを受けた!】

    戦刃「…通らない…!」

    【ナエギの攻撃!】

    【ダークエノシマは2のダメージを受けた!】

    苗木「もう…SPが…!」

    【ダークエノシマの超ダークフルバーストF!】

    【ナエギは2362ダメージを受けた!】

    【イクサバは1384ダメージを受けた!】

    苗木「…っ!?」
    戦刃「…っ!?」

    【イクサバはどうする?】

    戦刃「…」

    苗木「な…なに…これ…」

    戦刃「…勝てっこない…」

    【イクサバはどうする?】

    戦刃「…だめ…」

    苗木「こんなの…」

    【イクサバはどうする?】

    苗木「勝てない……」

    【イクサバはどうする?】

    戦刃「…無理…」

    【イクサバはどうする?】

    江ノ島『世界に希望なんてない』

    【イクサバはどうする?】

    江ノ島『絶望しかない』

    【イクサバはどうする?】

    【イクサバはどうする?】
  145. 145 : : 2014/07/08(火) 19:11:57
    バチィッ

    苗木「え?」

    江ノ島『…!?』

    ドゴオッ!!

    【ダークエノシマは100ダメージを受けた!】

    苗木「…っ!!」

    大和田「よう、待たせたな」

    苗木「大和田クン!?」

    いつの間にか大和田がいて、江ノ島に攻撃していた。

    大和田「勿論俺だけじゃねえよ」

    苗木「…っ!」

    舞園「フレイム!」

    【ダークエノシマは120ダメージを受けた!】

    腐川「マジックストライク!」

    【ダークエノシマは140ダメージを受けた!】

    石丸「ライトバースト!」

    【ダークエノシマは780ダメージを受けた!】

    朝日奈「ライトボルト!」

    【ダークエノシマは840ダメージを受けた!】

    桑田「ライトバーストショット!」

    【ダークエノシマは1020ダメージを受けた!】

    大神「ライトスマッシュ…!!」

    【ダークエノシマは1260ダメージを受けた!】

    苗木「みんな…!」

    不二咲「ボクが魔王の闇のシールドを無効化したから!今がチャンスだよ!」

    苗木「不二咲さん!そうか…!魔封じの祈りがあったね!」

    『勇者ナエギよ…』

    苗木「セレスさん!」

    『今がチャンスです…!あれだけの技を一度に喰らえば、いくら魔王でも少しはひるみます!』

    『自分の力を信じて…希望を光に込め、魔王にトドメを!』

    『微力ながら、わたくしもお手伝いしましょう!』

    【ナエギは全快した!】

    苗木「…よし…!」

    苗木「魔王…!トドメだ!」

    【ナエギの力がすごく高まる…!!】

    【ナエギは超必殺を覚えた!!】
  146. 146 : : 2014/07/08(火) 20:14:03
    【イクサバのオート照準!】

    【次の攻撃が必ず当たる!】

    【ナエギの超必殺!!ダンガンラッシュ!】

    【ダンガンスラッシュ!】

    江ノ島『くっ…!』

    【ダンガンV字斬り!】

    江ノ島『な…速い…!?』

    苗木「まだまだあ!」

    【ダンガンW斬り!】

    【ダンガン飛翔脳天殺!】

    【ダンガン一閃!】

    【ダンガンスラッシュ!】

    【ダンガンV字斬り!】

    【ダンガンW字斬り!】

    【ダンガン飛翔脳天殺!】

    【ダンガン一閃!】

    江ノ島『…っ!!』

    苗木(江ノ島さんの持っている闇の魔力が…むきだしになった!)

    江ノ島『おのれえ…!!』

    江ノ島『ナエ…ギ…!!』

    苗木「…」


    トドメを刺す
    トドメを刺さない

    >>147
  147. 147 : : 2014/07/09(水) 16:24:42
    やっぱり苗木だからトドメは刺さないで
  148. 148 : : 2014/07/09(水) 16:50:45
    最終的に殺すんじゃ絶望と変わりないもんね……
  149. 149 : : 2014/07/09(水) 17:25:34
    【ダンガンマインドスラッシュ!】

    江ノ島『…っ!』

    苗木「…」

    ピタッ…

    江ノ島『…?』

    苗木は、攻撃が当たる直前で止めた。

    【エノシマは163611ダメージを受けた!】

    朝日奈「えっ…?どうしちゃったの…?」

    大神「…」

    大和田「それにしても、最後の一撃が無くてもダメージでけーな」

    石丸「この技は、最後の一撃で完成し…200000ダメージになるのだが…」

    江ノ島『…』

    苗木「…やっぱり…無理だ…」

    苗木「…魔王を倒して…自分が満足する世界にするなんて…」

    苗木「そんなの…絶望だ…」

    江ノ島『…甘いこと…』

    江ノ島『言うな…!』

    ザシュ!

    苗木「…」

    江ノ島の闇で作った剣が、苗木を突き刺した。

    …ドサ…

    苗木は、剣が突き刺さったまま倒れた。

    舞園「苗木君ッ!!」





    おおゆうしゃよ。しんでしまうとはなさけない。

    ー誰?

    おぬしのきぼうはとどかず、おぬしはしんでしまった。

    なさけない。

    ーそっか…

    ーボクは死んだんだ…

    ーゲームオーバー…か

    おぬしにはまだ、ぜつぼうにとどくきぼうをもちあわせているか?

    ー…分からない

    それとも、またさいしょから、きぼうをもとめるたびにでるか?

    ー…それは…

    おぬしがきぼうしたみちをあたえよう

    ーボクの…希望した道…

    おぬしのきぼうはなんだ?

    ーボクの…希望…

    そのきぼうはぜつぼうにたちむかえるほどのものか?

    ー絶望に立ち向かえるほどの…希望…

    そのきぼうで、なにをまもるのだ?

    ーボクが守りたいもの…

    こたえがでたならば、おきるがよい

    こたえがみつからなければ、おちるがよい

    ーボクは…

    ーみんなを…

    ー今度こそ…

    ー守りたい…!

    Continue!
  150. 150 : : 2014/07/09(水) 17:42:49
    苗木「…っ!」

    舞園「苗木君…!」

    苗木「舞園さん…」

    不二咲「良かった…!目が覚めたんだ…!」

    苗木「不二咲さん…」

    戦刃「…よかった…」

    苗木「戦刃さん…」

    苗木「…」

    苗木(一度は守れなかった仲間達を…)

    苗木(今度こそ守る…!)

    苗木(それが…ボクの絶望に立ち向かえる希望だ…!)

    江ノ島『く…!』

    苗木「…江ノ島さん!」

    【エノシマのダークフルバーストT!】

    苗木「ボクは…!」

    江ノ島の攻撃が発射された。

    苗木「君と…!」

    苗木「戦いたくない!!」

    ズドオオオン!!

    【ナエギは783ダメージを受けた!】

    苗木「…」

    苗木「ボクは…生半可な覚悟で言うつもりはない!」

    苗木「光と闇…どちらか片方が世界を統べるんじゃない!」

    苗木「両方が協力して、共生してほしいんだ!!」

    江ノ島『そんな…こと…』

    江ノ島『できるはずない!!』

    苗木「ただ属性が違うだけの同じ強力な魔法同士、手を取り合えばどんなこともできる!」

    江ノ島『そんなの…出来ない…!!光と闇は…常に対だ…!!』

    苗木「光だけを持つ人も、闇だけを持つ人もいないんだ!」

    苗木「2つは、本来共生すべきものなんだ!」

    【ナエギのダンガンロンパ!】

    【苗木「希望と絶望は…共に前へ進むんだ!!」】

    江ノ島『…っ!!!』

    【BREAK!!!】
  151. 151 : : 2014/07/09(水) 23:41:56
    江ノ島『…』

    江ノ島『…はあ…』

    江ノ島『光と闇が共生…?何馬鹿な事言ってるんだよ…そんなこと出来るはずないだろ…』

    苗木「そ…そんなこと…!」

    江ノ島『だけど』

    江ノ島『中々面白い事考えるじゃん。アタシの暇つぶしとして、その妄想に付き合ってあげてもいいよ」

    苗木「…!」

    江ノ島を包んでいた闇の魔力が、徐々に消えていく…

    大和田「…すっげえな…。魔王を説得しちまった…」

    石丸「はっはっはっは!流石だな!勇者ナエギ!」

    朝日奈「うん!やっぱり平和的解決が一番だよね!」

    大神「これでもう…魔物と戦わずに済むのだな」

    桑田「おーっし!んじゃあ世界平和の記念に、城下町に帰って祭でもやってもらうとすっか!」

    腐川「あんたら…勝手にすごい盛り上がってるわね…」

    苗木「はは…。じゃ、帰ろうか」

    舞園「はいっ!」

    不二咲「うん!」

    戦刃「…うん…!」

    苗木「江ノ島さん」

    江ノ島「ん?」

    苗木「これからよろしく」

    苗木は手を差し出した。

    江ノ島「…うん」

    江ノ島は手を出して…

    苗木の手を弾いた。

    苗木「…え?」

    江ノ島「誰が握手なんてするかバーカ!」

    苗木「えっ…?ちょっと…?」

    江ノ島「それに、アタシがこれからいつ裏切るかも分からないからね?常に覚悟しておく事だね」

    苗木「う…うん…」

    苗木(…やっぱり江ノ島さんには…敵わないよなあ…)
  152. 152 : : 2014/07/10(木) 16:49:53
    【城下町】


    帰ってくると同時に、盛大な歓迎が行われた。

    いつの間にか情報がここまで来ていたようだ。


    【城内】


    苗木「わあ懐かしい…!」

    舞園「ここで初めて苗木君と会ったんですよね!」

    江ノ島「勇者ナエギよ!よくぞ帰って来たのう!」

    苗木「って江ノ島さん!?切り替え早っ…

    江ノ島「コイツが国王?」

    苗木「って…ええええええええ!?」

    江ノ島が2人居た。

    国王江ノ島「おぬしが魔王か。話は既に聞いておる」

    魔王江ノ島「そう。じゃあ絶望的にめんどくさい説明とかしなくていいんだね」

    国王江ノ島「うむ。さあ皆の者!疲れたであろう!今日は、希望的に最高の祭を楽しんでいくがよい!」


    【城下町】


    苗木(使い回しって…雑だなあ…。しかも重要人物達を…)

    不二咲「どうしたの…?」

    苗木「え?」

    不二咲「あ…えっと…なんだか思い悩んでるみたいだったから…」

    苗木「…うん…」

    苗木「いや、何でも無いよ」

    不二咲「そう…?何か心配事があったら、遠慮無く言ってね?」

    苗木「うん」

    不二咲「…ボク、苗木君のおかげで強くなれた気がするから…」

    苗木「…え?」

    不二咲「今回の旅で、ボクは…前よりも強くなれた気がするんだ…」

    苗木「強くなれたって…不二咲さんは元々強いじゃないか。ツギの町で、強者って呼ばれてたし」

    不二咲「…ううん。違うんだ。えっと…なんていうか…」

    不二咲「力もそうだけど…心も強くなった気がして…」

    不二咲「それに、苗木君に助けられてばかりだったから…今度はボクが、苗木君を助けたいんだよ」

    苗木「…」

    苗木「…ありがとう」

    苗木「うん…不二咲さんは…強いよ」

    苗木「自分と向き合う事が出来て…それを治そうと努力する不二咲さんは…強い」

    不二咲「えっ…?えっと…?」

    苗木(もう不二咲さん本人には言えない事だけど…せめて…これだけは伝えたかったんだ…)

    苗木「不二咲さん、本当に…ありがとう!」

    不二咲「えっ…?えっと…うん…??」

    魔王江ノ島「おーいオマエラー!2人でなに話してんだよー!」

    苗木「ううん、何でも無い!」

    苗木「さ、不二咲さん!祭を楽しもう!」

    不二咲「うんっ!」
  153. 153 : : 2014/07/10(木) 19:05:56
    >>152
    泣いた・・
  154. 154 : : 2014/07/10(木) 20:37:04
    苗木「…」

    苗木「う…ん…」

    苗木「…あれ?」

    気付いたら、何かの装置の中だった。

    苗木(…?)

    苗木(…あっ…これ…)

    しばらくすると、天井が開いた。

    苗木がいたのは、カプセルの中だった。

    霧切「おかえりなさい」

    苗木「…ただいま…」

    苗木は、未来機関に戻って来た。

    十神「何が祭を楽しもうだ。デバックをやっているということを忘れるな」

    苗木「ご…ごめん…」

    十神「お前が魔王を倒さないから、クリアにならなかった。だからこっちから強制終了させたんだ」

    苗木「で…でもさ…!本番でこのルートを行った人がいたら…!」

    十神「まだこれは開発途中だ。お前は素直に魔王を倒して、動作の確認だけしてればいいんだ」

    苗木「…」

    霧切「中々楽しめたみたいね」

    苗木「う…うん。なんかもう途中、ゲームって事自体忘れてたよ…」

    十神「全く。よくあんな台詞を恥ずかしげもなく言えるな…」

    苗木「はは…。………あっ」

    霧切「全部こっちからモニタリングしていることを忘れたの?」

    十神「よかったな苗木。お前の素敵な歴史が作られたな」

    苗木(黒歴史…)

    霧切「まあ、あれくらい移入してもらった方が助かるけどね。はいこれ。報告書のコピー」

    苗木「あ…ありがとう」

    【希望校生プログラム「だんがん☆RPG」報告書

    動作;正常

    ロード時間;ほぼ無し。本人は気づいて無い様子。違和感なく進められるだろう

    アルターエゴ;全てのアルターエゴが違和感なく動作。想定外の出来事にも柔軟に対応。

    ・不二咲ENDの動作を確認。問題なし。

    ・想定外の、魔王ロンパルートの存在を確認。魔王を倒してないので、クリア判定はなかった。

    ・自動的に終了しなかった為、外部から強制終了をした。こちらも問題なし。

    ・途中で挫折・絶望状態に陥っても、希望状態に戻る事を確認。

    ・バグ未発見】

    十神「まあ、中々いい実験にはなったな」

    苗木「…これで本当に…希望更生…する…のかな…」

    霧切「…」

    苗木「そもそも、被験者はどれくらいなの?」

    霧切「…15人…だったかしら?」

    苗木「それと、これ…RPG苦手な人は…」

    霧切「…きっと…大和田君辺りが助けてくれるんじゃない…かしら?」

    苗木「あと…これ…マルチプレイ対応?」

    霧切「…シングルプレイのみよ」

    苗木「…」

    霧切「…」

    十神「…」

    苗木「…別の考えようか」

    霧切「そうね。もっと…平和なものにしましょうか」

    十神「俺も同意だ。これは…色々と問題がある」

    苗木「ベースはこのまま使えばいいし。もっと、楽に楽しくほのぼのと希望が持てるようなゲームの方がいいよね」

    霧切「戦闘系じゃないゲームね」

    十神「そうだな」

    苗木「うんっ」

    【だんがん☆RPG】

    【DELETE】

    【→OK キャンセル】


    END
  155. 155 : : 2014/07/10(木) 21:06:18
    >>153 ありがとうございます!


    なんか最後、どうやって終わればいいのか分からなくて微妙になり、
    すごく長いSSになってしまいましたが、

    読んで下さった方々、お気に入り登録して下さった方々、ありがとうございました!
  156. 156 : : 2014/07/10(木) 21:09:34
    >>155
    デリートしちゃったか・・でも舞園エンドが気になる・・
  157. 157 : : 2014/07/10(木) 23:43:50
    >>156のご要望により

    【おまけ】

    クリア特典;舞園END


    【城下町】


    苗木(使い回しって…雑だなあ…。しかも重要人物達を…)

    舞園「…苗木君?どうかしましたか?」

    苗木「…えっ?」

    舞園「何か悩んでいたようですけど…」

    苗木「あっ…いや…なんでもないよ!」

    舞園「困ったことがあったら、遠慮無く私に言って下さいね!」

    苗木「…うん」

    苗木「…」

    苗木「…ねえ…舞園さん」

    舞園「はい?」

    苗木「舞園さんは…自分がどうしてもしたい事があったら…それをする為には人を殺さないといけないとしたら…どうするの…?」

    舞園「えっ…?」

    苗木「い…いや…ごめん…。忘れて…」

    舞園「…」

    舞園「そうですね…」

    舞園「分かりません…けど…そこまでするのは…とっても…大切なことなんでしょうね…」

    舞園「もし私がそんなことをするとしたら…それは…」

    舞園「何がなんでもそれを守りたい時…なんでしょうね…」

    苗木「…」

    舞園「勝ち取る為にそんなことはしないと思います。その時の状況によるでしょうけど…」

    舞園「私は…仲間や友達を…本気で守りたいと思ったら…戦います」

    苗木「…そっか…」

    舞園「あっ!そうだ、私も聞きたいことがあったんです!」

    苗木「え?」

    舞園「苗木君は、このあとどうするつもりなんですか?」

    苗木「…?」

    舞園「魔王がいなくなって…もう旅立つ理由もなくなってしまいましたけど」

    苗木「あー…」

    苗木「うーん…どうしよう。舞園さんは?」

    舞園「私ですか?私は…うーん…何も決まってませんね…」

    舞園「…あっ!そうだ!じゃあ私は、苗木君の助手になります!」

    苗木「…えっ?」

    舞園「苗木君のやりたい事を、私が精一杯助けさせてもらいます!苗木君が危ない時は、私が必ず守ります!」

    舞園「私は苗木君に助けられてばかりでしたから…」

    苗木「…そんなことないよ」

    舞園「えっ?」

    苗木「ボクは…舞園さんに、すごく助けてもらったよ」

    苗木「舞園さんがいなかったら、ボクは今ここにいなかった」

    苗木(もう舞園さん本人には伝えられないけど…精一杯の気持ちを…伝えたい…)

    苗木「…本当にありがとう…舞園さん!」

    舞園「…はいっ!」

    苗木「さっ、祭を楽しもう!それから、何をするか、一緒に考えよう!」

    舞園「はい!」
  158. 158 : : 2014/07/10(木) 23:48:45
    >>157
    やっぱ舞園エンドだね!!b
  159. 159 : : 2014/07/11(金) 00:22:36
    このムードの中「何が『祭りを楽しもう』だ」とか言って強制シャットダウンしちゃう十神さんマジKYwww


    それはともかくお疲れ様でした!

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