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リヴァイ「ハンジの様子がおかしい」

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  1. 1 : : 2014/06/09(月) 23:08:07
    ※ハンアル「「入れ替わった?!」」とは関係ないです
  2. 2 : : 2014/06/09(月) 23:09:33
    ソニーとビーンが殺された。

    目の前の女は泣き叫んでいた。

    その日を最後に、まともなあいつを見ることはなくなった。
  3. 3 : : 2014/06/09(月) 23:18:38
    リヴァイ(…誰か話してるな…ハンジか?)

    俺はエルヴィンのようで、図書室にきていた。

    ここは出入りする人も少ないため、話し声も聞いたことはなかった。(ハンジやモブリットは見たことあるが)

    「__ぁ、…ぅ…ぇ~…!」

    微かに聞こえるその声は、やはりハンジのもので間違っていなかったようだ。

    正直、資料の場所など知らないので、丁度良かった、と思いながらハンジに声をかけることににした。

    リヴァイ「おい、ハンジ__」

    ハンジ「ん?どしたの?リヴァイ」

    俺は自分の目を疑った。

    ハンジは確かに誰かと喋っていたはずだったのに、その横には誰も、何もなかった。

    リヴァイ「てめぇ…誰と喋ってやがる…」

    ハンジ「?あぁ、この人ね、104期の___」

    リヴァイ「は?」

    意味がわからなかった。

    こいつは今なんて言った?

    “この人ね、104期の___”
  4. 4 : : 2014/06/09(月) 23:21:08
    どういうことだ?

    こいつ、何を言って…








    ああ、そうか。

    昨日、ソニーとビーンが殺されちまったから、それで疲れているんだ。

    そうに違いねえ。

    俺は気にしないことにして、資料の場所を聞くことにした。
  5. 5 : : 2014/06/09(月) 23:28:32
    次の日

    掃除をしていたらハンジを見つけた。

    と、いっても後姿だ。

    どうやらまた誰かと話しているらしい。

    あいつは普段、あそこまで楽しそうには話していたのかも、曖昧だった

    (以前はあまり話していなかったような気もするが)

    俺は近づいて見ることにした。

    ハンジ「ふふ、あ、リヴァイ。またあったね!」

    ハンジの横には、昨日と同じく誰もいなかった。

    リヴァイ「…よお。今日は誰と話してたんだ?」

    ハンジ「ああ、今日は103期の___」

    数字が変わっていた。

    何か関係があるのだろうか。

    もうすぐ壁外調査だ、疲れが取れるといいんだが。
  6. 6 : : 2014/06/09(月) 23:30:34
    おー、期待。超期待。
  7. 7 : : 2014/06/09(月) 23:31:34
    数週間たった。

    今日は壁外調査だ。

    あれからハンジは毎日誰かと話していた。

    毎日毎日“数字”は減っていた。

    以前の壁外調査の時は、ハンジは巨人に会える、と凄くはしゃいでいたが、今日はかなりおとなしく、音一つ立てようともせずに馬にまたがっていた。

    エルヴィン「進めぇええええええ!!!!!!」

    エルヴィンが叫んだ。

    壁外調査がはじまった。

    ハンジは無表情だった。
  8. 8 : : 2014/06/09(月) 23:31:49
    >>6

    ありがとうございます!!
  9. 9 : : 2014/06/09(月) 23:36:59
    壁外調査でハンジが死にかけた。

    仲間を助けようとして、不意をつかれたようだ。

    そんな壁外調査から2日後。

    ハンジは医務室のベットに腰掛けながら、誰かと話していた。

    その目は少しだけ、虚ろなようにも見えた。

    大分恒例になりかけていることを聞く。

    リヴァイ「今日は誰と話していたんだ?」

    いつも通りに行けば、80ぐらいのはずだ。

    ハンジ「うん、63期の__」

    63期?大幅に減っていた。

    気づいた。

    気づいてしまった。

    この“数字”は…
























    ハンジの残りの命を示す数字
  10. 10 : : 2014/06/09(月) 23:39:59
    たとえば、健康である、エルヴィンや俺に数字があったとすればどうだろう?

    100はあるだろう。

    ハンジならわかるかもしれない。

    聞くのもいいかもしれない。

    ハンジの場合、“何か”と話すこと、死にかけたことで命は削り取られた。

    なら、なくなったら___どうなる?死ぬのか、何も変わらず、また104にまでリセットされるのだろうか、分かるはずもなかった。

    ハンジはそんなことも考えず、また何かと話しているのだった。
  11. 11 : : 2014/06/09(月) 23:43:26
    聞いて見ることにしよう。

    ハンジに分からなくても、見えなくてもいい。

    リヴァイ「ハンジ」

    何かと話しているハンジを呼ぶ。

    ハンジ「なに?」

    少しやつれたように、ふにゃりと笑って見せるハンジ。

    目の下にもクマができ、目はうつろだ。

    リヴァイ「俺の“ここ”に、何が見える?」

    俺はとん、と小さい音を鳴らしながら、心臓を捧げるポーズをとる。

    ハンジはしばらく黙ってからこういった。

    ハンジ「……数字、かな。104、って書いてあるよ。」
  12. 12 : : 2014/06/09(月) 23:48:18
    結果はこうだ。

    エルヴィン:100

    リヴァイ:104

    ハンジ:63

    エレン:2000

    ミカサ:2000

    アルミン:2000

    ペトラ:33

    オルオ:34

    エルド:32

    グンタ:31

    新兵3人の数字は異常だった。

    それにひきかえ、俺の班…リヴァイ班の数字は低すぎる。

    次の壁外調査は、何か起こるのだろうか。

    激しい胸騒ぎがする。
  13. 13 : : 2014/06/10(火) 07:35:59
    ウワアアアアアアア(((( ;゚Д゚)))))))))
  14. 14 : : 2014/06/10(火) 10:06:25
    怖い怖い。

    凄く、続きが気になります…。
  15. 15 : : 2014/06/10(火) 22:55:37
    呪われそうw
    目っっちゃ期待ですっ∀
  16. 16 : : 2014/06/14(土) 16:26:53
    その日は壁外調査だった。

    女型の巨人とやらが現れた。

    いつも…前なら興奮しているであろうハンジは、今回もまた、無表情だった。

    女型の巨人とやらにも無関心なのだろう。

    しばらくすると、エルヴィンの作戦により、女型が捉えられた。

    ハンジは全く興味がないようだ。

    すると、女型は突然叫んだ。

    数十秒後、ついさっきそこにいた女型の巨人は跡形もなく消えた、というよりも、喰われた、というのが正しいだろう。

    普段、巨人の共食いなんて見ないから、珍しいはずだったが、ハンジは見向きもしなかった。

    ハンジは空をぼーっと眺めていた。

    そういえば、俺の班はどうしただろう。

    酷く胸騒ぎがした。
  17. 17 : : 2014/06/15(日) 22:30:26
    こんなハンジだったらかなり怖い(汗)
  18. 18 : : 2014/06/27(金) 18:08:17
    まだ?
    ですか?
    待っとりますっ!

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