咲「リンシャンカイホウドラドラ」
京 「げっ、咲またかよ…」
咲 「えへへ、ついてる」

否、そうではなかった

咲の必殺奥義ガンパイが唸りをあげる

この部室の牌はねり牌を使っているため木の牌より見分けるのはむずかいしが、何しろ部長が持ってきた年代物であり傷だらけだ

つまりはどこで待っていればツモれるのかは一目瞭然、さらに相手が何を持っているのかも全てわかってしまうのだ

あとは本人自身の引のつよさで…

「ロンだじぇー!」

「え〜(なんだと?!)」

「なに〜?おい優希お前早すぎだろ?!」

(バカなやつは私が見た限りさっきまでサンシャンテンだったはず…もう技ってきたか)

「東場は渡さないじぇー」
否、そうではなかった

片岡は何度もぶっこ抜きを行っていた

つまり東場というのはたんたるカモフラージュで実際は自分の前に山が残れば必ずと言っていいほど勝てるのである