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ペトラ「兵長の幸せ...」

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  1. 1 : : 2013/09/24(火) 20:07:42
    「話しかけてみようよ...?」


    「えっ、ヤダよ...怖いもん//」


    「でもさ、顔はかっこいいよねー」


    「だけど、噂では巨人を殺してるときが幸せって聞いたよ...」


    「それにあの、悪魔みたいな目...」


    「ちょっと...怖いよね」



    兵長と出会う前...

    兵長は噂の人でしかなかった

    何度かお見かけしたことはあったけど、何度見ても笑ってる事はなかった

    さらに、同期の女子の中では兵長の趣味は「巨人殺し」で、

    巨人を殺しているときが、一番の幸せという不思議な噂が流れていた

    まだ話した事もないひとのことを、言うのは何だと思うけど...

    やはり、見た目の印象が強すぎたせいで、その噂を信じていた

    まるで悪魔が乗り移ったような目..

    話しかけるなんて...ありえない

    だけど、兵長のそばにいつもいるハンジ分隊長は兵長とは真逆の性格でいつも明るい人だった

    私たち、新兵に対してもたくさんお話ししてくださり、一番近い先輩でした

    そしてなにより、兵長とも仲が良かったのです

    もともと「変わり者の分隊長」で有名でしたが、あの兵長と仲がいいと聞くと...

    やはり、この方も「巨人殺し」が趣味なのかと...



    そして、それが幸せなのかと...



    ---------
    ------
    ---
  2. 2 : : 2013/09/24(火) 20:08:10
    初めての壁外調査...

    緊張で馬の手綱をうまく握れない

    手が震える

    まわりのみんなも同じだった

    だれも言葉をかわす事が無く、ただ門の開門を待った

    そしてー


    「開門!」


    団長の声が響くとともに、町中から歓声が響いた

    そして、馬を走らせる

    近づけば、近づくほど壁の大きさに驚いた

    門のそとに広がる世界...

    恐怖と興奮を体全体から感じた

    そして先輩から言われた一言を思い出す...


    「新兵はとりあえず、帰れればいいな」


    そんなに恐ろしいものなのか...

    帰るくらい簡単な事であろう?

    巨人って...

    そんなに怖いもの?

    巨人...


    「7m級、接近!」


    まだ壁外に出て1時間もしてないのに巨人に出くわした

    こちらに迫ってくる

    怖い...

    怖いよ...

    近づいてくる

    見た目は人間だけど...

    あいつらは人を食う

    仲間を食べるんだ

    嫌だ

    死にたくない

    そう思った瞬間、目の前で自由の翼が羽ばたいた
  3. 3 : : 2013/09/24(火) 20:08:28
    ペトラ「リヴァイ兵長...?」

    まるで、本当に翼があるかのように飛び回る

    踊るようにして、巨人をみるみる倒していく

    巨人が一瞬にして倒された

    そして、何事も無かったように馬に戻る...

    ペトラ「すごい...」

    さきほど倒された巨人は蒸気を出しながら消えていった

    まわりのみんなも、同じように兵長に心を奪われた

    わたしもあんな風になりたい

    そう、心から願った

    リヴァイ兵長の近くで戦っていたい

    これからずっと...

    そう思ったときには...

    すでに兵長に対して特別な感情を抱いていた

    憧れとか、見本とか、そういうんのじゃないー

    ただ...



    好きだった



    好きになってしまったのだ


    ---------
    ------
    ---
  4. 4 : : 2013/09/24(火) 20:08:49

    壁外調査は終わった

    仲間たちは次々に死んでいった

    しかし...

    わたしはこんなところで死ぬわけにはいかなかった

    いつか絶対に、

    リヴァイ兵長の近くで戦う

    それだけを目標に頑張った

    壁外調査のたび、リヴァイ兵長に近づいているようで嬉しかった

    もちろん仲間が死ぬのは嫌だし...

    巨人も憎い

    だけど...それ以上に嬉しさがあった

    時にはリヴァイ兵長と共に戦ったり...

    討伐数も伸びてきた

    後輩もできた

    そして...私は、



    リヴァイ班に入ったのだ



    兵長直々にご指名してくださったそうで...

    本当に嬉しかった

    そして、この班の任務は...



    エレン・イェーガーを死守すること



    エレンの噂は前々から聞いていた

    なんとも不思議だが巨人になれるらしい...

    そんな子をわたしたち、リヴァイ班は命がけで守る

    人類にとって大切な存在だからだ

    一度開いた壁の穴を再び閉じたらしい...

    すごいことだ

    人類の勝利にたいし、大きな一歩を踏み出した

    そんなエレンを...

    わたしたちは守る

    もしかしたら、命と引き換えになるかもしれない

    でも...

    わたしの命と、

    この国に住む人類の命を天秤にかけたら...

    わたしの命なんて...ものすごい小さいものになってしまうんだろう

    そんな小さいわたしたちが守ったエレンが、この世界を救うかもしれない

    そう考えれば、わたしの命なんて...
  5. 5 : : 2013/09/24(火) 20:09:19


    カチャー


    リヴァイ「ペトラか...」

    ペトラ「あ...リヴァイ兵長」

    リヴァイ「明日から本格的な訓練を始めるぞ」

    ペトラ「はい!」

    リヴァイ「だから今日はゆっくり休め」

    ペトラ「はい」

    リヴァイ「・・・」

    ペトラ「あの...」

    リヴァイ「どうした?」

    ペトラ「噂では...一ヶ月後に新兵も交えた壁外調査を実施するとか...」

    リヴァイ「それはエルヴィンが決める事だ。それにしても...」

    ペトラ「はい?」

    リヴァイ「お前は本当に噂話が好きだな」

    ペトラ「えぇ?!」

    リヴァイ「前...お前がまだ新兵の頃。俺の目の事悪魔みてぇって噂してただろう?」

    ペトラ「あっ...え!聞いていたんですか?」

    リヴァイ「あんな堂々と言ってたら聞こえたくないものも聞こえるだろ」

    ペトラ「本当にスイマセン...まだあの時は新兵で兵長の事なにも知らず...」

    リヴァイ「別にかまわない...」

    ペトラ「まさか...気にしてたり...?」

    リヴァイ「・・・」

    ペトラ「本当にスイマセン...!!」

    リヴァイ「だから、別にいいと言っただろう?」

    ペトラ「でも...あの、一つ質問してよろしいでしょうか?」

    リヴァイ「なんだ?」




    ペトラ「兵長の...幸せはなんでしょうか?」
  6. 6 : : 2013/09/24(火) 20:09:23




    リヴァイ「はぁ?」

    ペトラ「スイマセン、あの時...兵長は巨人を殺しているときが一番幸せという噂を聞いたもので...」

    リヴァイ「・・・」

    ペトラ「きっとそれは...単なる噂だと思うので...その本当の答えを聞かせてもらえませんか?」

    リヴァイ「...俺の幸せは...」






    リヴァイ「仲間といるときだ」





    ペトラ「?!」



    リヴァイ「俺の仲間はどんどん死んでいった...」



    リヴァイ「だから...仲間と何気なく過ごしているこの瞬間が...俺の幸せだ」



    ペトラ「・・・」



    リヴァイ「今、お前と過ごしているこの瞬間も俺の幸せの一部だ」



    ペトラ「兵長...」



    リヴァイ「お前は...死ぬな」



    ペトラ「・・・」



    リヴァイ「いつもだ...俺の幸せはいつも壊れていく」



    リヴァイ「だから...もう壊したくないんだ」



    ペトラ「もちろんです」



    リヴァイ「・・・」



    ペトラ「これ以上...兵長の幸せを壊しません」



    リヴァイ「・・・」



    ペトラ「だから...これからも兵長の御側で...わたしが幸せを作ります!」



    リヴァイ「ペトラ...」



    ペトラ「約束します!兵長の幸せを...わたしたちリヴァイ班が守ってみせます!」

    ---------
    ------
    ---
  7. 7 : : 2013/09/24(火) 20:09:37




    ハンジ「で...ペトラたちはそのあともリヴァイの幸せを作ってくれたの?」



    リヴァイ「あぁ」



    ハンジ「そっか...でもさ、思い出って壊れるものじゃないよね?」



    リヴァイ「・・・」



    ハンジ「今もこれからも...幸せは生き続けるよ...リヴァイの自由の翼の中でね」



    リヴァイ「あぁ...」



    兵長...



    わたしは兵長の幸せの一部になれたでしょうか?



    そして...これからも...



    兵長の思い出の一部であってもよろしいでしょうか?



    兵長...



    あなたの幸せは...



    私の幸せでもあります




    だから...







    幸せになってください




    これからも...




    仲間とともにー





    幸せに...





    幸せになってくださいね




    終わり
  8. 8 : : 2013/09/24(火) 20:43:27
    やめろ!(;;)
  9. 9 : : 2013/09/24(火) 21:52:52
    乙!
  10. 10 : : 2023/08/05(土) 13:39:56
    http://www.ssnote.net/archives/90995
    ●トロのフリーアカウント(^ω^)●
    http://www.ssnote.net/archives/90991
    http://www.ssnote.net/groups/633/archives/3655
    http://www.ssnote.net/users/mikasaanti
    2 : 2021年11月6日 : 2021/10/31(日) 16:43:56 このユーザーのレスのみ表示する
    sex_shitai
    toyama3190

    oppai_jirou
    catlinlove

    sukebe_erotarou
    errenlove

    cherryboy
    momoyamanaoki
    16 : 2021年11月6日 : 2021/10/31(日) 19:01:59 このユーザーのレスのみ表示する
    ちょっと時間あったから3つだけ作った

    unko_chinchin
    shoheikingdom

    mikasatosex
    unko

    pantie_ero_sex
    unko

    http://www.ssnote.net/archives/90992
    アカウントの譲渡について
    http://www.ssnote.net/groups/633/archives/3654

    36 : 2021年11月6日 : 2021/10/13(水) 19:43:59 このユーザーのレスのみ表示する
    理想は登録ユーザーが20人ぐらい増えて、noteをカオスにしてくれて、管理人の手に負えなくなって最悪閉鎖に追い込まれたら嬉しいな

    22 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:37:51 このユーザーのレスのみ表示する
    以前未登録に垢あげた時は複数の他のユーザーに乗っ取られたりで面倒だったからね。

    46 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:45:59 このユーザーのレスのみ表示する
    ぶっちゃけグループ二個ぐらい潰した事あるからね

    52 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:48:34 このユーザーのレスのみ表示する
    一応、自分で名前つけてる未登録で、かつ「あ、コイツならもしかしたらnoteぶっ壊せるかも」て思った奴笑

    89 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 21:17:27 このユーザーのレスのみ表示する
    noteがよりカオスにって運営側の手に負えなくなって閉鎖されたら万々歳だからな、俺のning依存症を終わらせてくれ

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