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心の声

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  1. 1 : : 2014/05/15(木) 00:00:36
    今回、私が執筆を行いましたこちらの作品『心の声』は、
    【進撃SS作家陣による制限SS執筆大会!】というグループにて開催された『制限付きSS投稿企画』へ向けて執筆した作品となります。

    今回の制限内容は『キャラクター』で、指定は『アルミンを主人公』となっております。

    こちらのグループに詳細が記載されてありますので、
    詳しく知りたい人や興味がある方、また他の参加者の作品を閲覧したいという方がいらっしゃいましたら、以下のURLからご覧になってください。


    http://www.ssnote.net/link?q=http://www.ssnote.net/groups/132
  2. 2 : : 2014/05/15(木) 00:01:50



    最低だよね?

    君の名前を…使ってしまった…

    エレンを助けるためとはいえ…




    エレン「アルミン…ありがとな」



    お礼なんか言わないでほしい



    アルミン「うん…良かったよ…」



    僕は最低だ

    君の事が好きだったベルトルトに…

    本当に…酷いことを言ってしまった

    本当は嘘でも言いたくなんかなかった
  3. 3 : : 2014/05/15(木) 00:02:14


    エレンをライナー達から奪還して
    今は壁の上にいる
    沢山の人が亡くなってしまった


    皆は悲しい顔をしてる


    けどね?僕はそれ以上に心が痛い


    僕はこの世界で1日が過ぎていくにつれ
    どんどん…嫌な奴になってきたと思う…


    あの辛かった訓練兵としての生活がね
    今になっては懐かしく思うんだよ
    きっと…ライナーもベルトルトも…



    君もそうだったよね…




    アルミン「…」


    壁の上から眺める世界…
    壁の外の世界…
    いつかこの壁の外を旅したい
    だからこの世界を頑張って生きている


  4. 4 : : 2014/05/15(木) 00:02:40

    エレンを取り戻してすぐに
    皆は疲れきっていたから
    エルヴィン団長も片手腕を巨人に…
    皆も精神的にも…体力的にも…
    疲れきっている

    怪我人を手当てしいる時に…


    「最悪だよな…」


    「あいつら…」


    そう思うのが普通だと思うよ
    エレンもミカサもそう思ってるよ


    エレン「ライナーの野郎…頭がおかしくなってやがった…」


    アルミン「エレン…詳しく教えてよ…」


    巨大樹の森でのライナーの台詞…
    きっと、自分の罪の重さを知ってるから
    兵士になりきることで…戦士としての自分を…




    殺していたんだね…




  5. 5 : : 2014/05/15(木) 00:03:09
    ――――
    ―――
    ――





    アルミン「ダメだ…寝れない…」


    さっきから…ずっと寝れない…

    目を瞑ると

    僕の嘘で苦しんでる

    ベルトルトとライナーの姿が…


    アルミン「…」


    エレンもジャンもコニーも…
    疲れきって眠っている…


    アルミン「風に当たろうかな…」


    皆が寝てる部屋をこっそり出ていく
    外に出てみると冷たい風が吹いてる
    でも…君はもっと冷たい所にいるよね


    アルミン「ごめんなさい…」


    誰もいないのに謝ってしまった…
    無意識に声に出てた


    「誰に謝っているの?」



    後ろから声がするから
    振り向いてみたら
    マフラーを巻いてる女の子…
    幼馴染みの姿があった
  6. 6 : : 2014/05/15(木) 00:03:34


    ミカサ「アルミン…誰に謝っているの?」


    アルミン「わからないよ…」


    わからないんだ
    本当にさ
    どうすれば胸の痛みが無くなる
    目を瞑ると見えてくる2人の姿が消える…

    アルミン「ミカサ?怪我は大丈夫なの?」


    ミカサ「痛む」


    アルミン「な、なら!早く医務室に戻らないと!」


    ミカサ「私も寝れない」


    アルミン「…」


    ミカサ「…」


    無言で見つめてくる…
    その目を辞めてほしい


    アルミン「み、ミカサ…何?」


    ミカサ「アルミン…相談なら乗る…ので話してほしい」


    ミカサなりに心配してくれていたようだ
    少しだけ相談してみようかな

    アルミン「僕は…」

    エレンを助けるためとはいえ
    ベルトルトの気持ちを利用した
    その罪悪感に押し潰されそうだと
    ミカサに言ってみた…

    ミカサ「…」

    驚いた顔で僕の方を見てくる
    何でそんなに驚くの?


    ミカサ「アルミン…」


    その後に

    ミカサが僕に言った言葉は

    強い人にとっては当たり前なのかな?

    正しいことだとは思う

    改めて思うよ




    この世界は残酷なんだと…
  7. 7 : : 2014/05/15(木) 00:04:03



    ミカサ「あの3人は私達の敵だった…」


    それだけのこと…

    それが真実でしょ?


    アルミン「…」


    わかってるよ
    僕だってさ…わかってるよ


    ミカサ「あの時…エレンはすぐには戦えなかった…でもアルミンは戦えたはず」


    あの時…思い出したくないよ
    今でも夢であってほしいって思ってる

    無言で俯いてしまう
    そんな僕に語り出すミカサ…

    ミカサ「私はあの日…また家族を失った…もう失うわけにはいかない…ので…私は戦う…」

    そうだね…わかってるけどさ
    何で僕の気持ちをわかってくれないの?
  8. 8 : : 2014/05/15(木) 00:04:26


    もうダメだ…
    それ以上は言わないでミカサ…
    わかってるからさ


    「ミカサ…お前はもう戻れよ」


    さっきまで寝てたのに…
    起きたんだね


    ミカサ「アルミン…ごめんなさい…」


    そう一言残してミカサは戻って行った
    そして新しく僕の前に現れた仲間…


    ジャン「大丈夫か?」


    アルミン「そう…見える?」


    ジャン「見えねぇな」


    僕の横に来て腰を下ろすジャン
    今度は何を言われるのかな…


    ジャン「ありがとな」


    アルミン「え?」


    ジャン「気を失ってる時に巨人から俺を見捨てないで助けてくれたんだろ?」


    助けたよ…
    これ以上仲間を失いたくないからね

    アルミン「うん…いいよ…」

    そう言って口を閉じた…
  9. 9 : : 2014/05/15(木) 00:05:02

    どれだけ時間が過ぎただろうか…
    急にジャンが話し出した



    ジャン「マルコに…言われたんだけどさ」

    マルコ…ジャンと憲兵団に行くって言っていたけど、死んでしまった…


    ジャン「俺はな…弱い人の気持ちが分かるんだってよ…」


    アルミン「うん…」


    ジャン「俺はお前の気持ちが分かるよ」

    その言葉を聞いたときに
    少しずつ…僕は何かが込み上げてきた


    アルミン「…」


    ジャン「我慢しないでいいから…」


    全部さ言えよ…アルミン?


    アルミン「ジャン…」

    込み上げてたものが…
    目からどんどん溢れてきた…
  10. 10 : : 2014/05/15(木) 00:05:25
    アルミン「本当は言いたくなかった…」


    アルミン「エレンを助けるからって…言いたくなかったよ!!」


    ジャン「あぁ…分かるよ…」


    アルミン「アニが酷いことをされてるなんてさ!嘘でも言いたくなかったよ!」


    ジャン「俺もそう思う!」


    その後は、ジャンに沢山叫んだ
    自分の本音を叫んだ
    アニと戦う時が凄く辛かったことや
    会えなくて辛いことも
    地下室なんかに拘束したくないこと

    本当は普通に生きて
    普通に笑っていたい
    普通に恋をしたい


    アルミン「…」


    ジャン「落ち着いたか?」


    アルミン「まだ…無理そうだよ…」


    消えないんだ…
    苦しんでるベルトルトとライナーの姿が
    どうすればいいんだ


    アルミン「…」


    ジャン「…」


    頭の中では理解してる
    自分の行動が間違っていたわけでは…

    違うね…人としては…
    最悪な行動だと思う
  11. 11 : : 2014/05/15(木) 00:05:50


    ジャン「アルミンもアニが好きだったんだな」


    アルミン「うん…好きだった」


    好きだったよ
    対人格闘でエレンを見て嫉妬もしたよ?


    ジャン「マジかよ!」


    アルミン「う、うん!」


    ジャン「空飛ぶぞ?」


    アルミン「はは!お尻が空を向いてるからね」


    ジャンと話してると少しだけ気が楽になる


    ジャン「アルミンと好きな人の話なんか…したことなかったよな?」


    アルミン「そうだね」


    ジャン「今からしよーぜ!」


    アルミン「ジャンはミカサでしょ?」


    ジャン「俺はあんな黒髪美人を見たことがねぇよ!」


    アルミン「アニだって美人だよ!それに優しいんだよ!」
  12. 12 : : 2014/05/15(木) 00:06:13

    夜中に好きな人の良いところを言い合う
    この年頃の男子なら普通にすると思う
    今までは恥ずかしくて言えなかったけど
    ジャンになら言うことができた

    ジャン「ははは!」

    アルミン「笑わないでよ!」

    さっきまで凄く辛かったのに…
    今も辛いのは変わらないけど
    さっきよりは少し気が楽になってる


    ジャン「んだよ!アルミン!お前はいつも俺達が女の話してる時は寝てたけどよ!」

    アルミン「う、うん?」

    ジャン「普通に話せるじゃねぇかよ!恥ずかしかったか?」

    アルミン「そ、そうだよ!恥ずかしくて出来なかったよ!」

    ジャン「ぶははは!」

    アルミン「笑いすぎだよ!」

    今までは上手いことを言ってその場を
    誤魔化していたけど…
    実際にしてみると楽しいね
  13. 13 : : 2014/05/15(木) 00:06:39

    ジャン「じゃあよ…話のレベルを上げるか!」


    アルミン「どういうこと?」


    ジャン「夜中だぞ?夜中に男が2人でする話なんて決まってるだろ!?」


    ジャン…なんの意味か分かったよ


    ジャン「さぁ!アルミン!」


    アルミン「ジャンから先に言ってよ!」


    ジャン「仕方ねぇな!!」


    ジャンは語り出した
    ミカサをどう思っているか
    ミカサの髪の毛を撫でたいとか
    抱き締めたいとか…
    最初は普通に聞いてたけど

    アルミン「ね、ねぇ!ジャン?もういいよ!」


    ジャン「これからが盛り上がるところだろうが!」


    アルミン「いやいや!」


    ジャン「仕方ねぇ!次はアルミンだ!」



    知識がない訳じゃないけど
    乏しい知識でジャンに話した
    そんな僕の話をニヤニヤしながら
    聞いてるジャンを見るとね?
    何か本当にこう言う話が好きなんだねって思ったよ…?

  14. 14 : : 2014/05/15(木) 00:07:13

    そんな話をしてたら…



    ジャン「安心したわ」

    いきなり安心した何て言うから

    アルミン「何が?」


    ジャン「お前も死に急ぎ野郎と同じで女に興味がないと思ってたからよ!」


    アルミン「ぼ、僕だって年頃の男だよ!」


    普通に生きることができる世界なら…
    普通に皆で笑ってさ
    こんな馬鹿みたいな話も…


    ジャン「ほうほう」


    アルミン「なに?その顔は!」


    ジャン「アニの事が好きなんだなってよ」


    アルミン「うん」


    ジャン「アニの事でそんなに顔を赤くしてよ!」


    アルミン「だって…アニを他の人になんか…///」


    ジャン「触らせたくないってか!ベルトルトと戦わないとな!」


    アルミン「ベルトルト…」


    ジャン「ライナーもな…良い奴なのにな…」

    ベルトルトもライナーも…
    3年間も苦楽を共にしてきた
    生き残って一緒に呑みに行くって

    ベルトルトが言ってた
    僕達と過ごした生活に嘘はないって
    アニも…あの時に僕を殺せなかった
    それに言ってたよね
    戦士になり損ねたって…
    本当は優しい女の子だもんね
    人を殺したいなんて思うわけないよね
  15. 15 : : 2014/05/15(木) 00:07:55

    さっきまで盛り上がってたのに
    急に静まり返ってしまった
    時間はゆっくり過ぎていく



    ジャン「俺な…」


    急にジャンが話し出した


    ジャン「親に遺書をさ…渡してあるんだよ」


    いつ死ぬか分からない
    今日も死にかけたからね
    僕もジャンも皆も…


    アルミン「そっか…」


    ジャン「憲兵団に行くって言ってたのによ…気付いたら調査兵団にいるしよ…」


    アルミン「…」


    ジャン「もう1枚あるんだよ…」


    ポケットから出した遺書?
    遺書と言うより手紙に見えるよ
    可愛らしい手紙に見える


    アルミン「それは…誰に?」


    ジャン「ミカサにさ…」


    何でミカサに遺書を?

    アルミン「何で?」


    ジャン「死ぬ気なんかねぇよ…」


    それでも死ぬなら

    俺はミカサより先に死ぬと思う

    強くないしな…伝えたいけどさ

    自分の気持ちを

    死に急ぎ野郎がいるから無理だけどな


    アルミン「じゃあ…その手紙は…」


    ジャン「遺書だ…俺が死んだ時に…誰かに見つけてもらって…ミカサに渡してくれれば良いと思ってる」


    それは遺書なのかな
    ラブレターだと思うよ
    でも、気持ちは分かるかもしれない
    僕も死ぬなら気持ちは伝えておきたい
    自分の気持ちを知ってほしいと思う
  16. 16 : : 2014/05/15(木) 00:08:17

    風が強くなってきた
    肌寒いけど心はもっと寒くて冷たい
    いつか水晶から出てきてほしい
    でも今は出てきてほしくない



    アルミン「僕も…書こうかな」


    壁の外の世界を探検する
    見たことのない広い世界を見たい
    でも…僕も死ぬリスクの方が高い
    本当は言葉で伝えたいけど
    死んだら伝えることすら出来ない


    ジャン「そっか…」

    アルミン「うん」


    僕とエレンとミカサ
    ベルトルトとライナーとアニ

    似た者同士なのにね
    何で敵同士なんだろう
    生まれてきた場所が違うから?
    何が正しいのかな
    分からなくなってきたよ
    ヒストリア家のことも…
    僕達を守ってる壁の中にいる巨人
    もしかしたら間違ってるのは僕達かもね
    アニ達が正しいのかもしれない


    アルミン「頭が痛くなるね」


    正直に言うと…もう限界なんだよね

  17. 17 : : 2014/05/15(木) 00:08:50

    その後はジャンが先に戻っていった
    帰り際に僕に一言だけ残していった


    ジャン「ミカサの事さ…嫌いに…」


    アルミン「大丈夫だよ…安心してよ」


    そう言ったら安心したのか
    安心したような顔で戻っていった
    嫌いになんかならないよ
    ミカサが言っている事も正しいからね
    家族を失いたくない気持ち…



    アルミン「はぁ…」



    僕は出来ることなら口で伝えたい
    ジャンは自分の事をしっかり理解してる
    だから遺書を…遺書と言うより手紙だね


    アルミン「戻ろうかな」


    座っていた場所を立ち上がり
    寝室に戻ろうとする
    最後に夜空を見ると綺麗な満月が見える
    1度だけ2人だけで話した日を思い出した
  18. 18 : : 2014/05/15(木) 00:09:26

    部屋に戻ってベットに横になる
    ジャンは疲れていたのか
    ちょっと前までは起きていたけど
    もう眠ってしまっている

    アルミン「ジャン…ありがとう」

    眠っているジャンに伝えて目を閉じる
    少し気が楽になったのか…すぐに眠れた

    ……………
    …………
    ………
    ……




    ライナー「大丈夫か!?アルミン!」


    アルミン「う、うん…大丈夫だよ!」


    ライナー「俺が持ってやるから!最後まで走りきれよ!」

    これは、訓練の時にライナーが助けてくれた時の光景が見える…


    ベルトルト「どうかしたの?」


    アルミン「いや…皆から遅れちゃってるなって…思ってさ」


    ベルトルト「大丈夫だよ?そんな事はないから」

    体力がなくて皆から遅れをとって
    へこんでいた時に、ベルトルトが声をかけてきてくれた時の光景が見える



    ベルトルトが苦しんでる…
    ライナーも苦しんでる…
    僕が言った言葉のせいで…
    嘘なんだよ…お願いだから気付いてくれ



    悪魔の末裔か…僕にぴったりの言葉だね


  19. 19 : : 2014/05/15(木) 00:09:58

    名前を呼ばれてる?
    誰だろう…頭に響く…



    「アルミン!」


    アルミン「あ!な、何!?」


    夢を見てたんだ…最悪な夢だ…


    ジャン「魘されてたぞ?」


    ベルトルトとライナーが泣いてる夢だよ
    魘されるに決まってるよ…

    気が付けばシャツは汗で…

    ジャン「着替えろよ?」

    アルミン「うん」

    汗まみれのシャツを着替える
    すぐに集会があるとジャンに言われ…


    アルミン「行こう」


    皆が待ってる部屋に向かう…
  20. 20 : : 2014/05/15(木) 00:10:24

    部屋に入ってすぐに感じる空気
    ピリピリしてる雰囲気が漂ってる

    ライナーとベルトルトの正体が
    鎧の巨人と超大型巨人で…
    クリスタが隠していた本名が
    ヒストリア・レイス…

    終わらない話し合いが続く
    何時間も何時間も続く


    ミカサ「アルミン…?」


    アルミン「ごめん…少し休まない?」


    皆の前でそう言ったら
    話を進めていたハンジさんが

    ハンジ「あぁ!そうだね!少し休もうか!」

    すぐに部屋を出た、息が詰まっていたからか…外の空気が凄く気持ちよく感じた


    ミカサ「アルミン…ごめんなさい…」


    夜のことか…謝らないで良いのに


    アルミン「はは!怒ってないよ?」


    そう言ったらミカサは何も言わずに
    黙って僕の方をずっと見ているから

    アルミン「どうしたの?」


    ミカサ「私も辛い…」


    そう一言残して何処かに行ってしまった
    ミカサもライナーとベルトルトを…
    本気でやれば殺せたと思う
    それでも殺せなかったのはアニと同じ…
    アニと同じで情があったから


    アルミン「…」


    ねぇ…アニ?
    今は絶対に出てこないで
    何も助けれないし、力になれないと思う


    アルミン「準備しようかな」


    その後はハンジさんに頼んで
    少しだけ時間を貰うことが出来た
  21. 21 : : 2014/05/15(木) 00:11:03
    少しの時間を貰うことが出来たから
    街を目指して歩く…雰囲気は最悪だ…
    調査兵団のジャケットじゃなくて
    私服に着替えてから来て良かったと思う

    雰囲気が悪い理由も分かるけどね
    僕達は税金泥棒みたいな扱いだからね
    命を懸けて壁の外で戦っているのに…

    そんな中を1人無言で歩いてる
    何処にいても雰囲気が悪い


    アルミン「…」


    目的の物が売ってる店の前についた…
    ドアを開けて店の中を探し回る
    本当はこの歳で書くものではない
    けど…いつ死ぬか分からないから


    アルミン「これで良いかな…」


    綺麗な紙が入ってる袋を手に取る
    中には真っ白な紙もあれば
    少しだけ色の入ってる紙がある

    その中に入ってた色で
    水色っぽい色の紙が入ってた
    書くならこれに書きたいって思った


    本当はまだ迷ってる
    書いたら最後になるかもしれない

    そう言えば…ジャンが言ってたな…
    ミカサに書いた遺書は内容が変だって
    どういう意味なんだろう



    アルミン「そろそろ…戻らないと」


    約束の時間はまだ大丈夫だけど
    流石に時間一杯まで遊んでられない
    本当はもう少しだけ外にいたいけど
    本部に向かって歩き始める
  22. 22 : : 2014/05/15(木) 00:11:33
    本部に戻ったら…すぐに話しかけられた



    エレン「何処に行ってたんだ?」

    アルミン「ちょっとね」


    言えるわけないよね


    アルミン「さぁ…早く行こうよ!」


    エレン「あぁ!そうだな」


    さっきまで会議をしてた部屋に入る
    ミカサはすぐにエレンの方に歩いていく
    クリスタは今までも違う雰囲気だ…
    いつも一緒にいたユミルがいないからか
    そのユミルが巨人だったからか…


    ハンジ「さぁ!!さっきの話の続きするよ」


    元気なのはこの人だけ…
    いや違うね…無理してるこの人も

    ハンジさんを始めに話し出す
    いろんな意見が飛び会う
    僕達はその話を聞いている


    話がまとまることなく1日が終わった…


  23. 23 : : 2014/05/15(木) 00:12:02

    夜に皆が寝たことを確認して…
    机の上に蝋燭を準備する
    さっき買ったものを袋から出す

    アルミン「…」

    何を書けば良いのか、全然分からない
    書いたところで見てもら得るかすら…

    自分の気持ちを書く?
    書いたらきりがないよ…


    アルミン「はぁ」


    ため息が出る…座学より難しいよ
    どんなに悩んでも答えが分からない
    時間だけが着々と過ぎていく

    気付いたらもう夜中だった
    蝋燭を吹き消した…
    部屋の中が真っ暗になった

    そして思う

    アニはずっと暗闇で…
    眠りについてるんだよね
    似合わないね…アニに暗闇は似合わない


    アルミン「あ…」


    部屋の中を月の光が差し込む
    綺麗だなって思うけど…今は悲しくなる
    これから僕が歩いていく道は…きっと…


    綺麗なんかじゃない

    溝鼠のように生きていくかもしれない

    陰湿で姑息な考えをするだろう

    もう既にしているね

    君と戦った時も…

    ライナーとベルトルトからエレンを…

    取り戻す時も…

  24. 24 : : 2014/05/15(木) 00:12:29
    自分がどんどん酷いことを考えるように
    なるにつれてね?僕は君と2人で話した日を…たくさん思い出すようになったよ



    ……………
    …………
    ………
    ……



    アルミン「疲れた…水のみたいな…」

    あの時は立体起動の訓練の後だったね…
    僕は神経を使いすぎたのかな?
    喉が乾いていたから水を飲もうとしたら


    アニ「…」

    アニも井戸の前で水を飲もうとしてたね
    訓練だから疲れるよね…


    アルミン「アニ?」

    アニ「なんだい…」

    僕の方を見向きもしないで準備してたね
    ちょっと悔しかったのを覚えてる


    アルミン「僕も飲みたいからさ…一緒に手伝って良い?」

    アニ「勝手にしなよ」

    あの時は気付いてないと思うけどね
    僕は凄くドキドキしてたんだよ


    アニ「重い…」

    訓練の後だったから
    井戸の水を汲むのが辛かった
    僕は良いところを見せようして


    アルミン「よっ…」

    アニ「あんた…」

    アニの後ろから一緒に水を汲んだよね
    それなのにお互い疲れてたから
    水を汲むのに時間がかかったよね


    アルミン「はい!アニ!」

    アニ「どうも」


    2人で水を飲んでたら気まずくなって…
    お互い水は飲み終わったのに
    無言でその場に座ってて…恥ずかしいけど


    もう少し2人でいたいと思ってた



    アニ「…」


    無言で立ち上がって歩いていってしまった
    その後ろ姿を見つめていたら

    アニ「アルミン」

    初めて名前を…

    アルミン「な、何!?」


    アニ「ありがとう…お疲れ」

    凄く嬉しかったんだ…
    何でデートに誘えなかったんだろ
    こんなことになるなんてね
    思ってもなかったんだよ
  25. 25 : : 2014/05/15(木) 00:13:00

    アルミン「…」

    もしも…アニが水晶から出てくる前に…
    僕が死んだら…もう会えないよね…
    そしてアニが水晶から出てきたら…

    アルミン「それだけは…絶対にさせない…」

    月明かりが部屋の中を照らす
    もう1度だけ椅子に座る…
    遺書の内容が…違うね…

    手紙に書く文章が決まった…
    ジャンの言ってた意味がわかった
    これは遺書とは言えない

    書き終わってから
    自分の書いた文章を読むと…

    アルミン「はは…恥ずかしいね…」

    こう言う台詞は僕には似合わないね
    けどね?素直な気持ちを書いたよ…

    外を見ると…まだまだ暗い…
    僕がいる場所は朝が来るけどさ
    今…アニがいる場所は暗いよね…

    アルミン「ごめんね…いつか…」

    いつか必ず…そこから出てきても…
    アニの身の安全を保証させてみせるよ
    エレンやミカサ…ハンジさん達を敵にしても…
  26. 26 : : 2014/05/15(木) 00:13:36
    手紙を書き終わってすぐに眠った…
    相変わらずの夢で眠った感覚はない…

    何度も目を覚ます
    何度もベルトルトとライナーの姿を見る
    知らない男の人が泣いてる
    知らない女の人が泣いてる…
    ごめんなさい…嘘なんです…本当に…
    僕が…僕が言った言葉はさ…


    アルミン「嘘なんだよ!!」


    目が覚めた…最悪な目覚めだ…


    ジャン「お、おい?大丈夫か?」


    アルミン「ジャン…」


    エレン「大丈夫かよ?」


    大丈夫なわけないだろ…
    この夢を見る原因はエレンが…

    アルミン「…」

    もう最悪だ…本当にさ…
    弱い僕に何ができるって言うのさ

    エレン「アルミン?」

    ジャン「エレン…今はそっとしといてやれよ…」

    エレンごめん…
    今はエレンでも話したくない


    本当に僕は弱いね…
    最初はエレンに命がけで助けてもらった
    アニも僕を殺せたのに…助けて…

    ダメだ…外に行こう…
    エレンが名前を読んできたけど
    返事をする事が出来ないまま外に出た

    まだ完全に朝を迎えてない
    空にはまだうっすらと暗闇が残る

    アルミン「…」

    弱い自分が嫌になる
    外の世界を旅する夢があるから
    3年間も辛い訓練を耐えてきたけど…

    アルミン「僕は弱い…」

    そう言ったら…思い出した…

    あの言葉を思い出した…
  27. 27 : : 2014/05/15(木) 00:14:06



















    あんた弱いくせに 根性あるからね























    アルミン「…」



    根性か…確かに…
    僕は根性だけでここまで生き抜いた
    訓練兵時代も根性だけで耐えたと思う
    回りの人に沢山迷惑かけたけどね…



    根性あるからね…か…



    弱いけど…根性はある…



    アルミン「…」


    そうだね…弱いけどさ…根性はあるよ…
    アニが言ってくれたんだもんね

    空を見ると太陽が見える
    さっきまでの暗闇がなくなってきた
    今日は話にいく人がいるんだ
    許可が出るかどうか…でも…
    絶対に許可が出るまで諦めないよ
  28. 28 : : 2014/05/15(木) 00:14:34

    まだ皆が起きてないであろう時間に…
    ある人の部屋に向かう

    アルミン「…」

    部屋の前につくと扉をノックする
    中から返事があるから部屋の中に入る…


    ハンジ「どうしたの~?こんな朝早くから」

    昨日も遅くまで調べていたのだろう…
    机の上は色々な資料で溢れている

    ハンジ「アルミン?」


    アルミン「お願いがあります…」





    アニ・レオンハートに会わせてください





    ハンジ「アルミン…彼女は水晶の中だよ?君が行った所で何かが変わるのかな?」

    変わらないと思う…
    変わらないけど会いたい…

    アルミン「お願いします」


    ハンジ「アルミン…君はもしかして?」

    ハンジさんの考えてる通りですね
    こんな会うことすら難しくなるなんてね
    本当に嫌になる…

    その後は後日に返事をしようと言われた
    でも返事は中々されなかった
    何度も何度も部屋に足を運んだ
    いい加減諦めてくれといった態度だった


    それから何日か過ぎて…


    ハンジ「許可をだそう」


    やっと許可を出してもらえた
    場所を教えてもらえた
    エレンやミカサは何処に行くのか分かってなさそうだった…
  29. 29 : : 2014/05/15(木) 00:15:17

    地下に降りていく

    片手に灯火を持って降りていく

    階段を一歩ずつ降りていくにつれて

    嬉しい気持ちより

    悲しい気持ちが増していく



    アルミン「久しぶりだね…」


    目の前には綺麗な顔立ちをした女の子
    後ろで髪の毛を縛っている
    水晶の中で眠っているから…君の…
    綺麗な碧色の瞳を見ることができない
    でもね…?僕には見えるよ?


    アルミン「…」


    無言で水晶に触ってみる
    目の前に君がいるのにね…
    何でこんなに遠く感じるのかな

    本当は今すぐにでも抱き締めたい
    蹴られちゃうかもしれないけど
    君を抱き締めたいな

    僕らしくないけどね…
    そう思うんだよ


    アルミン「ねぇ…アニ?」


    僕ね?

    どんどん汚れてきたよ…

    訓練兵の時よりも嫌なことを考えてる

    酷い嘘をつくようになったよ

    きっとね…今からもっと酷い奴になるよ


    水晶の中に眠っている女の子に話しかける
    返事はかえってこないけど
    こうしてるとアニと話してる気分なんだ


    アルミン「それでもね…?」


    絶対に変わらない心があるんだ

    これから僕の心は汚れていくかもしれない

    それでもね…

    絶対に変わらない心があるんだよ


    アルミン「アニ…お願いだよ」











    今は絶対に出てこないで?

    今は君の力になってあげれないから

    君の身の安全を保証させてみせるから

    酷い事なんて絶対にさせないよ

    だから今は絶対に出てこないで…










    ハンジさんが気を使ってくれたから
    今は2人だけしかいないから言える本音
    目から涙が流れてきた…
    僕はアニが本当に大好きなんだよ
    それなのに本当に酷い事をしたよね


    アルミン「…ごめんね…」


    僕達と同じで…まだまだ子供なのにね
    辛い使命を背負ってきてたよね
    もっと早く気付いてたら
    本当に話し合えてたかもしれない
    もっとアニと笑って過ごせたかもしれない


    ポケットに握り締めた手紙を出した
    それを僕のお気に入りの本に挟む
    地下室に置かれた小さな机の上に置いた


    アルミン「見なくていいよ…絶対に…」


    僕の言葉で君に伝えてみせるから…


    それでも死んでしまった時のために…
    この手紙を…残して…


    アルミン「…」


    ビリビリ…ビリ…ビリ…


    本に挟んだ手紙を破り捨てた
    何を考えていたのだろう?
    ジャンの事を否定する訳じゃない
    それでも僕は死なない…
    絶対に死ぬわけにはいかないよ


    アルミン「アニ…」





    僕はアニが好き…





    水晶に触れて言った素直な気持ち
    いつかもう1度だけ言わしてもらうよ
    その時に…アニの気持ちを教えてもらうよ
    僕の気持ちは絶対に変わらないから


    水晶の中のアニに背中を向ける
    外へ向かって歩き出した

    地上へ向かう階段にたどり着いてから
    もう1度だけ振り替えって…


    アルミン「行ってくるね!」


    そう一言だけ残して地上へ向かう
    外に出たらハンジさんが待っていた
    お礼を言って歩き出した



    ハンジ「16歳の女の子がね…」

    アルミン「はい?」

    ハンジ「何も思わずに出来ることじゃないよ…アニだけじゃない…ライナーもベルトルトも子供だよ」

    アルミン「…はい」

    ハンジ「私達がやっている事が正義ならば…アニ達がやっている事も正義なんだろうね」

    アルミン「正義の反対は悪じゃありませんからね…また…別の…」

    ハンジ「あぁ!その通りだよ!そして私達が戦わないといけないのは黒幕だからね!」

    アルミン「はい!」

    アニ達に使命を背負わせた黒幕
    僕は捨てるよ…自分の心を…
    その為なら巨人じゃなくてもね?
    敵が巨人から人間になっても

    僕は心を捨てる


    けどね?



    アニを好きって心は絶対に捨てないよ
    それ以外の心は捨てる覚悟はあるよ





    いつか必ずアニを助けてみせるよ…
  30. 30 : : 2014/05/15(木) 00:15:48
    ………………
    ……………
    …………
    ………
    ……



    あれから…どれくらい過ぎたか…

    気付いたら僕達は反逆者と同じだよ

    こうなると思うね…本当にさ…

    何が正しくて…何が間違っているのか…


    ジャン「アルミン…大丈夫か?」


    大丈夫じゃない…気持ち悪かったよ…
    変態な男に男の僕が汚されかけた…
    今…思い出しても…気持ち悪くなるよ…

    男の僕がこんなに嫌な気持ちになるんだ
    誰もが嫌な気持ちだよ?
    これは一生消えない傷なんだよ

    男だろうと…女だろうと…関係ないよ?
    好きでもない奴に傷つけられる気持ち…
    最悪としか言えないね…

    それを楽しんでる奴がいる
    僕に言わせればね…巨人よりも
    怖くて気持ち悪いよ…


    ジャン「よく我慢したよ!本当によ!」


    それはさ?ジャンも同じだよね?
    サシャとコニーは少し笑ってる
    体験しないと分からないと思うよ
    この辛さはね…拷問と同じだと思うよ


    サシャ「そ、それにしても!アルミンはよく我慢できましたね!!」


    コニー「凄いぞ!アルミン!」


    慰めてるつもりなのかな?
    何か馬鹿にされてる気分だよ…


    ジャン「お前らな…少し黙ってろよ」


    アルミン「…」


    あの時…僕は目を瞑っていたんだ
    そしたらね…アニがいたよ?
    僕にとって心の支えなんだよ…
    そして思うんだ…僕はベルトルト達に
    最低なことを言ったと改めて思うんだ
    自分が実際に味わって感じた…
    知らない奴に傷つけられる気持ち
    体に怪我はないけど…
    心は傷だらけだよ…


    ジャン「お、おい…大丈夫か…?」


    アルミン「大丈夫だよ…」


    僕は大丈夫だよ

    目を瞑れば笑ってるアニがいる

    心配してくれる仲間がいる

    助けなきゃいけない仲間がいる

    アニを助けるって決めたんだよ

    だから…大丈夫なんだよ…

    それに…


    アルミン「僕は…」


    ジャン「ん?」


    サシャ「僕は何です?」


    コニー「?」


    ヒストリア「…」


    エレン「アルミン?」


    ミカサ「…」


    アルミン「僕は…大丈夫なんだよ…だってさ…僕は…」















    弱いけど…根性があるから…






























    心が汚れていく…
    どんどん汚れていくのが分かる
    それでも汚れない心があるんだよ





    大好きだよ…アニ…





    いつかさ…水晶からアニが出てきた時に
    伝えさせてね…僕の…汚れてない…









    心の声を













    ――fin――
  31. 31 : : 2014/05/15(木) 21:22:35
    >>27ぐらいで頬に水が・・・。感動しました!
    アルミン・・・。
  32. 32 : : 2014/05/15(木) 21:58:25
    ゲスミンさん
    27の台詞はアニとアルミンの会話の中で
    アルミンがたぶん言われて嬉しかったんじゃないかって思ってた台詞なんですね!個人的な考えですけどね(笑)
    アニ好きの自分にとって12巻あたりのアルミンの嘘で心をへし折られてるのでw自信がありませんでしたが、感動したと言ってもらえて嬉しいです!
    ありがとうございました!!
  33. 33 : : 2014/05/15(木) 23:29:10
    執筆お疲れ様でした。
    あの台詞からSSを書かれるなんて…!目の付け所に脱帽です。
    アルミンの心情描写からジャンたち周りの人との関係まで、丁寧に描かれていて読みやすかったです。
  34. 34 : : 2014/05/15(木) 23:51:33
    マリンさん
    ありがとうございます!!
    アルミンのSSだと、あの台詞を使いたいなぁ~って思いまして(笑)アルミンだって訓練時代を頑張ってた中でそう言ってもらえたら嬉しいでしょ!みたいなイメージがありましてね…ジャンはマルコの台詞でアルミンを引き立ててもらいました!いつもコメント本当にありがとうございます!!
  35. 35 : : 2014/05/16(金) 07:54:19
    ここでアニへのアルミンの想いについて描くとは流石はEreAniさん、と言うべきでしょうかね、w

    しかしながら内容はとても濃厚で、色々な事を考えさせられました。

    原作ではエレンや仲間、人類の為に人間性を捨て去る覚悟を決めたかのようにずっと描かれ続けていますが、やはりアルミンの人間らしい本質は優しさや思いやりにあるのではないか?
    改めてそう感じさせられる作品でした、。

    対峙する側のライナー、ベルトルト、アニも同じで、

    どちらもやはり、人間らしい心は捨てきれずに、「仲間への情けや思いやりや想い出」と「今するべき事」との間に板挟みにされ葛藤を覚えている、ただの人間なのかもしれないなぁと、読んでいてより人の揺れ動く心の深みにはまったような気分でした、。

    本当に素晴らしい作品の執筆、お疲れ様でした!
  36. 36 : : 2014/05/16(金) 23:52:40
    ゆきさん
    ありがとうございます!!
    アルミンに決まった時に…これしかねぇ!
    ってなりましたw
    原作だとアルミンが人間性を捨てるのってやっぱり12巻が凄いイメージがあるけど
    アルミンも本当はアニの事を仲間だと思ってくれてるはずだと思うんですよね~
    アニがアルミンに言った台詞も、正直に言えば強くないアルミンにとったら絶対に少しは嬉しいと思って!!そして原作でもアルミンがこう思ってゲスミンになってるなら良いなぁ…と妄想を書きまくりましたww
    ゆきさんコメント本当にありがとうございます!
    この企画を考えてくれて本当にありがとうございます!!!!
  37. 37 : : 2014/08/16(土) 09:51:07
    わたしも今、アルミンがゲスミンっていわれてるけど本当は優しいままだと
    信じています。。。
  38. 38 : : 2014/08/16(土) 23:14:28
    名無しさん
    原作でアルミンがアニやライナーとベルトルト達との共闘する展開に持っていってくれると嬉しいですね……(泣)
    コメントありがとうございました!!

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著者情報
ani45

EreAni&88★

@ani45

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