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ミケ「ザカリアスのどっきりマル秘報告 in 調査兵団」

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  1. 1 : : 2014/04/01(火) 00:19:35
    ミケ「ザカリアスのどっきりマル秘報告!!」

    ミケが四月一日をハッスルする話です

    ギャグです

    キャラ崩壊、捏造あり

    よろしくお願いします♪
  2. 2 : : 2014/04/01(火) 00:20:08
    「………」

    スタスタスタスタ…
    長身の男が、調査兵団本部内をうろうろしていた

    うすい無精髭を顎と鼻下にはやし、引き締まった身体は全身がバネの様な筋肉で覆われている

    立体機動など、巨人と戦うプロが集まる調査兵団においても、二本の指に入る実力者である

    あまり話さず、クールで冗談など言わなそうなこの男であったが、今日この日だけは違った

    「(やっと、きた。一年に一回の祭の日だ)」

    ザカリアスにとっての祭は、まさにエイプリルフールそのものであった

    そして突然声に出して言葉を発する

    「ザカリアスの、どっきりマル秘報告!!in調査兵団!!」

    そう言って、自らみをよじってくくくと笑うのであった
  3. 3 : : 2014/04/01(火) 00:30:43
    ミケ「(よし、まずはターゲットは…あいつだ)」

    ミケがまず目をつけたのは、眼鏡を掛けてぼさぼさ頭を無造作にハーフアップにしている…ハンジ・ゾエだった

    ミケはスタスタスタスタとハンジに歩み寄った

    ハンジ「あっ、ミケじゃないか。やあご機嫌いか…がっ!?」

    ハンジが言葉を発する最中、いきなり彼女の両肩をガシッと掴んだ

    ミケ「…」

    そして無言で熱い視線を送るミケ

    ハンジ「ちょ、ちょっと、ミケ!?」

    ハンジはいきなりの熱視線に、どぎまぎした

    ミケは低い、魅惑的な声で囁く

    ミケ「ハンジ…お前が好きだ。愛している」

    ハンジ「えっえっえっ…?!うそだろ!?」

    ハンジは突然の告白に顔を赤く染めた

    ミケ「じゃあな…」

    ハンジ「…っえー!?どういう事!?」

    さっさと去っていくミケの後ろ姿を見送りながら、その場に座り込むハンジであった
  4. 4 : : 2014/04/01(火) 00:39:16
    お!こちらでもエイプリルフールスレが…!!

    期待です!
  5. 5 : : 2014/04/01(火) 00:46:47
    >>たまねえさん♪
    レスありがとう!!
    短い話ですが、お互いうそつきましょうw
  6. 6 : : 2014/04/01(火) 00:47:01
    ミケ「(ふむ、なかなか反応が初々しくて良かったな…ハンジもたまにはかわいい所があるな)」

    ミケはまたターゲットを探してスタスタスタスタと歩く

    ミケ「(おっ、次のターゲットはあいつにしよう)」

    ミケが次に目をつけたのは…
    新兵の、ジャン・キルシュタインだった

    ジャン「ミケ分隊長!こんにち…!」

    ミケはガシッと彼の両肩を掴んだ

    ミケ「お前が好きだ。愛している」

    ジャン「ええええっ!?俺そんな趣味じゃ…俺好きな人が…」

    顔を白黒させているジャンを尻目に、涼しい顔のザカリアス

    ミケ「じゃあな…」

    ジャン「分隊長!?一体何なんだってんだ!?」

    ジャンは途方に暮れた

  7. 7 : : 2014/04/01(火) 01:05:26
    ミケ「(ジャンは、他に好きな人がいる様だったな…誰だろう…上手くいけばいいんだがな…)」

    ミケはまた、ターゲットを探すべく、スタスタスタスタと歩く

    次のターゲットは…

    サシャ「もぐもぐ、やっぱりお芋さんは美味しいですねえー」

    芋を貪り食っている、サシャ・ブラウスにした

    スタスタスタスタとサシャに歩み寄るミケ

    サシャ「あっ、ミケ班長」

    ミケ「…俺は分隊長だが…」

    サシャ「ああっそうでしたそうでした!すみません、ミケ分隊長!」

    ミケ「ああ…サシャ、俺はお前が好きだ。愛している」

    低い、聞くものの背筋を甘くくすぐるような声で囁くミケ

    サシャはしばらく固まっていたが、やがてにやりと笑った

    サシャ「なんだ、ミケ分隊長ってば!!そんなに言われなくても、芋くらいすこーしならわけてあげますよ!?やですよー芋くらいで愛しているだなんて~」

    サシャは小さく芋をちぎって、ミケに手渡した

    ミケ「…じゃあな」

    サシャ「はーい、大事に食べて下さいねえ!?」

    サシャはミケの後ろ姿に手を振りながら、芋を口にしていた
  8. 8 : : 2014/04/01(火) 01:11:33
    期待!!
  9. 9 : : 2014/04/01(火) 01:12:57
    期待です(^^♪
  10. 10 : : 2014/04/01(火) 01:18:17
    >>ざっくれいさん☆
    ありがとうございます♪、明日また続き書きますのでよろしくお願いします♪

    >>フライハイトさん☆
    ありがとうございます♪
    明日また書きますね♪
    御名前素敵!!
  11. 11 : : 2014/04/01(火) 08:23:54
    ミケ「(うーむ、何だか訳のわからんうちに、芋を手渡されてしまったな…サシャ・ブラウス、なかなかの強者かもしれんな)」

    ミケはまた、ターゲットを探してスタスタスタスタと歩く

    次のターゲットは…

    黒髪を振り乱しながら、張りぼて相手に格闘訓練をしている―

    ミカサ「フッ…タッ…ヤァッ!!」

    104期首席の、ミカサ・アッカーマン

    スタスタスタスタとミカサに歩み寄る

    ミケ「…なかなか達者だな…」

    背後からいきなり声を掛けるミケ
    ミカサは動揺する事もなく、振り返る

    ミカサ「ミケ…分隊長」

    サッと敬礼をし、探るような視線をミケに向けた

    ミケ「さすが、噂に違わぬ逸材と言った所か…」

    ミカサ「…おそれ、いります…えっ!?」

    ペコリと頭を下げたその時、ミカサの肩をガシッと掴んだミケ

    ミケ「ミカサ、俺はお前が好きだ。愛している」

    熱い視線をミカサに送るミケ

    ミカサ「…ハッ!」

    ミカサは身を翻し、ミケの脚に蹴りを入れようとした…が、大柄な男は驚く程軽い身のこなしでそれを躱す

    ミカサ「…避けられるなんて…」

    ミカサは今まで組み合ってきた、どの相手よりも、ミケが強いと確信した

    ミケ「俺はお前と戦いたくはない…」

    ミカサ「愛しているなら、受けて欲しい…私は自分より強い男にしか、屈しない…」

    ミケ「今のお前には負ける気はしないがな」

    ミケの言葉に、チッと舌打ちをするミカサ

    ミカサ「あのチビ以外にも、私より上がいたなんて…」

    ミカサは悔しそうに呻いた

    ミケ「…じゃあな…」

    ミカサ「…また手合わせを…」

    ミカサの言葉に手を上げて答え、ミケはその場を後にした
  12. 12 : : 2014/04/01(火) 09:06:11
    ミケ「(ミカサ・アッカーマン…なかなかの逸材だな…近い将来、兵団をしょって立つ様になるだろうな。しかし、あのチビって…リヴァイの事だろうが…歯に衣を着せん奴だ…)」

    ミケはまた、ターゲットを探してスタスタスタスタと歩く

    次のターゲットは…

    噂をすればなんとやら、壁にもたれてアンニュイな表情をしている、小柄な男

    ミケ「…あのチビ…か…」

    心の中の声を、ついうっかり声に出したミケに、小柄な男が鋭い視線を向ける

    リヴァイ「おいミケ…そりゃあお前からみれば、みんなあのチビ…に当てはまるだろうがよ」

    不機嫌を隠しもせず、吐き捨てる様に話すリヴァイ

    ミケはスン、と鼻を鳴らしてスタスタスタスタとリヴァイに歩み寄る

    そして、ガシッと彼の両肩を掴んだ

    リヴァイ「!?」

    ミケ「リヴァイ、俺はお前を愛してい…やぁぁぁぁ!?」

    ミケの言葉を遮るかの様に、リヴァイは肩を掴まれたまま身をよじり、その勢いのまま、ミケの巨体を投げ下ろした

    リヴァイ「…俺には男色の趣味はねえ…他を当たりやがれ、じゃあな」

    リヴァイはそう言い捨てて、去っていった

  13. 13 : : 2014/04/01(火) 09:23:48
    ミケ「(リヴァイ…やはり強いな。俺に取りつく島さえ与えない…危うく惚れそうに…ならん…)」

    ミケは頭を振った

    次のターゲットを探してスタスタスタスタと歩く

    次に目をつけたのは…

    落ち着きなさげに辺りをきょろきょろ見回している男
    ぶつぶつ独り言を言っている

    モブリット「あーっもう…分隊長は何処に行かれたんだろう…全く…」

    ミケ「分隊長ならここにいるが…」

    突然掛かった声に、びくっと体を震わせたモブリット

    モブリット「ミケ分隊長!失礼いたしました。ハンジ分隊長が何処にいるか、ご存じありませんか…?わっ!!」

    困ったような表情をするモブリットの肩をガシッと掴むミケ

    ミケ「モブリット…俺はお前が好きだ。愛している」

    モブリット「…………えっ…?」

    顔を青くするモブリット、逃げたいのに体が言うことをきかない

    ミケ「………」

    モブリット「…す、す、す…?」

    ミケ「…ハンジなら、向こうにいたぞ…じゃあな」

    ミケが肩を掴んでいた手を離すと、モブリットはその場にへたりこんだ


  14. 14 : : 2014/04/01(火) 09:39:38
    す、す、す、ww
    ミケ壊れてるー!
    アハハー
    今日はエイプリルフールの内容が多いなー♪
  15. 15 : : 2014/04/01(火) 09:44:48
    >>ハンジもどきさん☆
    ミケがはったりかます日ですw
    アカウント作られたのですね♪
  16. 16 : : 2014/04/01(火) 09:45:03
    ミケ「(モブリットはどうやら本気にしていたようだな…だが満更じゃなさそうに見えた…しかし、ハンジに俺に告白された話をするだろうか)」

    ミケはまたスタスタスタスタと歩く

    次のターゲットは…

    こんこん…とノックをし、扉を開ける
    部屋の中に入ると、窓際に一人の男が立っていた

    金髪の偉丈夫、調査兵団の団長

    エルヴィン「ミケか、やあ」

    涼やかな笑みを浮かべるエルヴィンは、どうやらリラックスモードの様だった

    ミケは無言で、そんなエルヴィンに歩み寄る

    そして、ガシッと彼の両肩を掴んだ

    ミケ「…エルヴィン、俺はお前が好きだ。愛している」

    熱い視線をエルヴィンに送る

    エルヴィンはそんなミケの視線を、しっかりとそのブルーの瞳で受け止めた

    エルヴィン「ああ、ミケ。わかっているよ。随分前から気が付いていた。俺もお前が好きだよ」

    静かにそう言うエルヴィンに、ミケは目を丸くした

    ミケ「…えっ!?」

    エルヴィン「何だ、ミケ。俺たちは両思いと言うことだ、仲良くしような?」

    ミケ「…いや、その…」

    ミケはたじろいだ

    エルヴィンはその様子を見て、突然吹き出した

    エルヴィン「ふっふははは、冗談だ、今日はエイプリルフールだからな、ミケ。他の奴は騙せても、俺は騙せないぞ?」

    ミケ「やはり無理だったか…じゃあな」

    エルヴィン「あまりやり過ぎるなよ、ミケ。取り返しがつかなくなるぞ」

    エルヴィンのその言葉に頷き、団長室を後にした
  17. 17 : : 2014/04/01(火) 10:05:26
    ミケ「(さて、エルヴィンにもやり過ぎるなと言われたし、次で最後にしよう…)」

    ミケはスタスタスタスタと歩く

    次のターゲットは…

    金の少しフワッとした癖毛をショートヘアーにし、凛々しいとも色っぽいとも取れる、中性的な…女性

    ナナバ「やあ、ミケ」

    ミケを見つけて一瞬微笑みを浮かべるが、すぐに引き締められた

    ミケ「…?」

    少し疑問に思いながらも、つかつかと歩み寄り、ナナバの両肩をガシッと掴むミケ

    ミケ「ナナバ、俺はお前が好きだ。愛している」

    今までのなかで一番真摯な表情と、熱っぽい声で囁くミケに、ナナバは…

    ナナバ「…ハンジにも、同じ事を言ったらしいね…ミケ。あなたは誰でも良かったんだね…幻滅したよ…」

    肩を掴まれたまま、顔を背けたナナバ

    ミケ「いや、あのな…今日はエイプリルフールでな…」

    ミケはあたふたした

    ナナバ「って事は、今の告白だって嘘だよね…」

    ミケ「いや、お前に言ったのは本心でな…」

    慌て出すミケに、しばらく冷たい視線を浴びせていたナナバだが…

    ナナバ「…ふふっ」

    突然吹き出した

    ミケ「ナナバ…?」

    ナナバ「心配しないで、わかってるよ、ミケ…ふふっ」

    ナナバは艶やかに笑うと、ミケの頭をよしよしと撫でるのだった

  18. 18 : : 2014/04/01(火) 10:10:42
    ミケ「(ふぅ…ナナバやはり上手だな…逆にどっきりさせられた…)」

    ミケのエイプリルフールは、こうして過ぎていった

    ミケ「ザカリアスの、どっきりマル秘報告!!in調査兵団!!はどうだった!?また来年まで、さらばだ!!」

    ―完―
  19. 19 : : 2014/04/01(火) 10:23:08
    ヤバイくらい面白い☆
    来年に★き★た★い★
  20. 20 : : 2014/04/01(火) 10:25:40
    >>ハンジもどきさん☆
    ありがとうございます♪
    来年まで書いていられるだろうかw
  21. 21 : : 2014/04/01(火) 10:43:15
    笑いやしたo(^o^)oミケってば、もうww
    そして何気にナナバ様には本心というwwナナバ様最強☆
  22. 22 : : 2014/04/01(火) 10:57:42
    >>ダーリン☆
    ありがとうございます♪
    やはりナナバさんに勝てる人はいやせんw
  23. 23 : : 2014/04/01(火) 11:13:37
    88さん、やっぱりエイプリルフールSS書いてたw
    そしてまさかのザカリアス‼︎笑かせてもらいましたwww
    いやーさすが変人ぞろいの調査兵団、あのハンジが乙女ですね!それぞれがリアルに取りそうな反応でニヤニヤしながら読ませてもらいました!エルヴィン流石だわぁ
  24. 24 : : 2014/04/01(火) 11:15:56
    >>店員さん☆
    コメントありがとうございます♪
    うへへw書いてましたよぉうw
    一番そういう事やらなそうな方にやっていただきましたw
    エルヴィンは安定ですねw
  25. 25 : : 2014/04/01(火) 12:48:12
    エルヴィンとナナバさんの大人な反応と、ハンジの乙女な様子が秀逸ですね!

    人選もエレンやクリスタといった王道ではなかったのも絶妙でした( ̄+ー ̄)

    この作品でミケナナの可能性を見出しましたよ♪( ´▽`)


    楽しかったです!
  26. 26 : : 2014/04/01(火) 13:12:27
    >>シュウさん☆
    エルヴィンとナナバさんは私の中では天下無敵なんですよねw
    エレンもクリスタも、私は苦手で…上手く書けないのですよ…

    ミケナナ期待してますね♪
    ありがとうございました♪
  27. 27 : : 2014/04/01(火) 13:50:54
    ミケがナナバさんに告白したとこが本気だったのに驚きました♪( ´▽`)
    面白かったです!!!!
    執筆 お疲れ様でした〜
  28. 28 : : 2014/04/01(火) 20:29:25
    ナナバ様最強!!
    さっすが~

    サシャに吹いたw芋って..www

    暴走するミケさんに、新たな可能性が...ゲフンゲフン

    お疲れ様でした♡
  29. 29 : : 2014/04/01(火) 20:33:07
    >>えりさん☆
    コメントありがとうございます♪
    ナナバさんに翻弄されるミケが書きたくて!!
    読んでいただきありがとうございました♪

    >>妹姫☆
    ありがとうございます♪
    サシャがなかなかいいキャラに書けたかなあと…w
    ナナバさんにはしばらくは誰も勝てそうにない…w
  30. 30 : : 2014/04/03(木) 22:08:03
    こんばんは。
    おもしろかったです!
    ミケ分隊長は、なにげに毎日を、おもしろおかしく生きてらっしゃるなってwww
    あと、88さん(…で、いいですかね?)は、エルヴィンの描き方が絶妙です!
    エルヴィン愛を感じますよ~(^O^)
    次回も楽しみにしてます。
  31. 31 : : 2014/04/03(木) 22:12:30
    >>数珠繋ぎさん☆
    読んで頂きありがとうございます♪
    ミケは一年に一回ハッスルするようでw
    エルヴィンは大好きなんで…
    愛ですね!!
    どれだけヅラヴィンだと罵っても、最後にはかっこよくしてしまいますw
    また頑張りますね♪
  32. 32 : : 2014/05/04(日) 09:33:03
    団長をもっと出してほしい
  33. 33 : : 2014/05/04(日) 10:12:18
    >32
    エルヴィン団長がお好きですか?
    私の作品には団長は沢山出てきますし、エルヴィン・スミスの日常はエルヴィンが主役です♪
    もしよければご覧ください!!

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fransowa

88&EreAni☆

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