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Lucernas ~遺志を継ぐ君達へ〜 『第一話・螺旋を廻るこの世界で』
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- 1 : 2014/03/27(木) 23:08:06 :
- 鬼才、「べる」と!!
奇才、「じゃがミン」が手を組んだ!!
お互いにバトルss作家の二人は、どんな科学反応を起こすのか!?
『Lucernas ~遺志を継ぐ君達へ~』
是非!!楽しんで下さい!!!
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- 2 : 2014/03/27(木) 23:11:14 :
- どうも!相方のべるです!
この話が決まったのもつい先日
2人で約二日間に渡る初期設定等の会議、熱くなりましたね
さて、このお話!僕ら二人の今までの集大成と言っても過言ではありません
是非、楽しんでいってください!
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- 3 : 2014/03/27(木) 23:16:19 :
- 期待です!!
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- 4 : 2014/03/27(木) 23:27:54 :
- わーいヾ(^▽^)ノ楽しみです!
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- 5 : 2014/03/27(木) 23:29:28 :
- 二人でSS!!
期待 支援です
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- 6 : 2014/03/27(木) 23:31:15 :
- 見てます!期待です。
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- 7 : 2014/03/27(木) 23:31:21 :
- 期待!!
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- 8 : 2014/03/27(木) 23:33:13 :
- 皆ありがとーっっ!!
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- 9 : 2014/03/27(木) 23:37:29 :
- 来ましたよ~(  ̄▽ ̄)期待です!あっ…進ブリにオリ斬魄刀追加しておきますね(笑)
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- 10 : 2014/03/27(木) 23:59:16 :
- ~Part 1~
――――――――――――――――皆、少し休憩しよう・・・
―――――――――――――少しだけ、少しだけ・・・
―――――――――――あぁ、ここまで長かった、な・・・
「・・・・ン」
「・・・レン」
「エレン!」
エレン「・・・・ん?」
ミカサ「やっと起きた・・・」
ミカサ「・・・?泣いてるの?」
エレン「え?・・・ホントだ、なんかすげー長い夢を見てた気がするんだが・・・」
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- 11 : 2014/03/28(金) 00:41:19 :
- あのグループはこのための物か・・・・・
期待するしかない
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- 12 : 2014/03/28(金) 14:43:37 :
- ミカサ「大丈夫?どこか、痛いの?」
エレン「あぁ、大丈夫だ」
ミカサ「・・・そう、なら家に帰ろう」
2人は家に向かって歩き始める
エレンは家に帰るまで微妙な顔をしていた
もちろんあの夢のせいだ
どんな内容かは覚えていないけど最後に聞こえたのは恐らく自分の声だった
一体、何の夢だったのだろうか・・・?
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- 13 : 2014/03/28(金) 14:46:13 :
- エレン「ただいまぁー」
ミカサ「ただいま」
カルラ「2人ともご苦労様、もうすぐご飯出来るからね」
エレン「あれ?父さんまた仕事?」
グリシャ「あぁ。内地に診療だ」
エレン「ふぅん・・・」
グリシャ「ところでエレン、調査兵団の凱旋は見たか?」
エレン「あっ!忘れてた!」
グリシャ「あのエレンが忘れるとはな・・・」
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- 14 : 2014/03/28(金) 14:50:51 :
- ミカサ「鐘が鳴ったから教えようと思ったけどエレン考え事してたみたいで・・・」
エレン「もー、ちゃんと教えてくれよな!」
ミカサ「次からはちゃんとする・・・」
グリシャ「まあ、調査兵団に入るには特殊な条件があるらしい。その条件をクリアしたものでさえあの様だからな。巨人はよほど強いのだろう」
エレン「条件てなんだろーな」
グリシャ「さあな・・・ではそろそろ行ってくるよ」
カルラ「行ってらっしゃい、あなた」
グリシャ「そうだ、エレン。帰ってきたらずっと秘密にしてきた地下室に連れて行ってやろう」
エレン「本当に!?」
グリシャ「あぁ。この鍵を肌身離さず持っているんだよ?」
エレン「うん、わかった!!」
グリシャ「ふふ、良い子だ」
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- 15 : 2014/03/28(金) 15:58:03 :
- アルミン「おーい、エレンいるかーい?」
エレン「あ、アルミンだ!遊んでくるよ!」
ミカサ「私も行く」
カルラ「三人とも行ってらっしゃい」
俺達は町はずれの野原にやってきた
アルミン「エレン、調査兵団の凱旋見たかい?」
エレン「それが見損ねたんだよ」
アルミン「へぇ、珍しいこともあるもんだね」
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- 16 : 2014/03/28(金) 16:04:42 :
- ミカサ「酷い有様だっておじさんが言ってた・・・」
アルミン「うん、今朝行った時の半分くらいしか居なかったよ」
エレン「でも調査兵団って特殊な訓練を受けてんだろ?そんな人達がそんなにやられるって巨人ってよっぽど強いんだな」
アルミン「そうだね、巨人は数はあまり多くないらしいけど一体一体が強力で多種多様な能力を持っているんだって」
エレン「へぇ、例えば・・・?」
アルミン「そうだなぁ、現在知られているのは岩石の巨人、炎の巨人、暴食の巨人、影の巨人だけだと思うよ」
エレン「たったそんだけなのか!?」
アルミン「まあまだ知られてな種が存在するだろうけどね」
エレン「そっか・・・」
アルミン「僕ね、いつか外の世界に行ってみたいと思ってるんだ」
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- 17 : 2014/03/28(金) 16:11:42 :
- エレン「外の世界?巨人が居るだけじゃないのか?」
アルミン「それが違うみたいなんだ、この本を見て」
エレン「ん?」
アルミン「外の世界にはね、砂の雪原や氷の大地、それにこの壁の中の何倍も大きな海って言う水たまりがあるんだって!」
エレン「壁の中の何倍も・・・!?」
ミカサ「凄い・・・ね」
アルミン「だから僕は外の世界にあるまだ見ぬ凄いものを自分で見て回りたいんだ!」
エレン「そっか・・・なら俺は頑張って調査兵団に入るよ!」
ミカサ「エレン・・・!?死んじゃダメ・・・!」
エレン「俺は死なねえよ!いつか巨人を駆逐して3人で海を見に行くんだ!」
アルミン「エレン・・・」
その時だった―――――――――――――――――――――――――――
ドォォォォン・・・ドォォォォン・・・
エレン「何の・・・音だ?」
アルミン「街の方からみたいだ、行ってみよう!」
その音は3人の運命の歯車を大きく動かす
まさに破滅の序曲だった―――――――――――――――――――――――
~part1~ 完
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- 18 : 2014/03/28(金) 16:48:33 :
- 超期待×1000000
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- 19 : 2014/03/28(金) 18:10:29 :
- ~Part 2~
エレン「何の…音だ…?」
アルミン「町の方からだ!!行ってみよう!!」
ミカサ「うん…」タタッ!
突然の轟音。
「私」は、嫌な胸騒ぎを覚えた…
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- 20 : 2014/03/28(金) 18:11:55 :
ミカサ「……!!」
町に着いた私達が見たのは、信じられない光景だった。
エレン「そんな…嘘…だろ…」
私達の目に映ったもの、それは…
アルミン「あの壁は…50Mだぞ…!?」
壁から悪魔の様な顔を出した、紅い巨人。
ズズズズズ…
ミカサ「!!あっ…!」
地響きに反応した私が、言葉を発しようとした瞬間…
ドゴオオオッッッ!!!!!
町に、衝撃が走った
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- 21 : 2014/03/28(金) 18:14:27 :
- ミカサ「あ…あああ…」
アルミン「壁が…壊された…!?」
エレン「おい…あの辺りには家が…!!」
エレン「くそっ!!」ダッ!
走り出すエレン。
ミカサ「待ってエレン!!」ダッ!
アルミン「エレン!!」ダッ
私達もそれを追うように走りだす。
ミカサ「っ…!」
飛んでいった瓦礫…あの先にはおばさんが…!!
いいや、当たってない。おばさんの家には当たっていない筈…!!
この角を曲がれば、いつも通りの家がっ…!!
エレン「あ…」
ミカサ「…嘘…」
そんな私の淡い希望は、崩れ去る。
目の前には瓦礫で潰れた家と…
家の下敷きになっているおばさんがいた。
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- 22 : 2014/03/28(金) 18:16:14 :
- エレン「母さぁぁぁん!!!」ダダッ!
エレンがおばさんに駆け寄る。
アルミン「僕、大人の人を呼んでくる!!」ダッ!
私も大人を呼びに行くか、少し思案した。しかし私は、まだ感情に勝てるほど大人ではなかった。
ミカサ「おばさん!!」ダダッ!
感情に任せ、おばさんに駆け寄る。
カルラ「エレン…ミカサ…」
おばさんは、疲弊しきっていた。
エレン「母さん!ちょっと待ってて、直ぐにこの瓦礫をっ…!」ググ…
ミカサ「っ…!!」グッ…
2人で必死に力を込める。
しかし、木片はピクリともしない。
カルラ「二人とも、早く逃げてっ!!このままじゃ、あなた達までっ!!」
エレン「逃げるよっ!俺はミカサと母さんと、3人で逃げるんだ!!」ググ…!
カルラ「…!!」
私もエレンと同じ考えだった。おばさんを置いていくなんて、考えられない。
でも、木片が動かないのも事実。どうしたら良いの…!?
そんな時、一筋の希望が現れる。
ハンネス「おい!!大丈夫かカルラ!?」ダダッ!!
私達が頼りにしている駐屯兵団のおじさん…ハンネスさんが来たのだ。
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- 23 : 2014/03/28(金) 18:20:18 :
- エレン「!!ハンネスさん!!」
ミカサ「おばさんが下敷きに!!」
ハンネス「今すぐ退かしてやるからな、ちょっと待ってろ!!」
カルラ「ハンネス…!」
ハンネスさんが木片に手を掛けようとした、まさにその時だった
ギィヤアアアアアアアア!!!!!!!
悲鳴が、辺りの空気をつんざいた。
ハンネス「っ!?巨人かっ!?」
カルラ「そんな…!」
カルラ「…ハンネス、2人を連れて逃げて」
エレン「なっ!?」
ミカサ「何を言ってるの、おばさん!?」
カルラ「あなた達だけでも、生き延びて…!!」
ハンネス「…見くびって貰っちゃあ困るぜ、カルラ」スッ
そう言って、ハンネスさんは立ち上がる。
ハンネス「俺は巨人をぶっ殺して…きっちり3人共助ける!!」ダダッ!
カルラ「ハンネスッ!?戦っては駄目っ!!」
おばさんの制止も無視し、ハンネスさんは走る
ハンネス(俺は巨人をぶっ殺して!俺なりの恩義を通すっ!!)
絶対に引けない、戦いが始まる……
~Part 3~ 完
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- 24 : 2014/03/28(金) 18:21:51 :
- ⬆︎Part2でした…すいません…
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- 25 : 2014/03/28(金) 20:14:52 :
- ~Part 3~
3人を救うために。
昔の恩を返すために。
俺は…戦う!!!
ハンネス「うおおおおおっ!!」
ハンネス「っ!!」
悲鳴の出処にいたのは…
巨人「…」グチュッ…バキッ!
殺戮を目的とする巨人達の中で、唯一「捕食」を目的とする…
ハンネス「暴食か…!!」
『暴食の巨人』だった。
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- 26 : 2014/03/28(金) 20:17:05 :
- …怖ぇ。
正直この場から逃げ出してえ。
でも…!
ハンネス「この先にいる奴等は…お前が喰うには上等すぎんだよ…!ここで、死ね!!」ザッ!
あいつらが後ろにいるんだ。逃げるなんて…出来る訳がねえ!!!
ハンネス「スカイ=ギア!!」カチッ!
ハンネスが掌程の大きさの歯車を握りしめる。
すると、歯車が直径2m程の大きさの円盤となり、ハンネスを乗せ空に浮いた。
『ギア』。
この世界の、多くの兵に支給される、基本装備の様な物である。
数多の種類があるがそれはどれも歯車の形をしており、強く握ることで本来の力を発揮する。
ハンネス「ブレード=ギア!!」ヒュウッ!
ハンネスが別のギアを握ると、それは歯車を鍔とした剣へとその姿を変えた。
ハンネス「うらぁぁぁぁぁっ!!!」ヒュアッ!!
ハンネスは、巨人に切りかかった。
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- 27 : 2014/03/28(金) 21:19:01 :
- しかし、巨人は甘くなかった。
身体を斬られながらも、その巨腕でハンネスを潰そうとする。
ハンネス「っっっ!!!」ヒュッ!
間一髪で避けたハンネス。
ハンネス「くっ…!」
一発当たるだけで死ぬような一撃を、今みたくスレスレで躱し続けんのはリスキーにも程があるな…
ハンネス「暴食の巨人…奴は確か…」
巨人は、その種類毎に弱点を持っている。
部位に関係なくダメージを与え続ければ勝てるのだが、基本はその弱点を狙うのが定石だ。
ハンネス「喉仏が弱点だった筈…!」
巨人「…」グアッ!!
ハンネスが思案していると、暴食の巨人はその口を大きく開き、ハンネスを喰いにかかった。
ハンネス「うおっ!?…くっ…!」
確かに喉仏をやれりゃあグッと勝ちに近づく…
だがそりゃあ、あの危険な口に接近するって事だ…!!
ハンネス「…どうすりゃいい…!?」
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- 28 : 2014/03/28(金) 21:20:52 :
- ドシュッ!!!ザグッ!!!
巨人の体が、突如切り刻まれる。
巨人「おあっ!?」
ハンネス「!!ソーキ!!シーカー!!」
その斬撃は、ハンネスと同じ、駐屯兵団員のものだった。
ハンネス「お前ら、なんで…!!」
ソーキ「あの飲んだくれのハンネスですら戦ってんだ!!俺等もやるしかねえだろうが!!」
シーカー「こんな奴さっさと倒して、また一杯やりましょう!!」
そう言う2人の声は、震えていた。
ハンネス「…!ありがとよ!!」
よし…いける!!!
ハンネス「お前らは適当な所を斬って注意を引いてくれ!!その隙に俺は、喉仏をやる!!」
ソーキ「了解だっ!」ヒュイン!!
シーカー「了解ですっ!」ヒュアッ!
巨人「」グアッ!!
巨人がシーカーを狙い、その大口を開ける。
シーカー「ふっ!…ソーキさん!!今ですっ!!」ヒョイ
ソーキ「はああああっっっ!!!」ブンッ!
巨人の隙を狙い、ソーキがその左腕に斬撃を浴びせる。
ズバッ!!
巨人「アアア!!」
痛みに悲鳴をあげる巨人。
しかし、その身体は攻撃を止めない。
巨人「ヴアッ!!」ブオンッ!
身体を捻り、斬られた腕を遠心力で動かす。
予想外の反撃に、一瞬反応が遅れたソーキ。
直撃かと思われたが…
ザンッ!!
巨人「ヴアァ!!!」グラッ
シーカー「よしっ…!」
シーカーによって脚の筋肉を斬られた巨人は、態勢を崩す。
そのおかげで腕の軌道が逸れ、ソーキは命を取り留めた。
さらに…
ハンネス(首がガラ空きだっ!!)
ハンネス「うおおおおおおおっっ!!!」ヒュウウッッ!!
ガラ空きになった喉仏に向かい、ハンネスが突っ込む。
ハンネス「これでっ!!!」ブオッ!
ハンネス「終わりだぁぁぁぁぁ!!!!!」ヒュッ!
ザンッ!!!
その刃は、暴食の巨人の喉仏を切り裂いた。
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- 29 : 2014/03/28(金) 21:21:25 :
- 巨人「があ…」
動きを止める巨人。
ハンネス「…!!やった…!」
ハンネス「やったぞぉぉぉぉ!!!」
ソーキ「うおおおおお!!!!!」
シーカー「俺等も…やれば出来るんだぁぁぁぁぁっ!!!」
ハンネス「これで…ここら一帯は取り敢えず安全だ!!残ってる住民が居ないか確認するぞ!!」
ソーキ「おう!!ははっ、胸はって凱旋出来るな!」ワハハ!
ハンネス(やった…!これで…あいつらを…!!!)
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- 30 : 2014/03/28(金) 21:23:17 :
- ハンネス「すまねえな、俺は恩人を向こうに置いて来ちまったんだ。巨人をやったって、報告してくる!」タッタッ
そう言って、ハンネスは来た道を走る。
ソーキ「おう!精々自慢し…」
巨人「」
ソーキ「ろ…!?」
巨人「」ニヤァ…
ソーキ「っ!!!ハ…!!」
巨人「」グアアッッ!!
ハンネス「!?なnバギッ!!!
ソーキがその名を叫ぶより早く…
ハンネスの身体は、喰い千切られた。
ソーキ「ハ…!」
ソーキ「ハンネスゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!!!!!!!!」
巨人「」グリンッ!!
慟哭の暇すら与えず、巨人は次の獲物を狙う。
シーカー「ひっ!?いっ、いやだ、やめろ、こっち見んなっ…!」
巨人「」ドドッ!
シーカー「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」
ブヂィッ!!
ギアを使っていない彼等には、抗う術など無い。
ソーキ「あ…ああ…」ヘタッ
先程まで地面を強く踏みしめていた脚からは力が抜け落ち、力強く肉を切り裂いた腕はダランと宙をさまよう。
巨人「」アー…
ソーキ「ひっ!!い…」
ギィヤアアアアアアアアアア!!!!!!!!
この地獄の中で人類に許されたのは…
恐怖と嘆きだけであった…
~Part 3~ 完
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- 31 : 2014/03/28(金) 21:27:05 :
- ハンネスさん…
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- 32 : 2014/03/28(金) 22:15:51 :
- ~part 4~
時は少し遡り、エレン達
ミカサ「ハンネスさん、大丈夫かな・・・」
エレン「さあな・・・とりあえず今は母さんを助ける!!」
ミカサ「・・・うん!」
だが子供は子供、大きな瓦礫を動かすことは不可能だった
エレン「くそっ・・・!!」
ハンネスさんさえ来てくれれば・・・!
エレンは心のうちで自らの無力を噛み締める
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- 33 : 2014/03/28(金) 22:16:15 :
- その時だった
ガアアァァァァァァ!!!!
今のは・・・巨人の断末魔!?
そうとなれば早くハンネスさんを呼ばなきゃ!!
そう言ってエレンは駆け出す
ミカサ「エレン!?」
カルラ「何処に行くの、エレン!!」
エレン「今の声聞いただろ!?きっとハンネスさんが巨人を倒したんだ!早く呼んでこなくちゃ!!」ダダッ
ミカサ「ま、待って――――――」
カルラ「ミカサはここに居て!!」
ミカサ「で、でも・・・」
カルラ「お願いよ・・・1人にしないで・・・」
ミカサ「・・・わかった」
-
- 34 : 2014/03/28(金) 22:17:00 :
- エレン「はぁっ、はぁっ・・・!!」タッタッタ
確かこの角を曲がったとこにハンネスさんは・・・!
ハンネス「・・・・・・・・っっ!!!」ブシャア
ドバッ!
エレンは理解出来なかった
何故目の前でハンネスさんが半分になってるのか
自分が血だらけなのか
ソーキ「ぎやああああああああああ」ドシャア!
シーカー「うあああああああああああ」ズシャア!
エレン「あっ・・・?はっ・・・?」
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- 35 : 2014/03/28(金) 22:17:55 :
- エレン「えっ、あっ、お、おえええ・・・・」オエェェ・・・
吐いた、ただただ吐いた
理由は・・・何だろうか
分からない、今分かることは自分が今現在この世で最も死に近いという事
巨人「・・・・」ニタァ
巨人は笑みを浮かべこちらに来る
-
- 36 : 2014/03/28(金) 22:18:22 :
- エレン「はっ、はっ・・・!?」
もうしゃべることすらままならない
ただ頭の中にある言葉がリフレインする
死にたくない、死にたくないと
戦え、戦えと
戦え!
どうやって!?
戦え!!
教えろよ!
戦え!!!
さっきからお前は誰なんだよ!!
誰か居るならよ・・・
助けろよォォォォォォォォ!!!!!!!!
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- 37 : 2014/03/28(金) 22:19:13 :
- 『ヤダね、助けるもんか』
は・・・!?
『そうやって自分の弱さを認め他人にすがらないと生きていけない軟弱野郎はもう死んだんだ』
おい、何言ってやがる・・・!!
『お前は選ばないといけない。恐怖に負けて早々と退場するか・・・』
『一握りの勇気と生への執着を胸に運命に抗うか・・・』
なんだよ、ガキに何が出来るってんだよ!!
『あー、ほんと嫌なガキだったな。俺がガキに力を貸してやるってんだよ!!』
は・・・!?
『時間がねえ!さっさと決めやがれ!!』
お、俺は・・・!俺は・・・!!
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- 38 : 2014/03/28(金) 22:19:37 :
- 戦え、戦えと頭の中で連呼する
俺は・・・戦う!!
例え死んでも・・・母さんとミカサが助かるくらいの時間稼ぎはやってやるんだ!!
『・・・俺もお前みたいだったらな』
あ・・・?
『気にすんな。ならば俺がお前に力を貸してやる!後は自分で使い方を見つけな!!』
なんだよ、それ!?無責任過ぎ―――――――――――――――――
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- 39 : 2014/03/28(金) 22:19:57 :
- エレン「・・・はっ!?」
目の前には相変わらず気持ち悪い巨人が迫ってきてる
エレンの体には何の影響も無い
エレン「なんだよ、アイツ!力を貸すって言っておきながら――――――――――」
ピカァァァァァァァ!!!!
突如として光りだす地下室の鍵
エレン「な、なんだ!?これが俺の力か!?」
もう巨人はかなり接近している
エレン「あああああ!!!どうだっていい!!やってやらぁ!!!」
エレンは鍵を掴んで叫ぶ
エレン「力を貸しやがれええええええええええ!!!!!!!!」
カッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!
-
- 40 : 2014/03/28(金) 22:20:19 :
- ―――――――――――――それからどれだけの時が経ったのだろう
エレンが目を覚ましたのは船の中だった
目の前にはミカサとアルミン、そして母さんが心配そうにこちらを見つめている
エレン「か、あ・・・さん?」
カルラ「エレン!良かった・・・」
エレン「お、俺は一体・・・」
アルミン「エレンはあの『暴食の巨人』の死体の前で血まみれになって倒れていたそうなんだ・・・」
エレン「え・・・?うっ・・・!!」ズキンッ
カルラ「どうしたの!?」
エレン「いや思い出そうとしたら頭痛が・・・なんも思い出せねえし・・・」
アルミン「軽い記憶障害なのかもしれないね・・・」
ミカサ「・・・ハンネスさん達が」グスッ
エレン「・・・それは覚えてるよ、目の前で死んじゃったからな」
エレン「巨人さえいなければ・・・!!誰も死なずに済んだのに…!!家も離れなくて済んだのに・・・!!全部全部今まで通りだったのに・・・!!」
エレン「絶対に・・・許さねえ・・・!」
エレン「俺が巨人なんて・・・一匹残らず・・・駆逐してやる!!!」
彼の放った言葉がこの物語の歯車を加速させる
―――――――――憎しみの連鎖が今、始まる
第一話 完
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- 41 : 2014/03/28(金) 22:41:29 :
- 次回予告!!
シガンシナ区陥落より数年、少年少女は各々の思いを胸に訓練兵団へと足を運ぶ
そこで知らされる巨人の特性、そして個性的なメンバー
そして隠されたある『力』
数奇な運命を辿る彼に栄光あれ!!
次回、Lucernas ~遺志を継ぐ君達へ~ 『英傑、ここに再び~
乞うご期待!!!
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- 42 : 2014/03/28(金) 22:42:15 :
- 訂正
『英傑、ここに再び』です
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- 43 : 2014/03/28(金) 23:03:42 :
- 面白いです 次回も期待して待ってます
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- 44 : 2014/03/28(金) 23:51:39 :
- 初コメントです。次回期待して待ってます!
頑張ってください
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- 45 : 2014/03/29(土) 01:05:35 :
- これは良作
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- 46 : 2014/03/29(土) 01:07:42 :
- 皆のコメントに全俺が泣いた(;_;)
ありがとぉぉぉぉぉうっ!!
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- 47 : 2014/03/29(土) 09:39:29 :
- ヤベェ!文才パネェ!
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- 48 : 2014/03/29(土) 13:11:27 :
- 次スレ!!
http://www.ssnote.net/archives/13274
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- 49 : 2020/10/06(火) 09:11:39 :
- 高身長イケメン偏差値70代の生まれた時からnote民とは格が違って、黒帯で力も強くて身体能力も高いが、noteに個人情報を公開して引退まで追い込まれたラーメンマンの冒険
http://www.ssnote.net/archives/80410
恋中騒動 提督 みかぱん 絶賛恋仲 神威団
http://www.ssnote.net/archives/86931
害悪ユーザーカグラ
http://www.ssnote.net/archives/78041
害悪ユーザースルメ わたあめ
http://www.ssnote.net/archives/78042
害悪ユーザーエルドカエサル (カエサル)
http://www.ssnote.net/archives/80906
害悪ユーザー提督、にゃる、墓場
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害悪ユーザー墓場、提督の別アカ
http://www.ssnote.net/archives/81774
害悪ユーザー筋力
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害悪ユーザースルメ、カグラ、提督謝罪
http://www.ssnote.net/archives/85091
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【キャロル様教団】
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何故、登録ユーザーは自演をするのだろうか??
コソコソ隠れて見てるのも知ってるぞ?
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- 50 : 2023/07/04(火) 14:21:53 :
- http://www.ssnote.net/archives/90995
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2 : 2021年11月6日 : 2021/10/31(日) 16:43:56 このユーザーのレスのみ表示する
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http://www.ssnote.net/archives/90992
アカウントの譲渡について
http://www.ssnote.net/groups/633/archives/3654
36 : 2021年11月6日 : 2021/10/13(水) 19:43:59 このユーザーのレスのみ表示する
理想は登録ユーザーが20人ぐらい増えて、noteをカオスにしてくれて、管理人の手に負えなくなって最悪閉鎖に追い込まれたら嬉しいな
22 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:37:51 このユーザーのレスのみ表示する
以前未登録に垢あげた時は複数の他のユーザーに乗っ取られたりで面倒だったからね。
46 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:45:59 このユーザーのレスのみ表示する
ぶっちゃけグループ二個ぐらい潰した事あるからね
52 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:48:34 このユーザーのレスのみ表示する
一応、自分で名前つけてる未登録で、かつ「あ、コイツならもしかしたらnoteぶっ壊せるかも」て思った奴笑
89 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 21:17:27 このユーザーのレスのみ表示する
noteがよりカオスにって運営側の手に負えなくなって閉鎖されたら万々歳だからな、俺のning依存症を終わらせてくれ
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