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リヴァイ 聞こえなくていい告白

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  1. 1 : : 2014/03/20(木) 16:33:43


    今まで何度この感情に駆られただろう。

    ああまただ。

    どうせ今夜も帰って来ないんだろう?

    あの男の所から。
  2. 2 : : 2014/03/20(木) 16:52:00


    ああ。もう朝か。

    朝になればあいつもあの男の家を出てるだろう。

    リヴァイ「行かねぇとな。」


    いつものように朝ごはんを作る。
    両親はいない。
    俺が13の頃、旅行に行ったきり帰ってこないからだ。

    大方予想はつく。
    どうせ母親の再婚相手の金食い虫野郎と駆け落ちでもしたんだろう。

    13にして残された俺と妹は2人で暮らしている。
    と言っても実の兄妹ではない。
    母親の再婚相手の連れ子が妹だ。

    そのあとは苦労の連続だった。
    大人なんてアテにできねぇことは知っていた。
    今住んでるこのアパートも唯一俺たちを助けてくれる
    ハンジが保証人になってようやく借りれた。

    生活資金を稼ぐことに重点を置くつもりだったが
    ハンジが中卒ではダメだ。と東大卒のエリートが言うから妙に説得力があり考え直して俺はここら地域で一番賢い大学までエスカレーターの高校に学費全額免除の特待生で入学した。

    勉強しなくても勝手に進級するからあとは金を稼ぐことだけ考えたらいい。


  3. 3 : : 2014/03/20(木) 16:59:55

    高校生になると多少ではあるが中学の時より
    融通が利くようになる。

    その例として俺の職業はデザイナーだ。

    高校生ではあるが学校の名前と特待生のブランド。
    そしてガキの頃から暇つぶしにパソコンでデザインを勉強
    していたことが決め手となりデザイン会社で働くことになった。このデザインセンスは美大卒の母親譲りだろう。

    皮肉にも母親との唯一の思い出が俺たちの苦しい日々の生きる糧となっている。



  4. 4 : : 2014/03/20(木) 17:40:50
    タイトルに惹かれてきてしまいました!お邪魔します!
    文章が神ですね。ここからどうなるのか期待です!
    兵長がデザイナー…意外に似合うな…ww
  5. 5 : : 2014/03/20(木) 18:20:58
    >>4

    ありがとうございます(._.)
    ただPCから投稿すると文章の並びが不自然ですねー。これからはあいぽんくんでします。笑

    そうですよね!兵長絶対センスあるから!笑
  6. 6 : : 2014/03/20(木) 19:27:23
    リヴァイ「ったく。やってらんねぇ。」

    「えーリヴァイ。ストレスたまってるぅ?私で発散してもいいんだよ?」

    リヴァイ「どけ。」

    「つれないなぁー。」

    どいつもこいつも。
    学校に行けばいつもそうだ。
    香水のキツイ匂いに甘ったるい誘い文句。

    そんなのいらねぇよ。
    欲しいのは…ただ…。

    「おーい。この問題。誰かわかる奴ー?

    んーいないのか?リヴァイ。」

    リヴァイ「あ?
    ああ。X=2-3。」

    「流石だな。お前らリヴァイを見習えよ。」

    勉強なんて好きじゃねぇ。
    でもあいつが頭の良いやつが好きだって言うから。頭の良い歳上の彼氏に勉強教えてもらうんだーなんて吐き気のすること言うから俺が誰よりも賢くなってやろうと思った。




    家に帰るのが幸せなのか残酷な瞬間なのかわからなくなった。

    家にいるのは愛してしまった人。

    「あ、おかえり。

    お兄ちゃん。」

    俺の妹。


  7. 7 : : 2014/03/20(木) 21:25:01
    期待だぜ相棒よ。
  8. 8 : : 2014/03/20(木) 22:01:25
    リヴァイ「外泊するなら連絡くらいしろよ。ペトラ」

    ペトラ「ごめん。」

    リヴァイ「メシくったか?」

    ペトラ「ううん。まだ。
    あ、でも昨日一緒に食べれなかったから買ってあるよ!!」

    そう言うと妹はキッチンへ向かって行った。首元は微かに赤くなっていた。

    リヴァイ「お前…中学生なんだから首元、隠せよ。」

    妹の顔が赤くなって青ざめる。
    んだよ。そんなに知られたくねぇか。

    ペトラ「お…お兄ちゃんには関係ないし。」

    リヴァイ「受験生だろうが。」

    ペトラ「あっ!そうそう。そのことで話がある〜。

    志望校お兄ちゃんと同じところにしたぁ!」

    リヴァイ「は?数学評定1のくせに?」

    ペトラ「むぅ!お兄ちゃん言ったじゃん!勉強教えてくれるって!」

    リヴァイ「確かに行ったが
    数学評定1のやつが偏差値75の高校に行くための勉強とは言ってねぇ。」

    ペトラ「げ!あそこ75もあるの?
    50くらいだと…」

    リヴァイ「馬鹿が。」

    ペトラ「でも大丈夫。
    お兄ちゃんは誰よりも賢くて優しいから。きっと大丈夫。」

    リヴァイ「歳上の優しい彼氏に勉強教われよ。」

    ペトラ「…。


    お兄ちゃんは彼女つくんないの?」

    リヴァイ「いらねぇよ。」

    ペトラ「ふーん。お兄ちゃん、イケメンなのにね。勿体無い。」

    嘘だ。
    本当はお前が欲しい。

    だけどこの感情は許されない。
    だからこの愛をいつか別の愛に変えるまでずっと笑っててくれ。
  9. 9 : : 2014/03/20(木) 22:08:32


    私のお兄ちゃんはイケメンだ。
    前に1度だけ私の迎えに中学に来たことがある。
    すると周りの女の子はキャーキャー言って連絡先を教えてって言ってきた。

    今まで散々無視してきたくせに。
    お兄ちゃんパワーは凄い。

    そんなお兄ちゃん。何故かずっと彼女がいない。
    自分の生活でも大変なのに私の生活まで抱えているのだから恋愛なんてしてる暇ないのかな。
    でもそのままであってほしかったりする。

    今日志望校調査があった。
    迷わずお兄ちゃんの高校を書いたけど
    先生に笑われてしまった。お兄ちゃんには馬鹿にされた。

    彼氏に教われよって言われた。
    本当は彼氏なんていないのに。
  10. 10 : : 2014/03/20(木) 22:16:50
    馬鹿にされたのが悔しいから!を口実に猛勉強を始めた。

    本当は同じ高校に行きたいだけ。
    だから次の定期テストで満点とって
    正々堂々お兄ちゃんに勉強を教わろう。
  11. 11 : : 2014/03/20(木) 22:21:05
    期待‼︎‼︎‼︎
    まじで期待‼︎‼︎‼︎
  12. 12 : : 2014/03/20(木) 22:23:22
    >>11
    ニヤケルー(._.)です。笑
    そろそろ忘れられてしまったのかなってかなしんでたので嬉しいです!
  13. 13 : : 2014/03/20(木) 23:02:39

    毎日を懸命に生きると定期テストはすぐ終わってしまった。

    返却されたテストは輝かしく思えた。

    ペトラ「や…やった、!!」

    嬉しくていつもは買わないケーキなんて買っちゃって家に帰った。

    ペトラ「お兄ちゃん!!見て!!」

    リヴァイ「ん?

    …。満点…。しかも全教科。」

    ペトラ「うんっ!!!これでお兄ちゃん勉強教えてくれるよね??!」

    リヴァイ「お前…まさか。」

    ペトラ「うん!これでお兄ちゃんと同じ高校志望校にしても笑わない?」

    リヴァイ「ああ。よく頑張ったな。」
  14. 14 : : 2014/03/21(金) 01:49:26
    期待
  15. 15 : : 2014/03/21(金) 17:02:04
    >>14
    ありがとうございます!
  16. 16 : : 2014/03/21(金) 17:05:50

    どこまでも残酷な妹だ。
    忘れようとすればまたこうやって歩み寄ってくる。

    それから受験シーズンまですぐだった。
    妹は当時の俺と同じくらいの学力になり
    余裕で合格した。

    ペトラ「やったぁ!お兄ちゃん!」

    大きく笑うあの笑顔が忘れられない。

    クラスのやつが妹を可愛いと言っていた。
    またこの感情を抑えなければならない。

    一緒にいれるはずのこの時間は地獄でしかないというのに。
  17. 17 : : 2014/03/21(金) 17:12:58

    ペトラ「はぁ。受かった受かった!!」

    ペトラ「でも…」

    カバンにそっとしまっておいた紙を手に取る。

    ペトラ「卒業パーティー。保護者と入場…」

    いつもこうだ。
    保護者関係のイベントは私達だけ欠席。
    他の保護者には白い目で見られた。

    ましてや卒業式の一番盛り上がるこのシーンを一人で歩くなんて。

    気が滅入る。

    ペトラ「仕方ないなぁ…
    んーハンジさんに頼もうか…でもさすがに図々しいかな…。」

    リヴァイ「ん?どうした。」

    ペトラ「え?あ?ううん!!」

    …言えない。
    保護者がいないから卒業パーティーが一人だなんて。お兄ちゃんはいつも大変そうなのに。

    リヴァイ「言え。」

    お兄ちゃんはもうわかって聞いてるんだろうな…。きっと。

    ペトラ「卒業パーティー…
    保護者と入場なんだって。私一人なの。」

    リヴァイ「何故だ?


    俺がいるだろう?お前のためなら何にでも出てやる。」

    ああ。なんてズルいお兄ちゃんなんだ。
    カッコ良い。

    それは憎いほどに。
  18. 18 : : 2014/03/21(金) 22:48:56
    後日先生に卒業パーティーは兄と主席すると伝えた。
    嫌な顔をされたけど別にいい。
    私の自慢の…

    ペトラ「お兄ちゃん…なんだから。」

    いつまでお兄ちゃんは私のお兄ちゃんなんだろう。


    ペトラ「ただいまー。」

    リヴァイ「ああ。おかえり。」

    リヴァイ「そういえば卒業パーティーってスーツなのか?」

    ペトラ「うん!女の子は少しオシャレして!私は制服でいいけど…」

    リヴァイ「馬鹿か。
    見に行くぞ。


    最高の一日にしてやる。」

    ペトラ「え…。

    うん!!!!!!」
  19. 19 : : 2014/03/22(土) 22:42:55

    ペトラ「お兄ちゃんー!
    この黒のワンピと白のワンピ。どっちがいいー?」

    リヴァイ「白だ。
    第一なんだこの黒は。丈が短過ぎる。却下だ。」

    ペトラ「はははっ!!
    お兄ちゃんうける!」

    リヴァイ「なぜ笑う。」

    ペトラ「だって彼氏みたいじゃない!」


    "彼氏みたいじゃない"

    現実になり得ない言葉に悲しさを覚えた。
  20. 20 : : 2014/03/24(月) 16:47:53
    すごいです!
      &
     期待!
  21. 21 : : 2014/03/24(月) 23:46:29

    リヴァイ「なぁ、ペトラ。」

    ペトラ「ん?」

    リヴァイ「長かったな。ここまで。
    お前も卒業だもんな。」

    ペトラ「そうだね。
    高校同じだね。」











    お兄ちゃんの様子がおかしかったことなんてすぐわかった。
    お兄ちゃんはたまに凄い辛そうな顔をしてる。
    その瞳の奥に何を抱えているの?
    もう辛そうなお兄ちゃんを見るのは嫌だよ。
  22. 22 : : 2014/03/24(月) 23:46:48
    >>20
    ありがとうですっ!
  23. 23 : : 2014/03/25(火) 00:04:51

    「ねぇーペトラぁ。
    あんたの家、親いないのに卒業パーティーどーするのぉ?」

    ペトラ「兄が来るから。」

    「へぇー。ペトラのお兄さん?うわー。
    どーせあんたと同じで貧相な顔してるんだろぉねぇ。」

    リヴァイ「まぁ確かに貧相だな。」

    「え?」

    ペトラ「お兄ちゃん!!」

    リヴァイ「すまない。遅かったか?」

    ペトラ「ううん!!!」

    「え、ペトラのお兄ちゃん??え?」

    リヴァイ「ペトラ。こんな人のこと悪く言うような女にはなるなよ。」

    お兄ちゃんはそう言うと私の手をとってくれた。
    お兄ちゃんは誰よりもかっこよかった。
    みんなお兄ちゃんを見ていた。
    そんなお兄ちゃんの隣を歩いた。
    踊った。

    お兄ちゃん…

    ううん。リヴァイ。

    ありがとう。

    涙が止まらない。

    そんな夜だった。

    ペトラ「なんでお兄ちゃんなの…。」

    ねぇ…泣いてるよ。私泣いてる。

    なのになんで抱きしめてくれないの?

  24. 24 : : 2014/03/25(火) 00:38:22
    大期待!(*´∀`*)
  25. 25 : : 2014/03/25(火) 14:01:03
    さいっっっっっっっっっっっこーーーーーです!!
    期待です
  26. 26 : : 2014/03/25(火) 22:42:57
    ほわぁっ!切ない〜っ//
    ロマンチック〜// 続きが楽しみです❤
  27. 27 : : 2014/03/25(火) 22:48:03
    最高すぎる

    期待
  28. 28 : : 2014/03/26(水) 01:06:37
    >>24>>25>>26>>27

    コメント嬉しいです(^ν^)!
    頑張っちゃいます!(単純)
  29. 29 : : 2014/03/26(水) 01:20:14



    今まで友達がいなかった私の高校生活は
    人だかりで始まった。

    理由はお兄ちゃん。
    お兄ちゃんの妹だからという理由で
    周りにはいつも女の子がいた。

    「ねぇねぇ!リヴァイくんって彼女いるの?てか中学の時もやっぱりモテモテ?」

    ペトラ「今はいないみたいだよ。
    中学は違う中学だったからわかんない。」

    毎日こんなやり取りをしている。
    名前も知らない子にお兄ちゃんの事ばかり聞かれる。

    気だるい。

    次第にストレスが溜まり屋上へ逃げるようになった。

    ペトラ「はぁ…。」

    「ため息つくのは例のイケメン兄貴のせい?」

    ペトラ「え?誰?!?」

    「上。」

    ペトラ「あ!ああ。どうも。」

    はしごの上を見上げるとクールな顔立ちの女の子がこちらを見ていた。

    「大変だね。イケメンの妹って。」

    その女の子はハハっと笑った。

    ペトラ「そうですね…。まともに友達出来ないし。」

    「ふーん。それでここ来るんだ。
    あ、私ナナバ同じ1年ね。よろしく。」

    ペトラ「え!!同じ1年?!大人っぽい…。ナナバちゃん…。よろしく。」

    ナナバ「ま、何かあったら聞くからさ!おいでよ。」

    ペトラ「うんって
    ナナバちゃんは授業出ないの?」

    ナナバ「んー?ここの授業思った以上に簡単だったし別にいいかって。」

    ペトラ「進学校なのに…。」

    ペトラ「あーでもお兄ちゃんも勉強してないか。」

    ナナバ「そうそう。頭の良い奴はとことん良いから。」

    ペトラ「ふふっ。羨ましい!

    あ、授業始まっちゃう!またね!」

    ナナバ「んー。」

    ナナバちゃんか…
    良い友達になれるかな…。


  30. 30 : : 2014/03/26(水) 04:00:43
    期待!
    主がんば!
  31. 31 : : 2014/03/26(水) 11:01:08
    ナナバ登場したから、モブリット、エルヴィン、ミケも登場するのかな?
    きたいです
  32. 32 : : 2014/03/26(水) 11:59:48
    >>30主、ホストの方もがんばるお!!


    >>31うわーどーしましょ(^ν^)
    エルヴィンってどこの立場で出てくるんやろwwww
    生徒会長wwww
  33. 33 : : 2014/03/26(水) 12:32:58
    進撃中参考にしたら教師かな?www
  34. 34 : : 2014/03/27(木) 10:19:34
    >>33うっす!了解っすっ!
  35. 35 : : 2014/03/27(木) 10:55:25
    期待でっす!
  36. 36 : : 2014/03/27(木) 11:22:59
    期待◟꒰◍´Д‵◍꒱◞
  37. 37 : : 2014/03/27(木) 21:50:55
    >>35>>36
    あざっす!!(^ν^)

    夜更新しますっ!
  38. 38 : : 2014/03/27(木) 22:22:07
    期待
  39. 39 : : 2014/03/27(木) 22:34:24
    ナナバさんの立ち位置がかっこよすぎですね…!笑
    現パロは個人的にあまり好まないのですが、このお話は素晴らしいです(o'ω')ノ
    楽しみにしております!
  40. 40 : : 2014/03/27(木) 22:57:52
    文章上手いね
    期待
  41. 41 : : 2014/03/28(金) 11:55:48
    KI☆TA☆I
  42. 42 : : 2014/03/28(金) 14:47:25
    期待!
  43. 43 : : 2014/03/28(金) 15:02:53
    期待!
  44. 44 : : 2014/03/29(土) 07:15:13

    春になってから休み時間はいつも窓の外を見るようになった。

    リヴァイ「…。」

    昼時、彼女は外のテラスで1人ほそぼそと昼食をとっている。

    1人なのは俺のせいなのかもしれないな。
    そう思うと俺は何のためにここにいるのかわからなくなる。

    今俺はあいつが欲しい。と願う。
    だけど本当は知っている。

    この感情はいづれ消えると。
    手に入れてしまえばそれはただの空虚となる。
    そうすれば今よりもっと深い苦しみに襲われるだろう。

    それは俺だけじゃない。
    あいつも同じだ。

    今からでもあの場所へ行って
    2人で笑い合うことも出来る。

    リヴァイ「なんだかな…意気地なしってやつか。」

  45. 45 : : 2014/03/29(土) 07:21:41
    ナナバがカッコいい!
    期待!
  46. 46 : : 2014/03/29(土) 07:27:28
    >>38>>38>>40>>41>>42>>43>>45

    主は猛烈に感動している…(°_°)
    ありがとうございますっ!
  47. 47 : : 2014/03/29(土) 07:47:37

    リヴァイ「…。そういえば呼び出しかかってたな。」

    人が少ない廊下を使って下まで降りる。
    途中、昼間なのに暗い廊下があってそこはいつも人がいないから気に入ってたりもする。

    リヴァイ「相変わらずだな。ここは。」

    そう思っていた矢先に何かが腕に触れた。

    「ん?人。」

    リヴァイ「あ?」

    ここで初めてぶつかったのが人だと理解。

    リヴァイ「すまない。前を見ていなかった。」

    「あれ?あんたリヴァイ?」

    リヴァイ「誰だ。」

    ナナバ「ペトラの友達。」

    リヴァイ「そうか。あいつにも友達いたんだな。」

    ナナバ「私くらいだけどね。
    イケメン兄貴のせいで大変そうだよ。」

    リヴァイ「学校であいつには迷惑しかかけてねぇな。」

    ナナバ「そう思うなら守ってあげなよ。」

    唐突に言われた図星の言葉。

    彼女は続けて言った。

    ナナバ「あんた男だろ?なんか初対面だけどわかる。ずっとウジウジ悩んでんだね。ペトラと一緒で。人間いつかはあの世行きだ。
    泣くことは減らした方がいい。

    だからあんたがペトラを守ってやるべきだ。」

    リヴァイ「……。」

    ナナバ「ま、私はそろそろ行くよ。
    この場所はひと気がないから気に入ってたのに…。屋上に逆戻りだ。」

    リヴァイ「授業始まるぞ。」

    ナナバ「受けなくても学年上位〜。」

    そいつはヒラヒラと手を振りながら去って行った。

  48. 48 : : 2014/03/31(月) 20:01:15


    リヴァイ「失礼します。」

    エルヴィン「来たね。
    この前頼まれていた資料が届いたんだ。」

    リヴァイ「ありがとうございます。」

    エルヴィン「目を通してみた。
    リヴァイの学力なら問題ないだろう。」

    リヴァイ「はは。そりゃどうも。」

    エルヴィン「お金は大丈夫なのか?」

    リヴァイ「デザイナーって当たると儲かる仕事ですよ。先生。」

    エルヴィン「ならいいが。」




    先生に頼んでいたのは海外の大学の資料。
    別に海外に憧れているわけではない。
    ただあいつと離れたいだけだ。
    これ以上一緒にいたらいづれ結婚するのをただ見守るだけになる。そんなのはゴメンだ。
    あいつのアドレスを聞いてきた男どもに手を出すな。と言う権利すらない。
    忘れたい。何もかも。そう思った。
    一緒に過ごす時間が増えれば増えるほど
    この気持ちは大きくなって行った。




    ペトラ「お兄ちゃん!!」

    リヴァイ「!ああ。ペトラ…。」

    ペトラ「ん?何持ってるの?みーせてっ!」

    リヴァイ「おい!!!」

    ペトラは俺の腕から資料を奪った。

    ペトラ「……

    海外…?行くの?お兄ちゃん。」

    最悪だ。こんなタイミングでバレるなんて。

    リヴァイ「いいや。友人のだ。」

    ペトラ「うそ!封筒の宛名、お兄ちゃんの名前だもん!」

    リヴァイ「説明する。」

    ペトラ「いい!!」

    そう言うとペトラは走り去ってしまった。

  49. 49 : : 2014/03/31(月) 20:32:21
    期待(*´∀`*)
  50. 50 : : 2014/04/01(火) 18:58:56
    期待!!!!!!!!!
  51. 51 : : 2014/04/04(金) 13:59:18

    お兄ちゃんを無視して無我夢中で屋上へ行った。

    大切な人が離れていく。
    こんな感情はもう懲り懲りだ。

    遠ざかっていく背中を想像できた。
    私には追いつけないほどに凛々しい。

    走っても走っても追いつけない。
    いつもそうだ。
    私の悩みなんてお兄ちゃんはとうの昔に解決してて、というかそもそも悩んで無くて
    私が落ち込んでても前を向いてて自分が劣等してるようにも思えた。

    いつも1人で決めて離れてしまう。

    どうして。
    私がそばにいるのはそんなに難しいことなのかな。

    いつも努力したってお兄ちゃんには敵わない。

    ペトラ「精一杯なのにな…」

    ナナバ「また来たのか〜。」

    ペトラ「あ…ナナバちゃん…」

    ナナバ「なに?あのぶっきらぼう兄貴関係?」

    ペトラ「ぶっきらぼうって」

    ナナバ「さっき廊下で会ったんだよ。
    何悩んでるか知らないけどさ
    大丈夫。あの兄貴も同じようなこと考えてるよ。」

    ペトラ「そうかな。
    私には遠い存在に見えるよ。」

    ナナバ「同じ人間じゃん。
    ただちょっと歳上ってだけだし
    人にあって自分にないもの欲したりするじゃん。そんなもんだって。」

    ペトラ「その欲する形がいびつでも?」

    ナナバ「んーオススメはしないけど
    いいんじゃない?」









    きっとナナバちゃんは全部わかってあのアドバイスなんだろうな。
    彼女は不思議と私に勇気をくれる。

    覚悟は決まった。
  52. 52 : : 2014/04/05(土) 14:41:21

    リヴァイ「ペトラ、帰ってるか?(拗ねてんだろうな。)」

    ペトラ「おかえりぃー!!」

    リヴァイ「えっ…あ…」

    ペトラ「なに?どうしたの?
    それより!今日はリヴァイの大好きなオムライスだよ!」

    リヴァイ「リヴァイ?!(酔ってんのか)」

    ペトラ「早く服着替えてこっちきて?」

    リヴァイ「お前酔ってんのか?」

    ペトラ「酔ってないよ。バカ。
    大好きな人との夜ご飯だよ?」

    リヴァイ「……」

    ペトラ「ね?」
  53. 53 : : 2014/04/07(月) 23:07:00
    うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!やべぇぇ!めっちゃいい!Mr.Mrs.Ms.Miss. さん頑張ってください!期待です!
  54. 54 : : 2014/04/19(土) 12:37:13
    どうせでもペトラはおかしかった。

    次の言葉を聞いたとき、全てが壊れた。

    ペトラ「わからない。何故なのか。
    それでも好きよ。」

    もうどうなってもいいと思った。
    だけどこれ以上手を伸ばすことはできない。

    リヴァイ「やめろ。」
  55. 55 : : 2014/04/22(火) 16:15:44
    …>_<…
  56. 56 : : 2014/04/23(水) 23:25:51
    とてもおもしろいです!!!!!!
    いっ引退!?!?
    とっても期待です!!!!!
  57. 57 : : 2014/04/26(土) 15:27:27
    あ、モモちゃん。
    期待です!
  58. 58 : : 2014/06/23(月) 00:27:16
    ペトラ「知ってる?私の人生で1番孤独だった夜。

    お母さんが出て行った日じゃない。
    お兄ちゃんが……
    リ…リヴァイが…帰ってこなかった、あの夜だよ!!」


    リヴァイ「…」

    あの日は…女とホテルにいた。
    ペトラへの想いが抑えきれずに誘ってきた女と適当に行っただけだ。

    次の日の朝、帰ってきた時に顔を合わせたペトラは目をパンパンにしていた。

    リヴァイ「すまない。」

    ペトラ「なんで私達は…兄妹なのかな。
    辛い。辛いよ。」

    ペトラは床に膝をついて泣き出した。
    久しぶりに涙を見た気がする。

    抱きしめずにはいられなかった。

    リヴァイ「ごめんな。ごめんな。」

    抱きしめた身体はあまりに細く折れてしまいそうだった。

    その日の夜ご飯は酸っぱかった。

    ペトラ「ねぇ、お兄ちゃん。
    今度海をみにいこうよ。」

    リヴァイ「海?」

    ペトラ「うん。綺麗なものがみたいの。
    私、バイト代結構貯めてるし。」


    リヴァイ「そうか…」

    ペトラ「ご……ごめん!!あり得ないよね!ごめん!」

    リヴァイ「…こうか。

    行こうか。海みに。」

    ペトラ「!!!!!
    い…いいの?」

    リヴァイ「ああ。ただバイト代は貯めておけ。いつ何があるかわからないからな。
    夏休みになったら行こうか。
    7/15〜18、開けておけよ。」

    ペトラ「3日間…。
    どこ聞くの?」

    リヴァイ「内緒。」




  59. 59 : : 2014/06/23(月) 00:39:39
    お久し振りです!
    引退しないでください~
    期待です(*´▽`*)
  60. 60 : : 2014/06/24(火) 23:29:39
    ありがとうございます!
    スロースペースですが再開します!

  61. 61 : : 2014/06/24(火) 23:29:49
    翌朝
    学校が終わったあと旅行店へ足を運んだ。

    リヴァイ「あった…」

    「オーストラリアですか?」

    リヴァイ「はい。以前住んでいた街に大切な人と行こうかな。と」

    「でしたらこちらは大人数用のパンフレットになりますので、お二人様ようは…こちらです!」

    リヴァイ「そうでしたか。ありがとうございます。」

    後日もう一度店に来る約束を取り付けてその場を後にした。

    リヴァイ「お二人様…か。」

    向こうに行けば誰も俺たちを知らない。
    言葉もなにもかもが自由な世界が待っている。

    リヴァイ「…楽しみ…だな。」

    最初で最後のプレゼントだ。ペトラ。

    お前には笑って生きていて欲しい。

    俺がいない世界で。

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