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エレアニ 死ぬことが怖いんじゃない…

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  1. 1 : : 2014/01/30(木) 18:40:54
    ちょっとした作品かな…
    あまり面白くないと思いますけど…
    暖かく見守ってください
  2. 2 : : 2014/01/30(木) 18:48:23
    なぁ…アニ…出てきてくれよ

    アニ…俺はお前をさ…嫌ってないからさ

    今もちゃんと仲間って思ってる

    だからさ


    エレン「アニ!!頼む…お前に会いたい…」



    結晶は少しずつ割れていき

    中から眠り姫が

    現れた…



    アニ「…ごめん…」



    とんでもないことをした

    使命のために…人を殺した

    人を…


    エレン「良かった…アニ」

    アニ「何が…良かったのさ…」

    エレン「お前に…会えた…」

    アニ「私は…あんたの仲間を殺した…」

    アニ「反逆者だよ…あんたの嫌いな…」



    巨人だよ…



    エレン「関係ねぇよ…」

    アニ「嘘言わないで…殺して…よ」

    エレン「殺さねえよ…」

    アニ「なんでさ…なんで…」

    エレン「俺は…さ…」

    兵士「貴様!」

    エレン「チッ!逃げるぞアニ!!」

    アニ「なんでさ!?」

    エレン「早くしろ!」

    アニ「わかった…よ」



    なんで…こいつは…

    私の味方をする…私は…あんたの…

    敵なのにさ…
  3. 4 : : 2014/01/30(木) 18:59:50
    エレン「ここなら…大丈夫だな!」

    アニ「なんでさ!!」

    エレン「は!?」

    アニ「なんで…私を助ける!?」

    アニ「私は…あんたの…敵なんだ!!」

    エレン「アニ…」

    アニ「ここまでくれば一人で逃げれる」

    アニ「あんたを…エレン…を殺して…」

    エレン「…嘘が…下手なのは」



    相変わらずだな…



    アニ「は?」

    エレン「泣きながら…言ってるからな」

    アニ「これは…」

    エレン「アニ」ギュッ

    アニ「なに抱き締めて…」

    エレン「俺は…お前がさ…巨人で戦ったろ?」

    アニ「…」

    エレン「その時な…懐かしくてな…お前と…」



    訓練してた…あの頃を…思い出した




    アニ「あ…」ポロ


    私も…使命と言って…たけど

    懐かしかった…あの頃を…思い出した…




    エレン「アニ…俺が絶対に…助けてやる」

    エレン「一緒にいてやる!」

    アニ「あんたも…殺される…かもしれない」

    エレン「お前のためなら…死ねるよ」

    アニ「それ…勘違い…してないよね?」

    エレン「このさい…はっきり言う」



    お前を1人の女として愛してる…

    付き合ってくれ




    アニ「こんな…時にさ…」ポロポロ

    アニ「あんたは…何を言ってるのさ…」ポロポロ

    エレン「俺の…気持ちだ…返事は…」

    アニ「言えるわけ…ないでしょ」ポロ

    アニ「殺されて…結局…結局さ…」ポロ

    エレン「なら…助けてやる…その後でいい!」





    約束は…できないよ…

    ここから逃げるなんてさ…絶望だよ…

    逃げれる可能性なんてさ…ないよ…
  4. 6 : : 2014/01/30(木) 19:15:49
    エレン「ここまで…くれば…」

    アニ「エレン…ミカサや…アルミンは…」

    エレン「きっと…俺を…敵だと見るだろうな…特にアルミンは…」

    アニ「ごめん…本当に…本当に…」

    エレン「アニが優しいってのは知ってたよ」

    アニ「は?」

    エレン「そーやって謝るんだもんな!」

    エレン「やっぱり可愛いな」ナデナデ

    アニ「こんな時にさ…なにさ…」

    エレン「いいだろ?」

    アニ「よく…わからない気持ちだよ」

    エレン「大丈夫だ…安心しろ」

    アニ「できるわけ…ないよ」




    できるわけ…がない…

    絶望の中になぜ…出てきてしまった

    なんで…こいつの声を…聞きたくて…



    エレン「アニ?」

    アニ「なに…」

    エレン「これやるよ」

    アニ「なにこれ?」

    エレン「お守りだ…」

    アニ「可愛い…ね…」

    エレン「あぁ!」





    何とか…逃げ切る…それしか

    考えてない…最悪は…アニだけでも

    ライナーとベルトルトは

    俺らの味方をしてくれるはずだ…

    絶対に…アニを助けにくる…

    それまで耐えれれば…それでいい
  5. 7 : : 2014/01/30(木) 19:23:30
    ライナー「ベルトルト!」

    ベルトルト「何か…あるね…」

    ライナー「アニを助けるぞ!」

    ベルトルト「当たり前だよ!チャンスだよ」

    ライナー「あぁ!アニを救えて…戦士としての」

    ベルトルト「使命もはたせる…」

    ライナー「エレンが…」

    ベルトルト「エレンが?」

    エレン「何かを…したのかもな」

    ベルトルト「とりあえず…向かおう…」

    ライナー「あぁ!」




    アニを救えて使命を果たす

    使命を果たす…それよりも…アニを

    助けたい…その方が大きい…

    仲間だ…あいつは…



    アルミン「本当なんですか!?」

    ハンジ「残念だけど…本当だよ」

    ミカサ「あり得ません!」

    リヴァイ「落ち着け…そして受け入れろ」

    ミカサ「そんな…」

    アルミン「エレン…」

    ジャン「チッ…」

    クリスタ「ユミル…」

    アルミン(何か…ないか…このままじゃ…)

    エルヴィン「あの二人を…殺すことになってる」

    ミカサ「え…」

    アルミン「くっ…」

    リヴァイ「チッ…あの野郎…」
  6. 11 : : 2014/01/30(木) 19:30:41
    アニ「エレン…ごめん」

    エレン「何回言ってるんだよ」

    アニ「私の…味方をしたら…あんたも」

    エレン「あのな…死ぬことが怖いんじゃない…」



    お前に…会えないのが…会えなくなることが

    俺は…怖い…



    アニ「あんたさ…少し…女心…」

    エレン「わかってきたか?」

    アニ「そう…かもね…」

    エレン「はは!誉めてくれるなんてな」

    アニ「うるさい」ゲシ

    エレン「痛い!でも…」

    アニ「なに?」

    エレン「これ…久しぶりだな!」




    そうだね…訓練兵の時は…毎日…

    私に…蹴られて…地面に…

    それでも…頑張る…あんたの姿に

    自分の無いものを重ねて…見てた…

    尊敬してた…
  7. 16 : : 2014/01/30(木) 19:38:13
    兵士「動くな!!」

    アニ「あ!」

    エレン「チッ!」

    兵士「死ね!反逆者!」

    エレン「アニは…仲間だ!!」

    アニ「仲間…なの…」

    エレン「ほら!逃げるぞ!!」

    アニ「うん…」

    兵士「こっちだ!逃がすな!!」




    仲間…私を本気で…

    そう思ってるのかい

    あの時…私を見る皆の目

    あの時…私に叫ぶ声は

    怖かった…




    エレン「アニは!俺が守ってやる!」

    アニ「エレン…」

    エレン「そーいや…」

    アニ「なに?」

    エレン「名前で…呼んでくれたな」

    アニ「こんな時に…なに言って…」




    エレン…無意識だね

    そうやって呼んだのは…無意識に

    名前で…

    呼んでた…エレン…
  8. 17 : : 2014/01/30(木) 19:47:29
    アルミン「ミカサ…」

    ミカサ「なに…」

    アルミン「皆を…呼んできて…」

    ジャン「もーいるよ」

    サシャ「そうですよ!」

    クリスタ「うん!」

    ミカサ「皆…」

    アルミン「大事な…話をするよ…」

    ミカサ「…」ポロ

    ジャン「…」

    コニー「わかった…」

    アルミン「僕は!」








    ミカサ「そうしよう!」

    ジャン「まったくよ…仕方ねえ…」

    クリスタ「そうだね…」

    サシャ「賛成でーーす!!」

    コニー「おうよ!」

    アルミン「いいの?」

    ミカサ「当たり前」

    ジャン「けっ」

    クリスタ「ユミルがいたら…ユミルもここにいる」

    サシャ「さぁ!!準備ですよ!」

    コニー「おう!!!」

    アルミン「ありがとう!皆!」

    リヴァイ「…」




    エレンよ…

    いい仲間を…もったな…

    俺の仲間を…殺したのは…まぎれもない

    お前の守ると決めた…女

    チッ…すまねえ…ペトラ達…

    糞生意気な…糞野郎どもの…ために…

    俺は…
  9. 19 : : 2014/01/30(木) 19:54:59
    アニ「エレン…ごめん…足が…」

    エレン「な!ごめん!大丈夫か!?」

    アニ「回復…する力が…弱ってるんだ…」

    エレン「足だせ!」

    アニ「え?」

    エレン「血が出てるな…気づけなくて…悪い」

    アニ「いいさ…」

    エレン「とりあえず…応急措置だ」

    アニ「…ありがとう…」

    エレン「あぁ…」




    アニ…久しぶりに

    声を聞いたな…少し…お前らしく

    ないな

    けどさ…ここを出たら

    また…いや…違うな…

    本当のお前で…俺と…話してくれる

    そう信じてる…

    これは…死ねないな…生きて生きて

    生き抜いてやる…

    お前の味方で…いてやる

    人類全てを敵にまわしても…
  10. 20 : : 2014/01/30(木) 20:05:16
    ハンジ「リヴァイ…何かいつもと違うね」

    リヴァイ「…」

    ハンジ「期待…してるよ…人類最強」

    リヴァイ「その名で呼ぶな…」

    ハンジ「…」

    リヴァイ「俺は…エレンに言った…わからないと…」

    ハンジ「それで?」

    リヴァイ「これが…あいつの選んだ道だ」

    リヴァイ「俺は…俺だ」

    ハンジ「安心したよ…まさか…」

    ハンジ「反逆者の肩をもつかもしれない」

    リヴァイ「…」

    ハンジ「そう思ってたからさ…」

    リヴァイ「ふん…」



    ハンジ…お前は…

    本当に…恐ろしい…糞眼鏡だ…
  11. 22 : : 2014/01/30(木) 20:16:23
    エレン「大丈夫か?」

    アニ「スピード…落ちたね…ごめん」

    エレン「謝るな…俺は…強気なお前が好きだ」

    アニ「そうかい…」

    エレン「まあ…どんなお前でも…」

    アニ「なにさ?」

    エレン「なんもねえ!!」



    好きだ…

    どんなお前でも…好きでいる

    そんな自信がある…

    オルオさん…ペトラさん…皆…ごめんなさい

    俺は…兵士として…

    より…男として…こいつを…

    アニを…



    アニ「はぁ…はぁ…」

    エレン「大丈夫か!?」

    アニ「はぁ…なんとかね…はぁ…はぁ」

    エレン「のれ!」

    アニ「は!?」

    エレン「少しでも早く出るぞ!」

    アニ「でも…」

    エレン「勘違いするな!俺は…早くお前の返事をききたいんだ!」

    アニ「あんたねぇ」

    エレン「ユミルみたい…か?」

    アニ「ユミルならもっと嫌味っぽく言うね」

    エレン「そうだな!」

    アニ「ふふ」

    エレン「やっと笑ったな!」

    アニ「あ…」



    笑った…ね

    こんな状況なのに…なんで…だろうね…
  12. 23 : : 2014/01/30(木) 20:29:01
    ユミル「おい…」

    ライナー「ユミル」

    ベルトルト「…」

    ユミル「先に私が行ってやる…」

    ライナー「なぜだ?」

    ユミル「エレンが座標で…壁の中にも…希望はある…かもな…」

    ベルトルト「…」

    ユミル「それでも…私は…クリスタと」

    ベルトルト「お願いする…」

    ライナー「あぁ…」

    ユミル「いつでも…逃げれる準備してな!!」

    ライナー「まさかな」

    ベルトルト「ユミルがまた…手伝って…くれるなんてね…」
  13. 24 : : 2014/01/30(木) 20:43:26
    エレン「夜に…なっちまったな…」

    アニ「そうだね…」

    エレン「大丈夫か?」

    アニ「少し…怖い」

    エレン「アニ」ギュッ

    アニ「私は…まだ返事をしてないけど?」

    エレン「わかってる…ただ…」

    アニ「…」

    エレン「落ち着くだろ?」

    アニ「さあね…」




    落ち着くね…

    本当に…落ち着くよ…

    エレン…あんたも…震えてるよ…

    ごめんね…本当に…さ…



    アニ「エレン」ギュッ

    エレン「アニ?」

    アニ「落ち着くんだろ?」

    エレン「何かよ…ドキドキする」

    アニ「うるさい」

    エレン「悪い」



    私が勝手に

    してるんだ…文句は言わせないよ…

    けど…ありがとう…
  14. 25 : : 2014/01/30(木) 21:11:43
    アニ「エレン…本当にさ」

    エレン「大丈夫だよ…俺は後悔してない」

    アニ「そう…」

    エレン「寒くないか?」

    アニ「あんたが抱き締めてるからね…」

    エレン「あ、悪い!!」

    アニ「ふふ…」

    エレン「な!なんだよ?」

    アニ「こんな状況…だけど…」

    アニ「子供の頃の…かくれんぼに…」ポロ

    エレン「また…やれるから…かくれんぼ」

    アニ「この歳で…やるのかい」ポロポロ

    エレン「俺らは…まだガキだよ…」

    アニ「ライナーとベルトルトは?」

    エレン「大丈夫だ…生きてる…」

    アニ「捕まってるの!?」

    エレン「違うよ…外にいる…壁のな…」

    アニ「そう…良かった」

    エレン「おう…」




    少しだけ

    悔しいな…ライナーとベルトルト

    仕方ねえ…のはわかる…お前の

    友達だもんな…

    ミカサ…アルミン…ごめんな…

    本当に…ごめんな…

    俺は…アニが…好きなんだ…
  15. 26 : : 2014/01/30(木) 21:32:27
    エルヴィン「どうだ?」

    ハンジ「なかなか見つかりませんねー」

    リヴァイ「…」

    アルミン「ミカサ…」

    ミカサ「わかってる」

    ジャン(ちくしょう…わかってる…やるしかねえ)

    クリスタ「頑張ろう…」

    ミカサ「エレン…どこにいる…アニも…」




    エレン…あなたは…家族

    家族の意思は…私の…でも…

    アニ…私は…諦めない…

    アルミンの作戦が…上手くいけば

    全てが上手く…いくわけではない

    リスクは…かなり大きい

    けれど…あなたの言葉を私は…

    覚えている…




    戦わなければ…勝てない…
  16. 27 : : 2014/01/30(木) 21:38:59
    エレン「アニ…」

    アニ「なに?」

    エレン「あのさ…俺は…」

    アニ「うん」

    エレン「本気で…さ…」

    アニ「あんたのさ…ひたすら…」

    アニ「頑張る姿には…尊敬してた…」

    エレン「ありがとう…」

    アニ「けど…わからない…自分の気持ちが…」

    エレン「それってさ…」

    アニ「うん」

    エレン「フラれたわけじゃ…ねえよな?」

    アニ「そう…なるね…」

    エレン「ならいい!」

    アニ「そうかい…」




    何年でも…何十年でも…待ってやる

    アニ…お前への気持ちは…そんなんじゃ…

    たりねえ…諦めない…からな
  17. 28 : : 2014/01/30(木) 22:34:44
    エレン「朝か…」

    アニ「zzz」

    エレン「よっと…軽いな…」

    ユミル「色男」

    エレン「な!ユミル!」

    ユミル「こっちにきな…ライナーとベルトルトがいる」

    エレン「本当か!?」

    ユミル「信用しろ…アニは寝てるのか?」

    エレン「あぁ…」

    ユミル「好都合だ…」

    エレン「とりあえず…そこにいこう…」




    助けれる…そう思った

    アニと…すぐに…話せる…のに…

    残酷だな…この世界は…



    ライナー「アニ!」

    ベルトルト「大丈夫なの!?」

    エレン「問題ねえよ…」

    ベルトルト「良かった…良かった…」

    ハンジ「やぁ…」

    エレン「ハンジさん…」

    ハンジ「覚悟はいいよね?」

    ライナー「ツ…」

    エレン「ライナー…アニをつれて逃げろ」

    ライナー「なに?」

    エレン「少し時間を稼ぐ…」

    ライナー「お前は…」

    エレン「頃合いをみて巨人になって逃げる」

    ライナー「…」

    ベルトルト「エレン…」

    ユミル「時間はねえぞ…」

    ハンジ「私が一人だと思ったかい?」

    兵士「動くな!!」

    ユミル「チッ…糞野郎どもが」

    兵士「裏切り者!」

    エレン「くそ…」

    エレン!!!


    エレン「ミカサ!?」

    兵士「な!」

    ミカサ「助けにきた…」

    ジャン「はぁ…」

    アルミン「やぁ!エレン!」

    サシャ「アニ!ひさしぶりです!」

    クリスタ「アニ!ユミル!!」

    コニー「懐かしいな!」

    エレン「皆…どうして」

    ミカサ「家族を仲間を助けるのは…当然のこと」






    お前ら…本当に…本当に…

    最高だな!!!
  18. 29 : : 2014/01/30(木) 22:49:48
    ハンジ「本当に…仕事を増やしてくれなぁ」

    エレン「ライナー!」

    ライナー「わかってる!お前らこっちにこい!!」

    ベルトルト「アニ!!」

    エレン「頼むぞ…お前ら…」

    ミカサ「エレン!」

    エレン「先に行っててくれ!」

    ミカサ「嫌だ!」

    エレン「ミカサ…アニを皆を…頼むぞ」

    クリスタ「ミカサ!」

    ユミル「後で会える!」

    ミカサ「ツ…!」



    ライナー…頼むぞ…

    アニ…会えるよな…まだ返事を

    聞いてないからな…



    ハンジ「本当に…エレン…残念だよ」

    エレン「覚悟の上です」

    ハンジ「はぁ…攻撃体制!!!!!」

    兵士「はっ!!!」

    エレン「くそ…」

    リヴァイ「ふん!」ザン

    兵士「あ…」

    ハンジ「リヴァイ!?」

    リヴァイ「ハンジ…寝てろ」ガン

    ハンジ「ツ…」

    エレン「兵長!!?」

    兵士「裏切った…人類最強が…」

    リヴァイ「チッ…うるせえな」

    エレン「なぜ…」

    リヴァイ「エレン…俺には…わからない…」

    エレン「すみません…」

    リヴァイ「エレン…聞け」

    エレン「はい」



    リヴァイはエレンの左胸に拳を当てた



    エレン…お前は…俺の仲間だ

    俺の仲間を殺したのは…まぎれもない

    お前の惚れた女だ…

    俺は…一生許さねえ



    エレン「それでも…あなたを…敵にしても…俺は…」



    アニを守ります




    リヴァイ「ふっ…悪くない」




    エレン…お前は仲間だ…けどな

    俺は…お前を…仲間以上に…お前のことを




    弟として見てた




    エレン「リヴァイ兵長…」

    リヴァイ「行け!生きろ!」

    リヴァイ「そしていつか必ず!巨人を駆逐しろ!」

    エレン「はっ!!!」

    リヴァイ「お前が…俺の生きた証だ」

    エレン「ツ…兵長…」ポロ

    リヴァイ「泣くな…これからお前は…女を守る…ならば泣くな!」

    エレン「は…はっ!」ポロポロ

    リヴァイ「行け…」

    エレン「必ず!必ず!巨人を!!」

    リヴァイ「あぁ…」




    エレンよ…お前なら…必ず

    俺より強くなる…

    お前に…いや…お前らに賭けてやるよ

    俺の命をな…



  19. 30 : : 2014/01/30(木) 23:03:06
    エルヴィン「リヴァイ…なぜ?」

    リヴァイ「さぁな…」

    エルヴィン「リヴァイ…すまないが…」

    リヴァイ「簡単には殺られねえ…」

    兵士「くそ…」

    ハンジ「ん…リヴァイ…」

    ハンジ「リヴァイ!!」

    リヴァイ「うるせえな…糞眼鏡」

    ハンジ「なんで!?」

    リヴァイ「どいつも…こいつも…」

    エルヴィン「撃て!!!」

    兵士「はっ!!!」




    その日…人類最強は…

    兵士数人を切り殺し…最後は

    散った…




    リヴァイ「どこた…ここは…」

    ペトラ「兵長…」

    リヴァイ「ペトラ?なぜ?お前が…」

    ペトラ「ふふ…こちらの台詞ですよ」

    リヴァイ「俺は…」

    ペトラ「私たちは兵長に…人類の勝利のために…心臓を捧げた身です」

    リヴァイ「…」

    ペトラ「あなたの…リヴァイ兵長の姿を見て成長した仲間がいます」

    リヴァイ「エレン…」

    ペトラ「安心してください…皆あなたをせめません…」

    リヴァイ「いるのか?あいつらは?」

    ペトラ「はい…兵長…あなたに…会えたのは…悲しい…です…」

    リヴァイ「すまない…」

    ペトラ「でも…会いたい…気持ちも…ありました!」ポロ

    リヴァイ「そろそろ…俺もいこう…」

    ペトラ「はい…皆…います!」

    リヴァイ「ふっ…悪くない…」





    エレン…後は任した…
  20. 33 : : 2014/01/30(木) 23:43:32
    アニ「あれ…皆…」

    ベルトルト「アニ!」

    ライナー「心配かけやがって…」

    サシャ「その通りです!!」

    コニー「まったくだ!」

    ジャン「ふぁー」

    アニ「皆…なんで…ここに…」

    ミカサ「仲間を助けるのに理由はいらない」

    アニ「仲間…」ポロ

    ミカサ「アニ…私は…エレンを諦めない」

    アニ「え?…そう言えばエレンは!?」

    ベルトルト「外だよ…」

    アニ「なんで?」

    アルミン「泣いてるんだ…」

    アニ「なんでさ?」

    アルミン「リヴァイ兵長が…エレンの代わりに…」

    ミカサ「死んだと…言っていた…」

    アニ「…」

    ミカサ「行ってあげて…エレンを今…元気にできるのは…あなたしかいない…」

    ベルトルト「…」

    アニ「うん…そうだね…」

    ベルトルト「アニ…」

    ライナー「ベルトルト…気持ちは…変わらない…だろ?」

    ベルトルト「うん…」





    エレン…あんなに…大きかった…あんたが

    そんなに…泣くんだね…

    ごめんね…私のせいで…さ


    アニ「エレン」

    エレン「あ…アニ…俺は…」ポロポロ

    アニ「大丈夫だよ…」ギュッ

    エレン「俺は…俺のせいで!!」

    アニ「兵長は…何て言ってたの?」

    エレン「俺が…生きた証だって…」

    アニ「なら…やることは1つしかないよ」

    エレン「あぁ…わかってる…わかってる…けど」

    アニ「いいよ…泣きなよ」





    エレンは…泣いた…アニに抱き締められて

    悔しくて…自分の力の無さに

    そんな自分に…自分の命を賭けてくれた

    リヴァイ兵長…

    弟だと言ってくれた…兵長

    まだ…あの人を超えることはできない

    声をあげて泣いた


    アニ「返事をするよ…」

    エレン「アニ…」

    アニ「これからは…あんたを支えてやるよ」

    エレン「え?」

    アニ「付き合ってやるよ…」

    エレン「いいのか…」

    アニ「嬉しくないのかい?」

    エレン「意地悪なこと…言うな…俺は…」



    大好きなんだよ!お前のことが!




    ベルトルト「アニ…」

    アニ「ベルトルト?」

    ベルトルト「エレン…」

    エレン「なんだ?」

    ベルトルト「アニのこと…諦めないから」

    アニ「え?」

    ベルトルト「僕もアニのこと好きだから」

    ベルトルト「必ず…エレンから奪ってみせる」

    アニ「あ、えっと…」

    エレン「アニはやらねえ!!!」

    アニ「ちょっと!」

    ミカサ「アニ…私もエレンを奪ってみせる」

    エレン「は?」

    アニ「絶対にさせない」

    ベルトルト「僕はミカサの仲間だ」

    ミカサ「私はベルトルトの仲間」

    ライナー「やれやれ…」

    クリスタ「何か…懐かしいね!ユミル」

    ユミル「そうだな…」

    サシャ「おなかへりましたー」

    コニー「だなー」

    ジャン「俺は…ミカサを諦めねえ!!」

    アルミン「はぁ…おなか痛い…」

    アニ「エレン!」

    エレン「あ、はい!」

    アニ「ん」チュ

    エレン「アニ!?」

    ミカサ「エレン!」

    ベルトルト「アニ!!」



    アルミン「はぁ…まあ…元気に…なったね…」


    リヴァイ兵長…

    エレンは必ず…強くなります

    安心してください…

    僕達は必ず巨人をエレンと共に

    絶滅させます。



    END
  21. 34 : : 2014/01/30(木) 23:43:55
    ごたごたで終わります…すみません…
  22. 35 : : 2014/01/30(木) 23:46:27
    お疲れ様ですっ!

    続きはありますか!もしあるなら期待してます!
  23. 36 : : 2014/01/30(木) 23:49:28
    未定ですが後日談は考えてます!
  24. 37 : : 2014/01/31(金) 00:20:36
    ベルトルトのキャラがかなり崩壊してますね…すみません
  25. 38 : : 2014/01/31(金) 05:22:32
    兵長…

    おつ
    とても良かった
  26. 39 : : 2014/01/31(金) 07:46:37
    そう言ってもらえると嬉しく思います!
  27. 40 : : 2014/02/01(土) 00:44:57
    最高でした!!じかいさく期待
  28. 41 : : 2014/02/01(土) 00:54:41
    そう言ってもらえると嬉しいです!ありがとうございます!
  29. 42 : : 2014/02/01(土) 15:44:33
    素敵なSSでした。兵長が格好良かった!
    お疲れ様でした!
  30. 43 : : 2014/02/01(土) 18:48:08
    コメントありがとうございます!エレアニより
    リヴァイですよねww
  31. 44 : : 2014/03/20(木) 21:25:23
    乙です!
    すみません…
    泣けます…(T-T)
    最高でした!
    次期待です!
  32. 45 : : 2014/07/23(水) 02:42:46
    リヴァイ最高
  33. 46 : : 2015/03/12(木) 22:49:31
    リヴァイ~~~

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ani45

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