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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

この作品は執筆を終了しています。

舞園「私と苗木君のラブロマンスです!」不二咲「苗木君の誕生日編だよ」

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  1. 1 : : 2020/06/03(水) 22:37:31
    前作http://www.ssnote.net/archives/82553#top

    亀更新になるかもですがどうかお暇ならどうぞ
  2. 2 : : 2020/06/03(水) 22:56:14
    今日は二月四日、つまり苗木誠君の誕生日が明日ということ

    僕、不二咲千尋はこの希望ヶ峰学園のあちこちでぴりついた空気を感じていた

    ある臆病者(桑田君や葉隠君とか左右田君)はアンジーさんの元に向かい神に明日何事も起こらないことを祈りあるジョーカー達(江ノ島さんと狛枝君)は何かしら良からぬことを企んでいる

    そして僕は沈鬱な表情をしている日向君と最原君と一緒の顔でどんよりとした空気を濁すことに一助していた

    そんな中おもむろに日向君が口を開いた

    「悪いな不二咲……まさかこんなことになるなんて」

    「いや、僕もだよ、赤松さんとイチャラブするのに夢中になりすぎてあの時は浮き足だってたから」

    「二人とも気にしないで、どうせ二人…いや四人が何もしなくっても絶対に霧切さんと舞園さんの激突は起こっていたからさ」

    話はあの舞園さんと苗木君がついに一線を越えたスキー旅行の最終日の昼まで遡る、と言っても何があったかなんてほんの二文で終わる
    ズバリ、バカップル二組が霧切さん、舞園さんがすぐ傍でスタンバってるのに気づかず苗木君の前でイチャラブ、そしてそれを見て舞園さんと霧切さんが遂に明確に苗木君を除く僕達全員の前で宣戦布告だ

    因みにその宣戦布告の文言はこう

    「苗木君の誕生日に彼を全力を持って射止める!!何があっても恨まないでね!!」

    希望ヶ峰学園始まって以来の化け物兼才媛2人が本当の全力を出す

    だから僕たちは皆こう思ってるんだ

    明日、希望ヶ峰学園が滅ぶかもしれないって

    ああ、どうして楽しい誕生日をこんな気持ちで祝わないといけないんだろう

    願わくば平和に終わりますように
  3. 3 : : 2020/06/04(木) 06:22:37
    神様がいるから大丈夫だね!(洗脳済み)
  4. 4 : : 2020/06/04(木) 12:24:57
    あの苗木の事になったら鬼にも龍にもなる二人が、ぶつかるのは絶対だろうから平和は難しいだろうな…とりあえず予備学科の生徒及び教師は全員逃げ出しただろうな
  5. 5 : : 2020/06/04(木) 21:43:08
    >>3 アンジー「神様なら何とかしてくれるよ~~でも何故か最近ずっと眠ってるんだよ~~寝つきが悪いらしいのにね~~」

    >>4 天願「何でそんなことをする必要があるんじゃ?希望はすぐ傍じゃぞ」



    壇上の中心に立つのは何故か十神君だ、僕はその隣で真剣な顔でデジタルペンを手に取る

    「ではこれより第1回、希望ヶ峰学園、霧切、舞園対策会議を始める、議長は奴らをよく知るクラスメイトであるこの俺が務めるが異存は無いな」

    会議室にいる誰ひとり声を発さない、普段はかませだのダメガネだの言われているがその総合スペックは学園有数で江ノ島さんのような邪悪さも薄い彼のことをなんだかんだ認めているのだ

    「よし、ならまずはチーム日向、霧切の動向はどうだった?」

    チーム日向、日向君とそのクラスメイトの有志達からなるチームだ、具体的には日向君、七海さん、ソニアさん、田中君、そして豚神君だ

    彼等を代表してソニアさんがスッと立ち上がった

    「結論から申し上げますと何かしている気配は感じましたが具体的なことは何一つ分かりませんでした、苗木さんに万が一も悟らない為に慎重を期してことを進めているようです」

    「なるほど」

    豚神君がソニアさんの補足をするように手を上げた

    「恐らく舞園に頭の中を覗かれるのを嫌っているのだろうな、学園長を含め誰一人にも話を通していないようだ」

    僕はこの瞬間、霧切さんの本気を嗅ぎ取った、彼女が探偵ではなく犯罪者になっていたならば世界を脅かす存在になり得ると冗談で話していたことを思い出す

    十神君は神妙な顔で頷いた後

    「次、チーム最原、江ノ島と狛枝はどうしていた?」

    最原君のクラスメイト、具体的には最原君、赤松さん、真宮寺君、東条さん、そして王馬君からなるチームだ

    東条さんが立ち上がる

    「江ノ島さんの方は何にも分からなかったわ、戦刃さんをボディーガードにしていているしセキュリティも完全よ、下手な刑務所の数倍侵入は困難ね、狛枝君の方は普通に聞いたら普通に教えてくれたわ」

    「それは何だ!?」

    東条さんは極めて落ち着き払って答える

    「希望の為にこの身を捧げるだけ、明日のことは明日考えるよ、だそうよ」

    会議室にどんよりとした空気が満ち満ちる、要するに彼はどんなきっかけ爆発するか分からない爆弾ということだ、湿気っていることを祈るしかない

    「それで十神君、貴方達の方は舞園さんの動向を掴めたの?」

    僕と十神君は顔を合わせて首を横に振った

    「駄目だ、どんなに突いても一言も計画を漏らすことはない」

    この対策会議が実のあるものになるための基盤はやはり無いに等しかった、でも僕達はへこたれたりしない、絶対に希望ヶ峰学園、そして皆を護ってみせる!!


    ~~

    何やら楽しそうなことをしてますね不二咲君達は

    しかし悪いとは思いますがその努力は何の意味もなしません、後はもう一度私と苗木君が身体を交わらせそして愛のセリフを聞く、これだけなんです

    ですから考えるのはあの女狐や絶望小娘の計画を叩き潰すだけ

    もう私と苗木君のウエディングロードには光が満ちているんです!!!
  6. 6 : : 2020/06/05(金) 07:27:43
    超高校級の建築職人「近い内に苗木からマイホームの依頼が来るだろうな、4LDK位か?」
  7. 7 : : 2020/06/06(土) 11:04:30
    舞園さんのエスパーは強力だけどエスパーだとばれてるから予測できない対策とられるのが弱点か
    あとなにが起こるかわからない狛枝も苦手かも
  8. 8 : : 2020/06/07(日) 22:34:13
    >>6 舞園「大丈夫です、私自分で作れるので、自分達の理想の家は自分で作ります!!」

    >>7 江ノ島「まぁ私様からすればあの希望厨如き何でも無いんだけど」


    最近僕の周りの空気が張り詰めているような気がする、だがしかし僕はそれを気にすることが出来ない

    「はぁ」

    頭に浮かぶのは舞園さんだ、温泉であの綺麗な身体と僕の身体を重ね、そして告白に限りなく近いものを受けた

    僕は誕生日、つまり明日その言葉に応えないといけない

    これまでの人生で人と付き合ったことはない、もっと言えば誰かを好きになったこともない、別に恋愛感情が無かったわけでもないし魅力的な女性がいなかった訳でもない、現に舞園さんとは中学校の時からの仲だ

    だけどどういう訳か今まで人を好きになったことがないんだ、そんな僕が日本中から好かれている舞園さんから告白をされた、悩んで当然だろう

    駄目だ、全然答えが見つからない、本来ならば当然喜んでオッケーをすべき何だろうけど自分と釣り合っていない気がして仕方が無い

    自分の部屋の中で僕は未だに答えを見つけられず悶々としていた、霧切さんからは悩みまくれと言われたけれどやはりこれは辛い、人生でこれほど苦しく悩んだのは生まれて初めてだ

    その時扉がノックされた、少し迷ったが僕は顔をパチンと叩いた後に開いた

    「誰?」

    そこにいた彼女は少し申し訳なさそうで尚且ついつも通りの元気一杯な顔で一言

    「ちょっと時間貰って良い?」

    朝日奈さんはドーナツの箱を僕に突きつけてきた

  9. 9 : : 2020/06/08(月) 06:13:36
    この朝日奈は悩んでる苗木に喝でも入れに来たのかな?後関係ないけど、ドーナツってミスドは当然美味しいけど最近のコンビニドーナツも美味い気がする!
  10. 10 : : 2020/06/08(月) 12:37:45
    そういや温泉の二日目てヒナナミと最赤はなにしてたんやっけ
  11. 11 : : 2020/06/08(月) 12:38:06
    二日目の夜
  12. 12 : : 2020/06/08(月) 16:45:01
    >>9本当に関係ねぇなw
    まぁ同意だけど。
  13. 13 : : 2020/06/08(月) 22:21:18
    >>10
    いろんな意味で精を出してたと思うぞ

    待ってました!遅れてしまったが今回も期待!今回こそ死なないぜ!
  14. 14 : : 2020/06/11(木) 20:20:46
    >>9 >>12 モノクマ「リアルの物を美味しい不味いって言うのは控えさせて貰うね」

    >>10 赤松「>>13さんの言うとおり終一君は精を出しまくってたよ、フフフ❤」

    七海「日向君とはまだなんだ……欲しいんだけどなぁ」


    何かフワフワした気持ちど来ちゃったけどやっぱり苗木は随分悩んでる

    私はドーナツを頬張りながらお茶を淹れる苗木を見つめた、セレスちゃんに鍛えられただけあって手慣れている

    「はい、ドーナツに合うミルクティーだよ、それで朝日奈さん、どうしてここに来たの?」

    「えっと、それはね」

    もしさやかちゃんだったら小悪魔的にドキッとさせる一言を送るだろうけど私はそんな器用なことは出来ない、だから思いのままを

    「苗木が悩んでると思ったからちょっとでも助けになればなって」

    「バレちゃってたんだ」

    「分かるよ、それに詳しいことは葉隠をとっちめて聞いたからさやかちゃんのことで悩んでるのも」

    まぁ実際はとっちめる必要も無く酒飲みながら愚痴ってたのを聞いただけなんだけど、どっから持ってきたのか知らないけど

    「そっか……何かゴメンねわざわざ僕の為に」

    それにしても

    「さっきから苗木、全然苗木らしくないよ」

    「え?」

    「私の知ってる苗木は前向きだけが取り柄って謙遜しながらドンって決断する……カッコいい男の子だったはずじゃん、でも今はうじうじと見ていてムカつく位ネガティブになってる!!」

    苗木が大きく口を開いて驚くが私は気にせずドーナツをその口に放り込む

    「そりゃ悩むのも当然だよ!!でも私達友達じゃんか!!相談してくれてもいいのに部屋に閉じこもっているなんて……そんなの葉隠や桑田の方がましだよ!!」

    私は苗木がいてくれたお茶をノドに流し込んで冷蔵庫にドーナツを直した

    「というわけでプール行くよ!!」

    「ほえ?」

    「一緒におっきなプールで泳いで今苗木を縛ってるモヤモヤぶっ飛ばすよ!!!」

    まだポカンとしているが私は構わず上着をそのへんに脱ぎ捨てて苗木の水着を取った
  15. 15 : : 2020/06/12(金) 12:23:07
    苗木が朝日奈に着せ替えられてるように見える、朝日奈の事だから無意識にやってるんだろうから多分は大丈夫なはず…舞園と霧切の苗木争奪戦に参戦しないって意味で
  16. 16 : : 2020/06/14(日) 03:09:18
    こうして苗木争奪戦がまた面倒なことになるんですね分かります
  17. 17 : : 2020/06/14(日) 22:36:43
    >>15 朝日奈「……参戦しないよ、2人にはとても敵わないもん」

    >>16 モノクマ「安心して、もうこれ以上はややこしくならない…から、多分」


    僕は半ば無理矢理朝日奈さんに服を脱がされ水着を履いていた、そんな僕の目の前では朝日奈さんがもの凄いスピードでプールを旋回している、流石は超高校級のスイマーなだけに魚のようにスイスイと泳いでいる

    「ホラホラ、苗木も思いっきり泳がなきゃ!!」

    朝日奈さんは僕の方に身体を向けた後に手を取って器用に僕を引きながら足だけで泳ぎだした、すぐ傍に朝日奈さんの顔があるが何処か不満そうな顔をしている

    「苗木、あんたまだつまらない顔してるよ、せっかくこんなに素晴らしいプールで泳いでるんだからそんな顔しちゃ罰が当たるよ」

    バシャバシャと水の音が鼓膜を揺らすが朝日奈さんの言葉はそんなものお構いなしに唇を動かし続ける

    「大っきな声を出してもいいの、苗木の中にあるもの全部ぶっ飛ばすのが目的なんだからさ」

    「気を遣ってくれるのは本当に嬉しいんだけど僕なら大丈夫だから……」

    「大丈夫じゃない!!!」

    強い口調で言った後に僕の手を思いっきり引いて来た、ほんの数センチ先に朝日奈さんの顔がある、でも何でだろう全然ドキドキしない、ほんの数週間前の僕なら絶対にドキドキしてたのに不思議だ

    あれ?じゃあどうしてドキドキしてないんだろう………悩み続けてるからそんな感情が無くなっちゃってるのかな?

    もしそうじゃなかったとしたら……もし無意識にでも僕の中で答えがでているのだからとしたら………

    「朝日奈さん、僕今からバカなことするけど万が一の時にはよろしくお願い」

    「え?」

    とんちきな僕の発言の意図をはかりかねている様子だ、でもすぐに答えは分かるだろうからいいか

    思いっきり息を吸った後にプールの中に沈んでいく

    さぁ、答えを見つけにいこうか
  18. 18 : : 2020/06/14(日) 22:53:56
    朝日奈さんの乳揉んじゃいそうな勢い
  19. 19 : : 2020/06/15(月) 19:57:31
    朝日奈にドキドキしないのは苗木がもう舞園か霧切のどちらかを好きになってるからだな、なんにしてもこの二人が争えば希望ヶ峰学園が消し飛ぶどころか近隣まで被害が及ぶだろうな…
  20. 20 : : 2020/06/17(水) 22:59:55
    >>18 舞園「私以外の女の胸を揉もうなんて思うわけ無いでしょう」

    >>19 江ノ島「はてさて、どーでしょうね!!うぷぷ」


    ……どういうこと何ですか?

    私は部屋でゆったりと苗木君と愛を育むための道具の手入れをしていました、まぁ私がその気になったら精子も卵子も自由自在に動かせるので必要はないのですが快楽に落ちてしまったならそんな余裕が無いかも知れないので念のためです

    勿論この動作は苗木君を見ながら行っていたのですがその最中、信じられないことが起きました

    「苗木君の心の声が……聞こえない?」

    私は慌てて千里眼を起動しますが苗木君はやはり潜っているだけで気絶をしているわけでも何でもありません、苗木君の目の前にデカイ脂肪があるほかは可笑しな所は何処にもないです

    なのに……どうして!?

    私が直接確かめようとドアに手をかけるとその前に醜悪な顔をした絶望女が現れました

    「うぷぷ、ヘロー舞園、なんか変なこと起こったりしてるんじゃないの?」
  21. 21 : : 2020/06/18(木) 21:58:49
    変な事か、弐大が入った後の男子トイレの個室が吹き飛んでるとか極原が西園寺と何故か揉めてるとか、音楽室に入ってった赤松と最原が出てきた時には汗だくでイカ臭いとかいつもの平和な学園だよ
  22. 22 : : 2020/06/20(土) 22:22:05
    >>21 不二咲「微妙に不穏なものが入ってるような気がするのは僕だけかなぁ?」


    「絶望ブルドッグ……もとい江ノ島さん、変なことってどういう意味ですか?」

    「うぷ?ブルドッグって何よ絶望的にセンスのない罵倒ねぇ、松田君ならもっと素敵な絶望をくれるわよっ!!」

    んなことは

    「どうでもいいんですよ、貴方私に一体何をしたんですか!?」

    「へ?盾子ちゃん枕が何言ってるか分かんなーい、何したなんて自意識過剰過ぎると思わない?そんなんじゃいつ週刊誌にすっぱ抜かれるか分かったもんじゃないわよね」

    相変わらずムカつく態度ですね、何度か社会的に殺してやろうと色々やってみましたがのらりくらりと……いえ、今そんなことはどうでも良いですね

    「じゃあ質問を変えましょう、私の部屋に何をしに来たんですか?」

    「ちょっとイタズラの報告をしに来たの、まぁそんな身構えるこっちゃないよ、芸能人同士仲良くなりたいって思った私様のサプライズとでも思ってくれればいいから」

    まどろっこしいですね、意図的に私を苛つかせようとしてるのが分かる分さらにムカつきます

    「そのサプライズとは?」

    「肉便器とチキンストーカーと微笑ましい協力をして全員の脳波を弄ったの、まぁ沢山の人間を徴収してみたけど精々私様みたく思考を無意識に深いところでする程度のことしか出来なかったけどね」

    「え?」

    あえてでしょうが今このブルドッグ女、分かりにくい説明をしましたね……ですが要するにそれは

    「テレパシーで思考が読めなくなったって言いたいんですか?」

    「大正解!!バカ共操るにもあんたのテレパシーのせいで色々面倒だったからそれを封じ込めてみました!!」

    このブルドッグ!!!

    「うぷぷ、いやぁ、明日が楽しみだねぇ舞園ちゃんよー」

    ブルドッグは尻をこっちに向けた後に手をヒラヒラさせました

    「我等が可愛い苗木君のお誕生日、精一杯祝わせてもらうよ」
  23. 23 : : 2020/06/21(日) 18:12:10
    苗木の誕生日って学園全体でやるのか?もしそうならかなり派手だな
  24. 24 : : 2020/06/24(水) 22:54:12
    >>23 舞園「いえ、至ってささやかな物ですよ、結果的にどうなるかは知りませんが」

    さて、これ以上どんな用意をすればいいかしら?人を操るにしてもあの枕のテレパシーで察知されたらお終いだし何よりここから先は私の力をえげつない程使わないとまず逆転は出来ないでしょうから邪魔とも言えるわね

    私は学園の至る所に仕掛けたモノチッチカメラを眺めながら思案を始める、苗木君とセックスをして赤ん坊を妊娠する、相当に乱雑だし褒められた方法じゃないけれどこれ以外には手段がないわ

    いえ、一応他にもあると言えばあるのだけど……リスクと実行可能性が……やっぱり妊娠作戦を決行するべきかしら……忌村さんお手製の妊娠薬は飲んだから精子を注がれればまず妊娠はするし

    分かっている、私は枕から大きく歩が送れていると言うことを、そしてそれは下手をすれば取り返しのつかない差に変貌すると言うことを

    私は今希望ヶ峰学園の地下につくった部屋に閉じこもっている、誰もいないこの場所は色んな準備をするには非常に都合が良い、そう特に人としての倫理観を犯すような悪巧みをする場合にはね

    犯罪を暴く探偵が聞いて呆れる、しかし私は探偵である前に1人の少女でもある、どんな手を使ってでも愛しい人を捕まえたいと想うのは当然だろう

    そう、どんな手を使ってもね

    私は自分を嘲笑した
  25. 25 : : 2020/06/25(木) 22:26:17
    霧切が学園の地下に秘密基地を作ってるのか、やっぱり広さは地上の学園の5倍の広さはあって都市並の機能は欲しい!
  26. 26 : : 2020/06/27(土) 23:49:46
    >>25 霧切「そんなに広くないわよ、最低限の広さ以上はむしろ邪魔だわ」


    「苗木!!」

    叫ぶような声が鼓膜を五月蝿いほどに揺らす、でも五月蝿いのが嬉しいなぁ

    「大丈夫だよ朝日奈さん」

    微笑みかけると朝日奈さんは安心したように僕を抱きしめた、大きな胸に顔が埋まって息をするのもちょっと辛い、それに水着だから感じたことがない感触だ

    でも安心した、僕の心は少しも揺れ動いてない、男じゃなくて苗木誠として笑っていられる

    「もう!気を失うまで潜るなんて何考えてるの!?」

    「ゴメンね朝日奈さん、でもようやくこころはきまったよ」

    「え?」

    朝日奈さんは少し驚いたようだが僕の顔をみた途端コクリと頷いた

    「凄いスッキリした顔してるね苗木」

    「うん、僕はもう大丈夫」

    水の中は何にもなかった、僕の邪念も、男の性も、余計な感情も、僕の本心を思う存分感じ取ることが出来た

    霧切さんの言うとおり、悩んで悩んで悩みまくったからこそこれが出来たのだろう、苦労をしたからこそ出来る世界が見れた

    「分かったんだよ、僕の色んな感情の正体も、これから何をするべきなのかも」

    誰と付き合うとかセックスをした責任とか大事なことは確かに沢山ある、でも一番大事なことを悟ることが出来た

    「苗木、じゃああんたはさやかちゃんか響子ちゃんと付き合うって決心したの?」

    僕は小さく首を横に振った

    「違うよ、そういうのじゃないんだ、僕は舞園さんも霧切さんも、もちろん朝日奈さんのことも大好きだよ、決心したのは……いや明日、僕の誕生日に行動で示すよ」

    朝日奈さんは目を見開いた、ただでさえ大きな瞳がもっと大きくなっている

    「覚醒してない?」

    「そうかな?」

    「なんか……希望が身体に満ち満ちてるような……ヤバっ、狛枝の気持ちが少し分かったかも」

    僕は笑った、その声は大きなプールに響き渡った
  27. 27 : : 2020/06/28(日) 08:14:42
    スーパー苗木になったか
  28. 28 : : 2020/06/28(日) 08:33:47
    いきなりクライマックスだな、苗木ファン(誰とは言わない)が喜びそうね。
  29. 29 : : 2020/06/28(日) 16:16:49
    苗木は覚醒で留まるかそれとも限界突破するか楽しみだね、それと赤松と最原も苗木の誕生日くらいはイチャラブセックスを控えるよな
  30. 30 : : 2020/06/30(火) 19:57:24
    >>27 狛枝「違うよ!!HOPE苗木君だよ!!希望の塊さ!」

    >>28 舞園「クライマックスはまだこれからですよ」

    >>29 赤松「え?」最原「控える?」


    嵐の前の静けさという言葉がある、だけど常に嵐が吹きすさんでいるこの希望ヶ峰学園にそんな瞬間はあるのだろうか

    「不二咲、俺達は充分に対策を練った、情報が殆どないとはいえこの超高校級の完璧である俺とお前らが頭を集めたんだ、どうにかなるに決まっているだろう」

    僕の隣でルアックコーヒーを飲んでいた十神君が不意に話しかけてきた

    「確かに僕達は頑張ったと思うよ、でも……こう言ったらなんだけど霧切さん、江ノ島さん、そして舞園さんの欲望が明日は爆発をする、全員が一騎当千の怪物だよ、僕達の力じゃ……」

    「案ずるな」

    とても力強い声が食堂に響く

    「俺を誰だと思っている?超高校級の完璧だぞ、奴らがとんでもないのは認めよう、だがしかし俺達もとんでもない人材のはずだろう」

    彼はカレーを飲み込みながら話を続ける

    「俺は絶対に諦めん、それに考えてみろ、明日爆発するということは逆に言えばそれさえ凌げば平和が訪れるということだ、様々な意味で俺達の友人の一世一代の大勝負が明日始まるに過ぎない、だがしかしたった一度の大勝負、お前が心配するのも分かる」

    彼はスプーンを皿に置いて勢いよく立ち上がりそして宣言をした

    「だが心配するな!!俺が導いてやる!!全員にとって最善の結末になるとは限らん、しかし!!誰もが納得する結末に必ずな!!」

    凄い、こんなに強い信念を持っていられるなんて

    「この豚神白夜に任せろ!!!」

    すぐ傍で呆然とその様子を見ていたオリジナルの方がようやく声を出した

    「何故お前がここに居る!?」

    「食堂に俺がいてなんの問題がある?」

    その後も2人は何か言い争っていたが優勢なのは豚神君のようだ

    フフ、やっぱり静かさなんて僕達には無縁だね


    そして夜は更けていく……

    そして二月五日の0時0分、まさしく戦いの狼煙に相応しい出来事が起こる

    さぁ、世界で一番大変で絶望的で、そして何より希望に満ちた誕生日の始まりだ
  31. 31 : : 2020/07/01(水) 18:18:09
    正直十神(痩せてる方)が本当に協力すれば3人同時に足止めする位は出来そうやけどな、噛ませてる描写が多いけど実際は普通に優秀だし
  32. 32 : : 2020/07/01(水) 19:39:26
    それにしても苗木のせっかくの誕生日で祝われる立場なのに究極の選択をされてるな辛くないか苗木?
  33. 33 : : 2020/07/03(金) 22:15:53
    >>31 不二咲「そのことは分かってるよ、でも相手が悪すぎるんだよ……いや、本当に」

    >>32 モノクマ「うぷぷ、モテる男は辛いよねぇ」


    2月4日 十一時五十分

    「ねえ盾子ちゃん、さっきからなにやってるの?明日は苗木君の誕生日なんだから早く寝ようよ」

    「はぁ?相変わらず絶望的につまんねぇ脳味噌してんな残姉は、だからこそ私様はこんな中途半端な時間にシコシコ用意してんだろうが」

    どういうことだろう?さっきから変なモノクママスクをした予備学科が変な物をもってあっちこっちに動いてることと関係あるのかな?

    「はっ、全く何が何だか分かってねぇって面だなぁ、はぁ、こんなのが私様の姉だと思うと本当に絶望的」

    そういいながら恍惚の表情をする盾子ちゃんだけど指先は何かを急がしそうに触っている

    「ねえ?さっきからその変な機械でなにをしてるの?」

    「ん?ハッキングしてんの、あと数秒後には学園内のスピーカーは私様の支配下よ」

    この希望ヶ峰学園のセキュリティは私にはよく分からないけどとにかく凄いらしい、その辺のハッカーだっかクラッカーだったかが1000人集まっても手も足も出ないんだとか、まぁ不二咲君は涼しい顔でカチャカチャってシステムを掌握してたけど

    あれがなかったら盾子ちゃんの日向君監禁計画は成功しただろうに惜しかったなぁ、そういえば何で日向君なんて欲しがったんだろう、なんかバカ長い髪にする気だったとか言ってたけど

    「ま、残姉はとりあえず黙ってな、我等が可愛い苗木君のハッピーバースデーを盛大に祝う準備だからさ」

    「え?本当?」

    「うぷぷ、盾子ちゃん嘘つかなーい」

    すると絶望の笑みを浮かべた後に盾子ちゃんは機械に向かって「やっちゃえ」と言った

    その次の瞬間ドッカーンと爆音が響く、私が反射的に臨戦態勢を整えると即座に盾子ちゃんに殴られる

    「あんたは爆弾と花火の音も聞き分けられないの?絶望的にバカね」

    「花火?」

    「そう、実は花火にはちょっと仕掛けがあってね」

    ~~

    これはあの絶望ブルドッグの仕業ですね

    夜空には花火が美しく舞っていました、そして

    「苗木君、ハッピーバースデー!!!レッツゴーディストピア!!」

    と描かれています

    ふふふ、やってくれますよね本当に
  34. 34 : : 2020/07/05(日) 01:30:38
    苗木がもはやお姫様だな、ピーチ姫とデイジー姫とゼルダ姫(スマブラSP)のコスプレだとどれが似合うかなw
  35. 35 : : 2020/07/06(月) 20:33:27
    >>34 白銀「フッフッフ、やっぱり実際にコスプレするのが一番効果的だよね!!」

    舞園「グッドアイディアですね」


    モノクマ「一身上の都合でちょっと亀ってますが明日舞園さんの為に短編書く予定なので良かったらご覧くださいね、うぷっ」
  36. 36 : : 2020/07/08(水) 22:33:57
    舞園と霧切り開戦花火が打ち上がった、希望ヶ峰学園真っ二つの事件が発生!本学科の生徒も予備学科の生徒も自分の立ち位置が二人のどちらに味方する事で変わってしまうって感じだったか
  37. 37 : : 2020/07/10(金) 21:25:52
    >>36 舞園「そこまで大仰なことじゃないですよ、ただのカップル成立式ですよ」


    私は夜空に輝く美しい花火にブルドッグの醜い企みの幾つかを感じました

    まず一番大切なことはわかり切ったことではありますが江ノ島さんは今日、苗木君の誕生日を間抜け顔で過ごすつもりはない、ということです

    しかし、まさかここまで大っぴらに始めるとは……テレパシーを封じられるのがこんなに苦しいことだとは……

    この花火に隠された意味、それは私達のクラスどころか学園全てを巻き込む悪巧みをしているというパフォーマンスに違いありません、夜中にこんな爆音を響かせるなんて尋常じゃない近所迷惑です、今頃皆さん目を開いていることでしょう

    「ですが、ブルドッグに負ける私じゃありませんよ、リードに繋いであげますから楽しみにしといて下さいね」

    ~~

    「十神君、豚神君!!」

    まさかこんな始まりの始まりから派手な花火を打ち上げるなんて……絶対に江ノ島さんだ、こんなことするのは彼女以外絶対にいない

    「ああ、分かっている、十神まずは江ノ島さんの場所の確認だ!!」

    「俺に命令するな!!不二咲ハッキング!!」

    「結局僕!?」

    謎の一周に軽くツッコミを入れた後にすぐさま携帯式の手作りパソコンを開いた、一応希望ヶ峰学園のセキュリティは全部突破してあるから全カメラを自由に使えるけどそれはあくまで希望ヶ峰のカメラだ、江ノ島さんが手を加えたカメラは使うことが出来ない

    「ああ、やっぱり」

    しかも思ったとおりまた新しくセキュリティに変なことしてる、誰に教えて貰ったんだろう…今考えても意味は無いか、それにこれなら僕一人でも30秒もあれば掌握出来る

    すると

    『ハロー!!夜中だけどハローエブリワン!!皆のギャル江ノ島盾子ちゃんだよー!!不二咲、あんた少し手を止めてね、どうせもうセキュリティ掌握しようとしてんでしょ』

    「江ノ島さん!!」

    スピーカーから彼女の声が聞こえた

    『さて、それじゃあそろそろ本題に入りましょうか!!全員耳をよーくすまして聞きなさいよね!!』

    何をする気?

  38. 38 : : 2020/07/12(日) 16:13:06
    夜中の花火で近所迷惑!

    普段の希望ヶ峰学園は発明家もしくはメカニックだかの実験で爆発するわ、軽音部が騒音出してるわ、格闘家や合気道家等が学園を破壊するわ、希望厨の幸運で隕石が落ちて来るわ、これに比べれば花火なんて小さく見えてくるwww
  39. 39 : : 2020/07/13(月) 21:58:55
    >>38 モノクマ「因みにだけど左右田君、入間さん特製の防音バリア(定価2400万)を張ってるから例え希望ヶ峰学園の中で戦争が起こっても音は漏れないよ、ご近所付き合いは大事だからね」

    舞園「まぁ、私のインビジブルの方が便利ですけどね」



    ブルドッグ、一体何をする気でしょうか?

    前回のクリスマスでは不覚にも苗木君を人質に取られてしまうとう失態を演じてしまいました、しかし2度も同じへまをする私ではありません、今回は1秒たりとも苗木君から千里眼から離しませんしサイコキネシスのバリアを苗木君の周りに張り巡らせるので不測の事態への対策もバッチリです

    さぁ自分のくだらない企みをどうぞスピーカーを通して全校生徒の前で披露してください、恥をかくだけですから

    『あ、今舞園悪い顔してるでしょう、私様見えなくても分かってるよ、親友だもん』

    黙ってください絶望ブルドッグ

    『え?盾子ちゃんって舞園さんの親友だったの?』

    『黙って骨でもしゃぶってろ残姉!!!!!』

    珍しく同感です

    『うぷぷ、今変な声が聞こえたかも知れないけどそれは幻聴だからね、さて本題だよ、実は今さっき皆が素敵だなぁって見た花火と一緒にモノチッチを大量放出してさぁ、そこには皆のあんなシーンやこんなシーンのデータが保存されてるんだけどさ、それを時間差で苗木君の目に触れさせるようにしときました!!』

    え?

    『分かるよね、猫かぶりの皆の秘密が可愛い可愛い苗木君に知られちゃうって訳、もちろんモノチッチだから今でもデータをとってそれをマザーコンピューターに送ってくれてるよ、皆の必死な顔激写するので頑張ってね!!』

    それは……つまり

    ~~

    つまり私が苗木君の部屋をピッキングで開けてあんなことやこんなことをしてるシーンや舞園さんと苗木君のお風呂シーンのビデオを一緒に見ているシーンもあるかもってことね


    まぁとどのつまり、この悪巧みを止めないと苗木君の好感度が爆下がりする

    私の頬に冷たい汗が流れた
  40. 40 : : 2020/07/14(火) 01:22:50
    自業自得って言葉知ってる?
    自分達がやった悪事のツケっていうのはいずれは清算しなきゃならないんだよ。
  41. 41 : : 2020/07/15(水) 22:22:41
    あんな事やこんな事か、苗木が夢精したパンツをこっそり洗ってやったとか苗木の使い込んだ歯ブラシを新品のに取り替えたとか?
  42. 42 : : 2020/07/16(木) 21:12:20
    >>40 舞園「私と苗木君はWINWINの関係なので清算するものはありませんね」

    >>41 霧切「馬鹿にしないでくれない?せっかく苗木君の部屋に侵入したって言うのにそれだけで済ませるわけないでしょう」


    まぁモノッチッチがいくら飛び回っていようと苗木君に見せないように注意してればいいんですよね、それに私は苗木君の部屋に入るときは念のため透明化してますしそもそも私達は夫婦何ですから……ですが今日は正式に私達が結ばれる大切な日、些細なことでもケチをつけられるのは避けたいですね

    とりあえずまずは苗木君の元に向かって安全を確保すると共に分身を使って入間さんや左右田君を働かせてモノッチッチ吸収マシンでも作らせますか、私のサイコキネシスではモノッチッチ含めて何もかもを破壊することになってしまいます

    さて、そうと決まれば

    「やぁ舞園さん、今日が希望溢れる日になりますように」

    「希望厨…狛枝君、何のようですか?貴方みたいな地雷男に構ってる暇はないんですよ」

    相変わらず底知れない笑顔してますね、苗木君と似たような声なのもムカつきます、声帯取り替えてやりましょうか

    「そう邪険にしないでよ、せっかく君を助けようとしてるって言うのにさ」

    「助ける?貴方に助けられるほど落ちぶれちゃいませんよ、というかどうせ邪魔をするつもりなんでしょう」

    おどけたように手を上げますが何処までも信用なりませんね

    「邪魔だなんてとんでもない、いつも言ってるでしょう、僕はいつでも希望の味方なだけだよ」

    目の奥にある何かが光ったように見えました、油断なりませんね

    「………話だけでも聞いておきましょうか」

    「ありがとう」
  43. 43 : : 2020/07/18(土) 20:15:28
    狛枝が舞園の所に来たけど狛枝は舞園に味方して霧切の敵になるって事かな?
  44. 44 : : 2020/07/20(月) 20:49:58
    >>43 狛枝「僕は希望の味方、それ以上でもそれ以下でもないよ」


    僕が赤松さんの脇を舌で舐めていたその時に学園全体が揺れたような感覚が身体に響いた

    「最原君!!これって?」

    「うん」

    僕と赤松さんは殆ど同時に壁に掛けられていた時計に目を向けた、そこでは長針と短針が見事なまでにぴったりとその身を重ねている、まるで行くところまでいった僕達のようだ

    「夢中になりすぎて時間を忘れてたよ、でもまさか始まりと同時に……江ノ島さんだね」

    「そうだね、他には思いつかないもん」

    でも彼女は一体何をしたんだろう……いや、今考えることはそれではない

    「赤松さん!!」

    「分かってるよ、最原君、今の私達がすることはしっかりとね」

    僕達はそれぞれタオルを掴んで一緒にシャワールームに向かった

    このままじゃ、服着れないもん

    ~~

    私が取りあえず気持ちを落ち着かせようとゲームをしていると慌てた様子で日向君がノックもせずに部屋に押し入ってきた

    「七海!!今の江ノ島の……ん?」

    「どうしたの日向君?」

    日向君は私の胸のあたりを凝視してピタッと固まった、何だかちょっとくすぐったいよ

    「七海、お前下着は?」

    「寝る前にそんなものつけるわけないでしょ、あれ案外きついしね」

    正直に言って寝る前以外にもつけたくはないんだよね、皆がつけろつけろ言うからつけるけど買い換えるのも地味に面倒なんだよね

    「そうか……じゃあ下着はおいてその上は?いや、そんな回りくどいことを言うのは止めるか」

    日向君はビシッと「それは違うぞ!」とでも言わんばかりの勢いで

    「何でパンツ一枚なんだよ!!!」

    と、突っ込んできた

    「いや、お風呂から上がったんだけど服を着る前にふとゲームしたくなってそのまま…あっ、エッチ」

    「これ、俺が悪いの!?」

    あちゃー、恥ずかしいなぁ、まあ日向君だから別にいっか

    「まぁ日向君が悪いでいい…と思うよ、それより何があったの?」

    「ったく、どんだけゲームに集中してたんだか、そこが良いところでもあるんだけどさ、あのな」

    私は日向君から江ノ島さんの演説を聞きながら頭の隅でこんなことを思った

    襲ってくれないんだ
  45. 45 : : 2020/07/21(火) 22:17:39
    日向が襲わないのなら自分から襲うべきだぞ七海、このままだと平行線な気がする…そう言う面では赤松と最原達を見習う所なんだろうね
  46. 46 : : 2020/07/23(木) 22:45:11
    >>45 不二咲「複雑な心境だけど、程々には見習った方がいいね」


    江ノ島さんが開戦の狼煙を上げたか、まあ予想通りって感じだね、それに僕に見せたら駄目な物をモノチッチ越しに僕に見せる?全くもう

    「そんなことしたって意味ないのにさ」

    ま、昨日までの僕だったら意味も分からず慌てふためいて困惑してただろうけどさ

    僕は昨日、あのプールの中で気づいちゃったんだ、これまでのあれこれを精査してさ

    「でもこれじゃぁ僕のしたいことが達成できない可能性があるね、舞園さんも霧切さんも、いや、他の皆も江ノ島さんの悪事を止めようと奮闘しちゃうだろうから」

    他の皆は僕よりも優秀な才能を持っているけどこういうことになると殆ど江ノ島さんの独壇場だ、彼女は絶望の為なら入念な準備をしてあらゆる状況に適応する、僕が何か行動を起こして早々に沈静化させるようにしても間違いなく意味はなさない

    「でも、それでも行動をすることに意味はあるよね、希望は前に進むんだからさ」

    そう呟いた瞬間、ベッドがくるりと回転をした
    どうやらいつの間にやら仕掛けをされていたらしい

    「ヘロー!!アーンドハッピーバースデー!!!」

    「江ノ島さん、随分な場所からの登場だね」

    「うぷぷ、そりゃこんな所でもないと他の奴らよりも先に苗木に会えないからね、やっぱ初めてって大切じゃん、それよりどうしたのあんた?私様の計算ではめんたま飛び出るくらいは驚くと出てたんだけど」

    言われてみればそうだ、僕は今ほんの微かにしか驚かなかった、でも脳みそをたたくとすぐに答は出てくる

    「何となく予想してたからかな?さすがに江ノ島さん達と長く一緒にいたら危機察知能力も育つよ」

    「うぷぷ、ムッカツクー、まあいいや、ビッチーズアンドモアが来る前にあんたと少し話ときたいことがあんのよ」

    「奇遇だね、僕も江ノ島さんと話したいなって思ってたんだ」

    「相性ばっちりってことね、いやん、私には松田君がいるのに…まあいいや、じゃあレディーファーストってことで私様から、ズバリ苗木」

    江ノ島さんは僕に人差し指を伸ばしてハッキリと宣言した

    「あんた、私様の下僕になりなさい」
  47. 47 : : 2020/07/24(金) 19:19:33
    おめでとう!これで江ノ島は絶望ブルドッグから絶望エイリアン(血液が流酸のあれ)に昇格できるね!
  48. 48 : : 2020/07/26(日) 21:03:12
    >>47 舞園「いえいえ、もう細胞も残さないまでに、昇格、させてあげましょうかね」


    奴隷…か、流石は江ノ島さんとんでもないことを言ってきたね

    「何で僕が奴隷になんてならないといけないの?」

    「決まってんじゃないの、苗木、あんたの平和な脳味噌じゃチンプンカンプンかもだけどあんたを支配下に置けばそれはこの学園、いえ、なんなら世界を掌握することも可能なのよ」

    ……江ノ島さん、らしくないね

    「嘘が雑だよ、君は絶望に強い興味をもってるのは知ってる、そして世界征服なんてベタな野望を抱えるほど素直な女の子じゃないってこともね」

    「ウッザー!!!何を知ったような口を言ってんだか」

    そこで僕をニヤッと睨みつけた後に

    「まぁ、そうだけど、ぶっちゃけあんたとビッチーズを絶望に落としてやりたいだけだし」

    それにしてもビッチーズって……昨日の僕だったら入間さん以外にそんな人いたっけ?って思っただろうね

    「とにかく僕はそんなの断るよ」

    「これでも?」

    江ノ島さんは分かりやすく正面を広げてその豊満な胸を僕に見せつけてきた、一応ブラはしているが乳首を隠すだけのいわゆるセクシーなものだ

    これまでに見てきた霧切さんや舞園さんのものよりも大きくてとても扇情的に映る

    「うぷぷ、どう?奴隷契約ってことにしない?」

    が、悪いがここで言わせて貰おう

    「江ノ島さん、つまらない真似は止めようよ」

    「は?」

    夢野さんから聞いた話が不意に頭をよぎった

    『うちは違うが普通の手品師の基本的な技にわざとどこかに注目を集めて客の見えないところで仕掛けを施すというものがある、うちはマジシャンだから違うがな』

    くるりと踵を返してみると戦刃さんがいた、彼女なら僕程度小細工をしないでも容易に拘束出来たろうに…そっか僕に欲に負けたっていう駄目男のレッテルを貼って調教しやすくするためか

    「さて、江ノ島さんこれで君の話は終わりかな?」

    「苗木…あんた何があったの?」

    「別に、ただ恋愛は人を成長させるだけだよ」

    珍しく倦厭の顔をした江ノ島さんが印象的だった

  49. 49 : : 2020/07/28(火) 21:58:47
    希望ヶ峰学園は色んな事がしょっちゅう起きてるから今更どうこう言われてもな感じがする…そして赤松と最原はちょっと成長が早いと思いきや、十六夜と安藤を見てたら案外普通のカップルだったって事に気づいたよ
  50. 50 : : 2020/07/30(木) 22:02:56
    >>49 日向「普通って何だろうな……俺はどうすれば……」



    感じる空気で皆さんが苗木君の部屋に向かっていることが分かります、テレパシーは封じられましたがこのエスパーを身につける上でゲットした圧倒的な五感を使えばこの程度は出来るんですよ

    今一番近くにいるのはどこぞの絶望ブルドッグを除いたならまさかの真宮寺君ですか……まぁ彼ならば面倒なことになったりはしないでしょう、駄目なのは霧切さん、そして

    「あはっ」

    この希望厨くらいのものですから

    「それで舞園さん、苗木君に関する希望のあれこれについては理解してくれたかな?」

    「そんなの貴方に言われるまでも無く分かってますよ、ったくもう実のない話でしたね」

    おかしいです……このタイミングで話しかけてきたくせに内容は苗木君の素晴らしさばかり、好みといえば間違いないですが今適切な話だとは思えません

    苗木君の部屋の近くにエスパーゾーンをはってモノチッチが来たら反応しているようにはしていますがこの話なら切り上げていきましょうかね

    「あっ、そうそうこれは余談だけど舞園さんら君は苗木君の部屋に行かない方が良いと思うよ」

    「は?」

    「いや、いつ言おうかどうか悩んでいたんだけどさ、苗木君の話をしたらあんまり舞園さんが聞き上手だから言いそびれちゃった」

    「どういう意味ですか?」

    彼はちらりと時計を目にした後にいつものみ希望も絶望も含んだ目をしました

    「最初に言ったでしょ、僕は君を助けに来たんだよ」

    その時、私の脳みそが激しく揺れ始めました、あまりの震動に立っていられず思わず膝を地につき苗木君への千里眼を切りました

    「何ですか今の映像……」

    世界が歪んでいました……まるで全力で回転してる映像を同じく回転しながら見ているような……平衡感覚がいかれて……

    「気分が……悪い」

    「ね、映像だけでそれなのに実際にいったり何かしたら大変でしょう、君の五感の鋭敏さは非常に希望的だけど諸刃の剣にもなり得るってこと」

    「何を……するつもり…………ですか?」

    「今近くにいるのは真宮寺君でしょ、彼って色んなこと出来るよね」

    真宮寺君が?手を組んだ………この希望厨と?

    「あっ、言っとくけど真宮寺君だけじゃないよ、僕の仲間…というか何というか、まぁとにかくしばらく気分が優れないだろうからゆっくりしといてね」

    まだ全然気分がすぐれません……頭も全然回らない………

    「じゃ、また後で」

    私は手を振りながら去っていく彼を見るので精一杯でした

    真宮寺君、民俗学ってのは凄いですね、後でぶっ飛ばします



  51. 51 : : 2020/08/01(土) 16:50:24
    是清…キミのことはご飯食べるまで忘れないよ…
  52. 52 : : 2020/08/01(土) 19:29:50
    舞園も真宮寺ぶっ飛ばすのに赤松から北斗剛掌波を教えて貰った方がいいね、赤松も張り手とは思えない力で重い物をぶっ飛ばしてるし
  53. 53 : : 2020/08/04(火) 22:30:24
    >>51 モノクマ「はい、塩たっぷりのおむすびだよ」

    >>52 舞園「あ、一応大神さんから色々指南を受けてきました」



    身体がブルッと震えた、うん、僕の明日はどうなるのかナ、受け入れてはみたけどやっぱり怖いものは怖いんだネ

    「でも、実際問題舞園さんをどうにか出来るのは僕だけだから仕方ないネ」

    とはいえいわば彼女を酔わせただけの話、もし彼女が冷静さを取り戻したら速攻で自分の電気シナプスや血流を操作して平衡感覚を取り戻せるだろうしネ、はぁ、一応長い年月をかけて育まれた民俗学なのにまさか1年も経たないエスパーに遙か上をいかれるとはネ

    「ククッ、やはり愛の力は素晴らしいネ」

    「真宮寺君、今の話詳しく聞かせてくれるかしら?」

    咄嗟に気配を感じた方に首を向けるとそこにはいつもよりも更に冷たい瞳をした霧切さんが佇んでいた

    「霧切さん、どうして君がここに?」

    「苗木君のすぐ近くにいただけ、何か問題あるかしら?」

    そんな…霧切さんは地下にいたはず、江ノ島さんの放送からまだわずかに一分と少ししか経っていないのに、大神さんでもなければこんな芸当は無理なはず

    するとフフッと冷笑を浮かべた

    「真宮寺君って以外と素直よね、私(探偵)に表情を変化させるなんて多大な情報を与えるだけよ」

    そしてコツコツと前に進みながら話を続ける

    「貴方がかんがえていること、それは私はここから遠い場所にいたのにどうして?よね、つまり貴方は姿を隠していたはずの私の居場所を把握していた、じゃあどうして知っていたのか?貴方お得意の民俗学?いいえ違うわ、そんな力を貴方が持っていないことは私は調査済みよ」

    胸がきつくなっていく感覚があった、舞園さんを辛うじて封じたのにもう一つの龍にのど笛を噛まれたような感覚……何で彼らのクラスにはこんな魔神が一人じゃないんだか……

    「なら貴方が知っている理由は二つ、偶然発見した、でも実際的には可能性は限りなく低いわね、となれば答えはもう一つ」

    「ククッ」

    汗が流れる、恐ろしい

    「聞いたのね、田中君に」

    「そのとおりだヨ」

    田中君、彼はどういう訳か霧切さんからとある任務を渡された、そしてそんな彼はつい昨日僕達の仲間になったんだヨ

    僕達の目的を達する為に……いや、真に美しいものの為に頑張ろう

    「ねえ、貴方達の目的って何なのかしら?私の、いえ察するに舞園さんの邪魔もしてるわね」

    まずはこの尋問を何とかすり抜けるとしよう
  54. 54 : : 2020/08/07(金) 19:57:33
    霧切の尋問で気温が50度位下がった気分なんだろうな真宮寺は
  55. 55 : : 2020/08/08(土) 03:46:34
    魔神というか何人かは人間辞めているからね。
    仕方ないね。人の皮を被った化け物だし。
  56. 56 : : 2020/08/08(土) 20:45:38
    >>54 真宮寺「氷点下マイナス273℃だヨ」

    >>55 舞園「あらあら、言われてますよ霧切さん」

    霧切「言葉の意味も読み取れなくなったのかしら?枕」


    な、なんと

    「それは真なのですか?田中さん」

    「うむ」

    そんなバカな……まさか霧切さんがそんな恐ろしいことを考えていたとでも言うのですか!?

    「ですがそれならば確かに田中さん以外では、例え江ノ島さんであったとしても出来ないことですね」

    「俺が費やしてきた幾億の日々ならば確かに可能なことではあった、しかしいくら俺様が氷の覇王であったとしても軽々しく決めて良いことではない、それでメスネコよ、お前はどのようなジャッジメントを下す」

    光栄ですね、まさか田中さんから相談を持ちかけられるなんて、責任重大です、色んな意味で

    「今現在、江ノ島さん策謀によりおそらく霧切さんも舞園さんも苗木さんの元に向かい、そしてモノチッチの除去に力を費やしているでしょう、つまり……」

    その時背後から足音が聞こえ反射的田中さんに飛びついていました

    「何やつですか!?」

    「メ、メスネコよ、近い」

    あ、私ったらなんてふしだらな真似を……ママンゴを嗅いだときみたいに恥ずかしいです、マカンゴまではいきませんが

    「田中君、ソニアさん、僕達だよ」

    「あ、不二咲さん、豚神さん、偽豚神さんでしたか」

    「偽物はこいつだ!!」

    細い方の方が喚きましたが豚神さんはグイッと押しのけました

    「お前らなんの話をしていたんだ?」

    「豚神さん、実は田中さんが霧切さんに一つ頼み事をされていたのです、それについて少し」

    一気に三人の目の色が変わりました、不二咲さんが早口で田中さんに言葉を投げます

    「田中君!!頼み事って何なの?」

    すると田中さんは私からちょちょっと離れます

    「闇より更に黒き翼を持つ青髪の魔王にレジスタンスを告げるべく我が田中ファイナルフラッシングディステニーを使いその身と理とを乖離させ時間を作れ、とのものだ」

    またしても三人の目の色が変貌しました、偽物さんが口を開きます

    「つまり……どういうことだ?」

    あらら、この人はまだまだみたいですね
  57. 57 : : 2020/08/09(日) 20:36:25
    十神よ、世の中本物より偽物の方が素敵で素晴らしかったら偽物が本物扱いされて本当の本物は消されてしまうものだぞ…これから少しは態度を改めた方が良いかもしれんよ
  58. 58 : : 2020/08/11(火) 22:12:39
    >>57 十神「俺は認めん、認めんからな!!俺は世界を制する男だ!!」


    ぷるんぷるんと赤松さんが髪を洗うために腕を動かす度に大きな希望を秘めたたわわな果実が官能的に震える、僕はその果実に向かって指でツンツンとつついた

    「ひゃんっ!!」

    僕の指が微かに胸をへこませた後に振り子のような動きを見せて右のおっぱいが左のおっぱいを微かに揺らした、エロイ

    シャワーの水が赤松さんの身体にまとわりついているのがただでさえ官能的な肢体を更に輝かせあそこまで滴っているものは思わず嘗めまわしたくなる

    「もうっ!最原君ったら1秒後に学園が爆発しても可笑しくないのにエッチなんだから」

    ぷりぷりと怒っているように見えるが瞳の奥は物欲しげに潤んでいる、素直じゃないなぁ

    「赤松さんが魅力的過ぎるのが悪いんだよ、えいっ!」

    小さなシャワールームに2人っきり、僕はほんの少し身体を傾かせて押し倒すように身体を預ける、そして赤松さんの柔らかなおっぱいが僕の胸板を優しく押し、乳首の張りまでハッキリと理解が出来るくらいに密着したと同時に僕の顔が一気に間抜けになった……だけならば良かったんだけど

    「ん?」

    赤松さんの背中が壁にぶつかったと思ったらなぜか壁が奥に移動していきやがて押し倒すようにどころか完全に赤松さんを押し倒した

    「え?なにこれどんでん返し?」

    赤松さんが分かりやすく困惑するが僕は乳首を勢いよく吸うことで冷静さを取り戻す

    「ひゃんっ!!最原君っ!!」

    「落ち着いて赤松さん、どんでん返しっていうよりこれは隠し扉だよ、何かスイッチを押しちゃったんじゃない?」

    左右を見ると道がある、まさか隠し通路?

    「そう言えばお尻に変な感触があったような……とりあえず最原君、脇をくすぐるのは止めて、くすぐったいよ」

    赤松さんの脇は乳首に比べれば感度が低いらしく舐めるならこちらの方が焦らすのには効率的だ、単に押せ押せじゃ駄目だってことは不思議だった

    「あ、ごめん無意識にやってた……それはそれとしてこの道……気になるね」

    僕は最原君を手のひらで抑えながら僕の中の探偵がうずきだす

    「赤松さん、僕はここを調べてみるよ、もしかしたら……いや、憶測でものを言うのは止めとこう」

    「なら私も行く!!」

    赤松さんもすっかり興味津々と言った様子で目を輝かせている、性で上がったテンションが暴走をしているのだろうか

    「よし、なら行こう」

    さぁ、鬼が出るか蛇が出るか、出来れば希望が見えますように
  59. 59 : : 2020/08/12(水) 00:48:50
    探検気分満々の赤松の脳内に、雪だるま作ろう〜ドアを開けて〜一緒に遊ぼう〜どうして出て来ないの〜って流れてそうw
  60. 60 : : 2020/08/12(水) 02:02:17
    まずは服を着るのが先では?
  61. 61 : : 2020/08/14(金) 23:14:15
    >>59 モノクマ「あっ、天下のネズミは僕が食べるって決めてるよ!!!」

    >>60 赤松「え?……あっ、忘れてた」


    日向君は頭を抱えていた

    「なぁ、七海、俺達何でこんなことになってんだ?」

    「えっとね、日向君があんまり言うから服を着たんだけどその後壁の中から変な音がして妙だなって思ったんだよ、それで日向君に話してちょっと真面目に調べてみたらさ」

    私は膝を屈めて縄で縛ったクマ達に話しかけるように言葉を続ける

    「この子たちが壁の向こうで何かをしてるのを発見したってことだよね」

    「ああ、このモノクマーズをな」

    赤、青、黄色、緑、ピンク、戦隊ものの伝統的な配色だね、私的には緑も女の子の方が何となく好きなんだけどなぁ、あっ、泣き虫おにぎり君リスペクトなのかな?

    「あれ?おいら何で捕まってるんだったっけ?」

    「ヘイヤー!!モノダムがへまこいてスッ転んでドミノ倒しなったからだぜ!!!」

    「チガウヨ、転んだのモノタロウ」

    「んなことどうでもええわ!!」

    「えっと……日向君、七海さん、私達別に悪いことしてたわけじゃ無いのよ、というか悪いことをしようとしたかもしれないけど連絡がこなかったから何にも出来なかったっていうか」

    日向君はこれを聞いて更に頭を抱えてた、日向君って以外と真面目なんだよね、もしかしたら苗木君よりも真面目かも……まぁ男のマロン持ってるだけで覗きをする人を真面目っていうのは違うかもだけど

    ああ、ちなみにこの話の続き何だけど

    「誰からの連絡だ?」

    「霧切さんよ!!!壁に作った隠し通路を使って今までも色んな諜報活動もしてたわよ!!もうゲロったから良いわよね、グロいことになる前に私達逃げないと!!捕まったなんて霧切さんに知られたら胸に埋められた爆弾が!!」

    まぁ、この後も色んなこと言ってたんだけど要約すると霧切さんに脅されて今日のために準備を進めていたらしい、そして彼女がもっとも精力を入れて取り組んでいたのが舞園さん封じ込め作戦だ、田中君の相手を異空間に閉じ込める技を使って僅かでも彼女を盤から外に押し出すつもりだったらしい

    「田中を壁に隠し、クマ達で気を引いたところに一発か……また面倒なことを考えてたなあいつ」

    「そんなに難しく考えないでもいいでしょ日向君、今私たちがやることは変わらないもん」

    「それは何だ?」

    「let’s go苗木君の所だよ、少し出遅れたけど私の勘が当たってたらこれからが大変だよ、助けてあげないと悪い未来に袋小路になるかもよ」

    フードを被ってにこりと笑う

    「未来は私達で創ろうね」
  62. 62 : : 2020/08/16(日) 22:23:27
    モノクマーズの体内に爆弾を仕込んだとか霧切は外科医の資格もあったのか?
  63. 63 : : 2020/08/17(月) 15:02:37
    探偵の力ってすげー!
  64. 64 : : 2020/08/18(火) 19:01:48
    >>62 霧切「そんなの嘘に決まってるでしょ、バカクマ達にわざわざ小細工する必要はないわ」

    >>63 舞園「探偵じゃなくて非情女と言い換えてください」


    あ、いたいた

    「やぁ、霧切さん、真宮寺君、こんなところで一体どうしたの?」

    「希望厨…狛枝君、貴方こんなところで何をしてるの?」

    「質問を質問で返されちゃったね、その答えは君を探してだよ霧切さん」

    訝しげに僕を見つめる、はてさて彼女の中の僕はどんな扱いを受けてるんだろうね

    「私に何のようがあるって言うのよ」

    「希望の為の用だよ」

    ちらりと真宮寺君を伺う、どうやら霧切さんに散々絞られたらしく生気がとても薄い、それは逆に言えば口を割っていないってことだよね、流石だよ

    「そんな抽象的なものの為なんなら私はお暇させてもらうわよ、苗木君が私を待ってるんだから」

    僕とは話したくないらしくそうそうに踵を返した、だけど

    「待って、苗木君が君を待ってるのはそのとおり、だけどまだ早いよ」

    思った通り、苗木君の一言を出しただけでピタリと止まる

    こんな希望の勇者達の源流となっている苗木君にはやはり尊敬の念を感じざるを得ないね、素晴らしいよ!!

    「どういう意味?」

    「僕達は真宮寺君の力を借りて舞園さんを一時的に行動不能にした、それもまだ舞園さんに苗木君の元に行って欲しくないからだよ」

    きっと今彼女の脳内では僕の言葉の真意を探っているのだろう、だけど流石の超高校級の探偵である彼女であってもまだ掴むことは出来ないはずだ

    「私と舞園さんを苗木君の元に行かせたくない………やっぱり希望厨の考えることは分からないわね」

    「あは、今こうしている間にもきっと苗木君の所に向かっている、これがヒントだよ」

    「……まさか、モノチッチのこと?私達のプライベートを苗木君に見せることが目的だとでも言うつもり!?」

    僕は頭を振った

    「この学園にある希望は苗木君だけじゃない、ここまで言ったら分からないかな」

    未だ霧切さんは困惑をしている、次の駒に手をつけてもどう動かすのか分からない、そんな感じだ

    「…………皆………希望……………まさか」

    おっ

    「まさか狛枝君!!貴方の考え、それってまさか!!私と舞園さん以外の皆を苗木君の元に集めること!?」

    「三分の一は正解、まずこれは僕の発案じゃない、そしてさっきも言ったでしょ、苗木君が君を待ってるって」

    「それって……嘘でしょ」

    「うん、僕達に頼み事をしてきたのは他でもない、苗木誠君だよ、全ては彼の希望の為にね」



  65. 65 : : 2020/08/18(火) 19:44:15
    超高校級の非情女『霧切 響子』
  66. 66 : : 2020/08/18(火) 20:54:19
    僕はどんな扱いって狛枝イコールとりあえずヤベー奴以外なんかあるのかよ?
  67. 67 : : 2020/08/19(水) 10:27:05
    苗木の誕生日に苗木の所に集まるのは自然な事だな、76期生から79期生迄が誕生日プレゼント片手に寄ってきても注意も文句も言えないな、苗木の誕生パーティー的な意味で
  68. 68 : : 2020/08/21(金) 22:13:08
    >>65 霧切「はぁ!?舐めてるのかしら?」

    >>66  狛枝「そりゃまぁ、希望への下僕だよ」

    >>67 舞園「まぁ、否定は全くできませんね!!苗木君ですから!!」


    苗木君が頼み事をした?

    「あはっ」

    この脳味噌お花畑どころか虹の楽園のうえに血の泉が湧き出ているような希望厨に!?

    「嘘でしょ………」

    「本当だよ」

    この間髪を入れずに空気を読めない返しをする白ワカメに?

    「一体何を頼んだって言うのよ……」

    「それはね…」

    「狛枝君!!」

    ワカメの肩を真宮寺君が握る

    「それ以上は……」

    「大丈夫だよ真宮寺君、苗木君は僕と同じタイプの才能のようにみえて全く違う、彼は希望何だよ、必ず全てが上手く回り彼の望む未来にたどり着く」

    そして彼は底のない醜悪な笑みを浮かべた

    ~~

    どういうことですか……苗木君が希望厨や変態マスクマンを従えて私達を一旦であれ退けることを祈った?

    ようやく身体に巡る電流やフェロモンを操って酔いを覚まして千里眼で見ていたら……クッ!!テレパシーを使えないのがもどかしいです!!

    白ワカメは果てなきムカつき顔を浮かべながら唇を動かします

    「苗木君は今日決着をつけるつもり何だよ、これまでのことをね、そして決着をつけるとはすなわちケジメをつけるってこと、聡明な君…達ならもう分かるよね」

    達……本当にむかつきますね、全部計算どおりってわけですか

    私が貴方に負けるとでも?

    私の憤りと共に回りにあった物が激しく吹っ飛ばします、もしこの場に誰かがいたら全身骨折をしたとしても可笑しくはないでしょう

    そして千里眼の向こうの女狐が静かに口を開きました

    「苗木君が私と共に生きることを伝えてくれるってわけね」

    寝言は寝ていってくださいよ、身の程知らずが
  69. 69 : : 2020/08/23(日) 16:39:11
    やったね是清!あだ名が増えたよ!
  70. 70 : : 2020/08/24(月) 18:50:00
    狛枝のあだ名が白ワカメってまだ優しい方だったんだね、チリチリ頭とか陰毛なんかよりは皆って狛枝想いのイイやつだね
  71. 71 : : 2020/08/24(月) 20:09:50
    >>69 モノクマ「面白いあだ名募集中だよ」

    >>70 舞園「ウフフ、単にそんな言葉を使いたくないだけですよ、決して言いませんがケシカスの陰毛巻頭とか糞尿に塗れた漂白剤野郎のようなあだ名もありますよ」


    「なにこれ?」

    俺と七海が苗木の部屋に向かっていると大量の超高校級がたむろしている場所に遭遇した

    「あ、七海さん日向君、これ見てをちょうだい」

    東条に促されるままに視線を向けるとまるで大量の虫が人間の形を成しているような存在がいた、俺もこんなものを見るのは初めてだ

    「なんだこれ!?」

    「これ、虫さんじゃないんだ」

    ゴン太が少し悲しそうな顔を浮かべる

    「モノチッチが大量に集まってゴン太達の行く道を塞いでるんだ」

    「は?モノチッチくらいなら簡単に突破出来るだろ」

    「モノチッチだけならね、ほらあっちの壁を見て」

    またしても東条に促されるままに視線を向けるとそこにはとてつもないごつさのモノケモノが道を阻むように鎮座しているのが写されていた、いや、一つだけ違う、狛枝と真宮寺、そして霧切が写った映像だ

    「どうやら霧切さん達がいる場所以外の全ての通路をモノケモノで塞いでいるみたいなのよ、今不二咲君達がその通路に行ってるから連絡待ちね」

    「おい、何でわざわざそんな面倒なことするんだ?俺達もすぐに行けば」

    「日向君」

    七海がパーカーを被ったまま話しかける

    「こんなことが出来るのは江ノ島さんだけ、彼女が何を考えてるか理解できないけど、石橋は叩いて渡るに越したことはないってこと、そうだよね東条さん」

    「ええ」

    「というわけで日向君、私達は強行突破しよう」

    「ああ……え?」

    七海は弾けるような笑顔で俺の手を握った

    「やっぱり裏ルートを通るのは燃えるよね!!萌えて燃えるよね!!」

    熱い、妙なゲーマー魂が萌えている、否!燃えているのを感じる

    「七海さん本気なの?」

    「うんっ、私は日向君と一緒なら絶対に大丈夫って信じてるから」

    不意に胸がドキンッとなるがその一瞬の隙つかれて先に進まされる

    「let’s go苗木君の所!!」

    「楽しそうだな、おい」

    「何言ってるの日向君、本来今日は楽しむ日なんだよ」

    江ノ島の策謀と思われる何かが目の前にあるのに七海はやはり笑う

    「だって友達の誕生日なんだからね!!」

    ~~

    「な!?」

    僕は今、そこそこ信じられないシーンを見ている

    「あら?不二咲君、それにかませに豚神君、あとウニ、こんなところで奇遇ね」

    恍惚の表情の狛枝君が霧切さんに踏まれていた

  72. 72 : : 2020/08/25(火) 20:58:20
    霧切さんにツッコミきれないww
  73. 73 : : 2020/08/26(水) 19:29:01
    葉隠の奴はとりあえず縛って置かないか?苗木に贈られた誕生日プレゼントを盗んで売り飛ばすかもしれないし…
  74. 74 : : 2020/08/27(木) 22:46:00
    >>72 左右田「そろそろ俺の出番かな?」 ソニア「そんな予定はありません」

    >>73 葉隠「さすがに命の方が大切だベ!!」


    果たして今は僕の思い描いていたように動いてくれてるかな?きっとそんな風にはいってないか

    「ちょっと苗木、あんた長々と私様を放置しといてなんのつもりよ!!」

    「ごめん、ちょっと物思いに耽っちゃって、えっと僕が僕の計画の為に、狛枝君、真宮寺君、田中君に強力をお願いしたって所まで話したよね」

    「そーね、何の計画か知らないけど、何?ビッチーズと3Pでもしたいの?私様はいやよ、松田君に乙女を女に変えて貰うって決めてるんだから」

    「まさか、僕はそんな不誠実なことをする気はないよ、ただちょっとしたことを確かめて、それから答えを出すんだ、でもその前に一つだけしたいことがある」

    「苗木君それって何なの?」

    江ノ島さんの隣にいた戦刃さんが首をかしげた、こういう所だけを見たらとても軍人には見えないんだけどな

    「至って普通のことだよ、僕の幸運が僕に味方してくれるならきっと舞園さん、霧切さんよりも先に皆がここに来てくれる」

    その時、江ノ島さんがうぷぷと笑った

    「ざーんねん!!私様がそれを予想して先に手を打っておきました!!モノケモノが道を塞いでるからせいぜい絶望し……」

    バキンッ!!と不意に訪れた音と共に壁が壊れた

    「あれ?何か壊れちゃった!?」

    「赤松さん、とにかく僕に隠れて!!」

    「うっそ!!」

    舞園さんが僕の幸運はとんでもなく低い可能性を拾うものって言ってたっけ?そして霧切さんは僕が希望をねがうかぎり紆余曲折あろうとも
    辿り着くって

    「えっと……苗木君、江ノ島さん、戦刃さん、出きればタオルか服をくれる?」

    まぁ、今壁からここに辿り着いてくれたのは裸の最原君と赤松さんだけどね
  75. 75 : : 2020/08/28(金) 14:09:36
    赤松と最原が裸なことに突っ込めよw
  76. 76 : : 2020/08/29(土) 05:26:40
    戻って着替える事は考えて無いんだな二人とも、それと苗木の誕生日が2月の最初らへんだからかなり寒いはず…
  77. 77 : : 2020/08/30(日) 09:49:39
    >>75 舞園「?ツッコミどころありますか?」

    >>76 モノクマ「希望ヶ峰をなめちゃあかんよ、冷暖房完備だよ!!壁の中から地下まで完璧!!」


    わりとこういう、狛枝君が変態を遺憾なく発揮する所を見て耐性が出来たのがちょっとだけ悲しい

    「霧切さん、一応聞いとくけど何で狛枝君を踏みつけてるの?」

    「ムカついた……じゃなくってたまたま足下に白ワカメがいたから気にせず踏み抜いただけよ、以外と踏み心地がよくて少し困惑してるところよ」

    「光栄だよ」

    「それでいいべか!?」

    「うんっ」

    分かっていたけど手遅れだね、罪木さんでもこれは治せない

    「さて、でもそろそろ気も晴れてきたから私は苗木君の所に行くわよ、大幅に時間を食っちゃったから一番乗りは無理でしょうけど」

    すると真宮寺君が霧切さんの行く道を塞ぐように立ち塞がった

    「それは駄目だヨ!!あとちょっと、本当にあと少しだけ、ちょっとだけ時間を稼がせてもらうヨ」

    「真宮寺、貴様どうして霧切の邪魔をする?」

    「豚神君、そうだネ、もう隠す必要もないから教えてあげるヨ、苗木君に頼まれたのさ、不二咲君、君たちは先にいって!!」

    「苗木が!?」

    十神君と同じように僕も急な苗木君宣言に驚きを隠せなかった、ただどうにも僕の鍛えられた第六感辺りは微かながらにそれを予測していたらしくどこか納得している僕がいた

    「苗木君のいうことは憲法よりも遵守すべきものよ、でもだからといって私は直接確かめないと信じない性でね」

    まるでそれが探偵のあるべき姿であると言わんばかりに堂々としている

    「だから真宮寺君に恨みはないけど」

    一瞬だった、まるで息をするようにさりげなく、瞬きをするような速さでポケットから取り出した催涙スプレーを噴射させた

    「わっ!!」

    「一周回って原始的な手だベ!!!」

    見事に真宮寺君を撃破した霧切さんだったけどその脚はすぐに止まった

    「行かせんぞ霧切!!」

    「豚神君?」

    「理由は分からんが真宮寺のことを俺は信じる!!これまた理由は分からんが苗木がお前を足止めして欲しいならそうする」

    「豚神君、君ってやつは……葉隠君!!十神君僕達は先に行こう」

    「だ…べ?」

    ん?

    「葉隠君どうしたの?」

    「今、見えちまったんだべ、後数秒後の、ってか今すぐ起こる未来が」

    どういうことか聞いてみようと口を動かそうとした瞬間、世界を威圧するような圧倒的な暴風が吹き荒れ始めた

    「だべぇ!!」

    葉隠君が吹き飛んだ!!

    これは、この全ての守護も覚悟もあざ笑うカのような力の奔流は

    「クククマスクマンさん、希望厨さっきはよくもやってくれましたね、不二咲君、豚神君、その他、久しぶりです」

    「舞園さん………」

    やってきた、全ての策略を無に帰す圧倒的な怪物が

    これから一体どうなるの?


  78. 78 : : 2020/08/30(日) 13:29:13
    豚神くんさっすがイケメン!ニセモノの方は見習ってほしいよね
  79. 79 : : 2020/08/31(月) 19:41:45
    舞園はもはや孔明の罠を破壊する孔明クラッシャーになったか、でも司馬懿は壊せないと思いたい…
  80. 80 : : 2020/09/01(火) 02:11:39
    完全に登場の仕方が魔王じゃないですかー舞園さん。
    え?何?じゃあ霧切さんは苗木くんが死ねって言えば死ぬんですかー?←ガキの理論(笑)
  81. 81 : : 2020/09/02(水) 02:04:05
    土壇場で自分の命惜しさに苗木を見捨てたウラギリスが『憲法よりも遵守すべきもの』とか何か言ってる
  82. 82 : : 2020/09/02(水) 20:32:29
    >>78 十神「ぼざけ!!!」 江ノ島「泣くなよかませ」 十神「泣くか!!!」

    >>79 舞園「浅学で申しわけありませんがどなたでしょうか?もっとも70億人と戦ってもまける気がしない私に壊せないとは思えませんが」

    >>80 霧切「逆に貴方死なないの?もっともそんなこと言わないって信じてるからこそ尊いんだけど」

    >>81 霧切「それは愚かな世界線の私ね、この私はそんなこと絶対にしないわ」


    遂にきたわね枕

    「久しぶりね舞園さん、もしかしたらと思うけど私もその他の中に入っているのかしら?」

    「ご想像にお任せしますよ、さて、それでは私は急いでいるので」

    余裕の笑みで闊歩する舞園さんの前に真宮寺君が立ち塞がった

    「させないヨ!!」

    「真宮寺君、さっきはよくもやってくれましたね、でももし本当に苗木君のお願いでしていたことなら許します、夫をたてるのも妻の役目ですからね、私は三歩下がって付き従うことを辞さないタイプの女ですから、貴方へのオシオキは苗木君から話を聞いてからです」

    「だからここからは通さないヨ!!秘技ソルトウォール!!!!」

    叫んだかと思ったら塩の壁が舞園さんの前にそびえ立った、ちょっと触ってみるが凄い固さだ、鋼みたい、超超高密度で塩が密集してるのね、恐ろしい力


    「ったく、妻が夫の元にむかうのを邪魔するとは……苗木君から早く詳しい話を聞かないとですね」

    呟いたかと思ったらピンッと指を弾いた

    「ウワァァァァ!!!」

    その瞬間ソルトウォールとか言うのは木っ端微塵にはじけ飛びその一欠片が口の中に入った、しょっぱい

    「愛に障害はつきものですが妻の道のりの障害はあんまり聞きませんね」

    それにしてもやっぱり規格外ねこの枕のパワー、早く苗木君のアンテナを私の中に入れて既成事実を作らないとヤバいわ

    さて、それを一体どうすればいいかあのクマ達も日向君に捕まったみたいだし田中君も私の思い通りには動いてないみたいだし………

    割と真面目に不味いかもね、せめて時間があればまだ打てる手はあるんだけど

    「さて、じゃあ行きますか」

    「待って!!」

    「ん?不二咲君?もう私の味方じゃ無くなったんですよね?なら申しわけありませんがこの歩みを止める気はありませんよ」

    「……確かにそうだけど、でも僕は舞園さんの敵じゃないよ!!ちょっとだけでもいいから話を聞いて!!!」

    不二咲君……なら少しくらい時間が稼げるかも

    フフフ、最後に勝つのはこの私よ
  83. 83 : : 2020/09/03(木) 01:39:05
    よく考えたら、霧切って特別なパワーとか使わずに頭脳の身体能力だけで舞園と互角にやりあってるんだよね……
    やばいな……
  84. 84 : : 2020/09/04(金) 05:55:10
    真宮寺のオシオキか、超高校級の陰陽師か霊媒師を呼んでお姉さんを強制成仏させて二度と出会えないとか?
  85. 85 : : 2020/09/04(金) 17:25:54
    ソルトウォール以外の技はあるのかな?
  86. 86 : : 2020/09/05(土) 16:09:33
    正直真宮寺がこんなに簡単に負けるとは思いにくいんだよな。(舞園もある程度加減してるだろうし)もしかしたらやられたふりをしているだけとか…は流石にないか?
  87. 87 : : 2020/09/05(土) 20:42:59
    >>83 霧切「当然でしょう、私の愛の方が大きいのよ」

    >>84 舞園「お姉さんは関係ありません、塩だらけのとっても大きな湖にぶち込み続けるだけですよ、一生ほど」

    >>85 真宮寺「ソルトナックル、ソルトゴーレム、ソルトレクイエム、ソルトドラゴン、呪塩海解とまぁ色々だヨ」

    >>86 舞園「もう無理です、神経伝達物質を狂わせましたから、呪力だか何だか知りませんが愛の前には無力です」



    「日向君右!!!」

    「危なっ!!」

    私達はモノケモノがうごめく通路を駆けていた、ミサイル等の武装こそ使わないものの完全に私達を潰そうとしている、どういうわけか私の中にある絶望的な仕掛け満載で最後のゴールが人生のゴールというインチキ迷路の記憶のおかげで対応出来ているがそれがなければもう終了しているであろう

    「あ、見てみて小っさいのもいるよ」

    「え?」

    その小さいのは不意にこちらに飛び込んできて私は足をすくわれた

    「アッ!」

    「七海!?」

    胸が日向君の顔を覆った、鼻や口の感触にちょっとだけ身震いする、私の前にあるアンテナがぴょこぴょこ動く度に胸がくすぐられるのだ

    「ちょっと日向君」

    ようやく離れたと思ったら私達はモノケモノに囲まれていた

    「あっ、これはしまったね」

    もう完全にこれじゃ逃げ場がない、詰んだかな何て思ったのだが

    「日向君?」

    可笑しい、明らかにいつもと違う

    「七海、いつもいつも生殺しだよな」

    「どうしたの?日向君」

    何だろう、何か変なオーラが見える、というか髪の毛が長くなってる気がする

    「俺だって男なんだぜ、特に今日はお預けが酷いんじゃねえか?こっちゃあのスキー旅行の時からムラムラしてんだぜ」

    なんだこれ………何か凄い

    「七海!!教えてくれ!!!お前は俺のことどう思ってんだ!?」

    「大好き」

    「じゃあもしこの場を切り抜けられたら俺とセックスしてくれるか!?」

    やっぱり

    「いいよ」

    「え?」

    「いっぱいしようね」

    長い髪のオーラがすっとひいていき代わりに瞳がオッドアイになった

    「七海、後は俺に任せろ」



  88. 88 : : 2020/09/07(月) 22:16:52
    赤松と最原はセックスして日向七海も二人に同じになりそうで十六夜と安藤も同じく、超高校級の夫婦で溢れてるな
  89. 89 : : 2020/09/08(火) 21:38:53
    てか日向は地味にカムってきてないか?
  90. 90 : : 2020/09/09(水) 12:26:09
    妊娠したらどうするつもりなんですかねー
  91. 91 : : 2020/09/09(水) 19:57:23
    >>88 舞園「その中でもこれから最高の夫婦が生まれるんですよ」

    >>89 モノクマ「カムってるっていうか未来を創るモードに入ってるね」

    >>90 七海「立派に育てる以外に選択肢ある?私達の子供なら絶対に可愛いよ」



    僕は全力で息を吸い込んだ、舞園さん相手には小細工無用、僕の本心をぶつけるしかないよね

    「正直に言って僕は舞園さんと苗木君が結婚しても霧切さんと苗木君が結婚してもそれほど差はないと思うんだ」

    「何!?」

    息をするのが難しい、対面してるだけで寿命がチェーンソーで切り刻まれているみたいだ

    「だってそうでしょう、僕個人からしたら舞園さんには恩があるから幸せになって欲しい、でもそれ以上に苗木君に幸せになって欲しいんだ、舞園さんだって一番は苗木君の幸せを願ってるんでしょう」

    急に言葉に窮したようになるが構わず続けてみる

    「僕は苗木君が幸せなら誰と付き合おうと良い、でも舞園さんはそうは思ってないんだよね、何故なら舞園さんは苗木君と一緒になりたいから」

    僕はずっと前から思っていた、舞園さんと霧切さんが持つ気づかないようにしていた事実を

    「苗木君が幸せになることを望みながら自分が幸せになることを、もしかしたら混じり合わない二つを持っていた、それで舞園さんも霧切さんもきっと心の奥底では分かってたんでしょう、口では一番に苗木君について考えていたけど実は自分のエゴが一番大切だった」

    「違います!!私と苗木君が結婚することが絶対に誰にとっても最高の結果に繋がるって間違いないんです!!いくら不二咲君でもそんなことを言うなら怒りますよ!!」

    サイコキネシスのパワーがまた上昇してる、もう葉隠君の姿も十神君の姿も、あれ?霧切さんの姿も見えなくなってる、前二人と違って不様に吹き飛ばされるなんてことあり得ないだろうに

    「私と苗木君は運命の赤い糸で結ばれてるんです!!私の中は苗木君専用、苗木君のアンテナは私専用なんです!!!」

    もう立っているのも辛い……吐きそうだ………でも僕がここで倒れたら………苗木君に迷惑が………

    「不二咲、倒れるな」

    「と、豚神君……」

    背中を豚神君に支えられて何とか立っていられる

    「舞園!!!俺はお前を否定しない!!!恋愛とはエゴを通すことと同義だ!!!だがエゴを通すのはお前だけではない!!俺は皆を導くものとしてほんの僅かとはお前を止めてみせる!!」

    ~~

    「おらぁ!!」

    最原君にタオルを渡したと思ったらいつもとちょっと感覚が違う日向君と七海さんがやってきた、江ノ島さんが手を大きく広げた

    「もう!!今度は日向に七海!?どうなってんのよ!!」

    うん、ぞくぞくとやってきたね
  92. 92 : : 2020/09/11(金) 06:23:59
    痩せてる方の十神も働けよ
  93. 93 : : 2020/09/11(金) 22:38:39
    舞園は料理上手だし出過ぎず引っ込みすぎず人生の長い二人三脚では最高のパートナーだろうね
  94. 94 : : 2020/09/12(土) 21:11:18
    >>92 霧切「彼に何かを期待するのは酷よ」

    >>93 舞園「そのとおりです!!貴方はとってもよく分かってますよ!!」


    フフフフフフ、流石は不二咲君ね、あの枕ったら心を乱されてるわ

    私は何を言われようとも冷静さを失うことはない、絶対零度の思考と吹雪よりも荒々しい行動力の両方を私は持っているのよ

    そしてあと一つ、駄目人間のゴミ野郎とはいえ思い通りに動く学園長もね

    私は隙を見てあの場から離れた、あんな化け物枕と真っ向勝負をするなんてバカのやること、できるなら駒として浮かすのが定石なのよ

    私の目的は最初からただ一つ、苗木君と結ばれること、これにつきるわ、だから私はこっそり学園長に造らせた最短距離で苗木君の元に向かう、あっちまでついたら隙を見て苗木君と私を地下に落とせば良い、ベッドと避妊具は既に用意してあるわ

    ハッキングしておいたモノチッチの情報によれば今苗木君の部屋には絶望シスターズ、裸の赤松さんと最原君、いつも通りの七海さんと何か覚醒してそうな日向君、このメンツなら隙を突くことも私なら不可能じゃないわ

    そうほくそ笑んだとき私の足が何かに掴まれた

    「やぁ霧切さん」

    「希望厨!?」

    確かに踏みつけた後に何処に行ったかいまいち分からなくなったけどまさかこんな所に……いる理由は一々聞く必要もないわね、悪運の強い男

    「アハハ!!!こんな所であえて嬉しいよ!!苗木君の盾になれる!!」

    私は強く白ワカメの顔を踏みつけた


    ~~

    「じゃあ日向君達もきてくれたところだしそろそろ僕の話を聞いてくれる?」

    「苗木?俺達が着たから何だって言うんだ?」

    「実はね、日向君達、いや、舞園さんと霧切さん以外に先に確認しておきたいことがあったんだよ」

    さぁ、これからが僕の人生に大切な所だ
  95. 95 : : 2020/09/13(日) 16:48:32
    モノチッチはどんな気持ちで情報を教えたんだろう...
  96. 96 : : 2020/09/14(月) 22:21:35
    霧切が苗木と結婚したら冷たい家庭が出来てしまうな、笑顔も無く食事も御通夜みたいな空気で食べている、休日も面白く無い、希望はあれど光は無いな
  97. 97 : : 2020/09/15(火) 06:16:38
    >>96そうかな、結婚したら人は変わるって言うし、霧切自体大体のことを何でも出来るような人だから案外いい家庭になるんじゃね?(ネタレスならすまん。流してくれ。)
  98. 98 : : 2020/09/15(火) 18:56:01
    >>95 霧切「何言ってるの?機械に感情でもあると?亅 キーボ「ロボ…」 霧切「無いわよね」

    >>96 舞園「そうですよ、心も体も絶対零度、無意味に身体を重ねるだけになること間違いなしです、私と違って!!!!!!私と違ってですよ!!!!」

    >>97 霧切「当然よ、お互いを尊敬し合い互いを高め合う最高のカップル間違い無しよ、どこぞの隷属しかできない枕は違うわ」




    朝日奈さんと会話をした時から僕は気づいてしまった、これまで舞園さんと霧切さんが僕にしてきた数々のアプローチを

    冷静に考えたら僕は霧切さんの裸を見ることが沢山あったし舞園さんの胸を揉んだりする機械が尋常じゃないくらいあった、無人島に流された時も水着を飛ばされてずっと見せつけるように行動するなんておかしな話だったんだ


    それだけじゃない、クリスマスの時も何だか二人は僕を中心にして牽制し合ってるみたいに見えたしクラスの皆もハラハラしながら見守っていた気がする

    お正月だって普通に考えてばったり会ってそのまま実家でおしゃべりなんてあるだろうか?こまるの様子もちょっと変になってたし

    スキー旅行に至るまで全く気づくことが出来なかったのは間抜けだったと言うしか無い

    だから僕は霧切さんと舞園さんに決着をつける前に皆に確認をしないといけないんだ

    僕は今現在僕の部屋に集まっている皆に向かって一言送る

    「ねえ、皆は霧切さんと舞園さんが僕に気があるって知ってたの?僕にどうして欲しかったの?」
  99. 99 : : 2020/09/16(水) 19:55:20
    これ苗木…じゃないよね。苗木なら「僕」じゃなくて「ボク」のはずだし。
  100. 100 : : 2020/09/17(木) 22:08:50
    そう言えば時間ってどの位経過してるんだろ?まだ苗木の誕生日迎えたばっかなら2~3時間って所かな?
  101. 101 : : 2020/09/18(金) 19:00:10
    >>99 モノクマ「この世界の「僕」や「ボク」ついでに「ぼく」や「私」「ワタシ」とかは同じだよ、不思議な魔法がかかってるの」

    夢野「うちの力じゃ」

    >>100 モノクマ「ザックリ30分くらいだね、1試合で何巻も続くスラムダンク現象だよ」


    だべ

    舞園っちめ……どんなバカ力だべ……忘れてたそういえばその気になったら地球の一つくらいは消滅出きるんだベよな、あれ?太陽系だったっけ?いや、山田っちは天の川銀河も破壊できるとか言ってたべ、天の川銀河ってどこの星のことか知らんけど


    「く」

    このメガネは!?

    「十神っち!?大丈夫だべ?」

    「当然だ、お前とは身体の出来も違う」

    その割には俺と同じ所まで吹き飛ばされたべな

    キョロキョロとあたりを見回してみると宿舎の近くまで吹き飛ばされたみたいだべ……この穴、もしかして俺達が開けたんべか?

    自分の身体が丈夫になったことに複雑な思いを抱いていると十神っちが背中を叩いて「いくぞ」って行ってきたべ

    「どこに行くんだべか?」

    「決まっている、舞園め俺を吹き飛ばしたことを後悔させてやる!!」

    「止めとくべ!!せっかく上手い具合に逃げられたんだからもうここでゆっくりするべ、後は不二咲っちと真宮寺っちに任せて」

    真宮寺っちはめり込んでた気がするけどまぁ俺が面倒被らなかったら全然OKだべ

    「ふざけるな!!十神家の男がなめられたままでいられるか!!」

    ふっ、プライドの高いバカだべ

    俺は踵を返して走る

    「おい待て葉隠!!」

    「俺は十分頑張ったベ!!」

    するとこんな声が聞こえてきた

    「ねえ、皆は霧切さんと舞園さんが僕に気があるって知ってたの?僕にどうして欲しかったの?」

    だベ?

    勢いに任せてその声がした部屋に入ってみると

    「だベ!!?」

    江ノ島っち戦刃っち日向っち七海っち最原っち赤松っち……そして

    「苗木っち、何でなんか怖い顔してるんだべ?」
  102. 102 : : 2020/09/19(土) 01:22:51
    眼鏡だけで十神って分かるんだ...
  103. 103 : : 2020/09/19(土) 06:47:13
    >>102「当然だ、お前とは眼鏡の出来も違う」じゃねーの?
  104. 104 : : 2020/09/19(土) 07:33:47
    実際苗木がどうするのが正解だったんだろうなー今まで
  105. 105 : : 2020/09/19(土) 20:35:50
    そう言えばダンガンロンパの新作が出るって噂聞いたけど、どうなのモノクマ?
  106. 106 : : 2020/09/21(月) 12:02:16
    日向と七海、最原と赤松、江ノ島と戦場…十神と葉隠…
  107. 107 : : 2020/09/21(月) 23:13:27
    >>102 モノクマ「逆にメガネを見て分からないの?」

    >>103 霧切「違うわ、クズウニにメガネをかける権利なんてないもの」

    >>104 モノミ「分からないでチュ、誰か教えてくだちゃい!!」

    >>105 モノクマ「スマホ版で追加のコンテンツ込みのやつが出るけど完全最新作は知らないなぁ、いつか出ると信じてるけど」

    >>106 十神「お前、何が言いたい?」



    ハァ、ようやくあの白ワカメを引き離すことが出来た、早く苗木君の所にいかなきゃ…

    その時私の身体に大きな揺れを感じた

    「地割れ!?」

    ちょっと待って、あの枕ここまで力を使ったって言うの!?

    早くいかなきゃ、地の底に呑み込まれる!!!

    白ワカメはとっくに落ちていた

    ~~

    「ウワァァァァァ!!!!!!!」

    「舞園!!さすがに少し落ち着け!!!!」

    まずい、まさかここまで舞園が我を忘れるとは!?苗木君への愛情とエゴのギャップを突いただけだろう

    「それほどまでに思いが強いのか」

    「私が苗木君のお嫁さんなんです!!!!!」

    舞園の全力の1%程か……東京程度なら崩壊する力が暴走している

    「あっ!」

    不二咲が地割れに落ちていく、まずい左右田ならともかく不二咲では危ない!!!

    「クククククククククククククククククククククククククククククククククククククククククククククククク!!!!!!!!!!!!!」

    不意にとんでもない声が聞こえた

    「絶技!!!ソルトボルケーノ!!!!」

    真宮寺!!?再起不能になったんじゃ

    ソルトボルケーノは地割れから吹き出てきて俺達は塩に乗る、なぜ乗れるんだ?

    「不二咲君、豚神君、時間稼ぎありがとう!!これから民俗学の真髄の技を見せるヨ!!!」

    「真宮寺!!!!???」

    「反技!!!ソルトパニッシャー!!!!」

    ソルトパニッシャーとやらは真っ直ぐ舞園に向かっていった

    だがあの程度では……

    「私と苗木君は運命なんです!!!」

    やはり漏れ出している力の奔流にかき消された

    だが

    「舞園が消えた!?」

    どうなっている?

    「ククク、反技は世界の理に反する技………パニッシャーを消し去ったものは別世界に移転する……と言っても舞園さんなら数分で世界を消し去って戻ってくるだろうネ、でも……後は苗木君の希望が………美しく輝くはずだヨ」

    「よくやった真宮寺!!後は任せろ!!」

    俺は真宮寺をおぶって苗木君の部屋に向かう

    必ず美しいものを見せてやるからな!!
  108. 108 : : 2020/09/22(火) 06:33:49
    真宮寺も人間辞めてるじゃん
  109. 109 : : 2020/09/22(火) 09:58:33
    予想合ってて草
  110. 110 : : 2020/09/22(火) 10:21:44
    対舞園用の技か
    すげーな真宮寺
  111. 111 : : 2020/09/22(火) 14:43:02
    この真宮寺なら塩かけても溶けなさそう
  112. 112 : : 2020/09/22(火) 17:23:19
    舞園が帰って来たらとりあえず真宮寺の二つ名の塩を取っ払ってくれ、自分の尊敬するゲーム実況者さんと同じ名前なのが前から気にくわなかったんだ、まだ真宮寺が人情あってとかならまだ大丈夫だったんだけど…
  113. 113 : : 2020/09/24(木) 21:56:39
    >>108 モノクマ「というか希望ヶ峰学園にいる半分は人外みたいなもんだし」

    >>109 舞園「おめでとうございます!!」

    >>110 真宮寺「ありがとう、でも彼女にはほとんど効果がないんだよネ」

    >>111 真宮寺「溶けないヨ」

    >>112 舞園「それは三次元の状勢をコントロールしなくては不可能です…流石に次元を超えるのは難しいですね」




    突然地鳴りが起きたと思ったら学園に大きな亀裂が走った

    「さくらちゃん!!」

    さやかちゃんだ、こんな人間離れをしたことが出来る人間は苗木への想いからエスパーを習得したさやかちゃんしかいない

    未だにどうして好きな人へのアピールの為にエスパーになったのかは分からないけどとにかくさやかちゃんしかいない!!!

    私は空中を走っているさくらちゃんに抱きかかえられながらそんなことを思った

    「朝日奈、どうやらあちらでは何かとんでもないことが起こっているようだ……あまりにも気が強くさらに多種多様な為我にも何が起こっているのか分からん、ただ舞園の力のコントロールが不可能になるかも知れんな」

    桑田や左右田が落ちていっているがあいつ等はタフなので多分ブラジルまで行ったとしても問題は無いだろう

    「そんな……あのさやかちゃんの力が暴走したら全部無くなっちゃうよ!!!!」

    比喩でも過剰表現でもなく地球はちり一つ残さず消える、まさしく跡形もなくというやつだろう……恋する乙女の力は∞なのだ

    「私達に出きることはないのかな?」

    「…………祈ること」

    「あるぞ!!!」

    さくらちゃんの言葉を遮って田中が私達の前に現れた、黒龍に乗っている、多分召喚したのだろう

    「そうじゃ、うちらの力をあわせれば何とか出きるかもしれん!!」

    ひみこちゃん!!

    後は真宮寺さえいれば希望ヶ峰学園超能力三傑勢ぞろいだ、因みにさやかちゃんは殿堂入り

    「田中よ、やることは分かっておろうな」

    「無論だ」

    何をする気か分からないがこれは期待できる、さやかちゃんには絶対に勝てないだろうけど不思議と何とかなる気がする

    「さぁ!!処女の血を集めよ!!」

    はぁ!?

    「こまりました、私の血は使えそうに……」

    「冗談だ」

    田中とソニアちゃんの謎のやり取りに私はぽかんと口を開けた

    「さくらちゃん、何今の?」

    「一種のお約束というやつだ」
  114. 114 : : 2020/09/25(金) 00:32:48
    なるほど。朝日奈以外まともな人間がいないな。
    やはりヒロインは朝日奈だったか。苗朝!苗朝!
  115. 115 : : 2020/09/25(金) 08:40:53
    半分?むしろ人外じゃないやつとかいる…?
  116. 116 : : 2020/09/25(金) 17:57:00
    更にむしろ苗木の方が悲劇のヒロインって気がするんだよな…
  117. 117 : : 2020/09/25(金) 22:43:29
    この学園にはまともな人はいったい何人なんだろう
  118. 118 : : 2020/09/28(月) 00:22:53
    >>114 舞園「へぇ、そんなとち狂ったカップリングを推してる人ってまだいたんですね、淘汰したとばかり思ってました、不覚です」

    >>115 舞園「少なくとも私と苗木君は間違いなくふつうですね、愛の力は誰でも持っていますから」

    >>116 モノクマ「ダンガンロンパは初代から苗木君がヒロインだよ、今気づいたの?」

    >>117 不二咲「………ゼロだと思う、ボクも含めて」



    力が……制御できません


    私のエスパーは苗木君への愛情からなるもの、生まれつきでも謎の組織に改造されたわけでもありません

    故に制御方法は精神力のみ、苗木君への愛情は∞ですが精神力の方には限界があります、完全に暴走したら一体どうなるのか、正直に言えば私ですら予想が出来ません

    ただまぁ地球と月くらいまでは間違いなくこの世から存在ごと消滅するでしょう

    だから私は愛情を精神力に転用してこれまで自分の力を制御してきました、しかしこの技は言うなれば邪道、愛情を苗木君以外に向けるなど本来はあってはならないことなのです

    地球を含め苗木君を消してしまいかねない力を制御するために苗木君に背く、この二律背反の理に一応の納得をさせるために私は一つの策を講じました

    「舞園さん、大丈夫?」

    「はいっ!!苗木君の膝枕気持ちいいです、ぎゅっとしてもらって良いですか?」

    「抱きしめるだけでいいの?」

    私が講じた策、それは精神世界に苗木君を生み出すことです

    「キス、してくれますか?」

    苗木君は優しく笑い「喜んで」と応えてくれました

    ただ今の私はこの笑みに違和感を覚えざるをえません

    不二咲君の言葉で気づいてしまったのです

    この苗木君は私が作り出した都合の良い苗木君だということに

    ………現実の苗木君と会う前に決着をつける必用があるのかも知れませんね
  119. 119 : : 2020/09/28(月) 19:41:56
    舞園さん頑張れー!
  120. 120 : : 2020/09/28(月) 21:21:56
    とりあえずAはクリアって所か、この勢いでBとCまでイかないとな
  121. 122 : : 2020/09/29(火) 06:50:04
    そういえば作者のアイコンはナエギリなんだ。じゃあやっぱり霧切さんこそが苗木くんの妻に相応しいんだね!
  122. 123 : : 2020/09/29(火) 07:23:41
    舞園さんの力はもはや人のてに余るものになってしまったか
  123. 124 : : 2020/10/01(木) 22:59:14
    >>119 舞園「頑張ります!!」

    >>120 舞園「私と苗木君ならZまで楽勝ですよ」

    >>122 モノクマ「えっと……」チラッ 舞園「…」ニコッ モノクマ「実はあれ霧切さんのコスプレをしてる舞園さんなんだ………というか最初は一話完結のつもりだったのに何でここまで続いたんだろ」

    >>123 不二咲「冷静に考えよう、最初から人の手に余るものだよ」


    「何で怖い顔してるんだべ?」

    葉隠君はきょとんとした顔でそう僕に告げた

    「怖い?」

    顔を触ってみるがいつもと差が分からない、でも言われてみれば少し固くなっている気が

    「何があったか知らんベけどさてはまた江ノ島っちになんかされたべ?」

    「ちょっと葉隠!!私様が苗木にちょっかいかけて絶望バースデーにしようとか思わないわけ無いでしょう!!見そこないでよ!!」

    「やっぱり思ってたんだべ!!」

    「おいこら葉隠!!この俺から逃げるな!」

    「十神っち、しつこいベよ、自殺したいなら一人でやるベ、舞園っちの逆鱗に触れても俺は知らんけど、というか日向っち、その目はどうしたんだべ?田中っちみたくカラコンか?」

    「いや、よく分からんけど何か覚醒したっていうか……カムクラをものにしたみたいな」

    「日向君、カムクラって何?」

    「ちょっ!!最原君私の前から離れないで!!タオル一枚なんだよ!!!」

    「ねぇ盾子ちゃん、私って一体どうすればいいの?」

    「知るか!!というか何でまだこの場にいるんだよ残姉!!!」

    「ふぁあ……何か急にいつもの雰囲気になって眠気が……日向君膝枕して」

    「寝るな七海!!ああもう、さっきのシリアスな苗木との問答は何処に行った!!」

    「夢の世界……zzzzzzz」

    「七海ぃぃぃぃ!!!!」

    「あ、日向ったらやらしー!!千秋ちゃんのおっぱい揉んで起こしてやろうって顔してる~~」

    「黙っとけ江ノ島!!」

    「貴様等!!俺をのけ者にするんじゃない!!」

    「最原君、苗木君のベッドのシーツ借りて二人でくるまろ」

    眼前でめくりめくるやり取りを見て僕はどういうわけか分からないけど口元を手で押さえた、肩がヒクヒクとうごくのを止められない、手のひらから声が漏れ出す

    「フフフフ」


    分かった、皆が僕にどうして欲しかったのか、というか答えは簡単だよね、こんなに我の強い皆だけど暗黙の了解とでも言うのか他の人の我を尊重してる

    つまり、僕の好きにしろってことか、願わくば自分の望む方に傾けと

    ようやく決心できた、舞園さん、霧切さん、僕はもう迷わないよ
  124. 125 : : 2020/10/02(金) 22:37:35
    赤松にもちゃんと羞恥心ってあったんだな、てっきりどこでも最原とヤッてる内に無くなったのかと思ったよ
  125. 126 : : 2020/10/03(土) 01:01:55
    こんな状況でも眠くなる七海は天使だな(現実逃避)
  126. 127 : : 2020/10/04(日) 23:12:08
    >>125 赤松「羞恥心がなかったら野外プレイとか面白さ半減だよ」

    >>126 七海「睡魔とはいついかなる時でもゲーム中以外はやってくるものだからね」ドヤァ


    まず大前提、私は苗木誠君のことが大好きです、愛してます、フォーリンラブです、もし彼と彼以外、私を含めた全生命体の消滅を天秤にかざるをえない状態になっても私は苗木君を選びます

    ですがその苗木君とは私の精神世界にいる苗木君なんでしょうか?

    私の望んだときにキスをしてくれておっぱいしゃぶってくれてワカメコーラもごくごく飲んでアンテナを1週間弄くらせてくれて毎日口癖のように「愛してるよ舞園さん、いや、さやかさん」と恥ずかしげも無く囁いてくれる苗木君は果たして本物と言えるでしょうか?

    私は苗木君をどうして好きになったんでしたっけ?少なくとも自分の言いなりになって愛を育んでくれそうだから、なんて理由じゃないのは明らかです

    苗木君を好きすぎて、私自身の気持ちを見ることをおろそかにしていました

    ………………もう一度確認しておきましょう、私は苗木君のお嫁さんになりたいんです

    優しくて逞しくて強かでお人好しで度胸もあってちょっぴりエッチで何より希望を胸に前向きな苗木君が大好きなんです

    フフフ、そんな彼の婚約者になるんですから私も覚悟を決めないとですね

    これ以上なくシンプルでこれ以上普通でこれ以上なく微笑ましくてこれ以上ないほど私達にふさわしい方法

    私は、舞園さやかはエスパーなんて、一切の謀略なんて使わず正々堂々好きと伝えます

    ですから精神世界の苗木君、これまでありがとうございました

    ~~

    現実世界に戻った私はゆっくりと呟きます

    「恋するエスパー少女は幕です、こっからは愛されるアイドル少女になりにいきますよ」

    待っていてくださいね苗木君!!!私も覚悟を決めました!!!!
  127. 128 : : 2020/10/06(火) 11:26:58
    愛されはあそこまで暴走したからありえないんだよなー
  128. 129 : : 2020/10/07(水) 21:54:57
    苗木が舞園と結婚したら苗木が家庭に入って家事炊事を専念するのか?共働きはなんか考え難い…
  129. 130 : : 2020/10/08(木) 18:42:21
    >>128 舞園「愛される要素しかないと想いますけど」

    >>129 舞園「まぁぶっちゃけ私はとうに普通のサラリーマンさんの生涯年収は稼いでますし苗木君の好きなようにすれば良いと思ってます、私の願いとすれば専業主夫で他の女とはなるべく言葉を交わして欲しくも無いですけど!!!!」



    あの怪物枕、学園をここまで滅茶苦茶にするなんて………あの三下学園長が困ろうと知ったことじゃないけど資金運用には私も一枚かんでるんだから勘弁して欲しいわね

    普通ならこの醜態にほくそ笑むべきなんでしょうけど苗木君がこれをマイナスポイントとして捉えるかは微妙ね、絶望ブルドッグや希望厨、希望老害やダメ学園長のせいで耐性は嫌って程に付いてるはずだもの

    私は冷静でいなければならない、どんな超常現象が起ころうともその根を見極め対処方法を勘案しなければ未来はないのよ

    今にも倒れそうな壁にけりを入れて穴を開けた、ショートカットよ

    私がそこを通った一瞬後にガラガラと音を立てて壁だったものが山になる、ここまで壊れたんだから誤差の範囲よ

    苗木君は普通を自称してるけど実のところ普通の対極に足を踏み込んだ普通だ、どこぞの枕はもちろん私以外のあらゆる人間では内助の功になることは出来ないはずよ

    何故なら彼らは絶対零度の思考を持っていないから、苗木君の幸運はランダムに発動しランダムな効果を生ずる、つまり臨機応変に対応しないとどうにもならないってこと、エスパーだか何だか知らないけどそんなもの葉隠君がスパコンを使っているも同じ、役に立つ訳ないわ

    私が苗木君の妻に最も相応しいと改めて確信した時に全身から感じる空気の感触が変化した

    何?

    私の思考は再び凍てついた、ジェラートのように流動的に動く
  130. 131 : : 2020/10/09(金) 20:31:53
    霧切が海王星の風みたいな力を手に入れてないか?温度はマイナス230度で風速は400メートル以上って感じだな…
  131. 132 : : 2020/10/11(日) 09:44:08
    近親相姦はなくともキスとかある超ブラコンのこまるちゃんルートも見たかったけど、もう無さそうかな、、
    妹に愛されるのうらやま
  132. 133 : : 2020/10/11(日) 20:58:15
    >>131 霧切「その人のことは悪いけどよく知らないわ、私はただ脳味噌が絶対零度なだけよ」

    >>132 天海「妹を愛するっす、シスコンを極めれば以外と妹が何をしても愛くるしく見えていつの間にか相手もブラコンに見えるっすから」


    黒龍の上で田中は何やら奇妙な印を結ぶ

    「我よりきたり我を導け!!!!」

    ひみこちゃんはどこから取り出したのか杖を振りかざした

    「うちのマナよ、うちらを導くのじゃ!!!」

    2人の身体から何かが、全く何かは分からないがとにかくオーラのような何かがわき出してきて地割れした間に降りてそこで絡む

    「混ざれ!!そしてはぜろ!!!我等の願いを叶うために!!!!」

    「二つは一つとなり累乗的に力を増すんじゃ!!!うちらに限界なぞ無い!!!中二病の向こう側と魔法使いの合体技を見るが良い!!!」

    「さくらちゃん、この力は」

    「う、うむ、何という力だ!!空を走るのもやっとだ!!」

    凄い、昔感じたことのあるさやかちゃんの力の百分の一位の力を感じる……これだけの力があったら何でも出来そう

    そして二人の声はシンクロした

    「「合義!!!(移ろいし流れのレジスタンス!!)(リバースマジック)」」

    合義の後は二人の声が混じってなんていったか分かんないけどとにかく上手く発動したらしく混ざり合った力が弾けた

    「な!?」

    私の前に先程無様に地割れに吸い込まれていった左右田や桑田の姿が現れた

    戻ってきた?いや、違う………地割れが元通りになっていってる

    「まさかこれって……」

    時に干渉した技?さやかちゃんでもこんなエスパーもってないはず

    「凄い」
  133. 134 : : 2020/10/12(月) 10:10:14
    すげーな
  134. 135 : : 2020/10/12(月) 17:38:51
    超高校級の建築職人「田中と夢野が居れば壊された校舎も色々修復出来そうだ、俺の出番は無いか」
  135. 136 : : 2020/10/14(水) 16:26:40
    さくらちゃんでも空を走るのがやっとって相当ヤバイんだな
  136. 137 : : 2020/10/15(木) 20:11:40
    >>135多分超高校級の建築職人がこのss内にいたら、
    数秒で核シェルターとか作れそうやけどな。
    (舞園だったら即破壊しそうだけど。)
  137. 138 : : 2020/10/15(木) 22:40:05
    >>134 舞園「凄いでしょう!!これが希望ヶ峰学園です!!!」

    >>135 夢野「そうでもないぞ、うちらはあくまでも元に戻せるだけ、改良するからこそ人類は進歩するのじゃ」

    >>136 朝日奈「うん、本調子のさくらちゃんなら台風の中でも普通に走れるのに……凄いよ本当に」

    >>137 舞園「まぁ地球くらいなら普通に壊せますからね、でも魂込めて作ったなら壊しにくいです」



    背中にいる真宮寺がピクリと動いた

    「この感覚……二人の合体技だネ」

    「どうしたんだ真宮寺?」

    「豚神君、朗報だヨ、田中君と夢野さんがこの崩壊した学園を戻してくれてる……なるほど時の潮流替えだネ」

    時の潮流替え?なんだそれは?

    「フフフ、君が何を思ってるのか分かるヨ豚神君、この技はものの時間を戻す技なんだヨ、ただ人間の肉体と精神だけには干渉できないけどね」

    真宮寺はそう言うが自身の意志に反して俺は動いている

    嫌違う……服か、待てよなら下着と服は別なところにしまっていたから

    「不味いぞ真宮寺!!!」

    「ククク、あの二人ったら脇が甘いんだから、いや、きっと僕が行動することも計算済みか……よし三人の合義見せてあげるヨ」

    真宮寺は何かをブツブツ呟いた後に目をカッと見開いた

    「民俗学よ、我に力を与えよそして我等の力をあわせて時のよすがをたぐり寄せよだヨ!!!」

    よく分からんが最後のだヨ!はいるのか?

    「さぁ、三人の力で最高の舞台をあげるヨ苗木君、舞園さん、霧切さん、美しい決着を見せてネ」

    身体に途方もない快感を感じた、細胞の歪みが絶妙に甘いのだ

    「さぁ、この学園、そして皆が立っていた場所に瞬間的に戻すヨ!!!」

    ぎゅんっと視界が一瞬消えそして再び写った

    見覚えがある、ここは……この風景は俺達希望ヶ峰学園の生徒が一堂にかいした時

    「ククク、一年前の苗木君の誕生日パーティーだヨ」
  138. 139 : : 2020/10/17(土) 21:48:16
    これは実際に一年前にタイムリープしたのか?それとも真宮寺が映像的に見せてるだけの過去なのか?
  139. 140 : : 2020/10/18(日) 03:46:41
    だヨは必要に決まってるだろ!いい加減にしろ!
  140. 141 : : 2020/10/19(月) 19:47:07
    >>139 真宮寺「タイムリープの方が近いネ、ただ人間の肉体だけは現在のままだヨ、要するに成長していれば服がきつくなってるって訳」

    >140 豚神「す、すまん」


    私は一体どうなっているのか分からなかった、急に見覚えがある場所に瞬間移動していたのだから仕方ないだろう、慌てふためないだけ上等なはずだただ胸が妙にきつい、ブラジャーが圧迫しているのだ、私は思わず引っ張った

    「朝日奈よ、如何したのだ?」

    「ねえさくらちゃん、もしかして服が少しきつかったりしない?」

    「うむ、妙に筋肉を締め付ける力が違うような気がする、これは一体?」

    それだけじゃない、ここにはクラスメイトどころが他のクラスの皆まで揃っている、私はとなりでスープを傾けている葉隠の背中を叩いた

    「ちょっと葉隠、一体いつ私のとなりにきたのよ!?」

    「ガフバァ!!ちょっと朝日奈っち、急に何するんだべ!!というか急に隣にきてたのは朝日奈っちだべ!!」

    「ああ!!何やってんだ朝日奈、葉隠!!!さっきまでいなかったろ!!!」

    「兄弟!!静粛にしたまえ!!!不自然な状態になった時は原状回復!!それがクラスで決めたことだろう!!」

    「石丸君、原状回復ではなく現状分析ですわ、回復なんてどうすればできると?」

    「ぶひー、流石ですな安弘多恵子殿!!こんな時でも冷静沈着、そこに痺れる憧れる-!!」

    「ビチグソがぁぁぁぁ!!!セレスティアルーデンベルクだって言ってんだろ!!!!」

    「ちょっと黙りなさいよあんたら、それより白夜様は何処なの?」

    今まで一言も出番が無かった皆を見てちょっとだけ落ち着いた

    「皆落ち着いて、きっと誰かが時間を巻き戻しただけだよ」

    「不二咲の言うとおりだ愚民共、この程度で慌てるな」

    「うぷぷ、さっきまで『何だ!!』的な顔してたくせによく言うよかませ、それより残姉何やってんの?」

    「え?目の前にレーションがあったから食べてるんだよ」

    むしゃむしゃと食べる戦刃ちゃんに江ノ島ちゃんは鋭いツッコミを入れた

    視界の端には苗木とさやかちゃん、響子ちゃん、そしてさやかちゃんの足下で屍になっている桑田が映っていた

    あんな顔になった桑田を見たのは苗木の誕生日パーティーぶりだ
  141. 142 : : 2020/10/20(火) 13:38:22
    これ全員がタイムスリップしたということでok?
  142. 143 : : 2020/10/20(火) 21:35:21
    セレスは本名で呼ぶと怒るけど、御門遙華(ドリームクラブのキャラ)で呼んだら怒るのかな?
  143. 144 : : 2020/10/21(水) 22:04:12
    桑田ェ…
  144. 145 : : 2020/10/22(木) 06:56:14
    桑田…屍は拾ってやるよ。(後で花音に売り付けよう)
  145. 146 : : 2020/10/22(木) 21:52:41
    >>142 不二咲「それで良いと思うよ」

    >>143 セレス「その方は存じ上げませんが貴方は福山雅治といわれたとしても出川哲朗と言われたとしてもちょっと腹が立ちませんか?名前大事ですわよ」

    >>144 桑田「アポォ?」

    >>145 花音「全くもう……言い値で買うわ」


    うーんと……また変なことになったみたいだね

    私は日向君の気配がした方に目を向けた、カムクラってのをものにしたモードになってる……これって多分苗木君の誕生日パーティーだしきっと多分

    「田中君これってもしかして」

    「うむ、理を犯すものの力が結集し束ねし糸が極限を超えたのだ、よって優しき魂の幸運の
    運命を背負うものの聖誕祭にまで俺達を戻したのであろう」

    「ふぎゅぅ!!なんていったか分からなくてすいませーん!!!!!お詫びに裸になるので許してください!!!」

    「しなくて良いよ、コラ!左右田変態的な目でこっち見るな!!!」

    「俺を何だと思ってんだよ!?ソニアさん!!違いますからね!!信じてくれますよね!!」

    「なるほど、皆さん田中さんは皆さんの力をあわせたタイムスリップで苗木さんの誕生日にまで戻ったのだと言っています」

    「無視ですか!?」

    「んにゃことどぅでもいいぜ、飯飯」

    「終里!!!口にものを入れて喋るなどいっとろうが!!!」

    「そうだぞ、食には真摯に向き合うものだ、真宮寺め上手くしたようだな」

    「おいこら豚神!!てめぇ何知ってやがる!?」

    「ぼっちゃん、かりんとうご用意しました」

    「クスクスクスクスクスクス、九頭龍お兄ったらかりんとうがよく似合ってるよ、それより日向お兄、その目如何したの?カラコン?」

    「たっはー!!!めちゃんこ似合ってるっすよ!!創ちゃんロック!!!」

    うん、今まで一言も出番が無かった皆が沢山いるしソニアさんもこう通訳してくれたし、間違いないね

    「いや、何かって言われると説明はムズいんだが……七海ちょっと来てくれよ」

    「うんっ!!」

    視界の端で霧切さんのヒールに踏まれて恍惚の笑みを浮かべている花村君と苗木君にとびきりスマイルを向けている狛枝君が映った、いつも通りだね
  146. 147 : : 2020/10/24(土) 20:50:34
    かりんとうはイイよね、だけど海外の人からは不人気なんだよね、恐らくあの動物のウ○コに似ているとかかもね…
  147. 148 : : 2020/10/25(日) 22:02:52
    花村が嬉しそうで何より
  148. 150 : : 2020/10/26(月) 20:07:39
    >>147 九頭龍「んだとこらぁ!!!くそったれが!!」

    返古山「お労しや…ぼっちゃん」

    >>148 花村「ありがとうっ!!」スマイル!



    あれ?私ってさっきまで最原君の後ろでタオル一枚だったよね、何でちゃんと服着てるの?いや嬉しいけどなんか胸がきつい

    すぐ傍に最原君がいたので抱き寄せた、ぽふんっと顔が私の胸に埋まる

    「あれ?赤松さん、何でちょっと小さいブラしてるの?」

    「やっぱり最原君もそう思う?変なんだよね」

    「何でそんなこと分かるんですか!?」

    「え?むしろキー坊は分かんないの?透視機能とかもってるんでしょう」

    「え!?駄目だよキーボ君!!紳士は女性の肌を見ないんだ!!」

    「ハッ!俺様としたことがそんなエロエロ機能をつけ忘れるなんて!!」

    「ったく、クールじゃねえ話題だな」

    「ククク、時間が戻ったけど僕の身体は限界みたいだネ」

    「真宮寺君がちょっとヤバ目なんすけど!!!東条さん応急手当できるっすか!?」

    「ええ、承ったわ、滅私奉公よ!!!」

    「東条さん、そんな男死を助けることありませんよ、どうせすぐに復活しますし、ですよね夢野さん!!」

    「うむ、すぐに真宮寺の呪力も元に戻るであろう」

    「ニャハハー、是清はゴキブリ並みの生命力だよね~~」

    「あんたら真宮寺に厳しいよね、いや私も同意見だけど」

    「おいっ!!ハルマキ、あそこに春巻きがあるぞ!!!」

    「紛らわしいの自覚してるよね百田」

    「地味にとんでもないことになってるって思ってるのってもしかして私だけ?」

    心地よい最原君の感触を胸で感じながら最原君はきっともっと気持ちいい感触なんだろうなって思うと少し嬉しい

    だけど視界の端にいる霧切さんと舞園さんの顔を見たらちょっとそんな気は削がれた

    険しいよ二人とも

  149. 151 : : 2020/10/27(火) 06:42:36
    返古山じゃなくて辺古山じゃないかと思うのですが
  150. 152 : : 2020/10/28(水) 16:52:10
    まぁ是清なら傷口に塩塗っておけばいいだろ
  151. 153 : : 2020/10/28(水) 18:00:28
    つまんな
  152. 154 : : 2020/10/28(水) 19:08:29
    去年の苗木争奪戦は引き分けで終わったんだね
  153. 159 : : 2020/10/29(木) 20:56:20
    >>151 モノクマ「……言い訳させてもらうと辺古山って一発で変換出来ないんだよね、だから辺と古山をわけたらウッカリ……すいませんした!!!!!」スイマセヲシタ

    >>152 茶柱「そうですね!!真宮寺さんは塩さえあれば何とかなりますよね!!」

    >>153 モノクマ「ゴメン」

    >>154 不二咲「引き分けというか、お互い歯牙にもかけられなかったというか、ありがとうだけで済まされたんだよね」



    妙な浮遊感にもにた何かを感じた瞬間僕の目の前には舞園さんと霧切さんが現れた、足元に花村君と桑田君が転がっているし何よりこの風景は去年の僕の誕生日みたいだね

    ちょっとだけ視線を奥にやって真宮寺君に視線を合わせた、コクリと頷く

    アハハ、確かに3クラス皆が集結する機会って意外と無かったし何より一年前を除いたら誕生日には変わりないからピッタリだね

    今、ここで僕の思いを伝えるには最高の舞台だよ

    「苗木君、こんな形で言うのもなんですがお誕生日おめでとうございます、本当ならいの一番にお祝いさせてもらいたかったんですが、至らぬ私ですいません」

    「苗木君、私からも言わせてもらうわ誕生日おめでとう、貴方が生まれてくれたことに感謝するわ」

    ああ、確か去年もこんなことを言われた気がする、あの時は単なるお祝いの言葉とばかり思ってたなぁ

    「ありがとう、舞園さん、霧切さん」

    出来うる限りの笑顔で応えた

    だけど僕の胸は到底笑顔なんて浮かべられない

    だって僕はこれから一人に告白して振らなきゃいけないんだから

    恐いけどやらないといけない、それが二人に好かれた僕の義務だ

    ドキドキドキドキと生まれてから1番心臓が忙しなく動く僕の血液はちゃんと綺麗に身体に巡っているだろうか?でもそんなこと気にしてられない

    本気の想いには本気で応えなきゃ

    「舞園さん、霧切さん、今から大事な話があるんだ………」

    大きく息を吐いた後に僕は膝をついて『彼女』の手を取った

    その大きな瞳いっぱいに僕が映る、何だか心が安定した僕はゆっくりと唇を動かす

    「僕と付き合ってくれますか?」
  154. 160 : : 2020/10/29(木) 22:21:59
    おもろ
  155. 161 : : 2020/10/31(土) 16:50:49
    告白してるだけなのに何故か緊張感がハンパない…
  156. 162 : : 2020/11/01(日) 01:11:25
    ここだけ見れば平和そうだな
  157. 163 : : 2020/11/01(日) 20:30:15
    >>160 舞園「ありがとうございます!!」

    >>161 苗木「告白は一世一代のイベントでしょ、緊張するよ」

    不二咲(色んな意味でね)

    >>162 不二咲「僕は、いや、僕たちは平穏な学園生活のために戦ってきたからね、かりそめの時でも嬉しいよ」


    苗木誠が彼女の前で膝をついた時いつも騒がしく我の強い超高校級達の動きが止まり全員の視線がそこに集約した

    かませな彼も絶望を愛する彼女も飯にしか興味のない彼女もツッコミの彼もイカレ希望の彼も人間じゃない彼も男嫌いの彼女も一言も発することなくただそこを見た

    彼ら彼女らはそれぞれ全く違うことを考えた一瞬だ、決して心が一つなんて言えない

    ただ根っこは間違いなく同じ、全員が気になったのだ次に苗木が口にする言葉が

    アンテナ2代目は思う

    苗木、ここでするのか!?

    ムッツリ探偵は考える

    苗木君……男だね

    全員の鼓膜が同じように揺れる

    「僕と付き合ってくれますか?」

    心臓の動きがシンクロしバクンッと空気が揺れ動いた

    睡眠ゲーマーは唾を飲み込む

    おおっ!?

    最近いけないことに目覚めたピアニストは胸に手を当てた

    それが答えなんだね

    苗木に手を取られた彼女は美しい涙を浮かべる、そしてにわかに苗木と同じ視線にまで膝を屈めた

    そしてゆっくりと唇を合わせる

    「はい、私も大好きです」

    舞園さやかの笑顔はこれまでで最も美しく、麗しくそして歓喜に満ち満ちていた
  158. 164 : : 2020/11/03(火) 09:51:49
    これで苗木は舞園に告白してカップル成立でめでたしと閉めたいが、略奪愛こそが華と言ってた霧切だし彼女がこのまま簡単に諦める気がしない…
  159. 165 : : 2020/11/05(木) 19:55:14
    >>164 モノクマ「さぁて、どうなるかな?」


    苗木君が私の膝をついた時これまでの私の人生は単なるお遊びだったのではないかと想うほどの緊張が走りました

    1秒にも満たない時間でこれまでの人生のあれこれの記憶がジェットコースターのように脳内を駆け巡ります

    お父さんに抱っこをされた記憶、初めてお腹の底から声を出して歌った時のこと、初めて苗木君を目に収めた時のこと、鶴を助ける苗木君、勝手にお邪魔した苗木君のお家、苗木君のベッドの匂い、苗木君の鉛筆の味、苗木君のお風呂シーン、苗木君の前で裸を披露した時の反応

    江ノ島さんの絶望計画を事前に叩きつぶしたこと、苗木君とこっそり同衾したこと、超高校級のアイドルと初めて呼ばれた時のこと、モノクロームシンドロームの歌詞、ファンの方と初めて握手をした時のこと、枕営業をさせようとした社長を社会的に抹殺したこと、苗木君の入ったお風呂の水を飲みまくったこと

    そして苗木君と初めてを奪いあった時のことはキラキラと私を輝かせてくれました

    「僕と付き合ってくれますか?」

    子宮がキュンッとして嬉しさと感動で涙が湧き上がってきました、ですが苗木君の本気の気持ちを涙声で対応するわけにはいきません、何故なら私は苗木誠君の妻になる女なんですから

    私は全ての感情を言葉に込めました

    「はい、私も大好きです」

    ああ、こんなにもカメラに写してもらいたいと思ったのは初めてです、きっと今の私は世界で1番幸せな顔をしているんですから
  160. 166 : : 2020/11/07(土) 18:10:27
    超高校級の新聞記者「これは号外確定ですね、舞園さんと苗木くんの結婚前提の熱愛報道!朝までに間に合わせて新宿駅で配りましょうか♪」
  161. 167 : : 2020/11/09(月) 22:34:48
    >>166 舞園「ご安心ください、念写であっという間に作れますし不二咲君に頼んで主要なニュースサイト全部のトップに載せてもらいますから、でも作ってくれるなら嬉しいです」


    嘘…………でしょ………………

    底なんて無い暗闇の中に私はたたき落とされた、どこぞの絶望ガールが好むような生温い絶望なんかより遙かに暗くどんなに目を開いても何も見えない、太陽の光さえも呑み込んでしまっている

    何よりとても寒かった、氷河期よりも冷たく指先一つたりとも動くことが叶わない、絶対零度の思考をもっている私なのに冷たさを感じてしまっているのは何故なのだろうか?この暗闇は絶対零度よりもさらにさらにそしてさらに冷たいというのだろうか

    ただ一つのことだけはそんな霧切でも思考することが出来た

    私が負けた………苗木君が選んでくれなかった………私なのに……

    この世に勝者がいれば敗者もいるのは知っている、だがやはり実感してみないとその本当の意味は分からないのだ

    足の指先から私が私でなくなっていく………私を支えてきてくれた何かがなくなっていく………

    そんな私に見えないはずの光が見えた

    「霧切さん」

    苗木君だ、やはり苗木君なのだ

    苗木君苗木君苗木君苗木君苗木君苗木君苗木君苗木君苗木君苗木君苗木君苗木君苗木君苗木君苗木君苗木君苗木君苗木君苗木君苗木君

    「苗木君」

    彼は深々と私に頭を下げていた

    「ごめんなさい霧切さん、でもこれが僕の答えなんだ」

    ………ああ

    悲しくても涙が出ないなんて………初めてよ泣くこともできないなんて
  162. 168 : : 2020/11/10(火) 04:27:11
    霧切さんは略奪愛って言葉を知らないのかな?
  163. 169 : : 2020/11/11(水) 07:40:07
    桑田は気絶してるからまだ知らないだろう、でもその内知る事になったらアポォォ…て言いながら砂のように風化して行くんだろうな…
  164. 170 : : 2020/11/12(木) 21:21:32
    >>168 モノクマ「苗木君がそんな柔いメンタルならいいんだけどね」

    >>169 舞園「私が手を下すまでもなく消えていくなんて僥倖というしかありませんね!!」

    感情さえも失ってしまったかのような霧切さんの肩を苗木君は優しく叩きました、まるで自分の中にある暖かいものを注入するかのように、でも私には分かります、エスパーなんて無くても苗木君の気持ちがハッキリと

    霧切さんに悪いことをしたと思ってるんですね、人をこれまで好きになったこともなかったであろう事件のために生まれたような霧切さんを憐れんでるんです

    苗木君は優しい人、だから選んでくれた方より選べなかった方に慈しみをかけるなんてことは分かっていました、本当なら今すぐ苗木君に抱きついてキスをしまくりたいんですが自重しましょう

    何故なら私は舞園さやか、苗木君のお嫁さんになる女なんですから

    「霧切さんの気持ちは本当に嬉しいよ、でも本当にゴメンね、必死に必死に考えて出した答えなんだ」

    「…………………分かってるわよ………ええ、この世の誰よりも分かってるわよ………でも私がこんなこと言ったら可笑しいけど理屈じゃないの、納得しなくちゃいけないことは分かってるだけど納得したくないのよ」

    「霧切さん……ゴメン」

    霧切さんは柄にもないほど強く唇を噛んで拳を握り絞めました

    「苗木君………これから私の気持ちを伝えるわ、だから許して」

    にわかに拳を緩めて苗木君の顔を固定したと思ったら瞬間的に唇と唇を重ねました、私ですら予想外の行動に凍り付き、いざ行動に移そうとした瞬間にはとうにキスを終えて私に鋭い眼光を向けていました

    「舞園さん、一瞬でも隙を見せて見なさい、私は必ず苗木君をものにしてみせるわ」

    私は心の奥の奥で大きく深呼吸をして霧切さんのものより鋭く荒々しい眼光を返しました

    「私の苗木君への愛は世界一です、絶対に渡したりしません!!!」

    私は苗木君の手を引いて部屋の外に飛び出しました

    「舞園さん、如何したの?」

    「とにかく付いてきてください苗木君!!せっかく恋人になれたんですからやりたいことかがあるんですよ」
  165. 171 : : 2020/11/14(土) 19:18:16
    やりたい事か、カップルになったから早速セックスするのか?
  166. 172 : : 2020/11/16(月) 19:20:25
    >>171 舞園「もう、エッチなんですから」

    モノクマ「どうすっかな、イチャラブシーンちょっと書いてみたいかも…嫌でも………ああ、ジレンマ!!!」


    二人がいなくなった後僕は霧切さんの元に向かった

    「霧切さん、大丈夫?」

    「あら、不二咲君………恥ずかしいところを見せちゃったわね」

    霧切さんの声がどこか遠い、呆然としていていつもの彼女はそこにいなかった

    「失恋の痛み……ふふふ、尋常じゃないわね……なんで死んでないのか不思議よ…もしこの痛みでの殺人があっても今の私なら解決出きるわね」

    皆の視線が僕たちに集中していた、やがて十神君が近づいてくる

    「ふん、お前らしくないな霧切、俺をあごで使ってくれたお前はもっと強かでタフに見えた」

    「噛ませ君、貴男には分からないでしょうね」

    「ああ分からんな、俺は全ての勝負に勝ってきた、無論女に困ったこともない、もっとも特に欲しいと思ったこともないがな」

    いつもの不遜の中にほんのりとした気遣いを感じる、優しくなったね十神君、かませっていわれても何にも言い返さないし

    「だが霧切よ、愚民には愚民らしい方法があるんじゃないか?その状態のままずっといるわけにもいるまい」

    「どういうことよ?」

    十神君が目配せをすると朝日奈さんがコクリと肯いた

    「響子ちゃん」

    おもむろに霧切さんを抱いた

    「泣いてもいいの、私の胸ならいくらでも貸すからさ」

    「朝日奈さん………」

    霧切さんは朝日奈さんの大きな胸に顔を埋めてむせび泣いた

    「苗木君!!!!苗木君苗木君苗木君苗木君苗木君苗木君苗木君苗木君苗木君苗木君苗木君苗木君苗木君苗木君!!!!!!!!」

    生まれて初めてみた霧切さんを見ながら心のどこかで二人の姿を思い浮かべる

    苗木君、選んだからにはしっかりしてね、舞園さんを泣かしちゃ駄目だよ
  167. 173 : : 2020/11/17(火) 02:08:38
    苗舞のいちゃラブと霧切さんが少し可哀想だから朝日奈の爆乳思いっきり堪能してるシーン希望
  168. 174 : : 2020/11/17(火) 05:32:35
    舞園さんが霧切さんに勝ったのはバストサイズの差やから、霧切さんはお言葉に甘えて朝日奈の乳引っ張って自分のものにしよう!
  169. 175 : : 2020/11/17(火) 16:49:20
    霧切「朝日奈さんその胸私に寄越しなさい!」チクビビヨーン
  170. 176 : : 2020/11/17(火) 23:04:28
    苗木「(ピンポーン)ん、誰だろう?」ガチャ

    モノクマ「おはっく(バタン)ちょっと、いきなり閉めないでよ。」

    苗木「(ガチャ)何しに来たのさ?どうせろくな用事じゃないでしょ。帰って( ;゚皿゚)ノシ」

    モノクマ「まぁまぁ落ち着いて、今味覚チェックしてんの。三つのお茶から高級なもの選べばいいから。当てたらメダル100枚あげるよ。但し、絶対にアカン奴選んだら今日1日アレになるから気をつけて。アカン奴はその辺の草を乾燥させて煎じた奴だよ。」指差し

    噛ませ草(笑)「・・・姿が見えんのはいいがこの頭の表示は屈辱過ぎる。」

    苗木「やらなかったらどうせ面倒なことになりそうだしやるよ。」

    モノクマ「ちなみにアカンは7人で正解は舞園さんと霧切さんと以外にも朝日柰さんだよ。後は普通の間違い。(正解はBでアカンはA、Cは出涸らし)」

    苗木「・・・Bが僕の答えだ(`ヘ´)」

    モノクマ「正解だけど威張らなくても、ハイ、メダル確かに渡したよ。ツマンナイ」

    苗木「堂々と言うな。全く」
  171. 177 : : 2020/11/18(水) 19:38:20
    霧切の事だからスキをツイて苗木を寝取るとか思ってたけど、案外素直に身を引いたなもし過去をやり直せるとか出来たら速攻でやってそうだけど…
  172. 178 : : 2020/11/20(金) 20:03:57
    >>173 モノクマ「うーん、流石にそれは…どうしよう」

    >>174 >>175 朝日奈「絶対駄目!!あげないからね!!」


    >>176 十神「おい、この俺をあまり見くびるなよ!!」

    葉隠「見苦しいべな」 モノクマ「全くだね」

    >>177 霧切「隙を見せたら即私のものよ!!そして私は苗木君のものになるの」




    屋上への扉を開けると満天の星空が目に入ってきました

    「綺麗ですね、星の光と一緒に星そのものまで降ってきそうです」

    「舞園さん、こんな所に連れてきてどうしたの?」

    「苗木君とカップルになれたので是非ともしたかったことをしてみようと思いまして、でもまずは感謝します、苗木君が私を選んでくれたこと、そして苗木君が生まれてきてくれたことに」

    ああ、胸がどこかポワポワしています、苗木君と私はもう完全無欠にカップル、後は数年待って結婚できる年になれば私達の結婚に一切の障害はなくなります

    「あはは、そんなに感謝されると何だかんだこそばゆいね、むしろ僕の方がありがとうって言いたいくらいなのに」

    「うふふ、私はいつでもウェルカムですよ、苗木君からの感謝は蜜の味ですから……ですけど違う味も堪能してみたいなって思うんですよ」

    私は唇を指でなぞって突き出しました

    「この空の下ならば思いっきり自分たちを解放できます、どうか私の全てを堪能して、そして今度は苗木君の全てを私に堪能させて下さい」

    閑静な夜に苗木君の咽の音が響いてきました、子宮の奥まで響いてきそうです

    「舞園さん、君がしたかったことって……」

    「はい、私からの一方的な愛情タップリのスキンシップじゃなくて与えたらその倍の愛情が帰ってくるような、そんなカップルらしいことがしたいんです」

    苗木君はゆっくりと目をつむると私の顔にそっと手を差し伸べました

    「いくらでも付き合うよ……さやかさん」

    「!!はいっ!!誠君!!」

  173. 179 : : 2020/11/20(金) 20:19:38
    朝日奈さんのおっぱい堪能するのはオマケって感じで描いたらいいと思います
  174. 180 : : 2020/11/20(金) 20:43:58
    舞園さんが苗木君と純愛やから霧切さんは朝日奈さんと乳でエロに走る感じかな?
  175. 181 : : 2020/11/22(日) 12:42:59
    日向と七海はどうなったの?
  176. 182 : : 2020/11/23(月) 16:59:37
    苗木の誕生日はこれからだけど、その前に報道陣の群れが学園前に殺到してそうだな…
  177. 183 : : 2020/11/23(月) 21:52:01
    モノクマ「さてと、左右田君から盗んだ異世界シュミレーションを使うか。」

    ウサミ「ヤイヤイ、あちしを簀巻きにして今すぐほどきなちゃい。」

    モノクマ「取り返しに来てズッコケたアホが何かいってるけどある程度使ったら返すよ。余計な機能つけて。」

    ウサミ「下道でちゅ、まさに下道でちゅ。」

    モノクマ「試しに苗木君が霧切さんと舞園さんと朝日奈さんとハーレムした場合を見て見るか。」

    モニター

    苗木「霧切さんと舞園さん、両手に花は嬉しいけど周りの視線が痛い。」

    霧切「気にしない気にしない周りはマネキンだと思えば。」

    舞園「そうですよ。」

    朝日奈「苗木ここに居たんだ。あっズルい二人して抱き付いて私もする。」

    苗木「身動きがとれない。当たってはいけない感触が」

    朝日奈「当ててるしね( ^∀^) このままデート行こうかなそれとも4」

    苗木「女の子が言っちゃいけないこと言わないで嬉しいけど。」

    桑田「妬ましいんじゃアポーーー( ノД`)…」

    山田「誠死ねですぞ。」

    現実サイド

    モノクマ「予想道理ちゃあ予想道理だけど何かハプニングあればよかったよ。」

    ウサミ「らーぶらーぶなのはいいけど論理的にアウトでちゅ。」
  178. 184 : : 2020/11/24(火) 21:29:44
    モノミ「気力があれなので返信は控えまちゅご了承くだちゃい」


    誠君の唇が私の唇を優しくふさぎました、ただ息が苦しくなることはありません、誠君の肺の空気が私の空気と交わり素晴らしく甘美な味に変わります、そして私達はその味を、そして何よりお互いの舌の味を舌で感じるのです

    ああ、なんという素晴らしい永久機関なんでしょうか!!!

    私がそんな奇跡に感激していると誠君の腕がするりと私の胸元に侵入してきました、そして優しく私の胸をムニュリムニュリと揉んできます、私はちょっとだけ驚きましたがより密着をして揉みやすくします、そしてサイコキネシスで邪魔なブラジャーのホックを外しました

    「さやかさん、いい?」

    誠君の天使のように艶めかしい唇から二人の共同物である唾が滴り落ち、そして是非とも聞きたかった台詞を吐き出してくれます

    「はい、それが私の希望でもあります」

    また誠君は私の唇を唾のついた唇で塞いでくれます、とても幸せで暖かい感触、誠君が私の胸を揉んでくれる度に嬌声を上げそうになりますが口を塞がれているのでままなりません、ですが異世界にトリップしそうな心地よさに耽溺するだけでは妻失格です

    失礼しますよ誠君

    私は腕を動かすことすらままならない快楽の中サイコキネシスで誠君のアンテナをニギニギします、誠君の顔が愛くるしく歪みますが私の胸を揉むことはやめてくれません、ああ素敵です

    誠君のアンテナはマグマのように熱くなりもういつでも発射可能です、しかしその瞬間私の身体の底からニトロのような快感が爆発しました

    「あんっ!!」

    はしたないです……でも嬉しい

    誠君は唇を離して囁いてくれます

    「イッたね、さやかさん、まだこっち触ってもないのに」

    私の手入れをしたさやかちゃんを開いても指を入れてくれました、そしてすぐに取り出し艶めいている何かを見せつけます

    「さやかさんってエッチだね」

    「誠君もエッチです」
  179. 185 : : 2020/11/27(金) 22:26:33
    熱い、寒い冬の夜のはずなのに熱い

    僕はさやかさんの顔を真っ直ぐに見つめた、自分でもこんな気持ちになるなんて思ってなかったのに今はこの気持ちが、後先考えずにさやかさんと一緒になることが正しいのだと確信してしまう

    僕は愛液で艶めいた指でさやかさんの乳首をこねくり回す「あんっ、ひゃっ」と歌よりも遙かに色っぽい嬌声を聞くだけで僕の中の男がドンドンと大きくなっていくんだ

    全部が柔らかくって、全部が僕を受け入れてくれて全部が気持ちいい、これはさやかさんが可愛い女の子だからじゃなくってさやかさんがさやかさんだからなのだろう


    「誠君、私もう待てません」

    「僕も」

    自分の一点が太陽のように熱い、ただこの熱さはきっと大したことが無いはずだ、何故なら僕は、僕たちは今からお互いの太陽を合体させる、合体させるんだ!!

    「はぁはぁ」

    「ハァハァ」

    僕とさやかさんの興奮を集約させた声が一つになった瞬間、僕はさやかさんを強く抱きしめた

    そして

    天国への穴に全てを注いだ


  180. 186 : : 2020/11/28(土) 19:00:25
    おめでとーそう言えばダンガンロンパが何かとコラボしてるみたいですね、その表紙を見てみたら苗木と舞園が嬉しそうに向かい合って写ってましたし、これからの2人を予測してるかのようでした
  181. 187 : : 2020/11/29(日) 02:38:04
    モノクマ「次はアンテナ三人がラッキースケベのレベルが最強だった場合を見るか?」

    ウサミ「下世話なことは止めなちゃい。」

    モノクマ「五月蝿いので気絶してなさい。(スタンガン投げつけ)」

    ウサミ「ウギャーー(気絶)」

    モノクマ「では張り切っていきましょう。」

    モニター

    日向「苗木と最原は大丈夫かな?」

    苗木「ごめん朝日奈さん。転けた挙げ句胸揉んでしまって。」

    朝日奈「気にしてないよ、あっ良かったらもっと揉む?苗木なら良いよ。それか一昨日みたいに私の部屋でヤる?( ^∀^)」

    苗木「嬉しいんだけど身体大事にしなよ。じゃあ後で僕の部屋に来て。」

    日向「相変わらずだな。あっ最原の奴また入間に全裸にされたな。」

    最原「なんでまたこうなるの?不良発明は止めてよ。」

    入間「文句言うなよフニャちん。失敗は認めねーが失敗は有るんだ。」

    最原「謝らずに開き直されたー。もう怒ったそこに空き部屋あるからこい。」

    入間「もっもしかして俺様犯されるのか。でもそれはそれでご褒美、アン、最原オッパイ揉むな嫌揉んで」

    日向「あらら部屋に入って行ったな。さてと俺も部屋に戻るか(フニャん)ん( -_・)?」

    終里「そうか日向そんなに俺のオッパイが恋しいのか。良いぞ好きなだけ揉め。そん代わり今からラブアパ行くぞ。」

    日向「誤解だ終里嬉しいけどお前とヤったら避妊しないだろうし体力がーーー」

    終里「沢山抱いてくれよ日向( ^∀^)」

    現実

    モノクマ「・・・何処の世界でも肉食女子は強烈だね。データによるとこの世界の三人は複数ヤっていて全員と結婚するためにソニアさんの国に移住してんのね。うぷぷぷぷ」
  182. 188 : : 2020/12/01(火) 21:15:47
    >>186 舞園「うふふ、ありがとうございます、私と苗木君はこれから素敵で甘い耽美な将来を築いていきます」

    >>187 モノクマ「大丈夫かい?」左右田「俺、ソニアさんに国にこいかって言われてない…田中は連れて行かれたのに」


    苗木君の誕生日は波乱の中、大粒の涙と飛びっ切りの笑顔が咲いて始まった

    これがまだ一時間も経ってないって言うんだから濃密だよね

    「おい不二咲、これからどうする?」

    「え?僕に聞く?」

    「ふん、お前が適任だと思っただけだ、こいつらのこじれ模様に1番首を突っ込んでいたからな」

    そんなこと急に言われても……うーん

    正直に言って何一つ思いつかない、この世界の存亡を乗り切ることだけに注力してきたからゆっくりしたいって思うけどそれじゃぁちょっと駄目だろう

    「霧切さん、朝日奈さんともっと一緒にいた方が良い?」

    霧切さんは胸から顔を出してクシャクシャの中でも凛とした表情を僕に向けた

    「私を気にする必要はないわ、気持ちはありがたいけど私はもう大丈夫」

    大丈夫には全く見えないがこれこそが霧切さんのプライドなのだろう、気を遣ったらそっちの方が霧切さんの為にはならない

    「そう……なら今日は今日らしいことをしよう、それでも良い?」

    「ええ、大丈夫よ。むしろ望むところだわ」

    「おい、不二咲どういうことだ?」

    「決まってるでしょう」

    僕は朗らかな笑みを浮かべた

    ~~

    全てを出し尽くした後、火照った身体をさらに熱くするように苗木君が私を抱きしめてくれました

    「ありがとう舞園さん、とっても気持ち良かったし愛情を感じたよ」

    「ありがとうございます、ですが苗木君の愛情の方がタップリでしたよ、最高でした」

    苗木君はニコリと笑って「さぁ、皆が待ってる、名残惜しいけど帰ろうか」

    私達が元の場所に帰るとにわかにテレパシーが復活をしました、しかしそれよりも早く鼓膜を賑やかな声で揺らされました

    「ハッピーバースデー苗木君!!!」

    不二咲君が一歩前に出て一言

    「さぁ、楽しもうね、今日は苗木君の誕生日なんだから」
  183. 189 : : 2020/12/01(火) 22:26:59
    モノクマ「さてと、この装置のコピーは作ったから左右田くんに余計な機能つけて返すか。」

    ウサミ「ひどい目にあってナンなんでちゅかこれは?あちしが装置に巻かれてるじゃないでちゅか?」

    モノクマ「僕はこのコピー装置でまだ楽しみたいからこれを左右田くんに不良品ごと返そうかと。」

    ウサミ「誰が不良(モノクマ「では行ってらっしゃい」)ってモノケモノ達離しなちゃいーーー。」

    左右田の部屋

    左右田「とりあえずウサミは帰した、装置は返ってきたし使うか。俺がソニアさんと幸せな家庭が築いている世界を見る。」

    モニター

    モノクマ「えーお探しの世界が有りません。期待をしている左右田くんには心よりお詫び申し上げます。そーりーとぅいまてーん。」

    現実

    左右田「イヤイヤそんなわけって何か続きが」

    モニター

    モノクマ「えーなおこの装置は左右田くんにタイキック食らわせた後にきらびらかに爆発します。皆さーん笑うところですよ。(o≧▽゜)o」

    現実

    左右田「何でやねんって機械が立った。(ゲシ)イテーー (ドカーーン)」

    とある場所

    ソニア「なんでしょう?何かが不快なものが蹴られて爆発したような?まぁいいでしょう。田中さん紅茶のおかわり要りますか?」

    田中「俺様に深紅の聖水を再びもたらすと言うのか?もちろん頂こう。」
  184. 190 : : 2020/12/01(火) 22:37:05
    霧切「朝日奈さん!誕生日プレゼントとしておっぱいサービスよ!」チクビギチー

    朝日奈「霧切ちゃん駄目---!おっぱい!おっぱい出ちゃう!」バイーン

    舞園さんに最後の仕返しとして苗木君を誘惑するんだ!

  185. 191 : : 2020/12/03(木) 05:39:13
    たった一時間で色々起きたよな、告白のイベントがデカく見えたけど苗木の誕生日なんだから各々ちゃんとプレゼント用意してるんだよな?
  186. 192 : : 2020/12/05(土) 07:30:30
    >>189>>190あんまり作者以外がss書くのは良くないと思うのだが。
  187. 193 : : 2020/12/05(土) 20:16:39
    モノミ「すいまちぇん、気力が最近あれなんでコメントは控えさせてくださいでちゅ」

     僕は朗らかな笑みで僕達に手を伸ばす不二咲君に少し心を打たれた。

     自分で言うのもなんだけど今僕達の中で起こったことは普通のことじゃないと思う。日本的なアイドルと謎を裂く名探偵の二人を僕のような平凡な男が選んで一人を泣かせてしまったんだから。そんな僕相手に彼はいつも通り、いや、彼らはいつも通りの対応をしてくれている。もう、半分くらい諦めていた誕生日パーティーをしてくれるというんだ。

    「いいの?」

    「良いに決まってるでしょ苗木君。今日の主役は君なんだからさ、舞園さんも初めての彼女としての思い出、存分にいい記憶にしてね」 

     僕はチラリと霧切さんに目を向けた。彼女はこれまでの行き方を象徴させるような強い視線と僕のことを思いやってくれる温かい感情を織り交ぜた思いを僕に注いでくれている。

    「霧切さん」

    「いいのよ。私が貴方を想う気持ちは今も一ミリも変わってないわ。降られたくらいで落ち込むようなメンタルじゃとっくに犯人たちに殺されてるわよ。それに」

     研ぎ澄まされたナイフのような視線を僕の後ろにいた舞園さんに叩きつける。

    「隙さえあればいつでもあなたを奪うわ、苗木君」

    「絶対に渡しません。ね、苗木君」

     アハハ、僕が気づいてなかっただけでこの二人はきっとこんなやり取りをいつもしてたんだろうね。

    「それじゃあ苗木君、早速私の誕生日プレゼントをもらってくれるかしら?」

    「うん、勿論だよ」

     霧切さんは僕の手を掴んでその滑らかに煌めく銀髪が密集している後ろ頭に回して僕は霧切さんの綺麗な顔と接近していく。僕の手が霧切さんの後ろ頭を押している。

    「ちょっと霧切さん!!!さっきキスをしたばっかりでしょう!!」 

    「五月蠅いわよ舞園さん、私のプレゼントは私自身なのよ。苗木君になら何されてもいいけど紳士な苗木君は手を出してくれないから私から動くしかないじゃない」

    「それなら私の出番です!!!」

     ハハハ、こんな強くて真っ直ぐな二人の思いに気づけなかった僕って本当に馬鹿だなぁ。

     ちょこんと不二咲君の細い指が僕の背中をつついた、振り向くとみんなが僕を見てくれている。

    「さ、今度は僕達の番。流石に二人ほどとはいかないけど大切な友達の苗木君を祝うからね」
  188. 194 : : 2020/12/07(月) 18:39:48
    舞園にすきができる時って言ったらハリウッドに出るようになって日本を長く離れる時かな?
  189. 195 : : 2020/12/08(火) 20:43:27
    >>194 舞園「安心して下さい、そうなっても分身、千里眼、LINEいくらでも手はありますから。私と苗木君の愛は距離を超えます!!!!!」

     

    僕はなんだか不思議な気分だった。間違いなく今は苗木君の誕生日を祝っているのだが同時に舞園さんも祝っているような気がする。

    「ふ、苗木ありがたく思え。この俺がお前のような平民にプレゼントをやるのだからな。せいぜい歓喜のあまり涙を流さないこと・・・・」

    「あ、苗木君。これ私と日向君から、いろいろ迷ったんだよけど最新ゲームと長時間ゲームしても目が疲れないように目薬だよ」

    「七海、俺がまだ喋ってるだろうが!!」

    「ええ、だって十神君の話って妙に長いんだもん。ふぁあ、日向君膝貸して」

    「ああ、どんどこい!!」

    「じゃあ次は私だね。本当は私と終一君の合同にしたかったんだけど流石にこれは無理かなって」

     そういうと赤松さんはピアノに座って滑らかに指を動かし始めた。鼓膜を綺麗で楽しい音が心地よく揺らす。

    「ありがとう赤松さん、超高校級のピアニストの伴奏を生で聞けるなんて嬉しいよ」

    「いやいやここからが本番だよ。苗木君、何かリクエストある?何だって好きなように弾くからさ」

     みんな各々の個性に会ったプレゼントを苗木君に渡していく(桑田君はエロ本で舞園さんにアポォモードにされたし葉隠君は連帯保証人の紙を渡してきていたので霧切さんに借金取りを呼ばれていた)

     そのどれもが心がこもっていて苗木君の、そしてその苗木君を一途に思い続けてついに結ばれた舞園さんの門出を祝っているように思える。

     これまで世界を救うことばかり考えていたけどこんな風に楽しくイベントを実施するって、やっぱり僕達も高校生なんだなって実感する(成人の葉隠君は何処かに逃げて行ったし)

    「不二咲君、随分と感慨深そうね」

    「霧切さん」

    「まあ元は舞園さんを応援していた貴方にとってこの結果は望んだものでしょうからね」

    「う・・・・いやそういう訳じゃ」

    「ウフフ、冗談よ。貴方がそんな小さな人間じゃないって私はよく知ってるわ。舞園さんを応援していたのも世界の安定を祈ってのことだったんでしょう。あの枕ちょっとその気になったら地球どころか銀河を消滅させるくらいには強くなったから・・・・・とまあそんなことはどうでもいいのよ。一つ話があるんだけどいいかしら?」

     なんだか・・・・・いや、話を聞いてから考えよう。

    「何?」

    「あの枕と苗木君をうまいこと引き離す方法をもういくつか考えたんだけど人手が足りないのよ。私に手を貸してくれないかしら?」

     あはは、予想通り。本当にもう、たくましいんだから。

     なんだか安心してしまう自分がちょっとだけ憎い
  190. 196 : : 2020/12/10(木) 06:38:03
     アポなんでエロ本なんだよ…
     そんなことやったら舞園に粉砕されるのが
    決まってるようなものなのに。舞園の恐怖は少なくとも>>138で分かってるだろうよ…
  191. 197 : : 2020/12/10(木) 06:39:03
    安価先ミスった、>>141
  192. 198 : : 2020/12/10(木) 20:52:46
    もう早速苗木を奪い返す作戦を建てるとは中々な策士、だけど今度は絶対零度は止めてクーデレ程度で抑えた方が良いと思うぞ霧切
  193. 199 : : 2020/12/12(土) 20:45:13
    >>196 桑田「分かっていてもやりたくなるのが男だろ!!!それに……結構気持ちいいんだよ」

    >>198 舞園「何をどうしても苗木君は渡しません、クーデレだろうが何だろうが潰します!!」


    あの素晴らしすぎる日から一体どれだけの夜が流れたのでしょうか。私と苗木君が結ばれた世界、いえ宇宙最高の苗木君の誕生日から。

    あれから私と苗木君は健全な高校生らしくお付き合いを始めました。一応私はアイドルなので世間には内緒にしなければいけないと意識しているのですが無意識に出てくる女としての艶やかさは隠すことが出来ず『さやかちゃんの女に磨きがかかってる!!!!』なんて声はチラホラと見えています。ファンの方は本当に慧眼ですね、これからはより一層気を付けて隠さないと本格的にばれてしまいます

    という訳で私は再びエスパーの修業を始めました。そのおかげで今では分身を10000体は出すことが出来るようになりましたし私達が住んでいる天の川銀河どころか隣の銀河くらいまでなら簡単に壊すことが出来るくらいに力を上げました。邪心だけを特に受信することもお茶の子さいさいです。おかげでどこぞのブルドッグが企画した真絶望計画を叩き潰しましたし私へのストーキングをしている不埒ものは全員お仕置きしました。

    ついでに大地震とか火山の噴火とかの天災も止めました、その度に苗木君によしよししsてもらえるので世界も救って苗木君も救えて私の気持ちもよくなってまさしく一石三鳥です

    ですがやっぱり一番つらかったのは女狐霧切さんの対処ですね、あの女人の苗木君に手を変え品を変えアプローチしてくるんです。全く困りものですよね

    そして今日はそんな私と苗木君にとって特別な日、また再び身体と身体を重ねる日です。いえ勿論あれから暇さえあれば愛と愛を確かめ合いまくってキスしまくってきましたしアンテナの送受信もしまくっていたんですけど何億回やってもやっぱりいいものなんです。

    ですがそれでも今日の特別の度合いは高いです。何故なら今日は七月七日の七夕、言い換えると私の誕生日なんですから

    「舞園さん、本当に今日は一日従僕と一緒にいられるの?」

    「はい。ちゃんと分身をテレビ局には置いておきました・・・・・本当はオリジナルの私がやるべきなんですけど今日だけは休んじゃいます。私から私への誕生日プレゼント、でも・・・・・苗木君にもっともっと幸せなプレゼントをもらいたいです。

    「勿論だよ・・・・・さやかさん」

     胸がドキッと拍動しました。私達の間で下の名前を呼ぶというのは特別な、符号、まあ簡単に言えば生でやりたいということです。籍を正式にいれるまでは貞操と健全さをしっかりとしておきたいと素敵な苗木君・・・・・いえ誠君の提案です。

    「それでさ、僕はさやかさんにもう一つ、プレゼントを上げたいんだけどいいかな?」

    ああ、この声を聴くだけで私の心は癒されます。ですがプレゼントって何でしょうか。

     その時、私のテレパシーに福音が聞こえてきました。聞きたくて聞きたくて仕方なかった言葉が

    「さやかさんはサイコキネシスで精子を動かせるんだよね・・・・・僕、子供欲しいな」

    ああ、ああ、素敵です。本当に素敵です、素敵すぎます誠君!!!!!

    私は涙を浮かべて深く頷きました

    「はい!!!!喜んで!!!!」
  194. 200 : : 2020/12/15(火) 18:23:09
    でもすぐ妊娠したら暫くの間イチャラブセックスはおわずけになるだろうけど、我慢できるのか二人とも?
  195. 201 : : 2020/12/16(水) 20:48:34
    >>200 舞園「子供の為ならそのくらいできます!!ま、我慢する必要もないんですが、なんていったって私はエスパーですから!!」

    全ての始まりは私と誠君が一緒の中学校に通っていたというありふれた奇跡から始まったのです。彼の優しさやたくましさを目の当たりにした私は少しでも彼に近づこうと努力を始めました。今考えるとその努力は少し方向が間違っていたのかもしれません、なぜならエスパーになろうというものだったんですから

    ですが私は当時一心不乱にエスパーになろうと修業をしました。ただ勿論苦痛は少しもありません、かのシェークスピアも戯曲を通して私達に「楽しんでやる苦労は苦痛を癒すものだ」と言ってくれていました。そして努力が実になりテレパシーを通して苗木君の心の声を聴いたときは本当に嬉しかったのです。

    それから色んな事がありました、真っ赤すぎる運命の糸で繋がっていた私達は希望ヶ峰学園の生徒となりそこで妙な探偵と少しわちゃわちゃとしたことがありましたが順調に愛を深めて深めて深めまくりました。そして記念すべき苗木君の誕生日に晴れてカップルになった時は人生で最もうれしかったです。

    ですが今日はそれよりももっともっと嬉しい特別な日、私達が完璧な夫婦になる特別な日なのです。

    「さやかさん、綺麗だよ」

    「ありがとうございます誠君」

    私は優しくお腹をさすって微笑みました。私達の間にできた最高の宝物、順調に育てばあと4か月もすれば生まれてくれます。その気になればすぐに出産することも出来ますが当然そんなことはしません、子供に失礼ですから。

    「みんな忙しいから中々予定が合わなかったんですよね」

    「ま、その道のプロフェッショナルばかりだからね、霧切さんも祝ってくれるっていってくれてよかったよ」

    今日の挙式は親せきと希望ヶ峰の仲間だけで執り行います。今は私の分身がアイドル活動をしてくれていますから結婚なんて世間に言う訳にはいきませんし子供なんて絶対に言えるわけがありません、一部(ブルドッグや王馬君)不安要素はありますがもしものことがあったら全力で潰すと言ってあるので多分大丈夫でしょう。特に江ノ島さんには念の為にジャッジメントエスパーをかけておいたので私と子供の話をしただけで自動的に死なない程度に心肺停止するようにしておきました。

    「それじゃあさやかさん行こうか」

    「はい・・・・なんだかドキドキしちゃいますね」

    これからの人生様々な困難が私達を待ち受けていることでしょう。ですが誠君が私に与えてくれたエスパーと何よりこの子さえいればどんな壁も乗り越えることが出来ると信じています。

    「誠君」

    私は誠君と軽くキスをしました。そして微笑みます

    「これからはもっともっといっぱい愛し合いましょうね」

    こんな風にキスを受け入れてくれることも奇跡、私と誠君が出会えたことも奇跡、全てが奇跡の産物なのです。それに比べればエスパーなんて微々たるもの。

    「少し早いですが私は誓います。夫苗木誠を生涯かけて支えると・・・・・なぜなら私は」

    そう、今日から私は

    「苗木さやかですから!!!!」

    綺麗な純白ウエディングドレスよりももっともっと綺麗になるような笑顔です

    「うん、希望に満ちた将来をつくっていこうねさやかさん」

    「はい!!!」

     

    次回最終回です
  196. 202 : : 2020/12/18(金) 19:24:05
    結婚式と言えばウェディングケーキ!安藤の出番だけど舞園がエスパーで全部やっちゃうから出番無しかな…
  197. 203 : : 2020/12/19(土) 21:04:44
    ジャッジメントエスパー…
    どっかの鎖使いか?
  198. 204 : : 2020/12/20(日) 04:43:33
    乙です
    次回の出産エンド楽しみにしてます❤️
  199. 205 : : 2020/12/20(日) 20:19:29
    >>202 舞園「いいえ、ちゃんとお願いしました、エスパーは強大ですが得手不得手はありますからね」

    >>203 舞園「あはは、ジャッジメントエスパーは念のためにした技に過ぎませんからよく分かりませんね、『念』の為に」

    >>204 舞園「どうぞご覧ください!!」

    お腹をポンポンと蹴っていたのはもう遥か昔のことのように思えます。エスパーという力を得てからは一度たりとも外的要因による痛みを感じていたことがなかった私ですが、目に涙をにじませてしまいました。

    出産の痛み、確かにこれはとてもとても痛かったです。ですがこの痛みは私が私達の愛の結晶の為にすることが出来る最初の親の仕事、そう思うと痛みとは違う種類の涙が私の中から生まれていることを自覚出来ました。

    「さやかさん、やったね!!!」

    ずっと握られていた誠君の手のひらの暖かさが今はどうでもいいものだと思ってしまいました。そんなこと数分前までの私ならば絶対に思うことなどありえなかったでしょうに。

    ですが、幸せなんです。私は今この自分自身の腕に私と誠君の子供が抱きしめられているということがこれほどまでに幸福なことだなんて思いもしませんでした。

    この子の瞳を見るだけで今まで私が誠君に持ち続けていた愛情が夜空に瞬く星たちの光のように美しく脳裏に降り注いできます。ですがそれだけではありません、この子の優し気な顔立ちから誠君が私にこれまで与えてくれた全ての愛情が胸に湧きあがってくるのです。

    「ありがとうございます」

    天使を超えた存在、私は過去誠君を呼ぶときにそのような形容をしてきました。ですが私と誠君の愛情の塊であるこの子にはそれでも全然足りません。細い髪に触るだけで胸がポカポカとし、肌を撫でるだけでついさっきまで感じていた痛みのすべてが幻覚だったのではと思わせるほど体調を完全以上の物にさせてくれます。

    「可愛いです・・・・・私達の子供・・・・・本当に本当に可愛い」

    誠君に抱かれた我が子を見るとどういう訳か胸がいっぱいになりました。ですがかつて自分が考えていたような幸福の激情はやってこず穏やかで全てを抱きしめられるような気持ちが湧き出てきています。

    「誠君、この子は優しく強く育ってほしいですね」

    「うん!!!愛情をいっぱい注ごうね」

    この幸せを表す言葉はきっとこの世界のどこにも存在しないでしょう。

    私は誠君と我が子をサイコキネシスと自分自身の身体両方で抱きしめました。

    「ありったけの愛情とエスパーを教えましょう。強くて優しい子供になるためにきっと力になります」

    「そうだね。僕達に教えられることは全部教えてあげるよ」

    でも私達に教えられることよりもずっとずっと・・・・・この子が自分で学ぶべきことは多いです。そしてそれこそが本当に尊いもの

    「誰かを好きになれる気持ちを知るときまで・・・・・せめてその時までは私達が守ってあげますからね。大切な大切な宝です」

    私は誠君から人を愛する気持ちを知って人間的にもアイドル的にも大きく成長出来ました。きっと私ほど愛は人を成長させることを知っている人はいないでしょう。

    私はとびっきりの愛をはらんだ笑顔で唇を動きます。

    「これからもよろしくお願いします。そしてこれからよろしくお願いします!!!!!」

    私はこれからも恋するエスパーでありそして今日から恋する母親です

  200. 206 : : 2020/12/22(火) 02:23:56
    おつです 弾丸で次回作があれば楽しみにしています!

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