生産者「俺たちがいねぇと戦えねぇだろ？」

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1 : 名無しさん : 2020/04/16(木) 23:50:22

生産者「壁の中では兵士が市民を巨人や極悪人から守っている。」

生産者「憲兵団は消防や警察の役割もこなし、全員が腐ってるわけじゃない。調査兵団の壁の外での活動は壁の中の生活が保たれている事で成り立っている」

生産者「壁の上の武装には駐屯兵団が配属されていて、壁の補強作業や門兵などもこなす。調査兵団と比べて二つの兵団は命の危険は少ないが、業務内容は多く市民の実生活に役立っている」

生産者「調査兵団に関してはよく思わない輩も一定数存在するが、やはり人類の希望となっているのは間違いない。事実として壁の中に潜んでいた敵の巨人達を特定して追放したり、パラディ島の開拓に大きく貢献したからな」

生産者「今やイェガー派とかいう連中がこの島の実権を握っている。旧兵団体制は完全に崩壊して、昔の人間は完全に仲間外れだ」

生産者「今じゃ兵士が目立っている。そりゃ戦争で勝利を掴むためには兵士が活躍しなければならないからな。俺たち市民と兵士とでは戦闘能力が違いすぎる」

生産者「でもその戦う兵士を支えているのは誰だと思う？生産者である俺たちだ。」

生産者「生産者だけじゃない。陰ながらこの島の開拓に貢献してきた人間は山のようにいる。スポットライトがそういう陰の功労者には当たらないだけ」

生産者「やはり人は兵士が戦っている派手なシーンが見たいだろうからな。だが立体機動装置や最新兵器。蒸気機関車や港の管理は誰がやっていると思う？」

生産者「全て兵士がやっているのか？いや違うだろ？」
2 : 筋力@賢者タイム( ^ω^ ) : 2020/04/17(金) 00:01:03

生産者「兵士は何か勘違いをしているようだな。その偉そうな態度は俺たちにとって気に食わない。」

生産者「まるでお前らのその態度は自分達だけでここまで成り上がったかのような感じだな。それはお前らの大きな勘違いだぞ」

生産者「人間だけに限らず生き物は助け合っていかないと、生きていくのは難しいんだよ。お前らに農業ができるのか？ブレードや銃の生産は出来るのか？」

生産者「外交を武力行使だけで出来ると思っていたのか？協力的だったアズマビト家に銃を向けた事の意味をお前らは理解しているのか？」

生産者「まぁそれも仕方ねぇか。結局人間も動物に過ぎない。強い力を得れば全能感に浸るのは無理もないことか？」

兵士「戯言はその辺にしておけ。今日からここがお前らの家だ」

生産者「随分と立派な家じゃねぇか？お前ら兵士はもっと立派な家に住んでいるのか？」

兵士「この世界は強者が全てを支配するんだ。弱者であるお前ら生産者は兵士の言うことを聞いてもらおう」

兵士「反逆者は全員豚箱に入ってもらう」ニヤリ

生産者「こんなことしてどうなるかぐらい想像できないのか？いずれ反乱が起きるぞ？」

兵士「問題ない。弱者が束になったところで武力で制圧するまで」

生産者「そんな事していたらいずれ食糧難の時代がやってくるぞ？いやそれよりももっと恐ろしいことがある」

兵士「悪いがこれ以上は聞いてられない。俺も暇ではないからな」

生産者「‥今に見てろ」

生産者「いずれ後悔する時が来る。そしてそうなってしまったらもう取り返しのつかない段階まで来ていると言うことだ」

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