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クリスマスin希望ヶ峰

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  1. 1 : : 2016/12/24(土) 00:56:16
    ・CP要素含みます。
    ・絶望的事件なんて無かった
    ・ほのぼの(予定)

    よろしければ下へGO
  2. 2 : : 2016/12/24(土) 01:07:58
    苗木「そろそろクリスマスかぁ…」

    華やかなイルミネーションが街を彩る中、僕こと苗木誠はコートのポケットに手を突っ込み呟く。

    苗木「やっぱりこの時期になるとカップルが目立つね…」

    そう、絶好のデートスポットでもあるここに来る人々は大半が仲睦まじいカップルだった。

    だと言うのに僕はと言うと…

    苗木「こまるへのお土産何が良いかな…」

    帰省する時に妹に渡すお土産を探しに来ていた。


    苗木「こんな事ならもっと早く時間取るべきだったな…」


    何かと忙しい年の瀬、僕の在籍している学校希望ヶ峰学園の学生寮も寮生による大掃除や帰省の準備で大騒ぎだった。

    と言うのも…
  3. 3 : : 2016/12/24(土) 01:21:58
    石丸「さぁみんな、新年を清々しい気分で迎える為にも、塵一つ無い様に掃除しようではないか!」メラメラ

    不二咲「石丸くん、いつにも増してやる気だねぇ」

    大和田「あーなったら兄弟は止められねぇな…」

    石丸「何を言うか兄弟!学生たるもの、常に勉学に邁進できる環境は大事ではないか!!」

    腐川「い、今それ関係無いじゃない…」

    朝日奈「そうだよ!まぁ私も大掃除には賛成だけどさ…」

    山田「拙者は常日頃から掃除してますから、そんなに手間では無さそうですな!」

    セレス「あんなくせぇ部屋でよくそんな事言えるなぁビチグソォっ!!」

    山田「ひいぃっ!!」


    苗木「僕も早く終わらせて帰省する準備しなきゃ」ゴシゴシ

    石丸「むっ、苗木君!まだベッドの下に埃が残っているではないか!!やり直したまえ!」

    苗木「うん、分かった…終わるのかなこれ…」ボソッ



    …世間一般より優れた才能を持つ「超高校級」の面々が集まる希望ヶ峰学園、個性的なクラスメイトばかりの中で「超高校級の風紀委員」石丸君に目を付けられてしまっていた…
  4. 4 : : 2016/12/24(土) 01:34:15
    苗木「結局あの後夜までかかったんだよなぁ…」

    何とか石丸君のOKをもらい、お土産を探そうと街に出たのは良いが…



    モブ男「モブ子に比べればイルミネーションも霞むな(はぁと)」イチャイチャ

    モブ子「モブ男君だって格好良いよ(はぁと)」イチャイチャ




    …居づらいことこの上無かった。



    苗木「…さて、何が良いかな…」

    僕は持ち前の前向きさで見なかった事にして、妹に渡すお土産を探し始めた。


    ー一時間後ー

    苗木「…よし、これにしよう」

    手に取ったのは最近流行りの、何か金色のスーツを着た芸人のプリントされているマグカップだった。お湯を入れるとアップルティーとパイナップルティーに交互に変わるとか。

    苗木「…どういう仕組みなんだろ、これ…」


    深くは気にしない事にした。
  5. 5 : : 2016/12/24(土) 02:01:08
    店員「有難うございましたー、よいお年を」ニッコリ

    マグカップを包装してもらい、店から出ると…


    霧切「あら、苗木君。こんな所で会うなんて、珍しいわね」

    舞園「誰かへのプレゼントですか?」


    クラスメイトの「超高校級の探偵」霧切さんと「超高校級のアイドル」舞園さんに出くわした。

    苗木「うん、こまr…妹にお土産でもと思って。それより珍しいね、二人が一緒にいるなんて」

    霧切「あら、結構舞園さんとは仲が良いのよ?」

    舞園「そうですよ、クラスメイトですから」

    苗木「いやぁ、あんまり二人が一緒にいるってイメージ無くてさ…」

    苗木「それより舞園さん、変装とかしなくて大丈夫なの?」


    そう、クラスメイトでもある舞園さんは、国民的アイドルのセンターマイクを努めている。なのに普段の制服の上にコートを羽織り、耳当てと手袋をしただけの格好だった。


    舞園「堂々としてれば案外気付かれないもんですよ」

    霧切「芸能人オーラが足りないんじゃ無いかしら」キリッ

    舞園「何か言いました?霧切さん?」ニッコリ


    …な、何か二人の間に火花が散ってるような…と言うか、さっき仲良しって言ってたのは一体…

    苗木「ところで、二人はどうしてここに?」

    いたたまれなくなって、僕はつい話題を逸らす。


    舞園「私は、明日のライブの時にやる抽選会の景品を探しにです」

    苗木「そっか、クリスマスだから舞園さんはクリスマスライブがあるんだっけ。でもそういうのってスタッフの人が用意するんじゃないの?」

    舞園「今回のライブの目玉商品は、メンバーがそれぞれ選んだ物が景品になることになってるんですよ」

    苗木「なるほど、それで買い出しに来たんだね。霧切さんは?」

    霧切「私は年越し用の食材を買い出しに。」

    苗木「え、霧切さん料理するの?」

    霧切「…どういう意味かしら?」ジト

    苗木「あ、いや…あんまり霧切さんが料理するイメージ無いかなぁって…あはは…」アセアセ

    霧切「するわよ、料理くらい」

    苗木「う、うん、ごめん…」

    霧切「苗木君のくせに生意気よ!」ビシッ

    苗木「あ、じゃあお詫びの意味を込めてこの先の喫茶店でコーヒーでも奢るよ」

    霧切「じゃあお言葉に甘えて。」

    舞園「私も行きたいです!」

    苗木「うん、じゃあ舞園さんも一緒n…」舞園「はい是非!!」



    そんなこんなで、商店街の外れにある小さな喫茶店に行く事になった。
  6. 6 : : 2016/12/24(土) 02:28:18
    ー喫茶店ー


    苗木「すみません、カフェオレを一つお願いします」

    霧切「ホットコーヒーをブラックで一つ」

    舞園「私はミルクティーを」


    それぞれの飲み物が来た所で、口を開いた。

    苗木「霧切さんも、舞園さんも、今年一年お世話になりました」ペコッ

    霧切「こちらこそ」ペコッ

    舞園「こちらこそです」ペコッ

    苗木「いや、僕は何もしてないよ…」

    霧切「そんなことは無いわよ、苗木君?」

    舞園「そうですよ、私はお世話になりました!」

    苗木「あはは…じゃあ…」

    三人「来年もよろしくお願いします」ペコッ

    それぞれ頭を下げあう。


    苗木「そう言えば今日はクリスマスだし、せっかくこんな所で会えたからこれは僕から」サッ

    さっきの雑貨屋でこっそり二人に買っておいたプレゼントを差し出す。

    霧切「苗木君、いつの間にこれを?」

    苗木「二人が火花散らせてる時にかな…」

    舞園「嬉しいです、開けても良いですか?」

    苗木「もちろん、喜んでくれると良いんだけど…」

    舞園「苗木君のくれる物ならなんでも嬉しいです!」ガサガサ

    霧切「有難く頂くわ」ガサガサ

    舞園「あ…これは…」

    舞園さんに渡した包みから出てきたのは小さな白猫がデザインされたストラップだった。

    苗木「ちょっと舞園さんに似てるかなと思って。」

    舞園「苗木君、有難うございます!大切にしますね」ニコニコ


    霧切「これは…」

    霧切さんに渡した包みからは舞園さんと色違いの黒猫のストラップ。

    苗木「こっちは霧切さんっぽいかなって」

    霧切「有難う、大切にさせてもらうわ」ニコッ

    苗木「!!」ドキッ


    超高校級のアイドルの舞園さんの笑顔と、滅多に見れない霧切さんの微笑みに心臓が大きく跳ねる。


    舞園「じゃあ苗木君、これは私からです」ガサッ

    霧切「私からはこれよ」ガサッ

    苗木「えっ…良いの?」

    舞園「はい、私からのクリスマスプレゼントです」ニッコリ

    霧切「メリークリスマス、苗木君」

    苗木「二人とも…有難う!開けても良い?」

    舞園「はい」ニッコリ


    こんな贅沢な体験してるの僕だけじゃないかな…

    そう思いながら包みを開けると…
  7. 7 : : 2016/12/24(土) 02:39:06
    苗木「マフラーと…手袋?」

    二人からもらった包みから出てきたのは、若草色をしたマフラーと、黒の手袋だった。


    霧切「普段の制服に合う様に選んでみたのだけど…どうかしら?」

    苗木「うん、有難う!凄く嬉しいよ!」

    舞園「苗木君はあまりアクセサリーってイメージじゃなかったのでこれにしました」

    苗木「大切にさせてもらうね!」

    舞園「はい、あ、そろそろ私失礼しますね」

    苗木「うん、舞園さん、それじゃあまた新学期にね」

    舞園「はい、失礼します。よいお年を。」ペコッ

    苗木「舞園さんもよいお年を」

    霧切「私もそろそろ行かないと…」

    苗木「うん、霧切さんもまた新学期に。よいお年を」

    霧切「よいお年を」ペコッ


    こうして、僕の幸運なクリスマスは幕を閉じた。

    マグカップはあまり気に入ってもらえなかった様だ…



    終里
  8. 8 : : 2016/12/24(土) 02:41:20
    思い付いた勢いだけで書いてしまいました。

    書き終わってから「そもそも希望ヶ峰関係無くね?」とか「苗木の一人称違くね?」とか出てきたんですが、まぁそれはそれと言う事で…

    皆様風邪に気をつけてよいお年をお迎え下さい。

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Sathuki115

朧夜

@Sathuki115

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