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【ニセコイ】 楽「万里花が一途過ぎて、もうどうしようもないッ!」

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  1. 1 : : 2014/12/23(火) 17:38:23

    【ニセコイ】 楽「万里花が一途過ぎて、もうどうしようもないッ!」



    ※あほなSSです。タイトルは楽の心の叫びを表現しています。


  2. 2 : : 2014/12/23(火) 17:40:06

    ――――え~…皆さんお馴染みのニセコイ主人公の『一条 楽』です。はいはい、よろしく。

    ヤクザの家系に生まれたオレは、“普通”の学生生活や将来の夢“国家公務員”になるべく、凡人なりの努力を積み重ねてきたわけだ。

    まぁだけど、ひょんな事から米ギャング『ビーハイブ』の首領《ドン》の娘、『桐崎 千棘』と偽物の恋人同士になって、両家のいざこざを一時的に解消してくれと頼まれ、無理矢理了承させられて現在に至る。

    千棘とのニセコイ関係は、程よく良好…だとは思う。

    アイツの態度も当初に比べたら大分ましになったし、理不尽に殴られたりする事も最近は少ない…と信じたい。

    そこにやってきた監視役『鶫 誠士郎』や『クロード』などの刺客との闘い(?)の日々。

    だが、そこに更に新たな刺客が送り込まれるなんて、誰も予想しないだろう?

    …ほら、今日も懲りずに突撃してくる。あのお嬢様は…。



    万里花「楽様ぁ~♪」



    彼女は、オレ(←)の事を見つけると、満面の笑みを浮かべてこちらに飛びついて来た。

    ただ突っ込むだけではなく、一回転くるりと回って見せる様子が実に可愛らしい。

    栗色のロングヘアがふわりと宙を流れる様が花の髪飾りとマッチし雅《みやび》である。

    …って!なんで今の部分がオレのパートになっているんだよ。

    どう考えても、主人公本人に言わせる内容じゃないだろ。適任者(作者)に任せてろよ。



    万里花「…楽様、どうかなさったんですか?」



    え~、コホンッ!そう。こいつは『橘 万里花』。

    警視総監の父を持ち、オレの過去の因縁の可能性のある女の子。

    10年前からオレに好意を寄せてくれていたようで、わざわざこの凡矢理高校に転校して…。



    万里花「楽様?」

    楽「…おっと!悪い、こっち側に集中できていなかった。」

    万里花「“こっち側”って何ですか?」

    楽「い、いや…何でもないから。」

    万里花「変な楽様♪」

    楽「……。」



    心の声に意識が向いていたけど、こうして毎日猛アタック(物理)してくるのが彼女のスタイルだ。

    たまに勢いが付きすぎて、身体にダメージが残る事もあるけど、最早気にしていない。

    …っと、いけないな。向こう側でも適度に反応を取らないとまた怪しまれる。

    じゃ!リアルタイムに戻るからな!

  3. 3 : : 2014/12/23(火) 17:40:23

    楽「橘…お前、毎日そうやって突っ込んでくるなよ。毎度の事でも驚くだろ?」

    万里花「え~、よいではありませんかぁ~。楽様に飛びつく機会もそうありませんもの~♪」

    楽「……。」

    万里花「ふふふ~♪」



    …ッ!いや、大丈夫だ。とりあえずは注意しておいただけだ。

    こうやって、まだ擦りついて来ているけど何も問題ない。



    楽「ほら、周りに人がいるだろ?自重をだな。」

    万里花「なら尚更ですわ。私《わたくし》が楽様とラブラブな所を印象付けておく機会として♪」

    楽「いやいや、どうせまた鶫に怒られるだろ?主にオレが理不尽に(←小声)。」

    万里花「彼女がまた物騒な物を取り出したら、準備は出来ていますわ。」



    あぁ、そういえば、そんな事もあったなぁ。例の護衛さん達が既に待機済みってわけか。

    でも、まだ障害はあるんだよなぁ…ほら、今日も窓の外に…ってあれ?居ない?



    万里花「それに…あらゆる障害は、既に排除済みですから♪」

    楽「……。」



    あ、ほんとだ。クロードの奴、なんか補導されてる…?未成年者みたいな扱いされてるぞ。



    万里花「ですから、今は私と楽様だけの時間ですわ。」

    楽「……。」

    万里花「何いたしましょう♪」

    楽「……。」



    …大丈夫だ。“まだ”大丈夫。

    オレの表情は…まだ自然だ。いつも通り、橘を煙たがっている様子にしか見えていないはず。

    抱きしめる力が徐々に強くなってきていて、色々とヤバくなって来たけど、まだヤバくない。

    な、なるべく早いうちに離れるように誘導を…。



    楽「ほ、ほら。千棘だって恋人がこんな風にしているのを見ると、怒るだろ?だから…。」

    万里花「そうでしょうか?私の方がずっと楽様に相応しい女性だと思いますが。」

    楽「お、お前がそう思っていても、俺達はその…恋人(のフリをしている)だからさ?」



    楽の声は、内心から漏れ出る緊張感のために、少々ひきつっている。

    いつも通りの邪魔も入らず、(偽の)恋人もおらず、楽一人では状況を打破できずにいた。

    そんな折、万里花が楽の理性にとどめを刺す言葉を発する。



    万里花「…なら、やはり私が楽様を奪うしかないみたいですね」

    楽「だ、だから早く俺から離れ…え、今なんて?」

    万里花「私には楽様しか居ないんですわ!私を楽様のものにしてくださーい!」



    万里花は更に強く楽に抱き着いた。

    今までは仕方ないと思い、じっとしていた楽だったが、遂に緒が切れたように…。



    ………プツンッ!だぁぁぁあああ!!もう無理だぁぁぁあああ!!!

    ただでさえ、抱き着かれているせいで女子特有の香りとか柔らかさとかで冷静さを失いかけていたのに、そんな事間近で言われると…耐えられるわけないだろぉぉおお!!

    …ひとまずッ!退散だ!話(心の談話)はそれからだ!!

    すまん、万里花。というわけで。



    楽「…だぁぁぁあああ!!!」

    万里花「…!?」

    楽「すまん、橘。すまんーーッ!!」

    万里花「あ、楽様…。」



    心の叫びをそのまま発し、楽は万里花の“拘束”を脱し、その場から走り去ってしまった。

    突然の状況に万里花も唖然とし、立ち尽くすのみであった。

    それも当然で、これまでに楽がそのような行動を見せた事がなかったためであった。

    想定外の状況に陥ると、人は脳で整理できず、次の行動に移せず動けないものである。

    万里花とて、その一人。

    しかし、そんなクラスの中でも鋭い奴は、真意をしっかりと弁《わきま》えている。



    集「…ふふっ。こほん、こほん。」

    集(あぶね。思わず笑いが表に出てしまったか。にしても、楽の奴…ふふふ)




    特に、この『舞子 集』という男がそんな一人。



    集(さーて、あいつの様子でも見に行ってからかってみるかな~♪)



    さすが悪友。――――




  4. 4 : : 2014/12/23(火) 17:41:30


    定番の屋上という場所で、楽はフェンスに肘をつき、前屈みになり耽っている。

    さながら、青春に相応しい光景である。

    そんな彼の口から深い溜息が漏れ出た。



    楽「はぁぁ。」



    どうすんだ、オレ。明らかに挙動が怪しかったじゃねぇか。

    …クラス戻りたくねぇぇぇ。失敗したな。



    楽「それにしても…。」



    万里花…お前可愛すぎるだろ!このやろぉぉおお!!

    なんだ、あいつ。何なんだ、あいつ。いや、寧ろオレが何なんだってくらいだよ!

    オレに好意を抱いてくれているのは、知っているけどさ?

    10年前の約束の女の子が万里花である可能性も含めて、俺も意識はしているよ?でもさ…。

    あんな風に公衆の面前で堂々と告白されたら、高校生のオレが対処できる訳がないだろ?

    いつでもどこでも真っ直ぐにオレに気持ち伝えてきて…。(たまに黒い所あるけど)

    一途にも程があるだろ。もうオレ自身この気持ちどうしようもねぇよ…。

    …いや、うん。これがオレの本音だよ。万里花可愛いよ、ほんとに。

    小野寺?知らんがな。本当は『橘』じゃなくて、『万里花』か『マリー』って呼びたいよ。



    ※作者は小咲の事が嫌いなわけではありません。寧ろ、ニセコイ女性陣は皆好きですが、ただ少し好感度が万里花に偏っているだけであって(ry。



    『じゃあ、なんでそう呼ばないのか』だって?

    そんなの決まってるだろ…オレが主人公という立場にいるからだよ!!

    こういったラブコメでは、主人公は1人のヒロイン候補に気持ちが偏ったらダメなんだ!

    だから、今のオレが万里花に情を移していたとしても、それは声に出して言えないんだ!

    え?『呼び方を変える事は自由』だって?

    そりゃあ、何かきっかけが用意されれば、変えられるかもしれないぞ?(原作者ちらっ

    だが、ラブコメの主人公は総じて『鈍感キャラ』である事が重要なのだ!

    そう!オレ達主人公は『鈍感』である事を強いられているんだ!強いられているんだ!!(大事な事なので2回(ry

    だから、例え原作と違う道を辿ろうとしていても、それを表面に出す事もできないんだ!

    本当はああして万里花が抱き着いてきてくれる事も嬉しいし、香りが漂ったり色々当たったりして内心はさっきみたいに緊張感で支配される。

    でも、オレが主人公という立場に居る限り、自由に万里花に応える事もできないから、知らんぷりしたり、素っ気ない態度取ったりして、万里花の気持ち(自分の気持ちに)気付かないふりをして、結果、万里花の事を傷つける事を強いられる。

    もう…そんな事するの…嫌なんだよな…。

    オレは…万里花の事が好きなんだ…。

  5. 5 : : 2014/12/23(火) 17:42:25

    楽「はぁ…万里花」

    集「おやおやぁ~?随分と悩ましい言葉が出てきたね~」

    楽「…集。あれ?もしかして、オレ今…?」

    集「うん。フツーにね。」



    しまった。感情が高まって、思わず声に出してしまったのか。

    しかも、よりによってこいつに…いや。

    腐れ縁のこいつだからこそ、聞かれても問題はない…と思う。



    楽「どうしたんだよ。こんなところまで来て。」

    集「いやいや、それはこっちのセリフでしょ。楽こそ突然飛び出してどうしたんだよ?」

    楽「そりゃ、そっか。」

    集「…で?その悩みはさっきの『万里花』という言葉と関係があるのかなぁ~?」

    楽「こいつ…その様子だとおおよそ察し付いているんだろ?」

    集「…まぁねっ!大体分かるよ。」



    こいつはいつもこちらを見通すような表情を浮かべてニカッと笑う。

    だが、オレはそんなこいつが嫌いじゃないし、頼りにもなると思っている。

    だから、オレはこいつにだけは、心の内の悩みを打ち明けられる。



    楽「橘が…いや、万里花が可愛いんだ。」

    集「そんな事、皆知ってるだろ?あれだけの容姿があれば…。」

    楽「ばーか。そんな話じゃねぇよ。オレの言いたい事、分かってんだろ?」

    集「すまんすまん、からかうのはここまでだな。分かってるさ、彼女の事が好きなんだろ?」

    楽「…そうだ。だけど、こんな事言えるわけがない。」

    集「家の事情的にも、桐崎さんとのニセコイ関係的にも、だろ?」

    楽「それに、主人公っていうオレの立場的にも…。」

    集「ははっ、お前いつまでそんな事に足ひっぱられてるんだよ。」



    集は「何の事かと思えば」といった様子で、笑っていた。

    だが、オレには集が何を思って笑い飛ばしたのかが、理解できなかった。



    楽「だって、お前…オレ、主人公だよ?」

    集「あぁ。」

    楽「メインヒロイン居るんだぞ?」

    集「あぁ、そうだな。」

    楽「俺は鈍感で居なきゃいけないし、誰かに偏った好意を向ける事もできな…。」

    集「それは違うだろ。」



    オレが諦めた様子を見せていると、集は即座にはっきりと否定してきた。

    まさか、(どうせからかいに来た)こいつにこう言われるとは思ってもいなかったからだ。

    そしてその為に、思わず感嘆符が表情に表れる…ような反応をしてしまった。



    楽「え?」

    集「…もっと肩の力抜けよ、楽♪」

    楽「……。」

    集「さっさと教室戻ろうぜ。こんなとこで辛気臭くなっていても始まらないだろ?」

    楽「……。」

    集「ほら、行った行った。」

    楽「あ、あぁ…。」



    そういって、集はオレの背中を押して屋上から離れさせた。

    オレは集が何を考えてそんな事を言ったのか、分かったような分からないような…。

    だが、こいつが悪意を持って人を助ける事はしないのも熟知しているから素直に応じた。

    こいつが…万里花が…オレが何を考えるべきなのか。

    そんな思案に囚われながら、ただただ教室へ足を進める他なかった――――




  6. 6 : : 2014/12/23(火) 17:43:07


    万里花「あっ、楽様!」

    千棘「ちょっと、アンタどこ行ってたのよ。突然、教室飛び出したんですって?」

    小咲「だ、大丈夫、一条君?具合悪いなら、休んだ方が…。」

    誠士郎「ふんっ、軟弱な男だな。そんな事ではお嬢の恋人が務まるものか!」



    教室へ戻ると、いつもの面々が続々と迎えてくれた。

    皆、先ほどのオレの素っ頓狂な様子を聞いたみたいで、心配してくれた。



    楽「あぁ…すまねぇ、皆。ちょっと慌てちまってな。急に走り出したくなったんだ。ははっ」



    そういって、テキトーに誤魔化してはみたけど、あまりに雑な言い訳だなぁと我ながら思う。

    ほら、皆いまいち理解できていないみたいで、頭に疑問符を浮かべているのが目に見える。



    集「楽はね、ちょっと先生に呼ばれていた事を思い出して教室を飛び出したんだよ~。」

    集「ほら、楽って今週の課題当番だから、その関係でね?」



    集はといえば、ここぞという時にオレのフォローをしてくれる。

    ったく、これだから昔から頼りにはなる奴だと思わされるんだ、この野郎。



    千棘「あぁ、なるほどね。」

    小咲「そっかぁ。先生に呼ばれていたの忘れてたんだぁ。じゃあ、仕方ないかもね。」

    誠士郎「ま、まぁ。学業の為に尽力する事は悪いことではないな、許そう。」

    万里花「……。」



    皆、それぞれ自己補完してくれたみたいで、納得の反応を示していた。

    そんな中、いつもの騒がしさがどこへ行ったのやら、万里花はただ一人、黙っていた。

    その様子に気づき、楽は気おくれしながらも声を掛けた。



    楽「橘、黙ってどうし…!」

    万里花「……!」



    楽は、万里花の目元が若干赤く腫れている事に気付いた。

    同時に、万里花は楽にそれを見られた事に反応し、咄嗟に顔を背ける。

    妙な雰囲気が2人の間に流れる。

    楽は、瞬時に気付いていた。先程は正常だった万里花の目が腫れた原因が何であるかを。

    きっと、万里花は泣いていたのだと。しかし…。



    楽「橘…。」

    万里花「な、なんでしょうか…楽様。」

    楽「…いや、何でもない。」

    万里花「…そうですか。」



    楽は、その場でその事を聞く事はしなかった。それはなぜか。

    彼女は、親愛な彼へその顔を見られまいと頑なに顔を向けなかった。

    それだけで、楽には万里花の心情が十分に理解できた。

    人前で女の子が泣いていた事に触れるなど無粋も良いところ。

    何も言わなかったのは、楽なりの優しさに起因する行動原理であった。



    集「…おっ!チャイム鳴ったね。ほらほら、授業だから席付かないとね!」

    千棘「あっ、もう終わりかぁ。」

    小咲「休み時間って、なぜかすぐに終わっちゃうよね。」

    集「橘さんも、楽も、ね?」

    万里花「…そうですわね。楽様、失礼します。」

    楽「…あぁ。」



    楽は、悲壮に暮れるような万里花の背中を見送り、席に着いた。

    授業中、楽は考えていた。今日の事のみならず、今までの事も含めて。

    自分はどうあるべきなのか。彼女…万里花の気持ちをこのまま無下にし続けるべきなのか。

    授業の内容はほとんど身に入らずに考え続け、導き出した彼の一つの行動は――――




  7. 7 : : 2014/12/23(火) 17:44:04


    授業も終わり、放課後。

    足早に教室を去っていった万里花を、楽は見逃さなかった。

    いざ、自分も教室を出ようとすると、千棘と小咲に呼び止められた。



    千棘「楽ー!帰りましょうよ!」

    千棘「あっ、小咲ちゃんも一緒に帰ろ!」

    小咲「う、うん!…いいかな、一条君?」

    楽「…..。」

    千棘「…あれ?楽、一体どうしたの?」

    楽「…え?」

    千棘「もう授業終わったわよ?」

    楽「あ、あぁ…そうか。」

    小咲「なんだか、今日の一条君、すっかりうわの空って感じだったね。」

    楽「そうか?」

    小咲「うん。なんだか、さっきの休み時間以来…かな?」

    千棘「小咲ちゃん、楽の事をよく見てるわね」

    小咲「え?!そ、そんな事ない…よ。」



    千棘と小咲は友達同士、仲睦まじく談笑する中、楽は相変わらず口数少なく黙ったまま。

    そんな様子を見かねて、千棘は声を掛けるも…。



    千棘「ほら、帰らないの?」

    楽「…すまん。今日は用が出来たんだ。」

    千棘「ん?」

    小咲「用事?」

    楽「そうだ。だから、今日はお前達二人で帰ってくれ。すまん」

    千棘「……。」

    小咲「……。」



    楽の発言に顔を見合わせる千棘と小咲だったが、楽の気持ちを汲んだのか素直に応じた。



    千棘「大事な用なの?」

    楽「あぁ。」

    小咲「うーん、じゃあ仕方ないね。今日は千棘ちゃんと帰る事にするよ。」

    楽「すまねぇな、小野寺。今度穴埋めするって事で!」

    小咲「ううん、そんな事ないよ。大事な用なんでしょ?じゃあ、そっち優先だよ!」

    千棘「…ラーメン大盛りチャーシューガン盛りのおごりね?」

    楽「はいはい、相変わらず大食いだな、お前は。」

    千棘「ふんっ、それくらいで許してあげるわよ…ふふっ。」



    楽の真剣なまなざしが伝わったのか、特に3人の間に何かが起こる様子はなかった。

    いつもの千棘とのやりとりにも違和感はない。楽はその場に安心感を覚えた。



    千棘「じゃあ、さっさと行きなさいよ、ダーリン!」

    小咲「また明日ね、一条君!」

    楽「あぁ、また明日な、2人とも!」



    駆け足で教室を走り去った楽を見送った2人は、しばらく教室に居る事にした。



    小咲「千棘ちゃん、一条君の事…行かせてよかったの?」

    千棘「…ふんっ、別にあんなもやしが何しようと私には知った事ではないし~?」

    小咲「ふふっ、千棘ちゃん、かなり無理してる顔だよ?」

    千棘「こ、小咲ちゃん…。」



    猫目になって無理をして堪えている顔は、あっさりと友達に見破られてしまった千棘。

    くすくすと笑う小咲に千棘は顔を赤くして、狼狽する他なかった。

    なぜならば、悪態をつこうと彼女が彼に好意を持っている事も、小咲は気付いていたから。

    反面、千棘には楽への好意を気付かれていない小咲も、内心は気が気ではなかった。

    だが、楽の真剣な目を見て、ついつい納得をしてしまったのであった。



    千棘「こ、小咲ちゃんは!?まさか、あのもやしの事…。」

    小咲「え?うふふ、どうかな~?」

    千棘「…えぇぇ!?」

    小咲「ふふっ。」



    友達に悟らせてしまった。けれど、何も後悔の念を抱いていない小咲であった――――




  8. 8 : : 2014/12/23(火) 17:45:47


    公園の片隅にあるブランコで、万里花は揺られていた。

    以前にも(強引に)楽とデートした事のあるこの公園。

    夕焼けが木々やアスレチックに映えると、得も言えない美しさを感じるこの夕暮れの時間。

    いつか、楽とこの場所に再び訪れたいと思いを秘めていた彼女は、つい足を運んだのだった。



    万里花「……。」



    彼女は、昼間の事を何度も反芻《はんすう》していた。

    楽が走り去った後、思わず涙がこぼれ、人知れず泣いた。

    そして、その跡を最愛の人に見られ、悟られた事への恥ずかしさが彼女の心を覆っていた。

    必死になって隠したけれど、隠し遂《おお》せなかった。

    明日から、どうやってまた楽へ顔を向けたらよいのだろうか。

    そんなとりとめのない思いが、ずっと彼女の中で渦巻いていた。

    自己だけでは解決しない悩み。



    万里花「…帰りましょうか。」



    ブランコから立ち上がり、帰路に足を向けようとしたその時。

    万里花は、自分の元へ力強く地面を蹴る音が近づいて来る事に気付いた。

    ずっと下へ俯いたままだった顔を上げると、そこには…。



    楽「…橘!」

    万里花「……!」

    楽「はぁ…はぁ…。」

    万里花「楽様…どうされたんですか?」

    楽「良かった…間に合って…ぜぇ。」

    万里花「息まで切らして、大丈夫ですか?」



    万里花が帰ろうとした間際、楽が公園へやってきたのだ。

    大きく息を切らした様子から察するに、彼は息つく暇もなく走り、万里花を探したのだろう。

    万里花は楽が自分を探しにやってきた事に対して、驚きを隠せなかった。

    一方、万里花にはどうして楽がここへ来たのかも、息を切らせているのかも分からなかった。

    だが、楽はそれに回答する事もなく、1つの問いを万里花に向けた。



    楽「橘…いや、万里花」

    万里花「は、はい…楽様…え!?今…私を何と?」



    突然、名前で呼ばれた事に対して、万里花は一瞬反応が遅れた。

    再会後は、ずっと苗字で呼ばれていた事もあり、驚きを隠せずにいた。

    そんな万里花を差し置いて、楽は続ける。



    楽「万里花…お前、オレの事、好きか?」

    万里花「え…。」
  9. 9 : : 2014/12/23(火) 17:47:40

    これが楽の1つの問いであった。

    彼は最後の最後に確認したかった。

    万里花が本当の意味での好意を自分に向けているのか。

    自分の気持ちが、自分だけの空回りではないという事を。

    予防線を張るという言い方は字面が悪いが、これだけは確認しておきたかったのだった。

    自分のこれからをはっきりさせるために。そして万里花の気持ちを尊ぶために…。



    楽「答えてくれ、頼む。」

    万里花「も、勿論ですわ。楽様の事は大好きです。」



    楽の真剣なまなざしに彼女は、半場驚きながらも答える。

    だが、彼が求める答えは更に具体性の持った内容だった。



    楽「それは、オレの許嫁として、か?」

    万里花「は、はい。私は楽様の許嫁ですから。そのために花嫁修業も…。」

    楽「いや、そういう事じゃないんだ。」

    万里花「と、言いますと?」



    万里花は楽の要求する答えが何であるのか、はっきりと分からなかった。

    楽の勢いに押され、半場戸惑いながら返答をするのが精一杯であった。



    楽「だから、その…オレを…恋人にしたいくらいに…好きでいてくれているのかって事だ。」

    万里花「……!」

    楽「万里花は、その…許嫁としてのオレが好きなのか?」

    万里花「……。」

    楽「それとも、オレ自身の事が好きなのか?」

    万里花「それは…。」

    楽「お前の気持ち…教えてくれ…。」



    楽は、今の気持ちを簡潔に直接的に伝えた。

    後は、万里花の返事次第なのだ。

    それ次第で、自分がどう彼女に向き合うべきなのかが決まる…。

    他人依存なんて揶揄《やゆ》されようと構わない。

    これがオレの気持ちを確かめる方法だと思ったからだ。



    万里花「らっくん…。」

    楽「……!」

    万里花「ウチ…らっくんの恋人になりたい!そして、ゆくゆくはお嫁さんに…!」

    楽「マリー…。」

    万里花「この気持ちは、10年前からずっと変わらんよ?」

    楽「…ありがとう、万里花。俺もずっと大好きだった…万里花の事。」


  10. 10 : : 2014/12/23(火) 17:48:16

    楽の中で止まっていた時計が、再び時を刻み出したような音がした。

    楽の気持ちは、10年前からずっと止まったままだった。

    そして、それを呼び覚ましたのは、万里花だった。



    万里花「…うぅ。」

    楽「万里花…泣いてるのか?」



    楽は、万里花の頬に涙が伝っている事に気付いた。

    今度は、万里花はその涙を隠そうとはしなかった。

    昼間のような悲しい涙ではなく、嬉しさや安堵からきた涙だったからだ。

    安堵したからこそ、今度は彼女が心の内を漏らした。



    万里花「ウチ…もうらっくんに嫌われたと思うとった。」

    楽「え?なんでそんな…。」

    万里花「だって、学校では素っ気ないし、昔みたいにマリーって呼んでもくれん。」

    万里花「今日だって、突然ウチから離れて走り去ってしもうて…。」

    万里花「そしたら…どうしてか涙が溢れて…。」

    楽「…やっぱりあの時は、涙の腫れを隠していたんだな。」

    万里花「だって、あんな顔、らっくんに見られるわけにはいかんけん。」



    昼間の事は、やはりお互いに分かっていた手前の行動だった。

    ここでお互いに、当時抱いていた優しさと羞恥、それらの真意を確かめる事が出来た。



    楽「…すまん。泣かせるようなことしてしまった。」

    万里花「それにいつも。ウチ…ただ煙たがれてるだけなんじゃないかって…。」

    楽「それは…オレの甲斐性がなかったせいだ。」

    楽「別に万里花の事が嫌いで逃げたんじゃないんだ。すまん。」

    万里花「もう謝らんといて。今はもう…嬉しさで一杯じゃけん。」

    楽「それは…?」

    万里花「だって、らっくんも…『ウチの事、大好き』って言ったばい」

  11. 11 : : 2014/12/23(火) 17:49:23


    万里花は、これまでに見せた以上の笑みを楽に向けた。

    ひまわりのような眩しい笑顔に、楽は思わず見惚れ、心を奪われた。



    楽「……っ!」

    万里花「らっくんは?」

    楽「え?」

    万里花「らっくんは、ウチの事…恋人にしたい思うとるん?」

    楽「…あぁ、すげぇ思ってる。万里花と恋…恋人に…っ!」

    万里花「ふふっ、らっくん、もしかして照れとるん?」

    楽「し、仕方ないだろ。照れるもんは照れる。万里花が普段から直球過ぎるんだよ。」



    初々しい楽の照れた様子に、万里花はくすりと笑う。

    ここまで来ても、万里花に振り回される楽。照れ隠しに少し悪態つく。



    万里花「だって、これくらいしないと、らっくんてば、全然気付いてくれんもん。」

    楽「だからって、少しは程度を自重してくれ。」

    万里花「それはそうと、桐崎さんとの事はよろしいのですか?」



    冷静さを取り戻した彼女から発せられた現実の問題。

    千棘との関係を完結させないまま、万里花に告白をするわけにはいかない。

    そのための今の会話なのだ。楽自身、この事についてはずっと悩んでいた。

    誰かに相談するわけにもいかず、一人で悩み、自分の本当の気持ちを隠す結論へ至った。

    それが鈍感で居続ける事。誰の好意にも気付いていないふりをし続ける事。

    だから、こうして万里花とのすれ違いも起きていたのである。

    だが、以外にも万里花の口から告げられた内容は…。



    楽「あ…いや、あいつとは…。」

    万里花「ふふっ、私も幾分かは気付いていますわよ?」

    楽「え?」

    万里花「どう見ても、恋人には見えませんもの。」

    楽「な!」

    万里花「何か理由がおありなのでしょう?」

    楽「…まぁ、な。」

    万里花「私、その用事の後でも構いませんよ?」

  12. 12 : : 2014/12/23(火) 17:52:11

    彼女から発せられた言葉は、予想外なものだった。

    だが、この言葉が彼の背中を後押しし、彼女へと更に一歩、歩みを寄せるきっかけとなった。



    楽「…迎えに行くから。」

    万里花「え?」

    楽「今はまだ色々障害があって、表立って告白はできないけど…必ず、その時が来たら…。」

    万里花「…らっくん!!」

    楽「…万里花…うわっ!」

    万里花「うふふ♪」



    楽の誓いの言葉を聞くや否や、万里花はいつも以上の勢いで抱き着いた。

    突然のタックルに楽はバランスを失うも、やっとの思いで立て直した。



    楽「万里花…苦しいって…ははっ。」

    万里花「ずっと…ずっと離さんけん!大好きならっくん、愛しとーよ♪」

    楽「オレもずっとずっと大好きでいるぞ…愛しい万里花。」



    楽の意志は、もう決して曲がらない。ようやくたどり着いた決心を行動で示そうとした。

    その証明に彼は、彼女の腰に手を回し、優しく包み込むように、彼女の事を抱きしめた。



    そう…オレはこんな一途な万里花が大好きで…もうどうしようもないんだ!――――



    La Fin.


  13. 13 : : 2014/12/23(火) 17:52:24

    作者コメント:今日の半日使って書きました。推敲時間なし!ババーン。冒頭に「あほなSS」と注意書きしておきながら、実は後半からはそんなにあほでもなく、なぜかシリアスな恋愛シーンになってしまった件。もうアイデア浮かんだ時点とは全ッ然!内容違います(笑)こんな風に纏めるつもりもありませんでした。が!なぜか、書き終わるとこうなっていたという訳です。イミガワカラナイヨ。というわけで、本当にやりたかった本部分は別枠(続編?)で書こうかなと思いますが、こっちを読んだ後だと、そっちは内容があほ過ぎて正直読まなくてもいいです(笑)アデュー。


  14. 14 : : 2014/12/23(火) 17:57:52

    それと、女の子から告白を誘導するのは、私は好きじゃないんですけど、楽の場合状況が状況だし、なによりあの楽だし仕方ないよね?(笑)

    原作でも万里花もっと救済してあげてください、お願いします。登場当初からただのボケキャラになってしまっているので。原作者様、ほんとお願いします(切実
  15. 15 : : 2014/12/25(木) 19:59:55
    乙でした。
  16. 16 : : 2014/12/25(木) 21:31:46
    >>15
    乙乙ですw
    続きも絶賛書いてるよ!年末にさっさと仕上げて近々投稿予定です
  17. 17 : : 2014/12/29(月) 12:01:39
    >>16なんと!

    楽しみにまっとりますw
  18. 18 : : 2015/02/23(月) 10:43:54
    幸せです。ありがとうございます!
  19. 19 : : 2015/03/01(日) 15:56:25
    めっちゃ良かったです!!
    シリーズみたいにもっともっと
    つくって欲しいです!!

    楽しみにしてますヘ(≧▽≦ヘ)♪
    自分も万里花大好きです!
  20. 20 : : 2015/08/05(水) 13:01:48
    うん、こういうの良いわ。楽が羨ましい
  21. 21 : : 2015/08/05(水) 13:02:06
     
  22. 22 : : 2016/10/08(土) 20:20:55
    マリー、大好きです!ありがとうございます。
  23. 23 : : 2017/08/06(日) 23:41:32
    春「なんで私が出てきてないんや!?
  24. 24 : : 2020/10/01(木) 22:52:26
    高身長イケメン偏差値70代の生まれた時からnote民とは格が違って、黒帯で力も強くて身体能力も高いが、noteに個人情報を公開して引退まで追い込まれたラーメンマンの冒険
    http://www.ssnote.net/archives/80410

    恋中騒動 提督 みかぱん 絶賛恋仲 神威団
    http://www.ssnote.net/archives/86931

    害悪ユーザーカグラ
    http://www.ssnote.net/archives/78041

    害悪ユーザースルメ わたあめ
    http://www.ssnote.net/archives/78042

    害悪ユーザーエルドカエサル (カエサル)
    http://www.ssnote.net/archives/80906

    害悪ユーザー提督、にゃる、墓場
    http://www.ssnote.net/archives/81672

    害悪ユーザー墓場、提督の別アカ
    http://www.ssnote.net/archives/81774

    害悪ユーザー筋力
    http://www.ssnote.net/archives/84057

    害悪ユーザースルメ、カグラ、提督謝罪
    http://www.ssnote.net/archives/85091

    害悪ユーザー空山
    http://www.ssnote.net/archives/81038

    【キャロル様教団】
    http://www.ssnote.net/archives/86972

    何故、登録ユーザーは自演をするのだろうか??
    コソコソ隠れて見てるのも知ってるぞ?
    http://www.ssnote.net/archives/86986
  25. 25 : : 2020/10/26(月) 14:09:10
    http://www.ssnote.net/users/homo
    ↑害悪登録ユーザー・提督のアカウント⚠️

    http://www.ssnote.net/groups/2536/archives/8
    ↑⚠️神威団・恋中騒動⚠️
    ⚠️提督とみかぱん謝罪⚠️

    ⚠️害悪登録ユーザー提督・にゃる・墓場⚠️
    ⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️
    10 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:30:50 このユーザーのレスのみ表示する
    みかぱん氏に代わり私が謝罪させていただきます
    今回は誠にすみませんでした。


    13 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:59:46 このユーザーのレスのみ表示する
    >>12
    みかぱん氏がしくんだことに対しての謝罪でしたので
    現在みかぱん氏は謹慎中であり、代わりに謝罪をさせていただきました

    私自身の謝罪を忘れていました。すいません

    改めまして、今回は多大なるご迷惑をおかけし、誠にすみませんでした。
    今回の事に対し、カムイ団を解散したのも貴方への謝罪を含めてです
    あなたの心に深い傷を負わせてしまった事、本当にすみませんでした
    SS活動、頑張ってください。応援できるという立場ではございませんが、貴方のSSを陰ながら応援しています
    本当に今回はすみませんでした。




    ⚠️提督のサブ垢・墓場⚠️

    http://www.ssnote.net/users/taiyouakiyosi

    ⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️

    56 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:53:40 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ごめんなさい。


    58 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:54:10 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ずっとここ見てました。
    怖くて怖くてたまらないんです。


    61 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:55:00 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    今までにしたことは謝りますし、近々このサイトからも消える予定なんです。
    お願いです、やめてください。


    65 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:56:26 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    元はといえば私の責任なんです。
    お願いです、許してください


    67 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    アカウントは消します。サブ垢もです。
    もう金輪際このサイトには関わりませんし、貴方に対しても何もいたしません。
    どうかお許しください…


    68 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:42 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    これは嘘じゃないです。
    本当にお願いします…



    79 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:01:54 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ホントにやめてください…お願いします…


    85 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:04:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    それに関しては本当に申し訳ありません。
    若気の至りで、謎の万能感がそのころにはあったんです。
    お願いですから今回だけはお慈悲をください


    89 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:05:34 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    もう二度としませんから…
    お願いです、許してください…

    5 : 墓場 : 2018/12/02(日) 10:28:43 このユーザーのレスのみ表示する
    ストレス発散とは言え、他ユーザーを巻き込みストレス発散に利用したこと、それに加えて荒らしをしてしまったこと、皆様にご迷惑をおかけししたことを謝罪します。
    本当に申し訳ございませんでした。
    元はと言えば、私が方々に火種を撒き散らしたのが原因であり、自制の効かない状態であったのは否定できません。
    私としましては、今後このようなことがないようにアカウントを消し、そのままこのnoteを去ろうと思います。
    今までご迷惑をおかけした皆様、改めまして誠に申し訳ございませんでした。

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