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ジャン「………俺、主人公になるわ」

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  1. 1 : : 2020/01/06(月) 23:44:42
    ジャン「なあ、マルコ」


    マルコ「何だよキモいな……」


    ジャン「俺さ、主人公になってみたい」


    マルコ「主人公って……精々連れ添ってるペットみたいな価値の君が?」


    ジャン「ああ。そうだよ!俺みたいな…こんな生き急ぎ野郎が…主人公になるんだよ!」


    マルコ「時折ジャンって情緒不安定になるよね」


    ジャン「その為にはマルコ…!お前の力が必要なんだ」


    マルコ「えぇ…やだよジャンと一緒なんて…せめて女の子用意してよ」


    ジャン「はぁ!?お前と俺は親友だろ!!」


    マルコ「その『親友』って言葉を一方的に押し付けないでくれる?学校でも習ったでしょ。どんなに仲のいい友達とでも悪いことはしちゃいけないって」


    ジャン「ほ、ほんとか!?大声出して悪かったな…とりあえず作戦を聞いてくれ」ヒソヒソ


    マルコ「聞けよ」


    ジャン「マルコ…お前の中の主人公の要素は何だと思う?」


    マルコ「知らないよ」


    ジャン「そうだな、女にモテる事だ。後は?」


    マルコ「いやだから」


    ジャン「分からないか?人望が厚い事だ。」


    マルコ「お馬さん?」


    ジャン「そして最後に…明確に、あらゆる物に強いことだ。」


    マルコ「………」


    ジャン「女にモテるのと人望は…正直いって最後ので自ずと付いてくる。」


    ジャン「座学でも、訓練でも、日常のアリとあらゆる事に強いヤツ…それが主人公だ」


    ジャン「んで、ここにおいての最も強いと定められる称号は…『首席で卒業する』という事だ。」


    マルコ「もうダメだよこいつ完全に乗っ取られてる」


    ジャン「聞け!!マルコォ!!!」ダァン!!


    マルコ「うわぁぁ!!」


    ジャン「俺はこんな所で燻っているような男じゃねぇ!!」


    ジャン「それを一番知ってるのはお前だろ!!マルコ!!」


    マルコ「え…多分こいつ僕の友達じゃないんだけど」


    ジャン「…すまん。情に駆られすぎた…」スッ


    マルコ「…」


    ジャン「兎に角、その主人公になる為には、全てにおいて一番にならなきゃ意味がねぇってことだ」


    ジャン「情報を整理しよう…まずは座学でトップのアルミンだ…正直コイツの頭の良さは最高峰と言ってもいい。推理力、状況判断力共にずば抜けてる。」


    ジャン「座学に関しちゃ、死ぬほど勉強するしかない。だがマルコ。お前と一緒なら、徹夜でも頑張れるぜ」


    マルコ「何勝手に決めてんだオイ」


    ジャン「次に、訓練だ。ここが最難関と言えるだろう。ミカサのアニのツートップ…ここで一番になるには、どちらか一人を味方につける。」


    マルコ「オイオイオイオイ死ぬわコイツ。アニとミカサだよ?どっちもジャンに好意持ってないんだよ?」


    ジャン「ああ。それは分かってるさ。だが、ここで切り札…エレンを使う。」


    ジャン「ミカサはエレンの為なら死に物狂いで何でもやってのける。以前エレンが『その髪邪魔そうだから切れば?』って言ったら次の日ミカサは短髪になって出てきた。」


    マルコ「と、とても…綺麗な髪だ。」


    ジャン「ぶち殺すぞ」


    ジャン「…そこでだ。あいつは馬鹿だから、俺の作戦にものってくれるだろう。」


    マルコ「作戦っていうのは」


    ジャン「まだ言わない。お楽しみというやつだぜ。」


    マルコ「きっしょ」


    ジャン「そして、最低限教官に媚びを売る。これは保険だ。」


    マルコ「うーん、完璧に行くかなあ」


    ジャン「行くか…?じゃねぇんだ。行かせる。いや、必ず行くんだ。」


    マルコ「あ、こっちの課題の話ね。ごめん聞いてなかったわ。最初から言って?」


    ジャン「………俺、主人公になるわ。」
  2. 2 : : 2020/01/07(火) 13:31:58
    ジャンが主人公になるのならジャンが最強で超頭良くて周りから無条件で慕われてて金髪碧眼の女の子とセックスしまくるのか?
  3. 3 : : 2020/01/07(火) 17:37:43
    >>2
    そんなクソみたいなssじゃないです。
  4. 4 : : 2020/01/07(火) 17:59:46
    >>3神作の間違いでは?
  5. 5 : : 2020/01/07(火) 18:41:58
    >>4
    目立つって意味じゃあそうかもしれないっすね??
  6. 6 : : 2020/01/09(木) 20:50:31
    ジャン「とりあえずカレー屋にいこうぜ」


    マルコ「なんでこの時代にカレー屋があるの」


    ジャン「まあまあ」


    マルコ「まあまあちゃうわ馬糞が」


    カランカラーン


    サシャ「らっしゃっせぇ〜っ!はい!」


    クリスタ「しゃっせぇ〜っ!」


    アニ「お二人様でやがりますか」


    ジャン「見りゃわかんだろクソ女」


    マルコ「なんでいきなり口悪くなった?」


    アニ「喫煙席ありますけど撤去しました」


    マルコ「何その報告」


    ジャン「要するに禁煙席しかないってことだろ…帰るわ」クル


    マルコ「お前煙草吸わねーだろうが馬糞」ガシ


    アニ「こちらの籍へどうぞ」スッ


    マルコ「なにこれ」


    アニ「え?籍です」


    マルコ「国籍変えようとしてねーわ早く案内しろクソ女」


    ジャン「口悪いなお前、絶交するぞ」


    マルコ「こっちが言いたいわ」


    アニ「早く席行けや」


    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


    アニ「ご注文は」


    ジャン「何にするお前」


    アニ「とりあえずカツカレーで」


    ジャン「おっけ、じゃ、カツカレー」


    アニ「カツカレーがお一つ」カキカキ


    マルコ「何勝手に代役してんだよ」


    ジャン「じゃあ俺は?」


    アニ「牧草とかで良いんじゃない?」


    ジャン「おっけ、じゃあそれで」


    アニ「牧草を人毟り」カキカキ


    マルコ「結局お前が決めてんじゃん」


    アニ「カツカレーは+100円で大盛りに出来ますけど」


    マルコ「ん?僕?あ、結構です」


    アニ「+800万でここ更地に出来ますけど」


    マルコ「する意味ないだろ」


    アニ「畏まりました。少々お待ち下さい」


    マルコ「てかなんでカレー屋来たの?」


    ジャン「いや、ここのカレー屋のオーナーのサシャはよ、秘伝の筋肉増強剤の作り方を知ってるらしいんだ」


    マルコ「特訓とかしないの?」


    ジャン「するわけないだろ面倒臭い」


    マルコ「そんなんじゃ主人公なれないぞ」


    ジャン「お冷かけるぞお前」


    マルコ「それはやめて………あっ冷た!ぶち殺すぞお前!!!」
  7. 7 : : 2020/01/09(木) 21:26:51
    アニ「お待たせしました」コトン


    ジャン「ヒヒーン!!ブルルゥゥア!!」ムシャムシャ


    マルコ「あれ?牧草しかないんだけど」


    アニ「え?カツカレーは私が注文したんで、貴方様の分はないですよ」


    マルコ「じゃあもう一回注文、カツカレーでいいよ」


    アニ「カツカレーで『いいよ』って何だよおい」


    アニ「もしかして私らが丹精込めて作ったカレーを愚弄してんのか」


    マルコ「お前が勝手に注文したから呆れてるんだろうが」


    アニ「失礼しました。少々お待ち下さい」


    ジャン「あー、美味かった」


    マルコ「額に牧草付いてるよ」


    ジャン「マジ?」レロン


    マルコ「舌長すぎでしょ」


    ジャン「俺カエルと馬のハーフなんだよね」


    マルコ「じゃあお前のその姿どうやって説明するんだよ」


    アニ「お待たせしました。カツカレーでございます」コトン


    マルコ「めっちゃ美味しそうじゃん」


    アニ「すみません、美味しくなる魔法かけてもいいですか?」


    マルコ「メイドカフェかよ、料金取らないですか?」


    アニ「いやこれ無償なんで要らないっすね」


    マルコ「じゃあいいや、法に触れない程度でお願いしますよ」


    アニ「私をなんだと思ってんだ……行きますよ」


    アーーー……アーーーァーー…アーーーーー………アァーーーーーー…


    アニ「終わりです」


    マルコ「一体何をかけたの?怖いんだけど」


    アニ「2に3を掛けましたね」


    マルコ「黙ってろボケ」


    アニ「では、失礼します」


    ジャン「いやちょっと待ってくれ」


    アニ「……」ナデナデ


    ジャン「馬じゃねーわ」


    マルコ「馬だろ」


    アニ「牧草モリモリ食ってた奴が良く言えたね」


    ジャン「オーナー呼んでくれ」


    アニ「オーナーはただいま留守です」


    マルコ「いや入ってきた時掛け声の合図してたよね?」


    アニ「あれはクローンですね」


    マルコ「あれクローンかぁ」


    ジャン「どこにいるか分かる?」


    アニ「緯度で言うと69.3451度ですね」バサ


    ジャン「あーパキスタンか〜遠いなぁ」


    マルコ「地球儀使えよ世界地図だと幅大きくて食いづらいよ」


    アニ「あっ移動しました」


    ジャン「どこに?」


    アニ「高速接近反応……丁度帰ってきますね」


    マルコ「サシャはアーウィンか何かなの?」
  8. 8 : : 2020/01/10(金) 19:40:00
    シュールで好きです 期待
  9. 9 : : 2020/01/12(日) 00:33:21
    http://www.ssnote.net/archives/83400
    ちなみに過去作です
    全部勢いに任せました
    地文とかそういうのないです。書いてみたいけど


    >>8
    ありがとー!
  10. 10 : : 2020/01/12(日) 01:02:46
    サシャ「お疲れーっす」


    ジャン「なあサシャ、ちょっと聞きたいんだけどよ」


    サシャ「なんですか?相談?」


    ジャン「あー…相談っつーか相談だな、うん」


    サシャ「じゃあ酒でも飲んで話しましょうや」


    マルコ「闇の深い金融企業の勧誘?」


    ジャン「マジ?後で金取らないとか言わない?」


    サシャ「言わないですよ!私をなんだと思ってるんですか!」


    マルコ「スライム」


    サシャ「だから私スライムベス位ありますから!」


    マルコ「イオラ」ボン


    サシャ「ぐぁぁぉお!!」ポロン


    ジャン「なんか取れたぞ」


    サシャ「うずまき管ですね」


    マルコ「三半規管じゃんやばっ…早く戻せよ」


    サシャ「丁度いいのでこれ仲卸業者にルート経由させます」ポーイ


    ジャン「何をおろすんだよ」


    サシャ「じゃ、酒持ってこーい」


    アニ「スピリタスで」


    サシャ「殺す気ですか」


    ジャン「最悪死んでも良くね?どうせ巨人に食われるし」


    サシャ「嫌ですよ。この店で儲けて王政府の犬になるんですから」


    マルコ「野望が凄いな」


    アニ「じゃあ生で」


    マルコ「てか今思い出したんだけど僕ら未成年じゃね?」


    ジャン「今思い出すくらいどうでもいい事なんだから別にいいだろ」


    サシャ「何よりここ私の店ですよ?じゃんじゃんいきましょうよ」


    サシャ「ね?ジャン………ん?ジャンが…じゃんじゃん…?」


    サシャ「…………」


    サシャ「無視しないでください」


    クリスタ「お待たせしました。生四つでーす☆」


    サシャ「ありがとうございます」


    マルコ「4つもいらないよ。三つじゃない?」


    クリスタ「いや私も飲むんで」


    \私の分も持って行くからねー/


    クリスタ「あっ、はーい!」


    ジャン「席足りないぞ」


    サシャ「馬なんだから貴方が席になりましょうよ」


    マルコ「体鍛えるわけだしそれでいいじゃん」


    サシャ「そうですよ!ね?ジャン?……ん?…それで…いいジャン…?」


    サシャ「………」


    ジャン「お前ちょっと席になれ」ノシ


    サシャ「いっだ!!なんでですか!!私相談される立場ですよ!!」


    ジャン「どんな体制であっても代わりないだろ、生はほら、器に入れるから飲んどけ」ジョボボ


    サシャ「ちょっと!!やばいですよこれ!!私完全に犬!しかも器のせいで見栄え悪すぎるんですけど!飲めませんよ!」


    クリスタ「黙って飲んどけ駄犬」ガッ


    サシャ「ちょっと待―――うぶるぼぼぼ!!」


    クリスタ「私すぐ酔っちゃうんすよ…だから二日酔いも早くて……うぼろろろろろろろろ!!!」ビチャビチャ


    マルコ「王家ってみんなこんななの?」


    アニ「お待たせ…何してんのこれ」


    クリスタ「躾」


    アニ「そっか」


    マルコ「ねえ女の会話っていつもこんななの?」


    ジャン「分からないけど多分そうだと思う」
  11. 11 : : 2020/01/15(水) 20:31:31
    サシャ「ぶぁぁ!!」ザバ


    ジャン「それで相談なんだけどよ…」


    サシャ「え?何?」


    ジャン「いやだから相談」


    サシャ「??」


    ジャン「耳開いてんのかお前」


    サシャ「すいません、耳にお酒入ってましたわ」ジュポ


    マルコ「一生の内に一回も聞かないような言葉だなそれ」


    ジャン「それでさ、この洗剤買ってみない?」


    サシャ「えっ」


    ジャン「これを買ってからサシャが他の物を友達に売ると、印税の収入増えるよ」


    サシャ「間接税じゃないですか…」


    マルコ「ジャン、アムウェイ勧誘やめなよ」


    ジャン「あっ、すまん、目的全然違ったわ」


    ジャン「俺はよ、主人公になりたいんだ」


    サシャ「じゃあなればいいじゃないですか」


    ジャン「そんな簡単に言うな!!!」ドォン!



    ジャンが机を叩いた同時刻――



    アメリカ人「What! Suddenly WiFi has become unconnected!」



    アメリカの全土にあるWiFiの全てが機能を停止した…



    アニ「うっわ、酒かかったじゃん」


    クリスタ「どうしてくれんのこれ」


    マルコ「スプーンねじ曲がったんだけど」


    ジャン「それは超能力者がいたんだろ」


    サシャ「ああ、筋肉増強剤ですか?」


    マルコ「なんで分かったんだよ」


    サシャ「エスパーですけど」


    マルコ「じゃあこれお前のせいじゃねぇか!!」ブン


    サクッ


    サシャ「うわぁぁ!脳天に刺さった!!」


    ジャン「100ポイント!」


    マルコ「やったぁ」


    サシャ「それはそうとして、筋肉増強剤の作り方は知ってるんですけど、その材料が今無いんですよね」


    ジャン「買ってくるぞ」


    サシャ「いや販売してないんですよね…材料専用の小売業者に連絡したんですけど、今在庫がすっからかーんみたいで」


    マルコ「どんなのなの」


    サシャ「草ですね」


    ジャン「草…?草なら取ってくるぞ」


    サシャ「いや、草っていっても山なんですよね、しかも相当入手困難で、毎回専門の人呼んでるんですけど、足をクマにやられて入院中ですし」


    マルコ「やばいじゃん、もう諦めようよ馬糞」


    ジャン「いや主人公になれるなら俺はクマがいる山すらも山とも思わん」


    マルコ「せめて山とは思おう」


    サシャ「取りに行ってくれるなら作りますよ、有償ですけど」


    ジャン「それによ、オラはマルコとならどこへだって行ける気がすんだぁ」


    マルコ「凄い悟空」


    ジャン「じゃあ早速山の場所とその草の特徴を教えてくれ!!」


    マルコ「間違ってその草食べないでね」


    ジャン「誰が馬じゃ」


    マルコ「馬だろ」


    一期終了です
    二期はその内書きます
  12. 12 : : 2020/01/15(水) 23:36:25
    馬でしょ
  13. 13 : : 2020/01/25(土) 19:20:41
    きききききたい
  14. 14 : : 2020/01/25(土) 19:54:55
    http://www.ssnote.net/archives/83587#top

    >>13
    ありがとう よければこっちも見てね

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