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DANGAN・WORLD 第Ⅷ章【突入】

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  1. 1 : : 2014/01/07(火) 14:49:19
    【DANGAN・WOULD】第八章です。  第一章、第二章、第三章、第四章、第五章、第六章、第七章を見ていない方は  こちらからどうぞ ↓   


    第一章     

    http://www.ssnote.net/archives/3407     

    第ニ章     

    http://www.ssnote.net/archives/3664     

    第三章    

     http://www.ssnote.net/archives/3815     

    第四章    

    http://www.ssnote.net/archives/4645   

    第五章  

    http://www.ssnote.net/archives/5159  

    第六章 

    http://www.ssnote.net/archives/5694 


    第七章
    http://www.ssnote.net/archives/6344





    遂に第八章!!迫り来るクライマックス!!
    白熱の止まらない【DANGAN・WOULD】!!



    1つになった希望は見事アレスの破滅を打ち砕けるのか!?



    起動日は未定ですが
    応援、支援等よろしくお願いします!!(* ̄∇ ̄)ノ
  2. 2 : : 2014/01/07(火) 18:26:21
    期待デス!頑張ってください!
  3. 3 : : 2014/01/07(火) 18:39:37
    ギルドが出たからには、ここから話を膨らませてほしい…というのは欲張りでしょうか?w
    支援です。
  4. 4 : : 2014/01/07(火) 18:39:39
    いいね!ガンバ!
  5. 5 : : 2014/01/07(火) 22:53:16
    おもしれー!
  6. 6 : : 2014/01/08(水) 00:15:14
    こんなにスラスラ読めたssは始めてです
    ありがとうございます
    面白く読ましてもらってます
  7. 7 : : 2014/01/08(水) 01:37:59
    まだ能力が分からないのが楽しみですね。
    特に苗木!苗木クンが判明してないのは作戦かな?
  8. 8 : : 2014/01/08(水) 09:30:36
    熱い展開!
    面白すぎるがんばれーーー
  9. 9 : : 2014/01/08(水) 13:23:21


    お…おぉ……!!
    気がつかない間にこんなに期待の言葉が……感激です!

    >>2

    >>3

    >>4

    >>5

    >>6

    >>7

    >>8


    支援して下さった皆様ありがとうございます!
    そろそろ終わりが近づいて来ましたが、全力で頑張らせていただきます(* ̄∇ ̄)ノ
  10. 10 : : 2014/01/08(水) 14:47:02


    ーー神都オリンポス最上階ーー




    ガシャッガシャッガシャ……



    アレス「……来たか……」




    バーン「お呼びですかアレス殿」


    セリオス「珍しいですね…緊急集合とは……」


    リオゼット「「そうだな、しかも全員なんて初めてじゃないのか?」」


    セリオス「おや?青の王…その姿は【ラスト・ソウル】ですか?あなたほどの者が…」

    リオゼット「「そういうお前だって上手く誤魔化してるつもりらしいが…顔に鱗が残ってるぜ?」」

    セリオス「おっと…これは失礼」


    シルヴィア「無駄話はそれくらいにしておけ」
    ガシャッガシャ


    リオゼット「「チッ面倒なのが来たな…」」

    セリオス「銀の帝王……まさか二原帝までもが集まるとは」

    バーン「一体何事ですかアレス殿?」



    アレス「その前に……敗れた黄の王はさておき、ヴァルキリーはどうした?」


    バーン「そ、そうであった!実wアレス「そしてバーン。その傷はどうした?」


    バーン「え…?」



    瞬間バーンの体が内側から強く輝き、巨大な爆発を起こした



    バーン「ゴハァッ!!?」ドプ


    「「!?」」


    バーン「くっ……己…やはりあの時………」ドシャ


    『ビーーーーーッ!
    ユーザー名 : バーンBreak・Over!!!』バシュ



    セリオス「こ、これは……!」

    アレス「……ククク………」


    リオゼット「「どうしたアレス?」」



    アレス「四原王最強のバーンまでもが殺られるとはな……」

    アレス「フハハハハハハハハハハハハッ!!これは傑作だな!!」


    リオゼット「「………………………」」



    アレス「どうやら事は一刻を争うようだな……」


    アレス「これより、【D・W】は最後の章へと駒を進める」



    セリオス「最後の章……だと?」

    リオゼット「「どういう意味だ?」」


    アレス「今この神都に全てのアバター達が来ている……」


    アレス「お前たちの様子を見る限り相手は以前とは違う」


    アレス「俺とてその一人に手負いを負わされた」


    シルヴィア「なっ!?アレス様に手傷を!?」


    セリオス「ほぉ……それは興味深い……」




    アレス「よって貴様らに下す命は1つだけだ…」





    アレス「俺に最高の破滅を見せてみろ!それが命だ!!」





    セリオス「ふふふ……ようは皆殺しということですか…」

    リオゼット「「いいねぇ…上等じゃねぇか」」



    アレス「最後の章は既に始まっている……行け、破滅の使者よ!!貴様らの描く破滅を見せてみろ!!」




    セリオス「フフ……仰せのままに…」コツン…コツン…


    リオゼット「「まさに命狩りだな……」」ザッザッザ…





    アレス「それとシルヴィア、貴様はこの最上階の護れ……良いな?」




    シルヴィア「了解しました…我が君」





    アレス(ヴァルキリーの姿が見えんのは府に落ちんが……まぁ良いだろう……)




    アレス「今は破滅こそが俺の意志であり、命なのだ!」



    アレス「誰にも邪魔はさせん……破滅の行進は止まることを知らん」



    アレス「そして日向創……貴様にもこの傷の借りを返さんとな……」



    アレス「クク………ククク……………」


    アレス「フハハハハハハハハハハハハッ!!」



    執事「……………………」
  11. 11 : : 2014/01/08(水) 18:35:33

    ーージ・ホープ(作戦本部)ーー



    豚神「どうやら、あの神都と言うのは全部で六階層に分けられているようだ」




    苗木「ってことはその六階にいるのが……!」


    豚神「アレス……ということになるな」


    七海「いわゆるボスキャラだね…」

    豚神「もはやこれはラストステージだ。」


    豚神「各階に門番や罠などが配置してあると考えたほうがいい…」


    豚神「そこでだ、各階の攻略を効率よく進めるために この中から6つのチームを選抜する」



    豚神「まずは1つ目のチーム、言わば一階層の攻略隊だ」カッカッカッカ



    豚神はそういうとボードに1つ目のチームのメンバーを書き始める




    1・一階層攻略チーム


    ・十神

    ・腐川(←気絶中にジェノと融合した)

    ・澪田




    十神「ッ!またこんな奴等と一緒だと!?」

    豚神「おそらく一階層は侵入者を阻む為の罠や雑魚が大量に配置してあるはずだ」



    豚神「先ほど確認した全員の色能力、色具など把握した上での判断だ。黙って従え」


    十神「ッ!」


    豚神「それでは次のチームを………」




    こうして豚神は八チーム全てのメンバーを発表した




    2・二階層攻略チーム

    ・左右田

    ・江ノ島

    ・西園寺



    3・三階層攻略チーム

    ・九頭竜

    ・辺古山

    ・弍大

    ・大和田



    4・四階層攻略チーム

    ・田中

    ・ソニア

    ・狛枝



    5・五階層攻略チーム

    ・霧切

    ・戦刃

    ・舞園

    ・七海



    6・六階層攻略チーム

    ・苗木

    ・日向




    豚神「以上だ」



    石丸「ちょ、ちょっと待ってくれ……僕がいないんだが?」

    豚神「そんな体でまともな戦いが出来るわけないだろう、大人しく休んでいろ」


    石丸「くっ…!」


    大神「その通りだ、怪我人の我らが行ったところで結果は見えている」

    終里「く……くやしいけどよ、こう体が動かないんじゃな……」




    豚神「不二咲と罪木は引き続き怪我人の治療を頼む」

    不二咲「うん!」

    罪木「わ、わかりました……」




    豚神「俺は貴様らの先導に立ち、指示を出す!」



    豚神「それでは、我ら【ジ・ホープ】……出撃だ!!」




    「「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!」」
  12. 12 : : 2014/01/08(水) 20:53:01
    おぉーこれはワクワクが止まりませんなー
  13. 13 : : 2014/01/08(水) 22:30:55


    ーー神都オリンポス第一階層ーー



    カツン……カツン………



    七海「中はほとんど一方通行なんだね…」

    舞園「それに…薄暗くて不気味ですね…」


    苗木「……………」



    ーー

    ーーー

    ーーーー

    豚神『いいか苗木?』

    豚神『この戦いにお前と日向の能力は必要不可欠だ』

    豚神『忘れるなよ?』

    ーーーーーー

    ーーーーー

    ーーーー

    ーーー

    ーー

    ー………

    苗木(僕なんかの能力がつかえるとは思えないけど……)



    豚神「!」ピタ


    苗木「あたっ!」

    九頭竜「おい、急にぶつかるんじゃねえよ!」


    霧切「どうしたの?」

    豚神「口で言うより自らの目で見たほうが早いだろう……」


    一同「「?」」


    一同は言われるがままに豚神の見つめる場所を見た



    苗木「!?」

    舞園「ひっ!!」

    大和田「ま、マジかよ……!」




    一方通行の道を抜けた先には巨大なドームのような場所が広がっていた……


    しかし、一同が驚いたのはそれでは無い。



    アバター「……………」


    アバター「……………」





    そこには無惨な死に方をした大量のアバター達の姿だった。



    ソニア「き、きゃああああああああっ!?」

    田中「こ、これは………」


    狛枝「全員…死んでるみたいだね……」

    豚神「この傷跡……歯形か……?」



    豚神はアバターの致命傷であろう傷を見て、1つの結論にたどり着く。



    豚神「どうやら……俺の予感は当たったようだな」


    苗木「え?」




    『『キシャアアアアアァァァァァァッ!!!』』



    一同「「!?」」


    苗木「な、なんだ!?」

    日向「う、上だ!」




    日向の叫ぶドームの天井から黒い影が大量に現れる


    ズシ…


    その内の一体が苗木達の前に姿を現す。



    碧の体毛……鍛え抜かれた筋肉……小さな体に見合わぬ巨大な角……



    豚神「ゴブリンか………」


    『『キシャアアアアアァァァァァッ!!』』



    次々に現れるゴブリン……その数は一瞬にしてドーム全体を埋め尽くす



    大和田「全員、こいつらの餌食になったってことか……」


    豚神「作戦通りだ!十神、腐川、澪田!!ここは任せるぞ!」



    十神「チッ……面倒な役を押しつけやがって」ジャキ

    澪田「全員維吹の美声の虜にしてやるっすよ!」


    腐川「あ、あたしには無理だから………ヘックチ!」

    ジェノ「オッシャアッ!!!後は任せときな!!」ジャキン




    『『キシャアアアアアァァァッ!!』』


    一斉に何体ものゴブリンが十神達目掛けて飛びかかる



    十神「フン、愚民が……身の程を知るがいい!!」ジャキキン




    キキキキキキキキキキキキキキキキ…………



    ゴブリン達の目の前に突然照準のような物が表示される


    十神「行くぞ!これが俺の【ラスト・ソウル】!!」



    十神「【サウザンド・ショット】(千撃の弾丸)
    ドドドドドドドドドドドドドドドド



    十神は眼にも止まらぬ速さでリロードを繰返し、照準の烙印を押されたゴブリンを一瞬にして撃ち抜いた





    『『キシャアアアアアァァァッ!!』』



    一瞬ひるんだゴブリン達は今度は全方位から一斉に飛びかかってきた



    ジェノ「次はアタシらの番よね?」

    澪田「張り切っていきますっすよーー!!」



    ジェノ「【ラスト・ソウル】……【ナイトメア・キラー】(悪夢の殺人鬼)!!」ズバババババババババババババババ



    澪田「【ラスト・ソウル】……【プラズマ・ノイズ】(雷神の雄叫び)!!」ヴァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!




    『『ギャハァ!?』』



    豚神「よし、道が開いた!行くぞ!!」
    ダダダダダダダダダダダダダ




    豚神達は十神達が開いた道を駆け抜ける





    豚神「次は第二階層だ……行くぞ!!」
    ダダダダダダダダダダダダダ


  14. 14 : : 2014/01/08(水) 22:33:16


    今日はここまでにします。
    見てくれた読者様ありがとうございました(* ̄∇ ̄)ノ
  15. 15 : : 2014/01/08(水) 22:37:08
    やばいっす!
    興奮がおさまらないです!
    頑張ってください!
  16. 16 : : 2014/01/08(水) 22:40:35

    >>15

    ありがとうございます!
    これからも支援等よろしくお願いします(* ̄∇ ̄)ノ
  17. 17 : : 2014/01/09(木) 21:11:39
    ラストソウル使うとどうなるんでしたっけ?
    ワクワクしながら見てます!頑張って下さい!!
  18. 18 : : 2014/01/09(木) 21:15:04











    ーー神都オリンポス第二階層ーー



    ダダダダダダダダダダダダダダダダ………




    苗木「十神くん達、大丈夫かな?」


    豚神「他人のことより今は自分を優先しろ」

    苗木「うん……」


    豚神「ここか………」





    大和田「な、なんだここ!?」

    九頭竜「馬鹿デケェ牢屋の中だな……」


    弍大「どうやらこの階も正面の階段からしか行けんようじゃの」

    豚神「逃げ道はないと言うことか………」



    『オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!』




    豚神「!?」

    苗木「み、耳が……!!」キーン

    田中「この声……間違いない、血肉を食い荒らす魔獣の帝王だ!」

    ソニア「百獣の王のライオンだそうです!」

    左右田「なんでそいつの言葉が分かるんですかソニアさーん!!」


    ソニア「フフン……恋は人をインテリにするのです!」バン

    左右田「へ……?」

    舞園「こ……恋?」



    ソニア「あ……………」




    七海「わぁ……大胆発言だね」


    狛枝「はは、こんな状況でプロポーズなんて流石は超高校級の王女だね!」



    ソニア「あ………あ…////////」カァァァ


    田中「………////////」


    ソニア「な、なんてこと言わせるんですか!無礼者!!」ズバァ

    左右田「え、ソニアさんが勝手に……ぐへぇっ!?」


    苗木「ちょ、落ち着いてよソニアs」



    『オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!』





    江ノ島「あぁ!もううるさい!!鼓膜が破けるでしょうが!!」


    豚神「近いな………」





    バゴオオオオオオオオオオォォォォォォォン!!



    牢獄の天井が突然崩壊し、その天井を突き破った者が姿を現す……



    『グルルルルルルルルルルルルルル…………』



    この檻もサイズで言えば横浜スタジアム以上あるだろう、しかしその獣が現れた途端にその広さが窮屈に感じる…




    三つの首に肩から生えた巨大な翼……風圧でなびく黄金の毛並み……



    田中「み、三つ首のライオンだと……!?」

    七海「ケルベロス……とは違うね………」


    豚神「名前なんぞどうでもいい!二階層攻略チーム、出番だ!」




    左右田「って俺たちかよ!」ジャキ

    西園寺「その羽と毛引きちぎって剥製にしてやる!」ダダダダ


    江ノ島「勝ち目の無い試合……絶望的ねー!!」ダダダ




    『オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!』



    西園寺「【ラスト・ソウル】……【デス・ダンス】(死神の舞)!!」オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ



    左右田「【ラスト・ソウル】…【ツール=モデル・ギガドリル】!!」ズガガガガガガガガ





    江ノ島「みんながんばってねー(棒)」

    左右田&西園寺「「いや、お前も戦えよ!?」」



    『オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!』




    豚神「よし、奴等が注意を引いてる間に突き進むぞ!!」
    ダダダダダダダダダダダダ





    豚神達は二階層を左右田達に任せ、三階層への階段をかけ上がる



    ソニア「左右田さーーーん!!頑張って下さいね!!」

    左右田「!は、はいソニアs」




    ソニア「それなりに」

    左右田「酷え!?」ガーン


    苗木「………なんか桑田くんを思い出すな……」






    豚神「次は三階層だ!全員気を抜くなよ!?」
    ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ
  19. 19 : : 2014/01/09(木) 21:18:59


    >>17

    コメントありがとうございます!
    【ラスト・ソウル】(禁断奥義)の詳細はのちほど公開されるのでまだ秘密です(* ̄∇ ̄)ノ
  20. 20 : : 2014/01/09(木) 21:55:09

    ーー神都オリンポス第三階層ーー




    ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ


    豚神「もう神都の半分まできた……そろそろ奴等が来るか……?」



    苗木「あっ!あれが四階層への扉かな!」ダダダ

    霧切「待って苗木くん」グイ

    苗木「ぐえっ!ふ、フードは苦しいよ霧切さん……」ブクブク



    戦刃「誰かいる……」



    戦刃の言うとおり、苗木達の10㍍ほど離れた四階層へと続く扉に誰かがもたれかかっているのが分かる。




    緑色の槍…そしつそれを支える長身。そして風で舞う緑髪の髪………



    九頭竜「!!」

    大和田「て、テメェは!?」



    ?「フフフ……お久しぶりですね皆さん……」


    大和田&九頭竜「「セリオス!!」」



    豚神「あれが緑の王か……やはり出たか」


    セリオス「退屈でしたよ?貴殿方以外誰もここまでこれませんでしたからね……」


    セリオス「積もる話も山々ですが………」






    セリオス「そんな時間は無い!悪いが初っぱなから叩き潰させてもらうぜっ!!」


    セリオスは鬼のような形相を浮かべあの時と同じように自分の体に槍を突き刺した。



    豚神「なに!?」

    苗木「自殺!?」


    九頭竜「いや違う!全員離れろ!!」


    セリオス「【ラスト・ソウル】………【グリーン・ビースト】(深緑の魔神)!!」





    ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!!



    セリオスは全身に鱗、口と手には鋭き爪と牙が生えた異形の姿へと変態する。





    セリオス「グハハハハハハハハハハハハハハッ!!!全員皆殺しにしてくれるわぁ!!」





    九頭竜「チッ!行くぞペコ!!」

    辺古山「はいぼっちゃん!!」



    大和田「お前らはさっさと次の階に行け!ここは俺たちに任せときな!!」




    豚神「わかった、行くぞ!」ダダダダダダダダダダダ




    セリオス「行かせると思うか!?」カパ

    セリオス「グリーン……………」コオオオオオオオオオオオオオオオオオ………


    弍大「させるかい!!」ドン


    セリオス「ぐはっ!?」

    大和田「テメェの相手は俺たちだ、欲張ってんじゃねえよ化け物が!」


    セリオス「き、貴様らぁ!!!」オオオオオオオオオオオオッ!!






    豚神「任せたぞ大和田……」



    豚神「恐らく次は銀の帝王だ!頼むぞお前達!」


    戦刃「任せて」

    舞園「が、頑張ります!」

    七海「みんなばっかに良い格好させられないもんね!」

    霧切「そ、そそうね………わ、私達も頑張らなくちゃちゃ………」ガクガク




    苗木「霧切さん脚の震えが半端じゃないよ!?」



    豚神(人選を間違えたか……?)
    ダダダダダダダダダダダダダダダダダ



  21. 21 : : 2014/01/09(木) 22:01:36


    すいません間違えました
    次は四階層でしたね(; ̄∇ ̄)ノ


    ちょっと話がおかしくなるかもしれませんが暖かい目で見守って下さい
  22. 22 : : 2014/01/09(木) 22:06:19
    横浜スタジアムw
    現実に引き戻されましたw

    しかし胸熱な展開ですね。引き続き期待です。
  23. 23 : : 2014/01/09(木) 22:55:04



    ーー三階層~四階層中央階段ーー



    豚神「何やら訂正があったようだが、次は四階層だ。気合いを入れておけ?」ダダダダダダ


    ソニア「は、はい………/////」

    田中「う、ウム………//////」

    狛枝「どうやら実りかけのようだね」ウツクシイウツクシイ…



    豚神「…………………」


    苗木「ねえ豚神くん」

    豚神「なんだ?」

    苗木「みんなの言ってる【ラスト・ソウル】ってなんなんだい?」


    七海「私が詳しく教えてあげるよ!」ピョコ

    七海「【ラスト・ソウル】(禁断奥義)ってのはいわゆる最終奥義ってやつかな?」


    七海「通常の色能力より何十倍も強力な力を得られるけど、それ相応の対価を失うんだよ」


    狛枝「代償って奴だね……」


    苗木「じゃ、じゃあ他の皆も!!」





    豚神「それ以上は言うな苗木」

    豚神「犠牲無くして勝利は得られない……アイツらも覚悟を決めている…そういうことだ」


    苗木「………………」



    豚神「見えてきたな……」



    ビュオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!



    一同「「!!?」」


    苗木「さ、寒!!」

    七海「南極みたいだね……」




    その階だけは温度が馬鹿みたいに低く、フロア一杯に張られた水と氷の大地が広がっている



    ?「「気持ちいいだろ?このステージ気に入っちゃってさ…」」
    ザッザッ……



    青い髪をなびかせ、両腕に巨大なハンマーを握る20代程の青年……その姿は田中とソニアに寒気を走らせる




    田中「貴様は……」

    ソニア「プラネット!!」

    リオゼット「リオゼットだ!!」



    リオゼット「ったく……戦った相手の名前も覚えられねえのかよ……」



    リオゼット「「まぁいいや……とりあえず死ね!」」ダン




    その速度はとても両腕にハンマーを握っている者のスピードとは思えないほどのものだった




    田中「ッ!行くぞソニア、狛枝!」


    ソニア「は、はい!」ジャキ

    狛枝「フフ……ゾクゾクするな……」ジャギン





    リオゼット「「イヤッハァァァァァァ!!!」」



    男女の声が重なる奇妙な声を響かせ、リオゼットは右腕のハンマーを思い切り降り下ろす



    田中「くっ!」バッ


    田中のいた場所の氷が粉々に砕け散る



    ソニア「この!」


    ソニアは降り下ろしたばかりのリオゼットに切り払う


    しかし、リオゼットは右腕を軸にして体を持ち上げソニアの剣をかわす



    リオゼット「「甘え甘え!そんなんじゃかすりもしないぜ!」」




    リオゼットは身体を持ち上げたまま左腕をソニア目掛けて降り下ろす。



    ソニア「!?」

    リオゼット「「イヤッハァァァ!!まずは一人目ぇ!!」」



    狛枝「させないよっと!」ガン

    狛枝「【ダーク・バイト】(闇の侵食)!!」




    狛枝はリオゼットが軸にしている氷の端にダーク・アギトを突き刺す。


    瞬間、突き刺した氷は闇色に染まり音もなく腐敗する



    リオゼット「「なにっ!?」」グラ


    リオゼットは足場がなくなり、海に投げ込まれた。
    当然、ソニアに降り下ろされたハンマーも狙いをハズレ空を殴る。



    狛枝「へえ……この能力って人以外にも有効なんだね」


    狛枝「豚神くん達も今のうちに!」



    豚神「恩に着るぞ狛枝」ダダダダダダダダ


    苗木「気をつけてね狛枝くん!」ダダダダダダダダ



    狛枝「苗木くんもね!」






    田中「………行ったか……」

    ソニア「これで思う存分戦えますね!」



    リオゼット「「ぶはっ!……チッ…逃げられたか!」」


    田中「貴様の相手は俺たちだ」

    ソニア「また最初みたいに二人に叩きってやります!」



    リオゼット「「面白い……やってみなよ?」」





    リオゼット「「出来るもんならなぁ!?」」ダダダダダダダダ


    狛枝「みんな…後は任せたよ!」



  24. 24 : : 2014/01/09(木) 22:57:48

    >>22

    ありがとうございます!(* ̄∇ ̄)ノ


    いや、中々上手い例が見つからないんですよね~(^_^;)
  25. 25 : : 2014/01/09(木) 23:01:00
    東京ドーム何個分とかって言いませんか?
    横浜スタジアムって言うのも新鮮でアリだと思います!頭に残りますし。
  26. 26 : : 2014/01/09(木) 23:02:10


    >>25

    なるほど……ありがとうございます
    大変参考になります(* ̄∇ ̄)ノ
  27. 27 : : 2014/01/09(木) 23:03:54
    いえいえ!いつも参考にさせてもらっているので、自分の意見を参考にしてもらえるということは嬉しいです!
    がんばってください!
  28. 28 : : 2014/01/09(木) 23:26:37


    今日はここまでにします。
    見てくれた読者様ありがとうございました(* ̄∇ ̄)ノ
  29. 29 : : 2014/01/10(金) 01:41:59
    これを読んで寝るのが毎日の日課です!
    頑張ってください!
  30. 30 : : 2014/01/10(金) 04:09:33
    楽しみで仕方ないです!!!
  31. 31 : : 2014/01/10(金) 12:24:23
    自分も寝る前にいつも読んでます!
    考えるの大変だと思いますが頑張って下さい。
  32. 32 : : 2014/01/10(金) 15:36:38

    >>29

    >>31
    マジですか!?それは嬉しい限りです!!
    今後もよろしくお願いします(* ̄∇ ̄)ノ


    >>30
    いつもお気に入り登録してくれてありがとう(* ̄∇ ̄)ノ
    今後ともよろしく!



    そして私からのお知らせです!
    時雨さんから許可を頂き、【D・W】の設定画集を作ることにしました(* ̄∇ ̄)ノ


    作り上げた絵はプロフィールに書いてあるサイトに保存していくので暇があったら是非みてください(* ̄∇ ̄)ノ


    目をそらしたくなるほど酷い絵ですが……(^_^;)
  33. 33 : : 2014/01/10(金) 19:54:04
    漫画化してほしい
  34. 34 : : 2014/01/10(金) 21:08:57

    >>33

    漫画……一応漫画家めざしてはいますけど…
    難しいかな~(; ̄∇ ̄)ノ
  35. 35 : : 2014/01/10(金) 22:37:42


    ーー第五階層ーー




    豚神「ここが、第五階層……」



    そこはまるで宮殿の中のような内装で、きらびやかな金や美しい大理石が部屋を装飾づけていた。





    七海「きれい……」

    霧切「流石にここまでくると階層もそれらしくなっていくわね……」

    舞園「で、でもおかしいですね……肝心の番人が見つかりませんが………」


    戦刃「いや、いる……そこっ!!」ヒュ




    戦刃は誰もいない所に真剣な眼差しでグレイ・ナイフを放つ



    ガキンッ!!




    何故か誰もいない場所な筈なのに戦刃の投げたナイフは壁に刺さらず、その手前で金属音と共に弾き返された



    豚神「!?」

    苗木「え!?」


    戦刃「上手く気配を消したようだけど……私の目は誤魔化せないよ?」



    ?「……成る程……少しはやるようですね……」スウゥゥ


    突然、ナイフが弾かれた場所から銀色の騎士が姿を現した。



    一同「「!!?」」


    豚神「貴様が銀の帝王だな?」

    シルヴィア「…そう、確かに私がニ原帝の一角、銀の帝王シルヴィアだ」


    苗木「こいつが山田くん達を!!」

    霧切「落ち着いて苗木くん……ここは私達に任せて」ザッ

    苗木「霧切さん……」


    豚神「その通りだ苗木、感情に振り回されるな」

    日向「俺たちにはもっと大事な役割があるだろ?」

    苗木「アレスを……倒す……」



    シルヴィア「フッ何をよまい言を……私はアレス様を守るためにこの場に立っている…」


    シルヴィア「たかが害虫の分際でアレス様に会おうなど片腹痛いわぁ!!」ダッ


    七海「速い!」

    戦刃「みんな、作戦通りに行くよ!」

    霧切「ええ、」

    舞園「わかりました」




    霧切「色能力…【ポイズン・ファントム】(毒霧の幻惑)!」


    霧切のパープル・レイピアから紫色の霧が発煙し、辺りを紫の霧で覆い隠す


    シルヴィア「なにっ!?」ピタ

    舞園「さっ苗木くん今の内に!」



    霧で見えないが舞園の声を聞き取った苗木達は最上階への第六階層の扉へと走る


    シルヴィア「馬鹿め、こんなに毒霧を撒いては仲間にも影響がでるのではないか?」


    霧切「あいにくだけど…この霧は発動者が敵と認識したものだけに効果があるのよ」

    シルヴィア「!」


    戦刃「つまり今毒に苦しめられているのは貴方だけってこと!」



    霧に気をとられていてシルヴィアは背後に戦刃が迫っていたことに反応が遅れる


    戦刃「色能力…【ウィンド・スライサー】(風の太刀)!!」



    戦刃の短剣は風を纏い、鋭く伸びた太刀と化しシルヴィアを背後から切り裂いた


    シルヴィア「ぐはぁ!」


    太刀の反動と風の風圧でシルヴィアは前方に大きく吹き飛ばされる


    戦刃「七海さん!」


    七海「任せて!【ハード・アウト】!!」


    七海はシルヴィアがぶつかる柱にクリーム・ステッキを突き刺した


    グニャアと柱は硬さを失い、激突したシルヴィアを覆い隠すように倒れる


    シルヴィア「く、身動きが……」


    七海「柔らかくても重さは変わらないからね」ドヤァ

    七海「さっ日向くんも早く!」


    日向「ああ!ありがとな七海!」ダダダダ

    苗木「みんな無茶しないでね!」ダダダダ





    シルヴィア「くっ!?待て!」グググ


    シルヴィアは何とか柱から這い出るがその時には苗木達はもう第六階層への階段を上り始めていた


    霧切「………作戦通り時間は稼げたようね」

    戦刃「ここからが本番だね」

    七海「ゾクゾクするね!」

    シルヴィア「ッ…害虫の分際で余計な真似を!」ジャキ



    シルヴィア「貴様らも聖なる銀の裁きに下るがいい!!」


    霧切「勝算はあるの戦刃さん?」

    戦刃「わからない……とにかく全力でやらないと勝算はまずないよ」




    舞園「……………」←サポート能力なので遠くから見学中
  36. 36 : : 2014/01/10(金) 22:57:36


    今日はここまでにします。
    見てくれた読者様ありがとうございました(* ̄∇ ̄)ノ
  37. 37 : : 2014/01/11(土) 01:04:13
    豚神が…消えた…?
  38. 38 : : 2014/01/11(土) 01:18:22

    >>37

    いえ、単に台詞がないだけですよ(笑)
  39. 39 : : 2014/01/11(土) 10:32:59
    これアニメ化とかしたらめっちゃ面白そう・・・
  40. 40 : : 2014/01/11(土) 13:46:17
    豚神も六階層チーム?
  41. 41 : : 2014/01/11(土) 20:43:37
    >>39
    映像化すればもっと本格的にリアルさが増しますからね、面白そうですね~(* ̄∇ ̄)ノ

    >>40
    一応全チームの指揮官みたいな感じですから具体的な所属はしてませんよ。今後の活躍に期待しててください(* ̄∇ ̄)ノ



    最近個人的に滅茶苦茶面白い、新バトルシリーズを思い付いてしまった!だけどまずはこれを終わらせないと(^_^;)


    長らくお待たせしました!
    【D・W】……再起動です(* ̄∇ ̄)ノ
  42. 42 : : 2014/01/11(土) 21:12:11


    ーー神都オリンポス最上階ーー



    苗木「この先にアレスが……」

    日向「気をつけろよ苗木、奴の強さは化け物並みだ」

    豚神「……行くぞ」



    豚神は最後の扉を開け放ち、
    強い光が苗木達に浴びせかかる


    苗木「くっ…!」

    日向「ッ……!」


    ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ………



    最後の扉が開門されると光が止み、その全貌が明らかになる……



    苗木「!……ここは」




    苗木達の目に飛び込んできたのは、奥にある玉座まで伸びる真っ赤なレットカーペット……



    今までの階とは違い、大きな窓ガラスが壁中に張り巡らされており中は明るかった。



    日向「まるで王者への道だな」

    豚神「エンペラーロード……か………」





    「ククク……俺としては破滅の道…デス・ロードの方が似合うと思うがな?」



    日向「!」



    聞き覚えのある笑い声……
    真っ赤な絨毯がしきならぶ奥の玉座にその正体はいた




    アレス「来たか……破滅を打ち砕かんとする希望の使徒よ……」




    一同「「アレス!!」」
  43. 43 : : 2014/01/11(土) 22:45:47
    アレス「待ちくたびれたぞ?時間にルーズなのは感心しないな……」



    アレスはゆっくりと玉座から立ち上がり、言葉を重ねていく



    アレス「しかし、ここまで来るとは思っても見なかったな…」


    アレス「貴様らの行動は全てモニターで見ていた……」


    アレス「仲間を盾とし先へ進む………意外と残酷な真似をするのだな?」


    苗木「違う!僕達は互いに信じあっているからこそこの場にいられるんだ!!」


    日向「そうだ、お前なんかと一緒される筋合いは無い!」


    アレス「ククク……口でなら何とでも呟けるわ」


    苗木「このっ!」

    豚神「待て苗木」ガシ


    日向「なぜ止めるんだ豚神!俺たちはアイツをぶっ倒すんだろ!?」


    熱く怒り狂った日向達に豚神は冷静かつ静かな言葉をかける


    豚神「奴の口車に乗るな、そんな状態で挑んでもまた返り討ちに会うだけだ。冷静になれ」



    苗木「…………………」

    日向「豚神………」



    アレス「ほぅ……すこしはクールな奴がいるではないか……」

    アレス「だが、貴様に用は無い……」


    アレス「消えろ…」



    アレス「色能力……【シャドー・フレイム】(影炎)!」バン



    アレスは右の掌に黒い霧を纏い、勢いよく床に押しつけた


    瞬間、豚神の足下に広がる影が突如黒く燃え盛り、豚神を包み込む



    豚神「ぐわぁぁ!?」


    日向「豚神!?」

    苗木「なんだこれ!?影が……!」



    苗木達から20㍍も離れた場所からアレスは玉座から立ち上がったまま動いていない



    日向「あ、アイツ…色能力を!!」


    アレス「ククク……あの時は深手を負わされたからな」

    アレス「毒をもって毒を征す…それが俺のやり方だ!!」グッ



    豚神「ぐわああああああああッ!!!」ボゴオオオ


    豚神を包む炎が更に燃えたぎる


    苗木「豚神くん!」


    豚神「ひ……日向、苗木………」


    豚神「……感情に捕らわれるな………お前達が……この破滅を終わらせる希望だ………」


    豚神「それを………忘れるn」
    『ビーーーッ!!
    ユーザー名 : ビャクヤBreak・Over!!』バシュン




    苗木「!!」



    粉々に砕け散り………消滅した………皆を団結させ、僕らをここまで導いてくれた豚神くんが………




    アレス「フハハハハハハハハハハハッ!!雑魚には用は無い!最強の相手には最強の敵が相応しい!!」


    苗木「こ、この野郎ッ!!!!」ダン


    日向「よせ苗木!」


    苗木「うおおおおおぉぉぉぉッ!!!」ダダダダダダダダ


    日向の忠告も空しく、怒りに身を支配された苗木はマルチ・ロッドを抜き放ち、アレス目掛けて突進した



    アレス「ククク……貴様は確か、苗木誠とか言ったか?」


    アレス「貴様の戦力がどれ程のものか知らぬが……貴様にも用は無い!失せよ!」バン



    アレス「【シャドー・フレイム】!!」


    ボゴオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!



    豚神と同じ様に苗木の影が黒く燃え盛り、苗木を包み込んだ

    苗木「!!」



    日向「苗木!!」


    アレス「フハハハハハハハハハハハッ!!口ほどにもない」

    日向「苗木………」



    ボオンッ!!



    日向「え?」

    アレス「な、何!?」


    苗木「うおおおおおぉぉぉぉッ!!!」



    苗木は黒い炎から抜け出し、再びアレス目掛けて走り出した

    しかも苗木には火傷はおろか、体には傷ひとつ見られない




    アレス「ば、馬鹿な!?あの黒炎を食らって無傷だと!?」



    苗木はアレスとの距離を一気に詰め、その勢いで高く跳躍する


    苗木「うおおおおおぉぉぉぉッ!!」

    アレス「ぬぅ!?」



    ガキンッ!
  44. 44 : : 2014/01/11(土) 22:52:43



    とっさに出したアレスの右腕と苗木のロッドが打ち合い、激しく火花を散らす



    苗木「うっ……くく…!!」ギリギリギリ

    アレス(狙いを間違えたか…?まぁよい)



    アレス「悪運の強い奴だな……だが、」


    アレス「そんなひ弱な攻撃では俺にかすり傷ひとつ負わせられんぞ!!」


    ドゴオオオオッ!!




    アレスは左腕で右腕にロッドごとのし掛かる苗木に強烈な一撃を浴びせた




    苗木「かはっ!!」


    苗木は床に殴り飛ばされ、そのまま跳ねるように日向の所まで吹き飛んだ



    日向「お、おい!しっかりしろ!」ガバ

    苗木「うぅ…………」



    苗木の体は火傷は無くとも、強烈な拳の痕とそのさいに付いた傷がその威力を物語る



    日向「豚神が言っていたはずだ……感情に捕らわれるな」

    苗木「……ごめん………ついカッとなって……」



    日向「でも、否定はしない……俺だってあと少しであの野郎の喉仏を切り裂きたい気分だからさ……」



    日向「けどよ……その感情を逆に支配できれば………アイツに一矢報える!!」ザッ



    苗木「感情を……支配?」



    アレス「ククク……訳のわからんことを………」ザッザッ



    アレス「お前にはこの間の件も含めて、最大級の破滅を与えてやろう!!」



    アレスは日向に歩み寄りながら両腕に黒く燃え盛った右腕を日向に向ける



    だが…日向は笑っていた




    日向「だったら俺も……」

    日向「【混沌】の力でお前を倒す!!」




    アレス「混……沌………?」

    アレス「!!き、貴様まさか!?」





    日向「持ってくれよ……俺の体ぁ!!!」

    ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!!



    日向の体から黒と白の強い光が放たれ、辺りに凄まじい衝撃波を放つ




    苗木「な、なんだ!?」

    アレス「くっ!?」





    日向「【カオス・ソウル】(混能力)!!」



    日向「モード・カムクラァァァァァァァァァ!!!」





    キイィィィィィィィィィィィィィィィィン!!!
  45. 45 : : 2014/01/11(土) 22:54:17



    今日はここまでにします。
    見てくれた読者様ありがとうございました(* ̄∇ ̄)ノ
  46. 46 : : 2014/01/12(日) 21:50:08
    ラストかーがんばってください!
    待ってます!!
  47. 47 : : 2014/01/13(月) 00:28:03

    >>46

    ありがとうございます!
    実はまだ続くんですよコレ(^_^;)
  48. 48 : : 2014/01/13(月) 01:05:31
    マジ白熱すぎて発狂するレベルっすわー!
    頑張って下さい、絶対最後まで読むんで!!
  49. 49 : : 2014/01/13(月) 13:22:59

    >>48
    ありがとうございます!(* ̄∇ ̄)ノ
    どうか発狂しすぎて正気を失わないでくださいね(^_^;)
  50. 50 : : 2014/01/13(月) 14:11:14




    光が止み、辺りに凄まじい量の煙がアレスと苗木の視界を阻む


    苗木「い、一体何が……」

    アレス「ッ……奴め、やはり混能力を……」




    瞬間、アレスが喋り終わるよりも速く煙の中から何かがアレス目掛けて凄まじい速度で放たれた



    アレス「!!くっ!」バッ


    アレスのその場を瞬時に回避し、飛来物をかわす


    アレス「!こ、これは……!」


    その飛来物は黒く染まった日向のプラチナ・ブレイカーだった



    ?「グルルルルルルル……………」


    煙の中から黒い影がゆらぎ、その正体が露になる



    漆黒の長髪、紅く光る眼光………



    苗木「ひ、日向……くん?」

    その異形の姿を見て苗木は七海から聞いた言葉を思い出す




    苗木『ぼ、暴走?』

    七海『うん、日向くんアレスと戦った時に一度野獣みたいになったんだ』

    七海『まるで人を人とも思わないような眼でさ……ちょっと不気味だったよ』


    七海『だから苗木くん……もし日向くんが暴走して人の道を外れそうになったら……』



    七海『苗木くんが助けてあげて……ね?』







    苗木「日向くん……」



    日向「グルワアァァァッ!!」


    日向は高く跳躍し、アレス目掛けて飛びかかる



    アレス「なるほどな……あのデュアルを倒して得た力がそれか」


    アレス「どうりで俺と同じ感じがすると思ったぞ!」




    苗木「!」

    苗木「同じ……感じ……?」



    苗木は以前見た夢を素早く思い出す



    苗木(そうだ……アイツは…アレスは!)


    苗木「駄目だ日向くん!離れて!」



    日向「グルワアァァァッ!!」


    心を混沌に支配された日向に苗木の言葉は届かず、そのままアレスに襲いかかる




    アレス「モード………アキレス!!」


    ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!!






    次の瞬間、神都が……いや【D・W】そのものが震え始める




    九頭竜「な、なんだ!?」

    セリオス「フフフ……ついに使いますか…呪われし剣闘神の力を」




    リオゼット「これで貴様らに万が一の勝ち目も無い……」



    シルヴィア「終わりだ……害虫共」






    アレス「ウオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォッ!!!」



    ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!



    日向「!?」


    アレスから放たれた衝撃波により、日向の体は紙屑のように舞い、天井に叩きつけられる


    日向「ガハァ!?」




    ぶつかった衝撃で日向は異形の姿を失い、気を失った




    苗木「日向くん!」


    アレス「フハハハハハハハッ!!!全テハ破滅ノ為ニ!!」



    ドオオオオオオオオオオオオオン!!!













    ?「!」ピク


    ?「この気配……急がなくては…」
    ガシャッガシャッガシャッガシャ……









    第八章・・・・【完】

    第九章へ続く………
  51. 51 : : 2014/01/13(月) 14:23:35

    第九章へはコチラからどうぞ ↓

    http://www.ssnote.net/archives/7774



    いつものように感想、コメント等頂けたら嬉しいです(* ̄∇ ̄)ノ

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Deviltaiki

名も無い雑兵

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