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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

この作品は執筆を終了しています。

断然完全満点残念反省対戦ゲーム

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  1. 1 : : 2017/03/21(火) 04:10:55
    風邪は不治の病氏主催の『春のコトダ祭り』クライマックスですねー


    ジャンル:ホラー

    指定登場人物
    ・苗木誠
    ・日向創
    ・赤松楓
    ・最原終一

    テーマ:陰と陽

    キーワード
    ・友情
    ・Chapter1
    ・部屋
    ・交錯
    から2つ選択

    参加者
    ・風邪は不治の病さん
    ・あげぴよさん
    ・Deさん
    ・スカイさん
    ・シャガルさん
    ・ゼロさん
    ・herthさん
    ・カラミティさん
    ・ふぃんさん




    いやいや、おい!俺の名前がねえじゃねえか!
    ふざけんなよ!!!!どうなってんだよ!!!!



    というのは冗談です(本当に風邪は不治の病さんを始めとする参加者の皆様は全く悪くありません)




    というのも私、今回は飛び入り参加させていただきます!

    えっ?そんなこと許されるの!?


    多分大丈夫かなぁ…大丈夫なはず!(仮に風邪は不治の病さんにご注意を受けましたらこのssは消します)



    飛び入り参加するからにはガチで書きます!面白いかどうかはわかりませんが…

    というわけで春のコトダ祭り!飛び入り参加で行ってみよう!!
    チェストーーーー!!!!
  2. 2 : : 2017/03/21(火) 04:11:42

    僕に宛に

    私に宛に

    俺に宛に


    きた一通の手紙



    『拝啓、おだやかな日が続いております。超高校級の皆様にはますますご清祥のことと存じます。
    この度、超高校級の皆様へこの手紙をお送りした理由についてですが、いつも世界のために活躍している超高校級の皆様を集めてパーティを開催しようと思っております。もしもご参加なさる場合は○月X日に△△△会場まで足を運びください。参加は自由です。

    あっ、後超高校級じゃない人宛にもこの手紙を送っています、これを見てるあなた、ラッキーです。』


    誰宛からかもわからない手紙、でも同級生のみんなにも届いているようだ。
    みんな行くというなら自分も行こう、そう思った。
  3. 3 : : 2017/03/21(火) 04:13:38


    △△△会場





    江ノ島「やー!やー!やー!諸君!」


    最原「えっ!?誰!?」

    春川「は?アンタ誰?」

    百田「あー、お前誰だー?」


    江ノ島「ちょっとちょっとー、アタシのこと知らないのー?」


    苗木「紹介するよ、僕の同級生の江ノ島さんだよ」


    江ノ島「ちーっす!江ノ島盾子でーす!みんなよろしくー!」

    茶柱「むむむ、可愛い...」

    夢野「んあー、ちと派手すぎるがなー」

    茶柱「いや!夢野さんにはかないませんよ!」

    江ノ島「私...負けたんですね...そこのちっこいのに負けたんですね...」

    夢野「誰がちっこいじゃ!失礼な奴じゃの!」

    王馬「でもちっこいってのは合ってるよね!」

    茶柱「デリカシーってものがないんですね...」



    茶柱 小泉「これだから男子(男死)は!」



    茶柱「.......あれ?」

    小泉「あっ...ハモっちゃったね、あはは」
  4. 4 : : 2017/03/21(火) 04:15:53

    左右田「いやー、人が多いなー...」

    狛枝「凄いよ!希望の象徴であるみんながこんなに集まってるなんて!」


    狛枝「........で、希望の踏み台である君がどうして呼ばれているのかな?」

    日向「良いじゃねえか!俺だって招待されたんだぞ!」

    狛枝「たまたま招待されただけで偉そうにしないでもらえるかな?才能だらけのこの場に君みたいな踏み台がいて恥ずかしくないの?」

    澪田「そこ!喧嘩はやめるっす!」


    王馬「才能がないって言ったらこいつもだよ!ね!キー坊!?」

    キーボ「ありますー!しっかりとありますからー!」

    狛枝「凄い!本物のロボットじゃないか!」
  5. 5 : : 2017/03/21(火) 04:16:25


    赤松「うーん、みんな個性豊かだね...」

    最原「あはは、僕らの同級生と同じく超高校級って変わり者が多いんだね...」



    百田「思ってる以上に楽しくなりそうだな!このパーティ!なっ!ハルマキ!」

    春川「えっ、あ、うん」



    山田「.....あれは、リア充ですかな」

    葉隠「いーや、恐らくあのツインテール野郎の片思いだべ、俺の占いは3割当たる」

    桑田「あのコスモ野郎は気づいてないのか?鈍感な男は出会いを逃すぜ〜」



    霧切「えっと...春川魔姫さん?」

    春川「......なに?」

    霧切「そこ男子達があなたにお話があるそうよ」

    春川「.....は?」


    葉隠「ゲッ!霧切っちの奴!余計なことを!」

    桑田「俺は...逃げるぞ!」

    葉隠「俺も俺も!」

    山田「ならば我輩も...」


    ガシッ


    春川「話ってなに?聞かせて」

    山田「ヒィッ!あの...あっ...」
  6. 6 : : 2017/03/21(火) 04:16:55

    ガシッ


    山田「ブヒッ!?また掴まれた!」

    セレス「申し訳ございません、私の豚が失礼をしました」

    春川「...アンタ誰?」

    セレス「お初にお目にかかります、私は...」

    山田「いきなりどうしたのですか!安広多恵...」



    バキッ!!!!!



    山田「」チーーーーーーーーーン

    春川「.......やすひろ?」

    セレス「また豚が失礼を致しました、後でしっかりとしつけておきます」

    セレス「私、セレスティア・ルーデンベルクと申します、以後お見知り置きを」

    春川「セレスティア...」

    セレス「それではこの豚をしつけてきます、また後ほど」


    スタスタ


    春川「変わり者.....」

    小泉「これだから男子は...」

    茶柱「これだから男死は...」

    春川「いつの間に...」
  7. 7 : : 2017/03/21(火) 04:17:42




    左右田「なーんだこのガラクタはよ!」

    入間「ひぐぅ....ガラクタなんて言うなよぉ...俺だって一生懸命作ったんだぞぉ...」

    左右田「いや、どう考えたってガラクタだろ。なんだよバーサーカーΔって、名前からしてガラクタじゃねえか」

    入間「名前だけで決めるなんて酷いよぉ...」

    左右田「じゃあどんな機能があんだこれ」

    入間「仕方ねえな!お前みたいな能無しでもわかるようにしっかり教えてやるからしっかり聞いておけ!この童貞が!」

    左右田「あっ、ソニアさ〜ん!やっと来たんですか〜」

    入間「む...無視!?無視しなくても良いじゃねえかよぉ...」


    王馬「そんな残念な入間さんにはこのガラクタロボをあげるよ」

    キーボ「ガラクタなんかじゃありませんー!入間さんに聞けばわかりますー!」

    入間「俺様に話しかけてんじゃねえぞ!このバディマンが!!」


    キーボ「バディマン!!??」


    王馬「ロボットなんだから性別なんてあるわけないでしょ、本当に馬鹿なんだね。入間さんって」

    キーボ「だからロボット差別です!!」

    不二咲「わー、本物のロボット初めて見たよー。触ってみても良いかな?」

    キーボ「えっ...ええ、もちろん、どうぞ」
  8. 8 : : 2017/03/21(火) 04:20:02

    司会「えー、皆様こんばんは」

    司会「本日はこのパーティへのご参加、ありがとうございます」

    司会「只今、レクリエーションの準備をしております。今しばらくお待ちください」

    天海「あのー、ちょっといいっすか?」

    司会「はい?」

    天海「ちょーっと気になったんすけど、このパーティの主催者って誰なんすか?」

    司会「今はまだ...なにかご不満でも?」

    天海「いやー、みんなが行くっていうから流れで俺も来たんすけど、俺一人なら絶対こんなところ来ないな〜って、ははは」

    西園寺「.................」

    西園寺「ねえ小泉おねぇ、この天海ってやつなんか狛枝っぽくない?」

    天海「えっ....」

    小泉「わかる気が...じゃなくてさ日寄子ちゃん、いきなりそんなこと言うの失礼でしょ」

    天海「いやー、それはその話題に出てきた狛枝って人に失礼な気がするんすけど...ははは」


    天海「...............」
  9. 9 : : 2017/03/21(火) 04:20:44

    司会「皆様、お待たせいたしました。これよりレクリエーションを行いたいと思います」

    十神「なんでこの俺が愚民と馴れ合わなければいかん、これは自由参加か?」

    司会「ええ、参加するかしないかは自由です。しかしここに超高校級の皆様が集まっています、せっかくですし仲良くなっていただきたいと思いまして...」

    十神「余計なお世話だ、俺はやらん」

    豚神「ならば俺も不参加だ」

    十神「何故だ」

    豚神「理由などない」

    十神「チッ、面倒な性格だな」


    澪田「えー!白夜ちゃんせっかくなんだしやろうよー!寂しいっすよー!」

    十神 豚神「やらん」

    左右田「なにハモってんだよ」

    十神 豚神「ハモりたくてハモったんじゃない」


    十神「...真似するな」

    豚神「ふん、こちらの台詞だ」

    十神「...チッ」
  10. 10 : : 2017/03/21(火) 04:21:27

    田中「......俺もやらん」

    ソニア「田中さん!?なんでですか!?」

    田中「十神一人だけ暗黒世界に置いていくことなど、俺にはできん。だから闇の世界の住民である俺が残ると言うわけだ。」

    左右田「そんなこと言ってソニアさんをオトせると思って...」

    ソニア「さすがです....田中さん、私もいずれは...暗黒世界の住民に...」

    左右田「......」
  11. 11 : : 2017/03/21(火) 04:22:48

    天海「あっ、俺もやめとくっす」

    最原「天海君も?なんで?」

    天海「いや、なんというか...勘っす」

    キーボ「なに言ってるんですか!!」

    王馬「そうだよ〜天海君がいなくなったら誰がキー坊の面倒を見るの?」

    キーボ「いつ僕と天海君がそういう関係になったんですか!」

    東条「天海君が残るなら...私も残ろうかしら」

    赤松「なんで東条さんも残るの?」

    星「ふっ、田中と同じ考えだろ。天海一人だけで待たせるのは可哀想ってか?」

    東条「その通りよ、メイドとして知り合いを一人で置いていくわけにはいかないわ」

    春川「私が残るよ、どうせ私じゃ他の生徒達とコミュニケーションなんて取れないし」

    茶柱「どうして女子の皆さんが残る必要あるんですか!目には目を!歯には歯を!男死には男死を!残るなら男死が残るべきです!」


    真宮寺「ククク...残るなら僕が残ろうかな」


    ゴン太「いいの!?真宮寺君!?」


    真宮寺?「是清や、あなたはレクリエーションに参加しなさい、きっと面白い友達が出来るわよ」


    王馬「...............」

    真宮寺「うっ、ゴメン。やっぱり僕も参加したいな...」

    白銀「さっきと言ってることが違う気が...」

    真宮寺「ゴメンよ......本当に」

  12. 12 : : 2017/03/21(火) 04:23:55
    天海「てか、別に俺なんかのために残らなくていいっすよ勝手に俺がやったことなんで」ケラケラ

    最原「うーん、でも待っている間に話し相手がいないと寂しくない?」

    ゴン太「それならゴン太が!」

    星「極原は出ろ、俺が残る」

    ゴン太「えっ?」

    最原「いいの?星君」

    星「どうせ俺はレクなんかしても喋れねえし、こうやってお前らの役に立てるなら俺は喜んで待つとするぜ」

    天海「すまないっす、星君」

    星「お前が礼を言う必要なんかねえよ」








    苗木「なんかみんな話し合える相手を残すらしいから僕らも十神君のために...」


    十神「いらん、余計なお世話だ」


    霧切「彼ならこう言うと思ったわ」

    朝日奈「じゃあ私達は十神だけってことで良い?」

    葉隠「その確率は高いべ!俺の占いは3割(ry」
  13. 13 : : 2017/03/21(火) 04:25:18


    司会「それではレクリエーションに不参加しないのは十神様 もう1人の十神様 田中様 星様 天海様、でよろしいでしょうか?」


    苗木「はい、大丈夫です」


    司会「かしこまりました、ではレクリエーションは別の部屋にて行いますのでこちらに移動お願いいたします」





    そう言うと司会が先頭し案内を開始する、それを超高校級の生徒達が追っていく。






    百田「レク楽しみだなー!ハルマキ!」

    春川「う...うん...」

    澪田「なっ、なんか緊張してきたっす...」

    小泉「でも、やっぱり楽しみ...」

    不二咲「たくさんの人と仲良くなりたいなぁ...」

    大和田「お前なら大丈夫だぜ」

    山田「そうですぞ」

    桑田「オメーラ2人は見た目がダメだから無理だろうがな、あー、可愛い女の子と仲良くしてやるぜー!」

  14. 14 : : 2017/03/21(火) 04:25:56
    楽しそうに会話しながら皆部屋にどんどん入っていき、賑やかだった会場が一気に静寂な空気に包まれる。





    はずだった.....







    狛枝「いやー、まさかトイレが壊れるなんて。僕って本当についてないねー」

    日向「おいどうすんだよあの壊れたトイレ!お前がトイレットペーパー詰まらせたのがいけないんだぞ!」

    狛枝「全部僕が悪いみたいな感じで言わないでもらえるかな?いきなりトイレットペーパーが頭から降ってきて詰まったっていってるよね?」

    日向「そんなことがありえるかよ!」

    狛枝「はぁ、しかもトイレに一緒にいたのがなんの才能もないただの予備学科って。本当についてないなー...」

    日向「そういうこと言うなって!」

    狛枝「いやだって、君に才能がないのは本当のことじゃん」
  15. 15 : : 2017/03/21(火) 04:27:43

    日向「てかあれ、他のみんなは?」

    天海「あー、レクリエーションしに行っちゃったっす」

    日向「はあ!?レク!?」

    天海「そうっす、ここにいるのは不参加組っすよ」ケラケラ

    狛枝「なんてタイミングが悪いんだ...希望の象徴であるみんなとのレクに参加できないなんて...」

    日向「本当だよ...クソ....」

    狛枝「まあ僕みたいなクズや君みたいな予備学科は参加しないで見学しているのがお似合いかもしれないよね」

    日向「だから予備学科差別するな!」

    狛枝「キーボ君みたいなこと言わないで貰えるかな?まあ君は彼と違ってなんの才能もないけど」

    日向(なんかキーボに負けるのは納得いかない)





    十神「ベラベラよく喋るな、せっかく騒がしい奴らが消えてゆっくり出来ると思ったがな」


    豚神「ならなぜお前はここに来た、ここへ来ること自体を却下することも出来たはずだ」


    十神「そして俺が喋るたびにお前は喋ってくるのも知っている、だから喋りたくなかったんだ」


    星「おい、こっちの十神の質問に答えてないぜ十神。静かが好きならお前なんでここに来たんだ」


    十神「......黙れ」


    星「お前が来たのは同じ学年の奴らの顔に泥を塗らないためだろ?」


    十神「....何をいっている」


    星「招待して行かないなんてのは失礼...そのくらいの常識、御曹司ならご存知のはずだ」


    十神「黙れ!!」


    星「............」

    星「.....悪いな、つい言っちまった」

    十神「俺は俺1人しか信じん、それだけは言っておく」


    星「......そうかい」

    星「俺もよ、ここに来て良い人間じゃないんだ...」
  16. 16 : : 2017/03/21(火) 04:30:12
    田中「超高校級という名を冠している時点で、ここに来て良い人間のはずだ。星、お前も随分とハートが曲がっているな」


    狛枝「うんうん、そうだよね、超高校級の名前がない人はこの場に相応しくないよね、やっぱりそうだよね〜」チラッ

    日向「もうお前なんか相手にしないぞ」

    狛枝「僕は相手にしてほしいなんて一言も言ってないけどね」

    日向「うるさいな!」

    狛枝「うるさいのは君だよ、会場中に君の声が響いて.....」


    星「十神のいう通りだ、お前ら少しうるさいぞ」


    狛枝「ご...ゴメン」


    天海「せっかく料理あるし、なにか食べるっすよ。日向君、桜餅と草餅どっち食べるっすか?」

    日向「草草!草餅なら食べるぞ!」

    狛枝「そんなコメントに草も生えないしそんなに草草言うならそこらへんの雑草でも食べてなよ」

    日向「あのなぁ.....」

    星「田中、狛枝っていつもあんなやつなのか?」

    田中「貴様の言う通りだ」

    天海(俺...あの人に似てるって言われたのか...)

    田中「さあ食事の時間だ!破壊神暗黒四天王!」



    豚神「食える時に食っておかなければな!」バクバクムシャムシャ


    十神「何度も言うが黙れ、静かに読書させろ」
  17. 17 : : 2017/03/21(火) 04:32:34

    30分後



    天海「Zzz...」

    豚神「Zzz...」

    日向「Zzz...」

    狛枝「Zzz...」

    田中「Zzz...」

    破壊神暗黒四天王「Zzz...」


    十神「ふん、場所を考えずに居眠りか。さすが愚民共だな」


    十神「................」ペラ


    十神「................」ペラ

  18. 18 : : 2017/03/21(火) 04:33:16


    10時間後




    十神「...............」


    十神「遅い、いくらなんでも遅すぎる....」


    十神「確かに終了の時間などは知らされていないが...」


    十神「レクに言った奴らの食事は?」


    十神「......まさか、レクに参加しないしていない奴らは、無視....か?」


    十神「.........それだけは許さん」


    十神「招待した分際でこの御曹司である俺を無視だと?





    ガタッ





    皆がレクリエーションに行った10時間後、ようやく十神はその場を動いた。
  19. 19 : : 2017/03/21(火) 04:35:56

    十神「司会の奴は他の奴らをこっちに誘導していた...ここか?」


    十神「.....床のこの汚れ、間違いない。この部屋だ」


    十神「それにしても...扉の前にいるというのに....不気味なくらい静かだ」


    十神「..............」





    ガチャ






    十神は扉をゆっくりと開ける






    その扉の先には.......






    十神「..........これは!?」









    壁、床、天井
    何処もかしこも人の血で塗られていた...壁などには無数の傷がついており、争った形跡もある。







    十神「一体......」




    しかし不気味なことに.......




    十神「これだけの血があるというのに.....」




    十神「死体が1つとしてない」
  20. 20 : : 2017/03/21(火) 04:38:10
    誰かが回収した、としか考えられない...が






    十神「回収するにしても一体どうやって?仮に外に出るには俺がいた場所を通らなければ外には出れない.....」



    十神「苗木ぃ!!!!」








    クラスメイトの名前を呼んでみたが返ってくる言葉は当然なし






    十神「とりあえず!居眠りしてる馬鹿共を起こさなければ!」



    ダッ!!





    居眠りしてる連中を起こすために走る。








    十神「おい!お前ら起きろ!」




    十神は激しく寝ている生徒の身体を揺らすわ




    天海「う....ううん.....」

    日向「........寝ていた?」

    田中「四天王共よ、貴様らも寝ていたのか」

    星「馬鹿な....眠っていただと!?」

    十神「とりあえずこっちにこい!」

    狛枝「どうしたの十神君!?顔色悪いよ!?」

    十神「説明は後だ!とりあえずこっちにこい!」



    ダッ!
  21. 21 : : 2017/03/21(火) 04:39:29


    十神は息を荒くしながら走る、それに他の生徒も走る。








    そして血まみれの会場に入る........






















    十神「....なん...だと?」


    狛枝「これは......」


    日向「馬鹿な........」










    死体があった、いや死体が出現していた。








    しかし全員分はない...






    死体は....








    苗木 桑田 葉隠 石丸 山田 大和田 不二咲 霧切 舞園 セレス 朝日奈 大神 江ノ島 戦刃 腐川






    の15人



  22. 22 : : 2017/03/21(火) 04:40:46

    十神「死体....なんでだ...さっきまでは...」


    十神「おい!お前ら!」








    十神が死体に向かって走ろうとしたが....








    日向「なあ十神」


    十神「なんだ!今どういう状況かわかっ---」



    日向「これどういうことだよ」



    十神「.......なに?」







    予想していなかった一言に十神は目を丸くする。







    狛枝「いやー、十神君。きみに随分と眠らされてしまったようだね」


    天海「約10時間っすか、気になるっすねぇ、俺たちが眠っていた10時間の間にここでなにをしたのか」


    十神「まさか...貴様ら....」









    十神「俺がやったとでも言うのか?」
  23. 23 : : 2017/03/21(火) 04:41:55

    日向「やったんだろ?」


    田中「貴様が闇堕ちとはな...読めていれば、この殺人を止めることが出来たかも知れぬ...」


    星「お前には失望したぜ十神、なんのためにこんなことしたのかは知らねえがよ」



    日向「おい、俺たちの仲間はどこにいる」


    日向「俺たちの仲間をどこに隠した!!!」


    十神「俺はやっていない!!」


    天海「まだそんなこと言うんすか、どっからどうみても君がやったとしか思えないんすけどねー」


    星「俺たちに死体を見せたら...俺たちが怯むと思ったのか?」



    星「十神、それがお前の誤算だ」





    十神「俺が......」


    十神「俺がクラスメイトを殺したところでなんになるというんだ!!」
  24. 24 : : 2017/03/21(火) 04:42:40

    豚神「それはこちらの台詞だ十神白夜。貴様、俺たちの仲間を殺してなんになる」


    十神「だから言っているだろ!俺は---」


    星「『やってない』って言うんだろ」


    星「お前言ったじゃないか、俺は俺1人しか信じない.....と」


    十神「あれは...」


    星「御曹司なら素直に負けを認めろ、なんのために俺らに死体を見せたのかは知らんがな」





    十神「..................」
  25. 25 : : 2017/03/21(火) 04:43:36

    天海「みんな、こいつ殺っていいっすか?俺のクラスメイトがこいつに殺されたって思うだけで....こいつの顔面を見るだけで....俺は....俺は理性を失いそうっすよ」






    天海はバチン!と音を立ててポケットからポケットナイフを出しその先にいる十神に向けた。






    狛枝「非常に残念だよ十神君、希望の象徴である君が...その友達の希望の象徴を殺してしまうなんて....」


    日向「いい加減に....観念しろよ、十神」






    十神「........................」






    十神「俺は...まだ死ぬわけにはいかん...」






    天海「.......あ?」






    十神「死ぬわけにはいかない!!!!」









    突然の大声に6人はビクッとし、部屋中に十神の声が響き渡る。



  26. 26 : : 2017/03/21(火) 04:44:58

    十神「こいつらを.....俺のクラスメイトを殺した奴を必ず見つけ出し....必ず捕まえて....必ず.....必ず償わせてやる!」




    天海「だからいつまでそんなくだらねぇ嘘つくつもりだお前はよ!!!!」


    日向「往生際が悪いな十神!!さすがに俺も我慢の限界だ!!」


    狛枝「...もはや、希望ですらないね....君は」


    田中「持ち場につけ破壊神暗黒四天王!フォーメーションZだ!」


    豚神「もう、死んで詫びろ...としか言えんな」








    皆が凶器を出し動こうとした瞬間.....





    星「待てお前ら」

  27. 27 : : 2017/03/21(火) 04:46:13
    天海「星君なんすか」



    星「仮に...お前がこいつらを殺していないとしよう」


    十神「.............」


    日向「星!お前はあんな奴が言ってること信じるのかよ!?」


    星「仮の話だ、少し黙ってな」





    星「仮にこいつらを殺してないとして....」


    星「お前、どうしてそこまでして殺した奴に償わせたいんだ?」


    十神「なに?」


    星「お前は自分しか信じないんだろ、なら復讐なんて必要ないじゃないか」


    十神「........」


    星「こいつらはただクラスメイトというだけ、お前から見りゃ赤の他人同等だろ?」


    十神「......違う」


    星「なに?」


    十神「こいつらは確かに...鬱陶しくて、うるさくて、俺の邪魔ばかりしてた....」




    十神「だがな.....こいつらは...放って置けなかった、こいつらがいない所は..どうも違和感があってな...」


    星「..................」


    十神「俺も、こいつらみたいな愚民にいつの間にかなっていたらしい....」


    十神「今、こいつらを殺した奴が憎くて憎くて仕方ない、目の前にいたら理性が吹っ飛んでいると思う......」


    十神「それくらい、こいつらと俺の間には...」








    十神「友情があった」
  28. 28 : : 2017/03/21(火) 04:47:11

    星「そう.....か」




    天海「ふふふ....」

    豚神「ふっ...」

    日向「ふっ」

    狛枝「ふふっ」

    田中「ククク...」





    十神「...貴様ら、なにを笑っている」
















    天海「いやぁ....」















    天海「やっぱり十神さんは...悪い人じゃないっすね」









    十神「........なに?」
  29. 29 : : 2017/03/21(火) 04:47:55











    日向「おーーーーーい!!みんなもういいぞーーーー!!!!!!!」










    その一声で周りが突然ざわめき始めた。




    死体は動くは床の一部は開くは....ってあれ?





    十神「なに?」


    苗木「あはは、十神君遅いよ」


    霧切「あなたが読書をやめないせいで10時間も待たされたのよ」


    葉隠「ほーんと、大掛かりだったベー」


    十神「なっ...」
  30. 30 : : 2017/03/21(火) 04:48:46

    日向「おい苗木!そんなこと言ったら俺らなんか10時間近くずっと寝る振りしてたんだぞ!」

    苗木「まあ日向君達に比べれば僕なんて楽な方か、あはは」

    田中「俺は途中、本当に寝てた」

    天海「やっぱりっすか、途中いびきデカかったっすよ〜?」

    豚神「ふん、出来ればもうやりたくないな」




    パカッ




    最原「いやー、まさか床に隠し通路作るとは、さすが入間さん」

    入間「童貞が、このくらいは余裕だっつーの」

    王馬「キー坊!これ全部トマトとかで作った偽物の血らしいから舐めてみてよ!」

    キーボ「とりあえず...この部屋は鉄臭くしてますから早く出ましょう....」








    ザワザワザワザワザワ






    十神「...............」

    十神「ちょっと待て!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
  31. 31 : : 2017/03/21(火) 04:50:07


    十神の大声にざわついていた部屋が一気に静かになる。





    十神は歩き始めた、苗木の方に





    そして十神から一言



    ど定番の




    十神「「どういうことだ、説明しろ苗木」」






    苗木「ま、まあ、ドッキリだよ」

    十神「なに?」

    苗木「78期生のみんなと考えていたんだ、この日にこれをやろうって」

    十神「何故、こんなくだらんことを...」


    苗木「あはは、まあ...」


    苗木「十神君との友情ってどれくらいあるのかなって...」



    十神「................」



    十神「試されたってわけか.....」





    十神「チッ」
  32. 32 : : 2017/03/21(火) 04:51:35

    苗木「あれ、もしかしてそんなに怒ってるの?」


    大和田「でも今日は十神の違う顔が見れて良かったぜ!」

    石丸「そうだな、いつもあれくらい素直なら僕も接しやすいのだが」

    舞園「あの、そろそろ着替えてきてもよろしいでしょうか?」

    セレス「そうですね、血まみれなのも気持ち悪いですし...」


    十神「..............」

    苗木「あの、十神く--」

    十神「苗木」

    苗木「......なに?」

    十神「............」









    十神「もう二度と、引っかからんぞ」







    確かにその顔は怒っていたが、その顔を見て苗木は安心した。



    いつもの十神君だと
  33. 33 : : 2017/03/21(火) 04:53:20

    苗木「あはは、もうやんないから大丈夫だよ」


    十神「ふん、やはり愚民共には付き合いきれん!」





    そう言うとスタスタと早足で元の会場に戻ってしまった。







    苗木「みんな、今回のレクどうだった!?」



    左右田「断然良かったな!」


    澪田「完全に成功っすね!」


    百田「100点満点だったぜ!」


    江ノ島「まあ、残念感は強かったけどね」


    赤松「やっぱり騙してたし..少し...反省してるよ」


    天海「十神君と対戦できたっす」




    苗木「僕らの大切な友達だ、十神白夜君は」


    霧切「ええ、彼がいてこその私たちよ...」









    百田「おーーーし!じゃあパーティの続きをしようぜ!」






    一同「「おーーーー!!!!!」」









    be over
  34. 34 : : 2017/03/21(火) 04:58:44


    以上です、テーマは『陰と陽』そしてホラー。

    私が選んだキーワードは『部屋』と『友情』です。



    出番的には
    十神>>天海>日向>>>>苗木>最原=赤松
    って感じでした...(主人公目立ってねえ...)



    テーマなどでも皆様が考えているものとは違ったりしたかもしれません。





    もしも最後まで見てくださった方がいらっしゃいましたら本当にありがとうございます。
    飛び入り参加させていただいて光栄でした。








    コトダ祭り 万歳!!
  35. 35 : : 2017/03/21(火) 08:43:34
    面白かったです!

    次からは事前に申請しておいてください
  36. 36 : : 2017/03/21(火) 16:04:02
    面白かったです!序盤一気に惹き付けられそのまま何が起こるのか?という好奇心に駆られ一気に読んでしまいました!
    覆面さんの正体が気になりますね(^o^)
  37. 37 : : 2017/03/22(水) 00:16:39
    3月22日、春のコトダ祭りは終わりを告げた...





    そしてこの俺、覆面レスラーpart2も.....




    終わりを告げ、いつもの姿に戻る......






    シンデレラじゃねえんだぞ!!!!!
  38. 38 : : 2017/03/22(水) 00:19:24
    はい、覆面レスラーPart2ことパムーンにも花は咲くです。




    飛び入り参加という大それたことをやりました。



    こんな形でも参加できたことが光栄です。



    本当にありがとうございました。





    コトダ祭り万歳!!
  39. 39 : : 2017/03/22(水) 01:12:06
    パムーンにも花は咲くさんだったのか…

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著者情報
Gerecht_Lichtst

覆面レスラーpart2

@Gerecht_Lichtst

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