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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

この作品はオリジナルキャラクターを含みます。

金木「強くある為には(安価稀にあり、キャラ崩壊注意、鬱展開注意)」

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  1. 1 : : 2016/08/12(金) 01:08:42
    皆様、初めまして。そして、前作を読んで下さった読者様はお久しぶりでございます!CCGの犬は帰ってきました!おそらくこの世界の百億人に1人は自分の事を知っていると思います!

    エト「それ、地球の総人口超えているよ!!」

    エトさんもお久しぶりです。

    エト「まだ生きていたのか、この葛作者...。」

    今回はパソコンから打ち込んでいるので、いつもと少し違う所があるかもしれません。次回からはVITAで書きます。今、充電器が見つからないんですよ...。後、話は変わりますが前作http://www.ssnote.net/archives/44895#bottom
    も見て下さい!

    エト「で、話は少しは考えたの?」

    はい、スマホにプロットがあります。つスマホ

    エト「どれどれ...。」ブチッ

    どうしました?

    エト「私の扱い...酷くない?」

    鬱展開注意ですから。

    エト「...」

    因みに、鬱展開は後半から入ります。後、基本的には原作に近い世界観ですが、二人だけオリキャラが出ます。そして、目立ちます。御了承下さい。後、アンケート取りたいです。今回、エトカネ要素は若干なんですが、二人の「行為」のシーン」をいれるかどうかのアンケートを取ります。次の更新時の時で締め切ります。入れたほうが良いと仰る方は1を、入れない方が良いと思う方は2を、よろしくお願い致します!!
  2. 2 : : 2016/08/12(金) 01:13:43
    すみません、>>1の「エトカネ要素は若干」なんですけれど、正しくは「エトカネ要素は少しだけ」が正しいです。すみませんでした。
  3. 3 : : 2016/08/12(金) 02:31:57
    CCGの犬さん!お久しぶりです!(*^^*)
    楽しみに待ってましたよ!!

    アンケートは1で
    期待してます!!頑張って下さい(ง •̀_•́)ง
  4. 4 : : 2016/08/12(金) 18:15:22
    はてさてどんな話になるのか
    期待でっすん
  5. 5 : : 2016/08/12(金) 19:44:02
    1で_|\○_オネガイシヤァァァァァス!!
    期待です!
  6. 6 : : 2016/08/12(金) 23:58:07
    1でお願いします
  7. 7 : : 2016/08/13(土) 01:38:45
    1でお願いします!!
  8. 8 : : 2016/08/13(土) 22:11:01
    皆様、こんばんは!では、アンケートの結果は満場一致で1ということで。アンケートのご協力ありがとうございました!
    後、1つだけ注意があります。登場人物に7名のキャラクターの名前を記載しましたが、死人が出ます。重要な事なのでもう一度。「この7名のキャラクターの中で死人が出ます。」この事を許容して下さる心の広い読者様は読み進めて下さいませ。では、執筆を始めます。
  9. 9 : : 2016/08/13(土) 22:35:01
    ※この物語は東京喰種10巻90話辺りの時系列から始まります。

    金木がアンテイクを抜けて、万丈達と反アオギリの組織を組んでから、暫くがたった。今夜の目的はアオギリの喰種との戦闘ーではなく、嘉納の病院で勤務をしている看護師、田口を捕らえる事である。嘉納は完璧に、とは言えないが、あまり彼に繋がる情報を残していない。その為、今回の田口誘拐は貴重な情報が得られる可能性が高い。

    金木「そろそろ看護師···田口さんがここを通る筈だ。計画通り、彼女を捉えて尋問する。何も知らなければすぐに解放する。でもー」

    そう言うと、金木は···獲物を捉えた肉食動物の様に、目を細める。

    金木「知っていた場合は···。」

    しかし、そんな状況の中、月山がまるで、聞きたくて仕様がない、という様に空気を読まない発言をする。

    月山「金木君、病院では何故、この僕を置いて行ったんだい?Tell me!教えてはくれまいk」

    金木「イチミさん、サンテさんは奥のビルで待機を。ジロさんは万丈さんと向こうの路地を。」

    イチミ「ッス。」

    ジロ「はい。」

    サンテ「了解!」

    万丈「任せろ!」

    月山「···。」

    金木「···!」ピクッ

    そして、金木は肉眼で、今回のターゲットを発見する。

    金木「···来た!···ー行こう。」
  10. 10 : : 2016/08/13(土) 23:00:00
    しかし、金木達よりも、早く田口を取り囲む···白いスーツを着た3人が現れた。田口自身も、まるで状況が理解出来ていない様な表情をしている。

    ナキ「どーもォ、ナースちゃん。」

    そして、白スーツを着た1人が口を開く。金木は想定外に現れた白スーツの集団のせいで、一瞬判断が遅れてしまっていた。

    田口「···えっ?」

    田口が疑問を声に出し、万丈が金木に声をかけた、

    万丈「金木···!!や···奴らは···!」

    田口「キャッ!?」ドカッ

    直後に、田口は白スーツの···ナキのー手加減はある程度はしているであろうが喰種のー蹴りを直撃した。

    ナキ「嘉納の居場所を知っているね?」

    そう、ナキは優しそうな声色で問う。更に、田口の首を片手で少し絞め上げながら、

    ナキ「秘密を教えて優しく喰われるのと、秘密を守って痛ぁ~く喰われるの···選べ?」ゴリリ

    田口「かはっ···。」

    と、問いただす。しかし、喰種の蹴りを喰らった事と、怪しげな集団に襲われているという恐怖心から、田口は気絶してしまう。

    ナキ「って、気絶?」

    金木「ーその人を放せ。」

    ナキ「っは?」

    金木「彼女はー僕らが拐う。」
  11. 11 : : 2016/08/13(土) 23:28:20
    ナキ「んん?何お前···。······!!」

    そして、ナキは金木の容姿を見て、何かに気づいた様な表情になった。

    ナキ「そのマスクに白髪···そうか···アンタがタタラが言っていた···。」

    「タタラ」···その名前を聞き、金木が真っ先に思い浮かべた事は···。

    金木(コイツ···「アオギリ」か···?)パキ

    と予想し、身構えて、癖で指を鳴らす。

    ナキ「俺の『神アニキ』ヤモリさんを殺ったクソッタレ隻眼···うっ···。」ポロポロッ

    そう言って、ナキは突然泣き出す。そして、他の2人が気遣う様な素振りを見せる。

    ナキ「駄目だ···。」

    金木「···!?」

    ナキ「思い出いっぱいで···泣けてきて戦えない···。」ドサッ

    そう言って、ナキは地面に膝をつける。

    ナキ「ヤモリさぁん···!!何で俺を置いて逝っちまったんだよぉ···!?『喰種収容所(コクリア)』出たら拷問してくれる約束だったろぉ···?俺は···俺はこれからどうすりゃ良いんだよぉ!!」

    金木(···何だ···コイツ?)

    どうやら、話の内容からして、コクリアに囚われていたヤモリの仲間の様だが、ヤモリと性格が違い過ぎる。そんなナキに戸惑っていた金木だが、急に···殺気の様なもの···誰かが上から来るのを感じ取った。

    鯱「壊ッ!!!」ドガッ

    金木「···!!」

    金木は何とか避けるが、その謎の···恐らく喰種の攻撃の強さに驚く。さっきまで自分の立っていたコンクリートに小さなクレーターの様な物ができているからである。

    ナキ「···『シャチ』!!駄目だからなぁ···そいつは俺がなぶり殺す予定だからなぁ···。」

    鯱「黙れナキぃ···!貴様は手が遅い!!」
  12. 12 : : 2016/08/13(土) 23:31:07
    今日はここまでです!!リハビリも兼ねて、鯱戦前の原作をなぞりましたが···長い!!そして、駄文!!誰か文才分けて下さいorz
    鯱戦後からオリジナル展開ですので、もう暫しお待ちを。
  13. 13 : : 2016/08/15(月) 03:19:29
    期待☆超期待
  14. 14 : : 2016/08/15(月) 23:58:41
    皆様、こんばんは!!コメントありがとうございます!
    >>13さん、超期待ありがとうございます!!
  15. 15 : : 2016/08/16(火) 00:30:03
    鯱「····。」

    ナキに「鯱」と呼ばれた喰種は並々ならぬ迫力で、金木の事を睨んでいる。

    金木(鯱···!?コクリアに囚われていた6区のリーダー···。脱走の事実こそ把握出来ていたけれど···何故アオギリに···?)

    しかし、鯱は金木の意思など関係がない、という様に、

    鯱「疾ッ!!!」スタン

    いきなり踏み込み、

    金木(速···!!)

    蹴りを繰り出す。金木は何とか腕を使い防ぐが、

    金木(なんて威りょk)

    肘の間接があらぬ方向に曲がっていた。更に、

    鯱「ぬううぅぅぅぅぅ」

    鯱「奴ン!!!」ドガッ

    鯱の両拳により、金木は数メートル吹っ飛んだ。

    月山「金木君ッ!!?」

    当然、月山は金木の身を案じる言葉を出す。しかし、

    月山「ッ!?」キィン

    ナキ「···アッ!」

    ナキと呼ばれる喰種の攻撃にかすってしまった。

    ナキ「赫子出したからスーツ破れちゃった···。」

    月山「ボンジュール(邪魔だな)!!」

    そして、次はナキの隣にいた「ガギ」「グゲ」と呼ばれる白スーツの巨体を持つ喰種が万丈達に向かって来る。

    万丈(巨体勝負···!!)

    と意気込む万丈であるが、万丈は体つきこそ良いものの、戦闘に関してはからっきしな為、

    万丈「じゃブッ!?」

    ガギ「オッ!」

    負けてしまった。しかし、吹っ飛ばされた万丈を、ガスマスク姿のジロとサンテがキャッチする。

    ジロ「万丈さぁん···。」

    サンテ「ジロ、戦闘で万丈さんに期待するな。」

    そして、イチミ、ジロ、サンテの3人がガギ、グゲに立ち向かう。

    サンテ「立ち向かう勇気を讃えようぜ!!」

    ジロ「えらいけれどさー···。」

    そして、月山とナキ、イチミ、ジロ、サンテとガギ、グゲはそれぞれ互角に戦う。

    ナキ「子分にキョーミなし!!」

    サンテ「金木さんの邪魔は···」

    月山「させないよ!!」
  16. 16 : : 2016/08/16(火) 01:07:57
    金木(クソッ···折れた。僕の身体は···脆いな···。)ズググ

    金木は、喰種の治癒力で折れた腕を治す。

    金木(鯱がアオギリと行動しているという事実よりも、今は田口さんとアオギリに渡す方が痛手だ···。)ズズズズズ

    そして、金木は鱗赫の赫子を4本出す。

    鯱「···リゼ···。」

    そして、金木は鱗赫を鯱に向けてしならせる。しかし上へとジャンプして避ける。しかし、その程度ならば、金木も予想済みである。すぐに鱗赫の向かう方向を変えて、鱗赫が鯱の身体を貫く。

    金木「捕らえたぞ···!!」

    しかし、

    鯱「猪口才!!」

    鯱「墳ッ!!ヌウウウウウゥゥゥォォォォォ···!!」ズズズ

    鯱の尾赫の赫子を出し、

    鯱「回ッ!!」パパパン

    鯱自身の身体を回転させ、金木の鱗赫を切断する。

    金木「く···っそ···!」

    鯱「ぬうう~~!!」

    金木(これが···鯱···当然だけれど···人間の動きじゃあない!!)

    いや、人間の動きどころか、喰種の動きとしても、これまでに出会った喰種··アオギリ随一の格闘センスを持つ、ヤモリと比べても別格の動きである。

    鯱「疾!!」

    金木「ど···」

    「どこ」と金木が言い終えるまえに、鯱は金木の目の前に移動し、

    鯱「遅いぞ童!!」

    鯱「拿!!」ドゴォォ
  17. 17 : : 2016/08/16(火) 01:47:50
    攻撃を受けた。誰から攻撃された?鯱の攻撃をもろに受けた。そこまでは理解した。しかし、それ以降の金木の意識は無い。鯱の攻撃を受けて、胴体の骨という骨が砕け、折れて、それが内臓に突き刺さる。そして、骨と共に、金木の「心」まで、砕けてしまいそうな···それほどの一撃。

    金木「が···あぁ···?げあっ!!」ゴボッ

    金木は吐血し、そのまま倒れる。

    鯱「その程度で『アオギリ』たて突こうとは···超笑止!!!」

    そして、鯱は懐から電話を取りだし、「誰か」と連絡を取る。

    鯱「···おい!!例の『ヒト混ざり』だが、殺して良いのか!?」

    ???「·········。」

    鯱「···フン···物好きめ···。···ナキ!!」

    そして、月山達と交戦中のナキに鯱は声をかける。

    ナキ「あぁん!?」

    鯱「用は済んだ!!···帰るぞ!!」

    それに対して、ナキは、

    ナキ「はぁ~、お楽しみはまだなのに···ったく···勝手なジジイ!!」

    文句を言いながらも、鯱の指示に従う。

    万丈「おい!?金木!!」

    月山金木君!!しっかりしたまえ!!!」

    しかし、鯱達が去って行った後も、金木は目を覚まさなかった···。
  18. 18 : : 2016/08/16(火) 01:48:54
    今日はここまでです!!次からやっと、オリジナル展開になります。
  19. 19 : : 2016/08/16(火) 02:06:56
    おおう!?すみません!>>17
    月山金木君!!しっかりしたまえ!!!」
    のところは

    月山「金木君!!~」

    です。すみません!!
  20. 20 : : 2016/08/16(火) 02:16:51
    後、>>16

    田口さんとアオギリに~



    田口さんをアオギリに~

    >>17

    鯱「その程度で『アオギリ』たて突こうとは~」は

    鯱「その程度で『アオギリ』にたて突こうとは~」

    です。重ね重ね申し訳ありません。
  21. 21 : : 2016/08/16(火) 09:42:37
    今回、訂正箇所多いですね。
    >>17のところですけれども、

    ナキ「あぁん!?」

    鯱は田口を担いで言う。

    鯱「用は済んだ!!···帰るぞ!!」

    間の一文を忘れていました。すみません。
  22. 22 : : 2016/08/16(火) 17:18:24
    オリジナル展開期待です
  23. 23 : : 2016/08/16(火) 19:49:04
    面白いです!期待です!
  24. 24 : : 2016/08/17(水) 01:03:36
    安価楽しみ〜(≧∇≦)
  25. 25 : : 2016/08/17(水) 19:31:44
    うぉぉー楽しみ!
  26. 26 : : 2016/08/17(水) 22:45:55
    皆様、こんばんは!コメントありがとうございます!コメントの返信がエトさんに変わるのは本編にエトさんが登場してからという事でよろしくお願い致します。

    >>22さん、期待して下さる程のオリジナル展開かは分かりませんが、頑張ります。

    >>23さん、期待ありがとうございます!

    >>24さん、今回は安価は少ないですが、楽しみにして下さりありがとうございます。

    >>25さん、ありがとうございます。コメントは励みになります。

    では、執筆を始めます。
  27. 27 : : 2016/08/17(水) 23:21:16
    ~6区の金木達のアジト~

    ヒナミ「お兄ちゃん···目···早く覚まさないかな···?」グスッ

    鯱との交戦から丸1日、金木は未だに目を覚ましていない。一応、月山の実家である「月山財閥」から、喰種用の点滴等の薬品類を取り寄せ、使用はしているのであるが···。

    月山「金木君···君にもしもの事があれば···僕は···ああっ!!!僕は!!!」

    万丈達はヒナミに、あくまでヒナミに金木の治療を任せ、自分達は6区の集会へ行き、帰り道に知り合いの喰種にアオギリ等の情報を聞き、アジトへと戻ってくる予定である。

    ヒナミ「お兄······ちゃ···ん···。」ギュッ

    ヒナミが一向に目を覚ます様子のない金木の手を握りしめ、金木の頬に、ヒナミ自身の涙を落とすと、

    金木「···う···うぅぅ···ん···。」

    ヒナミ「お兄ちゃん!!?」

    月山「かねきっっくぅぅん!!!」

    丸1日振りにようやく目を覚ましたのだ。

    ヒナミ「お兄ちゃん!!大丈夫!?身体、なんともない!?」

    金木は、いつもと身体の調子を比べてみるが、

    金木「うん···大丈夫···。丸1日も眠っていたせいか、少し身体が重いけれどね。」

    「今のところは」異変に気づかなかった。

    金木「それよりも···田口さんがアオギリに拐われてしまったから、嘉納に繋がる手掛かりが···。」

    そこで、月山がよくぞ聞いてくれたと言わんばかりに、

    月山「その事なんだがね、金木君。実は彼ら···うっかりしていたのか、彼女の荷物を回収していなかったのさ···だから···彼女の手荷物はほら!!この僕が回収しておいたよ。」

    金木「本当ですか!?月山さん!」

    月山「ああ···本当だとも。」

    これで、なんとか嘉納に繋がる。金木は少し安心した。

    金木「だったら、まずすべき事は···。」
  28. 28 : : 2016/08/17(水) 23:50:15
    ~とあるアパート~

    マダムA「···あら?電話?」

    ここは、マダムAの住むアパート。マダムAが普段つけているウィッグ等も外し、ただの「オバサンA」になっている時、突然電話がなる。携帯電話には「田口」と表示されている。

    マダムA「あら···田口さんからだわ。」

    そして、マダムAは田口からの電話という事で、特に警戒もせずに電話に出る。

    マダムA「はい、もしもしィ?ウチの子達のおクスリならまだ残っているわよ。嘉納先生にm」

    金木「マダムですね?」

    マダムAは動揺した。今まで田口と思って会話していたが、電話の相手は田口ではなく、男性であった。しかも、自分の事を知っている。

    マダムA「!?···だ···誰なの···?」

    金木「いつぞやはお世話になりました。」プツッ

    そう言って、金木は通話を切った。

    月山「大丈夫なのかい?金木君。目が覚めたばかりなのに、今夜、マダムAの確保を実行するなんて···。」

    金木「はい···早く手を打たなければ、マダムAへの接触も出来なくなるかもしれませんし···。後、月山さん···万丈さんたちが帰ってくる前に···」

    そう言って、金木は上着を1枚脱ぐ。

    金木「少し、稽古に付き合って貰えませんか···。」

    月山「分かったよ···金木君···。」
  29. 29 : : 2016/08/18(木) 00:05:26
    ~30分後~

    万丈「おいっ!!金木が目を覚ましたって本当か!?」

    万丈は、情報収集も適度に切り上げ、急いでアジトに戻って来た。何故なら、丸1日振りに、金木が目を覚ましたからである。

    金木「······。」

    万丈「金木···?」

    しかし、金木···いや、月山とヒナミの様子もどことなくおかしい。いてもたってもいられず、万丈はヒナミに問う。

    万丈「ヒナちゃん?···どうしたんだ?」

    ヒナミ「万丈さん···お兄ちゃん···ね···その···。」

    ヒナミが答え辛そうにしていると、

    月山「そこから先は···僕が話そう···。」

    いつもよりも、大分テンションが低い月山が、会話に割り込む。

    万丈「月山···一体···一体金木に何があったんだ!?」

    月山「金木君は······。」

    月山は一呼吸置くと、会話を続ける。

    月山「金木君は···昔···ちょうど···君が初めて会った時くらいの戦闘能力に······戻ってしまった。···原因は不明だけれど···ね···。」

    万丈「···え······?」
  30. 30 : : 2016/08/18(木) 00:06:14
    今日はここまでです。また明日以降、投稿します。
  31. 31 : : 2016/08/18(木) 01:36:36
    え、、、、、、マジで?
  32. 32 : : 2016/08/18(木) 06:44:27
    金木いいいい大丈夫かあああああ
  33. 33 : : 2016/08/19(金) 00:22:32
    皆様、こんばんは。コメントありがとうございます!!

    エト「後、葛作者がコメントの返信をしても、誰得?って感じなので、これからは前作同様、私がコメントの返事を担当します。」

    ※このエトさんはss本編のエトさんとは関係ありません。前作のエトさんと思って頂けますとよろしいかと。

    エト「>>31さん、マジです。」

    エト「>>32さん、大丈夫か、そうでないかで言うと······全然大丈夫!!···ではないです。」
  34. 34 : : 2016/08/19(金) 00:51:41
    万丈「もう少し、経緯を話してくれないか···?」

    万丈は気持ちの整理をつける為にも、月山に、金木が目覚めてから何があったのか聞いた。

    月山「マダムAを追うために、少し僕と稽古をしたいと金木君はまず言った。それで···金木君が3本、赫子を出すと、急に苦しみ出した···。それで赫子を用いた訓練は出来ないという事で、格闘の訓練を始めたのだが、金木君は僕相手に···手も足も出なかった。昔の様に···ね。」

    万丈「だから、昔の戦闘能力に戻ったって···言ったのか···。」

    そして、月山は更に言い辛そうに、言葉を紡ぐ。

    月山「後···だね···僕との稽古で金木君は少し傷を負ってしまってね···金木君は傷を再生したんだが···どうやら、戦闘能力以外にも、再生能力まで昔の状態に戻っているらしい···。もちろん、昔でも再生能力はかなり高い···が。」

    万丈「原因は分からないんだよな···じゃあ、手の打ちようも無いよな···って事はよ···ヤバいじゃねーか!!これからアオギリとの戦いが激しさを増すって時によ!!」

    万丈は混乱し、心の中に更に不安が積もっていく。そんな時、ヒナミが何かに気付いた様に言う。

    ヒナミ「ねぇ···そう言えば···お兄ちゃんは···?」

    月山「金木君!?そういえば···!」

    万丈「アイツ···まさか1人で何処かに行ったんじゃあ···!!」



    ~路地裏~

    万丈達が金木の身を案じている頃、金木は悔しさ、悲しさ、喪失感の為に泣きながら、当てもなく走っていた。

    金木「クソ!!クソ!!クソッッッ!!!!!なんで!!なんでよりによってこんな時に!!」

    弱い頃の自分に、容姿と心と記憶以外が戻ってしまったのか、金木はただただ嘆いていた。

    金木「どうしたら···どうしたら良いんだよ···。」ドサッ

    そう言って、金木は膝を落とす。と、その時、周りからクスクスと小さな笑い声が響いてくる。

    金木「···誰?」

    金木は涙をこらえ、周りを見渡す。そして···

    エト「フフフ···どうしたの?こんな夜中に泣きながら走ってさ。かーねーきー君♪」

    金木「···エト···!!」

    不気味な包帯姿の喰種である、エトを発見する。
  35. 35 : : 2016/08/19(金) 01:22:46
    ~その頃、アオギリ本拠地~

    タタラ「これから、アオギリの喰種になるのであれば、俺の命令には従ってもらう···異論は無いな?」

    その問いに、黒髪の喰種が答える。

    ??1「ええ···大丈夫よ···。少し堅苦しそうだけれど···ね。」

    エトが金木と接触している時に、タタラは黒い長髪の喰種と、茶色い長髪の喰種の2人の喰種と対話をしていた。

    タタラ「···噂と違い、やけに素直だな···。」

    ??2「ええ···だって私とお姉さんが目をつけていた喰種···ヤモリだったかしら?···殺されちゃったんでしょう?折角、私が五臓六腑引き摺りだしてやろうと思ったのに···残念···。」

    と、茶髪の喰種は肩を落とし、大袈裟な反応をみせる。

    ??1「でも···今はそのヤモリを殺した···あの『眼帯君』♪貴方達もアイツを排除したいでしょう?折角、利害が一致しているんだし、手を組まなきゃ損でしょう?」

    タタラ「···では『金木研』の排除を頼むぞ···『コウモリ姉妹』。」

    ミサト「ええ、任せて頂戴。」

    と、コウモリ姉妹の双子の姉である、双樹美里(そうじゅみさと)が答える。

    ミリ「フフ···金木研···一体どんな風に命乞いをして死ぬのか···今から楽しみだわ♪」

    と、コウモリ姉妹の双子の妹である、双樹美里(そうじゅみり)が答える。

    ミサト「でも、それは明日からにさせて貰うわ。今日はもうお風呂に入って休みたい気分だし。それくらい、良いでしょう?」

    タタラ「···ああ。」

    タタラがそう言うと、コウモリ姉妹は彼女らに与えられた、アオギリの本拠地の部屋へと向かう。

    ミリ「じゃあ、ボウヤもおやすみなさい♪」

    アヤト「···。」

    コウモリ姉妹が去った後に、アヤトはタタラに訪ねる。

    アヤト「タタラさん、なんであんな奴らをアオギリに···。」

    タタラは表情を1つも変えずに答える。

    タタラ「十分な戦力になるからだ。お前も知っているだろう?奴らの純戦力能力によってCCGに認定されたレートは


    SS+だ。」
  36. 36 : : 2016/08/19(金) 01:26:19
    今日はここまでです。また明日以降、投稿します。
    今回でやっと出た、オリジナルキャラクターであるコウモリ姉妹ですが、レートは瓶兄弟と同じように、2人でSS+レートです。詳しい設定は次回発表します。後、コウモリ姉妹に関する質問があれば、どしどし聞いて下さいませ。
  37. 37 : : 2016/08/19(金) 01:33:30
    すみません、>>35に訂正があります。

    「コウモリ姉妹は彼女らに与えられた、アオギリの本拠地の部屋」
                  ↓
    「コウモリ姉妹は彼女らに与えられた、アオギリの本拠地内の部屋」

    「コウモリ姉妹が去った後に、アヤトはタタラに訪ねる。」
                 ↓
    「コウモリ姉妹が去った後に、アヤトはタタラに尋ねる。」

    です。すみませんでした。
  38. 38 : : 2016/08/19(金) 01:47:12
    なんか、双子ってシロクロとキャラがかぶっているのに、なんで出したんですか?なんか生意気いってすいません(/_;)/
    期待してます!
  39. 39 : : 2016/08/19(金) 09:46:39
    オリキャラと鯱どっちが強いん?
  40. 40 : : 2016/08/22(月) 00:04:26
    まだすかーーー?
  41. 41 : : 2016/08/22(月) 12:01:37
    皆様、こんにちは!すみません!!しばらく先輩のブラックなバイトに拘束されていました。モンキチョウの世話大変でした···。では、執筆始めます。
  42. 42 : : 2016/08/22(月) 12:43:21
    ~路地裏~

    エト「おや?あんまり関わりが無かったのに、私の名前、知っていてくれていたんだ~♪嬉しいな~♪」クスクス

    口では「嬉しい」と言ってはいるが、エトは包帯を巻いており、表情が分からないので、本当に嬉しそうにしているかは定かではない。

    金木「···何をしに来たんですか?」

    アオギリの喰種であるならば、今すぐにでも交戦し、排除しておきたい。そうしなければ、厄介な火種になりうるからである。しかし、今の自分では、アオギリの幹部に勝てる程の力が無い事を金木は充分に理解している。その為、迂闊には手を出す様な真似は出来ない。

    エト「そんなに警戒しないでよ~。私は君の事を心配して会いに来たんだからさ。」

    金木「···心配?」

    そんな単語がエトの口から発せられた事に金木は驚く。

    エト「だって、こんな夜中に路地裏を泣きながら走っているなんて、何か面しr···悲しい事でもあったのかな~って。」クスクス

    「面白い」エトがそう言いかけた事に、唯でさえ心に余裕のない金木はただただ腹をたてる。そして、

    金木「例え何かあったとしても···貴女に話す事なんて1つもない···!!」ギンッ

    金木は、左眼を赫眼に変化させる。
  43. 43 : : 2016/08/22(月) 12:49:09
    エト「すみません!!コメントの返信忘れていました!!後、Good2つと閲覧数600超えありがとう♪」

    エト「>>38さん、それはですね···戦闘狂の双子を出したかったからです。シロクロはこの時点では、戦闘狂とは言い難いので。後、Goodをつけて下さり、ありがとうございます!」

    エト「>>39さん、ぶっちゃけ、鯱さんとコウモリ姉妹だと、若干鯱さんの方が強いです。」

    エト「>>40さん、今から書きますのでしばしお待ちを。」

    エト「それでは、ちょっと『食事』に行ってくるとしますかね。」 
  44. 44 : : 2016/08/22(月) 23:13:56
    エト「皆さん、こんばんは!!あんまり美味しい『食事』にはありつけませんでした······中国では犬料理とかあるって聞いたけれど···あの『犬』は不味かった···。」

    エト「後、前回、コウモリ姉妹の設定をある程度書くと言いましたが、需要あります?知りたい人がいた場合は設定公開するので、コメント下さい!では、執筆始めます。」
  45. 45 : : 2016/08/22(月) 23:37:26
    エト「フフフ♪」

    金木が敵意を露にしても、エトは全く動揺もせずにただただ笑っている。金木が弱体化した事をエトはまだ知らない。という事は、弱体化する前の金木であっても、エトにとっては恐るべき対象ではない、という可能性が高い。その為、

    金木「······。」

    赫眼を出し、戦闘体制に入っている金木も、戦うべきか否か迷っている。

    エト「おやおや、戦闘体制に入っている割には、今1つ積極性に欠けるね。···だったら···」ニヤッ

    そう言って、エトは不気味な笑みを浮かべ、

    エト「こっちから行こっかなー?」フッ

    エトは突然、金木の目の前に移動する。そこまで距離が離れていた訳ではないが、20m程の距離を一瞬で詰められて、金木は動揺する。

    金木「ッ!!?」

    つい反射的に、エトに対して赫子を用いて攻撃しようとする。しかし、赫子を振るった瞬間には、エトは既に金木の目の前には存在していない。まるで手品の様に姿を消していた。金木はエトを探す為、周囲を確認しようとすると、

    エト「こっちこっち~♪」クスクス

    エトは金木の背後に回り込み、金木の首に抱きつく様に腕を絡めている。
  46. 46 : : 2016/08/23(火) 00:07:38
    エトは金木の背後に回ったまま、金木に問い掛ける。

    エト「ねぇねぇ、金木君···一体どうしちゃったの?」

    金木「···ッ!?」

    金木はエトからの質問に身構える。

    エト「だってさ、あのヤモリさんを倒した金木君がさ、私の動きに全くついていけていないし、赫子だって全然キレが無いしさ···まるで」



    エト「昔の金木君に戻っちゃったみたいだね♪」

    金木「······グッ!?」

    バレた?エトに?アオギリの喰種の幹部に、自分が弱体化してしまった事が?そういう考えが頭の中を渦巻き、金木は困惑してしまう。

    エト「ねぇ、金木君の事···タタラさん達には黙っていてあげるからさ···アオギリとか関係なしに···


    私の元に来ない?」

    エトがそう言った直後、

    万丈「おい!金木から離れろ」

    月山「もし···金木君に手を出したら···。」

    金木を探しに来ていた万丈と月山が、駆け付けて来た。

    エト「じゃあ···次会った時に、お返事を聞かせてね、金木君♪」

    そう言って、エトは金木から身体を離し、夜の街に姿を消す。

    月山「金木君ッッ!!大丈夫かいっ!?」

    月山はそう言い、金木に駆け寄る。

    金木「はい···助かりました。万丈さん、月山さん。」

    万丈「それで、金木、エトに襲われた後で聞くのもなんだが···マダムの件はいつ実行する?」

    と、万丈は少し言いにくそうに金木に問う。

    金木「マダムの件は···明日実行します。今夜はもう少しだけ···やりたい事がありますので···。」
  47. 47 : : 2016/08/23(火) 00:08:28
    今夜はここまでです。明日以降、また投稿します。
  48. 48 : : 2016/08/23(火) 01:01:03
    面白いです(´・ω・`)
  49. 49 : : 2016/08/23(火) 14:31:57
    設定気になります…
    是非教えてくださいな( ✧Д✧)
  50. 50 : : 2016/08/23(火) 23:06:31
    面白すぎる!
  51. 51 : : 2016/08/23(火) 23:34:45
    面白いです!
    期待してます!是非シロクロだしてくださいね
  52. 52 : : 2016/08/25(木) 23:59:37
    エト「皆さん、こんばんは!!コメントありがとうございます♪」

    エト「>>48さん、ありがとうございます♪(^∀^)」

    エト「>>49さん、分かりました。それでは設定投下しますね。」

    エト「>>50さん、ありがとうございます♪宜しかったら、これからもよろしくお願い致します。」

    エト「>>51さん、期待ありがとうございます♪シロクロちゃんですか···つまり彼女達にDead endかBad endをご要望ですね?冗談ですけれど。シロクロちゃん達はそこまでひどい目には遭いませんのでご安心を。(このssのキャラクターの中では)」

    エト「では、コウモリ姉妹の設定と本編少しを投稿しますのでしばしお待ちを。」
  53. 53 : : 2016/08/26(金) 00:25:27
    コウモリ姉妹設定

    姉、双樹美里(ミサト) 黒の長髪
    妹、双樹美里(ミリ)  茶色の長髪

    外見としては、長髪の他には、顔つきの整っている美人な双子の姉妹。しかし、喰種としての戦闘能力は非常に高い。彼女達は2人でSS+レートであるが、1人でもS+レート並みの戦闘能力を有している。それでも、彼女達は2人揃った時が、真に驚異とされる。双子であるためか、言葉を交わさずとも、お互いの考えている事を理解し、ほぼ完璧ともいえるコンビネーションで相手を追い詰める。普段は腕試しとしてレートの高い凶悪な喰種や上等以上の捜査官を中心に殺戮を繰り返す。尚、殺した相手の死体は原型を留めていない状態で発見される。


    元々、父親は早期に捜査官に討伐されており、幼少期は母親と彼女達の3人で暮らしていた。母親はとても優しく、いつか、喰種と人間が分かりあえる時がきっと来ると幼い時のコウモリ姉妹に話していた。そして、主に自殺者の肉を自分やコウモリ姉妹に与えていた。しかし、ある時に、喰種だとバレてしまい、娘達を逃がす為に時間を稼ごうとして、捜査官に討伐されてしまう。母親を失った後のコウモリ姉妹は、凶悪な喰種や捜査官の驚異に怯えながら過ごす日々を過ごしていく。そして、大人になる内に強力な喰種へと成長していき、子供の頃に脅かされてきた存在を中心的に殺戮を繰り返す様になる。最初は人間の子供や、力のない喰種等、昔の自分達に近い様な存在を殺す真似はしなかった。しかし、殺戮を繰り返す内に、彼女達の倫理観は歪んでいき、次第に、自分達にとって目障りな存在であれば、躊躇なく殺す様になる。
  54. 54 : : 2016/08/26(金) 01:08:16
    金木の言う「やりたい事」それは「共喰い」である。現在、金木は弱体化してしまっているが、共喰いを再び始めることで、もしかしたら、力が戻る可能性があるのではないか、と金木は考えた。その為、アオギリの構成員の喰種を見つけ出し、補食する事が今回の目的である。その旨を月山達に話すと、手分けして探す事となった。

    月山「しかし、金木君。今の君はまともに戦闘が出来る状態じゃあない。もし、アオギリの喰種を見つけたとしても、1人で戦おうとせず、僕たちに連絡して、僕たちの到着を待っていて欲しい。」

    と、月山は心配そうに言う。

    金木「···分かりました。」

    金木はそう言うと、万丈や月山と別れ、路地裏でアオギリの喰種の捜索を始める。そして、そこまで時間もかからずに、アオギリのマークの入った衣を着た2人の喰種を発見する。先程の月山の話が脳裏に浮かぶ···が、

    金木(流石に···アオギリの一般構成員2人にも勝てないようじゃあ···足手まといにも程がある···よな。)

    と思い、月山達に連絡もせずに、アオギリの喰種達の前に姿を表す。

    喰種1「が···眼帯の喰種!!?」

    喰種2「な···なんでこんなところに!?」

    アオギリの喰種2人は全くの予想外の出来事に慌てた様子を見せる。

    金木「アオギリの喰種であるならば摘む···それだけだ···。」パキッ

    金木はそう言い、指を鳴らす。

    喰種1「お前···レートでいうとどれくらいだっけ?」

    喰種2「···羽赫のB+くらい···お前は?」

    喰種1「尾赫のAレート···で···でも、赫子の相性なら俺の方が有利なんだ。···眼帯相手に逃げ切るのは難しいし···ここは一か八か···交戦しよう···。」

    喰種2「ああ···。」

    アオギリの喰種2人は覚悟を決めた様に赫子をそれぞれ出す。そして、金木も鱗赫を「3」本出す。そして、金木とアオギリの喰種達は、お互いに走りだし、すれ違い様に赫子で攻撃を加える。そして、攻撃をもろに喰らい、怯んだのは、

    金木「···がはっっ!!」

    金木の方であった。
  55. 55 : : 2016/08/26(金) 01:08:57
    今回はここまでです。続きは明日以降投稿します。
  56. 56 : : 2016/08/29(月) 00:33:14
    期待してますぜ旦那
  57. 57 : : 2016/08/30(火) 14:29:50
    期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待
  58. 58 : : 2016/08/30(火) 23:35:54
    皆様、こんばんは!!すみません!レポートに追われて投稿できませんでした。明日投稿しますのでしばしお待ちを。

    >>56さん、期待ありがとうございます! 旦那!

    >>57さん、期待×18ありがとうございます!!モチベーション上がります!
  59. 59 : : 2016/08/31(水) 03:24:13
    期待の数ちゃんと数えたのかw
    頑張れー
    ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲並みに期待
  60. 60 : : 2016/08/31(水) 17:39:56
    前作と関係ないよね?
  61. 61 : : 2016/08/31(水) 23:52:08
    皆様、こんばんは!コメントありがとうございます!!

    >>59さん、多大な期待をありがとうございます!

    >>60さん、そうですね。東京喰種のssであること、エトカネを目指しているという事以外は前作とは接点はありませんし、同じ世界の話でもありません。前作はほのぼのし過ぎたので、今回は少しだけ暗い話を目指しています。

    それでは、執筆を始めます。
  62. 62 : : 2016/09/01(木) 00:20:39
    喰種2「···は···ははは!!何だよ!眼帯の奴、自分から仕掛けておいて、俺たちにやられてやがるぜ!このままコイツ殺っちまおうぜ、喰種1!」

    と、喰種2は笑いながら喰種1に語りかける。しかし、

    喰種1「···おい···眼帯の息の根を止めるまで油断はするな。勝敗が決する前に、勝利を確信するような馬鹿はいつか死ぬぞ。」

    金木(クソ!···油断してはくれない···か。それにしても···予想以上に弱体化しているな···。瓶兄弟と戦闘した時の方がまだ強かったんじゃあないか!?)

    と、喰種1の方は油断する様を全く見せない。しかし、それは金木にとっては不都合であった。ヤモリをも殺した自分がアオギリの一般構成員に苦戦している。もし、その為に、相手が油断し、慢心していたら、予想以上に弱体化してしまっている今の状況でも、少しは勝利が見えただろう。しかし、喰種2はともかく、喰種1は油断など全くしていない。これでは、勝つ見込みは薄い。

    金木(正直、10回に9回は負ける勝負かもしれない···でも、その勝利の10%を0%にするか100%にするかは僕次第···。一か八か、やってみるか···。)
  63. 63 : : 2016/09/01(木) 01:08:39
    と、金木は思考していたが、赫子を「3」本出した状態で戦闘を行っている為、あまり長い間戦っていると、正気を失ってしまう。その為、早めに決着をつける必要があった。

    金木「グッ···!」

    喰種2「ははは!どうした!?眼帯!!さっきから防戦一方じゃあねーか!!」

    喰種1「······。」

    そこからの展開は、基本的に金木がやられっぱなしだった。喰種1が金木の赫子を抑えている間に、喰種2が背後から攻撃したり等、数の利を活かした戦いで金木を追い詰めていく。

    喰種1「···では、そろそろ止めだ···眼帯。」ズズズ

    金木「······。」ズズズ

    そう言って、尾赫の赫子を出してくる喰種1に対し、金木は3本の赫子の内、1本に特にRc細胞を集中させ、強力な赫子を生成する。そして、止めをさす為に自身に向かってくる喰種1に向かって、金木はその強力な赫子を振るう。しかし、

    喰種1「甘い···。」ザシュッ

    金木「クッ···。」

    喰種1の尾赫によって、結合の弱い金木の鱗赫は切断される。しかし、なんとか、残りの2本の赫子で喰種1の尾赫を抑える。

    喰種2「それじゃ、これで終了って事で。」

    そういって、喰種2は金木の背後から、硬質化させた羽赫の一撃を、金木の首元に当てようと近寄る。しかし、喰種1が切断した、強力な鱗赫は、まだ完全には消えずに、宙に舞っていた。

    金木(頼むから···上手くいってくれよ···。)

    そして、喰種2が金木に羽赫で切りかかろうとした瞬間、

    喰種2「ゴペッ!!?」ザクッ

    喰種1「!?」

    宙に舞っていた、未だ完全には消えていなかった赫子が、落ちてきて、喰種2の肩に突き刺さった。金木はこの為に、わざと生成した強力な赫子を切断させたのだ。しかし、赫子を切断させるタイミング、赫子が落ちてくるタイミング、そして、喰種2が金木に接近するタイミング、これらの内、1つでも狂ってしまっていたら、この結果にはならなかった。しかし、運に頼らなければ、現在の金木では、この2人に勝つ見込みは無かった。そして、

    金木「···止めだ!」ズズズ ザシュッ

    喰種2が怯んでいる隙に、金木は再び3本目の赫子を生成し、喰種2の首元をはねる。

    喰種1「喰種2  」ザシュッ

    そして、喰種1が喰種2の死に動揺している隙に、同じように、喰種1の首を切断する。

    金木「はぁ···はぁ···。······。」グチャ···グチャ···

    なんとか勝利する事が出来た金木は、体力を回復させる為にも、2人の死体を喰べ始める。



    ミリ「あれが噂の眼帯君···ね。」

    金木が補食している間、少し離れた位置からコウモリ姉妹が金木の様子を見ていた。

    ミリ「でも···あんな雑魚に苦戦し過ぎ···ね。少し期待外れかも。」

    と、ミリは大袈裟に肩を落とす。

    ミサト「流石に今、戦っても面白くないから、『明日』、ベストコンディションの眼帯君を存分に苦しませて殺してあげましょう♪」クスクス

    と笑いながら、ミサトが話す。しかし、コウモリ姉妹が自分を狙っている事を、この時の金木は知る由もなかった。
  64. 64 : : 2016/09/01(木) 01:10:33
    今日はここまでです。Rc細胞を集中させると、強力な赫子が生成できる、というのはこのss内だけの設定です。では、明日以降、また投稿します。
  65. 65 : : 2016/09/01(木) 01:14:32
    いつの間にか閲覧数1200突破していました!!ありがとうございます!!
  66. 66 : : 2016/09/01(木) 06:37:45
    期待です!
  67. 67 : : 2016/09/01(木) 21:44:12
    期待...!
  68. 68 : : 2016/09/01(木) 22:16:17
    期待です…!!
  69. 69 : : 2016/09/02(金) 11:43:09
    期待してます!
  70. 70 : : 2016/09/03(土) 13:14:21
    皆様、こんにちは!先日発売されたMETROID PRIME FEDERATION FORCE プレイしてみますと意外と面白いですよね。メトロイドらしさは従来の作品よりはないですが···。どなたか、自分とオンラインで協力プレイをしてくれないでしょうk ゴフッ

    エト「ゴミは放っておいて···と。」

    エト「>>66さん、>>67さん、>>68さん、>>69さん、期待ありがとう♪後、葛作者が安価をしたいそうですよ。」

    あ···はい···。では、じつはこの後、マダムA争奪戦が始まるのですが、そこにクロナだけではなく、ナシロも入れた方が良いかどうかが安価内容です。>>71さんから>>76さん、よろしくお願い致します!!因みに、あの姉妹も確定で乱ny

    エト「では、安価をよろしく~♪」
  71. 71 : : 2016/09/03(土) 15:56:02
    ナシロ入れて乱闘にしていただきたい
  72. 72 : : 2016/09/04(日) 02:03:03
    ナシロ入れて下さい
  73. 73 : : 2016/09/04(日) 03:55:16
    ニコをめちゃくちゃ強くしてみたりとかはどうですか?
  74. 74 : : 2016/09/05(月) 00:58:31
    ナシロ入れてくれないと泣きますw
  75. 75 : : 2016/09/05(月) 14:03:41
    書いて(>_<)
  76. 76 : : 2016/09/05(月) 14:04:00
    続きを書いて(´・ω・`)
  77. 77 : : 2016/09/06(火) 23:26:57
    期待してます!
  78. 78 : : 2016/09/07(水) 13:18:55
    前作と雰囲気が全是違う…凄いです期待です!!
  79. 79 : : 2016/09/08(木) 02:48:40
    放置し過ぎですね···本当にすみません!!
    9月9日に投稿します!!そこからは少し投稿ペースを上げたいと思います。後、コメントの返信は投稿日にさせて頂きます。
  80. 80 : : 2016/09/09(金) 21:30:31
    頑張って、応援してる
  81. 81 : : 2016/09/09(金) 22:19:06
    エト「皆さん、こんにちは!!遅くなって申し訳ないです!」

    エト「>>71さん、>>72さん、じゃあ、シロちゃん登場させますね。」

    エト「>>73さん、そもそもニコさんの登場予定が無いんです···男漁りしてるでしょうしね。」

    エト「>>74さん、分かりました!分かりましたから、泣かないで!!」

    エト「>>75さん、>>76さん、これからは出来るだけ投稿ペース上げますね。」

    エト「>>77さん、期待ありがと♪」

    エト「>>78さん、前作との共通点はエトカネを目指している、という点だけですからね。後、期待ありがとね♪」

    エト「>>80さん、応援ありがとう♪」

    では、執筆始めますです。

    エト「とっとと書け。〆切はとっくに過ぎているんだよー?」
  82. 82 : : 2016/09/09(金) 22:53:51
    ~6区、反アオギリのアジト~

    その頃、アジトでは月山達が、帰りの遅い金木の事について話し合っていた。

    万丈「金木の奴···どうしたんだ···。やっぱり金木の身に何かあったんじゃあ!」

    そのすぐ後に、月山も自分の考えを、身体を震わせながら述べる。

    月山「まさか金木君···僕以外の誰かに食べられているんじゃあ···!!」

    と言った後に、月山はすぐに冷静な様に振る舞いながら、

    月山「こうしちゃあいられない。すぐにこの『僕』が、金木君を助けに行こうじゃあないか!!」

    と、「僕」を強調させながら言う。

    万丈「俺も連れて行ってくれ、月山!」

    と、万丈は言う。金木の身が心配なので、一刻も早く金木の無事をこの目で確認したい。連れていく様に言った理由はその気持ちが一番強い。後、月山1人では、今一つ信用出来ないという気持ちもある。しかし、月山は、

    月山「ノン!バンジョイ。もし金木が強力な喰種と交戦していた場合、君はburden!!お荷物にしかならない!!」

    と言う。しかし、万丈自身もその言葉を否定する事が出来ない為、黙ってしまう。すると、

    ヒナミ「月山さん、お願い!!万丈さんと私も連れていって!!やっぱりお兄ちゃんが心配なの!!」

    と、ヒナミが我慢出来なかった、という風に、勢い良く言う。

    月山「リトルレディ···連れていってあげたい気持ちは山々だが···君たちの身にもし何かあったらそれこそ金木君が悲しむ···分かってくれるね···?」

    と、優しく諭す様に言った。そして、月山が金木を探しに行こうと玄関のドアのドアノブに手をかける直前に、ドアがガチャッと開き。

    金木「すみません······遅くなりました···。」

    と、ボロボロな姿の金木が帰ってきた。
  83. 83 : : 2016/09/09(金) 23:54:54
    帰ってきた金木に対して、

    ヒナミ「お兄ちゃん!!その格好、どうしたの!?」

    と、ヒナミが心配する言葉を掛ける。

    金木「さっき、アオギリの喰種2人と戦ってね···。」

    月山「金木君!!あれほどアオギリの喰種を見かけたら連絡をするように言ったのに!!」

    と、月山は大声で言う。そんな月山に対して金木は、珍しく申し訳なさそうに、

    金木「すみません···でも、実戦における今の僕の実力を知っておきたくて···。予想以上に酷かったんですけれどね······。」

    と、金木は少しでも明るく振る舞おうと少し笑いながら述べる。しかし、その心の奥には、不安や焦りが渦巻いていた。

    金木「明日はマダムAとの接触を試みます。でも、今の僕では、戦力にはあまりなりません······それでも···付いてきてくれる···かな?」

    と、金木は少し哀しげな眼をしながら言う。

    月山「···あt」

    万丈「当たり前だろ。」

    と、万丈が月山よりも先に答える。

    万丈「俺はお前が助けてくれなきゃ···ヤモリに殺されていた。···そんな命の恩人であるお前の頼みを···断る訳ねーだろ。」

    それに続き、

    イチミ「俺たちも付いていきますよ。」

    ジロ「バンジョーさんがついていくならねー。」

    サンテ「バンジョーさんが金木さんの足引っ張らないか不安だし。」

    万丈「んだと!?サンテ!」

    と、イチミ達も答える。

    ヒナミ「私も、お兄ちゃんに付いていくよ!」

    月山「···僕も当然付いていくよ!!金木君。」

    と、月山がやっと言えたと言わんばかりに答える。

    金木「···皆···ありがとう···。では、明日の夜に、マダムAと接触します。」
  84. 84 : : 2016/09/09(金) 23:56:50
    今日はここまでです。続きは明日か明後日に投稿する予定です。
  85. 85 : : 2016/09/10(土) 08:35:50
    やっぱりCCGの犬さんは凄いですね…!
    期待です!!
  86. 86 : : 2016/09/10(土) 18:33:17
    投稿お疲れ様です!
    そんなccgの犬さんには鯱からの極太赫子をプレゼントしますね!!
  87. 87 : : 2016/09/11(日) 21:26:41
    皆様、こんばんは!!コメントありがとうございます!

    >>85さん、いえいえ、自分なんて全然凄くないですよ。
    自分はゆーさんのssを楽しく読ませてもらっていますし。(^.^)

    >>86さん、極太赫子···凄く······大きいです···。

    後、すみません。本日は私用によりこのssに投稿することが出来なくなりました。次の投稿は火曜日の夜を予定しています。本当に申し訳ありません。
  88. 88 : : 2016/09/13(火) 03:49:35
    大丈夫ですよ気にせずに自分のペースで書いてください
  89. 89 : : 2016/09/18(日) 22:29:33
    皆様、こんばんは。

    >>88さん、そう言って頂けますと、有難いです。

    今、別の作品に取りかかっている為、そちらが終わり次第、投稿を再開します。遅くても今週には今取りかかっている作品は終わらせる予定ですので、しばしお待ち下さいませ。
  90. 90 : : 2016/09/25(日) 20:51:48
    流石に今月中に投稿しないと遅いです
  91. 91 : : 2016/09/25(日) 20:55:07
    おそ死ね
  92. 92 : : 2016/09/25(日) 23:40:28
    黒い死神黙っとき。
  93. 93 : : 2016/09/28(水) 23:58:10
    てか、今この人が書いてるって作品は何なんだ?
  94. 94 : : 2016/09/29(木) 14:44:57
    皆様、こんにちは!!そして、

    本当にすみませんでした!!!!!!

    今日か明日には投稿しますので、何卒お許しを。

    >>90さん、いえ、あの、あまりにも正論なので全く言い返せません。

    >>91さん、すみません、もう少し生きていても宜しいでしょうか?

    >>92さん、全面的に自分が悪いです。だから黒い死神さんは悪くないので、お許しを。

    >>93さん、リクエストがあればリンク貼ります。
    ちなみに、ssnote内にある作品です。
  95. 95 : : 2016/10/01(土) 06:59:42
    翌日の午前2時程に、マダムAは逃走の準備を自宅でしていた。

    マダムA「あの電話···きっと隻眼の坊やからだわ···。」

    と、マダムAは恐怖に震えながら準備をしていた。そんなマダムに、

    クロナ「早く逃げた方が良いよ、オバサン。」

    と、クロナが冷淡に話しかける。

    マダムA「分かっているをよ!!でも、子供達も放ってはおけないでしょう!!そもそも、こんな事になったのは···」ブツブツ

    と、文句はあるが、それどころではないという様にマダムAは言う。



    ~とあるビルの屋上、午前3時~

    とあるビルの屋上、ここにあるコンテナにマダムAの「子供達」はいた。

    そして、マダムAがコンテナを開け、

    マダムA「皆、迎えにきt」

    月山「やぁ、こんばんは···いや、おはようの方が良いですかな?マダム。」

    コンテナを中にいたものは、月山と、彼によって切り刻まれていた「子供達」だった。

    マダムA「み···皆~~~~!!」

    月山「さてと···少しお話を伺いたいのですが···宜しいですk」

    クロナ「オバサン、逃げるよ。」ガンッ

    クロナは、赫子を用いて、コンテナを破壊し、マダムAを連れて逃げようと画策する。しかし、

    金木「······。」

    クロナ「囲まれている···か。」

    既に周囲は、金木達によって囲まれていた。

    クロナが、まだ逃げられるかどうか、を考えていると、

    ナシロ「クロ、このオバサンは切ろう。この人達から逃げるのは難しいし、このオバサンにそこまで価値はないし。」

    そう言って、クロの双子であるナシロが来た。

    マダムA「あ···貴女達!!私を見捨てるの!?」

    ナシロ「いざとなったら、アンタの事は切れってパパに言われているから。」

    そう言って、ナシロとクロナは逃げ出そうとする。
    金木達にとっても、今の金木の状態をこの場で敵に知られてもメリットはない為、クロナ達はそのまま逃がすつもりであった···しかし、

    ヒナミ「お兄ちゃん!誰か···喰種が2人、此方に来るよ!!」

    と、見晴らしの良い所で、全員の位置や状況を把握する役割であるヒナミが叫ぶ、そして、

    ミサト「あら···眼帯君と遊ぼうと思ったら···。」

    ミリ「面白そうなおチビちゃん2人も一緒にいるじゃない···。」

    と、金木達の近くにあるコンテナの上から、コウモリ姉妹が、まるで面白い玩具でも見るような目で、金木達と、クロナとナシロを見る。
  96. 96 : : 2016/10/01(土) 07:02:42
    投稿しました。すみません、昨日は書いている途中に寝落ちしました。
    後、今、原作が手元にない為、原作と同じ様な場面は記憶を頼りに書きましたので、多分原作とは違います。そして、これからしばらくはそんな感じになります。ご了承下さいませ。
  97. 97 : : 2016/10/01(土) 08:19:06
    頑張ってください。期待
  98. 98 : : 2016/10/02(日) 00:21:15
    期待してますんで頑張ってください
  99. 99 : : 2016/10/05(水) 21:46:50
    エト「皆さん、こんばんは!お久しぶりです。」

    おや、エトさん、本編以外の場では>>44以来ですね。どうしたんd

    エト「どうしたもこうしたも...君の執筆ペースが遅すぎるから来たんだろう!!」

    ぎくっ!!

    エト「このssの執筆が始まって1ヶ月半以上たったけれど、ぶっちゃけ構想のどれくらいまで進んだ?」

    5分の1くらい...です。

    エト「じゃあ書けよ。...言っとくけれど、さっさと書かないと、読者さんも見てくれなくなるよ。」

    ...はい。


    ついでにリクエストはきませんでしたが
    http://www.ssnote.net/archives/48766
    これがこのss中断して書いていたやつです。宜しかったら注意事項をよくお読みの上、閲覧して下さい。因みに、東京喰種ではない作品です。

    エト「かまってちゃんだなぁ...この葛作者。まぁそんなことより、」

    エト「>>97さん、>>98さん、期待ありがとう♪」

    では、執筆始めますのでしばしお待ちを。
  100. 100 : : 2016/10/05(水) 22:23:29
    コウモリ姉妹は羽赫を出した状態でコンテナの上に立っている。

    その夜空に浮かぶ「翼」は美しく、見る者を魅了してしまいそうだった。

    その時、金木は何故か「死」を感じていた。美しい物は何故か「生」よりも「死」を連想させる。

    その答えの1つを、金木は「命がない、もしくは現実味がないから」だと考えていた。

    虹、オーロラ、夕焼け、美しい物には命が宿っていない事が多い。勿論、美しい人等の様に、例外はあるが···。

    そして、人でも、物,現象でも、美し過ぎると、どこか手が届かない、現実味のない物となってしまう事も多い。

    その為、美しい物には死を連想させてしまう、のだと金木は思っていた。

    そして、美しさ以外にも、死を連想させた事は、

    金木「···グッ!···」

    それは、そこにいる2人が現在の···いや、過去の、ヤモリを倒した頃の自分よりも格上の強さを持った存在であるからと、本能が言っているからであった。

    月山「ふぅん······よく似ている2人の羽赫使い···ひょっとして、コウモリ姉妹···かな。」

    と、知っている様な口振りで月山が言う。

    金木「知っているんですか?···月山さん。」

    月山「まぁね···と言っても流石に会うのは初めてだけれどね。」

    金木「···教えて下さい···あの2人の事を。」

    そして、月山は軽く頷き、顎に手を当て、思い出す様な素振りを見せながら語る。

    月山「彼女達は、おそらくコウモリ姉妹···。もしそうならレーティングはSS+。何でも、あの13区のジェイソンと同じように、食よりも遊で人を殺すらしい。ただ···上等以上の捜査官を中心に殺戮を繰り返す様だけれどね。正直、『今』の君が相手にするのは···too hard 難しいよ。」

    金木「···けれど、そんな相手ならなおさら逃がしてはくれないでしょう。···ここはやはり······戦うしか···。」
  101. 101 : : 2016/10/05(水) 22:49:13
    戦う、と決めたものの、

    金木(···怖い、恐い、コワイ···。)

    ほんの数刻までは、現実味のなかった「死の恐怖」を金木は感じていた。

    弱体化してしまった自分でも勝てない様な相手に、仲間がいるとはいえ、こんな状態で戦うのだから無理もない。しかし、

    ミサト「フフ···そんなに怖がらなくても大丈夫。今回、貴方達の相手をするのは私だけ、だから。」

    ミリ「えー!?お姉さんだけズルい!!」

    と、ミリが子供の様にねだる、と言っても、彼女達はまだ実は18歳と成人はしていないのだが···。

    そして、その言葉に対して金木が顔を上げ、コウモリ姉妹を見る。わざわざ1人で戦う理由が分からないからだ。すると、

    ミサト「だって、眼帯君の昨日の戦いを見てはいたけれど、正直期待外れだったわ。」

    昨日の戦いを見られていたのは、気がつかなかったが、1人だったらどうにかなるのかもしれない、そんな考えを金木は抱いていた。

    ミリ「じゃあ···私はこっちの娘達と遊んでいるかな~~?」

    と言って、ミリはナシロとクロナ達を一瞥する。

    クロナ「邪魔しないで、お姉さん。」

    マダムA「ちょっ!!!私の事はオバサン扱いしたのn」

    ミリ「私も暇だからさ···少しお姉さんに付き合ってよ♪」

    と、ミリが笑顔で答えると

    クロナ「邪魔するなら」ズズズ

    ナシロ「消すよ。」ズズズ

    と、赫子を出して、戦闘体制に入る。

    ミリ「そうこなくっちゃ···♪」
  102. 102 : : 2016/10/05(水) 22:49:58
    今日はここまでです。次は金曜日に投稿の予定です。
  103. 103 : : 2016/10/06(木) 01:03:59
    fooooooooooooooooooooooooooooooou
    きっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっったい
  104. 104 : : 2016/10/06(木) 11:37:26
    すみません、訂正箇所があります。

    >>101

    弱体化してしまった自分でも勝てない様な
          ↓
    弱体化していない自分でも勝てない様な

    です。

    コメントの返信は次回の投稿の際にします。
  105. 105 : : 2016/10/09(日) 20:34:18
    すみません、少し体調を崩したので、三連休中の投稿は無理そうです。

    >>103さん、期待ありがとうございます。
  106. 106 : : 2016/10/10(月) 11:02:19
    お大事にー( ^∀^)
  107. 107 : : 2016/10/12(水) 00:14:56
    安静になさってください
    それから期待です!
  108. 108 : : 2016/10/12(水) 06:54:14
    皆様、おはようございます!おかげさまで体調も大分よくなりました。次は金曜日に投稿する予定です。

    >>106さん、心配して下さり、ありがとうございます。

    >>107さん、いつもありがとうございます。期待までして下さるとは···期待に答えられる様に頑張ります!
  109. 109 : : 2016/10/15(土) 00:38:57
    すみません、あ···明日書くので、今日は寝かせて下さい。
  110. 110 : : 2016/10/16(日) 00:07:39
    すみません、今から書きます。
  111. 111 : : 2016/10/16(日) 00:28:17
    ナシロとクロナは双子である事を生かしたコンビネーションで、ミリに挑む。

    しかし、人間としての戦闘技術ならば高いものの、
    「喰種」としての戦闘経験ならば、格段にミリの方が上である。
    2人が鱗赫でミリに対して攻撃しても、ミリは紙一重で···いや、最小限の動きでクロナ達の攻撃を避ける。

    ミリ「······そろそろ、こっちも攻めるかな。」

    クロナ「···グッ···!」

    ナシロ「···ガッ!···」

    攻撃の為に接近したクロナ達に、ミリはすれ違いざまに硬質化した羽赫で抉る。

    この様な芸当が出来るのも、彼女達、コウモリ姉妹が長年、喰種として決して平和ではない立場で、生き残る為に高まってしまった戦闘技術のお陰である。

    ミリ「私達と同じ様な双子の喰種って噂で聞いたから、少し楽しみだったのに、興ざめね。」

    クロナ「グッ!···この人···強い···。」
  112. 112 : : 2016/10/16(日) 01:12:36
    その頃、金木達はコウモリ姉妹のミサトと交戦していた。
    羽赫持ちであるミサトに対して有利である甲赫持ちである月山がいるが、それでもミサトの強さの前に苦戦を強いられていた。
    甲赫で攻撃を何とか防いではいるが、ミサトの羽赫は一撃一撃が重く、長くは防いでいられない。
    金木も赫子を使い、応戦してはいるが、「今の」金木の鱗赫では、ミサトに対して決定打にはなり得ない。
    それでも、月山のお陰で、金木のダメージはそこまで重くはない。

    月山「金木君···正直、このままでは···。」

    自分の仲間達だけでも、何とか逃がしたい。しかし、今の自分では、ミサトに対して囮にすらなるのは難しい。その事を金木は理解していた。しかし、その他にどうすれば良いのか、考えても分からない。

    金木「クッ!···一体、どうすれば···。」

    そして、万丈達も、戦闘に参加こそしているものの、ミサトの強さの前に、何も出来ずにいる様な状況だった。

    万丈「クソッ···俺じゃあ···俺じゃあ何にも出来ないのかよ!!······」

    ジロ「万丈さん······。」

    一方、ミサトはというと、心底呆れている、という様な表情をしている。

    ミサト「正直、期待外れね。眼帯君に加えて、『美食家』までいるから期待していたのに。
    美食家はまぁまぁ良いけれど、眼帯君は昨日見た通り、全然駄目ね。···つまらないから、さっさと殺っちゃいましょう♪」

    そう言って、ミサトは笑顔で羽赫を金木達に向かって発射する。
    しかし、その羽赫は「背骨の様な」鱗赫によって、全て弾かれる。

    ヒナミ「これ以上···お兄ちゃん達に···手を出さないで!!」

    金木達の後ろに、少し泣きながら、それでも強い意志を感じられる様な瞳をして、甲赫と鱗赫の2種類の赫子を出したヒナミが立っていた。

    ミサト「フーン、2種持ちかぁ······。面白そうね···と言いたいけれど···今日は引かせてもらうわ。」

    そう言って、赫子をしまうミサト。

    万丈「逃げる···のか···?」

    と、万丈は安堵したからか、つい疑問を口にしてしまった。
    しかし、同時に失言をしてしまったと思い、慌てて口を手で塞ぐ。

    ミサト「···勘違いをしないで欲しいけれど、私『達』は出来ればベストコンディションの眼帯君と戦いたいのよ。
    次までに体調なり何なり整えておきなさい。もし、それでも、私達よりも弱いなら次はどんな状況でも···殺すわよ。」

    と、金木を睨み付ける。

    ミサト「ほら、ミリも帰るわよ。」

    ミリ「えー?あとちょっとで殺せるから待っててよー。」

    と、ミリが一瞬、クロナ達から目を離した隙に、クロナ達は逃げる。

    ミリ「あ~あ、逃げちゃった······じゃあ、私も帰るよ。」

    と、ミリは金木を一瞥し、ミサトと共に、夜の街に消える。その頃、

    マダムA「今の内に···。」

    月山「おっと、逃がしませんよ、マダム。」

    マダムA「ぎゃあ!!!」

    逃走を図っていたマダムAの前に、月山が立ちはだかる。

    金木「さて、マダム。色々聞かせて頂きたい事はありますが···」

    と、言いながら、金木はマダムに近寄る。

    金木「耳に生きたムカデを入れると

    どんな音が聞こえるか知っていますか?
    正直に答えて頂ければ、こちらも『手間』が省けますが···。」

    マダム「···ヒィィィ!!!!」
  113. 113 : : 2016/10/16(日) 01:12:58
    今日はここまでです。
  114. 114 : : 2016/10/17(月) 15:49:49
    すみません、捕捉を。
    >>112でヒナミがどこから現れたかについてなんですが、この時、ヒナミは全体を見渡す役割をしていたのですが、金木達がやられているのを見ていられなくて、参戦したという感じです。
  115. 115 : : 2016/10/19(水) 22:51:40
    皆様、こんばんは!!
    閲覧数が2600越え···だと?
    114の書き込みに対して多くの閲覧数、ありがとうございます!!
    投稿するまでしばしお待ち下さい。
    では、執筆始めます。
  116. 116 : : 2016/10/19(水) 23:24:00
    マダムAから聞き出した情報により、嘉納の「屋敷(研究施設)」の居場所が分かった。
    本当ならば、今すぐにでも、嘉納の元へと行きたい気持ちではあるが、
    先程のコウモリ姉妹との戦闘で、主に金木や月山が負傷してしまっている為、本日は休み、嘉納の屋敷への潜入は明日の晩に決行することとなった。
    しかし、金木の顔は、不安の表情を隠せないでいた。


    金木(今のままの僕で···大丈夫なんだろうか?)


    嘉納についている双子の喰種も、もちろん金木を不安にさせている要素の1つではあった。
    しかし、それよりも不安な要素は、やはりアオギリの樹であった。

    以前の戦いで、アオギリの幹部であるヤモリを始末し、同じく幹部である瓶兄弟もCCGの討伐リストに名があった。
    しかし、それどころか、アオギリの樹の戦力は徐々に増している気さえする。
    鯱だけでも厄介だというのに、コウモリ姉妹までアオギリへと加入した。
    アオギリの樹も嘉納を狙っている。その為、嘉納の屋敷内でアオギリの樹の幹部と交戦する可能性は十分にある。
    しかし、以前ならともかく、今の自分ではアオギリの幹部と渡り合う実力などない。
    その為、仲間にばかり負担を掛けてしまうかもしれない。
    屋敷への潜入を中止しようとも考えた。
    しかし、皆、金木の為にも何としても嘉納の手がかりを少しでも掴もうとしてくれている。そんな中、当の本人が中止させる訳にもいかない。そして、金木自身も、


    金木(そうだ···今···立ち止まっている訳にはいかない。嘉納がアオギリの手に渡ってからじゃあ···遅いんだ!!)


    改めてそう決意をして、ベッドの中に入り、その中で目を閉じた。
  117. 117 : : 2016/10/19(水) 23:24:24
    短いですが、今日はここまでです。
  118. 118 : : 2016/10/21(金) 18:13:30
    楽しみです!きたいしてます!
  119. 119 : : 2016/10/21(金) 22:50:57
    エとカネは........どこに..........
  120. 120 : : 2016/10/23(日) 00:17:42
    すみません、事情により今週の土日は投稿出来ません。

    角砂糖@語学力皆無のSS主さん、Goodをつけて下さり、ありがとうございます!

    >>118さん、期待ありがとうございます!!

    エト「>>119さん、本当にそうですよね!!どうなっているの?
    ボケナスクソカスゴミ作者。」

    エトさん、お久しぶりです···久しぶりなのに、酷い言われよう···>>119さん、ご安心を。
    ちゃんと後半でエトカネります!!
  121. 121 : : 2016/10/24(月) 17:28:52
    質問なんですけど、コウモリ姉妹って赫者なんですか?
  122. 122 : : 2016/10/25(火) 21:18:55
    119さんそれな
  123. 123 : : 2016/10/27(木) 22:28:49
    皆様、こんばんは!明日投稿致しますのでもう暫くお待ち下さいませ。

    >>121さん、鋭い質問が···実はコウモリ姉妹、共食いはしていません。共食いする事を「美しい事」ではないと彼女らは考えているからです。基本的に、彼女達は美しい物が好きって書き忘れた設定がありますので···以前の設定公開の際に書き忘れてすみません。

    >>122さん、すみません!!後半は最初の安価通りに濃厚なエトカネを入れますのでどうかお許しを!!
  124. 124 : : 2016/10/28(金) 22:54:28
    ~翌日、郊外、嘉納の屋敷~

    周りが木々に囲まれた、洋館の様な屋敷。
    金木達はマダムAに嘉納の居場所へと案内させ、ここにたどり着いた。

    金木「···ここで本当に間違いありませんね?」

    と、金木が念を押す様に聞く。

    マダムA「そ···そうよ。ここが嘉納センセのお屋敷···よ···。」

    と、マダムAが怯えながら言う。
    怯えてはいるが、それはただ金木達に怯えているだけで、嘘をついている為、怯えている訳ではない様だ。

    マダムA「ねぇ···アタクシもうこれで充分でしょう···?
    役目も果たしたし、これ以上いてもお荷物というか···。」

    と、金木達から一刻も早く離れようとするマダムA。しかし、

    金木「中に入りましょう。」

    月山「ふぅん···秘密の香りがするね。」

    万丈「でっけぇ屋敷だな···。」

    ジロ「こんな所に、一度で良いから住んでみたいッスねぇ···。」

    マダムA「···聞いて下さる?」

    無論、金木は聞いていない訳ではない。
    しかし、本当に嘉納がいる事が判断出来ていない今、まだマダムAを逃がす訳にはいかなかった。

    金木が屋敷の入り口の扉に手をかけると、

    金木「···開いている。」

    扉はすんなりと開いた。

    万丈「無用心というか···なんつーか···。」

    金木「手分けして、何か手がかりを探そう。」

    しかし、広大な屋敷である為、全ての部屋を探すのは時間が掛かりそうであった。

    金木「···マダム。」

    マダムA「は···はい?」

    金木「嘉納先生とはどこでお話されていたんですか?」

    その為、マダムAが嘉納と話した部屋にまず足を運ぶ事にした。

    マダムA「え···えっと···そんなにお邪魔はしていないけれど···
    確か···奥に客間が···」

    そして、金木とマダムAは客間に足を運ぶ。しかし、

    金木(···生活感がないな···。)

    部屋の中や家具も埃だらけで、とても人が生活している様な空間ではなかった。

    金木は部屋の中の本棚にある本を1冊、手に取るが

    金木(···嘉納に繋がる様なものはなさそうだな···。)

    そして、本に挟まれていた、家族写真が金木の目に止まる。
    写真には、父親、母親、そして、娘2人が写っていた。

    金木(···ここに住んでいた家族か?)

    金木が写真を見ていると、

    万丈「金木!!こっちに来てくれ!!一階に地下室に繋がる階段があったんだ!!」

    と、万丈が金木に知らせに来た。

    金木「分かった···行こう。」
  125. 125 : : 2016/10/28(金) 23:51:47
    ~嘉納の屋敷、地下室~

    金木「···ずいぶん広い屋敷だ。1人で住むには広すぎる···。」

    月山「掘···僕の友人の話によると···ここは破格の安さで出品された物件だったらしいよ。」

    金木「?」

    金木自身も、いくら嘉納とはいえ、個人がこの屋敷を買う事が出来たのには理由があるとは思っていた。
    その為、月山の話には興味があった為、耳を傾ける。

    月山「元々は貿易会社を経営する男の持家だったらしい。
    そして、男は家族と仲睦まじく暮らしていたらしい。
    だが、ある日、突然その幸せな日々は終わりを告げた。」

    万丈「···月山···頼むから怪談系の話ならここで止めてくれ···。」

    と、最近、ヒナミにせがまれて見たホラー映画の影響で、すっかりと怪談系統の話が駄目になってしまった万丈が言う。

    しかし、月山は少し笑いながら

    月山「non.」

    と、否定する。

    月山「僕ら(喰種)さ。」

    月山「そして、娘以外の家族は喰種によって喰べられてしまったらしい。
    しかも、娘達はその惨状は目の前で見せつけられたらしい。」

    金木「···ひどい話だ。······それで、その娘達は?」

    月山「さあね。しかし、喰種のせいで孤児になってしまった子供の多くは、『CCG』が引き取る様だよ。
    そして、その子供たちの多くが喰種に対する憎悪を孕み、アカデミーに入る以前から特別な訓練を受けるそうだ。
    そして、優秀な喰種捜査官になるそうだよ。
    その娘達も、捜査官の卵として、牙を研いでいるのかもね。」

    と、月山の話が終わる。
    しかし、地下には扉等もなく、人の気配すらしない。
    もし人がいたのであれば、煙の様に消えでもしない限り、逃げる事は不可能だ。

    金木「···マダム。」

    マダムA「···!?」

    マダムAは少し慌てた様子で弁明する。

    マダムA「ア···アタクシ···嘘なんてついてないわよ。
    実際アタクシはここで嘉納先生にお食事を振る舞って頂いて···。」

    金木「···本当ですか?」

    マダムA「本当よ!!」

    金木は月山の方に一瞬視線を向ける。
    すると、月山はコクりと頷き、

    月山「本当ですか?マダム。」

    マダムA「ほ···本当···」

    ドゴォ!!

    マダムA「ひゃん!!!!!」

    月山はマダムAにギリギリ当たらない様に、赫子を振るう。

    金木「本当ですか?」

    マダムA「ほんとう···だもん···。」グス

    と、マダムAは涙目で答える。とても嘘などついている様ではない。

    金木「(やはり、田口さんの事で勘づかれたか···。)すみません。」

    すると、万丈が、

    万丈「お···おいっ!!金木!!」

    万丈が指す方向を見ると、赤く、ぶよぶよとした壁が蠢いていた。

    月山「これは···。」

    金木「知っているんですか?」

    月山「···目の当たりにするのは初めてだけれど···
    これは『24区の壁』"Rc細胞壁"。」

    月山「理屈はクインケと同じだが、こちらは24区の喰種が作った物らしい。
    『赫子』に反応し、開閉し、自己再生する機能を持つ壁。
    塗装を施せば他の壁となんら変哲ない。」

    月山「しかし、こんな物を自分の屋敷の地下に設置するとは···
    本当に何者なんだ?ドクトル嘉納は···。」

    金木達は、壁の向こう側へと進む。しかし、その中には、監視カメラが数台ある。
    金木は監視カメラを見つめる。

    金木(『そこ』にいるんですね。···嘉納先生。)



    ~嘉納の研究室~

    嘉納「···シロ、クロ。『お客様』がたくさんだ。おもてなしを。

    ···くれぐれも、上品にね。」

    クロナ&ナシロ「分かった、パパ。」
  126. 126 : : 2016/10/28(金) 23:53:32
    今日はここまでです。いつもよりも多く書いたので疲れました···。
    次は日曜日に投稿予定です。
  127. 127 : : 2016/11/05(土) 10:36:05
    期待してます!
  128. 128 : : 2016/11/06(日) 16:02:36
    皆様、こんにちは!そして、お久しぶりでございます!
    宣言通り、日曜日に投稿···しに来たのですが···>>126をみると、「来週の」が抜けていますね···すみません!!orz

    >>127さん、おうふ···久しぶりのコメント···この一言でどれだけモチベーションが上がる事か···。ありがとうございます!!

    モチベーションも上がったところで、今回はエトさん出して、久しぶりの安価出しますよ!!それでは、執筆始めます。
  129. 129 : : 2016/11/06(日) 16:41:33
    ~嘉納の屋敷の地下室、隠し通路~

    ジロ「···何だか迷路みたいッスね。」

    ほんのりと明かりのついた通路を歩きながら、ジロがそう言う。
    薄暗く、複雑な通路は、まるでここから先の道の不安定さを表している様だ。

    万丈「ヒナちゃんがいれば、もっとスムーズに進めるんじゃあねーか?」

    イチミ「俺ら鼻、悪いッスもんね。」

    確かに、ヒナミの喰種としての能力は高く、嗅覚についても例外ではなく、高い。しかし、

    金木「···どんな仕掛けがこの先に用意されているかわからない。
    ヒナミちゃんは出来るだけ、危険な目に遭わせたくない。」

    というのが金木の考えである。

    金木「ヒナミちゃんみたいに、正確な位置は分からないけれど、この先に誰かいるのは感じる···。」



    万丈「しかし、上の屋敷とはまた雰囲気が違うな···なんか不気味っつーか···。」

    月山「元々は何らかの施設なのかもしれないね···壁の年季の入り方が違うよ。」

    と、万丈の意見に同意するかの様に月山が言う。



    金木達が歩いていくと、まるで下水道の様な道に出る。

    万丈「何か···出てきそうだよな···。」

    と、怖がっている様子で万丈が言う。

    サンテ「ホラー映画なんて観てるから···。」

    万丈「あれはヒナちゃんが観たいっていうから···。」

    と、サンテのからかいに小さな声で答える万丈。しかし、本当に水路の方から、

    「はぷっ」

    と、体に毛が全く見当たらない、人型の生物が出現した。

    万丈「うわあぁっ!!」

    ジロ「万丈さん!!」

    「ま  まー   」グイッ グイッ

    と、人型の生物は万丈に掴み掛かる。

    金木「万丈さん!!」

    金木が万丈を助けようと、万丈に駆け寄ろうとすると、

    月山「バンジョイ、少し後ろに反ってくれるかい?」バキキ

    月山が、万丈に掴み掛かっている生物を、甲赫で切り裂く。

    「かぷ···」

    金木「···!?」

    そして、万丈を離すと、その生物の腰よりも少し上の辺りから、鱗赫が出てくる。

    万丈「うおっ···!!」

    万丈が、生物から急いで離れると、赫子が生物自身に向かって攻撃をする。

    金木(赫子が···自分を喰っている···!?)

    見覚えのある鱗赫···人型の生物、いや赫子を持った「人間」···そして、嘉納の屋敷···それらの事から導き出された答えは、

    金木(嘉納先生の「実験」の···失敗作···?)

    金木(僕も···こうなるかもしれなかった···?)
  130. 130 : : 2016/11/06(日) 17:20:50
    金木達は、まだ地下通路を歩き続けていた。

    万丈「嘉納の奴···一体、何をやってやがるんだ···?
    気味の悪い壁にさっきのアイツ···それに···この前に会ったあの白と黒の双子の···」

    万丈がそう言っていると、金木達は広場に出た。
    そして、そこで待ち構えていたのは···

    金木「噂をすれば···。」

    双子の隻眼の喰種である、ナシロとクロナだった。

    マダムA「おかしいわ···この立ち位置は間違っているわ···。」

    と、明確な敵を目の当たりにして、マダムAが言う。そんなマダムに

    イチミ「まぁまぁ···。」

    ジロ「仲良くしましょーよ。」

    と、イチミらが宥める。

    クロナ「やっぱり、『ここ』の事、話したんだね、おばさん。」

    マダムA「あ···アンタがアタクシを見捨てるからでしょっ!!」

    と、マダムAが感情的に叫ぶ。

    クロナ「···まあ」ズズッ

    ナシロ「消すから良いけど···。」ズズッ

    そう言って、クロナとナシロは鱗赫を出す。

    金木「···悪いけど、君達の相手をする時間(と力)は(僕には)···ない。」ズズッ

    と、金木は赫子を出して、走り、鱗赫をバネ替わりにして、何とか跳躍し、ナシロとクロナを飛び越える。力を失っても、これくらいならば何とか出来た。

    金木「皆、任せたよ···(ごめん···)。」

    と言い、金木は広場の奥の扉を赫子で壊し、先に進む。

    ナシロ「待っt···」

    と、ナシロが言いかけた途端、甲赫が2人に襲い掛かる、がナシロとクロナは何とか避ける。

    月山「任せられたよ、金木君。
    この『美食家』月山習が···君たち2人をテイスティングしてあげよう。」

    クロナ、ナシロ「「邪魔するな、キザ野郎。」」



    金木(皆があの2人を抑えてくれている間に···僕は嘉納を何としても探し出す。)

    金木(アオギリは嘉納の技術を狙っているのか?「人間を喰種に変える」···こんな力がアオギリに渡ったら···。)

    金木(嘉納は渡さない···アオギリを摘む為にも···。)

    そんな事を考えている金木の背後に、忍び寄る影がある事に、金木はまだ気付いていなかった。
  131. 131 : : 2016/11/06(日) 17:55:20
    その頃、月山はクロナとナシロの2人と交戦していた。

    2対1、更に赫子の相性は最悪であるが、月山は何とかクロナとナシロの攻撃を甲赫で防いでいた。

    月山「フッ···君たちには、柔軟さ、スマートさ、何よりも深みが足りない···。
    シンプルかつハード(複雑)な構造が、最高の味覚をもたらすんだ···。」

    月山「もっと君たちのハード(本気)···僕に見せてごらん···。
    バンジョイ君は、まぁチェスでもして優雅に待っていてくれたまえ。」

    と、月山が笑いながら言う。やはり、万丈を戦力と見てはいない様だ。

    クロナ「シロ···この男···ウザいけど、強いよ。」

    ナシロ「だね···ウザいけど、ウザいから···」

    そう言うと、クロナとナシロは同時に飛び上がり、

    クロナ、ナシロ「「消しちゃおう。」」

    そして、双子だから出来る芸当か、見事な連携で月山を追い詰める。

    月山「···ッ!?そうこなくては···!なかなかに···ハード!!」

    流石の月山も、やはり鱗赫2人相手では分が悪い。しかし、その時、

    ナキ「おらぁ!!」

    乱入したナキの攻撃により、クロナとナシロの攻撃は中断される。

    月山「!?」

    クロナ、ナシロ「「!!」」

    ナキ「!?!?!」

    ナキを含め、その場の4人全員が何が起こったかわからないという顔をする。

    ナキ「しまった!···今、俺助けなくて良かったよな!?
    登場の仕方、間違えた!!」

    万丈「『アオギリ』···ッ!!」

    少し離れたところには、ナキの部下、ガギとグゲがいる。

    ナキ「キザ野郎を助けちまったのはかなしい誤算だが···まぁ良い···。」

    と、気を取り直してナキが言う。

    ナキ「マッドサイエントスは俺らがいただくぜ!」





    金木「何だ···?誰かいる···?」

    エト「やっと気付いた?金木君。」

    と、金木の背後にいるエトが語りかける。

    金木「エ···エト!!」

    エト「>>132


    本日はここまでです。次は来週末に投稿します。
    安価内容は、エトさんが金木にかける言葉の内容です。では、>>132さん、よろしくお願い致します!!
  132. 132 : : 2016/11/08(火) 22:28:36
    ウンチッチ
  133. 133 : : 2016/11/08(火) 23:32:22
    >>132さん、すみません、流石に文章でお願い致します。
    再安価は>>134さんお願い致します。

  134. 134 : : 2016/11/09(水) 18:57:13
    金木くん…何か弱ってない?
  135. 135 : : 2016/11/09(水) 21:26:19
    ウンチッチwwwwwwww
  136. 136 : : 2016/11/12(土) 23:24:30
    皆様、こんばんは!この作品が終わっていないのに、別の作品の構成を考えたりして、自分で自分の首を絞めている、夢はブラックドーベルに入る事であるCCGの犬です。ほら、自分も犬ですし。

    因みに、別の作品を書こうとしている理由は···エトさんヤンデレ展開が最初に予告したメインキャラの誰かの血祭り後となっているからです!!ヤンデレ成分が足りない······自業自得ですね、はい。

    >>134さん、安価ありがとうございます!!

    >>135さん、いやはや、個人的にはエトさんにはあまり直球な下ネタは言わせたくなかったので···。月山さんの台詞なら無理やりにでも言わせたのですがw

    しかし、後期に入ってから大学のレポートが結構多い······誰か助けて下さい···。
    その為、投稿ペースが遅くなってます。
    でも、何とか、いつかは終わらせますので、温かい眼で見守って下さると、有難いです。

    明日、投稿出来たらします!!出来なかった場合は来週末にはきっと···キット·········。
  137. 137 : : 2016/11/13(日) 14:58:35
    エトのヤンデレ…いいですねえ…
  138. 138 : : 2016/11/20(日) 23:16:11
    約束守りに犬参上!!
    皆様、こんばんは!!見てくださっている読者の方、居ますかね?
    まぁほぼ自己満足で書いているので、最後まで書きますよ!!

    後期が忙しすぎるので、通常の日課じゃあなかなか書けないので、年末や春休みには集中して書きたいと思います!!そして、今年度中には終わらせます(予定)

    もちろん、週末にもちょこちょこ執筆しますよ!

    >>137さん、お久しぶりです!!···良いですよねぇ···。

    では、少しですが、執筆始めます!!
  139. 139 : : 2016/11/21(月) 00:12:42
    エト「金木くん···何か弱ってない?」

    金木「!!······」

    一瞬、金木は動揺したが、すぐに冷静さを少し取り戻す。

    エトには、前回の接触の際に金木の弱体化の件はほぼ感付かれている。恐れていたのは、その事がアオギリに知られる事であったが、ここ最近、アオギリに目立った動き等はない。
    そのため、おそらく、理由は分からないが、エトはアオギリにこの事を知らせてはいない。しかし、何故今さらその事を聞くのかが分からない。
    確認でもしているのか?

    金木がその様な事を考えながら、黙っていると、

    エト「フフ、実力面での事じゃあなくてさ···金木君、力まで失って、何か精神的にも弱くなっていない?」

    金木「ッ!?」

    エト「まぁ、仕方ないかー。お仲間に戦ってもらっているのに、金木君自身は、なんにも出来てないもんねー♪」

    金木「黙れッッッッッッ!!!!!!」ズズズ

    金木自身も、気にはしていた。
    金木自身の願いで、金木はこの場にいるが、月山や万丈達にとって、今の自分はただの足手まといでしかないのではないかと。
    このまま、アオギリに挑んだとしても、ただ仲間を危険な目に合わせるだけではないかと。
    しかし、だからこそ、図星だからこそ、金木は否定しようとする。

    鱗赫を出し、エトに対して、攻撃する。
    しかし、エトは、まるで空中に舞う羽の様な軽やかな動きで、難なくかわす。

    エト「ねぇねぇ、金木君、君はさ、多分君自身の大切なものを、『今』の君なりに守ろうとしているんだろうけどさ、でも···」バキキ

    そう言って、エトも赫子を展開する。
    しかし、その赫子は、通常の4種類の赫子の、どれにも当てはまらない程に、不気味な形をしている。

    まるで、枝が何本も生えている、太い木の幹の様な赫子である。
    そして、赫子にも口がついており、其々が
    「早く殺ろうぞ」「まだー?」
    等の言葉を発している。

    そして、その赫子で金木に向かって、攻撃する。
    金木は、鱗赫で受け止めようとするが、全く勢いが弱まらず、そのまま壁に激突する。

    金木「げあっっっ······!!???」

    エト「君のその『小さな両手(力)』で、『掬える(救える)』ものは一体どれくらいなんだろうね?」クスクス

    エトの攻撃によって、意識が朦朧としている中、金木は考えていた。どうすればこの状況を打破出来るのか?どうすれば、大切なものをこれ以上、失わずに済むのか?

    金木(この世の全ての不利益は、全て当人の能力不足···
    弱ければ、大切なものを奪われるだけ···
    奪われない為には、何が必要?それは力···圧倒的な力···

    力力力力力力力力力力力力力力力力力力力力力力力カ力カ力カ力カ力カ力カ力カ力カ力カ力カ力カ力カ力カ力カ力カ力カ力カ力カ力カ力カ力カ力カ力カ力カ力カ力カ力カ力カ力力力力力力カ力カ力カ力カ力力力力力カ力カ力カ力カ力力力力力力力力力力力力力力力力力)



    エト「金木君♪大丈夫ー?立てないなら手を貸しt」

    エトがそういいかけた途端、金木が倒れた方向から、金木が壁に叩きつけられた際に発生した土煙の中から、まるで、百足の様な形の赫子がエトに向かってきた。

    エト「ッ!?」サッ

    エトは咄嗟にかわすが、エトの赫子はその百足の赫子によって引きちぎられた。

    カネキ「ググ···グアアッッ······!!」

    その土煙の中には、6本の百足の赫子を出し、マスクの様な赫子が顔に付いている金木がいた。

    エト「へぇ···結構様になっているじゃん♪でも、私に勝てるかn」

    そうエトが言っている最中、突然金木の姿が消えた。
    エトが、金木がどこにいったのか探そうとすると、

    エト「えっ······?」ドズッ

    カネキ「グォォォ!!!!」ズズズ

    いつの間にか、エトの腹部には深々と百足の赫子が刺さっており、金木はそのまま赫子を伸ばし、今度はエトが、壁に叩きつけられる。
  140. 140 : : 2016/11/21(月) 00:21:22
    今日はここまでです!!

    金木、遂に暴走!!このssの暴走の赫者金木君は強いですよ!だから平常時弱いんですけどねw

    弱体化ネタなのに、結局金木チートかよ!!と思われるかもしれませんが、大丈夫です!!赫者の力、基本全然制御出来ませんので!!
    分かりやすく言いますと、ロックマンエグゼ6の獣化を連想して下さいませ。···古いですかね?ロックマンエグゼ。

    この危うい力をどうするのか?どう扱っていくのか?それがこのssのテーマの1つでもあります。

    後、暴走状態の金木は「カネキ」と表示します。

    では、来週末にまた書きます!!
    やっと本格的にオリジナルストーリーに入る事が出来ます!!
    モチベーションも上がりますね~。
  141. 141 : : 2016/11/21(月) 09:38:28
    わぁー!!
    ムカデカネキだ!!
    期待です!!
  142. 142 : : 2016/11/26(土) 07:27:12
    金木君その調子で有馬さん逝こうか()
  143. 143 : : 2016/11/29(火) 21:45:39
    皆様、こんばんは。

    すみません、先週はレポートが多くて投稿出来ませんでした。
    今週はそこまで多くはないので、次は金曜日に投稿します。

    >>141さん、百足カネキって人気なんですかね?
    期待ありがとうございます!!

    >>142さん、そこを突かれた!!ΣΣ(º□º)

    有馬さんとの戦いは終盤も終盤に行う予定です。
    それまでお待ち下さいませ。
  144. 144 : : 2016/12/02(金) 21:38:22
    どうも皆様、こんばんは!
    CCGの犬です。最近、自分の名前をなんとなく検索してみたら、pixivに自分の名前と同じタイトルの絵が、自分がこの名前を名乗る前よりも存在していた事が分かりました。
    パクりじゃあ無いんです!!信じてください!!

    後、寝違えて首が痛かったりする今日、だが執筆はします!!

    では、しばしお待ち下さいませ。
  145. 145 : : 2016/12/02(金) 22:28:34
    エト「痛いなー、もう···。しっかし、パワー、スピードに関しては、私よりも遥かに上、かな···。」ヨロッ

    と、エトがふらつきながらも何とか立つが、金木はエトに対して容赦なく攻撃を加えようと、エトに向かって全力でダッシュする。

    カネキ「ごぅ······ぐぉあああぁぁあああぁぁぁ!!」ダッ

    再びあの攻撃を喰らったのでは、流石のエトも危ない。
    出来るだけ素早く、少し横方向に移動する。
    その為、金木は攻撃を外し、壁に激突する。

    カネキ「ぐぅぅ···もう···うばわれたくない···うしたいたく···ナイ!!」ダッ

    そして、また先程と同じように、エトに向かって攻撃しようとするが、またしてもエトに同じように避けられてしまう。

    エト「······理性を失って完全に暴走しているね、これは。」

    エトの言った通り、今の金木は赫者の力をただひたすらに振り回しているだけである。

    カネキ「がぁぁあああぁぁぁぁ!!!」ダッ

    そして、またしても同じように攻撃しようとする。
    しかし、どれだけ素早くとも、3回目ともなれば、エト程の喰種であれば、「文脈(手筋)」が見えてくる。
    エトは金木の攻撃を避けて、

    エト「金木君、暴走しているだけじゃあ私には勝てないよ。だって、今の君には、戦いに必要な冷静な判断力が···」

    すれ違いざまに背後から、

    エト「全くと言っていいくらい無いからさ!」ズズズ

    カネキ「ゲアァッッッッ!!?」ドズッ

    硬質化した羽赫で金木の体を貫く。しかし、今の金木には決定打にはなり得ず、すぐに状態を立て直し、距離を取られ、再び攻撃しようとする。

    エト「···ちょっと期待外れかなー?」

    と、エトは難なく避けるが、

    エト「···って、そっちの方向は!!」

    と、その方向に、何があるのかを思い出すが、既に遅く、金木は壁の向こう側にある、部屋へと入ってしまう形となる。


    ~嘉納の研究施設~

    その頃、鯱は嘉納を連れ去る役割を果たそうとしている最中であった。

    鯱「···では、貴様をアオギリに連れていけば、リゼを解放するのだな?」

    嘉納「ええ···リゼちゃんを失うのは痛手ですが、この状況では仕方がないですね。もうすぐ、CCGも来るようですし···。」

    と、その時、何者かが研究施設の壁を破壊し、侵入してきた。

    鯱「···何奴!?」

    そこにいたのは、

    カネキ「グウウゥゥゥウウ···。」

    鯱「隻眼の童···か···?」
  146. 146 : : 2016/12/02(金) 22:29:47
    今日はここまでです。寝違えて首が痛いので、今日のところはご勘弁を
  147. 147 : : 2016/12/03(土) 00:00:41
    首大丈夫ですか!?
    お大事になさって下さい…
  148. 148 : : 2016/12/03(土) 17:53:53
    >>147さん、お久しぶりです。
    首ならだんだん治ってきましたよ。やはり、湿布は偉大ですね。

    明日も投稿する予定ですので、温かい目で見守って下さいませ
  149. 149 : : 2016/12/04(日) 16:31:57
    超期待ー‼
  150. 150 : : 2016/12/04(日) 23:57:07
    すみません、本日の投稿は無理そうです。

    >>149さん、期待して下さり、ありがとうございます。
    今週の金曜日に投稿しますので、それまでお待ち下さい
  151. 151 : : 2016/12/11(日) 17:18:06
    皆さま、すみません、CCGの犬です。

    フルフル旧多さんが新たにGoodをつけて下さり、続きを投稿したいのですが、家のネットの回線の調子が非常に悪いため、投稿できそうにありません。(今はスマートフォンから書いています)

    スマートフォンだと打つのがかなり遅いので、来週はきっと投稿致しますので、どうか温かい目でお待ち下さい

    来週の投稿は今からパソコンに書き留めしておきますので、少し多めに投稿しますから、何卒お許し下さいませ。
  152. 152 : : 2016/12/11(日) 17:18:53
    後、フルフル旧多さん、Goodをつけて下さり、ありがとうございます‼
  153. 153 : : 2016/12/11(日) 18:34:29
    >>152いいえー、後超期待です!
  154. 154 : : 2017/01/06(金) 20:59:32
    明けましておめでとうございます期待してるよ!
  155. 155 : : 2017/01/09(月) 16:17:06
    まだー
  156. 156 : : 2017/01/10(火) 15:14:49
    皆様、お久しぶりです。
    いや···本当にお久しぶりです···。
    年末に書くと言ったにも関わらず、だらだらと過ごしていたらいつの間にか冬休みまでも終わっていました···。
    今週はセンター試験の準備で週末は暇なので、その時に投稿します。
    失踪だけはしないように致しますので、これからも温かく見守って下さいませ。
  157. 157 : : 2017/01/15(日) 12:23:26
    それでは、週末になりましたので執筆始めます
  158. 158 : : 2017/01/15(日) 12:41:56
    期待です
  159. 159 : : 2017/01/15(日) 13:02:26
    リゼと鯱の出会いは、まだリゼが幼い頃。
    リゼが空腹の為倒れていた時に、鯱が助けた事がきっかけであった。
    それからは、鯱はリゼの親代わりとして一緒の時間を過ごしていく。
    しかし、そんな時間はある時終わりを告げる。

    鯱「······リゼ!?」

    鯱は叱りつける様に怒気を含んだ声色でリゼの名を呼ぶ。

    鯱「貴様···また喰い漁りおったな···!」

    リゼは近頃、周りの喰種から「大喰い」と呼ばれるようになっていた。他の喰種よりも多くの肉を喰らい為である。
    更に並の喰種では歯が立たない程に強力な喰種になっていた。
    しかし、いくら強力な喰種とはいえ、数多くの喰種捜査官に敵うはずもないし、この現在鯱達のいる「6区」を荒らして良い理由にもならない。
    それにも関わらず、リゼはこの日も10人はいかないにしろ、多くの人間を喰らった。

    鯱「分別をつけろ!足ることを知r」

    リゼ「はいはい···ウンザリよ、あなたのソレ。」

    しかし、リゼは鯱の言葉になど耳を貸さないといった様子で何処かへと行ってしまう。



    そして、その時は遂に来てしまった。

    「鯱さん···白鳩が大勢···6区に···!」

    CCGは6区に対して、大規模な捜査を開始した。

    鯱「(愚娘が···)儂がゆく···。」

    鯱は一切抵抗することなく、CCGに捕獲され、コクリアへと投獄された。


    そして、11区で金木がヤモリと交戦している時、アオギリはコクリアを襲撃していた。
    そして、鯱の独房の扉が開く。

    エト「神代さん、リゼさんに会いたい?」

    鯱「何奴···。」

    エト「私の名前はエト。貴方が本当にリゼさんに会いたいのなら、力を貸してあげる。」

    と、赤いコートの様な物を着た、まだ幼さを感じさせる包帯姿の女性は言う。

    鯱「·········(···リ······ゼ···)」

    こうして鯱はアオギリの構成員となった。
    そして、やっとコクリアを脱獄して、6区の仲間を捨ててまで成そうとしていた事が出来そうな所まできた。
    しかし、何故。
    何故今、この事を思い出すのか?
    まるで「走馬灯」の様に。
    自分は深い傷を負っている訳でもない。
    しかし、

    カネキ「グウウゥゥゥゥ···!」

    目の前には、普通ではない「何か」が存在していた。
  160. 160 : : 2017/01/15(日) 13:05:31
    本日はここまでです。短くてすみませんorz

    >>154さん、明けましておめでとうございます。期待、ありがとうございます。
    >>155さん、これから少し投稿ペースをあげますので、お許しを。
    >>158さん、期待ありがとうございます。
  161. 161 : : 2017/01/29(日) 20:58:01
    すんごく期待です
  162. 162 : : 2017/02/03(金) 18:58:47
    皆さま、お久し振りです。
    本当にすみません。大学のテスト勉強、学期末のレポート等で多忙なので、しばらく投稿出来ません。
    その為、次回の投稿は2月21日か22日になります。

    >>161さん、期待ありがとうございます。
    春休み中にこのssも一区切りはさせますので、暫しお待ちを
  163. 163 : : 2017/03/21(火) 22:52:13
    超期待です
  164. 164 : : 2017/08/06(日) 22:50:09
    期待です!
  165. 165 : : 2017/08/10(木) 00:08:26
    皆様、本当にお久しぶりです
    すみません、生きていました
    大学2年生が忙しすぎて報告も出来ませんでした
    早川教授、三上教授め···
    夏休みに入ったのでこの休み中にある程度話を進めたいです
    ぶっちゃけ失踪しようかとも思いましたが(笑)、>>163さんの期待+>>164さんがこんな最近にコメントを下さったので、また書きたいと思います
    自己満足な作品になると思いますが、よろしくです
    それと、話の構想がなんかウルトラマンオーブのサンダーブレスター関連に似てるなぁ···って感じがしました
    暴走云々とか
    その辺は許して下さいorz
    では、次は日曜日に投稿します
    作者が豆腐メンタルなので、日曜日までに何かしらのコメントを下さるとかなり励みになります
  166. 166 : : 2017/08/14(月) 00:44:27
    カネキ「グアアァァァァ!!」グワッ

    鯱「ッ!!……」サッ

    暴走している金木は速さこそあるものの、武術の達人である鯱からすれば、行動の「起こり」を見切るのはそう難しい事ではなかった。
    更に、動きも基本直線的。攻撃に対する回避は容易い。
    しかし、あまりの素早さに回避するのがやっとで、隙を見つけることが出来ずにいた。
    それに、嘉納が金木の攻撃対象にならない様にしなくてはならない。

    鯱(どうしたものか……)

    金木が方向転換の為に一瞬動きを止めた瞬間、

    エト「えいっ♪」バキィッ

    カネキ「ゴガァ!!」

    エト「ごめんねー、今は君と遊んでる時間はちょっとないんだよねー。」

    金木に追撃を加え、姿を現したのはエトだった。

    エト「じゃあ鯱さん、早く嘉納先生とリゼさんを連れt」

    エトがそう提案した瞬間、後方の、捕らわれたリゼのいる方向から爆音の様な音が聞こえた。
    そして、何者かがリゼを抱え、その場を後にした。

    四方(…研……)

    エト「あーあ、まぁここは嘉納先生の方を優先しようかー。」

    鯱「うむ……(感謝する…旧き友よ……)」

    鯱は旧友である芳村みリゼの救援を頼んでいた。その為、四方が来ることは鯱の想定の通りだった為、冷静な様子でいた。
    エトもそのことに感づいてはいたが、鯱の目的がリゼである以上、予想は簡単に出来ていた事なので、何も言わずにいた。

    エト「鯱さんは嘉納先生を連れて先に帰っていてー。」

    鯱「……貴様はどうする…?」

    エトは鯱の言葉に対し楽しそうに…まるでこれから好きなテレビ番組が始まる前の子供の様にはしゃいだ様子で答える。

    エト「私はもうちょっとここにいるよー。面白いものも見られそうだし…ね♪」
  167. 167 : : 2017/09/04(月) 22:27:03
    きたい
  168. 168 : : 2017/12/12(火) 21:31:21
    期待するぜ☆
  169. 169 : : 2018/10/17(水) 16:12:09
    失踪か…
  170. 170 : : 2019/10/01(火) 21:25:48
    頑張ってください
  171. 171 : : 2020/10/01(木) 14:29:20
    高身長イケメン偏差値70代の生まれた時からnote民とは格が違って、黒帯で力も強くて身体能力も高いが、noteに個人情報を公開して引退まで追い込まれたラーメンマンの冒険
    http://www.ssnote.net/archives/80410

    恋中騒動 提督 みかぱん 絶賛恋仲 神威団
    http://www.ssnote.net/archives/86931

    害悪ユーザーカグラ
    http://www.ssnote.net/archives/78041

    害悪ユーザースルメ わたあめ
    http://www.ssnote.net/archives/78042

    害悪ユーザーエルドカエサル (カエサル)
    http://www.ssnote.net/archives/80906

    害悪ユーザー提督、にゃる、墓場
    http://www.ssnote.net/archives/81672

    害悪ユーザー墓場、提督の別アカ
    http://www.ssnote.net/archives/81774

    害悪ユーザー筋力
    http://www.ssnote.net/archives/84057

    害悪ユーザースルメ、カグラ、提督謝罪
    http://www.ssnote.net/archives/85091

    害悪ユーザー空山
    http://www.ssnote.net/archives/81038

    【キャロル様教団】
    http://www.ssnote.net/archives/86972

    何故、登録ユーザーは自演をするのだろうか??
    コソコソ隠れて見てるのも知ってるぞ?
    http://www.ssnote.net/archives/86986

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