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生者の世界と別れる

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  1. 1 : : 2016/04/10(日) 08:41:17
    「放置しない」と「馬並みの速度更新」が口癖のゲーマーです。


    最近、全然続きが思いつかず、更新が全然できてない状態なのでちょっと生き抜きにと休憩作です!


    もう1日で書きあげよう・・・最初だけざっと書いてみたからきっと、きっと1日でできるはず(白目




    そんな者だけど頑張る時は頑張ります(多分)

    なので最後までよろしくお願いします!
  2. 2 : : 2016/04/10(日) 08:46:56
    調査兵団が王政打倒し、真の王を王位にする事にも成功した。

    壁の中で何も心配せずにゆっくり居れる。



    フゥとため息をつく。この日が来るのにどれだけかかっただろうか・・・

    今までいろんな事が沢山あった。


    もう疲れた・・・が、ここで立ち止まっているわけにはいかない。人類はまた一歩踏み出さねばならない・・・





    それにしてはエレンは遅すぎる。


    まぁそれも仕方ないな。
    久しぶりに同期と話す事が出来るんだからな。


    ゆっくり待つとしよう。






    ふとよみがえる昔の記憶。ゴロツキ時代の頃の記憶だ。


    あの時はただただ今を生きるために盗みやらなんやらしてたな・・・




    そういやファーランが何か変な事言っていたな。

    何だったか・・


    確かファーランは「死後の世界」とか言っていたか?



    死者と生者には決まった世界があって死者は死者の世界の者同士と話せて生者は正者の世界の者同士と話せると言っていた。


    死者の世界に行くには死ぬ必要があり、だけど死者の世界に行くと生者とは会えない・・・か。


    だがもう生者の世界で頑張った。もう終わりにしたい。



    きっと俺がいなくてもエルヴィンやハンジや104期がいるから大丈夫だ。




    ファーラン、イザベル、ペトラ、オルオ、グンタ、エルドや他の奴ら。俺をそっちの世界に迎え入れてくれないだろうか?


    やっぱこんな俺はお断りだろうか。


    だけどもう終わりにしたい。

    スッと手を首に添える。そしてジワリジワリと首に力を込めていく。



    本当なら確実に死ねるブレードなどで首をはねたりしたいが生憎持ち合わせていない。


    息が苦しくなり顔が引きつる。


    最期にあいつらに会えば良かったな。


    血が頭にのぼりクラクラする。




    すると横から衝撃を受け、倒れる。



    いてぇと思いながら誰か確認すると

    涙目でこっちを見てくるエレンだった。
  3. 3 : : 2016/04/10(日) 08:55:43
    エレン「な、なにしているんですか・・・へいちょ」グスッ



    リヴァイ「首が気になって触っただけだ」


    エレン「あんなに力入れなくても・・・」



    リヴァイ「馬鹿力は加減はできねぇ用が済んだならクソしてさっさと帰るぞ。先に降りとく。早く来い」



    エレン「は、はい。さっきは突き飛ばしてすみませんでした!」



    リヴァイ「気にするな」




    ちゃんと突き飛ばして謝るなんて偉い奴だ・・・


    いやこれが普通かクソ眼鏡のせいだな(確信
  4. 4 : : 2016/04/10(日) 09:03:03
    ~馬車~


    エレン「確か兵長首どうしたんですか?」


    リヴァイ「今朝、ねちがえてな」



    エレン「そうだったんですか」



    リヴァイ「ああ」



    エレン「首の寝違えは方を上下にすると治りますよ。変に動かすと悪化しますよ」



    リヴァイ「ああ。分かった。エレンやけに詳しいな」



    エレン「父が言ってました」



    リヴァイ「ほう。優秀な父だな。ついたぞ。お前はテキトーに動いとけ、俺は書類の整理をする」


    エレン「分かりました!お大事に」
  5. 5 : : 2016/04/10(日) 09:25:09
    コンコン


    ハンジ「はぁああ~い!」



    エレン「え、エレン・イェーガーです!」



    ハンジ「あっエレン入っていいよ~」


    エレン「失礼します」




    中に入るとハンジさんは本に押し潰されながらも本を読んでいた。デスクに目を移すと副官のモブリットさんが書類を片づけていた。


    この人もいろいろ苦労してるなぁ



    そうだそうだ。話すこと忘れたらいけなかった



    ハンジ「何の用?」



    エレン「あ、えっと・・・その」


    言っていいのかと口をこもらせているとそれに察したのか



    ハンジ「どんな内容でも大歓迎だよ」


    と言ってくれた。なので勇気を出して






    エレン「リヴァイ兵長が自殺するかもしれなくて」グスッ



    ハンジ「え?ちょえっえっ中泣かないでよ。何かと私が疑われるんだから話聞いてたモブリットさえも疑ってるよ~」



    エレン「すみません・・・でもしそうで・・・」




    ハンジ「はははっまっさか~エレンも考えすぎだよ。少し部屋で一休みしてきな」


    エレン「ですよね。考え過ぎですよね。休んできます」



    ハンジ「うん」
  6. 6 : : 2016/04/10(日) 09:27:36
    考えすぎとはいったもののやはり気になるのは気になる


    同期としてほおっておくわけにはいかない


    今すぐ行こう




    ハンジ「モブリット(キメ顔」



    モブリット「はい!(ついに動いてくれるっ!)」








    ハンジ「背中の本どけて( ー`дー´)」



    モブリット「はい・・・(ですよね」
  7. 7 : : 2016/04/10(日) 09:28:57
    少し休憩です(休憩して良いのだろうか
  8. 8 : : 2016/04/10(日) 09:29:30
    期待
  9. 10 : : 2016/04/10(日) 09:29:38
    おぅふ
  10. 11 : : 2016/04/10(日) 09:29:55
    >>8期待ありがとうございます!
  11. 12 : : 2016/04/10(日) 13:22:00
    部下にみっともない姿を晒しちまった・・・




    はぁ


    ハンジ「どうしたの?ため息ついて」


    リヴァイ「ノックしろ」



    ハンジ「別にいいじゃん」



    リヴァイ「良くない。あと風呂入れ」



    ハンジ「あ、分かっちゃった?やっぱ7日も入らないと分かるか~」


    リヴァイ「お、お前・・・」




    ハンジ「粗大ゴミを見るような眼しないでよ~」



    リヴァイ「風呂入れ。いや入れる」


    ハンジ「え?リヴァイが?」



    リヴァイ「もちろんだ。他に誰がいる?」



    ハンジ「いあいあいあ!私女だよ?」



    リヴァイ「公式では性別不明だ。問題ない」




    ハンジ「いあ問題あるよ」


    リヴァイ「黙ってろ」






    1時間後




    ハンジ「あぢ!あつすぎる!1時間も風呂だなんて・・・2分でいいよ。まぁこれで1ヶ月ぐらいは持つかな」



    リヴァイ「明日も行くからな。...いるか分からんが」


    ハンジ「え?」





    ハンジ(エレンの言ってたやつかな?全く言葉が伝わらない奴だ)
  12. 13 : : 2016/04/10(日) 13:36:40
    ハンジ「全くリヴァイ・・・そんな言い方したらまるで死ぬ前の人みたいじゃん」


    リヴァイ「そうかもな」


    ハンジ「なんだ自覚してるんだ」





    リヴァイ「なぁハンジ」



    ハンジ「なにぃ?」



    リヴァイ「こっちの世界で死ねば死んだ奴に会えるならてめぇはどうする?」



    ハンジ「私は・・・死なない」



    リヴァイ「何故そう思う?」


    ハンジ「まだ行きたいって思うから。まだしたい事沢山あるもん!」



    リヴァイ「ならしたい事がなにもなくなったらどうする?」
  13. 14 : : 2016/04/10(日) 22:29:48
    ハンジ「それでも・・・私は生きる。今まで必死に生きてきたようにずっと・・・死ぬまで必死に生きる」



    リヴァイ「...」


    ハンジ「ねぇ・・・リヴァイは死ぬの?」


    リヴァイ「多分な」


    ハンジ「じゃあ死にたいって思う?」






    何言ってんだろうって思いながら聞く。


    少し間を置きリヴァイは


    リヴァイ「...ああ」


    と小さく呟く




    ハンジ「っ」



    死んだ奴らのためにも生きるというと思ったのに死にたいとか・・・絶対に許さない




    ハンジ「皆の死を無駄にしないでよ!なんでそんな事思うんだよ!リヴァイらしくない!」



    リヴァイ「俺は・・・俺らしくないとダメか?弱音ぐらい吐いてもいいだろ。もう終わりにしたい。もうこの世界はクソみてぇでうんざりだ」




    リヴァイ「よえぇ奴はすぐ死ぬ、だから俺は弱い奴が嫌いだ。自分も嫌いだ」




    ハンジ「自分を好きになりなよ」



    リヴァイ「無理だ。」



    リヴァイ「女型の時足怪我しただろ。あの時治らなかったらって考えた。そしたら俺はもう人類にも兵団にも誰からも必要とされねぇ」



    リヴァイ「力を失うだけで全ての景色が消える。怖い」


    ハンジ「大丈夫・・・私がいるから、あなたから力が消えても私はずっと死ぬまであなたを必要とするから...そばにいて。ただそれだけでいいから」



    ハンジ「まだ・・・いかないで」


















    リヴァイ「生者の世界との別れは先延ばしだな」



    【END】
  14. 15 : : 2016/04/10(日) 22:37:36
    ~あとがき~

    いやぁ1日で書き終えれてよかった。いい気分転換になりました♪


    最初にリヴァイが自分の首絞めたとこがあってそこの部分なんですけどこだわって実際に自分の首を絞めて書いていったんですよ。そしたらそこまで出番ありませんでした・・・


    あと自分で首絞めるのやめた方がいいですよ。
    後でうえ~ってなります・・・



    そして自分の作品を見てみると



    9,8割がリヴァイさんで


    9,8割が暗い小説


    でした・・・



    こんなんじゃ
    リヴァイ様様好きの根暗野郎って思われるっ(;´・ω・)

    ハッピーなの目指そう・・・




    あ、書き忘れてました。


    ここまで読んでくれた方ありがとうございます!アドバイスなどもどしどしお願いいたします。


    ※他の人が不快になる言葉を使用している場合は非表示にさせてもらいます。





    次作もよろしくお願いします!



    訂正:生者が正者になってました
  15. 16 : : 2016/04/10(日) 22:49:58
    作ったままで忘れがちになってた
    コメント場
    http://www.ssnote.net/groups/1953/archives/5

    こっちに書いても全然構いませんっ!
  16. 17 : : 2016/06/16(木) 23:02:51
    感動しました~!!゜゜(´O`)°゜
  17. 18 : : 2016/07/05(火) 21:18:17
    >>17
    呼んでいただきありがとうございます。
    感動してくれ嬉しいです!!

    これからもよろしくお願いします。

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