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あれから15年が経った…(リメイク)

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  1. 1 : : 2014/11/22(土) 23:05:51
    お久しぶりです!コードネームです!

    新しいアカウントになってしまったので

    過去の作品を今のアカウントに写すと言うか

    載せておきますね!
  2. 2 : : 2014/11/22(土) 23:07:00
    あれから15年が経った…

    組織は壊滅した…

    俺と灰原は念のために保護プログラムを受けるように言われた

    俺達は保護プログラムを受けた…

    APTX4869の資料を押収したFBIだったが
    それも俺達に渡してくれた

    灰原は解毒薬を作ってくれた…

    しかし、俺達はそれを飲むことはなかった…

    なぜなら組織が壊滅したのは今から5年前…

    もう5年が経っている

    俺は必死で『工藤新一』に戻るための理由を探した

    しかし…無かった…

    俺を待ち続けたくれた蘭だったが他の人と結婚してしまった…

    蘭だってもういい歳になっているし今さら戻っても旦那さんに不快な思いを抱かれてそれこそ
    平和に暮らしている蘭に申し訳無い…

    保護プログラムを受けたのは壊滅した後だから約5年前だ

    やっぱ家族にも会えないのは正直辛い…

    そんな時思わぬ事が起きる…

    俺は事実上『工藤新一』ではなく江戸川コナンとして暮らしている

    灰原も同じだ…『宮野志保』ではなく灰原哀として

    そして俺達はお互いに違う施設に居る

    そんな時FBIがある情報をくれた…
  3. 3 : : 2014/11/22(土) 23:08:35
    これはアメリカでの話です

    ジェイムズ「お~!久しぶりだね、江戸川くん」

    コナン「あっ、ジェイムズさん…」

    ジェイムズ「どうした?元気無さそうだけど」

    コナン「え?まぁ…いろいろ」

    ジェイムズ「まぁ…それもそうか…」

    コナン「…」

    ジェイムズ「君にいい情報をもってきたぞ」

    コナン「情報…?」

    ジェイムズ「あー、そうだ」

    ジェイムズ「君にはこれから『工藤新一』として生きてもらう」

    コナン「え?」

    ジェイムズ「君は今年で21歳になる」

    ジェイムズ「成人した君は保護プログラムを受ける必要性がないのだよ」

    ジェイムズ「まして組織も壊滅したんだ」

    コナン「でも…どうやって…」

    ジェイムズ「工藤優作くんと工藤ゆきこさんの養子になるのだよ」

    コナン「養子?」

    ジェイムズ「そう、名前も江戸川コナンではなく工藤新一としてな」

    コナン「そ、そんな事出来るんですか!?」

    ジェイムズ「われわれ(FBI)をなめないでくれよ」

    ジェイムズ「君にはお世話にもなったしね、せめての私たちからの礼だよ」

    コナン「あ、ありがとうございます!」

    コナン「それで…」

    ジェイムズ「ん?」

    コナン「灰原は…」

    ジェイムズ「あー、灰原哀は阿笠さんとフサエさんの養子になってもらうことにする」

    コナン「本当ですか!?」

    ジェイムズ「その代わり…苗字は宮野にはならない…『阿笠』になる」

    ジェイムズ「名前は哀でも志保でもどちらでもかまわない」

    ジェイムズ「本人に決めさせればよかろう…」

    コナン「何から何までありがとうございます…」

    ジェイムズ「いや~、気にするな…」

    ジェイムズ「それじゃ、また明日」

    ・・・

    コナン「(やった!父さんにも母さんにも会える!)」

    コナン「(何より灰原にも!)」
  4. 4 : : 2014/11/22(土) 23:09:06
    博士とフサエさんは結婚している事にしています

    自分の中では保護プログラムを受けたら親との戸籍上、子にはならないと思っていたので
    養子と言う形にしました
  5. 5 : : 2014/11/22(土) 23:09:57
    コナンと灰原はアメリカに居ますが同じ施設ではありません。
  6. 6 : : 2014/11/22(土) 23:10:39
    コナンがジェイムズから養子になる件を聞く前…

    ジェイムズ「やぁ哀くん、元気かね」

    灰原「あっ、どうも」ペコリ

    ジェイムズ「どうかね、今の生活は」

    灰原「生きているだけマシなのでとても幸せです…」

    ジェイムズ「そんな事は言うもんではない」

    灰原「…」

    ジェイムズ「これは君次第だが…」

    灰原「??」

    ジェイムズ「日本に戻りたくないかね?」

    灰原「日本に…?」

    ジェイムズ「あー、そうだ」

    灰原「でも日本に戻ったって居場所何か…」

    ジェイムズ「阿笠さんとフサエさんが結婚したのは知っているな?」

    灰原「はい、そこは何となく赤井さんに聞いたので…」

    ジェイムズ「それでだ、阿笠さんとフサエさんは財産を残す為に自分の子供が欲しいみたいで」

    ジェイムズ「養子を引き取るようにしたのだよ」

    灰原「で、それが私に何か関係があるのでしょうか?」

    ジェイムズ「君がその養子なのだよ」

    灰原「え?」

    ジェイムズ「阿笠さんは君を前々から引き取りたいと言っていてな」

    ジェイムズ「一応、成人したものはここ(アメリカ)の施設にいることはないのだよ」

    ジェイムズ「まして組織は壊滅したんだ」

    灰原「…」

    ジェイムズ「どうした?何か不満かね?」

    灰原「いえ…私だけがそんな事になってしまって良いのでしょうか…」

    ジェイムズ「江戸川コナンくんの事か?」

    灰原「…」

    ジェイムズ「その事なら平気さ」

    灰原「え?」

    ジェイムズ「今から養子の事を彼にも言いに行かなきゃと思ってね」

    灰原「!?養子って事は…」

    ジェイムズ「いや、阿笠さんとの養子ではなく」

    ジェイムズ「工藤優作くんと工藤ゆきこさんの養子になるのだよ」

    灰原「そ、そうですか…」

    ジェイムズ「まぁ、養子になるかならないかは君次第だからゆっくり考えてくれ…」

    ジェイムズ「私はこれからコナンくんの所にも行かなきゃいけないからな」

    灰原「あの…江戸川くんの所に私も行ってもいいですか?」

    ジェイムズ「それはできない…規約上、まだダメなのだよ」

    灰原「そ、そうですか…」

    ジェイムズ「それじゃ、また来るから」

    灰原「あっ、はい、ありがとうございます」ペコリ
  7. 7 : : 2014/11/22(土) 23:11:29
    FBIは江戸川コナンが工藤新一だと知っている事にしています。
  8. 8 : : 2014/11/22(土) 23:12:03
    灰原「(日本か…約5年ぶりかな)」

    灰原「(工藤くん…)」

    それから1週間が経ち…

    ジェイムズ「ではコナンくんは日本に行くのだね?」

    コナン「はい」

    ジェイムズ「君の父や母も喜ぶ事だろう」

    コナン「だと良いですね…」

    ジェイムズ「それじゃ、明日にはここを出るから日本に行く準備をしといてくれたまえ」

    コナン「はい」

    コナン「(日本か…久々だな)」

    その2時間後

    ジェイムズ「どうだ、決まったかね」

    灰原「ジェイムズさん…」

    ジェイムズ「その様子だと決まっていないようだな…」

    灰原「本当に良いのでしょうか?私は毒薬を作っていた犯罪者だったんですよ…」

    ジェイムズ「君はいつも自分を悪く言うが君も被害者何だ」

    灰原「…」

    ジェイムズ「それとも最初から毒薬を作っていた自覚があったのかね?」

    灰原「それは…」

    ジェイムズ「だとしたらこれからは幸せになりなさい…君の父や母も姉の宮野明美も嬉しいだろう…」

    灰原「私…」

    ジェイムズ「ん?」

    灰原「私、日本に行きます」

    ジェイムズ「そうか、やっと決心がついたか」

    灰原「それで、江戸川くんは?」

    ジェイムズ「彼も行くそうだよ」

    灰原「本当ですか!?」

    ジェイムズ「あー、本当だ」

    ジェイムズ「明日にはここを出る準備をしておいてくれ」

    灰原「わかりました!ありがとうございます」ペコリ

    FBI本社にて

    赤井「どうでしたか?二人とも」

    ジェイムズ「あー、日本に戻るそうだ」

    赤井「そうでしたか、それはよかったですね」

    ジェイムズ「赤井くんもたまには早く帰ってはどうかね?」

    赤井「しかし、まだ勤務中ですので…」

    ジェイムズ「今日、あたりは平気だろう」

    ジェイムズ「君もジョディくんと結婚してから3年ぐらいしか経っておらんだろうし」

    ジェイムズ「何せ自宅に帰られるのは1ヶ月に1回か2回程度…たまにはゆっくりして貰わんと」

    赤井「では…お言葉に甘えて…」

    そう、赤井さんは3年前に同僚で元恋人のジョディさんと結婚したのだ

    同じ職場での勤務はお互いに冷静な判断が取れなくなると踏みジョディさんはFBIを退社
    今は赤井さんの妻であり主婦をしている
  9. 9 : : 2014/11/22(土) 23:12:54
    次の日…

    コナンは施設のみんなに挨拶をして空港に向かった

    灰原も同じく施設のみんなに挨拶をして空港に向かった

    コナン「えっと…ここでいいんだよな…」

    ドンッ

    コナン「あっ、すいません…よそ見をしていて」

    ???「あっ、私こそよそ見をしていたので…」

    コナンはぶつかった女性の顔をみる

    コナン「はい…ばら?」

    ???「え?」

    コナン「灰原じゃないか?」

    灰原「く、工藤くん!?」

    そう、そこに居たのは大人になった江戸川コナンと灰原哀だった…

    二人が気づかなかったのはあまりにも成長したせいだろう

    コナン「ほ、本当に灰原なのか?」

    灰原「何よ?人の体ジロジロみて…」

    それもそのはず…灰原は凄く美人になっているからだ

    コナン「いや、キレイだなって…」ボソッ

    灰原「え?」

    コナン「いや、なんでも」

    灰原「工藤くんも大人になったわね」

    灰原「(しかも前よりもカッコいいし…)」

    ジェイムズ「おー!二人とも待っていたか!」

    赤井「久々だな…ボウヤ…いやっ…工藤新一くんか」

    コナン「赤井さん!!」

    コナン「来てくれたんですね!!」

    ジョディ「久しぶりね!コナンくん、哀ちゃん」

    コナン「ジョ、ジョディさんまで!」

    赤井「本当はキャメルの奴も来る予定だったんたが仕事が入ったみたいでな」

    ジョディ「二人とも大人になったわね♪」

    ジョディ「本当に見違えるわ♪」

    赤井「美男美女ってとこだな」

    コナン・灰原「///」

    ジェイムズ「そろそろ時間のようだな」

    コナン「今まで本当にありがとうございました!」

    灰原「…」ペコリ

    ジョディ「元気でね!」

    ジェイムズ「なーに、いつでも会えるさ」

    灰原「赤井さん…」

    赤井「ん?」

    灰原「お姉ちゃんの事…」

    赤井「忘れたりしないさ、絶対にな」

    灰原「なら良かった…」ボソッ

    コナン「それじゃ、俺達、行きますので」

    ジョディ「バイバイ」

    赤井「…」

    ジェイムズ「気をつけるんだぞ」

    赤井「何かあったら連絡しろ…必ず助けてやるから」

    コナン「わかりました!ありがとうございます!」

    灰原「…」ペコリ

    コナン「それでは!」

    コナンと灰原は日本に向かう飛行機に乗った…
  10. 10 : : 2014/11/22(土) 23:14:14
    飛行機内にて

    俺と灰原は席が隣同士になった

    コナン「…」

    灰原「…」

    灰原は何も言わず雑誌をみている

    コナン「な、な~、灰原…」

    灰原「ん?」

    コナン「久しぶりだな」

    灰原「そうね」

    灰原はいつも通り淡々としている

    コナン「また、会えて良かったな…」

    灰原「…」

    コナン「灰原?」

    灰原「何よ、今さら」

    コナン「え?」

    灰原「今さらそんな話しても意味ないでしょって…」

    灰原「(ずっと待ってたんだから…)」

    コナン「あ、まぁ~…そうだけど…」

    灰原「それと」

    コナン「ん?」

    灰原「これからは灰原ってやめてくれない?」

    コナン「あー、そうだったな…」

    コナン「なら」

    灰原「悪いけど『阿笠』もだめよ」

    コナン「だ、だよな…」

    コナン「ところで、お前って『哀』と『志保』どっちにしたんだよ」

    灰原「どっちだと思う?」クスッ

    コナン「やっぱ哀か?」

    灰原「残念、不正解」

    灰原「正解は志保…」

    コナン「だったら志保って読んだ方がいいな」

    灰原「え?」ドキッ

    コナン「何だよ、そんな顔して」

    灰原「久々に本当の名前言われたからビックリしただけよ」

    コナン「そうか」

    灰原「だったら私はいつも通り『工藤くん』で良いわね?」

    コナン「あー、好きにしろよ」

    灰原「まさか私を貰ってくれるとはね」

    コナン「博士の事か?」

    灰原「そう、私みたいな人間を…」

    コナン「博士もお前の事、自分の子供のように思ってるんじゃねーか?」

    灰原「え?」

    コナン「博士だって結婚したばかりだし、子供だって欲しいだろうさ」

    コナン「でも年齢考えると無理だろ?」

    灰原「それは…」

    コナン「それにお前とは長い間一緒に居たんだから今さらお前が遠慮する事なんてねーよ」

    灰原「そうだけど」

    コナン「何か問題あるのか?」

    灰原「え?いや、博士とフサエさんだって結婚したばかりだし、私が居たら夫婦生活、邪魔にならないかなって…」

    コナン「んなことないと思うけど」

    コナン「もしお前が気になるんだったら」

    コナン「家に来るか?」

    灰原「え?」キョトン

    コナン「家なら部屋数も余ってるしさ、父さんも母さんもまた外国に行くしよ」

    コナン「それに一人でいるより二人のが楽しいかな~ってな」ニコッ

    灰原「いいの?」

    コナン「あー、お前がよければな」

    灰原「ありがとう…」

    コナン「な、何だよ…お前らしくない」

    灰原「それとさ…」

    コナン「ん?」

    灰原「『お前』って言うのやめてくれない?」イラッ

    コナン「え?だってさ、何か志保って言うの気まずくてよ」アハハ

    灰原「そ」

    コナン「怒ったか?」

    灰原「別に」

    コナン「そ、そうか…」

    また前みたいな感じに戻った…
    そう、あの頃の工藤くんと私のように…
  11. 11 : : 2014/11/22(土) 23:15:01
    それから数時間経ち…

    新一「もうそろそろ、日本に着くな」

    志保「そうね…」

    新一「ん?何だよ、何か気になることあるのか?」

    志保「え?別に…」

    志保「(私だけ工藤くんと一緒に居ていいのかしら…)」

    新一「なぁ~、光彦達、何してると思う?」

    志保「幸せに暮らしてるんじゃない?」

    新一「やっぱり会わない方がいいよな」

    志保「そうね、今さら会っても歓迎なんてしてくれないわよ」

    志保「突然姿を消したんだから…」

    新一「だよな…」

    志保「ね~、工藤くんってこれからどうするの?」

    新一「俺か?そうだな…」

    新一「警察官でも目指そうかな…」アハハ

    志保「あら?探偵になるんじゃないの?」クスッ

    新一「現実見ろよ」アハハ

    志保「そうね」クスクス

    新一「し、志保こそどうするんだよ?」

    志保「え?私か…」

    志保「幸せに暮らせればいいかな?」

    新一「幸せか…」

    この時、俺は蘭の事を思い出してしまった…

    忘れようと思ったのに…

    新一「幸せってこの世にあると思うか?」

    志保「はぁ~?工藤くんにしては愚問ね」ジトメ

    志保「まぁ~、幸せなんて人それぞれでしょ」

    志保「その時に幸せだって思えば幸せだし、不幸と思えば不幸だし」

    新一「そうか…志保は幸せか?」

    志保「今、すんなり私の事『志保』って読んでくれたわね」クスクス

    新一「う、うるせーな!質問に答えろよ」アセアセ

    志保「さぁ~?幸せと言うには程遠いかな…」

    新一「そ、そうか…」

    志保「(でもね工藤くん…今、すんなり志保って呼ばれて嬉しかったよ??)」クスクス

    新一「何笑ってんだよ」

    志保「さぁ~?」クスクス

    新一「志保の笑顔見てっとやっぱり落ち着くな」

    志保「え?」

    新一「だってよ、組織とやりやってた時なんてお前は笑いもしなかっただろ?」

    新一「それに長い間お前の顔見れなかったんだ、そりゃー落ち着くさ」

    新一「って今の変な意味はねーよ!?勘違いすんなよな」

    志保「あら、嬉しいこと言ってくれるのね」

    志保「その変な意味を言わなければ女の子としては嬉しいのに」クスクス

    新一「どーゆう意味だよ、それ」

    志保「さぁ~?いずれわかるんじゃない?鈍感さん♪」

    新一「(いずれわかるなら今教えろよな)」
  12. 12 : : 2014/11/22(土) 23:15:50
    二人は何だかんだ話し合い、空港に到着する数分前となった

    新一「もうそろそろかな?」

    志保「そうね」

    無事、日本に帰国した

    新一「ん~、やっぱ日本はいいな!」

    志保「そうね、私達帰ってきたのね」

    新一「なーに浸ってんだよ、ほら家行くぞ」

    志保「ちょっ、ちょっと!?」

    そしてそれぞれの『居場所』に着く

    新一「最初に博士ん家に寄ってくか」

    新一は呼び鈴を鳴らす…

    すると…

    ???「はーい」

    女性の声がする

    新一はその正体が誰かはすぐに察した

    ???「今、開けますね」

    ガチャ

    新一「どうも、工藤新一です」

    ???「あっ、貴方が工藤新一!?」

    ???「アナタ~!!工藤新一さんが帰ってきましたよ!」

    博士「し、新一が!?」

    博士の大きな声が家中に広がる

    博士「し、新一!新一なのか!?」

    新一「何だよ、俺の顔忘れたのか!?」

    博士「し、新一!!」

    博士は新一の顔を見るなり涙が溢れた

    新一「博士ー!泣くことはないだろ泣くことは!」

    博士「すまんすまん…ついな…」

    その時、志保が顔をだす

    志保「…」

    博士「あ、哀くん!?」

    新一「バーロ、志保になったんだよ」

    博士「そ、そうじゃったな…志保くん…帰ってきたのだな…」

    志保「博士…」

    博士は志保に抱き付こうする

    しかし何かを察したのか立ち止まる

    志保「あら?何で立ち止まるのかしら?」

    博士「え?いや…志保くんも大人になったしの…あまり変なことはできんじゃろ…」

    博士が話をしている志保は博士に近づいていく

    博士「し、志保くん?」

    志保「博士…ただいま」

    志保はそう言うなり博士にハグをする

    博士は小さい声で何度も何度も

    博士「おかえり…おかえり…本当におかえり」

    志保「博士、少し痩せた?」

    博士は志保から離れる

    博士「そうなんじゃよ!フサエさんの料理のお陰でな!」

    博士「あっ、そうそう紹介しよう!」

    博士「わしの妻のフサエさんじゃ!」

    フサエ「工藤新一くん、志保、おかえりなさい」

    新一「た、ただいまです!」

    志保「…」ペコリ

    博士「さぁ~、固い話は後にして今はいろいろと話そうではないか!」

    新一「あっ、いや…一回、家に帰ってもいいか?」

    博士「あっ、そうじゃな!優作くんとゆきこくんが待ってるぞ!」

    志保「なら、私も挨拶しに行くわね」

    新一と志保は工藤邸に行く
  13. 13 : : 2014/11/22(土) 23:17:39
    新一は自分の家の呼び鈴を鳴らす

    新一「な、何か緊張するな…」

    志保「自分の親でしょ?」クスッ

    するといつもと変わらないあの陽気な声がする

    ???「はぁーい♪」

    ガチャ

    新一「よ!母さん!」

    ゆきこ「し、し、し、新ちゃん!?」

    ゆきこ「本当に新ちゃんなの!?」

    ゆきこ「まさか、誰かが変装して…」

    ゆきこは何度も新一の顔を触る

    新一「痛いっつーの!」

    ゆきこ「本当に新ちゃんが帰ってきた…」

    新一「ただいま…」ボソッ

    ゆきこ「…」

    ゆきこは目から溢れるように涙を流す

    ゆきこ「新ちゃんが帰ってきだ~!」

    ゆきこはほぼ騒いでいる状態である

    そこに志保が顔だす

    志保「ご無沙汰してます」

    ゆきこ「あ、哀ちゃん!?」

    新一「志保な」

    ゆきこ「あっ、そっか」

    ゆきこ「志保ちゃんもお帰り!」

    ゆきこは志保に抱きつく

    ゆきこ「ん~、可愛い可愛い子供達が帰ってきた…」

    新一「何だよ母さん…んなこと玄関先で言うなよな」

    ゆきこ「なーに照れてんのよ~」

    そこに優作が現れる

    優作「何だ何だ、騒がしいな…」

    優作は玄関先にいる3人を見て状況を把握する

    優作「フン」

    優作はニヤリと笑う

    新一「父さん…」

    新一は優作の目をみる、優作も新一の目を見る

    二人は目で何かを伝えたのだろうか

    優作「(お帰り…新一)」

    新一「(ただいま…父さん)」

    と目で伝えあった…

    優作「志保くんもお帰り」

    志保「…」ペコリ

    優作「志保くんは美人になったね」

    ゆきこ「なーに、優作ったら志保ちゃんに変な目使ってる!?」

    新一「(まーた、母さんの焼きもちが始まった)」

    ゆきこ「でも…二人とも本当に大きくなったわね…」

    優作「そうだな」

    優作「あっ!阿笠博士には挨拶したのか?」

    新一「さっきしてきたよ」

    優作「そうか、なら今日はパーティだな」

    新一「何もそこまで…」

    ゆきこ「あら、私達がどれくらい心配したと思ってるの!?」

    新一「わ、わあってるよ」

    ゆきこ「志保ちゃんもおいでね、家に」

    志保「はい、ありがとうございます」

    ゆきこ「何よ~、私達の仲でしょ~?楽しくやりましょっ!」ニコニコ

    志保「はい♪」

    ゆきこ「それより…美人になったわね~」

    志保「そ、そうですか?///」

    志保は意外にも照れた

    ゆきこ「ね~、新ちゃん」

    新一「ん?」

    ゆきこ「志保ちゃんってかなり美人よね?」

    新一「え?…」

    志保「…」

    新一「そ、そうか~?ふ、普通じゃねーか」

    ゆきこ「照れてる照れてる」クスクス

    ゆきこ「ねーねー、志保ちゃん!」コゴエ

    志保「はい?」

    ゆきこ「家のバカ息子をヨロシクね♪」

    志保「え…?」

    ゆきこ「ふふん」ニコニコ

    志保「よ、よろしくって…」

    ゆきこ「だって新ちゃんの事好きなんでしょ?」コゴエ

    志保「ち、違います!!」

    ゆきこ「新ちゃんが話をしているときずっと新ちゃんの目を見てたのは何でかな~??」ニコニコ

    志保「そ、それは…///」

    ゆきこ「まっ、それは後々♪」

    ゆきこ「今は歓迎パーティよ♪」

    志保「…」
  14. 14 : : 2014/11/22(土) 23:18:36
    それから時間が経ち夜になった

    そして工藤家に博士とフサエが来た

    ゆきこ「それじゃー、新ちゃんと志保ちゃんの帰還に乾杯♪」

    カランカラン

    グラスの当たる音が響く

    博士「酒なんて飲むのは何年ぶりかのう…」

    優作「新一、お前も酒飲めるんだから何かキツいのを飲むか?」

    新一「酒になんてきょーみねーよ」

    優作「そうか」

    優作はブランデーのウィスキーを飲んでいる

    新一「なぁ~、志保、家族っていいな~」

    志保「え?そ、そうね」

    志保「(貴方のお母さんのせいで余計、意識してしまうじゃない…)」

    ゆきこ「あら、新一って志保ちゃんの事、志保って読んでるんだ~♪」

    ゆきこは志保の顔をみる

    志保は顔をそらす

    それから数時間雑談などしながらお祝いをした

    優作「ゆきこ、少し飲み過ぎじゃないか?」

    ゆきこ「ぜ、全然、大丈夫よ」

    ゆきこはほぼ酔ってしまっている

    優作「悪いがゆきこを寝室に運んでくるな」

    ゆきこ「何よ、まだここにいるわよ~」ヒック

    優作「もう、ゆきこはおやすみタイムだよ」

    ゆきこ「なぁーによ、その態度…怒るわよ」

    優作「(相変わらず、酔うと性格が変わるな…)」

    優作は寝室にゆきこを運んだ

    新一「母さんが酔うとあーなるのか…」

    博士「昔はもっと酷かったぞ」アッハハハ

    フサエ「ほら、アナタもあまり飲まないの」

    博士「そ、そうか?…」

    新一「すっかり、夫婦だな!博士」

    博士「これこれ、大人をからかうでないぞ」

    新一「俺も大人だってーの」

    博士「それもそうじゃの」

    アハハ

    フサエ「そろそろ、帰りましょうか?アナタ」

    博士「もう、そんな時間か?」

    フサエ「明日は学会ですよね?」

    博士「そうじゃったの!ならそろそろ」

    新一「博士、帰るのか?」

    博士「悪いのう…また今度、話そうではないか」

    新一「そうだな!」

    フサエ「次は家に遊びに来てくださいね」

    新一「はい!」

    フサエ「志保ちゃんもお部屋、用意してあるからいつでも来なさいね」

    フサエ「これ、鍵」

    フサエは志保に合鍵を渡す

    志保「ありがとうございます…」

    フサエ「それじゃーね」

    博士とフサエは自宅に帰った

    新一「ふぅ~、結構、話したな」

    志保「そうね」

    新一「どうした?」

    志保「いや、今日はどこに泊まろうかなと…」

    新一「うちに泊まるか?」

    志保「え?でも…」

    新一「どうせ、博士ん家に行くの気まずいんだろ?」

    志保「う、うん…」コクリ

    新一「なら今日は片付けて寝よ~ぜ…もう疲れた…」

    そこに優作が現れる

    優作「あれ?博士とフサエさんは?」

    新一「帰ったよ」

    優作「そうか…挨拶するの忘れたな…」

    新一「いいだろ、また今度で」

    優作「それもそうだな」

    優作「二人とも風呂にでも入って寝なさい」

    優作「疲れてるだろう」

    志保「あっ、片付けがあるので…」

    優作「片付けなら私がやるから大丈夫だよ」

    志保「で、でも…」

    新一「父さんに任せておけばいいよ」

    優作「新一は手伝いなさい」

    新一「え!?俺が!?」

    優作「当たり前だ」

    新一「何でだよ…」

    優作「二人で片付けでもしながら少し話そうではないか」

    新一「んまぁ…いいけど」

    新一は少し不満そうな顔をする

    優作「志保ちゃん、今日は家に泊まりなさい」

    優作「2階に空いてる部屋があるから」

    志保「あっ、ありがとうございます」ペコリ

    志保「先にお風呂に入らせて貰いますね」

    優作「どうぞ、どうぞ」

    志保は風呂に向かった
  15. 15 : : 2014/11/22(土) 23:19:30
    志保が風呂に入ってるとき

    優作「久しぶりだな、こうして二人になるなんて」

    新一「ん?あ~…」

    優作「あっち(施設)はどうだったんだ?」

    新一「いろんな被害を受けた子供達がわんさかいたよ」

    優作「そうか…、住み心地はどうだった?」

    新一「ん~、やっぱ馴れないな…」

    優作「そうか」

    二人は片付けを話ながら進める

    新一「父さんこそ、どうだったんだよ」

    優作「私はいつも通りさ、でもゆきこは…」

    新一「そ、そっか…」

    優作「まさか、自分の子供を養子と言う形で戻ってくるとはな」

    新一「俺は一生、あの施設で暮らすのかと思ったよ…」

    優作「まぁ~、こうして日本に戻ってこれたのだからゆっくりすればいいさ」

    新一「んなことも言ってらんねーよ」

    優作「なぜだ?」

    新一「俺だって成人したんだし、ちゃんと働き口みっけねーとやべ~だろ」

    優作「そうかそうか…お前も大人になったんだな…」

    新一「みりゃーわかるだろ」

    優作「探偵として生きてくのか?」

    新一「現実みたら無理っぽいだろ?だから警察官当たりを目指そうかな~ってさ」

    優作「ホー、警察官か…良い仕事じゃないか」

    優作「何だったら『目暮警視』に融通させてもらうか?」

    新一「やめてくれよ、自分の力でなるよ…」

    新一「って目暮警視!?」

    優作「知らなかったのか?目暮警部から目暮警視になったのだよ」

    そう、新一が居ない何年間で目暮警部は警視に昇格したのだ

    ※目暮警視(日本警察)は工藤新一が江戸川コナンとは知りません
  16. 16 : : 2014/11/22(土) 23:20:31
    新一「やっぱ、俺が居ない間に変わっちゃったんだな」

    優作「長い年月が経ったんだからな」

    新一「父さん…」

    優作「それより志保ちゃんとはどうなんだ?」

    新一「はぁ~?何、言ってんの?」

    優作「あれ?てっきり付き合ってるのかと思ったよ」アハハ

    新一「バ、バーロ!んなわけねーだろ!」

    新一「第一俺がアイツの事、好きになったとしてもアイツは絶対に俺の事が大嫌いだと思うし…」

    優作「まだまだガキだな…新一は」

    新一「何だよ!ガキって!」

    優作「志保ちゃんをみて分からないのか?」

    新一「何をだよ?」

    優作「あの子はきっと新一の事を好きでいる、好意を寄せている、異性としてみている」

    優作「と思うぞ」

    新一「んなわけあるわけねーだろ」ハハハ

    優作「さぁーな…少なくとも私はそう思うだけさ」

    優作「一応、小説家の端くれとしてみて…だがな」

    新一「んなわけ…(まさか…な)」

    優作「悪いがもう眠気がすごいから先に帰るから」

    優作「後はよろしくな」

    新一「ちょっ、ちょっと待てよ!」

    優作は寝室に向かってしまった

    新一「(何だよ…父さんのやつデタラメいいやがって!)」

    新一「(あっでも…確か…母さんも前に…)」

    新一「(まさか…な…うん、違うよな…)」

    その頃、志保は

    志保「ん~!工藤くん家のお風呂広~い♪」

    志保「(あっ…思わず声に出しちゃった)」

    志保「(大人二人は入れるわね…)」

    志保「(私…今、絶対に変なこと考えたわよね…)」クスクス

    志保「(さて、洗って早く出ないと怒られるわね)」

    志保は鏡をみる…

    志保「(あの時とは違うな…)」

    志保「(胸もあれば、スタイルも違うし…)」

    志保「(今なら振り向かす事ができるかも…知れないかな)」

    志保「(ってバカな事、考えてないでちゃっちゃと終わらせましょ)」

    心の中でひとりごとを言いながらお風呂に入る
    志保だった…
  17. 17 : : 2014/11/22(土) 23:21:01
    それから時間が経ち

    志保「あがったわよ」

    新一「お、おう」

    志保「あれ?貴方のお父さんは?」

    新一「寝たよ」

    志保「そう…先にお風呂入らせて貰って良かったのかしら…」

    新一「心配すんなって、父さんが入れっていったんだから」

    志保「だといいけど」

    志保「工藤くんは入らないの?」

    新一「あー、今入るよ」

    新一「あのさ…」

    志保「何?」

    新一「お前って俺の事どう思ってんだ?」

    志保「…」

    新一「答えれないか?」

    志保「逆に聞くけど…」

    新一「ん?」

    志保「貴方こそ私の事どう思ってるのよ…」

    新一「え?」

    新一「それは…」

    志保「よしましょ…こんな話…」

    志保「私、寝るから…部屋借りるわね」

    新一「え?あ、あ~、おやすみ」

    志保「(バカ…)」
  18. 18 : : 2014/11/22(土) 23:22:06
    志保「(バカね…私って…)」

    志保「(素直に『好き』って言ってれば何年も心に残っていた凝りが消えると思ったのに…)」

    志保「(まだまだガキね)」ハァー

    一方、新一は

    新一「(何か…モヤモヤすんなー)」

    新一「(しゃーねー、風呂にでも入ってくっか)」

    時間が経ち

    新一「(フゥ~)」

    新一「(さっぱりした)」

    新一「(でも寝付けね~)」

    新一「(散歩でもすっか)」

    新一が玄関のドアを開けようとしたとき

    志保「何してるのかしら?」

    新一「え…?」

    新一「は、灰原…」

    志保「だから…灰原じゃないって言ってるでしょ…」

    新一「わりぃわりぃ、なれなくて」アハハ

    新一「ションベンか?」

    志保「な!?貴方ね!!言い方ってもんがあるでしょ!?」

    新一「悪かったって」

    新一「お前も散歩行くか?」

    志保「嫌よ」

    新一「んじゃー俺一人で行ってくるわ」

    志保「ちょっと、待って」

    新一「何だよ」

    志保「私もついてってあげる」

    新一「いいよ、来なくて」

    志保「いいから、行きましょ」

    新一「押すなって」

    二人はしばし歩く

    新一「しっかし、この辺も変わったな~」

    志保「当たり前でしょ、何年前の事、言ってるのよ」

    新一「それもそうだな」アハハ

    ・・・

    志保「工藤くんの施設はどんな感じだったの?」

    新一「何だよ、急に」

    志保「いいから答えて」

    新一「別に、普通だよ」

    新一「俺達みたいな子もいれば暴行されて不自由な子もいたし」

    志保「そう…」

    新一「何だよ、何か心配事でもあんのか?」

    志保「私がいた施設は最悪だったわよ…」

    新一「え?」

    志保「性的暴行を受けた女性や今もある組織から逃げてる人も…」

    志保「なのに、私だけが不自由なく静かに暮らしてた…」

    新一「…」

    志保「やっぱ私って…」

    新一「そんなに自分ばっかり責めるなよ」

    新一「お前だって両親やお姉さんも…」

    志保「私自信は何もされてないわ…」

    志保「世の中…不公平だよね…」

    新一「…」

    新一「自虐的に考えるのはお前の悪い癖」

    新一「早く治さないと嫌な人間になるぞ」

    志保「工藤くんに…工藤くんに何が分かるのよ!!」

    志保は逆方向に走っていく

    新一「参ったな…これだから…」
  19. 19 : : 2014/11/22(土) 23:22:59
    志保「(バカ…工藤くんのバカ)」

    男「お姉~さん!何してるの?」

    志保「え?」

    志保は立ち止まる

    男「そんな薄着でこんな時間に出歩くなんて」

    男「何が目的なのかな?」ニヤニヤ

    志保「そ、そんなんじゃありません」

    男「まぁ~まぁ~、体冷えちゃうから俺の車に乗ってさドライブに行こうよ」

    男は強引に志保を車に乗せようとする

    男「ほらほら、早く!」

    異変に気付いた新一が近くに駆け寄る

    新一「僕の連れに何か用ですか?」

    男「なんやお前」

    新一「工藤新一…探偵です」

    男「探偵?バカじゃねーの?」アハハ

    ヒュン・ボコッ

    男「うっ…」

    バタン

    新一「ほら、行くぞ、灰原」

    志保「え?うん…」

    ・・・

    志保「ね~、さっきの誰に教わったのかしら?」

    新一「赤井さんだよ、たまに施設に来てくれてよ、ジークンドー教えてくれたんだよ」

    志保「そ、そうなんだ…」

    志保「それより…」

    志保「いい加減手、離してくれないかしら?」

    新一「あ!?わりぃ…本当にごめん…」

    志保「謝るのは…私のほう…」

    志保「そして…助けてくれてありがとう…」

    新一「や、やめろ…今さら…」

    ニギッ

    新一「!?」

    志保「手、繋いで帰りましょ?」ニコッ

    新一「は、はい」

    ・・・

    沈黙が続く…

    志保「そろそろ着くわね」

    新一「そ、そう…だな…」

    志保「どうしたの?さっきから」

    志保「固まって」

    新一「べ、別に硬くなんてなってねーよ!」

    志保「(まだまだガキね)」クスクス

    新一「なぁ~、好きでもねーやつと手、繋いで楽しいか?」

    志保「私は好きな人意外…手は繋がないようにしてるだけど」

    新一「え?」

    志保「何?何か問題でも?」

    新一「え?いや…何でも」アハハ

    志保「(焦ってる焦ってる)」クスクス
  20. 20 : : 2014/11/22(土) 23:23:26
    新一「さ、さて家の中入るか…」

    志保「ねー、工藤くん…」

    ドキッ

    新一「な、何だよ」

    志保「何よ、その態度…呼んじゃダメなのかしら?」

    新一「ちげーよ…要件は何だよ…」

    志保「工藤くんって…まだ蘭さんの事…忘れてない?」

    ヒュ-

    風が強く吹く

    新一「忘れて何かいねーよ…」

    志保「そう…ならまだ好きなの?」

    新一「わかんねー…」

    志保「え?」

    新一「好きだったのか、すらもわからねーよ」

    志保「…」

    志保「あのね…工藤くん、私…」

    新一「わりぃ~けど、今日はもう寝ようぜ」

    志保「…」

    志保は顔をしかめる

    志保「わかったわ」

    二人は家に入るなり無言でそれぞれの部屋に行く…
  21. 21 : : 2014/11/22(土) 23:24:05
    そして次の日…

    新一「あーあ、寝みー」

    キッチンからまな板と包丁が奏でる音が鳴り響く…

    トントントン

    新一「母さん…飯何だよ…」

    志保「あら?私はいつから工藤くんのお母さんになったのかしら?」

    新一「は、はぁ?」フキフキ

    新一は目を擦る

    新一「は、灰原!?」

    志保「だ・か・ら、志保!って言ってるでしょ!?」

    新一「わ、わりぃ…」

    新一「(何か悪い夢でも見てるみたいだ…)」

    そこに小走りでゆきこが来る

    ゆきこ「志保ちゃん!ゴメーン!早く起きるつもりが寝坊しちゃった…」

    志保「大丈夫ですよ、あらかた出来てますから」

    ゆきこ「すっごーい!志保ちゃんって料理できるのね!」

    志保「えぇ…多少は」

    ゆきこ「なら新ちゃんもご飯には困らないわね♪」ウィンク

    志保「ちょ、ちょっと!ゆきこさん!何を言ってるんですか!?」

    ゆきこ「あら?なーに?二人とも昨日、何かあったのー?♪」

    新一「な、な、何もねーよ!」

    志保「そ、そうですよ!止めてくださいよ…」

    ゆきこ「まさか…」

    新一「…」

    志保「…」

    ゆきこ「今、私何言おうとしたんだっけ?」

    新一「は、はぁ?」

    ゆきこ「いや、何か言おうとしたのよね…」

    新一「歳とると嫌だな…」アハハ

    ゆきこ「なーに?何か言った?新ちゃん?」

    新一「い、いえ何も…」アセアセ

    ゆきこ「ほら、朝ご飯食べちゃいましょ!」

    ゆきこ「新ちゃんも志保ちゃんの『味』馴れとかないと♪」

    新一「は、はぁ?」

    志保「ゆきこさん!」

    ゆきこ「ごめんごめん」アハハ

    志保「(もう…)」
  22. 22 : : 2014/11/22(土) 23:24:27
    新一「あれ?父さんは?」

    ゆきこ「寝ているのかしら?呼んで来るわね」

    スタスタ

    志保「はぁ~…」

    新一「朝からため息なんてついてどうした?」

    志保「貴方のお母さんが明るすぎるのよ」

    新一「は、はぁ?」

    志保「何でもないわよ」

    新一「てか、さっきまでのオメーはいい顔してたぜ?」

    志保「え?」

    新一「さっきみたいならオメーを想ってくれる人なんていっぱいでてくんぞ~」

    志保「だといいわね」

    志保「(バカ…)」
  23. 23 : : 2014/11/22(土) 23:25:17
    志保「ねー?」

    新一「ん?」

    志保「私これからどうすればいいと思う?」

    新一「オメーの人生何だから好きにすりゃー…」

    志保「決めれないのよ…」

    新一「え?」

    志保「私はずっと施設で生きていくと覚悟を決めたのに」

    志保「ジェイムズさんが日本に帰らないか?と言われて私は最初、考えたわ」

    新一「…」

    志保「でも私は日本に居るべき存在じゃない」

    志保「むしろこの世にいちゃいけないのに…」

    志保「工藤くんが日本に帰ると聞いて」

    志保「私、すぐに付いていこうと思ったわ」

    新一「…」

    志保「何で付いていこうと思ったのかそれはすぐわかったわ」

    新一「…」

    志保「工藤くんが好きだから…」

    新一「はい…ばら…」

    志保「でも昨日、蘭さんの事を話しとき未練を残した顔をしたわ」

    志保「私はそれを見てやっぱり勝てないと思った」

    新一「別に…未練なんて…」

    志保「あなたって本当に優しすぎるわよね…」

    新一「…」

    志保「幼児かして人生狂ったのに私とまだ、こうして生きてるのだから」

    新一「別に、後悔何てしてねーよ」

    志保「え?」

    新一「蘭と言う存在は俺の中で、ものすごく大きい存在だったけどよ」

    新一「オメー…いや、志保と一緒に行動するようになってから」

    新一「少し、志保の事を考えるようになったんだよな」

    志保「…」

    新一「今まで蘭を一番に考えた俺が憎い組織の女を守ろうと思ってしまったんだからよ」

    志保「でもそれはただ人間を守ろうして…」

    新一「いいや、違うな」

    新一「組織の人間だぞ?牢獄にぶちこんでやりてーよ」

    新一「でも、それをしなかった…」

    新一「その理由は…」

    志保「理由は…?」

    その時…

    スタスタ

    ゆきこ「なーんかまだ寝てるみたいだったわ♪」

    新一「…」

    志保「…」

    ゆきこ「どうしたの?二人とも?何か大事な話でもしてたのかしら?」

    新一「べ、別に…///」

    志保「…」

    ゆきこ「さっ、食べちゃいましょ♪」
  24. 24 : : 2014/11/22(土) 23:25:59
    食べてる途中

    ゆきこ「本当に美味しいわね」

    新一「…」

    ゆきこ「なーに?喧嘩でもしたの?」

    志保「してません」

    ゆきこ「あ、あらそう…」

    新一「なぁ~、母さん…」

    ゆきこ「は、はい?」

    新一「父さんと結婚しよう思った理由って何だ?」

    ゆきこ「な、何よ!?いきなり///」

    新一「真剣なんだ」

    ゆきこ「そ、そうね…」

    ゆきこ「付き合ってる頃何て優作ってば無一文みたいな感じだったから私が居ないとダメなんだなーって思ったり」

    ゆきこ「ううん、やっぱり」

    ゆきこ「やっぱり素直に好きだったからかな」

    ゆきこ「好きと言うより愛してた」

    ゆきこ「そう、愛してた」

    ゆきこ「それから婚約して、優作の小説が売れるようになって」

    ゆきこ「私に『例』のレストランでプロポーズを受けて、結婚したって感じかな」

    ゆきこ「って私にこんなこと言わしてどーすんのよ///」

    新一「いや…別に…」

    ゆきこ「とにかく、不安とかは無かったわ」

    ゆきこ「優作が居れば私は何も求めない的な?」アハ

    ゆきこ「ゆきこ困っちゃう~♪♪♪」

    優作「朝っぱらから何バカな事言っているんだ…」

    ゆきこ「優作…」

    ゆきこ「バカって何よバカって!」

    ゆきこ「プロポーズの言葉だってまだ覚えてるんだからね!」

    優作「…」

    ゆきこ「まさか…忘れたとは言わせないわよ~?」

    優作「さぁ~、何だったかな?小説を描いてると現実とごっちゃになって…」

    ゆきこ「まーた、そうやって逃げる~!」

    優作「いいじゃないか、何でも」

    ゆきこ「よくない!」

    志保「仲…仲がいいですね…」

    ゆきこ「え?そうなのよ~♪」

    ダキッ

    優作「や、やめろ、ゆきこ!」

    ゆきこ「ウフフ♪」

    新一「子供の前でいちゃつかないでくれないかな?」

    ゆきこ「あっ」アハハ

    優作「…」
  25. 25 : : 2014/11/22(土) 23:26:34
    賑やかな朝食を食べた後

    優作「さて、これからどうするか」

    新一「何かあったのか?」

    優作「新しい小説を描いてみたくてね」

    新一「推理?」

    優作「まぁ~、推理小説家だからな」

    新一「そうだよな」アハハ

    ゆきこ「まさか、また外国に行くの?」

    優作「嫌か?」

    ゆきこ「嫌に決まってるじゃない!新ちゃん帰ってきたばかりよ!?」

    優作「それもそうだが…」

    新一「俺達なら心配すんなよ」

    ゆきこ「新ちゃん…」

    新一「次に帰ってくるときには俺も職を見つけないとな」アハハ

    ゆきこ「大人になったわね~」

    新一「バーロ」

    ゆきこ「志保ちゃんも居るし大丈夫…だね?」ウィンク

    志保「はい、工藤くんの面倒は私がちゃんと見ておきます」チラミ

    新一「バーロ…」

    ゆきこ「優作、何時行くの?」

    優作「早くても今日がいいが」

    ゆきこ「きょ、今日!?」

    ゆきこ「んまぁ…仕方ないわね」

    優作「悪いな、いつも」

    ゆきこ「それは言わない約束…でしょ?♪」

    新一「それよりどこに行くんだよ」

    優作「さぁ~な、気ままに行くよ」

    新一「気ままにって」

    ゆきこ「私はそれに付いていくだけ」

    優作「さて、支度しろ」

    ゆきこ「はいはい」

    新一「もう、行くのかよ!?」

    優作「まぁーな」

    それから時間が経ち

    ゆきこ「じゃーね、新ちゃん、志保ちゃん!」


    新一「また、後でな」

    ゆきこ「悪いことしちゃだめよ?」

    新一「バーロ、俺を子供扱い…」

    ゆきこ「新ちゃんはいつでも私の可愛い子供だから…」

    新一「母さん…」

    優作「ほら、行くぞ」

    ゆきこ「またね!」

    志保「…」ペコリ

    二人が空港に行くタクシーに乗ろうとしたとき…


    優作「新一、これを」

    新一「何だよこれ…」

    優作「予約席とカードだ」

    新一「お、おい父さん!」

    優作「帰ってくる頃にはいい返事待ってるからな」

    新一「…」

    優作「またな」

    二人は空港に向かった…行き先はわからない
  26. 26 : : 2014/11/22(土) 23:27:03
    新一「…」

    志保「何貰ったの?」

    新一「さぁ~?」

    志保「あっそ」イラッ

    志保「そう言えば朝何て言おうとしたの?」

    新一「え?あっ、まぁ、夜に言うよ」

    志保「そ」

    新一「夜にオメーと行きたい所あるんだけどいいか?」

    志保「私と?」

    新一「そう」

    志保「何、企んでるの?」

    新一「お楽しみよ」

    志保「そ」

    新一「それと服装も大人っぽくな!」

    志保「はいはい」
  27. 27 : : 2014/11/22(土) 23:27:56
    そして夜になり…

    工藤邸の前には黒光りするリムジンが停まっている

    新一「すっげー車だな」

    志保「そ、そうね…」

    新一「どうしたんだよ」

    志保「この格好変じゃない?」ボソッ

    新一「バーロ、変だったら言ってるに決まってんだろ」

    志保「そうよね…」

    新一「何だよ…行くの嫌なのか?」

    志保「嫌って言うか行き先ぐらい…」

    新一「だったら今にでもわかるよ」

    志保「そう…」

    二人は車に乗り込む

    新一「やっぱ広いな!」

    志保「えぇ…」

    志保「(一体何処に行くのかしら?)」

    志保「(それにこんな服装までさせて…///)」

    新一「なー」

    志保「な、何よ!」

    新一「このタキシード似合ってるか?」

    志保「え?まぁまぁってとこかしら」

    新一「まぁまぁ!?えー、俺は似合うと思うんだけどな~」

    志保「(とても似合ってるわよ…工藤くん)」

    二人が話してる間ある場所に着く

    志保「ねー…ここって…」

    新一「覚えてっか?俺が蘭と食事した場所」

    志保「…」

    新一「あの時はいろいろ迷惑かけたよな…オメーにも」

    志保「もしかして、それを言うためにここに来たの?」

    新一「んまぁ、それもあるし」

    志保「だったら私帰る」

    新一「違うんだって!いいから来てくれよ」

    志保「…」

    二人は店の中に入る

    支配人「いらっしゃいませ、工藤様ですね」

    新一「おう」

    支配人「お待ちしておりました、こちらにどうぞ」

    二人は『例』の席に行く


    支配人「工藤様はこちらでお客様はこちらに」

    志保「…」

    支配人「では、ごゆっくりどうぞ」
  28. 28 : : 2014/11/22(土) 23:28:46
    志保「ねー、何でここに来るのよ」

    新一「コースはもう頼んであるみたいだから少し待っててな」

    志保「何で無視するのよ…」

    新一「そーいや、お前に言ったっけか?」

    志保「何を?」

    新一「父さんが母さんにプロポーズした場所」

    志保「えぇ、この店の何処かの席でプロポーズしたんでしょ?」

    新一「何処だと思う?」

    志保「さぁ?知らないわよ」

    新一「ちょうど…ここの席」

    志保「え?」

    新一「驚いたか?」

    志保「(ちょっと待って…工藤くんは何を…)」

    支配人「お待たせいたしました、料理が出来上がりましたのでおもちしてもよろしいでしょうか?」

    新一「頼むよ」

    新一「腹へったな、志保!」

    志保「え?えぇ…」

    料理が来る

    新一「さーて食べよ食べよ」

    新一「旨いな!」

    志保「ちょっ、ちょっと!高級レストランでそんな言葉使わないでよ!」

    新一「え?別にいーだろ~」

    志保「たくっ…」

    支配人「お待たせいたしました、『シャンパン』でございます」

    志保「シャンパンって…」

    新一「嫌いか?」

    志保「嫌いも何も飲んだこと…」

    支配人「お気に召さないでしょうか?」

    志保「い、いえ」

    ポンッ

    支配人「では、ごゆっくり」

    新一「ありがとう~」

    ゴクッ

    新一「ん~、何だろうな…」

    ゴクッ

    志保「…」

    新一「どうだ?」

    志保「普通…かしら?」

    新一「俺は合わないな…」アハハ

    新一「ちょっくら、トイレ行ってくるわ」

    志保「えぇ…」

    ウェイトレス「お皿片付けてもよろしいでしょうか?」

    志保「えぇ…」

    ウェイトレス「彼氏様とお食事で?」

    志保「ち、違います!」

    ウェイトレス「これは失礼いたしました」

    ウェイトレス「この席には大抵、プロポーズする人がいるもので…」

    志保「プ、プロポーズ!?」

    ウェイトレス「はい、昔、一人の小説家が一人の大女優にプロポーズをしたって事を支配人から聞いたもので…」

    ウェイトレス「それからこの席は特別な席になっておりますの」

    ウェイトレス「では、ごゆっくり」

    志保「(てことは…優作さんがゆきこさんにプロポーズした席…)」

    志保「(そしてその時、仕えたのがあの支配人…)」

    新一「ごめん、ごめん!遅れちまった」

    志保「あのさ…そろそろ帰りましょ…」

    新一「え?何か用事か?」

    志保「そうじゃないけど…」

    新一「ならいいじゃんかよ」

    志保「…」
  29. 29 : : 2014/11/22(土) 23:29:27
    沈黙が続く

    新一「あのさ…」

    志保「何」

    新一「朝に言った事なんだけど…」

    志保「…」

    新一「俺…好きだからかも知れない…」

    志保「…」

    新一「志保?」

    志保「何…」

    新一「何って…だから」

    志保「それって本当にあなた自身が思ってること?」

    新一「え?」

    志保「蘭さんと結婚出来なかったら私と一緒にいるみたいなそんな考えじゃないか聞いてるの!」

    新一「志保…」

    志保「工藤くんはこれでいいの?蘭さんに想いも伝えないで…」

    新一「…」

    志保「私、蘭さんの代わりじゃないのよ!?」

    新一「…」

    志保「ね、聞いてるの!?」

    新一「聞いてるよ」

    志保…「だったら…」

    新一「蘭とかの代わりじゃなくオメーが好きだ」

    新一「ただそれを伝えたかっただけだよ…本当は結婚まで考えてたけど…」

    新一「今はそんな気分じゃないだろ…」

    志保「…いいの?私で…」

    新一「え?」

    志保「私みたいな女でいいの?」

    志保「組織のメンバーだったのよ?工藤くんの人生を狂わせてしまったのよ?そんな人と一緒に居ていいの?」

    新一「なら言うけど、毒薬作ってくれてありがとうな」ニコッ

    志保「え…?」

    新一「毒薬作ってくれたから志保に会えたんだから」

    新一「感謝しねーとな!」

    志保「バカ…」

    新一「支配人さん、帰りますのでお会計を」

    支配人「さようでごさいますか」

    支配人「うまくいきましたかな?」

    新一「いーや、ダメみてーだな」アハハ

    支配人「あなた様はまだ若い…いくらでもやり直せる」

    新一「そうだな…」アハハ

    新一「ほら、行くぞ」

    志保「…」


    新一「うー、寒い…冷えるな」

    志保「ねー?」

    新一「ん?」

    志保「私と居て楽しい?」

    新一「さぁ?どうかな?」

    志保「私は工藤くんと居て楽しいし、これからも…」

    新一「なら、結婚すっか?」

    志保「え?」

    新一「結婚」

    志保「そんな簡単に…」

    新一「まだまだ先になるけど一応、オメーの事を想うナイトが予約を入れておきましたので…なーんてな」

    志保「クスッ」

    新一「笑うなよな!」

    志保「ありがとう…工藤くん」

    新一「?」

    志保「さて、帰りましょ、寒いわ」

    二人は家に戻った
  30. 30 : : 2014/11/22(土) 23:30:06
    新一「あー、疲れた…」

    志保「そうね」

    新一「人間って面倒な生き物だな」

    志保「えぇ…特に私達わね」

    新一「幸せって何だろうな」

    志保「本当に…」

    スッ

    志保は服を脱ぐ

    新一「お、おい…何で服脱いでんだよ…」アセアセ

    志保「いつまでもこんな服来てられないわよ」

    新一「だったら部屋で…」

    ダキッ

    新一「お、おい…」

    志保「結婚…しようね、必ず」

    新一「お、おう…」

    新一「風呂ならあっちだから早く行かねーと風邪引くぞ…」アセアセ

    志保「あら?工藤くんって初めて?」

    新一「な、何がだよ…」アセアセ

    志保「なら、私がリードしてあげるわよ♪」

    新一「お、おい…」

    志保「こっち向いて」

    新一「…」

    志保「だめよ、目をそらしちゃ…私の目をみて」

    新一「…///」

    志保「そう、それでいいの」

    志保「前に工藤くん、幸せか?って聞いたわよね?」

    新一「あ、あぁ…」

    志保「今はとても幸せよ♪」

    チュッ

    新一「お、おい!」

    志保「まだまだガキね」クスクス

    志保「でも…大人になってもらわないと♪」

    新一「お、おい!」

    新一「そこは…ちょっと!」

    志保「ガタガタ言わない!男でしょ!」

    新一「いやいやいや、待てって!待てってー!」
  31. 31 : : 2014/11/22(土) 23:30:42
    それから2年後…

    志保「あなた~」

    新一「ん?」

    志保「頑張ってね♪」

    新一「お、おう」

    俺は警察官となり都内の交番を勤務している

    しかし目暮警視達に俺達の存在がバレて俺は推薦で刑事になった

    いろいろと面倒な事が多いけど探偵と刑事を一緒に出来るなんて楽しすぎる毎日

    志保とも結婚して今も俺んちで暮らしている

    相変わらず母さんと父さんは外国に行っていて
    たまにしか会えないけど

    志保がいるからいいかな?

    博士もフサエさんと仲良く暮らしいるみたい

    日中は博士の所に志保も行っているみたいだから

    大丈夫かな?

    まぁ、何だかんだあって今も幸せに暮らしている

    そして、志保のお腹の中には新しい命も…

    新一「じゃー行ってくるな」

    志保「行ってらっしゃい♪」ニコッ

    志保「お腹の子のためにも死んじゃだめよ?」クスッ

    新一「バーロ、死なねーよ」



    こうして俺達の物語は終わった…


    happy end
  32. 32 : : 2014/11/22(土) 23:31:19
    最後まで読んでくれた人ありがとうございました!

    何か終わらせ方がイマイチでしたね…

    すいません泣

    H系な場面を書いても良かったのですが

    そのようなものが嫌いな方もいると思ったのでやめました

    まぁ…また『コ哀』・『新志』を描くつもりなので今度はH系を入れてもいいかもしれませんね~

    とにかくここまで読んでくれてありがとうございました!
  33. 33 : : 2014/11/22(土) 23:32:12
    後日談

    3年後

    志保「明美~出掛けるわよ~」

    明美「はぁーい♪」ニコッ

    志保「パパ、準備できた?」

    新一「出来た出来た、さて行くか!遊園地!」

    明美「行くぅー!」ニコニコ


    え?この『明美』って誰かって?

    それは俺と志保の子供…工藤明美

    女の子で今は3歳

    最近は良く喋るようになった

    ん?何で『明美』かって?

    そうだな~…、明るく美しく生きて欲しいから
    『明美』かな?

    それと『宮野明美』を忘れないためにも

    『明美』って名前にしたのかもな


    志保「パパ、行くわよ」

    新一「へいへい」

    明美「パパ、『はい』は1回!」

    新一「へいへい…はい」

    志保「どっちが子供なのかしら?」クスクス

    新一「バーロ…」

    ブー ブー

    新一「(電話?)」

    志保「パパ、お仕事みたいね…明美」

    明美「えー!遊園地は?」

    志保「残念だけど今日は行けないわね…」

    新一「はい、工藤です」

    新一「はい、○○公園で身元不明の遺体」

    新一「わかりました!今すぐ急行します」

    新一「…」

    志保「わかってるわよ…仕事でしょ?」

    新一「あー…、わりぃ…」

    明美「…」

    新一「明美…ごめんな…パパ、お仕事…」

    明美「パパなんて大嫌い!!」

    志保「あーあー、嫌われちゃったわね」クスクス

    新一「必ず埋め合わせするから!じゃっ行ってくる!」

    志保「待って」

    新一「何だよ…」

    志保「ネクタイ…曲がってる」

    新一「おう…わりぃな」

    志保「よし、オッケー!」

    新一「じゃー行ってくる!」

    志保「気をつけてね」

    バタン

    志保「明美、お洋服買いに行こうか?」

    明美「行く行く!フリフリついたスカート買う!」

    志保「じゃー決まり!お買い物にレッツゴー♪」

    明美「ゴー♪」ニコニコ


    happy end
  34. 34 : : 2014/11/22(土) 23:34:10
    これで終わりです!

    終わり方がいまいち分からなかったのでこんな感じになってしまいました…

    最後まで読んでくれた方ありがとうございました!

    ※前の作品と全く内容は同じです。

    ただ(リメイク)と足しただけです。
  35. 35 : : 2015/01/18(日) 23:40:15
    号泣なう(。´ノω・`)。ウウゥゥ。・゚・(ノД`)・゚・。
  36. 36 : : 2015/03/26(木) 02:57:45
    同じく号泣なう(2015/03/26 02:57:39)
  37. 37 : : 2015/07/12(日) 23:03:38
    続編はよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバン

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名探偵コナン(新・志) シリーズ

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