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第1話 負けることは悪いことだろうか

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  1. 1 : : 2017/08/06(日) 22:47:36
    このSSはオリキャラが含まれます。

    登場人物にアニとクリスタが居ますが、あまりでてこないかもしれませ

    更新速度は気分です


    現パロ、バスケパロです




    以上のことをご了承ください
  2. 2 : : 2017/08/06(日) 22:52:02
    あの敗北からもう一ヶ月が過ぎた



    今は基礎体力をつける練習を毎日している



    ライナーの怪我も癒え、数日前から練習に復帰した




    敗北の傷は徐々に癒えていったが












    2人の関係は戻らなかった
  3. 3 : : 2017/08/06(日) 22:53:09
    前作のシリーズです

    こちらから読んだ方が中身がわかりやすいと思いますhttp://www.ssnote.net/series/3295
  4. 4 : : 2017/08/07(月) 06:37:28
    前シリーズ見ました!
    ほんっとに最高です!!!
    これからも頑張って下さい!!!
  5. 5 : : 2017/08/07(月) 22:48:53
    >>4最高のコメントありがとうございます
  6. 6 : : 2017/08/07(月) 22:53:15
    あれからエレンは今までよりも練習に励むようになった


    誰よりも早く学校に来て


    誰よりも遅く家に帰る


    元々の負けず嫌いは更に度が増し


    例え、練習のミニゲームに負けた時でさえ


    敗因となった選手を怒鳴りつけ、睨みつけた


  7. 7 : : 2017/08/07(月) 22:59:54
    ジャン「じゃあ今日の練習はここまで!ありがとうございました!」


    「ありがとうございました!」



    トーマス「やっと終わった……」



    エレン「おい!トーマス!」


    トーマス「ヒッ!」ビクッ



    エレン「何本オフェンスリバウンド取られたら気が済むんだ!ちゃんとスクリーンアウトしろよ!」



    トーマス「ご、ごめん」



    エレン「チッ」スタスタ


    ライナー「あれからエレン荒れてるな…」

    ベルトルト「うん、いつもピリピリしてる…」


    エレン「アルミン、パス投げてくれ」


    アルミン「う、うん」




    だがエレンとは真逆にアレンはバスケに対して消極的になった


  8. 8 : : 2017/08/07(月) 23:03:06
    朝練に遅刻することが増えた


    放課後の練習が終わると誰よりも早く帰宅する


    アレン「お先に失礼します…」


    ジャン「おう、いい加減に遅刻しないようにしろよ」



    アレン「はい」スタスタ




    エレン「…」


    アレン「…」



  9. 9 : : 2017/08/07(月) 23:05:54
    あの喧嘩の後、僕はエレンに喧嘩の原因を聞いた。よくある口論から暴力に発展したパターンのようだ


    エレンからの言い分だけじゃなくてアレンからもその時の状況を聞こうとはしたのだが……


    「別に…アイツから聞けよ」



    と、話をしてもらえなかった



    それと先ほどのアレンの遅刻が増えた件についてだが、そのことを1度エレンが咎めたことがあったんだ
  10. 10 : : 2017/08/07(月) 23:13:31
    「この前の事でバスケが嫌いになったから遅れるのか?そうならもう辞めちまえ」


    「勝手な推測で俺のことを決めつけるな。お前は朝練の前から練習してるみてぇだな。立派な事だ。あまり上手くなってるようには見えんが」


    「バスケに真剣に取り組むことが出来ない奴と同じ空間に居て100%が出せる訳ねぇだろ。真面目にやらねぇなら出ていけ!」


    「俺もお前のような弱いヤツとはプレーしたくねぇよ、お前こそ出ていけよ。」


    「なんだとコラッ!?」


    「あ?やんのか?」


    「上等だ!」



    「おい!止めねぇか!ベルトルト、ライナー押さえろ!!」


    ーーーーーー
    ーーーーー
    ーーーー
    ーーー
    ーー
  11. 11 : : 2017/08/07(月) 23:21:32
    あれ以来2人は会話どころか目も合わせない


    アレンに至ってはほかの部員とも距離を置いているように見える

    アレンは本当はバスケが嫌いなのだろうか


    いや、本当にそうならあの終盤の驚異的な追い上げは何だったんだろうか


    アレンの表情からは必死さが見て取れた


    チームを勝たせたい一心でプレーしているようにしか見えなかった


    だからこそエレンは怒っているのだろう


    あの必死さを普段は感じ取れないからだ


    何故常に必死にバスケをしてくれないのかと


    そうでないと自分の大好きなバスケを侮辱しているとエレンは感じているのだろう
  12. 12 : : 2017/08/07(月) 23:23:32
    2人のギスギスした状態はこのままだとチームに影響するだろう

    もう僕達はチームとして機能しなくなってしまうのだろうか



    僕はそれが一番怖い




    だって、もうエレンにあんな思いをして欲しくないから

















    もう…あんなことは




    起きてはならない
  13. 13 : : 2017/08/07(月) 23:27:59
    それから更に一ヶ月が過ぎた



    あと3日後、7月20日には終業式を迎える



    夏休みはチームがよりレベルアップする為の貴重な時間だ



    でも、相変わらずエレンとアレンの関係の改善の糸口は見えない


    あの2人が手を取り合い、チームの戦力となら無ければ僕は全国には行けないと思う



    それはチームのみんなはもちろん、



    あの2人だってわかってるはずだ



    はずなのに………
  14. 14 : : 2017/08/07(月) 23:36:50
    フリーダ「お疲れ様。明日の土曜日は私の用事で申し訳ないけど休みにさせてもらうわ。日曜日は練習前に話があるから頭に入れておいてね。」



    ジャン「ありがとうございました!」

    「ありがとうございました!」




    ダムダム


    シュッ スパッ



    アルミン「エレン」


    エレン「あ?」シュッ


    アルミン「明日はどうするの?折角の休みだけど……」


    エレン「…練習だけど」


    アルミン「最近あまり寝てないでしょ?目のクマが凄いよ。1日ぐらい休んでも………」

    エレン「他の奴らはどうだ?」シュッ


    アルミン「え?」


    エレン「他の奴らは明日も練習してる、その一日の差が勝敗を分けるかもしれないんだ。休む暇なんてない」



    アルミン「………無理はしないでね」
  15. 15 : : 2017/08/07(月) 23:40:33
    ダムダム


    シュッ スパッ


    シュッ スパッ


    エレン「ハァ…ハァ」


    ガタンッ!


    警備員「また君か!いい加減にしてくれよ、もう閉めちまうぞ」


    エレン「えっ……でもまだ」



    警備員「まだってもう22時前だ!早く帰らねぇと親も心配するし、補導されても知らないぞ!さあ早く片付けて帰った、帰った」



    エレン「…チッ」
  16. 16 : : 2017/08/07(月) 23:43:47
    エレン「……」スタスタ


    エレン(アルミンに休めって言われたし…でも練習しない訳にはいかない。明日は8時に起きて9時から始めれるようにしよう……)





    ガチヤ



    エレン「ただいま」



    カルラ「おかえりなさい、今日はまた随分遅かったわね」



    エレン「……」


    カルラ「先にお風呂入りなさい、ご飯温めておくから」



    エレン「……」コクッ






  17. 17 : : 2017/08/07(月) 23:46:54
    エレン「……」ブクブク



    『俺もお前のような弱いヤツとはプレーしたくねぇよ、お前こそ出ていけよ。』





    エレン「…チッ」ザバァ

  18. 18 : : 2017/08/07(月) 23:50:53
    エレン「………いただきます」


    ガツガツ



    カルラ「…明日は練習ないんでしょ?」



    エレン「……アルミンか?」



    カルラ「この前の試合で負けてから朝は6時にはいないし、夜も21時半過ぎないと帰ってこないでしょ。疲れ溜まってるはずよ、明日はゆっくりしなさい」



    エレン「嫌だ。俺が練習してない間に他の奴らは練習してるんだ。。だから俺は練習を休む訳にはいかねぇ」ムシャムシャ


    カルラ「ハァ」
  19. 19 : : 2017/08/07(月) 23:54:52
    カルラ「エレン、あなたは……この前の試合に負けて何を思ったの?」


    エレン「……悔しかった、俺がもっとしっかりしていれば勝てたはずなのに…だから今こうやって必死に練習してる」ゴクゴク


    カルラ「……何か得たものはある?」



    エレン「……ある訳ないだろ。今まで積み重ねてきたものが崩れたような気持ちになって、むしろ失ったものの方が多い」


    カルラ「例えば?」



    エレン「……自信と…あとは」


    カルラ「あとは?」



    エレン「……やっぱり言いたくない」


    カルラ「……そう」
  20. 20 : : 2017/08/07(月) 23:59:14
    カルラ「でもね、エレン。負けて得るものは必ずある。むしろ敗北から学べないと人は成長出来ない。負けた現実から目を背けてがむしゃらに練習すれば成長するわけじゃないわ。今のままじゃ必ず限界がある」



    エレン「……わからねぇよ。もう負けなくねぇよ。何が負けから得るものがある、だ。……負けすぎてもうわかんねぇよ」



    カルラ「……もういいの?」



    エレン「ああ、美味かった。ごちそうさま」



    カルラ「………練習するのは反対しない。でも休むのも練習よ」ガチャン


    エレン「……おやすみ」



    カルラ「…おやすみなさい」
  21. 21 : : 2017/08/08(火) 00:02:03
    ーーー翌日ーーー

    午前7時半


    エレン「……眠」ムクッ


    スタスタ


    エレン「……!」




    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    エレンへ

    朝ごはんとお昼は弁当にしておきました。


    あなたの嫌いな梅干しとレモンを入れてあります。


    嫌いなのは知っているけれどせめてこれくらいのサポートはさせてもらうわ。


    練習頑張って


    カルラ


    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




    エレン「……」
  22. 22 : : 2017/08/08(火) 00:03:32
    エレン「いただきます」


    ガツガツ


    エレン「8時半出れば充分だな…」ムシャムシャ



    エレン「…ごちそうさま」





    エレン「……」ガチャガチャ



    キュッキュッ


    エレン「洗い物終わり…準備するか…」
  23. 23 : : 2017/08/08(火) 00:04:51
    エレン「………よし行くか」ガチャ



    スタスタ



    エレン「………」






    ーーー5分後ーーー



    エレン「……」スタスタ


    エレン(あとはここ曲がればすぐだ)



    「あのーすみません。ちょっとええかな?」
  24. 24 : : 2017/08/08(火) 21:41:46
    捕捉……これから出てくる進撃キャラはこのSS独自設定アリ・キャラ崩壊不可避です。ご注意ください
  25. 25 : : 2017/08/08(火) 21:45:31
    エレン「……はい?」


    「ここら辺に『スーパー抹茶パフェ』っていうのが名物の甘味処があるって聞いたんやけど、知らへん?」


    エレン「……知りません」


    「じゃあ、ちょっと調べてくれへん?スマホあるやろ?俺の充電すんの忘れてつかえんくなってしもうたんやわ」






    エレン「……わかりました」




    〜5分後〜
  26. 26 : : 2017/08/08(火) 21:48:20
    エレン「……ここからすぐですね。案内しましょうか?」


    「ええんか?どっか行く途中やろ?」


    エレン「まあ、良いですよ。少しくらい………」



    エレン(引き止めたのはそっちだろ……)



    スタスタ








    エレン「ここです」


    「おおきに。お礼になんか奢らせてくれへんか?」


    エレン「でも……」


    「まあまあ、奢るから。さぁ入った入った!」



    エレン「ちょっと……押さないでください!」
  27. 27 : : 2017/08/08(火) 21:54:19
    〜店内にて〜


    店員「ご注文をお伺いします」


    「スーパー抹茶パフェ一つください」


    エレン「……バニラソフト」

    店員「かしこまりました、少々お待ちください」スタスタ



    「あぁ〜涼しいわ。エアコン発明した人ほんまに尊敬するわ」


    エレン「……」


    「どしたん?やっぱ急ぎの用でもあったんか?」


    エレン「…そういう訳では」


    エレン(こんなところで時間無駄にしてる場合じゃないのに………)



    「まあまあ、そんな自分追い詰めてもしゃあないで、あの負けはお前のせいだけどはちゃうから」


    エレン「!?」


    「え?だってお前、シガンシナ高校のエレン・イェーガーやろ?」


    エレン「なんで知って!」

    「いや、今回の練習相手のビデオ見た時にシガンシナ高校との試合のアレやったからちょっと調べただけや。新人王とベスト5入った1年とかそうそうおらんで?」
  28. 28 : : 2017/08/08(火) 22:01:37
    エレン「……知ってたんですか?」


    「まぁな。見かけたんはほんまにたまたまやけどな」



    エレン「ちなみにどことやるんですか?」



    「いや、もう昨日やって今は自由時間やねん。だからこうやって趣味の甘味処巡りしとんねんけど…確かプフェアート?やったな今回確か3位やったんやろ?」


    エレン「まあ……」


    「結果151-100でボロ勝ちやったけどな…ハハハッ!」


    エレン「!?」



    エレン(あのプフェアート高校に50点差!?こいつ……)



    エレン「……どこの高校ですか?」


    「え!?俺のこと知らんの?嘘やろ!今月の月バスに特集されたんやけど!バスケ部員ならチェックするもんやろ!」

    エレン「はぁ」



    「まあいいわ、教えたる」








    オルオ「俺の名はオルオ・ボサド。マリア高校のPG(ポイントガード)や」
  29. 29 : : 2017/08/08(火) 22:08:06
    エレン「…?」


    オルオ「ほんまに知らんのかいな、そもそもココ最近の高校バスケの序列知っとんのか?」


    エレン「……序列?」



    オルオ「ココ30年は3つの高校がインターハイ、国体、WC(ウィンターカップ)のタイトルを奪い合ってるんや。マリア・ローゼ・シーナ、この3校は『WALL-3』(ウォールスリー)(以下W3)って呼ばれとる。俺の所属してるマリアもその一角や」
  30. 30 : : 2017/08/08(火) 22:11:22
    エレン「……そんな凄い学校でスターターなんですか?」

    オルオ「まぁな。言うてもそれぞれに特徴があるねんけど」


    店員「お待たせ致しました、スーパー抹茶パフェとバニラソフトです」




    オルオ「うお!きた!きた!これを楽しみに昨日も頑張ったんや!いただきます!!」ガツガツ



    オルオ「美味!アカン、俺の食べてきた甘いもんトップ3に入る美味さや!」パクパク


    エレン「……」チロチロ
  31. 31 : : 2017/08/08(火) 22:18:57
    オルオ「……美味かった〜、これでインターハイまでは頑張れるわ」



    エレン「……インターハイにはやっぱり出るんですね」



    オルオ「あ、そっか。お前らの地区はカラネス学園やねんな。久し振りやな、6年ぶりくらいちゃうか」



    エレン「そうなんですか?」


    オルオ「そのはずや、ここら辺はカラネス学園とトロスト第一のどっちかが出てくるんやけど最近はトロスト第一が強かったからな…何か知らんけど今年は急に弱なったわ…」


    エレン「……トロスト第一が弱いと聞いた時はカラネス学園が来ると思いましたか?」


    オルオ「せやな、でもシガンシナとプフェアートのビデオ見た後はどっちが来てもおかしくないなとは思ったで。まあ、最後は古豪の意地ってやつやな。イアンも最後ナイスブロックやったなぁ……」



    エレン「……」
  32. 32 : : 2017/08/08(火) 22:24:02
    オルオ「そう言えばあのイアンに最後ブロックされた子と試合のあと喧嘩したってホンマ?」



    エレン「……!」



    オルオ「……マジかいな。どしたん?思い出したくないような事思い出してもうたって顔してるけど……もしかして俺のせい?」


    エレン「いえ、そういう訳では……」



    オルオ「でもあの銀髪クン、終盤凄かったな。ディフェンス上手いけどオフェンス苦手なんかと思いきや、むしろどっちがエースかわからんかったな。なんつって…w」



    エレン「……1つ聞いてもいいですか?」


    オルオ「……?おう、言うてみ」


    エレン「……本当は凄いプレーができるのにそれをしない奴が居たらどう思いますか?」
  33. 33 : : 2017/08/08(火) 22:28:42
    オルオ「……あの銀髪クンか?」



    エレン「……はい」



    オルオ「……どうなんやろな、少なくともあの子は普段は無理矢理自分を抑えてるような感じがするで」



    エレン「……?」



    オルオ「いや、個人の見解なんやけどな。特にそんな思いが感じれるのはオフェンスの時やねん。ディフェンスはエースストッパーと周りのヘルプに尽力して一生懸命やけどオフェンスの時はスクリーンとかスペース作る為の動きの中に動くのを止めたような動作があったような気がするねん」



  34. 34 : : 2017/08/08(火) 22:32:58
    エレン「動きを止める……?」


    オルオ「おう、例えばオフボールの時に今動き出したら絶対にマーク外れるタイミングで動こうとするけど止めんねんな。ちょっとピクッってなってるところがちょいちょい見られたわ」


    エレン「そんな動きしてました?」



    オルオ「いや、ほんまにちっちゃいからな。俺も何回か見直してから気づいたんやけど行こうとしたんを強引に止めるからピクッとしたとこがあったわ。注意して見んとわからんやろうけど試合中にそんな余裕はないやろ、だから観客席とかから見たりせなわからんと思うで…気づける人間もそうそうおらんと思うけど」
  35. 35 : : 2017/08/08(火) 22:42:54
    オルオ「ホンマはもっと攻めたいけど本能って言うか脊髄反射で止めてる感じなんかな……例えば過去のトラウマとか?わかりやすく言えば虫を一回触ってみたら変な発疹が出てきたりして、その虫が知らんうちに手とかに乗っ取ったら思わず腕振り回す的な感じか?……うーんこういうのは苦手や」



    エレン「………」



    オルオ「なんかそんなこと知らんか?あの銀髪クンの過去とか」



    エレン「いえ、そもそもアイツのことを俺どころかチームのみんなも今思えば何も知らないですね。コートの外で話した記憶がない……」



    オルオ「………隠し事だらけか?そんな奴おったらホンマのチームになれる訳ないやろ。
    仲間の全てを知り尽くさな信用出来へんわ。少なくとも俺は」



    エレン「……」


    オルオ「まあそんな月に何回○○○○するとかは知りたないけど」


    エレン「たとえ親友であっても興味持ちません」


    オルオ「けどさ」


    エレン「!」


    オルオ「仲間のことなんも知らのは不味いよな……」

    エレン「…」
  36. 36 : : 2017/08/08(火) 22:49:15
    オルオ「喧嘩したってのも相手のこと考えんと一方的に言いたい事行ったんちゃうの?それですれ違いまくって今は絶縁状態とか?」


    エレン「……」


    オルオ「図星かいな。…ええな?人にはなんかあるんや。言いたくなこととか知られたくないこと。それを無理矢理聞き出すんやなくて小さい積み重ねからコツコツ信頼築いて全てをぶちまけてもいい様な関係を築くんや。それをなんも知らんのに逆撫でするのはアカン」


    エレン「……」


    オルオ「まずはお互い相手のことを知ろうとすることやな。まぁ、お互い頑張ろうや。WC(ウィンターカップ)で会うの楽しみにしとくわ。ほなまたな。会計は済ませとくから早く行きや」スタスタ



    エレン「……」
  37. 37 : : 2017/08/08(火) 22:57:38
    エレン「…行くか」ガタッ



    エレン「…」スタスタ


    『黙って聞いてりゃ勝手に喋りやがって!俺のこと何も知らねぇくせによ!!』


    エレン(俺はアイツのことを何も知らない……)スタスタ


    エレン(確かにそうだ、なにか事情があったのかとしれない。俺はそんなことを考えずに一方的に言いたい放題言って挙句の果てにはチームメイトを殴ったんだ)



    エレン(……そもそもあの終盤のプレーも勝ちたい気持ちの現われだったんだ。オルオさんの言う通りトラウマがあったにも関わらずアイツは本当の自分をさらけ出そうとしたんだ…チームの勝ちのために)



    エレン(俺はどうだ?シュートが入らなくなってチームの足を引っ張り、尻拭いしてくれた奴を怒鳴り散らし、勝手に不仲になった。


    カッコ悪いなぁ………)
  38. 38 : : 2017/08/08(火) 22:58:54
    エレン(でも、正直面と向かって謝るのはどうだろう……アイツはそれを望んでいるのだろうか。……わからないとりあえず今の俺は



    ダム



    エレン(上を目指して練習するのみ!)シュッ





    スパッ
  39. 39 : : 2017/08/08(火) 23:04:44
    〜翌日〜


    エレン「……」


    アルミン「エレン、どうしたの?さっきからアレンの方見て」


    エレン「…いや、別に」


    アルミン「……耳赤いよ」


    エレン「うっ…」



    エレン「ただ、アイツのことを理解しようと思っただけだ」


    アルミン「…そうなんだ」

    アルミン(見たらわかるとか君は超能力者かい?でもとりあえず今の関係でいいと思ってた状態よりは前進したのかな?……アレンはどうなのかわからないけど)


    アルミン(でも僕達も彼のことを全然知らないんだよな………)





    ガラッ


    ジャン「おはようございます!」


    「おはようございます!」


    フリーダ「…おはよう、練習に入る前にいくつか話すことがあるけど順を追って話すわ。


    まずは新しくコーチを学校が雇ってくれました。 どうぞ」


    「はいよ」
  40. 40 : : 2017/08/08(火) 23:04:59
    今日はここまでです
  41. 41 : : 2017/08/09(水) 21:41:05
    ガラッ


    ケニー「俺が今回お前らのコーチになったケニー・アッカーマンだ。よろしく頼む」



    「!?」


    ジャン「ケニー……ってあのケニー監督ですか!?」


    ケニー「おうおう、知ってるやつもいるのな」



    エレン「……アルミン解説」


    アルミン「やっぱり知らないのか……ハア、7年前までこの学校のバスケ部の監督で無名のシガンシナ高校を全国ベスト4まで導いた名将だよ。」


    エレン「マジ!?」


    フリーダ「マジよ。私だけでは限度があるから戻ってきてもらったわ」
  42. 42 : : 2017/08/09(水) 21:44:21
    ライナー「戻ってきた、って何してたんですか?」


    ケニー「いやぁ、俺の時の生徒らに刺激受けてな、俺もまだ行けんじゃねぇかなって思ってマイナーリーグからプロに昇格しようと思って最近まで挑戦してたんだわ」



    コニー「結果は!?プロになれたんですか?」


    ケニー「なれてたらここにいねぇよ。年のせいであんま活躍できなかったわ。仕事なくなった時に昔世話になった旦那の娘がバスケ部の監督してるから協力して欲しいって来たから、戻ってきた訳だ」


    アルミン「自由……」
  43. 43 : : 2017/08/09(水) 21:47:34
    ケニー「話が脱線しちまったな。本題に入る。まずこれからの指導方針だが………チームプレーではなく個人を伸ばす」


    ジャン「個人のレベルアップからですか?」

    ケニー「そうだ。今の状態で複雑なコンビプレーやってもあんま効果はねぇ。それは全国が決まってからだ。単純に今のお前達なら個人のレベルを上げれば地区は突破出来るはずだ。
    俺はこの前のインハイ予選の試合のビデオ見てそう思ったね」


  44. 44 : : 2017/08/09(水) 21:53:46
    マルコ「でもこの前のカラネス学園との試合は個人で勝負したらことごとく跳ね返されました。なので、より自分達の得意なコンビプレーのバリエーションを増やしていくのもいいと思うのですが」


    ケニー「今のお前達は個人のレベルが全国と比べると高いとは言え難い。それをチームプレーで補うことは出来るが逆に言えば個人プレーに走らされたらなす術ないじゃねぇか?それにお前達より個人のレベルが高いヤツらがチームプレーをしてくるのが全国でベスト4に入るようなチームだ。ならば先に個を伸ばすべきだ。10×5より100×5の方が強えに決まってんだろ」
  45. 45 : : 2017/08/09(水) 21:56:15
    ケニー「とりあえず普段の練習が見たい。実際にお前らのプレーを見てから内容を固めたい。」


    フリーダ「では、練習を始めます。」


    ジャン「わかりました。ダッシュ行くぞ!」


    「おう!」

    ダダダダダッ




    ケニー「それとフリーダよ」


    フリーダ「はい?」


    ケニー「できれば3対3の速攻の練習をしてくれねぇかな。多めに」


    フリーダ「わかったわ」





  46. 46 : : 2017/08/09(水) 22:03:36
    ーーーーーー現在公開可能な情報ーーーーーー

    ケニー・アッカーマン


    7年前に無名のシガンシナ高校をインターハイベスト4に導いた名将。一躍名を知らしめるも、教え子の活躍に刺激を受け、プロのバスケットボールプレイヤーになる夢が再燃。マイナーリーグからの契約を目指すも契約ならず、そのまま引退。フリーダの父であるレイス氏にはグレていた時に道を正してくれ、自らにバスケの楽しさを教えてくれた恩に報いるために今回、再びコーチとして戻ってきた。マイナーリーグの中では最もディフェンスに優れた選手に与えられる。DPOY(最優秀守備選手)賞に7年間で3度選出されたほどでディフェンスには自信があるようす。
  47. 47 : : 2017/08/09(水) 22:07:29
    ジャン「にしても帰ってくるとはな、驚いた。」ハァ


    ライナー「今の速攻が売りのチームを作ったのはあの人なんだろ?」


    ジャン「ああ、オフェンス重視のランアンドガンスタイルを軸にチームを強化した。あの人がいなかったら俺はここに来てねぇな」


    ライナー「俺もだ」
  48. 48 : : 2017/08/09(水) 22:13:57
    ーーー練習終了後ーーー

    ケニー「……お疲れ、大体わかった。また合宿の最初に詳しいことは話す」


    ライナー「合宿?」


    ケニー「あれ?言ってなかった?」


    フリーダ「言ってないです」



    ケニー「まぁ、いいや。終業式がお前ら20日だろ?終わったらそのまま7月が終わるまで強化合宿だ」


    ベルトルト「11日間も…?」


    ライナー「どこでやるんですか?」


    ケニー「細けぇことは当日話す。俺は色々考えにゃあならんからもう帰るわ、じゃあな」


    フリーダ「私も失礼するわ」


    ジャン「ありがとうございました!」


    「ありがとうございました!」
  49. 49 : : 2017/08/09(水) 22:15:57
    エレン「よし」ダムダム


    ジャン「警備員の人困らすなよ、監督が言われたらしいからな」


    エレン「わかってます」シュッ


    ジャン「その返事も5回目だけどな。マルコ、帰ろうぜ」


  50. 50 : : 2017/08/09(水) 22:18:46
    ケニー「エレンっつたか?あのちっちゃくて身体能力高ぇヤツ」


    フリーダ「……ええ、なにか気になることでも?」


    ケニー「アイツは毎回練習後に自主練してんのか?」


    フリーダ「インターハイ予選で負けてからはそうね」



    ケニー「そうか……」



    フリーダ「どう?あなたの時とは違うかしら?」




    ケニー「いや、むしろ逆だ。よく似てる。ただ、ポテンシャルはそれ以上だ。成長次第ではマジで狙えるぞ、全国制覇」



    フリーダ「そうなの?」
  51. 51 : : 2017/08/09(水) 22:20:24
    ケニー「だが、あくまで成長次第だ。それぞれにどんな武器を身につかせるかが重要だ。まぁ、楽しみではある」


    フリーダ「頼りにしてるわ」


    ケニー「任せとけ」







    そして、7月20日、終業式終了後………
  52. 52 : : 2017/08/10(木) 21:36:14
    ジャン「監督に門の前で待っとけって言われたけど遅せぇな……」



    ライナー「暑っつ……」パタパタ



    マルコ「そもそも合宿所の場所も移動手段も何も言われてないよね…」



    マルセル「確かに」







    <ブロロロ



    ベルトルト「……リムジン?」




    ガチャ



    フリーダ「お待たせ、さぁ、みんな乗って」



    全員(マジかよ)



    ブロロロ




  53. 53 : : 2017/08/10(木) 21:41:03
    アルミン「………12人分の荷物が全部乗った、リムジンってこんな広いの?」



    クリスタ「確かお父さんの特注品だったはず……」




    アニ「流石財閥は金の使い方が違うね」



    ケニー「おーい、すぐに着くからな。準備しとけよ」



    コニー「コーチ?どこ?」




    ケニー「運転してるんだよ」





    アルミン「え?出来るんですか?」





    ケニー「前に監督するまでは旦那の車の運転してたからな、リムジンくらい朝飯前だ。」





    ケニー「そら、降りろ」
  54. 54 : : 2017/08/10(木) 21:43:30
    ジャン「ここは……」



    フリーダ「レイス家の私用滑走路よ」



    ケニー「航空業界にも通じるから出来ることだな」




    マルコ「凄い……」




    フリーダ「じゃああのジェット機にみんな乗って」



    ライナー「パイロットはまさか……」




    ケニー「俺だ」
  55. 55 : : 2017/08/10(木) 21:45:54
    エレン「なんでわざわざ飛行機で…」



    フリーダ「行先は私有地の島よ。父さんが船に弱いから飛行機しかないの」



    アルミン「わかりやすい理由だ……」



    ジャン「つうか島まで持ってんのかよ」


    ケニー「離陸するぞ、シートベルト締めろ」










    キュイイイイイイン
  56. 56 : : 2017/08/10(木) 21:51:00
    〜1時間後〜


    エレン「着いた、ここが…合宿所か!」



    フリーダ「本来、父さんが共同オーナーを務めるプロチームのトレーニングキャンプ用の施設だけど、特別に使わせてもらったわ。
    これから各自の部屋に荷物を置いてきてもらうから、ホテルのフロントから鍵を適当に持って行って部屋に入りなさい。部屋番号は全員ジャンに伝えて、ジャンは私に報告しなさい」



    ジャン「よし!行くぞ!」


    「やっふううぅっ!」ダダダダダッ




    ケニー「合宿ってこと忘れてねぇかアイツら……」
  57. 57 : : 2017/08/10(木) 22:02:21
    ー1205室ー


    エレン「広い……自腹で払ったら一泊で十万位は余裕で超えそうだ」


    エレン「部屋番号報告しねぇと……」ポチポチ



    >イェーガー!



    エレン「…グループに誰かが…」





    ジャン『合宿についての説明

    ・午前中は8時半から12時半まで
    2時間半の休憩を挟み、15時から19時までを練習時間とする。

    ・食事の時間、回数などは各自に任せるが、調整ミスで夏バテにならないように。入浴や消灯・起床時間についても同様。

    ・体育館は24時間開けておくが、自主練の後は片付けをするように。

    ・洗濯は各自部屋に備え付けてある洗濯機でやるように。




    以上のこと以外で質問がある場合には内線で2005までかけてくれ。



    だそうだ。』
  58. 58 : : 2017/08/10(木) 22:04:58
    ジャン『それと30分後から選手1人ずつコーチとミーティングがある。順番は背番号、1人にどれ位の時間がかかるかわからないので終わったら次の人に連絡すること。いいな?』



    エレン「ミーティングか……」



    エレン「それまで練習するぞ」スタスタ



  59. 59 : : 2017/08/10(木) 22:06:29
    ガラガラ



    エレン「……あんま学校の体育館と変わんねぇな。まぁ、練習できればなんでもいい」ダムダム



    シュッ



    スパッ



    シュッ


    スパッ





    ーーーーーー
    ーーーーー
    ーーーー
    ーーー
    ーー
  60. 60 : : 2017/08/10(木) 22:11:46
    〜3時間後〜


    エレン「…ハア、ハア」


    シュッ



    エレン「あっ!」


    ガコン



    エレン「くそっ、汗で滑った…」




    コロコロ



    「……よいしょ」パシッ



    エレン「!」



    「ほら」ピッ



    エレン「…ありがとうございます」パシッ



    「本当に高校生が合宿に来てる、こういうのは初めてだなぁ」




    優しい声とは対照的に黒髪をオールバックできめ、高級感あふれるスーツを着た伊達男がそこに立っていた
  61. 61 : : 2017/08/10(木) 22:21:10
    エレン「…誰ですか?」


    ベン「僕はベン・フィリップス、この施設の持ち主のレイスさんとプロチームの共同オーナーをやっている者さ」



    エレン「そうなんですか?」



    ベン「ああ、君名前は?歳も教えて」


    エレン「エレン・イェーガーです。今年から高校生になりました」


    ベン「そうなんだ。僕には今歳が丁度半分の弟がいるんだ。君と同い年のね。同じくどこかの高校でバスケ部に入ってるらしいんだ」




    エレン「らしいってどうゆう事ですか?」



    ベン「僕が高校生になる時に資産家の勉強で海外に留学した時に生まれたからあまりあってないんだよ。アイツ自分からは連絡しない奴でさ、僕も最近まで忙しくてかれこれ半年くらいメールも電話もしてないんだ。珍しくアイツから送ってきたメールがそういう内容だったんだよ」



    エレン「へぇ」
  62. 62 : : 2017/08/10(木) 22:25:20
    エレン「ちなみにどんな人なんですか?」



    ベン「あぁ、えっとね…」


    アレン「ここにいやがったか」



    エレン「……何の用だよ」




    アレン「次お前だ。わざわざ探して呼びに来てやったんだよ」




    エレン「チッわざわざどうも……


    ベン「アレン!」



    エレン「へ?」



    アレン「……!」


    ベン「久しぶりだな!お前シガンシナ高校に居たのか!それぐらいは言ってくれても良かっただろ!」




    アレン「……」



    ベン「どうだ?再開記念に兄弟水入らずで語ろうじゃないか?」




    アレン「いい、嫌いなやつの顔見ちまったから気分が悪ぃ。寝るわ」スタスタ



    ベン「……そうか」



  63. 63 : : 2017/08/10(木) 22:29:45
    エレン「アイツが弟!?でも名字……」


    ベン「…結婚相手が変えたくないって言うから婿入りしたんだ。だから名字は違う」



    エレン「……」




    ベン「……仲が良くないんだね」





    エレン「……えっ…んと、良くは…ないっす」




    ベン「いいんだよ隠さなくて、アイツがチームメイトと仲が良くないのは今だけじゃないから……」




    エレン「今だけじゃ…?」




    ベン「それより、アレンは君を呼びに来たんじゃないのか?」




    エレン「そうだ!ミーティング!」タタタッ






    ベン「………」






    ベン「アレン………」






    ベン「また………なのか?」
  64. 64 : : 2017/08/10(木) 22:39:14
    ケニー「遅かったな」



    エレン「すいません、自主練してて」



    ケニー「まぁ、いい。始めるぞ。
    …まずお前この先、チームの勝利の為にどんなプレイヤーになるかイメージできてるか」



    エレン「はい」




    ケニー「具体的には?」




    エレン「……エースとして点をとることでチームを引っ張ることです。」




    ケニー「なるほど…じゃあよ、お前は負けることは悪い事だと思うか?」



    エレン「……」
  65. 65 : : 2017/08/10(木) 22:44:18
    エレン「…はい」



    ケニー「何故だ」



    エレン「……負けることは何もいい事がありません。負けた後に残るのは悔しい気持ちだったり怒りだったり負の感情です。俺はそれが嫌いです」


    ケニー「……負けた後に考えるのはそれだけか?」



    エレン「はい」




    ケニー「確かにいいことではない。特にスポーツの世界においては結果が全てだ。勝者は持て囃され、敗者は見離される。そういうもんだ、だがな……」


  66. 66 : : 2017/08/10(木) 22:46:37
    ケニー「お前がそれしか見えてねぇならこれ以上の成長の見込みは無い!」



    エレン「どういう意味ですか!?」



    ケニー「なんで負けたか考えたことがあるのか?ないだろうな」




    エレン「そんなこと……」



    ケニー「100%ないと言えるのか?じゃあお前よ、あの自主練はなんだ?」



    エレン「え?」



  67. 67 : : 2017/08/10(木) 22:52:02
    ケニー「何回かこっそり見せてもらったよ。目的もねぇ、ただシュートを放るだけ。だからお前は駄目なんだ。
    敗北から何も学べれないやつが勝手に先なんか見据えてんじゃねえよ!」



    ケニー「ただ練習量をこなせばいいってもんじゃねえ。敗北から目を背けて目的もあやふやのまま空回りしてるだけだ。聞けばお前、この前の試合で負けた後にアレンと喧嘩したらしいな?」



    エレン「はい……」



    ケニー「何を言ったんだ?」
  68. 68 : : 2017/08/10(木) 22:57:52
    エレン「アイツが本来の力を出して戦っていたら勝てたのにアイツはそれをしなかった。真剣にバスケに向き合ってるように見えないから辞めろと」




    ケニー「……少なくとも現時点ではお前よりも敗北と向き合ってるぞ」





    エレン「!」




    ケニー「これから先どうすればいいか聞いたらちゃんと答えが返ってきた。プレーを見つめ直し、改善すべき点がわかっているのはアイツのほうだ」




    エレン「………」




    ケニー「まぁ、お前の言いたいこともわかる。あのタイミングまでのアイツは100%ではなかった。どんな理由からあるのか知らんがな」
  69. 69 : : 2017/08/10(木) 23:04:36
    ケニー「そんなことより自分のことだ。全部言ったらお前の為にならんから一つだけアドバイスしてやる。お前は身体能力の使い方がド下手くそだ」



    エレン「!」



    ケニー「お前のインサイドでのフィニッシュ力の高さを支えるのはそのバネとスピード、だがそのバネはほかのところでも使える。」





    エレン「どこですか?」



    ケニー「ジャンプシュートの時だ。
    跳躍力が高いってことはそれだけ蹴る力も強い。それをしっかりボールに伝えれるようになれば手投げ気味の今より安定してシュートが撃てる。欲を言えばスリーも試合で使えるようになって欲しい。少なくともミドルを安定して決められるようになれば、よりお前のドライブが活きる」



    エレン「なるほど……」
  70. 70 : : 2017/08/10(木) 23:12:23
    ケニー「後は自分で見つけて、考えてやってみろ。それが合ってたらまたアドバイスしてやる。まぁこんなもんか。聞きたいことはあるか」



    エレン「いえ、特に」




    ケニー「そうか…じゃあ最後に一つだけ聞く。お前はどのくらいこのチームで成功したい?」




    エレン「……どう言えば言いですか?」





    ケニー「言い方を変えよう。どんな覚悟を持ってこのチームに貢献しようと思ってる?」


    エレン「………」



    ケニー「じゃあどのくらいの気持ちでいればいいか教えてやる。明日朝の5時に近くの砂浜に来い」



    エレン「……わかりました、失礼します」



    ガチャ バタンッ




    エレン「………」スタスタ



    エレン(どのくらいの覚悟か………)


    エレン(勝つ為にはなんでもするって言えば正解だったか?とりあえずビデオ見て見直さねぇと)タタタッ




    エレン(………言われてみればとりあえず練習すればいいって訳でもないのか。あまり考えて来なかったツケが回ってきた感じだ)

  71. 71 : : 2017/08/10(木) 23:15:40
    〜翌日、早朝5時〜


    エレン「…」ザッザッ



    ケニー「来たな」



    エレン「何をするんですか」



    ケニー「……どのくらい成功したいと思えばいいのか教えてやる。付いてこい」ザブザブ



    エレン(海の中に?とりあえず言われた通りに)ザブザブ
  72. 72 : : 2017/08/10(木) 23:21:42
    ケニー「…」ザブザブ



    エレン「…」ザブザブ



    ケニー「…」ザブザブ



    エレン「…」ザブザブ(もう太ももの中頃まで水が…)



    エレン「まだ行くんですか?」



    ケニー「…」ザブザブ



    エレン「…」ザブザブ
  73. 73 : : 2017/08/10(木) 23:25:14
    ケニー「…」ザブザブ


    エレン「…」ザブザブ


    ケニー「…」ザブザブ


    エレン「…」ザブザブ(もう腰まで)



    ケニー「…」ザブザブ


    エレン「…」ザブザブ


    ケニー「…」ザブザブ


    エレン「…」ザブザブ(胸にまで…)
  74. 74 : : 2017/08/10(木) 23:27:21
    ケニー「…」ザブザブ


    エレン「…」ザブザブ


    ケニー「…」ザブザブ


    エレン(…もう足が着かねぇ、あの人は俺より背が高いからな…とりあえずもう一度聞くか)



    エレン「すいませんまだ行くんですか?もう足がつかな



    ザブンッ!



    エレン「!?」
  75. 75 : : 2017/08/10(木) 23:30:09
    エレン「ごボッ!?」


    ケニー「……!」グググ


    エレン(急に押さえつけ…なんて力だ、地面蹴って浮こうとしても力に逆らえねぇ…!)



    エレン(これに勝って見せろってことか?くそっ、やってやるよ)ダンッ!
  76. 76 : : 2017/08/10(木) 23:32:51
    ケニー「……蹴って浮こうとしても無駄だ。ガキ力じゃ勝てねえよ。ましてや水中で」グググッ!



    エレン(更に力が強く…でも待てよ)


    エレン(これは忍耐力を鍛えるためか?ならギリギリで上げてくれるはず苦しくなったら知らせれば……)



    ケニー「…!抵抗が無くなった、まだ余裕だな。よし……」
  77. 77 : : 2017/08/10(木) 23:35:24
    ガシッ!


    エレン(首絞めやがった!息が…)ゴボゴボ




    ケニー「ほらほら、どうだ?」ググッ






    エレン(こいつ殺す気だ!不味い…早く上がらねぇと息が…)ゴボボ
  78. 78 : : 2017/08/10(木) 23:39:04
    ケニー「仕上げだ…!」グググ


    エレン(やばいやばい!くそっ、離せ!息をさせろ!)ゴボゴボ



    ケニー「…っ!」グググ



    エレン(くそっ、離せ!やめろ!死ぬ!息が…もう…)



    エレン(くそっ、頼む!息をさせてくれ)




    エレン(やめて…くれ息が…もう)ゴポポッ






    ザバァ!!

  79. 79 : : 2017/08/10(木) 23:43:52
    エレン「…カッ…」グッタリ


    ケニー「やり過ぎたか!?くそっ、」ザブザブ




    ケニー「とりあえず水を吐き出させねえと…」



    ケニー「……シャラくせぇ!」ドゴッ!(膝蹴り→みぞおち)



    エレン「…ゴハッ!」



    エレン「カハッ、ゲホッゲホッ…ハア、」



    ケニー「危ねぇ、マジで死んだかと思った」


    エレン「……何しやがる!殺す気か!」



    ケニー「落ち着け、ちょっと上げるの遅かっただけだ」



    エレン「それで死んだらどうするんだ!首まで絞めやがって!息ができなくてやばかったぞ…」ゲホッ



  80. 80 : : 2017/08/10(木) 23:48:54
    ケニー「……さっきなに考えてた?」



    エレン「あ?」




    ケニー「上げられる直前、息をすることしか考えてなかったんじゃねえか?」




    エレン「………!」





    ケニー「当然だがヒトは水中で呼吸ができねぇ。今のお前は首を絞められて息を吐き出させられたから尚更だ。そんな時にテレビやゲーム、夏休みの宿題とかお前が三度の飯よりも好きなバスケのことさえも忘れて息をすることだけを考えて必死だっただろ?その気持ちを忘れるな……!」
  81. 81 : : 2017/08/10(木) 23:54:18
    ケニー「お前がこれからさらに成長する為には今、息をするぐらいの思いと覚悟が何よりも必要なんだ!時間も飯も寝ることも忘れるぐらい集中して必死になって没頭しなくてはならない!それが今!お前に最も必要なことだ!ただ成功したいって思う奴はいくらでもいる、お前は多数のただ成功したいと願う人間ではなく何を犠牲にしてでも成功したいと強く思えるようにならなくてはならない」



    エレン「……」



    ケニー「手荒な真似して悪かったな。だが、やはり言葉で言うだけよりは俺の言いたいことが伝わったはずだ。じゃあ午前の練習に遅れないようにな」ザッザッ



    エレン「……」フラフラ


    エレン(頭クラクラして、立てな…意識が…)



    ドサッ



  82. 82 : : 2017/08/11(金) 00:02:00
    …レン



    …エレン!


    エレン「うあっ……」



    クリスタ「良かった、目が覚めて」ホッ



    エレン「俺は……」



    クリスタ「あそこの砂浜で倒れてたからびっくりしたよ!何があったの?服もビショビショだし」




    エレン「いえ、別に…」



    エレン(本当だ。さっきまでいた砂浜があそこにある。ベンチか何かで横になってるのか)



    エレン「すみません、ありがとうございます」



    クリスタ「いいよ、もう少し休憩する?」



    エレン(……待てよ。段々考えられるようになってくると疑問が出てきた。なんで頭だけ柔らかいのが当たってるんだ?首から下は硬い木の感触だ)


    エレン(そして、枕の様な柔らかさではなくて温もりのある、優しい柔らかさ。これはまさか……!)
  83. 83 : : 2017/08/11(金) 00:07:44
    エレンが上を向くとそこには2つの山があった




    そう、クリスタの胸である



    つまり今、エレンの頭はクリスタの膝の上にある




    俗に言う膝枕である



    エレン「な!?えっ!?」



    クリスタ「どうしたの?」




    エレン「いや、あのこれって…膝…枕じゃ」



    クリスタ「うん…よくお姉ちゃんが疲れてる時にせがませるからやってあげてるんだけど、エレンもぐったりしてたからどうかなって思って」



    クリスタ「でも男の人にするのは初めてだからちょっと恥ずかしい……\\\」ボソッ


    エレン(心の声漏れてますっとは言わないでおこう)



    エレン(てことは俺は初めてクリスタさんの膝枕をしてもらった男子ってことか!)ガッツポ




  84. 84 : : 2017/08/11(金) 00:12:55
    クリスタ「嫌だったかな?」



    エレン「いえ全然。もう少し言いですか?」



    エレン(…ちょっと欲張ったか…?)


    クリスタ「いいよ、あと30分したら7時になるから一緒にご飯いこ?」ニコッ



    エレン「はい」


    (さっき死にかけた分ここは天国だ!柔らかいし、いい匂いするし。眠くなってきた…)




    エレン「…」zzz



    クリスタ「寝ちゃった…」



    クリスタ「普段の顔ちょっと怖いけど寝顔可愛いな〜童顔だもんね」



    クリスタ「フフッ」
  85. 85 : : 2017/08/11(金) 00:16:25
    クリスタ「…よく眠れた?」



    エレン「はい、ありがとうございました」




    クリスタ「良かった」




    エレン「あの…」



    クリスタ「何?」




    エレン「またやってもらってもいいですか?」




    クリスタ「…WC(ウィンターカップ)出場決めたらご褒美でもう一回してあげる」





    エレン「頑張ります!」メラメラ


    クリスタ(凄い気合い入ってる…そんなに良かったのかな?嬉しいなけどちょっと恥ずかしいかも\\\)
  86. 86 : : 2017/08/11(金) 00:19:15
    エレン「…」




    負けることはいいことではない





    でも悪い事ばかりではない




    チームメイトとの仲をこじらせてしまった





    でも、今回のコーチのお陰で考え方が変わった





    敗北から学べないと人は成長出来ない





    だが逆に言えば



    敗北から学べたならば人は大きく成長出来るのだろう






    まだここから





    もう一度、今度は大きく成長して





    全国に行くんだ!






    続く
  87. 87 : : 2017/08/11(金) 00:20:40
    終わりです


    次の次のぐらいまでは合宿回になると思います



    試合まで間がありますが気長に待っていただければ幸いです



    コメント等をいただけると励みになるのでよろしくお願いします
  88. 88 : : 2017/08/11(金) 00:47:34
    ケニーがエレンを沈めたところの元ネタですhttps://youtu.be/TEeSVaXIewY
  89. 89 : : 2017/08/11(金) 23:36:53
    次作です。忘れてましたhttp://www.ssnote.net/archives/55122
  90. 90 : : 2017/08/11(金) 23:38:32
    それと前シリーズがこちらからhttp://www.ssnote.net/series/3295

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tzquie

Greek freak

@tzquie

この作品はシリーズ作品です

シガンシナ高校バスケ部! 〜第2部〜 シリーズ

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