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アニ「あんたのことは最期の最期まで……」

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  1. 1 : : 2015/03/28(土) 23:39:39




    「……大っ嫌いだったよ。」





    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━



    どうも、知っている人は多分数十人くらい、木星と申します。


    今回はエレアニでも書こうと思いました。話の構成は考えていますが、思い通りになるかどうか…………



    恋愛ものはどうも書く前に身構えてしまいますね。まあ他のSSと平行して書いてるんで気楽は気楽ですが。


    なんか自分の言葉だけで長くなりそうですね。皆さんもそろそろ語りに飽きてきたかな?


    荒らしとかに過剰反応する人は嫌いです。コメントはどんなコメントでも非表示させてもらいますのでご了承ください。


    …………やっぱり自分の言葉で長くなりましたね。更新はボチボチしていきますね。


  2. 3 : : 2015/03/29(日) 22:08:52
    唐突だが、私はエレン・イェーガーが嫌いである。


    理由は、正義感しかないような駆逐脳で、いつも喧嘩をしていて騒がしいからだ。



    声を大きく『巨人大したことない』発言しておきながら、自分自身には秀でた才能がなく、身の丈に全く理想がついてきていないというのも嫌い……というか苦手な理由だろう。


    夢があっても、その夢を叶えられる力を持っていないなら見るだけ無駄。



    そのくせバカみたいに足掻いて、真面目に鍛えている姿は見ていて、正直不快でヘドが出る。

  3. 4 : : 2015/03/29(日) 22:45:55
    だというのに、私が手伝おうとしたら『痛そうだから』と断られた。まったく至極失礼だ。



    そんな感じで私はエレン・イェーガーが嫌いだ。


    嫌いだ。




    嫌いだ。







    大嫌いだ。









    大嫌いだ。

  4. 5 : : 2015/03/30(月) 18:03:23
    「……アニ、平気か?」



    目の前にいる強面の男……ライナーに心配される。




    「ああ、平気だよ。」


    「エレンって聞いた瞬間顔をしかめたからな……苦手意識でもあるのか?」


    「少しね。でも、どうにしろ他の兵士とおんなじだ。確かにあいつの巨人に対する恨みは相当だけど、結局厄介のはミカサじゃないかい?」


    「そうだな……」




    眉間に皺を寄せ、自分の拳に顎をのせるライナー。ポーズは違うが、恐らく私も同じような顔をしているだろう。



    「ともかく、明日だ。」


    「ああ…………そうだね。」




    「明日…………明日壁を壊す。」



  5. 6 : : 2015/03/30(月) 18:10:52
    私たちは壁を壊す。人類の命綱を片手ナイフで切るかの如く、あっさりと壊す。



    それが私たち「戦士」の使命だから。



    「ただ、ベルトルトが今あんな状況である限り蹴って壊すことはできない。」


    「だね。予定ではなかったけど、あんたが壁を壊して私も参戦した方がいいね。」



    本来ここにいるはずの、私たちの仲間であるベルトルトは現在訓練中に大ケガをしてしまい医務室で休んでいる。


    治そうと思えば治せるのだが、医務室では医務の教官がベルトルトの様子を四六時中観察している。治癒力を極限まで抑え、尚且つ抜け出すことは不可能な状況だ。



    「まったく…………いつものあいつならあんなケガしないよな。」


    「人間、誰だってミスはあるさ。正直取り返しのつかないミスだけど。」


    「…………」


  6. 7 : : 2015/03/30(月) 18:20:51
    「ともかく、ライナーが体当たりで壊すしか方法はないね。私にはあんたらみたいなパワー出せないし。」


    「ああ、壁は俺が壊す。アニは壊したあとの壁内を掃除してくれ。」


    「構わないよ。」


    「昨日話に行ったら、壁が壊されたらベルトルトは避難するらしい。このあと兵団に入るときにケガが完璧に治ってたら怪しまれるからな。」


    「……ということは実質あんたと私だね。」


    「色恋とかの類いはお前には起きないから安心しろ。」


    「奇遇だね、私もだ。」


  7. 8 : : 2015/03/30(月) 18:33:38
    「ともかく、明日だ。明日失敗したら…………」


    「やる前から失敗すること想像してどうするんだい。男らしくないね。」


    「そりゃ、仮にも人の心を持ってるからな…………。」


    「…………震えもするかい?」
     

    「……ああ。」


    「……それは私も同じさ。多分ベルトルトだってそうだよ。」


    「……」


    「大量虐殺なんて誰だってしたくないさ。…………でも、しなくちゃいけない。」


    「薄汚れた壁内を掃除するんじゃないのかい?」


    「………………もう今更止められない。もう覚悟を決めるさ俺も。」


    「そうかい。」


  8. 9 : : 2015/03/30(月) 18:40:17







    …………私は部屋を出た。



    さっきはライナーの決意を固めるために説得したが、もちろん私も、さっきの通り大量虐殺なんてしなくない。



    …………しなくちゃならない。ともどうも踏ん切りが付けられずにいる。



    ライナーを諭した私がこんなのじゃ、さっきの言葉もライナーに届いてるのか怪しいものだ。




    …………




    ダメだ、今は頭が満タンだ。これ以上考えても溢れてしまう。



    明日には私は完全な「戦士」になる。今はどうも「兵士」が混ざってしまうなら、早く明日になってしまえばいい。




    ……自分でもよくわからぬことを思考しながら、明日に向かって私は床についた。



  9. 10 : : 2015/03/30(月) 18:40:26


























  10. 11 : : 2015/03/30(月) 18:48:44
    唐突だが、俺はアニ・レオンハートが嫌いである。


    理由は、女なのにあまりに凶暴かつ狂暴だからだ。



    ミカサだって確かに強いし凶暴とも言えるが、俺のことを献身的に扱って(すこしうざったいけど)いるし、何より目付きがアニよりも優しい。


    女どころか人間とは思えない力で放たれるキックには正直トラウマになりそうになる威力がある。しかもそれを十中八九俺に当てる。




    そのくせ、言葉では「私は乙女だから」とか訳のわからないことを抜かしている。考えが読めなくて凶暴。まるで野獣のような女だからだ。

  11. 12 : : 2015/03/30(月) 21:05:07
    だというのにミカサ曰くマイブームは『お菓子巡り』だそうだ。興味もないし何故か女っぽさ醸し出そうとしてるし。


    そんな感じで俺はアニ・レオンハートが嫌いだ。


    嫌いだ。




    嫌いだ。







    大嫌いだ。









    大嫌いだ。
  12. 13 : : 2015/03/31(火) 17:38:51
    「……エレン?」


    目の前でベッドに横たわる大柄な男…………ベルトルトが俺に声をかける。



    「だ、大丈夫? なんか凄い顔してたけど……」


    口振りからして俺は眉間に皺を寄せたりして、感情が顔にも出ていたらしい。



    「……いや、大丈夫だぞ。悪いな。」


    「アニの話をした瞬間、黙って不機嫌そうにするから…………アニのこと嫌いなの?」


    「……ま、好きではねえな。強いし乱暴だし……」


    「あ、あはは。確かにアニはそんな所あるよね。そこがアニの損な所だね。」


  13. 14 : : 2015/03/31(火) 18:43:48
    「それにしてもお前、解散間近に立体機動で木にぶち当たるとか……ついてねぇな。」


    「あはは…………少し考え事してたんだよね。」


    「?」


    「いや、ただの『兵士』と『戦士』の話だよ。面白おかしい事は考えてない。」


    「そ、そうか?」


    「うん。心配してくれてるならありがとう。」


  14. 15 : : 2015/03/31(火) 19:06:27
    ベルトルトが訳の解らない言動をしていた。『戦士』?『兵士』?


    顔には陰があったから詳しくは踏み込まないでおくが、なかなかな事情があるのだろう。



    「ねぇエレン……君はさ…………」


    「ん?」


    「巨人が全力で君のことを謝ったら、君は許すの?」


    「許すわけねえだろ。」



    巨人に母親を殺された俺は、謝罪なんて生温い事で巨人を許す事などできない。そもそも巨人に謝る頭脳なんてないだろうし。



    「…………そうだよね。」


    「おう。謝るなら殺させろ、って話になるな。」


    「ははは、それもそうだね。」



  15. 16 : : 2015/04/01(水) 09:47:04
    「とりあえず…………精神的にはもう元気っぽいな。」


    「身体はまだあちこちがズキズキするけどね。」


    「でもまあ、元気なんだろ?」


    「うん……。」


    「なら心配ねぇな。この後ライナーとか来るといけないから俺はそろそろ帰るよ。」


    「あ…………待って。」


    「……ん?」

  16. 17 : : 2015/04/01(水) 21:50:43
    「誰かに言っておかないと爆発しそうなんだ……。少しでいいから聞いてくれないかな?」


    「……ん?」



    ベルトルトはいつもは引っ込み思案の……簡単にいうと暗い奴。


    ベルトルトの初めて聞くお願いを断る理由は俺には無かった。



    「いいぞ。」


    「……ありがとう。」


    「お前が珍しいな。」


    「うん……………誰かに言わないと感情が爆発しそうだから……。」


    「ふーん……ま、言いたいこと言えよ。」


  17. 18 : : 2015/04/01(水) 21:58:04
    「君は嫌いかもしれないけど…………僕はアニが好きなんだ。」


    「はっ!? そうなのか!?」


    「うん。具体的にどういう、とかの話はできないけど…………好きなんだ。」


    「お、おう。」


    「でも、僕は絶対にアニとは結ばれない。」


    「え? どうしてだ?」


    「あくまでアニにとって僕は『仲間』。それ以上でもそれ以下にもならない。」


    「仲間……?」


    「…………まあ、うん。」

  18. 19 : : 2015/04/02(木) 19:48:21
    「ごめんよ、興味の無い話をしちゃって。」


    「いや、俺もこの後特に用事もなかったからな。別にいいぜ。」


    「……感情が暴走して、自分自身も暴れそうになってたから…………」


    「なんだよベルトルト、中二病か?」


    「ち、違うよ!」


    「ま、とにかく俺に吐いて楽になったならいいんじゃないか?」


    「……うん。今日はごめんね。」


    「感謝でいいから。」


    「……ありがとう。」

  19. 20 : : 2015/04/02(木) 19:58:27




    …………俺は医務室を出た。


    さっきは中二病……なんて言ってからかってしまったが、そこまである特定の人物を想えるのは羨ましい。


    もちろん俺にもミカサやアルミンみたいな、ずっと一緒にいて、大切で大好きな親友や家族がいる。



    その感覚を知らない俺が、それをからかうのは筋違いなのかもしれない。



    …………正直、そんなことを考える必要はない。今は解散式もしおわり、調査兵になる切り替えの時期だ。


    無駄な事を考えて、変に思考を磨り減らすのは得策でもなんでもない。




    …………そう考えている俺は、兵士としては及第点でも、人間としては致命的な欠落があるのかもしれない。



  20. 21 : : 2015/04/02(木) 22:16:12





















  21. 22 : : 2015/04/02(木) 22:25:04



    壁外。


    長身の厳つい外見をした青年と、対照的に小柄で華奢な外見をした少女が壁の門の前に立っている。



    「……いよいよだな。」


    「ちゃっちゃとやってしまおうか。」


    「……やっぱり気が引けるな。壁を壊すのは…………」


    「まだ悩んでるのかい? いい加減兵士を切り離しなよ。」



    小柄な少女が強い口調で大柄の青年に吐く。



    「…………それがなかなかできないのはお前もわかってるんじゃないか?」


    「わからないね。」



    嘘吐く。痛いほどに分かる気持ち。しかし、全否定しなければいけない……という二つの感情が小柄な少女の心を縛る。


  22. 23 : : 2015/04/03(金) 20:05:45
    「……さて、そろそろ頃合いか。」


    「そうだね……」



    二人が口元に拳を持ってくる。



    「いくぞっ!」


    「……」



    骨と歯が擦れるような痛々しい音が壁に反射し響く。その瞬間、白と黄が混じった色の蒸気が二人を包む。


    …………蒸気が晴れると二人の姿はそこにはなく、代わりに二体の巨人が佇んでいた。


  23. 24 : : 2015/04/03(金) 20:34:07
    女のような容姿をした巨人は壁に沿って門から離れ、筋肉隆々とした容姿の巨人は門に垂直に離れていった。



    「……」スッ


    「……」コクッ



    筋肉隆々とした巨人が手で合図を出し、女のような巨人がそれに反応し、首を前に折る。


    その反応を確認すると、筋肉隆々とした巨人は右脚を引き姿勢を低くする。



    そして一気に地面を蹴り、門に体当たりする。残像の見える程の速度で激突された門は、その衝撃には耐えきれずに周りの壁もろとも破壊された。


  24. 26 : : 2015/04/04(土) 13:41:05
    「う、うわぁぁ!! 壁が……!!」


    「鎧の巨人だ! 5年前と同じだ!」


    「もう人類は御仕舞いよ! 巨人が入ってくる!」



    壁内の人々が嘆きながら、壁の内部に向かって駆けていく。蠢く小さな存在たちは命を掴むために精一杯足掻く。



    「……」ズシン……



    しかし生を得られるのは一握り。それから零れた者たちは無情にも蜘蛛の子散らすかの如く命を落としてしまう。



    「……」グッ



    筋肉隆々とした巨人は、また姿勢を低くして右脚を後ろに引いて構える。



    「グオオオオオ!!!」



    けたたましい叫びを上げ、隼を凌駕する速度でさらに内部に突撃する。


    鏡に石を投げれば割れるように、当たり前かのように容易く壁は壊されていく。



  25. 27 : : 2015/04/05(日) 19:13:03
    「……」


    壁外、女の容姿の巨人が壁に空いた穴を見つめる。

    いや、むしろ多種多様の巨人がその穴を通り壁内に入っていくのを見つめているようだ。


    「……」スッ



    その様子を確りと確認すると、女の容姿の巨人を空いた穴に近づき、壁内に侵入していった。



  26. 28 : : 2015/04/05(日) 19:29:26
    壁内はもうすでに瓦礫で溢れかえる荒野。人間は確認できず、居たとしても決して生活していく事は、巨人も蔓延っているため不可能であろう。



    「……」



    女の容姿の巨人が、周囲を軽く首を回して見渡すと、褪せた茶の色を身に纏った群れが巨人を襲撃している姿を確認した。


    兵団は確認できないが、調査兵団は現在壁外調査中だ。そこから予測すると訓練兵と駐屯兵だろう。



    「……」



    その様子を確認した女の容姿の巨人は、その群れの元へと駆け寄っていった。

  27. 30 : : 2015/04/10(金) 12:09:37
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ━━━━━━━━━━━

    ━━━━━



    「トーマス……ミリウス……ミーナ……ナック…………」


    「エレン……悔いても仕方ないよ。亡くなった命は戻ってこないんだ。」


    「俺はお前みたいに聡明じゃねえんだ…………そう割り切れないんだよ…………」


    「なんだよ! その怒りをバネに巨人を倒してみろよ! 反抗もせずにただ喰われるのは4人にも失礼だろ!」


    「……」
  28. 31 : : 2015/04/12(日) 10:26:29
    「…………アルミン、お前は俺を置いていかないのか?」


    「なんでそうなるのさ。班長であり親友であるエレンを置いていけないよ。それと僕一人じゃ太刀打ちできない。」


    「……」


    「早く立ち上がれ! 軽蔑するよ! 僕だけじゃなくて…………死んだ4人も!」


    「……」



    エレンはその場にすっくと立ち上がり、腰に装着している立体機動装置を調整する。そして、座っていた屋根に置いていたブレードを拾い上げる。



    「エレン……?」


    「……奇行種がいる。行くぞ……アルミン。」


    「……ああ!」

  29. 32 : : 2015/04/13(月) 12:42:46
    建物の外壁にアンカーを突き刺し、奇行種のいる元へと移動する。


    エレンと、若干遅れて後を追うアルミン。技術には両者ムラがあるが、巨人を目の当たりにし未だに生きている事は技術では拭えないものがあるのだろう。



    「距離30! エレン、どうする!?」


    「アルミンは脚の腱を狙って歩行機能を一瞬でも無くせ! うなじは俺が削ぐ!」


    「わかった!」



    「……それにしても…………なんだこいつ……女みたいな巨人だな……。」


    「女型の巨人……ってところだね。」


    「無意味にネーミングセンス光らすなよ……こんな生死の境界の所で……」

  30. 33 : : 2015/04/15(水) 10:32:47
    「…………いけるかアルミン!?」


    「いけなくてもやってやるさ!」



    アルミンがガスを噴射し、女型の巨人の腱に向かって加速する。 


    その様子を確認し、エレンは女型の巨人を撹乱するように、空中を右往左往しながら立体機動を操っている。



    「……どうだ!?」


    「今やる!」



    ブレードを構え、突進するかのように女型の巨人の足元に接近する。




    「……はぁぁあぁっ!!」

  31. 34 : : 2015/04/15(水) 10:53:28
    「……!?」


    「おいどうしたアルミン!」



    アルミンが振りかざしたブレードは、巨人の肌に弾かれて傷ひとつ付かなかった。


    アルミンが非力で刃が通らなかったのか? 否、力は関係ない。なぜならば、アルミンが狙った腱の部分だけが局部的に硬化していたからだ。



    「エレン! 一度引き下がろう!」


    「え? おい、なんでだよ!」


    「早く! どういうことかは屋根の上で説明するから!」
  32. 35 : : 2015/04/17(金) 01:09:16
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ━━━━━━━━━━━

    ━━━━━



    「刃が通らない……!?」


    「うん……。いつもの奇行種とは違って、己の身体を硬化していたんだ。」


    「そ、そんなことあり得るのか!?」


    「いまいち巨人の生態や特性が分かってないからね……。可能性はなきにしもあらず。」


    「そうなのか……」


    「あと、もう一つ気になることがある。」


    「え?」


  33. 36 : : 2015/04/17(金) 01:12:45
    「あの女型の巨人…………エレンのことを攻撃してただろ?」


    「あ、ああ。それがどうしたんだ?」


    「巨人は人類を『食べる』ことを目的としてるのに、あの巨人は手を大きく振りかぶってた。」


    「…………つまり、アルミンはあの巨人は『殺す』ことを目的としてるってことを言いたいんだな?」


    「珍しく頭の回転が早いね、エレン。」


    「生きるか死ぬかの修羅場だからか、嫌でも頭が働くんだ。」


  34. 37 : : 2015/04/17(金) 01:25:11
    「ともかく、女型の巨人が僕らを見つけと襲う前に一矢報いらないと…………」


    「屋根の上だってのに…………分からないもんなんだな。」


    「巨人の視覚で死角になる位置に来たからね。子供騙しだけど1分位ならこの場でもバレないよ。」



    「流石アルミン」といいたげな満足そうな顔でアルミンを見つめる。

     

    「ともかく、作戦を立てようか……。」


    「……俺が考え付くか?」


    「一人よりも二人だよ!」

     
  35. 38 : : 2015/04/21(火) 00:29:53
    「……よし、この作戦で行こう!」


    「え、もう考え付いたのか?」


    「この際同時に攻撃するしかないね。うなじと腱を。」


    「……」


    「あの硬化能力の限界が知りたいんだ。もし両方とも弾かれたら秘策を出す。」


    「……秘策?」


    「ちょっとエレンにも言えないかな。」


  36. 39 : : 2015/04/21(火) 00:36:47
    「ともかく、だよ。」


    「まずは同時攻撃を試みるべし……ってことだな?」


    「うん、そうだ…………」
    「避けろ! アルミン!」

    アルミンの返答を遮るように、エレンが叫ぶ。

    ……瞬間、巨大な拳がエレン達の居た屋根の上に放たれた。



    「はー、あぶねぇあぶねぇ……」


    「危ないところで叫んでくれてありがとね。」


    「おう。作戦には二人必要だからな。」


    「もっと友情が感じられる返答が欲しかったなぁ。」


    「……そろそろ話はやめるか。また女型に攻撃されちゃ構わん。」


    「……そうだね。」



    女型のいる方向に目を向け、二人はブレードとブレードを十字に重ね合わせ、金属の高い音を出した。



    「「……作戦決行!」」

  37. 40 : : 2015/04/21(火) 09:54:57
    同時に屋根から勢いよく飛び降り、立体機動のアンカーを建物の壁に刺す。アルミンは地面に向かうように腱を狙い、エレンは壁や屋根を駆使しうなじを狙う。


    女型の巨人は二人に背を向け、気付いていないようだった。




    「合図は僕が出すよ! 脚を振ったり、色々と分かりやすくすれば伝えられるはずだ!」


    「ああ、わかった。」



    まだ女型の巨人は二人に気が付いていない。そのうちに距離を一気に縮めていく。



    「……」


    アルミンが体を勢いよく振る。合図だ。



    そして、同時にブレードを振りかざし攻撃した…………
  38. 41 : : 2015/04/22(水) 15:33:01
    「くっ!」

    「ダメだ!」


    同時の攻撃も虚しく、皮膚は腱も項も硬化し、弾かれてしまった。



    「アルミン! さっき言ってた秘策を!」


    「待って! 他の巨人たちが寄ってきた! まずはそいつらを退治するよ!」


    「え? ……本当だ、わかった!」


    「隙があれば秘策を放つ! だから相手しながらも、女型を相手する準備しといて!」


    「……おう!」

  39. 42 : : 2015/04/22(水) 16:06:51
    女型の様子を伺いながら二人は巨人を倒していった。


    女型は二人を静かに追ってくる。気配を消しているかのように、静かに静かに追ってくる。


    (襲ってこないけど……やっぱりさっきの構えからして……)


    (女型の巨人はさっきから襲ってこないな…………硬化はしてたから俺たちには気付いてるんだろうが……)



    ……刹那 




    女型の巨人がエレンに向けて拳を振りかざした。

  40. 43 : : 2015/04/23(木) 00:52:15




    「……!?」

    エレンが反応するが、距離は5m。いくら俊敏に動こうが手遅れの位置にいた。



    (死ぬ……)



    エレンが心の中で覚悟を決めた…………






    「ダメじゃないかアニ。同期に手を出しちゃあ……」




    …………女型の耳元でアルミンが大声で囁いた。


  41. 44 : : 2015/04/23(木) 00:59:30
    女型の巨人の拳が止まる。人間やコンピューターでいう「フリーズ」に陥っているようであった。



    「エレン!」


    「……おう!」



    アルミンの大きな囁きを聞いたエレンは、若干のタイムラグでアルミンの声に反応した。



    「……うおおおお!!」


    疾風の如く女型の巨人の項に立体機動で移動する。アンカーが荒々しくあちこちに、でたらめに突き刺さる。


    ……そして瞬く間にエレンは女型の項に到達した。



    「おりゃぁぁぁあぁ!!!」



    荒々しく振りおろしたブレードからは肉の感触がした。


  42. 45 : : 2015/04/23(木) 08:42:30
























  43. 46 : : 2015/04/24(金) 18:53:35
    あとがき

    もう思い浮かばないからすげえ適当に完結です。

    エレアニと言って結ばれると思うんじゃないよ? 悲恋物だってエレアニだよ?

    ネタが思い浮かばないからこれで終わりです、とりあえず結ばれません。リア充なんて大嫌いだ。

    リア充なんて大嫌いだ。



    リア充なんて大嫌いだ!!!!


    このあとのストーリーは適当に想像してください。絶対に結ばれないでください
  44. 47 : : 2015/05/19(火) 00:13:33
    うおお面白かったです!
    ベルトルトを排除したのは珍しいですね
    あ、空白のレスをもうちょっと短くしてくれると読みやすいです…
  45. 48 : : 2015/05/19(火) 00:52:48
    リア充爆発

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木星

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